JP2008285141A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック手段を小型化し、コストの低減を図る。
【解決手段】ロアレール3に、アッパレール5が組み付けられ、アッパレール5をロックするロック手段7が設けられ、該ロック手段7は、平行回動軸13aを中心として回動自在なラッチレバー15と、該ラッチレバー15をロックする方向へ付勢する板ばね17と、アッパレール5の上面に固定された保持ブラケット19と、該保持ブラケット19にハンドルホルダー21を介して回動自在に保持されラッチレバー15を押圧する操作レバー23と、該操作レバー23を復帰させるコイルばね29とを備えており、ラッチレバー15は、ロック爪15cと押圧部15dとを有し、操作レバー23は、車両上方に引き上げ可能なレバー本体部23aと、車両下方へ押し下げられラッチレバー15の押圧部15dを直接に押圧するレバー先端部23bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明はシートスライド装置に閲し、特に車両のフロアに固定されるロアレールに、シートに固定されるアッパレールがスライド自在に組み付けられ、ロアレールに対するアッパレールをロックするロック手段を備えたシートスライド装置に関する。
従来、シートスライド装置では、車両のフロアに固定されるロアレールに、シートに固定されるアッパレールがスライド自在に組み付けられている。このシートスライド装置は、ロアレールに対してアッパレールをロックするロック手段を備えている。
ロックするロック手段を備えた従来のシートスライド装置として特許文献1に記載のものがある。ロック手段は、アッパレールに回動自在に取り付けられたラッチレバーがばね部材によりロックする方向へ付勢され、ロアレールに取り付けられたロックプレートの貫通孔にラッチレバーのロック爪が嵌合されると、ロアレールに対してアッパレールがロックされるようになっている。
そして、ロアレールに対するアッパレールのロックを解除する場合は、操作レバーを引き上げる。すると、アッパレールの上面に固定されたホルダー保持ブラケットに回転自在に支持されたハンドルホルダーの操作片がラッチレバーの押圧部を下方へ押圧する。このとき、ばね部材(棒状ばね)により付勢されているラッチレバーは、該ばね部材の付勢力に抗して回動させられる。これにより、ロックプレートの貫通孔に嵌合されたラッチレバーのロック爪がロックプレートの貫通孔から外れて、ロアレールに対するアッパレールのロックが解除される。
特開2006−335105号公報
しかしながら、上述した従来のシートスライド装置のロック手段では、ハンドルホルダーの形状が複雑であるため歩留まりが悪く、製造コストが高くなるという問題がある。また、ホルダー保持ブラケットにばね部材を引っ掛けるために、ホルダー保持ブラケットを大きくする必要があり、コストが更に高くなってしまう。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ロック手段を小型化し、かつ製造コストを低減化したシートスライド装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するための請求項1に係る発明の構成は、車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック手段が設けられ、前記ロック手段は、前記アッパレールの長手方向と略平行な平行回動軸を中心として回動自在なラッチレバーと、該ラッチレバーをロックする方向へ付勢する第1付勢手段と、前記アッパレールの上面に固定された保持ブラケットと、前記アッパレールの長手方向に沿って配置されると共に上下方向へ揺動自在に前記保持ブラケットに保持され前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記ラッチレバーを押圧してロック解除する操作レバーと、該操作レバーを復帰させる第2付勢手段とを備えており、前記ラッチレバーは、前記ロアレール及び前記アッパレールに形成された複数の貫通孔に嵌合可能なロック爪と、前記操作レバーにより押圧される押圧部とを有し、前記操作レバーは、車両上方に引き上げ可能なレバー本体部と、該レバー本体部が車両上方へ引き上げられると揺動して車両下方へ押し下げられ前記ラッチレバーの前記押圧部を直接に押圧するレバー先端部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーのレバー本体部を車両上方に引き上げると、該操作レバーが揺動して該操作レバーのレバー先端部がラッチレバーの押圧部を直接に車両下方へ押圧する。これによりロック手段によるロックが解除される。
請求項2に係る発明の構成は、請求項1に記載のシートスライド装置において、前記操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで前記保持ブラケット側に装着する際に、前記レバー先端部を前記押圧部と接触しない前記押圧部の直上の位置へ案内するガイド手段が設けられ、該ガイド手段は、前記保持ブラケット側に車体前後位置に相互に離れて一対のガイド部が設けられると共に夫々の前記ガイド部に前記操作レバーが挿通されるガイド孔が形成され、該ガイド孔のうちの車体後方のガイド孔から下方へ向かって前記操作レバーの外径寸法よりも小さい幅寸法を有する移動用スリットが形成される一方、前記操作レバーの所定位置には前記移動用スリットの幅寸法よりも小さい幅寸法を有する小幅部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで保持ブラケット側に装着する際に、該保持ブラケット側の一対のガイド部のガイド孔に操作レバーを挿通し、該操作レバーの小幅部の位置と移動用スリットの位置とが一致するまで該操作レバーを差し込む。これにより、操作レバーの先端部が押圧部に衝突することなく操作レバーをラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ差し込むことができ、しかも小幅部は移動用スリットに沿って移動可能なので、操作レバーの揺動が妨げられることはない。
請求項3に係る発明の構成は、請求項2に記載のシートスライド装置において、前記保持ブラケットに、前記アッパレールの長手方向と略直交する直交回動軸を介して回動自在にハンドルホルダーが設けられ、該ハンドルホルダーの車体前後位置に前孔を有する前保持部と後孔を有する後保持部とが設けられ、前記前孔と前記後孔とに前記操作レバーが挿入され、前記ハンドルホルダーよりも車体後方に、前記移動用スリットを有するガイド孔を形成した前記車体後方のガイド部が、前記保持ブラケットと一体に形成され、前記ハンドルホルダーの前記前保持部が車体前方のガイド部として機能することを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んでハンドルホルダーに装着する際に、ハンドルホルダーの前孔,後孔と、保持ブラケットと一体のガイド部のガイド孔との3つの孔に操作レバーを挿通させると、該操作レバーの先端部がラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ向かって差し込まれ、ラッチレバーの押圧部に衝突することはない。そして、操作レバーは、ハンドルホルダーと共に直交回動軸を中心として回動する。
請求項4に係る発明の構成は、請求項2に記載のシートスライド装置において、前記一対のガイド部が前記保持ブラケットと一体形成され、前記第2付勢手段が前記移動用スリット内の前記操作レバーを前記ガイド孔へ向かって付勢していることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで保持ブラケットに装着する際に、保持ブラケットのガイド部に形成された一対のガイド孔に操作レバーを挿通させると、該操作レバーの先端部がラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ向かって差し込まれ、ラッチレバーの押圧部に衝突することはない。そして、操作レバーは、車体前方のガイド孔の上部内周面と操作レバーの外周面との当接部を中心として揺動する。
請求項5に係る発明の構成は、請求項3に記載のシートスライド装置において、前記操作レバーの内部から突出する板ばねが設けられ、該板ばねに切欠き部が形成され、該切欠き部にハンドルホルダーの一部が挟み込まれることにより、前記操作レバーが軸方向に位置決めされて前記ハンドルホルダーに取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーをハンドルホルダーの前孔と後孔とに挿入すると、操作レバーの内部から突出する板ばねの切欠き部にハンドルホルダーの一部が挟み込まれるので、操作レバーがハンドルホルダーに対して位置決めされた状態で取り付けられる。
請求項6に係る発明の構成は、請求項4に記載のシートスライド装置において、前記操作レバーの下面に凹部が形成される一方、前記保持ブラケットに前記第2付勢手段が装着され、該第2付勢手段が前記凹部に嵌まり込んで、前記操作レバーが軸方向に位置決めされて前記保持ブラケットに保持されていることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーを保持ブラケットの一対のガイド孔に挿入すると、第2付勢手段が操作レバーの下面に形成された凹部に嵌まり込みむので、操作レバーが保持ブラケットに対して位置決めされた状態で取り付けられ保持される。
請求項7に係る発明の構成は、請求項1に記載のシートスライド装置において、前記保持ブラケットに、前記アッパレールの長手方向と略直交する直交回動軸を介して回動自在にハンドルホルダーが設けられ、該ハンドルホルダーの車体前後位置に前孔を有する前保持部と後孔を有する後保持部とが設けられ、前記前孔と前記後孔とに前記操作レバーが挿入され、前記操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで前記ハンドルホルダーに装着する際に、前記レバー先端部を前記押圧部と接触しない前記押圧部の直上の位置へ案内するのを容易にするための円錐形状又はテーパー形状の先細部が、前記操作レバーの先端部に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーをハンドルホルダーに装着する際に、回動自在なハンドルホルダーが回動することによってレバーの先端部がラッチレバーの押圧部に衝突する虞があるが、操作レバーの先端に先細部が形成され先端部の面積が小さいので、操作レバーの先端部が押圧部に衝突するのを容易に回避できる。
請求項1に係る発明によれば、ラッチレバーの押圧部を、操作レバーのレバー先端部が直接に押圧するので、ハンドルホルダーが押圧部を押圧する必要がなくなり、ハンドルホルダーに押圧のための複雑な形状を設けなくてもよい。従って、ロック手段の小型化を実現でき、かつ、製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、操作レバーを保持ブラケット側の一対のガイド部のガイド孔に挿通させて車体前方から車体後方へ差し込むことにより操作レバーを保持ブラケット側に装着するので、操作レバーの先端部がラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ向かって差し込まれ、ラッチレバーの押圧部に衝突することがない。そして、操作レバーの装着後は、操作レバーの小幅部が移動用スリットに沿って移動可能なので、操作レバーの揺動が妨げられることはない。
請求項3に係る発明によれば、操作レバーを装着する際に、ハンドルホルダーの前孔,後孔と、保持ブラケットと一体のガイド部のガイド孔との3つの孔に操作レバーを挿通させると、操作レバーの先端部がラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ向かって差し込まれ、ラッチレバーの押圧部に衝突することはない。そして、操作レバーは、ハンドルホルダーと共に直交回動軸を中心として回動する。
請求項4に係る発明によれば、操作レバーを装着する際に、保持ブラケットのガイド部に形成された一対のガイド孔に操作レバーを挿通させると、操作レバーの先端部がラッチレバーの押圧部と接触しない押圧部の直上の位置へ向かって差し込まれ、ラッチレバーの押圧部に衝突することはない。そして、操作レバーは、車体前方のガイド孔の上部内周面と操作レバーの外周面との当接部を中心として揺動する。
請求項5に係る発明によれば、操作レバーをハンドルホルダーの前孔と後孔とに挿入すると、操作レバーの内部から突出する板ばねの切欠き部にハンドルホルダーの一部が挟み込まれるので、操作レバーがハンドルホルダーに対して位置決めされた状態で取り付けられる。従って、操作レバーをハンドルホルダーに装着する作業が容易である。
請求項6に係る発明によれば、操作レバーを保持ブラケットの一対のガイド孔に挿入すると、第2付勢手段が操作レバーの下面に形成された凹部に嵌まり込みむので、操作レバーが保持ブラケットに対して位置決めされた状態で取り付けられ保持される。従って、操作レバーを保持ブラケットに装着する作業が容易である。
請求項7に係る発明によれば、操作レバーをハンドルホルダーに装着する際に、回動自在なハンドルホルダーが回動することによってレバーの先端部がラッチレバーの押圧部に衝突する虞があるが、操作レバーの先端に先細部が形成され先端部の面積が小さいので、操作レバーの先端部が押圧部に衝突するのを容易に回避できる。従って、操作レバーをハンドルホルダーに装着する作業が容易である。
以下、本発明によるシートスライド装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
(シートスライド装置の構成)
図1に示すように、シートスライド装置1は、車両のフロアに固定される一対のロアレール3と、シートに固定される一対のアッパレール5とを備えており、ロアレール3にアッパレール5がスライド自在に組み付けられ、フロアの左右に設けられている。そして、ロアレール3に対してアッパレール5をロックするためのロック手段7が、左右のレールに夫々設けられている。
前記ロアレール3は、前記ロアレール3の両端に形成されたボルト孔3aに挿通された図示しないボルトにより、車両のフロアに固定されている。また、ロアレール3の両端部の左右の上面には、ロアレール3の一部を切り欠いて下方へ押し曲げることにより、アッパレール5の移動範囲を規制するストッパ部3cが形成されている。
前記アッパレール5は、リテーナ9に保持されたガイドボール11a,11bを介して長手方向ヘスライド自在に、前記ロアレール3に組み付けられている。このアッパレール5は、上方へ向けて屈曲するアッパレール5の上向屈曲部5aと該上向屈曲部5aと対向するアッパ側壁部5bとの間に、ロアレール3の下向屈曲部3dを挟み込んで組み付けられている。
前記リテーナ9は、ロアレール3とアッパレール5との間にフリーな状態で組み込まれている。このリテーナ9の下部に位置するガイドボール11aは、アッパレール5の上向屈曲部5aの下面を支持し、リテーナ9の上部に位置するガイドボール11bは、アッパレール5の上向屈曲部5aの側面をガイドする。アッパレール5における上向屈曲部5aの長手方向端部には、リテーナ9がアッパレール5から外れることを防止する外れ止め5dが形成されている。
前記ロック手段7は、ラッチレバー15と、該ラッチレバー15を付勢する第1付勢手段としての板ばね17と、前記アッパレール5の上面に設けられたホルダー保持ブラケット19と、該ホルダー保持ブラケット19に回動自在に設けられたハンドルホルダー21と、該ハンドルホルダー21に装着された操作レバー23とを備えている。そして、図2及び図3に示すように、アッパレール5には、前記ラッチレバー15のロック爪15cを嵌合する複数の貫通孔5f,5gが形成されている一方、ロアレール3には、複数の貫通孔3bが形成されている。
ラッチレバー15をアッパレール5の内部に回動自在に支持するため、アッパレール5の上壁部5cの内面には、2つの形状の異なる軸受ブラケット13がピン24を介して夫々固定されている。夫々の軸受ブラケット13には、アッパレール5の長手方向と略平行な短い平行回動軸13aが軸受部13bに一体に形成されている。この平行回動軸13aは、エンボス加工により形成される。
前記ラッチレバー15は、本体部15aと、該本体部15aの両端部に該本体部15aと直角に一体成形され先端部に軸孔15eを有する一対のアーム部15bと、本体部15aと一体に形成され前記貫通孔3b,5f,5gに嵌合されるロック爪15cと、前記一対のアーム部15bの一方を延長して一体に形成され前記ロック爪15cを貫通孔3b,5f,5gから抜出するための押圧部15dとを有している。該ラッチレバー15は、前記平行回動軸13aを中心として回動自在に支持され、図3及び図4に示すように、板ばね17によりロックする方向へ付勢されている。
図1〜図4に示すように、ロック爪15cは軸孔15eから所定半径だけ離れた円の円周上に配置され、本体部15aから突出している。この実施の形態では、ロック爪15cは4つ設けられている。
アッパレール5の側面の前後位置には、アッパレール5のアッパ側壁部5bから上壁部5cにわたって一対のスリット5hが形成されており、図2に示すように、ラッチレバー15のアーム部15bに形成された軸孔15eに軸受ブラケット13の平行回動軸13aの部分を嵌挿させた状態で、ラッチレバー15のアーム部15bと軸受ブラケット13の軸受部13bとが、アッパレール5の内側から外側へ向かってスリット5hに挿入されている。このため、押圧部15dはアッパレール5の外部へ突出している。
アッパレール5の上壁部5cの上面には、ホルダー保持ブラケット19が取り付けられている。該ホルダー保持ブラケット19は断面形状がL字であり、下方へ折り曲げるように形成された一対の係止爪19aがアッパレール5の上壁部5cに形成された一対の係止孔5eに嵌合され、夫々の係止爪19aの先端部がカシメられている。また、アッパレール5にシートを取り付けるためのボルト35が設けられており、該ボルト35を挿通させるため、ホルダー保持ブラケット19には取付孔19cが形成されている。
該ホルダー保持ブラケット19にはハンドルホルダー21が回動自在に取り付けられている。即ち、ホルダー保持ブラケット19に軸孔19bが形成される一方、ハンドルホルダー21には軸孔21aが形成され、該軸孔19bおよび軸孔21aに両端部を挿通させた直交回動軸25を介して、ホルダー保持ブラケット19にはハンドルホルダー21が回動自在に設けられている。この直交回動軸25は、アッパレール5の長手方向と略直交する。この直交回動軸25を囲繞するようにして第2付勢手段としてのコイルばね29が設けられ、該コイルばね29の一端がホルダー保持ブラケット19に掛けられ、他端がハンドルホルダー21に掛けられている。このため、ハンドルホルダー21の車体前側が下方へ向かって付勢されている。そして、車体前側が下方へ向かって付勢されるハンドルホルダー21が回動する際の回動限界位置を設定するため、ホルダー保持ブラケット19には、ハンドルホルダー21の車体後側が上方へ向かって移動するのを規制する突出部19dが形成されている。
ハンドルホルダー21は前支持部21bと後支持部21cとを有する略コの字形状であり、前支持部21b,後支持部21cには、操作レバー23を挿通させるための一対の前孔21d,後孔21eが前後位置に形成されている。そして、前孔21d,後孔21eに操作レバー23の先端部が挿着されており、操作レバー23は直交回動軸25を中心としてハンドルホルダー21と一体に回動する。
操作レバー23は、車体前方にあって車両上方へ引き上げられるレバー本体部23aと、ハンドルホルダー21の一対の前孔21d,後孔21eに挿入されレバー本体部23aが車両上方へ引き上げられると直交回動軸25を中心として回動して車両下方へ押し下げられるレバー先端部23bとを有している。
レバー先端部23bは、ラッチレバー15の押圧部15dを直接に押圧するように構成されている。操作レバー23の先端部には、円錐形状の先細部23cが形成されており、操作レバー23を一対の前孔21d,後孔21eへ挿入する際に、先端部がラッチレバー15の押圧部15dに衝突するのを回避するのが容易になる。即ち、ハンドルホルダー21の後部側を下方へ向かって回動させた状態で操作レバー23をハンドルホルダー21に差し込むと、操作レバー23の先端部がラッチレバー15の押圧部15dに衝突する虞があるが、操作レバー23の先端部には円錐形状の先細部23cが形成されているので、先端部の面積が小さく先端部が押圧部15dに衝突するのを回避するのが容易である。また、円錐形状のテーパーの部分がラッチレバー15に当接しても、その後の操作レバー23の差し込みによりテーパーの部分が操作レバー23をガイドし、レバー先端部23bは押圧部の直上の位置へと誘導される。なお、先細部23cは、円錐形状に替えて、平面状又は円弧状のテーパー形状でもよい。
更に、ハンドルホルダー21に対する操作レバー23の位置決めを行うための構成が設けられている。即ち、操作レバー23の内部には略弓形状の板ばね27(いわゆる、はじきばね)が収容され,該板ばね27により操作レバー23が位置決めされている。具体的に説明すると、板ばね27は、張力を付与された状態で操作レバー23のスリット23eを介してパイプ内に挿着されており、該板ばね27の両端の突出部27a,27bが、操作レバー23に形成された円孔23dとスリット23eとから突出している。そして、一方の突出部27aは、略山形状を有しており、該山形状の中央に切欠き部27cが形成されている。
このため、操作レバー23をハンドルホルダー21の前孔21d,後孔21eに挿入すると、板ばね27の一方の突出部27aは、ハンドルホルダー21の前孔21dの内周面の上部に当接して操作レバー23の内部に少し押し込まれ、操作レバー23を更に挿入すると、切欠き部27cが存在することから、板ばね27がその付勢力によりスリット23eから突出し、切欠き部27cの部分にハンドルホルダー21のガイド部21bの一部が嵌まり込む。これにより、ハンドルホルダー21が板ばね27に付勢され、ハンドルホルダー21に対する操作レバー23の軸方向での位置決めと抜け止めとが行われ、かつ、がたつきが防止される。
(作用)
操作レバー23のレバー本体部23aが引き上げられると、操作レバー23が直交回動軸25を中心として回動し、レバー先端部23bが車両下方へ押し下げられ、該レバー先端部23bがラッチレバー15の押圧部15dを直接に押圧する。このため、板ばね17の付勢力に抗してラッチレバー15が図3にRで示す反時計方向へ回動し、ラッチレバー15のロック爪15cが貫通孔3b,5f,5gから抜けてロック解除され、ロアレール3に対するアッパレール5のスライド移動が可能となる。
操作レバー23のレバー先端部23bが、ラッチレバー15の押圧部15dを直接に押圧するので、ハンドルホルダー21により押圧部15dを押圧できるように構成する必要がない。このため、ハンドルホルダー21を複雑な形状にする必要がなく、ロック手段7の小型化を実現することができ、かつ製造コストの低減を図ることができる。
また、操作レバー23の内部に板ばね27(いわゆる、はじきばね)が収容されているので、該板ばね27の作用により、操作レバー23が位置決めされてハンドルホルダー21に取り付けられる。従って、ハンドルホルダー21に操作レバー23を装着する際には、操作レバー23をハンドルホルダー21の前孔21d,後孔21eに挿入するだけで、操作レバー23をハンドルホルダー21に対して位置決めして取り付けることができ、組み付け作業が容易である。
さらに、操作レバー23の先端部に先細部23cが形成されているので、操作レバー23の先端部をハンドルホルダー21に挿入させる際に、ハンドルホルダー21が回動して傾いた場合には操作レバー23の先端部がラッチレバー15の押圧部15dに衝突する虞があるが、操作レバー23の先端に先細部が形成され先端部の面積が小さいので、操作レバー23の先端部が押圧部15dに衝突するのを容易に回避できる。従って、操作レバー23をハンドルホルダー21に装着する作業が容易である。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。なお、この実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図6に示すように、前記操作レバー23を車体前方から車体後方へ差し込んで、前記ホルダー保持ブラケット19に対して回動自在なハンドホルダー21に装着する際に、前記操作レバー23の先端部を前記押圧部15dと接触しない押圧部の直上の位置(操作レバー23が操作されていない状態)へ案内するガイド手段30が設けられている。
この実施の形態では、車体後方のガイド部として、図8に示すように実施の形態1におけるハンドルホルダー21よりも車体後方に、前記ホルダー保持ブラケット19と一体に車体後方のガイド部19eが形成されている。該ガイド部19eには、図7(b)に示すように操作レバー23を挿通するためのガイド孔19fが形成されている。そして、該ガイド孔19fから下方へ向って操作レバー23の外径寸法よりも小さい幅寸法W1を有する移動用スリット19gが形成されている。
図6に示すように、前記操作レバー23の所定位置には前記移動用スリット19gの幅寸法W1よりも小さい幅寸法W2を有する小幅部23fが形成されている。この小幅部23fは、操作レバー23がハンドホルダー21の2つの前孔21d,後孔21eおよびガイド部19eに形成されたガイド孔19fに挿通され、かつ該操作レバー23が軸方向に位置決めされた状態で、該操作レバー23の回動を許容するために設けられている。
そして、この実施の形態2では、車体前方のガイド部として、前記ハンドルホルダー21の前記前保持部21b,後保持部21cのうちの、前記ガイド部19eとの距離が長い方である前記前保持部21bが対応する。従って、車体前方のガイド孔としては前記前孔21dが対応する。
この発明によれば、操作レバー23を車体前方から車体後方へ差し込んでハンドルホルダー21に装着する際に、操作レバー23をハンドホルダー21の一対の前孔21d,後孔21eと、ガイド部19eのガイド孔19fとに挿通させ、該操作レバー23の小幅部23fの位置と移動用スリット19gの位置とが一致するまで該操作レバー23を差し込む。これにより、操作レバー23の先端部が下方へ移動できず押圧部15dに衝突することなく操作レバー23を押圧部15dと接触しない押圧部15dの直上の位置へ差し込むことができ、しかも小幅部23fは移動用スリット19gに沿って移動可能なので、操作レバー23の回動が妨げられることはない。図9に仮想線で示すように、操作レバー23はハンドルホルダー21と共に直交回動軸25を中心として回動する。
(c)実施の形態3
最後に、実施の形態3について説明する。実施の形態1,2が操作レバーを直交回動軸を中心として回動自在に構成したのに対し、実施の形態3は直交回動軸を用いることなく実施の形態1の一部を変更して操作レバーを揺動可能にしたものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図10に示すように、この実施の形態では、操作レバー23に、実施の形態2と同様に小幅部23fが形成されているほか、円形パイプ形状の前記レバー先端部23bに代えて、操作レバー23の軸心位置よりも上方に、上下方向から圧縮された扁平部分を設けたレバー先端部23gが形成されている。図12に示すように、該レバー先端部23gは、先端部へ向かって順次に厚さが薄くなっている。レバー先端部23gを操作レバー23の軸心位置よりも上方に設けたのは、操作レバー23自体を配置する高さ位置を、実施の形態1の図3や実施の形態2の図7のようにアッパレール5より高い位置から、図12のようにアッパレール5の高さと略同じ位置である低い位置に配置したためである。
図12に示すように、アッパレール5の上壁部5cの上面には実施の形態1,2のホルダー保持ブラケット19とは異なる形状の保持ブラケット31が1対のリベット33を介して固定されている。この保持ブラケット31は、リベット33を介して取り付けた取付部とアッパレール5から側方へ突出する部分とが設けられており、図12に示すように側方へ突出する部分がアッパレール5に対して捩られてうしろ上がりに傾斜している。該保持ブラケット31の車体前方位置には、図13(a)に示すようにガイド孔31aを有するガイド部31cが一体形成される一方、車体後方位置には、図13(b)に示すようにガイド孔31bを有するガイド部31dが一体形成されている。これらのガイド孔31a,31bが、前記操作レバー23を車体前方から車体後方へ差し込んで保持ブラケット31に装着する際に、操作レバー23の先端部をラッチレバー15における押圧部15dと接触しない押圧部15dの直上の位置へ案内するガイド手段34を構成している。車体前方のガイド孔31aの形状は、単に前記操作レバー23の円形パイプ形状の部分が挿通できるだけでなく、扁平なレバー先端部23gが挿通でき、かつ小幅部23fの高さの高い部分も挿通できるように、下部の丸孔部31eと上部の四角孔部31fとを有する。そして、車体後方のガイド孔31bの形状は、単に前記操作レバー23の円形パイプ形状の部分が挿通できるだけでなく、レバー先端部23gが挿通できる形状であり、ガイド孔31bには、前記操作レバー23の下動を許容する移動用スリット31gがガイド孔31bから下方へ向かって形成されている。ガイド部31dの下部はL字形に曲げられて水平部が形成されており、該水平部には、移動用スリット31gが形成されず下ストッパ部31mを構成している。また、後孔31bの上面は上ストッパ部31nを構成している。実施の形態2と同様に移動用スリット31gの幅寸法W1は、前記操作レバー23の小幅部23fの幅寸法W2よりも少し大きく形成されている。
操作レバー23が揺動した際に復帰させる第2付勢手段として、操作レバー23をガイド孔31a,ガイド孔31bの上部に保持する棒状ばね32が設けられている。該棒状ばね32は、図11に示すように、一端がガイド部31cの車体右側の切欠部31hに引っ掛けられ、ガイド部31cの車体左側の切欠部31iから車体後部へ回して車体後部のガイド部31dの左側から右側へ回され、右側であって車体前後方向の中間部から垂下するばね掛け部31jの孔31kに挿通されている。
この棒状ばね32は、このほか以下の機能を有する。図12に示すように、前記操作レバー23の小幅部23fの下面には凹部23hが形成され、該凹部23hに前記棒状ばね32が嵌まり込むことにより、操作レバー23が軸方向に位置決めされた状態で前記保持ブラケット31に保持されている
次に、作用について説明する。
この発明によれば、操作レバー23を車体前方から車体後方へ差し込んで保持ブラケット31に装着する際に、該保持ブラケット31の一対のガイド部31c,31dのガイド孔31a,31bに操作レバー23を挿通し、該操作レバー23の小幅部23fの位置と移動用スリット31gの位置とが一致するまで該操作レバー23を差し込む。これにより、操作レバー23は下方へ移動できず、操作レバー23の先端部が押圧部15dに衝突することなく操作レバー23を押圧部15dと接触しない押圧部15dの直上の位置へ差し込むことができ、しかも小幅部23fは移動用スリット31gに沿って移動可能なので、操作レバー23の揺動が妨げられることはない。そして、操作レバー23は、図14に示す車体前方のガイド孔31aの上部内周面と操作レバー23の外周面との当接部(T)を中心として揺動する。操作レバー23は、下ストッパ部31mまたは上ストッパ部31nに当接して揺動が止まり、操作レバー23の小幅部23fが棒状ばね32により上方へ付勢されることにより復帰する。
この発明によれば、操作レバー23を保持ブラケット31の一対のガイド孔31a,31bに挿入すると、棒状ばね32が操作レバー23の下面に形成された凹部23hに嵌まり込むので、操作レバー23が保持ブラケット31に対して位置決めされた状態で取り付けられ保持される。
この発明によれば、操作レバー23のレバー本体部23aを車両上方に引き上げると、保持ブラケット31のガイド部31dのガイド孔31bに挿通された部分(小幅部23f)が移動用スリット31gに沿って下がるので、ガイド部31cのガイド孔31aの上部内周面と操作レバー23の外周面との当接部(T)を中心として操作レバー23が揺動して該操作レバー23のレバー先端部23gがラッチレバー15の押圧部15dを直接に車両下方へ押圧する。これによりラッチレバー15が板ばね17の付勢力に抗して回動し、ロック手段7によるロックが解除される。
以上のように、本発明の実施形態及び変更例を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものではない。また、本発明の内容の説明として、シートスライド装置の左側の構造について説明したが、右側も同様の構造が採用されている。更に、この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、実施の形態3は図13(a)に示すようにガイド孔31aが上下方向へ長くなっており、操作レバー23は棒状ばね32により上方へ付勢されているが、これはレバー先端部23gの位置を操作レバー23の軸心位置よりも上方にしたことによりガイド孔31aへの操作レバー23の挿通を可能ならしめるための構成であり、レバー先端部がストレートな形状であればガイド孔31aを長孔にする必要はない。
シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態1)。 ラッチレバー近傍の斜視図である(実施の形態1)。 シートスライド装置の要部断面図(実施の形態1)。 シートスライド装置の一部を示す平面図(実施の形態1)。 シートスライド装置の一部を示す正面図(実施の形態1)。 シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態2)。 (a)はシートスライド装置の要部断面図、(b)はガイド部の構成図(実施の形態2)。 シートスライド装置の一部を示す平面図(実施の形態2)。 図8のA矢視図(実施の形態2)。 シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態3)。 シートスライド装置の一部を示す平面図(実施の形態3)。 図11のB矢視図(実施の形態3)。 (a)は図11のC−C矢視図、(b)は図11のD−D矢視図(実施の形態3)。 作用説明図(実施の形態3)。
符号の説明
1…シートスライド装置
3…ロアレール
3b,5f,5g…貫通孔
5…アッパレール
7…ロック手段
13a…平行回動軸
15…ラッチレバー
15c…ロック爪
15d…押圧部
17…板ばね(第1付勢手段)
19…ホルダー保持ブラケット
19e…ガイド部
19f…ガイド孔
19g…移動用スリット
21…ハンドルホルダー
21b,21c…ガイド部
21d…前孔
21e…後孔
23…操作レバー
23a…レバー本体部
23b,23g…レバー先端部
23c…先細部
23f…小幅部
23h…凹部
25…直交回動軸
27…板ばね
27c…切欠き部
29…コイルばね(第2付勢手段)
30,34…ガイド手段
31…保持ブラケット
31a,31b…ガイド孔
31c,31d…ガイド部
31g…移動用スリット
32…棒状ばね(第2付勢手段)

Claims (7)

  1. 車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック手段が設けられ、
    前記ロック手段は、前記アッパレールの長手方向と略平行な平行回動軸を中心として回動自在なラッチレバーと、該ラッチレバーをロックする方向へ付勢する第1付勢手段と、前記アッパレールの上面に固定された保持ブラケットと、前記アッパレールの長手方向に沿って配置されると共に上下方向へ揺動自在に前記保持ブラケットに保持され前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記ラッチレバーを押圧してロック解除する操作レバーと、該操作レバーを復帰させる第2付勢手段とを備えており、
    前記ラッチレバーは、前記ロアレール及び前記アッパレールに形成された複数の貫通孔に嵌合可能なロック爪と、前記操作レバーにより押圧される押圧部とを有し、
    前記操作レバーは、車両上方に引き上げ可能なレバー本体部と、該レバー本体部が車両上方へ引き上げられると揺動して車両下方へ押し下げられ前記ラッチレバーの前記押圧部を直接に押圧するレバー先端部とを有することを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで前記保持ブラケット側に装着する際に、前記レバー先端部を前記押圧部と接触しない前記押圧部の直上の位置へ案内するガイド手段が設けられ、
    該ガイド手段は、前記保持ブラケット側に車体前後位置に相互に離れて一対のガイド部が設けられると共に夫々の前記ガイド部に前記操作レバーが挿通されるガイド孔が形成され、該ガイド孔のうちの車体後方のガイド孔から下方へ向かって前記操作レバーの外径寸法よりも小さい幅寸法を有する移動用スリットが形成される一方、前記操作レバーの所定位置には前記移動用スリットの幅寸法よりも小さい幅寸法を有する小幅部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
  3. 前記保持ブラケットに、前記アッパレールの長手方向と略直交する直交回動軸を介して回動自在にハンドルホルダーが設けられ、該ハンドルホルダーの車体前後位置に前孔を有する前保持部と後孔を有する後保持部とが設けられ、前記前孔と前記後孔とに前記操作レバーが挿入され、
    前記ハンドルホルダーよりも車体後方に、前記移動用スリットを有するガイド孔を形成した前記車体後方のガイド部が、前記保持ブラケットと一体に形成され、
    前記ハンドルホルダーの前記前保持部が車体前方のガイド部として機能することを特徴とする請求項2に記載のシートスライド装置。
  4. 前記一対のガイド部が前記保持ブラケットと一体形成され、前記第2付勢手段が前記移動用スリット内の前記操作レバーを前記ガイド孔へ向かって付勢していることを特徴とする請求項2に記載のシートスライド装置。
  5. 前記操作レバーの内部から突出する板ばねが設けられ、該板ばねに切欠き部が形成され、該切欠き部にハンドルホルダーの一部が挟み込まれることにより、前記操作レバーが軸方向に位置決めされて前記ハンドルホルダーに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載のシートスライド装置。
  6. 前記操作レバーの下面に凹部が形成される一方、前記保持ブラケットに前記第2付勢手段が装着され、該第2付勢手段が前記凹部に嵌まり込んで、前記操作レバーが軸方向に位置決めされて前記保持ブラケットに保持されていることを特徴とする請求項4に記載のシートスライド装置。
  7. 前記保持ブラケットに、前記アッパレールの長手方向と略直交する直交回動軸を介して回動自在にハンドルホルダーが設けられ、該ハンドルホルダーの車体前後位置に前孔を有する前保持部と後孔を有する後保持部とが設けられ、前記前孔と前記後孔とに前記操作レバーが挿入され、
    前記操作レバーを車体前方から車体後方へ差し込んで前記ハンドルホルダーに装着する際に、前記レバー先端部と接触しない前記押圧部の直上の位置へ案内するのを容易にするための円錐形状又はテーパー形状の先細部が、前記操作レバーの先端部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
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