JP2020099275A - コンバイン - Google Patents
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この種のコンバインとしては、たとえば特許文献1に示されるコンバインがある。特許文献1に示されるコンバインでは、側部カバー部としての複数枚の横カバーが備えられ、下部カバー部としての前側の下カバー、中間の下カバー、及び、後側の下カバーが備えられている。
機体フレームを支持するクローラ走行装置と、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記機体フレームに支持され、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の機体横外側方に設けられ、動力源の動力を前記脱穀装置に伝達する動力伝達装置と、前記動力伝達装置の機体横外側方に設けられ、前記動力伝達装置を機体横外側から覆う側部カバー部と、前記側部カバー部の下端部と前記脱穀装置の下端部との間において、機体前後方向に沿って設けられ、前記側部カバー部の下端部と前記脱穀装置の下端部との間の隙間を覆う下部カバー部と、が備えられ、前記下部カバー部のうち、前記クローラ走行装置の後端側部分の上方に位置する部分に、機体側面視において傾斜した状態、かつ、機体前後方向において間隔を空けた状態で設けられ、前記側部カバー部と前記脱穀装置との間の隙間から下方へ塵埃が落下するのを許容するとともに、前記クローラ走行装置が跳ね上げた泥土を受け止める複数の傾斜部材が備えられている。
なお、以下の説明では、コンバインの走行機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、図1の紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
図1に示されるように、コンバインは、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して構成された機体フレーム1を有し、かつ、機体フレーム1を支持する左右一対のクローラ走行装置2を有する走行機体を備えている。走行機体の前部の右横側部分に、キャビン3を有する運転部4が形成されている。走行機体の前部の左横側部分に、刈取搬送部5が設けられている。刈取搬送部5は、刈取搬送部5の前部に設けられた刈取部5Aと、刈取搬送部5の後部に設けられた搬送部5Bとを備えている。刈取部5Aは、複数条の植付条に植立する稲、麦などの植立穀稈を引起装置6によって引き起こしながら、植立穀稈の株元をバリカン型の刈取装置7によって刈取る。搬送部5Bは、刈取部5Aが刈り取った刈取穀稈を後方に搬送する。機体フレーム1の後部に、脱穀装置8及び穀粒タンク9が横並びで支持されいる。脱穀装置8は、搬送部5Bの後方に位置し、穀粒タンク9は、運転部4の後方に位置している。脱穀装置8は、搬送部5Bが搬送してきた刈取穀稈を受け取り、受け取った刈取穀稈の穂先側部分の脱穀する脱穀処理と、脱穀処理によって得られた脱穀粒を塵埃と選別する選別処理を行う。脱穀装置8の後方に、脱穀装置8から排出された脱穀排ワラを細断処理する排ワラ細断装置11が設けられている。脱穀装置8によって得られた脱穀粒が揚穀装置12によって穀粒タンク9に供給されて穀粒タンク9に貯留される。穀粒タンク9から脱穀粒を取り出す穀粒排出装置13が穀粒タンク9の後部から延ばされている。
脱穀装置8は、図2に示されるように、脱穀装置8の上部に形成された脱穀部8Aと、脱穀部8Aの下方に形成された選別部8Bと、を備えている。
下部カバー部60は、図3,4に示されるように、下部カバー部60のうちのクローラ走行装置2の前端側部分の上方に位置する部分を構成する前下部カバー部61と、下部カバー部60のうちのクローラ走行装置2の中間部分の上方に位置する部分を構成する中下部カバー部62と、下部カバー部60のうちのクローラ走行装置2の後端側部分の上方に位置する部分を構成する後下部カバー部63と、を備えている。
すなわち、前進時のクローラ走行装置2において、クローラベルト2aのうち、クローラ走行装置2の後端部に位置する輪体2Rの後下部に沿って移動するベルト部分2rは、後上がり方向に移動し、このベルト部分2rによって跳ね上げられる泥土は、矢印Zで示される後上がり方向に跳ね上げられる。クローラベルト2aのうち、輪体2Rの後上部に沿って移動するベルト部分2fは、前上がり方向に移動し、このベルト部分2fによって跳ね上げられる泥土は、矢印Xで示される前上がり方向に跳ね上げられる。
具体的には、図6,8に示されるように、最前の傾斜部材68から、上部が山形形状に連結し合っている傾斜部材68のうちの後下がり傾斜の傾斜部材68に対して後側に隣り合う後下がり傾斜の傾斜部材68までの複数の傾斜部材68を備える第1傾斜部材グループにおいて、第1傾斜部材グループにおける全ての傾斜部材68の脱穀装置側だけの端部に連結されて、第1傾斜部材グループの全ての傾斜部材68を保持する1つの保持部71が第1傾斜部材グループに備えられている。保持部71の前側部分にフック部71aが備えられている。保持部71の前側部分がフック部71aによって脱穀装置8の下端部8fに脱着可能に係合されている。保持部71の後側部分が脱穀装置8の下端部8fに備えられた支持部72に連結ボルトによって脱着可能に連結されている。上部が山形形状に連結し合っている傾斜部材68のうちの後下がり傾斜の傾斜部材68に対して後方に1つの傾斜部材68を隔てて位置する後下がり傾斜の傾斜部材68から最後の傾斜部材68までの複数の傾斜部材68を備える第2傾斜部材グループに、第1傾斜部材グループの保持部71と同様に、第2傾斜部材グループの全ての傾斜部材68の脱穀装置側だけの端部に連結された保持部71が備えられている。第2傾斜部材グループの保持部71は、第1傾斜部材グループの保持部71と同様に、フック部71a及び連結ボルトによって脱穀装置8の下端部8fに脱着可能に連結されている。
タンクカバー91を燃料タンク90の上方から取り除き、揺動選別装置19を脱穀装置8の後部の開口96(図2参照)から選別部8Bに差し入れるとき、揺動選別装置19がタンクカバー91に当らないようにする。燃料タンク90の上方から取り除いたタンクカバー91に付いている冶具92をタンクカバー91から取り外す。タンクカバー91から取り外した冶具92を脱穀装置8の後部の開口96から選別部8Bに差し入れて、2番スクリュー24の上方に設置する。冶具92の後端部92rを選別部底板の端部97に係合させて、冶具92を前方へずれ動かないようにする。冶具92がずれ動かなくなると、揺動選別装置19を開口96から差し入れて、案内板42の遊端部が基端部よりも前方に位置する姿勢に案内板42をした状態で案内板42の遊端側部分を冶具92に載せる。案内板42の遊端側部分が冶具92に載ると、揺動選別装置19を前方に移動させ、案内板42の遊端側部分を冶具92の上で前方にスライド移動させる。揺動選別装置19が組付け位置に到達し、案内板42が図2に示される如く揺動選別装置19から1番スクリュー23に向かって延びた状態になると、揺動選別装置19の後端側部分を持ち上げて揺動選別装置19の下方に冶具92の取出し空間を確保し、冶具92を取出し空間及び開口96を介して脱穀装置8の外部に取り出す。冶具92を取り出すと、揺動選別装置19の持ち上げを解除し、揺動選別装置19を図2に示される組付け状態にする。
(1)上記した実施形態では、後上がり傾斜の傾斜部材68fと後下がり傾斜の傾斜部材68rとが備えられた例を示したが、これに限らない。泥土の跳ね上がり具合や、下部カバー部のクローラ走行装置の後端部に対する位置によっては、後下がり傾斜だけの傾斜部材、あるいは、後上がり傾斜だの傾斜部材を備えてもよい。また、傾斜部材の傾斜は、どのような角度の傾斜にしてもよい。
2 クローラ走行装置
5A 刈取部
26 源動部(エンジン)
27 動力伝達装置
45 側壁
53 側部カバー部(前下側部カバー部)
54 側部カバー部(前下側部カバー部)
60 下部カバー部
63 下部カバー部の部分(後下部カバー部)
68 傾斜部材
68f 前側に位置する傾斜部材
68r 後側に位置する傾斜部材
73 案内部材
76 支持部材
Claims (9)
- 機体フレームを支持するクローラ走行装置と、
圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
前記機体フレームに支持され、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記脱穀装置の機体横外側方に設けられ、動力源の動力を前記脱穀装置に伝達する動力伝達装置と、
前記動力伝達装置の機体横外側方に設けられ、前記動力伝達装置を機体横外側から覆う側部カバー部と、
前記側部カバー部の下端部と前記脱穀装置の下端部との間において、機体前後方向に沿って設けられ、前記側部カバー部の下端部と前記脱穀装置の下端部との間の隙間を覆う下部カバー部と、が備えられ、
前記下部カバー部のうち、前記クローラ走行装置の後端側部分の上方に位置する部分に、機体側面視において傾斜した状態、かつ、機体前後方向において間隔を空けた状態で設けられ、前記側部カバー部と前記脱穀装置との間の隙間から下方へ塵埃が落下するのを許容するとともに、前記クローラ走行装置が跳ね上げた泥土を受け止める複数の傾斜部材が備えられているコンバイン。 - 前記傾斜部材は、前記クローラ走行装置による泥土跳ね上げ方向に対して交差する方向に沿うように傾斜している請求項1に記載のコンバイン。
- 前記複数の傾斜部材のうち、前側に位置する傾斜部材は、後上がり状態で傾斜し、前記複数の傾斜部材のうち、後側に位置する傾斜部材は、後下がり状態で傾斜している請求項1または2に記載のコンバイン。
- 前記複数の傾斜部材のうち、前記クローラ走行装置の後端部に対して前側に位置する傾斜部材は、後上がり状態で傾斜し、前記複数の傾斜部材のうち、前記クローラ走行装置の後端部に対して後側に位置する傾斜部材は、後下がり状態で傾斜している請求項1から3のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記クローラ走行装置の後端部の直上方箇所において隣り合う前記傾斜部材における上端部は、山形形状に繋がっている請求項4に記載のコンバイン。
- 前記傾斜部材は、前記脱穀装置の側壁から横外向きに片持ち状に延出されている請求項1から5のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記傾斜部材は、脱着可能に支持されている請求項1から6のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記傾斜部材よりも高い箇所に、前記側部カバー部と前記脱穀装置との間の隙間の塵埃を後下方に向けて案内する案内部材が設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記下部カバー部に、前記側部カバー部に係合して前記側部カバー部を支持する支持部材が備えられている請求項1から8のいずれか一項に記載のコンバイン。
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2018
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