JP2018084687A - 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018084687A
JP2018084687A JP2016228036A JP2016228036A JP2018084687A JP 2018084687 A JP2018084687 A JP 2018084687A JP 2016228036 A JP2016228036 A JP 2016228036A JP 2016228036 A JP2016228036 A JP 2016228036A JP 2018084687 A JP2018084687 A JP 2018084687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
polymerizable functional
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016228036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6955333B2 (ja
Inventor
春樹 森
Haruki Mori
春樹 森
正樹 野中
Masaki Nonaka
正樹 野中
高木 進司
Shinji Takagi
進司 高木
中田 浩一
Koichi Nakada
浩一 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016228036A priority Critical patent/JP6955333B2/ja
Publication of JP2018084687A publication Critical patent/JP2018084687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6955333B2 publication Critical patent/JP6955333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】良好な耐摩耗性と良好な電気特性を示し、長期にわたって画像流れを抑制することができる電子写真感光体を提供する。【解決手段】電子写真感光体の表面層が、特定の構造を有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と特定の構造を表面に有する特定の無機微粒子との共重合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有する。【選択図】なし

Description

本発明は電子写真感光体、その製造方法、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
電子写真装置に搭載される電子写真感光体には、有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有する有機電子写真感光体(以下、「電子写真感光体」という)があり、これまで幅広い検討がなされてきた。近年、電子写真感光体の長寿命化や繰り返し使用時の高画質化を目的として、電子写真感光体の機械的耐久性(耐摩耗性)の向上が求められており、現在までに多くの試みがなされている。
耐摩耗性を向上させる方法として、例えば、特許文献1には、光硬化型アクリル系モノマーを含有する溶液を塗布し硬化した表面層を有する電子写真感光体が記載されている。また、特許文献2には、表面層に無機微粒子を分散させた電子写真感光体が記載されている。
特開平5−40360号公報 特開平4−281461号公報
金属酸化物をはじめとする無機微粒子は、粒子表面に水酸基が多く存在するため親水性が高い。そのため、無機微粒子を表面層に分散させた電子写真感光体は、優れた耐摩耗性を示す一方で、その表面の親水性が高くなってしまい、高湿環境下で発生する画像不良(画像流れ)のレベルが顕著に悪化する。
本発明の目的は、良好な耐摩耗性と良好な電気特性を示し、長期にわたって画像流れなどの画像不良を抑制することができる電子写真感光体、ならびに、その製造方法を提供することにある。さらには、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することにある。
本発明は、支持体および感光層を有する電子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が、連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子との共重合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体に関する。
前記連鎖重合性官能基群とは、下記式(P−1)〜(P−7)で示される1価の官能基を含む連鎖重合が可能な官能基を示す一群である。
Figure 2018084687
また、本発明は、支持体および該支持体上に設けられた表面層を有する電子写真感光体の製造方法であって、該製造方法が、表面処理剤で無機微粒子を表面処理する工程、該表面処理工程で表面処理された特定の無機微粒子と、上記の連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物とを含有する表面層用塗布液を調製する工程、及び該表面層用塗布液の塗膜を形成し、該塗膜を硬化させることによって表面層を形成する工程を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法に関する。
前記表面処理剤は単独で用いても複数で用いてもよく、該表面処理工程で表面処理された特定の無機微粒子は、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する。
また、前記連鎖重合性官能基群とは、上記式(P−1)〜(P−7)で示される1価の官能基を含む連鎖重合が可能な官能基を示す一群である。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
また、本発明は、上記電子写真感光体、ならびに帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置に関する。
本発明によれば、良好な耐摩耗性と良好な電気特性を示し、長期にわたって画像流れなどの画像不良を抑制することができる電子写真感光体、ならびに、その製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することができる。
本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の電子写真感光体の層構成の一例を説明するための図である。
本発明の電子写真感光体は、支持体、および支持体上に設けられた感光層を有する。本発明においては、この電子写真感光体が、連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子との共重合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有する表面層を有することを特徴とする。
以下、本発明に係る表面層の構成について説明する。
〔非正孔輸送性の連鎖重合性化合物〕
本発明に係る非正孔輸送性の連鎖重合性化合物は、下記式(P−1)〜(P−7)で示される基を含む連鎖重合が可能な官能基を示す一群である連鎖重合性官能基群から選ばれる1価の連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する。この連鎖重合性化合物が重合し、電子写真感光体の表面層が緻密な架橋構造をとるため、良好な耐摩耗性を示す電子写真感光体を得ることができる。
Figure 2018084687
これらの中でも、連鎖重合性官能基Aは上記式(P−1)または(P−2)のいずれかが特に好ましく、より良好な耐摩耗性を示す電子写真感光体を得ることができる。
また、非正孔輸送性の連鎖重合性化合物は、下記式(2)または(3)で示される化合物であることが好ましく、より良好な耐摩耗性を示す電子写真感光体を得ることができる。
Figure 2018084687
式(2)中、R21〜R24はそれぞれ水素、炭素数1以上2以下のアルキル基、ヒドロキシ基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基のいずれかであり、式(2)で示される化合物中のアクリロイルオキシ基及びメタクリロイルオキシ基の総数は3または4である。
Figure 2018084687
式(3)中、R31〜R36はそれぞれ水素、炭素数1以上2以下のアルキル基、ヒドロキシ基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基のいずれかであり、式(3)で示される化合物中のアクリロイルオキシ基及びメタクリロイルオキシ基の総数は3以上6以下である。
以下に、非正孔輸送性の連鎖重合性化合物の具体例(A−1)から(A−12)を挙げるが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
Figure 2018084687
Figure 2018084687
〔特定の無機微粒子〕
本発明に係る特定の無機微粒子は、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する。
この特定の無機微粒子は炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を表面に有することで、本来親水性の高い無機微粒子に疎水性を付与することができる。そのため、電子写真感光体の表面の疎水性が向上し、画像流れなどの画像不良の抑制効果を示すことができる。また、前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有することで、非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と重合し、上述の電子写真感光体の表面層における緻密な架橋構造中に特定の無機微粒子を取り込むことができる。そのため、長期にわたって画像流れなどの画像不良の抑制効果を示すことができる。
前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bは、下記式(P−1)〜(P−3)であることが好ましい。特に好ましくは、連鎖重合性官能基Bは下記式(P−3)である。これらの連鎖重合性官能基を表面に有すると、特定の無機微粒子は上述の電子写真感光体の表面層における緻密な架橋構造中に適切に取り込まれるため、より良好な耐摩耗性と電気特性を示す電子写真感光体を得ることができる。
Figure 2018084687
直鎖状あるいは分岐状のアルキル基の炭素数は16以上20以下であることが好ましい。炭素数が16以上であると、電子写真感光体の表面層が十分な疎水性を有し、より優れた画像流れなどの画像不良の抑制効果を得ることができる。また、炭素数が20以下であると、表面層が十分な硬度を有するため、より優れた耐摩耗性を示す電子写真感光体を得ることができる。
この特定の無機微粒子は、表面処理剤を用いて無機微粒子(基材微粒子)を表面処理することで得ることができる。
基材微粒子としては、例えば、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化タンタル、酸化インジウム、酸化ビスマス、酸化イットリウム、酸化コバルト、酸化銅、酸化マンガン、酸化セレン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化ゲルマニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化バナジウムといった金属酸化物が挙げられる。
これらの中でも、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタンが特に好ましく、良好な電気特性を示す電子写真感光体を得ることができる。
表面処理に用いる表面処理剤は単独でも複数でもよい。
単独の表面処理剤を用いて表面処理を行う場合、下記式(5)で示される表面処理剤を用いることで、本発明に係る特定の無機微粒子を得ることができる。
Figure 2018084687
式(5)中、Rは炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基であり、Pは前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを有する1価の官能基であり、X1およびXはそれぞれアルコキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかである。
下記式(5)で示される表面処理剤を用いて表面処理された特定の無機微粒子は、上記式(1)で示される構造をその表面に有する。
Figure 2018084687
式(1)中、Rは炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基であり、Pは前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを有する1価の官能基である。
以下に、式(5)で示される表面処理剤の具体例として、例示化合物(5−1)から(5−18)を挙げるが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
Figure 2018084687
Figure 2018084687
複数の表面処理剤を用いて表面処理を行う場合、少なくとも下記の2種類の表面処理剤6A及び6Bをそれぞれ用いることで、本発明に係る特定の無機微粒子を得ることができる。
表面処理剤6A:炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を有するシランカップリング剤
表面処理剤6B:前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを含む1価の基を有するシランカップリング剤
表面処理剤6A及び6Bをそれぞれ用いて表面処理された特定の無機微粒子は、下記式(6A)および下記式(6B)に示される構造をそれぞれ表面に有する。
Figure 2018084687
式(6A)中、Rは炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基であり、X1およびXはそれぞれアルコキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかであり、Yは炭素数1以上3以下のアルキル基、アルコキシ基、シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかである。
Figure 2018084687
式(6B)中、Pは前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを有する1価の官能基であり、X1およびXはそれぞれアルコキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかであり、Yは炭素数1以上3以下のアルキル基、アルコキシ基、シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかである。
以下に、表面処理剤6A及び6Bの具体例として、例示化合物(6A−1)から(6B−6)を挙げるが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
Figure 2018084687
Figure 2018084687
基材微粒子への表面処理の方法としては、溶媒中で基材微粒子と表面処理剤を混合、撹拌し、溶媒を除去するという湿式法を用いることができる。基材微粒子100部に対し、表面処理剤を0.1〜200部、より好ましくは7〜70部、溶媒50〜5000部を用いることが好ましい。
本発明に係る特定の無機微粒子の表面処理工程の一例を以下に示す。
(製造例1)
酸化スズ粒子100部、上記例示化合物(5−1)で示される表面処理剤10部、トルエン500部を6時間撹拌混合した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で2時間加熱乾燥することで、下記式(7)に示される構造を表面に有する特定の無機微粒子(B−1)を得た。
Figure 2018084687
基材微粒子や表面処理剤をそれぞれ変更することで、本発明に係る特定の無機微粒子を任意に得ることができる。
(製造例2)
酸化スズ粒子100部、上記例示化合物(6A−1)で示される表面処理剤5部、上記例示化合物(6B−1)で示される表面処理剤5部、トルエン500部を6時間撹拌混合した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で2時間加熱乾燥することで、下記式(8A)および下記式(8B)に示される構造をそれぞれ表面に有する特定の無機微粒子(B−21)を得た。
Figure 2018084687
基材微粒子や表面処理剤6Aおよび表面処理剤6Bをそれぞれ変更することで、本発明に係る特定の無機微粒子を任意に得ることができる。
上記表面処理工程により得られた特定の無機微粒子の例を表1に示す。本発明に係る特定の無機微粒子は、これらに限定されるわけではない。
Figure 2018084687
〔非重合性の正孔輸送性化合物〕
本発明に係る非重合性の正孔輸送性化合物は、トリフェニルアミン骨格を有する。トリフェニルアミン骨格は優れた正孔輸送特性を有することが知られており、良好な電気特性を示す電子写真感光体を得ることができる。非重合性の正孔輸送性化合物は、下記式(4)で示される化合物であることが好ましく、正孔輸送性化合物の凝集が抑制されるため、より良好な電気特性を示す電子写真感光体を得ることができる。
Figure 2018084687
式(4)中、R41〜R44はそれぞれ水素原子、炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のアルコキシ基であり、n〜nは1以上5以下の整数、nは1以上4以下の整数である。また、n〜nが2以上の整数である場合、これら複数の基は同一であっても、異なっていてもよい。
以下に、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物の具体例として、例示化合物(C−1)から(C−8)を挙げるが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
Figure 2018084687
Figure 2018084687
表面層は、連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有する表面層用塗布液の塗膜を形成して、この塗膜を硬化させることによって形成することができる。
また、表面層には、各種添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、酸化防止剤や紫外線吸収剤などの劣化防止剤、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子やフッ化カーボンなどの潤滑剤を用いることができる。また、重合反応開始剤や重合反応停止剤などの重合制御剤、シロキサン変性アクリル化合物やシリコーンオイルなどのレベリング剤、界面活性剤なども用いることができる。シロキサン変性アクリル化合物とは、アクリル重合体に側鎖としてシロキサンが導入された化合物であり、例えばアクリル系単量体とアクリル基を有するシロキサンとを共重合させることにより得られる。
表面層が保護層である場合、その膜厚は0.1μm以上15μm以下であることが好ましい。さらには0.5μm以上10μm以下であることがより好ましい。
表面層用塗布液の調製に用いる溶剤としては、表面層の下に設けられる層を溶解しない溶剤を使用することが好ましい。より好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノールなどのアルコール系溶剤である。
表面層用塗布液の塗膜を硬化させる手段としては、熱、紫外線、または電子線照射によって硬化させる方法が挙げられる。表面層の強度、電子写真感光体の耐久性を維持するためには、紫外線または電子線を用いて硬化させることが好ましい。
電子線を用いて重合させると、非常に緻密(高密度)な硬化物(3次元架橋構造)が得られ、より高い耐久性を有する表面層が得られるため、好ましい。電子線を照射する場合、加速器としては、例えば、スキャニング型、エレクトロカーテン型、ブロードビーム型、パルス型、ラミナー型などが挙げられる。
電子線を用いる場合、電子線の加速電圧は、重合効率を損なわずに電子線による材料特性劣化を抑制できる観点から、120kV以下であることが好ましい。また、表面層用塗布液の塗膜の表面での電子線吸収線量は、1kGy以上50kGy以下であることが好ましく、5kGy以上10kGy以下であることがより好ましい。
また、電子線を用いて上記組成物を硬化(重合)させる場合、酸素による重合阻害作用を抑制する目的で、不活性ガス雰囲気で電子線を照射した後、不活性ガス雰囲気で加熱することが好ましい。不活性ガスとしては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウムが挙げられる。
また、紫外線または電子線の照射後に、電子写真感光体を100℃以上170℃以下に加熱することが好ましい。こうすることで、更に高い耐久性を有し、画像不良を抑制する表面層が得られる。
次に本発明の電子写真感光体の全体的な構成および製造方法について説明する。
[電子写真感光体]
本発明の電子写真感光体は、支持体、および感光層を有する。感光層としては、電荷発生物質および電荷輸送物質をともに含有する単層型感光層、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型感光層が挙げられる。本発明においては、積層型感光層が好ましい。
図2は、電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図2中、電子写真感光体は、支持体21、下引き層22、電荷発生層23、電荷輸送層24、及び、保護層25を有する。この場合、電荷発生層23及び電荷輸送層24が感光層を構成し、保護層25が表面層である。また、保護層を設けない場合は、電荷輸送層24が表面層である。本発明においては、電荷輸送層上に設けられた保護層を表面層とすることが好ましい。
以下、保護層を有し、該保護層が表面層である電子写真感光体を例に、本発明の電子写真感光体をさらに説明する。
〔支持体〕
電子写真感光体に用いられる支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましい。例えば、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、インジウム、クロム、アルミニウム合金、ステンレス等の金属または合金製の支持体が挙げられる。また、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金などを真空蒸着によって形成した被膜を有する金属製支持体や樹脂製支持体を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を樹脂に含浸させて形成された支持体、導電性樹脂を含有する支持体を用いることもできる。支持体の形状としては、円筒状、ベルト状、シート状または板状等が挙げられるが、本発明においては円筒状が好ましい。
支持体の表面は、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制を目的として、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理などを施してもよい。
支持体と、感光層または下引き層との間には、レーザー等の散乱による干渉縞の抑制や、支持体の傷の被覆を目的として、導電層を設けてもよい。
導電層は、導電性粒子を結着樹脂および溶剤とともに分散処理して得られる導電層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥および/または硬化させることによって形成することができる。
導電層に用いられる導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属の粒子や、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、ITOなどの金属酸化物の粒子などが挙げられる。また、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズを用いてもよい。
導電層用塗布液の溶剤としては、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等が挙げられる。導電層の膜厚は、0.1μm以上50μm以下であることが好ましく、さらには0.5μm以上40μm以下であることがより好ましく、さらには1μm以上30μm以下であることがより好ましい。
導電層に用いられる結着樹脂としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂が挙げられる。
支持体または導電層と、電荷発生層との間には、下引き層(中間層)を設けてもよい。
下引き層は、結着樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる下引き層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
下引き層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド樹脂、エチルセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、カゼイン、ポリアミド樹脂、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂、共重合ナイロン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂が挙げられる。
下引き層には、さらに、金属酸化物粒子を含有させてもよい。例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムを含有する粒子が挙げられる。また、金属酸化物粒子は、金属酸化物粒子の表面がシランカップリング剤などの表面処理剤で処理されている金属酸化物粒子であってもよい。
下引き層用塗布液に用いられる溶剤としては、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、脂肪族ハロゲン化炭化水素系溶剤、芳香族化合物などの有機溶剤が挙げられる。下引き層の膜厚は、0.05μm以上30μm以下であることが好ましく、1μm以上25μm以下であることがより好ましい。下引き層には、さらに、有機樹脂微粒子、レベリング剤を含有させてもよい。
〔感光層〕
支持体、導電層または下引き層上には、感光層が設けられる。
積層型感光層である場合、電荷発生層は、電荷発生物質および結着樹脂を溶剤と混合し、分散処理して得られた電荷発生層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜としてもよい。
電荷発生層に用いられる電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、スクワリリウム色素、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、トリフェニルメタン色素、キナクリドン顔料、アズレニウム塩顔料、シアニン染料、アントアントロン顔料、ピラントロン顔料、キサンテン色素、キノンイミン色素、スチリル色素などが挙げられる。電荷発生物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。電荷発生物質の中でも、感度の観点から、フタロシアニン顔料やアゾ顔料が好ましく、特にはフタロシアニン顔料がより好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン等のビニル化合物の重合体、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。
電荷発生物質と結着樹脂との質量比(電荷発生物質:結着樹脂)は、1:0.3〜1:4の範囲であることが好ましい。
分散処理方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルを用いる方法が挙げられる。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、脂肪族ハロゲン化炭化水素系溶剤、芳香族化合物が挙げられる。
電荷発生層の膜厚は、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上1μm以下であることがより好ましい。また、電荷発生層には、必要に応じて、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤を添加することもできる。
次に、電荷輸送層について説明する。電荷輸送層は、電荷発生層上に形成される。電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる電荷輸送層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。好ましくは、ポリカーボネート樹脂である。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、トリアリールメタン化合物、チアゾール化合物が挙げられる。電荷輸送物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷輸送層における電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、結着樹脂1質量部に対して電荷輸送物質が0.3質量部以上10質量部以下であることが好ましい。
また、電荷輸送層のクラックを抑制する観点から、乾燥温度は60℃以上150℃以下が好ましく、80℃以上120℃以下がより好ましい。また、乾燥時間は10分以上60分以下が好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤としては、アルコール溶剤、スルホキシド溶剤、ケトン溶剤、エーテル溶剤、エステル溶剤、脂肪族ハロゲン化炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
電荷輸送層の膜厚は5μm〜40μmであることが好ましく、特には10μm〜35μmであることがより好ましい。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、金属酸化物粒子、無機粒子を必要に応じて添加することもできる。また、フッ素原子含有樹脂粒子やシリコーン含有樹脂粒子などを含有させても良い。
そして、表面層である保護層は、上述したように、連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有する表面層用塗布液の塗膜を形成して、この塗膜を硬化させることによって形成することができる。
上記各層の塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬塗布法、スプレー塗布法、リング塗布法、スピン塗布法、ローラー塗布法、マイヤーバー塗布法、ブレード塗布といった塗布方法を用いることができる。
〔プロセスカートリッジおよび電子写真装置の構成〕
次に、図1に本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図1において、円筒状の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度をもって回転駆動される。電子写真感光体1は、回転過程において、帯電手段(一次帯電手段)3により、その表面(周面)が正または負に帯電される。次いで、電子写真感光体1の表面には、露光手段(像露光手段)(不図示)から出力される露光光(像露光光)4が照射される。露光光4は、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調される。露光手段としては、スリット露光やレーザービーム走査露光などが挙げられる。こうして電子写真感光体1の表面には、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、次いで、現像手段5内に収容されたトナーで現像(正規現像または反転現像)され、トナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段6により転写材7に転写される。ここで、転写材7が紙である場合、給紙部(不図示)から電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて、電子写真感光体1と転写手段6との間に給送される。また、転写手段6には、バイアス電源(不図示)からトナーの保有電荷とは逆極性のバイアス電圧が印加される。また、転写手段は、一次転写部材、中間転写体および二次転写部材を有する中間転写方式の転写手段であってもよい。
トナー像が転写された転写材7は、電子写真感光体1の表面から分離され、定着手段8へ搬送されて、トナー像の定着処理を受けることにより、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段9によってクリーニングされ、転写残トナーなどの付着物が除去される。転写残トナーは、現像手段などで回収することもできる。さらに、必要に応じて、電子写真感光体1の表面は、前露光手段(不図示)からの前露光光10の照射により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光手段は必ずしも必要ではない。
上記の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段9などの構成要素のうち、複数の要素を選択して容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に支持して構成する。このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図1では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段9とを一体に支持してカートリッジ化する。そして、電子写真装置本体のレールのなどの案内手段12を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ11としている。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
直径60mmの円筒形アルミニウム支持体の表面を切削加工し、表面を細かく粗面にした導電性支持体を用意した。
次に、ポリアミド樹脂(商品名:CM8000、東レ(株)製)1部、酸化チタン粒子(商品名:SMT500SAS、テイカ(株)製)3部、メタノール20部を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、下引き層用塗布液を作製した。
この下引き層用塗布液を上記アルミニウム支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を加熱乾燥することにより、膜厚が20μmの下引き層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折のブラッグ角2θ±0.2°の27.3°に強いピークを有するチタニルフタロシアニン顔料を用意した。
このチタニルフタロシアニン顔料20部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:#6000−C、電気化学工業(株)製)10部、酢酸t−ブチル700部、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン300部を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発生層用塗布液を作製した。
この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を加熱乾燥することにより、膜厚が0.3μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(D)で示される化合物(電荷輸送物質)225部、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ300、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)300部、酸化防止剤(商品名:Irganox1010、チバ・ジャパン(株)製)6部、テトラヒドロフラン1600部、トルエン400部、シリコーンオイル(商品名:KF−50、信越化学工業(株)製)1部を混合し、電荷輸送層用塗布液を作製した。
この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を加熱乾燥することにより、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 2018084687
次に、上記例示化合物(A−1)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物100部、表1に記載の特定の無機微粒子(B−10)50部、上記例示化合物(C−3)で示される非重合性の正孔輸送性化合物15部、下記式(E)で示される重合開始剤10部、2−ブタノール320部、テトラヒドロフラン80部を混合し、サンドミルを用いて分散し、表面層用塗布液1を作製した。
Figure 2018084687
この表面層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、室温で10分間乾燥させた。得られた塗膜にメタルハライドランプを用いて紫外線(照射強度:15mW/cm)を1分間照射した。その後、塗膜を80℃で120分乾燥させることにより、膜厚5μmの表面層(保護層)を形成し、電子写真感光体を完成させた。
得られた電子写真感光体を、コニカミノルタ(株)製の市販のフルカラー複合機bizhub PRO C6500のシアンステーションに装着し、高温高湿環境(30℃、相対湿度85%RH)における画像評価を行った。
画像評価は、以下の通り行った。画像比率5%のテストチャートを用いて5000枚連続の画像形成を行った。画像形成終了後、複写機への給電を停止し、3日間放置した。3日間放置後に複写機に再び給電を開始し、A4横サイズ紙にて、格子画像及び平仮名のいろはが繰り返された文字画像(いろは画像)を出力した。
得られたA4全面の画像について、以下の基準で画像流れレベルを評価した。本発明において、ランクA〜Cは画像流れの抑制効果が十分に得られており、ランクD及びEは画像流れの抑制効果が得られていないと判断した。
ランクA:格子画像、いろは画像共に画像欠陥が見られない
ランクB:格子画像は一部かすんでいるが、いろは画像は画像欠陥が見られない
ランクC:格子画像が一部かすんでおり、いろは画像が一部薄くなる
ランクD:格子画像が部分的に消失しており、いろは画像が全面薄くなる
ランクE:格子画像が全面消失しており、いろは画像が全面薄くなる
同様の操作を10万枚の画像形成後も実施し、同じく画像流れレベルを評価した。
また、10万枚の画像形成後の電子写真感光体の摩耗量(μm)も確認した。本発明において、摩耗量が2.0μm未満は電子写真感光体の耐摩耗性に問題がないと判断した。
別途、同条件で1000枚連続の画像形成を行ない、電子写真感光体の電位変動を調べた。像露光部VLの「1000枚後の電位−初期の電位」の値をΔVLとして、算出した。本発明において、ΔVLが30V未満は電子写真感光体の電気特性に問題がないと判断した。
(実施例2)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−14)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例3)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−16)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例4)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−11)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例5)
非正孔輸送性の連鎖重合性化合物である上記例示化合物(A−1)を上記例示化合物(A−4)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例6)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−18)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例7)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−20)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例8)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−4)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例9)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−8)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例10)
非重合性の正孔輸送性化合物(C−3)を上記例示化合物(C−8)で示される非重合性の正孔輸送性化合物に変更した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例11)
非重合性の正孔輸送性化合物である上記例示化合物(C−3)を上記例示化合物(C−6)で示される非重合性の正孔輸送性化合物に変更した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例12)
非正孔輸送性の連鎖重合性化合物である上記例示化合物(A−1)を上記例示化合物(A−6)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例13)
非正孔輸送性の連鎖重合性化合物(A−1)を上記例示化合物(A−8)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例14)
特定の無機微粒子(B−8)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−3)に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例15)
特定の無機微粒子(B−8)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−7)に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例16)
特定の無機微粒子(B−8)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−5)に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例17)
特定の無機微粒子(B−8)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−1)に変更した以外は、実施例10と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例18)
非正孔輸送性の連鎖重合性化合物である上記例示化合物(A−1)を上記例示化合物(A−3)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例19)
特定の無機微粒子(B−1)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−21)に変更した以外は、実施例18と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(実施例20)
表面層塗布液の塗膜の硬化方法として、電子線を用いる硬化方法を用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
電子線を用いる硬化方法は下記の方法で行った。
表面層塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成した後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70kV、ビーム電流5.0mAの条件で支持体(被照射体)を200rpmの速度で回転させながら、1.6秒間電子線を塗膜に照射した。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜の温度が25℃から140℃になるまで15秒かけて昇温させ、塗膜の加熱を行った。次に、大気中において、塗膜の温度が25℃になるまで自然冷却した後、15分間105℃で加熱処理を行い、膜厚3μmの表面層(保護層)を形成し、電子写真感光体を完成させた。
(実施例21)
特定の無機微粒子(B−10)を表1に記載の特定の無機微粒子(B−8)に変更し、非重合性の正孔輸送性化合物(C−3)を上記例示化合物(C−8)で示される非重合性の正孔輸送性化合物に変更した以外は、実施例20と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(比較例1)
特定の無機微粒子(B−10)を、上記例示化合物(6A−2)で示される表面処理剤のみを用いて酸化スズ粒子に表面処理を施した無機微粒子(F−1)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(比較例2)
特定の無機微粒子(B−10)を、下記式(G)で示される表面処理剤のみを用いて酸化スズ粒子に表面処理を施した無機微粒子(F−2)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
Figure 2018084687
(比較例3)
特定の無機微粒子(B−10)を、表面処理を施していない酸化スズ粒子(F−3)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(比較例4)
特定の無機微粒子(B−10)を使用しなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(比較例5)
非重合性の正孔輸送性化合物(C−3)を使用しなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
(比較例6)
非正孔輸送性の連鎖重合性化合物(A−1)を、下記式(H)で示される非正孔輸送性の連鎖重合性化合物に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、評価を行った。
Figure 2018084687
各実施例および各比較例の評価結果を表2に示す。
Figure 2018084687
評価の結果、実施例においては5000枚画像形成後でも10万枚画像形成後でも画像流れの抑制効果が十分に得られ、耐摩耗性・電気特性にも問題が無かった。
比較例1及び2では特に10万枚画像形成後において画像流れ抑制効果が得られなかった。比較例3では5000枚画像形成後・10万枚画像形成後共に画像流れ抑制効果が得られなかった。比較例4では画像流れ抑制効果も得られず、耐摩耗性が悪化した。比較例5では電気特性が悪化した。比較例6は表面層が十分に硬化せず、評価に用いることができなかった。
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段
21 支持体
22 下引き層
23 電荷発生層
24 電荷輸送層
25 表面層

Claims (14)

  1. 支持体および感光層を有する電子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が、下記式(P−1)〜(P−7)で示される基を含む連鎖重合が可能な官能基を示す一群である連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子との共重合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 2018084687
  2. 前記特定の無機微粒子が下記式(1)で示される構造を表面に有する無機微粒子である請求項1に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
    式(1)中、Rは炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基であり、Pは前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを有する1価の官能基である。
  3. 前記連鎖重合性官能基Aが下記式(P−1)または(P−2)のいずれかである請求項1または2に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
  4. 前記特定の無機微粒子がその表面に有する連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bが下記式(P−1)、(P−2)及び(P−3)のいずれかである請求項1から3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
  5. 前記特定の無機微粒子がその表面に有する直鎖状あるいは分岐状のアルキル基の炭素数が16以上20以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物が下記式(2)または(3)で示される化合物である請求項1から5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
    式(2)中、R21〜R24はそれぞれ水素、炭素数1以上2以下のアルキル基、ヒドロキシ基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基のいずれかであり、式(2)で示される化合物中のアクリロイルオキシ基及びメタクリロイルオキシ基の総数は3または4である。
    Figure 2018084687
    式(3)中、R31〜R36はそれぞれ水素、炭素数1以上2以下のアルキル基、ヒドロキシ基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基のいずれかであり、式(3)で示される化合物中のアクリロイルオキシ基及びメタクリロイルオキシ基の総数は3以上6以下である。
  7. 前記トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物が下記式(4)で示される化合物である請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
    式(4)中、R41〜R44はそれぞれ水素原子、炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のアルコキシ基であり、n〜nは1以上5以下の整数、nは1以上4以下の整数である。また、n〜nが2以上の整数である場合、これら複数の基は同一であっても、異なっていてもよい。
  8. 前記特定の無機微粒子がその表面に有する連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bが下記式(P−3)である請求項1から7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
    Figure 2018084687
  9. 前記特定の無機微粒子の中の基材微粒子が酸化スズ、酸化チタン及び酸化亜鉛のいずれかである請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  10. 支持体および該支持体上に設けられた表面層を有する電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法であって、該製造方法が、単独または複数の表面処理剤で無機微粒子を表面処理する工程、該表面処理工程で表面処理された、炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基および下記式(P−1)〜(P−7)で示される基を含む連鎖重合が可能な官能基を示す一群である連鎖重合性官能基群から選ばれる連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを表面に有する特定の無機微粒子と、該連鎖重合性官能基Aを2つ以上有する非正孔輸送性の連鎖重合性化合物と、トリフェニルアミン骨格を有する非重合性の正孔輸送性化合物とを含有する表面層用塗布液を調製する工程、及び該表面層用塗布液の塗膜を形成し、該塗膜を硬化させることによって表面層を形成する工程を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
    Figure 2018084687
  11. 前記表面処理工程にて使用される表面処理剤が下記式(5)で示される表面処理剤である請求項10に記載の電子写真感光体の製造方法。
    Figure 2018084687
    式(5)中、Rは炭素数11以上の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基であり、Pは前記連鎖重合性官能基Aと重合可能な連鎖重合性官能基Bを有する1価の官能基であり、X1およびXはそれぞれアルコキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基のいずれかである。
  12. 前記塗膜の硬化方法が、電子線照射であることを特徴とする請求項10または11に記載の電子写真感光体の製造方法。
  13. 請求項1から9のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 請求項1から9のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
JP2016228036A 2016-11-24 2016-11-24 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Active JP6955333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228036A JP6955333B2 (ja) 2016-11-24 2016-11-24 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228036A JP6955333B2 (ja) 2016-11-24 2016-11-24 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018084687A true JP2018084687A (ja) 2018-05-31
JP6955333B2 JP6955333B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=62237550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016228036A Active JP6955333B2 (ja) 2016-11-24 2016-11-24 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6955333B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021071545A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置および電子写真感光体の製造方法
WO2023120689A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 ダウ・東レ株式会社 ビニル変性オルガノポリシロキサン、それを原料とするラジカル重合性ポリマーまたはラジカル重合性コポリマー

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013750A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2014178406A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2014197180A (ja) * 2013-03-07 2014-10-16 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置、および縮合多環芳香族化合物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013750A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2014197180A (ja) * 2013-03-07 2014-10-16 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置、および縮合多環芳香族化合物
JP2014178406A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021071545A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置および電子写真感光体の製造方法
JP7346243B2 (ja) 2019-10-29 2023-09-19 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置および電子写真感光体の製造方法
WO2023120689A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 ダウ・東レ株式会社 ビニル変性オルガノポリシロキサン、それを原料とするラジカル重合性ポリマーまたはラジカル重合性コポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
JP6955333B2 (ja) 2021-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6669400B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6887928B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP4630806B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6433238B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6406931B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置およびプロセスカートリッジ
KR101548788B1 (ko) 전자사진 감광 부재, 프로세스 카트리지, 및 전자사진 장치
US10768539B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, production method therefor, process cartridge, and electrophotographic image-forming apparatus
JP2007086522A (ja) 電子写真感光体並びに該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP5535268B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6427026B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ、及び電子写真装置
JP6429498B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
CN109074011B (zh) 电子照相感光构件、电子照相感光构件的制造方法、处理盒、和电子照相设备
JP4630813B2 (ja) 電子写真感光体及びその製造方法、並びに、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6370166B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2005062301A (ja) 電子写真感光体
JP6955333B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6071733B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2007156081A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2004126136A (ja) 電子写真感光体、それを有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6433337B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2017142336A (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP5546574B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6391400B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2018017887A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置、ならびに、充填部材の取り出し方法
JP2017146416A (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6955333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151