JP2018079890A - 車両制御装置 - Google Patents

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悠 宮原
聡弘 塚野
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聡弘 塚野
由一 原
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由一 原
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秀幹 中園
悠太 塚田
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Abstract

【課題】車両において発生する振動や異音を好適に抑制する。
【解決手段】車両制御装置は、動力源としての内燃機関と、内燃機関にトーショナルダンパを介して接続されたインプットシャフト及び電動機とを備える車両を制御する。車両制御装置は、インプットシャフト又は電動機の回転数を検出する検出手段と、検出された回転数と、所定の目標回転数との差分を打ち消す制振トルクを算出する算出手段と、内燃機関による触媒暖機中は、内燃機関の動作点を変更することなく、電動機から制振トルクを出力させる共振回避制御を実行し、触媒暖気中でない場合には、共振回避制御を実行しない制御手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば内燃機関及び電動機を動力要素として備える車両を制御する車両制御装置の技術分野に関する。
この種の装置として、車両における振動や異音の発生を抑制しようとするものが知られている。例えば特許文献1では、内燃機関の初爆から回転数が安定するまでの期間おいて、インプットシャフトの回転変動が負の値であり、且つインプットシャフトの回転数がエンジン回転数未満である場合に、モータから制振トルクを出力して、振動や異音の発生を抑制するという技術が提案されている。また特許文献2では、タッピングノイズが検出された場合や、触媒暖機制御が行われている場合に、内燃機関の出力低下、共振帯回避制御、点火遅角制御を実施することで、T/A(トランスアクスル)内で発生する異音を抑制するという技術が提案されている。
特開2013−071674号公報 特開2015−083409号公報
車両における振動や異音は、内燃機関が運転開始直後でない場合(例えば、アイドル運転時)にも発生し得る。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、内燃機関の初爆から回転数が安定するまでの期間における制振トルクの設定方法しか示されておらず、それ以外の条件で適切な制振トルクを設定することができない。
また、特許文献2では、内燃機関の動作点を変化させることで異音を抑制することが記載されているが、触媒暖気中の内燃機関の動作点については、最低回転数や暖機性能、振動抑制等の条件を考慮して決定されているため、安易に動作点を変更することはできない。よって、特許文献2に記載されている技術では、異音の発生を抑制できたとしても、その他の要求条件が満たされず、新たな不都合が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、車両において発生する振動や異音を好適に抑制することが可能な車両制御装置を提供することを課題とする。
本発明の車両制御装置は上記課題を解決するために、動力源としての内燃機関と、前記内燃機関にトーショナルダンパを介して接続されたインプットシャフト及び電動機とを備える車両を制御する車両制御装置であって、前記インプットシャフト又は前記電動機の回転数を検出する検出手段と、前記検出された回転数と、所定の目標回転数との差分を打ち消す制振トルクを算出する算出手段と、(i)前記内燃機関による触媒暖機中は、前記内燃機関の動作点を変更することなく、前記電動機から前記制振トルクを出力させる共振回避制御を実行し、(ii)前記触媒暖気中でない場合には、前記共振回避制御を実行しない制御手段とを備える。
本発明に係る車両制御装置によれば、共振回避制御によって、インプットシャフト又は電動機の実回転数と目標回転数との差分を打ち消す制振トルクが電動機から出力されるため、内燃機関の動作点を変更することなく、共振に由来する振動や歯打ち音の発生を抑制できる。共振回避制御は、触媒暖気中にのみ実行されるため、内燃機関の緩慢燃焼時における共振帯を回避できることに加え、触媒暖気中以外(例えば、アイドリング時)に共振回避制御が実行されてしまうことで、通常では回避する必要のない他の共振帯での共振が発生してしまうことを抑制できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係るハイブリッド車両の全体構成を示す概略図である。 実施形態に係るハイブリッド駆動装置の構成を概念的に表してなる概略構成図である。 実施形態に係るECUの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る車両制御装置による共振回避制御の判定動作の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る車両制御装置による共振回避制御の流れを示すフローチャートである。 インプットシャフト又はモータジェネレータMG1の実回転数及び目標回転数を用いた制振トルクの算出方法を示す概念図である。 共振ピークの低周波数化及び新たに生ずる問題点を示すグラフである。 共振回避制御を実行する場合の共振ピークの変化を示すグラフである。 共振回避制御を実行しない場合の共振ピークの変化を示すグラフである。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<ハイブリッド車両の構成>
まず、本実施形態に係る車両制御装置が搭載されるハイブリッド車両の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係るハイブリッド車両1は、ハイブリッド駆動装置10、PCU(Power Control Unit)11、バッテリ12、回転数センサ13及びECU(Electronic Control Unit)100を備えて構成されている。
ECU100は、「車両制御装置」の一具体例であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ハイブリッド車両1の各部の動作を制御可能に構成された電子制御ユニットである。ECU100は、例えばROM等に格納された制御プログラムに従って、ハイブリッド車両1における各種制御を実行可能に構成されている。
PCU11は、バッテリ12から取り出した直流電力を交流電力に変換して後述するモータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2に供給する。また、モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ12に供給することが可能な不図示のインバータを含んでいる。即ち、PCU11は、バッテリ12と各モータジェネレータとの間の電力の入出力、或いは各モータジェネレータ相互間の電力の入出力(即ち、この場合、バッテリ12を介さずに各モータジェネレータ相互間で電力の授受が行われる)を制御可能に構成された電力制御ユニットである。PCU11は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100によってその動作が制御される構成となっている。
バッテリ12は、モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2を力行するための電力に係る電力供給源として機能する。バッテリ12は充電可能な二次電池であり、モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2の回生等によって発生した電力を充電することができる。バッテリ12の蓄電量は、ECU100等において検出可能とされている。
回転数センサ13は、ハイブリッド車両1のインプットシャフト又はモータジェネレータMG1の回転数を検出可能に構成されたセンサである。回転数センサ13は、ECU100と電気的に接続されており、検出されたインプットシャフト又はモータジェネレータMG1の回転数は、ECU100によって一定又は不定の周期で参照される構成となっている。
ハイブリッド駆動装置10は、ハイブリッド車両1のパワートレインとして機能する動力ユニットである。ここで、図2を参照し、ハイブリッド駆動装置10の詳細な構成について説明する。図2は、本実施形態に係るハイブリッド駆動装置の構成を概念的に表してなる概略構成図である。
図2に示すように、ハイブリッド駆動装置10は、主にエンジン200、MG1側動力伝達機構310、MG2側動力伝達機構320、トーショナルダンパ410、モータジェネレータMG1(以下、適宜「MG1」と略称する)、モータジェネレータMG2(以下、適宜「MG2」と略称する)、インプットシャフト420及びドライブシャフト500を備えて構成されている。
エンジン200は、「内燃機関」の一具体例であり、ハイブリッド車両1の主たる動力源として機能するガソリンエンジンである。エンジン200は、気筒内において燃焼室に点火プラグの一部が露出してなる点火装置による点火動作を介して混合気を燃焼せしめると共に、係る燃焼による爆発力に応じて生じるピストンの往復運動を、コネクティングロッドを介して、クランクシャフトの回転運動に変換することが可能に構成されている。
エンジン200は、トーショナルダンパ410及びインプットシャフト420を介して、MG1側動力伝達機構310に動力を出力可能に構成されている。インプットシャフト420の回転数は、上述した回転数センサ13において検出される構成となっている。
MG1側動力伝達機構310は、中心部に設けられたサンギヤS1と、サンギヤS1の外周に同心円状に設けられた、リングギヤR1と、サンギヤS1とリングギヤR1との間に配置されてサンギヤS1の外周を自転しつつ公転する複数のピニオンギヤP1と、これら各ピニオンギヤの回転軸を軸支するキャリアC1とを備えている。サンギヤS1は、サンギヤ軸を介してMG1のロータに連結されている。また、リングギヤR1は、ドライブシャフト500に連結されている。更に、キャリアC1は、エンジン200のインプットシャフト420と連結されている。
MG2側動力伝達機構320は、中心部に設けられたサンギヤS2と、サンギヤS2の外周に同心円状に設けられた、リングギヤR2と、サンギヤS2とリングギヤR2との間に配置されてサンギヤS2の外周を自転しつつ公転する複数のピニオンギヤP2とを備えている。サンギヤS2は、サンギヤ軸を介してMG2のロータに連結されている。また、リングギヤR2は、ドライブシャフト500に連結されている。
モータジェネレータMG1は、「電動機」の一具体例であり、電気エネルギを運動エネルギに変換する力行機能と、運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを備えた電動発電機である。本実施形態に係るモータジェネレータMG1は特に、後述する制振トルクを出力することが可能に構成されている。
モータジェネレータMG2は、モータジェネレータMG1と同様に、電気エネルギを運動エネルギに変換する力行機能と、運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを備えた電動発電機である。
尚、モータジェネレータMG1及びMG2は、例えば同期電動発電機として構成され、例えば外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える構成を有するが、他の構成を有していてもよい。
ドライブシャフト500は、ハイブリッド車両1の駆動輪たる右前輪FR及び左前輪FLを夫々駆動するドライブシャフトSFR及びSFL(図1参照)と連結されている。
<車両制御装置の構成>
次に、本実施形態に係る車両制御装置の一具体例であるECU100の具体的な構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るECUの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係るECU100は、回転数取得部110と、制振トルク算出部120と、出力制御部130とを備えて構成されている。
回転数取得部110は、「検出手段」の一具体例であり、回転数センサ13の出力信号からインプットシャフト420又はMG1の回転数を取得可能に構成されている。回転数取得部110で取得されたインプットシャフト420又はMG1の回転数に関する情報は、制振トルク算出部120に出力される構成となっている。
制振トルク算出部120は、「算出手段」の一具体例であり、回転数取得部110で取得されたインプットシャフト420又はMG1の回転数(以下、適宜「実回転数」と称する)と、予め設定された目標回転数との差分に応じて制振トルクを算出する。制振トルクの具体的な算出方法については後述する。制振トルク算出部120で算出された制振トルクに関する情報は、出力制御部130に出力される構成となっている。
出力制御部130は、「制御手段」の一具体例であり、制振トルク算出部120で算出された制振トルクを出力するようにMG1を制御することが可能に構成されている。出力制御部130は、常に制振トルクを出力するようにMG1を制御するのではなく、後述する条件を満たした場合にのみ、制振トルクを出力するようにMG1を制御する。
上述した各部位を含んで構成されたECU100は、一体的に構成された電子制御ユニットであり、上記各部位に係る動作は、全てECU100によって実行されるように構成されている。但し、本発明に係る上記部位の物理的、機械的及び電気的な構成はこれに限定されるものではなく、例えばこれら各部位は、複数のECU、各種処理ユニット、各種コントローラ或いはマイコン装置等各種コンピュータシステム等として構成されていてもよい。
<車両制御装置の動作>
次に、本実施形態に係る車両制御装置の動作について説明する。
まずは、制振トルクを出力する制御である共振回避制御を実行するか否かを判定するための動作(以下、適宜「判定動作」と称する)について、図4を参照して説明する。図4は、実施形態に係る車両制御装置による共振回避制御の判定動作の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態に係る車両制御装置による判定動作時には、まず触媒暖機中であるかが判定される(ステップS101)。尚、触媒暖気中とは、排気経路に設置された触媒(図示せず)を暖機するための制御が実行されている状態を意味している。触媒暖機については既存の技術であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
触媒暖機中であると判定されると(ステップS101:YES)、共振回避制御ON(即ち、共振回避制御が実行される状態)となる(ステップS102)。一方で、触媒暖機中でないと判定されると(ステップS101:YES)、すでに共振回避制御ONとなっているか否かが判定される(ステップS103)。触媒暖機中でないにもかかわらず、共振回避制御ONとなっている場合には(ステップS103:YES)、共振回避制御OFF(即ち、共振回避制御が実行されない状態)に変更される(ステップS104)。一方で、共振回避制御ONとなっていない場合(即ち、共振回避制御OFFとなっている場合)には(ステップS103:NO)、特に処理は実行されず、そのまま共振回避制御OFFが維持される。
以上のような判定動作により、本実施形態に係る共振回避制御は、触媒暖機中にのみ実行されることになる。尚、判定動作は、一連の処理が終了してから所定期間経過後に再び最初から開始されることにより、定期的に繰り返し実行されるものである。
次に、車両制御装置が実行する共振回避制御について、図5を参照して詳細に説明する。図5は、実施形態に係る車両制御装置による共振回避制御の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、上述した判定動作(図4参照)によって共振回避制御ONとなっている場合には、回転数取得部110によって、インプットシャフト420又はMG1の実回転数が取得される(ステップS201)。
その後、制振トルク算出部120によって、制振トルクが算出される(ステップS202)。以下では、ここで、制振トルクの算出方法について、図6を参照して具体的に説明する。図6は、インプットシャフト又はMG1の実回転数及び目標回転数を用いた制振トルクの算出方法を示す概念図である。
図6に示すように、インプットシャフト420又はMG1の実回転数は、ハイブリッド車両1に要求されている駆動力に応じたDC成分(即ち、一定な成分)に加えて、エンジン200の燃焼状態に起因する変動分であるAC成分(即ち、上下する成分)を含んでいる。
一方で、インプットシャフト420又はMG1の目標回転数は、DC成分のみを含む(即ち、AC成分を含まない)値である。目標回転数は、実回転数のDC成分に相当する値として設定されている。このため、インプットシャフト420又はMG1の実回転数と目標回転数との差分を算出すると、AC成分のみが残る。即ち、本来は不要であるエンジン200の燃焼状態に起因する変動分だけが抽出される。
制振トルクは、このようにして算出されたAC成分を打ち消すトルク(例えば、逆位相のトルク)として算出される。
図5に戻り、制振トルクが算出されると、出力制御部130により制振トルクを出力するようにMG1が制御される(ステップS203)。以上で、共振回避制御の一連の処理は終了となるが、判定動作によって、共振回避制御ONとなっている間は、上述したステップS101からS103の処理は繰り返し実行される。
尚、本実施形態では、触媒暖機中であるか否かを予め判定してから、制振トルクを算出する処理を行っているが、制振トルクを算出した後に触媒暖機中であるか否かを判定して、算出した制振トルクを実際に出力するか否かを決定するようにしてもよい。
<実施形態の効果>
次に、本実施形態に係る車両制御装置の動作によって発揮される技術的効果について、図7から図9を参照して具体的に説明する。図7は、共振ピークの低周波数化及び新たに生ずる問題点を示すグラフである。図8は、共振回避制御を実行する場合の共振ピークの変化を示すグラフである。図9は、共振回避制御を実行しない場合の共振ピークの変化を示すグラフである。
図7に示すように、上述した共振回避制御を実行すると、エンジン200の動作点を変更することなく、共振ピークの低周波数化を実現することができる。具体的には、振動の伝達感度が最大となる周波数を低く変更することができる。これにより、図中のシーンAに対応するエンジン200のトルク変動周波数(例えば、回転0.5次周波数)と共振ピークとが互いに重なってしまうことで、ハイブリッド車両1に振動が発生したり、トランスアクスル内で異音(例えば、タッピングノイズ)が発生したりすることを抑制できる。
尚、エンジン200の動作点を一時的に変更することでも共振ピークを避けることが可能であるが、触媒暖機中は、最低回転数や暖機性能、振動抑制等を考慮してエンジン200の動作点が決定されているため、たとえ一時的な変更であっても、予期せぬ不具合を発生させてしまうおそれがある。これに対し、本実施形態の共振回避制御は、エンジン200の動作点の変更を伴わないため、上述した不具合の発生を防止しつつ、振動や異音の発生を抑制できる。
また、共振ピークの低周波数化については、例えばMG1の回転変動を固定する制御(所謂、スカイフック制御)や、トーショナルダンパ410の低剛性化等、ハードウェアの構成を変更することでも実現できる。
しかしながら、ハードウェアの構成を変化させてしまうと、低周波数化した共振ピークは元に戻すことができない。すると、図7を見ても分かるように、例えばシーンAでの回転0.5次周波数との重なりを回避できたとしても、シーンBでの回転0.5次周波数との重なりを回避できなくなってしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態の共振回避制御は、触媒暖機中(例えば、シーンAに相当)にのみ実行されるため、これら複数の状況において、好適に振動や異音の発生を抑制することができる。
具体的には、図8に示すような触媒暖機中(シーンAの場合)には、共振回避制御が実行され、共振ピークが低周波数化される。このため、シーンAでの回転0.5次周波数と共振ピークとが重なってしまうことを回避でき、結果として振動や異音の発生が抑制される。
一方、図9に示すような触媒暖機中以外(シーンBの場合)では、共振回避制御が実行されないため、共振ピークは低周波数化されない。このため、シーンBでの回転0.5次周波数と共振ピークとが重なってしまうことを回避でき、結果として振動や異音の発生が抑制される。
以上説明したように、本実施形態に係る車両制御装置によれば、触媒暖機中である場合に共振回避制御が実行され、触媒暖機中でない場合には共振回避制御が実行されないため、いずれの状況においても好適に振動や異音の発生を抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車両制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 ハイブリッド車両
10 ハイブリッド駆動装置
11 PCU
12 バッテリ
13 回転数センサ
100 ECU
110 回転数取得部
120 制振トルク算出部
130 出力制御部
200 エンジン
310 MG1側動力伝達機構
320 MG2側動力伝達機構
410 トーショナルダンパ
420 インプットシャフト
500 ドライブシャフト
MG1,MG2 モータジェネレータ

Claims (1)

  1. 動力源としての内燃機関と、前記内燃機関にトーショナルダンパを介して接続されたインプットシャフト及び電動機とを備える車両を制御する車両制御装置であって、
    前記インプットシャフト又は前記電動機の回転数を検出する検出手段と、
    前記検出された回転数と、所定の目標回転数との差分を打ち消す制振トルクを算出する算出手段と、
    (i)前記内燃機関による触媒暖機中は、前記内燃機関の動作点を変更することなく、前記電動機から前記制振トルクを出力させる共振回避制御を実行し、(ii)前記触媒暖気中でない場合には、前記共振回避制御を実行しない制御手段と
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
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