JP2006151532A - 布類供給方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 布類の上半部のみならず下半部の左右位置を修正して、布類の四隅を搬送方向に一致させて折り畳み装置に供給できる布類供給方法および装置の提供。
【解決手段】
展張した布類の四隅方向を揃えて布類折り畳み装置に供給するための布類供給装置であって、布類の上端部を保持し、搬送方向および搬送方向に直交する方向に移動可能な布類保持部と、該布類保持部の下方に配置され、該布類保持部に保持された布類の上半部の偏りを検知する第1センサー群と、該第1センサー群からの信号に基づき布類保持部を搬送方向に直行する方向に移動させる左右駆動装置と、該第1センサー群の下方に配置され、布類の垂れ下がり部を保持し、布類保持部と平行移動する姿勢修正装置と、該姿勢修正装置に配置され、布類の垂れ下がり部の移動を検知し、該姿勢修正装置の移動停止信号を発する第2センサー群とを有する布類供給装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タオルのような長方形状の布類(以下、単に「布類」という)を自動的に複数折りするための布類折畳み機に布類を供給する方法および装置に関し、詳しくは折畳み部に供給する布類の移送位置、および、投入姿勢を修正できるようにした布類供給方法および装置に関するものでる。
ランドリー工場では、タオルのような布類は、大量に洗濯・脱水・乾燥した後に、布類を展張させた状態からその長手方向を4つ折り程度に折畳み、その折畳み布類を適数枚ずつ積層させて積層体とした状態で出荷される。
ところで、タオルのような布類を自動的に折畳むための布類折畳み機としては、布類を展張状態で搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの終端部において布類を4つ折りにする折り装置と、4つ折りにされた折畳み布類を定位置において順次下方に落下させるための落下装置と、所定枚数の折畳み布類が積層された積層体を順次1ピッチずつ移動させる搬出コンベヤとを備えたものが知られている。
しかし、上記従来の布類折畳み機では、布類を搬送コンベヤ始端部上に載せる際に、作業者が、布類の前縁部を走行中の搬送コンベ上に直接載置しなければならないために、種々の問題があったので、搬送コンベヤの始端部上面に近接させた位置で布類搬送方向に進退可能に設置され且つ布類の前縁部を着脱自在に保持できる布類保持部と、該布類保持部を搬送コンベヤの搬送方向に進退させる進退駆動装置とを備えた布類供給装置が提供されている(特許文献1)。
しかし、上記新たに提供した布類供給装置では、積み重ね時の品質を上げるため、端の位置を決め、それに合せて投入していたため作業者は非常に気を使い、余程なれないと処理スピードが上がらない。また処理スピードを上げると投入がラフになり積み重ねの品質が悪くなるという問題があった。
特開平9−255137号公報
そこで、発明者は、布類折り畳み装置に対して布類の搬送方向に進退動可能な支持枠と、該支持枠を進退動させる進退駆動装置と、前記支持枠に横方向動可能に支持された布類の布類保持部と、該布類保持部を布類の搬送方向と直交する方向に移動させる横方向動駆動装置とからなる布類供給装置において、布類供給側前方に複数のセンサーを並設し、この複数のセンサーによる布類の検出結果に基づき、前記横方向動駆動装置を作動させると共に、布類の大小を判断する装置を開発した(特願2003−368847)。
しかし、上記開発した装置は、位置修正を布類の上半部を搬送方向と直交する方向に移動させて行っているので、下半部が上半部の移動に追従できない場合あり、その場合、布類は、傾斜した状態で後続のコンベヤに供給されそのままの状態で折り畳み装置に供給されることになるので、四隅部が合わず折り畳みの終了した製品は角部が不揃いで見栄えが悪いという問題があることが判明した。
そこで、本発明は、布類の上半部のみならず下半部の左右位置を修正して、布類の四隅を搬送方向に一致させて折り畳み装置に供給できる布類供給方法および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、発明者は、布類の上半部を位置修正すると共に下半部の左右位置を修正することで、布類の辺を搬送方向に一致させて折り畳み装置に供給することを可能とした。
すなわち、本発明は以下の(1)〜(5)の方法を要旨としている。
(1)布類の上端部を保持し、搬送方向に直行する方向に移動することで布類の上半部の偏りを修正する第1の工程、布類の垂れ下がり部を保持し、第1の工程と同時同方向に平行移動することで布類の下半部の偏りを修正する第2の工程を有する布類供給方法。
(2)前記第2の工程は、搬送方向と同方向に吸引力を働かせることで布類の垂れ下がり部を保持することを特徴とする(1)の布類供給方法。
(3)前記第2の工程は、第2センサー群からの信号に基づき布類下半部の偏りを修正することを特徴とする(1)又は(2)の布類供給方法。
(4)前記第1の工程は、布類の上半部の偏りを修正するとともに、第1センサー群からの信号に基づき布類の大小を判別することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれかの布類供給方法。
(5)(4)の布類供給方法により供給された布類を折り畳み、前記第1センサー群からの信号に基づき大きさ別に積み重ねる布類折り畳み方法。
また、本発明は以下の(6)〜(10)の装置を要旨としている。
(6)展張した布類の四隅方向を揃えて布類折り畳み装置に供給するための布類供給装置であって、布類の上端部を保持し、搬送方向および搬送方向に直交する方向に移動可能な布類保持部と、該布類保持部の下方に配置され、該布類保持部に保持された布類の上半部の偏りを検知する第1センサー群と、該第1センサー群からの信号に基づき布類保持部を搬送方向に直行する方向に移動させる左右駆動装置と、該第1センサー群の下方に配置され、布類の垂れ下がり部を保持し、布類保持部と平行移動する姿勢修正装置と、該姿勢修正装置に配置され、布類の垂れ下がり部の移動を検知し、該姿勢修正装置の移動停止信号を発する第2センサー群とを有する布類供給装置。
(7)前記姿勢修正装置は、搬送方向に直行する方向に配置された平行な2本のバキュームベルト有し、該バキュームベルトに吸引力を働かせながら、該バキュームベルトを正又は逆回転することを特徴とする(6)の布類供給装置。
(8)前記第1センサー群は、前記搬送部と概ね同一幅で配置された左右一対の外側センサーと、該外側センサーより内側に配置された左右一対の内側センサーからなることを特徴とする請求項(6)または(7)の布類供給装置。
(9)前記第1センサー群は、前記外側センサーからの信号と前記内側センサーからの信号に基づき布類の大小を判別するための信号を発することを特徴とする(8)の布類供給装置。
(10)(9)の布類供給装置と同一筐体に構成され、該布類供給装置から送られてきた布類を折り畳み、前記第1センサー群からの信号に基づいて大きさ別に積み重ねる布類折り畳み装置。
本願発明の布類供給装置では、次のような効果がある。
(1)布類を正しい姿勢で折り畳み装置に供給できるので、四隅が揃った製品を得ることができる。
(2)布類の位置合わせを自動的に行うので、作業者はおおよその見当を付けて布類を投入すればよいので、布類投入の高速化が図れる。
(3)布類を折畳み機の正確な位置(幅方向)に投入できるので、布類の正確な折畳におよび積み重ねが行える。
(4)布類の大小を判別できるので、大小の布類が混在した状態でも使用できる。
(5)さらに、本発明の布類折り畳み装置では、布類の投入の高速化および布類の大小の自動判別ができるので、布類の大きさ別の積み重ねができる。
布類の搬送方向に直交して配設された第1のセンサー群によって、布類保持部に保持された布類の偏り状態を検出し、検出結果に基づき布類保持部を横移動させると同時に、布類の垂れ下がり部も横移動させ、第2のセンサー群によって布類の下半部の移動位置を検出して、布類の垂れ下がり部の横移動を停止させて姿勢を修正するために、布類の搬送方向に沿って進退動する支持枠と、該支持枠上を布類の搬送方向に直交する方向に移動可能な布類保持部と、該布類保持部に保持された布片の偏りを検知する第1センサーと、該第1センサーの検知結果に基づき布類を把持した布類保持部を基準点に移動させる駆動部と、布類の垂れ下がり部を横移動させる横移動装置と、横移動装置による布類の移動を検知し、横移動装置の移動を停止するための第2センサー群とからなる布類供給装置を構成する。
以下では、本発明の詳細を実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本実施例の布類供給装置は、例えばタオルのような比較的小面積の長方形状布類を4つ折り状態で折畳み、その折畳み布類を適数枚積層させた状態で順次自動で取出せるようにした布類折畳み装置や、さらに、サイズの異なる2種類のタオル(例えばフェイスタオルとバスタオル)を自動的に選別しながらそれぞれを別位置に積層する布類折畳み機に適したものである。
布類供給装置は、図1〜3に示すように、支持枠2と、支持枠2に移動自在に支持され、布類の前縁部を着脱自在に保持し得る布類保持部6と、布類の上辺部の左右偏り量を検知する第1センサー群と、該布類保持部6を支持枠2上で左右方向に移動させる左右動駆動装置11と、左右動駆動装置11による上辺部の移動後の布類の下辺部の左右偏り量を検知する第2センサー群と、第1センサー群の検知結果と第2センサー群の検知結果とを対比することによって作動する姿勢修正装置30と、前記支持枠2を搬送方向に進退操作する進退駆動装置15とで構成されている。
《支持枠》
支持枠2は、適用対象機器(例えば、布類折畳み装置)の機枠41に取り付けるレール1に沿って前後動可能な側枠3と、側枠3、3間に張り渡せ、布類保持部6を左右動可能に支持するレール4とで構成されている。
《布類保持部》
布類保持部6は、適用対象機器の搬送コンベヤ42の幅方向に長い長方形状で内部を空洞とした比較的薄型箱状の載置部7と、該載置部7内の空気を外部に排出する吸引ファン8とを有している。載置部7の前半部はその後半部の厚さよりかなり薄くなっている。載置部7の前半部の上面板9は、手前側に向けて下り傾斜させており、該載置部7の前半部の先端を例えば15mm程度の薄さにしている。この載置部7の前半部の上面板9には、多数の小孔からなる吸気孔10が設けられており、載置部7の前半部の上面は布類の前縁部を吸着・保持することができる。
また、載置部7の後半部には、2つの吸引ファン8、8が所定間隔をもって取付けられている。そして、この布類保持部6では、各吸引ファン8、8を作動させると、載置部内の空気が排除されることにより、多数の吸気孔10から載置部7内に吸気されるようになっている。この布類保持部6による布類吸着力は、布類を吊下げ保持でき、且つ後述するように布類垂下部が搬送コンベヤ42始端部上に接触したときに発生するテンション力で布類前縁部が布類保持部の吸気面から容易に剥離される程度に設定されている。
《左右動駆動装置》
左右駆動装置11は、支持枠2を構成する一対のレール4、4に沿って移動可能に支持された布類保持部6を搬送コンベヤ42の前縁と平行に左右動させるものであり、布類保持部6に配置したモータ12および支持枠に取り付けられたラック13とモータ軸に取り付けられたピニオン14によって構成される。
布類保持部6は、搬送コンベヤ42の始端部の上面から例えば5〜10mm程度だけ離間した位置を該搬送コンベヤ42の始端部付近の走行面に対して平行に進退し得るようになっている。なお、布類保持部6の下面と搬送コンベヤ42の上面間の間隔は、展張状態の布類を通過させ得る程度で、可及的に小さくすることが好ましい。
また、フェイスタオルとバスタオルを処理対象とした本実施例では、布類保持部6の幅は、作業性および製品の寸法を考慮して730mm程度とし、また布類保持部の左右動のストロークを85mmに設定した。
なお、本実施例では、布類保持部6全体を左右動させているが、保持部を固定状態にし、載置部上面に沿って、有孔の板またはコンベヤベルトを左右動させるようにしてもよい。
《第1センサー群》
機枠41の前板には、投入された布類の大小の判断および投入位置の検出を行うために、機枠の中心線に対して左右対称にセンサーS2、S3およびセンサーS4、S5が設けられている。本実施例では、両端のセンサーS2とセンサーS5との間隔を620mm程度に、中間のセンサーS3とセンサーS4の間隔を300mm程度に設定してある。
なお、本実施例では、センサー取付部5を機枠41の前板に形成したが、センサーを取り付けたセンサー取付板を機枠41の前板に取り付けるようにしてもよい。
図中S1は、布類保持部6に設けられ、載置部7に布類が供給されたことを感知し、布類保持部6の左右位置合せのための左右動駆動装置および進退駆動装置を能動化するセンサーであり、また、本実施例では、布類保持部6には、布類保持部6の横移動左右限界位置を検知するためのセンサーS6、S8および、支持枠2に設けたミラーMを感知して、布類供給部6の支持枠2に対するセンター位置出しのためのセンサーS7が設けられている。
上記第1センサー群は、布類の大小を判断することができ、後続の折畳み操作、判別および積み重ね操作の制御を行うことができるものであり、上記配列のセンサー群の内、センサーS3またはS4のみが布類を感知した場合、センサーS3とセンサーS4が布類を感知した場合、センサーS2とセンサーS3が布類を感知した場合、およびセンサーS4とセンサーS5が布類を感知した場合は小布類と判断し、センサーS2とセンサーS3とセンサーS4が布類を感知した場合、センサーS3とセンサーS4とセンサーS5が布類を感知した場合、およびセンサーS2とセンサーS3とセンサーS4とセンサーS5が布類を感知した場合は大布類と判断する(表1参照)。
Figure 2006151532
センサーS2〜S5でタオルの幅が大・小のどちらかを判断し、判断されたタオルが小の場合には、モータを正転または逆転させて布類の一辺をセンサーS4が感知するところまで(表1のケース1、4の場合)或いは感知しなくなるまで(表1のケース2、3、5の場合)、布類保持部6をレール1に沿って横移動させ、判断されたタオルが大の場合には、布類の一辺をセンサーS5が感知するところまで(表1のケース6の場合)或いは感知しなくなるまで(表1のケース7、8の場合)布類保持部6をレール1に沿って横移動させ、布類の左右位置を定位置に移動させる。
《展張装置》
搬送コンベヤ42の始端部の直下には、布類保持部6の載置部7の前半部上に保持させた布類の垂下部を上下及び左右に展張させるための展張装置20が設けられている。この展張装置20は、搬送コンベヤ42の始端部の直下に開口部を有する縦向きの展張用吸引ボックス21と、該展張用吸引ボックス21内の空気を下方に吸引する吸引ファン22とを備えている。展張用吸引ボックス21の開口部は、搬送コンベヤ42の始端部から例えば300mm程度だけ下方に離間した位置にある。
この展張装置20は、次のように作用する。即ち、この展張装置20は、シリンダー23によりダンパー24が解放され展張用吸引部内に吸引力が発生し、又布類前縁部を保持した布類保持部6が後退する時点では送込みロール25が高速回転しており、布類保持部6が後退操作されて布類垂下部が送込みロール25に接触すると、布類保持部6の後退速度より送込みロール25の周速度が数倍速いので、布類垂下部と送込みロール25との間の摩擦力によって該布類垂下部が展張用吸引ボックス21内に送込まれ、展張用吸引ボックス21内に送込まれた布類垂下部は前後にはためかされて、上下及び左右に展張される。従って、このような展張装置を使用すると、布類を搬送コンベヤ42の始端部上に供給する際に、布類垂下部を手作業で展張させる作業が不要となる。
《第2センサー群》
上記第2センサー群を構成するセンサーS11〜S14は吸引ボックス21の後板に、布類の下半部の移動位置を検出すべく、機枠の中心線に対して左右対称にセンサーS9、S10およびセンサーS11、S12が、センサーS2、S3およびセンサーS4、S5の下方に位置するように設けられている。本実施例では、両端のセンサーS9とセンサーS12との間隔を620mm程度に、中間のセンサーS10とセンサーS11の間隔を300mm程度に設定してある。
そして、作業者によって布類の上辺部が布類保持部6に供給されるので、布類の下半部は垂れ下がるので、布類の下半部が吸引ボックス21に吸引されたときには、センサーS2〜S5に対応するセンサーS11〜S14によって下半部の左右位置を感知することになる。
《姿勢修正装置》
姿勢修正装置30は、展張用吸引ボックス21の後板に配設した上下の正逆転可能な複数の小孔を有するバキュームベルト31、31と、吸引力を発生させるための吸引ファン32と、上下のバキュームベルト31、31間に配置した第2センサー群S11〜S14とで構成されている。
左右駆動装置11による左右位置の修正と同時に布類保持部6の移動方向と同方向にバキュームベルト31、31を駆動させると、布類はバキュームベルト31、31に吸引されているので、バキュームベルト31、31の回動にしたがって布類の下半部も移動して姿勢を正すことができる。即ち、姿勢修正装置30は布類保持部6の移動と連動して、表2に記載のとおり制御される。
Figure 2006151532
《進退駆動装置》
進退駆動装置15は、伸縮シリンダー16により搬送コンベヤ42上を縦移動される。進退駆動装置15は、布類保持部6を手前側の待機位置と後退位置との間(例えば600mm程度の範囲)で進退駆動せしめるようになっている。布類保持部が待機位置にあるときには、該布類保持部の前端部が搬送コンベヤ42の始端部より例えば200〜300mm程度だけ手前側に突出するようになり、他方、布類保持部6が後退位置にあるときには、該布類保持部6の前端部が搬送コンベヤ42の始端部より例えば400〜300mm程度だけ後方に位置するようになる。
進退駆動装置15は、この実施例では、布類保持部6を搬送コンベヤ42の搬送速度の2倍程度(毎分60m程度)の速さで進退させるようになっている。又、この進退駆動装置15は、布類保持部6を待機位置に位置させた状態で、布類の前縁部を載置部7の前半部の上面に載せると、それを検出するセンサーS1からの信号で縮小操作され、布類保持部を中間後退位置を経て後退位置まで後退させた後、その後退位置を検出するセンサー(例えば図示しないリミットスイッチ)からの信号で直ちに伸長操作されて、布類保持部を元の待機位置まで前進させるように作動する。
なお、この実施例では、進退駆動装置の縮小側スタートは、布類前縁部を載置部前半部上に載せたときに、それを検出するセンサーからの信号で行われるようになっているが、作業員による足踏みスイッチで縮小側にスタートさせるようにしてもよい。
《布類供給装置の作動》
本実施例の布類供給装置は、次のように作用する。運転開始時には、布類保持部6が手前側の待機位置で待機しており、又搬送コンベヤ42は連続走行しており、さらに布類保持部6の吸引ファン8は連続作動している。この状態から、布類の前縁部を布類保持部6の載置部7の前半部上に載せると、吸気孔10から吸気されていることにより該布類前縁部が載置部7の前半部上に吸着される。そのとき、布類前縁部が載置部上に載ったことをセンサーS1で検出する。
センサーS2〜S4でタオルの幅が大・小のどちらかを判断し、判断されたタオルが小の場合、モータを正転または逆転させて、布類の一辺をセンサーS4が感知するところまで(表1の判断1、2、4の場合は感知しなくなるまで)、布類保持部をレールに沿って横移動させ、判断されたタオルが大の場合には、布類の一辺をセンサーS5が感知するところまで(表1の判断6、7の場合は感知しなくなるまで)布類保持部をレールに沿って横移動させる。
同時に、姿勢修正装置のバキュームベルト31、31を表2に示すとおり作動させ
て布類の下半部を横方向に移動させて、布類全体の姿勢を修正する。
さらに、上記検出信号で進退駆動装置15を縮小動作させ、布類保持部6の前縁部が搬送コンベヤ42の始端部より後方まで後退したときに、布類の垂下部が搬送コンベヤ42の始端部上に接触する(摩擦力が発生する)が、そのとき搬送コンベヤ42の走行速度より布類保持部の後退速度が大幅に速いために、布類前縁部の吸着部分と搬送コンベヤ始端部の接触部分との間にテンションが発生するようになる。このとき、布類前縁部に対する吸着力より搬送コンベヤ42の始端部との接触による摩擦力が大きくなり、布類にかかるテンション力で布類前縁部が布類保持部6の吸着部分から自動的に剥離されるようになる。
そして、布類保持部6から剥離した布類前縁部は、搬送コンベヤ42の上に落ちて、布類全体が搬送コンベヤ42の上を後送される。又、進退駆動装置15は、布類保持部6を後退位置まで後退させた後、該布類保持部6を直ちに前進動作させて元の待機位置まで戻すように操作される。
本実施例は、実施例1の布類供給装置を布類折畳み装置に適用した例であり、例えばタオルのような比較的小面積の長方形状布類を4つ折り状態で折畳み、その折畳み布類を適数枚積層させた状態で順次自動で取出せ、加えて、サイズの異なる2種類のタオル(例えば、フェイスタオルとバスタオル)を自動的に選別しながらそれぞれを別位置において積層し得る布類折畳み機に関するものである。
本実施例の布類折畳み機は、図4に示すように、内側に布類供給装置の案内手段を有する左右の側板と、センサー取付部を形成する前板を有する機枠と、各側板間に該側板と平行に走行する状態で設置した搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの始端部に布類を供給するための布類保持部を備えた布類供給装置と、搬送コンベヤ始端部上に供給される布類の垂下部を展張させるための展張装置と、搬送コンベヤ終端部において布類を4つ折りにするための折り装置と、布類をサイズ別に積み重ねる積み重ね装置とで構成されている。
《搬送コンベヤ》
搬送コンベヤ42は、多数本の小幅ベルトを小間隔をもって並設したものを使用しており、本実施例では、搬送方向の長さが1600〜1700mm程度で幅が800〜900mm程度のものを採用し、モータによって例えば毎分30m程度の速度で連続走行せしめられる。
《折り畳み部・積み重ね部》
折り畳み部は、搬送コンベヤ42と、搬送コンベヤ駆動用モータ43と、搬送コンベヤ42の上方に所定の間隔をもって配置されたセンサーS7、S8と、搬送コンベヤ42の終端上方に配置されたセンサーS9と、搬送コンベヤ42の下方に配置され、搬送コンベヤ42とで折り畳まれた布類を積み重ね部に送る送込みコンベヤ44と、布類を搬送コンベヤ42と送込みコンベヤ44との間に送り込む折り板45と、折り板45を前後動させるシリンダー46と、布類の先端部を保持する固定板47とで構成されている。
なお、送込みコンベヤ44は、搬送コンベヤ42の駆動用モータ43で、搬送コンベヤ42とは逆方向に回転され。
また、積み重ね部は、搬送コンベヤ42の下面に対向し、コンベヤと共同して4つ折りされた布類の積み重なりを形成する位置と布類を落下させる位置との間で揺動可能な第1、第2の板48、49と、板48、49を揺動させるシリンダー50、51と、第1の板48の上方に設けられたセンサーS10と、センサーS10からの信号に基づき搬送中の4つ折り布類を第1の板48に押さえ付ける押え板52と、押え板52を作動させるシリンダー53と、4つ折りの布類の搬送路の終端に設けられたストッパー54と、第1、第2の板48、49の下方に設けられた第1の搬出コンベヤ55、第2の搬出コンベヤ56と、第1の搬出コンベヤ駆動用モータ57、第2の搬送コンベヤ56のローラ内に配置された第2の搬出コンベヤ56の駆動用モータ58とで構成されている。
《折畳み部・積み重ね部の作動》
本実施例の布類供給装置によって布類折り畳み装置40に送り込まれた布類は、モータ43によって一定速度で走行する搬送コンベヤ42により、折り畳み部に向かって搬送される。その搬送の間センサーS7、S8の下を通過し、そのセンサーS7またはS8の感知している時間から、布類の全長を計測する。
さらに搬送された布類の先端部は搬送コンベヤ42の先端から垂れ下がるので、垂れ下がり開始をセンサーS9が感知し、そのセンサーS9の感知後タイミングをみて(布類の1/4の長さが垂れ下がったら)、シリンダー46で作動する折り板45が右に動き布類の先端1/4を固定板47に押さえ込む。次に布類の押さえ込まれた1/4から残りの全長2/4が垂れ下がる。それと同時に折り板45が左に動き、品物を搬送コンベヤ42と送り込みコンベヤ44との間に押し込ませ、両コンベヤによって布類は4つ折りされた状態で、積み重ね部方向に(図面左方向)に搬送させる。
積み重ね部に送られてきた4つ折りの布類が大である時は、センサーS10が感知し、その感知後タイミングをみてシリンダー53を作動させ押え板52を下方に回動させ、4つ折りされた布類を第1の板48に押さえ込み停止させる。それと同時にシリンダー50を作動させ第1の板48を解放し、4つ折りの布類を停止中の第1の搬出コンベヤ55上に落下させ、また、積み重ね部に送られてきた4つ折りの布類が小である時は、4つ折りされた布類はそのまま第1の板48上を通過し、ストッパー54に突き当たり停止する。それと同時に、シリンダー53を作動させ第2の板49を解放し、4つ折りされた布類を停止中の第2の搬出コンベヤ56上に落下させる。そして、連続して送られてくる4つ折りの布類を分別して搬出コンベヤ上に規定数積み重ねられると、搬出コンベヤは駆動用モータによりされ規定量移動して、後続の4つ折り布類の積み重ね場所を確保する。
なお、上記実施例では、センサーS10によって布類が大であることを感知して落下装置を作動させているが、布類供給装置に設けたセンサーS2〜S5による布類の大小判別信号にもとづいて、布類折り畳み装置40および落下装置を作動させるようにしてもよい。
実施例1に係る装置の布類保持部の平面図である。 実施例1に係る装置の前面側の側面図である。 実施例1に係る装置の正面図である。 実施例2に係る装置の全体側面図である。
符号の説明
1 レール
2 支持枠
3 側枠
4 レール
5 センサー取付部
6 布類保持部
7 載置部
8 吸引ファン
9 上面板
10 吸気孔
11 左右動駆動装置
12 モータ
13 ラック
14 ピニオン
15 進退駆動部
16 シリンダー
17 タオル
20 展張装置
21 吸引ボックス
22 吸引ファン
23 シリンダー
24 ダンパー
25 送り込みロール
30 姿勢修正装置
31 バキュームベルト
32 吸引ファン
40 布類折り畳み装置
41 機枠
42 搬送コンベヤ
43 搬送コンベヤ駆動用モータ
44 送込みコンベヤ
45 折り板
46 折り板駆動用シリンダー
47 固定板
48 第1の板
49 第2の板
50 第1の板駆動用シリンダー
51 第2の板駆動用シリンダー
52 押え板
53 押え板駆動用シリンダー
54 ストッパー
55 第1の搬出コンベヤ
56 第2の搬出コンベヤ
57 第1の搬出コンベヤ駆動用モータ
58 第2の搬出コンベヤ駆動用モータ

S1〜S14 センサー
M ミラー

Claims (10)

  1. 布類の上端部を保持し、搬送方向に直行する方向に移動することで布類の上半部の偏りを修正する第1の工程、布類の垂れ下がり部を保持し、第1の工程と同時同方向に平行移動することで布類の下半部の偏りを修正する第2の工程を有する布類供給方法。
  2. 前記第2の工程は、搬送方向と同方向に吸引力を働かせることで布類の垂れ下がり部を保持することを特徴とする請求項1の布類供給方法。
  3. 前記第2の工程は、第2センサー群からの信号に基づき布類下半部の偏りを修正することを特徴とする請求項1又は2の布類供給方法。
  4. 前記第1の工程は、布類の上半部の偏りを修正するとともに、第1センサー群からの信号に基づき布類の大小を判別することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの布類供給方法。
  5. 請求項4の布類供給方法により供給された布類を折り畳み、前記第1センサー群からの信号に基づき大きさ別に積み重ねる布類折り畳み方法。
  6. 展張した布類の四隅方向を揃えて布類折り畳み装置に供給するための布類供給装置であって、
    布類の上端部を保持し、搬送方向および搬送方向に直交する方向に移動可能な布類保持部と、該布類保持部の下方に配置され、該布類保持部に保持された布類の上半部の偏りを検知する第1センサー群と、該第1センサー群からの信号に基づき布類保持部を搬送方向に直行する方向に移動させる左右駆動装置と、該第1センサー群の下方に配置され、布類の垂れ下がり部を保持し、布類保持部と平行移動する姿勢修正装置と、該姿勢修正装置に配置され、布類の垂れ下がり部の移動を検知し、該姿勢修正装置の移動停止信号を発する第2センサー群とを有する布類供給装置。
  7. 前記姿勢修正装置は、搬送方向に直行する方向に配置された平行な2本のバキュームベルト有し、該バキュームベルトに吸引力を働かせながら、該バキュームベルトを正又は逆回転することを特徴とする請求項6の布類供給装置。
  8. 前記第1センサー群は、前記搬送部と概ね同一幅で配置された左右一対の外側センサーと、該外側センサーより内側に配置された左右一対の内側センサーからなることを特徴とする請求項6または7の布類供給装置。
  9. 前記第1センサー群は、前記外側センサーからの信号と前記内側センサーからの信号に基づき布類の大小を判別するための信号を発することを特徴とする請求項8の布類供給装置。
  10. 請求項9の布類供給装置と同一筐体に構成され、該布類供給装置から送られてきた布類を折り畳み、前記第1センサー群からの信号に基づいて大きさ別に積み重ねる布類折り畳み装置。
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