JP2018090299A - 液体用包装容器 - Google Patents
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Abstract
Description
自立可能な液体用包装容器であって、
該液体用包装容器は、胴部、底部、および手押しポンプから構成されており、
該胴部は筒状の形態で包装容器外周を形成し、
また該胴部はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも包装容器内側となる面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなり、
該胴部の下部には、プラスチックの成型品からなる底部が、その周縁部を胴部内側と接着されて包装容器下部を密封しており、
該プラスチックの成型品からなる底部は、底部の中央部分に向かって傾斜がついて低くなっている形状であり、
該胴部の上部は、胴部内側同士で接着されて、肩部を形成しており、
該手押しポンプは、該肩部の中央部分から包装容器上部に突き出した手押し部分およびノズルを有し、また胴部の筒状の上端部との接着部分を有し、また包装容器内部で底部の中央部分に到達する吸い上げパイプを有し、かつそれらが接続してなる、プラスチックの成型品であることを特徴とする、
液体用包装容器である。
り強固に保つことができる。
である。図5は、本発明に係る液体用包装容器の底部の他の実施形状を説明するための平面模式図である。図6は、本発明に係る液体用包装容器の底部の更に他の実施形状を説明するための平面模式図である。
プラスチック成型品は、高分子樹脂組成物を、金型を用いて成型することによって、形作ったものであって、成型方法はたとえばインジェクション成型法、あるいはブロー成型法などを用いることができる。
プラスチックフィルム単体、あるいはプラスチックフィルムを基材とする積層体を構成するプラスチックフィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
積層体を構成する各層を積層する際には、接着剤層を介して積層することができる。接着剤の材料としてはたとえば、ポリエステル−イソシアネート形樹脂、ウレタン樹脂、ポリエーテル系樹脂などを用いることができる。
また、内容物の保存性を向上させることなどを目的として、必要な場合には、積層体中に着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
必要に応じて商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報を容器外側から見える層に、印刷によって設けることができる。そのための基材フィルムには、高分子材料を素材としたプラスチックフィルムを用いることができる。
本発明による液体用包装容器と、市販のボトル入りの手押しポンプ付きシャンプー300g入りの市販品との比較を行なった。評価方法は、手押しポンプから内容物の液体シャンプーが全く出なくなるまで取り出した後、液残りの重量を測定した。
図7に示す例において、本発明による液体用包装容器の寸法は下記のとおりである。
吸い上げパイプの直径(a)=15mm。
底部の直径は70mm。
底部の斜面の角度(θ)=15度。
ボトル入りの、手押しポンプ付きシャンプー300g入りの市販品を用いた。
吸い上げパイプの直径(a)=15mm。
底部の直径は70mm。
図7に示す例において、底部の斜面の角度(θ)を変化させて、液残りの重量その他を評価する。
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=5度。
その他は、実施例1と同様である。
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=10度。
その他は、実施例1と同様である。
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=15度。
その他は、実施例1と同様である。
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=20度。
その他は、実施例1と同様である。
図7に示す例において、
底部の斜面の角度(θ)=30度。
その他は、実施例1と同様である。
図7に示す図において、
底部の斜面の角度(θ)=40度。
その他は、実施例1と同様である。
実施例2においては、液残りの重量は40gであって、従来のボトルタイプより若干は少ないものの大差はない。これは底部の斜面の角度(θ)=5度であるために、斜面の勾配がゆるく、液溜まりを底部中央部分に充分集中できなかったことが原因と考えられる。
図7および図8に示す例において、吸い上げパイプの直径(a)、および底部の中央部分直径(d)を変化させて、内容物を押し出したときの使用感その他を評価する。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=4mm
底部の中央部分直径(d)=5mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=5mm
底部の中央部分直径(d)=5mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=10mm
底部の中央部分直径(d)=12mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=20mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=20mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=21mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=25mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=35mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=36mm
その他は、実施例1と同様である。
図7および図8に示す例において、
吸い上げパイプの直径(a)=15mm
底部の中央部分直径(d)=40mm
その他は、実施例1と同様である。
実施例8においては、内容物のシャンプーが出にくい結果となった。これは吸い上げパイプの直径(a)が4mmと細いことが原因と考えられる。
との差が21mmであり、この差であることによって液残りが多くなったと考えられ、底部の中央部分直径(d)は、吸い上げパイプの直径(a)に対して、+0mm〜+20mmの範囲であることが液残りの改善には、より効果的であることを裏付けていると考えられる。
2・・・底部
3・・・手押しポンプ
4・・・吸い上げパイプ
5・・・ノズル
6・・・手押し部分
7・・・胴部とのヒートシール
8・・・底部ヒートシール
9・・・液面
10・・・胴部との接着部分
11・・・底部の中央部分
12・・・吸い込み口
13・・・肩部ヒートシール
14・・・肩部
100・・・液体用包装容器
a・・・吸い上げパイプの直径
d・・・底部の中央部分直径
θ・・・底部の斜面の角度
Claims (7)
- 自立可能な液体用包装容器であって、
該液体用包装容器は、胴部、底部、および手押しポンプから構成されており、
該胴部は筒状の形態で包装容器外周を形成し、
また該胴部はヒートシール可能なプラスチックフィルム単体、またはプラスチックフィルムを基材として、少なくとも包装容器内側となる面にはヒートシール可能な層が設けられた、積層体からなり、
該胴部の下部には、プラスチックの成型品からなる底部が、その周縁部を胴部内側と接着されて包装容器下部を密封しており、
該プラスチックの成型品からなる底部は、底部の中央部分に向かって傾斜がついて低くなっている形状であり、
該胴部の上部は、胴部内側同士で接着されて、肩部を形成しており、
該手押しポンプは、該肩部の中央部分から包装容器上部に突き出した手押し部分およびノズルを有し、また胴部の筒状の上端部との接着部分を有し、また包装容器内部で底部の中央部分に到達する吸い上げパイプを有し、かつそれらが接続してなる、プラスチックの成型品であることを特徴とする、
液体用包装容器。 - 前記液体用包装容器の、胴部、および底部、および手押しポンプは、互いがヒートシールによって接着され、構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液体用包装容器。
- 前記底部は、中央部分に向かって低くなっている傾斜の角度が10度を超え、30度以下の範囲であることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載の液体用包装容器。
- 前記吸い上げパイプの直径は、5mm〜20mmであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液体用包装容器。
- 前記底部の中央部分は、吸い上げパイプの直径に対して、+0mm〜+20mmの直径の、円形の平面であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液体用包装容器。
- 前記底部は、容器上から見た平面形状が、円形、楕円形、もしくは矩形であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の液体用包装容器。
- 前記プラスチックフィルムを基材とする積層体には、無機化合物の蒸着層または無機化合物のコーティング層もしくはその両方からなる、ガスバリア層が含まれていることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の液体用包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016236542A JP2018090299A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 液体用包装容器 |
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ID=62563528
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JP2016236542A Pending JP2018090299A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 液体用包装容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018090299A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3067575U (ja) * | 1999-09-21 | 2000-04-07 | カイト化学工業株式会社 | 包装袋及び噴射器付き包装袋 |
JP2002002736A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口組合体 |
JP2006315744A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Tyk:Kk | ポンプ付きの容器 |
JP2014069818A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Tobi Co Ltd | 注出器 |
-
2016
- 2016-12-06 JP JP2016236542A patent/JP2018090299A/ja active Pending
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