JP2018105294A - 遠心ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることのできる遠心ファンを提供する。
【解決手段】遠心ファン1は、回転軸AXを中心として回転し、羽根を有さないロータ10と、ロータ10を収納する上ケーシング20および下ケーシング30と、ロータ10を回転駆動するモータ40とを備えている。上ケーシング20は、下ケーシング30によって覆われる開口21aを含む本体部21と、本体部21における頂点TPに設けられた流体の吸込口24と、本体部21よりも下ケーシング30に近い側に設けられ、開口21aの周囲において外径方向に延在する環状のフランジ部22とを含んでいる。遠心ファン1は、フランジ部22と下ケーシング30との間に配置され、フランジ部22または下ケーシング30に固定された複数の支柱50をさらに備えている。フランジ部22と下ケーシング30との隙間における複数の支柱50が設けられていない部分は、流体の吐出口を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は遠心ファンに関し、より特定的には、小型化を図ることのできる遠心ファンに関する。
家電機器、OA(Office Automation)機器、産業機器の冷却、換気、空調、車両用の空調、または送風などに広く用いられている送風機として、遠心ファンが知られている。一般に遠心ファンは、空気などの流体を回転軸方向から吸い込み、吸い込んだ流体を、インペラなどの回転部材の回転によって発生した遠心力によって外径方向に吐き出すものである。このような遠心ファンは、たとえば下記特許文献1などに開示されている。
下記特許文献1に記載の遠心ファンは、上ケーシングと下ケーシングとからなる四角形のケーシングと、ケーシングの中に収納されたインペラとを備えている。この遠心ファンは、インペラの高速回転により吸込み口から空気を吸い込み、吸い込んだ空気をインペラの羽根の間を通じてインペラの外周から外方に吹き出す。空気は、上ケーシングと下ケーシングとの間の側面に形成された4箇所の吹出し口から外径方向に向けて吹き出される。
しかしながら、従来の遠心ファンでは、流体は動翼である羽根の間を通過するため、流体が羽根によって機械的に剪断されたり、流体が羽根と衝突したりする現象が起こる。その結果、風量特性の損失や騒音が発生しやすくなる。
そこで、風量特性の損失や騒音の発生を抑止し得る遠心ファンとして、動翼である羽根を有さない複数の円板を所定間隔で重ね合わせて構成された多板式層流ファンが提案されている。多板式層流ファンは、たとえば下記特許文献2などに開示されている。
下記特許文献2の多板式層流ファンは、複数の円板を所定間隔で重ね合わせて構成されたインペラと、インペラを収納するスクロールケーシングとを備えている。この多板式層流ファンは、インペラの回転により吸込穴から流体を吸い込み、吸い込んだ流体の粘性および遠心力を利用して、円板の外周縁からスクロールケーシング内に流体を流入させる。流体は、スクロールケーシング内の流体通路を旋回した後で、吐出口から外方に吹き出される。
特開2012−207600号公報 特開平5−231379号公報
特許文献2に記載の多板式層流ファンにおいては、スクロールケーシングの内周面(内周壁)とインペラの外周縁との隙間が流体通路となっており、この流体通路は舌部から吐出口に向かうにしたがって漸増している。これにより、流体の静圧を増加させている。
一方、特許文献2に記載の多板式層流ファンにおいては、舌部から吐出口までの流路を長く取る必要があるため、インペラの外周全体に流体通路が設けられており、全ての流体はインペラの外周の流体通路を一周してから吹き出される。また、スクロールケーシングにおいては、スクロールケーシングの内周面とインペラの外周縁との隙間を漸増させる必要がある。その結果、スクロールケーシングの半径方向のサイズが増大し、従来の多板式層流ファンは、半径方向のサイズを小さくして小型化を図ることが難しいという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、小型化を図ることのできる遠心ファンを提供することである。
本発明の一の局面に従う遠心ファンは、回転軸を中心として回転し、羽根を有さないロータと、ロータを収納する第1のケーシングと、第1のケーシングとともにロータを収納する第2のケーシングと、ロータを回転駆動するモータとを備え、第1のケーシングは、第2のケーシングによって覆われる開口を含む本体部と、本体部における回転軸と仮想的に交差する位置である頂点に設けられた流体の吸込口と、本体部よりも第2のケーシングに近い側に設けられ、開口の周囲において外径方向に延在する環状のフランジ部とを含み、フランジ部と第2のケーシングとの間に配置され、フランジ部または第2のケーシングに固定された複数の支柱をさらに備え、フランジ部と第2のケーシングとの隙間における複数の支柱が設けられていない部分は、流体の吐出口を構成する。
上記遠心ファンにおいて好ましくは、ロータの外周面と本体部の内周面との隙間の幅は、本体部における頂点からフランジ部に向かって増加する。
上記遠心ファンにおいて好ましくは、第1のケーシングは、本体部とフランジ部とを連接する連接部をさらに含み、連接部は、回転軸を含む平面で切った断面で見た場合に円弧形状を有する。
上記遠心ファンにおいて好ましくは、複数の支柱の各々は、回転軸の延在方向から見た場合に翼形状を有し、回転軸の延在方向に沿った長さが同一であり、回転軸を中心とした周方向に沿って等間隔で設けられる。
上記遠心ファンにおいて好ましくは、ロータは、略半球形状を有し、本体部は、回転軸を含む平面で切った断面で見た場合に円弧形状を有する。
上記遠心ファンにおいて好ましくは、第2のケーシングは、回転軸の延在方向から見た場合に円板形状を有する。
本発明によれば、小型化を図ることのできる遠心ファンを提供することができる。
本発明の一実施の形態における遠心ファン1の外観の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における遠心ファン1の構成を示す断面図であって、ロータ10の回転軸AXを含む平面で切った場合の断面図である。 本発明の一実施の形態において、上ケーシング20を取り外した状態の遠心ファン1の構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態における遠心ファン1の各部の寸法を示す一部断面図である。 本発明の一実施の形態の遠心ファン1における流体の流れを模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例における遠心ファン1aの構成を示す断面図であって、ロータ10の回転軸AXを含む平面で切った場合の断面図である。 本発明の一実施例におけるモデルA〜Eの各々の条件と、流体の最大流量のコンピュータシミュレーション結果との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における遠心ファン1の外観の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態における遠心ファン1の構成を示す断面図であって、ロータ10の回転軸AXを含む平面で切った場合の断面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態における遠心ファン1は、ロータ10と、上ケーシング20(第1のケーシングの一例)と、下ケーシング30(第2のケーシングの一例)と、モータ40と、複数の支柱50とを主に備えている。上ケーシング20および下ケーシング30が構成する内部空間には、ロータ10およびモータ40が収納されている。上ケーシング20のフランジ部22と下ケーシング30との間には複数の支柱50が配置されている。複数の支柱50によって、フランジ部22と下ケーシング30との間には微小な隙間61が形成されている。
ロータ10、上ケーシング20、下ケーシング30、および複数の支柱50の各々は、樹脂を射出成型することにより形成されている。複数の支柱50は下ケーシング30と一体成型にて形成されている。
なお、複数の支柱50は、上ケーシング20と一体的に形成されていてもよいし、上ケーシング20および下ケーシング30とは別体で形成されており、上ケーシング20と下ケーシング30との間に介装されていてもよい。さらに、上ケーシング20、下ケーシング30、および複数の支柱50の各々は、樹脂以外の材料よりなっていてもよく、射出成型以外の方法により形成されていてもよい。
ロータ10は、インペラとしての役割を果たすものであり、回転軸AXを中心として回転方向RDに沿って回転する。ロータ10は、中空の略半球形状を有している。ロータ10は羽根を有しておらず(無翼であり)、ロータ10の内周面および外周面11には、特別な凹凸は形成されていない。
上ケーシング20は、ハット状であり、本体部21と、フランジ部22と、連接部23と、吸込口24とを含んでいる。本体部21は、図2に示す断面で見た場合に円弧形状を有している。本体部21は、下ケーシング30側に開口21aを含んでおり、開口21aは下ケーシング30によって覆われている。
吸込口24は、上ケーシング20の外部から空気などの流体を吸い込む穴である。吸込口24は、本体部21における回転軸AXと仮想的に交差する位置(つまり、本体部21の頂点TP)に設けられている。吸込口24は、たとえば円形状を有している。
フランジ部22は、環状であり、本体部21よりも下ケーシング30に近い側に設けられている。フランジ部22は開口21aの周縁を構成しており、開口21aの周囲において回転軸AXを中心とした外径方向に延在している。
連接部23は、本体部21とフランジ部22とを連接している。連接部23は、図2に示す断面で見た場合に円弧形状を有している。
下ケーシング30は、回転軸AXの延在方向から見た場合に円板形状を有している。
モータ40は、ロータ10を回転駆動する。モータ40は、ロータ10の内部において下ケーシング30に固定されている。モータ40は、回転軸AXと同軸のシャフト41を含んでいる。モータ40は、シャフト41でロータ10を支持しており、シャフト41を通じてロータ10に対して動力を伝達する。
なお、モータ40は任意の場所に配置されればよく、上ケーシング20および下ケーシング30の外部(下ケーシング30の図2中下部など)に配置されてもよい。
図3は、本発明の一実施の形態において、上ケーシング20を取り外した状態の遠心ファン1の構成を示す平面図である。
図1〜図3を参照して、複数の支柱50の各々は、固定翼として機能するものであり、下ケーシング30に固定されている。複数の支柱50の各々は回転軸AXを中心とした周方向に沿って等間隔で設けられている。複数の支柱50の各々は、図3で見た場合に翼形状を有しており、前縁51および後縁52を含んでいる。
複数の支柱50の各々において、後縁52は下ケーシング30の外周縁31に略接するように配置されており、前縁51は後縁52よりも回転方向RDに沿った前方(下流側)に位置している。翼弦は、回転軸AX(下ケーシング30の中心)と支柱50の前縁51とを通る直線L1に対して、所定の傾斜角αだけ傾斜している。
フランジ部22と下ケーシング30との隙間61における複数の支柱50が設けられていない部分は、流体の吐出口62を構成している。
なお、複数の支柱50の各々は、下ケーシング30に固定される代わりに上ケーシング20に固定されていてもよい。
図4は、本発明の一実施の形態における遠心ファン1の各部の寸法を示す一部断面図である。なお、図4および図5では、上ケーシング20を断面で示している。
図4を参照して、ロータ10の半球状の外周面(外表面)11は、曲率半径R1を有している。上ケーシング20の内周面25は、曲率半径R2(R1<R2)を有している。
ロータ10の外周面11と上ケーシング20の内周面25との隙間63の幅は、上ケーシング20における頂点TPからフランジ部22に向かって漸増(増加)している。言い換えれば、隙間63は、頂点TPにおいて最小値である幅H1aとなり、連接部23において最大値である幅H1bとなる。隙間63は、吸込口24から吐出口62に流れる流体の流路となる。このため、遠心ファン1における流体の流路の断面積は、上ケーシング20の頂点TPからフランジ部22に向かって増加している。
連接部23は、曲率半径R3を有している。
複数の支柱50の各々は、回転軸AXの延在方向に沿った長さ(図4中縦方向の長さ)が同一であり、長さH2を有している。
ロータ10と下ケーシング30との間には、ロータ10が回転するための隙間64が設けられている。隙間64は、幅H3を有している。隙間64の幅H3は、遠心ファン1の小型化の観点でなるべく小さいことが好ましい。一方、隙間64の幅H3は、ロータ10の高速回転によって負圧が生じても、吐出口に案内される流体の一部がロータ10の内部に吸い込まれる事態を抑止する程度の大きさが必要である。ここでは、幅H3は、吐出口62の高さに相当する長さH2よりも僅かに小さい値に設定されている。
図5は、本発明の一実施の形態の遠心ファン1における流体の流れを模式的に示す図である。図5において、流体の流れは矢印で示されている。
図5を参照して、モータ40の駆動によるロータ10の回転に伴って、上ケーシング20および下ケーシング30が構成する内部空間には負圧が発生する。上ケーシング20および下ケーシング30の外部に存在する流体は、この負圧により頂点TPの吸込口24から上ケーシング20および下ケーシング30の内部空間に吸い込まれる。吸い込まれた流体は、流体自身の粘性により回転するロータ10からの摩擦力を受けて、頂点TP付近の隙間63において周方向に回転し始める。流体は、ロータ10から受ける遠心力により、本体部21の内周面25に押し付けられて下降しながら回転し、螺旋状の経路を辿る。流体は、連接部23の位置まで下降すると、上ケーシング20の内周面25を離れて隙間61に案内される。流体は、複数の支柱50の各々の間に設けられた吐出口62を通じて、上ケーシング20および下ケーシング30の外部に吹き出される。
遠心ファン1内部において流体が受ける遠心力の大きさは、頂点TPからフランジ部22に向かって大きくなるため、遠心ファン1内部における流体の流速および圧力は、流体が頂点TPからフランジ部22に進行するに従って増加する。一方で、遠心ファン1内部の流体の流路の断面積(隙間63の幅)は、上述のように上ケーシング20の頂点TPからフランジ部22に向かって増加している。このため、遠心ファン1内部における流体の流速および圧力の増加を妨げずに、流体を吐出口62から放出することができる。
また、隙間61の入口付近には、円弧形状を有する連接部23が設けられているため、上ケーシング20の内周面25からの流体の剥離を抑止しつつ、隙間61に案内することができる。これにより、隙間61の入口において上ケーシング20の内周面25から剥離した流体によって渦や縮流が発生する事態を抑止することができ、渦や縮流に起因する圧力損失を抑止することができる。
本実施の形態によれば、ロータ10が羽根を有しておらず、支柱50は固定翼であるため、流体が動翼によって機械的に剪断されたり、流体が動翼と衝突したりすることが無くなり、風量特性の損失や騒音を抑止することができる。また、上ケーシング20および下ケーシング30の半径方向のサイズを小さくすることができ、遠心ファンの小型化を図ることができる。
また、隙間63の幅が上ケーシング20の頂点TPからフランジ部22に向かって漸増しているので、遠心ファン1内部における流体の流速および圧力の増加を妨げずに、流体を吐出口62から放出することができる。
また、所定の曲率半径R3の円弧形状を有する連接部23を設けることにより、隙間61の入口において上ケーシング20の内周面25から剥離した流体によって渦や縮流が発生する事態を抑止することができ、渦や縮流に起因する圧力損失を抑止することができる。
さらに、複数の支柱50の各々が翼形状を有しているので、支柱50が固定翼として機能し、吐出口62から吐き出される流体を整流することができる。
[変形例]
図6は、本発明の一実施の形態の変形例における遠心ファン1aの構成を示す断面図であって、ロータ10の回転軸AXを含む平面で切った場合の断面図である。
図6を参照して、本変形例における遠心ファン1aは、ロータ10および上ケーシング20の形状が、上述の実施の形態の場合と異なっている。本変形例におけるロータ10および上ケーシング20の各々は、円錐の斜面の形状を有している。ロータ10の外周面11と上ケーシング20の内周面25との隙間63の幅は、上ケーシング20の頂点TP側からフランジ部22に向かって漸増している。
なお、本変形例の遠心ファン1aにおける上述以外の構成および動作は、上述の実施の形態における遠心ファン1の構成および動作と同様であるため、同一の部材には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施例]
次の本発明の一実施例について説明する。
本願発明者は、上述の実施の形態の効果を確認すべく、モデルA〜Eの遠心ファンについて、吐出口62から放出される流体の最大流量のコンピュータシミュレーションを行った。
図7は、本発明の一実施例におけるモデルA〜Eの各々の条件と、流体の最大流量のコンピュータシミュレーション結果との関係を示す図である。
図7を参照して、モデルA〜モデルD(本発明例)として、図1〜図4に示す構成を有する遠心ファン1を設定した。
モデルE(比較例)として、図1〜図4に示す構成を有する遠心ファン1において、上ケーシング20のフランジ部22および連接部23が無いものを設定した。モデルEとしては、支柱50の前縁がロータ10の外周面に接近した状態で支柱50が下ケーシング30に配置されているものを設定した。
シミュレーションの結果、モデルEにおける流体の最大流量を基準値Qとした場合に、モデルA〜Dにおける流体の最大流量は、それぞれ2.1Q、2.2Q、2.4Q、および2.2Qとなり、モデルEにおける流体の最大流量の約2倍にまで増加した。
上述の実施の形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1a 遠心ファン
10 ロータ
11 ロータの外周面
20 上ケーシング(第1のケーシングの一例)
21 上ケーシングの本体部
21a 本体部の開口
22 上ケーシングのフランジ部
23 上ケーシングの連接部
24 吸込口
25 上ケーシングの内周面
30 下ケーシング(第2のケーシングの一例)
31 下ケーシングの外周縁
40 モータ
41 モータのシャフト
50 支柱
51 支柱の前縁
52 支柱の後縁
61 フランジ部と下ケーシングとの隙間
62 吐出口
63 ロータの外周面と上ケーシングの内周面との隙間
64 ロータと下ケーシングとの隙間
AX 回転軸
L1 回転軸と支柱の前縁を通る直線
RD ロータの回転方向
TP 上ケーシングの頂点
α 傾斜角

Claims (6)

  1. 回転軸を中心として回転し、羽根を有さないロータと、
    前記ロータを収納する第1のケーシングと、
    前記第1のケーシングとともに前記ロータを収納する第2のケーシングと、
    前記ロータを回転駆動するモータとを備え、
    前記第1のケーシングは、
    前記第2のケーシングによって覆われる開口を含む本体部と、
    前記本体部における前記回転軸と仮想的に交差する位置である頂点に設けられた流体の吸込口と、
    前記本体部よりも前記第2のケーシングに近い側に設けられ、前記開口の周囲において外径方向に延在する環状のフランジ部とを含み、
    前記フランジ部と前記第2のケーシングとの間に配置され、前記フランジ部または第2のケーシングに固定された複数の支柱をさらに備え、
    前記フランジ部と前記第2のケーシングとの隙間における前記複数の支柱が設けられていない部分は、流体の吐出口を構成する、遠心ファン。
  2. 前記ロータの外周面と前記本体部の内周面との隙間の幅は、前記本体部における前記頂点から前記フランジ部に向かって増加する、請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記第1のケーシングは、前記本体部と前記フランジ部とを連接する連接部をさらに含み、
    前記連接部は、前記回転軸を含む平面で切った断面で見た場合に円弧形状を有する、請求項1または2に記載の遠心ファン。
  4. 前記複数の支柱の各々は、前記回転軸の延在方向から見た場合に翼形状を有し、前記回転軸の延在方向に沿った長さが同一であり、前記回転軸を中心とした周方向に沿って等間隔で設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載の遠心ファン。
  5. 前記ロータは、略半球形状を有し、
    前記本体部は、前記回転軸を含む平面で切った断面で見た場合に円弧形状を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の遠心ファン。
  6. 前記第2のケーシングは、前記回転軸の延在方向から見た場合に円板形状を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の遠心ファン。
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