以下に、本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.決定処理〕
図1及び図2を用いて、実施形態に係る決定処理の一例について説明する。図1及び図2は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。図1及び図2に示す決定処理においては、所定の施設がホテル等の宿泊施設(以下、単に「ホテル」ともいう)であり、提供されるサービスが宿泊サービスである場合を示す。図1及び図2に示す例では、提供装置100がホテルの宿泊日からの残日数に基づいて手数料を決定し、決定した手数料に基づいてユーザにコンテンツを提供する場合を示す。なお、ここでいう残日数は、情報提供等の所定の処理を行う時点(日付)からホテルの宿泊日までの期間に対応する。例えば、「2016年11月2日」に情報提供を行い、宿泊日が「2016年11月11日」である場合、残日数は「9日」となる。
また、図1では、提供装置100は、ユーザが指定したエリア及び日付に対応する宿泊サービスのコンテンツに関するスコア(指標値)を算出し、スコアに基づく順位で並べられたコンテンツのリスト(一覧情報)を提供する場合を示す。なお、ここでいうコンテンツとは、ホテルにおいて提供される宿泊サービスの内容を示す情報等を含むものとする。なお、コンテンツとは、ホテルにおいて提供される宿泊サービスの広告情報であってもよい。また、図1の例では、宿泊サービスに関するスコアを算出する場合を示すが、所定の施設において提供されるサービスであれば、例えばレストランにおける飲食サービス等のようにどのようなサービスであってもよい。
図1に示すように、決定システム1には、端末装置10と、提供装置100とが含まれる。端末装置10と、提供装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。また、図1に示した決定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の提供装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がユーザが利用するスマートフォンである場合を示す。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。具体的には、図1では、端末装置10がユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)が利用するスマートフォンである場合を示す。
また、図1に示す例においては、端末装置10の画面の表示に応じて、端末装置10を端末装置10−11、10−12として説明する。また、図2に示す例においては、端末装置10の画面の表示等に応じて、端末装置10を端末装置10−21、10−22として説明する。なお、端末装置10−11、10−12、10−21、10−22は同一の端末装置10である。また、以下では、端末装置10−11、10−12、10−21、10−22について、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。
提供装置100は、所定の情報提供サービスにおける情報提供の時点と、サービスが提供される日時とに基づく残日数に関する情報に基づいて、所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を決定する決定装置である。また、提供装置100は、端末装置10から取得したホテル情報要求に対する情報を端末装置10に提供する情報提供サービスを提供する。図1及び図2の例では、提供装置100は、サービスに対応するコンテンツが並べられた一覧情報を、ホテル情報要求の送信元である端末装置10へ提供する。また、図1及び図2に示す例では、提供装置100が宿泊施設の予約に関する電子商取引サービスを提供するものとする。
なお、図1及び図2では、提供装置100が情報提供サービスや電子商取引サービスを提供する場合を示すが、外部の情報処理装置が情報提供サービスや電子商取引サービスを提供する場合、提供装置100は情報提供サービスや電子商取引サービスを提供しなくてもよい。この場合、提供装置100は、情報提供サービスや電子商取引サービスを提供する外部の情報処理装置等から宿泊施設に関する情報やサービスに関する情報等の各種情報を取得し、取得した情報に基づいて、スコアを算出し、算出したスコアを外部の情報処理装置に提供してもよい。
まず、図1を用いて、決定システム1において2016年10月6日に情報提供が行われる場合を示す。なお、以下では、「2016年」の記載を省略して月日のみを記載する。図1の例では、ユーザU1は、端末装置10−11に表示された宿泊予約サイトAの入力ページW11を介してホテルに関する条件を入力する。図1に示す例において、端末装置10−11の画面に表示された入力ページW11中には、宿泊サービスの提供に関するユーザU1の指定に関する情報が入力される。例えば、図1の例では、入力欄BX11、BX12にユーザU1が希望する日付及びエリアに関する情報を入力する場合を示す。なお、図1では、説明を簡単にするために、入力ページW11において、入力欄BX11、BX12により日付及びエリアに関する情報を受け付ける場合を示すが、宿泊日数等の種々の情報を受け付けてもよい。
例えば、ユーザU1は、エリアを入力する入力欄BX11に「A地域」と入力する。また、例えば、ユーザU1は、日付を入力する入力欄BX12に「11月3日」と入力する。なお、端末装置10は、入力欄BX11や入力欄BX12に対する入力を、表示したコンボボックス等による一覧から選択させたり、表示したカレンダー等から日付を選択させたりすることにより受け付けてもよい。その後、ユーザU1は、端末装置10−11の画面に表示された入力ページW11中のボタンBT11を押下する。
ユーザU1によりボタンBT11が押下された端末装置10−11は、提供装置100に日付「11月3日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を送信する。これにより、提供装置100は、ホテル情報要求を取得する(ステップS11)。図1の例では、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10−11から日付「11月3日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を取得する。
図1の例では、提供装置100は、宿泊施設情報記憶部121に示すように、各ホテルに関する情報を記憶する。例えば、宿泊施設情報記憶部121には、ホテルAがA地域に位置すること等に関する情報が記憶される。また、例えば、宿泊施設情報記憶部121には、ホテルAの手数料が変動「有」であり、その変動は変動ID「IM11」により識別される変動情報に基づいて決定されることを示す情報が記憶される。例えば、宿泊施設情報記憶部121には、ホテルBがA地域に位置すること等に関する情報が記憶される。また、例えば、宿泊施設情報記憶部121には、ホテルBの手数料が変動「無」であることを示す情報が記憶される。
また、図1の例では、提供装置100は、手数料情報記憶部124に示すように、手数料の変動に関する情報(以下、「変動情報」ともいう)を記憶する。例えば、手数料情報記憶部124には、変動ID「MV11」により識別される変動情報(以下、「変動MV11」ともいう)は、残日数が「3ヶ月」である場合手数料が「5%」であることを示す情報が記憶される。また、例えば、手数料情報記憶部124には変動MV11は、残日数が「1ヶ月」である場合手数料が「7%」であることを示す情報が記憶される。また、例えば、手数料情報記憶部124には、変動MV11は、残日数が「3週間」である場合手数料が「10%」であることを示す情報が記憶される。また、例えば、手数料情報記憶部124には、変動MV11は、残日数が「1週間」である場合手数料が「15%」であることを示す情報が記憶される。例えば、提供装置100は、残日数に関する情報に基づいて、所定の閾値に応じて手数料を変動させる。この場合、例えば、提供装置100は、変動MV11等に対応付けて所定の閾値を格納してもよいし、ホテルAやホテルB等の各宿泊施設に対応付けて所定の閾値を格納してもよい。例えば、提供装置100は、手数料情報記憶部124や宿泊施設情報記憶部121に手数料の閾値に関する情報を格納してもよい。例えば、提供装置100は、変動情報ごとに手数料の上限値を設定してもよいし、宿泊施設ごとに手数料の上限値を設定してもよい。例えば、提供装置100は、変動MV11について上限となる閾値が「30%」に設定されている場合、変動MV11が適用されるホテルAの手数料を30%以下の範囲内で決定する。また、例えば、提供装置100は、ホテルKについて上限となる閾値が「35%」に設定され、下限となる閾値が「5%」に設定されている場合、ホテルKの手数料を5%以上35%以下の範囲内で決定してもよい。なお、手数料の変動についての詳細は後述する。
また、図1の例では、提供装置100は、コンテンツ情報記憶部122に示すように、各ホテルが提供する宿泊サービスに対応するコンテンツに関する情報を記憶する。図1及び図2の例では、図1中のコンテンツ情報記憶部122をコンテンツ情報記憶部122−1とし、図2中のコンテンツ情報記憶部122をコンテンツ情報記憶部122−2とする場合がある。なお、図1中のコンテンツ情報記憶部122−1と、図2中のコンテンツ情報記憶部122−2とは、ホテルAに関する手数料が変更される点以外については、同様の情報が記憶される。また、以下では、コンテンツ情報記憶部122−1、122−2について、特に区別なく説明する場合には、コンテンツ情報記憶部122と記載する。
例えば、コンテンツ情報記憶部122には、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11等の情報が記憶される。例えば、コンテンツ情報記憶部122には、各コンテンツのクリック率を示すCTR(Click Through Ratio)や、各コンテンツに対応するサービスを提供する提供元の利益につながる行動に関する指標(以下、「コンバージョン率」ともいう)を示すCVR(Conversion Rate)等の指標値が記憶される。また、例えば、コンテンツ情報記憶部122には、各コンテンツに対応するサービスの価格が記憶される。
また、例えば、コンテンツ情報記憶部122には、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスの予約や購入等のサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合に、予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、提供装置100は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合、サービスを提供する提供元にサービスの価格に手数料を乗算した金額を課金してもよい。
ここで、図1の例では、情報提供日が「10月6日」であり、コンテンツCT11に対応するホテルAにおける宿泊日が「11月3日」である。すなわち、図1の例では、情報提供日からコンテンツCT11に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「28日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「3週間」に対応する。そのため、図1の例では、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11に対応する手数料は「0.1(10%)」に決定される。
また、図1の例では、情報提供日が「10月6日」であり、コンテンツCT15に対応するホテルAにおける宿泊日が「11月4日」である。すなわち、図1の例では、情報提供日からコンテンツCT15に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「29日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「3週間」に対応する。そのため、図1の例では、ホテルAにおいて11月4日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT15に対応する手数料は「0.1(10%)」に決定される。
なお、上述のように、「コンテンツCT*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのコンテンツはコンテンツID「CT*」により識別されるコンテンツであることを示す。例えば、「コンテンツCT11」と記載した場合、そのコンテンツはコンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツである。
端末装置10からホテル情報要求を取得した提供装置100は、ホテル情報要求に対応するホテルを決定(抽出)する。例えば、提供装置100は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルを抽出する。図1の例では、提供装置100は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルAやホテルB等を要求に対応するホテルと決定する。
そして、提供装置100は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、情報要求に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。例えば、提供装置100は、コンテンツ情報記憶部122に記憶されたコンテンツのうち、日付が「11月3日」であり、在庫が残っているコンテンツを抽出する。図1の例では、提供装置100は、コンテンツ情報記憶部122に記憶されたコンテンツのうち、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11やホテルBにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT21を要求に対応するコンテンツと決定する。
その後、提供装置100は、抽出したコンテンツのスコアを算出する(ステップS12)。例えば、提供装置100は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて、抽出したコンテンツのスコア(評価)を算出する。例えば、提供装置100は、ホテルに宿泊サービスに関する情報(例えば、価格等)と、宿泊サービスのコンテンツに関する情報(例えば、CTRやCVR等)に基づいて、コンテンツに対応するサービスに関するスコア(以下、「コンテンツのスコア」ともいう)を算出する。図1の例では、提供装置100は、以下の式(1)に基づいて、コンテンツのスコアを算出する。
スコア = CTR×CVR×価格×手数料 ・・・ (1)
上記の式(1)の右辺中の「CTR」は、対応するコンテンツのクリック率を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「CVR」は、対応するコンテンツのコンバージョン率を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「価格」は、コンテンツに対応するサービスの価格を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。
なお、上記の式(1)は一例であり、提供装置100は、種々の情報を適宜用いてコンテンツのスコアを算出してもよい。なお、この点についての詳細は後述する。図1の例では、提供装置100は、スコア一覧SC11に示すように、上記の式(1)を用いてコンテンツのスコアを算出する。例えば、提供装置100は、コンテンツCT11のスコアを以下の式(2)のように算出する。
コンテンツCT11のスコア = 0.1×0.05×5000×0.1・・・(2)
また、例えば、提供装置100は、コンテンツCT21のスコアを以下の式(3)のように算出する。
コンテンツCT21のスコア =0.05×0.06×7500×0.1・・・(3)
また、例えば、提供装置100は、コンテンツCT55のスコアを以下の式(4)のように算出する。
コンテンツCT55のスコア = 0.1×0.05×7000×0.1・・・(4)
上記の式(2)〜(4)に示すように、図1の例では、提供装置100は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアを2.5と算出し、ホテルBのコンテンツCT21のスコアを2.25と算出し、ホテルKのコンテンツCT55のスコアを3.5と算出する。このように、提供装置100は、CTRやCVR等のユーザの操作に関する情報を加味したスコアを算出することにより、コンテンツに対応するサービスに関するスコア(評価)を適切に算出することができる。
その後、提供装置100は、算出したスコアに基づいてコンテンツの順位を決定する(ステップS13)。例えば、提供装置100は、算出したスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。図1では、提供装置100は、一覧情報LT11に示すように、スコアが最大の「3.5」であるコンテンツCT55を1位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT11を2位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT32を3位に決定する。
その後、提供装置100は、決定した順位に基づくコンテンツに関する情報を端末装置10へ提供する(ステップS14)。図1の例では、提供装置100は、一覧情報LT11を端末装置10−11へ提供する。
提供装置100から一覧情報LT11を提供された端末装置10は、一覧情報LT11を表示する(ステップS15)。図1の例では、端末装置10−11から端末装置10−12へ表示が遷移される。
端末装置10−12の画面には、情報を一覧表示する一覧ページW12が表示される。具体的には、端末装置10−12の画面には、11月3日にA地域において提供される宿泊サービスに関する情報を表示する一覧ページW12が表示される。
図1の例では、端末装置10−12の一覧ページW12中の最上位には、順位が1位であるコンテンツCT55に対応するホテルKにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中の最上位には、ホテルKにおける朝食付きの宿泊サービスが7000円で提供されることを示す情報が表示される。また、端末装置10−12の一覧ページW12中においては、コンテンツCT55の直下には順位が2位であるコンテンツCT11に対応するホテルAにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中のコンテンツCT55の直下には、ホテルAにおける朝食無しの宿泊サービスが5000円で提供されることを示す情報が表示される。また、一覧ページW12中のコンテンツCT11の直下には、順位が3位であるコンテンツCT32に対応するホテルFにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。このように、図1の例では、端末装置10−12の一覧ページW12には、11月3日にA地域において提供される宿泊サービスに関するコンテンツが、順位が高い方から並べて表示される。また、端末装置10は、例えばユーザU1が一覧ページW12に表示されたコンテンツを選択した場合、ユーザU1が選択したコンテンツに対応するサービスの予約の確認画面等を表示する。
次に、図2を用いて、決定システム1において10月24日に情報提供が行われる場合を示す。まず、図2の例では、提供装置100は、手数料を決定する(ステップS20)。例えば、図2に示す10月24日は、図1において情報提供が行われた10月6日から18日経過しているため、10月6日から10月24日の間の所定のタイミングにおいて手数料を決定する。具体的には、提供装置100は、手数料情報記憶部124中の変動MV11に基づいて、手数料を決定する。
ここで、図2の例では、情報提供日が「10月24日」であり、コンテンツCT11に対応するホテルAにおける宿泊日が「11月3日」である。すなわち、図2の例では、情報提供日からコンテンツCT11に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「10日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「1週間」に対応する。そのため、図2の例では、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11に対応する手数料は「0.15(15%)」に決定される。なお、コンテンツCT11について、ステップS20が行われるタイミングは、コンテンツCT11の宿泊日「11月3日」から3週間を切った時点、例えば10月14日であってもよい。
また、図2の例では、情報提供日が「10月24日」であり、コンテンツCT15に対応するホテルAにおける宿泊日が「11月4日」である。すなわち、図2の例では、情報提供日からコンテンツCT15に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「11日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「1週間」に対応する。そのため、図2の例では、ホテルAにおいて11月4日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT15に対応する手数料は「0.15(15%)」に決定される。なお、コンテンツCT15について、ステップS20が行われるタイミングは、コンテンツCT15の宿泊日「11月4日」から3週間を切った時点、例えば10月15日であってもよい。このように、提供装置100は、各コンテンツに対応する日付に応じて適宜のタイミングで手数料を決定(変更)してもよい。
そして、図2の例では、ユーザU1は、端末装置10−21に表示された宿泊予約サイトAの入力ページW11を介してホテルに関する条件を入力する。図2に示す例において、端末装置10−21の画面に表示された入力ページW11中には、宿泊サービスの提供に関するユーザU1の指定に関する情報が入力される。
例えば、ユーザU1は、エリアを入力する入力欄BX11に「A地域」と入力する。また、例えば、ユーザU1は、日付を入力する入力欄BX12に「11月3日」と入力する。その後、ユーザU1は、端末装置10−21の画面に表示された入力ページW11中のボタンBT11を押下する。
ユーザU1によりボタンBT11が押下された端末装置10−21は、提供装置100に日付「11月3日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を送信する。これにより、提供装置100は、ホテル情報要求を取得する(ステップS21)。図2の例では、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10−21から日付「11月3日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を取得する。
端末装置10からホテル情報要求を取得した提供装置100は、ホテル情報要求に対応するホテルを決定(抽出)する。例えば、提供装置100は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルを抽出する。図2の例では、提供装置100は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルAやホテルB等を要求に対応するホテルと決定する。
そして、提供装置100は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、情報要求に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。例えば、提供装置100は、コンテンツ情報記憶部122に記憶されたコンテンツのうち、日付が「11月3日」であり、在庫が残っているコンテンツを抽出する。図2の例では、提供装置100は、コンテンツ情報記憶部122に記憶されたコンテンツのうち、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11やホテルBにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT21を要求に対応するコンテンツと決定する。
その後、提供装置100は、抽出したコンテンツのスコアを算出する(ステップS22)。図2の例では、提供装置100は、上記の式(1)に基づいて、コンテンツのスコアを算出する。図2の例では、提供装置100は、スコア一覧SC21に示すように、上記の式(1)を用いてコンテンツのスコアを算出する。例えば、提供装置100は、コンテンツCT11のスコアを以下の式(5)のように算出する。
コンテンツCT11のスコア =0.1×0.05×5000×0.15・・・(5)
また、例えば、提供装置100は、コンテンツCT21のスコアを以下の式(6)のように算出する。
コンテンツCT21のスコア =0.05×0.06×7500×0.1・・・(6)
また、例えば、提供装置100は、コンテンツCT55のスコアを以下の式(7)のように算出する。
コンテンツCT55のスコア = 0.1×0.05×7000×0.1・・・(7)
上記の式(5)〜(7)に示すように、図2の例では、提供装置100は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアを3.75と算出し、ホテルBのコンテンツCT21のスコアを2.25と算出し、ホテルKのコンテンツCT55のスコアを3.5と算出する。
その後、提供装置100は、算出したスコアに基づいてコンテンツの順位を決定する(ステップS23)。例えば、提供装置100は、算出したスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。図2では、提供装置100は、一覧情報LT21に示すように、スコアが最大の「3.75」であるコンテンツCT11を1位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT55を2位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT32を3位に決定する。
その後、提供装置100は、決定した順位に基づくコンテンツに関する情報を端末装置10へ提供する(ステップS24)。図2の例では、提供装置100は、一覧情報LT21を端末装置10−21へ提供する。
提供装置100から一覧情報LT21を提供された端末装置10は、一覧情報LT21を表示する(ステップS25)。図2の例では、端末装置10−21から端末装置10−22へ表示が遷移される。
端末装置10−22の画面には、情報を一覧表示する一覧ページW12が表示される。具体的には、端末装置10−22の画面には、11月3日にA地域において提供される宿泊サービスに関する情報を表示する一覧ページW12が表示される。
図2の例では、端末装置10−22の一覧ページW12中の最上位には、順位が1位であるコンテンツCT11に対応するホテルAにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中の最上位には、ホテルAにおける朝食無しの宿泊サービスが5000円で提供されることを示す情報が表示される。また、端末装置10−22の一覧ページW12中においては、コンテンツCT11の直下には順位が2位であるコンテンツCT55に対応するホテルKにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中のコンテンツCT11の直下には、ホテルKにおける朝食付きの宿泊サービスが7000円で提供されることを示す情報が表示される。また、一覧ページW12中のコンテンツCT55の直下には、順位が3位であるコンテンツCT32に対応するホテルFにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。このように、図2の例では、端末装置10−22の一覧ページW12には、11月3日にA地域において提供される宿泊サービスに関するコンテンツが、順位が高い方から並べて表示される。また、端末装置10は、例えばユーザU1が一覧ページW12に表示されたコンテンツを選択した場合、ユーザU1が選択したコンテンツに対応するサービスの予約の確認画面等を表示する。
上述したように、提供装置100は、ホテルに宿泊サービスに関する情報と、宿泊サービスのコンテンツに関する情報に基づいてスコアを算出することにより、コンテンツに対応するサービスに関するスコア(評価)を適切に算出することができる。このように、提供装置100は、CTRやCVR等のユーザの操作に関する情報やサービスの価格等を加味したスコアを算出することにより、コンテンツに対応するサービスに関するスコア(評価)を適切に算出することができる。このように、提供装置100は、所定の施設において提供されるサービスの提供元から受け取る手数料を適切に決定することができる。なお、上述した例では、提供装置100が上記の式(1)に基づいてスコアを算出する例を示したが、提供装置100は、種々の情報を適宜用いてスコアの算出を行ってもよい。
〔1−2.販促割合について〕
また、提供装置100は、手数料情報記憶部124に記憶された残日数毎の手数料に対応付けて販促割合に関する情報を記憶してもよい。この場合、提供装置100は、手数料情報記憶部124に記憶された残日数毎の手数料に対応付けて販促割合に関する情報に基づいて、手数料のうち所定の情報提供サービスの提供元がサービスの販売促進に使用する割合である販促割合を決定する。例えば、提供装置100は、価格と手数料と販促割合とに基づいて決定される費用内で、対応するコンテンツに関する情報提供等を優先的に行ったりする販促活動を行ってもよい。例えば、提供装置100は、価格が「1万円」、手数料「10%」、及び販促割合「50%」である場合、販促活動に割り当てられる費用である販売促進費「500(=10000×0.1×0.5)円」の範囲内で、対応するコンテンツに関する情報提供等を優先的に行ったりする販促活動を行ってもよい。例えば、提供装置100は、ホテルAのX月Y日における宿泊サービスの価格が「1万円」、手数料「20%」、及び販促割合「50%」である場合、ホテルAのX月Y日における宿泊サービスの販売促進費「1000(=10000×0.2×0.5)円」の範囲内で、ホテルAのX月Y日における宿泊サービスに関する情報提供等を優先的に行ったりする販促活動を行ってもよい。
また、提供装置100は、残日数が小さい程、大きくなるように販促割合を決定してもよい。例えば、提供装置100は、残日数が「3ヶ月」である場合販促割合を「10%」に決定し、残日数が「1ヶ月」である場合販促割合を「20%」に決定し、残日数が「3週間」である場合販促割合を「30%」に決定し、残日数が「1週間月」である場合販促割合を「50%」に決定し、残日数が「1日」である場合販促割合を「90%」に決定してもよい。
〔2.決定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る提供装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る提供装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提供装置100は、提供装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば決定システム1に含まれる端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、宿泊施設情報記憶部121と、コンテンツ情報記憶部122と、ユーザ情報記憶部123と、手数料情報記憶部124とを有する。
(宿泊施設情報記憶部121)
実施形態に係る宿泊施設情報記憶部121は、宿泊施設(ホテル)に関する情報を記憶する。図4には、宿泊施設情報記憶部121に記憶される宿泊施設に関する情報の一例を示す。図4に示すように、宿泊施設情報記憶部121は、宿泊施設に関する情報として、「施設ID」、「宿泊施設」、「手数料変動」、「アクセス情報」、「施設情報」といった項目が含まれる。
「施設ID」は、宿泊施設を識別するための識別情報を示す。また、「宿泊施設」は、施設IDにより識別される宿泊施設の名称を示す。また、「手数料変動」は、施設IDにより識別される宿泊施設の情報提供における所定の情報提供サービスの提供元が宿泊施設から受け取る手数料の変動の有無を示す。また、「アクセス情報」は、対応する宿泊施設へのアクセスに関する情報を示す。例えば、「アクセス情報」には、「場所」や「時間」といった項目が含まれる。また、「施設情報」は、対応する宿泊施設の特徴に関する情報を示す。例えば、「施設情報」には、「温泉」や「ペット」といった項目が含まれる。
例えば、図4に示す例において、施設ID「H1」により識別されるホテルは、「ホテルA」であることを示す。また、ホテルAの手数料は、変動「有」であり、その変動は変動ID「IM11」により識別される変動情報に基づいて決定されることを示す。また、ホテルAの場所は、「A地域」であり、ホテルAまでの所要時間は、「A駅から徒歩で5分」であることを示す。また、ホテルAは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であることを示す。
例えば、図4に示す例において、施設ID「H2」により識別されるホテルは、「ホテルB」であることを示す。また、ホテルBの手数料は、変動「無」であることを示す。なお、ホテルBの手数料の変動「無」とは、ホテルBに関する手数料が変動しないことを意味するものではなく、ホテルBの管理者等の操作に応じて手数料が変更されてもよい。また、ホテルBの場所は、「A地域」であることを示す。また、ホテルAは、温泉が「無」であり、ペットが「不可」であることを示す。
なお、上記は宿泊施設に関する情報の一例であって、宿泊施設情報記憶部121は、宿泊施設に関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(コンテンツ情報記憶部122)
実施形態に係るコンテンツ情報記憶部122は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、サービスのコンテンツに関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。図5に示す例では、図2中のコンテンツ情報記憶部122−2のように手数料の変更後のコンテンツ情報記憶部122の状態を示す。
図5に示すコンテンツ情報記憶部122は、「宿泊施設」、「コンテンツID」、「日付」、「在庫」、「CTR」、「CVR」、「価格」、「手数料」、「オプション情報」といった項目を有する。また、「オプション情報」には、「朝食」といった項目を有する。「オプション情報」中の「朝食」は、コンテンツに対応するサービスにおいて朝食の提供有無を示す。なお、「オプション情報」は、「朝食」に限らず、「夕食」や「送迎」等の種々の項目を含んでもよい。
「宿泊施設」は、施設IDにより識別される宿泊施設の名称を示す。また、「コンテンツID」は、宿泊施設において提供されるサービスに対応するコンテンツを識別するための識別情報を示す。「日付」は、対応するコンテンツのサービスが提供される日付を示す。「在庫」は、対応するコンテンツのサービスが提供される日付における在庫数(例えば部屋数)を示す。
また、「CTR」は、いわゆるクリック率を示す。例えば、「CTR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツを選択する操作(クリック)が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値を示す。また、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの提供元の利益につながる行動に関する指標を示す。例えば、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの購入が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値を示す。また、例えば、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスへの予約が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値であってもよい。なお、「CTR」及び「CVR」は、実際に計測された値が記憶されてもよいし、種々の従来技術により推定された推定CTRの値や推定CVRの値が記憶されてもよい。また、「価格」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの価格を示す。「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスの予約や購入等のサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合に、予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。なお、「手数料」は、価格や日付等に応じて変動してもよい。
図5の例は、ホテルAが提供するサービスには、コンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツ(コンテンツCT11)に対応するサービスが含まれることを示す。コンテンツCT11に対応するサービスは、提供される日付が「11月3日」であり、在庫が「10(部屋)」であることを示す。
また、図5の例は、コンテンツCT11は、CTRが「0.1」であり、CVRが「0.05」であり、価格が「5000」であり、手数料が「0.1」であることを示す。すなわち、図5の例は、コンテンツCT11は、CTRが10%であり、CVRが5%であり、価格が5000円であり、手数料が10%であることを示す。また、図5の例は、コンテンツCT11に対応するサービスは、朝食が「無」であることを示す。
なお、コンテンツ情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、コンテンツに対応するサービスが提供される部屋に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、ホテルが複数のタイプの部屋を有する場合、タイプごとの部屋に対応するコンテンツや在庫に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、コンテンツに対応するサービスが提供される部屋のサイズや階数等の種々の部屋に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、CTRやCVRの算出に用いる各種情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部122は、コンテンツの表示回数やコンテンツが選択された回数やコンテンツに対応するサービスの提供元の利益につながる行動が行われた回数等の種々の情報を記憶してもよい。なお、図5では図示を省略するが、コンテンツ情報記憶部122は、各コンテンツのタイトルや説明文等の文字情報やホテルの画像情報等の種々の情報が対応付けて記憶されてもよい。
(ユーザ情報記憶部123)
実施形態に係るユーザ情報記憶部123は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部123は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図6に示すユーザ情報記憶部123は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
例えば、図6に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部123は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部123は、自宅、勤務地、興味・関心、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
(手数料情報記憶部124)
実施形態に係る手数料情報記憶部124は、手数料の変動に関する情報(変動情報)を記憶する。図7は、実施形態に係る手数料情報記憶部の一例を示す図である。例えば、手数料情報記憶部124は、残日数と手数料のとの組合せに関する情報を記憶する。図7に示す手数料情報記憶部124には、「変動ID」、「残日数」といった項目が含まれる。
「変動ID」は、残日数と手数料のとの組合せを識別するための識別情報を示す。また、「残日数」には、残日数と手数料のとの組合せに関する情報を示し、「3ヶ月」、「1ヶ月」、「3週間」、「1週間」といった項目が含まれる。
例えば、「残日数」中の「3ヶ月」は、予約が行われた日付が宿泊日から3ヶ月以上前である場合に所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を示す。例えば、「残日数」中の「3ヶ月」は、宿泊予約サイトAを経由してホテルAの予約が行われた日付が宿泊日から3ヶ月以上前である場合に宿泊予約サイトAの提供元がホテルAの提供元から受け取る手数料を示す。
また、例えば、「残日数」中の「1ヶ月」は、予約が行われた日付が宿泊日から3ヶ月〜1ヶ月前の間である場合に所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を示す。また、例えば、「残日数」中の「3週間」は、予約が行われた日付が宿泊日から1ヶ月〜3週間前である場合に所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を示す。また、例えば、「残日数」中の「1週間」は、予約が行われた日付が宿泊日から3週間〜1週間前である場合に所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を示す。
例えば、図7に示す例において、変動ID「MV11」により識別される手数料の変動に関する情報は、残日数が「3ヶ月」である場合手数料が「5%」であることを示す。また、例えば、図7に示す例において、変動ID「MV11」により識別される手数料の変動に関する情報は、残日数が「1ヶ月」である場合手数料が「7%」であることを示す。また、例えば、図7に示す例において、変動ID「MV11」により識別される手数料の変動に関する情報は、残日数が「3週間」である場合手数料が「10%」であることを示す。また、例えば、図7に示す例において、変動ID「MV11」により識別される手数料の変動に関する情報は、残日数が「1週間」である場合手数料が「15%」であることを示す。
なお、手数料情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、手数料情報記憶部124は、各残日数の手数料に対応付けて販促割合に関する情報を記憶してもよい。また、例えば、手数料情報記憶部124は、「3ヶ月」、「1ヶ月」、「3週間」、「1週間」に限らず、「1年」、「半年」、「2ヶ月」、「2週間」、「3日」、「1日」、「12時間」等の種々の残日数に対応付けて手数料を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(決定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、算出部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131)
例えば、取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、宿泊施設情報記憶部121やコンテンツ情報記憶部122やユーザ情報記憶部123や手数料情報記憶部124から各種情報を取得する。また、取得部131は、各種情報を外部の情報処理装置から取得してもよい。
例えば、取得部131は、端末装置10から情報要求を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1が利用する端末装置10からホテル情報要求を取得する。図1の例では、取得部131は、端末装置10−11から日付「11月3日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を取得する。
例えば、取得部131は、所定の施設において提供されるサービスに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、時間に関する情報と所定値とが対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せに関する情報を取得する。図2の例では、取得部131は、手数料情報記憶部124から手数料の変動に関する情報を取得する。取得部131は、手数料情報記憶部124から変動MV11を取得する。
(決定部132)
決定部132は、種々の情報を決定する。例えば、決定部132は、所定の情報提供サービスにおける情報提供の時点と、サービスが提供される日時とに基づく残日数に関する情報に基づいて、所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を決定する。例えば、決定部132は、残日数に関する情報に基づいて、所定の閾値に応じて手数料を変動させる。例えば、決定部132は、時間に関する情報と所定値とが対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定する。例えば、決定部132は、各時間に関する情報が小さい程、大きな所定値が対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定する。
図2の例の時点である10月24日では、決定部132は、図1において情報提供が行われた10月6日から18日経過しているため、10月6日から10月24日の間の所定のタイミングにおいて手数料を決定する。例えば、決定部132は、手数料情報記憶部124中の変動MV11に基づいて、手数料を決定する。
図2の例では、決定部132は、情報提供日「10月24日」からコンテンツCT11に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「10日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「1週間」に対応するため、ホテルAにおいて11月3日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11に対応する手数料は「0.15(15%)」に決定する。
また、図2の例では、決定部132は、情報提供日「10月24日」からコンテンツCT15に対応するホテルAにおける宿泊日までの残日数が「11日」であり、手数料情報記憶部124中の変動MV11における残日数「1週間」に対応するため、ホテルAにおいて11月4日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT15に対応する手数料は「0.15(15%)」に決定する。
例えば、決定部132は、ホテル情報要求に対応する情報を抽出(決定)する。例えば、決定部132は、取得部131により取得されたホテル情報要求に対応する情報を決定する。例えば、決定部132は、端末装置10から送信されたホテル情報要求に対応する情報を決定する。例えば、決定部132は、端末装置10から送信されたホテル情報要求に対応するコンテンツをコンテンツ情報記憶部122から抽出する。例えば、決定部132は、算出部133により算出されたスコアに基づいて、コンテンツの順位を決定する。
図1及び図2の例では、決定部132は、ホテル情報要求に対応するホテルを決定(抽出)する。例えば、決定部132は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルを抽出する。図1及び図2の例では、決定部132は、宿泊施設情報記憶部121に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルAやホテルB等を要求に対応するホテルと決定する。
また、図1の例では、決定部132は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、情報要求に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。図1の例では、決定部132は、算出部133により算出されたスコアに基づいてコンテンツの順位を決定する。例えば、決定部132は、算出部133により算出されたスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。図1では、決定部132は、一覧情報LT11に示すように、スコアが最大の「3.5」であるコンテンツCT55を1位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT11を2位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT32を3位に決定する。
また、図2の例では、決定部132は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、情報要求に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。図2の例では、決定部132は、算出部133により算出されたスコアに基づいてコンテンツの順位を決定する。例えば、決定部132は、算出部133により算出されたスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。図2では、決定部132は、一覧情報LT21に示すように、スコアが最大の「3.75」であるコンテンツCT11を1位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT55を2位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT32を3位に決定する。
例えば、決定部132は、残日数に関する情報に基づいて、手数料のうち所定の情報提供サービスの提供元がサービスの販売促進に使用する割合である販促割合を決定する。例えば、決定部132は、残日数が小さい程、大きくなるように販促割合を決定する。
また、決定部132は、手数料情報記憶部124に記憶された残日数毎の手数料に対応付けて販促割合に関する情報に基づいて、手数料のうち所定の情報提供サービスの提供元がサービスの販売促進に使用する割合である販促割合を決定する。例えば、決定部132は、価格と手数料と販促割合とに基づいて決定される費用内で、対応するコンテンツに関する情報提供等を優先的に行ったりする販促活動を行うと決定してもよい。例えば、決定部132は、価格が「1万円」、手数料「10%」、及び販促割合「50%」である場合、販促活動に割り当てられる費用「500(=10000×0.1×0.5)円」の範囲内で、対応するコンテンツに関する情報提供等を優先的に行ったりする販促活動を行うと決定してもよい。
また、決定部132は、残日数が小さい程、大きくなるように販促割合を決定してもよい。例えば、決定部132は、残日数が「3ヶ月」である場合販促割合を「10%」に決定し、残日数が「1ヶ月」である場合販促割合を「20%」に決定し、残日数が「3週間」である場合販促割合を「30%」に決定し、残日数が「1週間」である場合販促割合を「50%」に決定し、残日数が「1日」である場合販促割合を「90%」に決定してもよい。
(算出部133)
算出部133は、種々の情報を算出する。例えば、算出部133は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて、サービスに関する評価を算出する。例えば、算出部133は、ユーザに関する情報に基づいて、サービスに関する評価を算出する。例えば、算出部133は、所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を含むサービスに関する情報に基づいて、サービスに関する評価を算出する。
図1の例では、算出部133は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて、決定部132により抽出されたコンテンツのスコア(評価)を算出する。例えば、算出部133は、上記の式(1)に基づいて、コンテンツのスコアを算出する。図1の例では、算出部133は、スコア一覧SC11に示すように、上記の式(1)を用いてコンテンツのスコアを算出する。例えば、算出部133は、コンテンツCT11のスコアを上記の式(2)のように算出する。また、例えば、算出部133は、コンテンツCT21のスコアを上記の式(3)のように算出する。また、例えば、算出部133は、コンテンツCT55のスコアを上記の式(4)のように算出する。
図1の例では、算出部133は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアを2.5と算出し、ホテルBのコンテンツCT21のスコアを2.25と算出し、ホテルKのコンテンツCT55のスコアを3.5と算出する。
図2の例では、算出部133は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて、決定部132により抽出されたコンテンツのスコア(評価)を算出する。例えば、算出部133は、上記の式(1)に基づいて、コンテンツのスコアを算出する。図2の例では、算出部133は、スコア一覧SC21に示すように、上記の式(1)を用いてコンテンツのスコアを算出する。例えば、算出部133は、コンテンツCT11のスコアを上記の式(5)のように算出する。また、例えば、算出部133は、コンテンツCT21のスコアを上記の式(6)のように算出する。また、例えば、算出部133は、コンテンツCT55のスコアを上記の式(7)のように算出する。
図2の例では、算出部133は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアを3.75と算出し、ホテルBのコンテンツCT21のスコアを2.25と算出し、ホテルKのコンテンツCT55のスコアを3.5と算出する。
例えば、算出部133は、上記の式(1)の各要素の重みを変動させてコンテンツのスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、上記の式(8)を用いてコンテンツのスコアを算出してもよい。
スコア = α×(CTR×CVR×価格×手数料) ・・・ (8)
例えば、算出部133は、目的や用途に応じて重み「α」の値を0より大きく1以下の間で変動させることにより、目的や用途に応じたスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、スコアの算出対象となるコンテンツに応じて、重み「α」の値を変動させて、スコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、スコアの算出対象となるコンテンツに対応するサービスやホテル等に応じて、重み「α」の値を変動させて、スコアを算出してもよい。
例えば、算出部133は、ユーザに関する情報に基づいて、サービスに関するスコア(評価)を算出してもよい。例えば、算出部133は、ユーザの属性情報を含むユーザに関する情報に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、ユーザの性別や年齢等の情報に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。
例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザのユーザ属性に応じて変動するCTRやCVR等の情報に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、ユーザ属性ごとにコンテンツの表示回数やクリック回数や購入回数等を分けて集計されたユーザへの情報提供に関する履歴情報を取得し、ユーザ属性ごとにCTRやCVR等を算出し、そのCTRやCVR等に基づいて、情報提供先となるユーザに応じてサービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザが20代男性の場合、20代男性への情報提供に関する履歴情報に応じて算出されたCTRやCVR等に基づいて、20代男性であるユーザに対応したサービスに関するスコアを算出してもよい。
例えば、算出部133は、所定の施設に関する情報を含むサービスに関する情報に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、ホテルへのアクセスに関する情報やホテルへのレビューに関する情報等に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、コンテンツに対応するサービスが提供されるホテルに関する情報に応じて、上記の式(8)の重み「α」の値を変動させることにより、スコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、あるホテル(ホテルX)への交通アクセスが他のホテルに比べて良い場合、他のホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する場合に比べて、ホテルXに対応するコンテンツのスコアを算出する際には、重み「α」等の値を大きくしてもよい。
また、例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザのユーザ属性とコンテンツに対応するホテルとの組み合わせに応じて上記の式(8)の重み「α」の値を変動させることにより、情報提供先となるユーザに応じてサービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザが女性である場合、女性のユーザの利用率が高いホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する際には、他のホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する場合に比べて、重み「α」の値を大きくしてもよい。例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザが高齢者(例えば60代以上等)である場合、交通アクセスが良いホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する際には、他のホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する場合に比べて、重み「α」の値を大きくしてもよい。
また、算出部133は、ユーザにより指定された日時、または、利用目的に関する情報を含むユーザに関する情報に基づいて、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、ユーザにより指定された日時、または、利用目的に関する情報に応じて、上記の式(8)の重み「α」の値を変動させることにより、サービスに関するスコアを算出してもよい。例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザの利用目的がビジネスである場合、ビジネスで利用される割合が高いホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する際には、他のホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する場合に比べて、重み「α」の値を大きくしてもよい。例えば、算出部133は、情報提供先となるユーザの利用目的がプライベートである場合、プライベートで利用される割合が高いホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する際には、他のホテルに対応するコンテンツのスコアを算出する場合に比べて、重み「α」の値を大きくしてもよい。例えば、算出部133は、ユーザの利用目的を入力ページW11におけるユーザの入力等により取得してもよいし、ユーザのホテル予約に至るまでの検索等の行動履歴等に基づいて推定してもよい。なお、上記は一例であり、算出部133は、サービスに関するスコアが算出可能であれば、種々の情報等に基づいて、スコアを算出してもよい。
(提供部134)
提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。例えば、提供部134は、決定部132により決定された手数料に基づいて、サービスに関する情報を提供する。例えば、提供部134は、算出部133により算出された評価に基づいて、コンテンツを提供する。
例えば、提供部134は、各サービスに関する手数料に基づいて順位付けされた各サービスに関する情報を提供する。例えば、提供部134は、各サービスに関する評価に基づいて順位付けされた各サービスのコンテンツを提供する。例えば、提供部134は、決定部132により決定されたコンテンツを端末装置10へ提供する。例えば、提供部134は、決定部132により決定された順位に基づく情報を外部の情報処理装置へ提供する。例えば、提供部134は、決定部132により決定された順位に基づく情報をホテル情報要求の送信元である端末装置10へ提供する。
例えば、提供部134は、ユーザU1が利用する端末装置10へサービスに関する一覧情報を提供する。例えば、提供部134は、決定部132により決定された順位に基づく情報を端末装置10へ提供する。図2の例では、提供部134は、一覧情報LT21を端末装置10−21へ提供する。
〔3.決定処理のフロー〕
ここで、図8を用いて、実施形態に係る提供装置100による決定処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、提供装置100は、手数料の変動が設定されたサービスに関する情報を取得する(ステップS101)。図2では、提供装置100は、ホテルAのコンテンツに関する情報をコンテンツ情報記憶部122から取得する。
また、提供装置100は、手数料の変動に関する情報を取得する(ステップS102)。図2では、提供装置100は、手数料情報記憶部124から手数料の変動に関する情報を取得する。
その後、提供装置100は、手数料の変動に関する情報に基づいて、手数料の変動が設定されたサービスの手数料を決定する(ステップS103)。図2の例では、提供装置100は、ホテルAのコンテンツCT11に関する手数料やコンテンツCT15に関する手数料を10%から15%に変更すると決定する。
〔4.情報提供処理のフロー〕
ここで、図9を用いて、実施形態に係る提供装置100による情報提供処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、提供装置100は、ホテル情報要求を取得する(ステップS201)。図2では、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10からホテル情報要求を取得する。
また、提供装置100は、要求に対応するコンテンツを抽出する(ステップS202)。図2では、提供装置100は、ユーザU1が指定した11月3日にA地域で利用可能なホテルに関するコンテンツを抽出する。
また、提供装置100は、抽出したコンテンツのスコア(評価)を算出する(ステップS203)。例えば、提供装置100は、コンテンツのCTR等の種々の情報に基づいて各コンテンツのスコアを算出する。図2の例では、提供装置100は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアやホテルBのコンテンツCT21のスコア等を算出する。
その後、提供装置100は、算出したスコアに基づいてコンテンツの順位を決定する(ステップS204)。例えば、提供装置100は、算出したスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。図2では、提供装置100は、一覧情報LT21に示すように、スコアが最大の「3.75」であるコンテンツCT11を1位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT55を2位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT32を3位に決定する。
その後、提供装置100は、決定した順位に基づくコンテンツの一覧情報を提供する(ステップS205)。図2では、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10に一覧情報LT21を提供する。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、取得部131と、決定部132とを有する。取得部131は、所定の施設において提供されるサービスに関する情報を取得する。算出部133は、所定の情報提供サービスにおける情報提供の時点と、サービスが提供される日時とに基づく残日数に関する情報に基づいて、所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を決定する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、所定の情報提供サービスにおける情報提供の時点と、サービスが提供される日時とに基づく残日数に関する情報に基づいて、所定の情報提供サービスの提供元がサービスの提供元から受け取る手数料を決定することにより、所定の施設において提供されるサービスの提供元から受け取る手数料を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、決定部132は、残日数に関する情報に基づいて、所定の閾値の範囲に応じて手数料を変動させる。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、残日数に関する情報に基づいて、所定の閾値に応じて手数料を変動させることにより、所定の施設において提供されるサービスの提供元から受け取る手数料を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、決定部132は、時間に関する情報と所定値とが対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、時間に関する情報と所定値とが対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定することにより、所定の施設において提供されるサービスの提供元から受け取る手数料を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、決定部132は、各時間に関する情報が小さい程、大きな所定値が対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、各時間に関する情報が小さい程、大きな所定値が対応付けられた複数の組合せのうち、残日数に対応する時間に関する情報の組合せの所定値に基づいて、手数料を決定することにより、所定の施設において提供されるサービスの提供元から受け取る手数料を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、決定部132は、残日数に関する情報に基づいて、手数料のうち前記所定の情報提供サービスの提供元がサービスの販売促進に使用する割合である販促割合を決定する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、残日数に関する情報に基づいて、手数料のうち前記所定の情報提供サービスの提供元がサービスの販売促進に使用する割合である販促割合を決定することにより、残日数に基づいて適切な販促活動を行うことができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、決定部132は、残日数が小さい程、大きくなるように販促割合を決定する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、残日数が小さい程、大きくなるように販促割合を決定することにより、残日数に基づいて適切な販促活動を行うことができる。
また、実施形態に係る提供装置100は、提供部134を有する。提供部134は、決定部132により決定された手数料に基づいて、サービスに関する情報を提供する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、決定した手数料に基づいて、コンテンツを提供することにより、ユーザに適切な情報提供を行うことができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部134は、各サービスに関する前記手数料に基づいて順位付けされた各サービスに関する情報を提供する。
これにより、実施形態に係る提供装置100は、各サービスに関する前記手数料に基づいて順位付けされた各サービスに関する情報を提供することにより、ユーザに適切な情報提供を行うことができる。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る提供装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ提供する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。