JP2018086929A - シートスライドレールのロック構造 - Google Patents

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和雄 戎本
豊 梅田
Yutaka Umeda
豊 梅田
雅也 辰巳
Masaya Tatsumi
雅也 辰巳
哲典 吉木
Tetsunori Yoshiki
哲典 吉木
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Abstract

【課題】 シートスライドレールのロック構造において建付け時の信頼性を高める。【解決手段】車両のパネルフロアに固定されたロアレール102と、ロアレール102上をスライド可能に配置されたアッパレール103と、アッパレール103上に枢支されるとともに、ロアレール102とアッパレール103とを係止又は解放する係合体112と、係合体112を操作する操作部10c、ハンドル111を固定するハンドルホルダ10a、及びアッパレール103を保持可能な保持爪10e1を有するハンドルブラケット10とを備え、ハンドルブラケット10は、アッパレール103に対して保持爪10e1の保持により規制された向きに揺動可能に保持される、シートスライドレールのロック構造1。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両の座席に用いられる、シートスライドレールのロック構造に関する。
図6は、特許文献1に記載の、従来のシートスライドレールのロック構造を示す図であり、図7は図6のB矢視による側面図、図8は図6のC矢視による斜視図である。
各図に示すように、従来のシートスライドレールのロック構造100は、ロアレール102と、ロアレール102上にスライド可能に載置されたアッパレール103と、アッパレール103に固定されるとともに図示しない車両の座席を支持するレールブラケット104と、後述する係合体112を操作するためのハンドル111と、ハンドル111を支持するハンドルブラケット110と、ロアレール102とアッパレール103との間に配設され、これら各部を係止又は解除する係合体112とを主要な構成として備える。
レールブラケット104は、アッパレール103上にボルトで固定された断面略L字状の部材であり、具体的には、アッパレール103のアッパレール上面片103aと突き合わされる底面104aと、底面104aにおいてハンドルブラケット110が配置される側に立ちあがり面を有する壁体104bからなる。
係合体112は、ロアレール102及びアッパレール103の双方を貫通してこれらに係合する係合爪112aと、アッパレール103のアッパレール上面片103aに固定された枢軸103dに枢支される枢軸ブラケット112bと、操作端112cとを有する。
枢軸ブラケット112bは、枢軸103dの長さ方向に少なくとも2か所配置されており、同軸の貫通孔が形成されている。これら同軸の貫通孔は、枢軸103dに挿入固定されており、これによって係合体112は、枢軸103dの周囲に回転可能に固定される。また、係合体112は、枢軸103dに挿入されたねじりバネ150によって操作端112cが上がる方向に付勢されている。
更に、係合体112は、アッパレール103とレールブラケット104の底面104aの間に形成された、操作端112cを操作するための空間としての操作窓141と同じ位置に配置される。また、係合体112の操作端112cは、ハンドルブラケット110の操作部110cと一部重なって、操作部110cよりも下方に位置するように形成されている。
次に、ハンドルブラケット110には、使用者からの操作を受付けるためのハンドル111が固定される。ハンドル111は、操作桿111aと主軸111bが略L字状に屈曲された態様を有するパイプ部材で形成されており、座席下部中央付近にL字の下側に当たる操作桿111aが配置される。また、ハンドル111の操作桿111aと反対側には、固定用の溝111cがパイプ部材に形成されている。
ハンドル111は、ハンドルブラケット110のハンドルホルダ110aに形成された貫通孔に、溝111cが形成された端部が挿入されるとともに、端部が溝111cと支持用爪110hの間にワイヤ151で固定されることにより、ハンドルブラケット110と結合される。更に、ハンドルブラケット10は、支持用爪110g及び110h等を介して、ねじりバネ150に例示される弾性体により、ハンドル111の操作桿111aがアッパレール103に対して下方およびハンドルブラケット110の長手方向に向かって付勢され、かつハンドルブラケット110がアッパレール103に沿った位置に維持されるように保持されている。この状態では、ハンドルブラケット110の操作部110cは、上向きに付勢されており、係合体112の操作端112cを押し下げない状態にある。
以上のようなシートスライドレールのロック構造100の概略は以下の通りである。すなわち、図中実線又は点線により示すロック位置から、図中二点鎖線により示すロック解除位置にハンドル111を引き上げると、ねじりバネ150の付勢力と逆向きの力が加わることで操作部110cが係合体112を押下する。これにより、係合体112の係合爪112aによるロアレール102とアッパレール103の係合が解除され、アッパレール103は、ロアレール102の図示しないスライド機構上に脱離しないように固定されつつ、車両前後方向にスライド可能となり、乗員やシートの荷重を支持することができる。
特開2012−11893号公報
しかしながら、従来の技術によるシートスライドレールのロック構造100には、以下のような課題があった。すなわち、係合体112の動作は、ハンドル111の操作に従動するハンドルブラケット110、操作部110cへの入力により行われるが、図7及び図8に示すように、ハンドルブラケット110は、操作部110cに隣接して設けられた固定補助部110eの先端に位置する保持爪110fが、レールブラケット104の壁体104b上に形成された貫通孔142に挿入、係合されることにより保持される。
更に、ハンドルブラケット110は、ハンドルホルダ110aに隣接するとともに、レールブラケット104の底面104aとアッパレール103のアッパレール上面片103aとに揺動自在に挟まれた枢支板部110dにおいて、その先端110d1がアッパレール上面片103aに形成された貫通孔に揺動自在に挿入されることにより保持される。
すなわち、ハンドルブラケット110はレールブラケット104及びアッパレール103という独立した複数の部材によってそれぞれ保持された構成となっており、建付けに高い精度が要求され、信頼性が損なわれる恐れがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、建付け時の信頼性を高めることが可能なシートスライドレールのロック構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両のパネルフロアに固定されたロアレールと、前記ロアレール上をスライド可能に配置されたアッパレールと、前記アッパレール上に枢支されるとともに、前記ロアレールと前記アッパレールとを係止又は解放する係合体と、前記係合体を操作する操作部、ハンドルを固定するハンドルホルダ部、及び前記アッパレールを保持可能な保持爪を有するハンドルブラケットとを備え、前記ハンドルブラケットは、前記アッパレールに対して前記保持爪の保持により規制された向きに揺動可能に保持される、シートスライドレールのロック構造である。
更に、本発明は他の側面として、前記アッパレールに固定されシートが配設されるレールブラケットを備え、前記レールブラケットと前記アッパレールとの間には枢支窓が形成されており、前記ハンドルブラケットは、前記枢支窓内にて揺動可能に保持される枢支板部を有するものとしてもよい。
更に、本発明は他の側面として、パネルフロアに固定されたロアレールと、前記ロアレールにスライド可能に配置されたアッパレールと、前記アッパレールに固定されシートが取り付けられるレールブラケットと、前記アッパレール上に枢支され前記ロアレールと前記アッパレールを同時に係止若しくは解放する係合体と、前記係合体を操作する操作部、ハンドルを固定するハンドルホルダ部、及び前記操作部と前記ハンドルホルダ部の間に設けられ、前記レールブラケットと前記アッパレールの間に形成された枢支窓に揺動可能に保持される枢支板部を有するハンドルブラケットとを備え、前記ハンドルブラケットは、前記アッパレールを保持可能な保持爪を有し、前記ハンドルブラケットは、前記アッパレールに対して前記保持爪の保持により規制された向きに揺動可能に保持される、シートスライドレールのロック構造であってもよい。
以上のような本発明は、シートスライドレールのロック構造において建付け時の信頼性を高めることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成を示す断面図 本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造のハンドルブラケットの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成を示す側面図 (a)本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成の要部を示す側面図(b)本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成の要部を示す側面図 従来のシートスライドレールのロック構造の構成を示す斜視図 従来のシートスライドレールのロック構造の構成を示す側面図 従来のシートスライドレールのロック構造の構成を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成を示す斜視図であって、従来例の図6のC矢視による斜視図に対応する図である。ただし、図6〜8に示す従来例と同一又は相当する構成については同一符号を付し、必要なものを除いて詳細な説明は省略する。また、図1において、後述するレールブラケット40は説明の簡単のため省略して示した。
図2は、本実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造の構成を示す断面図であって、従来例の図6のA−A断面図に対応する図である。
図2及び図6に示すように、に示すように、ロアレール102は、略水平なロアレール基片102aと、ロアレール基片102aの両側面から立ち上がる左右のロアレール側片102bと、左右のロアレール側片102bの上端部で折り返したロアレール折返し102cを有する。ロアレール102はこのような断面形状で引抜部材状に延設された形状に形成されている。このロアレール折返し102cには、図6に示したように、ロックを決める際に用いられるノッチ120が所定間隔で形成されている。
次に、アッパレール103は、ロアレール102上に配置された際にロアレール基片102aに平行となるアッパレール上面片103aと、アッパレール上面片103aの両端から垂下するアッパレール側片103bと、アッパレール側片103bの端部からアッパレール上面片103aの外側に折り上げ返すアッパレール折上げ103cを有する。アッパレール103はこのような断面形状で引抜部材状に延設された形状に形成されている。
ロアレール102とアッパレール103とは、アッパレール折上げ103cとアッパレール側片103bとの間にロアレール102のロアレール折返し102cを挟み込む態様にて嵌合される。これにより、アッパレール103は、ロアレール102の図示しないスライド機構上に脱離しないように固定され、車両前後方向にスライド可能な状態で乗員やシートの荷重を支持することができる。
次に、係合体112は、図6にも示すロアレール102のノッチ120とアッパレール103のアッパレール折上げ103c上に形成されたロック孔130とを重ねて貫通する係合爪112aと、アッパレール103のアッパレール上面片103aに固定された枢軸103dに枢支される枢軸ブラケット112bと、操作端112cとを有する。
枢軸ブラケット112bは、枢軸103dの延出方向に少なくとも2か所配置されており、同軸の貫通孔が形成されている。これら同軸の貫通孔は、枢軸103dに挿入固定されており、これによって係合体112は、枢軸103dの周囲に回転可能に固定される。また、係合体112は、枢軸103dに挿入されたねじりバネ150によって操作端112cが上がる方向に付勢されている。言い換えると、操作端112cは、アッパレール103のアッパレール上面片103aより高く、後述するハンドルブラケット10の操作部10cと重なった状態で操作部10cより低い位置に配置されている。操作部10cの下方運動によって操作端112cを付勢に逆らって押下するためである。
図3は、本実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造におけるハンドルブラケット10の構成を示す斜視図である。ハンドルブラケット10は、板材から形成され、一端にハンドル111を固定するハンドルホルダ10aと、他端にロックを決める係合体112の揺動を操作する操作部10cとを有する略長方形の部材である。ハンドルホルダ10aは、ハンドルブラケット10の一端を折上げて、円形の貫通孔を形成した部分であり、ハンドル111がこの貫通孔に挿着される。
ハンドルホルダ10aからは、基体10bが操作部10cまで続く。なお、この方向をハンドルブラケット10の長手方向と呼ぶ。ハンドルホルダ10aに続く基体10bには、ハンドルブラケット10を枢支する枢支板部10dが形成される。枢支板部10dは、ハンドルブラケット10の長手方向に対して直角方向に突設された略長方形の平坦な突片である。後述するように、この枢支板部10dをアッパレール103とレールブラケットの間に形成された枢支窓の間に隙間を持って挟持させることで、ハンドルブラケット10自体を枢支する。
また、枢支板部10dの先端には保持爪10d1が形成される。保持爪10d1は、枢支板部10dから略直交して下方に延出して、アッパレール103に対向して形成された突片である。
更に、基体10bの枢支板部10dが突設された側には、基体10bから同一平面をなすよう長手方向に対して直角方向に突設された固定補助部10eが形成されている。固定補助部10eには、ハンドルブラケット10をアッパレール103のアッパレール上面片103aに保持するための保持爪10e1が形成される。保持爪10e1は、固定補助部10eから略直交して下方に延出して、アッパレール103に対向して形成された突片である。
また、基体10bの枢支板部10dと反対側および固定補助部10eのハンドルホルダ10a側には、ねじりバネ150を支持する支持用爪10g、及びワイヤ151を支持する支持用爪10hがそれぞれ形成されている。
ハンドルブラケット10は、図4及び図5(a)に示すように、枢支板部10dがアッパレール103と、アッパレール103上に配設されるレールブラケット104の底面40aの間に形成された枢支窓40xに隙間を持って挟持される。なお、図4は図1のA矢視による側面図であり、図5(a)は図4中の領域R1の拡大図である。
図5(a)を参照して「隙間を持って挟持される」とは、枢支窓40xの高さhが、枢支板部10dの厚みtより十分長いということである。このように構成することで、枢支板部10dは、枢支窓40xの中で枢支窓40xとの当接点10Rを枢軸とし、角度θだけ揺動することができる。
更に、枢支板部10dの先端に位置する保持爪10d1は、枢支板部10dの揺動に応じてアッパレール103のアッパレール上面片103a上に開口された貫通孔103yに挿抜される。保持爪10d1が貫通孔103y内に保持されることにより、ハンドルブラケット10はアッパレール103に沿った位置から落下しないように保持されている。
更に、図4中の領域R2の拡大図である図5(b)に模式的に示すように、ハンドルブラケット10においては、固定補助部10eの保持爪10e1が、枢支板部10dの揺動に応じてアッパレール103のアッパレール上面片103a上に開口された貫通孔103xを移動する。貫通孔103xは幅方向にて保持爪10e1より微小に大きな余裕を持った程度の寸法を有する貫通孔であり、保持爪10e1は、移動中の任意の位置においてその先端が貫通孔103内に保持される。これにより、ハンドルブラケット10が揺動した際に、保持爪10e1の揺動方向以外の動きが規制されるとともに、ハンドルブラケット10がアッパレール103に沿った位置から落下しないように保持されている。
以上の構成において、ロアレール102は本発明のロアレールに相当し、アッパレール103は本発明のアッパレールに相当し、係合体112は本発明の係合体に相当し、ハンドルブラケット10は本発明のハンドルブラケットに相当する。また、ハンドルブラケット10において操作部10cは本発明の操作部に、ハンドルホルダ10aは本発明のハンドルホルダ部にそれぞれ相当し、保持爪10e1は本発明の保持爪に相当する。
このような構成を有する本発明の実施の形態のシートスライドレールのロック構造は、ハンドルブラケット10を、アッパレール103単体によって揺動可能に保持したことを特徴とする。
以下、動作の説明を行う。図1〜5を参照して、ロアレール102上にアッパレール103がロックされている状態では、ハンドル111及びハンドルブラケット10は実線により示す状態であり、操作部10cは、係合体112の操作端112cと離隔した状態で上方に上がっており、ねじりバネ150の付勢力を受けた係合爪112aは、ロアレール102のノッチ120とアッパレール103のロック孔130を共に貫通している。このため、ロアレール102とアッパレール103は、スライドすることができない。すなわち、ロアレール102とアッパレール103は係止して固定されており、ロックされた状態にある。
一方、使用者がハンドル111の操作桿111aを引き上げると、ハンドル111及びハンドルブラケット10は二点鎖線により示す状態となる。図5(a)を参照して、この際には、枢支窓40xに狭持された枢支板部10dが、枢支窓40xと枢支板部10dが当接する当接点10Rを枢軸として、枢支窓40xの高さh分だけ(角度θだけ)上方に回転するように揺動する。
このハンドルブラケット10の回転により、操作部10cがロアレール102側に下がり、係合体112の操作端112cに接触して、操作端112cをさらに下方へ押し下げる。操作端112cの押し下げに応じて係合体112が枢軸103dの周囲に回転すると、係合爪112aはアッパレール103の内側に引き込まれ、アッパレール103のロック孔130及びロアレール102のノッチ120から離脱する。これにより、アッパレール103とロアレール102は拘束がなくなり、スライド自在に摺動可能となる。
以上の動作において、ハンドル111の操作に伴うハンドルブラケット10の揺動は、枢支窓40xに挟持された枢支板部10dの揺動によってなされることに加えて、図5(b)に示すように、アッパレール103のアッパレール上面片103a上に形成された貫通孔103x内における固定補助部10eの移動によって揺動の向きが規制された状態で行われる。
換言すれば、ハンドルブラケット10は、アッパレール103とロアレール102がロックされた状態とスライド自在に摺動可能となる状態の間、アッパレール103単体によって保持された状態におかれている。
このように、本実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造1によれば、ハンドルブラケット10がアッパレール103単体により保持された構成となっていることにより、建付けの精度を抑えて、信頼性を高めることが可能となる。
更に、本実施の形態に係るシートスライドレールのロック構造1によれば、ハンドルブラケット10の保持が、アッパレール103単体によりなされ、従来例に示すレールブラケット104の壁体104bのようなレールブラケット40の形状、構成に依存しない構成としたことにより、レールブラケット40の形状の自由度が高められる。換言すれば、本実施の形態のシートスライドレールのロック構造1は、レールブラケットの形状に依存せず構成されることにより、種々のレールブラケットをそれぞれ有する種々の車両に対して適用可能な、高い汎用性を実現することができる。
以上のように本発明のシートスライドレールのロック構造によれば、ハンドルブラケット10を、アッパレール103単体によって揺動可能に保持したことにより、建付け時の信頼性を高めることが可能となるという効果を奏する。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、ハンドルブラケット10は、枢支板部10dがアッパレール103と、アッパレール103上に配設されるレールブラケット40の底面40aの間に形成された枢支窓40xに隙間を持って挟持されることにより揺動可能に保持されるものとしたが、図5(b)に示すように、ハンドルブラケット10の揺動(回動角)は、固定補助部10eとアッパレール103のアッパレール上面片103aとの干渉によって一定角度以内に制約することができる。したがって、本発明は、レールブラケット40とアッパレール103とが枢支窓40xを形成しない構成として実現してもよい。
以上のように、本発明は、シートスライドレールのロック構造であって、車両のパネルフロアに固定されたロアレールと、前記ロアレール上をスライド可能に配置されたアッパレールと、前記アッパレール上に枢支されるとともに、前記ロアレールと前記アッパレールとを係止又は解放する係合体と、前記係合体を操作する操作部、ハンドルを固定するハンドルホルダ部、及び前記アッパレールを保持可能な保持爪を有するハンドルブラケットとを備え、前記ハンドルブラケットは、前記アッパレールに対して前記保持爪の保持により規制された向きに揺動可能に保持されるものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、シートスライドレールのロック構造において建付け時の信頼性を高めることが可能になるという効果を有し、軽自動車その他乗用車等の車両への適用において有用である。
1 シートスライドレールのロック構造
10 ハンドルブラケット
10a ハンドルホルダ
10b 基体
10c 操作部
10d 枢支板部
10d1、10e1、110f 保持爪
10e 固定補助部
10g、10h 支持用爪
30、130 ロック孔
40 レールブラケット
40a 底面
40x 枢支窓
102 ロアレール
102a ロアレール基片
102b ロアレール側片
102c ロアレール折返し
103 アッパレール
103a アッパレール上面片
103b アッパレール側片
103c アッパレール折上げ
103d 枢軸
103x、103y、142 貫通孔
104b 壁体
111 ハンドル
111a 操作桿
112 係合体
112a 係合爪
112b 枢軸ブラケット
112c 操作端
120 ノッチ
150 ねじりバネ
151 ワイヤ

Claims (1)

  1. 車両のパネルフロアに固定されたロアレールと、
    前記ロアレール上をスライド可能に配置されたアッパレールと、
    前記アッパレール上に枢支されるとともに、前記ロアレールと前記アッパレールとを係止又は解放する係合体と、
    前記係合体を操作する操作部、ハンドルを固定するハンドルホルダ部、及び前記アッパレールを保持可能な保持爪を有するハンドルブラケットとを備え、
    前記ハンドルブラケットは、前記アッパレールに対して前記保持爪の保持により規制された向きに揺動可能に保持される、
    シートスライドレールのロック構造。
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