JP2018101187A - 旅行計画システム、旅行計画方法、及びプログラム - Google Patents

旅行計画システム、旅行計画方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ旅行プランを計画する。
【解決手段】旅行計画システムは、ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを格納する記憶部と、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を生成し、当該旅行経路を含む旅行プランを生成する旅行計画部と、前記生成された旅行プランを出力する操作受付部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、旅行計画システム、旅行計画方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、「前記旅行仲介サーバーは、前記インターネット上にホームページを開設し、前記ホームページへの前記ユーザー端末によるアクセスを検出した場合には前記ユーザー端末に対して旅行の希望条件を入力・設定する画面を送信し、前記ユーザー端末から前記ホームページを介して旅行の希望条件を受信し、該希望条件にマッチする複数の旅行プランを過去の旅行プランデータを複数蓄積・保持するデータベースを検索して生成するにあたり、前記旅行プランで利用することとなる施設の前記施設端末から該当施設の混雑・空き状況の情報を収集し、収集した混雑・空き状況の情報を加味して前記旅行プランの調整を行って新たな複数の旅行プランを生成し、生成した新たな複数の旅行プランを、前記ホームページを介して前記ユーザー端末に送信する個人旅行提案手段を備える」と記載されている。
特開2005−44173号公報
インターネットの普及に伴い、旅行者は、関心のある訪問先に関する新しくかつ詳細な情報を、簡単に入手できるようになってきている。しかしながら、旅行者は、関心のある訪問先を組み込んだいわばオーダーメイドの旅行プランを、実際に自分で計画するのは、非常に手間がかかり困難である。一方、旅行会社は、自社の保有するデータベースを使って旅行を計画するため、当該データベースに含まれていない旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ高度にカスタマイズされた旅行プランを提供するのは難しい。
特許文献1の旅行仲介サーバーは、過去の旅行プランデータを検索する。そのため、この旅行仲介サーバーは、データベースに含まれていない旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ旅行プランを提供することはできない。
本発明の目的は、旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ旅行プランを計画する技術を提供する。
上記の課題を解決する本発明の一態様は、旅行計画システムであって、ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを格納する記憶部と、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を生成し、当該旅行経路を含む旅行プランを生成する旅行計画部と、前記生成された旅行プランを出力する操作受付部とを有する。
上記の旅行計画システムは、前記ユーザーのユーザー端末から前記関心訪問先に関する情報を受信し、当該受信した関心訪問先に関する情報に対応する前記関心旅行オブジェクトを前記記憶部に格納する旅行オブジェクト収集部を有してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記旅行計画部は、前記関心訪問先の各々にアクセスするためのゲートウェイを取得し、1つ以上の前記取得されたゲートウェイから、前記旅行経路の入域及び出域の組み合わせを選択し、前記選択された入域と、1つ以上の前記関心訪問先と、前記選択された出域とを含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、少なくとも1つの前記関心旅行オブジェクトは、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の訪問先の位置情報を含み、前記旅行計画部は、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報及び前記集合場所の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先及び1つ以上の前記ツアーの少なくとも一方を含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記記憶部は、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、前記旅行計画部は、前記関心訪問先が所定条件を満たす場合、当該関心訪問先を含む1つ以上のツアーに対応する旅行オブジェクトを、前記関心旅行オブジェクトとして前記記憶部から取得し、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報及び前記集合場所の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先及び1つ以上の前記ツアーの少なくとも一方を含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記旅行計画部は、第1の関心旅行オブジェクトが示す前記ツアーに含まれるいずれかの前記訪問先と、第2の関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先との重複を排除した前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記旅行計画部は、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記指定期間を満たし、かつ、前記各関心訪問先をそれぞれに対応する所定利用時間少なくとも利用可能である前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記操作受付部は、前記生成された旅行経路を表すタイムテーブルを出力し、前記タイムテーブルは前記各関心旅行先を示す領域が配置されており、前記領域の中から配置の変更が禁止される領域の選択を前記ユーザーから受け付け、前記旅行計画部は、前記選択された領域に対応する前記関心旅行先の配置を維持したまま、前記旅行経路を変更してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記操作受付部は、前記タイムテーブル上で前記関心旅行先を示す領域の追加を前記ユーザーから受け付け、配置の変更が禁止される前記領域として、前記追加された領域の選択を受け付け、前記旅行計画部は、前記追加された領域に対応する前記関心旅行先を含み、かつ、前記選択された領域に対応する前記関心旅行先の配置を維持したまま、前記旅行経路を変更してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記関心旅行オブジェクトの各々は、前記ユーザーにより付与されるスコアを含み、前記旅行計画部は、前記選択された入域及び出域に関して複数の前記旅行経路を生成するとともに、前記旅行経路の各々に関して前記スコアを用いて評価値を算出し、前記算出した評価値に基づいて旅行経路を選択し、前記操作受付部は、前記選択された旅行経路とともに、前記旅行経路の前記評価値を出力してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記旅行計画部は、前記選択された入域と、1つ以上の前記関心訪問先と、前記選択された出域と、前記ユーザーが訪問先を設定可能な必要時間帯とを含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記記憶部は、訪問先に関する情報であって前記訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、前記操作受付部は、前記生成された旅行経路を表すタイムテーブルを出力し、前記タイムテーブルは、前記必要時間帯を示す領域を含み、前記領域の選択を前記ユーザーから受け付け、前記旅行計画部は、前記領域が選択された場合、1つ以上の前記訪問先に対応する旅行オブジェクトを取得し、前記操作受付部は、1つ以上の前記取得された旅行オブジェクトが示す訪問先の一覧を出力してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記旅行計画部は、前記領域が選択された場合に、前記生成された旅行経路に第1条件を満たす前記訪問先が含まれているか否かを判定し、前記第1条件を満たす訪問先が含まれていない場合に、第2条件を満たす1つ以上の前記訪問先に対応する旅行オブジェクトを取得してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記記憶部は、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の前記訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、前記操作受付部は、前記選択された領域への前記訪問先の設定を前記ユーザーから受け付け、前記旅行計画部は、前記ユーザーから受け付けた訪問先が所定条件を満たす場合、当該訪問先を含む1つ以上のツアーに対応する旅行オブジェクトを前記記憶部から取得し、前記操作受付部は、1つ以上の前記取得された旅行オブジェクトが示すツアーの一覧を出力してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムでにおいて、前記記憶部は、同一グループに属する複数の前記ユーザーの各々について1つ以上の前記関心旅行オブジェクトを格納し、前記旅行計画部は、前記グループについて前記旅行プランを生成する場合、前記グループに属する前記複数のユーザーの同一の関心旅行オブジェクトを1つに集約することにより、前記グループの1つ以上の関心旅行オブジェクトを取得し、前記グループについて取得された1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記グループによって指定された指定期間を満たす前記旅行経路を生成してもよい。
上記のいずれかの旅行計画システムにおいて、前記関心旅行オブジェクトの各々は、前記ユーザーにより付与されるスコアを含み、前記旅行計画部は、前記グループについて前記旅行プランを生成する場合、前記集約した関心旅行オブジェクトの前記スコアを、前記複数のユーザーの付与したスコアを用いて算出し、複数の前記旅行経路を生成するとともに、前記旅行経路の各々に関して前記スコアを用いて評価値を算出し、前記算出した評価値に基づいて旅行経路を選択し、前記操作受付部は、前記選択された旅行経路とともに、前記旅行経路の前記評価値を出力してもよい。
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、旅行計画システムにより実行される旅行計画方法であって、ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを取得するステップと、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を生成し、当該旅行経路を含む旅行プランを生成するステップと、前記生成された旅行プランを出力するステップとを含む。
上記の課題を解決する本発明のさらに他の態様は、旅行計画システムのプログラムであって、ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを格納する記憶部、1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を含む旅行プランを生成する旅行計画部、前記生成された旅行プランを出力する操作受付部として前記旅行計画システムを機能させる。
本発明によれば、旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ旅行プランを計画することができる。
実施形態に係る旅行計画システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その1)である。 実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その2)である。 実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その3)である。 実施形態に係るツアー情報テーブルの構成例を示す図である。 実施形態に係る関心旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図である。 実施形態に係るゲートウェイ情報テーブルの構成例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランテーブルの構成例を示す図である。 実施形態に係る旅行計画システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る旅行計画処理の一例を示すフローチャートである。 図10のステップS1の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るゲートウェイの取得処理の一例を説明する説明図である。 図10のステップS2の処理の一例を示すフローチャートである。 図10のステップS4の処理の一例を示すフローチャートである。 図14のステップS44の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る旅行経路の探索処理の一例を説明する説明図である。 図10のステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る旅行プランの一覧を表示する画面例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示する画面例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示する他の画面例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示するさらに他の画面例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示するさらに他の画面例を示す図である。 実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示するさらに他の画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る旅行計画システムの構成例を示すブロック図である。
旅行計画システム1は、インターネット等の通信ネットワークNに接続され、通信ネットワークNに接続された1つ以上のユーザー端末T等の外部装置と通信することができる。旅行計画システム1は、旅行プランを各ユーザー(「旅行者」でもある)に提供する情報処理システムであり、例えば、Web(World Wide Web)サーバー、Webアプリケーション、及びデータベースを含むWebシステムにより実現することができる。各ユーザー端末Tは、そのユーザーにより使用される情報処理装置であり、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレットコンピューター、ウェアラブルデバイス等の装置により実現することができる。
通信ネットワークNには、様々な機能や情報を提供する1つ以上の情報処理システム(図示せず)が接続されている。情報処理システムは、例えば、Webサーバー、Webアプリケーション、及びデータベースを含むWebシステムである。旅行計画システム1は、例えば、これらの情報処理システムの公開しているWeb・API(Application Programming Interface)を利用して、様々な情報を取得することができる。
Web・APIを利用して取得可能な情報は、例えば、設定した出発地と目的地の間の経路情報(航空機、鉄道、船舶、自動車などの1つ以上の輸送機関を使った経路)、設定した地点の最寄りの輸送拠点(空港、駅、港、バス停など)の情報、設定した日時の宿泊施設の空き状況、設定した日時の輸送機関の空き状況、などを含むことができる。もちろん、旅行計画システム1は、検索エンジンを利用してWebページを検索し、これらのWebページから様々な情報を取得可能であってもよい。
本実施形態では、ユーザーは、旅行計画システム1と通信可能なアプリ(アプリケーションソフトウェア)をユーザー端末Tにインストールする。当該アプリは、例えば、Webブラウザの機能とともに、Webブラウザに表示されたWebページコンテンツの中から選択された情報を旅行計画システム1に送信する機能を有する。もちろん、上記のアプリの替わりに、ユーザー端末Tの有するWebブラウザに組み込まれるプラグインを使ってもよい。当該プラグインは、Webブラウザに表示されたWebページコンテンツの中から選択された情報を旅行計画システム1に送信する機能を有する。
ユーザーは、例えば、Webサーフィンをしている間に、観光地、観光ツアー、レストラン、ホテルなどの関心のある訪問先(以下、「関心訪問先」ともいう)を発見できる。関心訪問先は、世界中に散在してもよい。ユーザーは、上記のアプリ又はプラグインの機能を使って、表示されたWebページコンテンツ内の関心訪問先の情報、例えば名前、所在地、写真、位置情報など選択する。当該アプリ又はプラグインは、選択された関心訪問先の情報を、旅行計画システム1に送信する。
旅行計画システム1は、ユーザー端末Tのアプリ又はプラグインから、選択された関心訪問先の情報を受信し、データベースに格納する。このようにして、旅行計画システム1は、ユーザーの関心訪問先のリストを保持することができる。一般的なユーザーは、関心訪問先を発見しても時間の経過とともに忘れてしまうが、旅行計画システム1のリストに登録しておくことで簡単に思い出すことができる。
また、ユーザーは、例えば、1つ以上の関心訪問先を巡る旅行に行きたいと思ったときに、ユーザー端末Tのアプリ又はプラグインを使って、旅行プランを計画するように旅行計画システム1に指示する。なお、当該アプリ又はプラグインは、ユーザーから旅行の期間を受け付け、旅行計画指示とともに旅行計画システム1に送信する。本実施形態では、ユーザーは、旅行計画指示の際、旅行の期間以外は特に入力する必要はない。
旅行計画システム1は、ユーザーから旅行計画指示を受け付けると、保持している関心訪問先のリストから選択した1つ以上の関心訪問先を組み込んだ旅行プランを計画する。これにより、旅行計画システム1は、ユーザーの関心訪問先を組み込んだ旅行プランを効率的に計画することができる。
ところで、関心訪問先の中には、上述したWeb・APIを介して提供される経路探索サービスでは経路情報を探索できないような、到達困難な訪問先が存在する。例えば、山奥の温泉、自然保護地区の中の滝などの観光地である。一方で、このような到達困難な観光地であっても、当該観光地を訪問する観光ツアーが存在することがある。この観光ツアーでは、例えばチャーターされた輸送機関により当該観光地に到達可能である。そこで、旅行計画システム1は、到達困難な訪問先については、当該訪問先を含む観光ツアーを探索し、旅行プランに組み込む。これにより、旅行計画システム1は、ユーザーの関心訪問先を組み込んだ旅行プランの選択肢を広げて、ユーザーに提供できる。
上記のような機能を実現する旅行計画システム1は、記憶部10と、制御部20と、通信部30とを有する。記憶部10は、制御部20の処理に使用される情報を格納する。制御部20は、旅行計画システム1を統合的に制御する。通信部30は、通信ネットワークNを介してユーザー端末T等の外部装置と情報を送受信する。
記憶部10は、例えば、旅行オブジェクトテーブル11と、ツアー情報テーブル12と、関心旅行オブジェクトテーブル13と、ゲートウェイ情報テーブル14と、旅行プランテーブル15を格納する。
旅行オブジェクトテーブル11は、ユーザーの関心訪問先に加え、ユーザーが関心訪問先として選択可能な訪問先に関する情報を格納する。「旅行オブジェクト(以下、TOとも表記する)」とは、訪問先及び当該訪問先に関する情報を意味する。旅行オブジェクトは、観光地、レストラン、ホテル等の地点の訪問先に加え、1つ以上の地点を訪問する観光ツアーも含むことができる。
ツアー情報テーブル12は、旅行オブジェクトテーブル11に格納されている観光ツアーに関する情報を格納する。
関心旅行オブジェクトテーブル13は、ユーザーの関心訪問先に関する情報を格納する。「関心旅行オブジェクト(以下、ITOとも表記する)」とは、ユーザーの関心訪問先及び当該関心訪問先に関する情報を意味する。関心旅行オブジェクトは、観光地、レストラン、ホテル等の地点の訪問先に加え、1つ以上の地点を訪問する観光ツアーも含むことができる。
ゲートウェイ情報テーブル14は、ゲートウェイに関する情報を格納する。「ゲートウェイ(GW)」とは、訪問先にアクセスするための輸送拠点、例えば、空港、駅、港、バス停等を意味する。
旅行プランテーブル15は、旅行計画システム1により生成されたユーザーのための旅行プランに関する情報を格納する。
制御部20は、例えば、旅行オブジェクト収集部21と、操作受付部22と、旅行計画部23とを有する。
旅行オブジェクト収集部21は、通信部30を介してインターネット上を検索し、訪問先に関する情報(例えば、名称、位置情報等)を収集し、受信した情報を用いて当該訪問先に対応する旅行オブジェクトを生成し、旅行オブジェクトテーブル11に登録する。旅行オブジェクト収集部21は、例えば、検索エンジン技術を使って情報を収集してもよいし、システム管理者から情報の入力を受け付けてもよい。
また、旅行オブジェクト収集部21は、ユーザーにより選択された関心訪問先に関する情報を、ユーザー端末T上のアプリあるいはプラグインから通信部30を介して受信し、受信した情報を用いて当該関心訪問先に対応する関心旅行オブジェクトを生成し、関心旅行オブジェクトテーブル13に登録する。なお、旅行オブジェクト収集部21は、旅行オブジェクトテーブル11内のいずれかの旅行オブジェクトに関連付くように、関心旅行オブジェクトを関心旅行オブジェクトテーブル13に登録する。
操作受付部22は、ユーザー端末T上のアプリあるいはプラグインに入力されたユーザーの操作を、通信部30を介して受け付ける。また、操作受付部22は、操作入力を受け付けるためのWebページのページ情報を生成し、ユーザー端末Tに通信部30を介して送信してもよい。ユーザー端末Tは、受信したページ情報に従ってWebページを表示すればよい。
旅行計画部23は、後に詳述する旅行計画処理を実行することにより、ユーザーの指定条件(旅行の期間)を満たし、かつ、関心旅行オブジェクトの質及び数に基づく評価値がより高い旅行プランを生成する。旅行計画部23は、生成した旅行プランを、旅行プランテーブル15に格納する。
図2は、実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その1)である。図3は、実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その2)である。図4は、実施形態に係る旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図(その3)である。
旅行オブジェクトテーブル11は、旅行オブジェクト毎のレコードを格納する。各レコードは、TO識別子11a、名称11b、区分11c、タグ11d、地域コード11e、TOスコア11f、開始時刻11g、終了時刻11h、推奨利用時間11i、及び位置11jを含む。
TO識別子11aは、旅行オブジェクトの識別子である。名称11bは、旅行オブジェクトの名称、例えば、観光地、レストラン等の訪問先の名称や、観光ツアーの名称である。区分11cは、旅行オブジェクトの目的の区分であり、例えば、買物、観光、食事、ツアー、宿泊である。タグ11dは、旅行オブジェクトの特徴であり、例えば、購入可能な商品、有名な場所、食事施設の種類、ツアーの要点である。地域コード11eは、旅行オブジェクトが位置する地域のコードである。TOスコア11fは、旅行オブジェクトのスコアである。TOスコア11fは、例えば、複数のユーザーが付与したポイントの集計結果に基づいて設定される。
開始時刻11gは、旅行オブジェクトの営業時間の開始時刻である。終了時刻11hは、旅行オブジェクトの営業時間の終了時刻である。推奨利用時間11iは、一般的なユーザーが旅行オブジェクトを利用する時間である。開始時刻及び終了時刻は、例えば、観光地や施設についてはそれら営業時間の開始時刻及び終了時刻、観光ツアーについてはそのスケジュールの開始時刻及び終了時刻を設定することができる。推奨利用時間は、例えば、観光地や施設についてはその平均滞在時間、観光ツアーについてはそのスケジュールの所要時間を設定することができる。
位置11jは、旅行オブジェクトの位置情報である。位置情報は、例えば、緯度及び経度などの地図上の座標情報である。旅行オブジェクトの位置を点で表す場合は、例えば、位置情報は、当該地点の座標情報を含む。旅行オブジェクトの位置を矩形領域で表す場合は、例えば、位置情報は、当該領域の開始地点の座標情報と当該領域の終了地点の座標情報を含み、これらの2つの地点は当該領域の対角の頂点に相当する。もちろん、領域の形状は、矩形に限られず、円形、多角形などであってもよい。
旅行オブジェクトテーブル11の情報は、例えば、旅行オブジェクト収集部21により生成され、登録あるいは更新される。または、旅行オブジェクトテーブル11の情報は、システム管理者によって登録あるいは更新されてもよい。旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照することで、訪問先や観光ツアー等の旅行オブジェクトに関する情報を読み出すことができる。各レコードは、識別子を介して他のテーブルの対応するレコードの情報を含んでいるとみなすこともできる。
図5は、実施形態に係るツアー情報テーブルの構成例を示す図である。
ツアー情報テーブル12は、観光ツアーの旅行オブジェクト毎に、当該ツアーのスケジュール情報を格納する。TO識別子12aは、観光ツアーの旅行オブジェクトの識別子である。TO識別子12aは、他のテーブルのTO識別子あるいはITO識別子と対応する。スケジュール情報は、1つ以上のスケジュール項目を格納する。各スケジュール項目は、開始時刻12b、終了時刻12c、区分12d、内容12e、及びTO識別子12fを含む。
開始時刻12bは、スケジュール項目の開始時刻である。終了時刻12cは、スケジュール項目の終了時刻である。区分12dは、スケジュール項目の目的の区分であり、例えば、集合、買物、観光、食事、解散である。内容12eは、スケジュール項目の詳細である。TO識別子12fは、スケジュール項目に対応する旅行オブジェクトのTO識別子である。例えば、観光のスケジュール項目については観光地の旅行オブジェクトのTO識別子が設定され、食事のスケジュール項目については食事処の旅行オブジェクトのTO識別子が設定され、集合及び解散の観光のスケジュール項目については集合場所及び解散場所の旅行オブジェクトのTO識別子が設定される。
ツアー情報テーブル12の情報は、旅行オブジェクト収集部21により生成され、登録あるいは更新される。または、ツアー情報テーブル12の情報は、システム管理者によって登録あるいは更新されてもよい。旅行計画部23は、ツアー情報テーブル12を参照することで、観光ツアーの旅行オブジェクトのスケジュール情報を読み出すことができる。
図6は、実施形態に係る関心旅行オブジェクトテーブルの構成例を示す図である。
関心旅行オブジェクトテーブル13は、ユーザー毎に、当該ユーザーの関心旅行オブジェクト毎のレコードを格納する。ユーザー識別子13aは、他のテーブルのユーザー識別子と対応する。各レコードは、ITO識別子13b、及びITOスコア13cを含む。
ITO識別子13bは、関心旅行オブジェクトの識別子である。ITO識別子13bは、他のテーブルのTO識別子あるいはITO識別子と対応する。ITOスコア13cは、関心旅行オブジェクトのスコアである。ITOスコア13cは、例えば、ユーザーにより付与される。
関心旅行オブジェクトテーブル13の情報は、例えば、ユーザー端末Tから送信された関心訪問先に関する情報を用いて旅行オブジェクト収集部21により生成され、登録あるいは更新される。旅行計画部23は、関心旅行オブジェクトテーブル13を参照することで、関心訪問先や観光ツアー等の関心旅行オブジェクトに関する情報を読み出すことができる。各レコードは、識別子を介して他のテーブルの対応するレコードの情報を含んでいるとみなすこともできる。
図7は、実施形態に係るゲートウェイ情報テーブルの構成例を示す図である。
ゲートウェイ情報テーブル14は、ゲートウェイ毎のレコードを格納する。各レコードは、GW識別子14a、位置14b、種別14c、及びITO数14dを含む。GW識別子14aは、ゲートウェイの識別子である。位置14bは、ゲートウェイの位置情報である。位置情報のフォーマットは、上述した位置11jと同様である。種別14cは、ゲートウェイの種別、例えば空港、駅、港、バス停等である。ITO数14dは、ゲートウェイの位置に対して所定条件を満たす位置の関心旅行オブジェクトの数である。ITO数14dには、例えば、当該ゲートウェイの位置まで最短経路を有する各関心旅行オブジェクト(1人以上のユーザーの各関心旅行オブジェクト)の数である。
ゲートウェイ情報テーブル14の情報(GW識別子14a、位置14b、及び種別14c)は、例えば、旅行オブジェクト収集部21により生成され、登録あるいは更新される。ゲートウェイ情報テーブル14の情報(ITO数14d)は、後述するように、各ユーザーの旅行プランを計画した際に、旅行計画部23により登録あるいは更新される。または、ゲートウェイ情報テーブル14の情報は、システム管理者によって登録あるいは更新されてもよい。旅行計画部23は、ゲートウェイ情報テーブル14を参照することで、ゲートウェイに関する情報を読み出すことができる。
図8は、実施形態に係る旅行プランテーブルの構成例を示す図である。
旅行プランテーブル15は、ユーザー毎に、当該ユーザーの旅行プラン毎の旅行プラン情報を格納する。ユーザー識別子15aは、他のテーブルのユーザー識別子と対応する。各旅行プラン情報は、旅行プラン識別子15b、訪問ITO数15c、費用及び期間15d、評価値15e、及び詳細スケジュール15fを含む。
旅行プラン識別子15bは、旅行プランの識別子である。訪問ITO数15cは、旅行プランにおいて訪問される関心訪問先の数である。費用及び期間15dは、旅行プランに要する費用と期間である。評価値15eは、旅行プランの評価値であり、旅行計画部23によって計算される。詳細スケジュール15fは、旅行プランの詳細スケジュールである。詳細スケジュール15fの内容は、特に限定されないが、例えば図19等に示すようなタイムテーブルを表示するためのデータを含む。
旅行プランテーブル15の情報は、例えば、旅行計画部23により生成され、登録あるいは更新される。旅行計画部23は、旅行プランテーブル15を参照することで、旅行プランに関する情報を読み出すことができる。
図9は、実施形態に係る旅行計画システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
旅行計画システム1は、図9に示すようなコンピュータ90により実現することができる。コンピュータ90は、例えば、サーバーコンピュータであるが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピューター等のコンピュータ機器であってもよい。また、旅行計画システム1は、複数のコンピュータにより構成されてもよい。
コンピュータ90は、演算装置91と、主記憶装置92と、外部記憶装置93と、通信装置94と、読み書き装置95と、入力装置96と、出力装置97とを含む。
演算装置91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算ユニットである。主記憶装置92は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置である。外部記憶装置93は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、あるいはフラッシュROM(Read Only Memory)などの記憶装置である。通信装置94は、ネットワークケーブルを介して有線通信を行う通信装置、アンテナを介して無線通信を行う通信装置を含む、情報を送受信する装置である。読み書き装置95は、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の記録媒体に情報を読み書きする装置である。入力装置96は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイス、タッチパネル、マイクロフォンなどを含む、入力情報を受け付ける装置である。出力装置97は、ディスプレイ、プリンター、スピーカーなどを含む、出力情報を出力する装置である。主記憶装置92及び外部記憶装置93の少なくとも一部は、例えば、通信装置94を介して接続されるネットワーク上のストレージにより実現されてもよい。
記憶部10は、例えば外部記憶装置93により実現される。制御部20は、例えば演算装置91により実現される。すなわち、例えば、演算装置91が所定のアプリケーションプログラムを実行することによって実現することができる。このアプリケーションプログラムは、例えば、外部記憶装置93内に記憶され、実行にあたって主記憶装置92上にロードされ、演算装置91によって実行される。通信部30は、例えば通信装置94によって実現される。
次に、上述の旅行計画システム1によって実行される旅行計画処理の具体例について説明する。1人の対象ユーザーのための処理を説明する。旅行オブジェクトテーブル11、ツアー情報テーブル12、関心旅行オブジェクトテーブル13、ゲートウェイ情報テーブル14には、情報が既に設定されている。
図10は、実施形態に係る旅行計画処理の一例を示すフローチャートである。旅行計画部23は、例えば、旅行プランの計画を開始するための指示を、ユーザー端末Tから操作受付部22を介して受け付けた場合に、本フローチャートに示す処理を開始する。その際、旅行計画部23は、対象ユーザーの指定条件(旅行の期間)を受け付ける。旅行の期間は、例えば、開始日付と終了日付を含む。
まず、旅行計画部23は、旅行のゲートウェイを取得する(ステップS1)。ステップS1の処理では、旅行計画部23は、対象ユーザーの各関心旅行オブジェクトについてゲートウェイを取得する。ステップS1については後に詳述する。
次に、旅行計画部23は、旅行の入域と出域を選択する(ステップS2)。「入域」とは、ゲートウェイから選択される、旅行の開始拠点である。「出域」とは、ゲートウェイから選択される、旅行の終了拠点である。入域と出域は、同じ拠点であってもよい。ステップS2の処理では、旅行計画部23は、ステップS1で取得されたゲートウェイの中から、入域と出域の組み合わせを選択する。ステップS2については後に詳述する。
次に、旅行計画部23は、旅行計画を終了するか否かを判定する(ステップS3)。旅行計画部23は、後述する旅行計画の終了フラグが設定されている場合に、旅行計画を終了すると判定し(ステップS3:YES)、処理をステップS5に進める。旅行計画部23は、当該終了フラグが設定されていない場合に、旅行計画を継続すると判定し(ステップS3:NO)、処理をステップS4に進める。
旅行計画を継続する場合、旅行計画部23は、旅行プランを生成する(ステップS4)。ステップS4の処理では、旅行計画部23は、ステップS2で選択された入域から出域までの旅行プランであって、1つ以上の関心旅行オブジェクトを含む旅行プランを生成する。生成される旅行プランは、ユーザーの指定条件(旅行の期間)を満たし、かつ、関心旅行オブジェクトの質及び数に基づく評価値がより高い旅行プランである。ステップS4については後に詳述する。
ステップS4の後、旅行計画部23は、処理をステップS2に進め、入域と出域の他の組み合わせを選択する。
旅行計画を終了する場合、旅行計画部23は、旅行プランを出力及び編集する(ステップS5)。ステップS5の処理では、旅行計画部23は、ステップS4で計画された1つ以上の旅行プランに関する情報を、操作受付部22を介してユーザー端末Tに出力する。また、旅行計画部23は、1つ以上の旅行プランに対する編集を、操作受付部22を介してユーザー端末Tから受け付ける。
図11は、図10のステップS1の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、旅行計画部23は、関心旅行オブジェクトテーブル13に含まれる対象ユーザーの各ITOのレコードを、記憶部10内の所定の記憶領域(図示せず。以下、「候補旅行オブジェクトテーブル」という)にコピーする。
それから、旅行計画部23は、ITOを1つ選択する(ステップS11)。具体的には、旅行計画部23は、候補旅行オブジェクトテーブルを参照し、ITOを1つ選択し、当該ITOのITO識別子を読み出す。また、旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照し、読み出したITO識別子に対応するTO識別子11aに関連付けられた位置11jを、ITOの位置として読み出す。
それから、旅行計画部23は、ゲートウェイを探索する(ステップS12)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS11で読み出したITOの位置に対して所定条件を満たす位置のゲートウェイを、ゲートウェイ情報テーブル14から探索する。
旅行計画部23は、例えば、ITOまでの最短経路を有するゲートウェイを探索する。最短経路は、特に限定されないが、例えば、時間、距離、若しくは料金、又はこれらの1つ以上のコストの組み合わせが、最小となる経路とすることができる。各コストの上限を設定してもよい。
旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、ITOの位置から各ゲートウェイの位置までの経路情報を取得することができる。旅行計画部23は、取得した経路のうち最短の経路を有するゲートウェイを選択すればよい。もちろん、旅行計画部23は、ITOの位置までの最短経路を有するゲートウェイの情報を、Web・APIから取得してもよい。
本実施形態では、ゲートウェイの種別として空港を考えると理解し易い。もちろん、駅や港等の他の種別のゲートウェイが選択されてもよい。また、対象ユーザーの操作によって、ゲートウェイの種別を選べてもよい。
それから、旅行計画部23は、ゲートウェイを取得できたか否かを判定する(ステップS13)。上述のステップS12の処理では、例えばITOに到達する経路が不明な場合には、当該ITOに対するゲートウェイを取得できない。この場合、旅行計画部23は、ゲートウェイを取得できない(当該ITOまで到達困難である)と判定する。また、旅行計画部23は、経路を得られても、次の様な場合にはゲートウェイを取得できないと判定してもよい。例えば、経路情報に徒歩や自家用車などの公共交通機関以外の輸送手段が含まれている場合、経路情報に含まれる公共交通機関の予約が満席である場合、経路情報に含まれる公共交通機関をユーザー自身が予約するのが困難である場合などである。
ゲートウェイを取得できなかった場合(ステップS13:NO)、旅行計画部23は、ツアーを探索する(ステップS14)。具体的には、旅行計画部23は、ツアー情報テーブル12を参照し、ステップS11で選択したITOのITO識別子に対応するTO識別子12fをスケジュール項目に含む1つ以上のツアーを特定し、各ツアーのTO識別子12aを読み出す。
それから、旅行計画部23は、探索した各ツアーをITOに追加する(ステップS15)。具体的には、旅行計画部23は、各ツアーのITOのレコードを候補旅行オブジェクトテーブルに追加する。追加したレコードのITO識別子には、ステップS14で読み出されたTO識別子12aが設定される。追加したレコードのITOスコアには、例えばステップS11で選択したITOのITOスコアが設定される。また、旅行計画部23は、候補旅行オブジェクトテーブルから、ステップS11で選択したITOのレコードを削除する。なお、旅行計画部23は、ステップS11で選択したITOに対応する経路が不明な場合に、当該ITOのレコードを候補旅行オブジェクトテーブルから削除し、ステップS11で選択したITOに対応する経路が得られた場合は、当該ITOのレコードを候補旅行オブジェクトテーブルに残しておいてもよい。
それから、旅行計画部23は、追加した各ITOのゲートウェイを取得する(ステップS16)。具体的には、旅行計画部23は、ツアー情報テーブル12を参照し、ステップS15で追加したツアーのスケジュール情報から、集合場所(区分12dが「集合」を示す)のTO識別子12fを読み出す。また、旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照し、読み出したTO識別子に対応するTO識別子11aに関連付けられた位置11jをITOの位置として読み出す。また、旅行計画部23は、読み出したITOの位置に対して所定条件を満たす位置のゲートウェイを、ゲートウェイ情報テーブル14から探索する。探索の仕方は、ステップS12と同様である。このようにして、旅行計画部23は、ツアーのITOのゲートウェイを取得することができる。なお、旅行計画部23は、集合場所の位置に替えて、解散場所の位置をITOの位置として読み出してもよい。
ゲートウェイを取得できた場合(ステップS13:YES)、又は、ステップS16の後、旅行計画部23は、ゲートウェイの取得を終了するか否かを判定する(ステップS17)。具体的には、旅行計画部23は、本フローチャートの開始時に候補旅行オブジェクトテーブルにコピーされたITOを全て選択した場合に、ゲートウェイの取得を終了すると判定し(ステップS17:YES)、図11に示すフローチャートの処理を終了する。旅行計画部23は、ITOを全て選択していない場合に、ゲートウェイの取得を継続すると判定し(ステップS17:NO)、処理をステップS11に進める。なお、ゲートウェイを取得できた場合、旅行計画部23は、ステップS12又はステップS16で探索されたゲートウェイに対応するレコードのITO数14dを、1インクリメントする。
ITOの数が多いほどゲートウェイの数も多くなり(入域と出域の組み合わせも多くなる)、これは計画可能な旅行プラン数の増大及び演算処理負荷の増大につながる。そこで、ゲートウェイの取得を終了する場合、旅行計画部23は、ゲートウェイの絞り込みを実行してもよい。例えば、旅行計画部23は、ステップS11〜S17で取得した全てのゲートウェイから、所定条件を満たすゲートウェイを抽出すればよい。
具体例としては、旅行計画部23は、ユーザーのオプション指定条件(旅行の予算)を使うことができる。オプション指定条件は、ユーザー端末Tから操作受付部22を介して受け付ければよい。詳細には、旅行計画部23は、ステップS11〜S17で取得したゲートウェイのうち、ユーザーの出発拠点からの片道の移動料金が予算を下回るゲートウェイを抽出する。「出発拠点」は、例えば、ユーザーの自宅の最寄りの空港、駅、港等の輸送拠点である。出発拠点の情報、例えば位置情報や名称は、予め記憶部10に登録すればよい。旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、出発拠点の位置から各ゲートウェイの位置までの経路情報(使用する輸送機関、及びその料金を含む)を取得することができる。例えば、出発拠点及びゲートウェイの両方が空港である場合、それらの空港の間の片道のフライト料金を得ることができる。旅行計画部23は、例えば、取得した片道料金の予算に対する割合が所定値以下(例えば、50%以下)であるかどうかを判定すればよい。なお、予算に所定の係数を乗じてもよい。
旅行計画部23は、上記のようにして対象ユーザーの旅行プランに使用可能なゲートウェイの候補を抽出し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
図12は、実施形態に係るゲートウェイの取得処理の一例を説明する説明図である。
図12(A)は、地図上の複数のITOを示している。図12(B)は、1つのITOを除く複数のITOについて取得されたゲートウェイを示している。各矢印は、ITOと当該ITOのゲートウェイとの関係を示している。図12(C)は、ゲートウェイを取得できなかったITOを含むツアー(破線の円)と、そのツアーの集合場所について取得されたゲートウェイを示している。当該ツアーは、集合場所、TO、及びITOを含んでいる。ツアーは、解散場所を含んでもよいし、他のITOを含んでもよい。
図13は、図10のステップS2の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、旅行計画部23は、ステップS2の処理の実行が初回であるか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS2の処理の実行が初回である場合(ステップS21:YES)、旅行計画部23は、入域を選択する(ステップS22)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS18で抽出したゲートウェイから、1つのゲートウェイを入域として選択する。選択順序は、例えば、ITO数が多い順である。各ゲートウェイのITO数は、ゲートウェイ情報テーブル14のITO数14dを参照して取得可能である。
ステップS2の処理の実行が初回でない場合(ステップS21:NO)、旅行計画部23は、選択済の入域を取得する(ステップS23)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS22又はステップS27で前回選択した入域を取得する。
ステップS22又はステップS23又はステップS27の後、旅行計画部23は、出域選択を終了するか否かを判定する(ステップS24)。旅行計画部23は、後述する出域選択の終了フラグが設定されていない場合に、出域選択を継続すると判定し(ステップS24:NO)、処理をステップS25に進める。旅行計画部23は、出域選択の終了フラグが設定されている場合に、出域選択を終了すると判定し(ステップS24:YES)、処理をステップS26に進める。
出域選択を継続する場合、旅行計画部23は、出域を選択する(ステップS25)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS22又はステップS27で前回選択した入域の近隣の1つのゲートウェイを出域として選択する。本実施形態では、旅行計画部23は、ある入域に注目した場合、ステップS25の1回目は、注目入域を出域として選択し、ステップS25の2回目以降は、注目入域に近い順に出域を選択する。旅行計画部23は、例えば、入域と出域の直線距離を計算し、当該直線距離に基づいて出域を選択することができる。旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、入域の位置から各出域の位置までの直線距離を取得することができる。もちろん、旅行計画部23は、入域と出域の直線距離に限られず、例えば、入域と出域の最短経路を用いてもよい。
出域選択を終了する場合、旅行計画部23は、入域選択を終了するか否かを判定する(ステップS26)。具体的には、旅行計画部23は、所定終了条件を満たすかどうかを判定する。例えば、旅行計画部23は、ステップS18で抽出した全てのゲートウェイを入域として選択した場合、旅行計画処理の開始から所定時間が経過した場合、旅行プランが所定数生成された場合、などの条件で入域選択を終了すると判定する。
入域選択を継続する場合(ステップS26:NO)、旅行計画部23は、入域を選択する(ステップS27)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS18で抽出したゲートウェイのうち未選択のゲートウェイから、1つのゲートウェイを入域として選択する。選択順序は、ステップS22と同様である。そして、旅行計画部23は、処理をステップS24に進める。
入域選択を終了する場合(ステップS26:YES)、旅行計画部23は、旅行計画の終了フラグを設定する(ステップS28)。
ステップS25又はステップS28の処理の後、旅行計画部23は、図13に示すフローチャートの処理を終了する。旅行計画部23は、上記のようにして入域及び出域の組み合わせを選択することができる。
図14は、図10のステップS4の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、旅行計画部23は、出発拠点から入域まで及び出域から出発拠点までの往復の輸送機関を探索する(ステップS41)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS2で選択された入域及び出域の組み合わせを取得する。また、旅行計画部23は、対象ユーザーの指定した旅行の期間内で、出発拠点を出発して入域に到着する輸送機関の情報と、出域を出発して出発拠点に到着する輸送機関の情報を探索する。例えば、出発拠点、入域、及び出域がいずれも空港である場合、往復のフライト情報(便名、出発日時及び到着日時、料金等を含む)が探索される。旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、輸送機関の情報を取得することができる。このようにして、旅行計画部23は、対象ユーザーの指定条件(旅行の期間)を満たす、出発拠点から入域まで及び出域から出発拠点までの往復の輸送機関の情報を1つ以上取得できる。各組の輸送機関の情報は、少なくとも入域への到着日時及び出域からの出発日時を含む。
なお、旅行計画部23は、上述のようにして取得した1つ以上の往復の輸送機関の組み合わせから、往復の料金が最安値である組み合わせを1つ取得してもよいし、最安値から所定数の組み合わせを複数取得してもよい。また、旅行計画部23は、対象ユーザーのオプション指定条件(旅行の予算)を用いて、上述のようにして取得した1つ以上の往復の輸送機関の組み合わせから、往復の料金が予算内である組み合わせを1つ以上取得してもよい。
それから、旅行計画部23は、往復の輸送機関の組み合わせを選択する(ステップS42)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS41で取得した1つ以上の往復の輸送機関の組み合せから、1つの組み合わせを選択する。
それから、旅行計画部23は、開始日時及び終了日時を決定する(ステップS43)。図14のフローチャートでは、入域を開始地点とし出域を終了地点とする旅行経路を生成する。「開始日時」とは、当該開始地点を出発する日時である。「終了日時」とは、当該終了地点に到着する日時である。具体的には、旅行計画部23は、ステップS42で選択した往復の輸送機関の情報を用いて、入域への到着日時を開始日時として設定し、出域からの出発日時を終了日時として設定することができる。もちろん、開始日時は、入域への到着日時に限られず、例えば、入域への到着日時に所定時間(例えば1時間)を加えた日時を設定してもよい。また、終了日時は、出域からの出発日時に限られず、例えば、出域からの出発日時から所定時間(例えば2時間)を引いた日時を設定してもよい。
それから、旅行計画部23は、旅行経路を探索する(ステップS44)。ステップS44では、旅行計画部23は、候補旅行オブジェクトテーブルに格納されている1つ以上のITOを訪問する、開始地点から終了地点までの旅行経路を探索する。また、旅行計画部23は、旅行経路に含まれる1つ以上のITOのITOスコアに基づく評価値が最大の旅行経路を探索する。評価値の定義は、特に限定されないが、例えば、各ITOのITOスコアの合計値、当該合計値に所定の係数を乗じた値、などとすることができる。
旅行経路の探索は、時間的制約条件付きの経路最適化問題を解くための一般的な経路探索アルゴリズム、例えば遺伝的アルゴリズム、ダイクストラ法、マルコフ連鎖モンテカルロ法などを用いて実現することができる。従って、経路探索アルゴリズム自体の詳細な説明は省略する。
本実施形態では、旅行計画部23は、時間的制約条件を満たし、上述した評価値を最大化する旅行経路を探索する。時間的制約条件の1つは、ステップS43で決定した開始日時から終了日時までに移動可能な経路である。他の時間的制約条件は、例えば、各ITOをその営業時間中に訪問可能であり、かつ、少なくとも推奨利用時間は利用可能な経路である。各ITOの営業時間は、旅行オブジェクトテーブル11の開始時刻11g及び終了時刻11hを参照して取得可能である。各ITOの推奨利用時間は、旅行オブジェクトテーブル11の推奨利用時間11iを参照して取得可能である。
また、旅行計画部23は、旅行経路の探索において、開始地点からITO、ITOから他のITO、ITOから終了地点などの複数の2地点間の移動経路を探索する。ツアーのITOについては、集合場所又は解散場所を地点として用いればよい。旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、各地点間の移動経路の情報(例えば、輸送機関の種類、出発日時、到着日時、移動時間、料金などを含む)を取得することができる。輸送機関は、航空機、鉄道、船舶、自動車の他、タクシーや徒歩を含んでよい。料金を取得できない場合は、例えば、2地点間の距離に単位距離あたりの所定料金を乗じるなど、所定の規則に従って算出すればよい。各地点の名称や位置情報は、旅行オブジェクトテーブル11を参照して取得可能である。ツアーの集合場所は、ツアー情報テーブル12を参照して取得可能である。
また、旅行計画部23は、旅行経路の探索において、一般的な旅行に必要な時間帯、例えば、宿泊、食事、空き時間)などを、旅行経路に組み込む。例えば、宿泊及び食事のITOが所定数(例えば、旅行日数に応じた宿泊回数及び食事回数)未満しか候補旅行オブジェクトテーブルに含まれていない場合は、旅行計画部23は、予め用意した宿泊及び食事の時間帯を示すTOを不足数分ITOとして候補旅行オブジェクトテーブルに追加する。また例えば、旅行計画部23は、予め用意した空き時間帯を示すTOを所定数(例えば、旅行日数に応じた回数)ITOとして候補旅行オブジェクトテーブルに追加する。宿泊、食事、空き時間等の必要時間帯を示すTOは、旅行オブジェクトテーブル11を参照して取得可能である。図2の旅行オブジェクトテーブル11の例では、食事の時間帯を示すTO(TO識別子「99900001」)、宿泊の時間帯を示すTO(TO識別子「99900004」)、空き時間帯を示すTO(TO識別子「99990001」)が、予め格納されている。旅行計画部23は、これらの必要時間帯のITOを組み込んだ旅行経路を探索する。
本実施形態では、候補旅行オブジェクトテーブルには、ツアーのITOが含まれる場合がある(対象ユーザーのITOとして予め登録されている、又は、図11のステップS15で追加される)。従って、例えば、観光地AとツアーAとを含む旅行経路では、ツアーAにも観光地Aが重複して含まれている場合があり、ツアーAとツアーBとを含む旅行経路では、両方のツアーに観光地Aが重複して含まれている場合がある。そこで、旅行計画部23は、ITOの重複を排除した旅行経路を探索する。
経路探索アルゴリズムにおいてITOの重複を排除する方法としては、例えば、重複するITOの間に排他制約を付与することが考えられる。例えば、旅行計画部23は、経路探索を行う前に、候補旅行オブジェクトテーブルに格納されている各ITOの重複(訪問先のITOとツアーのITOのスケジュールに組み込まれているTOとの間の重複と、ツアーのITOのスケジュールに組み込まれているTOと他のツアーのITOのスケジュールに組み込まれているTOとの間の重複)をチェックし、重複が発生しているITOの間に排他制約を付与すればよい。旅行計画部23は、これらの排他制約条件を満たす旅行経路を探索すればよい。
また例えば、マルコフ連鎖モンテカルロ法や遺伝的アルゴリズムのような経路探索アルゴリズムでは、旅行計画部23は、排他制約に違反した解の評価値を最悪に設定する、あるいは、致死遺伝子化すればよい。このようにすれば、最悪の評価値を有する旅行経路は選択されない。また例えばダイクストラ法のような経路探索アルゴリズムでは、既に経路に含まれているITO(訪問先又はツアー)と排他関係を持つITO(訪問先又はツアー)の経路への追加を禁止すればよい。このようにすれば、重複したITOを有する旅行経路は探索されない。
以上のようにして、旅行計画部23は、1つ以上のITOを訪問する、開始地点から終了地点までの旅行経路を探索することができる。なお、旅行経路の探索処理の例については、図15及び図16を参照して後に説明する。
それから、旅行計画部23は、旅行プランを生成する(ステップS45)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS44で探索された旅行経路に対応する旅行プラン情報を生成し、対象ユーザーのユーザー識別子に関連付けて、旅行プランテーブル15に格納する。訪問ITO数15cには、探索された旅行経路において訪問されるITOの数が設定される。費用及び期間15dには、例えば、開始地点から終了地点までの交通費、出発拠点から開始地点までの交通費、及び終了地点から出発拠点までの交通費の合計が設定される。また、費用及び期間15dには、例えば、出発拠点を出発してから戻るまでの期間が設定される。評価値15eには、探索された旅行経路の評価値が設定される。詳細スケジュール15fには、探索された旅行経路のスケジュールデータ、例えば図19等に示すようなタイムテーブルを表示するためのデータが設定される。詳細スケジュール15fは、例えば、出発拠点の情報、出発拠点からの出発日時、開始地点(入域)の情報、開始地点への到着日時、開始地点からの出発日時、訪問する各ITOの情報及び利用時間帯、宿泊、食事、空き時間等の必要時間帯、終了地点(出域)への到着日時、終了地点からの出発日時、などを含む。
なお、ステップS44では、結果として旅行経路を探索できない場合がある。例えば、対象ユーザーの指定した期間内に開始地点から終了地点まで到達する経路が存在しない場合、などである。この場合、旅行計画部23は、ステップS45において旅行プランを生成しない。
それから、旅行計画部23は、旅行プランの生成を終了するか否かを判定する(ステップS46)。具体的には、旅行計画部23は、所定終了条件を満たすかどうかを判定する。例えば、旅行計画部23は、ステップS42で往復の輸送機関の組み合せを全て選択した場合、所定値を超える評価値の旅行プランを生成できた場合、本フローチャートの処理の開始から所定時間が経過した場合、などの条件で旅行プランの生成を終了すると判定する。
旅行プランの生成を継続する場合(ステップS46:NO)、旅行計画部23は、処理をステップS42に進める。ステップS42では、旅行計画部23は、未選択の往復の輸送機関の組み合せの中から、1つの組み合わせを選択する。
旅行プランの生成を終了する場合(ステップS46:YES)、旅行計画部23は、出域選択を終了するか否かを判定する(ステップS47)。具体的には、旅行計画部23は、所定終了条件を満たすかどうかを判定する。例えば、旅行計画部23は、ステップS45で1つも旅行プランが生成されなかった場合などの条件で出域選択を終了すると判定する。なお、旅行計画部23は、対象ユーザーのオプション指定条件(旅行の予算)を用いて、ステップS45で生成された各旅行プランの費用が予算を超えている場合に、出域選択を終了すると判定してもよい。
出域選択を終了する場合(ステップS47:YES)、旅行計画部23は、出域選択の終了フラグを設定する(ステップS48)。出域選択を終了しない場合(ステップS47:NO)又はステップS48の後、旅行計画部23は、図14に示すフローチャートを終了する。
図15は、図14のステップS44の処理の一例を示すフローチャートである。図15は、経路探索アルゴリズムにマルコフ連鎖モンテカルロ法を用いた場合の処理概要を示している。図16は、実施形態に係る旅行経路の探索処理の一例を説明する説明図である。図16は、説明のため、簡略化した旅行経路のイメージを示している。
まず、旅行計画部23は、旅行経路を初期化する(ステップS441)。具体的には、旅行計画部23は、上述した時間的制約条件を満たす、開始地点から終了地点までの旅行経路を決定する。旅行計画部23は、候補旅行オブジェクトテーブルに格納されているITOを1つ以上選択して、旅行経路に挿入する。旅行経路に挿入されるITOの数やITO順序は、任意であり、例えばランダムに決定することができる。また、旅行計画部23は、各地点間の移動経路を決定する。旅行計画部23は、各地点間に、必要時間帯を挿入してもよい。また、旅行計画部23は、決定した初期旅行経路の評価値を計算する。評価値の計算方法は、ステップS443と同様である。
図16(A)は、初期旅行経路の一例を示している。初期旅行経路には、観光地やツアーのITOの他、宿泊先のITO「ホテルA」が挿入されている。図16(B)は、初期旅行経路の他の例を示している。必要時間帯(宿泊)のITOが登録されていない場合に、初期旅行経路には、必要時間帯(宿泊)のITO「宿泊A」が挿入されている。
それから、旅行計画部23は、旅行経路を変更する(ステップS442)。具体的には、旅行計画部23は、対象旅行経路(ステップS441で決定された初期旅行経路、又は、前回のステップS442で決定された変更旅行経路、又は、ステップS446でリストアされた変更旅行経路)を変更する。旅行経路の変更方法は、特に限定されないが、例えば、旅行計画部23は、対象旅行経路に配置されたITOの中から、ランダムに選択した2つのITOの配置を交換する。あるいは、旅行計画部23は、対象旅行経路に配置されたITOの中からランダムに選択した1つのITOと、候補旅行オブジェクトテーブルの中からランダムに選択した1つのITOとを交換する。あるいは、旅行計画部23は、候補旅行オブジェクトテーブルの中からランダムに選択した1つのITOを、対象旅行経路に挿入する。なお、ステップS442では、旅行計画部23は、上述の時間的制約条件を考慮せずに、変更旅行経路を決定する。また、旅行計画部23は、各地点間の移動経路を決定する。
図16(C)は、図16(A)に示す旅行経路を変更した変更旅行経路の一例を示している。この変更旅行経路では、ITO「観光地A」とITO「観光地D」の配置が交換されている。図16(D)は、図16(A)に示す旅行経路を変更した変更旅行経路の他の例を示している。この変更旅行経路では、ITO「観光地D」に替えてITO「観光地F」が挿入されている。図16(E)は、図16(A)に示す旅行経路を変更した変更旅行経路のさらに他の例を示している。この変更旅行経路では、ITO「ツアーA」に替えてITO「観光地F」が挿入されており、その後に空き時間のITO「空き」が挿入されている。図16(F)は、図16(A)に示す旅行経路を変更した変更旅行経路のさらに他の例を示している。この変更旅行経路では、ITO「観光地D」に替えてITO「観光地B」が挿入されている。挿入されたITO「観光地B」は、ITO「ツアーA」に含まれる「観光地B」と重複している。
それから、旅行計画部23は、評価値を計算する(ステップS443)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS443で決定した変更旅行経路の評価値を計算する。旅行計画部23は、例えば、変更旅行経路に含まれる各ITOのITOスコアの合計値(プラスの値)を評価値として算出する。ただし、旅行計画部23は、変更旅行経路が下記のような所定条件に該当する場合は、評価値を最悪(例えばマイナス∞を現す所定値)に設定する。例えば、旅行計画部23は、変更経路が上述した時間的制約条件を満たさない場合、ITOが重複する場合(例えば図16(F)のようなケース)などに、評価値を最悪に設定する。
それから、旅行計画部23は、変更旅行経路を採択するか否かを判定する(ステップS444)。具体的には、旅行計画部23は、ステップS442における対象旅行経路(変更前の旅行経路)の評価値と、ステップS442で決定した変更旅行経路(変更後の旅行経路)の評価値とに基づいて、変更旅行経路の採択を判定する。具体例としては、例えば、下記のような採択確率Pで変更旅行経路を採択する。
P(ΔΕ)=e−ΔΕΒ
ただし、ΔEは、変更前後の旅行経路の評価値の差分値であり、P(ΔΕ)は採択確率であり、Βは採択確率調整パラメータである。
この例では、評価値が改善された変更後の旅行経路は100%採択され、評価値が改悪された変更後の旅行経路であっても悪化の度合いに応じた確率で採択される。採択確率は、パラメータΒによって調整可能である。
それから、旅行計画部23は、ステップS444の判定結果に基づいて、変更旅行経路を採択するか棄却するかを判定する(ステップS445)。変更旅行経路を採択する場合(ステップS445:採択)、旅行計画部23は、処理をステップS447に進める。変更旅行経路を棄却する場合(ステップS445:棄却)、旅行計画部23は、変更旅行経路をステップS442における対象旅行経路(変更前の旅行経路)にリストアし(ステップS446)、処理をステップS447に進める。
それから、旅行計画部23は、探索を終了するか否かを判定する(ステップS447)。具体的には、旅行計画部23は、所定終了条件を満たすかどうかを判定する。例えば、旅行計画部23は、ステップS442の実行回数が所定回数を超えた場合、評価値が所定値を超える旅行経路を発見できた場合、などの条件で探索を終了すると判定する。
探索を継続する場合(ステップS447:NO)、旅行計画部23は、処理をステップS442に進める。探索を終了する場合(ステップS447:YES)、旅行計画部23は、図15に示すフローチャートを終了する。
図17は、図10のステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、旅行計画部23は、旅行プランを一覧表示する(ステップS51)。具体的には、旅行計画部23は、旅行プランテーブル15に格納されている対象ユーザーの各旅行プラン情報を用いて、例えば図18に示すように表示されるWebページを生成し、操作受付部22を介してユーザー端末Tに送信する。ユーザー端末Tは、Webページを受信し、Web画面を表示する。
図18は、実施形態に係る旅行プランの一覧を表示する画面例を示す図である。Web画面100は、ユーザーの指定条件(旅行の期間)を表示する領域101と、生成された旅行プランの一覧を表示する領域102とを含む。領域102には、各旅行プランの概要が理解できるように、入域の名称又は入域及び出域の名称、費用、期間、評価値が表示されている。領域102に表示されたいずれかの旅行プランを選択することで、当該旅行プランの詳細なタイムテーブルを表示させることができる。
それから、旅行計画部23は、選択された旅行プランを詳細表示する(ステップS52)。例えば、旅行計画部23は、Web画面100の領域102上でいずれかの旅行プランを選択する操作を、操作受付部22を介してユーザーの操作を受け付けると、当該選択された旅行プランの旅行プラン情報を用いて、例えば図19に示すように表示されるWebページを生成し、操作受付部22を介してユーザー端末Tに送信する。
図19は、実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示する画面例を示す図である。Web画面200は、1日(24時間)ごとのタイムテーブルを横方向に配列して構成されている。図19では、4日分のタイムテーブルを示している。タイムテーブル上には、旅行プランに含まれる出発拠点、入域、出域、ITO(観光地、観光ツアー、食事処、買物場所など)、ITO(必要時間帯)などに対応するボックス領域が配置される。各ボックス領域の上辺及び下辺は、その時間帯の開始日時及び終了日時を示す。
宿泊、食事、空き時間等の必要時間帯のボックス領域については、訪問先が未設定であることが直感的に理解できるように、他のボックス領域と区別可能な態様で表示してもよい。図19では、必要時間帯のボックス領域は、「?」マークにより強調表示されている。観光ツアーのボックス領域については、観光ツアーであることが直感的に理解できるように、他のボックス領域と区別可能な態様で表示してもよい。図19では、観光ツアーのボックス領域は、「T」マークにより強調表示されている。食事のボックス領域(必要時間帯のボックス領域も含む)については、食事時間であることが直感的に理解できるように、他のボックス領域と区別可能な態様で表示してもよい。図19では、食事のボックス領域は、「D」マークにより強調表示されている。宿泊のボックス領域(必要時間帯のボックス領域も含む)については、宿泊時間であることが直感的に理解できるように、他のボックス領域と区別可能な態様で表示してもよい。図19では、宿泊のボックス領域は、「H」マークにより強調表示されている。
タイムテーブル上に表示された各ボックス領域を選択することで、当該ボックス領域に関連付けられた訪問先の詳細を表示させることができてもよい。例えば、ホテルのボックス領域が選択された場合、当該ホテルの詳細情報が表示される。例えば、ツアーのボックス領域が選択された場合、当該ツアーのスケジュールが表示される。また、例えば、必要時間帯のボックス領域が選択された場合、当該時間帯に挿入するためのお勧めの訪問先の一覧が表示される。
それから、旅行計画部23は、訪問先のリコメンド及び訪問先の受け付けを行う(ステップS52)。例えば、旅行計画部23は、Web画面200のタイムテーブル上でいずれかの必要時間帯のボックス領域を選択する操作を受け付けると、当該必要時間帯に挿入するための所定条件を満たす訪問先の一覧を表示する。具体例としては、旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照し、当該必要時間帯の位置11jと他のTOの位置11jとを用いて、当該必要時間帯の位置から所定距離内のTO(観光地や食事処など)を探索し、一覧表示する。他の具体例としては、旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照し、当該必要時間帯の区分11cと同じ区分に属するTOであって、かつ、当該必要時間帯の位置から所定距離内のTOを探索し、一覧表示する。
また例えば、旅行計画部23は、いずれか必要時間帯のボックス領域を選択する操作を受け付けると、旅行プランに含まれる全てのITOが第1条件を満たすか否かを判定し、第1条件が満たされない場合に、当該必要時間帯に挿入するための第2条件を満たす訪問先の一覧を表示してもよい。具体例としては、旅行計画部23は、旅行オブジェクトテーブル11を参照して、旅行プランに含まれる各ITOのタグ11dを参照し、各ITOが「土産」に関するか否かを判定する(第1条件)。そして、旅行計画部23は、「土産」に関するITOが旅行プランに含まれていない場合、旅行オブジェクトテーブル11を参照し、当該必要時間帯の位置から所定距離内で、かつ、「土産」に関するTOを探索し(第2条件)、一覧表示する。
図20は、実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示する他の画面例を示す図である。図20は、図19のWeb画面200上のボックス領域(「空き時間@ワイキキ周辺」)が選択された場合を示している。Web画面200に重ねて、選択されたボックス領域に挿入するためのお勧めの訪問先の一覧201が表示されている。
旅行計画部23は、訪問先の一覧からいずれかの訪問先の選択を受け付けると、当該選択された訪問先の、選択中のボックス領域の時間帯への挿入(設定)を試みる。すなわち、旅行計画部23は、上述の時間的制約条件を考慮せずに、訪問先の挿入により変更された旅行経路を変更旅行経路として決定し、各地点間の移動経路を決定する。また、旅行計画部23は、当該変更旅行経路が上述の時間的制約条件を満たすかどうかを判定する。そして、当該時間的制約条件を満たさない場合は、旅行計画部23は、例えば、選択された訪問先を挿入することができないことを表示する。当該時間的制約条件を満たす場合は、旅行計画部23は、選択された旅行プランの旅行プラン情報を更新する。
ここで、旅行計画部23は、選択された訪問先へ到達する移動経路が不明などの到達困難である場合に、当該選択された訪問先へ到達困難であることを表示してもよい。また、旅行計画部23は、当該選択された訪問先へ到達困難である場合、当該訪問先を含む観光ツアーを特定し、特定した1つ以上の観光ツアーの一覧を表示してもよい。また、観光ツアーの一覧からいずれかの観光ツアー選択を受け付けると、当該選択された観光ツアーの選択中のボックス領域の時間帯への挿入を試みればよい。すなわち、旅行計画部23は、上述の時間的制約条件を考慮せずに、観光ツアーの挿入により変更された旅行経路を変更旅行経路として決定し、各地点間の移動経路を決定する。また、旅行計画部23は、当該変更旅行経路が上述の時間的制約条件を満たすかどうかを判定する。そして、当該時間的制約条件を満たさない場合は、旅行計画部23は、例えば、選択された観光ツアーを挿入することができないことを表示してもよい。当該時間的制約条件を満たす場合は、旅行計画部23は、選択された旅行プランの旅行プラン情報を更新する。なお、旅行計画部23は、挿入された観光ツアーのスケジュールに含まれるTOと、旅行プランに組み込まれているTOとの重複をチェックしてもよい。重複が発生している場合は、旅行計画部23は、例えば、選択された観光ツアーを挿入することができないことを表示してもよい。重複が発生していない場合は、旅行計画部23は、選択された旅行プランの旅行プラン情報を更新する。
図21は、実施形態に係る旅行プランのタイムテーブルを表示するさらに他の画面例を示す図である。図21は、図20の一覧201上のある訪問先が選択され、Web画面200上のボックス領域(「空き時間@ワイキキ周辺」)に挿入され、当該訪問先へ到達する移動経路が不明であった場合を示している。Web画面200に重ねて、選択された訪問先202と、当該訪問先までの経路が不明であることを示すメッセージ203が表示されている。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、旅行者の関心のある訪問先を組み込んだ旅行プランを計画することができる。
例えば、本実施形態の旅行計画システム1は、ユーザーから関心訪問先の登録を受け付ける。また、旅行計画システム1は、ユーザーの指定条件(旅行の期間)を受け付ける。そして、旅行計画システム1は、指定された期間内の、登録された関心訪問先を1つ以上含む旅行プランを計画する。旅行計画処理において、旅行計画システム1は、各関心訪問先のゲートウェイを取得し、取得したゲートウェイから入域及び出域の組み合わせを決定し、入域から出域までの1つ以上の関心訪問先を含む旅行プランを生成する。これにより、旅行計画システム1は、関心訪問先を含む旅行プランを効率的に計画することができる。
また例えば、旅行計画システム1は、関心訪問先として1つ以上の地点を訪問するツアーの登録を受け付けることができる。旅行計画処理において、旅行計画システム1は、入域から出域までの1つ以上の関心訪問先(ツアーを含む)を含む旅行プランを生成する。これにより、旅行計画システム1は、観光地等の地点だけでなく観光ツアーを含む旅行プランを効率的に計画することができる。
また例えば、旅行計画システム1は、関心訪問先に到達困難である場合、当該関心訪問先を訪問するツアーを取得し、入域から出域までの1つ以上の関心訪問先(ツアーを含む)を含む旅行プランを生成する。これにより、旅行計画システム1は、到達困難な関心訪問先を訪問可能にした旅行プランを効率的に計画することができる。
また例えば、旅行計画システム1は、地点の関心訪問先とツアーに含まれる地点の訪問先との重複を排除した旅行プランを生成する。これにより、旅行計画システム1は、同じ訪問先を複数回経由するような冗長な旅行プランが計画されるのを防ぐことができる。
また例えば、旅行計画システム1は、旅行経路の探索処理において、ユーザーによって各関心訪問先に付与されたスコアを用いて旅行プランの評価値を算出し、評価値がより高い旅行プランを生成する。これにより、旅行計画システム1は、関心訪問先の質及び数を考慮して、ユーザーの満足度を向上した旅行プランを計画することができる。
本発明は、上述の複数の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。各実施形態および各変形例の2つ以上を適宜組み合わせることもできる。
上記の実施形態の旅行計画システム1は、1人のユーザーのための旅行プランを計画している。ある変形例では、旅行計画システム1は、複数のユーザーが属するグループのための旅行プランを計画してもよい。
具体的には、旅行計画部23は、グループの候補旅行オブジェクトテーブルを生成し、同一グループに属する各ユーザーの関心旅行オブジェクトを当該候補旅行オブジェクトテーブルにコピーする。複数のユーザーの同一の関心旅行オブジェクトについては、1つのレコードに集約する。その際、当該集約した関心旅行オブジェクトのITOスコアは、例えば、複数のユーザーの付与したITOスコアを合計して算出する。合計値に所定の係数を乗じてもよい。そして、旅行計画部23は、当該グループの候補旅行オブジェクトテーブルに登録されている関心旅行オブジェクトを用いて、図10に示す旅行計画処理を実行する。なお、旅行計画部23は、当該グループによって指定された指定条件(旅行の期間)を受け付けて、これを用いて旅行計画処理を実行すればよい。
このような変形例では、旅行計画システム1は、複数のユーザーの共通の関心訪問先には高いスコアが付与されるため、複数のユーザーの共通の関心訪問先をより多く組み込んだ旅行プランを生成することができる。
上記の実施形態の旅行計画システム1は、予め登録された対象ユーザーのITOを用いて、旅行プランを生成している。他の変形例では、1つ以上のITOを対象ユーザーが選択できてもよい。具体的には、旅行計画部23は、旅行プランの計画を開始する際に、関心旅行オブジェクトテーブル13の中から1つ以上のITOの選択を対象ユーザーから受け付ける。そして、旅行計画部23は、少なくとも選択された各ITOを訪問する旅行経路を探索する。なお、旅行計画部23は、選択されたITOのゲートウェイを開始地点又は終了地点とする旅行経路を探索してもよい。このようにすれば、ユーザーの希望をさらに正確に反映した旅行プランを生成することができる。
上記の実施形態の旅行計画部23は、予め登録された対象ユーザーのITOを、候補旅行オブジェクトテーブルに登録する。また、旅行計画システム1は、到達困難なITOについては、関連するツアーのTOをITOとして候補旅行オブジェクトテーブルに追加する。さらに他の変形例では、旅行計画部23は、予め登録されている対象ユーザーのITOの数が所定数以下の場合(例えば3個以下)に、各ITOに関連するTOをITOとして候補旅行オブジェクトテーブルに追加してもよい。旅行計画部23は、例えば、基準となる各ITOの位置から所定距離内のTO、あるいは各ITOと同一地域コードが付与されているTOを、旅行オブジェクトテーブル11から1つ以上抽出し、ITOとして候補旅行オブジェクトテーブルに追加する。なお、追加したITOのスコアは、例えば、基準となったITOのITOスコアよりも小さい値(例えば、0.5倍)を設定すればよい。このようにすれば、予め登録されている対象ユーザーのITOの数が少ない場合でも、ユーザーにとって意味のある旅行プランを生成できる。
上記の実施形態の旅行計画部23は、タイムテーブル上で選択された必要時間帯に選択された訪問先の挿入を受け付け、当該訪問先の挿入により変更された旅行経路を探索する(図20参照)。さらに他の変形例では、旅行計画部23は、タイムテーブル上でボックス領域の開始日時(又は終了日時)の変更をユーザーから受け付けてもよい。また、旅行計画部23は、タイムテーブル上に必要時間帯や訪問先等のITOに対応するボックス領域の追加(当該時間帯を追加する位置と、当該時間帯の開始日時及び終了日時)をユーザーから受け付けてもよい。また、旅行計画部23は、タイムテーブル上でボックス領域の削除をユーザーから受け付けてもよい。
上述のような編集操作(ボックス領域への訪問先の挿入、ボックス領域の開始日時及び終了日時の変更、ボックス領域の追加、又は、ボックス領域の削除)を受け付けた場合、旅行計画部23は、旅行経路の探索を再実行してもよい。具体的には、旅行計画部23は、上述の時間的制約条件を考慮せずに、上述のような編集操作により変更された旅行経路を初期旅行経路として決定する。その後、旅行計画部23は、図15のステップS442〜S447と同様にして、旅行経路を探索する。ただし、ステップS442では、対象旅行経路に配置されたITOの中でランダムに選択した2つのITOの配置を交換する変更方法のみを実行する。旅行計画部23は、探索した旅行経路に対応する旅行プラン情報を生成し、この旅行プランのタイムテーブルを表示すればよい。
なお、例えば図22に示すように、旅行経路の探索の再実行を指示するためのボタン(最適化ボタン210)をWeb画面200に設けてもよい。旅行計画部23は、この最適化ボタン210の操作を受け付けた場合に、旅行経路の探索を再実行する。
なお、旅行計画部23は、上述のような編集操作を受け付けるとともに、タイムテーブル上に配置されたボックス領域(追加されたボックス領域を含む)の中から1つ以上のボックス領域の選択を受け付け、選択された1つ以上のボックス領域について、旅行経路上の配置(すなわち、開始日時及び終了日時)の変更を禁止する設定を受け付けてもよい。例えば図23に示すように、Web画面200のタイムテーブル上で、配置変更が禁止されたボックス領域220は、破線で囲まれている。配置変更が禁止されたITOを含む旅行経路の探索を再実行する場合、旅行計画部23は、ステップS442において、対象旅行経路に配置されたITO(ただし、配置変更が禁止されたITO以外)の中でランダムに選択した2つのITOの配置を交換する変更方法のみを実行する。この配置変更の禁止も、制約条件と呼ぶことができる。
上述のような変形例では、旅行計画システム1は、タイムテーブルに表示された旅行プランの変更を受け付けることができる。また、旅行計画システム1は、変更された旅行プランについて、時間的制約条件を満たすように最適化することができる。また、旅行計画システム1は、配置変更が禁止されたITOについては、その配置を維持したまま、すなわち訪問する日時を固定したまま、旅行プランを最適化することができる。
さらに他の変形例では、上記の実施形態の旅行計画部23は、例えば、外部の情報処理システムの提供するWeb・APIを使うことにより、生成した対象ユーザーの旅行プランに含まれるフライト等の輸送機関、ホテル等の施設などの予約処理を実行してもよい。このようにすれば、旅行プランを実現するための予約に係るユーザーの負担を大幅に低減することができる。
上記の実施形態の旅行計画システム1は、外部の情報処理システムを利用して旅行プランを計画している。さらに他の変形例では、旅行計画システム1は、地図データベースや輸送機関に関するデータベース等を保有し、外部の情報処理システムで実行する処理の少なくとも一部を、旅行計画システム1内で実行してもよい。
上記の実施形態の旅行計画部23は、旅行経路の探索処理において、ユーザーの指定条件(旅行の期間)を制約条件として適用しているが、さらに他の変形例では、さらにユーザーのオプション指定条件(旅行の予算)を制約条件として適用してもよい。このようにすれば、ユーザーの指定する旅行期間及び旅行予算内で実現可能な旅行プランが計画される。
なお、図1で示した旅行計画システム1の構成は、その構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本発明が制限されることはない。旅行計画システム1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理又は機能の分担は、本発明の目的及び効果を達成できるのであれば、図示したものに限られない。また、各種テーブルの構成は、本発明の目的及び効果を達成できるのであれば、図2〜8に示した例に限られない。
また、図10〜11、図13〜15、及び図17で示したフローチャートの処理単位は、旅行計画システム1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が制限されることはない。旅行計画システム1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。さらに、本発明の目的及び効果を達成できるのであれば、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現されてもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリーや、ハードディスク、SSD等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、旅行計画システムだけでなく、旅行計画システムで実行されるコンピュータ読み取り可能なプログラム、旅行計画方法、などの様々な態様で提供することができる。
1…旅行計画システム、10…記憶部、11…旅行オブジェクトテーブル、11a…TO識別子、11b…名称、11c…区分、11d…タグ、11e…地域コード、11f…TOスコア、11g…開始時刻、11h…終了時刻、11i…推奨利用時間、11j…位置、12…ツアー情報テーブル、12a…TO識別子、12b…開始時刻、12c…終了時刻、12d…区分、12e…内容、12f…TO識別子、13…関心旅行オブジェクトテーブル、13a…ユーザー識別子、13b…ITO識別子、13c…ITOスコア、14…ゲートウェイ情報テーブル、14a…GW識別子、14b…位置、14c…種別、14d…ITO数、15…旅行プランテーブル、15a…ユーザー識別子、15b…旅行プラン識別子、15c…訪問ITO数、15d…費用及び期間、15e…評価値、15f…詳細スケジュール、20…制御部、21…旅行オブジェクト収集部、22…操作受付部、23…旅行計画部、30…通信部、90…コンピュータ、91…演算装置、92…主記憶装置、93…外部記憶装置、94…通信装置、95…読み書き装置、96…入力装置、97…出力装置、100…Web画面、101…領域、102…領域、200…Web画面、201…一覧、202…訪問先、203…メッセージ、N…通信ネットワーク、T…ユーザー端末、TO…旅行オブジェクト、ITO…関心旅行オブジェクト

Claims (18)

  1. ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを格納する記憶部と、
    1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を生成し、当該旅行経路を含む旅行プランを生成する旅行計画部と、
    前記生成された旅行プランを出力する操作受付部と
    を有する旅行計画システム。
  2. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記ユーザーのユーザー端末から前記関心訪問先に関する情報を受信し、当該受信した関心訪問先に関する情報に対応する前記関心旅行オブジェクトを前記記憶部に格納する旅行オブジェクト収集部
    を有する旅行計画システム。
  3. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記旅行計画部は、
    前記関心訪問先の各々にアクセスするためのゲートウェイを取得し、
    1つ以上の前記取得されたゲートウェイから、前記旅行経路の入域及び出域の組み合わせを選択し、
    前記選択された入域と、1つ以上の前記関心訪問先と、前記選択された出域とを含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  4. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    少なくとも1つの前記関心旅行オブジェクトは、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の訪問先の位置情報を含み、
    前記旅行計画部は、
    1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報及び前記集合場所の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先及び1つ以上の前記ツアーの少なくとも一方を含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  5. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記記憶部は、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、
    前記旅行計画部は、
    前記関心訪問先が所定条件を満たす場合、当該関心訪問先を含む1つ以上のツアーに対応する旅行オブジェクトを、前記関心旅行オブジェクトとして前記記憶部から取得し、
    1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報及び前記集合場所の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先及び1つ以上の前記ツアーの少なくとも一方を含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  6. 請求項4又は5に記載の旅行計画システムであって、
    前記旅行計画部は、
    第1の関心旅行オブジェクトが示す前記ツアーに含まれるいずれかの前記訪問先と、第2の関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先との重複を排除した前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  7. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記旅行計画部は、
    1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記指定期間を満たし、かつ、前記各関心訪問先をそれぞれに対応する所定利用時間少なくとも利用可能である前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  8. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記操作受付部は、前記生成された旅行経路を表すタイムテーブルを出力し、前記タイムテーブルは前記各関心旅行先を示す領域が配置されており、前記領域の中から配置の変更が禁止される領域の選択を前記ユーザーから受け付け、
    前記旅行計画部は、前記選択された領域に対応する前記関心旅行先の配置を維持したまま、前記旅行経路を変更する
    旅行計画システム。
  9. 請求項8に記載の旅行計画システムであって、
    前記操作受付部は、前記タイムテーブル上で前記関心旅行先を示す領域の追加を前記ユーザーから受け付け、配置の変更が禁止される前記領域として、前記追加された領域の選択を受け付け、
    前記旅行計画部は、前記追加された領域に対応する前記関心旅行先を含み、かつ、前記選択された領域に対応する前記関心旅行先の配置を維持したまま、前記旅行経路を変更する
    旅行計画システム。
  10. 請求項3に記載の旅行計画システムであって、
    前記関心旅行オブジェクトの各々は、前記ユーザーにより付与されるスコアを含み、
    前記旅行計画部は、
    前記選択された入域及び出域に関して複数の前記旅行経路を生成するとともに、前記旅行経路の各々に関して前記スコアを用いて評価値を算出し、前記算出した評価値に基づいて旅行経路を選択し、
    前記操作受付部は、前記選択された旅行経路とともに、前記旅行経路の前記評価値を出力する
    旅行計画システム。
  11. 請求項3に記載の旅行計画システムであって、
    前記旅行計画部は、
    前記選択された入域と、1つ以上の前記関心訪問先と、前記選択された出域と、前記ユーザーが訪問先を設定可能な必要時間帯とを含み、かつ、前記指定期間を満たす前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  12. 請求項11に記載の旅行計画システムであって、
    前記記憶部は、訪問先に関する情報であって前記訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、
    前記操作受付部は、前記生成された旅行経路を表すタイムテーブルを出力し、前記タイムテーブルは、前記必要時間帯を示す領域を含み、前記領域の選択を前記ユーザーから受け付け、
    前記旅行計画部は、前記領域が選択された場合、1つ以上の前記訪問先に対応する旅行オブジェクトを取得し、
    前記操作受付部は、1つ以上の前記取得された旅行オブジェクトが示す訪問先の一覧を出力する
    旅行計画システム。
  13. 請求項12に記載の旅行計画システムであって、
    前記旅行計画部は、前記領域が選択された場合に、前記生成された旅行経路に第1条件を満たす前記訪問先が含まれているか否かを判定し、前記第1条件を満たす訪問先が含まれていない場合に、第2条件を満たす1つ以上の前記訪問先に対応する旅行オブジェクトを取得する
    旅行計画システム。
  14. 請求項12に記載の旅行計画システムであって、
    前記記憶部は、ツアーに関する情報であって集合場所の位置情報、及び1つ以上の前記訪問先の位置情報を含む1つ以上の旅行オブジェクトを格納し、
    前記操作受付部は、前記選択された領域への前記訪問先の設定を前記ユーザーから受け付け、
    前記旅行計画部は、前記ユーザーから受け付けた訪問先が所定条件を満たす場合、当該訪問先を含む1つ以上のツアーに対応する旅行オブジェクトを前記記憶部から取得し、
    前記操作受付部は、1つ以上の前記取得された旅行オブジェクトが示すツアーの一覧を出力する
    旅行計画システム。
  15. 請求項1に記載の旅行計画システムであって、
    前記記憶部は、同一グループに属する複数の前記ユーザーの各々について1つ以上の前記関心旅行オブジェクトを格納し、
    前記旅行計画部は、前記グループについて前記旅行プランを生成する場合、
    前記グループに属する前記複数のユーザーの同一の関心旅行オブジェクトを1つに集約することにより、前記グループの1つ以上の関心旅行オブジェクトを取得し、
    前記グループについて取得された1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記グループによって指定された指定期間を満たす前記旅行経路を生成する
    旅行計画システム。
  16. 請求項15に記載の旅行計画システムであって、
    前記関心旅行オブジェクトの各々は、前記ユーザーにより付与されるスコアを含み、
    前記旅行計画部は、前記グループについて前記旅行プランを生成する場合、
    前記集約した関心旅行オブジェクトの前記スコアを、前記複数のユーザーの付与したスコアを用いて算出し、
    複数の前記旅行経路を生成するとともに、前記旅行経路の各々に関して前記スコアを用いて評価値を算出し、前記算出した評価値に基づいて旅行経路を選択し、
    前記操作受付部は、前記選択された旅行経路とともに、前記旅行経路の前記評価値を出力する
    旅行計画システム。
  17. 旅行計画システムにより実行される旅行計画方法であって、
    ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを取得するステップと、
    1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を生成し、当該旅行経路を含む旅行プランを生成するステップと、
    前記生成された旅行プランを出力するステップと
    を含む旅行計画方法。
  18. 旅行計画システムのプログラムであって、
    ユーザーの関心訪問先に関する情報であって前記関心訪問先の位置情報を含む1つ以上の関心旅行オブジェクトを格納する記憶部、
    1つ以上の前記関心旅行オブジェクトが示す前記関心訪問先の前記位置情報を用いて、1つ以上の前記関心訪問先を含み、かつ、前記ユーザーによって指定された指定期間を満たす旅行経路を含む旅行プランを生成する旅行計画部、
    前記生成された旅行プランを出力する操作受付部
    として前記旅行計画システムを機能させるプログラム。
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