JP3067575U - 包装袋及び噴射器付き包装袋 - Google Patents

包装袋及び噴射器付き包装袋

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JP3067575U
JP3067575U JP1999007227U JP722799U JP3067575U JP 3067575 U JP3067575 U JP 3067575U JP 1999007227 U JP1999007227 U JP 1999007227U JP 722799 U JP722799 U JP 722799U JP 3067575 U JP3067575 U JP 3067575U
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陽一郎 角石
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カイト化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装袋に直接噴射器を取り付け可能で、自立
性を有する包装袋及び噴射器付きの包装袋を提供する。 【解決手段】 2の側壁フィルム11,12との間に二
つ折りされた底部フィルムを挿入し、側壁フィルム1
1,12間をヒートシールして、底部フィルム13の折
り目13aと対峙する1辺間を除く側壁フィルム11,
12及び底部フィルム13の各辺を接合する。包装袋1
0の上端を成す側壁フィルム11,12の一辺間には、
包装袋内に充填された液状物を噴射するトリガ式の噴射
器50を取り付けるための接合部材である開口部40を
固着する。そして、この開口部40に噴射器50を取り
付けることで、前記包装袋10は、噴射器付きの包装袋
1と成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、単層のフィルム、ラミネートフィルム等の各種フィルムや、単層シ ート、積層シート等の各種シート(本明細書のおいてこれらを総称して「フィル ム」という)をヒートシール等して形成された、例えば洗剤や漂白剤、洗濯のり 、防臭消臭剤等の液体や流動体(本明細書においてこれらを総称して「液状物」 という)を充填可能な包装袋、及びこの包装袋と所謂トリガー式噴霧器等の噴射 器を組み合わせて形成した噴射器付きの包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
トリガー式の噴霧器等の噴射器等を取り付けて、充填された液状物を噴射可能 に構成した容器が、従来より例えば洗剤、漂白剤、洗濯のり、防臭消臭剤等の各 種液状物の包装用容器として使用されている。
【0003】 この噴射器付きの包装用容器は、図10に示すように、液状物を充填する、ポ リプロピレン等の樹脂材料をブロー成形等して成形されたボトル部10’と、前 記ボトル部10’の上端開口に形成された螺旋部に螺着されるキャップ58を備 えたトリガー式の噴射器50を備え、前記ボトル部10’の上端に形成された螺 旋部に前記キャップ58を螺着して噴射器50をボトル部10’に取り付けてい る。
【0004】 このように形成された噴射器付きの包装用容器は、ボトル部10’のネック部 分を把持すると共に噴射器50のトリガー52に指を掛けてこれをネック方向に 引き寄せることにより、噴射器50の噴射口56からボトル部10’内の液状物 を噴射し得るよう構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような噴射器付きの包装用容器は、一般にボトル部10’と噴射器50 とを別個に製造し、ボトル部10’に液状物を充填した後、ネック部分に噴射器 50を取り付けて、ネック部分に形成された開口を被蓋して液状物の包装が行わ れる。
【0006】 しかし、このボトル部10’は、所定の形状を保持し得る所定の硬さに成形さ れているために、液状物が充填されていない場合においても所定の体積を有し、 保管、運搬の際に嵩張るという問題点を有する。
【0007】 また、前述のようなブロー成形等により成形されたボトル部10’は、その製 造に比較的多量の樹脂を要し、その製造コストを高騰させている。また、このこ とは使用後には多量の樹脂が廃棄されることとなり、省資源が叫ばれる今日にあ ってはこの種の包装用容器は時代の要請にそぐわないものとなっている。
【0008】 さらに、前述のような保形性を有するボトル部10’は、廃棄に際しても嵩張 る等、各種の問題点を有する。
【0009】 また、前述のように保形性を有するボトル部10’を備えた噴射器50付きの 容器にあっては、充填された液状物の残量が少なくなり噴射器50の吸い上げ管 54の先端が液状物に浸漬せず抜け出てしまうと、充填された液状物を完全に使 い切ることはできず残ってしまい無駄であるという問題点を有していた。
【0010】 前述のような問題点の幾つかを解消するために、一旦前記容器を入手した後は 、次回より包装袋等に封入された詰め替え用の液状物を購入し、既にある容器に 包装袋内に充填された液状物を移し代えることが行われている。この方法による 場合には、包装用容器として使用される樹脂材料の使用量を減らすことができる と共に、内容物を充填する前においては平坦な形状を成す包装袋は、搬送、保管 の際の場所を取らず運搬、保管のコストを低減させることができ、また、廃棄に 際してもコンパクトに折り畳む等して嵩張ることなく廃棄することができる。
【0011】 しかし、包装袋に封入された液状物を、先細に形成された開口部よりボトル部 10’内に詰め替える作業は困難であり、充填の際に内容物がこぼれる等して無 駄になってしまう場合がある。また、開口よりこぼれた内容物がボトルの外周に 付着すれば、汚らしく見栄えが悪い。
【0012】 このような問題点を解消するために、詰め替え用の包装袋の注ぎ口となる部分 を他の部分に比較して細く形成する等して、注ぎ口がノズル状となるよう構成し た包装袋もあるが、このように形成された包装袋は形状が複雑となり、その製造 が困難となる。また、包装袋からボトル等の容器に詰め替え作業を行う必要があ ることから、下記のような問題が依然として残る。
【0013】 洗剤や漂白剤等の中には、人体に有害なものや強酸、強アルカリのものもあり 、詰め替え時に皮膚や衣類に付着したり、誤って目や口に入ってしまう等の事故 が生ずるおそがある。
【0014】 また、ある種の内容物の充填されていた包装用容器に、別の種類の内容物を充 填する場合には、充填されていた内容物の成分によっては有毒ガス等が発生する おそれもあり、危険である。
【0015】 そこで、本考案の目的は、包装袋に直接噴射器を取り付け可能とすることで、 前述のような詰め替えの際の手間や事故を無くすことができ、しかも、従来のボ トル型の包装用容器に比較して樹脂材料の使用量が少なく、保管、運搬や廃棄に 際しても嵩張らない包装用容器を提供することを目的とする。
【0016】 また、本考案の別の目的は、包装袋でありながら自立性を保持することができ 、従って立てた状態で保管等を行うことのできる包装袋及び噴射器付きの包装袋 を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の包装袋10は、重合されて側壁を形成す る少なくとも底辺において略矩形状の2の側壁フィルム11,12と、前記側壁 フィルム11,12間に挟持されて底壁を成す底部フィルム13より成り、前記 側壁フィルム11,12を相互に3片で接合すると共に、残りの一辺を底部フィ ルム13を介して接合し、側壁フィルム11,12と底部フィルム13にて囲ま れた空間内に内容物が充填される室を形成した包装袋10において、 前記底部フィルム13は、半折フィルムの折り目13aを袋内方向に向けて両 側壁フィルム11,12間に挿入されて成り、前記底部フィルム13の折り目1 3aにより画定された左右の各片131,132の前記折り目を除く3辺と、前 記底部フィルム13の各片131,132に当接する前記各側壁フィルム11, 12の底壁側周縁近傍をそれぞれ固着すると共に、前記折り目13aに連続する 2辺が前記各側壁フィルム11,12の底壁側周縁近傍に固着して成り、 前記底部フィルム13に対向する端部側の前記側壁フィルム11,12の一辺 間に、包装袋10内に充填された液状物を噴射する噴射器50を取り付ける接合 部材を有する開口部40を固着したことを特徴とする。
【0018】 前記包装袋10は、前記底部フィルム13の折り目13aにより画定された各 片131,132を離間する方向に付勢する底板20を前記底部フィルム13に 固着することもできる。この底板20は、包装袋10を成すフィルム(11,1 2,13)等と同様の樹脂フィルムや、前記フィルム(11,12,13)より も厚手に形成された樹脂板等を底部フィルム13に固着して、底部フィルム13 の各片131,132を離間する方向に付勢する弾性ないしは復元力を得ること もでき、また、例えば厚紙や板紙等、包装袋10とは異なる素材より成る底板2 0を固着して底部フィルム13に弾性ないしは復元力を付与することもできる。
【0019】 さらに、例えば折り目13aを長径、中心線13bを短径とする略楕円形状の 底板20、折り目13aおよび中心線13bを対角線とする略菱型の底板20等 、側壁フィルム11,12に固着されていない部分の底部フィルム13と略同一 形状の底板20を前記部分の底部フィルム13に固着すると共に、前記底板20 を前記底部フィルムの折り目と重なる部分にて折り曲げ可能とすることもでき、 この場合には、前記底板20を前記折り目13aと直交方向に、例えば底部フィ ルム13の中心線13bに沿って折り曲げ可能に形成しても良い(図4参照)。
【0020】 なお、前記底板20を折り曲げ可能と成す構成としては、例えば底板20の折 り曲げ可能と成す部分に溝等を形成して該部分を他の部分より若干薄く形成して も良く、また、折り曲げ部分に従って分割された底板20を底部フィルム13に 固着して形成して、分割された部分を中心に折り曲げ可能に形成しても良く、更 に折り曲げ部分において底板20と底部フィルム13とを接着しないことにより 、該部分より底板20及び底部フィルム13が折れ曲がり易く形成する等、各種 の構成により折り曲げ可能とすることができる。
【0021】 なお、前記底板20に代えて、前記底部フィルム13の折り目13aと直交方 向の長さ方向を有する帯状の耳片22を、前記底部フィルム13の表面に設けて も良い。
【0022】 また、前述のように構成された各包装袋10には、更に、前記開口部40の固 着された一辺と連続する側壁フィルム11,12の一辺又は両辺であって、前記 側壁フィルム11,12に固着された開口部40の底壁側端部の下方位置に切欠 30を設けることもできる。
【0023】 また、本発明の噴射器付きの包装袋1は、前述のように構成された包装袋10 の前記開口部40に、雄又は雌の接合部材(例えば螺旋部42)を設けると共に 、 前記開口部40に設けられた前記接合部材と嵌合する雌又は雄の接合部材(例 えばキャップ58)を備えた噴射器50を前記開口部40に取り付けて構成され る。
【0024】 また、前記噴射器付きの包装袋1において、前記噴射器50は、先端を包装袋 10中に延設された柔軟な吸い上げ管54を備えると共に、前記吸い上げ管54 の先端に重り59を備えることもできる。
【0025】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
【0026】 図1に示すように、本考案の噴射器付きの包装袋1は、液状物が封入される包 装袋10と、この包装袋10に取り付けられて、包装袋10内の内容物を噴射す る既知のトリガ式噴霧器等の噴射器50が取り付けられている。
【0027】 前記包装袋10は、図2に示すように側壁を成す2枚の側壁フィルム11,1 2と、この側壁フィルム11,12間に挟持されて底壁を成す底部フィルム13 より成る所謂スタンディング型の包装袋であり、折り目13aを袋内に向けて半 折の底部フィルム13を側壁フィルム11,12間に配置すると共に、折り目1 3aにより画定された底部シート13の各片131,132の折り目13aを除 く三辺を、前記各側壁フィルム11,12の底壁側周縁近傍に、略半円弧状を成 すヒートシール部14にてヒートシールすると共に、底部フィルム13の各片1 31,132の折り目13aに連続する2辺をヒートシール部15にてヒートシ ールして、液状物を封入可能な包装袋10を形成している。
【0028】 前記底部フィルム13の各片131,132には、図2に示すように半円弧状 の切欠16を形成する。この切欠16により底部フィルム14を挟持する部分に おいて側壁フィルム11,12及び底部フィルム14の接合性が向上し、包装袋 10の密封性が向上する。
【0029】 なお、前記2の側壁フィルム11,12は、1枚のフィルムを2つ折りにして 形成しても良く、また1枚のフィルムを略M字状に折り畳み、2の側壁フィルム 11,12と底部フィルムと13とを1枚のフィルムにて形成することもできる 。
【0030】 以上のように構成された包装袋10は、これに液状物を充填すると、充填され た液状物の重量により半折の底部フィルム13の各片131,132間が離間し て図1に示すように包装袋10が底部において側壁フィルム11,12間を離間 して略円筒状となり、自立可能な形状となる。
【0031】 図1において、包装袋10の上端を成す側壁フィルム11,12の一辺間には 、後述する噴射器50を取り付けるための接合部材を備えた開口部40が取り付 けられている。
【0032】 この開口部40は、図3(A)及び図3(B)に示すように後述の噴射器50 の取り付ける際の接合部材となる略円筒状に形成された部分と、この略円筒状に 形成された部分の一端側に形成され、前記側壁フィルム11,12間に挟持され て側壁フィルム11,12の内壁と接着される平坦面の形成された接着部44を 備え、この接着部44を介して側壁フィルム11,12の内壁と接着されて、包 装袋10の一部を成す。
【0033】 本実施形態にあっては、前記略円筒状に形成された部分の外周に螺旋条を形成 して螺旋部42と成し、後述の噴射器50に設けられた雌の接合部材であるキャ ップ58と嵌合する雄の接合部材を形成している。
【0034】 以上のように構成された包装袋10の開口部40には、既知のトリガ式噴霧器 等の噴射器50が取り付けられている。
【0035】 この噴射器50は、トリガ52の把持により本体内に形成された圧縮室が圧縮 されて、吸い上げ管54より吸い上げられた包装袋10内の液状物を噴射口56 より噴射し得るよう構成したもので(図1参照)、前記吸い上げ管54と噴射器 本体との接合部には、吸い上げ管54の外周を囲むように円筒状のキャップ58 が取り付けられている。
【0036】 このキャップ58は、その内周に包装袋10の前記開口部40の螺旋部42に 形成された螺旋条と螺合する螺旋溝が形成されると共に、噴射器50本体の下端 に回転自在に固着されてなり、このキャップ58を包装袋10の上端に取り付け られた開口部40の螺旋部42に螺合することにより、噴射器50が包装袋10 の上端に固定されて、前記包装袋10が被蓋、密封されるよう構成されている。
【0037】 以上のように噴射器50の取り付けられた包装袋10は、例えばナイロンやポ リエチレン、これらの積層フィルム等の柔軟な材質にて形成されており、噴射器 50により内容物の噴射を行って内容物が少なくなると、これを外部より変形さ せて前記吸い上げ管54の先端を液状物の溜まっている部分に移動させることに より、包装袋内に充填された内容物を完全に使い切ることができる。
【0038】 内容物を使い切った場合には、包装袋10の開口に螺合されたキャップ58を 外し、噴射器50の吸い上げ管54を包装袋10から抜き取って噴射器50を包 装袋10より外し、これを液状物の充填された別個の包装袋10に取り付ける。
【0039】 交換用の包装袋10は、例えば開口部40に蓋等が螺合されて被蓋された状態 で提供され、この蓋を外すと共に、蓋を外すことにより開放された開口46内に 、使用済の包装袋10より外した噴射器50の吸い上げ管54を挿入し、噴射器 50に設けられたキャップ58を新たな包装袋10の開口部40の螺旋部42に 螺着して包装袋10に噴射器50を取り付けて包装袋10の交換が完了する。
【0040】 空となった包装袋10は、内部に溜まった空気等を抜き取ることにより側壁フ ィルム11,12が密着した偏平形状とすることができ、これを小さく折り畳む 等して廃棄等する際に嵩張ることがない。
【0041】 次に、本考案の別の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。前述のよう に包装袋10は柔軟な材質にて形成されており、内部に充填された液状物が少な くなるに従って包装袋10が収縮してその厚みが減少すると、この包装袋の底部 における厚みも減少するため自立させた際の安定性が失われ、床等に立てて保管 することが出来なくなる場合がある。一方、このような包装袋10を横にして保 管等する場合には、噴射器50の噴射口56等から液漏れが生ずるおそれがある 。そのため、本実施形態の包装袋10にあっては、内部に充填された液状物の減 少によっても包装袋の底部の厚みが減少することなく、容器を自立させた状態で 保管等することができる構成としている。
【0042】 このような構成を備える本実施形態の包装袋10にあっては、図4に示すよう に底部フィルム13に底板20を取り付けて、この底板20の弾性ないしは復元 力により底部フィルム13を折り目を中心に離間する方向に付勢して、包装袋1 0の底部の厚みを保持し、包装袋10を自立可能な形状に保持し得るよう構成し ている。
【0043】 この底板20は、例えば側壁フィルム11,12とヒートシールしない部分の 底部フィルム13と同一形状の、略楕円状の底板20を底部フィルム13に固着 することもできるが、図4中に二点鎖線で示す底部フィルム13の各片131, 132を折り目13aを中心として離間する方向に付勢し得る形状であれば、例 えば図4中1点鎖線で示す中心線13bを覆う、又は前記中心線13bを中心に 対象位置に配置された帯状の底板20を折り目13aと直交方向に配置しても良 く、その形状は限定されない。一例として本実施形態にあっては図4中に破線で 示すように、前記底板20を折り目13aと中心線13bを対角線と成す、略菱 形に形成している。
【0044】 また、底板20は、包装袋10を構成する各フィルム11,12,13と同様 の材質の樹脂フィルムを溶着、接着する等して該部の弾性ないしは復元性を補強 しても良く、また、例えば板紙、厚紙等、包装袋10とは異質の素材より成る底 板20を底部フィルム13に接着等して形成しても良い。
【0045】 この底部フィルムに固着される底板20は、例えば底板20がその弾性を失わ ない程度の折り癖を付ける等して底部フィルムの折り目13aと重なる部分で折 り曲げ可能に構成されている。
【0046】 従って、内容物が充填されていない状態でこの包装袋10を搬送、保管等する 際には、底部フィルム13と共に底板20を半折りにして包装袋10全体を偏平 形状とすることができると共に、使用時には、底部フィルム13の各片131, 132を離間する方向に付勢する底板20の弾性ないしは復元力により底部フィ ルム13が広がって、包装袋10の底部が略円筒状に広がるよう構成されている 。
【0047】 なお、例えば折り目13aを長径、中心線13bを短径とする略楕円形状の底 板20、折り目13aおよび中心線13bを対角線とする略菱型の底板20等、 側壁フィルム11,12に固着されていない部分の底部フィルム13と略同一形 状を成す底板20を底部フィルム13に固着する場合には、前述のような底板2 0自体の弾性ないしは復元力のみならず、下記に示す操作をすることにより、底 板20の固着された底部フィルム13が所定の形状に広がって包装袋10の底部 の形状をより好適に所定の形状に保持することができる。
【0048】 例えば、内部に充填された液状物の残量が減少し、包装袋10の底部の厚みが 図5(A)に示すように減少すると、内容物の重量による底部フィルム13を広 げる力が減少し、底板20の弾性ないしは復元力のみによっては底部フィルム1 3を完全に広げることはできず、側壁フィルム11,12及び底部フィルム13 は図6(A)に示すようにその厚みを減少した状態となる。
【0049】 この状態において、図5(A)中矢印に示すように包装袋10の底部において 、側壁フィルム11,12間が離間する方向に力を加えると、図6(B)に示す ように包装袋10の内方に頂部を向けた折れ目13aが平坦な形状に復元すると 共に、半円弧状に形成されたヒートシール部14の形状に従って底板13の中心 が包装袋10の外方に膨出するように反り返って、側壁フィルム11,12の相 互に近接する方向に作用する力によっては、前記折り目13aで底板20を曲げ ることができない状態となる。
【0050】 また、底板20の固着された底部フィルム13は、他の部分に比較して剛性が 高められているために、側壁フィルム11,12間の間隔が狭まる方向に潰れる ことなく、包装袋10の底部が膨らんだ状態を保持する。
【0051】 以上のように構成された底板20には、さらに前記折り目13aと直交する方 向に、包装袋10の外方に向かって突出する方向に折り曲げ可能に構成すること もできる。本実施形態にあっては、前記折り目13aと直交する底部フィルム1 3の中心線13bと重なる位置の底板20に、袋外に突出する方向に折り癖をつ けている。なお、この折り癖は、前記折り目13aと直交方向に複数設けること もでき、また、その形成位置は底部フィルム13の中心線13bの位置に限定さ れない。
【0052】 このように、底部フィルム13の折り目13aと直交する方向に折り癖を付け た底板20を固着する場合にも、前述と同様図5(A)中矢印に示すように包装 袋10の底部が厚みを増す方向に力を加えると、図6(B)に示すように包装袋 10の内方に頂部を向けた折れ目13aが平坦な形状に復元すると共に、底板1 3が折り癖の付けられた中心線13bの部分を頂点として包装袋10の外方に膨 出するよう突出する。
【0053】 すると中心線13bより折れ曲がった底板20は、もはや折り目13aに沿っ て折れ曲がることがなく、側壁フィルム11,12間はこの底板20により離間 され、包装袋10は所定の形状に保持される。
【0054】 なお、前述のように包装袋10を操作して底板20を包装袋10の外方に膨出 させる場合には、前記底板20は折り癖の部分を復元する力を生ずる弾性を有す る必要は必ずしも必要ではなく、例えば底板20の折り癖を付ける部分に溝等を 形成して他の部分よりも薄く形成しても良く、また、折り目を形成する部分で底 板20を切断し、切断された各底板が底部フィルム13により接合されて、切断 部より容易に折り曲げ可能としても良い。さらに、折り目13a及び中心線13 bにおいて底板20と底部フィルム13を非接着とすることにより、該部分より 折れ曲がり易く形成することもできる。
【0055】 以上のようにして、所定の形状に保持された包装袋10内の液状物が全て使用 され、包装袋10が空となった場合には、例えば底板20を折り目13aに沿っ て包装袋10の内方に押圧すると、包装袋10の外方に向かって膨出するよう湾 曲した底板20が、折り目13aを頂点として包装袋の内方に向かって突出する 形状に折れ曲がり、包装袋10の底部は、図5(A)に示す状態にその厚みを減 少する。従って、使用済の包装袋10は、平坦な嵩張らない形状で廃棄等するこ とが可能である。
【0056】 図7(A)及び図7(B)は、前述の底板20に代えて、底部フィルム13の 折り目13aと直交方向に、複数のフィルムを重合して形成された帯状の耳片2 2を取り付けたものであり、本実施形態にあっては、この耳片22を折り目13 aと直交方向を成す底部フィルムの中心線13bに沿って取り付けている。なお 、この耳片22は、折り目13aと直交方向に複数取り付けることもでき、また 、その取り付け位置も前記中心線13b上に限定されない。
【0057】 この耳片22は、底部フィルム13自体を図8(A)に示すように2枚のフィ ルムを重合して形成しても良く、また、図8(B)に示すように、一枚のフィル ムを折り返して耳片22を形成しても良く、また、前記図8(A)及び図8(B )の方法により形成された耳片22を、例えば図8(C)に示すように底部フィ ルム13に固着して耳片22を形成する等、その形成方法は適宜任意である。
【0058】 以上のうよに構成された包装袋10の内部に充填された液状物の残量が少なく なり、側壁フィルム11,12間が近接してその厚みを失うと、この状態におい て包装袋10の底部は、図7(A)に示すように折り目13aを中心に包装袋1 0の内方に折れ曲がった状態にある。
【0059】 このように、包装袋10の底部の厚みが失われた場合には、底部フィルム13 に形成された耳片22を指で摘んで包装袋10の外方に引っ張ると、この底部は 耳片22と重合した中心線13bより包装袋10の外方に折れ曲がり、また、こ の部分は耳片22の存在により底部フィルム13の他の部分に比較して剛性を有 することから、この包装袋10は内容物の減少によってもその底部の厚みを失う ことなく自立可能な形状を保持する。
【0060】 以上のように構成された包装袋10内に充填された液状物が無くなった場合に は、包装袋10の外方に突出する底部フィルム13を例えば折り目13aに沿っ て指等で包装袋10の内方に押すと、この底部フィルム13は折り目13aを頂 点として包装袋10の内方に折れ曲がり、側壁フィルム11,12間が近接して 包装袋がその厚みを失う。
【0061】 したがって、このように厚みを失った包装袋10は、小さく折り畳む等して嵩 張ることなく廃棄することができる。
【0062】 以上の各実施形態において説明した各包装袋10には、例えば図1に示すよう に開口部40と包装袋10の本体とを分離し得る切欠30を更に設け、この切欠 30より開口部40を除去して包装袋10をより嵩張らない状態で、かつ材質毎 に分別して廃棄することができる。
【0063】 前記切欠30は、本実施形態にあっては側壁フィルム11,12のヒートシー ル部14であって、開口部40の接着部44との接合位置よりも若干底部寄りに 設け、該切欠30より側壁フィルム11,12を切断して開口部40を袋本体よ り除去可能に構成している。
【0064】 この場合、好ましくは前記側壁フィルム11,12を一軸延伸フィルムや、一 軸延伸フィルムとラミネートされたフィルムを使用し、前記切欠30から包装袋 10を幅方向に容易に切断し得るよう構成する。
【0065】 以上のように構成することで、使用済の包装袋10は、フィルムの部分(11 ,12,13)と開口部40とを分離して別個に廃棄することができ、廃棄する 際に包装袋10をよりコンパクトにすることができると共に、フィルムの部分( 11,12,13)と、開口部40の材質が異なる場合には、これを容易に分別 して別個回収することができ、該廃棄物を再利用等する場合の利便性が向上する 。
【0066】 さらに、図9(A)及び図9(B)に本考案の別の実施形態の噴射器付き包装 袋を示す。
【0067】 図9(A)及び図9(B)に示す実施形態において、前記噴射器50の吸い上 げ管54を柔軟な材質にて形成すると共に、その先端に重り59を取り付けて、 この重り59により常に吸い上げ管54の先端が垂直下方に向くよう構成してい る。従って、本考案の噴射器付き包装袋1を傾けて使用した場合であっても、重 力により吸い上げ管54の先端位置が移動して充填された液状物が最も集中して いる部分に吸い上げ管54の先端が移動するよう構成されている。
【0068】 このように、吸い上げ管54の先端に重り59を設けることで、噴射式包装袋 1を傾けて使用した場合であっても吸い上げ管54の先端が液状物より抜け出て 液状物の吸い上げが不能となることがなく、また、充填された液状物を残すこと なく利用することができ、包装袋10内に液状物が残留することによる無駄を防 止することができる。
【0069】
【考案の効果】 以上説明した本考案の構成により、本考案の包装袋によれば、内容物の充填前 における保管性、搬送性に優れると共に、容易に噴射器を取り付けて噴射式の包 装袋とすることが出来ると共に、使用後においても嵩張らない状態にて廃棄する ことのできる包装袋を提供することができた。また、この包装袋は、従来のブロ ー成形のボトルに比較して、原料とされる樹脂材料の使用量も少なく、省資源に も貢献するものである。
【0070】 また、底部フィルムに底板を固着した本考案の包装袋にあっては、充填された 液状物の残量にかかわらず、包装袋を自立可能な形状に保持することができた。 また、所定の位置に切欠を設けることで、包装袋に設けられた開口部を容易に 分離することができ、廃棄の際の便が良いと共に、樹脂材料毎の回収が容易とな る。
【0071】 さらに、噴射器の吸い込み管の先端に重りを取り付けた噴射式包装袋にあって は、容器を傾斜等させた場合であっても充填された液状物を好適に噴射すること ができ、充填された液状物を無駄なく使用することのできる噴射式包装袋を提供 することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態を示す噴射式包装袋の斜
視図。
【図2】 包装袋の分解説明図。
【図3】 開口部を示し、(A)は開口部の正面図、
(B)は開口部の底面図。
【図4】 包装袋の底面図。
【図5】 包装袋の底面図であり、(A)は萎んだ状
態、(B)は底板により所定形状に保持された状態を示
す。
【図6】 底部フィルムに固着された底板の作用を示し
た説明図であり、(A)は包装袋の底部が潰れた状態、
(B)は、所定形状に保持された状態を示す。
【図7】 底部フィルムに耳片を備えた包装袋の要部斜
視図。
【図8】 重合部の形成例を示す概略断面図であり、
(A)は2枚のフィルムを重合して、(B)は折り曲げ
部分を重合して重合部の形成された底部フィルムを形成
した例であり、(C)は、前記(A)(B)の方法に準
じて形成された重合部を底部フィルムに固着して重合部
を形成した例を示す。
【図9】 吸い上げ管の先端に重りを設けた噴射式包装
袋を示し、(A)は垂直に配置された状態、(B)は傾
けて配置された状態を示す。
【図10】 従来の噴射式包装用容器を示す概略図。
【符号の説明】
1 噴射式容器 10 包装袋 11,12 側壁フィルム 13 底部フィルム 13a 折れ目 13b 中心線 14,15 ヒートシール部 20 底板 22 耳片 30 切欠 40 開口部 42 螺旋部 44 接着部 46 開口 50 噴射器 52 トリガ 54 吸い上げ管 56 噴射口 58 キャップ 59 重り

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合されて側壁を形成する少なくとも底
    辺において略矩形状の2の側壁フィルムと、前記側壁フ
    ィルム間に挟持されて底壁を成す底部フィルムより成
    り、前記側壁フィルムを相互に3片で接合すると共に、
    残りの一辺を底部フィルムを介して接合し、側壁フィル
    ムと底部フィルムにて囲まれた空間内に内容物が充填さ
    れる室を形成した包装袋において、 前記底部フィルムは、半折フィルムの折り目を袋内方向
    に向けて両側壁フィルム間に挿入されて成り、前記底部
    フィルムの折り目により画定された左右の各片の前記折
    り目を除く3辺と、前記底部フィルムの各片に当接する
    前記各側壁フィルムの底壁側周縁近傍をそれぞれ固着す
    ると共に、前記折り目に連続する2辺が前記各側壁フィ
    ルムの底壁側周縁近傍に固着して成り、 前記底部フィルムに対向する端部側の前記側壁フィルム
    の一辺間に、包装袋内に充填された液状物を噴射する噴
    射器を取り付ける接合部材を有する開口部を固着したこ
    とを特徴とする包装袋。
  2. 【請求項2】 前記底部フィルムの折り目により画定さ
    れた各片を離間する方向に付勢する底板を前記底部フィ
    ルムに固着したことを特徴とする請求項1記載の包装
    袋。
  3. 【請求項3】 側壁フィルムに固着されていない部分の
    底部フィルムと略同一形状の底板を前記部分の底部フィ
    ルムに固着すると共に、前記底板を前記底部フィルムの
    折り目と重なる部分にて折り曲げ可能とした請求項1記
    載の包装袋。
  4. 【請求項4】 前記底板を前記折り目と直交方向に折り
    曲げ可能とした請求項3記載の包装袋。
  5. 【請求項5】 前記底部フィルムの折り目と直交方向の
    長さ方向を有する帯状の耳片を、前記底部フィルムの表
    面に設けたことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  6. 【請求項6】 前記開口部の固着された一辺と連続する
    側壁フィルムの一辺又は両辺であって、前記側壁フィル
    ムに固着された開口部の底壁側端部の下方位置に切欠を
    設けた請求項1〜5いずれか1項記載の包装袋。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載の包装袋
    の前記開口部に雄又は雌の接合接合部材を設けると共
    に、 前記開口部に設けられた接合部材と嵌合する雌又は雄の
    接合部材を備えた噴射器を前記開口部に取り付けた噴射
    器付き包装袋。
  8. 【請求項8】 前記噴射器は、先端を包装袋中に延設さ
    れた柔軟な吸い上げ管を備えると共に、前記吸い上げ管
    の先端に重りを備える請求項7記載の噴射器付き包装
    袋。
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