JP2018103829A - 車両の燃料タンク保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク両端部の半球状部分にタンク支持部を集約し、燃料タンク保持構造をコンパクト化して保持性、操作性や整備性を向上させた車両の燃料タンク保持構造を提供する。【解決手段】タンク支持部67,68が設けられたメインフレーム36,37を備える車体フレーム11と、車体フレーム11に収容された気体燃料貯蔵用の燃料タンク12と、モータ駆動用の電力を発生させる燃料電池とを有する燃料電池車両であって、燃料タンク12は、円筒形状胴部60と、その長手方向両側の半球状部61a,61bとでなる圧力容器を有し、車体フレーム11は半球状部61a,61bに対向する位置に、前側および後側タンク支持部67,68がそれぞれ設けられ、前側および後側タンク支持部67,68は燃料タンク12を半球状部61a,61bとそれぞれ面接触し、前側および後側タンク支持部67,68に燃料タンクをその長手方向両側から挟んで固定する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の燃料タンク保持構造に関する。
この種の車両には、モータ駆動の電動車両として燃料電池車両がある。燃料電池車両は、本体フレーム内に気体燃料を貯蔵する燃料タンクが搭載されている。燃料タンクは、気体燃料の水素ガスを燃料電池に供給し、この燃料電池で水素ガスと空気中の酸素とを反応させて発電し、生じた電力でモータを駆動させるようになっている。
一方、車体フレームに搭載される燃料タンクはタンク中央部の円筒形状部をバンドで締結して車体フレームに固定するものが一般的であり、燃料タンクを車両に横置きに搭載するものや、車両に縦置きに搭載するものがある。
特開2010−235099号公報
特許文献1に記載された車両は、燃料タンク中央部の円筒形状部にバンドを巻き付けて固定するものであり、燃料タンクの長手方向の保持が困難で、燃料タンクの確実な保持のためにはバンドに強い締結力が必要となるが、整備者に掛かる負担が大きく、整備性が必ずしも良好とは言えない。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、燃料タンク両端部の半球状部分にタンク支持部を設け、あらゆる方向に対して燃料タンクの保持性を向上させ、また操作性や整備性を向上させた車両の燃料タンク保持構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の燃料タンク保持構造は、上述した課題を解決するために、燃料タンクのタンク支持部が設けられたメインフレームを備える車体フレームと、前記車体フレームに収容された気体燃料貯蔵用の前記燃料タンクと、車両を走行させるモータ駆動用の電力を発生させる燃料電池と、を有する燃料電池車両であって、前記燃料タンクは、中央部の円筒形状胴部と、その長手方向両側の半球状部とから構成される圧力容器を有し、前記車体フレームは前記燃料タンク長手方向両側の半球状部に対向する位置に、前側および後側タンク支持部がそれぞれ設けられ、前記前側および後側タンク支持部は前記燃料タンク長手方向両側の半球状部とそれぞれ面接触し、前記前側および後側タンク支持部に前記燃料タンクをその長手方向両側から挟んで固定したことを特徴とするものである。
本発明は、燃料タンク両端部の半球状部分にタンク支持部を設け、あらゆる方向に対して燃料タンクの保持性を向上させ、また操作性や整備性を向上させた車両の燃料タンク保持構造を提供することができる。
本発明に係る車両の燃料タンク保持構造の一実施形態を備えた燃料電池車両の左側面図。 燃料電池車両の外装およびシート等を取り外した状態を示す左側面図。 燃料電池車両の外装およびシート等を取り外して示す車両左前方から見た斜視図。 燃料電池車両の車体フレームに燃料タンクを搭載した状態を示す左側面図。 フレーム組立構造物の車体フレームを車両右後方側から見た斜視図。 前輪や燃料タンク等を取り外して示す図4のVI−VI線に沿う車体フレーム前側の断面図。 燃料タンクや燃料電池等を取り外して示す図4のVII−VII線に沿う車体フレーム後側の断面図。 車体フレームのタンク支持部およびサブフレームを車両右前方から示す斜視図。 車体フレームとサブフレームとを車両右前方から分解して示す斜視図。 タンク支持部および(センター)スタンドブラケットを取り付けたサブフレームを示す斜視図。 本発明に係る車両の燃料タンク保持構造の第2実施形態を示すもので、車体フレームを車両右後方から見た斜視図。 第2実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造における車体フレームを車両右前方から見た斜視図。 本発明に係る車両の燃料タンク保持構造の第2実施形態の変形例を示すもので、車両右前方から見上げた燃料タンク保持部の図。 車両の燃料タンク保持構造の第2実施形態の変形例を示すもので、車両下方から燃料タンク保持部を見た底面図。
以下、本発明に係る実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造を備えた電動車両で、電動車両としての燃料電池車両を備えた左側面図である。図2は、燃料電池車両の外装(カバー)およびシート等を取り外した状態を示す左側面図、図3は、外装(シート)およびシート等を取り外した燃料電池車両を左前方から見た斜視図を、それぞれ示すものである。また、図4は、燃料電池および燃料タンクを備えた燃料電池車両の車体フレームを示す左側面図である。これらの図において、燃料電池車両の車両前方を符号FWで、車両後方をBWでそれぞれ示す。
[燃料電池車両]
図1ないし図4に示された燃料電池車両10は、車体フレーム11に搭載された燃料タンク12と燃料電池13とをそれぞれ備える。燃料電池車両10は、燃料タンク12から供給される気体燃料としての水素を、燃料電池13で酸化剤として空気中の酸素と反応させて発電し、発生した電力でモータ14を駆動させて走行するように構成される。図示された燃料電池車両10はスクータ型自動二輪車であるが、三輪車両や四輪車両であってもよい。
また、燃料電池車両10は、車両前後方向に延びる車体フレーム11と、この車体フレーム11を覆う外装(カバー)15と、車体フレーム11後半部の上方に設置されるシート16とが備えられる。
さらに、燃料電池車両10は気体燃料としての水素を貯蔵する燃料タンク12と、燃料タンク12からの燃料ガスの水素と空気中の酸素とを化学反応させて発電を行なう燃料電池13と、燃料電池13の電力を補助する二次電池17と、燃料電池13の出力調整と燃料電池13および二次電池17の電力分配とを制御する電力管理装置18と、電力管理装置18が出力する直流電力を三相交流電力に変換してモータ14へ出力し、モータ14を運転するインバータ19と、これらを統括的に管理する車両コントローラ(図示せず)と、を備える。車両コントローラは電力管理装置18に並設されても、ヘッドパイプ23近くの外装15内に設けてもよい。
燃料電池車両10のパワートレインは、燃料電池13および二次電池17を有し、車両の走行状態、燃料電池13の発電状態、二次電池17の蓄電状態に応じて、各電池の電力を適宜用いるシステムである。車両の電源である二次電池17および燃料電池13は、インバータ19に並列に接続されてモータ14に電力を供給するようになっている。燃料電池車両10が減速する際には、モータ14に発生する回生電力および燃料電池13が発電する余剰電力は、二次電池17に蓄えられる。
[車体フレーム]
車体フレーム11の前端上部にヘッドパイプ23が一体に設けられる。ヘッドパイプ23にはハンドル24を操舵自在に支持するステアリング機構25が設けられる。ステアリング機構25の下部には、前輪26を操行自在に支持する左右一対のフロントフォーク27が設けられる。左右一対のフロントフォーク27は、弾性的に伸縮自在なテレスコピック構造を備えている。前輪26は、左右のフロントフォーク27の下端部に架設されて車軸廻りに回転自在な従動輪である。
前輪26の上方には、フロントフェンダ28が配置される。フロントフェンダ28は左右のフロントフォーク27間にあって、フロントフォーク27に固定されている。
一方、車体フレーム11は、複数の鋼製中空管を一体に組み立てたフレーム組立構造物である。車体フレーム11は、前端上部に配置のヘッドパイプ23と、ヘッドパイプ23の中央部から後ろ下がりに傾斜して延びる上部ダウンフレーム34と、ヘッドパイプ23下方から左右に拡開して後ろ下がりに傾斜して延びる左右一対の下部ダウンフレーム35と、左右の下部ダウンフレーム35の中程から車両後方に向って延びる左右一対の上部メインフレーム36と、左右の下部ダウンフレーム35の下端部から後方に湾曲して車両後方に延びる左右一対の下部メインフレーム37と、左右の下部ダウンフレーム35間の上部に装架された上部ブリッジフレーム38と、左右の下部ダウンフレーム35間の下部(湾曲部付近)に装架された下部ブリッジフレーム39と、上部ブリッジフレーム38および下部ブリッジフレーム39間に連結されたセントラルダウンフレーム40と、上部ダウンフレーム35の下端部に固定されて左右一対の上部メインフレーム36間に装架されたフロントブリッジフレーム41と、ガードフレームを兼ねるサブフレーム42と、搭載機器保護フレーム43等とを備えて構成される。
車体フレーム11の上部メインフレーム36は、左右一対の下部ダウンフレーム35の中程からフロントブリッジフレーム41の補強構造を経て、車両後方に略水平方向に延びる。
また、左右一対の下部メインフレーム37は、下部ダウンフレーム35の湾曲部から車両後方に略水平方向に延びた後、下部メインフレーム37のフレーム後部側湾曲部から後上方に立ち上がり、車両前後方向中央部にてフレーム後端部が左右の上部メインフレーム36の中間部に接続され、両メインフレーム36,37は一体的に連結される。
左右一対の下部メインフレーム37の後部湾曲立上り部には、ガードフレームを構成するサブフレーム42が着脱可能に取り付けられる。サブフレーム42は、(センター)スタンド取付ブラケットを兼ねており、サブフレーム42にセンタースタンド44が設けられる。サブフレーム42は車体フレーム11の下部メインフレーム37の湾曲立上り部に車両後方から取付ボルト等で取外し可能に固定される。サブフレーム42に設けられたセンタースタンド44は、燃料電池車両10を直立状態で自立させる起立位置と走行の妨げとならないように車体フレーム11に収納される収納位置との間を揺動可能に設置される。
さらに、搭載機器保護フレーム43は、上部メインフレーム36上部に設置される燃料電池13、二次電池17、電力管理装置18あるいは車両コントローラ20を保護するものである。燃料電池13を保護する電池保護フレーム(図示せず)は、搭載機器保護フレーム43上の取付ブラケット46と、上部メインフレーム36の後端立上り部の取付ブラケット47の間の左右に架け渡される。
左右一対の上部メインフレーム36の中央部には夫々補強ブラケット45が取り付けられ、この左右の補強ブラケット45の夫々にピボット軸29が設けられる。ピボット軸29には、スイングアーム30がピボット軸29廻りに上下方向にスイング自在に設けられる。スイングアーム30は途中にインバータ19が備えられるとともに、スイングアーム30の後端部にモータ14とモータ駆動の後輪31が設けられる。後輪31は燃料電池車両を走行駆動させる駆動輪である。なお、符号32は、スイングアーム30の後端部を弾力的に支持するリヤサスペンションであり、符号33はリヤフェンダである。
[燃料タンク]
燃料電池車両10の車体フレーム11には、図2ないし図5に示すように、車両前後方向中央部下部に、燃料タンク12を収納し、保持するセンタートンネル領域50が設けられる。センタートンネル領域50は左右一対の上部メインフレーム36と左右一対の下部メインフレーム37とで、燃料タンク12の周りを囲むように、車両前後方向に沿う空間として形成される。
燃料タンク12は、高圧圧縮水素貯蔵システム51を構成し、燃料ガスを貯蔵する圧力容器である。燃料タンク12は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製あるいはアルミライナ製の複合容器で構成される重量物の圧力容器である。高圧圧縮水素貯蔵システム51は、燃料タンク12と、燃料充填口52を有する燃料充填用継手53と、燃料充填元弁54と、遮断弁(図示せず)およびレギュレータ(図示せず)を一体的に有する燃料供給元弁55と、二次減圧弁(図示せず)等とを備えている。燃料充填元弁54や燃料供給元弁55のタンクバルブは、燃料タンク12のタンク後側となるように車体フレーム11に固定される。なお、符号56は燃料充填用リッドである(図1参照)。
燃料タンク12は、燃料電池13用の燃料ガスの水素を貯蔵する圧力容器であり、燃料タンク12は、例えば70MPaの高圧燃料ガスの水素を貯蔵している。燃料タンク12は、中央部に円筒状胴部60と、円筒状胴部60の長手方向(軸方向)両側に半球状部のドーム状鏡板61a,61bとを一体に備えて構成される。
燃料タンク12は円筒状胴部60の中心線(軸線)が概ね車両前後方向に沿う様に、すなわち長手方向が車両前後方向に沿う様にセンタートンネル領域50に配置される。燃料タンク12は、左右一対の上部メインフレーム36および左右一対の下部メインフレーム37と、左右一対の下部ダウンフレーム35、セントラルダウンフレーム40、下部ブリッジフレーム39およびフロントブリッジフレーム41と、サブフレーム42の中間ブリッジフレーム62とで周囲が囲まれて、車体フレーム11のセンタートンネル領域50に設置され、保持される。
[センタートンネル領域と機器搭載領域とタイヤハウス領域との配置関係]
センタートンネル領域50は、左右対をなす上部メインフレーム36の下部に形成され、上部メインフレーム36の上部に機器搭載領域63が形成される。機器搭載領域63は、上部メインフレーム36の後半部、外装15およびシート16で囲まれる空間を構成している。センタートンネル領域50の後方および機器搭載領域63の後部下方の空間にタイヤハウス領域64が形成される。
機器搭載領域63には、燃料電池13等の燃料電池関連部品が収容され、車両の前側から順に二次電池17、電力管理装置18、燃料電池13が設置される。機器搭載領域63は燃料タンク12の一部と上下方向に重なって配置され、機器搭載領域63内の燃料電池関連部品は、前端部、中央部、後端部および中央部から後端部に渡る側部が搭載機器フレーム43によって保護される。この様に、搭載機器フレーム43は機器搭載領域63を囲んで機器搭載領域63に搭載された機器を保護している。
タイヤハウス領域64には後輪31が配置されている。機器搭載領域63とタイヤハウス領域64との間には、それぞれの領域を分断する隔壁部材としてのリヤフェンダ33が設けられる。
[燃料タンクの支持]
本実施形態のスクータ型燃料電池車両10では、燃料タンク12が、車体フレーム11の車両下部であるセンタートンネル領域50内に、タンク長手方向が車両前後方向に沿う様に収容される。燃料タンク12の長手方向一方側(タンク前側)は、図5および図6に示すように車体フレーム11の車両前側下部に設けられた複数、例えば3個のタンク支持部67(67a,67b,67c)が面接触することにより、前方のドーム状鏡板(半球状部)61aが包み込まれるように支持される。前側のタンク支持部67(67a〜67c)は、車体フレーム11の車両前側、具体的には上部メインフレーム36と下部メインフレーム37の車両前側に分離不可能に一体固定される。
燃料タンク12の長手方向他方側(タンク後側)は、図7および図8に示すように、車体フレーム11の車両前後方向中央部下部に設けられた複数、例えば3個のタンク支持部68(68a,68b,68c)が面接触することにより、後方のドーム状鏡板(半球状部)61bが包み込まれるように支持される。後側のタンク支持部68は、一部のタンク支持部68a,68bが車体フレーム11の上部メインフレーム36側に車両中央部で一体に固定されている。残りのタンク支持部68cは車体フレーム11に着脱自在に取り付けられたサブフレーム42に固定されている。
燃料タンク12の長手方向(軸方向)両側にそれぞれ複数個ずつのタンク支持部67,68が集約的に設けられる。そして、燃料タンク12の軸方向両側の半球状部61a,61bはタンク前側のタンク支持部67(67a〜67c)およびタンク後側のタンク支持部68(68a〜68c)により包み込まれるように支持される。
燃料タンク12を車体フレーム11のセンタートンネル領域50に収容するタンク支持部67,68は、燃料タンク12の長手方向両側の半球状部61a,61bに対向する位置に半球状部61a,61bを囲んで包み込むように集約的(集中的)に設けられる。燃料タンク12両側の半球状部61a,61bは、タンク前側および後側の複数個ずつのタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)が接触することによってあらゆる方向の力を受け止めて両持ち支持されるため、燃料タンク12の支持性が向上する。
燃料タンク12は、タンク前側および後側で車体フレーム11に設けられたタンク支持部67,68で両持ち支持されることで、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60周りを巻き付けるバンド等の設置を不要とすることができる。さらに、この第1実施形態におけるタンク支持部67,68は、燃料タンク12の両側半球状部61a,61bをタンク前側および後側で包み込むように当接支持し、燃料タンク12のタンク前方あるいはタンク後方から投影面積内に納まるように設置される。これによりタンク支持部67,68は、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60周りに迫り出すバンド等のタンク支持部を不要とすると共に、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60周りに迫り出さない非膨出形状に配設され、車両のスリム化およびコンパクト化が図れ、車両の操作性、利便性を向上させることができる(図6参照)。
[車両の燃料タンク保持構造]
本実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造は、図5ないし図8に示すように構成される。燃料タンク12の一方側(タンク前側)が車体フレーム11の車両前方下部で複数、例えば3個のタンク前側のタンク支持部67(67a,67b,67c)により当接支持される。燃料タンク12の他方側は、車体フレーム11の車両前後方向中央部下部で複数、例えば3個のタンク後側のタンク支持部68(68a,68b,68c)で支持される。このように、燃料タンク12はタンク前後の半球状部であるドーム状鏡板61a,61bが、タンク前側および後側のタンク支持部67,68に両持ち(2箇所)支持されて、安定的にかつ確実に保持される。
具体的には、燃料タンク12の一方側(タンク前側)は、例えば図5および図6に示すように、車体フレーム11の上部メインフレーム36間に架け渡されたフロントブリッジフレーム41に2個のタンク支持部67a,67bを設けた上向き凸状の弧状サポートフレーム70が取り付けられる。また、下部メインフレーム37間に架け渡された下向き凸状の弧状ボトムブリッジフレーム71にタンク支持部67cが取り付けられる。3個のタンク支持部67(67a,67b,67c)は燃料タンク12の前側半球状部61aに面接触するように、支持面が半球状をなすように放射状に配設される。前側の各タンク支持部67は、燃料タンク12のドーム状鏡板(半球状部)61aを前側から包み込むように面接触して当接支持している。なお、符号72は運転者用のフットレストブラケットであり、符号73は同乗者用フットレストブラケットである。
さらに、図7および図8に示すように、車体フレーム11の車両前後方向中央部で上部メインフレーム36間に架け渡される中間ブリッジフレーム62に、2個のタンク支持部68a,68bを設けた上向き凸状の弧状サポートプレート76が取り付けられる。サブフレーム42の下部ブリッジフレーム77にタンク支持部68cが取り付けられる。後側の3個のタンク支持部68(68a,68b,68c)は、燃料タンク12の後側半球状部61bに面接触するように、支持面が半球状となるように放射状に配設される。後側の各タンク支持部68(68a,68b,68c)は燃料タンク12の後側ドーム状鏡板(半球状部)61bを包み込むように後側から面接触して当接支持している。
このように、燃料電池車両10の車体フレーム11では、各タンク支持部67(67a〜67c)および68(68a〜68c)は車両前後方向に複数個ずつ、例えば3個ずつ分割されて、燃料タンク12の前後のドーム状鏡板(半球状部)61a,61bをタンク前後で面接触して挟持し、燃料タンク12をセンタートンネル領域50に両持ち支持で安定的かつ確実に保持している。
また、本実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造では、タンク支持部67,68は、複数個ずつが前後に分けられて上部メインフレーム36および下部メインフレーム37側の車体フレーム11に取り付けられて固定される。実施例では、前後3個ずつのタンク支持部67(67a〜67c),68(68a〜68c)のうち、2個ずつのタンク支持部67a,67b;68a,68bを車両幅方向左右で斜め上方に、1個ずつのタンク支持部67c,68cを下方に設置した例を示したが、タンク支持部67,68の上下取付関係はこれに限定されない。例えば、3個ずつの前後のタンク支持部67,68のうち、下側のタンク支持部を2個ずつ、残り1個のタンク支持部を上側に設置してもよい。さらに、前後のタンク支持部67,68は、上側と下側にそれぞれ複数個ずつのタンク支持部を設置してもよい。
加えて、サブフレーム42は、図8および図9に示すように、車体フレーム11の左右の下部メインフレーム37の湾曲立上り部に、取付ボルト等で着脱自在に後方から取り付けられる。このサブフレーム42を下部メインフレーム37へ着脱することで、後側タンク支持部68(68a〜68c)のうち下側タンク支持部68cの着脱を同時に行なうことができる。
燃料タンク12のタンクバルブ(燃料充填元弁54、燃料供給元弁55等)後方に車体フレーム11に対し揺動可能なスイングアーム30が設けられる。燃料タンク12は、そのタンクバルブ54,55がスイングアーム30のピボット軸29より下方に位置するように、車体フレーム11に固定される。このため、タンクバルブ54,55後下方に燃料タンク12の着脱に要する作業スペースが確保され易くなり、整備性が向上する。
その上、サブフレーム42にはタンクバルブ54,55側に位置する後側タンク支持部68(68a〜68c)の一部(タンク支持部68c)が設けられる。サブフレーム42を車体フレーム11の下部メインフレーム37に脱離可能な取付構造とすることで、タンクバルブ54,55が大型化しても燃料タンク12の半球状部61bとの接触面積を確保することができ、その着脱性を良好にできる。
また、サブフレーム42は、車体フレーム11の下部メインフレーム37の湾曲立上り部に着脱可能に設けられる。サブフレーム42を車体フレーム11から取り外すことで、センタートンネル領域50は車両後下方側に大きな開口が形成され、燃料タンク12を車体フレーム11の車両後下方側に取り出すことができる。
燃料タンク12上方の機器搭載領域63に燃料電池13、車両コントローラ20、二次電池17等の燃料電池関連部品が配置される場合、燃料タンク12を車体フレーム11の後下方から取り出せる構造とすることで、燃料電池関連部品を車両から取り外すことなく、燃料タンク12の着脱が可能となる。
サブフレーム42には、駐車時に燃料電池車両10を支持するスタンド(実施例ではセンタースタンド80)が取り付けられる。このサブフレーム42の取付構造により、サブフレーム42を下部メインフレーム37から取り外すことで、燃料タンク12とスタンド(センタースタンド80)の両部品の取外しを同時に行なうことができ、整備性が向上する。
また、燃料タンク12を両持ち(2箇所)支持する前後の各タンク支持部67,68のそれぞれには、燃料タンク12両側の半球状部61a,61bと面接触する部分に、緩衝材78が図10に示すように湾曲面状に設けられる。緩衝材78は硬度が低い変形可能なゴム材等の湾曲プレート状弾性材で構成される。前後のタンク支持部67,68は燃料タンク12の長手方向(軸方向)両端部のドーム状鏡板(半球状部)61a,61bを、面接触するように当接支持することにより、燃料タンク12に対して前後左右上下方向に全方位の拘束を、大きな拘束力を必要とせずに行なうことができる。燃料タンク12は、車体フレーム11のセンタートンネル領域50に安定的かつ確実に両持ち支持で保持される。燃料タンク12の拘束力は燃料タンク12を車体フレーム11に搭載した時、前後のタンク支持部67,68に備えられる緩衝材78の変形量と緩衝材78の硬度を適宜選択することにより容易に調整することができる。
燃料タンク12のドーム状鏡板(半球状部)61a,61bは、燃料タンク12内に高圧気体燃料(水素)を充填しても、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60に比べて膨張は小さい。そのため、スプリング機構のような膨張吸収機構を別途設けて支持しなくても、前後のタンク支持部67,68に備えられる緩衝材78によって燃料タンク12の膨張を容易に吸収することができる。
従来の車両の燃料タンク保持構造のように、燃料タンク中央部の円筒状胴部を拘束するクランプバンドに(スプリングを用いず)緩衝材でタンク膨張を吸収しようとすると、円筒状胴部は、硬度が低く変形し易い緩衝材を用いる必要がある。
これに対し、本実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12の軸方向両側のドーム状鏡板(半球状部)61a,61bをセンタートンネル領域50内で車体フレーム11に設けられた複数、例えば3個ずつの前後のタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)を前後から面接触させ、挟んで固定させることにより、燃料タンク12を両持ち支持で安定的かつ確実に保持することができる。しかも、前後のタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)は、燃料タンク12の半球状部61a,61bを包み込んで面接触し、放射状に3箇所(3点)ずつ当接支持させるので、燃料タンク12を安定的に保持することができる。
車両の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12の長手方向両側に設けられた複数、例えば3個ずつのタンク支持部67,68で燃料タンク12軸方向両側の半球状部61a,61bの軸方向保持力を維持した上で、タンク支持部67,68に備えられる緩衝材78により、燃料タンク12軸方向両側の半球状部61a,61bの膨張を吸収することできる。複数個ずつの緩衝材78は燃料タンク12の半球状部61a,61bを包み込むように面接触して前後から挟んで固定し、保持するので、タンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)には硬度の低い変形し易い緩衝材78を用いることができる。
燃料タンク12は、車両前後方向中央部下部のセンタートンネル領域50で、車体フレーム11に設けられた複数、例えば3個ずつのタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)により、燃料タンク12の半球状部61a,61bを前後から挟んで弾性的に面接触して、当接支持するので、安定的にしかも確実に両持ち支持される。燃料タンク12の円筒状胴部60にクランプバンドを巻き回して支持させることが不要となる。
また、燃料タンク12は、長手方向が車両前後方向に延びるように、車両前後方向中央部下部(例えば、ヘッドパイプ23とスイングアーム30のピボット軸29との中間、もしくは燃料タンク12のタンク後端部がシート前端部からシート後端部に位置するよう)に設けられる。重量物である燃料タンク12は、車体フレーム11の車両前後方向中央部下部のセンタートンネル領域50に収容されるが、上述の燃料タンク保持構造を採用することで、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60周りにバンドを巻き回したり、燃料タンク周辺部品を配置することが不要となるため、車体の肥大化が防止される。このため、車両をよりコンパクトにすることができ、操作性を向上させることができる。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、燃料タンク12の軸方向両端部の半球状部61a,61bを包み込むように、タンク前側および後側で(車体フレーム11に固定された)複数個ずつのタンク支持部67,68を球面状に面接触させて当接支持し、両持ち支持で固定させるので、前後のタンク支持部67,68により、燃料タンク12は前後、左右、上下にあらゆる方向に拘束力を持たせて燃料タンク12を安定的かつ確実に保持することができる。
車体フレーム11内のセンタートンネル領域50に収容される燃料タンク12は、前後のタンク支持部67,68に両持ち支持され、燃料タンク保持部は、燃料タンク軸方向両端部の半球状部61a,61bにタンク支持部67,68を集約させることができ、燃料タンク12の円筒状胴部60に巻き付けられるバンドを省略することができる。その分、燃料タンク12中央部の円筒状胴部周りの部品構成がシンプルになって車体がコンパクトになり、車両の操作性が向上する。
また、燃料タンク12のような重量物を車体フレーム11内下部のセンタートンネル領域50に設置することで、車両の安定性を向上させることができ、さらに、燃料タンク12の円筒状胴部60に巻き付けられるバンドを省略して、車体下部のスリム化を図ることができる。これにより、鞍乗型車両において必要なバンク角を大きく取ることができ、走行安定性および操作性の双方を高次元に確保することができる。
さらに、第1実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12の軸方向両側の半球状部61a,61bを前後のタンク支持部67,68で球面状に面接触させて当接支持し、両側から挟み込んで固定させるので、燃料タンク12の円筒状胴部60を固定するバンドが不要となり、バンド使用時のように大きな拘束力を必要としないため、燃料タンク12等の整備がし易くなる。
加えて、タンク支持部67,68に緩衝材78を設けることで、燃料タンク12の半球状部61a,61bと面接触してタンク膨張等を効果的に吸収し、機能維持を良好に図ることができ、燃料タンク12への振動の伝播を有効に防止できる。
その上、車体フレーム11の下部メインフレーム37にサブフレーム42が着脱可能に取り付けられ、サブフレーム42を車体フレーム11から取り外すことにより、車体フレーム11のセンタートンネル領域50は車両後下方に大きく開口される。サブフレーム42には複数の後側タンク支持部68(68a〜68c)の一部、例えば下側タンク支持部68(68c)が設けられているので、サブフレーム42の取外しにより、燃料タンク12はセンタートンネル領域50の後下方から容易に取り外すことができ、整備性が向上する。
[第2実施形態]
図11および図12は、車両の燃料タンク保持構造の第2実施形態を示すものである。
第2実施形態に示された車両の燃料タンク保持構造は、燃料タンク12の中央部の円筒状胴部60をサポートする弧状タンク支持部83を設けた構成が、第1実施形態に示された車両の燃料タンク保持構造と相違するだけで、他の構成は異ならないので、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
図11は、第2実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造を備えた燃料電池車両10Aの車体フレーム11Aを右側後方から見た斜視図であり、図12は、第2実施形態の燃料電池車両10Aの車体フレーム11Aを右側前方から見た斜視図である。
第2実施形態に示された車両の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12の軸方向両端部の半球状部61a,61bを面接触して当接支持する前後複数個ずつ、例えば3個のタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)に加えて、燃料タンク12の円筒状胴部60下側に面接触して燃料タンク12を載置する弧状タンク支持部83を設けたものである。弧状タンク支持部83は、車体フレーム11Aの下部メインフレーム37間に架け渡され、固定されるサポートブリッジプレート84上に設置される。この弧状タンク支持部83に燃料タンク12の円筒状胴部(円筒部)60と面接触して載置する弧状の緩衝材85を備えたものである。
第2実施形態の車両の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12中央部の円筒状胴部60を弧状タンク支持部83上に載せるだけで、燃料タンク12は車両幅方向左右に横振れすることなく、安定的に保持される。このため、燃料タンク12の軸方向両端部の半球状部に面接触させて包み込むように当接支持するタンク前後のタンク支持部67(67a〜67c)、68(68a〜68c)と相俟って、燃料タンク12をより安定的かつ確実に保持することができる。
また、図13および図14は、車両の燃料タンク保持構造の第2実施形態の変形例を示すものである。
この変形例に示された車両の燃料タンク保持構造においても、第1実施形態の車両の燃料タンク保持構造と同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略する。
図13に示す車両の燃料タンク保持構造は、車体フレーム11Bの車両右前方から見た主要部の斜視図であり、図14は車体フレーム11Bを車両底部から見上げた主要部の底面図である。第2実施形態の変形例に示された燃料タンク保持構造は、(車体フレーム11B内車両中央下部のセンタートンネル領域50に収容された)燃料タンク12の軸方向両側の半球状部61a,61bの上部をタンク前側および後側の夫々複数個ずつ、例えば2個のタンク支持部67(67a,67b)、68(68a,68b)と面接触させて支持させる一方、燃料タンク12の円筒状胴部60の下部を弧状タンク支持部83に載置させてサポートするので、燃料タンク12を安定的に保持することができる。しかも、弧状タンク支持部83は燃料タンク12中央部の円筒状胴部60を弧状の緩衝材85に面接触するように載置させたので、燃料タンク12軸方向両側の半球状部を面接触させて支持する前後のタンク支持部67,68は、燃料タンク12の前側および後側でタンク下部の支持を廃止することができる。
燃料タンク12のタンク前側および後側のタンク支持部67,68に下側タンク支持部を廃止しても、燃料タンク12は車体フレーム11Bのセンタートンネル領域50に燃料タンク12は前後のタンク支持部67,68と燃料タンク12の円筒状胴部60をサポートする弧状タンク支持部83により、安定的に保持される。
さらに、第2実施形態の変形例の車両の燃料タンク保持構造では、前側および後側のタンク支持部67,68に、下側タンク支持部を廃止すると、前後のタンク支持部67,68の車体フレーム11Bへの取付構造をより簡素化することができる。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態に係る車両の燃料タンク保持構造は、第1実施形態の燃料タンク保持構造と同様な作用効果を奏することができる。
さらに、第2実施形態の燃料タンク保持構造では、燃料タンク12の円筒状胴部60と面接触してサポートし、円筒状胴部60を載置させる弧状タンク支持部83を設けたので、燃料タンク12の軸方向両側の半球状部61a,61bと面接触して当接支持するタンク前側および後側のタンク支持部67,68の構成がより簡素化される。前側および後側のタンク支持部67,68の簡素化に伴い、燃料タンク12の軸方向両側の半球状部61a,61bを面接触して支持する車体フレーム11a,11b(前後のタンク支持部67,68付近の)構成も簡素化することができる。
なお、本発明の実施形態に係る車両のタンク保持構造では、燃料タンクを車体フレーム内で車両前後方向に沿って縦置き配置した例を示したが、燃料タンクは車体フレーム内で車両幅方向に横置き配置する車両に適用しても、さらに、燃料タンクは車体フレームに上下方向に縦置き状態で配設する車両に適用してもよい。
さらに、燃料タンクの長手方向両側の半球状部に対向する位置に複数個ずつのタンク支持部を設けた例を示したが、タンク支持部が燃料タンク両側の半球状部と球面状に面接触するものであれば、燃料タンク両側の半球状部に対向する位置に設けられるタンク支持部は1個ずつであってもよい。
以上、本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、3輪車両や4輪車両に適用することができ、様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…燃料電池車両、11…車体フレーム、12…燃料タンク、13…燃料電池、14…モータ、15…外装(カバー)、16…シート、17…二次電池、18…電力管理装置、19…インバータ、23…ヘッドパイプ、24…ハンドル、25…ステアリング機構、26…前輪、27…フロントフォーク、28…フロントフェンダ、29…ピボット軸、30…スイングアーム、31…後輪、32…リヤサスペンション、33…リヤフェンダ、34…上部ダウンフレーム、35…下部ダウンフレーム、36…上部メインフレーム、37…下部メインフレーム、38…上部ブリッジフレーム、39…下部ブリッジフレーム、40…セントラルダウンフレーム、41…フロントブリッジフレーム、42…サブフレーム(ガードフレーム、スタンドブラケット)、43…搭載機器保護フレーム、44…センタースタンド、45…補強ブラケット、46,47…取付ブラケット、50…センタートンネル領域、51…高圧圧縮水素貯蔵システム、52…燃料流量口、53…燃料充填用継手、54…燃料充填元弁、55…燃料供給元弁、56…燃料充填用リッド、60…円筒状胴部、61a,61b…ドーム状鏡板(半球状部)、62…中間ブリッジフレーム、63…機器搭載領域、64…タイヤハウス領域、67,67a,67b,67c…タンク支持部、68,68a,68b,68c…タンク支持部、70…弧状サポートフレーム、71…ボトムブリッジフレーム、76…弧状サポートフレーム、78…緩衝材、83…弧状タンク支持部、84…サポートブリッジプレート、85…緩衝材。

Claims (12)

  1. 燃料タンクのタンク支持部が設けられたメインフレームを備える車体フレームと、
    前記車体フレームに収容された気体燃料貯蔵用の前記燃料タンクと、車両を走行させるモータ駆動用の電力を発生させる燃料電池と、を有する燃料電池車両であって、
    前記燃料タンクは、中央部の円筒形状胴部と、その長手方向両側の半球状部とから構成される圧力容器を有し、
    前記車体フレームは前記燃料タンク長手方向両側の半球状部に対向する位置に、前側および後側タンク支持部がそれぞれ設けられ、前記前側および後側タンク支持部は前記燃料タンク長手方向両側の半球状部とそれぞれ面接触し、前記前側および後側タンク支持部に前記燃料タンクをその長手方向両側から挟んで固定したことを特徴とする車両の燃料タンク保持構造。
  2. 前記燃料タンクはタンク長手方向が車両前後方向に沿う状態に設けられ、
    前記タンク支持部は前記燃料タンクの前側および後側の少なくとも一方で、複数個が前記車体フレームに設けられ、
    前記前側および後側タンク支持部は、前記燃料タンク長手方向両側の半球状部とそれぞれ面接触し、前記燃料タンクを前後から挟んで固定した請求項1に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  3. 前記前側および後側タンク支持部は、前記燃料タンク長手方向両側の半球状部に面接触する前記タンク支持部を複数個ずつ有し、
    前記前側および後側タンク支持部は複数個ずつの前記タンク支持部が前記燃料タンク長手方向両側の半球状部を前側および後側の上下でそれぞれ面接触し、前記燃料タンクを前後から挟んで両持ち支持で固定した請求項1または2に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  4. 前記前側および後側タンク支持部は、前記燃料タンク両側の半球状部に面接触する前記タンク支持部を3個以上ずつ有し、
    前記前側および後側タンク支持部は、3個以上ずつのタンク支持部が前記燃料タンク長手方向両側の半球状部を前側および後側で放射状に包み込むように面接触し、前記燃料タンクの前後から挟んで両持ち支持で固定した請求項3に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  5. 前記前側および後側タンク支持部は、前記燃料タンク長手方向両側の半球状部に面接触する緩衝部材を備えた請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  6. 前記燃料タンクは車両前後方向中央下部に設けられ、その上方に燃料電池コントローラもしくは二次電池の燃料電池関連部品が配置された請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  7. 前記車体フレームは、前記メインフレームに着脱可能に取り付けられたサブフレームを備え、
    前記サブフレームに前記燃料タンクの後方側半球状部の少なくとも下部を支持する前記タンク支持部が設けられた請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  8. 前記燃料タンクのタンク支持部は、前記燃料タンクのタンク後方あるいはタンク前方からの投影面積内に納められて設けられ、
    前記タンク支持部は前記燃料タンク中央部の円筒形状胴部周りに迫り出さない非膨出形状に配設された請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  9. 前記サブフレームは前記車体フレームのメインフレーム後下部に着脱可能に取り付けられ、前記サブフレームに車両を支持するスタンドが取り付けられて固定された請求項7に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  10. 前記燃料タンクの後側タンク支持部は、一部が前記メインフレームに一体に固定され、残部が前記メインフレームと着脱可能なサブフレームに固定されており、
    前記燃料タンクの前側タンク支持部は、全ての前記タンク支持部が前記メインフレーム側に一体に固定された請求項7または9に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  11. 前記車体フレームのメインフレームは、車両前後方向に延びる左右一対の上部メインフレームと、左右一対の下部メインフレームとから、前記燃料タンクを収容するセンタートンネル領域が構成され、
    前記下部メインフレームの後部にサブフレームが着脱可能に設けられた請求項1または7に記載の車両の燃料タンク保持構造。
  12. 前記車体フレームは左右一対の下部メインフレーム間に架け渡されたブリッジ部材が固定され、
    前記ブリッジ部材に前記燃料タンクの円筒状胴部を面接触して載置する中間タンク支持部が設けられた請求項1に記載の車両の燃料タンク保持構造。
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JP2016179738A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 スズキ株式会社 鞍乗型燃料電池車両

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