JP2018086892A - タイヤ温度予測方法及びタイヤ温度予測装置 - Google Patents

タイヤ温度予測方法及びタイヤ温度予測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤの温度分布の予測精度を向上可能なタイヤ温度予測方法及びタイヤ温度予測装置を提供することを目的とする。【解決手段】予測発熱量が、タイヤモデルに、予め設定された基準速度と複数の異なる基準荷重とを設定し、異なる荷重毎の応力及びひずみを算出する転動解析ステップと、異なる荷重毎に算出された応力及びひずみに基づいて、荷重毎の基準発熱量を算出する基準発熱量算出ステップと、荷重毎に算出された各基準発熱量に基づいて、荷重に対する発熱量を算出する発熱特性式を各要素に設定する発熱特性式設定ステップと、荷重情報の所定時刻における荷重を発熱特性式に入力し、各要素の発熱量を算出する発熱量算出ステップと、速度情報の所定時刻における速度を基準速度で除して補正係数を算出し、該補正係数を発熱量に乗じて発熱量を補正する発熱量補正ステップとを含んで算出されるようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、タイヤ温度予測方法及びタイヤ温度予測装置に関し、特に、使用中のタイヤの温度分布の予測精度を向上可能なタイヤの温度の予測方法及び装置に関する。
従来、タイヤの劣化、故障進展のような耐久性を評価するには、走行中のタイヤの温度を精度良く予測することが重要であることが知られている。例えば、特許文献1には、タイヤ、空気、ホイールをモデル化して応力、熱解析を行うことで、タイヤの温度分布を精度良く求められることが開示されている。
特開2007−210528号公報
確かに、特許文献1に開示される技術によれば、一定の速度、一定の荷重で走行した場合には、発熱量が常に一定であるため、タイヤの温度分布を正確に予測することができる。
しかしながら、実際のタイヤ使用時には、速度や荷重は常時変化するとともに、走行距離に応じてトレッドゴムの摩耗によりトレッドゴムの厚さが変化するため、タイヤの温度分布の予測精度が悪化する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、タイヤの温度分布の予測精度を向上可能なタイヤ温度予測方法及びタイヤ温度予測装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのタイヤ温度予測方法の態様として、タイヤ使用時の荷重情報と速度情報とに基づいて、複数の要素で構成されたタイヤモデルの要素毎の予測発熱量を算出し、算出された予測発熱量に基づいてタイヤの温度分布をコンピュータにより予測するタイヤ温度予測方法であって、予測発熱量は、タイヤモデルに、予め設定された基準速度と複数の異なる基準荷重とを設定し、異なる荷重毎の応力及びひずみを算出する転動解析ステップと、異なる荷重毎に算出された応力及びひずみに基づいて、荷重毎の基準発熱量を算出する基準発熱量算出ステップと、荷重毎に算出された各基準発熱量に基づいて、荷重に対する発熱量を算出する発熱特性式を各要素に設定する発熱特性式設定ステップと、荷重情報の所定時刻における荷重を発熱特性式に入力し、各要素の発熱量を算出する発熱量算出ステップと、速度情報の所定時刻における速度を基準速度で除して補正係数を算出し、該補正係数を発熱量に乗じて発熱量を補正する発熱量補正ステップと、を含んで算出される態様とした。
本態様によれば、実際のタイヤ使用状態に近い発熱量が得られるので、タイヤ内部における温度分布を精度良く算出することができる。
また、複数の基準荷重は、第1の基準荷重としてのタイヤ使用時の空車時における平均荷重と、第2の基準荷重としてのタイヤ使用時の積車時における平均荷重とを含むので、実際のタイヤの使用状態に近い発熱量を算出することができる。
また、荷重情報は車両重量、及び積載量の時系列変化の平均値を含むので、発熱量算出ステップにおける計算速度を向上させることができる。
また、タイヤモデルは、トレッド部における溝深さが新品時の溝深さに対して100%摩耗したタイヤをモデル化した100%摩耗タイヤモデルと、50%摩耗したタイヤをモデル化した50%摩耗タイヤモデルと、新品のタイヤをモデル化した新品タイヤモデルとを含み、転動解析ステップでは、100%摩耗タイヤモデル及び50%摩耗タイヤモデル及び新品タイヤモデルの少なくとも一つに基づいて転動解析を実行することにより、タイヤの摩耗状態を考慮したタイヤの発熱特性を取得できる。
また、上記課題を解決するためのタイヤ温度予測装置の構成として、タイヤ使用時の荷重情報と速度情報とに基づいて、複数の要素で構成されたタイヤモデルの要素毎の予測発熱量を算出し、算出された予測発熱量に基づいてタイヤの温度分布を予測するタイヤ温度予測装置であって、タイヤモデルに、予め設定された基準速度と複数の異なる基準荷重とを設定し、異なる荷重毎の応力及びひずみを算出する転動解析手段と、異なる荷重毎に算出された応力及びひずみに基づいて、荷重毎の基準発熱量を算出する基準発熱量算出手段と、荷重毎に算出された各基準発熱量に基づいて、荷重に対する発熱量を算出する発熱特性式を各要素に設定する発熱特性式設定手段と、荷重情報の所定時刻における荷重を前記発熱特性式に入力し、各要素の発熱量を算出する発熱量算出手段と、速度情報の所定時刻における速度を基準速度で除して補正係数を算出し、該補正係数を発熱量に乗じて発熱量を補正し、予測発熱量を算出する発熱量補正手段と、を備える構成とした。
本構成によれば、実際のタイヤ使用状態に近い発熱量が得られるので、タイヤ内部における温度分布を精度良く算出することができる。
タイヤ温度予測装置の構成図である。 タイヤ温度予測装置のブロック図である。 タイヤ断面図、及びタイヤモデルを示す図である。 荷重データ及び速度データを示すグラフである。 タイヤ温度予測装置1の概略処理を示すフロー図である。 発熱特性設定処理100の詳細処理を示す詳細フロー図である。 発熱量算出処理200の詳細処理を示すフロー図である。 温度解析処理300の詳細処理を示すフロー図である。 実施例の結果を示すグラフである。 実測温度と計算温度を纏めた表である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、タイヤ温度予測装置1の構成図である。タイヤ温度予測装置1は、タイヤの使用状態に基づき、タイヤ内部における温度分布をシミュレーションにより予測する装置である。具体的には、予め記憶手段12に入力された解析モデルに、タイヤの使用状態であるタイヤの回転速度、タイヤに負荷された荷重、タイヤの摩耗状態を設定し、転動解析を実施することによりタイヤの発熱量を予測値として算出し、算出されたタイヤの発熱量に基づいて、タイヤの温度分布を予測する。
タイヤ温度予測装置1は、いわゆるコンピュータにより構成されており、ハードウェア資源として設けられた演算手段としてのCPU10、ROM,RAM等を含む記憶手段12、キーボードやマウス、或いは、磁気,光学ドライブ等の入力手段14、モニター等の表示手段16、ネットワークインターフェイスや外部機器等を接続する外部接続インターフェース(外部IF)18等を備える。CPU10が記憶手段12に格納されたプログラムに従って後述の処理を実行することにより、タイヤ温度予測装置1を後述の各手段として機能させる。
図2は、タイヤ温度予測装置1のブロック図である。
図2(a)に示すように、タイヤ温度予測装置1は、発熱特性設定手段20と、発熱量算出手段30と、発熱量補正手段35と、温度解析手段40とを備える。
図2(b)に示すように、発熱特性設定手段20は、応力解析モデル読込部21と、物性値設定部22と、応力解析条件設定部23と、応力解析部24と、基準発熱量算出部25と、発熱量算出係数設定部26とを備える。
応力解析モデル読込部21は、記憶手段12からタイヤの応力を解析するための応力解析モデルを読み込む。応力解析モデルは、トレッド部が100%摩耗したタイヤをモデル化した100%摩耗タイヤモデルMt100(以下、単にタイヤモデルMt100という)と、トレッド部が50%摩耗したタイヤをモデル化した50%摩耗タイヤモデルMt50(以下単にタイヤモデルMt50という)と、新品タイヤモデルMt0(以下単にタイヤモデルMt0という)と、タイヤがリム組みされるリムをモデル化したリムモデルMrと、路面をモデル化した路面モデルMdとで構成される。
なお、100%摩耗したとは、トレッドウェアインジケータの頂部が、接地面と同一面上にある状態をいい、50%摩耗したとは、新品の接地面からトレッドウェアインジケータの頂部までの溝深さの半分の位置をいう。
図3(a)は、予測対象となるタイヤRの一例を示す断面図である。同図に示すように、タイヤRは、ビードコア81とビードフィラー84とで形成される一対のビードスティフナー間にトロイダル状に延在する一枚以上のカーカスプライからなるカーカス82のクラウン域の外周側に、一枚以上のベルトプライからなるベルト83が設けられている。カーカス82とベルト83の端部側との間には、ベルトアンダーゴム90が設けられている。ベルト83のタイヤ半径方向外側には、ベースゴム88、トレッドゴム89が順に設けられている。カーカス82のサイド域外側には、ビード部側からリムに当接するリムクッションゴム86、サイドゴム87が設けられている。カーカス82の内側全域には、気室内の気密性を高めるためのインナーライナー85が設けられている。
図3(b)は、図3(a)に示すタイヤRをモデル化したタイヤモデルの一例(タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0)、リムモデルMr、気室モデルMcの一例を示す断面図である。図3(c)は、路面モデルMdに接地した状態を示す3次元のタイヤモデルMtの斜視図である(なお、図3(c)においてリムモデルMrについては省略した)。
タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0及びリムモデルMrは、例えば、タイヤ設計時の3次元のCADデータ(タイヤ設計データ)や、リム設計時の3次元のCADデータ(リム設計データ)に基づいて、メッシュ化ソフトウェアを用いることにより、数値解析法で取り扱い可能な有限個の3次元の要素でモデル化(離散化)される。数値解析法としては、例えば、有限要素法、有限体積法、差分法、又は、境界要素法を適宜採用することができる。本実施形態では、有限要素法を採用した。
タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0を構成する各要素は、例えば、トレッド部やサイド部などを構成するベースゴム88、トレッドゴム89、ベルトアンダーゴム90、リムクッションゴム86、サイドゴム87等のゴム部材とビードコア81、ビードフィラー84と、インナーライナー85をソリッド要素でモデル化し、カーカス82、ベルト83等の補強部材はシェル要素、膜要素、リバー要素等ででモデル化した。
また、リムモデルMrを構成する各要素は、ソリッド要素でモデル化した。
また、路面モデルMdについては、平坦な剛体シェル要素でモデル化した。なお、実際の路面の凹凸をモデル化することも可能である。
物性値設定部22は、タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0を構成する各要素に、密度ρ、弾性係数(縦弾性係数、横弾性係数)、損失正接tanδ、ビードコアの弾性率等の材料特性を設定する。
応力解析条件設定部23は、タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0に応力解析を実施するための解析条件を設定する。応力解析では、走行時を転動解析により再現するため、所定の基準速度、基準荷重、基準内圧等の解析条件が設定される。
基準速度には、解析対象となるタイヤの使用状況に基づいて算出された平均速度が設定される。
また、基準荷重には、第1の基準荷重としての空車時の平均荷重と、第2の基準荷重としての積車時の平均荷重との2つの水準の荷重値が設定される。なお、基準荷重は、上述の2つの荷重値のいずれか一方でも良く、また2つ以上の複数の荷重値を設定するようにしても良いが、上記空車時の平均荷重と、積車時の平均荷重を含むことが好ましい。基準内圧には、JATMAにより規定された規定内圧が設定される。
応力解析部24は、物性値設定部22及び応力解析条件設定部23により設定された応力解析物性値及び応力解析条件に基づいて、タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0のそれぞれについて路面モデルMdに接地させて転動解析を実施する。つまり、応力解析部24は、転動解析手段として機能する。応力解析部24では、各タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0に対して、空車時の荷重を設定した場合と、積車時の平均荷重とを設定した場合との2種類の異なる荷重により転動解析を実施する。
即ち、応力解析部24では、タイヤモデルMt100に空車時の荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ1及びひずみε1、タイヤモデルMt100に積車時の平均荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ2及びひずみε2、タイヤモデルMt50に空車時の荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ3及びひずみε3、タイヤモデルMt50に積車時の平均荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ4及びひずみε4、タイヤモデルMt0に空車時の荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ5及びひずみε5、タイヤモデルMt0に積車時の平均荷重を設定して転動解析したときの各要素の応力σ6及びひずみε6を算出する。
基準発熱量算出部25は、基準発熱量算出手段として機能し、異なるタイヤモデルMt100,Mt50,MT0毎に算出された応力σ1〜σ6及びひずみε1〜ε6に基づいて、タイヤモデルMt100,Mt50,MT0毎にトレッド部における発熱量(以下基準発熱量という)q1、q2、q3、q4、q5、q6を算出する。即ち、基準発熱量算出部25では、応力解析部24により算出された応力σ1乃至σ6及びひずみε1乃至ε6に基づいて、6種類の状態における各要素の基準発熱量q1、q2、q3、q4、q5、q6を算出する。
各要素における基準発熱量は、
[数式1]qk=V×σk×εk×tanδ(k=1,2,3,4,5,6)により算出される。ここで、Vは各要素の体積、σは各要素の応力,εは各要素のひずみ、tanδは各要素の損失正接である。なお、各要素の体積Vは、各タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0の無負荷の形状のものを採用した。
発熱量算出係数設定部26は、後述の発熱量算出手段30によりタイヤの実際の予測値となる発熱量を算出するためのトレッド部発熱量算出式、ケース発熱量算出式における係数A,B,C及び、発熱量補正係数Dを算出し、各式に設定する。なお、本実施形態では、トレッド部発熱量算出式では、図3(a)に示すタイヤRのトレッドゴム89に対応する要素の発熱量が算出される。なお、以下の説明では単にトレッド部ともいう。また、ケース発熱量算出式では、図3(a)に示すタイヤRのトレッドゴム89を除く要素の発熱量が算出される。なお、以下の説明では単にケースともいう。
トレッド部発熱量算出式は、Qt=A×d+B×dによって表される。ここで、Qtは、トレッドゴム89のうちトレッドウェアインジケータよりタイヤ半径方向外側における各要素の発熱量を示し、dは、トレッドウェアインジケータからトレッド外周面までの距離である溝深さを示し、A,Bは、溝深さdに基づいて発熱量Qtを算出するための係数である。係数A,Bは、基準発熱量算出部25で算出された基準発熱量q1乃至q6に基づいて設定される。具体的には、タイヤモデルMt50及びMt0から2水準のdに対する発熱量Qtを計算する。そして、2水準のdでのQtが再現できるように係数A,Bを決定する。
また、ケース発熱量算出式は、トレッドゴム89を除く要素、即ち、上記トレッド部発熱量算出式により発熱量が算出される要素を除く要素の発熱量を算出する。ケース発熱量算出式は、例えば、空車時における発熱量と、積車時における発熱量との間には線形性があると仮定し、例えばQc=C×Wによって表される。
Qcは各要素の発熱量、係数Cは、(q2−q1)/(Wm−W0)によって算出される比例係数であって、q2は積車時の発熱量、q1は空車時の発熱量、Wmは積車時の平均荷重、W0は空車時の平均荷重である。Wは荷重情報として入力された荷重データから入力される荷重値である。
即ち、発熱量算出係数設定部26は、解析対象であるタイヤの発熱量を算出するための発熱特性式であるトレッド部発熱量算出式及びケース発熱量算出式を設定するための発熱特性式設定手段として機能する。
なお、溝深さdは、例えば、温度予測時における実測値や、新品時から温度予測時までの走行距離に基づいて予測した値が入力される。
また、発熱量補正係数Dは、速度情報として入力された速度データの速度値Vvを基準速度Vbで割ることにより算出される。
発熱量算出手段30は、タイヤモデルMt50を構成する各要素の発熱量Qを算出するトレッド部発熱量算出式、ケース発熱量算出式を備える。発熱量算出手段30では、上記発熱量算出係数設定部26により算出され、設定されたトレッド部発熱量算出式、ケース発熱量算出式に基づいて、入力された溝深さdをトレッド部発熱量算出式に入力してトレッド部の発熱量Qtを算出し、入力された荷重Wをケース発熱量算出式に入力してケースの発熱量Qcを算出する。
発熱量補正手段35は、発熱量算出係数設定部26により算出、設定された発熱量補正係数Dを、発熱量算出手段30により算出された発熱量Qt及び発熱量Qcに乗じることで、タイヤモデルMt50を構成する各要素の予測発熱量である発熱量Qを算出する。
図4は、荷重データ及び速度データを示すグラフである。同図に示すように、本実施形態に係る荷重データ及び速度データはステップ状に構成される。
荷重データは、車両重量と積載量(積載重量)に基づいて構成される。具体的には、荷重データは、車両における積載状態の時系列変化を、空車時の荷重と、積車時の荷重との2つの状態で構成される。空車時の荷重は、車両に装着されたタイヤの装着位置の軸重量に基づいて設定される。例えば、同一軸に車輪が2輪の場合には軸重量の2分の1、4輪の場合には軸重量の4分の1となる。また、積車時の荷重は、空車時の荷重に積載時の積載重量を加えて設定される。積載重量は、例えば、空車状態から荷物を積載してから次の空車状態となるまでの間の平均値、或は、荷物の積載、荷卸がある場合には、空荷状態から次の空荷状態となるまでの積載重量の平均値で設定される。
速度データは、車両の走行状態の時系列変化を、停車中の速度ゼロ(0)と、移動時の平均速度との2つの状態で設定される。平均速度は、例えば、積載重量の変化に基づいて算出され、空車状態で走行したときの走行距離を移動時間で除すことで算出、或は、荷積場所から荷卸場所まで積車状態で走行したときの走行距離を移動時間で除すことで算出される。
図2(c)に示すように、温度解析手段40は、温度解析モデル読込部41と、温度解析物性値設定部42と、温度算出条件設定部43と、温度算出部44とを備える。
温度解析モデル読込部41は、基準発熱量の算出において基準として適用したタイヤモデルMt50、気室モデルMc、路面モデルMd、リムモデルMrを読み込む。
温度解析物性値設定部42は、タイヤモデルMt50、リムモデルMr,気室モデルMc、路面モデルMdを構成する各要素、或は各モデル間の境界に位置する要素の接点に熱伝導率及び熱伝達率を設定する。
温度算出条件設定部43は、温度解析モデルに温度初期条件、温度境界条件、熱伝達条件を設定する。
温度初期条件は、タイヤモデルMt、リムモデルMr、気室モデルMcを構成する全ての要素に、所定の温度が設定される。
温度境界条件は、タイヤの外周面を構成する要素に雰囲気温度が設定される。
温度算出部44は、発熱量補正手段35により補正されたタイヤの発熱量Q、物性値及び温度算出条件に基づいてタイヤ使用時におけるタイヤの温度をタイヤモデルMt100の要素毎に算出する。
温度算出部44では、例えば、非定常熱伝導方程式を基礎方程式とし、この方程式を有限要素法の手法に基づいて有限要素方程式(離散方程式)に変換し、非定常熱伝導方程式における時間項を積分することで、所定時間Δt後の各要素における温度が算出される。
図5は、タイヤ温度予測装置1の概略処理を示すフロー図である。同図に示すように、温度予測装置1では、発熱量を算出するための前処理としてタイヤの各部における荷重、速度、溝深さに基づいた発熱特性を設定する発熱特性設定処理100と、入力された荷重データ、速度データ及び溝深さデータにおける荷重W、速度Vv、溝深さdの読み込み開始時刻や終了時刻、時間間隔等の所定時刻を設定する時刻設定処理150と、各時刻における発熱量の算出処理を実行する発熱量算出処理200と、発熱量算出処理200において算出された発熱量に基づいてタイヤ各部の温度を算出する温度解析処理300と、温度を算出する時刻を更新する時刻更新処理350と、終了時刻を判定する終了時刻判定処理360で構成される。
[発熱特性設定処理]
図6は、発熱特性設定処理を示す詳細フロー図である。まず、記憶手段12からタイヤモデルMt100、Mt50、Mt0、リムモデルMr、路面モデルMd等の応力解析モデルを読み込む(S102)。
次に、S101において読み込んだタイヤモデルMt100,Mt50,Mt0を構成する各要素に、密度ρ、弾性係数(縦弾性係数、横弾性係数)、損失正接tanδ、ビードコアの弾性率等の材料特性等の物性値を設定する(S104)。
次に、タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0に基準速度、基準荷重及び基準内圧の応力解析条件を設定する(S106)。基準荷重には、空車時の平均荷重及び積車時の平均荷重とが設定される。
次に、S106で設定された解析条件に基づいて、タイヤモデルMt100及びタイヤモデルMt50及びタイヤモデルMt0の転動解析(転動解析ステップ)を実施し、タイヤモデルMt100を用いて空車時の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ1及びひずみε1を算出し、積車時平均の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ2及びひずみε2を算出する。また、タイヤモデルMt50を用いて空車時の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ3及びひずみε3を算出し、積車時平均の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ4及びひずみε4を算出する。また、タイヤモデルMt0を用いて空車時の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ5及びひずみε5を算出し、積車時平均の荷重を設定して転動解析することにより各要素の応力σ6及びひずみε6を算出する(S108)。
次に、S108で算出された応力σ1,ひずみε1、応力σ2,ひずみε2、応力σ3,ひずみε3、応力σ4,ひずみε4、応力σ5、ひずみε5、応力σ6、ひずみε6の各組に基づいて、基準発熱量q1,q2,q3,q4,q5,q6を算出する(基準発熱量算出ステップ)(S110)。
次に、トレッド部発熱量算出式(Qt=A×d+B×d)の係数A,B、ケース発熱量算出式Qc=C×Wの係数C、発熱量補正係数Dを算出する(発熱特性式設定ステップ)(S112)。
[時刻設定処理]
荷重データ、速度データから荷重W及び速度Vvの読み込みを開始する開始時刻や読み込みを終了する終了時刻、タイヤの温度を予測する時間間隔Δtを設定する(S150)。
[発熱量算出処理]
図7は、発熱量算出処理を示す詳細フロー図である。
次に、S150において設定された開始時刻又は更新された時刻における溝深さd、荷重W及び速度Vvを溝深さデータ、荷重データ及び速度データから読み込む(S202)。
次に、読み込んだ溝深さd、荷重W及び速度Vvを トレッド部発熱量算出式(Qt=A×d+B×d)、ケース発熱量算出式(Qc=C×W)に入力し、発熱量Qt及び発熱量Qcを算出する(発熱量算出ステップ)(S204)。
次に、算出された発熱量Qt及び発熱量Qcに発熱量補正係数Dを発熱量Qt及び発熱量Qcに乗じることでタイヤモデルを構成する各要素の発熱量Qを算出する(発熱量補正ステップ)(S206)。これにより、予測発熱量が算出される。
[温度解析処理]
図8は、温度解析処理を示す詳細フロー図である。
温度解析モデル(タイヤモデルMt50、気室モデルMc、路面モデルMd、リムモデルMr)を読み込む(S302)。
次に、タイヤモデルMt50、気室モデルMc、路面モデルMd、リムモデルMrに物性値(熱伝導率、熱伝達率)を設定する(S304)。
次に、温度解析モデルに温度初期条件、温度境界条件を設定する(S306)。
次に、S306で設定された条件に基づいて、タイヤモデルMt50を構成する各要素の温度を算出する(S308)。
[時間更新処理]
荷重データ、速度データの次の時刻における荷重W及び速度Vvを読み込むために、所定の時間刻み幅Δt分だけ時間を更新する(S350)。
[時間判定処理]
S350で更新された時刻が終了時刻かどうかを判定し、終了時刻である場合には、全ての処理を終了し、終了時刻でない場合には、S200に戻り、終了時刻となるまでS200〜S360を繰り返す(S360)。
このように処理を行うことで、タイヤ使用時の各時刻におけるタイヤ各部における温度変化を予測することができる。
[実施例]
本実施形態のタイヤ温度予測方法の効果を検証するため、鉱山で実際に運行されている同一の車両3台についてのタイヤ使用時の情報として入力されるデータ(荷重データ、速度データ、溝深さデータ等)に基づいて、温度予測を行った。対象としたタイヤは、タイヤサイズが40.00R57、また全ての車両において装着位置を右前輪とした。
図9は、実際のタイヤの内周に装着された温度測定器により測定された温度の変化と、本実施形態による方法により当該温度測定器が装着された位置における温度を予測した予測値を示すグラフである。
同図に示すように、本実施形態による温度予測方法により予測された温度は、温度測定器により測定された温度とほぼ同じであることが示された。
<従来例>
図10の表に示すように、新品タイヤのモデルで、平均的な荷重、速度の一定条件で走行していると仮定し、上記条件のもと転動解析を実施して発熱量を求め、その後、温度解析を実施した。
<実施例1乃至3>
実施例1乃至3に示す3台の車両については、上述した本実施形態の方法によりタイヤ温度の予測を行った。
図10に示す表は、ベルト端部における温度を、従来例によるタイヤ温度の予測値及び本実施形態の方法による温度の予測値、針式の温度計によるタイヤの実計測値とを比較した結果である。
図10の表から明らかなように、図9に示す荷重、速度、及び表10に示す摩耗量に、実際に近い値を使用することで、温度予測精度が向上することが分かった。また、実施例1乃至実施例3において摩耗量の違いにより、従来例では得ることのできない、使用条件によるバラツキまで予測することが可能となった。
なお、上記実施形態では、応力解析部24において、タイヤモデルMt100,Mt50,Mt0のそれぞれについて路面モデルMdに接地させて転動解析を実施するものとして説明したが、例えば、Mt100とMt50、或はMt100とMt0、或はMt50とMt0のように2つのタイヤモデルにより転動解析しても良く、Mt100,Mt50,Mt0のいずれか一つを転動解析するようにしても良い。この場合においても、転動解析するタイヤモデルに対して、空車時の荷重及び積車時の平均荷重、或はそのいずれか一方の荷重を設定して転動解析すれば良い。
1 タイヤ温度予測装置、20 発熱特性設定手段、30 発熱量算出手段、
35 発熱量補正手段、40 温度解析手段。

Claims (5)

  1. タイヤ使用時の荷重情報と速度情報とに基づいて、複数の要素で構成されたタイヤモデルの要素毎の予測発熱量を算出し、算出された予測発熱量に基づいてタイヤの温度分布をコンピュータにより予測するタイヤ温度予測方法であって、
    前記予測発熱量は、
    前記タイヤモデルに、予め設定された基準速度と複数の異なる基準荷重とを設定し、異なる荷重毎の応力及びひずみを算出する転動解析ステップと、
    前記異なる荷重毎に算出された応力及びひずみに基づいて、前記荷重毎の基準発熱量を算出する基準発熱量算出ステップと、
    前記荷重毎に算出された各基準発熱量に基づいて、荷重に対する発熱量を算出する発熱特性式を各要素に設定する発熱特性式設定ステップと、
    前記荷重情報の所定時刻における荷重を前記発熱特性式に入力し、各要素の発熱量を算出する発熱量算出ステップと、
    前記速度情報の前記所定時刻における速度を前記基準速度で除して補正係数を算出し、該補正係数を前記発熱量に乗じて前記発熱量を補正する発熱量補正ステップと、を含んで算出されることを特徴とするタイヤ温度予測方法。
  2. 前記複数の基準荷重は、第1の基準荷重としてのタイヤ使用時の空車時における平均荷重と、第2の基準荷重としてのタイヤ使用時の積車時における平均荷重とを含む請求項1に記載のタイヤ温度予測方法。
  3. 前記荷重情報は車両重量、及び積載量の時系列変化の平均値を含む請求項1又は請求項2に記載のタイヤ温度予測方法。
  4. 前記タイヤモデルは、トレッド部における溝深さが新品時の溝深さに対して100%摩耗したタイヤをモデル化した100%摩耗タイヤモデルと、50%摩耗したタイヤをモデル化した50%摩耗タイヤモデルと、新品のタイヤをモデル化した新品タイヤモデルとを含み、
    前記転動解析ステップでは、前記100%摩耗タイヤモデル及び前記50%摩耗タイヤモデル及び新品タイヤモデルの少なくとも一つに基づいて転動解析を実行する請求項1乃至請求項3いずれか記載のタイヤ温度予測方法。
  5. タイヤ使用時の荷重情報と速度情報とに基づいて、複数の要素で構成されたタイヤモデルの要素毎の予測発熱量を算出し、算出された予測発熱量に基づいてタイヤの温度分布を予測するタイヤ温度予測装置であって、
    前記タイヤモデルに、予め設定された基準速度と複数の異なる基準荷重とを設定し、異なる荷重毎の応力及びひずみを算出する転動解析手段と、
    前記異なる荷重毎に算出された応力及びひずみに基づいて、前記荷重毎の基準発熱量を算出する基準発熱量算出手段と、
    前記荷重毎に算出された各基準発熱量に基づいて、荷重に対する発熱量を算出する発熱特性式を各要素に設定する発熱特性式設定手段と、
    前記荷重情報の所定時刻における荷重を前記発熱特性式に入力し、各要素の発熱量を算出する発熱量算出手段と、
    前記速度情報の前記所定時刻における速度を前記基準速度で除して補正係数を算出し、該補正係数を前記発熱量に乗じて前記発熱量を補正し、前記予測発熱量を算出する発熱量補正手段と、を備えることを特徴とするタイヤ温度予測装置。
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