JP2018091505A - 空気調和機の室内機、及び空気調和機の室内機の組立方法 - Google Patents

空気調和機の室内機、及び空気調和機の室内機の組立方法 Download PDF

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国広 東浦
Kunihiro Higashiura
国広 東浦
岡村 和美
Kazumi Okamura
和美 岡村
神原 裕志
Hiroshi Kanbara
裕志 神原
智充 山口
Tomomitsu Yamaguchi
智充 山口
史穏 久松
Shion Hisamatsu
史穏 久松
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Abstract

【課題】吹出口を通気可能に覆う保護部材を、吹出口に直接組付けることができ、保護部材の組付性を向上できる空気調和機と空気調和機の組立方法とを提供する。【解決手段】筐体と、筐体に収容された送風ファン及び熱交換器と、送風ファンからの空気を室内に吹き出すように筐体の下部に設けられた横方向D1に延びる吹出口15と、吹出口15を横切るように設けられた固定部25と、固定部25に空気の流れの下流側の端部から上流側に向けて凹んで設けられた溝部26と、固定部25の下流側に配置されて吹出口15を通気可能に覆って溝部26に挿入可能な横桟21を有する保護部材20と、溝部26に挿入された横桟21の移動を規制するように、保護部材20の下流側から固定部25に係止される係止部材30と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の室内機及びその組立方法に関する。
従来から、送風ファンからの空気を室内に吹き出すための吹出口を通気可能なファンガード等の保護部材により覆うことで、送風ファンへの触手を防止した空気調和機の室内機が知られている。このような保護部材は例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたファンガード(保護部材)は、風向きを変更するための左右風向板を支持する左右風向板ベースに取付けられている。
また、従来の保護部材としては、例えば吹出口に縦に架渡して設けられたピラーに横方向に貫通する複数の孔を設け、この孔に複数の棒状部材を挿通させて組付けたものも知られている。
特開2005−188871号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような従来の室内機では、保護部材を左右風向板ベース等の他の部材に一旦取付けた後、さらに保護部材が取付けられた他の部材を吹出口に設置している。そのため組付のための作業工程が多くなり、保護部材の組付けに手間を要するという問題点がある。
また、ピラーを貫通する孔に棒状部材を挿通させて保護部材を構成する構造である場合にも、棒状部材を1本1本、ピラーの孔に挿通させる必要がある。よってこのような構造となっている場合にもやはり、保護部材の組付けに手間を要するという問題点がある。
そこで本発明は、吹出口を通気可能に覆う保護部材を、吹出口に直接組付けることができ、保護部材の組付性を向上できる空気調和機の室内機と、室内機の組立方法とを提供する。
本発明の第一の態様に係る空気調和機の室内機は、筐体と、前記筐体に収容された送風ファン及び熱交換器と、前記送風ファンからの空気を室内に吹き出すように前記筐体の下部に設けられた横方向に延びる吹出口と、前記吹出口を横切るように設けられた固定部と、前記固定部に前記空気の流れの下流側の端部から上流側に向けて凹んで設けられた溝部と、前記固定部の前記下流側に配置されて前記吹出口を通気可能に覆って前記溝部に挿入可能な桟を有する保護部材と、前記溝部に挿入された前記桟の移動を規制するように、前記保護部材の前記下流側から前記固定部に係止される係止部材と、を備えている。
このような室内機によれば、吹出口に設けられた固定部に、下流側から上流側に向けて凹ませた溝部が設けられ、この溝部に保護部材の桟を挿入できる。そのため吹出口を通気可能に覆う保護部材を吹出口の下流側に配置し、桟を吹出口の下流側から固定部の溝部に挿入することで、保護部材を直接吹出口の下流側の所定位置に容易に配置できる。
また溝部に挿入された桟の移動を規制するように、係止部材を保護部材の下流側から固定部に係止できる。そのため保護部材を吹出口の下流側に配置して桟を溝部に挿入した状態で、係止部材を固定部に係止することで、保護部材を吹出口に容易に支持させることができる。
また、本発明の第二の形態に係る空気調和機の室内機では、上記第一の態様において、前記保護部材は、前記桟として、前記横方向に延びて、該横方向に交差する縦方向に互いに離間して配置された弾性を有する棒状の複数の横桟を有し、前記保護部材は、前記吹出口に前記縦方向に延びるように設けられたルーバの位置で前記縦方向に延びて配置されて前記複数の横桟を連結固定する棒状の縦桟をさらに有していてもよい。
このように、複数の横桟が縦桟により連結固定されていれば、複数の横桟が所定間隔で配置されるとともに適度に弾性変形可能となる。そのため固定部の溝部に横桟を適度に弾性変形させつつ挿入することができ、保護部材の装着時の作業性を向上できる。
しかも縦桟が吹出口のルーバの位置に配置されているので、吹出口から吹き出される送風ファンからの空気の流れを阻害しない。
また、本発明の第三の形態に係る空気調和機の室内機では、上記第二の態様において前記縦桟は、前記横桟の前記上流側に配置されていてもよい。
このような空気調和機の室内機では、横桟の外側(下流側)に縦桟が配置されないため、保護部材の外側への突出部分を少なく抑えることができ、美観を向上できる。
また、本発明の第四の形態に係る空気調和機の室内機では、上記第一から第三のいずれかの態様において前記固定部は、前記吹出口で前記横方向に交差する縦方向に延びて前記吹出口を補強するピラーであってもよい。
このような室内機では、吹出口を補強するためのピラーを利用して保護部材を装着できる。このため、別途で固定部材を設ける必要がないため吹出口の構造が複雑になることを抑制でき、吹出口から吹き出される空気の流れを阻害し難くなる。
また、本発明の第五の形態に係る空気調和機の室内機では、上記第一から第四の態様において、前記溝部は、前記下流側から前記上流側へ向けて幅が徐々に縮小する一対の傾斜案内面を有する縮小部と、前記縮小部より前記上流側に、該縮小部より拡幅して設けられ、前記横桟を係止して収容可能な拡張収容部と、を有していてもよい。
このような室内機では、保護部材が下流側から挿入されると、複数の横桟が傾斜案内面により徐々に弾性変形して移動し、その後に拡張収容部で複数の横桟が復元して間隔を広げることで、拡張収容部に収容されて安定して配置される。このため保護部材の組付性をより向上できる。
さらに、本発明の第六の態様の空気調和機の室内機の組立方法は、送風ファンからの空気を室内に吹き出すように筐体の下部に設けられた横方向に延びる吹出口に、固定部を前記横方向に交差する縦方向に設けるとともに、前記固定部に前記空気の流れの下流側の端部から上流側に向けて凹ませて溝部を設ける工程と、前記吹出口を通気可能に覆う保護部材を前記固定部の前記下流側に配置して、前記保護部材の桟を前記溝部に前記下流側から挿入する工程と、前記溝部に挿入された前記桟の移動を規制するように、前記保護部材の前記下流側から係止部材を前記固定部に係止する工程と、を含んでいる。
このような室内機の組立方法によれば、吹出口の中間に固定部を設け、固定部に下流側から上流側に向けて凹ませた溝部を設け、保護部材を固定部の下流側に配置し、溝部に保護部材の桟を挿入する。そのため吹出口を通気可能に覆う保護部材を、直接吹出口の下流側の所定位置に容易に配置できる。
また溝部に挿入された桟の移動を規制するように、係止部材を保護部材の下流側から固定部に係止する。そのため吹出口の下流側の所定位置に配置した保護部材を容易に吹出口に設置することができる。
上記の空気調和機の室内機、及び空気調和機の室内機の組立方法によれば、吹出口を通気可能に覆う保護部材を、吹出口に直接組付けることができ、保護部材の組付性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機の横断面図である。 本発明の実施形態に係る室内機における保護部材の一部を示す斜視図であって、(a)は全体概要図を示し、(b)は(a)のX部拡大図を示す。 本発明の実施形態に係る室内機における保護部材の装着状態を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る室内機における固定部に対する保護部材及び係止部材の係止状態を説明するための部分側面図である。 本発明の実施形態に係る室内機における固定部に対する係止部材の係止状態を説明するための固定部及び係止部材の部分断面図である。 本発明の実施形態に係る室内機の組立方法の手順を示すフロー図である。
空気調和機100は、室内に設けられる室内機10と、室内機10に配管によって接続されて室外に設けられる室外機(不図示)とを備えている。
室内機10は、空気を吸い込んで温度や湿度の調整を行った後に空気を吹き出し、室内の空気調和を行う。
以下、本発明の実施形態に係る室内機10について説明する。
図1に示すように、室内機10は横方向D1(紙面と直交する方向)に延びる横長形状に形成されている。室内機10は、筐体11と、筐体11の内部に収容された送風ファン14及び熱交換器13と、筐体11の下部に設けられた横方向D1に延びる吹出口15とを備えている。
さらに室内機10は、送風ファン14への触手を防止するなどの目的で、吹出口15の開口端15aの全体を通気可能に覆う保護部材20と、保護部材20を固定する固定部25と、固定部25に設けられて保護部材20を挿入可能な溝部26と、保護部材20が溝部26に挿入された状態で固定部25に係止される係止部材30とを備えている。
筐体11は略直方体形状をなして、各種部品を収容可能となっている。
送風ファン14は、横方向D1に延びるクロスフローファンである。
熱交換器13は、送風ファン14を外周から囲むように設けられている。
吹出口15は、送風ファン14からの空気を室内に吹き出すための横長の吹出口15が下向き、斜め下向き、又は前向きに開設されている。吹出口15には、図1及び図2に示すように、開口端15aよりも、吹出口15から吹き出される空気Aの流れの上流側に、風向きを左右に調整するルーバ17が設けられている。ルーバ17には、横方向D1に交差する縦方向D2に沿う羽板17aが、横方向D1に間隔を空けて複数配置されている。
詳細な図示は省略しているが、開口端15aの外側には停止時に開口端15aを外側から塞ぐとともに、稼働時には外側向きに回動して開口端15aを開放したり風向きを上下に調整したりするフラップ12が設けられている(図1参照)。
図1に示すように、保護部材20は、吹出口15の下流側におけるルーバ17とフラップ12との間に配置されている。図2(a)に示すように保護部材20は、横方向D1に延びる複数の横桟(桟)21と、横方向D1と交差する縦方向D2に延びる複数の縦桟22と、が結合した部材である。保護部材20では、横桟21は縦方向D2に互いに所定間隔をあけて略平行に複数設けられ、縦桟22は横方向D1に互いに所定間隔をあけて略平行に複数設けられて、複数の横桟21と複数の縦桟22とが互いに直交して、横桟21と縦桟22との交点で連結固定されている。よって保護部材20は、横桟21及び縦桟22により囲まれた多数の開口を有する網状(格子状)に形成されている。即ち、保護部材20は吹出口15に配置されるため、空気Aの流れを阻害しない形状に形成されている。
また、各縦桟22は、ルーバ17の各羽板17aに対応する位置に縦方向D2に延びて配置されている。即ち、下流側から見て縦桟22は羽板17aの端面と重なるように設けられている。また、図2(b)に示すように縦桟22は横桟21の上流側に隣接して配置されている。
固定部25は、吹出口15で、互いに対向する内壁等の対向部位間に架渡されて、縦方向D2に延びるように設けられている。
固定部25は、互いに対向部位間に架渡して固設されることで、吹出口15を補強して変形を防止するためのピラーであってもよい。本実施形態では、図1及び図3に示すように固定部25は平板状に形成されたピラーである。ピラーは、ルーバ17の複数の羽板17aの間に横方向D1に間隔をあけて配置されている。
溝部26は、図3から図5に示すように、固定部25において、吹出口15から吹き出される空気Aの流れの下流側の端部から上流側に向けて切り欠き状に凹ませることで設けられている。溝部26は各々の固定部25(ピラー)に、縦方向D2に間隔をあけて複数設けられている。また各々の溝部26には保護部材20の横桟21が挿入可能となっている。
溝部26は、図4に示すように固定部25の下流側の端部から上流側に向けて溝幅が徐々に縮小する縮小部27と、縮小部27の上流側で縮小部27に連通して溝幅を縦方向D2に拡幅した拡張収容部28と、を有している。
縦方向D2の中央に位置する溝部26Aの縮小部27では、下流側の端部における開口が、一つの縮小部27に挿入される隣接した二つの横桟21の間隔とこれら二つの横桟21の幅を加えた寸法より広く形成されている。また、縮小部27は一対の傾斜案内面29によって形成されている。対向する傾斜案内面29の縦方向D2の間隔は、溝部26A(縮小部27)の開口から漸減し、溝部26Aの奥部で隣接した横桟21の幅より狭くなるように設けられている。
この縮小部27では、横桟21が下流側から上流側に向って移動することで、一対の傾斜案内面29によって、同じ溝部26Aに挿入された隣接する横桟21同士の間隔が狭くなるように、横桟21を弾性変形可能としている。
縦方向D2の中央に位置する溝部26Aの拡張収容部28は、縮小部27の最奥部(最も上流側の端部)における傾斜案内面29間の間隔より、縦方向D2の寸法が大きくなるように形成されている。即ち、拡張収容部28は縮小部27に連続して縦方向D2の両側に溝幅が拡開するように設けられている。拡張収容部28の縦方向D2の溝幅寸法は、拡張収容部28に収容される隣接する二つの横桟21同士の間隔(弾性変形していない状態の間隔)とこれら二つの横桟21の幅を加えた寸法と略同程度に形成されている。
この拡張収容部28に向かって横桟21が移動して収容されることで、保護部材20の横桟21の弾性変形が解除され、拡張収容部28に保護部材20の横桟21が収容されて係止されるようになっている。
また、縦方向D2の中央に位置する溝部26A以外の溝部26B(両端の溝部26B)では、溝部26A側でのみ縮小部27に傾斜案内面29が設けられ、溝部26A側でのみ拡張収容部28が設けられている。即ち、溝部26Bは溝部26Aを縦方向D2の中央で分割した際の半分の部分と同一形状をなしている。
係止部材30は、図3から図5に示すように、各々の固定部25に着脱可能に設けられ、装着状態では固定部25の溝部26に挿入された保護部材20の横桟21の移動を規制するものである。
この係止部材30は、固定部25の溝部26間に対応する位置に上流側に突出した係止部31を有している。係止部31は、図5に示すように、固定部25の両面側から挟込むように横方向D1に離間して対向して一対が配置され、先端側に係止爪32が設けられている。ここで、固定部25の隣接する溝部26間には、溝部26の上流側の端部よりもさらに上流側(上方)に係止孔33が設けられている。一対の係止部31が弾性変形して互いに横方向D1に離間、近接することにより、係止爪32が係止孔33に係止可能となっている。
また係止部材30は、固定部25の溝部26に対応する位置に、拡張収容部28に収容された保護部材20の横桟21を支持するための支持部34を有している。支持部34は、溝部26に応じた形状に設けられている。また、支持部34は一対の係止部31を下流側から支持してこれら一対の係止部31と一体に設けられている。
そして係止部31を固定部25に係止させた状態で、支持部34は溝部26に収容された保護部材20の横桟21に当接して移動を規制可能な形状となっている。具体的には、本実施形態では、各々の係止部31における下流側の端部に連続して、支持部34に下流側に向って凹む略半円状の凹部34aが設けられている。そして、溝部26に収容されて拡張収容部28内に配置された横桟21を、凹部34aの内面と固定部25とで挟持することで、横桟21の移動が規制される。
ここで、このような空気調和機100の室内機10は、上述のような保護部材20を吹出口15に組み付ける工程を有する組立方法(図6参照)により組立てることが可能である。
まず、溝部26を設ける工程S1を実行する。即ち、吹出口15にピラーとしての固定部25(又はピラー以外の固定部25)を設け、各固定部25には下流側から上流側に向けて凹ませるように溝部26を設ける。既存のピラーを切り欠くことで溝部26を設けてもよいし、既存のピラーに代えて溝部26を予め設けたピラーを取り付けてもよい。
そしてこの状態で、桟を挿入する工程S2を実行する。即ち、吹出口15を覆うように保護部材20を固定部25の下流側に配置する。このとき図2に示すように、ルーバ17の位置に縦桟22が配置され、隣り合う縦桟22の間の横桟21が固定部25の溝部26の位置に配置されようにする。その後、図4に示すように、保護部材20を上流側へ移動させて各々の溝部26に保護部材20の横桟21を挿入する。
桟を挿入する工程S2では、さらに、保護部材20を上流側へ押圧することで、横桟21を溝部26の縮小部27内で上流側まで移動させる。この際、傾斜案内面29により保護部材20の横桟21が案内されて弾性変形し、隣接する横桟21同士の間隔が縮小する。そしてさらに保護部材20の横桟21を上流側に移動させ、横桟21が拡張収容部28に達すると、縮小部27による横桟21の弾性変形が解除されて横桟21の間隔が広がり、各横桟21が拡張収容部28に収容される。
最後に係止部材を係止する工程S3を実行する。即ち、保護部材20の横桟21を各溝部26に挿入した後、図4に示すように、係止部材30を保護部材20の下流側から固定部25に係止するように対向させ、上流側へ移動させる。これにより固定部25の溝部26に挿入されていた保護部材20の横桟21の移動を、係止部材30によって規制する。
以上のような本実施形態の空気調和機100の室内機10及びその組立方法によれば、吹出口15に縦方向D2に延びて設けられた固定部25に、下流側から上流側に向けて凹ませた溝部26を設け、この溝部26に保護部材20の横桟21が挿入されるようになっている。このため吹出口15を通気可能に覆う保護部材20を吹出口15の下流側に配置し、横桟21を吹出口15の下流側から固定部25の溝部26に挿入することで、保護部材20を直接吹出口15の下流側の所定位置に容易に配置できる。
また溝部26に挿入された横桟21の移動を規制するように、係止部材30を保護部材20の下流側から固定部25に係止している。そのため保護部材20を吹出口15の下流側に配置して横桟21を溝部26に挿入した状態で、係止部材30を固定部25に係止することで、保護部材20を吹出口15に容易に支持させて保護部材20を吹出口15に容易に直接組付けることができ、組付性を向上できる。
ここで、仮に横桟21が拡張収容部28まで到達せず縮小部27内に位置している場合であっても、係止部材30によって横桟21を上流側に押しつつ、係止部材30を固定部25に係止させることで、容易に拡張収容部28に横桟21を収容することができる。
また、本実施形態では、棒状をなす横桟21が所定位置で縦桟22によって連結固定されているので、複数の横桟21を所定間隔で配置できることや、複数の横桟21を適度な強度で弾性変形させることが可能である。そのため固定部25の溝部26に、横桟21を適度に弾性変形させて挿入でき、装着時の作業性を向上できる。
また縦桟22が吹出口15のルーバ17に対応する位置に配置されているので、吹出口15から吹き出される送風ファン14からの空気Aの流れを阻害してしまうことも抑制できる。
本実施形態の室内機10では、縦桟22が横桟21の上流側に配置されていて、横桟21の外側に縦桟22が配置されない。そのため保護部材20の外側(下流側)への突出部分を少なく抑えることができ、室内機10の美観を向上できる。
本実施形態の室内機10では、固定部25が吹出口15を補強するピラーであれば、吹出口15を補強する部材を利用して、吹出口15の保護部材20を装着できる。このため、別途で溝部26を設けた固定部25を新たに吹出口15に設ける必要がない。よって吹出口15の構造が複雑になることを抑制でき、吹出口15から吹き出される空気の流れを阻害し難い。
本実施形態の室内機10では、溝部26が縮小部27と、縮小部27より上流側に縮小部27より拡幅した拡張収容部28と、を有している。そのため保護部材20の横桟21を正面側(下流側、下方)から溝部26に挿入すると、横桟21が拡張収容部28で下流側(下方)から固定部25によって支持され、保護部材20が重力等によって落下してしまうことがない。即ち、安定して保護部材20を吹出口15に設置することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、保護部材20が複数個に分割された部材からなっていてもよい。
また、各々の横桟21及び縦桟22は弾性変形可能な丸棒状をなしている。しかし保護部材20は、溝部26に挿入可能な形状であれば、上述した形状に限定されることはない。例えば各々の横桟21及び縦桟22は角棒状をなしていてもよいし、複数の横桟21のみが設けられていてもよい(この場合、縦桟22に代えて複数の横桟21同士を固定する固定部材が必要である)。
D1…横方向
D2…縦方向
10…室内機
11…筐体
12…フラップ
13…熱交換器
14…送風ファン
15…吹出口
15a…開口端
17…ルーバ
17a…羽板
20…保護部材
21…横桟(桟)
22…縦桟
25…固定部
26(26A、26B)…溝部
27…縮小部
28…拡張収容部
29…傾斜案内面
30…係止部材
31…係止部
32…係止爪
33…係止孔
34…支持部
34a…凹部
100…空気調和機
S1…溝部を設ける工程
S2…桟を挿入する工程
S3…係止部材を係止する工程

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容された送風ファン及び熱交換器と、
    前記送風ファンからの空気を室内に吹き出すように前記筐体の下部に設けられた横方向に延びる吹出口と、
    前記吹出口を横切るように設けられた固定部と、
    前記固定部に前記空気の流れの下流側の端部から上流側に向けて凹んで設けられた溝部と、
    前記固定部の前記下流側に配置されて前記吹出口を通気可能に覆って前記溝部に挿入可能な桟を有する保護部材と、
    前記溝部に挿入された前記桟の移動を規制するように、前記保護部材の前記下流側から前記固定部に係止される係止部材と、を備える空気調和機の室内機。
  2. 前記保護部材は、前記桟として、前記横方向に延びて、該横方向に交差する縦方向に互いに離間して配置された弾性を有する棒状の複数の横桟を有し、
    前記保護部材は、前記吹出口に前記縦方向に延びるように設けられたルーバの位置で前記縦方向に延びて配置されて前記複数の横桟を連結固定する棒状の縦桟をさらに有する請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記縦桟は、前記横桟の前記上流側に配置されている請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記固定部は、前記吹出口で前記横方向に交差する縦方向に延びて前記吹出口を補強するピラーである請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記溝部は、
    前記下流側から前記上流側へ向けて幅が徐々に縮小する一対の傾斜案内面を有する縮小部と、前記縮小部より前記上流側に、該縮小部より拡幅して設けられ、前記桟を係止して収容可能な拡張収容部と、を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 送風ファンからの空気を室内に吹き出すように筐体の下部に設けられた横方向に延びる吹出口に、固定部を前記横方向に交差する縦方向に設けるとともに、前記固定部に前記空気の流れの下流側の端部から上流側に向けて凹ませて溝部を設ける工程と、
    前記吹出口を通気可能に覆う保護部材を前記固定部の前記下流側に配置して、前記保護部材の桟を前記溝部に前記下流側から挿入する工程と、
    前記溝部に挿入された前記桟の移動を規制するように、前記保護部材の前記下流側から係止部材を前記固定部に係止する工程と、
    を含む空気調和機の室内機の組立方法。
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