JP2018082650A - 収穫機 - Google Patents

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佑樹 小田
Yuki Oda
佑樹 小田
和男 安田
Kazuo Yasuda
和男 安田
順一 平川
Junichi Hirakawa
順一 平川
智也 松林
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
和志 迫
Kazushi Sako
和志 迫
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Abstract

【課題】収穫機において、脱穀装置の機体外側部分の下部と横カバーの下部との間を下側から覆う下カバーを備えた場合、下カバーの着脱が容易に行えるようにする。
【解決手段】脱穀装置の機体外側部分の下部と横カバーの下部との間を下側から覆う下カバー27を備える。取付位置と機体横外側に離れた取外位置A2とに亘って、下カバー27を機体左右方向に案内するガイド機構35を備え、下カバー27を取付位置で保持する保持機構を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、稲を収穫するコンバインや、さとうきび収穫機、とうもろこし収穫機、飼料収穫機等の収穫機において、脱穀装置のカバーの構造に関する。
収穫機の一例であるコンバインでは、脱穀装置に動力を伝達する伝動ベルトやプーリーが、脱穀装置の機体外側部分に備えられることが多いので、特許文献1に開示されているように、脱穀装置の機体外側部分を横外側から覆う横カバーを備えたものがある。
特開2013−63022号公報
特許文献1のように、脱穀装置の機体外側部分を横外側から覆う横カバーを備えた場合に、脱穀装置の機体外側部分の下部と横カバーの下部との間を下側から覆う下カバーを備えることがある。
本発明は、収穫機において前述のような下カバーを備えた場合、下カバーの着脱が容易に行えるようにすることを目的としている。
本発明の特徴は、収穫機において以下のように構成することにある。
機体に支持された脱穀装置の機体外側部分を横外側から覆う横カバーと、
前記脱穀装置の機体外側部分の下部と前記横カバーの下部との間を下側から覆う下カバーと、
前記脱穀装置の機体外側部分の下部と前記横カバーの下部との間を下側から覆う取付位置と、前記取付位置から機体横外側に離れた取外位置とに亘って、前記下カバーを機体左右方向に案内するガイド機構と、
前記下カバーを前記取付位置で保持する保持機構と、が備えられている。
下カバーを着脱する場合、作業者は、脱穀装置の機体外側に位置して、下カバーの着脱を行うことになる。
本発明によると、作業者は保持機構を解除状態に操作した後、下カバーを取付位置から取外位置に機体左右方向に移動させることにより、下カバーを取り外すことができる。同様に、下カバーを取外位置から取外位置に機体左右方向に移動させ、保持機構を保持状態に操作することにより、下カバーを取り付けることができる。
この場合、本発明によると、ガイド機構により、取付位置の上側に位置する脱穀装置の機体外側部分の部材(伝動ベルトやプーリー等)や、取付位置の下側に位置する走行装置等との干渉を避けながら、下カバーを取付位置から取外位置、並びに、取外位置から取付位置に無理なく移動させることができるので、下カバーの着脱が容易に行えるようになって、作業性の向上を図ることができる。
本発明において、
前記ガイド機構に、
前記脱穀装置の機体外側部分の下部に位置する機体フレーム及び前記下カバーのうちの一方に設けられ、機体左右方向に沿って延びるボス部材と、
前記機体フレーム及び前記下カバーのうちの他方に設けられ、機体左右方向に沿って延びる軸部材と、が備えられ、
前記ボス部材に前記軸部材が挿入されて前記軸部材と前記ボス部材とがスライドすることにより、前記下カバーが前記取付位置と前記取外位置とに亘って案内されると好適である。
前述のガイド機構を備える場合、本発明によると、ボス部材に軸部材が挿入されて、軸部材とボス部材とがスライドするという簡素な構造により、ガイド機構を得ることができるようになって、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
本発明によると、ボス部材に軸部材が挿入された状態において、下カバーは、機体左右方向に移動可能であるが、ボス部材及び軸部材の軸芯方向と交差する機体上下方向や機体前後方向には移動できない。これにより、下カバーが、取付位置と取外位置とに亘って機体左右方向から外れることなく安定して案内されるようになる。
本発明において、
前記ボス部材が前記下カバーに設けられ、且つ、前記軸部材が前記機体フレームに設けられ、
前記下カバーのうち前記ボス部材の端部に対応する箇所に、前記軸部材が貫通可能な開口部が形成され、
前記下カバーが前記取付位置に位置した状態において前記軸部材の端部が前記開口部から機体横外側に突出するように、前記軸部材が前記ボス部材よりも長く設定され、
前記保持機構が、前記開口部の外径よりも大きな部材であり、前記下カバーが前記取付位置に位置した状態において前記軸部材の突出端部に取り付けられることにより、前記ボス部材の前記軸部材からの抜け止めをする抜け止め部材であると好適である。
ボス部材及び軸部材を備えたガイド機構に対して、前述の保持機構を備える場合、本発明によると、下カバーが取付位置に位置した状態において軸部材の突出端部に抜け止め部材を取り付けることにより、下カバーを取付位置で保持することができる。抜け止め部材を取り外すことにより、下カバーを取付位置から取外位置に移動させて取り外すことができる。
これにより、本発明によると、抜け止め部材という簡素な部材により、保持機構を得ることができるようになって、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
本発明によると、下カバーが取付位置に位置した状態において、開口部から機体横外側に突出する軸部材の突出端部が、下カバーの機体外側部分に位置するので、他の部材等の干渉を受けることなく、抜け止め部材の着脱を容易に行うことができるようになって、作業性の向上を図ることができる。
本発明において、
前記脱穀装置における前記取付位置よりも機体左右中央側の部分に、脱穀及び選別処理された処理物を回収する回収部が備えられ、
前記回収部の下部に、点検口と、前記点検口を開閉自在な蓋部と、前記蓋部を閉位置で固定する固定具とが備えられていると好適である。
コンバイン等の収穫機では、脱穀及び選別処理された処理物を回収する回収部が脱穀装置に備えられているので、本発明のような下カバーを備えると、脱穀装置における下カバーの取付位置よりも機体左右中央側の部分に、回収部が位置することがある。
前述の状態において本発明によると、下カバーを取り外すことにより、作業者は回収部に容易に手を伸ばすことができる。これにより、回収部の下部において、固定具を解除操作して蓋部を開位置に操作することにより、点検口から回収部の内部のメンテナンス作業を、下カバーの干渉を受けることなく行うことができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 脱穀装置の左側部分の付近の側面図である。 脱穀装置の左側部分の下部の付近及び横カバーの斜視図である。 中間の下カバーの斜視図である。 取外位置の下カバー及び機体フレームの縦断正面図である。 取付位置の下カバー及び機体フレームの縦断正面図である。 脱穀装置の1番物回収部の付近の縦断正面図である。 コンバインの底面図である。 コンバインの背面図である。 発明の実施の第1別形態において、脱穀装置の左側部分の下部の付近の斜視図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。機体の作業走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
(コンバインの全体構成)
図1及び図2に、収穫機の一例である稲麦用の普通型のコンバインが示されており、右及び左のクローラ型式の走行装置2により機体1が支持されている。機体1の前部に、フィーダ3を介して刈取部4が支持され、機体1の前部の右部に、キャビンで覆われた運転部5が支持されている。機体1の左部に脱穀装置6が支持されており、機体1の右部にグレンタンク7及び穀粒排出装置8が支持されている。
以上の構造により図1及び図2に示すように、圃場の穀稈が刈取部4によって刈り取られて、刈り取られた穀稈がフィーダ3を介して脱穀装置6に投入され、穀稈が脱穀装置6により脱穀及び選別処理される。脱穀装置6の下部の1番物回収部17及び2番物回収部18(図3及び図4参照)により穀粒(処理物に相当)が回収され、回収された穀粒がグレンタンク7に供給される。
図1及び図2に示すように、脱穀装置6の後部の下部に排ワラ細断装置20が連結されており、脱穀装置6から排出された排ワラが、排ワラ細断装置20により細断されて圃場に放出される。グレンタンク7が満杯になると、穀粒排出装置8によってグレンタンク7の穀粒を外部の運搬車等に排出する。
(脱穀装置の機体外側部分を横外側から覆う横カバーの概要)
図1,2,3に示すように、脱穀装置6の左側部分(機体外側部分に相当)を横外側から覆う6個の横カバー9,10,11,12,13,14が備えられている。
図1,2,3に示すように、横カバー9は、フィーダ3の基部や、脱穀装置6の前部の上部等の左側部分を覆っている。横カバー10は、脱穀装置6の上部において、扱胴15を収容する扱室(図示せず)の左側部分を覆っている。
図3及び図4に示すように、脱穀装置6の下部の左側部分に、主唐箕16を駆動するプーリー16a、1番物回収部17を駆動するプーリー17a、2番物回収部18を駆動するプーリー18a、副唐箕(図示せず)を駆動するプーリー19、選別部(図示せず)を駆動するプーリー48が備えられている。排ワラ細断装置20の左側部分に、排ワラ細断装置20を駆動するプーリー20aが備えられている。エンジン(図示せず)の動力が、プーリー49から伝動ベルト50により、プーリー16a,17a,18a,19,20a,48に伝達される。
図3に示すように、横カバー11は、脱穀装置6の下部において、主唐箕16のプーリー16a及び1番物回収部17のプーリー17aの付近を覆っている。
横カバー12は、脱穀装置6の下部において、1番物回収部17のプーリー17a、2番物回収部18のプーリー18a、副唐箕のプーリー19及び選別部のプーリー48の付近を覆っている。
横カバー13は、排ワラ細断装置20の上部付近を覆っている。横カバー14は、排ワラ細断装置20のプーリー20aの付近を覆っている。
(横カバーの姿勢変更及び着脱)
図1及び図3に示すように、横カバー10は、上部の機体前後方向の横軸芯周りに上下揺動自在に支持されており、脱穀装置6の扱室の左側部分を覆う下向きの作業姿勢と、上側に持ち上げた横向きの開放姿勢とに姿勢変更自在である。横カバー10の下部にロック部10aが備えられており、横カバー10のロック部10aにより、横カバー10を作業姿勢で保持することができる。
図1,3,4に示すように、横カバー11,12の内側面の上部に、ロック部11a,12aが備えられ、横カバー11,12の内側面の下部に、係合部11b,12bが連結されている。
図3及び図4に示すように、脱穀装置6の左側部分の下部に、脱穀装置6の前端部から排ワラ細断装置20に亘って、機体前後方向の機体フレーム21が配置されている。平面視でU字状の係止部22,23が機体フレーム21に連結されており、平面視でU字状の係止部24,25が脱穀装置6の左側部分に連結されている。
以上の構造により図1,3,4に示すように、横カバー11,12を取り付ける場合、横カバー11,12の係合部11b,12bを、係止部22,23に上側から係合させ、横カバー11,12のロック部11a,12aを、係止部24,25に係合させてロックする。横カバー11,12を取り外す場合、横カバー11,12のロック部11a,12aを解除操作して、横カバー11,12のロック部11a,12a及び係合部11b,12bを、係止部22〜25から取り外す。
横カバー9,13,14においても同様に、ロック部9a,13a,14a及び係合部(図示せず)が備えられており、機体1及び脱穀装置6等に、横カバー9,13,14に対応する係止部(図示せず)が備えられている。これにより、横カバー11,12と同様な操作を行うことによって、横カバー9,13,14の着脱を行うことができる。
(脱穀装置の機体外側部分の下部と横カバーの下部との間を下側から覆う前側及び後側の下カバーの構造)
図3及び図4に示すように、脱穀装置6の左側部分の下部と横カバー11,12の下部との間を下側から覆うように、前側の下カバー26、中間の下カバー27、後側の下カバー28が配置されている。
図3及び図4に示すように、前側の下カバー26は、機体前後方向に沿った長孔状の多数の開口部26aが備えられた平板である。前側の下カバー26は、主唐箕16のプーリー16aの下側に配置されて、係止部22の下側に位置するように、機体フレーム21の機体外側部分である左面部21b(図6参照)の下部に水平に連結されている。
図3及び図4に示すように、後側の下カバー28は、機体前後方向に沿った長孔状の多数の開口部28aが備えられた平板である。後側の下カバー28は、選別部のプーリー48の下側に配置されて、係止部23の下側に位置するように、機体フレーム21の左面部21b(図6参照)の下部に水平に連結されている。
前側及び後側の下カバー26,28に多数の開口部26a,28aが備えられているのは、ワラ屑等が前側及び後側の下カバー26,28に堆積しないようにする為である。
(脱穀装置の機体外側部分の下部と横カバーの下部との間を下側から覆う中間の下カバーの構造)
図3及び図4に示すように、中間の下カバー27は、脱穀装置6の左側部分において、1番物回収部17のプーリー17a、2番物回収部18のプーリー18a及び副唐箕のプーリー19の下側に配置されており、中間の下カバー27は機体フレーム21に着脱自在である。
図5及び図6に示すように、中間の下カバー27に、底部29、横壁部30、前壁部31及び後壁部32が備えられている。横壁部30は底部29の左側部分(機体外側部分)に備えられており、底部29の右側部分(機体内側部分)に横壁部は備えられていない。
図5及び図6に示すように、底部29に機体前後方向に沿った長孔状の多数の開口部29aが備えられている。中間の下カバー27において、底部29に多数の開口部29aが備えられているのは、ワラ屑等が中間の下カバー27に堆積しないようにする為である。
図5及び図6に示すように、機体左右方向に沿って延びる2個のボス部材33が、横壁部30に連結されており、横壁部30においてボス部材33の端部に対応する箇所に開口部30aが形成されている。横壁部30の2箇所に、上向きに開放された切り欠き部30bが形成されている。
(中間の下カバーの着脱構造)
図6に示すように、機体左右方向に沿って延びる2本の軸部材34が、機体フレーム21の左面部21bに連結されている。軸部材34の長さL1が、ボス部材33の長さL2(ボス部材33に横壁部30の板厚を加えた長さ)よりも長いものに設定されており、軸部材34の端部に、上下向きの取付孔34aが形成されている。
図6及び図7に示すように、中間の下カバー27を取り付ける場合、横カバー11,12を取り外した状態において、機体フレーム21から機体横外側に離れた取外位置A2に中間の下カバー27を位置させ、中間の下カバー27を機体左右方向に沿って機体フレーム21側に移動させて、軸部材34をボス部材33に挿入させる。
中間の下カバー27を機体フレーム21側に移動させると、軸部材34とボス部材33とがスライドすることにより、中間の下カバー27が機体左右方向に案内される。
図7に示すように、ボス部材33が機体フレーム21の左面部21bに当たるまで中間の下カバー27を移動させると、前壁部31及び後壁部32も機体フレーム21の左面部21bに当たり、底部29が機体フレーム21の下面部21aよりも下側に位置する。この状態において、脱穀装置6の左側部分の下部と横カバー11,12の下部との間を下側から覆う取付位置A1に、中間の下カバー27が位置する状態となる。
図3及び図4に示すように、1番物回収部17のプーリー17aが大径であり、脱穀装置6の低い位置に配置されている。前述のように、中間の下カバー27が取付位置A1に位置する状態で、底部29が機体フレーム21の下面部21aよりも下側に位置するようにして、1番物回収部17のプーリー17aが底部29に接触する状態を避けている。
前述のように、軸部材34の長さL1が、ボス部材33の長さL2よりも長いものに設定されていることにより、図7に示すように、中間の下カバー27を取付位置A1に位置させると、軸部材34の端部及び取付孔34aが横壁部30の開口部30aから機体横外側に突出する状態となる。
図7に示すように、中間の下カバー27を取付位置A1に位置させた状態において、抜け止め部材36(保持機構に相当)を軸部材34の取付孔34aに挿入して取り付ける。抜け止め部材36は、横壁部30の開口部30aの外径よりも大きなベータピン形状となっている。
これにより、抜け止め部材36によって、ボス部材33の軸部材34からの抜け止めが行われるのであり、中間の下カバー27が取付位置A1に保持される。
図6及び図7に示すように、機体フレーム21と中間の下カバー27とに亘って、中間の下カバー27を取付位置A1と取外位置A2とに亘って機体左右方向に案内するガイド機構35が備えられており、ガイド機構35に、ボス部材33と軸部材34とが備えられている。
図3及び図4に示すように、中間の下カバー27が取付位置A1に位置した状態において、底部29の上側に係止部22,23が位置する状態となり、横壁部30の切り欠き部30bが係止部22,23に接近して位置する状態となる。
これによって、図3及び図4に示すように、横カバー11,12の係合部11b,12bを、横壁部30の切り欠き部30bに入り込ませながら、係止部22,23に上側から係合させ、横カバー11,12のロック部11a,12aを係止部24,25に係合させて、横カバー11,12を取り付ける。
前述のように、横カバー11,12を取り付けると、図3及び図4に示すように、軸部材34の取付孔34a及び抜け止め部材36が、横カバー11,12によって覆われた状態となる。これにより、走行中に圃場の作物が抜け止め部材36に掛かる状態が防止されて、抜け止め部材36が軸部材34の取付孔34aから抜けて外れてしまうという状態が防止される。
中間の下カバー27を取り外す場合、図3及び図4に示す横カバー11,12を取り外して、図7に示す抜け止め部材36を軸部材34の取付孔34aから抜く。次に図7から図6に示すように、中間の下カバー27を取付位置A1から機体横外側に移動させると、軸部材34とボス部材33とがスライドすることにより、中間の下カバー27が機体左右方向に案内される。
図6に示すように、ボス部材33が軸部材34から抜ける位置まで中間の下カバー27を移動させると、中間の下カバー27が取付位置A1から機体横外側に離れた取外位置A2に達するのであり、これによって中間の下カバー27を取り外すことができる。
(中間の下カバーと1番物回収部との関係)
図8に示すように、脱穀装置6において、中間の下カバー27の取付位置A1よりも機体左右中央側の部分に、脱穀及び選別処理された処理物を回収する1番物回収部17(回収部に相当)が位置している。
図8に示すように、1番物回収部17の下部に、掃除用及びメンテナンス作業用の点検口37が脱穀装置6の左側部分から機体内側に向って備えられており、点検口37を開閉自在な蓋部38、蓋部38を閉位置で固定するバックル部材39(固定具に相当)が備えられている。
図8に示すように、中間の下カバー27を取付位置A1から取り外すことによって、機体フレーム21と走行装置2との間に比較的大きな間隔が生じる。
これにより、作業者は、機体フレーム21と走行装置2との間から手を入れて、バックル部材39を解除操作することにより、蓋部38を開位置に操作することができるのであり、点検口37から1番物回収部17の掃除及びメンテナンス作業を行うことができる。
(燃料タンクの配置に関する構造)
図9及び図10に示すように、機体1の右部に機体前後方向に配置された機体フレーム40に対して、機体1の左部の機体フレーム21が短いものに設定されており、機体フレーム21の後端部が、機体フレーム40の後端部よりも機体前側に位置している。
図9及び図10に示すように、機体1の左右中央部の機体フレーム41において、機体フレーム41の後端部と機体フレーム40の後端部とが、機体前後方向の同じ位置に配置されている。機体フレーム41の後端部と機体フレーム40の後端部とに亘って、機体左右方向の機体フレーム42が連結され、機体フレーム42にプロテクタ43が連結されている。機体フレーム21の後端部と機体フレーム41とに亘って、機体左右方向の機体フレーム44が連結されている。
図9及び図10に示すように、機体フレーム41の後部における機体フレーム40,42側の位置に、燃料タンク45が支持されている。平面視で長方形状である燃料タンク45において、平面視で燃料タンク45の長辺部が機体前後方向となり、燃料タンク45の短辺部が機体左右方向となるように、燃料タンク45が配置されており、燃料タンク45の給油口45aが機体後側に向って延出されている。
以上の構造により、図9及び図10に示すように、排ワラ細断装置20の下側に配置された機体フレーム44が、機体フレーム42よりも機体前側に配置されて、機体フレーム44の位置に燃料タンク45が配置されていない。
これにより、排ワラ細断装置20を図9及び図10に示す作業位置から機体横外側のメンテナンス位置に移動させて、脱穀装置6の後部を開放することにより、作業者は、機体フレーム44や燃料タンク45の影響を受けることなく、脱穀装置6の後部に接近することができるのであり、脱穀装置6の後部からの選別部の取り出し等のメンテナンス作業が容易に行える。
(トラック搭載用のフックの構造)
コンバインをトラック(図示せず)の荷台に載せて運搬する場合等において、このコンバインでは、機体1をトラックの荷台にロープ等により固定する為のフック46が備えられている。
図9及び図10に示すように、機体フレーム21の前部及び後部、機体フレーム40の前部及び後部の4箇所に、平面視でU字状のフック46が連結されている。
フック46が、機体フレーム21の前部及び後部の下面部21aに連結されて、機体フレーム21から機体横外側に突出するように横向きに延出されている。同様にフック46が、機体フレーム40の前部及び後部の下面部に連結されて、機体フレーム40から機体横外側に突出するように横向きに延出されている。
図9及び図10に示すように、フック46を機体フレーム21,40から横向きに延出することにより、フック46と走行装置2との間隔が比較的大きなものとなるので、ロープ等のフック46への取り付けが容易に行えるようになる。
(発明の実施の第1別形態)
図4に示す前側及び後側の下カバー26,28に代えて、図11に示す前側及び後側の下カバー26,28を備えてもよい。
図11に示すように、機体フレーム21の前部及び後部において、機体フレーム21の左面部21bに、ステー47が連結されて機体下方に延出されている。前側及び後側の下カバー26,28は、図4に示すような開口部26a,28aを備えない平板であり、下側ほど機体内側(走行装置2側)に位置する斜めの姿勢でステー47に連結されている。
図11に示すように、開口部26a,8aを備えず且つ斜めの姿勢の前側及び後側の下カバー26,28は、以下の説明のように、トウモロコシ用のコンバインに適している。
トウモロコシを収穫する場合、図1及び図2に示す刈取部4に、トウモロコシの刈取用のアタッチメント(図示せず)を取り付けて、刈取部4をトウモロコシの刈取用に仕様変更するのであり、刈取部4を圃場から少し上昇させて、トウモロコシの稈の上部の実を刈り取る。
前述のようにして、トウモロコシの刈取作業を行うと、刈り取られなかった背の高いトウモロコシの稈が圃場に残る。これにより、圃場に残るトウモロコシの稈が、脱穀装置6の左側部分の下部と横カバー11,12の下部との間に、下側から入り込む可能性があるので、このような状態を、図11に示す前側及び後側の下カバー26,28によって適切に防止することができる。
この場合、中間の下カバー27においても、底部29に開口部29aを備えてないようにしてもよい。
(発明の実施の第2別形態)
図7に示すベータピン形状の抜け止め部材36に代えて、Cワッシャー形状の抜け止め部材36を使用してもよい。Cワッシャー形状の抜け止め部材36を使用する場合、軸部材34の取付孔34aを廃止して、軸部材34の端部の外周部に、抜け止め部材36の取り付け用の溝部を形成すればよい。
図6及び図7において、ボス部材33を機体フレーム21の左面部21bに連結し、軸部材34を中間の下カバー27に連結してもよい。
この構造によると、ボス部材33及び軸部材34の中間部に取付孔(図示せず)を形成すればよい。これにより、中間の下カバー27を取付位置A1に位置させた状態で、ボス部材33及び軸部材34の取付孔に、ベータピン形状の抜け止め部材36を挿入して取り付けることによって、軸部材34のボス部材33からの抜け止めが行われるのであり、中間の下カバー27が取付位置A1に保持される。
脱穀装置6を機体1の右部に支持してもよい。この構造によると、脱穀装置6の機体外側部分が、脱穀装置6の右側部分となるので、脱穀装置6の右側部分に、横カバー9〜14、前側、中間及び後側の下カバー26,27,28を備える。
脱穀装置6の機体外側部分の下部に位置する機体フレーム21,40に、ボス部材33又は軸部材34を連結する場合、脱穀装置6において機体フレーム21,40に連結される部分に、ボス部材33又は軸部材34を連結してもよい。
この構造によると、脱穀装置6において機体フレーム21,40に連結される部分が、機体フレーム21,40の一部となる。
前側の下カバー26及び後側の下カバー28も、中間の下カバー27と同様に取付位置A1と取外位置A2とに亘って機体左右方向に移動自在に支持して、着脱自在に構成してもよい。
本発明は、普通型のコンバインばかりではなく、自脱型のコンバインや、さとうきび収穫機、とうもろこし収穫機、飼料収穫機等の収穫機にも適用できる。
1 機体
6 脱穀装置
11,12 横カバー
17 回収部
21 機体フレーム
27 下カバー
30a 開口部
33 ボス部材
34 軸部材
35 ガイド機構
36 保持機構、抜け止め部材
37 点検口
38 蓋部
39 固定具
A1 取付位置
A2 取外位置

Claims (4)

  1. 機体に支持された脱穀装置の機体外側部分を横外側から覆う横カバーと、
    前記脱穀装置の機体外側部分の下部と前記横カバーの下部との間を下側から覆う下カバーと、
    前記脱穀装置の機体外側部分の下部と前記横カバーの下部との間を下側から覆う取付位置と、前記取付位置から機体横外側に離れた取外位置とに亘って、前記下カバーを機体左右方向に案内するガイド機構と、
    前記下カバーを前記取付位置で保持する保持機構と、が備えられている収穫機。
  2. 前記ガイド機構に、
    前記脱穀装置の機体外側部分の下部に位置する機体フレーム及び前記下カバーのうちの一方に設けられ、機体左右方向に沿って延びるボス部材と、
    前記機体フレーム及び前記下カバーのうちの他方に設けられ、機体左右方向に沿って延びる軸部材と、が備えられ、
    前記ボス部材に前記軸部材が挿入されて前記軸部材と前記ボス部材とがスライドすることにより、前記下カバーが前記取付位置と前記取外位置とに亘って案内される請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記ボス部材が前記下カバーに設けられ、且つ、前記軸部材が前記機体フレームに設けられ、
    前記下カバーのうち前記ボス部材の端部に対応する箇所に、前記軸部材が貫通可能な開口部が形成され、
    前記下カバーが前記取付位置に位置した状態において前記軸部材の端部が前記開口部から機体横外側に突出するように、前記軸部材が前記ボス部材よりも長く設定され、
    前記保持機構が、前記開口部の外径よりも大きな部材であり、前記下カバーが前記取付位置に位置した状態において前記軸部材の突出端部に取り付けられることにより、前記ボス部材の前記軸部材からの抜け止めをする抜け止め部材である請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記脱穀装置における前記取付位置よりも機体左右中央側の部分に、脱穀及び選別処理された処理物を回収する回収部が備えられ、
    前記回収部の下部に、点検口と、前記点検口を開閉自在な蓋部と、前記蓋部を閉位置で固定する固定具とが備えられている請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
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