JP2018080937A - 検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出系統とを分離して冗長化し、且つ信号干渉の発生を回避することができる検出器を提供する。【解決手段】主検出系統の第1励磁コイル21は前記主検出系統の検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に近接して設けられ、予備検出系統の励磁コイル23は前記主検出系統の検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に近接して設けられ、前記主検出系統又は前記予備検出系統の第1,第2信号処理部35,45から出力される第1,第2検出結果C1,C2を得ることで冗長系を構成する。【選択図】図1

Description

この発明は検出器に関し、特に、励磁コイルと検出コイルとを備える検出器に関する。
従来の励磁コイルと検出コイルとを備える検出器の構成としては、例えば以下の特許文献1に記載された内容を図3として挙げることができる。すなわち、従来の検出器1は第1励磁コイル21及び第1検出コイル22と、第2励磁コイル23及び第2検出コイル24とを有するレゾルバ20を備えている。そして、冗長化された前記第1検出コイル22及び前記第2検出コイル24の2つの前記検出コイル出力と、第1励磁回路31及び第2励磁回路41の2つの前記励磁回路出力とが、それぞれR/Dコンバータ51,52と、信号分離機61,62を介してR/Dコンバータ53,54とに入力される冗長系を構成している。
特開2013−53890号公報
上記のような従来の前記検出器1では、前記第1励磁コイル21及び前記第2励磁コイル23を、前記第1励磁回路31及び前記第2励磁回路41によって異なる励磁周波数で励磁する。しかし、前記第1検出コイル22及び前記第2検出コイル24は励磁周波数に依存した出力の誤差特性を有している。そのため、前記第1検出コイル22の出力と前記第2検出コイル24の出力とを比較して故障検出を行う場合は、前記第1,第2検出コイル22,24の誤差特性の違いを考慮する必要がある。誤差特性の違いを考慮して前記検出器1の故障検出機能が誤作動しないように故障検出のマージンを大きくとった場合には、感度の低い故障検出機能となる虞がある。
上記のような、励磁周波数に依存した前記第1検出コイル22及び前記第2検出コイル24の誤差特性の違いを排除するには、前記第1励磁コイル21及び前記第2励磁コイル23を同一の励磁周波数で励磁する方法がある。しかし、上記励磁周波数を完全に同一にするためには、前記第1,第2励磁回路31,41の前記励磁信号の信号源を共通にする必要がある。
一方、前記検出器1の共通要因故障を無くすためには、励磁信号の信号源を分離する必要がある。しかし、励磁信号の信号源を分離し、別々の励磁信号で前記第1励磁コイル21及び前記第2励磁コイル23を励磁する場合には、完全には励磁周波数が一致しないため、磁気結合を完全に切断しない限りは信号干渉が発生するという問題点があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、複数の、信号源、検出コイル及び検出コイルの出力信号の信号処理を行う検出系統を分離して冗長化するとともに、故障検出の感度を向上し且つ共通要因故障と信号干渉の発生とを回避することができる検出器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の検出器は、励磁制御部に接続された励磁回路と、前記励磁回路に接続されて励磁される励磁コイルと、前記励磁コイルに隣接する検出コイルと、前記検出コイルに接続され前記検出コイルの出力信号を処理する信号処理部と、前記出力信号に基づいて故障を判定するための故障判定部とを有する、複数の検出系統を備え、前記検出系統のうち、1つは主検出系統であり、少なくとも1つは予備検出系統であり、前記故障判定部は前記各検出系統の故障を判定し、前記主検出系統の前記励磁コイルは、前記主検出系統の前記検出コイル及び前記予備検出系統の前記検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられ、前記予備検出系統の前記励磁コイルは、前記主検出系統の前記検出コイル及び前記予備検出系統の前記検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられ、前記主検出系統又は前記予備検出系統の前記信号処理部から出力される出力信号を得ることで冗長系を構成している。
本発明に係る検出器によれば、前記検出器は故障判定部を有する複数の検出系統を備え、主検出系統の励磁コイルは、前記主検出系統の前記検出コイル及び予備検出系統の検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられ、前記予備検出系統の励磁コイルは、前記主検出系統の前記検出コイル及び前記予備検出系統の前記検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられるので、複数の、信号源、検出コイル及び検出コイルの出力信号の信号処理を行う検出系統を分離して冗長化するとともに、故障検出の感度を向上し且つ共通要因故障と信号干渉の発生とを回避することができる。
この発明の実施の形態に係る検出器の構成を示すブロック図である。 図1に示す検出器の外部制御装置の構成を示すブロック図である。 従来の検出器の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1〜図2に基づいて説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1には、この発明の実施の形態に係る検出器の構成を示す。検出器10は、主検出系統と予備検出系統とから出力信号を得ることで冗長系を構成している検出器である。前記検出器10には、主にコイル部2と、主検出系統回路部3と、予備検出系統回路部4とが設けられている。
コイル部2は、例えばレゾルバ等の、励磁コイルと検出コイルとが磁気的に結合可能に配置されており、前記検出器10の検出対象の物理量に応じて誘起電圧が発生することを利用した検出用装置である。コイル部2は、第1励磁コイル21と、第2励磁コイル23と、第1検出コイル22a,22bと、第2検出コイル24a,24bとからなる。前記第1励磁コイル21は、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に近接して設けられ、前記第2励磁コイル23は、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に近接して設けられている。
前記主検出系統回路部3は、前記検出器10の主検出系統の回路である。前記主検出系統回路部3には、前記第1励磁回路31と、第1励磁制御部32と、第1リファレンス信号生成部33と、第1故障判定部34と、第1信号処理部35とが設けられている。また、前記主検出系統回路部3には、主検出系統の電源及び接地である第1電源71及び第1接地72が接続されている。
前記第1励磁回路31は、前記第1励磁コイル21に接続されており、前記第1励磁コイル21を励磁する。前記第1励磁回路31には、前記第1励磁制御部32が接続されており、前記第1励磁制御部32は前記第1励磁回路31の駆動/停止を制御している。前記第1励磁制御部32は、後述する前記検出器10の外部に設けられた外部制御装置から入力される、主検出系統の励磁信号の出力制御信号である第1出力制御信号A1により制御信号を出力する。
前記第1リファレンス信号生成部33は、前記第1検出コイル22a,22bに接続されており、前記第1検出コイル22a,22bから出力される第1出力信号から第1リファレンス信号を生成し出力する。
前記第1リファレンス信号生成部33は、前記第1故障判定部34に接続されている。前記第1故障判定部34は、前記第1リファレンス信号生成部33から出力された第1リファレンス信号と第1故障検出閾値36とを比較し、主検出系統の故障判定信号である第1故障判定信号B1を前記外部制御装置に出力する。
前記第1信号処理部35は、前記第1検出コイル22a,22bに接続されており、前記第1検出コイル22a,22bの出力信号を処理して検出結果とする。前記第1信号処理部35は、主検出系統の検出結果である第1検出結果C1を前記外部制御装置に出力する。
前記予備検出系統回路部4は、前記検出器10の予備検出系統の回路である。前記予備検出系統回路部4には、前記第2励磁回路41と、第2励磁制御部42と、第2リファレンス信号生成部43と、第2故障判定部44と、第2信号処理部45とが設けられている。また、前記予備検出系統回路部4には、予備検出系統の電源及び接地である第2電源73及び第2接地74が接続されている。
前記予備検出系統回路部4の構成は、前記主検出系統回路部3の構成とほぼ同じである。すなわち、前記第2励磁回路41は、前記第2励磁コイル23に接続されており、前記第2励磁コイル23を励磁する。前記第2励磁回路41には、前記第2励磁制御部42が接続されており、前記第2励磁制御部42は前記第1励磁回路41の駆動/停止を制御している。前記第2励磁制御部42は、後述する前記検出器10の外部に設けられた外部制御装置から入力される、予備検出系統の励磁信号の出力制御信号である第2出力制御信号A2により制御信号を出力する。
前記第2リファレンス信号生成部43は、前記第2検出コイル24a,24bに接続されており、前記第2検出コイル24a,24bから出力される第2出力信号から第2リファレンス信号を生成し出力する。
前記第2リファレンス信号生成部43は、前記第2故障判定部44に接続されている。前記第2故障判定部44は、前記第2リファレンス信号生成部43から出力された第2リファレンス信号と第2故障検出閾値46とを比較し、予備検出系統の故障判定信号である第2故障判定信号B2を前記外部制御装置に出力する。
なお、前記第1リファレンス信号生成部33及び前記第2リファレンス信号生成部43において生成される第1リファレンス信号及び第2リファレンス信号は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号が正常に入力されている場合には、前記検出器10の検出対象の物理量に依らず、常に前記第1故障検出閾値36及び前記第2故障検出閾値46よりも大きい振幅を有するように生成される。
前記第2信号処理部45は、前記第2検出コイル24a,24bに接続されており、前記第2検出コイル24a,24bの出力信号を処理して検出結果とする。前記第2信号処理部45は、予備検出系統の検出結果である第2検出結果C2を前記外部制御装置に出力する。
前記外部制御装置の構成を図2に示す。前記外部制御装置8には、信号選択部81と、第1ラッチ回路82と、第2ラッチ回路83と、第1出力制御信号生成部84と、第2出力制御信号生成部85とが設けられている。
前記信号選択部81には、前記第1故障判定信号B1,前記第2故障判定信号B2,前記第1検出結果C1,前記第2検出結果C2が入力され、該入力を基に検出器検出データが出力される。
前記第1ラッチ回路82には、前記第1故障判定信号B1が入力される。前記第2ラッチ回路83には、前記第2故障判定信号B2が入力される。前記第1出力制御信号生成部84には前記第1ラッチ回路82が接続されており、ラッチ後の第1故障判定信号B1’が入力される。前記第2出力制御信号生成部85には、前記第1ラッチ回路82と前記第2ラッチ回路83とが接続されており、ラッチ後の前記第1故障判定信号B1’及びラッチ後の前記第2故障判定信号B2’が入力される。
前記第1出力制御信号生成部84から、前記第1出力制御信号A1が前記第1励磁制御部32(図1参照)へ出力される。また、前記第2出力制御信号生成部85から、前記第2出力制御信号A2が前記第2励磁制御部42(図1参照)へ出力される。
次に、この発明の実施の形態の動作を図1〜図2を用いて説明する。
まず、図1に示す前記検出器10が正常に動作している場合について説明する。前記検出器10が正常に動作している場合には、図2に示す第1出力制御信号生成部84により図1に示す前記第1励磁制御部32へ前記第1出力制御信号A1が出力される。この時の前記第1出力制御信号A1は、前記第1励磁回路31を駆動させる様に第1励磁制御部32を動作させるための命令信号である。これにより、前記第1励磁制御部32は前記第1励磁回路31を駆動させる。
また、図2に示す前記第2出力制御信号生成部85から、図1に示す前記第2励磁制御部42へ前記第2出力制御信号A2が出力される。この時の前記第2出力制御信号A2は、前記第2励磁回路41を停止させる様に第2励磁制御部42を動作させるための命令信号である。これにより、前記第2励磁制御部42は、前記第2励磁回路41を停止させる。
前記第1励磁回路31が駆動することで、前記第1励磁回路31により前記第1励磁コイル21が励磁される。また、前記第2励磁回路41は停止しているので、前記第2励磁回路41により前記第2励磁コイル23は励磁されない。
次に、励磁された前記第1励磁コイル21と、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bがと磁気的に結合される。すると、前記検出器10の検出対象の物理量に応じて、前記第1検出コイル22a,22bに第1出力電圧が誘起され、前記第2検出コイル24a,24bに第2出力電圧が誘起される。これにより、前記第1検出コイル22a,22bから第1出力信号が出力される。また、第2検出コイル24a,24bから第2出力信号が出力される。
次に、前記主検出系統回路部3において、前記第1リファレンス信号生成部33及び前記第1信号処理部35に前記第1出力信号が入力される。前記第1リファレンス信号生成部33は第1リファレンス信号を生成して、前記第1故障判定部34へ出力する。
次に、前記第1故障判定部34は、前記第1リファレンス信号と前記第1故障検出閾値36とを比較する。前記検出器10が正常に動作している場合には、前記第1リファレンス信号が前記第1故障検出閾値36よりも大きいため、前記第1故障判定部34は正常状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1を出力する。
また、前記第1信号処理部35は、前記第1出力信号を処理して、第1検出結果C1として図2に示す前記信号選択部81へ出力する。
また、図1に示す前記予備検出系統回路部4において、前記第2リファレンス信号生成部43及び前記第2信号処理部45に前記第2出力信号が入力される。前記第2リファレンス信号生成部43は第2リファレンス信号を生成して、前記第2故障判定部44へ出力する。
次に、前記第2故障判定部44は、前記第2リファレンス信号と前記第2故障検出閾値46とを比較する。前記検出器10が正常に動作している場合には、前記第2リファレンス信号が前記第2故障検出閾値46よりも大きいため、前記第2故障判定部44は正常状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2を出力する。
また、前記第2信号処理部45は、前記第2出力信号を処理して第2検出結果C2として、図2に示す前記信号選択部81へ出力される。
また、上述のように、前記第1故障判定信号B1及び前記第2故障判定信号B2が正常状態を示す内容を出力し、主検出系統及び予備検出系統が故障していない場合には、前記信号選択部81は、前記第1検出結果C1を前記検出器10の検出データとして出力する。
次に、前記第1励磁コイル21の断線や前記第1励磁回路31の故障等の、何らかの理由で図1に示す前記第1励磁コイル21が励磁されなくなった場合や前記第1励磁コイル21に入力される励磁信号のレベルが低下した場合の動作について説明する。
前記第1励磁コイル21が励磁されなくなった場合や前記第1励磁コイル21に入力される励磁信号のレベルが低下した場合には、前記第1検出コイル22a,22bから第1出力信号が出力されなくなるか又はレベルが低下し、第2検出コイル24a,24bから前記第2出力信号が出力されなくなるか又はレベルが低下する。
次に、前記第1出力信号が出力されなくなるか又はレベルが低下すると、前記第1リファレンス信号生成部33から出力される第1リファレンス信号が出力されなくなるか又はレベルが低下する。
次に、前記第1故障判定部34は、第1リファレンス信号と前記第1故障検出閾値36とを比較する。第1リファレンス信号が出力されないかレベルが低下することで前記第1故障検出閾値36よりも小さくなっている場合は、前記第1故障判定部34は故障と判定して、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1を出力する。図2に示す通り、前記第1故障判定信号B1は前記信号選択部81と前記第1ラッチ回路82とに入力される。
次に、図1に示す前記第2故障判定部44は、第2リファレンス信号と前記第2故障検出閾値46とを比較する。第2リファレンス信号が出力されないかレベルが低下することで前記第2故障検出閾値46よりも小さくなっている場合は、前記第2故障判定部44は故障と判定して、故障状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2を出力する。図2に示す通り、前記第2故障判定信号B2は前記信号選択部81と前記第2ラッチ回路83とに入力される。
次に、前記第1出力制御信号生成部84に、前記第1ラッチ回路82から出力された前記第1故障判定信号B1’が入力される。また、前記第2出力制御信号生成部85に、前記第1故障判定信号B1’と、前記第2ラッチ回路83から出力された前記第2故障判定信号B2’が入力される。
次に、前記第1出力制御信号生成部84は、図1に示す前記第1励磁制御部32に前記第1出力制御信号A1を出力する。この時の前記第1出力制御信号A1は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1’が入力されているので、前記第1励磁回路31を停止させるための前記励磁制御部32への命令信号である。これにより、前記第1励磁制御部32は前記第1励磁回路31を停止させる。
また、図2に示す前記第2出力制御信号生成部85は、図1に示す前記第2励磁制御部42に前記第2出力制御信号A2を出力する。この時の前記第2出力制御信号A2は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1’及び前記第2故障判定信号B2’が入力されているので、前記第2励磁回路41を駆動させるための前記励磁制御部42への命令信号である。これにより、前記第2励磁制御部42は、前記第2励磁回路41を駆動させる。
次に、前記第1励磁回路31が停止し、前記第2励磁回路41が動作しているので、前記第1励磁コイル21は励磁されず、前記第2励磁コイル23が励磁される。励磁された前記第2励磁コイル23と、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bとが磁気的に結合されているため、前記検出器10の検出対象の物理量に応じて、前記第1検出コイル22a,22bに第1出力電圧が誘起され、前記第2検出コイル24a,24bに第2出力電圧が誘起される。これにより、前記第1検出コイル22a,22bから第1出力信号が出力され、前記第2検出コイル24a,24bから第2出力信号が出力される。
また、上記の前記信号選択部81は、前記第1故障判定信号B1と、前記第2故障判定信号B2が入力されているので、前記第2検出結果C2を前記検出器10の検出データとして出力する。
上述のように、前記第1励磁コイル21が励磁されなくなった場合や前記第1励磁コイル21に入力される励磁信号のレベルが低下した場合は、前記第1故障判定信号B1及び前記第2故障判定信号B2がともに出力され、前記信号選択部81は、前記第2検出結果C2を前記検出器10の検出データとして出力する。
次に、前記第1検出コイル22a,22bの断線等で、第1リファレンス信号生成部33から出力される第1リファレンス信号が出力されなかったり、レベルが低下した場合の動作について説明する。
図1に示す前記第1故障判定部34は、第1リファレンス信号と前記第1故障検出閾値36とを比較する。第1リファレンス信号が出力されないかレベルが低下することで前記第1故障検出閾値36よりも小さくなっている場合は、前記第1故障判定部34は故障と判定して、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1を出力する。図2に示す通り、前記第1故障判定信号B1は前記第1ラッチ回路82に入力される。
一方、前記第1励磁コイル21と前記第2検出コイル24a,24bとが磁気的に結合しているので、前記第2リファレンス信号生成部43から出力される前記第2リファレンス信号は前記第2故障検出閾値46よりも大きい。このため、前記第2故障判定部44は正常状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2を出力する。
次に、前記第1出力制御信号生成部84及び前記第2出力制御信号生成部85に、前記第1ラッチ回路82から出力された前記第1故障判定信号B1’が入力される。
次に、前記第1出力制御信号生成部84は、図1に示す前記第1励磁制御部32に前記第1出力制御信号A1を出力する。この時の前記第1出力制御信号A1は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1’が入力されているので、前記第1励磁回路31を停止させるための前記第1励磁制御部32への命令信号である。これにより、前記第1励磁制御部32は前記第1励磁回路31を停止させる。
また、図2に示す前記第2出力制御信号生成部85は、図1に示す前記第2励磁制御部42に前記第2出力制御信号A2を出力する。この時の前記第2出力制御信号A2は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1’が入力されているので、前記第2励磁回路41を停止させるための前記励磁制御部42への命令信号である。これにより、前記第2励磁制御部42は、前記第2励磁回路41を停止させる。
次に、前記第1励磁回路31が停止することにより、前記第1励磁コイル21が励磁されなくなり、第2検出コイル24a,24bから前記第2出力信号が出力されなくなるので、前記第2リファレンス信号生成部43からリファレンス信号が出力されなくなる。
次に、図1に示す前記第2故障判定部44は、第2リファレンス信号と前記第2故障検出閾値46とを比較する。第2リファレンス信号が出力されないことで前記第2故障検出閾値46よりも小さくなっている場合は、前記第2故障判定部44は故障と判定して、故障状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2を出力する。図2に示す通り、前記第2故障判定信号B2は前記第2ラッチ回路83に入力される。
次に、前記第2出力制御信号生成部85に、前記第1故障判定信号B1’と、前記第2ラッチ回路83から出力された前記第2故障判定信号B2’が入力される。
次に、図2に示す前記第2出力制御信号生成部85は、図1に示す前記第2励磁制御部42に前記第2出力制御信号A2を出力する。この時の前記第2出力制御信号A2は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1’及び前記第2故障判定信号B2’が入力されているので、前記第2励磁回路41を駆動させるための前記励磁制御部42への命令信号である。これにより、前記第2励磁制御部42は、前記第2励磁回路41を駆動させる。
次に、前記第1励磁回路31が停止し、前記第2励磁回路41が動作しているので、前記第1励磁コイル21は励磁されず、前記第2励磁コイル23が励磁される。励磁された前記第2励磁コイル23と、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bとが磁気的に結合されているため、前記検出器10の検出対象の物理量に応じて、前記第1検出コイル22a,22bに第1出力電圧が誘起され、前記第2検出コイル24a,24bに第2出力電圧が誘起される。これにより、前記第1検出コイル22a,22bから第1出力信号が出力され、第2検出コイル24a,24bから第2出力信号が出力される。
次に、第2出力信号が前記第2リファレンス信号生成部43に入力される。前記第2リファレンス信号生成部43は、第2リファレンス信号を生成し出力する。前記第2故障判定部44では、第2リファレンス信号が入力されたことから、予備検出系統は故障していないと判定して、正常状態を示す内容の前記第2故障判定信号をB2を出力する。また、上記の信号選択部81は、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1と正常状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2が入力されているので、第2検出結果C2を前記検出器10の検出データとして出力する。
上述のように、前記第1検出コイル22a,22bの断線等で、第1リファレンス信号生成部33から出力されるリファレンス信号が出力されなかったり、レベルが低下した場合、故障状態を示す内容の前記第1故障判定信号B1が出力され、前記信号選択部81は、前記第1検出結果C1を前記検出器10の検出データとして出力する。
次に、図1に示す前記第2検出コイル24a,24bの断線等で、第2出力信号が出力されなくなる等で、第2リファレンス信号生成部43から第2リファレンス信号が出力されな語り、レベルが低下した場合について説明する。
前記第2故障判定部44は、第2リファレンス信号と前記第2故障検出閾値46とを比較する。第2リファレンス信号が出力されない又はレベルが低下した等で前記第2故障検出閾値46よりも小さくなっている場合は、前記第2故障判定部44は故障と判定して、故障状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2を出力する。図2に示す通り、前記第2故障判定信号B2は前記第2ラッチ回路83に入力される。
次に、前記第2出力制御信号生成部85は、図1に示す前記第2励磁制御部42に前記第2出力制御信号A2を出力する。この時の前記第2出力制御信号A2は、前記第2励磁制御部42を停止させる信号である。これにより、前記第2励磁回路41は停止したままとなる。
次に、上記の信号選択部81は、前記第2故障判定信号B2により、前記第1検出結果C1を前記検出器10の検出データとして出力する。
上述のように、前記第2検出コイル24a,24bの断線等で、前記第2リファレンス信号生成部43から出力される第2リファレンス信号が出力されなかったり、レベルが低下した場合、故障状態を示す内容の前記第2故障判定信号B2が出力され、前記信号選択部81は、前記第1検出結果C1を前記検出器10の検出データとして出力する。
この発明の実施の形態の前記検出器10の構成では、主検出系統と予備検出系統とが分離されて冗長化されている。そして、前記第1励磁コイル21と前記第2励磁コイル23とは、前記第1励磁回路31と前記第2励磁回路41とによって同時に励磁されず、どちらか片方のみが励磁されるため、信号干渉が発生しない。
また、第1リファレンス信号と前記第1故障検出閾値36とにより前記第1故障判定部34で主検出系統の故障判定を行い、第2リファレンス信号と前記第2故障検出閾値46とにより前記第2故障判定部44で予備検出系統の故障判定を行う。そのため、故障検出を行うにあたって、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bの誤差特性の違いを考慮しなくてもよく、したがって故障検出のマージンを大きく取る必要もないため、故障検出機能の感度が向上する。
さらに、前記第1励磁制御部32及び前記第2励磁制御部42が、分離して設けられているので、第1励磁回路と第2励磁回路とが分離でき、前記第1励磁制御部32及び前記第2励磁制御部42と、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bとの共通要因故障がなくなるとともに、常に励磁回路の一方のみが駆動するため、信号干渉が生じない。
このように、前記第1,第2励磁制御部32,42に接続された前記第1,第2励磁回路31,41と、前記第1,第2励磁回路31,41に接続されて励磁される前記第1,第2励磁コイル21,23と、前記第1,第2励磁コイル21,23に隣接する前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bと、前記第1検出コイル22a,22b及び第2検出コイル24a,24bに接続され前記第1検出コイル22a,22b及び第2検出コイル24a,24bの前記第1,第2出力信号を処理する前記第1,第2信号処理部35,45と、前記第1出力信号に基づいて故障を判定するための前記第1,第2故障判定部34,44とを有する、複数の検出系統を備え、前記検出系統のうち、1つは主検出系統であり、少なくとも1つは予備検出系統であり、前記第1,第2故障判定部34,44は前記主検出系統及び前記予備検出系統の故障を判定し、前記主検出系統の前記第1励磁コイル21は、前記主検出系統の前記第1検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に設けられ、前記予備検出系統の前記第2励磁コイル23は、前記主検出系統の前記第1検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に設けられ、前記主検出系統又は前記予備検出系統の前記第1,第2信号処理部35,45から出力される前記第1,第2検出結果C1,C2を得ることで冗長系を構成しているので、前記第1,第2励磁制御部32,42と、前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bと、前記第1,第2出力信号の信号処理を行う検出系統とを分離して冗長化し、且つ共通要因故障と信号干渉との発生を回避することができる。
また、前記主検出系統の前記第1故障判定部34及び前記予備検出系統の前記第2故障判定部44が故障を判定していない場合に、前記第1励磁制御部32が前記主検出系統の前記第1励磁回路31を動作させ前記予備検出系統の前記第2励磁回路41を停止させるので、前記検出器10が正常に動作している場合には、前記主検出系統で検出を行うことができる。
また、前記主検出系統の前記第1故障判定部34が、前記主検出系統が故障したと判定した場合に、前記第1励磁制御部32が前記主検出系統の前記第1励磁回路31を停止させ、前記第2励磁制御部42が前記予備検出系統の前記第2励磁回路41を動作させるので、前記主検出系統の故障時に前記予備検出系統で検出を継続することができる。
また、少なくとも一つの前記予備検出系統の前記第2故障判定部44のみが、該前記予備検出系統が故障したと判定した場合に、前記第2励磁制御部42が該前記予備検出系統の前記第2励磁回路41を停止させるので、前記予備検出系統の故障時に、故障した前記予備検出系統の動作を停止させることができる。
また、前記第1検出コイル22a,22b及び第2検出コイル24a,24bに接続されリファレンス信号を生成する前記第1,第2リファレンス信号生成部33,43を有し、前記第1,第2故障判定部34,44は、前記第1,第2リファレンス信号生成部33,43に接続され、第1,第2リファレンス信号と前記第1,第2故障検出閾値36,46とを比較して第1,第2リファレンス信号の強度が前記第1,第2故障検出閾値36,46よりも小さい場合は、該リファレンス信号を生成した前記第1,第2リファレンス信号生成部33,43を有する前記主検出系統又は前記予備検出系統が故障したと判定するので、前記主検出系統又は前記予備検出系統のいずれが故障したかを簡単に判定することができる。
なお、本発明の実施の形態では、第1,第2リファレンス信号を用いて各検出系統の故障判定を行っていたが、例えば前記第1、第2励磁信号をそれぞれACカップリングした信号である第1、第2キャリア信号を用いる等の方法で故障判定を行ってもよい。具体的には、前記主検出系統回路部3及び前記予備検出系統回路部4にそれぞれ図示しない第1ACカップリング回路及び第2ACカップリング回路が設けられている。そして、前記第1ACカップリング回路及び前記第2ACカップリング回路は前記第1,第2励磁回路31,41の出力する前記第1,第2励磁信号をそれぞれACカップリングする。該ACカップリングをした信号である第1,第2キャリア信号は、前記検出器10が正常に動作している場合は、常に前記第1,第2故障検出閾値36,46よりも大きい振幅を有するように生成される。
次に、前記第1,第2キャリア信号を前記第1,第2故障判定部34,44に入力し、前記第1,第2故障検出閾値36,46とを比較して、前記第1、第2キャリア信号が前記第1,第2故障検出閾値36,46よりも小さい場合は、該キャリア信号を生成した前記第1,第2キャリア信号生成部を有する前記主検出系統又は前記予備検出系統が故障したと判定する。これにより、前記第1、第2リファレンス信号ではなく、前記第1、第2キャリア信号を用いて、前記主検出系統又は前記予備検出系統のいずれが故障したかを簡単に判定することができる。
また、前記主検出系統回路部3は前記第1電源71に接続されており、前記予備検出系統回路部4は前記第2電源73に接続されている。これにより、電源の冗長化がなされている。
また、前記主検出系統回路部3は前記第1接地72に接続されており、前記予備検出系統回路部4は前記第2接地74に接続されている。これにより、接地の冗長化がなされている。
また、前記検出器10は、前記主検出系統及び前記予備検出系統の故障状況により検出データの出力を行う系統を切替えているが、意図的に前記第1,第2励磁回路31,41の出力する第1,第2励磁信号を停止することで、検出データの出力を行う系統を切替えて、前記主検出系統及び前記予備検出系統が正常に動作するかを診断する自己診断を行うことが可能である。
例えば、図2に示す前記第1出力制御信号生成部84が図1に示す前記第1励磁制御部32を停止させる前記第1出力制御信号A1を出力し、前記第1励磁制御部32が停止した場合において、何らかの理由で前記第1励磁コイル21が励磁されなくなった場合と同じく、図2に示す前記信号選択部81は、前記第2検出結果C2を前記検出器10の検出データとして出力するのであれば、前記第2励磁回路41が正常に動作していると自己診断することができる。
同様に、図2に示す前記第1出力制御信号生成部84及び前記第2出力制御信号生成部85により、図1に示す前記第1励磁制御部32及び前記第2励磁制御部42の動作と停止との組み合わせを切替えて第1励磁信号及び第2励磁信号の出力状態を切替えることで、前記第1励磁回路31が正常に動作していると自己診断することができる。
また同様に、前記第1電源71を入又は切に切り替えることにより、前記予備検出系統及び前記第2励磁回路41が正常に動作していると自己診断することができる。
また、前記検出器10には予備検出系統が1つ設けられていたが、2つ以上の予備検出系統が設けられていてもよい。
また、前記第1励磁コイル21と前記第2励磁コイル23とは1つずつ設けられていたが、2つ以上ずつ設けられていてもよいし、前記第1検出コイル22a,22bと前記第2検出コイル24a,24bとは2つずつ設けられていたが、3つ以上ずつ設けられていてもよい。
なお、本発明による検出器の要旨としては、以下の通りである。すなわち、前記第1,第2励磁制御部32,42に接続された前記第1,第2励磁回路31,41と、前記第1,第2励磁回路31,41に接続されて励磁される前記第1,第2励磁コイル21,23と、前記第1,第2励磁コイル21,23に隣接する前記第1検出コイル22a,22b及び前記第2検出コイル24a,24bと、前記第1検出コイル22a,22b及び第2検出コイル24a,24bに接続され前記第1検出コイル22a,22b及び第2検出コイル24a,24bの前記第1,第2出力信号を処理する前記第1,第2信号処理部35,45と、前記第1出力信号に基づいて故障を判定するための前記第1,第2故障判定部34,44とを有する、複数の検出系統を備え、前記検出系統のうち、1つは主検出系統であり、少なくとも1つは予備検出系統であり、前記第1,第2故障判定部34,44は前記主検出系統及び前記予備検出系統の故障を判定し、前記主検出系統の前記第1励磁コイル21は、前記主検出系統の前記第1検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に設けられ、前記予備検出系統の前記第2励磁コイル23は、前記主検出系統の前記第1検出コイル22a,22b及び前記予備検出系統の前記第2検出コイル24a,24bに磁気的に結合可能に設けられ、前記主検出系統又は前記予備検出系統の前記第1,第2信号処理部35,45から出力される前記第1,第2検出結果C1,C2を得ることで冗長系を構成している構成である。
本発明による検出器は、励磁制御部に接続された励磁回路と、励磁回路に接続されて励磁される励磁コイルと、励磁コイルに隣接する検出コイルと、検出コイルに接続され前記検出コイルの出力信号を処理する信号処理部と、出力信号に基づいて故障を判定するための故障判定部とを有する、複数の検出系統を備え、各検出系統のうち、1つは主検出系統であり、少なくとも1つは予備検出系統であり、故障判定部は各検出系統の故障を判定し、主検出系統の励磁コイルは、主検出系統の検出コイル及び予備検出系統の検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられ、予備検出系統の励磁コイルは、主検出系統の検出コイル及び予備検出系統の検出コイルに磁気的に結合可能に近接して設けられ、主検出系統又は予備検出系統の信号処理部から出力される出力信号を得ることで冗長系を構成しているので、複数の、信号源、検出コイル及び検出コイルの出力信号の信号処理を行う検出系統を分離して冗長化するとともに、故障検出の感度を向上し且つ共通要因故障と信号干渉の発生とを回避することができる。
21 第1励磁コイル(励磁コイル)
22a,22b 第1検出コイル(検出コイル)
23 第2励磁コイル(励磁コイル)
24a,24b 第2検出コイル(検出コイル)
31 第1励磁回路(励磁回路)
32 第1励磁制御部(励磁制御部)
33 第1リファレンス信号生成部(リファレンス信号生成部)
34 第1故障判定部(故障判定部)
35 第1信号処理部(信号処理部)
36 第1故障検出閾値(閾値)
41 第2励磁回路(励磁回路)
42 第2励磁制御部(励磁制御部)
43 第2リファレンス信号生成部(リファレンス信号生成部)
44 第2故障判定部(故障判定部)
45 第2信号処理部(信号処理部)
46 第2故障検出閾値(閾値)
71 第1電源(電源)
72 第1接地(電位)
73 第2電源(電源)
74 第2接地(電位)

Claims (10)

  1. 励磁制御部(32,42)に接続された励磁回路(31,41)と、
    前記励磁回路(31,41)に接続されて励磁される励磁コイル(21,23)と、
    前記励磁コイル(21,23)に隣接する検出コイル(22a,22b,24a,24b)と、
    前記検出コイル(22a,22b,24a,24b)に接続され前記検出コイル(22a,22b,24a,24b)の出力信号を処理する信号処理部(35,45)と、
    前記出力信号に基づいて故障を判定するための故障判定部(34,44)と
    を有する、複数の検出系統を備え、
    前記各検出系統のうち、1つは主検出系統であり、少なくとも1つは予備検出系統であり、
    前記故障判定部(34,44)は前記各検出系統の故障を判定し、
    前記主検出系統の前記励磁コイル(21)は、前記主検出系統の前記検出コイル(22a,22b)及び前記予備検出系統の前記検出コイル(24a,24b)に磁気的に結合可能に近接して設けられ、
    前記予備検出系統の前記励磁コイル(23)は、前記主検出系統の前記検出コイル(22a,22b)及び前記予備検出系統の前記検出コイル(24a,24b)に磁気的に結合可能に近接して設けられ、
    前記主検出系統又は前記予備検出系統の前記信号処理部(35,45)から出力される出力信号(C1,C2)を得ることで冗長系を構成している
    ことを特徴とする検出器。
  2. 前記主検出系統の前記故障判定部(34)及び前記予備検出系統の前記故障判定部(44)が故障を判定していない場合に、前記励磁制御部(32,42)が前記主検出系統の前記励磁回路(31)を動作させ前記予備検出系統の前記励磁回路(41)を停止させることを特徴とする請求項1に記載の検出器。
  3. 前記主検出系統の前記故障判定部(34)が、前記主検出系統が故障したと判定した場合に、前記励磁制御部(32,42)が前記主検出系統の前記励磁回路(31)を停止させ前記予備検出系統の前記励磁回路(41)を動作させることを特徴とする請求項2に記載の検出器。
  4. 少なくとも一つの前記予備検出系統の前記故障判定部(44)のみが、該前記予備検出系統が故障したと判定した場合に、前記励磁制御部(42)が該前記予備検出系統の前記励磁回路(41)を停止させることを特徴とする請求項2又は3に記載の検出器。
  5. 前記検出コイル(22a,22b,24a,24b)に接続されリファレンス信号を生成するリファレンス信号生成部(33,43)を有し、
    前記各故障判定部(34,44)は、前記各リファレンス信号生成部(33,43)に接続され、前記各リファレンス信号と所定の閾値(36,46)とを比較して前記各リファレンス信号の強度が前記閾値(36,46)よりも小さい場合は、該リファレンス信号を生成した前記リファレンス信号生成部(33,43)を有する前記検出系統が故障したと判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出器。
  6. 前記各故障判定部(34,44)は、前記各励磁回路(31,41)の出力する励磁信号をそれぞれACカップリングした信号であるキャリア信号と所定の閾値(36,46)とを比較して、前記各キャリア信号の強度が前記閾値(36,46)よりも小さい場合は、該キャリア信号の元となる前記励磁信号を出力した前記励磁回路(31,41)を有する前記検出系統が故障したと判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の検出器。
  7. 前記主検出系統及び前記予備検出系統が、それぞれ異なる電源(71,73)に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の検出器。
  8. 前記主検出系統及び前記予備検出系統が、それぞれ異なる電位(72,74)に接地されていることを特徴とする請求項7に記載の検出器。
  9. 前記主検出系統及び前記予備検出系統が、それぞれ前記励磁制御部(32,42)は前記励磁回路(31,41)の動作、停止を繰り返すことにより、前記主検出系統及び前記予備検出系統の前記励磁回路(31,41)の故障を判定することができることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の検出器。
  10. 前記主検出系統の前記電源(71)を入又は切に切り替えることで、前記予備検出系統の故障判定及び前記励磁回路(41)の故障判定を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の検出器。
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