JP2018098114A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】解除治具の挿入方向を変更し、解除動作を簡略化させることでフロントホルダの本係止解除時の作業を向上させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】複数の雌端子を収容する端子収容室を複数形成した一方のハウジング31と、一方のハウジング31に嵌合されて、収容した複数の雄端子と複数の雌端子とを電気接続させる他方のハウジングと、一方のハウジング31の前側の仮係止位置から一方のハウジング31に装着された本係止位置に移動することで、他の係止手段と共に雌端子の中途挿入検知と二重係止を行うフロントホルダ50と、を備えたコネクタ10において、フロントホルダ50に、本係止位置の状態を解除する解除治具58の治具差込口57bを設け、この治具差込口57bを仮係止位置から本係止位置への移動方向と直交する方向に設けた。
【選択図】図13

Description

本発明は、レバーの操作により雄雌両ハウジングが低挿入力で嵌合・離脱されるレバー式コネクタ等のコネクタに関する。
この種のコネクタとして、特許文献1に開示されたものがある。
このコネクタ1は、図33に示すように、レバー式コネクタであり、図示しない相手側コネクタの雄ハウジングのフード部内に雌ハウジング2aのハウジング本体2bが嵌め込まれる雌コネクタ2と、この雌ハウジング2aのハウジング本体2bの前側の仮係止位置からハウジング本体2bに完全に装着された本係止位置に移動することで、図示しない可撓性のランス及び検知板4aと共に雌端子3の中途挿入検知と二重係止を行うフロントホルダ4と、雄ハウジングのフード部と雌ハウジング2aのハウジング本体2bとの間をシールする環状のパッキン5と、ハウジング本体2bの後部の四角筒状の部材収容部2c内に嵌め込まれてハウジング本体2bに形成された複数の端子収容室2dをシールするマットシール6と、部材収容部2c内に嵌め込まれてマットシール6を覆うマットシールカバー7と、部材収容部2cの後端部に装着されるカバー8と、ハウジング本体2bの上下面側に突設された一対の支軸2e,2eを介して揺動自在に支持され、雄ハウジングのフード部に形成されたカムフォロアに係合するカム溝9cをアーム部9bに有したレバー9と、を備えている。
そして、レバー9の操作部9aの操作により、雄コネクタの雄ハウジングと雌コネクタ2の雌ハウジング2aが低挿入力で嵌合・離脱され、その嵌合時に雄ハウジングに収容された複数の雄端子と雌ハウジング2aの複数の端子収容室2dに収容された雌端子3とが電気接続されるようになっている。尚、マットシール6及びマットシールカバー7には、電線付き雌端子3が挿入される端子挿入孔6a,7aがそれぞれ複数形成されている。
特開2005−123102号公報 特開2008−108662号公報
前記従来のコネクタ1では、フロントホルダ4の両側壁に設けられた仮係止と本係止を兼ねた片持ち支持の係止用弾性アーム4bをハウジング本体2bの係止突起2fに係止させることにより、フロントホルダ4をハウジング本体2bの前側の仮係止位置からハウジング本体2bに完全に装着された本係止位置に移行させていたが、フロントホルダ4の本係止状態を解除する場合には、係止用弾性アーム4bへの解除治具の挿入方向と係止用弾性アーム4bの解除方向が同一方向のため、解除治具でフロントホルダ4の本係止の解除と同時にフロントホルダ4をハウジング本体2bの前側の仮係止位置へ移行することが困難であり、作業性が悪かった。また、係止用弾性アーム4bは片持ち支持であるため、係止用弾性アーム4bを解除治具で持ち上げ過ぎると破損する懸念があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、解除治具の挿入方向を変更し、解除動作を簡略化させることでフロントホルダの本係止解除時の作業を向上させることができるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の端子を収容する端子収容室を複数形成した一方のハウジングと、前記一方のハウジングに嵌合されて、収容した複数の端子と前記一方のハウジングの複数の端子とを電気接続させる他方のハウジングと、前記一方のハウジングの前側の仮係止位置から該一方のハウジングに装着された本係止位置に移動することで、他の係止手段と共に前記一方のハウジングの端子の中途挿入検知を行うフロントホルダと、を備えたコネクタにおいて、前記フロントホルダに、前記本係止位置の状態を解除する解除治具の治具差込口を設け、前記治具差込口を前記仮係止位置から前記本係止位置への移動方向と直交する方向に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記一方のハウジングの後面側に装着されて前記複数の端子収容室をシールするマットシールと、前記一方のハウジングの後面側に装着されて前記マットシールを覆うマットシールカバーと、を備え、前記マットシールカバーの前記端子収容室に対応する位置に形成された端子挿入孔の縁部を湾曲状に形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記一方のハウジングのハウジング本体を前記複数の端子収容室を有する矩形状に形成し、前記フロントホルダを前記ハウジング本体の外側に嵌め込まれる後面側が開口した箱形状に形成し、前記ハウジング本体と前記フロントホルダの周壁部との間の隙間を埋めるリブを、その干渉により外側の前記他の係止手段と前記フロントホルダの外側の検知板の干渉により発生する傾き荷重を相殺する位置に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記一方のハウジングに支軸を介して支持され、前記他方のハウジングのカムフォロアに係合するカム溝を有したレバーと、前記一方のハウジングの後面側の前記複数の端子収容室をシールするマットシールと、前記マットシールを覆うように前記一方のハウジングの後面側に装着されたマットシールカバーと、前記マットシールカバーを覆うように前記一方のハウジングの後面側に装着されたカバーと、を備え、前記一方のハウジングにレール用リブを形成して、前記カバーの開口部を形成する側壁の下端部を前記レール用リブに沿ってスライド自在に設け、かつ、前記レール用リブに対向する位置に前記カバーの側壁の下端部を挟み込んで該カバーの側壁の開きを防ぐ開き防止用リブを形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記フロントホルダの前記治具差込口の手前に前記解除治具の先端を該治具差込口に案内するガイド面を形成したことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記フロントホルダの周壁部に、前記ハウジング本体に形成された仮係合部に係合される仮係止部を有した仮係止用弾性アームと、前記ハウジング本体に形成された本係合部に係止・離脱される本係止部を有した両持ち梁状の本係止用弾性アームをそれぞれ形成して、前記治具差込口に前記解除治具の先端を差し込んで前記本係止用弾性アームの本係止部と前記ハウジング本体の本係合部との係止状態を解除自在にしたことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、フロントホルダに、本係止位置の状態を解除する解除治具の治具差込口を設け、治具差込口を仮係止位置から本係止位置への移動方向と直交する方向に設けたことにより、フロントホルダの本係止位置の状態の解除を、解除治具の差し込み・係止解除の1動作に簡略化させることができ、また、解除治具でフロントホルダを本係止位置から仮係止位置へ操作することができる。
請求項2の発明によれば、マットシールカバーの端子収容室に対応する位置に形成された端子挿入孔の縁部を湾曲状に形成したことにより、端子挿入孔への雌端子の挿入性を向上させることができ、かつ、振動による電線擦れ時の電線を確実に保護することができる。
請求項3の発明によれば、一方のハウジングのハウジング本体を複数の端子収容室を有する矩形状に形成し、フロントホルダをハウジング本体の外側に嵌め込まれる後面側が開口した箱形状に形成し、ハウジング本体とフロントホルダの周壁部との間の隙間を埋めるリブを、その干渉により外側の他の係止手段とフロントホルダの外側の検知板の干渉により発生する傾き荷重を相殺する位置に設けたことにより、フロントホルダの周壁部とハウジング本体のリブとの干渉により、ハウジング本体に装着された本係止位置のフロントホルダの傾きを矯正することができ、また、左右方向に並列された複数の端子収容室の列の反り変形を抑制することができる。これにより、一方のハウジングの他方のハウジングへの嵌合作業性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、一方のハウジングにレール用リブを形成して、カバーの開口部を形成する側壁の下端部をレール用リブに沿ってスライド自在に設け、かつ、レール用リブに対向する位置にカバーの側壁の下端部を挟み込んで該カバーの側壁の開きを防ぐ開き防止用リブを形成したことにより、雌ハウジングに振動が加わった際に、カバーの一対の側壁の外方への開きや変形の発生を簡単かつ確実に防止することができ、電線の振れを抑えることができる。
請求項5の発明によれば、フロントホルダの治具差込口の手前に解除治具の先端を該治具差込口に案内するガイド面を形成したことにより、解除治具の先端をガイド面を介して治具差込口に簡単かつ確実に差し込むことができる。
請求項6の発明によれば、フロントホルダの周壁部に、雌ハウジングのハウジング本体に形成された仮係合部に係合される仮係止部を有した仮係止用弾性アームと、雌ハウジングのハウジング本体に形成された本係合部に係止・離脱される本係止部を有した両持ち梁状の本係止用弾性アームをそれぞれ形成して、治具差込口に解除治具の先端を差し込んで本係止用弾性アームの本係止部とハウジング本体の本係合部との係止状態を解除自在にしたことにより、フロントホルダを雌ハウジングのハウジング本体に対して簡単かつ確実に仮係止状態と本係止状態にすることができ、また、本係止用弾性アームが両持ち梁状でアーム強度があることから、過大変位防止手段を設けなくとも本係止用弾性アームの破損を防止することができ、小スペースで信頼性の高いロック構造を得ることができる。
本発明の一実施形態のレバー式コネクタを示す分解斜視図である。 上記レバー式コネクタに用いられる雄コネクタの断面図である。 上記レバー式コネクタに用いられる雌コネクタの分解斜視図である。 上記雌コネクタの分解側面図である。 上記雌コネクタの正面図である。 図5中D−D線に沿う断面図である。 図5中F−F線に沿うフロントホルダが仮係止状態の断面図である。 図5中F−F線に沿うフロントホルダが本係止状態の断面図である。 上記フロントホルダが仮係止状態の雌コネクタの断面図である。 上記フロントホルダが本係止状態の雌コネクタの断面図である。 上記フロントホルダを取り外した雌コネクタの正面図である。 上記雌コネクタをカバーの電線保持部側から見た斜視図である。 (a)は上記雌コネクタに解除治具を差し込む手前の状態を示す斜視図、(b)は同状態の要部の拡大断面図である。 (a)は上記雌コネクタに解除治具を差し込んでロックを解除した状態を示す斜視図、(b)は同状態の要部の拡大断面図である。 (a)は上記雌コネクタをマットシールカバー側から見た斜視図、(b)は同雌コネクタの断面図である。 上記マットシールカバーの端子挿入孔の周辺の部分斜視図である。 図16中S−S線に沿う断面図である。 図17中Q−Q線に沿う断面図である。 図17中R−R線に沿う断面図である。 上記マットシールカバーの端子挿入孔と電線の接触状態を示す部分断面図である。 上記雌コネクタをレバーの操作部側から見た側面図である。 上記雌コネクタのレバー操作前の平面図である。 図21中J−J線に沿うカバーがスライド前の断面図である。 図21中J−J線に沿うカバーがスライド後の断面図である。 図21中K−K線に沿うカバーがスライド前の断面図である。 図21中K−K線に沿うカバーがスライド後の断面図である。 図22中N−N線に沿うカバーがロック前の断面図である。 図22中N−N線に沿うカバーがロック後の断面図である。 図22中M−M線に沿う断面図である。 上記カバーの開きや変形が抑制された状態を示す側面図である。 (a)は他の態様のカバーの底面図、(b)は同図(a)中G−G線に沿う断面図である。 (a)は別の態様のカバーのスライド前の断面図、(b)は同カバーのスライド後の断面図である。 従来のレバー式コネクタを後部側から見た分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態のレバー式コネクタを示す分解斜視図、図2は同レバー式コネクタに用いられる雄コネクタの断面図、図3は同レバー式コネクタに用いられる雌コネクタの分解斜視図、図4は同雌コネクタの分解側面図、図5は同雌コネクタの正面図、図6は図5中D−D線に沿う断面図、図7は図5中F−F線に沿うフロントホルダが仮係止状態の断面図、図8は図5中F−F線に沿うフロントホルダが本係止状態の断面図、図9は同フロントホルダが仮係止状態の雌コネクタの断面図、図10は同フロントホルダが本係止状態の雌コネクタの断面図、図11は同フロントホルダを取り外した雌コネクタの正面図、図12は同雌コネクタをカバーの電線保持部側から見た斜視図、図13(a)は同雌コネクタに解除治具を差し込む手前の状態を示す斜視図、図13(b)は同状態の要部の拡大断面図、図14(a)は同雌コネクタに解除治具を差し込んでロックを解除した状態を示す斜視図、図14(b)は同状態の要部の拡大断面図、図15(a)は同雌コネクタをマットシールカバー側から見た斜視図、図15(b)は同雌コネクタの断面図、図16はマットシールカバーの端子挿入孔の周辺の部分斜視図、図17は図16中S−S線に沿う断面図、図18は図17中Q−Q線に沿う断面図、図19は図17中R−R線に沿う断面図、図20はマットシールカバーの端子挿入孔と電線の接触状態を示す部分断面図、図21は同雌コネクタをレバーの操作部側から見た側面図、図22は同雌コネクタのレバー操作前の平面図、図23は図21中J−J線に沿うカバーがスライド前の断面図、図24は図21中J−J線に沿うカバーがスライド後の断面図、図25は図21中K−K線に沿うカバーがスライド前の断面図、図26は図21中K−K線に沿うカバーがスライド後の断面図、図27は図22中N−N線に沿うカバーがロック前の断面図、図28は図22中N−N線に沿うカバーがロック後の断面図、図29は図22中M−M線に沿う断面図、図30は同カバーの開きや変形が抑制された状態を示す側面図である。
図1に示すように、レバー式コネクタ(コネクタ)10は、レバー90の操作により低挿入力で互いに嵌合・離脱される雄コネクタ20と雌コネクタ30とで構成されている。
図1及び図2に示すように、雄コネクタ20は、合成樹脂製の雄ハウジング(他方のハウジング)21を備えている。この雄ハウジング21は、横長の略箱形状で後面側が開口したハウジング本体22と、ハウジング本体22の前壁部23に一体突出形成された左右一対のフード部25,25とで構成されている。
図2に示すように、雄ハウジング21の前壁部23の各フード部25内に対向する位置には、複数の雄端子27を収容する端子収容孔24が上下左右に複数段並列に形成されている。また、各フード部25の上下面側には、レバー90に形成したカム溝94に係合される楕円柱状のカムフォロア26がそれぞれ設けられている。そして、レバー90の操作によって、雄ハウジング21の各フード部25内に雌コネクタ30の雌ハウジング31が嵌合されることで、雄ハウジング21に収容した複数の雄端子27と雌コネクタ30の雌ハウジング31に収容した複数の雌端子47とが電気接続されるようになっている。
図3〜図6に示すように、雌コネクタ30は、雌端子47を収容する端子収容室(キャビティ)37を複数形成した形成した合成樹脂製の雌ハウジング(一方のハウジング)31と、この雌ハウジング31のハウジング本体32の前側の仮係止位置からハウジング本体32に完全に装着された本係止位置に移動することで、可撓性のランス38及び検知板54と共に雌端子47の中途挿入検知と二重係止を行う合成樹脂製のフロントホルダ50と、雄コネクタ20のフード部25と雌ハウジング31のハウジング本体32との間をシールするゴム製で環状のパッキン59と、ハウジング本体32の後部の四角筒状の筒体部33内に嵌め込まれて複数の端子収容室37をシールするゴム製等のマットシール60と、筒体部33内に嵌め込まれてマットシール60を覆う合成樹脂製のマットシールカバー70と、筒体部33の後端側に装着される合成樹脂製のカバー80と、ハウジング本体32の上下面側の中央後部に一体突出形成された一対の支軸36,36を介して揺動自在に支持され、雄ハウジング21の各フード部25のカムフォロア26に係合するカム溝94を有した合成樹脂製のレバー90と、を備えている。
図3及び図6に示すように、雌ハウジング31のハウジング本体32は、複数の雌端子47を収容する端子収容室37を上下左右に複数段並列に形成した直方体状(矩形状)に形成されている。ハウジング本体32の端子収容室37の上側には、各端子収容室37に収容された雌端子47を係止する可撓性のランス(他の係止手段)38を切り欠き形成してある。また、ハウジング本体32の前側の各ランス38の先端に対向する位置には、フロントホルダ50の検知板54が挿入される検知板挿入孔39を形成してある。
そして、図10に示すように、雌ハウジング31の端子収容室37内に雌端子47が完全に挿入されると、可撓性のランス38で雌端子47の箱部47aが係止されると共に、フロントホルダ50の検知板54の下面54aでランス38の係止状態が保持されることにより雌端子47が二重係止される。また、雌ハウジング31の端子収容室37内に雌端子47が中途状態で挿入されると、ランス38と検知板54とが干渉することにより雌端子47の中途挿入の状態が検知されるようになっている。
さらに、図11に示すように、雌ハウジング31のハウジング本体32の下面32bの両端側には、ハウジング本体32の下面32bとフロントホルダ50の周壁部52の底側との間の隙間Tを埋めるリブ40をそれぞれ一体突出形成してある。即ち、各リブ40は、その干渉により、図10に示すように、外側のランス38とフロントホルダ50の外側の検知板54の干渉により発生する傾き荷重を相殺する位置に設けられている。また、各リブ40はブロック状に形成されており、その外側端面40aは湾曲したテーパ面になってフロントホルダ50の周壁部52の底側の内面に当接している。また、一対のリブ40,40の間のハウジング本体32の下面32bには、複数のリブ41を所定間隔毎にそれぞれ一体突出形成してある。中央側に位置する各リブ41は、両端側の各リブ40よりも高くなるように形成されている。
図3及び図6に示すように、フロントホルダ50は、雌ハウジング31のハウジング本体32の外側に嵌め込まれる後面側が開口した合成樹脂製の箱形状に形成されている。即ち、フロントホルダ50は、平板部51と周壁部52とで矩形の箱状に形成してあり、この周壁部52が雌ハウジング31のハウジング本体32の外周に装着されるようになっている。フロントホルダ50の平板部51には、雄コネクタ20の雄端子27が挿入される端子挿入孔53を複数形成してある。また、図9に示すように、平板部51の内面51a側の各ランス38の先端に対向する位置には、ハウジング本体32の各検知板挿入孔39に挿入される検知板54を形成してある。
さらに、図3、図7、図8に示すように、フロントホルダ50の周壁部52の両側の上下には、雌ハウジング31のハウジング本体32の両側面32c,32cに形成された仮係合凹部(仮係合部)43に係合される仮係止突起(仮係止部)55aを有した片持ち保持の仮係止用弾性アーム55が一体突出形成されている。また、フロントホルダ50の周壁部52の両側の中央には、雌ハウジング31のハウジング本体32の両側面32c,32cに形成された本係合孔(本係合部)44に係止・離脱される本係止突起(本係止部)57aを有した両持ち梁状の本係止用弾性アーム57が一体突出形成されている。
図12〜図14に示すように、両持ち梁状の本係止用弾性アーム57は、フロントホルダ50の本係止位置の状態を解除する解除治具58の解除部としての治具差込口57bを本係止突起57aより内側に有している。この治具差込口57bは、フロントホルダ50の仮係止位置から本係止位置への移動方向(従来の解除治具の挿入方向)と直交する方向に設けられている。また、フロントホルダ50の周壁部52の治具差込口57bの手前には、解除治具58の先端58aを治具差込口57bに案内するガイド面52aを形成してある。これにより、図14に示すように、治具差込口57bに解除治具58の先端58aを差し込んで本係止用弾性アーム57の本係止突起57aと雌ハウジング31のハウジング本体32の本係合孔44との係止状態を解除自在にしてある。
図3及び図6に示すように、パッキン59は、ゴム製で四角環状に形成されており、雌ハウジング31のハウジング本体32に形成された段差部32dに装着されている。これにより、雌ハウジング31のハウジング本体32とハウジング本体32より外側に一体突出形成された枠板状の外套部35との間に嵌め込まれる雄コネクタ20のフード部25をシールするようになっている。
図3、図6、図15(b)に示すように、マットシール60は、ゴム製で矩形板状に形成されている。このマットシール60の雌ハウジング31の各端子収容室37に対応する位置には、電線48付きの雌端子47が挿入される端子挿入孔61を形成してある。
図3、図6、図15(a),(b)に示すように、マットシールカバー70は、合成樹脂製で矩形板状に形成されている。このマットシールカバー70の雌ハウジング31の各端子収容室37に対応する位置には、電線48付きの雌端子47が挿入される端子挿入孔71を形成してある。
図16〜図20に示すように、マットシールカバー70の端子収容室37に対応する位置に形成された端子挿入孔71は、雌端子47の箱部47aに設けられたスタビライザ47bが挿入される谷部(切欠き)72を有しており、その入り口の拾いテーパ部(縁部)71aの全周を湾曲状(R状)に形成してある。また、端子挿入孔71と谷部72との間の一対の角部71b,71bも湾曲状(R状)に形成してある。この各角部71bの湾曲形状は、奥に行くに連れて小さくなるように形成されている。尚、マットシールカバー70の前面70aの外周側に突設した突起75をマットシール60の外周側に形成した係止孔65に嵌め込むことで、両者が位置決めされて組み付けられるようになっている。また、雌端子47のスタビライザ47bは、雌端子47の逆挿入防止と端子収容室37の前面への突き出し防止を目的として設けられたものである。
図3、図6、図22、図30に示すように、カバー80は、マットシールカバー70の後面70bから引き出された複数の電線48に対して機械的な負荷が作用しないように保護するための部材であって、マットシールカバー70の後面70bに対向する面と、その対向する面に連続する一端面とが開口するように形成されている。即ち、カバー80は、開口部を構成する一対の側壁81,81と、曲面を有する湾曲状の天井壁82とで構成されていて、雌ハウジング31の筒体部33の後端側に装着されるように形成されている。
図3、図6、図29に示すように、カバー80の側壁81の下端部81aの先端側は、雌ハウジング31の筒体部33の後端部に一体形成されたレール用リブ33aと起立壁34の間のガイド溝46をスライドして装着されるようになっている。また、カバー80の側壁81の下端部81aには、起立壁34のレール用リブ33aを挟み込んで側壁81の開きを防ぐ開き防止用リブ81bを一体突出形成してある。
また、図3、図23、図24に示すように、カバー80の側壁81の下端部81aの両側には、一対の位置決めリブ83,84を一体突出形成してある。そして、一方の位置決めリブ83に一端側に開き防止用リブ81bが一体突出形成されている。カバー80の側壁81の下端部81aの先端側が雌ハウジング31の筒体部33のレール用リブ33aと起立壁34の間のガイド溝46をスライドした後に、図25に示すように、開き防止用リブ81bはマットシールカバー70の凹部70c内に納まるようになっている。これにより、カバー80を雌ハウジング31に組み付ける際に、開き防止用リブ81bがマットシールカバー70に干渉することなくカバー80の組み付けが可能な構造となっている。
さらに、図23、図24、図29に示すように、カバー80の側壁81の下端部81aの先端側が雌ハウジング31の筒体部33のレール用リブ33aと起立壁34の間のガイド溝46をスライドした後に、図3及び図28に示すように、側壁81の下端部81aに一体形成された弾性アーム状のロック部85が雌ハウジング31の筒体部33に形成された突起状の被ロック部45に係合されることによりロックされるようになっている。尚、図27中符号Lはカバー80のスライドのストローク量を示している。
さらに、図3に示すように、カバー80の天井壁82の開口の先端側には、束ねられてテープ巻きされた複数の電線48を保持する電線保持部86をU字状に一体突出形成してある。また、図1に示すように、天井壁82の電線保持部86の一対の補強リブ87,87の外側中央には、レバー90の操作部92の動きを規制する一対の規制部88,88を一体突出形成してある。尚、図22及び図30に示すように、カバー80の電線保持部86には、束ねられてテープ巻きされた複数の電線48がインシュロック49を介して固定されるようになっている。
図3及び図4に示すように、レバー90は、一対のアーム部91,91と、この一対のアーム部91,91を連結する操作部92とを合成樹脂により一体に形成してある。各アーム部91には、雌ハウジング31の上下側に一体突出形成した各支軸36を回動自在に支持する軸受け孔93を形成してある。さらに、各アーム部91には、雄ハウジング21のフード部25に形成されたカムフォロア26に係合されるカム溝94を形成してある。そして、レバー90の操作部92の操作によってカム溝94とカムフォロア26を介して雄、雌ハウジング21,31がテコの原理による低挿入力で嵌合・離脱されるようになっている。また、図1に示すように、レバー90の操作部92がカバー80の規制部88に当接することにより、レバー90が回動規制位置に保持されるようになっている。
尚、雄端子27には図示しない電線の芯線が接続されている。また、雌端子47には電線48の芯線48aが加締め等により接続されている。
以上実施形態のレバー式コネクタ10によれば、図7及び図9に示すように、雌コネクタ30の雌ハウジング31のハウジング本体32の前側にフロントホルダ50を仮係止した状態で、ハウジング本体32の端子収容室37内に電線48が加締められた雌端子47を挿入した後、図9に矢印Aで示すように、フロントホルダ50を雌ハウジング31のハウジング本体32の後方へ押し込むと、図8及び図10に示すように、ハウジング本体32にフロントホルダ50が完全に装着された本係止状態となって、雌端子47が可撓性のランス38とフロントホルダ50の検知板54で二重係止され、雄コネクタ20のフード部25への嵌合が可能となる。これらのフロントホルダ50の雌ハウジング31のハウジング本体32に対する仮係止状態及び本係止状態は、雌ハウジング31のハウジング本体32の仮係合凹部43にフロントホルダ50の仮係止用弾性アーム55の仮係止突起55aが係止されること、及び、雌ハウジング31のハウジング本体32の本係合孔44にフロントホルダ50の本係止用弾性アーム57の本係止突起57aが係止されることにより、簡単かつ確実に各状態にすることができる。
図9に示すように、フロントホルダ50の仮係止時に、フロントホルダ50の周壁部52と雌ハウジング31のハウジング本体32の下面32bの両端に設けられた各リブ40が干渉する設計となっているため、図10に示すように、フロントホルダ50を本係止状態に移行して行くと、フロントホルダ50の周壁部52とハウジング本体32の下面32bの各リブ40の干渉量が徐々に増加する。
フロントホルダ50の本係止時に、ハウジング本体32の外側のランス38とフロントホルダ50の外側の検知板54の干渉により、図10中矢印B方向へ傾き荷重が発生するが、フロントホルダ50とリブ40の干渉が相反する方向(図10中矢印C方向)に傾き荷重を発生させており、釣り合いがとれる干渉量の設定となっているため、フロントホルダ50の傾きを矯正することができる。また、ハウジング本体32の上下、左右方向に複数並列に形成された端子収容室37の列を上下対称に近づけることにより、上下、左右方向に並列に配置された複数の端子収容室37の列の反り(中央が湾曲状に高くなる反り)の変形を抑制することができる。これにより、雄コネクタ20と雌コネクタ30の嵌合時に、雄端子27が雌端子47に確実に拾われるため、雄端子27の折れ曲がりの発生を確実に防ぐことができ、雄端子27と雌端子47とを簡単かつ確実に接続することができる。
このように、フロントホルダ50の本係止時に、雌ハウジング31のハウジング本体32に対するフロントホルダ50の傾きを防止することで、雄コネクタ20のフード部25への嵌合作用性を向上させることができる。さらに、雌ハウジング31のハウジング本体32の下面32bの両端側にリブ40をそれぞれ突設したことにより、左右方向に並列された複数の端子収容室37の列の反りの変形を抑制することができて、雄コネクタ20のフード部25への嵌合作用性を向上させることができる。さらに、図9に示すように、フロントホルダ50の仮係止時にも、フロントホルダ50とリブ40とが干渉することで、雌コネクタ30の輸送時等において、雌ハウジング31のハウジング本体32に対するフロントホルダ50の入り込みを確実に防止することができる。
また、図8及び図10に示すように、フロントホルダ50の本係止状態は、雌ハウジング31のハウジング本体32の本係合孔44にフロントホルダ50の両持ち梁状の本係止用弾性アーム57の本係止突起57aが係止されることにより保持されていて、容易に解除されないようになっているが、フロントホルダ50の本係止状態を解除する場合には、まず、図13に示すように、本係止用弾性アーム57においてフロントホルダ50の仮係止位置から本係止位置への移動方向と直交する方向に設けられた治具差込口57bにフロントホルダ50のガイド面52aに解除治具58の先端58aを当てながら差し込む。次に、解除治具58の先端58aを本係止用弾性アーム57の裏面側に押し込んで、本係止用弾性アーム57を持ち上げることで、雌ハウジング31のハウジング本体32の本係合孔44からフロントホルダ50の本係止用弾性アーム57の本係止突起57aが離れて解除される。この解除状態を保持しつつ、本係止用弾性アーム57の本係止突起57aに解除治具58の先端58aを引っ掛けるようにして雌ハウジング31の前側へ操作することで、フロントホルダ50が本係止位置から仮係止位置へ移行できる。
このように、本係止用弾性アーム57の治具差込口57bにフロントホルダ50の仮係止から本係止の操作方向と直交する方向より解除治具58の先端58aを差し込むことにより、解除治具58の「差し込み」、「ロック解除」の動作が「差し込み・ロック解除」の1動作に簡略化させることができ、また、指の動作ではなく、解除治具58でフロントホルダ50を本係止位置から仮係止位置へ操作することができるため、本係止用弾性アーム57の係止解除の作業性を向上させることができる。
また、フロントホルダ50の治具差込口57bの手前に解除治具58の先端58aを該治具差込口57bに案内するガイド面52aを形成したことにより、解除治具58の先端58aをガイド面52aを介して治具差込口57bに簡単かつ確実に差し込むことができる。さらに、本係止用弾性アーム57が両持ち梁状でアーム強度があることから、過大変位防止手段を設けなくとも本係止用弾性アーム57の破損を防止することができ、小スペースで信頼性の高いロック構造を得ることができる。
さらに、図16〜図20に示すように、マットシールカバー70の端子挿入孔71の入り口側の縁部である拾いテーパ部71aの全周をR状の湾曲状に形成したことにより、端子挿入孔71内に電線48付きの雌端子47を挿入し易く、また、端子挿入孔71内に挿入された電線48が振動して拾いテーパ部71aに擦れても電線48を保護することができる。特に、電線48が入り込み易い谷部72は、その一対の角部71b,71bがR状の湾曲状に形成され、かつ、各角部71bの湾曲形状は奥に行くに連れて小さくなるように形成されているため、雌端子47のスタビライザ47bの挿入性を向上させることができると共に、電線48の擦れ時の電線48を簡単かつ確実に保護することができる。
また、雌コネクタ30の雌ハウジング31にカバー80を取り付ける際、図23及び図25に示すように、雌ハウジング31の筒体部33の各レール用リブ33aとカバー80の側壁81の各位置決めリブ83,84の位置を合わせ、カバー80を雌ハウジング31側へ差し込み、その後で、図24及び図26に示すように、カバー80を図中右側へスライドさせることで、カバー80が雌ハウジング31に組み付けられる。この組み付け状態は、図28に示すように、カバー80の側壁81の弾性アーム状のロック部85が雌ハウジング31の筒体部33の突起状の被ロック部45にロックされることで維持される。
さらに、図29及び図30に示すように、カバー80の側壁81の下端部81aに、起立壁34のレール用リブ33aを挟み込んで側壁81の開口側の開きを防ぐ開き防止用リブ81bを一体突出形成したことにより、雌コネクタ30の雌ハウジング31に振動が加わった際に、カバー80の一対の側壁81,81の外方への開きや変形の発生を簡単かつ確実に防止することができ、さらに、電線48の振れを抑えることができる。
そして、雌コネクタ30の雌ハウジング31にカバー80を取り付けた後で、雄コネクタ20と雌コネクタ30を嵌合する際に、雄コネクタ20のフード部25に対し、雌コネクタ30の雌ハウジング31を挿入し、レバー90のカム溝94内に雄ハウジング21のカムフォロア26が係合した状態で、レバー90の操作部92を押圧操作することで、レバー90の操作により低挿入力で雄コネクタ20と雌コネクタ30とが互いに嵌合され、雄コネクタ20の複数の雄端子27と雌コネクタ30の複数の雌端子47とが電気接続される。
図31(a)は他の態様のカバーの底面図、図31(b)は図31(a)中G−G線に沿う断面図である。
この他の態様のカバー80では、電線保持部86′が断面V字状に形成されている。この断面V字状の電線保持部86′により、雌端子47付きの電線48の使用本数の多い、少ない(ハーネスW1,W2の径)に影響されず、電線48を簡単かつ確実に固定することができ、また、振動による電線48の振れを抑制することができる。
図32(a)は別の態様のカバーのスライド前の断面図、図32(b)は同カバーのスライド後の断面図である。
この別の態様のカバー80では、天井壁82の先端82aに雌ハウジング31の筒体部33まで延びる板バネ89が一体突出形成されている。そして、カバー80を雌ハウジング31に組み付ける時に、板バネ89が雌ハウジング31の筒体部33と接触して撓むことにより、カバー80のロック部85が中途組み付け状態の場合、撓んだ板バネ89の反力によりカバー80がスライド前の状態まで押し戻され、目視で中途状態が判別できるようになっている。
このように、カバー80の天井壁82の先端82aに板バネ89を設けたことにより、カバー80の組み付け時は、板バネ89の反力によりカバー80の中途組み付けを防止することができ、また、組み付け後はカバー80のガタ付きを防止することができる。
尚、前記実施形態によれば、雌ハウジングのハウジング本体の下面の両端側及びその間にフロントホルダと干渉するリブを複数一体突出形成したが、ハウジング本体の下面の両端側にのみリブを一体突出形成しても良い。
また、前記実施形態によれば、フロントホルダで雌ハウジングの端子収容室に収容される雌端子の中途挿入検知と二重係止を行ったが、フロントホルダで雌端子の中途挿入検知だけを行うようにしても良い。
さらに、前記実施形態によれば、雌ハウジングに雌端子を収容し、雄ハウジングに雄端子を収容したが、雌ハウジングに雄端子を収容し、雄ハウジングに雌端子を収容しても良い。
10 レバー式コネクタ(コネクタ)
21 雄ハウジング(他方のハウジング)
26 カムフォロア
27 雄端子(端子)
31 雌ハウジング(一方のハウジング)
32 ハウジング本体
32b 下面
33a レール用リブ
36 支軸
37 端子収容室
38 ランス(他の係止手段)
40 リブ
43 仮係合凹部(仮係合部)
44 本係合孔(本係合部)
47 雌端子(端子)
50 フロントホルダ
52 周壁部
52a ガイド面
54 検知板
55 仮係止用弾性アーム
55a 仮係止突起(仮係止部)
57 本係止用弾性アーム
57a 本係止突起(本係止部)
57b 治具差込口
58 解除治具
58a 先端
60 マットシール
70 マットシールカバー
71 端子挿入孔
71a 拾いテーパ部(縁部)
80 カバー
81 側壁
81a 下端部
81b 開き防止用リブ
90 レバー
94 カム溝
T ハウジング本体とフロントホルダの周壁部との間の隙間

Claims (6)

  1. 複数の端子を収容する端子収容室を複数形成した一方のハウジングと、前記一方のハウジングに嵌合されて、収容した複数の端子と前記一方のハウジングの複数の端子とを電気接続させる他方のハウジングと、前記一方のハウジングの前側の仮係止位置から該一方のハウジングに装着された本係止位置に移動することで、他の係止手段と共に前記一方のハウジングの端子の中途挿入検知を行うフロントホルダと、を備えたコネクタにおいて、
    前記フロントホルダに、前記本係止位置の状態を解除する解除治具の治具差込口を設け、前記治具差込口を前記仮係止位置から前記本係止位置への移動方向と直交する方向に設けたことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記一方のハウジングの後面側に装着されて前記複数の端子収容室をシールするマットシールと、前記一方のハウジングの後面側に装着されて前記マットシールを覆うマットシールカバーと、を備え、
    前記マットシールカバーの前記端子収容室に対応する位置に形成された端子挿入孔の縁部を湾曲状に形成したことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記一方のハウジングのハウジング本体を前記複数の端子収容室を有する矩形状に形成し、前記フロントホルダを前記ハウジング本体の外側に嵌め込まれる後面側が開口した箱形状に形成し、前記ハウジング本体と前記フロントホルダの周壁部との間の隙間を埋めるリブを、その干渉により外側の前記他の係止手段と前記フロントホルダの外側の検知板の干渉により発生する傾き荷重を相殺する位置に設けたことを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記一方のハウジングに支軸を介して支持され、前記他方のハウジングのカムフォロアに係合するカム溝を有したレバーと、前記一方のハウジングの後面側の前記複数の端子収容室をシールするマットシールと、前記マットシールを覆うように前記一方のハウジングの後面側に装着されたマットシールカバーと、前記マットシールカバーを覆うように前記一方のハウジングの後面側に装着されたカバーと、を備え、
    前記一方のハウジングにレール用リブを形成して、前記カバーの開口部を形成する側壁の下端部を前記レール用リブに沿ってスライド自在に設け、かつ、前記レール用リブに対向する位置に前記カバーの側壁の下端部を挟み込んで該カバーの側壁の開きを防ぐ開き防止用リブを形成したことを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記フロントホルダの前記治具差込口の手前に前記解除治具の先端を該治具差込口に案内するガイド面を形成したことを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記フロントホルダの周壁部に、前記ハウジング本体に形成された仮係合部に係合される仮係止部を有した仮係止用弾性アームと、前記ハウジング本体に形成された本係合部に係止・離脱される本係止部を有した両持ち梁状の本係止用弾性アームをそれぞれ形成して、前記治具差込口に前記解除治具の先端を差し込んで前記本係止用弾性アームの本係止部と前記ハウジング本体の本係合部との係止状態を解除自在にしたことを特徴とするコネクタ。
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