JP2018100006A - トング及びシートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時等の緊急時におけるショルダーベルトのトングに接続した部分に生じる負荷を低減することができる、トング及びシートベルト装置を提供する。【解決手段】トング1は、ショルダーベルトBsが接続される第一接続部2と、ラップベルトBrが接続される第二接続部3と、トングプレート41を備えたトング本体4と、第一接続部2を覆うトングカバー5とを備え、第一接続部2は、ショルダーベルトBsの端部が固定される固定ピン21と、固定ピン21の外周に配置されたシャフト22と、固定ピン21の内部に挿通されたトーションバー23と、トング本体4に固定されるとともにシャフト22の第二端部22bを回転可能に支持し、かつ、トーションバー23の第二端部23bが固定されたホルダー24と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、トング及びシートベルト装置に関し、特に、ショルダーベルトとラップベルトとが別体に構成されたウェビングに接続されるトング及び該トングを備えたシートベルト装置に関する。
自動車等の車両には、一般に、乗員が着座するシートに乗員を拘束するシートベルト装置が設けられている。かかるシートベルト装置は、乗員を拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うリトラクタと、車体側に接続されウェビングを案内するガイドアンカーと、ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、シートの側面に配置されたバックルと、ウェビングに配置されたトングと、を有し、トングをバックルに嵌着させることによってウェビングにより乗員をシートに拘束している。
ウェビングは、トングをバックルに嵌着した状態において、乗員の肩部を拘束するショルダーベルトと、乗員の腰部を拘束するラップベルトと、に分類することができる。例えば、特許文献1には、ショルダーベルトとラップベルトとを別体に構成し、それぞれのベルトをトングに接続した構成が開示されている。
特表2002−541008号公報
特許文献1に記載されたように、ショルダーベルトとラップベルトとを別体に構成することにより、車両衝突時等の緊急時に乗員が前方に慣性力で移動しようとした場合であっても、ラップベルトによってショルダーベルトが引っ張られることを抑制することができる。
一方で、乗員の腰部がラップベルトによって拘束されていることから、乗員の上体が腰部を基点にして前方に回転移動することとなり、ショルダーベルトのトングに接続した部分の負荷が高くなるという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、車両衝突時等の緊急時におけるショルダーベルトのトングに接続した部分に生じる負荷を低減することができる、トング及びシートベルト装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、乗員の肩部を拘束するショルダーベルト及び乗員の腰部を拘束するラップベルトに接続されたトングにおいて、前記ショルダーベルトが接続される第一接続部と、前記ラップベルトが接続される第二接続部と、バックルに嵌着されるトングプレートを備えたトング本体と、少なくとも前記第一接続部を覆うトングカバーと、を備え、前記第一接続部は、前記ショルダーベルトの端部が固定される筒形状の固定ピンと、該固定ピンの外周に配置され前記ショルダーベルトが巻き回されるとともに第一端部が回転可能に前記トング本体に支持されたシャフトと、前記固定ピンの内部に挿通され第一端部が前記シャフトに固定されたトーションバーと、前記トング本体に固定されるとともに前記シャフトの第二端部を回転可能に支持し、かつ、前記トーションバーの第二端部が固定されたホルダーと、を備えていることを特徴とするトングが提供される。
また、本発明によれば、乗員の肩部を拘束するショルダーベルトと、乗員の腰部を拘束するラップベルトと、前記ショルダーベルト及び前記ラップベルトに接続されたトングと、を備えたシートベルト装置において、前記トングは、前記ショルダーベルトが接続される第一接続部と、前記ラップベルトが接続される第二接続部と、バックルに嵌着されるトングプレートを備えたトング本体と、少なくとも前記第一接続部を覆うトングカバーと、を備え、前記第一接続部は、前記ショルダーベルトの端部が固定される筒形状の固定ピンと、該固定ピンの外周に配置され前記ショルダーベルトが巻き回されるとともに第一端部が回転可能に前記トング本体に支持されたシャフトと、前記固定ピンの内部に挿通され第一端部が前記シャフトに固定されたトーションバーと、前記トング本体に固定されるとともに前記シャフトの第二端部を回転可能に支持し、かつ、前記トーションバーの第二端部が固定されたホルダーと、を備えていることを特徴とするシートベルト装置が提供される。
上述したトング及びシートベルト装置において、前記シャフトは、前記固定ピンに固定されたショルダーベルトを前記シャフトの外周に案内するスリットを備えていてもよい。
また、前記トングカバーは、前記シャフトに巻き回されたショルダーベルトの表面に接触可能なベルト保持部を備えていてもよい。
また、前記第二接続部は、前記ラップベルトの端部が接続されるとともに前記トング本体に固定される支持ピンを備え、該支持ピンの長さは前記固定ピンの長さよりも短くてもよい。
上述した本発明に係るトング及びシートベルト装置によれば、ショルダーベルトの接続部(第一接続部)に所定の荷重が生じた際に捻転可能なトーションバーを配置したことにより、トーションバーの捻転によってショルダーベルトをトングから引き出すことができ、車両衝突時等の緊急時におけるショルダーベルトの接続部(第一接続部)に生じる負荷を低減することができる。また、ショルダーベルトを固定する固定ピンの内側にトーションバーを配置したことにより、トーションバーとショルダーベルトとの干渉を回避することもできる。
本発明の一実施形態に係るトングを示す外観図であり、(A)は表面側、(B)は裏面側、を示している。 図1に示したトングカバーを外した状態を示す斜視図であり、(A)は表面側、(B)は裏面側、を示している。 図1に示したトングの説明図であり、(A)は裏面側の平面図、(B)は図3(A)におけるB−B線断面図、を示している。 第一接続部の一例を示す図であり、(A)は部品展開図、(B)は断面図、を示している。 図1に示したトングの使用状態を示す断面図であり、(A)は通常時、(B)は緊急時、を示している。 本発明の一実施形態に係るシートベルト装置を示す全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図1(A)〜図6を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係るトングを示す外観図であり、(A)は表面側、(B)は裏面側、を示している。図2は、図1に示したトングカバーを外した状態を示す斜視図であり、(A)は表面側、(B)は裏面側、を示している。図3は、図1に示したトングの説明図であり、(A)は裏面側の平面図、(B)は図3(A)におけるB−B線断面図、を示している。図4は、第一接続部の一例を示す図であり、(A)は部品展開図、(B)は断面図、を示している。図5は、図1に示したトングの使用状態を示す断面図であり、(A)は通常時、(B)は緊急時、を示している。なお、各図において、一般に、表面側は乗員に接触する側を意味し、裏面側は車室内に露出される側を意味しているが、表裏を反転させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るトング1は、図1(A)〜図5(B)に示したように、ショルダーベルトBsが接続される第一接続部2と、ラップベルトBrが接続される第二接続部3と、バックル(図6参照)に嵌着されるトングプレート41を備えたトング本体4と、少なくとも第一接続部2を覆うトングカバー5と、を備え、第一接続部2は、ショルダーベルトBsの端部が固定される筒形状の固定ピン21と、固定ピン21の外周に配置されショルダーベルトBsが巻き回されるとともに第一端部22aが回転可能にトング本体4に支持されたシャフト22と、固定ピン21の内部に挿通され第一端部23aがシャフト22に固定されたトーションバー23と、トング本体4に固定されるとともにシャフト22の第二端部22bを回転可能に支持し、かつ、トーションバー23の第二端部23bが固定されたホルダー24と、を備えている。
トング1は、乗員の肩部を拘束するショルダーベルトBsと乗員の腰部を拘束するラップベルトBrとが別体に構成されたウェビングに接続される。トング本体4は、例えば、金属製の部品であり、図2(A)に示したように、第一接続部2を支持する一対の第一側壁42と、第二接続部3を支持する一対の第二側壁43と、を備えている。第二側壁43は、トングプレート41から立設するように形成されており、第一側壁42は、第二側壁43から延設するように形成されている。
ラップベルトBrが接続される第二接続部3は、ラップベルトBrの端部が接続されるとともにトング本体4に固定される支持ピン31を備えている。支持ピン31は、例えば、図2(A)に示したように、トング本体4に固定されるボルト・ナットにより構成される。支持ピン31は、トング本体4に形成された第二側壁43に固定される。
また、支持ピン31の軸方向長さは、固定ピン21の軸方向長さよりも短く形成されている。一般に、車両衝突時等の緊急時において、ラップベルトBrにはショルダーベルトBsよりも高い荷重が生じる傾向がある。そこで、本実施形態では、支持ピン31の長さを固定ピン21よりも短くすることによって、第二接続部3の強度を高めている。
ショルダーベルトBsが接続される第一接続部2は、例えば、図4(A)及び図4(B)に示したように、固定ピン21、シャフト22、トーションバー23及びホルダー24によって構成される軸部材である。かかる第一接続部2は、トング本体4に形成された第一側壁42に固定される。
固定ピン21は、例えば、樹脂製又は金属製の円筒形状の部品である。ショルダーベルトBsは、端部を折り返して縫合することにより筒形状のタブが形成される。このタブに固定ピン21を挿入することによって、ショルダーベルトBsが固定ピン21に固定される。固定ピン21の第一端部21aは、シャフト22の内面に形成された凹部又は段差部に挿入され、固定ピン21の第二端部21bは、ホルダー24の内面に形成された凹部又は段差部に挿入される。
なお、ショルダーベルトBsの固定方法は単なる一例であり、図示した構成に限定されるものではない。例えば、ショルダーベルトBsの端部を折り返して縫合することにより段差部を形成し、この段差部を固定ピン21に形成したスリットに係止させることによって、ショルダーベルトBsを固定ピン21に固定するようにしてもよい。
シャフト22は、例えば、第一端部22a側が閉塞した樹脂製又は金属製の略円筒形状の部品である。第一端部22aの外面には、トング本体4の第一側壁42に形成された開口部に嵌め込み可能な凹部22cが形成されている。また、第一端部22aの内面には、トーションバー23を挿入可能な凹部22dが形成されている。
また、シャフト22の第二端部22b側は開放された口を有しており、ホルダー24の先端が挿入される。シャフト22は、図4(B)に示したように、組み立てた状態において、固定ピン21の外周とシャフト22の内周との間に一定の隙間を有しており、この隙間に固定ピン21に外挿されたショルダーベルトBsが挿入される。
また、シャフト22は、固定ピン21に固定されたショルダーベルトBsをシャフト22の外周に案内するスリット22eを備えている。かかるスリット22eを形成することにより、ショルダーベルトBsのタブに固定ピン21を挿入した状態で、シャフト22の内部に固定ピン21を挿入することができる。また、スリット22eには、ショルダーベルトBsの重なりによる段差部の発生を抑制するための傾斜面22fを形成するようにしてもよい。
トーションバー23は、例えば、金属製の略円柱形状の部品である。トーションバー23に生じる荷重が所定の荷重(捻転荷重)未満の場合にはトーションバー23は捻転せず、トーションバー23に所定の荷重(捻転荷重)以上の荷重が生じた場合にはトーションバー23が捻転するように構成されている。
トーションバー23の捻転荷重は、例えば、ショルダーベルトBsを巻き取るリトラクタによってショルダーベルトBsの弛みを除去するプリテンション荷重よりも大きい荷重に設定される。したがって、車両衝突時等の緊急時にプリテンショナが作動した場合であってもトーションバー23が捻転することがなく、ショルダーベルトBsの弛みを除去することができる。
また、図4(B)に示したように、トーションバー23の第一端部23aは、シャフト22の内面に形成された凹部22dに固定され、トーションバー23の第二端部23bは、ホルダー24の内面に形成された凹部24aに固定される。
ホルダー24は、第一接続部2をトング本体4に固定する部品である。ホルダー24は、例えば、図4(A)に示したように、トング本体4の第一側壁42に形成された開口部に挿入される挿通部24bと、挿通部24bの先端に形成されシャフト22を回転可能に支持する軸受部24cと、挿通部24bの後端に形成され第一側壁42の外面に当接可能なフランジ部24dと、を備えている。
挿通部24bの周面には、第一側壁42の開口部に係止可能な突起24eが形成されていてもよい。かかる突起24eを配置することによって、ホルダー24の位置決めを容易に行うことができる。軸受部24cは、図4(B)に示したように、外周面にシャフト22の内周面が当接し、内周面に固定ピン21の外周面が当接するように構成されている。また、挿通部24bの内面には、トーションバー23を固定するための凹部24aが形成されている。フランジ部24dには、ホルダー24をトング本体4に固定するための金具24f(図2(B)参照)を係止する凹部24gが形成されていてもよい。
上述した第一接続部2は、ホルダー24がトング本体4(第一側壁42)に固定され、ホルダー24にトーションバー23の第二端部23bが固定され、トーションバー23の第一端部23aにシャフト22が固定され、シャフト22はホルダー24及びトング本体4(第一側壁42)によって回転可能に支持されている。また、ショルダーベルトBsは、図5(A)に記載されたように、固定ピン21に固定されており、シャフト22のスリット22eから外部に引き出され、シャフト22の外周に巻き回されている。
したがって、プリテンショナが作動した場合や車両衝突時等の緊急時にショルダーベルトBsが乗員の上体の移動によって引っ張られた場合であっても、トーションバー23に生じる荷重が捻転荷重未満の場合にはトーションバー23は捻転しないことから、シャフト22が回転してショルダーベルトBsが第一接続部2から引き出されることがなく、図5(A)に記載された通常時の状態が保持される。なお、図5(A)において、説明の便宜上、トングカバー5の図を省略してある。
それに対して、車両衝突時等の緊急時にショルダーベルトBsが引っ張られてトーションバー23に生じる荷重が捻転荷重以上に達した場合には、トーションバー23が捻転することから、図5(B)に示したように、シャフト22が回転してショルダーベルトBsが第一接続部2から引き出されることとなる。したがって、上述した第一接続部2の構成を採用することにより、ショルダーベルトBsの第一接続部2に生じる負荷を低減することができる。なお、図5(B)において、説明の便宜上、トングカバー5の図を省略してある。
また、上述した第一接続部2では、ショルダーベルトBsを固定する固定ピン21の内側にトーションバー23を配置したことにより、トーションバー23とショルダーベルトBsとの干渉を回避することができる。したがって、ショルダーベルトBsがトーションバー23の捻転を阻害することがなく、トーションバー23の捻転時に生じる発熱によるショルダーベルトBsの破損を防止することもできる。
トングカバー5は、例えば、トング本体4の第一側壁42、第二側壁43及び第一接続部2を覆う部品である。トングカバー5は、主としてトング1の意匠的な見栄えを向上させる機能を有している。トングカバー5は、例えば、図1(A)及び図1(B)に示したように、主としてトング1の裏面を覆う第一カバー部材51と、主としてトング1の表面を覆う第二カバー部材52と、に分割されている。
第一カバー部材51は、例えば、図3(A)及び図3(B)に示したように、第一接続部2に接続されたショルダーベルトBsを外部に引き出すための開口部51aと、第一接続部2を収容する空間を区画するための凹部51bと、を備えている。
第二カバー部材52は、例えば、図1(A)に示したように、第二側壁43を覆う一対の腕部52aと、腕部52a同士を連結する中間部52bと、を備えている。中間部52bの内側には、図3(B)に示したように、シャフト22に巻き回されたショルダーベルトBsの表面に沿って配置されたベルト保持部52cが形成されている。ベルト保持部52cは、ショルダーベルトBsの表面に接触するように配置される。すなわち、トングカバー5は、シャフト22に巻き回されたショルダーベルトBsの表面に接触可能なベルト保持部52cを備えている。
かかるベルト保持部52cをトングカバー5に形成することにより、シャフト22に巻き回されたショルダーベルトBsの弛みを抑制することができる。また、ベルト保持部52cと開口部51aとの間に一定の距離を設けることにより、シートベルト装置の使用時にトングプレート41の延伸方向に対してショルダーベルトBsの延伸方向が曲がった場合であっても、ショルダーベルトBsに生じる皺がトングカバー5内に収まることとなり、トング1の意匠的な美観を保持することができる。
なお、上述したトングカバー5の構成は単なる一例であり、図示した構成に限定されるものではない。例えば、第一カバー部材51と第二カバー部材52との分割位置を変更してもよいし、トングカバー5を三つ以上のカバー部材に分割してもよいし、第一カバー部材51にベルト保持部を形成してもよい。
次に、本発明の一実施形態に係るシートベルト装置について、図6を参照しつつ説明する。ここで、図6は、本発明の一実施形態に係るシートベルト装置を示す全体構成図である。なお、図6において、説明の便宜上、シートベルト装置以外の部品については、一点鎖線で図示している。
図6に示した本実施形態に係るシートベルト装置10は、乗員の肩部を拘束するショルダーベルトBsと、乗員の腰部を拘束するラップベルトBrと、ショルダーベルトBsの巻き取りを行う第一リトラクタ101と、車体側に接続されショルダーベルトBsを案内するガイドアンカー102と、ラップベルトBrの巻き取りを行う第二リトラクタ103と、シートSの側面に配置されたバックル104と、ショルダーベルトBs及びラップベルトBrに接続されたトング1と、を備えている。
図示したシートSは、右ハンドル車の助手席に配置されるシートを示しているが、かかるシートに限定されるものではなく、運転席や後部座席に配置されるシートや左ハンドル車に配置されるシートであってもよい。
本実施形態に係るシートベルト装置10では、乗員を拘束するショルダーベルトBsとラップベルトBrとが別体に構成されていることから、ショルダーベルトBs用の第一リトラクタ101とラップベルトBr用の第二リトラクタ103との二つのリトラクタを備えている。第一リトラクタ101は、例えば、シートSの背もたれ部(シートバック)に内蔵され、第二リトラクタ103は、例えば、シートSの着座部(シートクッション)に内蔵される。
トング1は、例えば、図1(A)〜図5(B)に示した構成を備えており、上述した説明した通りの内容であることから、ここでは詳細な説明を省略する。上述した本実施形態に係るトング1を備えたシートベルト装置10によれば、車両衝突時等の緊急時におけるショルダーベルトBsの接続部に生じる負荷を低減することができる。
なお、図6に示した、第一リトラクタ101、ガイドアンカー102、第二リトラクタ103及びバックル104の構造及び配置は、単なる一例であり、図示した構成に限定されるものではない。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、本実施形態に係るトング1及びシートベルト装置10は、自動車以外のシートベルト装置に適用してもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 トング
2 第一接続部
3 第二接続部
4 トング本体
5 トングカバー
10 シートベルト装置
21 固定ピン
21a 第一端部
21b 第二端部
22 シャフト
22a 第一端部
22b 第二端部
22c,22d 凹部
22e スリット
22f 傾斜面
23 トーションバー
23a 第一端部
23b 第二端部
24 ホルダー
24a 凹部
24b 挿通部
24c 軸受部
24d フランジ部
24e 突起
24f 金具
24g 凹部
31 支持ピン
41 トングプレート
42 第一側壁
43 第二側壁
51 第一カバー部材
51a 開口部
51b 凹部
52 第二カバー部材
52a 腕部
52b 中間部
52c ベルト保持部
101 第一リトラクタ
102 ガイドアンカー
103 第二リトラクタ
104 バックル

Claims (5)

  1. 乗員の肩部を拘束するショルダーベルト及び乗員の腰部を拘束するラップベルトに接続されたトングにおいて、
    前記ショルダーベルトが接続される第一接続部と、
    前記ラップベルトが接続される第二接続部と、
    バックルに嵌着されるトングプレートを備えたトング本体と、
    少なくとも前記第一接続部を覆うトングカバーと、を備え、
    前記第一接続部は、前記ショルダーベルトの端部が固定される筒形状の固定ピンと、該固定ピンの外周に配置され前記ショルダーベルトが巻き回されるとともに第一端部が回転可能に前記トング本体に支持されたシャフトと、前記固定ピンの内部に挿通され第一端部が前記シャフトに固定されたトーションバーと、前記トング本体に固定されるとともに前記シャフトの第二端部を回転可能に支持し、かつ、前記トーションバーの第二端部が固定されるホルダーと、を備えている、
    ことを特徴とするトング。
  2. 前記シャフトは、前記固定ピンに固定されたショルダーベルトを前記シャフトの外周に案内するスリットを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のトング。
  3. 前記トングカバーは、前記シャフトに巻き回されたショルダーベルトの表面に接触可能なベルト保持部を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のトング。
  4. 前記第二接続部は、前記ラップベルトの端部が接続されるとともに前記トング本体に固定される支持ピンを備え、該支持ピンの長さは前記固定ピンの長さよりも短い、ことを特徴とする請求項1に記載のトング。
  5. 乗員の肩部を拘束するショルダーベルトと、乗員の腰部を拘束するラップベルトと、前記ショルダーベルト及び前記ラップベルトに接続されたトングと、を備えたシートベルト装置において、
    前記トングは、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のトングである、ことを特徴とするシートベルト装置。

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