JP6331406B2 - 液体用紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体状の内容物を収納する液体用紙容器に関するもので、詳しくは、強浸透性内容物を収納する液体用紙容器に関するものである。
従来、酒類、果汁飲料などの液体用紙容器は、頂部がゲーブルトップ型の容器が多く採用されている。この液体用容器は、図5に示すように、トップシール部A、頂部B、側壁部C、底部Dからなっている。頂部Bが切妻屋根形で側壁部Cが四角柱状になっている。また、必要に応じては、頂部Bにプラスチック製の口栓41およびキャップ42が装着されている。
最近、環境保全の問題から使用済の空容器の減容化、分別、リサイクルなどが促進されている。しかしながら、内容物の長期保存を考慮し、ガスバリア層を中間層に使用した液体用紙容器では、トップシール部のシールが強固であるため、手でトップシール部を開封して解体するには、力を必要とし難しい面があった。またプラスチック製の口栓を液体用紙容器から取り外すのも、シールが強固のために、難しい面があった。
また、この液体用紙容器を非食品用に使用されるようになっている。しかし、食品とは異なり、非食品の内容物には強浸透性のものがあり、シーラント層を浸透して接着部分を侵して剥離を起こし、液漏れを起こす問題がある。
このような問題を改善するために、液体用紙容器に用いる積層シートに限らないが、強浸透性内容物でも、基材層とシーラント層間の接着強度が低下しない積層シートがある。ポリエステルフィルムまたはポリプロピレンフィルムのいずれかからなる基材層の上に接着剤層としてイソシアネート化合物を使用したものがある(特許文献1)。
しかし、強浸透性内容物でも、例えば、美容院などで用いられるシステアミン塩酸塩を含有するカーリング液では、ガスバリア層とシーラント層間の接着強度を低下させてしまう問題がある。また、充填の際、シール部でガスバリア層とシーラント層間の接着強度の低下から液上がり現象が起き、液漏れの問題もある。
また、表樹脂層/紙層/ガスバリア層/シーラント層が順に積層されてなる積層シートから構成されるもので、ガスバリア層が無機酸化物蒸着フィルムであり、蒸着側に耐水性コート層を有し、該耐水性コート層が、少なくとも1種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物からなり、ガスバリア層のシーラント層側に接着剤層が積層され、該接着剤層が二官能以上のイソシアネート基を有する、モノマーあるいはその誘導体であるイソシアネート化合物からなるもので、カーリング液でも、ガスバリア層とシーラント層間の接着強度を低下させないようにしたものがある(特許文献2)。
しかし、この紙容器は、浸透性内容物に対応する積層シートの構成に係るものであり、容器にするためには、シール部を強固にしているため、使用済の空容器を解体するときは、特に、トップシール部を手で開封するには、力を必要とし難しい面があった。またプラスチック製の口栓を液体用紙容器から取り外すのも、シールが強固のために、難しい面があった。
よって、強浸透性内容物、特にカーリング液でも、ガスバリア層/シーラント層間の接着強度が低下せず、かつ使用済の空容器を解体し易くした液体用紙容器の要望がある。
特開2005−335374号公報 特開2013−95501号公報
本発明は、このような問題を鑑みて、強浸透性内容物、特にカーリング液でも、ガスバリア層/シーラント層間の接着強度が低下せず、かつ使用済の空容器を解体し易くした液体用紙容器を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、紙を基材層とし、表樹脂層/基材層/接着層/ガスバ
リア層/接着剤層/シーラント層が、順に積層されてなる積層シートのブランクを、該シーラント層を内面とし、折罫線を折り曲げ、シールしてなる四角筒状の液体用紙容器において、
前記ガスバリア層が、無機酸化物を蒸着したフィルムと、該蒸着層の上に保護層が形成されてなり、
前記保護層が、少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物からなり、
前記接着剤層が、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーあるいはその誘導体であるイソシアネート化合物からなり、
前記シーラント層が、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層/ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーを配合されてなる樹脂組成物からなる層/ポリエチレン樹脂層が、順に積層されてなり、
前記接着剤層と前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層とが接していることを特徴とする液体用紙容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記熱可塑性エラストマーが、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂またはポリブテン−1樹脂であることを特徴とする請求項1記載の液体用紙容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記シーラント層が、少なくとも、ポリエチレン樹脂層と前記樹脂組成物の層とが二層以上積層されてなる共押出しフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載の液体用紙容器である。
本発明の液体用紙容器は、強浸透性内容物でもガスバリア層/シーラント層間の接着強度の低下もなく、かつ使用済の空容器を解体し易くしたものである。鋏みなどを使用せず、手で容易に解体できるものである。
また、ガスバリア層が、無機酸化物を蒸着したフィルムと、該蒸着層の上に保護層が形成されてなり、保護層が、少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物からなり、接着剤層が、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーあるいはその誘導体であるイソシアネート化合物からなり、接着剤層が、二官能以上のイソシアネート
基を有するモノマーあるいはその誘導体であるイソシアネート化合物からなることで、強浸透性内容物、特にカーリング液でも、ガスバリア層とシーラント層間の接着強度が低下させず、剥離しないものが得られる。また、充填の際、シール部でのガスバリア層とシーラント層間の接着強度の低下がないために、液漏れの心配がない。
また、シーラント層が、ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合されてなる樹脂組成物からなることにより、ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーを海島構造とし、剥離時に、イージーピール性を発現させることができる。使用済の空容器を解体し易くなり、易廃棄性を有する紙容器が得られる。
また、熱可塑性エラストマーが、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂またはポリブテン−1樹脂であることにより、安定したシール強度と、かつイージーピール性を発現させることができる。
また、シーラント層が、少なくとも、ポリエチレン樹脂層と前記樹脂組成物の層とが、二層以上積層されてなる共押出しフィルムであることにより、押出し機によりシーラント層を安定して製膜できる。
本発明の液体用紙容器を形成する積層シートの断面の一例を示す説明図である。 バリア層の構成の一例を示す説明図である。 シール部分を剥離している状態の一例を示す説明図である。 液体用紙容器(口栓付)を形成するブランクの一例を示す説明図である。 液体用紙容器(口栓付)の一例を示す説明図である。 液体用紙容器のトップシール部の開封前の一例を示す説明図である。 液体用紙容器のトップシール部の開封途中の一例を示す説明図である。 液体用紙容器のトップシール部の開封後の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の液体用紙容器を形成する積層シートの一例を示す断面図である。積層シート1は、表面から順に表樹脂層2/基材層3/接着層4/ガスバリア層5/接着剤層6/シーラント層7からなる。接着剤層6が、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーあるいはその誘導体からなるイソシアネート化合物であることにより、強浸透性内容物に耐えうる接着力を有し、ガスバリア層5とシーラント層7が剥離することはない。また、シーラント層7は、ポリエチレン樹8と熱可塑性エラストマー9が配合されてなる樹脂組成物からなり、ポリエチレン樹脂8中に熱可塑性エラストマー9が海島構造をしている。海島構造をさせることで、シーラント層7がイージーピール性を備えることができ、使用済の空容器を解体し易くしたものである。
図2は、ガスバリア層の構成の一例を示す説明図である。ガスバリア層5は、ポリエステルフィルムなどのフィルム20に無機酸化物を蒸着してものであり、かつ蒸着層21の上に保護層22を設けたものである。保護層22は接着剤層側に積層されている。保護層22は、蒸着層21と強接着し、かつ接着剤層とも強接着し、蒸着層および接着剤層と架橋することで、充填時でシールするときに剥離が生じ、液上がりが生じて液漏れすることがないものが得られる。
図3は、シール部分を剥離している状態の一例を示す説明図である。シーラント層7は、ポリエチレン樹脂8と熱可塑性エラストマー9とが配合されてなる樹脂組成物から形成され、ポリエチレン樹脂8中に熱可塑性エラストマー9が海島構造をしている。ポリエチレン樹脂8は、強固なシール強度を、熱可塑性エラストマー9は、剥離時にイージーピール性を発現させる。図3は、二枚の積層シート1,1のシーラント層7,7同士をシールし、その後シールした部分を剥離している状態を示している。シーラント層7,7が海島構造をしていることで、シールされたシーラント層が、安定して凝集破壊を起こし、イージーピールができるのである。
使用済の空容器の解体作業について簡単に説明する。
図4は、液体用紙容器を形成するブランクの一例を示す説明図である。ブランク30は、背シールパネル110、左側パネル120、表パネル130、右側パネル140、裏パネル150が折罫線160を介して連設されている。表パネル130、裏パネル150のそれぞれの上部にトップシール部Aを形成するトップシール板Eが設けられ、左側パネル120、右側パネル140の上部にはそれぞれ折り込み板Fがあり、その折り込み板Fの上部にそれぞれトップシール板Eが設けられている。また背シールパネル110、左側パネル120、表パネル130、右側パネル140、裏パネル150の下部には、それぞれ成形されて密封する底部Dが形成されている。また、表パネルの頂部Bには、口栓を取り付けるための口栓開口部31が形成されている。ブランク30は、図1で示す層構成になっている。
図5は、液体用紙容器(口栓付)の一例を示す説明図である。図4のブランクを成形し、ゲーブルトップ型の液体用紙容器40にしたものである。この液体用容器40は、トップシール部A、頂部B、側壁部C、底部Dからなっている。頂部Bが切妻屋根形状で側壁部Cが四角柱状である。また頂部Bの傾斜板には、プラスチック製の口栓41を突設し、キャップ42が装着されている。この液体用紙容器は、強浸透性内容物でもガスバリア層とシーラント層間の接着強度の低下もなく、液漏れの心配がないものである。
図6は、液体用紙容器のトップシール部の開封前の一例を示す説明図である。使用済の空容器を解体するための作業の説明図である。液体用紙容器40の平面図を示している。左側パネル120、表パネル130、右側パネル140、裏パネル150のそれぞれのトップシール板Eがシールされている。この平面図では、表パネル130、裏パネル150のトップシール部Aが形成されている。表パネル130の頂部には、口栓41を設け、キャップ42が装着されている。
図7は、液体用紙容器のトップシール部の開封途中の一例を示す説明図である。本発明の液体用紙容器のトップシール部Aの開封途中の一例を示す説明図である。まず折り込まれて熱融着されている左側のトップシール部120Aと右側パネルのトップシール部140Aを、それぞれa、bに示す開封方向に剥離する。
図8は、液体用紙容器のトップシール部の開封後の一例を示す説明図である。例えば、図7に示すように、内面同士が熱融着されている表パネル130のトップシール部130Aの左半分と、左側パネル120のトップシール部120Aの右半分と、また内面同士が熱融着されている右側パネル140のトップシール部140Aの右半分と、裏パネル150のトップシール部150Aの左半分とを、それぞれ両手で掴み、外側に引っ張ることでそれぞれc、dに示す開封方向に開封する。また同じようにしてそれぞれe,fに示す開封方向に開封する。シーラント層がイージーピール性を有しているために、手で容易に開封できる。トップシール部を開封した後、底部や背シール部などをイージーピールして解体することができる。また、口栓もシール部から取り外すことができる。
本発明の液体用紙容器は、強浸透性内容物、特にカーリング液を収納可能とし、また、
使用済の空容器を解体するのに鋏みなどを使用せず、手で容易にできる。
さらに、本発明の一実施の形態について詳しく説明する。
積層シート1は、板紙を基材層としている。基材層3には、坪量が200〜500g/m、密度0.6〜1.1g/cmが使用される。基材層の表面にはポリエチレン樹脂を押出し機により押出し表樹脂層2を積層する。この表樹脂層2の表面には、適宜なる印刷層(絵柄インキ層)が形成してもよい。
ガスバリア層5としては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの延伸フィルム20に、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウムなどの無機酸化物やアルミニウムを蒸着したもので、蒸着層21面に保護層22を設けたものである。フィルム20は、ポリエステルフィルムが価格面、生産面から好ましい。フィルム20としては、6〜25μmが好ましく、蒸着層21の厚みは、5〜100nmが好ましい。
保護層22としては、少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物を塗布、乾燥して設けられている。保護層22は、無機酸化物の蒸着層と接着剤層とを馴染み易くし、接着剤層の接着性を向上させことができ、強浸透性内容物を充填する際、シール部で、ガスバリア層とシーラント層間に剥離が起きて、液漏れが繋がる恐れがない容器を提供できる。
アルコキシドは、(MOR)n(但し、Mは、Si、Ti、AL、Zr、Snなどの金属、Rは、メチル、エチル、プロピルなどのアルキル基、nは、1,2,3・・・などの整数を表す)で表され、加水分解により水酸化物となり、脱水して酸化物となる。例えば、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシランなどの酸化珪素を形成可能な珪素アルコキシド、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタンなどの酸化チタンを形成可能なチタンアルコキシド、テトラメトキシジルコニウム、テトラエトキシジルコニウムなどの酸化ジルコニウムを形成可能なジルコニウムアルコキシド、トリメトキシアルミニウム、トリエトキシアルミニウムなどの酸化アルミニウムを形成可能なアルミニウムアルコキシド、テトラメトキシマグネシウム、テトラエトキシマグネシウムなどの酸化マグネシウムを形成可能なマグネシウムアルコキシド、が使用可能である。特にテトラエトキシシランが好ましい。
また、ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニルをケン化して得られる樹脂であり、アセチル基が数十%残存している、所謂部分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂、アセチル基が数%しか残存していない完全ケン化ポリビニルアルコール系樹脂でもよい。あるいは水酸基が変性された変性ポリビニルアルコール系樹脂でもよい。
シランカップリング剤としては、二元反応性を有する有機官能性シランモノマー類を使用することができ、例えば、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの水溶液を1種またはそれ以上を使用することができる。
上記のようなシランカップリングは、その分子の一端にある官能基、通常、クロロ、アルコキシ、またはアセトキシ基などが加水分解し、シラノール基を形成し、これが金属または無機酸化物の蒸着層形成する金属、あるいは金属または無機酸化物の蒸着層表面上の
活性な基、例えば、水酸基などの官能基と何らかの作用により、例えば脱水縮合反応などの反応を起こして、金属または無機酸化物の蒸着層表面上にシランカップリング剤が共有結合などで装飾され、さらにシラノール基自体の金属または無機酸化物の蒸着層表面に吸着や水素結合により強固な結合を形成する。
他方、シランカップリング剤の他端にある、ビニル、メタクリロキシ、アミノ、エポキシ、あるいはメルカプトなどの官能基が、シランカップリング剤の薄膜の上に形成される他の層、例えば、接着剤層、紙層、その他の構成する物質と反応して強固に結合を形成し、さらに上記の接着剤層などを介して、シーラント層が強固に接着して、その接着強度を高める。このようにして、接着強度の強固な積層構造を形成可能とするものである。シランカップリング剤が有する無機性、有機性を利用し、無機酸化物の蒸着層と、接着剤層、その他の層を介して、紙層、プラスチックフィルム層などとの接着性を向上させ、接着強度を高めるものである。
基材層とガスバリア層との貼合わせする接着層4は、熱融着性樹脂をサンドポリエチレン加工して可能である。熱融着性樹脂としては、低密度ポリポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、エチレン−メタアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー、ポリプロピレンなどを使用できる。厚みとしては10〜60μmが好ましい。また接着強度を向上させるために、基材層の面にコロナ処理、オゾン処理、アンカーコート塗布などを行ってもよい。また中間層の貼合わせ面は、どちらでも構わない。
接着剤層6は、ガスバリア層とシーラント層を貼り合わせるもので、ガスバリア層の保護層とシーラント層とを接着剤層を介して貼り合わせる。接着剤層6としては、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーあるいはその誘導体からなるイソシアネート化合物を用いることができる。例えば、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーとしては、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどのモノマーが用いられる。また、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーの誘導体であるイソシアネート化合物としては、上記のモノマーのアダクト、イソシアヌレート、ビューレットのタイプの誘導体が使用できる。これらのイソシアネート化合物を用いることで、接着強度が強固になり、強浸透性内容物にも剥離を起こさず耐えることができる。特に、カーリング液などの強浸透性内容物にも耐えることができる。また、貼り合わせる方法は、ドライラミネート法により可能である。接着剤層の塗布量は、0.5〜3.0g/mの範囲が好ましい。
シーラント層としては、ポリエチレン樹脂、熱可塑性エラストマーが配合された樹脂組成物を押出し機により製膜することにより形成される。ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂などが使用できる。
また、熱可塑性エラストマーとしては、例えば、変性エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリブテン−1、ポリメチル−1ペンテン、ポリへキセン1、ポリオクテン1などのポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン・イソブレン共重合体、スチレン・イソブレン共重合体とその水素添加物などのポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリマー系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー、環状オレフィン・コポリマー(COC)、環状オレフィン・ポリマー(COP)などが使用できる。シーラント層としての樹脂組成物から、製膜性、シール強度、イージーピール性から変性エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリブテン−1が好ましい。熱可塑性エラストマーの配合比率が、樹脂組成物に対して、5〜50重量%であることが好ましい。
シーラント層の厚みは、30〜100μmが好ましい。シーラント層を形成するには、押出し機(Tダイ法)による押出し法、インフレーション法でも可能である。またシーラント層は、ポリエチレン樹脂層と、例えば、ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーを配合した樹脂組成物層と、二種二層共押出しにて作成することもできる。また、ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーを配合した樹脂組成物層の両側にポリエチレン樹脂層を設けた二種三層共押出しにて作成することもできる。共押出しされたシーラントフィルムは、安定して生産できる。ポリエチレン樹脂層は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、またはその組み合わせ、例えば、低密度ポリエチレン+直鎖状低密度ポリエチレンが可能であり、中でもシール性が良好なLLDPEが好ましい。密度0.925以下、MIが2以上が好ましい。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
坪量380g/mの板紙の表面に、ポリエチレン樹脂を押出し機により押出しポリエチレンフィルム18μmを貼合わせた。
次に、ガスバリア層を形成する。酸化アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。酸化アルミニウムの蒸着層の厚みは30nmとした。ポリエチレンテレフタレートフィルムは12μを用いた。次いで、蒸着層の上に、少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物を用い、グラビア印刷にて塗布し、保護層を形成したガスバリア層を形成した。
次に、上記板紙の裏面に、ポリエチレン樹脂を押出し機により押出しポリエチレンフィルム30μmを介して上記ガスバリア層を貼り合わせた。サンドポリエチレン法にて貼り合わせた。なお、ガスバリア層の貼合わせ面は、ポリエステルフィルム面とした。
次に、シーラント層を形成する。三種三層共押出しフィルムを形成した。ガスバリア層側の層/中間層/接液側の層の順で、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)30μm/低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)20μm/直鎖状低密度ポリエチレン(MI:9、密度:0.904)10μmなるものを形成した。
次に、上記シーラント層のガスバリア層側の層と上記保護層を、ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレットタイプの接着剤を用いてドライラミネートして貼り合わせた。接着剤の塗布量は1.5g/mであった。このようにして積層シートを作成した。
この積層シートを用い、85角2000mlのゲーブルトップ型の液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)(80重量%)+ポリブテン−1(20重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)(90重量%)+ポリブテン−1(10重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:35、密度:0.916)(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)と低密度ポリエチレン(MI:35、密度:0.916)を重量比1:1で混合したもの(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:3.5、密度:0.919)(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:13、密度:0.906)(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の接液側の層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)を用いて10μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の接液側の層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:6、密度:0.919)を用いて10μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の接液側の層を、低密度ポリエチレン(MI:13、密度:0.906)を用いて10μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)と低密度ポリエチレン(MI:9、密度:0.904)を重量比7:3で混合したもの(70重量%)+ポリブテン−1(30重量%)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層のガスバリア層側の層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)を用いて30μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層のガスバリア層側の層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)を用いて20μmにし、中間層を低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)(70重量%)+環状オレフィン・コポリマー(COC)(30重量%)を用いて20μmにし、接液側の層を直鎖状低密度ポリエチレン(MI:9、密度:0.904)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層のガスバリア層側の層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)を用いて20μmにし、中間層を低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)(70重量%)+ポリスチレン(30重量%)を用いて20μmにし、接液側の層を直鎖状低密度ポリエチレン(MI:9、密度:0.904)を用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
シーラント層のガスバリア層側の層と保護層を、トリレンジイソシアネートのアダクトタイプの接着剤を用いた以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
以下に、本発明に比較例について説明する。
<比較例1>
シーラント層の中間層を、低密度ポリエチレン(MI:7.5、密度:0.918)用いて20μmにした以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
<比較例2>
シーラント層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)を用いて単層60μmにし、シーラント層と保護層を、二液硬化型ウレタン系接着剤を用いて貼り合わせ、かつ保護層のシランカップリング剤またはシランモノマーを省いた以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
<比較例3>
シーラント層を、直鎖状低密度ポリエチレン(MI:14、密度:0.911)を用いて単層60μmにし、シーラント層と保護層を、ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレットタイプの接着剤を用いて貼り合わせ、かつ保護層のシランカップリング剤またはシランモノマーを省いた以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
<比較例4>
シーラント層のガスバリア層側の層と保護層を、二液硬化型ウレタン系接着剤を用いて貼り合わせ、かつ保護層のシランカップリング剤またはシランモノマーを省いた以外は、実施例1と同様に行い、液体用紙容器を作成した。
作成した液体用紙容器を以下の方法で評価した。
<開封強度>
紙容器のトップシールAを図7、図8に示したようにして開封強度(初期)を評価した。引張試験機にて測定(引張速度)300mm/min。
<剥離面の確認>
開封強度評価後の剥離面を確認した。
<接着強度>
ガスバリア層(保護層)とシーラント層のガスバリア層側の層との接着強度を、引張試験機にて測定(引張速度)300mm/min。
<官能評価>
手で開封し官能にて評価。目安として開封強度値が40N以下であれば、手で開封可能な強度とした。手で開封可能であれば○とした。
<保存評価>
液体用紙容器に、内容物としてカーリング液(システアミン含有率5%)を充填し、50℃×3ヶ月保存後、ガスバリア層とシーラント層間の接着強度を引張試験機にて測定、社内規格に対して強度を保っているものを○とした。
<液漏れ確認>
液体用紙容器充填機において、充填機のシール温度の生産条件に対して−30℃〜+30℃のシール温度を振り、液体用紙容器のボトム部の液漏れ有無を確認した。液漏れのないものを○とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 0006331406
実施例1から15では、シーラント層の中間層に熱可塑性エラストマーを配合した樹脂組成物が積層されていることで、手で開封可能であった。剥離面は、凝集破壊されていた。なお、比較例1〜3では、熱可塑性エラストマーを配合していないために、剥離面が紙ムケしており、強い力が必要になり、イージーピールが不安定であった。
シーラント層のガスバリア層側の層と保護層を、イソシアネート接着剤を用いて貼り合わせたものは、保存評価、液漏れなどがなく良好であったが、二液硬化型ウレタン系接着剤を用いたものは、保存評価が良くなく、液漏れなどが確認された。
本発明の液体用紙容器は、強浸透性内容物、特にカーリング液を収納しても、ガスバリア層とシーラント層間の接着強度が低下せず、充填時のシール部での剥がれも生じないものである。また、使用済の空容器を容易に手で解体することができる。また装着されている口栓も手で剥離可能となり、ブラスチックの口栓と解体した紙容器を分別して処理できる。易廃棄性を備えた液体用紙容器である、
1 :積層シート
2 :表樹脂層
3 :基材層
4 :接着層
5 :バリア層
6 :接着剤層
7 :シーラント層
8 :ポリエチレン樹脂
9 :熱可塑性エラストマー
20 :フィルム
21 :無機酸化物蒸着層
22 :保護層
25 :シール部の剥離している状態
30 :ブランク
31 :口栓開口部
40 :液体用紙容器(口栓付き)
41 :口栓
42 :キャップ
110:背シールパネル
120:左側パネル
130:表パネル
140:右側パネル
150:裏パネル
160:折罫線
A :トップシール部
B :頂部
C :側壁部
D :底部
E :トップシール板
F :折り込み板
a :開封方向
b :開封方向
c :開封方向
d :開封方向
f :剥離方向

Claims (3)

  1. 紙を基材層とし、表樹脂層/基材層/接着層/ガスバリア層/接着剤層/シーラント層が、順に積層されてなる積層シートのブランクを、該シーラント層を内面とし、折罫線を折り曲げ、シールしてなる四角筒状の液体用紙容器において、
    前記ガスバリア層が、無機酸化物を蒸着したフィルムと、該蒸着層の上に保護層が形成されてなり、
    前記保護層が、少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂と、エチレン・ビニルアルコール共重合体と、シランカップリング剤またはシランモノマーと、を含有し、前記アルコキシドのゾルゲル法によって重縮合して得られる組成物からなり、
    前記接着剤層が、二官能以上のイソシアネート基を有するモノマーあるいはその誘導体であるイソシアネート化合物からなり、
    前記シーラント層が、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層/ポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーを配合されてなる樹脂組成物からなる層/ポリエチレン樹脂層が、順に積層されてなり、
    前記接着剤層と前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層とが接していることを特徴とする液体用紙容器。
  2. 前記熱可塑性エラストマーが、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂またはポリブテン−1樹脂であることを特徴とする請求項1記載の液体用紙容器。
  3. 前記シーラント層が、少なくとも、ポリエチレン樹脂層と前記樹脂組成物の層とが二層以上積層されてなる共押出しフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載の液体用紙容器。
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