JP2018099317A - 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018099317A
JP2018099317A JP2016247164A JP2016247164A JP2018099317A JP 2018099317 A JP2018099317 A JP 2018099317A JP 2016247164 A JP2016247164 A JP 2016247164A JP 2016247164 A JP2016247164 A JP 2016247164A JP 2018099317 A JP2018099317 A JP 2018099317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
shelf
customer
product
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016247164A
Other languages
English (en)
Inventor
郁文 閑
Ikufumi SHIZUKA
郁文 閑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2016247164A priority Critical patent/JP2018099317A/ja
Publication of JP2018099317A publication Critical patent/JP2018099317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Display Racks (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】顧客動向に応じて陳列商品の販売促進を行うことができる陳列棚等を提供する。【解決手段】陳列棚は、商品を陳列するための陳列棚であって、該陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延在する表示面に、所定のコンテンツを表示する表示装置と、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置とを備え、前記表示装置は、前記検出装置による検出結果から特定される前記顧客の注視点に応じて、前記コンテンツを切り替えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルサイネージ(Digital Signage)技術の利用が進んでいる。例えば小売業において、デジタルサイネージに係る表示装置であり、商品を陳列する陳列棚に取り付けられる電子棚札の利用が進んでいる。
例えば特許文献1では、陳列棚の棚板に沿って長い表示画面を有し、棚板上に陳列された各商品の販売促進情報を、棚板の長手方向に並べて表示する電子棚札が開示されている。特許文献1によれば、電子棚札が棚板の長手方向に沿った形状を有するため、各商品の配置位置に対応させて各商品の情報を表示することができ、商品の配置変更が行われた場合であっても電子棚札の取り付け作業を不要とすることができる。
特開2014−193218号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明は、顧客に対して一方的に販売促進情報を表示しているに過ぎず、顧客の動向に合わせて画像表示を行うことができない。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、顧客動向に応じて陳列商品の販売促進を行うことができる陳列棚等を提供することにある。
本発明に係る陳列棚は、商品を陳列するための陳列棚であって、該陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延在する表示面に、所定のコンテンツを表示する表示装置と、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置とを備え、前記表示装置は、前記検出装置による検出結果から特定される前記顧客の注視点に応じて、前記コンテンツを切り替えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚は、前記表示装置は、前記棚板に内蔵され、前記表示面に前記コンテンツを投影する投影装置であることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚は、前記表示装置は、前記棚板に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々に関する前記コンテンツを表示し、前記注視点が前記表示領域である場合、該表示領域に表示する前記コンテンツを切り替えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚は、前記表示装置は、前記注視点が前記商品である場合、該商品に応じて前記コンテンツを切り替えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚は、前記表示装置は、前記商品に関連する関連商品の前記コンテンツに表示を切り替えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、商品が陳列された陳列棚に設けられ、所定のコンテンツを表示する表示装置と、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置と、前記コンテンツを前記表示装置に出力する情報処理装置とを備え、前記情報処理装置は、前記検出装置から検出結果を取得する取得部と、該取得部が取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定する特定部と、該特定部が特定した特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記表示装置は、前記陳列棚の棚板に内蔵されており、該棚板の前端部に沿ってレール状に延在する表示面に前記コンテンツを投影する投影装置であることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記表示装置は、前記棚板に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々に関する前記コンテンツを表示し、前記特定部は、前記顧客が注視している前記表示領域を特定することを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記特定部は、前記顧客が注視している前記商品を特定することを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記表示装置、検出装置又は情報処理装置は、前記検出結果に基づき、前記顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時する計時部を備えることを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記記憶部は、前記計時部が計時した前記継続時間が所定時間以上である場合、前記特定結果を記憶することを特徴とする。
本発明に係る陳列棚システムは、前記情報処理装置は、前記記憶部に記憶されたデータを出力するデータ出力部を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、商品が陳列された陳列棚に設けられた表示装置に、所定のコンテンツを出力する出力部と、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置から、検出結果を取得する取得部と、該取得部が取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定する特定部と、該特定部が特定した特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、商品が陳列された陳列棚に設けられた表示装置に、所定のコンテンツを出力し、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置から、検出結果を取得し、取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定し、特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶部に記憶する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする
本発明によれば、顧客動向に応じて陳列商品の販売促進を行うことができる。
陳列棚システムの構成例を示す模式図である。 棚板の内部構造を示す説明図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 サイネージの構成例を示すブロック図である。 商品DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 視聴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 サイネージにおける画像表示処理を説明するための説明図である。 注視点特定処理を説明するための説明図である。 コンテンツ切替処理の一例を示す説明図である。 コンテンツ切替処理の他例を示す説明図である。 データ出力画面の一例を示す説明図である。 コンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 データ出力処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るサイネージの構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る視聴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る継続時間の計時処理について説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ出力画面の一例を示す説明図である。 実施の形態2に係るコンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るデータ出力処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 上述した形態のサーバの動作を示す機能ブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、陳列棚システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、小売店舗における商品の販売促進を図ると共に、販売促進活動に関してデータ収集を行う陳列棚システムを一例として説明を行う。陳列棚システムは、情報処理装置1、表示装置2、店舗端末3、会計装置4等を含む。情報処理装置1、表示装置2及び店舗端末3は、インターネット等のネットワークNを介して通信を行う。なお、図1では情報処理装置1を店舗外に設置された装置として図示してあるが、情報処理装置1は店舗内に設置された装置であってもよい。
情報処理装置1は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介して情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置1はサーバコンピュータであるものとし、サーバ1と読み替える。サーバ1は、小売店舗で提供される商品に関する広告等の表示コンテンツを記憶しており、当該表示コンテンツを表示装置2に出力する。さらにサーバ1は、表示装置2へのコンテンツ出力による販売促進活動の効果について情報収集を行う。
表示装置2は、サーバ1と通信を行って広告等に係る画像を表示するデジタルサイネージ装置である。以下では表示装置2をサイネージ2と読み替える。図1に示すように、サイネージ2は、商品を提供する小売店舗に設置されている。
具体的にサイネージ2は、各店舗に設置された商品の陳列棚に設けられている。例えば店舗には複数の陳列棚が設置されており、サイネージ2は、各陳列棚の棚板に設けられている。サイネージ2は、陳列棚が有する複数の棚板に夫々内蔵されたプロジェクタ装置であり、各棚板の前端部に設けられた表示面26に画像を投影する。すなわちサイネージ2は、いわゆるプライスレールに相当する位置にスクリーンを有し、当該スクリーンに画像を表示する。なお、サイネージ2はプロジェクタ装置の他に、液晶ディスプレイ等であってもよい。例えばサイネージ2は、紙製の値札に代わって、陳列商品の商品名、価格等を示す値札画像を表示する。本実施の形態においてサイネージ2は、商品名、価格等を表示するだけでなく、サーバ1から表示コンテンツの配信を受けて、表示面26に広告等のコンテンツ画像を表示する。
店舗端末3は、店舗における商品の売上等のデータを管理する端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ等である。会計装置4は、店舗に設置されたいわゆるレジスターであり、店員による会計の入力を受け付ける。例えば会計装置4は、店舗内のLAN(Local Area Network)により店舗端末3に接続されており、会計に係る処理結果を店舗端末3に出力する。
図2は、棚板の内部構造を示す説明図である。ここで、顧客に対し陳列棚が面する方向を正面方向とし、反対側を背面方向とする。また、陳列棚の設置面から天井に向かう方向を上方向とし、反対側を下方向とする。図2では、陳列棚の内部を、上側から見た場合を模式的に図示している。上述の如く、サイネージ2は陳列棚の棚板内部に設けられている。
サイネージ2は、画像を投影する投影機20と、該投影機20から投影された画像を表示する表示面26とを有する。投影機20はプロジェクタ本体であり、棚板内部において背面側に設けられている。投影機20の投射レンズは、棚板の横方向においてほぼ中央に位置し、正面側に向かって画像を投影する。具体的には、投射レンズは横方向に沿ってのこぎり状の断面を有するリニアフレネルレンズであり、光源からの出射光を横方向に沿って拡散する。これにより、図2に示すように、投影機20は正面に向かって画像光を拡散して投影する。
表示面26は、投影機20から投影された画像を表示するためのスクリーンである。表示面26は棚板前端部に沿ってレール状に設けられている。具体的には、表示面26は正面視において横方向に細長い矩形状であり、上下方向に係る棚板の厚みとほぼ同一の上下幅を有し(図1参照)、棚板の横幅とほぼ同一の横幅を持って延在する。これにより、表示面26は棚板前端部の全面に形成されている。投影機20から出射した画像光は、表示面26の背面全体に入射する。表示面26は、LAF(Louver Array Film)の正面に拡散板が積層された構成を有する。表示面26に入射した画像光は、LAFによって視野角が調整され、正面方向と平行になるように出射する。これにより、投影機20から投影された画像が表示面26上に表示される。
図3は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介してサイネージ2等と情報の送受信を行う。
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、商品DB141、視聴DB142等を記憶している。商品DB141は、サイネージ2に出力するコンテンツデータを記憶している。視聴DB142は、顧客が陳列棚において注目した箇所、すなわち注視点に係る情報を、サイネージ2における表示履歴と対応付けて記憶している。なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
図4は、サイネージ2の構成例を示すブロック図である。サイネージ2は、制御部21、記憶部22、通信部23、投影部24、入力部25、表示面26を含む。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サイネージ2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム及びデータを記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部23はアンテナ及び通信処理回路等を含み、ネットワークNを介してサーバ1等と情報の送受信を行う。投影部24は、上述の投射レンズ、光源、画像処理回路等を備え、表示面26に画像を投影する。入力部25は、後述する視線検出センサ27が接続された入力インターフェイスである。
視線検出センサ27は、陳列棚正面の空間を撮像するカメラ等を含み、撮像された画像から陳列棚付近の顧客の視点位置及び視線方向を検出するセンサ装置である。例えば視線検出センサ27は、赤外線LED(Light Emitting Diode)等の赤外線光源、当該赤外線光源によって照らされる被写体を撮像する赤外線カメラ等を備え、赤外線カメラにより撮像された画像から顧客の視点位置及び視線方向を検出する。具体的には、視線検出センサ27は撮像画像から顧客の眼の角膜反射を基準点として抽出すると共に、瞳孔を動点として抽出する。視線検出センサ27は、基準点の位置を視点位置として検出すると共に、基準点に対する動点の相対位置から視線方向を検出する。なお、例えば視線検出センサ27は、被写体が可視光によって照射された撮像画像から顧客の眼の位置及び形状を認識し、顧客の視線を検出する構成であってもよい。
図5は、商品DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。商品DB141は、商品ID列、商品名列、関連商品列、陳列位置列、コンテンツ列を含む。商品ID列は、各商品を識別するためのIDを記憶している。商品名列は、商品IDと対応付けて、各商品の商品名を記憶している。関連商品列は、商品IDと対応付けて、当該商品に関連する関連商品の商品IDを記憶している。陳列位置列は、商品IDと対応付けて、当該商品が陳列されている位置を記憶している。具体的に陳列位置は、陳列棚の棚番号、段数、及び列番号により表されている。なお、列番号は、陳列棚の棚板上に横並びで陳列されている各商品の順序を示している。コンテンツ列は、商品IDと対応付けて、各商品に関してサイネージ2に表示するコンテンツデータを記憶している。例えば表示コンテンツは、商品の価格、広告等である。
図6は、視聴DB142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。視聴DB142は、日付列、時刻列、陳列位置列、表示コンテンツ列、画面視聴数列、商品チェック数列を含む。日付列及び時刻列は日時を記憶している。陳列位置列は、日時と対応付けて、各商品の陳列位置を記憶している。表示コンテンツ列は、日時及び陳列位置と対応付けて、各商品の陳列位置に対応するサイネージ2に表示されたコンテンツの表示履歴を記憶している。画面視聴数列は、日時及び表示コンテンツと対応付けて、各日時において顧客が表示コンテンツを視聴した視聴数を記憶している。商品チェック数列は、日時、陳列位置及び表示コンテンツと対応付けて、顧客が陳列商品を注視した注視数を記憶している。
図7は、サイネージ2における画像表示処理を説明するための説明図である。以下では陳列棚システムが実行する処理の概要について述べる。なお、以下の説明では便宜上、サーバ1の処理主体は制御部11であるものとし、サイネージ2の処理主体は制御部21であるものとする。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1からコンテンツの配信を受けて、表示面26に画像を表示する。ここでまず、陳列棚付近に顧客がいない場合を考える。この場合、例えば制御部21は、表示面26に各陳列商品の値札画像を表示する。値札画像は商品名、商品の価格等を含む画像である。
値札画像を表示する場合、制御部21は、棚板前端部に沿って延在する表示面26を、棚板に陳列された各商品の陳列位置に応じて複数の表示領域に分割し、各表示領域に陳列商品夫々の値札画像を表示する。具体的に制御部21は、図7に示すように、棚板において横並びに陳列された各商品の列数に応じて、横長の表示面26を複数の表示領域に分割する。なお、図7において各表示領域の境界を破線により示してある。制御部21は、棚板における各商品の陳列位置に応じて、対応する表示領域に各商品の値札画像を表示する。
例えばサーバ1の制御部11は、商品DB141を参照し、表示面26を複数の表示領域に分割して各商品の値札を表示するための分割画像を生成する。具体的に制御部11は、各商品の陳列位置に係る情報を商品DB141から読み出す。上述の如く、陳列位置は例えば陳列棚の棚番号、棚板の段数、各棚板における商品の列番号などで表される。制御部11は、読み出した陳列位置に係る情報を参照し、棚番号及び段数が同一の商品、すなわち同一の棚板に陳列されている商品を特定する。さらに制御部11は、列番号によって商品の陳列順序を特定する。そして制御部11は、特定した陳列順序に従い、各商品の商品名、価格等を含む値札画像を一列に配置した画像を生成する。すなわち制御部11は、分割表示を行うための分割画像を生成する。なお、サーバ1は予め、各商品の陳列位置に応じた各表示領域の座標値を記憶してあるものとし、記憶されている座標値を参照して分割画像を生成するものとする。制御部11は、生成した分割画像のデータをサイネージ2に配信する。
値札に係る分割画像のデータを受信した場合、サイネージ2の制御部21は投影部24を駆動し、表示面26に分割画像を投影する。これにより、図7に示すように、サイネージ2には紙製の値札に代わって電子的に値札が提示される。
図8は、注視点特定処理を説明するための説明図である。本実施の形態に係る陳列棚システムは、陳列棚付近に訪れてショッピングをする顧客が注視している箇所、すなわち注視点を特定する。そしてサイネージ2は、顧客の注視点に応じて表示コンテンツを切り替える。
具体的には、サイネージ2の制御部21は、視線検出センサ27により顧客の視線を検出する。詳しくは上述の如く、視線検出センサ27はカメラ等を備えたセンシング装置であり、撮像画像から顧客の眼の基準点及び動点を抽出し、視点位置及び視線方向を検出する。なお、陳列棚付近に複数の顧客がおり、撮像画像に複数の顧客が含まれる場合、視線検出センサ27は各顧客の眼を認識し、顧客毎に視点位置及び視線方向を検出する。
なお、視線検出センサ27は陳列棚に内蔵又は設置されていてもよく、陳列棚付近に設置されていてもよい。また、例えば視線検出センサ27は顧客の眼の位置、形状等まで識別せず、顧客の頭部の位置、及び顔の向きを認識して視点位置及び視線方向を推測することとしてもよい。
サイネージ2の制御部21は、視線検出センサ27による検出結果をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、当該検出結果に基づき顧客の注視点を特定する。注視点の特定方法は特に限定されないが、例えば制御部11は、視線検出センサ27により検出された視点位置及び視線方向に係るデータを、注視点が既知である視点位置及び視線方向のサンプルデータと比較することで、陳列棚における注視点の位置を特定する。
さらに制御部11は、商品DB141に記憶されている各商品の陳列位置に係る情報を参照し、陳列棚において顧客が注視している箇所を特定する。具体的には図8に示すように、制御部11は、顧客がサイネージ2の表示面26を注視しているか否か、又は陳列棚に陳列されている商品を注視しているか否かを特定する。顧客が表示面26を注視している場合、又は陳列商品を注視している場合、サーバ1は、サイネージ2における表示コンテンツを値札画像から別のコンテンツ画像に切り替えさせる。
図9は、コンテンツ切替処理の一例を示す説明図である。例えば顧客が表示面26を注視している場合、サーバ1は、陳列商品の広告画像をサイネージ2に表示させる。具体的には、サーバ1の制御部11は顧客が注視している表示面26の表示領域を特定し、特定した表示領域における表示コンテンツを値札画像から広告画像に切り替える。
図9に示すサイネージ2の表示面26において、顧客が表示面26中央の表示領域を注視している場合を考える。この場合、サイネージ2は、陳列棚の棚板において当該表示領域に対応する列に陳列されている商品Bの広告画像を、当該表示領域に表示する。具体的には、サーバ1の制御部11は上記で特定した注視点の位置より、顧客が注視している表示面26の表示領域を特定する。制御部11は商品DB141を参照し、各商品の陳列位置から、上記で特定した表示領域に対応する位置に陳列されている商品Bを判別する。制御部11は、当該商品Bの広告画像を商品DB141から読み出す。そして制御部11は、上記で特定した表示領域には商品Bの広告画像を表示し、その他の表示領域には、陳列位置に応じた各商品の値札画像を表示する分割画像を生成し、サイネージ2に出力する。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から分割画像のデータを取得し、表示面26に表示する。これにより、図9に示すように、サイネージ2において顧客が注視している表示面26中央の表示領域には商品Bの広告画像が表示され、その他の表示領域には引き続き値札画像が表示される。このように、制御部21は、顧客の注視点を特定した特定結果に応じて表示コンテンツを切り替える。なお、例えば制御部21は、所定時間後に広告画像の表示を終了し、元の値札画像に表示を戻す。上述の如く、顧客が注視している表示領域に広告画像が表示されることで、顧客が注目している箇所にピンポイントで情報を提示することができ、効果的な販売促進を図ることができる。
図10は、コンテンツ切替処理の他例を示す説明図である。例えば図10Aに示すように、顧客が陳列商品を注視している場合、サーバ1は、陳列商品に関連する関連商品の広告画像をサイネージ2に表示させる。関連商品は、顧客が注視している商品との同時購入が推奨される商品であり、店舗側で販売促進のために規定された商品である。サーバ1は、顧客が注視している商品、すなわち関心を持っている商品を特定した場合、当該商品との同時購入を推奨するべく、関連商品の広告画像を表示して顧客に告知する。
サーバ1の制御部11は、商品DB141に記憶されている各商品の陳列位置と、視線検出結果より特定した注視点の位置とを比較し、顧客が注視している陳列商品を特定する。制御部11は商品DB141を参照し、特定した陳列商品と関連付けられた関連商品を判別する。そして制御部11は、関連商品の広告画像を商品DB141から読み出し、サイネージ2に出力する。なお、一の陳列商品に対して複数の関連商品が関連付けられている場合、制御部11は全ての関連商品の広告画像を出力する。
サイネージ2の制御部21は、関連商品の広告画像をサーバ1から取得し、表示面26に広告画像を表示する。これにより、サイネージ2は表示コンテンツを関連商品の広告画像に切り替える。具体的には図10B、Cに示すように、サイネージ2は、陳列商品Bと関連する関連商品D、Eの広告画像を所定時間毎に順次表示する。以上より、陳列商品の販売が促進されるだけでなく、関連商品の販売も促進される。
なお、上記でサイネージ2における表示コンテンツは商品の値札画像又は広告画像であるものとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばサイネージ2における表示コンテンツは、商品の価格以外の詳細な情報(例えば生産者、販売元等の情報)、商品の使用例を示す情報(例えば商品が食品である場合のレシピ情報)などであってもよい。すなわち、顧客の注視点に係る特定結果に応じてサイネージ2が表示コンテンツを切り替えることができればよく、コンテンツそのものは特に限定されない。
図11は、データ出力画面の一例を示す説明図である。上述の如くサーバ1は、視線検出結果から顧客の注視点を特定する。サーバ1は、特定した注視点に係る情報を視聴DB142に記憶しておくことで、顧客がどのコンテンツ又は商品に関心を持ったのかを示すデータ、すなわち販売促進活動に係る分析データを蓄積する。
具体的にサーバ1の制御部11は、顧客の注視点に係る特定結果を、サイネージ2におけるコンテンツの表示履歴と対応付けて視聴DB142に記憶しておく。例えば制御部11は、顧客が注視している表示面26の表示領域を特定した場合、日時及び表示コンテンツと対応付けて、顧客が注視している表示領域の画面視聴数を計数して視聴DB142に記憶する。また、制御部11は、顧客が注視している陳列商品を特定した場合、日時、陳列商品及び表示コンテンツと対応付けて、当該陳列商品の商品チェック数を計数して視聴DB142に記憶する。このように制御部11は、各時点における顧客の注視点を特定し、各時点における表示コンテンツと対応付けて注視数をカウントし、視聴DB142に記憶する。これにより、視聴DB142には販売促進活動に係る分析データが蓄積される。
また、制御部11は併せて、店舗における各商品の売上データを取得して記憶しておく。例えば店舗端末3は、店舗に設置された各会計装置4において処理された会計処理結果を収集し、売上データを記録する。店舗の営業時間終了後、サーバ1は店舗端末3にアクセスし、当該営業日の売上データを取得する。
制御部11は、各種データの集計を行い、集計したデータを店舗端末3に出力する。例えば制御部11は、視聴DB142を参照し、各商品の広告画像がサイネージ2に表示された延べ回数を広告表示回数として集計する。また、例えば制御部11は、各商品の広告画像が各顧客により視聴された延べ回数を、広告視聴数として集計する。また、例えば制御部11は、各商品が各顧客により注視された延べ回数を、商品チェック数として集計する。また、制御部11は、店舗端末3から取得した売上データを参照し、商品別の売上数、売上額等を集計する。
制御部11は上記の集計処理を行うに際し、例えば一日単位での集計を行うと共に、時間帯別での集計を併せて行う。例えば制御部11は、広告視聴数を集計するに際し、一日で各商品の広告が視聴された数を集計すると共に、時間帯別、例えば3時間毎の視聴数を集計する。
制御部11は、図11に例示するデータ出力画面を生成し、店舗端末3に出力する。データ出力画面は、一日単位での集計結果と、時間帯別の集計結果とを示す画面である。例えば店舗端末3は、商品指定欄111において商品の指定を受け付けることにより、指定された商品に関する集計データを表示する。例えば図11に示すように、店舗端末3は、データ出力画面の上部において、当該商品の広告表示回数、広告視聴数、商品チェック数数、売上等について、一日単位での集計結果を示す集計表112を表示する。なお、店舗端末3は、当該商品の広告が関連商品の広告として表示された回数、関連商品の広告として表示された場合の広告視聴数、及び関連商品と共にセットで購入されたことによる売上を併せて表示することで、関連商品の広告表示に係る宣伝効果がわかるように表記する。
また、店舗端末3は一日単位での集計結果を表示するだけでなく、時間帯別の集計結果を併せて表示する。例えば図11に示すように、店舗端末3はデータ出力画面の下部において、指定された商品に係る各種データの集計結果を時系列で示すグラフ113を表示する。具体的に店舗端末3は、項目指定欄114で指定された複数種類のデータの集計結果をグラフ113に表示する。例えば図11に示すように、「広告視聴数」と「売上数」とが指定された場合、店舗端末3は、商品指定欄111において指定されている商品Aの広告画像の視聴数と、商品Aの売上数とを時間帯別にしてグラフ113に表示する。なお、店舗端末3は、商品Aの広告画像が関連商品の広告画像として表示された場合の視聴数と、商品Aが関連商品とのセットで購入された場合の売上数とを併せて表示する。店員はグラフ113を参考に、各種データの相関を時系列的に把握することができる。
なお、上記で店舗端末3は、データ出力画面において各データを商品別に表示することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、複数商品の集計データを一覧にして、まとめて表示してもよいことは勿論である。また、店舗端末3は、各データを一日単位で表示するのではなく、例えば週単位、月単位で表示してもよい。このように、データ出力画面における表示態様は特に限定されず、サーバ1に蓄積されたデータを表示可能であればよい。
また、上記ではサーバ1がデータ出力画面を生成し、店舗端末3に出力することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。つまりサーバ1は、蓄積された生のデータを店舗端末3に出力し、店舗端末3が集計を行って画面データを生成してもよい。
図12は、コンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図12に基づき、陳列棚システムが実行するコンテンツ表示処理の処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、各商品の商品名、価格等の情報を商品DB141から読み出し、各商品の値札画像を生成して各サイネージ2、2、2…に出力する(ステップS11)。例えば制御部11は、陳列棚の棚板前端部に沿って横長であるサイネージ2の表示面26に合わせて、表示面26を複数の表示領域に分割して各商品の値札を表示する分割画像を生成する。具体的に制御部11は、商品DB141を参照し、各商品の商品名、価格等の情報のほか、各商品の陳列位置を読み出す。制御部11は、読み出した各商品の棚番号、段数、列番号等の情報を参照し、同一の陳列棚における同一の棚板において、各列に陳列されている商品の値札を、列番号に従って並列的に表示する分割画像を生成する。制御部11は、生成した画像を各サイネージ2、2、2…に出力する。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から出力された値札画像を通信部23により取得する(ステップS12)。制御部21は、取得した値札画像を表示面26に表示する(ステップS13)。具体的に制御部21は、投影部24を駆動し、表示面26を複数の表示領域に分割して各表示領域に各商品の値札を示す分割画像を投影する。
制御部21は、視線検出センサ27により、陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する(ステップS14)。視線検出センサ27は、陳列棚正面の空間を撮像するカメラを有し、撮像画像から顧客の視点位置及び視線方向を検出する。制御部21は、視線検出センサ27から検出結果を取得する。制御部21は、顧客の視点位置及び視線方向に係る検出結果をサーバ1に出力する(ステップS15)。
サーバ1の制御部11は、サイネージ2から出力された検出結果を取得する(ステップS16)。制御部11は、取得した検出結果に基づき、顧客が陳列棚において注視している注視点を特定する(ステップS17)。例えば制御部11は、注視点が既知である視点位置及び視線方向のサンプルデータと、ステップS15で取得した検出結果が示す視点位置及び視線方向のデータとを比較し、陳列棚における注視点の位置を特定する。制御部11は、商品DB141に記憶された各商品の陳列位置に係る情報を、特定した注視点の位置に係る情報と比較し、顧客が陳列棚において注視している箇所を特定する。具体的に制御部11は、顧客が注視している表示面26の表示領域、又は陳列棚に陳列されている商品を特定する。
制御部11は、注視点について特定した特定結果を、サイネージ2におけるコンテンツの表示履歴と対応付けて視聴DB142に記憶する(ステップS18)。例えば制御部11は、顧客が注視している表示面26の表示領域を特定した場合、視線検出センサ27が視線を検出した日時、及び当該日時にサイネージ2が表示していたコンテンツと対応付けて、当該表示領域に係る画面視聴数を計数して視聴DB142に記憶する。また、制御部11は、顧客が注視している商品を特定した場合、日時、陳列位置及び表示コンテンツと対応付けて、当該商品に係る商品チェック数を計数して視聴DB142に記憶する。なお、顧客が表示面26及び陳列商品のいずれも注視していない場合、制御部11はステップS18の処理をスキップする。
制御部11は、ステップS17における特定結果に基づき、顧客がサイネージ2の表示面26を注視しているか否かを判定する(ステップS19)。表示面26を注視していると判定した場合(S19:YES)、制御部11は、表示面26において顧客が注視している表示領域に表示するコンテンツを切り替えるべく、当該表示領域に対応する位置に陳列された商品の広告画像をサイネージ2に出力する(ステップS20)。具体的に制御部11は、当該表示領域に広告画像を表示すると共に、他の表示領域には他の商品の値札画像を表示する分割画像を生成し、サイネージ2に出力する。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から広告画像を取得する(ステップS21)。制御部21は、ステップS17で特定された表示領域に表示するコンテンツを、陳列商品の広告画像に切り替え(ステップS22)、処理をステップS14に戻す。
顧客が表示面26を注視していないと判定した場合(S19:NO)、サーバ1の制御部11は、顧客が陳列商品を注視しているか否かを判定する(ステップS23)。商品を注視していないと判定した場合(S23:NO)、制御部11は処理をステップS14に戻す。商品を注視していると判定した場合(S23:YES)、制御部11は商品DB141を参照し、顧客が注視している商品に関連する関連商品の広告画像をサイネージ2に出力する(ステップS24)。関連商品は、顧客が注視している商品との同時購入が推奨される商品であり、店舗側で販売促進のために規定された商品である。制御部11は、関連商品の広告画像を商品DB141から読み出し、サイネージ2に出力する。
サイネージ2の制御部21は、関連商品の広告画像をサーバ1から取得する(ステップS25)。制御部21は、表示面26に表示するコンテンツを関連商品の広告画像に切り替える(ステップS26)。なお、例えば制御部21は、図10に示したように、表示面26の全面において関連商品の広告画像を表示してもよいし、ステップS13、S22に係る表示処理と同様に表示面26を複数の表示領域に分割して画像表示を行ってもよい。制御部21は、処理をステップS14に戻す。
図13は、データ出力処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図13に基づき、サーバ1が実行するデータ出力処理の処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、所定時刻になったか否かを判定する(ステップS41)。所定時刻は例えば午前0時であり、店舗の営業時間後の時刻である。所定時刻になっていないと判定した場合(S41:NO)、制御部11は処理を待機する。所定時刻になったと判定した場合(S41:YES)、制御部11は、ネットワークNを介して店舗端末3から各商品の売上データを取得する(ステップS42)。例えば店舗端末3には店舗内に設置された会計装置4が接続されており、店舗端末3は継続的に会計装置4から会計処理結果を取得し、各商品の売上を記録する。サーバ1は営業時間終了後に店舗端末3と通信を行い、当日の売上データを取得する。
制御部11は、視聴DB142に記憶されている各データを商品別に集計する(ステップS43)。具体的に制御部11は、各商品の広告表示回数、広告視聴数、商品チェック数等を集計する。例えば制御部11は、各データについて一日単位での集計を行うと共に、時間帯別での集計を併せて行う。
制御部11は、各データを集計した集計結果を、店舗端末3に出力する(ステップS44)。例えば制御部11は、各データの一日単位での集計結果を示す集計表112、時間帯別の集計結果を示すグラフ113等を含むデータ出力画面を生成し、店舗端末3に出力する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記ではサイネージ2に視線検出センサ27が接続されていることとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば監視カメラ等の撮像装置からサーバ1が撮像画像を継続的に取得し、サーバ1において撮像画像から顧客の視線を割り出すこととしてもよい。このように、本システムは陳列棚付近における顧客の視線を検出することができればよく、視線検出を行うセンシング装置がサイネージ2に接続された構成でなくともよい。
また、上記でサーバ1は、一日毎にデータの収集を行って結果を出力することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、収集したデータをリアルタイムで出力してもよい。また、データの出力先は店舗端末3に限定されるものではなく、他の端末装置であってもよいことは勿論である。
また、上記でサイネージ2は、陳列商品に関するコンテンツ画像を表示することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばサイネージ2は、顧客の関心を引くために所定のキャラクタ画像等を表示してもよい。すなわち表示コンテンツは、商品に関するコンテンツ画像に限定されず、販売促進に適した画像であればよい。
以上より、本実施の形態1によれば、顧客動向に応じて陳列商品の販売促進を行うことができる。また、販売促進活動に関して有益な分析データを蓄積することができる。
また、本実施の形態1によれば、商品の陳列棚のいわゆるプライスレールをサイネージ2の表示面26に置き換え、棚板に内蔵されたプロジェクタ装置によって画像表示を行うことにより、顧客に対して分かり易い情報提示が可能となる。
また、本実施の形態1によれば、棚板前端部に沿って延在する細長い表示面26を複数の表示領域に分割することで、棚板に陳列された各商品の陳列位置に対応させて、より分かり易い情報提示が可能となる。また、顧客が注視している表示領域を特定することで、各コンテンツの視聴履歴を的確に把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、顧客が注視している表示領域のコンテンツを切り替えることで、顧客に対する効果的な販売促進活動が可能となる。
また、本実施の形態1によれば、顧客が注視している商品を特定することで、顧客が関心を持った商品を把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、顧客が注視している商品に合わせて表示コンテンツを切り替えることで、顧客の関心に合わせた情報提示が可能となり、より適切な販売促進を図ることができる。
また、本実施の形態1によれば、顧客が注視している商品の関連商品を紹介することで、さらなる販売促進を図ることができる。
また、本実施の形態1によれば、蓄積したデータを出力することで、販売促進活動の成果を店舗側に提示することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、実施の形態2に係るサイネージ2の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサイネージ2は、計時部28を備える。計時部28は時間の計測を行うタイマであり、顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時する。
図15は、実施の形態2に係る視聴DB142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。本実施の形態に係る視聴DB142は、画面視聴時間列、商品チェック時間列を含む。画面視聴時間列は、日時及び表示コンテンツと対応付けて、当該コンテンツが表示されている表示面26を顧客が継続して注視した継続時間を記憶している。商品チェック時間列は、日時、陳列位置及び表示コンテンツと対応付けて、当該陳列位置に陳列されている商品を顧客が継続して注視した継続時間を記憶している。
図16は、実施の形態2に係る継続時間の計時処理について説明するための説明図である。図16に基づき、本実施の形態に係る陳列棚システムが実行する処理の概要について説明する。
サイネージ2の制御部21は、視線検出センサ27により検出される顧客の視線の検出結果から、顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時する。すなわち制御部21は、顧客の注視点が一箇所に固定されている時間を計測する。例えば制御部21は、視線検出センサ27により顧客の視線が検出された場合、計時部28による計時を開始する。そして制御部21は、視線検出センサ27から継続的に検出結果を取得し、顧客が一の注視点を継続して注視しているか否かを監視する。例えば制御部21は、検出される視点位置及び視線方向に係るデータが所定の数値範囲で推移しているか否かを判定することで、顧客の視線が一の注視点から外れたか否かを判定する。制御部21は、視点位置及び視線方向に係るデータが所定の数値範囲で推移している限りにおいて計時部28による計時を行い、継続時間を計測する。
例えばサーバ1は、顧客が一の注視点を継続して所定時間以上注視している場合にのみ、注視点に係る特定結果を視聴DB142に記録する。具体的には、サイネージ2の制御部21は、計時部28により計時されている継続時間が所定時間以上になった場合にのみ、視線検出センサ27による検出結果をサーバ1に出力する。所定時間は、予め規定された時間であり、顧客が関心を持っていると判断する上で基準とする時間である。例えば所定時間は5秒間である。顧客の視線が5秒以上一箇所に固定されている場合、制御部21は、顧客が十分に関心を持って注視していると判断し、検出結果をサーバ1に出力する。つまり本実施の形態では、注視点に係る継続時間の長さに応じて取得データの信頼性を評価し、信頼性の高いデータのみを視聴DB142に記録する。
実施の形態1と同様に、サーバ1の制御部11は視線検出結果から注視点を特定し、特定結果を視聴DB142に記憶する。例えば制御部11は、顧客が注視している表示面26の表示領域を特定した場合、画面視聴数を計数すると共に、計時部28により計時された時間を画面視聴時間として記憶する。また、例えば制御部11は、顧客が注視している商品を特定した場合、商品チェック数と共に、商品を注視していた継続時間を商品チェック時間として記憶する。制御部11は、計時部28により計時された時間を併せて記憶することで、顧客が表示コンテンツ又は商品に対して持った関心の度合いを示す客観的なデータを視聴DB142に記録する。
サーバ1は、特定した注視点に応じてサイネージ2の表示コンテンツを切り替える。具体的には実施の形態1と同様、サーバ1はサイネージ2に商品の広告画像を出力し、表示させる。本実施の形態では、顧客が一箇所を注視している時間が所定時間以上である場合のみ表示コンテンツの切り替えが行われるため、例えば陳列棚の前を通った顧客の視線が偶然検知された場合など、表示コンテンツを切り替えるべきでないタイミングでの切り替えを抑制することができる。
図17は、実施の形態2に係るデータ出力画面の一例を示す説明図である。実施の形態1と同様に、サーバ1は店舗端末3に集計データを出力する。ここでサーバ1は、計時部28により計時された継続時間を含めて、集計データを店舗端末3に出力する。
具体的にサーバ1の制御部11は、視聴DB142を参照し、顧客が表示面26又は商品を注視していた継続時間を、商品別に集計する。例えば制御部11は、各商品の広告画像が各顧客により視聴された延べ時間を、広告視聴時間として集計する。また、制御部11は、各商品が各顧客により注視された延べ時間を、商品チェック時間として集計する。制御部11は、各商品について広告視聴時間及び商品チェック時間を集計する。制御部11は、広告視聴時間及び商品チェック時間を含む各データの集計結果を示すデータ出力画面を生成し、店舗端末3に出力する。
店舗端末3は、図17に示すデータ出力画面を表示する。本実施の形態に係るデータ出力画面は、実施の形態1と同様に広告視聴数、商品チェック数、売上等の集計データを表示するほか、上記で集計した広告視聴時間及び商品チェック時間の集計データを併せて表示する。
例えば店舗端末3は、商品指定欄111で指定された商品について、一日単位での集計表112を表示する。図17に示すように、本実施の形態に係る集計表112は、広告視聴時間及び商品チェック時間に係る集計結果を含む。店員は集計表112を参照し、顧客が陳列棚の前に立ち止まって広告又は商品を注視していた時間を把握することができる。
また、店舗端末3は、実施の形態1と同様にグラフ113をデータ出力画面の下部に表示する。ここで、項目指定欄114において広告視聴時間又は商品チェック時間が指定された場合、店舗端末3は、注視点の継続時間に係る時間帯別の集計データをグラフ113に表示する。例えば図17に示すように、広告視聴時間が指定された場合、店舗端末3は、各時間帯において各商品の広告が視聴された時間を表示する。これにより、店員は各広告の視聴状況を容易に把握することができる。
図18は、実施の形態2に係るコンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。視線検出センサ27により顧客の視点位置及び視線方向を検出する処理を実行した後(ステップS14)、サイネージ2の制御部21は、以下の処理を実行する。
制御部21は、視線検出センサ27により検出した検出結果に基づき、顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間の計時を開始する(ステップS201)。具体的に制御部21は、視線検出センサ27により検出される顧客の視点位置及び視線方向に係るデータが、一定の数値範囲に留まる時間を計時する。制御部21は、視点位置及び視線方向に係るデータが一定の数値範囲に留まる限りにおいて、計時を行う。
制御部21は、視線検出結果を参照し、顧客が一の注視点を継続して注視しているか否かを判定する(ステップS202)。すなわち制御部21は、視点位置及び視線方向に係るデータが一定の数値範囲で推移しているか否かを判定する。継続して注視していないと判定した場合(S202:NO)、制御部21は計時している時間をリセットし(ステップS203)、処理をステップS14に戻す。
継続して注視していると判定した場合(S202:YES)、制御部21は、計時している継続時間が所定時間以上になったか否かを判定する(ステップS204)。所定時間以上になっていないと判定した場合(S204:NO)、制御部21は処理をステップS14に戻す。所定時間以上になったと判定した場合(S204:YES)、制御部21は、計時した継続時間を含めて、顧客の視点位置及び視線方向に係る検出結果をサーバ1に出力する(ステップS205)。
視線検出結果から注視点を特定する処理を実行した後(ステップS17)、サーバ1の制御部11は、サイネージ2の計時部28により計時された継続時間を含めて、顧客の注視点に係る特定結果を視聴DB142に記憶する(ステップS206)。すなわち制御部11は、顧客が注視している表示面26の表示領域を特定した場合、画面視聴数と併せて、計時された継続時間を視聴DB142に記憶する。また、制御部11は、顧客が注視している商品を特定した場合、商品チェック数と併せて、計時した継続時間を視聴DB142に記憶する。制御部11は、処理をステップS19に移行する。
図19は、実施の形態2に係るデータ出力処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。店舗端末3から各商品の売上データを取得する処理を実行した後(ステップS42)、サーバ1の制御部11は以下の処理を実行する。
制御部11は、計時部28により計時された継続時間を含めて、視聴DB142に記憶された各データを商品別に集計する(ステップS221)。例えば制御部11は、各商品の広告視聴数、商品チェック数等の集計を行うほか、各商品の広告が継続して視聴された広告視聴時間、各商品が継続して注視された商品チェック時間等を集計する。例えば制御部11は、各データについて一日単位での集計を行うほか、時間帯別の集計を行う。
制御部11は、継続時間を含む各データを集計した集計結果を示すデータ出力画面を生成し、店舗端末3に出力する(ステップS222)。具体的に制御部11は、広告視聴時間、商品チェック時間を含む各種データについて、商品別に一日単位の集計表112を出力する。また、制御部11は、広告視聴時間、商品チェック時間等の各種データについて、商品別かつ時間帯別に集計結果を示すグラフ113を出力する。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記ではサイネージ2が継続時間の計時を行うものとしたが、例えばサーバ1等が処理主体となって計時を行ってもよい。
以上より、本実施の形態2によれば、顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時することで、顧客が表示コンテンツ又は商品に関心を持っている度合いを客観的に計ることができる。
また、本実施の形態2によれば、継続時間に応じて視聴DB142への記録を行うか否かを決定することで、視聴DB142に蓄積するデータに関して正確性を担保することができる。
(実施の形態3)
図20は、上述した形態のサーバ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11がプログラムPを実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。出力部201は、商品が陳列された陳列棚に設けられた表示装置に、所定のコンテンツを出力する。取得部202は、前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置から、検出結果を取得する。特定部203は、該取得部202が取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定する。記憶部204は、該特定部203が特定した特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶する。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1から3と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 記憶部
P プログラム
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 商品DB
142 視聴DB
2 サイネージ(表示装置)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 投影部
25 入力部
26 表示面
27 視線検出センサ
28 計時部
3 店舗端末
4 会計装置
111 商品指定欄
112 集計表
113 グラフ
114 項目指定欄

Claims (14)

  1. 商品を陳列するための陳列棚であって、
    該陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延在する表示面に、所定のコンテンツを表示する表示装置と、
    前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置と
    を備え、
    前記表示装置は、前記検出装置による検出結果から特定される前記顧客の注視点に応じて、前記コンテンツを切り替える
    ことを特徴とする陳列棚。
  2. 前記表示装置は、前記棚板に内蔵され、前記表示面に前記コンテンツを投影する投影装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の陳列棚。
  3. 前記表示装置は、
    前記棚板に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々に関する前記コンテンツを表示し、
    前記注視点が前記表示領域である場合、該表示領域に表示する前記コンテンツを切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の陳列棚。
  4. 前記表示装置は、前記注視点が前記商品である場合、該商品に応じて前記コンテンツを切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の陳列棚。
  5. 前記表示装置は、前記商品に関連する関連商品の前記コンテンツに表示を切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の陳列棚。
  6. 商品が陳列された陳列棚に設けられ、所定のコンテンツを表示する表示装置と、
    前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置と、
    前記コンテンツを前記表示装置に出力する情報処理装置と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記検出装置から検出結果を取得する取得部と、
    該取得部が取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定する特定部と、
    該特定部が特定した特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする陳列棚システム。
  7. 前記表示装置は、前記陳列棚の棚板に内蔵されており、該棚板の前端部に沿ってレール状に延在する表示面に前記コンテンツを投影する投影装置である
    ことを特徴とする請求項6に記載の陳列棚システム。
  8. 前記表示装置は、前記棚板に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々に関する前記コンテンツを表示し、
    前記特定部は、前記顧客が注視している前記表示領域を特定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の陳列棚システム。
  9. 前記特定部は、前記顧客が注視している前記商品を特定する
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の陳列棚システム。
  10. 前記表示装置、検出装置又は情報処理装置は、前記検出結果に基づき、前記顧客が一の注視点を継続して注視している継続時間を計時する計時部を備える
    ことを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の陳列棚システム。
  11. 前記記憶部は、前記計時部が計時した前記継続時間が所定時間以上である場合、前記特定結果を記憶する
    ことを特徴とする請求項10に記載の陳列棚システム。
  12. 前記情報処理装置は、前記記憶部に記憶されたデータを出力するデータ出力部を備える
    ことを特徴とする請求項6〜請求項11のいずれか1項に記載の陳列棚システム。
  13. 商品が陳列された陳列棚に設けられた表示装置に、所定のコンテンツを出力する出力部と、
    前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置から、検出結果を取得する取得部と、
    該取得部が取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定する特定部と、
    該特定部が特定した特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶する記憶部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 商品が陳列された陳列棚に設けられた表示装置に、所定のコンテンツを出力し、
    前記陳列棚付近における顧客の視点位置及び視線方向を検出する検出装置から、検出結果を取得し、
    取得した前記検出結果に基づき、前記顧客が前記陳列棚において注視している注視点を特定し、
    特定結果を、前記表示装置に出力した前記コンテンツの表示履歴と対応付けて記憶部に記憶する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2016247164A 2016-12-20 2016-12-20 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム Pending JP2018099317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247164A JP2018099317A (ja) 2016-12-20 2016-12-20 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247164A JP2018099317A (ja) 2016-12-20 2016-12-20 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018099317A true JP2018099317A (ja) 2018-06-28

Family

ID=62714746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016247164A Pending JP2018099317A (ja) 2016-12-20 2016-12-20 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018099317A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110334768A (zh) * 2019-07-08 2019-10-15 创新奇智(重庆)科技有限公司 一种冰柜陈列检测方法、系统及电子设备
WO2020023926A1 (en) * 2018-07-26 2020-01-30 Standard Cognition, Corp. Directional impression analysis using deep learning
CN110895722A (zh) * 2018-09-13 2020-03-20 阿里巴巴集团控股有限公司 信息处理方法、陈列系统及智能陈列架
US10650545B2 (en) 2017-08-07 2020-05-12 Standard Cognition, Corp. Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
US10853965B2 (en) 2017-08-07 2020-12-01 Standard Cognition, Corp Directional impression analysis using deep learning
US11023850B2 (en) 2017-08-07 2021-06-01 Standard Cognition, Corp. Realtime inventory location management using deep learning
US11200692B2 (en) 2017-08-07 2021-12-14 Standard Cognition, Corp Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
JP2021196728A (ja) * 2020-06-11 2021-12-27 株式会社日立ビルシステム 広告表示システム及び情報提供方法
US11232687B2 (en) 2017-08-07 2022-01-25 Standard Cognition, Corp Deep learning-based shopper statuses in a cashier-less store
US11250376B2 (en) 2017-08-07 2022-02-15 Standard Cognition, Corp Product correlation analysis using deep learning
US11270260B2 (en) 2017-08-07 2022-03-08 Standard Cognition Corp. Systems and methods for deep learning-based shopper tracking
US11295270B2 (en) 2017-08-07 2022-04-05 Standard Cognition, Corp. Deep learning-based store realograms
US11303853B2 (en) 2020-06-26 2022-04-12 Standard Cognition, Corp. Systems and methods for automated design of camera placement and cameras arrangements for autonomous checkout
US11361468B2 (en) 2020-06-26 2022-06-14 Standard Cognition, Corp. Systems and methods for automated recalibration of sensors for autonomous checkout
US11948313B2 (en) 2019-04-18 2024-04-02 Standard Cognition, Corp Systems and methods of implementing multiple trained inference engines to identify and track subjects over multiple identification intervals

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022538A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Hitachi Ltd 注目位置推定方法、画像表示方法、注目コンテンツ表示方法、注目位置推定装置および画像表示装置
JP2012022589A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Hitachi Ltd 商品選択支援方法
JP2012063899A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Nec Casio Mobile Communications Ltd 画面表示装置、画面表示制御方法及び画面表示制御プログラム並びに情報端末装置
JP2013144001A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Nec Corp 物品陳列棚、人物行動調査方法および人物行動調査用プログラム
JP2014158144A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Denso Corp 文字入力装置、および文字入力方法
WO2015033575A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 日本電気株式会社 販売促進システム、販売促進方法、非一時的なコンピュータ可読媒体及び棚システム
JP2015511825A (ja) * 2012-01-06 2015-04-23 サンライズ アール アンド ディーホールディングス,エルエルシー 製品情報表示用プロジェクタを有するディスプレイ棚モジュール及びこれを備えるモジュール型棚システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022538A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Hitachi Ltd 注目位置推定方法、画像表示方法、注目コンテンツ表示方法、注目位置推定装置および画像表示装置
JP2012022589A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Hitachi Ltd 商品選択支援方法
JP2012063899A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Nec Casio Mobile Communications Ltd 画面表示装置、画面表示制御方法及び画面表示制御プログラム並びに情報端末装置
JP2015511825A (ja) * 2012-01-06 2015-04-23 サンライズ アール アンド ディーホールディングス,エルエルシー 製品情報表示用プロジェクタを有するディスプレイ棚モジュール及びこれを備えるモジュール型棚システム
JP2013144001A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Nec Corp 物品陳列棚、人物行動調査方法および人物行動調査用プログラム
JP2014158144A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Denso Corp 文字入力装置、および文字入力方法
WO2015033575A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 日本電気株式会社 販売促進システム、販売促進方法、非一時的なコンピュータ可読媒体及び棚システム

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11232687B2 (en) 2017-08-07 2022-01-25 Standard Cognition, Corp Deep learning-based shopper statuses in a cashier-less store
US12056660B2 (en) 2017-08-07 2024-08-06 Standard Cognition, Corp. Tracking inventory items in a store for identification of inventory items to be re-stocked and for identification of misplaced items
US11250376B2 (en) 2017-08-07 2022-02-15 Standard Cognition, Corp Product correlation analysis using deep learning
US10650545B2 (en) 2017-08-07 2020-05-12 Standard Cognition, Corp. Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
US10853965B2 (en) 2017-08-07 2020-12-01 Standard Cognition, Corp Directional impression analysis using deep learning
US11023850B2 (en) 2017-08-07 2021-06-01 Standard Cognition, Corp. Realtime inventory location management using deep learning
US11200692B2 (en) 2017-08-07 2021-12-14 Standard Cognition, Corp Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
US11538186B2 (en) 2017-08-07 2022-12-27 Standard Cognition, Corp. Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
US11810317B2 (en) 2017-08-07 2023-11-07 Standard Cognition, Corp. Systems and methods to check-in shoppers in a cashier-less store
US11544866B2 (en) 2017-08-07 2023-01-03 Standard Cognition, Corp Directional impression analysis using deep learning
US11295270B2 (en) 2017-08-07 2022-04-05 Standard Cognition, Corp. Deep learning-based store realograms
US11270260B2 (en) 2017-08-07 2022-03-08 Standard Cognition Corp. Systems and methods for deep learning-based shopper tracking
US12026665B2 (en) 2017-08-07 2024-07-02 Standard Cognition, Corp. Identifying inventory items using multiple confidence levels
WO2020023926A1 (en) * 2018-07-26 2020-01-30 Standard Cognition, Corp. Directional impression analysis using deep learning
CN110895722B (zh) * 2018-09-13 2024-04-05 阿里巴巴集团控股有限公司 信息处理方法、陈列系统及智能陈列架
CN110895722A (zh) * 2018-09-13 2020-03-20 阿里巴巴集团控股有限公司 信息处理方法、陈列系统及智能陈列架
US11948313B2 (en) 2019-04-18 2024-04-02 Standard Cognition, Corp Systems and methods of implementing multiple trained inference engines to identify and track subjects over multiple identification intervals
CN110334768A (zh) * 2019-07-08 2019-10-15 创新奇智(重庆)科技有限公司 一种冰柜陈列检测方法、系统及电子设备
CN110334768B (zh) * 2019-07-08 2023-08-22 创新奇智(重庆)科技有限公司 一种冰柜陈列检测方法、系统及电子设备
JP7378355B2 (ja) 2020-06-11 2023-11-13 株式会社日立ビルシステム 広告表示システム及び情報提供方法
JP2021196728A (ja) * 2020-06-11 2021-12-27 株式会社日立ビルシステム 広告表示システム及び情報提供方法
US11818508B2 (en) 2020-06-26 2023-11-14 Standard Cognition, Corp. Systems and methods for automated design of camera placement and cameras arrangements for autonomous checkout
US11361468B2 (en) 2020-06-26 2022-06-14 Standard Cognition, Corp. Systems and methods for automated recalibration of sensors for autonomous checkout
US11303853B2 (en) 2020-06-26 2022-04-12 Standard Cognition, Corp. Systems and methods for automated design of camera placement and cameras arrangements for autonomous checkout
US12079769B2 (en) 2020-06-26 2024-09-03 Standard Cognition, Corp. Automated recalibration of sensors for autonomous checkout

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018099317A (ja) 陳列棚、陳列棚システム、情報処理装置及びプログラム
JP5728871B2 (ja) 移動管理システム、情報処理装置、移動管理方法、プログラム
WO2017065017A1 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、ウェアラブル端末、並びにプログラム
JP2010020666A (ja) 広告効果計測システム、広告効果計測装置、広告効果計測装置の制御方法およびそのプログラム
US20190108551A1 (en) Method and apparatus for customer identification and tracking system
JP5109055B2 (ja) 電子広告端末を有するシステム
JP2014232495A (ja) 客層分析装置、客層分析システムおよび客層分析方法
JP2012088878A (ja) 顧客優待管理システム
JP2006350751A (ja) 店舗内の販売分析装置及びその方法
US20110125551A1 (en) Method and System for In-Store Media Measurement
JP2010140287A (ja) 購買行動分析装置、方法及びコンピュータプログラム
JP2018195017A (ja) 情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
JP2012022528A (ja) 販売機会損失の分析システム
JP2010055248A (ja) 客層付販売情報生成システム
JP2018077666A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、表示装置及びプログラム
JP2016076109A (ja) 顧客購買意思予測装置及び顧客購買意思予測方法
JP2018077664A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、表示装置及びプログラム
JP2010170492A (ja) 顧客分析システム、顧客データ収集装置、顧客分析装置、顧客分析方法、及びプログラム
JP7476881B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
CN111199410A (zh) 商品管理方法、装置和智能货架
JP6974056B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US10600198B2 (en) Information processing apparatus
CN112150230A (zh) 一种实体商店信息交互系统和信息推送方法
JP2015133131A (ja) 販売機会損失分析用データ出力システム及び方法
WO2020189196A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、表示制御方法および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210427