JP2018086064A - 布類の投入姿勢修正装置,布類処理装置,及び布類の投入姿勢修正方法 - Google Patents

布類の投入姿勢修正装置,布類処理装置,及び布類の投入姿勢修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】布類の投入姿勢が所定の姿勢でない場合に所定の姿勢に近づくよう修正されて投入完了まで維持される布類の投入姿勢修正装置を提供する。
【解決手段】布類処理装置(51)の投入部(2)に対する搬送方向上流側に取り付けられ、投入部(2)に投入され搬送中の布類(TW)における幅方向の縁部(TWf)の位置を検出する位置検出部(5a)と、位置検出部(5a)で検出した縁部(TWf)の位置に基づいて、布類(TW)の投入位置を幅方向に移動して布類(TW)の投入姿勢を修正する修正部(5b)と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、布類を折り畳みなどの処理を施す布類処理装置に投入する際の、投入姿勢を修正する布類の投入姿勢調整装置と、その布類の投入姿勢調整装置を備えた布類処理装置と、布類の投入姿勢修正方法と、に関する。
布類は、複数の繊維を薄く柔らかい板状にしたものである。布類の例として、シーツやバスタオルなどのタオルがある。
このような布類に対し、処理を施す布類処理装置がある。
布類処理装置として、布類をロール状に巻いて巻きおしぼりにする巻きおしぼり製造装置、布類を所定の折り方で折り畳む折り畳み装置、などが知られている。
特許文献1には、布類の折り畳み装置の一例が記載されている。
特許文献1に記載された折り畳み装置は、作業者によって投入された布類を折り畳む、折り畳み作用部を備える。
折り畳み作用部は、布類が投入される部分に複数の搬送ベルトを有する。
複数の搬送ベルトは、作業者などによって布類が載せられると共に、載せられた布類を装置内部に搬送するものであり、作業者側から装置内部へと斜め上方に上昇並走するよう設けられている。
このような、搬送ベルトを用いた布類投入構造は、折り畳み装置に限らず、他種の布類処理装置にも広く採用されている。
特許第3583686号公報
布類処理装置としての折り畳み装置へのタオルの投入は、タオルを搬送ベルト上に載せることで行われる。
そして、折り畳み装置は、搬送ベルトを介して投入されたタオルを、所定の折り方で折り畳んで製品(タオル折り畳み体)として排出する。
折り畳み装置は、一般に、タオルを、投入された姿勢によらず、その投入姿勢のまま折り畳むようになっている。
詳しくは、矩形のタオルが、その一辺が搬送方向と平行となる姿勢(以下、所定の姿勢とも称する)で投入された場合に、外観上、端々が揃った高品位のタオル畳み体が製品として得られるようになっている。
また、布類処理装置としての巻きおしぼり製造装置も、例えば矩形のタオルを、投入された姿勢によらず、その投入姿勢のまま所定の巻き方でロール状に巻いて巻きおしぼりにするものである。
詳しくは、矩形のタオルが、その一辺が搬送方向と平行となる姿勢で投入された場合に、外観上、巻きおしぼりの両端面が平面状となった高品位の巻きおしぼりが製品として得られるようになっている。
上述から明らかなように、布類処理装置への矩形のタオルの投入において、タオルが、その一辺が搬送ベルトの搬送方向に対して傾いた非平行の姿勢で投入されると、折り畳み装置ではタオル折り畳体の端部が不揃いになり、巻きおしぼり装置では巻きおしぼりの両端部が平面状ではなく凹凸の円錐面状になってしまう。
いずれの場合も、得られた製品の外観品位が低下し、品位低下の程度によっては、不良品になってしまう。
布類処理装置への布類の投入は、一般に、作業者が手作業で行っており、投入作業は、処理効率向上のため手早く行われることが望まれる。
しかしながら、作業者にとって、矩形のタオルを搬送ベルトに対し一辺を搬送方向と平行にして投入する作業を、少ないばらつきで安定的に行うのは必ずしも容易ではない。
また、折り畳み装置も巻きおしぼり製造装置も、タオルが長方形の場合、タオルの長辺が搬送方向と平行になる姿勢で投入する。
この場合、投入時に、投入先頭側の長辺が搬送方向と概ね平行となるように投入できても、搬送ベルトで搬送されるうちに徐々に姿勢が崩れて傾いた姿勢になってしまう可能性がある。この可能性は、タオルが細長い程、高い。
この例からも明らかなように、布類処理装置への布類の投入において、布類は、投入姿勢が所定の投入姿勢でない場合に、できるだけ所定の姿勢に近い姿勢に修正されると共に、修正姿勢が投入完了まで維持されることが望まれる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、布類の投入姿勢が所定の姿勢でない場合に所定の姿勢に近づくよう修正されて投入完了まで維持される布類の投入姿勢修正装置,布類の折り畳み装置,及び布類の投入姿勢修正方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成、手順を有する。
1) 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置に取り付けられる布類の投入姿勢修正装置であって、
前記投入部に対する搬送方向上流側に取り付けられ、
前記投入部に投入され搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出した前記縁部の位置に基づいて、前記布類の投入位置を前記幅方向に移動して前記布類の投入姿勢を修正する修正部と、
を備えたことを特徴とする布類の投入姿勢修正装置である。
2) 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置に取り付けられる布類の投入姿勢修正装置であって、
前記投入部に対する搬送方向上流側に取り付けられ、
前記投入部に投入され搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置が、予め設定した基準投入位置に対し前記幅方向の一方側にずれたか他方側にずれたかを検出して検出情報として出力する位置検出部と、
搬送中の前記布類が掛かって接触すると共に前記幅方向に移動する接触部材を有する修正部と、
前記検出情報に基づいて前記接触部材を移動させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記縁部の位置が、前記一方側にずれたと判定した場合に前記接触部材を前記他方側に移動し、前記他方側にずれたと判定した場合に前記接触部材を前記一方側に移動することを特徴とする布類の投入姿勢修正装置である。
3) 前記位置検出部は、
前記基準投入位置に対して、前記布類の内側となる側に配置された第1の検出センサ及び外側となる側に配置された第2の検出センサを有し、
前記制御部は、
前記布類の搬送中に、前記布類が前記第1及び第2の検出センサの両方で検出された場合に、前記布類を内側方向に移動させるように前記接触部材を前記幅方向における第1の方向に移動させ、前記布類が前記第1及び第2の検出センサで検出されない場合に、前記布類を外側方向に移動させるように前記接触部材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させることを特徴とする2)に記載の布類の投入姿勢修正装置である。
4) 複数の前記位置検出部を、幅の異なる複数種類の前記布類に設定された複数の前記基準投入位置それぞれに対応して備えていることを特徴とする3)に記載の布類の投入姿勢修正装置である。
5) 投入された前記布類の幅を検出する幅検出センサを備え、
前記制御部は、前記幅検出センサの検出情報に基づいて前記布類の幅を判定すると共に、判定した幅の前記布類の前記基準投入位置に対応して備えられた前記位置検出部の検出情報に基づいて、前記接触部材の移動を制御することを特徴とする4)に記載の布類の投入姿勢修正装置である。
6) 前記布類処理装置に対し、少なくとも前記位置検出部と前記修正部とが、着脱自在に取り付けられていることを特徴とする1)〜5)のいずれか一つに記載の布類の投入姿勢修正装置である。
7) 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、
前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、
布類の投入姿勢修正装置と、
を備えた布類処理装置であって、
前記布類の投入姿勢修正装置は、1)〜6)のいずれか一つに記載の布類の投入姿勢修正装置であることを特徴とする布類処理装置である。
8) 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置の前記投入部に投入される前記布類の投入姿勢を修正する布類の投入姿勢修正方法であって、
搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置を検出する位置検出ステップと、
前記位置検出ステップで検出した前記縁部の位置に基づいて、前記布類の投入位置を前記幅方向に移動して前記布類の投入姿勢を修正する修正ステップと、
を含むことを特徴とする布類の投入姿勢修正方法である。
9) 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置の前記投入部に投入される前記布類の投入姿勢を修正する布類の投入姿勢修正方法であって、
搬送中の前記布類の幅方向の縁部の位置が、予め設定した基準投入位置に対する前記幅方向の一方側にずれたか他方側にずれたかを判定する投入位置判定ステップと、
前記縁部の位置が、前記一方側にずれたと判定した場合に搬送中の前記布類を前記他方側に移動させ、前記他方側にずれたと判定した場合に搬送中の前記布類を前記一方側に移動させる布類移動ステップと、
を含むことを特徴とする布類の投入姿勢修正方法である。
10) 前記布類の縁部の位置を、前記基準投入位置に対する前記一方側に配置した第1の検出センサ及び前記他方側に配置した第2の検出センサからの検出情報に基づいて判定し、
搬送中の前記布類が掛かって接触する接触部材を前記幅方向に移動させて前記布類を移動させることを特徴とする9)に記載の布類の投入姿勢修正方法である。
11) 前記第1の検出センサと前記第2の検出センサとの組を、前記幅方向に離隔して複数設けておき、
投入された前記布類の幅に応じて、複数の前記組の中から、前記縁部の位置を検出する前記組を選択設定する選択設定ステップを含むことを特徴とする10)に記載の布類の投入姿勢修正方法である。
本発明によれば、布類処理装置への布類の投入において、布類の投入姿勢が所定の姿勢でない場合に所定の姿勢に修正されて投入完了まで維持される。
図1は、本発明の実施の形態に係る布類処理装置の実施例1である折り畳み装置51を説明するための斜視図である。 図2は、折り畳み装置51が備える投入姿勢修正装置5及びをの近傍を前右斜め上方から見た斜視図である。 図3は、図2におけるS3−S3位置での模式的断面図である。 図4は、折り畳み装置51の構成を説明するためのブロック図である。 図5は、投入姿勢修正装置5が備える光センサを説明するための図であり、図3のYa方向から見た図である。 図6は、制御部CTが判定するモードを説明するための図である。 図7は、(a)が左方修正モードCLに移行する状態を説明するための模式図であり、(b)が右方修正モードCRに移行する状態を説明するための模式図であり、(c)がタオルTWの姿勢修正経緯を説明するための概念図である。 図8は、姿勢修正動作におけるタオルTWの右縁部WTfの位置などの時間変化を説明するための図である。 図9は、実施例2におけるタオルTWA,TWBの投入状態を説明するための図である。 図10は、布幅の狭広判定の基準を説明するための表である。 図11は、実施例2の折り畳み装置51Aの構成を説明するためのブロック図である。
本発明の実施の形態の布類処理装置を、実施例1の折り畳み装置51及び実施例2の折り畳み装置51Aにより説明する。
(実施例1)
実施例1の折り畳み装置51について、まず、その構成を図1〜図5を参照して説明する。
図1は、折り畳み装置51の外観斜視図である。以下の説明の便宜上、上下左右前後の各方向を、図1に示された矢印方向に規定する。
図1において、折り畳み装置51は、概ね箱状の本体部1を有する。
本体部1は、その前上方に設けられ、載置された布類を内部に搬送投入する投入部2と、本体部1の内部に設けられた布類処理部であって投入部2から投入された布類を折り畳む折り畳み部3と、折り畳み部3の下方に配置されて折り畳んで得られた折り畳み体Tを載置搬出するための搬出テーブル4と、を備えている。
また、本体部1の前部における投入部2の下方には、投入姿勢修正装置5が備えられている。
本体部1の上部には、投入姿勢修正装置5を含めた折り畳み装置51の全体動作を制御する制御部CTが備えられている。
折り畳み装置51は、布類として、例えば矩形のタオルを周知の折り畳み構造及び方法によって、所定の折り方で折り畳む装置である。
すなわち、作業者(図1では不図示)の手作業により、矩形のタオルTW(一点鎖線で記載)は、搬送方向(矢印DRa参照)に傾斜上昇する搬送ベルト群2aGと、押圧ローラ2bと、の間に載置挿入される。
挿入されたタオルTWは、搬送ベルト群2aGによって本体部1の内部に搬送投入され、折り畳み部3に供給される。
折り畳み部3は、供給されたタオルTWを、周知の折り畳み構造によって例えば二つ折りや四つ折りに折り畳み、折り畳み体Tとして搬出テーブル4のコンベア4a上に落下排出する。折り畳み体Tは、後方に移動するコンベア4aにより製品として搬出される。
次に、投入姿勢修正装置5の詳細を含め、折り畳み装置51の構成を図2〜図5を参照して説明する。
図2は、投入姿勢修正装置5及びその近傍を、前右斜め上方から見た斜視図である。拡大のため、左右方向の中間の一部を省略してある。
図3は、図2におけるS3−S3位置での模式的断面図である。
図4は、折り畳み装置51の構成を説明するためのブロック図である。
図5は、投入姿勢修正装置5が備える位置センサを説明するための図であり、図3のYa方向から見た図である。
図2に示されるように、投入部2は、後斜め上方向(矢印DRa参照)を搬送方向として並走する複数の搬送ベルト2aを有する。既述のように、複数の搬送ベルト2aをまとめて搬送ベルト群2aGとも称する。
搬送ベルト2aのそれぞれは、本体部1の左右の側板1a,1a間に回転可能に支持された従動シャフト1cと、本体部1内部の駆動シャフト1d(図3参照)と、に掛け渡されている。
駆動シャフト1dがモータM1(図3及び図4参照)によって回転駆動されることで、各搬送ベルト2aは、上述の搬送方向に循環移動する。
もちろん、前方の従動シャフト1cが駆動シャフトとされていてもよい。
投入部2における左右方向(幅方向)の中央位置には、左右に離隔した一対のアーム2b1間に回転自在に支持された押圧ローラ2bが備えられている。
一対のアーム2b1は、その根本部分を中心として付勢回動し、それにより押圧ローラ2bが搬送ベルト2aを上方側から押圧するようになっている。
投入部2の下方に設けられた投入姿勢修正装置5は、位置検出部5aと修正部5bとを有する。
位置検出部5a及び修正部5bは、その順で、従動シャフト1c側から前斜め下方に向け並設されている。
すなわち、搬送方向上流側から、位置検出部5a、修正部5bの順に設置されている。
図2及び図3に示されるように、投入姿勢修正装置5の位置検出部5aは、左右方向に細長く延びるベースプレート5a1と、ベースプレート5a1の前斜め上方において、ベースプレート5a1と概ね平行に対向配置されたガードパネル5a2と、を有する。
ベースプレート5a1には、複数(この例では3個)の光センサSE,S1,S2が、左右方向に離隔して所定位置に取り付けられている。
所定位置の詳細は、図5を参照して後述する。
尚、図2における光センサSE,S1,S2は、存在の説明のため便宜的に示しており、設置位置は、図5及びその説明が優先される。
光センサSE,S1,S2は、例えば光拡散型の物体検出センサであって、先端から主として突出方向(図3における前斜め上方:一点鎖線矢印LNs参照)における所定距離内の物体の有無を検出できるものである。
光センサSE,S1,S2それぞれの検出結果は、検出情報JE,J1,J2として制御部CTに向け送出される(図4参照)。
ガードパネル5a2は、光透過性を有する細長い板状部材である。材料例は、透明のポリカーボネート樹脂である。
ガードパネル5a2は、光センサSE,S1,S2からの出射光を通過する。
ガードパネル5a2は、図3において、搬送ベルト2aの上面における直状部分の前端と、後述する修正ローラ5b1と、をつなぐ接線LNaよりも下方に、接線LNaと概ね平行となる姿勢で設置されている。
光センサSE,S1,S2の突出方向(一点鎖線矢印LNs)は、概ね接線LNaと直交する方向に設定される。
投入姿勢修正装置5の修正部5bは、位置検出部5aに対する前下方の隣接した位置に、本体部1に付加して配置されている。
修正部5bは、左右方向に延びる姿勢の電動スライダASと、電動スライダASに支持されて左右方向に移動する修正ローラ体RTと、を有する。
電動スライダASは、本体部1の従動シャフト1cと平行に設置されたガイドレール5b5と、ガイドレール5b5に係合して左右方向に移動するブロック5b4と、ブロック5b4を移動させるアクチュエータACと、を有する。
アクチュエータACとして、例えばサーボモータが用いられる。
制御部CTは、アクチュエータACの動作を制御する。
詳しくは、アクチュエータACから出力されるエンコーダ情報JA(図4参照)に基づいてブロック5b4の左右方向の位置を把握し、その把握した位置に応じた制御を行う。
電動スライダASにおけるブロック5b4の移動量は、基準となるセンタ位置に対し、左右それぞれ、例えば100mm程度とされる。
修正ローラ体RTは、図2に示されるように、タオルTWに接触する接触部材としての修正ローラ5b1と、ホルダプレート5b2と、ブラケット5b3と、を有する。
ブラケット5b3は、コ字状を呈し、両端の腕部5b3a,5b3aの先端が前斜め上方を向く姿勢でブロック5b4の上部に一体化されている。
腕部5b3a,5b3aそれぞれには、ホルダプレート5b2が取り付けられており、一対のホルダプレート5b2は、修正ローラ5b1を回転軸線が左右方向に延びる姿勢で回転自在に支持している。
修正ローラ5b1の軸方向と姿勢は、ホルダプレート5b2の腕部5b3aに対する取付姿勢によって調整可能である。
修正ローラ5b1は、通常、従動シャフト1cと平行で、既述の接線LNaが、搬送ベルト2aの水平に対する傾斜角度θaよりも大きい傾斜角度θbとなるように調整固定される(図3参照)。
タオルTWに対する接触部材としての修正ローラ5b1は、その少なくとも表面(周面)を含む外周縁部分を、布類との摩擦係数が特に軸方向の動きに対してできるだけ大きくなる材料(ゴムやスポンジ)で形成したものとする。
また、表面の凹凸を粗くする、表面に周溝を設ける、などの処理は、布類との軸方向の摩擦係数をより高めるので好ましい。
上述の構成により、タオルTWの、投入部2への側方視投入姿勢は、図3に二点鎖線で示されるようになる。
すなわち、作業者(不図示)の手作業により、タオルTWの投入先頭端が、押圧ローラ2bと、搬送方向に移動中の搬送ベルト2aと、の間に挿入されると、タオルTWは、後尾側が、搬送ベルト2aから修正ローラ5b1に掛かり、下方へ垂れ下がった状態となる。
従って、修正ローラ5b1から垂れ下がった部分は、タオルTWの先頭側が搬送ベルト2aにより装置内部へ搬送されることで、修正ローラ5b1を図3の時計回り方向(矢印DRb参照)に回転させながら移動する。
ガードパネル5a2は、搬送ベルト2aと修正ローラ5b1との間でタオルTWが弛んで下がった場合、或いは、投入最終段階で、タオルTWの後端部が、修正ローラ5b1を通過して搬送ベルト2aに至るまでの間の一瞬垂れ下がった場合、にのみ当接し、タオルTWが光センサS1などに当たることを防止している。
次に、光センサSE,S1,S2の左右方向の配置位置について、図5を主に参照して説明する。
図5は、ベースプレート5a1及び修正ローラ5b1の一部を、図3における矢印Ya方向から見た図である。
理解容易のため、図5における光センサSE,S1,S2それぞれの中心位置を、検出位置SEa,S1a,S2aとして説明する。
光センサSE,S1,S2は、搬送方向(矢印DRa)に直交して左右に延びる一直線である検出ラインSL上に、互いに左右方向に離隔して配置されている。
ベースプレート5a1において、光センサS1と光センサS2とは、検出位置S1aと検出位置S2aとの左右方向間隔を距離Laとして隣接配置してある。
距離Laは、折り畳み体Tにおいて、折り畳み品位が不良となる場合の端部の不揃い量(端部の凹凸距離)よりも、十分小さい値に設定しておく。
一方、光センサSEは、検出位置SEaと光センサS2の検出位置S2aとの間の左右方向の距離Lcが、折り畳み装置51で折り畳み処理する布類(タオルTW)の幅TWdよりも小さくなる位置に配置してある。
従って、タオルTWの右縁部TWfを検出位置S2aに合わせたときに、検出位置SEaが、タオルTWの左縁部TWeよりも右方にあって、光センサSEによってタオルTWの存在が検出されるようになっている。
制御部CTは、光センサSE,S1,S2から入来した検出情報JE,J1,J2に基づいて、5種類のモードを判定し、判定したモードに基づいてアクチュエータACの動作有無、及び動作実行時の動作方向を設定する。
また、制御部CTは、アクチュエータAC以外の、折り畳み装置51におけるモータM1や折り畳み部3及び搬出テーブル4の図示しないモータ等の動作源を含む駆動部KD(図4参照)の動作も制御する。
図6には、制御部CTが判定するモード及び設定するアクチュエータACの動作が、マトリクスで示されている。
図6に示されるように、判定するモードは、A,B,CL,CR,Dの5種類であり、以下、その順で説明する。
(モードA:待機モードA)
モードAは、待機モードであって、検出情報JE,J1,J2のすべてがOFFの場合である。すなわち、光センサSE,S1,S2のすべてがタオルTWを検出していない場合である。
これは、タオルTWの投入前、又は投入完了後の状態に相当し、制御部CTは、待機状態であると判定し、アクチュエータACは基準位置となるストロークセンタでの停止状態(OFF)を維持する。
(モードB:正常投入モードB)
モードBは、正常投入モードであって、検出情報JE及び検出情報J1がONで、検出情報J2がOFFの場合である。
すなわち、搬送中のタオルTWが、光センサSE,S1の上に掛かり、光センサS2に掛かっていない状態である。
これは、図6の状態欄に示されるように、タオルTWの右縁部TWfが、光センサS1の検出位置S1aと光センサS2の検出位置S2aの間に位置する状態である。
制御部CTは、待機モードAから正常モードBに移行した場合、投入搬送中のタオルTWは所定の姿勢で正常に投入されている、と判定し、アクチュエータACは、基準位置での停止状態(OFF)を維持する。
また、左方修正モードCL及び右方修正モードCRから正常モードBに移行した場合、次に説明するように、各修正モードでの動作を継続する。
(モードCL:左方修正モードCL)
モードCLは、左方修正モードであって、検出情報JE,J1,J2の全てがONの場合である。
すなわち、光センサSE,S1,S2のすべてがタオルTWを検出した状態である。
これは、光センサS2がタオルTWの存在を検出していることから、搬送中のタオルTWの右縁部TWfが、光センサS2よりも右方、すなわち、光センサS1と光センサS2の間の中央位置P1を通る搬送方向に平行な直線で示される基準投入位置LNb(図5参照)よりも、右方にずれた姿勢(非所定の姿勢)になって投入されている状態である。
この場合、制御部CTは、右方ずれ状態と判定し、直前のモード種類によらず、アクチュエータACを、修正ローラ5b1が左方へ移動するよう駆動する(左方向ON)。
すなわち、制御部CTは、検出情報JEがONの状態において検出情報J2がOFFからONになったことをトリガとし、左方修正モードCLの動作を実行する。
そして、左方修正モードCLの動作を実行したら、その後、検出情報J2がOFFになっても(正常モードと同じ状態になっても)、左方修正モードを優先して動作を継続実行する。
(モードCR:右方修正モード)
モードCRは、右方修正モードであって、検出情報JEがON、検出情報J1,J2がOFFとなった場合である。
すなわち、光センサSEは、投入搬送中のタオルTWを検出するも、光センサS1,S2の両方がタオルTWを検出していない場合である。
これは、タオルTWの右縁部TWfが光センサS1よりも左方、すなわち正常投入位置よりも左方にずれた姿勢(非所定の姿勢)で投入されている状態である。
この場合、制御部CTは、左方ずれ状態と判定し、直前のモード種類によらず、アクチュエータACを、修正ローラ5b1が右方へ移動するよう駆動する(右方向ON)。
すなわち、制御部CTは、検出情報JEがON状態において検出情報J1がONからOFFになったことをトリガとして、右方修正モードCRの動作を実行する。
そして、右方修正モードCRの動作を実行したら、その後、検出情報J1がONになっても(正常モードと同じ状態になっても)、右方修正モードを優先して動作を継続実行する。
(モードD:異常モード)
モードDは、異常モードであって、検出情報JEがOFFで、検出情報J1,J2の少なくとも一方がONの場合である。
これは、光センサSEがタオルTWを検出していないにもかかわらず、光センサS1又は光センサS2がタオルTWを検出している状態であって、タオルTWが異常な姿勢になっている可能性が高いことを示している。
具体的には、投入搬送中のタオルTWの左縁部TWe側がめくれて幅が狭くなっている、或いは、右方に過度にずれている、などである。
この異常モードDにおいて、制御部CTは、アクチュエータACは停止状態(OFF)とし、作業者に対しタオルTWの投入姿勢を確認するよう促す警報を出力する。警報は、音声、画像、ランプの点滅等、周知の方法でよい。
制御部CTは、待機モードAから、左方修正モードCL又は右方修正モードCRに移行したと判定した場合、正常モードBを経ずに左方修正モードCL又は右方修正モードCRへ直接移行する。
上述の各モードと、それぞれに対応して制御部CTの制御の下で実行される姿勢修正動作について、図7及び図8を参照して説明する。
図7(a),(b)は、投入姿勢修正装置5を、図3の矢印Ya方向から見た模式図であり、図5に対応した図である。
図7(a)は、投入されたタオルTWの姿勢が左下がりに傾き、搬送に伴い右縁部TWfが光センサS2の検出位置S2aに掛かって左方修正モードCLに移行する状態を説明するための図である。
図7(b)は、左方修正モードCLが実行された後、右縁部TWfが光センサS1の検出位置S1aに掛かって右方修正モードCRに移行する状態を説明するための図である。
一方、図7(c)は、上記の右方修正モード及び左方修正モードによって姿勢が修正されながら投入された、タオルTWの姿勢修正経緯を説明するための概念図である。
図8は、タオルの右縁部WTfの位置,検出情報J1,J2それぞれのON/OFF,アクチュエータACの動作状態,及び修正ローラ5b1の位置の時間変化を示す図である。
まず、図7(a)において、作業者(不図示)により、タオルTWが左下がりの姿勢(一点鎖線で記載)で投入された場合を説明する。その際、図8にも示されるように、投入時点である時刻t1での右縁部TWfは、光センサS1と光センサS2の間の中央位置P1にあったとする。
この左下がりの姿勢で時刻t1に投入されたタオルTWが装置内部に向け搬送されると、図7(a)の実線で示されるように、右縁部TWfの位置が中央位置P1(基準投入位置LNb)から右方に移動する。
従って、投入当初は正常モードBで推移するものの、搬送がある程度進んだ時刻t2で、右縁部TWfが光センサS2の検出位置P2aを右方に越える。この時刻t2での状態が、図7(b)に示されている。
これにより、検出情報J2がONとなり、左方修正モードCLに切り替わる。
すなわち、アクチュエータACが動作して修正ローラ5b1が時刻t2から左方に移動開始する。
修正ローラ5b1が左方に移動することで、修正ローラ5b1に掛かって搬送されるタオルTWも、時刻t2からのわずかな惰走を経て、修正ローラ5b1に追従して強制的に左方に反転移動し、右縁部TWfは、t3で検出位置P2aを左方に越える。
これにより、時刻t3で検出情報J2にはOFFになって正常投入モードB相当になるが、既述のように、アクチュエータACの左方修正モードCLは継続する。
従って、修正ローラ5b1の左方移動は継続し、右縁部TWfの位置も、左方に移動する。
さらに搬送が進むと、左方に移動する右縁部TWfは、中央位置P1を過ぎ、時刻t4で光センサS1の検出位置S1aを左方に越える。
これにより、検出情報J1がOFFになり、右方修正モードCRに切り替わる。
すなわち、アクチュエータACの動作方向が反転し、修正ローラ5b1の移動方向が時刻t4以降右方に転換する。
修正ローラ5b1が右方に移動することで、修正ローラ5b1に掛かって搬送されるタオルTWも、時刻t4からのわずかな惰走を経て、移動方向が右方に転換した修正ローラ5b1に追従して強制的に右方に反転移動し、t5で検出位置P1aを右方に越える。
これにより、時刻t5で検出情報J1はOFFになって正常投入モードB相当になるが、既述のように、ここでもアクチュエータACの右方修正モードは継続する。
従って、修正ローラ5b1の右方移動は継続し、右縁部TWfの位置も、右方に移動する。
これにより、タオルTWは、右方及び左方の移動を、概ね距離Laでジグザグ状に繰り返すようになる。
この例では、時刻t4以降の右方修正モードCR実行中の時刻t6で、タオルTWの末尾が、検出ラインSLを通過するものとする。
すなわち、時刻t6で、検出情報JE,J1,J2は、すべてOFFになって待機モードAとなる。
制御部CTは、修正ローラ5b1の左右方向位置を、アクチュエータACから入来するエンコーダ情報JAに基づいて逐次把握している。
そして、正常モードB,左方修正モードCL,及び右方修正モードCRから待機モードAに移行した時点の修正ローラ5b1の位置が、ストロークセンタの基準位置Ctr(図8参照)にない場合、修正ローラ5b1を基準位置に戻すようにアクチュエータACを駆動する。
図8に示される時刻t6では、修正ローラ5b1が基準位置に向って移動しているので、制御部CTは、その移動を継続し、修正ローラ5b1が基準位置Ctrに達した時刻t7でアクチュエータACを停止する。
一方、時刻t6で、修正ローラ5b1が基準位置から遠ざかる方向に移動している場合は、アクチュエータACの動作方向を反転させ、修正ローラ5b1を基準位置に移動する。
タオルTWは、投入当初に全体の姿勢が搬送方向に対して傾いていた場合や、投入先頭側は傾いてなくても予期せぬ理由で末尾側が傾いた場合などでは、装置内部に搬入されるに従い、左方又は右方に投入位置がずれていく。
すなわち、搬送方向に対するタオルTWの幅方向縁部の投入角度である角度θd(図7参照)が0°ではなく、傾いていた場合、搬送が進行するに従って、ずれ量が増えていく。
これに対応して、投入姿勢修正装置5は、上述の姿勢修正動作により、図7(c)に示されるように、搬入方向(矢印DRa)に対し、タオルTWを、右方移動と左方移動とを交互に繰り返すように装置に投入させる。
従って、タオルTWは、所定の姿勢でない状態で投入されても、所定の姿勢に近づくように修正されると共に、修正動作が投入完了まで実行されて修正姿勢が維持されるようになっている。
この姿勢修正動作における、タオルTWの、基準位置に対する右方への最大移動位置と左方への最大移動位置との間の距離Lbは、光センサS1の検出位置S1aと、光センサS2の検出位置S2aとの間の距離Laに概ね対応している。
距離Lbは、タオルTWが同じ傾き姿勢で修姿勢正動作を行わなかった場合の最大移動幅ΔLpに対し十分小さくして、折り畳み体Tの外観品位を良好に保つことができる。
上述の姿勢修正動作は、制御部CTが、待機モードA及び正常モードBから検出情報の立ち上がり又は立ち下がりによって左方修正モードCL又は右方修正モードCRに移行した場合、その後、検出情報が正常モードBに戻っても、移行したそれぞれの修正モードを継続するよう制御する例を説明した。
姿勢修正動作は、この制御手順に限定されるものではない。
例えば、待機モードA及び正常モードBから左方修正モードCL又は右方修正モードCRに移行した場合、アクチュエータACを左方又は右方に駆動して修正ローラ5b1が所定距離だけ移動したら、アクチュエータACを停止させるように制御してもよい。所定距離は、例えば、距離Laの半分にする。
これにより、修正ローラ5b1の左右移動に追従するタオルTWの左右方向の最大移動幅を、距離Laよりも小さくすることができ、より高品位の折り畳み体Tが得られる。
また、別の例として、待機モードA及び正常モードBから左方修正モードCL又は右方修正モードCRへ移行した場合、移行時刻から所定の時間経過した後にアクチュエータACの左方移動又は右方移動を停止させるよう制御してもよい。
所定の時間は、例えば、修正ローラ5b1が距離Laの半分移動する時間とする。
この場合も、修正ローラ5b1の左右移動に追従するタオルTWの左右方向の最大移動幅を、距離Laよりも小さくすることができ、より高品位の折り畳み体Tが得られる。
(実施例2)
次に、実施例2の折り畳み装置51Aについて図9〜図11を参照して説明する。
折り畳み装置51Aは、二種類の布幅(投入姿勢での左右方向幅)の布類を折り畳み可能な装置であり、2種類の布幅それぞれに対応した投入姿勢修正装置5Aを備えている。
折り畳み装置51Aは、折り畳み装置51に対し、投入姿勢修正装置の光センサの搭載数及び制御部CTのみが異なる7個の光センサ及び制御部CTAを備える装置なので、折り畳み装置51との相違点を主に説明する。
以下の説明において、区別される二種の布類は、投入先頭端の左右方向の幅が、第1の幅を有するタオルTWAと、第1の幅よりも広い第2の幅を有するタオルTWBである。
図9は、タオルTWA,TWBの投入状態を説明する図であり、図7に対応する図である。
図10は、布幅の狭広判定の基準を説明する表であり、図11は、折り畳み装置51Aの構成を説明するためのブロック図である。
まず、図9において、タオルTWA及びタオルTWB(一点鎖線で記載)は、折り畳み装置51Aに対し、搬送ベルト群2aGの左右方向の中央位置CLtにタオルの左右幅の中央を合わせて作業者の手(一点鎖線で記載)により投入される。
タオルTWAの左右方向の投入位置の目印として、タオルTWAの右縁部TWAfに対応する搬送ベルト2aには、搬送方向と平行なる例えば直線状のガイドマーク2aMが形成されている。
この例では、タオルTWBの右縁部TWBfには、最右の搬送ベルト2aの左縁が概ね対応して、タオルTWBの投入位置の目印となっている。
ベースプレート5a1には、合計7個の光センサSE1,SE2,SA1,SA2,SE3,SB1,SB2が取り付けられている。
光センサSE1,SE2は、投入されたタオルの幅を検出する幅検出センサとして中央位置CLt付近に取り付けられている。
光センサSA1,SA2は、左右方向の中心位置が合わせられたタオルTWAにおける右縁部TWAfに対応した位置に、組として近接配置されている。
光センサSB1,SB2は、左右方向の中心位置が合わせられたタオルTWBの右縁部TWBfに対応した位置に、組として近接配置されている。
光センサSE3も、幅検出センサとして、光センサSA2と光センサSB1との間に取り付けられている。
これらの光センサのうち、光センサSA1,SA2の組及び光センサSB1,SB2の組は、それぞれ実施例1の折り畳み装置51における光センサS1,S2の組に対応するものであり、左右方向の配置距離(距離La)も同じである。
一方、光センサSE1〜SE3それぞれから出力される検出情報は、図10及び図11に示される布幅検出情報JE1〜JE3として制御部CTAに送出される。
図11に示されるように、制御部CTAは、布幅判定部CTa及び布端位置判定部CTbを備える。
布幅判定部CTaは、布幅検出情報JE1〜JE3のON/OFFの組み合わせから、姿勢修正動作のために用いる光センサの組を、光センサSA1,SA2の組及び光センサSB1,SB2の組から、一組選択設定する。
詳しくは、図10に示されるように、布幅判定部CTaは、タオル投入時に、SE1及びSE2がON、SE3がOFFの場合、布幅が狭いタオルTWAが投入されたと判定し、光センサSE1,SA1,SA2の組を姿勢修正用の光センサとして選択設定する。
また、布幅判定部CTaは、タオル投入時に、SE1〜SE3がすべてONの場合、布幅が広いタオルTWBが投入されたと判定し、光センサSE2,SB1,SB2の組を姿勢修正用の光センサとして選択設定する。
布端位置判定部CTbは、布幅判定部CTaが選択設定した光センサの組から出力された検出情報に基づいて、姿勢修正を行う。この姿勢修正の方法は、実施例1の折り畳み装置51で説明した方法と同じである。
折り畳む布類の幅が3種類以上の場合も、それぞれの幅に対応した光センサの組を設けることで、布幅判定と各幅の布類の姿勢修正動作を同様に実行することができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してもよいのは言うまでもない。
布類の左右方向の位置として検出する縁部は、上述の右縁部TWfに限定されず左縁部TWeであってもよい。
布類の縁部の位置検出をする検出部は、光センサに限定されない。リミットスイッチなどの機械スイッチを用いてもよいし、撮像装置によって縁部を撮像し、得られた画像から縁部位置を把握してもよい。
修正ローラ5b1を左右方向に移動させる機構は、電動スライダに限定されるものではなく、周知の種々の移動機構を用いることができる。
制御部CT,CTAは、布類処理装置51(51A)に備えられていなくてもよい。布類処理装置51(51A)に対し、無線又は有線で通信可能に別体として設置されるもの(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
投入姿勢修正装置5(5A)は、投入部2とは独立した構造を有するので、布類処理装置51(51A)に対し、着脱自在に構成してもよい。
これにより、既存の姿勢修正機能を備えていない投入姿勢修正装置に対し、後付けして姿勢修正機能を付与することができる。
投入部2の搬送ベルト群2aGは、傾斜上昇していなくてもよい。水平移動又は傾斜下降するものであってもよい。
投入部2において、布類を装置内部に搬送させる搬送部材は、ベルト状のものに限定されない。例えば、搬送方向に直交する姿勢で並設されたローラ群であってもよい。
実施例1,2では、投入姿勢修正装置5は、位置検出部5aに対して搬送方向下流側に修正ローラ5b1を設置しているものを説明したが、逆であってもよい。
すなわち、投入姿勢修正装置5は、搬送方向上流側から、搬送ベルト群5aG、修正ローラ5b1、ベースプレート5a1の順に設置しているものでもよい。
修正ローラ5b1は、回転せずに布類に接触する接触部材であってもよい。詳しくは、接触部材を左右方向に移動させることで、布類を摩擦力により接触部材と共に左右方向に移動させる構成にしてもよい。
布類処理装置51,51Aで布類に対して施す処理は、上述の折り畳み、ロール状巻回、に限定されない。処理には、例えば、洗濯処理、薬品による化学的処理、染色処理、包装処理など、種々の処理が含まれる。
上述した実施例1,2及び各変形例は、適宜自由に組み合わせることができる。
1 本体部
1a 側板、 1c 従動シャフト、 1d 駆動シャフト
2 投入部
2a 搬送ベルト、 2aG 搬送ベルト群、 2aM ガイドマーク
2b 押圧ローラ、 2b1 アーム、 2c 従動シャフト
2d 駆動シャフト
3 折り畳み部
4 搬出テーブル、 4a コンベア
5 投入姿勢修正装置
5a 位置検出部、 5a1 ベースプレート、 5a2 ガードパネル
5b 修正部、 5b1 修正ローラ、 5b2 ホルダプレート
5b3 ブラケット、 5b3a 腕部、 5b4 ブロック
5b5 ガイドレール
51,51A 折り畳み装置(布類処理装置)
AC アクチュエータ、 AS 電動スライダ
CLt 中央位置
CT,CTA 制御部、 CTa 布幅判定部、 CTb 布端位置判定部
JE,J1,J2 検出情報、 JE1〜JE3 布幅検出情報
JA エンコーダ位置情報
KD 駆動部
La 距離、 LNa 接線、 LNb 基準投入位置
M1 モータ
P1 中央位置
RT 修正ローラ体
SE,S1,S2,SE1〜SE3,SA1,SA2,SB1,SB2 光センサ
SL 検出ライン、 SEa,S1a,S2a 検出位置
T 折り畳み体、 TW,TWA,TWB タオル(布類)、 TWd 幅
TWe 左縁部、 TWf 右縁部
θa,θb 傾斜角度、 θd 投入角度
ΔLp 最大移動幅

Claims (11)

  1. 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置に取り付けられる布類の投入姿勢修正装置であって、
    前記投入部に対する搬送方向上流側に取り付けられ、
    前記投入部に投入され搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部で検出した前記縁部の位置に基づいて、前記布類の投入位置を前記幅方向に移動して前記布類の投入姿勢を修正する修正部と、
    を備えたことを特徴とする布類の投入姿勢修正装置。
  2. 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置に取り付けられる布類の投入姿勢修正装置であって、
    前記投入部に対する搬送方向上流側に取り付けられ、
    前記投入部に投入され搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置が、予め設定した基準投入位置に対し前記幅方向の一方側にずれたか他方側にずれたかを検出して検出情報として出力する位置検出部と、
    搬送中の前記布類が掛かって接触すると共に前記幅方向に移動する接触部材を有する修正部と、
    前記検出情報に基づいて前記接触部材を移動させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記縁部の位置が、前記一方側にずれたと判定した場合に前記接触部材を前記他方側に移動し、前記他方側にずれたと判定した場合に前記接触部材を前記一方側に移動することを特徴とする布類の投入姿勢修正装置。
  3. 前記位置検出部は、
    前記基準投入位置に対して、前記布類の内側となる側に配置された第1の検出センサ及び外側となる側に配置された第2の検出センサを有し、
    前記制御部は、
    前記布類の搬送中に、前記布類が前記第1及び第2の検出センサの両方で検出された場合に、前記布類を内側方向に移動させるように前記接触部材を前記幅方向における第1の方向に移動させ、前記布類が前記第1及び第2の検出センサで検出されない場合に、前記布類を外側方向に移動させるように前記接触部材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させることを特徴とする請求項2記載の布類の投入姿勢修正装置。
  4. 複数の前記位置検出部を、幅の異なる複数種類の前記布類に設定された複数の前記基準投入位置それぞれに対応して備えていることを特徴とする請求項3記載の布類の投入姿勢修正装置。
  5. 投入された前記布類の幅を検出する幅検出センサを備え、
    前記制御部は、前記幅検出センサの検出情報に基づいて前記布類の幅を判定すると共に、判定した幅の前記布類の前記基準投入位置に対応して備えられた前記位置検出部の検出情報に基づいて、前記接触部材の移動を制御することを特徴とする請求項4記載の布類の投入姿勢修正装置。
  6. 前記布類処理装置に対し、少なくとも前記位置検出部と前記修正部とが、着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の布類の投入姿勢修正装置。
  7. 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、
    前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、
    布類の投入姿勢修正装置と、
    を備えた布類処理装置であって、
    前記布類の投入姿勢修正装置は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の布類の投入姿勢修正装置であることを特徴とする布類処理装置。
  8. 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置の前記投入部に投入される前記布類の投入姿勢を修正する布類の投入姿勢修正方法であって、
    搬送中の前記布類における幅方向の縁部の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップで検出した前記縁部の位置に基づいて、前記布類の投入位置を前記幅方向に移動して前記布類の投入姿勢を修正する修正ステップと、
    を含むことを特徴とする布類の投入姿勢修正方法。
  9. 布類が投入されると共に投入された前記布類を内部に搬送する投入部と、前記投入部から搬送された前記布類に対し処理を施す布類処理部と、を有する布類処理装置の前記投入部に投入される前記布類の投入姿勢を修正する布類の投入姿勢修正方法であって、
    搬送中の前記布類の幅方向の縁部の位置が、予め設定した基準投入位置に対する前記幅方向の一方側にずれたか他方側にずれたかを判定する投入位置判定ステップと、
    前記縁部の位置が、前記一方側にずれたと判定した場合に搬送中の前記布類を前記他方側に移動させ、前記他方側にずれたと判定した場合に搬送中の前記布類を前記一方側に移動させる布類移動ステップと、
    を含むことを特徴とする布類の投入姿勢修正方法。
  10. 前記布類の縁部の位置を、前記基準投入位置に対する前記一方側に配置した第1の検出センサ及び前記他方側に配置した第2の検出センサからの検出情報に基づいて判定し、
    搬送中の前記布類が掛かって接触する接触部材を前記幅方向に移動させて前記布類を移動させることを特徴とする請求項9記載の布類の投入姿勢修正方法。
  11. 前記第1の検出センサと前記第2の検出センサとの組を、前記幅方向に離隔して複数設けておき、
    投入された前記布類の幅に応じて、複数の前記組の中から、前記縁部の位置を検出する前記組を選択設定する選択設定ステップを含むことを特徴とする請求項10記載の布類の投入姿勢修正方法。
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