JP2018100158A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結移動用曲線状経路の曲率半径に対して単独移動用曲線状経路の曲率半径をより小さくする。【解決手段】搬送台車1は、前後両端面を平面視円弧状凸部とした第1台車体1Aと、前後両端面を平面視円弧状凹部とした第2台車体1Bとを水平方向に屈曲可能に連結し、上面を略水平面にしており、第1台車体1Aにより搬送物を支持する。搬送台車1が単独で移動する単独移動用曲線状経路C2では、第1台車体1Aの水平ガイドローラ5A,5Aの中間位置H1及び水平ガイドローラ5B,5Bの中間位置H2が第1ガイドレールGR1に沿って移動し、第2台車体1Bの水平ガイドローラ8が第2ガイドレールGR2によりガイドされる。第2台車体1Bの側面先端部分が第1台車体1Aの側面に接触して破損することなく、単独移動用曲線状経路C2の曲率半径を連結移動用曲線状経路の曲率半径よりも大幅に小さくできる。【選択図】図9

Description

本発明は、搬送物を搭載した搬送台車が曲線状経路を含む搬送経路に沿って移動するとともに、前記搬送経路の一部において前記搬送台車により連続した床を形成することができる搬送装置に関する。
搬送物を搭載した搬送台車が曲線状経路を含む搬送経路に沿って移動するとともに、前記搬送経路の全域又は一部において前記搬送台車により連続した床を形成することができる搬送装置がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1〜3のような搬送装置は、例えば、前後両端面を平面視円弧状凸部とした小判状の第1台車体(支持エレメント2、台車体1A,1B、第1台車体1A)と、前後両端面を平面視円弧状凹部とした鼓状の第2台車体(中間エレメント8、連結台車体2A,2B、第2台車体1B)を用いている。
そして、前記第2台車体に固定した連結ロッド(例えば、特許文献3の連結ロッド3C及びガイドロッド3D)を前記第2台車体から搬送方向の前後に延出させており、前記連結ロッド(例えば、特許文献3の連結ロッド3C)の前方に延出する先端部を、前記第1台車体の前記円弧状凸部及び前記第2台車体の前記円弧状凹部の円弧中心で前記第1台車体と枢着している。
また、先行搬送台車から後行搬送台車に向かって後方に延出する前記連結ロッド(例えば、特許文献3のガイドロッド3D)の先端部の位置を、先行搬送台車が後行搬送台車と連結した状態で後行搬送台車の前記第1台車体の前記円弧状凸部の円弧中心と一致させており、搬送台車の前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部の円弧中心に設けた水平ガイドローラを、搬送経路に沿って敷設したガイドレールによりガイドしている。
特表2007−526861号公報 特開2013−107731号公報 特開2016−078984号公報
以上のとおり、従来の搬送装置の構成では、前記円弧状凸部及び凹部の円弧中心に設けた水平ガイドローラをガイドレールによりガイドしながら、曲線状経路を含む搬送経路に沿って搬送台車を移動させている。
それにより、前後の搬送台車が連結した搬送台車群が移動する曲線状経路(連結移動用曲線状経路)と、単独の搬送台車が曲線状経路を移動する曲線状経路(単独移動用曲線状経路)の曲率半径が同じになる。
また、連結移動用曲線状経路の曲率半径は要求仕様によって定まるものの、作業者が搬送台車に乗って作業を行う場合、前記曲率半径を比較的大きく定める場合がある。
その場合、作業者が搬送台車に乗って作業を行わない単独移動用曲線状経路の曲率半径は、作業者が搬送台車に乗って作業を行う連結移動用曲線状経路の曲率半径と同じであることから、連結移動用曲線状経路の曲率半径よりも単独移動用曲線状経路の曲率半径を小さくして搬送ラインの省スペース化を図るという観点で見ると改良の余地がある。
ここで、小判状の第1台車体と、前後両端面を平面視円弧状凹部とした鼓状の第2台車体とを1組の搬送台車として単独走行させる場合において、曲線状経路の曲率半径を小さくし過ぎると、第2台車体の側面先端部分が第1台車体の側面に接触して破損する場合がある。
このように、通常、曲線状経路の曲率半径は、第2台車体の側面先端部分と、第1台車体側面とが接触しないような曲率半径まで小さくすることはできるものの、依然として、搬送ラインの省スペース化を図ることへの要請がある。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、搬送物を搭載した搬送台車が曲線状経路を含む搬送経路に沿って移動するとともに、前記搬送経路の一部において前記搬送台車により連続した床を形成することができる搬送装置において、連結移動用曲線状経路の曲率半径に対して単独移動用曲線状経路の曲率半径をより小さくできる搬送装置を提供する点にある。
本発明に係る搬送装置は、前記課題解決のために、搬送物を搭載した搬送台車が曲線状経路を含む搬送経路に沿って移動するとともに、前記搬送経路の一部において、複数の前記搬送台車を連結した搬送台車群により連続した床を形成することができる搬送装置であって、
前後に位置する前記搬送台車同士を連結する、前記搬送台車に設けた連結装置と、
前記連結装置による前記搬送台車同士の連結を解除する、前記搬送経路の適宜位置に設置した連結解除装置と、
を備え、
前記搬送台車は、
前後両端面を平面視円弧状凸部とした第1台車体と、
前後両端面を平面視円弧状凹部とした第2台車体とを、
前記第1台車体の前記円弧状凸部の一方及び前記第2台車体の前記円弧状凹部の一方が対向するように、前記第1台車体の前記円弧状凸部の一方及び前記第2台車体の前記円弧状凹部の一方の円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結して、上面を略水平面とするとともに、前記第1台車体により前記搬送物を支持するもの、又は、
前後両端面の一方を平面視円弧状凸部とし、前後両端面の他方を平面視円弧状凹部とした第1台車体と、
前後両端面の一方を平面視円弧状凸部とし、前後両端面の他方を平面視円弧状凹部とした第2台車体とを、
前記第1台車体の前記円弧状凹部及び前記第2台車体の前記円弧状凸部が対向するように、前記第1台車体の前記円弧状凹部及び前記第2台車体の前記円弧状凸部の円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結して、上面を略水平面とするとともに、前記第1台車体若しくは前記第2台車体、又は前記第1台車体及び前記第2台車体により前記搬送物を支持するもの
であり、
前記曲線状経路は、
前記搬送台車群が移動する、
前記第1台車体の前後両端面の前記円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、又は
前記第1台車体の前後両端面の一方の前記円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、及び前記第1台車体の前後両端面の他方の前記円弧状凹部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置
が第1ガイドレールに沿う連結移動用曲線状経路と、
1つの前記第1台車体と1つの前記第2台車体とからなる前記搬送台車が単独で移動する、
前記第1台車体の前記円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置が前記第1ガイドレールに沿うとともに、
前記第2台車体に備えた水平ガイドローラが第2ガイドレールによりガイドされる、前記連結移動用曲線状経路よりも曲率半径の小さい単独移動用曲線状経路と、
を含むことを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、連結移動用曲線状経路では、第1台車体の前後両端面の平面視円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、又は第1台車体の前後両端面の一方の平面視円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、及び第1台車体の前後両端面の他方の前記円弧状凹部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置が第1ガイドレールに沿う。よって、複数の搬送台車を連結した搬送台車群により連続した床を形成しながら、搬送台車群は連結移動用曲線状経路を移動する。
また、単独移動用曲線状経路では、第1台車体の前記円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置が第1ガイドレールに沿うとともに、第2台車体に備えた水平ガイドローラが第2ガイドレールによりガイドされる。よって、第2台車体の側面先端部分と第1台車体の側面とが接触しないような位置に第2台車体をガイドしつつ、搬送台車は単独で単独移動用曲線状経路を移動することができる。それにより、第2台車体の側面先端部分と第1台車体の側面との接触による破損を防ぐことができる。そして、単独移動用曲線状経路の曲率半径を連結移動用曲線状経路の曲率半径よりも小さくしても、第2台車体の側面先端部分と第1台車体の側面とが接触しないように第2台車体をガイドするので、例えば、単独移動用曲線状経路の曲率半径を連結移動用曲線状経路の曲率半径の1/2以下にすることも容易になる。
よって、搬送ラインの省スペース化を図ることができる。
例えば、従来構成の直線状経路と曲線状経路を組み合わせてなる無端状の搬送経路(例えば、特許文献2の図1参照)において、曲線状経路の一方を、2つの単独移動用曲線状経路及びその間の直線状経路により構成することができ、それにより省ペース化を図ることができる。その上、2つの単独移動用曲線状経路の間の直線状経路に通路を設けることも容易になる。
ここで、前記搬送台車は非自走式であり、前記搬送台車の側面をフリクション式駆動装置により駆動するのが好ましい実施態様である(請求項2)。
このような構成によれば、搬送台車に個別の駆動装置を設ける必要がなく、搬送経路の適宜位置に配置したフリクション式駆動装置により搬送台車の側面を駆動するので、搬送装置の製造コストを低減できる。
また、前記第1台車体及び前記第2台車体を前記円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結する機構が、
前記第1台車体及び前記第2台車体の一方に、前記円弧状凸部又は前記円弧状凹部に沿って設けた、前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部と円弧中心が同一である平面視円弧状板部材の前面及び後面に、
前記第1台車体及び前記第2台車体の他方に、前記円弧中心の周方向に
少なくとも2対を設けた、前後の水平ローラが当接するものであるのがさらに好ましい実施態様である(請求項3)。
このような構成によれば、前記円弧状板部材の前面及び後面に水平ローラが当接しながら第1台車体及び第2台車体が水平方向に屈曲するので、曲線状経路における第1台車体及び第2台車体の屈曲が円滑になる。
さらに、前記連結装置が、前記搬送台車に設けた左右方向の水平支軸まわりに揺動する揺動アームの揺動により、前後に位置する前記搬送台車同士を連結するものであり、
前記連結装置により前記搬送台車同士が連結した状態では、前記搬送台車同士の連結部における前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部と円弧中心が同一である平面視円弧状板部材の前面及び後面に水平ローラが当接して前記搬送台車同士の離反が防止されるものであり、
前記連結解除装置が、前記揺動アームの操作ローラに当接して前記揺動アームを揺動させるカムレールであるのが一層好ましい実施態様である(請求項4)。
このような構成によれば、連結装置が、搬送台車に設けた左右方向の水平支軸まわりに揺動する揺動アームの揺動により、前後に位置する搬送台車同士の連結を行うものであり、連結解除装置が、前記揺動アームの操作ローラに当接して前記揺動アームを揺動させるカムレールである。よって、構成が簡素であるので、製造コストを低減できるとともに動作の信頼性が高く、連結及びその解除の操作が容易になる。
その上、連結装置により前後の搬送台車同士が連結した状態では、前記円弧状板部材の前面及び後面に水平ローラが当接して前後の搬送台車同士の離反が防止されるので、連結装置により連結された前後の搬送台車の曲線状経路における屈曲が円滑になる。
さらにまた、前記第1台車体及び前記第2台車体が対向する部分における
前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部の一方の上面に段部を設けるとともに、
前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部の他方に、前記段部の上方に先端縁が位置する円弧状庇板を備えてなるのがより一層好ましい実施態様である(請求項5)。
このような構成によれば、第1台車体及び第2台車体が対向する部分における平面視円弧状凸部及び平面視円弧状凹部の一方の上面に設けた段部の上方に、平面視円弧状凸部及び平面視円弧状凹部の他方に備えた円弧状庇板の先端縁が位置するので、第1台車体及び第2台車体が対向する部分に設けられる隙間の上方を確実に塞いで安全性を高めることができるとともに、部品等が前記隙間から落下することがない。
以上のように、本発明に係る搬送装置によれば、搬送台車群が移動する連結移動用曲線状経路の曲率半径よりも、搬送台車が単独で移動する単独移動用曲線状経路の曲率半径を小さくできるので、搬送ラインの省スペース化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る搬送装置の概略レイアウト図である。 搬送台車の縦断面正面図である。 搬送台車群が移動している状態を示す後方から見た縦断面図である。 直線状経路を搬送台車が単独で移動し、第1台車体の水平ガイドローラが第1ガイドレールによりガイドされ、第2台車体の単独移動用水平ガイドローラが第2ガイドレールによりガイドされている状態を示す平面図である。 同じく平面図であり、上面板を外した状態を示している。 直線状経路を搬送台車群が移動している状態を示す平面図である。 第1台車体及び第2台車体を水平方向に屈曲可能に連結する機構を示す要部拡大部分断面平面図であり、上面板を外した状態を示している。 搬送台車群が連結移動用曲線状経路を移動している状態を示す概略平面図であり、上面板を外した状態を示している。 搬送台車が単独で単独移動用曲線状経路を移動している状態を示す概略平面図であり、上面板を外した状態を示している。 搬送台車群の最後端の搬送台車(先行台車)に後方から接近した搬送台車(後行台車)を連結する連結装置の動作説明用縦断面概略正面図であり、(a)は後行台車が先行台車に接近している状態、(b)は後行台車が先行台車にさらに接近し、操作部により操作片が操作されて下方へ揺動した状態、(c)は後行台車が先行台車にさらに接近して連結装置により連結が完了した状態を示している。 連結装置による搬送台車同士の連結を解除する、搬送経路の適宜位置に設置した連結解除装置の動作説明用縦断面概略正面図であり、(a)はカムレールの前上がり傾斜部に操作ローラが当接した状態、(b)はカムレールに対して搬送台車がさらに移動して操作片が下方へ揺動した状態、(c)は前側の台車を早送りして後側の台車から離間させて状態を示している。 第1台車体及び第2台車体が対向する部分に設けた円弧状庇板まわりを示す要部拡大縦断面正面図である。 第1台車体及び第2台車体の前端面を平面視円弧状凸部とし、第1台車体及び第2台車体の後端面を平面視円弧状凹部とした搬送台車の変形例を示す平面図であり、(a)は第1台車体及び第2台車体の大きさが同じ場合を、(b)は第1台車体が第2台車体よりも大きい場合を示している。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、搬送物の搬送方向を前、その反対側を後とし、前方へ向かって左右をいうものとし、左方から見た図を正面図とする。
また、搬送台車における搬送方向に直交する水平方向を「搬送台車の幅方向」という。
<搬送装置>
図1の概略レイアウト図に示す本発明の実施の形態に係る搬送装置は、非自走式の搬送台車1,1,…を、直線状経路S1,S2及びS3、並びに連結移動用曲線状経路C1及び単独移動用曲線状経路C2,C2からなる無端状の搬送経路に沿って搬送するものである。
ここで、単独移動用曲線状経路C2,C2の間の直線状経路S3には、無端状の搬送経路の内外を繋ぐ通路FPが設けられる。
非自走式の搬送台車1,1,…の駆動は、フリクション式駆動装置である、低速駆動部L及び制動部B、高速駆動部H、並びに高速/低速駆動部H/Lを用いて行われ、これらにより所要の搬送を行う。フリクション式駆動装置における図3に示すフリクションローラFRは、駆動面Eである搬送台車1の側面P1,P2(図4参照)に圧接される。
また、本発明の実施の形態に係る搬送装置は、前後に位置する搬送台車1,1同士を連結する、図10(a)〜図10(c)に示す搬送台車1に設けた連結装置Cと、連結装置Cによる搬送台車1,1同士の連結を解除する、図11(a)〜図11(c)に示す前記搬送経路の適宜位置に設置した連結解除装置Dを備える。
図1の概略レイアウト図において、詳細は後述する連結装置Cにより複数の搬送台車1,1,…を連結してなる搬送台車群Gを、連結移動用曲線状経路C1を含む直線状経路S1から直線状経路S2にわたる作業ラインWLに配置している。搬送経路の一部である作業ラインWLでは、搬送台車群Gにより連続した床である作業床F(例えば、図2〜図4参照)を形成しており、作業床Fに作業者が乗って搬送物Wに対して部品組付け等の作業を行う。
図3に示すように、搬送台車1,1,…(搬送台車群G)の左右の地上側には、作業床Fと同一高さの床FS,FSが、搬送台車1,1,…の移動軌跡から左右方向に隙間をあけるように配設される。
図1に示すように、連結移動用曲線状経路C1には、図3に示す床FS,FSから隙間を塞ぐように台車1,1,…上に延びる庇状のカバーCV1,CV2が設けられる。
また、搬送台車群Gの前端の搬送台車1は、搬送台車群Gから分離され、分離された搬送台車1を高速で搬送して搬送台車群Gの後端に連結する返送ラインRLを、直線状経路S2の一部、単独移動用曲線状経路C2、直線状経路S3、単独移動用曲線状経路C2、及び直線状経路S1の一部により構成している。
さらに、返送ラインRL上に、搬送物Wの積み卸し作業を行う積込ステーションST1及び卸しステーションST2を備えており、卸しステーションST2では、搬送台車群Gから分離した単独の搬送台車1から搬送物Wを卸す作業が行われ、積込ステーションST1では、空荷になった単独の搬送台車1に新しい搬送物Wを積み込む作業が行われる。
<搬送台車>
図2〜図6に示すように、本発明の実施の形態に係る搬送台車1は、第1台車体1A及び第2台車体1Bからなり、上面を略水平面(図2及び図3の上面板3A,3B参照)とし、第1台車体1Aにより搬送物Wを支持する。
図4に示すように、第1台車体1Aは、その前後両端面を平面視円弧状凸部A1,A2とした小判状のもの、第2台車体2Bは、その前後両端面を平面視円弧状凹部B1,B2とした鼓状のものである。
図3〜図6に示すように、第1台車体1Aの基体2Aの前後左右には走行車輪6A,6A,…が、第2台車体1Bの基体2Bの前後左右には走行車輪6B,6B,…が取り付けられており、これらの走行車輪6A,6A,…、及び6B,6B,…は、搬送経路に沿って敷設された左右の走行レールR,R上を転動する。
図3〜図6、並びに図8及び図9に示すように、搬送台車1における2つの円弧状凸部A1,A2の円弧中心G1,G2から前方又は後方へ離間した位置H1,H2の左右に、搬送経路に沿って敷設された第1ガイドレールGR1を挟む水平ガイドローラ5A,5A及び5B,5Bを設ける。
よって、図4及び図6、並びに図8及び図9に示すように、左右の水平ガイドローラ5A,5Aの中間位置H1及び左右の水平ガイドローラ5B,5Bの中間位置H2は、第1ガイドレールGR1に沿って移動する。
位置H1は円弧中心G1よりも前方へ離間しており、位置H2は円弧中心G2よりも後方へ離間しているが、位置H1を円弧中心G1よりも後方へ離間させ、位置H2を円弧中心G2よりも前方へ離間させてもよく、G1−H1間の距離とG2−H2間の距離は等しくするのが望ましい。なお、水平ガイドローラ5A,5A及び5B,5Bを、円弧中心G1,G2の左右に設けてもよい。
あるいは、前後の水平ガイドローラ5A,5Bを1個ずつ設けるようにして、水平ガイドローラ5A,5Bを第1ガイドレールGR1により左右外方からガイドするようにしてもよい。
図2、図4及び図6、並びに図8及び図9に示すように、第2台車体1Bには単独移動用水平ガイドローラ8を設けている。
直線状経路においては、図4に示すように、搬送台車1が単独で移動する際には水平ガイドローラ8を第2ガイドレールGR2でガイドし、図6に示すように、搬送台車群Gが移動する際には水平ガイドローラ8をガイドしない。
曲線状経路においては、図9に示すように、搬送台車1が単独で移動する単独移動用曲線状経路C2では水平ガイドローラ8を第2ガイドレールGR2でガイドし、図8に示すように、連結移動用曲線状経路C1では水平ガイドローラ8をガイドしない。
また、水平ガイドローラ8は、図9に示すように、単独移動用曲線状経路C2において、搬送台車1の幅方向中央よりも内径側に水平ガイドローラ8を設けており、水平ガイドローラ8は、第1ガイドレールGR1よりも径方向内方に位置する第2ガイドレールGR2により左右外方からガイドされる。
図4及び図7に示すように、第1台車体1Aの、円弧状凸部A2に沿って設けた、円弧状凸部A2の円弧中心G2と円弧中心が同一である平面視円弧状板部材9の前面9A及び後面9Bに、円弧中心G2の周方向に2対を設けた、前後の水平ローラ10A,10Bが当接する。
よって、第1台車体1A及び第2台車体1Bは、円弧中心G2まわりに水平方向に屈曲可能に連結される。
このように、平面視円弧状板部材9の前面9A及び後面9Bに水平ローラ10A,10Bが当接しながら第1台車体1A及び第2台車体1Bが水平方向に屈曲するので、曲線状経路C1,C2における第1台車体1A及び第2台車体1Bの屈曲が円滑になる。
<連結移動用曲線状経路における搬送台車群の移動>
図1及び図8に示すように、連結移動用曲線状経路C1における搬送台車群Gは、前後の搬送台車1,1,…の水平ガイドローラ5A,5A,5B,5B,…が第1ガイドレールGR1を挟むので、第1台車体1Aの左右の水平ガイドローラ5A,5Aの中間位置H1及び左右の水平ガイドローラ5B,5Bの中間位置H2が第1ガイドレールGR1に沿うように移動する。
<単独移動用曲線状経路における搬送台車の移動>
図1及び図9に示すように、単独移動用曲線状経路C2において、搬送台車1は、第1台車体1Aの水平ガイドローラ5A,5A,5B,5Bが第1ガイドレールGR1を挟むので、第1台車体1Aの左右の水平ガイドローラ5A,5Aの中間位置H1及び左右の水平ガイドローラ5B,5Bの中間位置H2が第1ガイドレールGR1に沿うように移動する。
第2台車体1Bは、搬送台車1の幅方向中央よりも内径側に設けた水平ガイドローラ8が、第1ガイドレールGR1よりも径方向内方に位置する第2ガイドレールGR2により左右外方からガイドされるので、水平ガイドローラ8の中心が第2ガイドレールGR2に沿って移動する。
<連結移動用曲線状経路及び単独移動用曲線状経路の曲率半径>
図9に示すように、単独移動用曲線状経路C2では、第1台車体1Aの左右の水平ガイドローラ5A,5Aの中間位置H1及び左右の水平ガイドローラ5B,5Bの中間位置H2が第1ガイドレールGR1に沿って移動し、第2台車体1Bの水平ガイドローラ8が第2ガイドレールGR2によりガイドされる。よって、第2台車体1Bの側面先端部分と第1台車体1Aの側面とが接触しないような位置に第2台車体1Bをガイドしつつ、搬送台車1は単独で単独移動用曲線状経路C2を移動することができる。それにより、第2台車体1Bの側面先端部分と第1台車体1Aの側面との接触による破損を防ぐことができる。そして、図8及び図9のように、単独移動用曲線状経路C2の曲率半径を連結移動用曲線状経路C1の曲率半径よりも小さくしても、第2台車体1Bの側面先端部分と第1台車体1Aの側面とが接触しないように第2台車体1Bをガイドするので、例えば、単独移動用曲線状経路C2の曲率半径を連結移動用曲線状経路C1の曲率半径の1/2以下にすることも容易になる。
よって、図1のような搬送ラインの省スペース化を図ることができる。
例えば、従来構成の直線状経路と曲線状経路を組み合わせてなる無端状の搬送経路(例えば、特許文献2の図1参照)において、曲線状経路の一方(例えば、特許文献2の図1のC2)を、図1のような2つの単独移動用曲線状経路C2,C2及びその間の直線状経路S3により構成することができ、それにより省ペース化を図ることができる。その上、図1のように、2つの単独移動用曲線状経路C2,C2の間の直線状経路S3に通路FPを設けることも容易になる。
<連結装置>
図7、及び図10(a)〜図10(c)に示すように、連結装置Cは、搬送台車1に設けた左右方向の水平支軸11まわりに揺動する揺動アーム12の揺動により、前後に位置する搬送台車1,1同士を連結するものである。
揺動アーム12の連結側である後端部には、操作片13及び水平ローラ10Dが設けられ、揺動アーム12の前端部には、連結解除装置Dにより連結装置Cの連結を解除する際に操作される操作ローラ14が取り付けられる。
ここで、揺動アーム12は、水平軸11よりも前側に重心があるように形成される。よって、揺動アーム12は、操作片13や操作ローラ14が操作されていない状態では、図10(a)及び図10(c)のように、水平軸11よりも後側の部分が基体2B下面のストッパ17に当止され、略水平になった状態で静止する。
また、第2台車体1Bのフレーム体2Bには、図4〜図7に示すように、左右の水平ローラ10C,10Cが取り付けられる。
さらに、第1台車体1Aの連結側である前端部には、搬送台車1,1同士の連結部における円弧状凸部A1及び円弧状凹部B2(図4参照)と円弧中心G1が同一である平面視円弧状板部材15が設けられる。
よって、連結装置Cにより図10(c)のように搬送台車1,1同士が連結した状態では、平面視円弧状板部材15の前面15A及び後面15Bに水平ローラ10C,10C及び10Dが当接するため、前後の搬送台車1,1同士の離反が防止される。
図10(a)に示す後行台車1が先行台車1に接近している状態では、前記のとおり揺動アーム12は略水平状態で静止している。
この状態で図10(b)に示すように後行台車1が先行台車1にさらに接近して、揺動アーム12後端部の操作片13の斜面13Aに、平面視円弧状板部材15の下端である操作部15Cが当接すると、揺動アーム12が操作部15Cに押されて前上がりに揺動する。
そして、図10(c)に示すように後行台車1が先行台車1にさらに接近すると、操作片13及び水平ローラ10Dが円弧状板部材15(図10(a)参照)の後側に位置し、操作片13から操作部15Cが外れる。よって、揺動アーム12が前記略水平状態に復帰するので、前後の搬送台車1,1同士が連結される。
<連結解除装置>
搬送経路の適宜位置には、図11(a)〜図11(c)に示す連結解除装置Dであるカムレール16を設置する。
カムレール16は、正面視略台形状であり、上面に、後側の前上がり傾斜部16A、及び前側の前下がり傾斜部16C、並びに前上がり傾斜部16A及び前下がり傾斜部16C間の平坦部16Bを有する。
図11(a)に示すように前側の台車1の後端部の揺動アーム12の前端部の操作ローラ14がカムレール16の前上がり傾斜部16Aに当接した状態から、搬送台車1,1が前方へ移動した図11(b)に示す状態では、操作ローラ14が押し上げられるので、揺動アーム12が前上がりに揺動する。
この状態では、揺動アーム12の後端部の操作片13は下方へ揺動しており、水平ローラ10Dが平面視円弧状板部材15の下方へ移動している。
図11(b)の状態から前側の台車1を高速駆動部H(図1参照)により早送りすることにより、図11(c)に示すように前側の台車1が後側の台車1から離間し、前後の台車1,1の連結装置Cによる連結が解除される。
図11(c)の状態からさらに前方へ移動するにしたがって、前側の搬送台車1の操作ローラ14は、カムレール16の平坦部16Bから前下がり傾斜部16Cに当接した後にカムレール16から離間する。この状態では、揺動アーム12は、図10(a)のように略水平になった状態で静止する。
以上のとおり、連結装置Cが、搬送台車1に設けた左右方向の水平支軸11まわりに揺動する揺動アーム12の揺動により、前後に位置する搬送台車1,1同士の連結を行うものであり、連結解除装置Dが、揺動アーム12の操作ローラ14に当接して揺動アーム12を揺動させるカムレール16である。よって、構成が簡素であるので、製造コストを低減できるとともに動作の信頼性が高く、連結及びその解除の操作が容易になる。
その上、連結装置Cにより前後の搬送台車同士1,1が連結した状態では、平面視円弧状板部材15の前面15A及び後面15Bに水平ローラ10C,10C及び10Dが当接して前後の搬送台車1,1同士の離反が防止されるので、連結装置Cにより連結された前後の搬送台車1,1の曲線状経路C1における屈曲が円滑になる。
<第1台車体及び第2台車体の上面板、それらの間の隙間を塞ぐ構造>
図2〜図4に示す第1台車体1Aの上面板3A、及び第2台車体1Bの上面板3Bは、作業者が乗って作業を行うので、人に優しい木製の板材としている。すなわち、上面板3A,3Bを木製にすることにより、金属よりも軟質であるので作業者が疲れにくくなるとともに、滑りにくいので作業しやすい。
また、上面板3A,3Bの間には、図12に示すように隙間CLがある。
(隙間を塞ぐ従来技術)
このような隙間を塞ぐ従来技術として、本発明のような作業者が乗って作業を行う大型のものではないが、特開2015−130935号公報には、前後に隣り合うクレセント型のプレート間に隙間を設けて、前記プレート間で干渉を起こさずにスムーズに走行できるクレセントチェーンが開示されている。
このクレセントチェーンでは、プレート間の隙間に缶詰の外周縁部が落ちて缶詰が傾いてしまうという問題を解決するために、プレート間の隙間の一部を埋めるための突出部(弧状凸部4、側壁部3b)が設けられている。しかしながら、突出部以外の場所から、微小な物体が落下する恐れがある。
また、本発明のような作業者が乗って作業を行う大型のものではないが、特開2003−146418号公報には、平面視三日月形状のクレセントタイプのテーブルを繋げてなる、前記テーブル上に載置した鮨皿等を搬送するテーブルチェーンが開示されている。
このテーブルチェーンでは、前後に隣り合う前記テーブルを上下に重ね合わせている。
(本発明の隙間を塞ぐ構造)
複数の搬送台車を連結した搬送台車群により連続した床を形成することができる搬送装置において、水平方向に相対的に屈曲する台車体間の隙間を塞ぐカバーを一方の台車体に設ける場合、搬送台車群の移動時に他方の台車体が前記カバーに接触したり、搬送台車群が曲線状経路を移動する際に他方の台車体が前記カバーと擦れたりして騒音が発生する場合がある。特に、本発明のような作業者が乗って作業を行う大型の搬送台車1,1,…では、少しのがたつきで大きな騒音が発生する。
また、上記の文献に記載されている何れの技術も、本発明のような作業者が乗って作業を行う大型のものを想定しておらず、それらの技術を大型の作業用台車に適用する場合、その細部の加工は困難であり、加工に要するコストが増大する。
そこで、本発明では、第1台車体1A及び第2台車体1Bが対向する部分における平面視円弧状凹部B1,B2(図4参照)に、図12に示す段部7を設けるとともに、平面視円弧状凸部A1,A2(図4参照)に、図12に示す円弧状庇板4を設けた。
円弧状庇板4は、例えばステレンレス鋼である金属製であり、図12に示すように木ねじで上面板3Aの所定位置に容易に固定され、円弧状庇板4の先端縁4Aは、段部7の上方に位置する。
ここで、円弧状庇板4と段部7を含む上面板3Bとの上下方向及び径方向の間隔は、搬送台車群Gを搬送しながら作業者が上面板3A,3Bに乗って移動しながら作業を行っても、円弧状庇板4と上面板3Bとが接触しないように設定する。
なお、段部7を平面視円弧状凸部A1,A2に設けて、円弧状庇板4を平面視円弧状凹部B1,B2に設けてもよい。
このような本発明の隙間CLを塞ぐ構造により、第1台車体1A及び第2台車体1Bが対向する部分における平面視円弧状凸部A1,A2及び平面視円弧状凹部B1,B2の一方の上面に設けた段部の上方に、平面視円弧状凸部A1,A2及び平面視円弧状凹部B1,B2の他方に備えた円弧状庇板4の先端縁4Aが位置するので、第1台車体1A及び第2台車体1Bが対向する部分に設けられる隙間CLの上方を確実に塞いで安全性を高めることができるとともに、部品等が隙間CLから落下することがない。
<搬送台車の変形例>
以上の説明においては、図4に示すように、搬送台車1が、前後両端面を平面視円弧状凸部A1,A2とした第1台車体1A、及び前後両端面を平面視円弧状凹部B1,B2とした第2台車体1Bにより構成される場合を示したが、搬送台車1を、図13に示すように、前端面を平面視円弧状凸部A3とし、後端面を平面視円弧状凹部B3とした第1台車体1A、及び、前端面を平面視円弧状凸部A4とし、後端面を平面視円弧状凹部B4とした第2台車体1Bにより構成してもよい。
ここで、図13における図2〜図5と同一の符号は同一又は相当部分を示しており、図13(a)は第1台車体1A及び第2台車体1Bの大きさが同じ場合を、図13(b)は第1台車体1Aが第2台車体1Bよりも大きい場合を示している。
また、図13に示すような搬送台車1においては、第1台車体1A及び第2台車体1Bの一方又は両方により搬送物を支持する。
以上の説明においては、搬送台車1は非自走式であり、搬送台車1をフリクション式駆動装置で駆動する例を示したが、搬送台車1をチェーン式駆動装置等で駆動してもよく、搬送台車1を自走式にしてもよい。
ただし、非自走式の搬送台車1,1,…をフリクション式駆動装置で駆動する構成によれば、搬送台車1,1,…に個別の駆動装置を設ける必要がなく、搬送経路の適宜位置に配置したフリクション式駆動装置により搬送台車を駆動するので、搬送装置の製造コストを低減できる。
また、非自走式の搬送台車1,1,…をフリクション式駆動装置で駆動する構成は、チェーン式駆動装置により搬送装置を駆動する構成と比較して、保守性に優れる。その上、低速及び高速の切り替えが容易であるので、連結装置Cによる連結を連結解除装置Dにより解除した後の搬送台車群Gの前端の搬送台車1の早送りや、積込ステーションST1で新しい搬送物Wを積み込んだ搬送台車1の早送り等の制御が容易になる。
1 搬送台車 1A 第1台車体
1B 第2台車体 2A,2B 基体
3A,3B 上面板 4 円弧状庇板
5A,5B 水平ガイドローラ 6A,6B 走行車輪
7 段部 8 単独移動用水平ガイドローラ
9 円弧状板部材
10A,10B,10C,10D 水平ローラ
11 水平支軸 12 揺動アーム
13 操作片 13A 斜面
14 操作ローラ 15 円弧状板部材
15A 前面 15B 後面
15C 操作部 16 カムレール
16A 前上がり傾斜部 16B 平坦部
16C 前下がり傾斜部 17 ストッパ
A1,A2,A3,A4 円弧状凸部 B 制動部(フリクション式駆動装置)
B1,B2,B3,B4 円弧状凹部 C 連結装置
C1 連結移動用曲線状経路 C2 単独移動用曲線状経路
CL 隙間 CV1,CV2 カバー
D 連結解除装置 E 駆動面
F 作業床(連続した床) FP 通路
FR フリクションローラ FS 床
G 搬送台車群 G1,G2 円弧中心
GR1 第1ガイドレール GR2 第2ガイドレール
H 高速駆動部(フリクション式駆動装置)
H1 円弧中心から前方へ離間した位置 H2 円弧中心から後方へ離間した位置
H/L 高速/低速駆動部(フリクション式駆動装置)
L 低速駆動部(フリクション式駆動装置)
P1,P2 側面 R 走行レール
RL 空台車返送ライン S1,S2,S3 直線状経路
ST1 積込ステーション ST2 卸しステーション
W 搬送物 WL 作業ライン

Claims (5)

  1. 搬送物を搭載した搬送台車が曲線状経路を含む搬送経路に沿って移動するとともに、前記搬送経路の一部において、複数の前記搬送台車を連結した搬送台車群により連続した床を形成することができる搬送装置であって、
    前後に位置する前記搬送台車同士を連結する、前記搬送台車に設けた連結装置と、
    前記連結装置による前記搬送台車同士の連結を解除する、前記搬送経路の適宜位置に設置した連結解除装置と、
    を備え、
    前記搬送台車は、
    前後両端面を平面視円弧状凸部とした第1台車体と、
    前後両端面を平面視円弧状凹部とした第2台車体とを、
    前記第1台車体の前記円弧状凸部の一方及び前記第2台車体の前記円弧状凹部の一方が対向するように、前記第1台車体の前記円弧状凸部の一方及び前記第2台車体の前記円弧状凹部の一方の円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結して、上面を略水平面とするとともに、前記第1台車体により前記搬送物を支持するもの、又は、
    前後両端面の一方を平面視円弧状凸部とし、前後両端面の他方を平面視円弧状凹部とした第1台車体と、
    前後両端面の一方を平面視円弧状凸部とし、前後両端面の他方を平面視円弧状凹部とした第2台車体とを、
    前記第1台車体の前記円弧状凹部及び前記第2台車体の前記円弧状凸部が対向するように、前記第1台車体の前記円弧状凹部及び前記第2台車体の前記円弧状凸部の円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結して、上面を略水平面とするとともに、前記第1台車体若しくは前記第2台車体、又は前記第1台車体及び前記第2台車体により前記搬送物を支持するもの
    であり、
    前記曲線状経路は、
    前記搬送台車群が移動する、
    前記第1台車体の前後両端面の前記円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、又は
    前記第1台車体の前後両端面の一方の前記円弧状凸部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置、及び前記第1台車体の前後両端面の他方の前記円弧状凹部の円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置
    が第1ガイドレールに沿う連結移動用曲線状経路と、
    1つの前記第1台車体と1つの前記第2台車体とからなる前記搬送台車が単独で移動する、
    前記第1台車体の前記円弧中心若しくは当該円弧中心から前方若しくは後方へ離間した位置が前記第1ガイドレールに沿うとともに、
    前記第2台車体に備えた水平ガイドローラが第2ガイドレールによりガイドされる、前記連結移動用曲線状経路よりも曲率半径の小さい単独移動用曲線状経路と、
    を含むことを特徴とする、
    搬送装置。
  2. 前記搬送台車は非自走式であり、
    前記搬送台車の側面をフリクション式駆動装置により駆動する、
    請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記第1台車体及び前記第2台車体を前記円弧中心まわりに水平方向に屈曲可能に連結する機構が、
    前記第1台車体及び前記第2台車体の一方に、前記円弧状凸部又は前記円弧状凹部に沿って設けた、前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部と円弧中心が同一である平面視円弧状板部材の前面及び後面に、
    前記第1台車体及び前記第2台車体の他方に、前記円弧中心の周方向に少なくとも2対を設けた、前後の水平ローラが当接するものである、
    請求項1又は2記載の搬送装置。
  4. 前記連結装置が、前記搬送台車に設けた左右方向の水平支軸まわりに揺動する揺動アームの揺動により、前後に位置する前記搬送台車同士を連結するものであり、
    前記連結装置により前記搬送台車同士が連結した状態では、前記搬送台車同士の連結部における前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部と円弧中心が同一である平面視円弧状板部材の前面及び後面に水平ローラが当接して前記搬送台車同士の離反が防止されるものであり、
    前記連結解除装置が、前記揺動アームの操作ローラに当接して前記揺動アームを揺動させるカムレールである、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記第1台車体及び前記第2台車体が対向する部分における
    前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部の一方の上面に段部を設けるとともに、
    前記円弧状凸部及び前記円弧状凹部の他方に、前記段部の上方に先端縁が位置する円弧状庇板を備えてなる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の搬送装置。
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