JP2018090299A - 液体用包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】手押しポンプつきの包装容器であって、環境適合型であり、かつ液残りが少ない、液体用包装容器を提供することを課題とする。【解決手段】自立可能な液体用包装容器であって、液体用包装容器は、胴部、底部、および手押しポンプから構成されており、胴部はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも一方の面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなり、底部は、中央部分に向かって低くなっている形状の、プラスチックの成型品からなり、手押しポンプは、容器上部に突き出した手押し部分およびノズル、胴部との接着部分、および底部の中央部分に到達する吸い上げパイプからなる、プラスチック成型品であることを特徴とする、液体用包装容器である。【選択図】図1

Description

本発明は、液体用包装容器に関するものである。とくにシャンプーやコンディショナーなどの液体の内容物に適用可能な、手押しポンプつきの液体用包装容器に関するものである。
包装容器の一種である所謂パウチは、プラスチックフィルムを基材とする単体、または積層体から構成されるものが広く普及しており、さまざまな形態のものが、幅広い用途に用いられており、現代生活にとっては不可欠なものとなっている。
パウチは、例えば液体用包装容器としても用いられ、飲料あるいはレトルト食品などの食品分野でも広く用いられているほか、日用品やトイレタリーの分野でも、さまざまな商品がスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアの商品棚をにぎわしている。たとえばシャンプーやコンディショナーなどの、詰替用の容器にも用いられている。
パウチの利点は、缶や瓶などの容器に比べて、価格が安いことや、要求品質によってきめ細かい材料設計で対応できる点、あるいは内容物充填前および流通や保管においても軽量で省スペースであることが挙げられる。またパウチは、廃棄物を減らすという観点からも環境適応型であるといえる。
また表面から見える層への高精細の印刷によって、商品のイメージアップを図ることができ、内容物に関する必要な情報を表示することが可能であり、バーコードの印刷などは、商品の流通やマーケティング情報の源泉ともなっている。
パウチの中には、自立性を持たせたものも商品化されており、一般にスタンディングパウチと呼ばれている。自立性を持たせることにより、内容物の取り出しにおいて一層の利便性が図られてきた。
一般に自立性を有するシャンプーやコンディショナーの包装容器には、手押しポンプのついたボトル容器が広く使われているが、このボトル容器を使い捨てにする場合には、先に述べた環境適合型であるとは言えない。
またポンプの吸い込みパイプは、内容物が底の部分まで減るとうまく吸い上げられない、所謂液残りの問題があった。
これに対し、特許文献にはブローボトルの底部に十字液通路を設けるということが提案されているが、この場合においてもブローボトルの底部周縁部が低くなっているために、内容物の液が残ってしまうという問題があって、液残りの対策としては充分な解決策とはいえなかった。
特開2001−10683号公報
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、手押しポンプつきの包装容器であって、環境適合型であり、かつ液残りが少ない、液体用包装容器を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
自立可能な液体用包装容器であって、
該液体用包装容器は、胴部、底部、および手押しポンプから構成されており、
該胴部は筒状の形態で包装容器外周を形成し、
また該胴部はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも包装容器内側となる面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなり、
該胴部の下部には、プラスチックの成型品からなる底部が、その周縁部を胴部内側と接着されて包装容器下部を密封しており、
該プラスチックの成型品からなる底部は、底部の中央部分に向かって傾斜がついて低くなっている形状であり、
該胴部の上部は、胴部内側同士で接着されて、肩部を形成しており、
該手押しポンプは、該肩部の中央部分から包装容器上部に突き出した手押し部分およびノズルを有し、また胴部の筒状の上端部との接着部分を有し、また包装容器内部で底部の中央部分に到達する吸い上げパイプを有し、かつそれらが接続してなる、プラスチックの成型品であることを特徴とする、
液体用包装容器である。
また、請求項2に記載の発明は、前記液体用包装容器の、胴部、および底部、および手押しポンプは、互いがヒートシールによって接続され、構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液体用包装容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記底部は、中央部分に向かって低くなっている斜面の角度が10度を超え、30度以下の範囲であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の液体用包装容器である。
また、請求項4に記載の発明は、前記吸い上げパイプの直径は、5mm〜20mmであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液体用包装容器である。
また、請求項5に記載の発明は、前記底部の中央部分は、吸い上げパイプの直径に対して、+0mm〜+20mmの直径の、円形の平面であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液体用包装容器である。
また、請求項6に記載の発明は、前記底部は、容器上から見た平面形状が、円形、楕円形、もしくは矩形であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の液体用包装容器である。
また、請求項7に記載の発明は、前記プラスチックフィルムを基材とする積層体には、無機化合物の蒸着層または無機化合物のコーティング層もしくはその両方からなる、ガスバリア層が含まれていることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の液体用包装容器である。
本発明によれば、手押しポンプつきの包装容器であって、環境適合型であり、かつ液残りが少ない、液体用包装容器を提供することが可能である。
すなわち、本発明による液体用包装容器は、手押しポンプを有して一般に用いられているプラスチックボトルと同様の機能を有していながら、胴部はプラスチックフィルム、またはプラスチックフィルムを基材とする積層体かから構成されており、廃棄あるいは焼却において、より環境適合的である。
また、底部は, 中央部分に向かって低くなっている形状のプラスチックの成型品であるために、内容物の液体が残り少なくなった際にも、中央部分に液溜まりができるため、手押しポンプで効率的にくみ出すことが可能であって、液残りが少ない液体用包装容器を実現することができる。
また特に請求項2に記載の発明によれば、液体用包装容器を構成する胴部、底部、手押しポンプの各パーツが、ヒートシールによって接続されていることから、容器の組立を効率的に行なうことができ、液体用包装容器の生産性において利点を有し、したがってコスト面でも利点を有する。
また特に請求項3に記載の発明によれば、斜面の角度が10度を超え、30度以下の範囲であることによって、底部の中央部分に、内容物の液体を効率的に吸い上げ、くみ出すための液溜まりを作ることができ、液残りの少ない液体用包装容器の実現に効果的である。
また特に請求項4に記載の発明によれば、吸い上げパイプの直径が5mm〜20mmの範囲であることによって、シャンプーやコンディショナーなど、内容物の液体が粘調な液体であっても効率的に吸い上げ、くみ出すことに適しており、液残りの少ない液体用包装容器の実現に効果的である。
また特に請求項5に記載の発明によれば、底部の中央部分は、吸い上げパイプの直径に対して、+0mm〜+20mmの範囲の直径をもつ円形の平面であることによって、底部の中央部分の液溜まりから、吸い上げパイプがより円滑に内容物の液体を吸い上げることができ、より液残りの少ない液体用包装容器の実現に効果的である。
また特に請求項6に記載の発明によれば、底部の形状の自由度が増し、かつ自立性を損なうことなく、より高度な意匠性の実現に効果的である。
また特に請求項7に記載の発明によれば、積層体中にガスバリア層を含んでいることにより、外気の酸素、あるいは水蒸気などによる内容物の変質を防止することができ、内容物の保存性に優れる、液体用包装容器の実現に効果的である。
図1は本発明に係る液体用包装容器の一実施態様を説明するための、断面模式図である。 図2は本発明に係る液体用包装容器の、手押し部と胴部の接続の一実施形状を、容器内側からみた断面模式図である。 図3は、本発明に係る液体用包装容器の底部の構造の一実施形状を説明するための、部分断面模式図である。 図4は、本発明に係る液体用包装容器の底部の一実施形状を説明するための平面模式図である。 図5は、本発明に係る液体用包装容器の底部の他の実施形状を説明するための平面模式図である。 図6は、本発明に係る液体用包装容器の底部の更に他の実施形状を説明するための平面模式図である。 図7は、本発明に係る実施例の、液体用包装容器の底部の構造を説明するための、部分断面模式図である。 図8は、本発明に係る実施例の、液体用包装容器の底部の構造を説明するための、平面模式図である。
以下、本発明を図1〜図8を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
図1は本発明に係る液体用包装容器の一実施態様を説明するための、断面模式図である。
本発明による液体用包装容器(100)は、自立可能な液体用包装容器であって、胴部(1)、底部(2)、および手押しポンプ(3)から構成される。胴部(1)は筒状の形態で包装容器外周を形成している。
また胴部(1)はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも包装容器内側となる面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなる。
底部(2)は、底部の中央部分(11)に向かって傾斜がついて低くなっている形状の、プラスチックの成型品からなる。筒状の胴部の下部には、プラスチックの成型品からなる底部(2)が、その周縁部を胴部(1)の内側と接着されて、包装容器下部を密封しており、また液体用包装容器(100)は、この底部(2)があることによって、自立可能である。
また底部(2)は、底部の中央部分(11)に向かって低くなっている形状であるが、たとえばすり鉢状に底部の中央部分(11)に向かって傾斜がついているのでもよく、底部の中央部分(11)に向かって低くなる、複数の斜面で構成されるのでも良い。
筒状の胴部(1)の上部は、胴部内側同士で接着されて、肩部(14)を形成している。図1に示す例では、肩部ヒートシール(13)がそれに当る。
手押しポンプ(3)は、肩部(14)の中央部分から包装容器上部に突き出した手押し部分(6)およびノズル(5)を有し、また胴部(1)の筒状の上端部との接着部分である胴部との接着部分(10)を有し、また包装容器内部で底部の中央部分(11)に到達する吸い上げパイプ(4)を有し、かつそれらが接続してなる、プラスチックの成型品である。手押し部分(6)には、ポンプ機構が内蔵されている。
液体用包装容器(100)の、胴部(1)、および底部(2)、および手押しポンプ(3)は、互いがヒートシールによって接続されて、液体用包装容器を構成することができる。たとえば、底部(2)と胴部(1)は、底部ヒートシール(8)によって接続することができる。
本発明において、底部(2)はプラスチックの成型品であって、このとき胴部(1)は、液体用包装容器(100)の内側になる面が、ヒートシール可能な単体のプラスチックフィルムの面であり、かつ底部(2)の成型品が、ヒートシール可能な樹脂であれば良い。これによって胴部(1)の内側になる面と、底部(2)の周縁部とのヒートシールによる、底部ヒートシール(8)が形成され、液体用包装容器(100)の底部(2)の密封が可能になる。
あるいは、胴部(1)が、プラスチックフィルムを基材とした積層体であれば、底部(2)と接する面には、ヒートシール可能なシーラント層が設けられることによって胴部(1)の内側になる面と、底部(2)の周縁部とのヒートシールによる、底部ヒートシール(8)が形成され、液体用包装容器(100)の底部(2)の密封が可能になる。
底部(2)はプラスチックの成型品であることによって、液体用包装容器(100)の自立は、より容易で確実なものとなる。同時に胴部(1)がヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材とした積層体であるために、プラスチック製のボトルに比べて、軽量であり、廃棄、焼却などの場面においても、より環境適合型である。
また、液体用包装容器(100)の、胴部(1)、および手押しポンプ(3)とは、胴部の上部において互いが接着され、接続することができる。すなわち、胴部(1)と、胴部との接着部分(10)とは、胴部とのヒートシール(7)によって接続することができる。
胴部(1)はまた、筒状の上部の端部において、表側胴部と裏側胴部とが、肩部ヒートシール(13)によってヒートシールされていることによって、液体用包装容器(100)の肩部(14)を形成している。また肩部ヒートシール(13)は、前述の胴部とのヒートシール(7)および手押しポンプ(3)の胴部との接着部分(10)に接続して、液体用包装容器(100)の上部は密封されている。
また、肩部(14)の中央部分から包装容器上部外側に突き出した手押し部分(6)にはノズル(5)が接続しており、手押し部分(6)を手指で下方に押圧して押し下げ、手押し部分(6)に内蔵されたポンプ機構によって、ノズル(5)からの内容物の液体の、液体用包装容器(100)外部への取出しが可能である。
本発明においては底部(2)は、底部の中央部分(11)に向かって傾斜がついて低くなっている形状であるために、内容物の液体が取り出されて、徐々にその液面(9)が下がり、底部(2)に近づいた際にも、内容物の液体は、底部の中央部分(11)に集まり液溜まりを作ることができる。
そのため、底部の中央部分(11)に到達する吸い上げパイプ(4)によって、内容物の液体は取り出しやすく、その結果、液残りを少なくすることが可能である。
図2は本発明に係る液体用包装容器の、手押し部と胴部の接続の一実施形状を、容器内側からみた断面模式図である。
この断面図に示されている、手押しポンプ(3)、および胴部(1)の一部は、液体用包装容器(100)内側から見たものであって、図2の奥側から、手押し部(6)およびノズル(5)、胴部との接着部分(10)、肩部ヒートシール(13)、および吸い上げパイプ(4)であって、吸い上げパイプ(4)の断面には、吸い上げパイプの直径(a)、が示されている。
ここに示す図2においては、胴部との接着部分(10)は、胴部(1)とは、胴部とのヒートシール(7)で接続されているのであって、その形状は、舟形形状とすることができる。この舟形形状によって、ヒートシールによる液体用包装容器(100)の密封をよ
り強固に保つことができる。
図3は、本発明に係る液体用包装容器の底部の構造の一実施形状を説明するための、部分断面模式図である。
図3に示す液体用包装容器(100)の底部の構造の一実施形状の例において、吸い上げパイプ(4)は、底部の中央部(11)に到達して接している。このとき、内容物の液体の吸い上げを阻害することのないよう、たとえば吸い上げパイプ(4)の端部に吸い込み口(12)を設けることができ、この吸い込み口(12)の形状は、吸い込みを阻害することがないかぎりにおいて任意である。
この図3に示す例において、底部(2)は、底部の中央部分(11)を有しており、その形状は、たとえば円形とすることができ、円形の場合その直径は、底部の中央部分直径(d)で表される。
また、底部(2)の、液体用包装容器(100)の内側は、底部の中央部分(11)のほか、中央部分に向かって低くなっている斜面からなり、その傾斜は、底部の斜面の角度(θ)で表される。
また、われわれは、鋭意検討を重ねた結果、底部の中央部分(11)に向かって低くなっている、底部の斜面の角度(θ)が、10度を超え、30度以下の範囲であることが、より好適であることを見出した。
すなわち底部の斜面の角度(θ)が、10度を超え、30度以下の範囲であることによって、内容物の液体が少なくなり液面が低くなった際に、液体が底部の中央部分(11)に向かって流れ落ち、液溜まりをより円滑に作ることができる。
底部の斜面の角度(θ)が、この範囲より小さいと、底部の中央部分(11)への内容物の液体の流れ落ちによる。液溜まりの形成が円滑でなくなり、また液溜まりの深さも浅くなるために、ノズルの吸い上げが円滑に行なわれず、内容物の液体の液残りが増加するおそれがある。
逆に、底部の斜面の角度(θ)が、この範囲より大きい場合には、内容物の液体の流れ落ちには効果的であるが、底部(2)のプラスチック成型品の大きさが必要以上に大きくなり、またそれに伴って容器の内容量が小さくなるなど、実用上の問題が生じるおそれがある。
さらにわれわれは、鋭意検討を重ねた結果、吸い上げパイプの直径(a)は、5mm〜20mmであることが、内容物の液体の吸い上げにより効果的であって、内容物の液体の液残りを少なくすることに効果的であることを見出した。
吸い上げパイプの直径(a)が、この範囲の内径であることによって、内容物が粘調な液体、たとえば液体シャンプーやコンディショナーなどの場合にも対応でき、好都合である。
加えて、われわれは鋭意検討を重ねた結果、底部の中央部分(11)が円形である場合の直径(d)は、吸い上げパイプの直径(a)に対して、+0mm〜+20mmの直径の、円形の平面であることが、液残りの減少により効果的であることを見出した。
図4は、本発明に係る液体用包装容器の底部の一実施形状を説明するための平面模式図
である。図5は、本発明に係る液体用包装容器の底部の他の実施形状を説明するための平面模式図である。図6は、本発明に係る液体用包装容器の底部の更に他の実施形状を説明するための平面模式図である。
底部は(2)は、容器上から見た平面形状が、図4〜図6に示す例のように円形、楕円形、もしくは矩形であってよい。これらの形状であれば、底部(2)の液体用包装容器(100)内側の傾斜面を形成することがより容易であって、また液体用包装容器(100)の自立性との両立も可能である。
また、プラスチックフィルムを基材とする積層体に、無機化合物の蒸着層または無機化合物のコーティング層もしくはその両方からなる、ガスバリア層が含まれていることによって、内容物の保存性がよく、また外気の酸素、あるいは水蒸気などによる内容物の変質を防止することのできる、液体用包装容器を実現することができる。
これは、液体用包装容器(100)が、そのガスバリア層の構成要素にアルミニウムの蒸着層や、アルミニウム箔層などの金属層を含まない構成が求められるときに、好都合である。
以下、本発明による液体用包装容器を構成する各要素について、個々に更に詳細に説明を加える。
(プラスチック成型品)
プラスチック成型品は、高分子樹脂組成物を、金型を用いて成型することによって、形作ったものであって、成型方法はたとえばインジェクション成型法、あるいはブロー成型法などを用いることができる。
用いることが可能な樹脂としては、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを成型用樹脂として用いる場合は、強度と価格においてより好ましく、またヒートシール適性を有することは、胴部のプラスチックフィルム、あるいは積層体とのヒートシールにおいて好都合である。
(プラスチックフィルム)
プラスチックフィルム単体、あるいはプラスチックフィルムを基材とする積層体を構成するプラスチックフィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
(接着剤層)
積層体を構成する各層を積層する際には、接着剤層を介して積層することができる。接着剤の材料としてはたとえば、ポリエステル−イソシアネート形樹脂、ウレタン樹脂、ポリエーテル系樹脂などを用いることができる。
また積層の方法については、ドライラミネーションあるいはノンソルベントラミネーションなどの方法を用いることができる。あるいは、熱可塑性樹脂を用いる場合には、押し出し機を用いてラミネート、あるいは層を形成することもできる。
(ガスバリア層)
また、内容物の保存性を向上させることなどを目的として、必要な場合には、積層体中に着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
ガスバリア層には、たとえばアルミニウム箔などの金属箔、あるいはプラスチックフィルムに金属蒸着したフィルムを用いることができる。しかしアルミニウム箔などの金属箔や金属蒸着層を用いることができない場合には、プラスチックフィルムに無機化合物のガスバリア層を設けたガスバリアフィルムを用いることができる。この場合には、廃棄、焼却の場面において、より環境適合的でもある。
無機化合物のガスバリア層を設けたガスバリアフィルムの場合、ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材フィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。
無機化合物のガスバリア層を設けたガスバリアフィルムのアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
無機化合物の蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、バリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、パウチとしての適性も具備することができる。
またガスバリア層としてSiOを用いる場合には透明であるために、内容物をパウチの外側から目で見ることが可能である。これらは、用途、要求品質によって適宜使い分けをすればよい。また金属を用いていないことから、製造工程中の金属検査機なども使用することができ、必要な場合には電子レンジによる加熱などに対する適性もあり、液体用包装容器が外側から押された際などの、容器形状の復元性などにも利点を有する。
(シーラント層)
シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
また、シーラント層は、あらかじめフィルムに成膜したものを、積層体を構成する層としてラミネートするのでもよく、押出機などを用いて、溶融した樹脂を直接積層するのでも良い。
(印刷層)
必要に応じて商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報を容器外側から見える層に、印刷によって設けることができる。そのための基材フィルムには、高分子材料を素材としたプラスチックフィルムを用いることができる。
高分子フィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
印刷方法、および印刷インキには特に制約を設けるものではないが、既知の印刷方法の中から適宜選択してよく、たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法、シルクスクリーン印刷法などを用いることができる。
中でもグラビア印刷法は、生産性や絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。印刷インキも、フィルムへの印刷適性、色調などの意匠性、密着性、食品容器としての安全性などを考慮すれば、商品化された既存のものから適宜選択して用いることができる。
以下本発明による液体用包装容器について、実施例によって更に具体的な説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
(評価1)
本発明による液体用包装容器と、市販のボトル入りの手押しポンプ付きシャンプー300g入りの市販品との比較を行なった。評価方法は、手押しポンプから内容物の液体シャンプーが全く出なくなるまで取り出した後、液残りの重量を測定した。
以下の説明において、図7は、本発明に係る実施例の、液体用包装容器の底部の構造を説明するための、部分断面模式図である。また図8は、本発明に係る実施例の、液体用包装容器の底部の構造を説明するための、平面模式図である。
<実施例1>
図7に示す例において、本発明による液体用包装容器の寸法は下記のとおりである。
吸い上げパイプの直径(a)=15mm。
底部の直径は70mm。
底部の斜面の角度(θ)=15度。
<比較例1>
ボトル入りの、手押しポンプ付きシャンプー300g入りの市販品を用いた。
吸い上げパイプの直径(a)=15mm。
底部の直径は70mm。
評価結果を、表1に示す。
表1に示す結果からは、本発明による液体用包装容器の液残りは15.3gであって、市販のボトルタイプの43.7gに比較して、液残りの重量が約三分の一に減少することがわかる。
(評価2)
図7に示す例において、底部の斜面の角度(θ)を変化させて、液残りの重量その他を評価する。
<実施例2>
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=5度。
その他は、実施例1と同様である。
<実施例3>
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=10度。
その他は、実施例1と同様である。
<実施例4>
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=15度。
その他は、実施例1と同様である。
<実施例5>
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=20度。
その他は、実施例1と同様である。
<実施例6>
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=30度。
その他は、実施例1と同様である。
<実施例7>
図7に示す図において、
底部の斜面の角度(θ)=40度。
その他は、実施例1と同様である。
評価結果を表2に示す。
表2に示す結果を各実施例ごとに考察を加える。
実施例2においては、液残りの重量は40gであって、従来のボトルタイプより若干は少ないものの大差はない。これは底部の斜面の角度(θ)=5度であるために、斜面の勾配がゆるく、液溜まりを底部中央部分に充分集中できなかったことが原因と考えられる。
実施例3においては、液残りの重量は43.5gであって、従来のボトルタイプよりわずかに少ないものの大差はない。これは、底部の斜面の角度(θ)=10度であるために、斜面の勾配がゆるく、液溜まりを底部中央部分に充分集中できなかったことが原因と考えられる。
実施例4においては、液残りの重量は15.3gであって、液残りは少ない。したがって〇評価である。これは底部の斜面の角度(θ)が10度を超えると、斜面が液溜まりを底部中央部に集中する効果が、より顕著であることを示していると考えられる。
実施例5においては、液残りの重量は14.3gであって、液残りはさらに少ない。したがって〇評価である。これは底部の斜面の角度(θ)が20度であるため、斜面が液溜まりを底部中央部に集中する効果が、より顕著であることを示していると考えられる。
実施例6においては、液残りの重量は12.6gであって、液残りはさらに少ない。したがって〇評価である。これは底部の斜面の角度(θ)が30度であるため、残液がより容易に斜面を滑り落ちて、液溜まりを底部中央部に集中する効果が、より顕著であることを示していると考えられる。
実施例7においては、液残りの重量は10.9gであって、液残りはさらに少ない。これは底部の斜面の角度(θ)が40度であるため、残液がさらに容易に斜面を滑り落ちて、液溜まりを底部中央部に集中する効果が、より顕著であることを示していると考えられる。したがって液残り重量については〇評価である。
しかしながら、実施例7においては、底部の斜面の角度が急であることによって底部の成形品の大きさも周縁部が高くなり、液体用包装容器としての容量が少なくなり、包装容器として現実的ではない。
これらの結果全体を見ると、底部の斜面の角度(θ)が10度を超え、30度までの範囲であれば、液残りに対してより効果的であり、かつ液体用包装容器として、現実的であることがわかる。
(評価3)
図7および図8に示す例において、吸い上げパイプの直径(a)、および底部の中央部分直径(d)を変化させて、内容物を押し出したときの使用感その他を評価する。
<実施例8>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=4mm
底部の中央部分直径(d)=5mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例9>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=5mm
底部の中央部分直径(d)=5mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例10>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=10mm
底部の中央部分直径(d)=12mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例11>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=20mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例12>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=20mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例13>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=21mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例14>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例15>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=35mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例16>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=36mm
その他は、実施例1と同様である。
<実施例17>
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=40mm
その他は、実施例1と同様である。
評価結果を表3に示す。
表3に示す結果を各実施例ごとに考察を加える。
実施例8においては、内容物のシャンプーが出にくい結果となった。これは吸い上げパイプの直径(a)が4mmと細いことが原因と考えられる。
実施例9においては、内容物のシャンプーが出にくい評価は改善され〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が5mm以上であれば、円滑に吸い上げが行なわれることを示している。また、底部の中央部分直径(d)が、吸い上げパイプの直径(a)と同寸法以上であれば、液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例10においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が10mmであるためと考えられる。また、底部の中央部分直径(d)と、吸い上げパイプの直径(a)との差が同寸法以上で+2mmであることにより、液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例11においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が15mmであるためと考えられる。また、底部の中央部分直径(d)と、吸い上げパイプの直径(a)との差が同寸法以上で+5mmであることにより、液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例12においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が20mmであるためと考えられる。また、底部の中央部分直径(d)と、吸い上げパイプの直径(a)との差が同寸法以上で+5mmであることにより、液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例13においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感について、一度に出すぎて使いにくいという評価である。これは吸い上げパイプの直径(a)が21mmであるため、太すぎて内容物であるシャンプーが出すぎる結果となったと考えられる。
実施例14においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が15mmであるためと考えられる。また、底部の中央部分直径(d)と、吸い上げパイプの直径(a)との差が+10mmであり、この差であることによって液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例15においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は〇評価である。これは、吸い上げパイプの直径(a)が15mmであるためと考えられる。また、底部の中央部分直径(d)と、吸い上げパイプの直径(a)との差が+20mmであり、この差であることによって液残りの改善に効果的であることを示していると考えられる。
実施例16においては、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は液残りが多くなるという結果である。吸い上げパイプの直径(a)が15mmであるから、吸い上げには問題がないと思われるが、底部の中央部分直径(d)が、吸い上げパイプの直径(a)
との差が21mmであり、この差であることによって液残りが多くなったと考えられ、底部の中央部分直径(d)は、吸い上げパイプの直径(a)に対して、+0mm〜+20mmの範囲であることが液残りの改善には、より効果的であることを裏付けていると考えられる。
実施例17においては、実施例16と同様に、内容物のシャンプーを押し出したときの使用感は液残りが多くなるという結果である。吸い上げパイプの直径(a)が15mmであるから、吸い上げには問題がないと思われる。
しかしながら、底部の中央部分直径(d)が、吸い上げパイプの直径(a)との差が25mmであり、この差であることによって液残りが多くなったと考えられ、この例からも底部の中央部分直径(d)は、吸い上げパイプの直径(a)に対して、+0mm〜+20mmの範囲であることが液残りの改善に、より効果的であることを裏付けていると考えられる。
このように、本発明によれば、手押しポンプつきの包装容器であって、環境適合型であり、かつ液残りが少ない、液体用包装容器を提供することが可能であることを検証することができた。
1・・・胴部
2・・・底部
3・・・手押しポンプ
4・・・吸い上げパイプ
5・・・ノズル
6・・・手押し部分
7・・・胴部とのヒートシール
8・・・底部ヒートシール
9・・・液面
10・・・胴部との接着部分
11・・・底部の中央部分
12・・・吸い込み口
13・・・肩部ヒートシール
14・・・肩部
100・・・液体用包装容器
a・・・吸い上げパイプの直径
d・・・底部の中央部分直径
θ・・・底部の斜面の角度

Claims (7)

  1. 自立可能な液体用包装容器であって、
    該液体用包装容器は、胴部、底部、および手押しポンプから構成されており、
    該胴部は筒状の形態で包装容器外周を形成し、
    また該胴部はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも包装容器内側となる面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなり、
    該胴部の下部には、プラスチックの成型品からなる底部が、その周縁部を胴部内側と接着されて包装容器下部を密封しており、
    該プラスチックの成型品からなる底部は、底部の中央部分に向かって傾斜がついて低くなっている形状であり、
    該胴部の上部は、胴部内側同士で接着されて、肩部を形成しており、
    該手押しポンプは、該肩部の中央部分から包装容器上部に突き出した手押し部分およびノズルを有し、また胴部の筒状の上端部との接着部分を有し、また包装容器内部で底部の中央部分に到達する吸い上げパイプを有し、かつそれらが接続してなる、プラスチックの成型品であることを特徴とする、
    液体用包装容器。
  2. 前記液体用包装容器の、胴部、および底部、および手押しポンプは、互いがヒートシールによって接着され、構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液体用包装容器。
  3. 前記底部は、中央部分に向かって低くなっている傾斜の角度が10度を超え、30度以下の範囲であることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載の液体用包装容器。
  4. 前記吸い上げパイプの直径は、5mm〜20mmであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液体用包装容器。
  5. 前記底部の中央部分は、吸い上げパイプの直径に対して、+0mm〜+20mmの直径の、円形の平面であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液体用包装容器。
  6. 前記底部は、容器上から見た平面形状が、円形、楕円形、もしくは矩形であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の液体用包装容器。
  7. 前記プラスチックフィルムを基材とする積層体には、無機化合物の蒸着層または無機化合物のコーティング層もしくはその両方からなる、ガスバリア層が含まれていることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の液体用包装容器。
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