JP2018086274A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 以下を含む、移植療法に適するＲＰＥ細胞調製物を生成する方法：
   （ａ）ＲＰＥ細胞であって、ヒト胚性幹細胞をin vitroで分化させて生成した、敷石状の細胞形態及び色素沈着を有し、ＲＰＥ６５を発現する細胞を含む、ＲＰＥ細胞を得ること、
   （ｂ）該ＲＰＥ細胞が脱分化し、色素沈着及び上皮性の形態を消失するように、前記ＲＰＥ細胞を増殖すること；
   （ｃ）脱分化した前記細胞に単層を形成させ静止状態にして、色素沈着及び上皮性の形態を回復させること；ならびに
   （ｄ）前記ＲＰＥ細胞のさらなる増殖を、ステップ（ｂ）及び（ｃ）を複数回の継代により反復して行うこと。
2. ＲＰＥ細胞調製物が高純度のＲＰＥ細胞調製物である請求項１に記載の方法。
3. ＲＰＥ細胞調製物がヒト調製物である請求項１又は２に記載の方法。
4. 脱分化し色素沈着及び上皮性の形態を消失した細胞が、ｍｉｔｆ、Ｐａｘ６、チューブリンβＩＩＩ及びネスチンに陽性である、請求項３に記載の方法。
5. 単層がＰａｘ６−、ベストロフィン＋、ＣＲＡＬＢＰ＋、ＰＥＤＦ＋でありＲＰＥ６５を発現する細胞を包含する、請求項１〜４のいずれかに記載の方法。
6. 移植療法に適するＲＰＥ細胞調製物が、懸濁液中に与えられるか又はマトリックスもしくは基質とともに与えられる請求項１〜５のいずれかに記載の方法。
7. 請求項１〜６のいずれかに記載の方法により製造されたＲＰＥ細胞調製物の使用であって、網膜変性の処置のための薬剤の製造のための使用。
8. 網膜変性が加齢性黄斑変性症又は黄斑ジストロフィーのような黄斑変性である請求項７に記載の使用。
9. 請求項１〜６のいずれかに記載の方法により製造されたＲＰＥ細胞調製物の使用であって、病的近視の処置のための薬剤の製造のための使用。
10. 請求項１〜６のいずれかに記載の方法により製造されたＲＰＥ細胞調製物の使用であって、網膜色素変性症の処置のための薬剤の製造のための使用。
11. 請求項１〜６のいずれかに記載の方法により製造されたＲＰＥ細胞調製物であって、加齢性黄斑変性症又は黄斑ジストロフィーのような黄斑変性の処置に用いるためのＲＰＥ細胞調製物。
12. 請求項１〜６のいずれかに記載の方法により製造されたＲＰＥ細胞調製物であって、ＲＰＥ細胞が懸濁液中に与えられるか又はマトリックスもしくは基質において与えられ、前記調製物は網膜下移植に適するＲＰＥ細胞調製物。
13. 請求項８に記載の使用であって、黄斑変性が黄斑ジストロフィーであり、ＲＰＥ細胞が懸濁液中に与えられる、使用。
14. 請求項１１に記載のＲＰＥ細胞調製物であって、黄斑変性が黄斑ジストロフィーであり、ＲＰＥ細胞が懸濁液中に与えられる、ＲＰＥ細胞調製物。
15. 請求項１３に記載のＲＰＥ細胞調製物の使用であって、該ＲＰＥ細胞が網膜下の空間に移植される、使用。
16. 請求項１４に記載の使用のためのＲＰＥ細胞調製物であって、該ＲＰＥ細胞が網膜下の空間に移植される、ＲＰＥ細胞調製物。