JP2005003620A - 磁気的位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】励磁コイルと検知コイルとを有して対象物の位置を磁気的に検出する検出部を複数用いる場合にそれら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制する。
【解決手段】設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイル46を励磁する一方、その励磁コイル46の磁気力によって検知コイル48,50に起電される起電信号であってステータ40とロータ42との相対位置に応じて変化するものに基づいて回転部材20の位置を検出するレゾルバ34,36を2個備えた磁気的位置検出装置において、励磁信号の設定周波数の高さをそれら2個のレゾルバ34,36間において互いに異ならせる。
【選択図】 図1
【解決手段】設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイル46を励磁する一方、その励磁コイル46の磁気力によって検知コイル48,50に起電される起電信号であってステータ40とロータ42との相対位置に応じて変化するものに基づいて回転部材20の位置を検出するレゾルバ34,36を2個備えた磁気的位置検出装置において、励磁信号の設定周波数の高さをそれら2個のレゾルバ34,36間において互いに異ならせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、励磁コイルと検知コイルとを有する検出部によって対象物の位置を磁気的に検出する技術に関するものであり、特に、その検出部を複数用いる場合にそれら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
対象物の位置を検出する技術として、設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイルを励磁する一方、その励磁コイルの磁気力によって検知コイルに起電される起電信号であってステータと可動子との相対位置に応じて変化するものに基づいて可動子の位置を検出する技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。位置を検出すべき対象物がその可動子に関連付けられ、それにより、その対象物の位置が上記技術を用いて検出されることとなる。
【0003】
この特許文献1には、それら励磁コイルと検知コイルとを備えた検出部を複数用いる場合に、それら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制する技術が提案されている。具体的には、各検出部の検出信号に磁気的な干渉によって発生する誤差を予測し、その予測された誤差が除去されるように検出信号を補正する技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−257410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本発明者らは、検出信号を補正しなくても、磁気的な干渉の影響が検出信号に現れずに済む技術を研究し、その結果、複数の検出部間において励磁コイルの設定周波数を互いに異ならせれば、磁気的な干渉がそもそも発生せずに済むという知見を得た。
【0006】
この知見に基づき、本発明は、励磁コイルと検知コイルとを有して対象物の位置を磁気的に検出する検出部を複数用いる場合にそれら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技術的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。
(1) 設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイルを励磁する一方、その励磁コイルの磁気力によって検知コイルに起電される起電信号であってステータと可動子との相対位置に応じて変化するものに基づいて前記可動子の位置を検出する検出部を複数備えた磁気的位置検出装置であって、
前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに異なる磁気的位置検出装置。
【0008】
この装置によれば、励磁コイルに供給される励磁信号の周波数が、複数の検出部間において互いに異ならせられる。したがって、この装置によれば、各検出部は、他の検出部の励磁信号の影響(例えば、共振)を受けずに済み、他の検出部と共に使用されるにもかかわらず、検出精度を確保することが容易となる。
【0009】
よって、この装置によれば、各検出部の検出信号に他の検出部との間における磁気的な干渉の影響が現れることを抑制するために、その検出信号を処理することが不可欠ではなくなる。
【0010】
本項における「各検出部」は、直線方向に移動する可動子であるスライダの直線方向位置を検出する形式としたり、自転する可動子であるロータの回転位置(または回転角度)を検出する形式とすることが可能である。
【0011】
さらに、本項における「複数の検出部」は、それらに共通の対象物の位置を検出するものとしたり、互いに異なる対象物の位置を検出するものとすることが可能である。
【0012】
さらに、本項における「励磁コイルおよび検知コイル」は、例えば、共にステータに配置したり、共に可動子に配置することが可能である。
(2) 前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに整数倍となる関係にはない(1)項に記載の磁気的位置検出装置。
【0013】
この装置によれば、各検出部内の信号が、他の検出部の励磁信号によって部分的にであれ、共鳴させられずに済み、その結果、他の検出部との共存にもかかわらず、各検出部の検出精度を確保することが容易となる。
(3) 前記複数の検出部についての複数の設定周波数のうちの任意の2つの設定周波数の差が、それら2つの設定周波数のうち低いものより小さい(1)または(2)項に記載の磁気的位置検出装置。
(4) 前記検出部が、前記ステータと、前記可動子としてのロータとが互いに同軸にかつ相対回転可能に配置されて構成されたレゾルバである(1)ないし(3)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
(5) 前記励磁コイルと前記検知コイルとが共に、前記ステータに配置されている(4)項に記載の磁気的位置検出装置。
(6) 前記複数の検出部が、それらの前記励磁コイルと検知コイルとステータと可動子とを一緒に収容するハウジングをそれら複数の検出部に共通に備えている(1)ないし(5)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
【0014】
複数の検出部が、それらの励磁コイルと検知コイルとステータと可動子とを一緒に収容するハウジングを共有する場合には、それら複数の検出部の複数の励磁コイルおよび検知コイルが互いに接近する傾向がある。この傾向は、それら検出部が相互に磁気的に干渉する傾向を生じさせる。
【0015】
これに対し、本項に係る装置によれば、それら複数の検出部が、励磁コイルの周波数に関して互いに異ならせられているため、それら複数の検出部間における磁気的な干渉を配慮することなく、それら複数の検出部のレイアウトを決定することが可能となる。
【0016】
したがって、この装置によれば、それの設計の自由度および複数の検出部を配置する自由度が向上するとともに、当該装置のコンパクト化が容易となる。
(7) 前記複数の検出部が、それらに共通の対象物の位置を検出する(1)ないし(6)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
(8) 前記複数の検出部が、それらに共通の対象物の位置を互いに冗長的に検出するものである(1)ないし(7)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
【0017】
この装置によれば、対象物の位置を検出する信頼性を向上させる冗長設計のために複数の検出部を用いる場合に、それら複数の検出部間における磁気的な干渉に起因した検出精度の低下を懸念せずに済む。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のさらに具体的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1には、本発明の第1実施形態に従う磁気的位置検出装置(以下、単に「検出装置」という)10が概略的に表されている。この検出装置10は、車両において車輪を転舵させるステアリング装置12と共に用いられる。
【0020】
ステアリング装置12は、モータ14,16と、それによって回転させられる回転部材20と、その回転部材20の回転運動をそれと同軸の直線運動部材(図示しない)の直線運動に変換する運動変換機構(図示しない)とを備えている。その運動変換機構の一例は、ボールねじ機構である。さらに、ステアリング装置12は、その直線運動部材の直線運動を車輪(図示しない)に、それを操舵軸まわりに転舵させる向きに伝達するロッド等、伝達系を備えている。
【0021】
このステアリング装置12は、同じ回転部材20を回転させるために2個のモータ14,16を同軸に備えている。これは、回転部材20の駆動系について冗長設計を行うことにより、その駆動系のフォールトトレランスを向上させるためである。
【0022】
本実施形態においては、検出装置10が、レゾルバ装置30と、信号処理装置32とを含むように構成されている。
【0023】
レゾルバ装置30は、2個のレゾルバ34,36を同軸に備えている。それらレゾルバ34,36は、それらに共通のハウジング38内に、互いに可及的に近接する状態で収容されている。その結果、レゾルバ装置30が十分にコンパクト化されている。
【0024】
各レゾルバ34,36は、よく知られているように、ステータ40と、可動子としてのロータ42とを備え、かつ、ロータ42がステータ40と同軸に、かつ、回転可能に設計されている。
【0025】
図2には、各レゾルバ34,36の一部が横断面図で示されている。ロータ42は回転部材20と同軸にかつ一体的に回転可能となっている。このロータ42を外周側から覆うようにステータ40が配置されている。ステータ40には、複数の歯44がそれと同軸な一円周に沿って並んで配置されている。各歯44には、コイル46,48,50が巻き付けられている。
【0026】
図3には、ステータ40とロータ42とが平面的に展開されて部分的に示されている。各歯44には、励磁コイル46と、第1の検知コイル48と、第2の検知コイル50とが巻き付けられている。励磁コイル46によって励磁相、第1の検知コイル48によってsin相、第2の検知コイル50によってcos相がそれぞれ形成されている。
【0027】
図3には、ステータ40およびロータ42が回転角が90度である範囲内について示されている。図2に示すように、その角度範囲についてはステータ40の歯44の数が4個であり、図3には、それら4個の歯44に関連付ける番号が1から4まで付されている。
【0028】
図1および図4に示すように、信号処理装置32は、2個のR/Dコンバータ60,62を備えており、各R/Dコンバータ60,62が各レゾルバ34,36に電気的に接続されている。各R/Dコンバータ60,62は、電源70からの電気エネルギーを利用することにより、対応するレゾルバ34,36の励磁コイル46に励磁信号を設定周波数で供給する。励磁コイル46が励磁されてそれに磁気力が発生すると、それに伴い、第1および第2の検知コイル48,50が起電する。
【0029】
一方、図2および図3に示すように、ロータ42のうち、それがステータ40の内周面に対面する外周面に凹凸が交互に形成されており、その結果、ステータ40の各歯44は、ロータ42が一方向に回転するにつれて、ロータ42との距離が周期的に変化する。各歯44とロータ42との距離が短いほど、各歯44においては、励磁コイル46の磁気力によって各検知コイル48,50に高い電圧が発生する。
【0030】
このような現象に着目することにより、レゾルバ34,36は、ロータ42の回転角すなわち回転部材20の回転角を磁気的に検出する。図4に示すように、R/Dコンバータ60,62は、第1および第2の検知コイル48,50にも電気的に接続されており、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosを検出してそれら2個の検出値を用いることによって回転角θを演算し、それを表すデジタル信号を出力する。
【0031】
本実施形態においては、一方のR/Dコンバータ60は、それに対応するレゾルバ34の励磁コイル46に5kHzの励磁信号を供給し、これに対し、他方のR/Dコンバータ62は、それに対応するレゾルバ36の励磁コイル46に7kHzの励磁信号を供給する。その結果、それら2個のレゾルバ34,36間において励磁信号の周波数が互いに異なっている。
【0032】
しかも、それら2個の周波数は互いに整数倍であるという関係にはないし、さらに、それら周波数の差は、いずれの周波数よりも小さいものに設定されている。
【0033】
したがって、本実施形態によれば、2個のレゾルバ34,36がそれらに共通のハウジング38内において互いに近接して配置されるにもかかわらず、それらレゾルバ34,36間において磁気的な干渉が発生せずに済む。
【0034】
図1に示すように、前記ステアリング装置12は、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)80を備えている。このECU80は、コンピュータを主体として構成されている。このECU80は、2個のR/Dコンバータ60,62のうち異常ではないものから供給されたデジタル信号により表される回転角θに基づき、2個のモータ14,16のうち異常ではないものを制御する。
【0035】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、2個のレゾルバ34,36が前記(1)項における「複数の検出部」の一例を構成し、回転部材20が前記(7)または(8)項における「共通の対象物」の一例を構成しているのである。
【0036】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。ただし、本実施形態は、第1実施形態とレゾルバ装置30は共通し、信号処理装置およびECUは異なるため、それら信号処理装置およびECUを詳細に説明し、レゾルバ装置30については同一の符号または名称を使用して引用することによって詳細な説明を省略する。
【0037】
図5に示すように、本実施形態においては、信号処理装置98が、共に電源70に電気的に接続された2個の発振回路100,102と、2個のセンサ110,112とを含むように構成されている。
【0038】
それら2個の発振回路100,102は2個のレゾルバ34,36にぞれぞれ、励磁コイル46において電気的に接続されている。それら2個の発振回路100,102は、それら2個のレゾルバ34,36の励磁コイル46に、互いに異なる周波数で励磁信号をそれぞれ供給する。
【0039】
これに対し、2個のセンサ110,112は2個のレゾルバ34,36にそれぞれ、2個の検知コイル48,50において電気的に接続されている。それら2個のセンサ110,112は、各レゾルバ34,36ごとに、各検知コイル48,50に起電された電圧Vsin,Vcosを検出する。各センサ110,112は、例えば、各検知コイル48,50に流れる電流の値を電圧の値に変換する形式を採用することが可能である。
【0040】
本実施形態においては、ECU120が、2個のセンサ110,112の出力信号に基づいて回転角θを演算する機能を有している。この機能を果たすべく、ECU120は、図6にフローチャートで概念的に表されている回転角演算プログラムをコンピュータに実行させる。
【0041】
この回転角演算プログラムが実行されると、まず、ステップS1(以下、単に「S1」で表す。他のステップについても同じとする)において、2個のレゾルバ34,36のうち、作動が正常であるとして選択されたレゾルバの番号が1であるか否かが判定される。レゾルバ番号は、例えば、一方のレゾルバ34には「1」、他方のレゾルバ36には「2」が予め割り当てられている。
【0042】
今回は、選択レゾルバの番号が1であると仮定すると、S1の判定がYESとなり、S2およびS3においてそれぞれ、2個のセンサ110,112のうち今回のレゾルバ34に対応するものの出力信号に基づき、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosが測定される。その後、S4において、それら測定された電圧Vsin,Vcosを、予め定義された式に代入するなどすることにより、回転角θが演算される。以上で、この回転角演算プログラムの一回の実行が終了する。
【0043】
これに対し、今回は、選択レゾルバの番号が2であると仮定すると、S1の判定がNOとなり、その後、S5およびS6においてそれぞれ、2個のセンサ110,112のうち今回のレゾルバ36に対応するものの出力信号に基づき、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosが測定される。その後、S4において、それら測定された電圧Vsin,Vcosを、予め定義された式に代入するなどすることにより、回転角θが演算される。以上で、この回転角演算プログラムの一回の実行が終了する。
【0044】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、第1実施形態における2個のR/Dコンバータ60,62が2個の発振回路100,102と2個のセンサ110,112とECU120の回転角演算プログラムとの組合せによって置換されているのである。
【0045】
以上、本発明の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[課題を解決するための手段および発明の効果]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に従う磁気的位置検出装置10を概念的に表す系統図である。
【図2】図1におけるレゾルバ34,36の要部を示す横断面図である。
【図3】図1におけるレゾルバ34,36の要部を平面的に展開して示す横断面図である。
【図4】図1におけるレゾルバ34,36とR/Dコンバータ60,62との関係を説明するための回路図である。
【図5】本発明の第2実施形態に従う磁気的位置検出装置を概念的に表す系統図である。
【図6】図5におけるECU120のコンピュータによって実行される回転角演算プログラムの内容を概念的に表すフローチャートである。
【符号の説明】
10 磁気的位置検出装置
30 レゾルバ装置
32,98 信号処理装置
40 ステータ
42 ロータ
46 励磁コイル
48 第1の検知コイル
50 第2の検知コイル
60,62 R/Dコンバータ
100,102 発振回路
110,112 センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、励磁コイルと検知コイルとを有する検出部によって対象物の位置を磁気的に検出する技術に関するものであり、特に、その検出部を複数用いる場合にそれら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
対象物の位置を検出する技術として、設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイルを励磁する一方、その励磁コイルの磁気力によって検知コイルに起電される起電信号であってステータと可動子との相対位置に応じて変化するものに基づいて可動子の位置を検出する技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。位置を検出すべき対象物がその可動子に関連付けられ、それにより、その対象物の位置が上記技術を用いて検出されることとなる。
【0003】
この特許文献1には、それら励磁コイルと検知コイルとを備えた検出部を複数用いる場合に、それら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制する技術が提案されている。具体的には、各検出部の検出信号に磁気的な干渉によって発生する誤差を予測し、その予測された誤差が除去されるように検出信号を補正する技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−257410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本発明者らは、検出信号を補正しなくても、磁気的な干渉の影響が検出信号に現れずに済む技術を研究し、その結果、複数の検出部間において励磁コイルの設定周波数を互いに異ならせれば、磁気的な干渉がそもそも発生せずに済むという知見を得た。
【0006】
この知見に基づき、本発明は、励磁コイルと検知コイルとを有して対象物の位置を磁気的に検出する検出部を複数用いる場合にそれら複数の検出部間における磁気的な干渉を抑制することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技術的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。
(1) 設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイルを励磁する一方、その励磁コイルの磁気力によって検知コイルに起電される起電信号であってステータと可動子との相対位置に応じて変化するものに基づいて前記可動子の位置を検出する検出部を複数備えた磁気的位置検出装置であって、
前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに異なる磁気的位置検出装置。
【0008】
この装置によれば、励磁コイルに供給される励磁信号の周波数が、複数の検出部間において互いに異ならせられる。したがって、この装置によれば、各検出部は、他の検出部の励磁信号の影響(例えば、共振)を受けずに済み、他の検出部と共に使用されるにもかかわらず、検出精度を確保することが容易となる。
【0009】
よって、この装置によれば、各検出部の検出信号に他の検出部との間における磁気的な干渉の影響が現れることを抑制するために、その検出信号を処理することが不可欠ではなくなる。
【0010】
本項における「各検出部」は、直線方向に移動する可動子であるスライダの直線方向位置を検出する形式としたり、自転する可動子であるロータの回転位置(または回転角度)を検出する形式とすることが可能である。
【0011】
さらに、本項における「複数の検出部」は、それらに共通の対象物の位置を検出するものとしたり、互いに異なる対象物の位置を検出するものとすることが可能である。
【0012】
さらに、本項における「励磁コイルおよび検知コイル」は、例えば、共にステータに配置したり、共に可動子に配置することが可能である。
(2) 前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに整数倍となる関係にはない(1)項に記載の磁気的位置検出装置。
【0013】
この装置によれば、各検出部内の信号が、他の検出部の励磁信号によって部分的にであれ、共鳴させられずに済み、その結果、他の検出部との共存にもかかわらず、各検出部の検出精度を確保することが容易となる。
(3) 前記複数の検出部についての複数の設定周波数のうちの任意の2つの設定周波数の差が、それら2つの設定周波数のうち低いものより小さい(1)または(2)項に記載の磁気的位置検出装置。
(4) 前記検出部が、前記ステータと、前記可動子としてのロータとが互いに同軸にかつ相対回転可能に配置されて構成されたレゾルバである(1)ないし(3)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
(5) 前記励磁コイルと前記検知コイルとが共に、前記ステータに配置されている(4)項に記載の磁気的位置検出装置。
(6) 前記複数の検出部が、それらの前記励磁コイルと検知コイルとステータと可動子とを一緒に収容するハウジングをそれら複数の検出部に共通に備えている(1)ないし(5)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
【0014】
複数の検出部が、それらの励磁コイルと検知コイルとステータと可動子とを一緒に収容するハウジングを共有する場合には、それら複数の検出部の複数の励磁コイルおよび検知コイルが互いに接近する傾向がある。この傾向は、それら検出部が相互に磁気的に干渉する傾向を生じさせる。
【0015】
これに対し、本項に係る装置によれば、それら複数の検出部が、励磁コイルの周波数に関して互いに異ならせられているため、それら複数の検出部間における磁気的な干渉を配慮することなく、それら複数の検出部のレイアウトを決定することが可能となる。
【0016】
したがって、この装置によれば、それの設計の自由度および複数の検出部を配置する自由度が向上するとともに、当該装置のコンパクト化が容易となる。
(7) 前記複数の検出部が、それらに共通の対象物の位置を検出する(1)ないし(6)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
(8) 前記複数の検出部が、それらに共通の対象物の位置を互いに冗長的に検出するものである(1)ないし(7)項のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
【0017】
この装置によれば、対象物の位置を検出する信頼性を向上させる冗長設計のために複数の検出部を用いる場合に、それら複数の検出部間における磁気的な干渉に起因した検出精度の低下を懸念せずに済む。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のさらに具体的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1には、本発明の第1実施形態に従う磁気的位置検出装置(以下、単に「検出装置」という)10が概略的に表されている。この検出装置10は、車両において車輪を転舵させるステアリング装置12と共に用いられる。
【0020】
ステアリング装置12は、モータ14,16と、それによって回転させられる回転部材20と、その回転部材20の回転運動をそれと同軸の直線運動部材(図示しない)の直線運動に変換する運動変換機構(図示しない)とを備えている。その運動変換機構の一例は、ボールねじ機構である。さらに、ステアリング装置12は、その直線運動部材の直線運動を車輪(図示しない)に、それを操舵軸まわりに転舵させる向きに伝達するロッド等、伝達系を備えている。
【0021】
このステアリング装置12は、同じ回転部材20を回転させるために2個のモータ14,16を同軸に備えている。これは、回転部材20の駆動系について冗長設計を行うことにより、その駆動系のフォールトトレランスを向上させるためである。
【0022】
本実施形態においては、検出装置10が、レゾルバ装置30と、信号処理装置32とを含むように構成されている。
【0023】
レゾルバ装置30は、2個のレゾルバ34,36を同軸に備えている。それらレゾルバ34,36は、それらに共通のハウジング38内に、互いに可及的に近接する状態で収容されている。その結果、レゾルバ装置30が十分にコンパクト化されている。
【0024】
各レゾルバ34,36は、よく知られているように、ステータ40と、可動子としてのロータ42とを備え、かつ、ロータ42がステータ40と同軸に、かつ、回転可能に設計されている。
【0025】
図2には、各レゾルバ34,36の一部が横断面図で示されている。ロータ42は回転部材20と同軸にかつ一体的に回転可能となっている。このロータ42を外周側から覆うようにステータ40が配置されている。ステータ40には、複数の歯44がそれと同軸な一円周に沿って並んで配置されている。各歯44には、コイル46,48,50が巻き付けられている。
【0026】
図3には、ステータ40とロータ42とが平面的に展開されて部分的に示されている。各歯44には、励磁コイル46と、第1の検知コイル48と、第2の検知コイル50とが巻き付けられている。励磁コイル46によって励磁相、第1の検知コイル48によってsin相、第2の検知コイル50によってcos相がそれぞれ形成されている。
【0027】
図3には、ステータ40およびロータ42が回転角が90度である範囲内について示されている。図2に示すように、その角度範囲についてはステータ40の歯44の数が4個であり、図3には、それら4個の歯44に関連付ける番号が1から4まで付されている。
【0028】
図1および図4に示すように、信号処理装置32は、2個のR/Dコンバータ60,62を備えており、各R/Dコンバータ60,62が各レゾルバ34,36に電気的に接続されている。各R/Dコンバータ60,62は、電源70からの電気エネルギーを利用することにより、対応するレゾルバ34,36の励磁コイル46に励磁信号を設定周波数で供給する。励磁コイル46が励磁されてそれに磁気力が発生すると、それに伴い、第1および第2の検知コイル48,50が起電する。
【0029】
一方、図2および図3に示すように、ロータ42のうち、それがステータ40の内周面に対面する外周面に凹凸が交互に形成されており、その結果、ステータ40の各歯44は、ロータ42が一方向に回転するにつれて、ロータ42との距離が周期的に変化する。各歯44とロータ42との距離が短いほど、各歯44においては、励磁コイル46の磁気力によって各検知コイル48,50に高い電圧が発生する。
【0030】
このような現象に着目することにより、レゾルバ34,36は、ロータ42の回転角すなわち回転部材20の回転角を磁気的に検出する。図4に示すように、R/Dコンバータ60,62は、第1および第2の検知コイル48,50にも電気的に接続されており、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosを検出してそれら2個の検出値を用いることによって回転角θを演算し、それを表すデジタル信号を出力する。
【0031】
本実施形態においては、一方のR/Dコンバータ60は、それに対応するレゾルバ34の励磁コイル46に5kHzの励磁信号を供給し、これに対し、他方のR/Dコンバータ62は、それに対応するレゾルバ36の励磁コイル46に7kHzの励磁信号を供給する。その結果、それら2個のレゾルバ34,36間において励磁信号の周波数が互いに異なっている。
【0032】
しかも、それら2個の周波数は互いに整数倍であるという関係にはないし、さらに、それら周波数の差は、いずれの周波数よりも小さいものに設定されている。
【0033】
したがって、本実施形態によれば、2個のレゾルバ34,36がそれらに共通のハウジング38内において互いに近接して配置されるにもかかわらず、それらレゾルバ34,36間において磁気的な干渉が発生せずに済む。
【0034】
図1に示すように、前記ステアリング装置12は、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)80を備えている。このECU80は、コンピュータを主体として構成されている。このECU80は、2個のR/Dコンバータ60,62のうち異常ではないものから供給されたデジタル信号により表される回転角θに基づき、2個のモータ14,16のうち異常ではないものを制御する。
【0035】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、2個のレゾルバ34,36が前記(1)項における「複数の検出部」の一例を構成し、回転部材20が前記(7)または(8)項における「共通の対象物」の一例を構成しているのである。
【0036】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。ただし、本実施形態は、第1実施形態とレゾルバ装置30は共通し、信号処理装置およびECUは異なるため、それら信号処理装置およびECUを詳細に説明し、レゾルバ装置30については同一の符号または名称を使用して引用することによって詳細な説明を省略する。
【0037】
図5に示すように、本実施形態においては、信号処理装置98が、共に電源70に電気的に接続された2個の発振回路100,102と、2個のセンサ110,112とを含むように構成されている。
【0038】
それら2個の発振回路100,102は2個のレゾルバ34,36にぞれぞれ、励磁コイル46において電気的に接続されている。それら2個の発振回路100,102は、それら2個のレゾルバ34,36の励磁コイル46に、互いに異なる周波数で励磁信号をそれぞれ供給する。
【0039】
これに対し、2個のセンサ110,112は2個のレゾルバ34,36にそれぞれ、2個の検知コイル48,50において電気的に接続されている。それら2個のセンサ110,112は、各レゾルバ34,36ごとに、各検知コイル48,50に起電された電圧Vsin,Vcosを検出する。各センサ110,112は、例えば、各検知コイル48,50に流れる電流の値を電圧の値に変換する形式を採用することが可能である。
【0040】
本実施形態においては、ECU120が、2個のセンサ110,112の出力信号に基づいて回転角θを演算する機能を有している。この機能を果たすべく、ECU120は、図6にフローチャートで概念的に表されている回転角演算プログラムをコンピュータに実行させる。
【0041】
この回転角演算プログラムが実行されると、まず、ステップS1(以下、単に「S1」で表す。他のステップについても同じとする)において、2個のレゾルバ34,36のうち、作動が正常であるとして選択されたレゾルバの番号が1であるか否かが判定される。レゾルバ番号は、例えば、一方のレゾルバ34には「1」、他方のレゾルバ36には「2」が予め割り当てられている。
【0042】
今回は、選択レゾルバの番号が1であると仮定すると、S1の判定がYESとなり、S2およびS3においてそれぞれ、2個のセンサ110,112のうち今回のレゾルバ34に対応するものの出力信号に基づき、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosが測定される。その後、S4において、それら測定された電圧Vsin,Vcosを、予め定義された式に代入するなどすることにより、回転角θが演算される。以上で、この回転角演算プログラムの一回の実行が終了する。
【0043】
これに対し、今回は、選択レゾルバの番号が2であると仮定すると、S1の判定がNOとなり、その後、S5およびS6においてそれぞれ、2個のセンサ110,112のうち今回のレゾルバ36に対応するものの出力信号に基づき、各検知コイル48,50に起電した電圧Vsin,Vcosが測定される。その後、S4において、それら測定された電圧Vsin,Vcosを、予め定義された式に代入するなどすることにより、回転角θが演算される。以上で、この回転角演算プログラムの一回の実行が終了する。
【0044】
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、第1実施形態における2個のR/Dコンバータ60,62が2個の発振回路100,102と2個のセンサ110,112とECU120の回転角演算プログラムとの組合せによって置換されているのである。
【0045】
以上、本発明の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[課題を解決するための手段および発明の効果]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に従う磁気的位置検出装置10を概念的に表す系統図である。
【図2】図1におけるレゾルバ34,36の要部を示す横断面図である。
【図3】図1におけるレゾルバ34,36の要部を平面的に展開して示す横断面図である。
【図4】図1におけるレゾルバ34,36とR/Dコンバータ60,62との関係を説明するための回路図である。
【図5】本発明の第2実施形態に従う磁気的位置検出装置を概念的に表す系統図である。
【図6】図5におけるECU120のコンピュータによって実行される回転角演算プログラムの内容を概念的に表すフローチャートである。
【符号の説明】
10 磁気的位置検出装置
30 レゾルバ装置
32,98 信号処理装置
40 ステータ
42 ロータ
46 励磁コイル
48 第1の検知コイル
50 第2の検知コイル
60,62 R/Dコンバータ
100,102 発振回路
110,112 センサ
Claims (5)
- 設定周波数を有する励磁信号によって励磁コイルを励磁する一方、その励磁コイルの磁気力によって検知コイルに起電される起電信号であってステータと可動子との相対位置に応じて変化するものに基づいて前記可動子の位置を検出する検出部を複数備えた磁気的位置検出装置であって、
前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに異なる磁気的位置検出装置。 - 前記設定周波数の高さが前記複数の検出部間において互いに整数倍となる関係にはない請求項1に記載の磁気的位置検出装置。
- 前記検出部が、前記ステータと、前記可動子としてのロータとが互いに同軸にかつ相対回転可能に配置されて構成されたレゾルバである請求項1または2に記載の磁気的位置検出装置。
- 前記複数の検出部が、それらの前記励磁コイルと検知コイルとステータと可動子とを一緒に収容するハウジングをそれら複数の検出部に共通に備えている請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
- 前記複数の検出部が、それらに共通の対象物の位置を互いに冗長的に検出するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の磁気的位置検出装置。
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JP2003170010A JP2005003620A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 磁気的位置検出装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009014367A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 回転角度検出装置及びこれを用いた電動機駆動装置 |
JP2009133647A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冗長型角度検出構造 |
US9678097B2 (en) | 2013-09-12 | 2017-06-13 | Socionext Inc. | Angle detection device and angle detection method |
JP2018080937A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 多摩川精機株式会社 | 検出器 |
-
2003
- 2003-06-13 JP JP2003170010A patent/JP2005003620A/ja active Pending
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