JP2018085355A - 嵌め込みフレーム構造体および筐体 - Google Patents

嵌め込みフレーム構造体および筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018085355A
JP2018085355A JP2016225611A JP2016225611A JP2018085355A JP 2018085355 A JP2018085355 A JP 2018085355A JP 2016225611 A JP2016225611 A JP 2016225611A JP 2016225611 A JP2016225611 A JP 2016225611A JP 2018085355 A JP2018085355 A JP 2018085355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
fitting
pair
frame structure
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016225611A
Other languages
English (en)
Inventor
英明 平山
Hideaki Hirayama
英明 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2016225611A priority Critical patent/JP2018085355A/ja
Publication of JP2018085355A publication Critical patent/JP2018085355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】高強度に、容易にかつ高精度に組立ができる嵌め込みフレーム構造体および筐体を提供する。
【解決手段】断面コ字状の第一フレーム1、第二フレーム2とが直交して格子状に配置され、第一底面部10の外面10Aと第二底面部20の内面20Bとを当接させるように第一連結部100と第二連結部200とにて連結され、第一連結部100は、第二側面部21、22を挿入するために第一底面部10から第一側面部11、12にそれぞれ連通して形成された第一切欠部13、14と、第一切欠部13、14に形成された突出部15、16と、第一切欠部13、14とは離反した嵌合孔31〜34とを有し、第二連結部200は、嵌合孔31〜34に嵌合される長手方向に突出して形成された嵌合部41〜44を形成する第二切欠部23〜26と、第二底面部20には、突出部15、16が挿入する挿入孔27、28とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、高強度に、容易にかつ高精度に組み立てることができる嵌め込みフレーム構造体および筐体に関するものである。
H形や溝形の形鋼あるいは板金を曲げてL字やコ字形状の部材を組み合わせてフレーム構造体を製作する場合、一般的に部材同士を溶接で接合する。この溶接を実施するには、精度よく部材同士の位置を合わせるため、また、溶接の作業効率向上させるために特殊な治具や専属の溶接技能者が必要であった。また溶接した場合、溶接による熱歪が発生し、歪取りなどの修復作業が必要であり多くの手間とコストが係るという問題があった。
この問題を解決するために、溶接を行うことなく可能なものとして、互いに直交する縦梁、横梁、奥行梁を組み合わせ結合して箱型の枠組みを構築した板金フレーム組立構造で、前記縦梁、横梁、奥行梁の梁部材が薄板鋼板を断面コ字型ないし2字形に板金曲げ加工したものにおいて、前記枠組みのコーナー部にて縦梁、横梁、奥行梁の端部同士を内外に重ねて嵌め合わせ式に組み合わせた上で各梁部材の重なり板面をリベットにより直接カシメ止めしたフレーム構造がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−61981号公報
従来の箱型の枠組みフレームにあっては、六面体構造となるがそれぞれの面をパネル等で覆うことで箱が完成する。しかしながら、枠組みフレームで構成された前記面に対して、パネルを組み付けるだけではパネル一枚で外力等の負荷に耐える必要があり、パネルを頑丈にするため、パネル裏面に補強部材を溶接などで接合する必要があった。また、枠組みフレーム自体の強度を高めるため、あるいは、面に部品などを組み付ける際には、面内に梁部材等縦横に交差するように設けて強度向上および、部品の係止部を設けなければならないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するたになされたものであり、高強度に、容易にかつ高精度に組み立てることができる嵌め込みフレーム構造体および筐体を提供することを目的とする。
この発明の嵌め込みフレーム構造体は、
短手方向の断面形状の一部がコ字状であってコ字状の部分は第一底面部、および一対の第一側面部にて形成される第一フレームと、
短手方向の断面形状がコ字状であってコ字状の部分は第二底面部、および一対の第二側面部にて形成される第二フレームとをそれぞれ複数有し、
各前記第一フレームと各前記第二フレームとがそれぞれ直交するように格子状に配置され、当該直交する箇所では、前記第一フレームの前記第一底面部の外面と前記第二フレームの前記第二底面部の内面とを当接させるように前記第一フレームの第一連結部と、前記第二フレームの第二連結部とがそれぞれ連結される嵌め込みフレーム構造体であって、
前記第一フレームの前記第一連結部は、
一対の前記第二側面部を挿入するために前記第一底面部から一対の前記第一側面部にそれぞれ連通して形成された切り欠きを長手方向に間隔を隔てて形成された一対の第一切欠部と、
一対の前記第一切欠部の少なくともいずれか一方において一対の前記第一切欠部にて挟まれた前記第一底面部から長手方向に突出する突出部と、
一対の前記第一切欠部の一対の前記第一側面部の少なくともいずれか1つの延長線上に、一対の前記第一切欠部とは離反して形成された嵌合孔とを有し、
前記第二フレームの前記第二連結部は、
一対の前記第二側面部には、前記嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための嵌合部を形成する第二切欠部と、
前記第二底面部には、前記突出部が挿入された挿入孔とを有するものである。
また、この発明の筐体は、
前記嵌め込みフレーム構造体と、
前記嵌め込みフレーム構造体の外周を覆う枠部と、
前記嵌め込みフレーム構造体と前記枠部とを固定する連結部とを備えたものである。
この発明の嵌め込みフレーム構造体および筐体によれば、
高強度に、容易にかつ高精度に組み立てることができる。
この発明の実施の形態1における嵌め込みフレーム構造体の構成を示す斜視図である。 図1に示した嵌め込みフレーム構造体の1つの第一フレームの構成を示す斜視図である。 図1に示した嵌め込みフレーム構造体の1つの第二フレームの構成を示す斜視図である。 図2に示した第一フレームの構成を示す図である。 図3に示した第二フレームの構成を示す図である。 図1に示した嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。 図1に示した嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。 図1に示した嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。 この発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の第一フレームの連結部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の第二フレームの構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。 この発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の第一フレームの連結部の構成を示す側面図である。 この発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の第二フレームの連結部の構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した上面図である。 この発明の実施の形態4における嵌め込みフレーム構造体を用いた情報表示装置を示した斜視図である。 図15に示した情報表示装置を示した背面斜視図である。 図15に示した情報表示装置を示した右側面図である。 図15に示した情報表示装置の表示部の構成を示した分解斜視図である。 図18に示した表示部の筐体の構成を示した斜視図である。 図19に示した筐体の組立方法の詳細を示した斜視図である。 図19に示した筐体の組立方法の詳細を示した斜視図である。 図18に示した表示部の組立方法を示した斜視図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における嵌め込みフレーム構造体の構成を示す斜視図である。図2は図1に示した嵌め込みフレーム構造体の1つの第一フレームの構成を示す斜視図である。図3は図1に示した嵌め込みフレーム構造体の1つの第二フレームの構成を示す斜視図である。図4は図2に示した第一フレームの構成を示す図である。図4(A)は第一フレームの第一連結部の構成を示す斜視図、図4(B)は第一フレームの短手方向X1であって第一連結部が形成されていない箇所における断面構成を示す断面図である。
図5は図3に示した第二フレームの構成を示す図である。図5(A)は第二フレームの第二連結部の構成を示す斜視図、図5(B)は第二フレームの短手方向Y2であって第二連結部が形成されていない箇所における断面構成を示す断面図である。図6から図8は図1に示した嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。
図において、嵌め込みフレーム構造体5は複数の第一フレーム1と複数の第二フレーム2とにて形成される。第一フレーム1においては、長手方向Y1とし、短手方向X1とする。また、第二フレーム2においては、長手方向X2とし、短手方向Y2とする。また、嵌め込みフレーム構造体5の奥行方向Zとする。嵌め込みフレーム構造体5は各第一フレーム1と各第二フレーム2とをそれぞれ直交するように格子状に配置して形成される。
第一フレーム1は、図4(B)に示すように、短手方向X1の断面形状の一部がコ字状であってコ字状の部分は第一底面部10、および一対の第一側面部11、12にて形成される。一対の第一側面部11、12は、第一底面部10に対して平行な面にて形成される。第二フレーム2は、図5(B)に示すように、短手方向Y2の断面形状がコ字状であってコ字状の部分は第二底面部20、および一対の第二側面部21、22にて形成される。一対の第二側面部21、22は、第二底面部20に対して平行な面にて形成される。
嵌め込みフレーム構造体5の第一フレーム1と第二フレーム2とが直交する箇所には、第一フレーム1の第一連結部100と、第二フレーム2の第二連結部200とが連結して形成される。第一フレーム1と第二フレーム2とが直交する箇所では、第一フレーム1の第一底面部10の外面10Aと第二フレーム2の第二底面部20の内面20Bとが当接させる。
第一フレーム1の第一連結部100は、一対の第一切欠部13、14と、突出部15、16と、嵌合孔31、32、33、34とを有する。一対の第一切欠部13、14は、第二フレーム2の一対の第二側面部21、22を挿入するためのものである。一対の第一切欠部13、14は、第一底面部10から一対の第一側面部11、12にそれぞれ連通して切り欠いて形成される。一対の第一切欠部13、14は、第二フレーム2の一対の第二側面部21、22が挿入可能なように長手方向Y1に間隔を隔てて形成される。
突出部15、16は、一対の第一切欠部13、14において、一対の第一切欠部13、14にて挟まれた第一底面部10から長手方向Y1に突出して形成される。突出部15、16は、第一底面部10の短手方向X1の中央部に形成される。嵌合孔31、32、33、34は、一対の第一切欠部13、14の一対の第一側面部11、12のそれぞれの延長線上に、一対の第一切欠部13、14とは離反して形成される。
第二フレーム2の第二連結部200は、第二切欠部23、24、25、26と、挿入孔27、28とを有する。第二切欠部23、24、25、26は、一対の第二側面部21、22にそれぞれ二箇所ずつに形成されている。各第二切欠部23、24、25、26は、長手方向X2に突出した嵌合部41、42、43、44を形成するためにL字状に切り欠かれており、嵌合部41、42、43、44は第一フレーム1の嵌合孔31、32、33、34にそれぞれ嵌合される。挿入孔27、28は、第一フレーム1の突出部15、16を挿入するために、第一フレーム1の板厚T程度の幅を有して第二底面部20に形成される。
次に上記のように構成された実施の形態1の嵌め込みフレーム構造体5の組立方法について図6から図8に基づいて説明する。まず、図6に示すように、第一フレーム1の第一底面部10の外面10Aに、第二フレーム2の第二底面部20の内面20Bが相対するように配置する。第一連結部100の一対の第一切欠部13、14に第二連結部200の一対の第二側面部21、22を、第一フレーム1の第一底面部10の外面10Aと第二フレーム2の第二底面部20の内面20Bとが着接するまで嵌め込むと図7に示すように構成される。
次に、図7に示すように、第一連結部100の嵌合孔31、32、33、34と、第二連結部200の嵌合部41、42、43、44のそれぞれ四箇所が嵌まり込むように第二フレーム2をスライド方向Sへスライドさせる。すると、図8に示すように、第一連結部100の嵌合孔31、32、33、34に、第二連結部200の嵌合部41、42、43、44がそれぞれ嵌まり込む。それとともに、突出部15、16が挿入孔27、28に挿入され組立完了となる。
上記のように構成された実施の形態1の嵌め込みフレーム構造体によれば、突出部を、一対の第一切欠部のいずれにも形成し、第二底面部に各突出部が挿入される挿入孔を一対形成するため、第一フレームの短手方向であって、第二フレームの長手方向における第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とズレを抑制することができる。
また、嵌合孔を、一対の第一切欠部の一対の第一側面部の全ての延長線上の四箇所に形成し、一対の第二側面部には、各嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための嵌合部を形成する第二切欠部を四箇所に形成するため、第一フレームの長手方向であって、第二フレームの短手方向、および、第一フレームおよび第二フレームの奥行方向における第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とのズレを抑制することができる。
このように第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とを嵌め込むことで、嵌め込みフレーム構造体の上下、左右、奥行方向全ての方向において固定することができるため、リベット等の係止部材を使用することなく組み立てることが可能となる。これにより、リベット等の係止部材を締結していた組立時間を短縮し、誰でも容易に精度よく組み立てることができる。また、リベット等の係止部材を使用しないため、第一フレームおよび第二フレームの表面側にリベットの頭部等の突起がなく、第一フレームおよび第二フレームの表面に部品などを組み付ける際に突起を回避するための形状の制限がなくなり取り付け部品の制約を広げることができる。
また、第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とが互いに嵌まり合い、リベット等の係止部品を使用していないため、持ち運び中に生じる振動等により、第一フレームと第二フレームとが分解されることなく持ち運ぶことが可能となる。
また、上記実施の形態1においては、突出部を、一対の第一切欠部のいずれにも形成し、第二底面部に各突出部が挿入された挿入孔を二箇所に形成する例を示したが、これに限られることはなく、突出部を、一対の第一切欠部のいずれか一方に形成し、第二底面部には、突出部が挿入された挿入孔を一箇所に形成する場合も考えられる。この場合、上記実施の形態1の場合より、第一フレームの短手方向であって、第二フレームの長手方向における第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とのズレの抑制は低下するものの、構成要件が減るため、製造コストが低減し、組立作業も低減することができる。
また、嵌合孔を、一対の第一切欠部の一対の第一側面部の全ての延長線上の四箇所に形成し、一対の第二側面部には、各嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための嵌合部を形成する第二切欠部を四箇所に形成する例を示したが、これに限られることはなく、嵌合孔を、一対の第一切欠部の一対の第一側面部のいずれか1つの延長線上の一箇所に形成し、一対の第二側面部には、嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための嵌合部を形成する第二切欠部を一箇所に形成する場合も、また、二箇所、または、三箇所の嵌合孔およびそれに対応する二箇所、または三箇所の嵌合部を形成することも考えられる。
これらの場合、実施の形態1の場合より、第一フレームの長手方向であって、第二フレームの短手方向、および、第一フレームおよび第二フレームの奥行方向における第一フレームの第一連結部と第二フレームの第二連結部とのズレの抑制は低下するものの、構成要件が減るため、製造コストが低減し、組立作業も低減することができる。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の第一フレームの連結部の構成を示す図である。図10はこの発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の第二フレームの構成を示す図であり、第二フレームの短手方向Y2であって第二連結部200が形成されていない箇所における断面構成を示す断面図である。図11はこの発明の実施の形態2における嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した斜視図である。
図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。第一底面部10における、一対の第一切欠部13、14の長手方向Y1の最長箇所の長さW1、ここでは一対の第一切欠部13、14のいずれにも突出部15、16が形成されているため、突出部15、16間の長手方向Y1の長さW1が最長箇所となる。そして、この長さW1が、一対の第二側面部21、22の内側21B、22B間の長さW2より長く、かつ、一対の第二側面部21、22の外側21A、22A間の長さW3より短く形成される。一対の第二側面部21、22の長さW2と長さW3との差は、第二フレーム2の板厚T×2の長さと同等である。
また、突出部15、16は、突出側の短手方向X1の長さW4が、根元側の短手方向X1の長さW5より短くなる傾斜部150、160を備える。また、この傾斜部150、160は嵌合部41、42、43、44の突出する側に形成される。また、1つの第一切欠部13、14の長手方向Y1の最短箇所の長さW6は、第二フレーム2の板厚Tより若干長くα形成される(W6=T+α)。
次に上記のように構成された実施の形態2の嵌め込みフレーム構造体5の組立方法について図11に基づいて説明する。本実施の形態2においては、突出部15、16間の長手方向Y1の長さW1が、一対の第二側面部21、22の内側21B、22B間の長さW2より長く形成されているため、上記実施の形態1と同様に第一フレーム1と第二フレーム2とを直交させた状態で短手方向X1に対して平行な姿勢にて、第一切欠部13、14に第二側面部21、22を挿入すると干渉する。よって、第二フレーム2を図11に示すように、突出部15、16の傾斜部150、160が形成されている側に傾けて挿入していくと挿入し易い。以後は、上記実施の形態1と同様に組み立てることができる。
尚、長さW1が、一対の第二側面部21、22の内側21B、22B間の長さW2より長く形成し、かつ、一対の第二側面部21、22の外側21A、22A間の長さW3より短く形成するのは、第二フレーム2の一対の第二側面部21、22を第一フレーム1の一対の第一切欠部13、14に嵌め込む際、第二側面部21、22が弾性変形を起こし嵌合可能にするためであって、また、第一フレーム1の突出部15、16が第二フレーム2の挿入孔27、28に嵌まり込むことで上記弾性変形が解放され組立可能にするためである。長さW1が短すぎると、弾性変形による効果が得られなく、長すぎると、弾性変形により破壊されるまたは嵌め込み不可となるためである。
上記のように構成された実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、一対の第一切欠部の長手方向の最長箇所の長さが、一対の第二側面部の内側間の長さより長く、かつ、一対の第二側面部の外側間の長さより短く形成されているため、第二フレームの一対の第二側面部を第一フレームの一対の第一切欠部に嵌め込む際、弾性変形を起こし組み立てられる。また、第一フレームの突出部が第二フレームの挿入孔に嵌まり込むことで弾性変形が解放され組み立てられる。
これにより、第一フレームおよび第二フレームの板材の弾性変形を利用して、嵌め込み固定されているため、容易に分解されることがない。そのため組立後の輸送時等の振動により、嵌め込みフレーム構造体が分解されることなく持ち運びが可能となる。
また、この際、突出部の傾斜部が形成されているため、嵌め込む際に傾斜部がガイドとなり嵌め込むことでできるため、容易に弾性変形を起こし嵌め込むことができる。
尚、上記実施の形態2においては、突出部に傾斜部を形成する例を示したが、上記実施の形態1においても同様に傾斜部を形成すれば、突出部を容易に挿入孔に挿入することが可能となる。
また、上記実施の形態2において、突出部に傾斜部が形成されていない場合には、嵌め込む際のガイドが存在しなくなるものの、ある程度の力を付勢することにより嵌め込むことは可能である。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の第一フレームの連結部の構成を示す側面図である。図13はこの発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の第二フレームの連結部の構成を示す上面図である。図14はこの発明の実施の形態3における嵌め込みフレーム構造体の組立方法を示した上面図である。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。嵌合部41、42、43、44は、根元側40Eの第二底面部20までの長さW8が、先端側40Fの第二底面部20までの長さW9より短く形成される。よって、嵌合部41、42、43、44は、スライド方向Sに対して傾斜部40Dが形成される。また、嵌合部41、42、43、44が嵌合される嵌合孔31、32、33、34の第一底面部10までの長さW7に板厚Tを加算した長さW7+T、すなわち、第一底面部10に第二底面部20が当接した箇所までの長さW7+Tは、長さW8より若干短く形成される。
次に、上記のように構成された実施の形態3の嵌め込みフレーム構造体5の組立方法について説明する。本実施の形態3では、嵌合部41、42、43、44は、根元側40Eの第二底面部20までの長さW8が、先端側40Fの第二底面部20までの長さW9より短く形成されているため、嵌合部41、42、43、44に傾斜部40Dが形成されるため、嵌合孔31、32、33、34に挿入し易い。
また、嵌合孔31、32、33、34の第一底面部10までの長さW7に板厚Tを加算した長さW7+Tが、根元側の第二底面部20までの長さW8より若干短く形成されているため、嵌合部41、42、43、44と、嵌合孔31、32、33、34とが僅かに干渉し合い組み付けられる。よって、図14に示すように、第一フレーム1の第一底面部10の外面10Aと第二フレーム2の第二底面部20の内面20Bとの当接がより一層密着できる。その他の構成は上記各実施の形態と同様である。
上記のように構成された実施の形態3によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、嵌合部が傾斜して形成されているため、嵌合孔に挿入し易い。さらに、嵌合部と嵌合孔とを干渉させながら組み立てるため、第一フレームの第一底面部の外面と第二フレームの第二底面部の内面とを当接が密着でき、ガタつきがより一層解消され組み付けることができ、頑丈な嵌め込みフレーム構造体を得ることができる。
上記各実施の形態においては、第一フレームを断面形状がコ字状にて形成する例を示したが、これに限られることはなく、第一フレームは、断面形状の一部がコ字状にて形成する中空柱状にて形成することも可能である。この場合、第一フレームの剛性がさらに向上し、嵌め込みフレーム構造体の全体の剛性が向上することとなる。
実施の形態4.
本実施の形態4においては、上記各実施の形態にて示した嵌め込みフレーム構造体5を利用した筐体について説明する。よって、本実施の形態4の筐体は、上記各実施の形態のいずれの嵌め込みフレーム構造体5でも同様に形成することができるためその説明は適宜省略する。
この発明の実施の形態4では嵌め込みフレーム構造体5を用いた筐体を使用した、路上に設置される情報表示装置について説明する。図15は情報表示装置を前方方向からみた構成を示す斜視図である。図16は図15に示した情報表示装置を後方方向からみた構成を示す斜視図である。図17は図15に示した情報表示装置を右方向からみた構成を示す側面図である。図18は図15に示した情報表示装置の表示部の構成を示した分解斜視図である。
図19は図18に示した表示部の筐体の構成を示した図である。図19(A)は筐体の分解斜視図である。図19(B)は筐体の構成を示した斜視図である。図20は図19(B)の点線Gにて囲んだ部分の筐体の取付の詳細を示した部分斜視図である。図21は図19(B)の点線Hにて囲んだ部分の筐体の取付の詳細を示した部分斜視図である。図22は図18に示した表示部の構成を示す図である。図22(A)は表示部の正面図である。図22(B)は表示部の背面図である。
路上に設置される情報表示装置51は、路側に立設された支柱52と、支柱52の背面側に設けられた梯子53とを備える。支柱52の上部側には路面に対して平行に車道側に伸びた支持部材54が設置される。また支持部材54の先端部にボルト等で固定された枠組みフレーム55が設けられる。枠組みフレーム55は、形鋼材等を枠状に配置して継ぎ目部を溶接で組み立てられる。枠組みフレーム55の後方には人が点検作業をする作業台56が設けられる。また、枠組みフレーム55の前方側、つまり作業台56の反対側には、LED等の表示素子58を縦横に連続して並べて配置し固定された表示部57が設置される。
表示部57は枠組みフレーム55に着接し、ボルトにて固定される。表示部57の上部側には名称部59と点滅灯部60とで構成された筺体61がボルトにて固定され設置される。また、仕様によっては”試験中”などの表示を行う看板62が表示部57の側面に配置される。看板62は情報表示装置51の点検等で人が作業台56に立ち入った際に走行車両にその旨を知らせるためのものであり、手動によりパネルを回転させて試験中の表示を行う。また、表示部57は図17に示すように、路上に向けて下向きに3度程度の僅かな傾斜をつけて設置されている。
表示部57は、第一筐体63と第二筐体64の分割された2つの板金製の筺体を横に並べて着接された状態で枠組みフレーム55にボルトで固定される。その第一筐体63および第二筐体64の構成について第一筐体63を例に説明する。図19(A)に示すように、第一筐体63の構成は、上記各実施の形態において示した嵌め込みフレーム構造体5の上下端部に断面コ字形状の面65A、65B、65Cからなる枠部としての横枠65がそれぞれ配置される。また、左右端部には断面コの字形状の面66A、66B、66Cからなる枠部としての縦枠66を配置し構成されている。
また、縦枠66の上下端部には曲げ加工によって設けられた面66Dが設けられている。嵌め込みフレーム構造体5、横枠65、縦枠66を組み付けると図19(B)に示すように構成される。組立手順は、図20に示すように、横枠65の面65Aを第一フレーム1の第一底面部10に着接させて連結部としてのリベットにより固定する。また、第一フレーム1の上下端部に曲げ加工されて設けられた面1Cと横枠の面65Bを着接させ連結部としてのリベットにより固定する。そして、図21に示すように、横枠65の面65Aの内面および縦枠66の面66Aの外面、横枠65の面65Bの内面および縦枠66の面66Dの外面、横枠65の面65Cの内面および縦枠66の面66Cの外面がそれぞれ着接するように嵌め込む。
また、縦枠66の面66Aの外面および第二フレーム2の第二底面部20の内面が着接するような構成とする。着接した面それぞれを連結部としてのリベットにより固定することで第一筐体63を組み立てることができる。第二筐体64についても同等の組立手順で組み立てることができる。上記のように組み立てられた第一筐体63および第二筐体64の嵌め込みフレーム構造体5の第二フレーム2の第二底面部20の外面側にはLED等の表示素子58が縦横に隙間なくネジ固定により組み付けられる。
また、第一筐体63および第二筐体64の嵌め込みフレーム構造体5が組み付けられない面、つまり表示素子58が組み付けられた面の反対となる面には、点検時に開閉できる扉67が設けられる。このような構成の情報表示装置51によれば、表示部57の第一筐体63および第二筐体64に嵌め込みフレーム構造体5を採用したことで、第一筐体63および第二筐体64の組み立ては、枠部の嵌め込みと連結部のリベット締結により組み立てることができ誰でも容易に組み立てることができる。
また、表示素子58が組み付く嵌め込みフレーム構造体5の表面側にリベットの頭部等の突起物がないため、表示素子58を組み付ける際に前記突起物に干渉する等といった不具合を未然に防ぐことができる。また、熟練作業を要する溶接組立をせずに組立可能であり誰でも容易に精度よく組み立てることが可能である。また、歪取り等の作業も発生しないため、大幅な組立時間の短縮が可能となる。また、第一フレーム1、第二フレーム2を断面がコ字形状を有することで、断面係数が向上し、補強部材としての役割を果たすことができる。
尚、上記実施の形態4では、嵌め込みフレーム構造体を情報表示装置に使用する例を示したが、これに限られることはなく、制御盤などの箱状の筺体などにも容易に適用が可能である。第一フレーム1の第一連結部100および第二フレーム2の第二連結部200
は配置する場所を変更したり、それぞれの第一連結部100および第二連結部200の数を変更することで、あらゆる用途に適用が可能である。また、嵌め込みフレーム構造体5に組み付く部品についても、表示素子58に限定されるものではなく、例えば板金等の薄板を組み付けることで、容易に筐体を製作することができる。
上記のように構成された実施の形態4の筐体によれば、筐体を組み立てることが誰でも容易に精度よく組み立てることが可能となった。また、嵌め込みフレーム構造体が補強部材としての役割を果たし高強度の筺体を得ることができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 第一フレーム、2 第二フレーム、5 嵌め込みフレーム構造体、
10 第一底面部、10A 外面、11 第一側面部、12 第一側面部、
13 第一切欠部、14 第一切欠部、15 突出部、15A 突出側、
15B 根元側、20 第二底面部、20B 内面、21 第二側面部、21A 外側、21B 内側、22 第二側面部、23 第二切欠部、24 第二切欠部、
25 第二切欠部、26 第二切欠部、27 挿入孔、28 挿入孔、31 嵌合孔、
32 嵌合孔、33 嵌合孔、34 嵌合孔、41 嵌合部、42 嵌合部、
43 嵌合部、44 嵌合部、51 情報表示装置、52 支柱、53 梯子、
54 支持部材、55 フレーム、56 作業台、57 表示部、58 表示素子、
59 名称部、60 点滅灯部、61 筺体、62 看板、63 第一筐体、
64 第二筐体、65 横枠、65A 面、65B 面、65C 面、66 縦枠、
66A 面、66C 面、66D 面、67 扉、100 第一連結部、
150 傾斜部、160 傾斜部、200 第二連結部、Y1 長手方向、
X1 短手方向、X2 長手方向、Y2 短手方向。

Claims (8)

  1. 短手方向の断面形状の一部がコ字状であってコ字状の部分は第一底面部、および一対の第一側面部にて形成される第一フレームと、
    短手方向の断面形状がコ字状であってコ字状の部分は第二底面部、および一対の第二側面部にて形成される第二フレームとをそれぞれ複数有し、
    各前記第一フレームと各前記第二フレームとがそれぞれ直交するように格子状に配置され、当該直交する箇所では、前記第一フレームの前記第一底面部の外面と前記第二フレームの前記第二底面部の内面とを当接させるように前記第一フレームの第一連結部と、前記第二フレームの第二連結部とがそれぞれ連結される嵌め込みフレーム構造体であって、
    前記第一フレームの前記第一連結部は、
    一対の前記第二側面部を挿入するために前記第一底面部から一対の前記第一側面部にそれぞれ連通して形成された切り欠きを長手方向に間隔を隔てて形成された一対の第一切欠部と、
    一対の前記第一切欠部の少なくともいずれか一方において一対の前記第一切欠部にて挟まれた前記第一底面部から長手方向に突出する突出部と、
    一対の前記第一切欠部の前記第一側面部の少なくともいずれか1つの延長線上に、一対の前記第一切欠部とは離反して形成された嵌合孔とを有し、
    前記第二フレームの前記第二連結部は、
    一対の前記第二側面部には、前記嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための嵌合部を形成する第二切欠部と、
    前記第二底面部には、前記突出部が挿入される挿入孔とを有する嵌め込みフレーム構造体。
  2. 前記突出部は、一対の前記第一切欠部のいずれにも形成され、
    前記第二底面部は、各前記突出部が挿入された前記挿入孔を二箇所に有する請求項1に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  3. 前記第一底面部における、一対の前記第一切欠部の長手方向の最長箇所の長さは、
    一対の前記第二側面部の内側間の長さより長く、かつ、一対の前記第二側面部の外側間の長さより短く形成された請求項1または請求項2に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  4. 前記第一フレームの前記突出部は、突出側の短手方向の長さが、根元側の短手方向の長さより短くなる傾斜部を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  5. 前記嵌合孔は、一対の前記第一切欠部の一対の前記第一側面部の全ての延長線上の四箇所に、一対の前記第一切欠部とは離反してそれぞれ形成され、
    一対の前記第二側面部には、各前記嵌合孔に嵌合される長手方向に突出するための前記嵌合部を形成する前記第二切欠部を四箇所に形成された請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  6. 前記嵌合部は、根元側の前記第二底面部までの長さが、先端側の前記第二底面部までの長さより短く形成された請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  7. 前記第一フレームは、中空柱状にて形成される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造体と、
    前記嵌め込みフレーム構造体の外周を覆う枠部と、
    前記嵌め込みフレーム構造体と前記枠部とを固定する連結部とを備えた筐体。
JP2016225611A 2016-11-21 2016-11-21 嵌め込みフレーム構造体および筐体 Pending JP2018085355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225611A JP2018085355A (ja) 2016-11-21 2016-11-21 嵌め込みフレーム構造体および筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225611A JP2018085355A (ja) 2016-11-21 2016-11-21 嵌め込みフレーム構造体および筐体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018085355A true JP2018085355A (ja) 2018-05-31

Family

ID=62237668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016225611A Pending JP2018085355A (ja) 2016-11-21 2016-11-21 嵌め込みフレーム構造体および筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018085355A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6419321B2 (ja) フレーム組立体および筐体
JP5428679B2 (ja) 閉鎖形配電盤のフレーム組立構造
WO2015170426A1 (ja) 盤装置用筐体
JP2014081053A (ja) 連結部材および筐体
JP5967438B2 (ja) ブレース耐震補強構造
JP6128858B2 (ja) ダクトおよびダクト接続構造
JP2018085355A (ja) 嵌め込みフレーム構造体および筐体
KR200487597Y1 (ko) 프레임 조립체
KR20150138986A (ko) 모듈러 구조물
JPH11324129A (ja) 梁に対する柱の接合構造及び建物ユニット
KR20210057769A (ko) 연결 부재 및 하우징
JP2016004791A (ja) 筐体装置
JP5627614B2 (ja) 嵌合構造物
JP2020143515A (ja) 構造体への補強部材の固定構造、h形鋼用固定部材
JP6092828B2 (ja) 高架道路裏面用吸音パネル及び足場板
JP5984664B2 (ja) 柱接続構造
JP2009114759A (ja) 建物ユニットの連結装置
JP2021122037A (ja) 筐体
JP2001065193A (ja) 制震壁
KR200376873Y1 (ko) 파티션 프레임의 결합구조
JP5889226B2 (ja) 筐体装置
JP6370940B2 (ja) 吸音パネル
JP2018123484A (ja) 荷重支持部材
KR20150110095A (ko) 시공현장용 가설 울타리판넬
JP3181762U (ja) 電子機器収納筐体