JP2008125901A - 布類供給方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が布類を投入装置に投入する際に端辺の中央部の位置出しをしなくとも、横行部に垂れ下がる布類の垂れ下がり位置および傾きを整合して次工程に布類を受け渡すことが可能な布類供給方法および装置の提供。
【解決手段】投入装置により布類をレールの端部まで上方に移送し、掴持手段を有する横行部により布類を受け取り、横行部から垂れ下がった状態の布類をレールの中央位置まで移送し、折り部に布類を投入して二つ折り状態で排出し、折り部から排出された布類を展張機構で展張し、レールと直交する方向に布類を搬送する搬送装置に供給する布類の供給方法において、横行部により移送された布類の端辺をセンサ群により検知して、センサ群からの信号に基づき布類の投入装置側の垂れ下がり部分を対向するローラ(31,32)で挟んで下方へ移動して布類の垂れ下がり整合することを特徴とする方法およびその装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、布類の位置のずれを整合して展張し、プレス機や折畳み機等の次工程装置側に搬送させるための布類供給方法および装置に関するものである。なお、本明細書における布類とは、シーツ、包布、タオル等の方形の布類をいう。
多量の布類を洗濯する場合には、洗濯済みのものを一定のラインに沿って搬送しながら脱水、乾燥、プレス、折り畳み等の処理を行なうこととなる。特にプレスを行う際には、布類を予め展張させた状態でラインへ投入する必要があるが、大型の布類を拡げて乱れなく投入することは困難であり、人手で行うには身体的負荷が大きかった。例えば、ロール仕上機に洗濯物を供給する際には、折目状皺がロール仕上機処理の際に形成されないように洗濯物を広げて平滑化することが重要である。
供給装置に洗濯物を供給する装置としては、短く広幅なコンベヤベルトと、コンベヤベルトに載っている洗濯物の後縁の位置を検出する複数のセンサと、洗濯物の一方の側で垂れ下がっている部分を係止し、細長い棒により洗濯物を洗濯物が係止されている個所とコンベヤベルトとの間に押し込み、これにより洗濯物の向きをコンベヤベルトに対して整合する装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、整合プロセスにおいてコンベヤベルトを静止する必要があったため、洗濯物を連続供給しながらその向きを自動整合することができなかった。そこで、洗濯物を連続供給しながら洗濯物の向きを整合することを可能とすべく、供給方向に見て供給方向に対して任意の角度に洗濯物の後縁が引き伸ばされている状態で前記洗濯物が供給される搬送面と、前記後縁を供給方向に対して所定の角度に整合する整合手段とを具備し、供給方向に対して横方向に前記後縁に沿って複数の位置において前記後縁の位置を検出する検出装置を前記整合手段が有する供給装置において、供給方向に対して所定の角度をなす直線に沿って洗濯物を制動する制動装置を前記整合手段が更に有し、前記後縁が前記直線を通過する際に前記洗濯物の前記後縁を制動するために前記制動装置が作動させられるように前記検出装置と前記制動装置とが共働することを特徴とする、洗濯物処理装置へ洗濯物を供給する装置が提言されている(特許文献2)。
洗濯物を特許文献1に記載の装置に送り込む装置としては、最初に、洗濯物の前面縁端の伸長部分を把持し、次に、該最先の前面縁部が送り込み装置を向いた状態で洗濯物を送り込み装置内に搬送し得るようにしたコンベヤと、2つの拡げローラ部材と、送り込み方向に見て、コンベヤの前面に設けられ、その目的を果たし得るようにした制御手段によって送り込み方向に関して洗濯物が右方向に、又は左方向に案内されるような方法にて洗濯物が拡げ部材の各々に摩擦状態に接触可能にする手段とを備える、略矩形の洗濯物を送り込み装置内に挿入する装置にして、拡げローラ部材と洗濯物とを摩擦状態に接触させる前記手段が設けられ、拡げローラ部材の表面に孔が形成され、洗濯物が吸引されて前記拡げローラ部材と係合するように、該拡げローラ部材内に負圧を発生させる手段が設けられることを特徴とする挿入装置がある(特許文献3)。
コンベヤベルトにその側部から直交して布を供給する装置としては、出願人が提言した、前後方向に移動自在なる移動体と、該移動体に設けられていて、方形状布類の1つの角部と該角部に連続する縁部の一部を掴持し得る掴持手段と、前記移動体を移動せしめる移動体駆動装置と、前記掴持手段の高さ位置より低位置にあって該掴持手段が方形状布類を掴持した状態で移動体が後退したときに、該方形状布類を下方から支持し得る載置台と、該載置台の前縁部における、前記掴持手段の中間位置の移動体移動方向延長線の直下位置にあって前方に向けて突出する如く形成した布類拡張部、とを備えたことを特徴とする方形状布類の縁出し装置がある(特許文献4)。
また、コンベヤベルトを横断して往復運動する横行部を備え、横行部の有する掴持手段により布類を把持しながら横行部の両側面に布類が略U字形状となるよう垂れ下げた状態とし、近接する上方コンベヤおよび下方コンベヤからなる折り部に横行部に垂れ下げられた布類の片側を二つ折りとして受け渡す公知の装置がある(非特許文献1)。
ヨーロッパ特許第424290号 特許第3839076号公報 特開平08−168598号公報 特公平06−049119号公報 JENSEN社発売の「EXTREME FEEDER」に添付の操作マニュアル
搬送装置と直交して往復動する横行部を備える布類供給装置においては、横行部に垂れ下がる布類の端辺の水平位置がほぼ同じになっていることが前提とされる(図6参照)。
横行部に垂れ下がる布類の端辺の水平位置が非均等である状態では、次工程への受け渡しは適切に行われず(図7参照)、場合によっては、スプレッドチャックが布類を把持することができず、布類が落下してしまうという課題がある。
布類の端辺の水平位置を揃えるためには、布類の端辺の中央部が投入装置の中央部と重なるように投入作業を行う必要がある。しかしながら、タオル等の比較的小さな布類の場合は、布類の端辺の中央部を投入することが大きな負担となることはないが、シーツ等の大型の布類においては、端辺の中央部の位置出しをすることは、作業者にとって大きな負担となる。そのため、作業者が布類の端辺の中央部の位置出しをしなくとも、展張した布類を次工程へ受け渡すことができる方法および装置が求められていた。
本発明は、作業者が布類を投入装置に投入する際に端辺の中央部の位置出しをしなくとも、横行部に垂れ下がる布類の垂れ下がり位置および傾きを整合して次工程に布類を受け渡すことが可能な布類供給方法および装置を提供することを目的とする。
発明者は、布類の垂れ下がり状態をセンサ群により検知し、少なくとも一対のローラからなる整合機構により布類の垂れ下がり状態を整合することで、上記課題を解決することを可能とした。
すなわち、第1の発明は、投入装置により端辺が投入された布類を幅方向に配設されたレールの端部まで上方に移送し、掴持手段を有する横行部により布類を受け取り、横行部の両側部から端辺が垂れ下がった状態の布類をその中央部がレールの中央位置となるまで移送し、上方コンベヤおよび下方コンベヤの間隙に布類を投入して二つ折り状態で排出し、排出された布類の端辺を一対の把持チャックで把持し、一対の把持チャックを離間させて布類を展張し、レールと直交する方向に布類を搬送する搬送装置に供給する布類の供給方法において、横行部により移送された布類の端辺をセンサ群により検知して、センサ群からの信号に基づき布類の投入装置側の垂れ下がり部分を対向するローラ(31,32)で挟んで下方へ移動して布類の垂れ下がり整合することを特徴とする方法である。
第2の発明は、第1の発明において、幅方向に複数組のローラ(31,32)を設け、前記センサ群からの信号に基づき1ないし複数のローラ(31,32)を作動させ、布類の傾きを整合することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、ローラ(31,32)の組ごとの回転速度を制御可能であることを特徴とする。
第4の発明は、第1、2または3の発明において、2台の投入装置によりレールの両端部に布類を移送することを特徴とする。
第5の発明は、本体の幅方向に配設されたレールと、端辺が投入された布類をレールの端部まで上方に移送する公知の投入装置と、投入装置から布類を受け取る掴持手段を有し、その両側部から端辺が垂れ下がった状態で布類を保持し、レールに沿って移動可能な横行部と、横行部が保持する布類の垂れ下がった端辺を検知するセンサ群と、対向するローラ(31,32)から構成され、横行部が保持する布類の投入装置側の垂れ下がり部分をローラ(31,32)で狭んで布類を下方へ移動して垂れ下がり位置を整合する整合機構と、上方コンベヤおよび下方コンベヤからなり、それらの間隙に投入された布類を二つ折り状態で排出する折り部と、幅方向に移動する一対の把持チャックからなり、折り部から布類を受け取って展張する展張機構と、展張機構から布類を受け取ってレールと直交する方向に布類を搬送する搬送装置と、を備える布類供給装置である。
第6の発明は、第5の発明において、前記整合機構は、本体の幅方向に設けられた複数組のローラ(31,32)からなり、前記センサ群からの信号に基づき1ないし複数のローラ(31,32)を作動させ、布類の傾きを整合することを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、ローラ(31,32)の組ごとの回転速度を制御可能であることを特徴とする。
第8の発明は、第5、6または7の発明において、ローラ(31)は、公知の駆動手段により前進動するフリーローラであり、ローラ(32)は、固定された駆動ローラであることを特徴とする。
第9の発明は、第5ないし8のいずれかの発明において、前記投入装置は、本体の両側部に設けられた2台の投入装置であることを特徴とする。
本発明によれば、作業者が布類を投入装置に投入する際に端辺の中央部の位置出しをしなくとも、横行部に垂れ下がる布類の垂れ下がり状態を整合して次工程に布類を受け渡すことが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態の布類供給装置は、本体1の幅方向に配設されたレール9と、端辺が投入された布類3をレール9の端部まで上方に移送する公知の投入装置2と、投入装置2から布類3を受け取る掴持手段11を有し、その両側部から布類3の端辺が垂れ下がった状態で布類3を保持し、レール9に沿って移動可能な横行部10と、横行部10が保持する布類3の投入装置側の端辺を検知するセンサ群と、本体の幅方向に設けられた複数組の対向するローラ31,32から構成され、横行部10が保持する布類3の投入装置側の垂れ下がり部分をローラ31,32で狭んで布類を下方へ移動して垂れ下がり位置を整合する整合機構30と、上方コンベヤ21および下方コンベヤ22からなり、それらの間隙に投入された布類3を二つ折り状態で排出する折り部20と、幅方向に移動する一対のスプレッドチャック13からなり、折り部20から布類3を受け取って展張する展張機構40と、展張機構40から布類を受け取ってレール9と直交する方向に布類3を搬送する搬送装置である移送コンベヤ25および排出コンベヤ26とを備える。
大きさの異なる布類に対応するためには、ローラ31,32の組数は4以上であることが好ましいが、これに限定されない。また、ローラ31,32の組ごとに、異なる速度で回転可能に構成とすることで、よりきめ細かな整合が可能となる。
一対のスプレッドチャック13は、サーボモータ等の公知の駆動源により往復動可能であり、布類3を把持する際は両者の距離を縮め、布類3を展帳する際は両者を離間するよう作用する力が与えられる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されず、搬送装置の進行方向と直交する方向から布類3を供給する構成の布類供給装置であれば実施可能なものであり、既存の布類供給装置にセンサ群と整合機構30を付加することにより実現することができるものである。
以下では、本発明を実施するための最良の形態を実施例により説明するが、本発明は何ら実施例に限定されるものではない。
図1は、本実施例の布類供給装置を上方から見た図面である。本実施例の布類供給装置は、フロントパネル4の両端に投入装置2a、2bを有しており、本体1への布類の供給を2台の投入装置2a、2bから並行して作業することができる。投入装置2a、2bは、特許文献3に示されるような公知の構造をしており、投入装置2の有する上下のコンベヤベルトで布類3を挟持してレール9の端部まで搬送する。ここで、投入装置2に布類3を投入する際には、投入する布類3の端辺の中央部が投入装置2の中央部と重なるように投入するのが好ましいのは先に述べたとおりである。このように布類3の中央部が投入装置2の中央部と重なるよう投入されると、布類3の位置を整合しなくとも、図6に示すように、横行部10に垂れ下がる布類3の端辺の水平位置がほぼ同じ状態となるからである。一方で、布類3を投入装置2aに投入する場合において、布類3の端辺の中央部より左にずれた位置が投入装置2の中央部と重なるように投入されると、布類3の位置を整合しないと、図7に示すように折り部側の端辺の位置が下方に位置する状態となってしまう。かかる場合においても、本実施例の布類供給装置によれば、布類3の垂れ下がり状態が整合されるが、その処理については後述する。
フロントパネル4の奥には、幅方向にレール9が配設されており、このレール9上を横行部10が往復運動する。横行部10は、略二等辺三角形の形状をした一対の掴持手段11を備えており、二等辺の頂点を始点に掴持手段11をシーソー動させることで投入装置2a、2bの夫々から受け渡される布類3の端辺を掴持(把持)することができる。投入装置2a、2bにより搬送された布類は、投入された側の端辺が横行部10の掴持手段11と対向するよう投入装置2a、2bの終端位置で回転される。レール9の端部で投入装置2a、2bから布類3を受け取った横行部10は、横行部10の両側部から布類3の端辺が垂れ下がった状態で布類3の中央部が本体1の中央部Pと重なるまでレール9上を移動する。
図4は、センサ群等を説明するために、本体1を透過的に示した正面図である。
横行部10から垂れ下がった状態にある布類3の端辺は、本体の左右の側部に高さ方向に配置された複数の光電素子からなるセンサ5a、5bからなるセンサ群が検知し、布類3の端辺の傾き具合および投入者側の位置が認識される。
センサ5a、5bは、それぞれ10個設けられており、内5個が投入者側端辺を検知し、内5個が折り部側端辺を検知する。支持梁7,8から垂れ下がった布類の上下の位置(端辺)を検知することで、制御部が布類3の傾斜を算出することが可能となる。
なお、センサ5の種別および数量は設計事項であって本実施例のものに限定されず、また投入者側または折り部側の一方のみを検知する構成としてもよい。
センサ群から受信した信号に基づき整合機構30が作動し、布類3の垂れ下がり位置および傾きを整合する。整合された布類3は、ブロー管15によりエアブローされて、上方コンベヤ21および下方コンベヤ22からなる折り部20に二つ折りにされて受け渡される。折り部20から排出された布類3は展張機構40に受け渡されて展張される。展張機構40は、幅方向に移動自在の一対のスプレッドチャック13a、13bから構成される。前進位置で布類3の端辺を把持したスプレッドチャック13a、13bは、サーボモータ12a、12bにより幅を拡大する方向(後退方向)に作用する力を与えられ、布類3を展張状態とする。展張状態とされた布類3は、スプレッドチャック13a、13bから開放されると共にブロー管16によりエアブローをされて、次工程に搬送する搬送装置である移送コンベヤ25および排出コンベヤ26に受け渡される。
図2は、実施例に係る布類供給装置を透過的に示した側面図であり、図3は布類の折り部20、整合機構30および展張機構40の個所を拡大した側面図である。図2および図3では、布類3および横行部10は図示していないが、横行部10に保持された布類3は、支持梁7,8の両側面に横行部10を介して略逆U字形状に垂れ下がった状態となる。図6および図7を参照しながら、布類3の垂れ下がり具合と折り部20へ供給される布類3の品質の関係を説明する。
図6は、横行部10に垂れ下がる布類3の端辺AおよびBの水平位置がほぼ同じ状態における次工程への受け渡し処理を示す図面である。図6(a)に示すように、横行部10に保持された布類3は、投入者側に設けられた公知の整形ブラシ14により皺を伸ばされ、ブロー管15からのエアブローにより折り部20に送出される。図6(b)に示すように、ブロー管15からのエアブローにより布類3の折り部側がCの位置で二つ折りとされ、折り部20を構成する上方コンベヤ21と下方コンベヤ22の間隙に投入される。下方コンベヤ22を搬送される布類3の形状は、端辺Aが後端部となり、Cが先端部となる。下方コンベヤ22の後端部から布類3が排出されると、図示しないセンサが先端部Cを検知する。そして、二枚重ねの部分の終端部(端辺B)を検知するとスプレッドチャック13を前進移動させ、図6(c)に示すように、布類3の端辺Aを把持させる。
このように、布類3の端辺AおよびBの水平位置がほぼ同じ状態においては、投入者側の整形された端辺Aがスプレッドチャック13により把持される。
図7は、横行部10に布類3の折り部側の端辺Bが投入者側の端辺Aより下方に位置する状態における次工程への受け渡し処理を示す図面である。図7(a)に示すように、横行部10に保持された布類3は、投入者側に設けられた整形ブラシ14により皺を伸ばされ、ブロー管15からのエアブローにより折り部20に送出される。図7(b)に示すように、ブロー管15からのエアブローにより布類3の折り部側がCの位置で二つ折りとされ、折り部20を構成する上方コンベヤ21と下方コンベヤ22の間隙に投入される。下方コンベヤ22を搬送される布類3の形状は、端辺Bが後端部となり、Cが先端部となる。下方コンベヤ22の後端部から布類3が排出されると、図示しないセンサが先端部Cを検知する。そして、二枚重ねの部分の終端部(端辺A)を検知するとスプレッドチャック13を前進移動させ、図7(c)に示すように、布類3の端辺Bを把持させる。
このように、布類3の端辺Bが端辺Aよりも下方に位置する状態においては、整合機構30を設けないと、折り部側のエアブローで乱れた端辺Bがスプレッドチャック13により把持されることとなり、さらには、スプレッドチャック13が布類3を把持できない場合さえある。より詳細には、二つ折り時における端辺Aと端辺Bの位置が近い場合には、二枚重ねの終端部と布類3の後端部の距離が短くなるため、センサからの信号受信後のスプレッドチャック13の作動が追いつかず、布類3が落下してしまうことがある。
また、投入者側の端辺Aが折り部側の端辺Bより下方に位置する状態では、二枚重ねの終端部と布類3の後端部との距離が充分に確保されるため、スプレッドチャック13により布類3を把持することができ、またスプレッドチャック12により把持される端辺も整形された端辺Aとなる。このため、本実施例の整合機構30より布類3の垂れ下がり状態の整合が必要となるのは、図7に示すように、折り部側の端辺が投入者側の端辺よりも下方に位置する場合となる。なお、垂れ下がり位置に問題が無い場合においても、布類の端辺が水平でなく傾いている場合には、傾きの整合が必要となることは言うまでもない。
本実施例の布類供給装置における布類の整合機構30について説明する。
図5は、整合機構30を説明するために、本体1の要部を透過的に示した正面図である。
本実施例の整合機構30は、可動ローラ31a〜dと、固定ローラ32a〜dと、伸縮シリンダ17a〜dおよび伸縮シリンダ18a〜dとから構成される。
本実施例の伸縮シリンダ17,18は、公知のエアシリンダにより構成されているが、これに限定されず、アクチュエーター等の公知の手段により構成してもよい。
可動ローラ31は、その両端部が伸縮シリンダ17,18と接続されたフリーローラでり、伸縮シリンダ17,18の作動により前進動可能である。固定ローラ32は、梁7にもうけられた切り込みから外部に突出した駆動ローラである。
布類3の位置を修正する必要がある場合には、可動ローラ31が前進位置にて固定ローラ32と協動して布類3を下方に移動させるよう作用する。
本実施例の布類供給装置は、可動ローラ31と固定ローラ32を4組備えており、図5に示すように、幅方向に並列される。このように並列配置された複数の可動ローラ31と固定ローラ32のうちいずれかの組を選択的に作動させることによって端辺の傾斜状態を整合することが可能である。例えば、布類3の投入者側の端辺Bが左上がりになっている場合には、可動ローラ31d(場合によっては可動ローラ31cも)を前進移動させればよい。
布類3の垂れ下がり位置および傾斜状態の整合処理が終了すると、ブロー管15からのエアブローによりローラ34とローラ36の間隙に布類3が送出される。この前に、公知の整形ブラシ14a、14bにより布類3の皺を伸ばしておくことが好ましい。
エアブローされた布類3は、上方コンベヤ21と下方コンベヤ22により二つ折り状態で搬送され、下方コンベヤ22の後端部から落下され、スプレッドチャック13により端辺Aを把持される。端辺Aを把持したスプレッドチャック13は、布類3を展張する。展張された布類3は、ブロー管16からのエアブローにより移送コンベヤ25上に載置され、移送コンベヤ25および排出コンベヤ26によりプレス機や折畳み機等の次工程へ搬送される。
以上のように、本実施例の布類供給装置によれば、横行部10に垂れ下がる布類3の垂れ下がり位置および傾きを整合して次工程に布類を受け渡すことが可能となる。従来装置のように、エアブローで乱れた側の端辺を展張することが無くなり品質が向上するだけではなく、展張機構40への受け渡し時に生ずる布類3の落下を完全に無くすことができるため、生産性の向上にも寄与するものである。
実施例に係る布類供給装置の平面図である。 実施例に係る布類供給装置を透過的に示した側面図である。 整合機構の個所を拡大した側面図である。 センサ群等を説明するための布類供給装置の正面図である。 整合機構を説明するための布類供給装置の正面図である。 布類の端辺の水平位置がほぼ同じ場合における次工程への受け渡し処理を示す図面である。 布類の端辺が左右非均等に垂れ下がった場合における次工程への受け渡し処理を示す図面である。
符号の説明
1 本体
2 投入装置
3 布類
4 フロントパネル
5 センサ群
7,8 支持梁
9 レール
10 横行部
11 掴持手段
12 サーボモータ(スプレッドチャック用)
13 スプレッドチャック
14 整形ブラシ
15,16 ブロー管
17,18 伸縮シリンダ
19 サーボモータ(整形ブラシ用)
20 折り部
21 上方コンベヤ
22 下方コンベヤ
25 移送コンベヤ
26 排出コンベヤ
30 整合機構
31 可動ローラ
32 固定ローラ
34〜37 送りローラ
40 展張機構

Claims (9)

  1. 投入装置により端辺が投入された布類を幅方向に配設されたレールの端部まで上方に移送し、掴持手段を有する横行部により布類を受け取り、横行部の両側部から端辺が垂れ下がった状態の布類をその中央部がレールの中央位置となるまで移送し、上方コンベヤおよび下方コンベヤの間隙に布類を投入して二つ折り状態で排出し、排出された布類の端辺を一対の把持チャックで把持し、一対の把持チャックを離間させて布類を展張し、レールと直交する方向に布類を搬送する搬送装置に供給する布類の供給方法において、
    横行部により移送された布類の端辺をセンサ群により検知して、センサ群からの信号に基づき布類の投入装置側の垂れ下がり部分を対向するローラ(31,32)で挟んで下方へ移動して布類の垂れ下がり整合することを特徴とする方法。
  2. 幅方向に複数組のローラ(31,32)を設け、前記センサ群からの信号に基づき1ないし複数のローラ(31,32)を作動させ、布類の傾きを整合することを特徴とする請求項1の布類供給方法。
  3. ローラ(31,32)の組ごとの回転速度を制御可能であることを特徴とする請求項2の布類供給方法。
  4. 2台の投入装置によりレールの両端部に布類を移送することを特徴とする請求項1、2または3の布類供給方法。
  5. 本体の幅方向に配設されたレールと、
    端辺が投入された布類をレールの端部まで上方に移送する公知の投入装置と、
    投入装置から布類を受け取る掴持手段を有し、その両側部から端辺が垂れ下がった状態で布類を保持し、レールに沿って移動可能な横行部と、
    横行部が保持する布類の垂れ下がった端辺を検知するセンサ群と、
    対向するローラ(31,32)から構成され、横行部が保持する布類の投入装置側の垂れ下がり部分をローラ(31,32)で狭んで布類を下方へ移動して垂れ下がり位置を整合する整合機構と、
    上方コンベヤおよび下方コンベヤからなり、それらの間隙に投入された布類を二つ折り状態で排出する折り部と、
    幅方向に移動する一対の把持チャックからなり、折り部から布類を受け取って展張する展張機構と、
    展張機構から布類を受け取ってレールと直交する方向に布類を搬送する搬送装置と、を備える布類供給装置。
  6. 前記整合機構は、本体の幅方向に設けられた複数組のローラ(31,32)からなり、前記センサ群からの信号に基づき1ないし複数のローラ(31,32)を作動させ、布類の傾きを整合することを特徴とする請求項5の布類供給装置。
  7. ローラ(31,32)の組ごとの回転速度を制御可能であることを特徴とする請求項6の布類供給装置。
  8. ローラ(31)は、公知の駆動手段により前進動するフリーローラであり、
    ローラ(32)は、固定された駆動ローラであることを特徴とする請求項5、6または7の布類供給装置。
  9. 前記投入装置は、本体の両側部に設けられた2台の投入装置であることを特徴とする請求項5ないし8のいずれかの布類供給装置。
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