JP2018104942A - トンネル壁面工事用の囲い装置及びトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法 - Google Patents

トンネル壁面工事用の囲い装置及びトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トンネル壁面の工事箇所の仮囲いを迅速に行うことができるようにする。【解決手段】高所作業車の作業台に周方向に適宜間隔で取り付けられる複数本の支柱2と、各支柱2に跨って支持され、トンネル壁面の工事箇所を囲うようにしてトンネル壁面に当接される封止体4と、封止体4から垂下される間仕切りシート5とを備え、複数本の支柱2の少なくとも一部は、伸縮自在であるか屈曲部を有するかの少なくともいずれかであり、支柱2の伸縮、支柱2の屈曲、作業台に対する支柱2の取付位置、作業台に対する支柱2の取付角度の少なくともいずれか一つによって複数本の支柱2の上部高さ位置を設定することにより、封止体4をトンネル壁面の工事箇所に対応した角度に設定してトンネル壁面に当接させて、工事箇所を仮囲いする。【選択図】図8

Description

本発明は、トンネルの壁面に補修工事などを行う際の工事箇所を仮囲いする囲い装置及びトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法に関する。
トンネルを構築する場合、掘削された内周面に覆工コンクリートが施工されるが、長期間の使用による経年劣化などにより覆工コンクリートにひび割れや亀裂、剥離といった劣化が発生することが知られている。覆工コンクリートにこのような劣化が発生すると、そのまま放置しておくと危険なので、補修工事や補強工事が行われることになる。
この種の工事は、通常、覆工コンクリートの劣化部分をサンドショットやサンドブラスト、グラインダーなどによりはつり除去し、はつり除去した部分を清掃した後に、吹付けによりコンクリート層を新たに形成していた。
そして、この種の工事では、はつりのガラ、モルタル、骨材あるいはこれらに起因する粉塵の飛散防止対策として、工事箇所に防護柵や防護カーテンを設置して工事箇所を仮囲いしていた(特許文献1の従来技術)。
特開2003−20898公報
しかしながら、防護柵や防護カーテンの設置は工事箇所毎に行われるため、その設置及び撤去に時間がかかり、トンネル壁面工事の工期が長くなってしまうという問題がある。道路トンネルの場合は、一部の車線を通行止めにして車線規制した状態で工事を行うことになるが、工期の長期化は、工事費がかさむだけでなく、車道の幅員減少による車両の通行支障状態が長期化して道路の利用者(車両の運転者)にも迷惑がかかるので、避けたいところである。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、トンネル壁面の工事箇所の仮囲いを迅速に行うことができるトンネル壁面工事用の囲い装置及びトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法を提供することを課題とする。
本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置は、
高所作業車の作業台に周方向に適宜間隔で取り付けられる複数本の支柱と、
各支柱に跨って直接的又は間接的に支持され、トンネル壁面の工事箇所を囲うようにしてトンネル壁面に当接される封止体と、
封止体から垂下される間仕切りシートとを備え、
複数本の支柱の少なくとも一部は、伸縮自在であるか屈曲部を有するかの少なくともいずれかであり、
支柱の伸縮、支柱の屈曲、作業台に対する支柱の取付位置、作業台に対する支柱の取付角度の少なくともいずれか一つによって複数本の支柱の上部高さ位置を設定することにより、封止体をトンネル壁面の工事箇所に対応した角度に設定してトンネル壁面に当接させて、工事箇所を仮囲いするものである。
ここで、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置の一態様として、封止体は、上下方向に圧縮変形可能な弾性体からなる構成を採用することができる。
また、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置の他態様として、各支柱の上部に傾動自在に取り付けられ、封止体の下部を嵌入して封止体を支持する封止体支持部材をさらに備える構成を採用することができる。
この場合、間仕切りシートは、その上端部が封止体支持部材と封止体支持部材に嵌入された封止体の下部とに挟持されて封止体から垂下される構成を採用することができる。
また、本発明に係るトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法は、上記囲い装置を用いて、トンネル壁面の工事箇所を仮囲いするものである。
以上の如く、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置及びトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法によれば、トンネル壁面の工事箇所の下に高所作業車を停止させ、作業台を上昇させて封止体をトンネル壁面に当接させるだけで、トンネル壁面の工事箇所の仮囲いを簡単かつ迅速に行うことができるとともに、作業台を下降させて封止体をトンネル壁面から離間させるだけで、仮囲いを簡単かつ迅速に撤去することができる。これにより、トンネル壁面工事の工事費を低減することができるとともに、工期を短縮することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る囲い装置を高所作業車の作業台に取り付け、工事箇所を仮囲いしようとする状態の、車線方向から見た外観図である。 図2は、図1の状態の、車線幅方向から見た外観図である。 図3(a)は、同実施形態に係る囲い装置を高所作業車の作業台に取り付けた状態の、車線方向となる方向から見た外観図、図3(b)は、その取り付け前の分解状態の外観図、を示す。 図4(a)は、図3(a)の状態の、車線幅方向となる方向から見た外観図、図4(b)は、その取り付け前の分解状態の外観図、を示す。 図5は、同実施形態に係る囲い装置の支柱を高所作業車の作業台の柵に固定した状態の外観図を示す。 図6(a)は、同実施形態に係る囲い装置の封止体支持部材の断面図、図6(b)は、封止体支持部材に封止体を取り付けた状態の断面図、図6(c)は、さらに間仕切りシートを取り付けた状態の断面図、を示す。 同実施形態に係る囲い装置の上面図を示す。 図8(a)は、同実施形態に係る囲い装置を用いてトンネル壁面の頂上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、図8(b)は、トンネル壁面の斜め上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、を示す。 図9(a)は、本発明の第2実施形態に係る囲い装置を高所作業車の作業台に取り付けた状態の、車線方向となる方向から見た外観図、図9(b)は、図9(a)の状態の、車線幅方向となる方向から見た外観図、を示す。 図10(a)は、同実施形態に係る囲い装置の封止体支持部材に支柱の上端部を嵌入した状態の断面図、図10(b)は、封止体支持部材の屈曲部の断面図、を示す。 図11(a)は、同実施形態に係る囲い装置を用いてトンネル壁面の頂上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、図11(b)は、トンネル壁面の斜め上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、を示す。 図12(a)は、本発明の第3実施形態に係る囲い装置を用いてトンネル壁面の頂上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、図12(b)は、トンネル壁面の斜め上部を仮囲いした状態の、車線方向から見た外観図、を示す。 図13は、本発明の他の実施形態に係る囲い装置の封止体支持構造の外観図を示す。 図14は、本発明の別の実施形態に係る囲い装置の支柱支持構造の外観図を示す。
<第1実施形態>
以下、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置の第1実施形態について、図1〜図8を参酌して説明する。
図1及び図2に示す如く、本実施形態に係る囲い装置1は、高所作業車Xの作業台Yに取り付けられ、トンネル壁面Tの工事箇所を仮囲いするものである。囲い装置1は、高所作業車Xの作業台Yに周方向に適宜間隔で取り付けられる複数本の支柱2,…と、各支柱2の上端部に傾動自在に取り付けられた封止体支持部材3と、封止体支持部材3を介して各支柱2に跨って支持され、トンネル壁面Tの工事箇所を囲うようにしてトンネル壁面Tに当接される封止体4と、封止体4から垂下される間仕切りシート5とを備えている。
図3及び図4に示す如く、作業台Yは、平面視で高所作業車Xの車長方向(車線方向となる方向)に長尺で、車幅方向(車線幅方向となる方向)に短尺な、長方形状を有する床板Y1と、床板Y1の外周に立設される柵とを備えている。柵は、床板Y1の長辺に沿って設けられる一対の柵Y2,Y2と、床板Y1の短辺に沿って設けられる一対の柵Y3,Y3とで構成される。各柵は、左右の縦バーと、両縦バーの上端部をつなぎ、手すりとなる第1の横バーと、両縦バーの中間部位をつなぐ第2の横バーとで構成される。
支柱2は、外杆20内に内杆21が出退自在に挿入され、固定部22にて内杆21の出退を固定する伸縮構造を有する。また、一部の支柱2は、内杆21の上端部に設けられたヒンジ構造からなる屈曲部24を介して屈曲部24よりも上方に屈曲杆25が設けられた屈曲構造を有する。本実施形態においては、車両進行方向における左側(道路中央側)の柵Y2の両端部箇所及びその間の二箇所に合計4本の伸縮構造及び屈曲構造を有する支柱2が屈曲方向を車幅方向に合わせるようにして取り付けられ、車両進行方向における右側(道路路肩側)の柵Y2の両端部箇所及びその間の二箇所に合計4本の伸縮構造を有する支柱2が取り付けられ、各柵Y3の中央箇所に1本の伸縮構造を有する支柱が取り付けられ、合計10本の支柱2,…が作業台Yの外周に間隔を有して取り付けられる。なお、支柱2の本数は、作業台Yの大きさによって適宜変更されるもので、本実施形態に係る作業台Y1よりも大きな作業台となれば、支柱2の本数は10本よりも増えることとなる。
柵Y2,Y3に対する支柱2の取付は、図5に示す如く、分割構造からなりボルト軸61に対するナット62の締め付けにより縮径する一対のクランプ輪60,60が各クランプ輪60の軸と直交する軸回りに回転自在に連結されたいわゆる自在クランプ6によって行われる。
図3及び図4に戻り、各支柱2は、柵Y2,Y3の第1の横バーと第2の横バーの少なくとも二箇所で自在クランプ6により固定されて取り付けられる。これにより、柵Y2,Y3に対して支柱2が不用意に動くようなことはない。また、各支柱2は、上下方向に沿って柵Y2,Y3に取り付けられる。なお、支柱2は、柵Y2に対しては、柵Y2の外側に取り付けられ、柵Y3に対しては、柵Y3の内側に取り付けられる。これは、幅可変式の作業台Yの場合に、作業台Yの可変動作にあたって支柱2と干渉しないようにするためである。
各支柱2の上端部には、ヒンジ構造からなる傾動部23を介して封止体支持部材3が取り付けられている。各支柱2は、傾動部23による封止体支持部材3の傾動方向を高所作業車Xの車幅方向に合わせるようにして柵Y2,Y3に取り付けられる。
封止体支持部材3は、隣の支柱2の封止体支持部材3の方向(柵Y2,Y3の横バーと平行な方向)に所定長さを有する部材であり、図6(a)に示す如く、長尺な底部30及び底部30の両端部から立ち上がる一対の側部31,31で構成され、上部が開放された断面視略コ字状の部材である。また、封止体支持部材3は、側部31の上端部から内側に斜め下方に延びるかえり部32を有している。本実施形態においては、封止体支持部材3は、長尺な帯板をプレス加工により折り曲げて底部30、側部31及びかえり部32を一体的に形成した金属フレーム部材である。
図7に示す如く、平面視で矩形状、より詳しくは、平面視で高所作業車Xの車長方向(車線方向となる方向)に長尺で、車幅方向(車線幅方向となる方向)に短尺な、長方形状の枠形状に形成された封止体4に対応して、本実施形態においては、四隅の封止体支持部材3,…は、直交二辺の形状に形成され、それ以外の各封止体支持部材3は、直線状に形成されている。このように、封止体4は、周方向において適宜間隔を有して設けられた封止体支持部材3によって支持される。
封止体4は、上下方向に長尺な長方形状の断面を有する、たとえばウレタンフォームやスポンジ等の圧縮変形可能な弾性体で構成され、図6(b)に示す如く、封止体4の下部を封止体支持部材3に上方から嵌入して封止体支持部材3に支持される。また、封止体4は、封止体支持部材3に嵌入された後は、封止体支持部材3のかえり部32により不用意に抜けないようになっている。
間仕切りシート5は、封止体4で囲ったトンネル壁面Tの工事箇所から発生したはつりのガラ、モルタル、骨材あるいはこれらに起因する粉塵が飛散しないように工事箇所を間仕切るためのシートで、ビニールシートやメッシュシートなどが用いられる。図6(c)に示す如く、間仕切りシート5は、その上端部を封止体支持部材3の一対の側部31,31のうち内側に位置する側部31と封止体支持部材3に嵌入された封止体4の下部との間に挿入し、そこで挟持させることで、封止体3から垂下される。間仕切りシート5の上端部は、封止体4の矩形の枠に沿って配置されるので、封止体3から垂下した間仕切りシート5は、角筒状となって工事箇所を間仕切ることとなる。また、間仕切りシート5は、封止体3の内側から垂下されて矩形状に配置された柵Y2,Y3の内側に沿って床板Y1にまで至る長さを有している。なお、後述するとおり、支柱2,…は工事箇所に応じて伸縮し、これに伴い、作業台Yからの封止体4の高さ位置が変わるため、間仕切りシート5は、その封止体4の高さ変更に関わらず、常に床板Y1にまで至るだけの十分な長さを有する。
本実施形態に係る囲い装置1は、以上の構成からなり、次にその使用方法について説明する。
トンネル壁面Tの頂上部を工事する場合は、図8(a)に示す如く、道路中央側に一列に配置された支柱2,…を道路中央側に屈曲させ、封止体4を作業台Yから道路中央側に張り出すようにする。そして、高所作業車Xのブームを伸ばして作業台Yを上昇させ、封止体4をトンネル壁面Tに当接させる。トンネル壁面Tは曲率を有するが、封止体4は、その曲率に応じて圧縮変形し、工事箇所を気密に囲うことができる。そして、この封止体4と間仕切りシート5とによって、作業台Y上の作業空間は気密状態で仮囲いされる。
また、封止体4は、道路中央側に張り出しているため、高所作業車Xを一つの車線(多くは片側車線)に停止させ、当該車線は車線規制が入るが、トンネル中心Cから隣の車線(多くは反対車線)の上方域に入り込んだ部分も工事を行うことができ、二車線を同時に規制する必要がない。
トンネル壁面Tの斜め上部を工事する場合は、図8(b)に示す如く、道路中央側に一列に配置された支柱2,…を立てたり、屈曲状態を緩め、かつ、道路中央側ほど支柱2の上端部位置が高くなるように設定して封止体4をトンネル壁面Tの工事箇所に対応した角度に設定する。封止体4の傾斜角度は、当然、道路路肩側に向かうトンネル壁面Tほど大きくなる。そして、高所作業車Xのブームを伸ばして作業台Yを上昇させ、封止体4をトンネル壁面Tに当接させる。トンネル壁面Tは曲率を有するが、封止体4は、その曲率に応じて圧縮変形し、工事箇所を気密に囲うことができる。そして、この封止体4と間仕切りシート5とによって、作業台Y上の作業空間は気密状態で仮囲いされる。
なお、必要に応じて作業空間内を集塵機で集塵して空気を清浄化するようにしてもよい。ただし、集塵機を仮囲い外に配置して外部吸引すると、仮囲いの気密性のために間仕切りシート5が内側に吸引されて作業に支障が生じるおそれがあるような場合は、集塵機を仮囲い内(具体的には作業台Y上)に置くようにする。
このように、本実施形態に係る囲い装置1によれば、トンネル壁面Tの工事箇所の下に高所作業車Xを停止させ、作業台Yを上昇させて封止体4をトンネル壁面Tに当接させるだけで、トンネル壁面Tの工事箇所の仮囲いを簡単かつ迅速に行うことができるとともに、作業台Yを下降させて封止体4をトンネル壁面Tから離間させるだけで、仮囲いを簡単かつ迅速に撤去することができる。これにより、トンネル壁面工事の工事費を低減することができるとともに、工期を短縮することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置の第2実施形態について、図9〜図11を参酌して説明する。なお、第1実施形態に係る囲い装置と同じ又は共通する構成については説明を割愛し、両実施形態が相違する部分について重点的に説明する。
第2実施形態に係る囲い装置1が第1実施形態に係る囲い装置1と一番異なる点は、屈曲構造を有する支柱2を使用せず、伸縮構造を有する支柱2のみを使用する点、及びこれに伴い、支柱2の上端部(傾動部23)を封止体支持部材3(の底部30)に固定せず、封止体支持部材3にスライド自在に取り付けた点である。
図9に示す如く、本実施形態においては、各柵Y3の両端部箇所に合計2本の伸縮構造を有する支柱2が取り付けられ、合計4本の支柱2,…が作業台Yの外周に間隔を有して取り付けられる。各支柱2は、上下方向に沿って柵Y3に取り付けられ、柵Y3の内側に取り付けられる。各支柱2は、傾動方向を高所作業車Xの車幅方向に合わせるようにして柵Y3に取り付けられる。
封止体支持部材3は、封止体4の全長を支持するために封止体4の枠形状と同形の枠形状の部材であり、図10(a)に示す如く、長尺な底部30及び底部30の両端部から立ち上がる一対の側部31,31で構成され、上部が開放された断面視略コ字状の部材を有する。また、封止体支持部材3は、側部31の上端部から内側に斜め下方に延びるかえり部32を有している。さらに、封止体支持部材3のうち高所作業車Xの車幅方向における短辺部分は、下方が開放されたガイド部33を底部30の下部に沿って有している。このガイド部33には、支柱2の傾動部23のプレート状のガイド体26がスライド自在に挿入されており、上記のとおり、支柱2の上端部は封止体維持部材3に長手方向に沿ってスライド自在に取り付けられる。本実施形態においては、封止体支持部材3は、長尺な帯板をプレス加工により折り曲げて底部30、側部31及びかえり部32を一体的に形成するとともに、長尺な帯板をプレス加工により折り曲げてガイド部33を形成し、両者を溶接等で一体化した金属フレーム部材である。
また、封止体支持部材3は、図9(a)及び図10(b)に示す如く、トンネル壁面Tの曲率に追従すべく、高所作業車Xの車幅方向の中央部に屈曲部を有している。具体的には、封止体支持部材3が当該箇所にて分断されており、各底部30の分断端部に跨って溶接等により固定されたバネ板34によって封止体支持部材3が高所作業車Xの車幅方向の中央部において弾性的に山形に屈曲するようになっている。
本実施形態に係る囲い装置1は、以上の構成からなり、次にその使用方法について説明する。
トンネル壁面Tの頂上部を工事する場合は、図11(a)に示す如く、支柱2,…の上端部に対する封止体支持部材3の位置を道路中央側にシフトさせ、封止体4を作業台Yから道路中央側に張り出すようにする。そして、高所作業車Xのブームを伸ばして作業台Yを上昇させ、封止体4をトンネル壁面Tに当接させる。トンネル壁面Tは曲率を有するが、封止体支持部材3が中央部で屈曲するとともに、封止体4は、その曲率に応じて圧縮変形し、工事箇所を気密に囲うことができる。そして、この封止体4と間仕切りシート5とによって、作業台Y上の作業空間は気密状態で仮囲いされる。
また、封止体4は、道路中央側に張り出しているため、高所作業車Xを一つの車線(多くは片側車線)に停止させ、当該車線は車線規制が入るが、トンネル中心Cから隣の車線(多くは反対車線)の上方域に入り込んだ部分も工事を行うことができ、二車線を同時に規制する必要がない。
トンネル壁面Tの斜め上部を工事する場合は、図11(b)に示す如く、道路中央側ほど支柱2の上端部位置が高くなるように設定して封止体4をトンネル壁面Tの工事箇所に対応した角度に設定する。封止体4の傾斜角度は、当然、道路路肩側に向かうトンネル壁面Tほど大きくなる。そして、高所作業車Xのブームを伸ばして作業台Yを上昇させ、封止体4をトンネル壁面Tに当接させる。トンネル壁面Tは曲率を有するが、封止体4は、その曲率に応じて圧縮変形し、工事箇所を気密に囲うことができる。そして、この封止体4と間仕切りシート5とによって、作業台Y上の作業空間は気密状態で仮囲いされる。
なお、必要に応じて作業空間内を集塵機で集塵して空気を清浄化するようにしてもよい。ただし、集塵機を仮囲い外に配置して外部吸引すると、仮囲いの気密性のために間仕切りシート5が内側に吸引されて作業に支障が生じるおそれがあるような場合は、集塵機を仮囲い内(具体的には作業台Y上)に置くようにする。
このように、本実施形態に係る囲い装置1によれば、トンネル壁面Tの工事箇所の下に高所作業車Xを停止させ、作業台Yを上昇させて封止体4をトンネル壁面Tに当接させるだけで、トンネル壁面Tの工事箇所の仮囲いを簡単かつ迅速に行うことができるとともに、作業台Yを下降させて封止体4をトンネル壁面Tから離間させるだけで、仮囲いを簡単かつ迅速に撤去することができる。これにより、トンネル壁面工事の工事費を低減することができるとともに、工期を短縮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置の第3実施形態について、図12を参酌して説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態に係る囲い装置と同じ又は共通する構成については説明を割愛し、相違する部分について重点的に説明する。
第3実施形態に係る囲い装置1はおおむね第2実施形態に係る囲い装置1と同じであるが、異なる点は、支柱2の上端部を封止体支持部材3に対してスライド自在とせず、第1実施形態と同様、支柱2の上端部を封止体支持部材3に固定した点である。しかし、そうすると、第1実施形態の支柱2の屈曲、及び第2実施形態の封止体支持部材3のシフトによる封止体4の水平方向の変位手段がなくなるので、第3実施形態においては、図12に示す如く、柵Y3に対する支柱2の取付位置及び取付角度を変更して、これと支柱2の伸縮により、支柱2,…の上端部の高さ位置を設定し、封止体4の所望の傾斜角度を実現するようにしている。
<その他の実施形態>
なお、本発明に係るトンネル壁面工事用の囲い装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施形態に係る技術であって、他の実施形態に適用することが技術的に干渉するものでなければ、適用可能である。
また、上記各実施形態においては、封止体支持部材3を設け、封止体4を間接的に支柱2で支持するようにしており、第2実施形態の作業台Yよりも大型の作業台Yをも対象とした第1実施形態にあっては、軽量化のために、封止体支持部材3を分割して間欠的に配置する構造としたが、さらに軽量化を図るという趣旨で、図13に示す如く、封止体4に支柱2の上端部のガイド体26を挿入可能なスリット40を形成し、支柱2の上端部のガイド体26をこのスリット40に差し込んで封止体4を直接的に支柱2で支持するようにしてもよい。この場合、第1実施形態もそうであるが、封止体4の非支持部が下方にたるんでトンネル壁面Tとの間に大きな隙間が生じないように、封止体4の材質又は形状として、ある程度の剛性を有するものを採用するのが好ましい。
また、上記各実施形態においては、封止体4は、トンネル壁面Tの工事箇所を完全に包囲する枠形状に形成されているが(一体的な枠形状にする場合と、いくつかに分かれたものを並べて枠形状にする場合とを含む。)、粉塵の飛散が生じにくい、あるいは現場において粉塵の飛散がさほど問題とはならないのであれば、枠形状の一部に封止体4がない欠落部分があってもよい。間仕切りシート5についても同様で、場合によれば、作業空間を完全に包囲するものでなくてもよい。
また、上記各実施形態においては、封止体4の枠形状は矩形状であったが、これに限定されるものではなく、例えば楕円形、円形等の他の形状であってもよい。ただし、高所作業車Xの作業台Yが平面視で矩形状であることから、間仕切りシート5をきれいに張れるという点でいえば、封止体4は矩形状、しかも作業台Yと近い矩形状であるのがより好ましい。
また、上記第2及び第3実施形態においては、トンネル壁面Tの曲率に追従しやすいよう、封止体支持部材3の一部(実施形態では中央部)を屈曲可能な構造としたが、第1実施形態のように、封止体4の圧縮変形によってトンネル壁面Tに密着できるので、あるいは、封止が厳密に要求されないような現場であれば、屈曲構造は必須ではない。
また、上記各実施形態においては、支柱2のすべてに伸縮構造を有するものを用いているが、道路路肩側に位置する支柱2はその上端部の高さ位置が固定であってもよいというのであれば、ここの箇所の支柱2としては伸縮構造を有さないものを用いてもよい。
また、上記各実施形態においては、支柱2の上端部にて封止体4を直接的又は間接的に支持するようにしているが、封止体4を支持する箇所は、支柱2の上端部に限定されず、上端部よりも下方位置であってもよい。
また、上記実施形態においては、支柱2の伸縮、支柱2の屈曲、作業台Y(の柵Y2,Y3)に対する支柱2の取付位置、作業台Y(の柵Y2,Y3)に対する支柱2の取付角度のいずれか一つ又は少なくとも二つの組み合わせによって複数本の支柱2,…の上端部の高さ位置を設定するようにしているが、作業台Y(の柵Y2,Y3)に対する支柱2の取付位置は、第3実施形態のような水平方向の取付位置のみならず、上下方向の取付位置をも含む。
また、支柱2の伸縮構造及び屈曲構造は、上記実施形態に限定されるものではなく、公知の構造すべてを採用することができる。支柱2を作業台Y(の柵Y2,Y3)に固定する固定手段も自在クランプ6に限定されるものではなく、公知の固定手段すべてを採用することができる。
また、上記各実施形態においては、支柱2を作業台Yの柵Y2,Y3に固定したが、柵以外に固定できる作業台Yの部位があれば、それであってもよい。
また、上記各実施形態においては、支柱2を作業台Yの柵Y2,Y3の第1及び第の横バーの二箇所で固定しているが、たとえば支柱2の下端部にすべり防止可能なストッパーが設けられていて、ここで支柱2が動くようなことがないのであれば、柵Y2,Y3への固定は一箇所であってもよい。
また、上記各実施形態においては、間仕切りシート5は、その上端部を封止体支持部材3内に挿入し、封止体4との挟持力により上端部支持されているが、これに限定されるものではなく、たとえば封止体支持部材3にフックを設け、間仕切りシート5の上端部に形成した鳩目等の孔をフックに引っ掛けて間仕切りシート5を垂下させるようにしてもよい。要は、間仕切りシート5の上端部支持構造は特に限定されるものではない。
また、上記各実施形態においては、支柱2を作業台Y(の柵Y2,Y3)に直接固定するようにしているが、例えば図14に示す如く、作業台Y(の柵Y2,Y3)にパイプ7を固定し、このパイプ7に支柱2を挿入するようにしてもよい。この場合、パイプ7は常時作業台Yに固定しておくことで、現場における仮囲いをさらに簡単かつ迅速に設置することができる。なお、この構造による場合、支柱2が軸回りに回転してしまわないよう、図示はしないが、支柱2に突片、パイプ7にこの突片が入るスリットを形成するといった回り止め機能を設けることが好ましい。
1…囲い装置、2…支柱、20…外杆、21…内杆、22…固定部、23…傾動部、24…屈曲部、25…屈曲杆、26…ガイド体、3…封止体支持部材、30…底部、31…側部、32…かえり部、33…ガイド部、34…バネ板、4…封止体、40…スリット、5…間仕切りシート、6…自在クランプ、60…クランプ輪、61…ボルト軸、62…ナット、7…パイプ、T…トンネル壁面、C…トンネル中心、X…高所作業車、Y…作業台、Y1…床板、Y2,Y3…柵

Claims (5)

  1. 高所作業車の作業台に周方向に適宜間隔で取り付けられる複数本の支柱と、
    各支柱に跨って直接的又は間接的に支持され、トンネル壁面の工事箇所を囲うようにしてトンネル壁面に当接される封止体と、
    封止体から垂下される間仕切りシートとを備え、
    複数本の支柱の少なくとも一部は、伸縮自在であるか屈曲部を有するかの少なくともいずれかであり、
    支柱の伸縮、支柱の屈曲、作業台に対する支柱の取付位置、作業台に対する支柱の取付角度の少なくともいずれか一つによって複数本の支柱の上部高さ位置を設定することにより、封止体をトンネル壁面の工事箇所に対応した角度に設定してトンネル壁面に当接させて、工事箇所を仮囲いする
    トンネル壁面工事用の囲い装置。
  2. 封止体は、上下方向に圧縮変形可能な弾性体からなる請求項1に記載のトンネル壁面工事用の囲い装置。
  3. 各支柱の上部に傾動自在に取り付けられ、封止体の下部を嵌入して封止体を支持する封止体支持部材をさらに備える請求項1又は請求項2に記載のトンネル壁面工事用の囲い装置。
  4. 間仕切りシートは、その上端部が封止体支持部材と封止体支持部材に嵌入された封止体の下部とに挟持されて封止体から垂下される請求項3に記載のトンネル壁面工事用の囲い装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のトンネル壁面工事用の囲い装置を用いて、トンネル壁面の工事箇所を仮囲いするトンネル壁面の工事箇所の仮囲い方法。
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