JP2018082326A - 通信システム、通信装置、制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デイジーチェーン接続における接続位置にかかわらず、発言タイミングを公平にする技術を提供する。【解決手段】通信システム300では、制御装置100から下流側に向かって第1通信装置200a〜第3通信装置200cがデイジーチェーン接続される。第1通信装置200aと第2通信装置200bのうちの1つは、送信要求信号の下流側への転送を開始する。第1通信装置200aと第3通信装置200cは、(1)送信要求信号を下流側に順に転送し、(2)第3通信装置200cが送信要求信号を受信した後、送信要求信号を上流側に順に転送する。制御装置100は、送信要求信号を受信した場合、送信許可信号の下流側への転送を開始する。第1通信装置200aと第2通信装置200bは、送信許可信号を下流側に順に転送し、それらのうちの1つは、送信許可信号を受信した場合、データ信号を送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信技術に関し、特にデイジーチェーン接続がなされた通信システム、通信装置、制御装置に関する。
コンピュータからデイジーチェーン接続される各被制御機器を制御するために、コンピュータは、各被制御機器に割り当てた識別番号(ID:Identification)と制御命令の信号を送る。各被制御機器にIDを割り当てるために、各被制御機器に備え付けられているDIP(Dual In−line Package)スイッチなどでIDが設定される。被制御機器の数が増えるほど、IDを設定するための手間が増加する。そこで、下流にある被制御機器から上流のコンピュータへ信号を中継する際にアドレス情報を加算するとともに、コンピュータから被制御機器へ信号を中継する際にアドレス情報を減算することによって、IDを設定するための手間が省略される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−128326号公報
このようなデイジーチェーン接続がなされる通信システムは、会議・議場システムにも適用される。会議・議場システムでは、制御装置から下流に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続されており、各通信装置は、マイクおよびスピーカを備えるとともに、ユーザが発言を希望する際に押し下げるべき発言ボタンを備える。発言ボタンが押し下げられた通信装置は発言要求信号の転送を開始する。発言要求信号は、デイジーチェーン接続された他の通信装置によって転送され、制御装置に受信される。制御装置は、発言要求信号に対する発言許可信号の転送を開始し、発言許可信号は、発言ボタンが押し下げられた通信装置まで転送される。発言許可信号を受信した通信装置では、発言が可能になる。
このような構成において、複数の通信装置から同時に発言要求信号が送信された場合、上流側に接続された通信装置は、下流側に接続された通信装置よりも先に発言許可信号を受信する。そのため、上流側の通信装置では、下流側の通信装置よりも先に発言可能になる。つまり、通信装置が接続された位置に応じて、発言タイミングに不平等が発生する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、デイジーチェーン接続における接続位置にかかわらず、発言タイミングを公平にする技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信システムは、制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムであって、複数の通信装置のうちの1つの通信装置は、送信要求信号の下流側への転送を開始し、複数の通信装置は、(1)送信要求信号を下流側に順に転送し、(2)最下流の通信装置が送信要求信号を受信した後、送信要求信号を上流側に順に転送し、制御装置は、送信要求信号を受信した場合、送信許可信号の下流側への転送を開始し、複数の通信装置は、送信許可信号を下流側に順に転送し、1つの通信装置は、送信許可信号を受信した場合、データ信号を送信する。
本発明の別の態様は、通信装置である。この装置は、制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムに含まれる通信装置であって、送信要求信号の下流側への転送を開始する第1転送部と、第1転送部から転送された送信要求信号を最下流の通信装置が受信した後、最下流の通信装置によって転送された送信要求信号を上流側に転送する第2転送部と、第2転送部から転送された送信要求信号を制御装置が受信した場合、制御装置によって転送が開始された送信許可信号を受信する受信部と、受信部が送信許可信号を受信した場合、データ信号を送信する送信部と、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、制御装置である。この装置は、制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムに含まれる制御装置であって、複数の通信装置が送信要求信号を下流に順に転送し、最下流の通信装置が送信要求信号を受信した後、送信要求信号を上流側に順に転送しており、送信要求信号を受信する受信部と、受信部において送信要求信号を受信した場合、送信許可信号の下流側への転送を開始する送信部とを備える。受信部において受信した送信要求信号には、通信装置が送信要求信号を下流側に転送する場合に増加させるべき第1カウンタと、通信装置が送信要求信号を上流側に転送する場合に増加させるべき第2カウンタとが含まれ、送信部が送信を開始させる送信許可信号には、通信装置が送信許可信号を下流側に転送する場合に減少させるべき第3カウンタが含まれ、送信部が送信を開始させる送信許可信号に含まれる第3カウンタの値の初期値は、受信部が受信した送信要求信号に含まれた第2カウンタの値から第1カウンタの値を減算することによって導出される。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、デイジーチェーン接続における接続位置にかかわらず、発言タイミングを公平にできる。
図1(a)−(d)は、本発明の実施例の比較対象になる通信システムの動作概要を示す図である。 図2(a)−(g)は、本発明の実施例に係る通信システムの動作概要を示す図である。 本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図4(a)−(d)は、図3の通信システムにおいて使用される通信データのフォーマットを示す図である。 図3の通信システムによる処理手順を示すシーケンス図である。 図3の制御装置による処理手順を示すフローチャートである。 図3の通信装置による処理手順を示すフローチャートである。 図3の通信装置による別の処理手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例は、例えば、会議・議場システムに使用される通信システムに関する。通信システムでは、制御装置と複数の通信装置とが、制御装置を最上流に配置させながらデイジーチェーンで接続される。前述のごとく、各通信装置には、マイク、スピーカ、発言ボタンが備えられ、マイク端末とも呼ばれる。本実施例においては、通信装置が接続された位置にかかわらず各通信装置の発言タイミングを公平にするために、複数の通信装置は、発言要求信号を最下流の通信装置まで下流側に転送するとともに、最下流の通信装置から発言要求信号を上流側に転送する。一方、複数の通信装置は、発言要求信号を受信した制御装置からの発言許可信号を下流側に転送する。このような転送により、通信装置が接続された位置に関係なく、発言要求信号の転送回数と発言許可信号の転送回数とを合わせた転送回数は、デイジーチェーン接続を往復したときの転送回数になる。すべての通信装置において転送回数が同一になるので、各通信装置の発言タイミングが公平になる。
図1(a)−(d)は、本発明の実施例の比較対象になる通信システム30の動作概要を示す。通信システム30は、制御装置10、通信装置20と総称される第1通信装置20a、第2通信装置20b、第3通信装置20cを含む。通信システム30には、3つの通信装置20が含まれるが、通信システム30に含まれる通信装置20の数は3に限定されない。制御装置10には第1通信装置20aが接続され、第1通信装置20aには第2通信装置20bが接続され、第2通信装置20bには第3通信装置20cが接続されることによって、制御装置10と複数の通信装置20によってデイジーチェーン接続が形成される。デイジーチェーン接続において、制御装置10が最上流の位置に接続され、第3通信装置20cが最下流の位置に接続されるので、制御装置10側が上流側に相当し、第3通信装置20c側が下流側に相当する。なお、第1通信装置20aのIDは「1」に設定され、第2通信装置20bのIDは「2」に設定され、第3通信装置20cのIDは「3」に設定される。
通信システム30は会議・議場システムに相当するので、通信装置20はマイク端末に相当する。ここでは、第1通信装置20aを使用するユーザが発言を希望する場合を例示しながら、通信システム30における発言の処理を説明する。図1(a)において、ユーザは、第1通信装置20aに備えられた発言ボタンを押し下げる。図1(b)において、第1通信装置20aは第1発言要求信号40aを制御装置10に送信する。図1(c)において、第1発言要求信号40aを受信した制御装置10は、第1通信装置20aの発言を許可し、第1発言許可信号50aを送信する。図1(d)において、第1通信装置20aは、第1発言許可信号50aを受信することによって、発言可能な状態になる。このような状態において、第1通信装置20aに備えられたマイクに向かってユーザが発した発言は第1通信装置20aから音声信号として送信される。
このような通信システム30において、2つ以上の通信装置20においてほぼ同時に発言ボタンが押し下げられる場合がある。ここでは、図1(a)のごとく、前述の第1通信装置20aに加えて、第3通信装置20cにおいても発言ボタンが押し下げられる。図1(b)において、第3通信装置20cは、第3発言要求信号40cを第2通信装置20bに送信する。図1(c)において、第2通信装置20bは、第3発言要求信号40cを第1通信装置20aに転送する。図1(d)において、第1通信装置20aは、第3発言要求信号40cを制御装置10に転送する。このように、下流側に配置される通信装置20からの発言要求信号40は、上流側に配置される通信装置20によって順に転送される。
その結果、下流側に配置される通信装置20ほど、発言要求信号40の転送回数が増加し、発言要求信号40が制御装置10に受信されるまでの遅延時間が長くなる。これによって、図1(a)では、第1通信装置20aと第3通信装置20cとにおいて発言ボタンがほぼ同時に押し下げられたが、下流側に配置された第3通信装置20cの発言タイミングは、上流側に配置された第1通信装置20aの発言タイミングよりも遅くなる。このように、通信装置20が接続される位置によって、発言タイミングに不公平が生じる。
このような不公平を解消するために、図2(a)−(g)は、本発明の実施例に係る通信システム300の動作概要を示す。通信システム300は、制御装置100、通信装置200と総称される第1通信装置200a、第2通信装置200b、第3通信装置200cを含む。制御装置100、通信装置200、通信システム300は、図1(a)−(d)の制御装置10、通信装置20、通信システム30にそれぞれ対応する。つまり、通信システム300は、制御装置100から下流側に向かって複数の通信装置200がデイジーチェーン接続される。ここでは、図1(a)−(d)との差異を中心に説明する。
図2(a)において、第1通信装置200aと第3通信装置200cでは、発言ボタンが押し下げられる。第1通信装置200aは、第1発言要求信号400aの下流側への転送を開始する。一方、第3通信装置200cは、最下流の通信装置200であるので、第3発言要求信号400cの上流側への転送を開始する。第1発言要求信号400a、第3発言要求信号400cを総称する発言要求信号400には、上り用TTL(Time To Live)と、下り用TTLとが含まれる。下り用TTLとは、通信装置200が発言要求信号400を下流側に転送する場合に増加させるべきカウンタであり、下流方向への転送回数を示す。一方、上り用TTLとは、通信装置200が発言要求信号を上流側に転送する場合に増加させるべきカウンタであり、上流方向への転送回数を示す。下り用TTLが第1カウンタと呼ばれる場合、上り用TTLは第2カウンタとも呼ばれる。第1発言要求信号400aでは、上り用TTL=0、下り用TTL=1と示され、第3発言要求信号400cでは、上り用TTL=1、下り用TTL=0と示される。
図2(b)において、第2通信装置200bは、第1通信装置200aからの第1発言要求信号400aを第3通信装置200cに転送する。つまり、複数の通信装置200は、下流方向への発言要求信号400を下流側に順に転送する。第1発言要求信号400aでは、上り用TTL=0、下り用TTL=2と示される。また、第2通信装置200bは、第3通信装置200cからの第3発言要求信号400cを第1通信装置200aに転送する。つまり、複数の通信装置200は、上流方向への発言要求信号400を上流側に順に転送する。第3発言要求信号400cでは、上り用TTL=2、下り用TTL=0と示される。
図2(c)において、最下流の第3通信装置200cは、第2通信装置200bからの第1発言要求信号400aを受信した後、第1発言要求信号400aを第2通信装置200bに転送する。これは、発言要求信号400を上流側に折り返す、つまり上流側に順に転送することに相当する。その際、下り用TTLの代わりに、上り用TTLがインクリメントされる。第1発言要求信号400aでは、上り用TTL=1、下り用TTL=2と示される。また、第1通信装置200aは、第2通信装置200bからの第3発言要求信号400cを制御装置100に転送する。このように第1通信装置200aは、前述の第2通信装置200bと同様に第3発言要求信号400cを転送する。第3発言要求信号400cでは、上り用TTL=3、下り用TTL=0と示される。
図2(d)において、第2通信装置200bは、第3通信装置200cからの第1発言要求信号400aを第1通信装置200aに転送する。この転送は第3発言要求信号400cに対する転送と同様になされる。第1発言要求信号400aでは、上り用TTL=2、下り用TTL=2と示される。
また、制御装置100は、第1通信装置200aからの第3発言要求信号400cを受信した場合、発言を許可するための第3発言許可信号500cを生成する。第3発言許可信号500cを総称する発言許可信号500には下り用TTLが含まれる。発言許可信号500に含まれる下り用TTLとは、通信装置200が発言許可信号500を下流側に転送する場合に減少させるべきカウンタであり、前述の第1カウンタと第2カウンタに対応して第3カウンタと呼ばれる。さらに、制御装置100は、受信した発言要求信号400に含まれた上り用TTLの値から下り用TTLの値を減算することによって、発言許可信号500に含まれる下り用TTLの初期値を導出し、これを発言許可信号500に設定する。
ここでは、第3発言要求信号400cに含まれた上り用TTL=3から下り用TTL=0を減算することによって、第3発言許可信号500cに含まれる下り用TTLの初期値「3」を導出する。そのため、第3発言許可信号500cでは、下り用TTL=3と示される。制御装置100は、第3発言許可信号500cの下流側への転送を開始する。
図2(e)において、第1通信装置200aは、第2通信装置200bからの第1発言要求信号400aを制御装置100に転送する。第1発言要求信号400aでは、上り用TTL=3、下り用TTL=2と示される。また、第1通信装置200aは、制御装置100からの第3発言許可信号500cを第2通信装置200bに転送する。つまり、複数の通信装置200は、発言許可信号500を下流側に順に転送する。特に、複数の通信装置200は、発言許可信号500に含まれた下り用TTLが所定の値、例えば「1」になるまで発言許可信号500を順に転送する。第3発言許可信号500cでは、下り用TTL=2と示される。
図2(f)において、制御装置100は、第1通信装置200aからの第1発言要求信号400aを受信した場合、第3発言要求信号400cを受信した場合と同様に第1発言許可信号500aを生成する。その際、第1発言許可信号500aでは、下り用TTL=1と示される。制御装置100は、第1発言許可信号500aの下流側への転送を開始する。また、第2通信装置200bは、第1通信装置200aからの第3発言許可信号500cを第3通信装置200cに転送する。第3発言許可信号500cでは、下り用TTL=1と示される。
図2(g)において、第1通信装置200aは、制御装置100からの第1発言許可信号500aを受信する。前述のごとく、第1発言許可信号500aに含まれた下り用TTLは「1」であり、所定の値であるので、第1通信装置200aは第1発言許可信号500aを転送しない。その代わりに、第1通信装置200aは、自身への発言許可と判断して、マイクへの音声入力を可能にする。ユーザはマイクに向かって音声を入力する。第1通信装置200aは、音声が含まれた音声信号を制御装置100に送信する。音声信号は、制御装置100経由で複数の通信装置200に転送される。
また、第3通信装置200cは、第2通信装置200bからの第3発言許可信号500cを受信する。前述のごとく、第3発言許可信号500cに含まれた下り用TTLは「1」である。そのため、第3通信装置200cは、第1通信装置200aと同様に、第3発言許可信号500cを転送せずに、マイクへの音声入力を可能にする。第3通信装置200cは、音声が含まれた音声信号を制御装置100まで上流側に転送する。このように、第3通信装置200cは、第1通信装置200aよりも下流側に配置されているにもかかわらず、発言ボタンがほぼ同時に押し下げられた場合、発言タイミングもほぼ同時になる。制御装置100は、第1通信装置200aからの音声と第3通信装置200cからの音声を合成し、合成した音声信号を下流側に転送する。
図3は、本発明の実施例に係る通信システム300の構成を示す。制御装置100は、通信部110、処理部120、アンプ130、スピーカ140を含み、通信部110は、送信部150、受信部152を含み、処理部120は、送信許可信号生成部160、音声合成部162、音声出力部164を含む。第1通信装置200aは、上流側通信部210、下流側通信部220、通信処理部230、通話処理部240、マイク250、アンプ260、スピーカ270を含む。通信処理部230は、第1転送部280、第2転送部282、受信部284、送信部286を含み、通話処理部240は、発言ボタン290、音声集音部292、データ処理部294、音声出力部296を含む。第2通信装置200b、第3通信装置200cも第1通信装置200aと同様に構成されるので、ここでは、これらを通信装置200と一般化して説明する。以下では、(1)発言ボタン290が押し下げられる通信装置200、(2)最下流に配置されていない通信装置200、(3)最下流に配置される通信装置200、(4)制御装置100の順に説明する。
(1)発言ボタン290が押し下げられる通信装置200
発言ボタン290は、ユーザが発言を希望する場合に押し下げられる。発言ボタン290は、押し下げられた場合に、発言の要求をデータ処理部294に通知する。データ処理部294は、発言ボタン290からの通知を受けつけると、発言要求信号400を生成する。図4(a)−(d)は、通信システム300において使用される通信データのフォーマットを示す。発言要求信号400、発言許可信号500を含む信号は、通信データと総称される。図4(a)は、通信データのデータ構造を示す。通信データは、ヘッダ部600とデータ部602から構成される。ヘッダ部600は、同期符号604、信号識別子606を順に配置し、データ部602は信号毎に異なった構造を有する。同期符号604は、連続した信号から通信データの先頭を検出するための情報であり、かつ各信号で共通の値を有する。信号識別子606は、信号種別を判別するための識別子であり、かつ信号種別毎に異なった値を有する。
図4(b)は発言要求信号400のデータ構造を示す。データ部602には、上り用TTL608、下り用TTL610が含まれる。前述のごとく、上り用TTL608は、通信装置200が上流側に転送する度に値がインクリメントされるカウンタであり、下り用TTL610は、通信装置200が下流側に信号を転送する度に値がインクリメントされるカウンタである。図4(c)−(d)は後述し、図3に戻る。データ処理部294は、発言要求信号400を第1転送部280に出力する。なお、本通信装置200が最下流に配置されている場合、データ処理部294は、発言要求信号400を第2転送部282に出力する。
第1転送部280は、データ処理部294からの発言要求信号400を受けつけると、発言要求信号400の下流側への転送を開始する。その際、第1転送部280は、上り用TTL608を「0」に設定するとともに、下り用TTL610を「1」に設定し、発言要求信号400を下流側通信部220に出力する。一方、第2転送部282は、データ処理部294からの発言要求信号400を受けつけると、発言要求信号400の上流側への転送を開始する。その際、第2転送部282は、上り用TTL608を「1」に設定するとともに、下り用TTL610を「0」に設定し、発言要求信号400を上流側通信部210に出力する。
下流側通信部220は、下流側に通信データを送信するとともに、下流側からの通信データを受信する。具体的には、下流側通信部220は、第1転送部280からの発言要求信号400を入力すると、下流側の通信装置200に発言要求信号400を送信する。上流側通信部210は、上流側に通信データを送信するとともに、上流側からの通信データを受信する。上流側通信部210は、第2転送部282からの発言要求信号400を入力すると、上流側の通信装置200あるいは制御装置100に発言要求信号400を送信する。
下流側通信部220は、発言要求信号400を送信した後、下流側の通信装置200からの発言要求信号400を受信する。この発言要求信号400は、転送された発言要求信号400を最下流の通信装置200が受信した後、最下流の通信装置200によって転送された発言要求信号400である。下流側通信部220は、発言要求信号400を第2転送部282に出力する。第2転送部282は、下流側通信部220からの発言要求信号400を入力すると、発言要求信号400における上り用TTL608をインクリメントする。第2転送部282は、上流側の通信装置200あるいは制御装置100に発言要求信号400を転送するために、発言要求信号400を上流側通信部210に出力する。上流側通信部210は、第2転送部282からの発言要求信号400を入力すると、上流側の通信装置200あるいは制御装置100に発言要求信号400を送信する。
上流側通信部210は、発言要求信号400を送信した後、上流側の通信装置200あるいは制御装置100から発言許可信号500を受信する。上流側通信部210は発言許可信号500を受信部284に出力する。受信部284は、上流側通信部210からの発言許可信号500を入力する。これは、第2転送部282から転送された発言要求信号400を制御装置100が受信した場合、制御装置100によって転送が開始された発言許可信号500を受信することに相当する。
図4(c)は、発言許可信号500のデータ構造を示す。データ部602には、下り用TTL612が含まれる。前述のごとく、下り用TTL612は、通信装置200が下流側に転送する度に値がデクリメントされるカウンタである。また、下り用TTL612の初期値は、制御装置100が受信した発言要求信号400に含まれた上り用TTL608の値から下り用TTL610の値を減算することによって導出されている。ここで、受信部284において受信した発言許可信号500に含まれる下り用TTL612の値は、転送を終了すべき値として定められた値「1」である。図4(d)は後述し、図3に戻る。受信部284は、発言許可信号500を受信した場合、通話処理部240に発言許可がなされたことを通知する。
発言許可がなされた場合、音声集音部292は、ユーザが発する音声をマイク250で集音する。音声集音部292は、音声をデータ処理部294に出力する。データ処理部294は、音声集音部292において集音した音声から音声データを生成する。また、データ処理部294は、音声データを含むように音声信号を生成する。図4(d)は、音声信号のデータ構造を示す。データ部602には音声データ614が含まれる。図3に戻る。データ処理部294は、音声信号を送信部286に出力する。送信部286は、データ処理部294からの音声信号を入力すると、上流の通信装置200あるいは制御装置100に送信するために、音声信号を上流側通信部210に出力する。上流側通信部210は、上流の通信装置200あるいは制御装置100に音声信号を送信する。このような音声信号は、制御装置100まで転送される。
上流側通信部210は、上流の通信装置200あるいは制御装置100からの音声信号を受信する。この音声信号の音声データ614には、制御装置100において1つ以上の通信装置200から出力された音声データを合成した音声データが含まれる。上流側通信部210は、音声信号を受信部284に出力する。受信部284は、上流側通信部210からの音声信号をデータ処理部294に出力する。データ処理部294は、音声信号から音声データを抽出して、音声データを音声として再生する。その際、再生された音声に、本通信装置200から出力した音声が含まれる場合、データ処理部294は、エコーキャンセラによって、再生された音声から、出力した音声をキャンセルしてもよい。データ処理部294は、音声として音声出力部296に出力する。音声出力部296は、アンプ260を介してスピーカ270から音声を出力する。アンプ260は音声を増幅し、スピーカ270は音声を拡声する。
(2)最下流に配置されていない通信装置200
上流側通信部210は、上流側の通信装置200からの発言要求信号400を受信する。上流側通信部210は発言要求信号400を第1転送部280に出力する。第1転送部280は、上流側通信部210からの発言要求信号400を入力すると、発言要求信号400における下り用TTL610をインクリメントする。第1転送部280は、下流側の通信装置200に発言要求信号400を転送するために、発言要求信号400を下流側通信部220に出力する。下流側通信部220は、第1転送部280からの発言要求信号400を入力すると、下流側の通信装置200に発言要求信号400を送信する。一方、上流方向への発言要求信号400に対する処理は、前述の通りであるであるので、ここでは説明を省略する。
上流側通信部210は、上流側の通信装置200あるいは制御装置100から発言許可信号500を受信する。上流側通信部210は発言許可信号500を第1転送部280に出力する。第1転送部280は、上流側通信部210からの発言許可信号500を入力すると、発言許可信号500における下り用TTL612をデクリメントする。第1転送部280は、下流側の通信装置200に発言許可信号500を転送するために、発言許可信号500を下流側通信部220に出力する。下流側通信部220は、第1転送部280からの発言許可信号500を入力すると、下流側の通信装置200に発言要求信号400を送信する。
下流側通信部220は、下流側の通信装置200からの音声信号を受信する。下流側通信部220は、音声信号を第2転送部282に出力する。第2転送部282は、音声信号を上流側通信部210に出力する。上流側通信部210は、上流側の通信装置200あるいは制御装置100に音声信号を転送する。なお、上流側通信部210において受信した音声信号に対する処理は前述の通りであるので、ここでは説明を省略する。
(3)最下流に配置される通信装置200
上流側通信部210は、上流側の通信装置200からの発言要求信号400を受信する。上流側通信部210は発言要求信号400を第2転送部282に出力する。第2転送部282は、上流側通信部210からの発言要求信号400を入力すると、発言要求信号400における上り用TTL608をインクリメントする。第2転送部282は、上流側の通信装置200に発言要求信号400を転送するために、発言要求信号400を上流側通信部210に出力する。上流側通信部210は、第2転送部282からの発言要求信号400を入力すると、上流側の通信装置200に発言要求信号400を送信する。なお、上流側通信部210において受信した音声信号に対する処理は前述の通りであるので、ここでは説明を省略する。
(4)制御装置100
受信部152は、複数の通信装置200によって上流側に転送された発言要求信号400を受信する。受信部152は、受信した発言要求信号400を送信許可信号生成部160に出力する。送信許可信号生成部160は、受信部152からの発言要求信号400を入力する。前述のごとく、発言要求信号400には、上り用TTL608と下り用TTL610とが含まれる。送信許可信号生成部160は、上り用TTL608の値から下り用TTL610の値を減算することによって、下り用TTL612の初期値を導出する。送信許可信号生成部160は、下り用TTL612の初期値が含まれた発言許可信号500を生成する。送信許可信号生成部160は、発言許可信号500を送信部150に出力する。送信部150は、送信許可信号生成部160からの発言許可信号500を入力すると、発言許可信号500の下流側への転送を開始する。
受信部152は、複数の通信装置200によって上流側に転送された音声信号を受信する。音声信号の送信元の数は、発言許可信号500を送信した数であり、「2以上」であってもよい。受信部152は、音声信号を音声合成部162に出力する。音声合成部162は、音声信号に含まれた音声データを音声として再生する。一定の期間に、複数の通信装置200からの音声が取得された場合、音声合成部162は、それらの音声を合成する。音声合成部162は、合成した音声から音声データを生成してから、音声データが含まれた音声信号を生成する。音声合成部162は、音声信号を送信部150に出力する。なお、受信部152が、1つの通信装置200からの音声信号を一定の期間に受信した場合、受信部152は、音声信号を送信部150に出力してもよい。送信部150は、音声合成部162あるいは受信部152からの音声信号を下流側に送信する。音声出力部164は、アンプ130を介してスピーカ140から音声を出力する。アンプ130、スピーカ140は、アンプ260、スピーカ270と同様に構成される。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム300の動作を説明する。図5は、通信システム300による処理手順を示すシーケンス図である。第1通信装置200aにおいて発言ボタン290が押し下げられ(S10)、第3通信装置200cにおいて発言ボタン290が押し下げられる(S12)。第1通信装置200aは第1発言要求信号400aを生成し(S14)、第3通信装置200cは第3発言要求信号400cを生成する(S16)。第1通信装置200aは下り用TTL610をインクリメントし(S18)、第3通信装置200cは上り用TTL608をインクリメントする(S20)。
第1通信装置200aは第2通信装置200bに第1発言要求信号400aを転送し(S22)、第3通信装置200cは第2通信装置200bに第3発言要求信号400cを転送する(S24)。第2通信装置200bは、第1発言要求信号400aの下り用TTL610をインクリメントするとともに、第3発言要求信号400cの上り用TTL608をインクリメントする(S26)。第2通信装置200bは第3通信装置200cに第1発言要求信号400aを転送し(S28)、第2通信装置200bは第1通信装置200aに第3発言要求信号400cを転送する(S30)。第3通信装置200cは上り用TTL608をインクリメントし(S32)、第1通信装置200aは上り用TTL608をインクリメントする(S34)。第3通信装置200cは第2通信装置200bに第1発言要求信号400aを転送し(S36)、第1通信装置200aは制御装置100に第3発言要求信号400cを転送する(S38)。
第2通信装置200bは上り用TTL608をインクリメントし(S40)、制御装置100は第3発言許可信号500cを生成する(S42)。第2通信装置200bは第1通信装置200aに第1発言要求信号400aを転送し(S44)、制御装置100は第1通信装置200aに第3発言許可信号500cを転送する(S46)。第1通信装置200aは、第1発言要求信号400aの上り用TTL608をインクリメントするとともに、第3発言許可信号500cの下り用TTL612をデクリメントする(S48)。第1通信装置200aは、制御装置100に第1発言要求信号400aを転送し(S50)、第2通信装置200bに第3発言許可信号500cを転送する(S52)。制御装置100は第1発言許可信号500aを生成し(S54)、第2通信装置200bは下り用TTL612をデクリメントする(S56)。制御装置100は第1通信装置200aに第1発言許可信号500aを転送し(S58)、第2通信装置200bは第3通信装置200cに第3発言許可信号500cを転送する(S60)。第1通信装置200aは集音を開始し(S62)、第3通信装置200cは集音を開始する(S64)。
図6は、制御装置100による処理手順を示すフローチャートである。受信部152は信号を受信する(S100)。同期符号604が検出されなければ(S102のN)、ステップ100に戻る。同期符号604が検出され(S102のY)、信号識別子が音声信号である場合(S104のY)、音声合成部162は音声信号を合成する(S106)。音声出力部164は音声を出力する(S108)。送信部150は音声信号を下流側に送信する(S110)。信号識別子が音声信号でない場合(S104のN)、送信許可信号生成部160は発言要求信号400を解析する(S112)。送信許可信号生成部160は発言許可信号500の下り用TTL612の初期値を生成してから(S114)、発言許可信号500を生成する(S116)。送信部150は、発言許可信号500を下流側に送信する(S118)。
図7は、通信装置200による処理手順を示すフローチャートである。信号が受信される(S200)。同期符号604が検出されなければ(S202のN)、ステップ200に戻る。同期符号604が検出され(S202のY)、信号識別子が音声信号である場合(S204のY)、第2転送部282は、音声信号を上流側に送信する。信号識別子が音声信号でなく(S204のN)、発言許可信号500である場合(S208のY)、通信処理部230は、発言許可信号500を解析し、下り用TTL612を抽出する(S210)。下り用TTL612が「1」である場合(S212のY)、音声集音部292は集音を開始する(S214)。下り用TTL612が「1」でない場合(S212のN)、第1転送部280は、下り用TTL612をデクリメントし(S216)、発言許可信号500を再生成し(S218)、発言許可信号500を下流側に送信する(S220)。
発言許可信号500でない場合(S208のN)、通信処理部230は、発言要求信号400を解析する(S222)。発言要求信号400が下流側向きであり(S224のY)、通信装置200が最下流に配置されていない場合(S226のN)、第1転送部280は、下り用TTL610をインクリメントし(S228)、発言要求信号400を再生成し(S230)、発言要求信号400を下流側に送信する(S232)。発言要求信号400が下流側向きでない場合(S224のN)、あるいは通信装置200が最下流に配置されている場合(S226のY)、第2転送部282は、上り用TTL608をインクリメントし(S234)、発言要求信号400を再生成し(S236)、発言要求信号400を上流側に送信する(S238)。
図8は、通信装置200による別の処理手順を示すフローチャートである。これは、発言ボタン290が押し下げられた通信装置200での処理手順を示す。発言ボタン290が押し下げられた場合(S300のY)、データ処理部294は、上り用TTL608=0、下り用TTL610=0を設定する(S302)。通信装置200が最下流に配置されていない場合(S304のN)、データ処理部294は発言要求信号400を生成し(S306)、第1転送部280は、下り用TTL610をインクリメントし(S308)、発言要求信号400を下流側に送信する(S310)。通信装置200が最下流に配置されている場合(S304のY)、データ処理部294は発言要求信号400を生成し(S312)、第2転送部282は、上り用TTL608をインクリメントし(S314)、発言要求信号400を上流側に送信する(S316)。発言ボタン290が押し下げられなかった場合(S300のN)、処理は終了する。
本実施例によれば、発言要求信号400と発言許可信号500とを合わせた転送回数が、デイジーチェーン接続を往復したときの転送回数に等しくなるので、通信装置200が配置された位置に関係なく転送回数を等しくできる。また、通信装置200が配置された位置に関係なく転送回数が等しくなるので、通信装置200が配置された位置に関係なく、発言要求信号400と発言許可信号500の伝送遅延を等しくできる。また、発言要求信号400と発言許可信号500の伝送遅延が等しくなるので、複数の通信装置200において発言ボタン290を同時に押し下げた場合の発言タイミングを近くできる。また、複数の通信装置200において発言ボタン290を同時に押し下げた場合の発言タイミングが近くなるので、デイジーチェーン接続における接続位置にかかわらず、発言タイミングを公平にできる。また、上り用TTL608、下り用TTL610、下り用TTL612を加算あるいは減算するだけなので、処理を簡易にできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、通信装置200は音声信号を送信するために、発言要求信号400を送信するとともに、発言許可信号500を受信する。しかしながらこれに限らず例えば、通信装置200から送信される信号は音声信号に限定されず、データ信号であってもよい。そのため、発言要求信号400は送信要求信号と総称され、発言許可信号500は送信許可信号と総称されてもよい。本変形例によれば、通信システム300の適用範囲を拡大できる。
100 制御装置、 110 通信部、 120 処理部、 130 アンプ、 140 スピーカ、 150 送信部、 152 受信部、 160 送信許可信号生成部、 162 音声合成部、 164 音声出力部、 200 通信装置、 210 上流側通信部、 220 下流側通信部、 230 通信処理部、 240 通話処理部、 250 マイク、 260 アンプ、 270 スピーカ、 280 第1転送部、 282 第2転送部、 284 受信部、 286 送信部、 290 発言ボタン、 292 音声集音部、 294 データ処理部、 296 音声出力部、 300 通信システム、 400 発言要求信号、 500 発言許可信号、 600 ヘッダ部、 602 データ部、 604 同期符号、 606 信号識別子、 608 上り用TTL、 610,612 下り用TTL、 614 音声データ。

Claims (5)

  1. 制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムであって、
    前記複数の通信装置のうちの1つの通信装置は、送信要求信号の下流側への転送を開始し、
    前記複数の通信装置は、(1)送信要求信号を下流側に順に転送し、(2)最下流の通信装置が送信要求信号を受信した後、送信要求信号を上流側に順に転送し、
    前記制御装置は、送信要求信号を受信した場合、送信許可信号の下流側への転送を開始し、
    前記複数の通信装置は、送信許可信号を下流側に順に転送し、
    前記1つの通信装置は、送信許可信号を受信した場合、データ信号を送信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数の通信装置によって転送される送信要求信号には、通信装置が送信要求信号を下流側に転送する場合に増加させるべき第1カウンタと、通信装置が送信要求信号を上流側に転送する場合に増加させるべき第2カウンタとが含まれ、
    前記複数の通信装置によって転送される送信許可信号には、通信装置が送信許可信号を下流側に転送する場合に減少させるべき第3カウンタが含まれ、
    前記制御装置は、受信した送信要求信号に含まれた第2カウンタの値から第1カウンタの値を減算することによって第3カウンタの初期値を導出し、
    前記複数の通信装置は、第3カウンタの値が所定の値になるまで送信許可信号を順に転送することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムに含まれる通信装置であって、
    送信要求信号の下流側への転送を開始する第1転送部と、
    前記第1転送部から転送された送信要求信号を最下流の通信装置が受信した後、前記最下流の通信装置によって転送された送信要求信号を上流側に転送する第2転送部と、
    前記第2転送部から転送された送信要求信号を前記制御装置が受信した場合、前記制御装置によって転送が開始された送信許可信号を受信する受信部と、
    前記受信部が送信許可信号を受信した場合、データ信号を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 送信要求信号には、通信装置が送信要求信号を下流側に転送する場合に増加させるべき第1カウンタと、通信装置が送信要求信号を上流側に転送する場合に増加させるべき第2カウンタとが含まれ、
    送信許可信号には、通信装置が送信許可信号を下流側に転送する場合に減少させるべき第3カウンタが含まれ、
    前記制御装置によって転送が開始される送信許可信号に含まれる第3カウンタの値の初期値は、前記制御装置が受信した送信要求信号に含まれた第2カウンタの値から第1カウンタの値を減算することによって導出され、
    前記受信部において受信した送信許可信号に含まれる第3カウンタの値は、転送を終了すべき値として定められた値であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 制御装置から下流側に向かって複数の通信装置がデイジーチェーン接続された通信システムに含まれる制御装置であって、
    複数の通信装置が送信要求信号を下流に順に転送し、最下流の通信装置が送信要求信号を受信した後、送信要求信号を上流側に順に転送しており、送信要求信号を受信する受信部と、
    前記受信部において送信要求信号を受信した場合、送信許可信号の下流側への転送を開始する送信部とを備え、
    前記受信部において受信した送信要求信号には、通信装置が送信要求信号を下流側に転送する場合に増加させるべき第1カウンタと、通信装置が送信要求信号を上流側に転送する場合に増加させるべき第2カウンタとが含まれ、
    前記送信部が送信を開始させる送信許可信号には、通信装置が送信許可信号を下流側に転送する場合に減少させるべき第3カウンタが含まれ、
    前記送信部が送信を開始させる送信許可信号に含まれる第3カウンタの値の初期値は、前記受信部が受信した送信要求信号に含まれた第2カウンタの値から第1カウンタの値を減算することによって導出されることを特徴とする制御装置。
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