JP2018077957A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子台に対する結線作業の作業性の低下を抑えつつ端子台への異物の付着を抑制することが可能な照明器具を提供する。【解決手段】電源ユニット3は、回路ブロック32と電気的に接続されてケース30の第1外表面(第1の側板301の外表面)に取り付けられる端子台(第1端子台33又は第1端子台33と第2端子台34)と、端子台を覆うカバー31とを有している。カバー31は、端子台を覆う閉位置と、端子台を露出させる開位置との間で回転可能にケース30に取り付けられている。さらに、カバー31は、少なくとも閉位置において、器具本体4から離れる向きにスライド可能にケース30に取り付けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、照明器具に関し、より詳細には、電源ユニットを器具本体に搭載した照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の照明器具を例示する。特許文献1記載の照明器具(以下、従来例と呼ぶ。)は、体育館やホールなどの天井の高い建物に設置され、照明空間を上方から照明する、いわゆる高天井用の照明器具である。
前記従来例は、4つの光源ユニットと、4つの光源ユニットを保持する保持部材と、4つの光源ユニットに給電する電源ユニットと、保持部材を回転可能に支持するアームとを備えている。
電源ユニットは、電力変換回路と、電力変換回路を収納する箱形のケースと、外部の電源線が電気的に接続される端子台とを有している。端子台は、ケースの側壁の外表面に配置されている。つまり、端子台は、ケースの外に露出している。
特開2016−100318号公報
ところで、上記従来例は、端子台をケースの外に露出させているため、端子台に塵埃などの異物が付着し易い。しかしながら、端子台がケース内に収納されると、端子台と電源線との結線作業の作業性を低下させてしまう。
本発明の目的は、端子台に対する結線作業の作業性の低下を抑えつつ端子台への異物の付着を抑制することが可能な照明器具を提供することである。
本発明の一態様に係る照明器具は、光源ユニットと、前記光源ユニットを点灯させる電源ユニットと、前記光源ユニット及び前記電源ユニットを保持する器具本体とを備えている。前記電源ユニットは、外部から供給される電力を前記光源ユニットに必要とされる電力に変換する電力変換回路と、箱形に形成されて前記電力変換回路を内部に収納するケースとを有している。さらに、前記電源ユニットは、前記電力変換回路と電気的に接続されて前記ケースの第1外表面に取り付けられる端子台と、端子台を覆うカバーとを有している。前記カバーは、前記ケースに設けられた前記端子台を覆う閉位置と、前記端子台を露出させる開位置との間で回転可能に前記ケースに取り付けられている。さらに、前記カバーは、少なくとも前記閉位置において、前記器具本体から離れる向きにスライド可能に前記ケースに取り付けられている。
本発明は、端子台に対する結線作業の作業性の低下を抑えつつ端子台への異物の付着を抑制することが可能な照明器具を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具を上方から見た斜視図である。 図2は、同上の照明器具を下方から見た斜視図である。 図3は、同上の照明器具の断面図である。 図4は、同上の照明器具における電源ユニットの分解斜視図である。 図5は、同上の照明器具における電源ユニットのカバーを開いた状態の斜視図である。 図6は、同上の照明器具の側面図である。 図7は、同上の照明器具のカバーが上にスライドした状態の側面図である。 図8は、同上の照明器具のカバーが開位置に回転した状態の側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明器具1は、従来例と同様に体育館やホールなどの天井の高い建物に設置される高天井用の照明器具である。照明器具1は、図1〜図3に示すように、光源ユニット2と、光源ユニット2を点灯させる電源ユニット3と、光源ユニット2及び電源ユニット3を保持する器具本体4とを備えている。ただし、以下の説明においては、図1において照明器具1の上下、左右、前後の各方向を規定する。
光源ユニット2は、LEDモジュール20と、ユニットカバー21と、放熱部材22とを有している(図1及び図3参照)。LEDモジュール20は、矩形の基板200の下面に複数個のLED(Light Emitting Diode)が実装されて構成されている。これら複数個のLEDは、例えば、照明用白色LEDであることが好ましい。
放熱部材22は、ベース板220と、複数の放熱板221とで構成される。なお、ベース板220及び複数の放熱板221は、アルミ又はアミル合金の板材で形成されることが好ましい。ベース板220は矩形の板状に形成されている。ベース板220の下面に、LEDモジュール20が取り付けられている。LEDモジュール20の基板200は、複数個のLEDが実装されている実装面(下面)を下に向けてベース板220にねじ止めされている(図3参照)。複数の放熱板221は、ベース板220の上面に、前後方向及び左右方向に並べて取り付けられている。すなわち、複数個のLEDが発する熱は、ベース板220から複数の放熱板221に伝導され、複数の放熱板221から大気中に放熱される。
ユニットカバー21は、透光性を有する合成樹脂(ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂など)により、扁平な矩形の箱状に形成される。ユニットカバー21は、LEDモジュール20を覆い隠すようにベース板220の下面に取り付けられる(図3参照)。
器具本体4は、図1及び図2に示すように、取付板40と、一対の側板41と、一対の連結板42とを有している。取付板40は、亜鉛鋼板などの金属板によって矩形に形成されている。一対の側板41はそれぞれ、前後方向から見て台形状に形成されている(図1〜図3参照)。ただし、各側板41には、2つの通気孔410が設けられている。各側板41は、厚み方向に貫通する2つの通気孔410の間に、アーム支持部411が設けられている。一対の連結板42はそれぞれ、前後方向に長尺であり、前後方向から見た形状がL字形に形成されている(図3参照)。なお、一対の側板41と一対の連結板42とは、いずれも亜鉛鋼板などの金属板で形成されることが好ましい。一対の側板41は、長い方の底辺(下辺)の長手方向の両端に連結板42が1つずつ固定される。つまり、一対の側板41は、一対の連結板42により、長い方の底辺の長手方向の両端で連結されている。また、一対の側板41は、短い方の底辺(上辺)の上に取付板40が固定されている。つまり、器具本体4は、取付板40、一対の側板41並びに一対の連結板42により、下面及び左右両面が開放された四角錐台形状に形成されている。光源ユニット2は、器具本体4の内部に収納され、一対の側板41のそれぞれの下辺から突出する支持片412、並びに一対の連結板42のそれぞれの下側の片420の上に、ベース板220を載せるようにして器具本体4に支持される(図1〜図3参照)。ここで、光源ユニット2のユニットカバー21は、器具本体4の下面の開口43を通して器具本体4の下面から下向きに突出する(図2参照)。
アーム5は、亜鉛鋼板などの金属板によって、幅の細いU字形状に形成されている(図1参照)。アーム5の長手方向の両端部にそれぞれ一対のボルト挿通孔50が貫通している。上側のボルト挿通孔は円形に形成され、下側のボルト挿通孔50は円弧状の長円形に形成されている(図2参照)。アーム5は、上側のボルト挿通孔に挿通される第1ボルト51により、第1ボルト51を回転軸として、器具本体4の各側板41が有するアーム支持部411に回転可能に支持される。ただし、アーム5の回転範囲は、下側のボルト挿通孔50に挿通される第2ボルト52がボルト挿通孔50内を移動可能な範囲に限定されている。
電源ユニット3は、図3及び図4に示すように、ケース30、カバー31、回路ブロック32、第1端子台33、第2端子台34などを備えている。回路ブロック32は、外部から供給される電力(例えば、商用電源から供給される交流電力)を光源ユニット2(のLEDモジュール20)に必要とされる直流電力に変換する電力変換回路を有する。電力変換回路は、例えば、全波整流器、力率改善回路(昇圧チョッパ回路)、DC/DCコンバータ(降圧チョッパ回路)などで構成される。また、電力変換回路は、調光信号線を介して外部から伝送される調光信号に応じて、降圧チョッパ回路から出力する出力電流を増減して光源ユニット2を調光するように構成されている。
回路ブロック32は、図3に示すように、プリント配線板320の表面(下面)に、電力変換回路を構成する多数の回路部品321が実装されて構成される。また、回路ブロック32は、電力変換回路の出力端に電気的に接続されている出力ケーブルを有する。出力ケーブルは、器具本体4の取付板40を上下方向に貫通している挿通孔400(図3及び図4参照)を通してケース30の外に引き出され、光源ユニット2のLEDモジュール20と電気的に接続される。電力変換回路から出力される直流電力は、出力ケーブルを介してLEDモジュール20に供給される。なお、取付板40の挿通孔400には、出力ケーブルを保持するブッシング322が嵌め込まれている(図3参照)。
ケース30は、亜鉛鋼板などの金属板で形成されている。ケース30は、四辺形状(長方形状)の天板300と、天板300の4つの辺から下向きに突出する4つの側板とを有している。ここで、天板300の2つの短辺のうちの右側の短辺から突出する側板を第1の側板301と呼ぶ。天板300の左側の短辺から突出する側板を第2の側板302と呼ぶ。また、天板300の前側の長辺から突出する側板を第3の側板303と呼ぶ。さらに、天板300の後側の長辺から突出する側板を第4の側板304と呼ぶ。ケース30の4つの側板301〜304は、天板300の4つの辺と繋がった矩形の板材が下向きにほぼ直角に曲げ起こされることで天板300と一体に形成されている。天板300の下面に回路ブロック32が取り付けられている(図3参照)。2つの端子台(第1端子台33及び第2端子台34)は、第1の側板301に取り付けられている。第1の側板301の前後方向のほぼ中央に、2つの挿通孔305が上下方向に並べて設けられている(図4参照)。第1端子台33は、電源線用の端子台であり、第1の側板301の外表面において、挿通孔305の前方に配置されている。ただし、第1端子台33は、外部の電源線用の複数(図示例では6個)の第1差込口330を前方に向け、回路ブロック32と結線される電線用の複数(図示例では6個)の第2差込口331を後方に向けるように配置される(図3及び図4参照)。第2端子台34は、調光信号線用の端子台であり、第1の側板301の外表面において、挿通孔305の後方に配置されている。ただし、第2端子台34は、調光信号線用の複数(図示例では4個)の第1差込口340を後方に向け、回路ブロック32と結線される電線用の複数(図示例では4個)の第2差込口341を前方に向けるように配置される(図4及び図6参照)。上側の挿通孔305には、第1端子台33の第2差込口331に差し込まれる電線が挿通される。また、下側の挿通孔305には、第2端子台34の第2差込口341に差し込まれる電線が挿通される。ここで、第1の側板301の2つの端縁(前端縁及び後端縁)から、矩形板状の突片306がそれぞれ突出している。これら2つの突片306は、左向きに曲げ起こされている。つまり、2つの突片306と第1の側板301との境界部分のうち、ケース30の外側に露出する箇所が、各突片306の曲げ加工によって曲面形状に形成されている。
第2〜第4の側板302〜304のそれぞれには、多数の長孔状の通気孔307が貫通している。これらの通気孔307はそれぞれ、長手方向を上下方向に一致させ、かつ縦横に並ぶように形成されている。つまり、ケース30は、回路ブロック32から放射される熱で暖められたケース30内の空気を、第2〜第4の側板302〜304に形成された多数の通気孔307からケース30の外に排気させる。
ところで、第1の側板301の下端縁における前端に、外向き(右向き)に突出する第1固定片3010が設けられている(図4参照)。第2の側板302の下端縁における前端及び後端に、外向き(左向き)に突出する差込片3020がそれぞれ設けられている。さらに、第2の側板302の下端縁における前後方向の中央に、外向き(左向き)に突出する第2固定片3021が設けられている(図3参照)。一対の差込片3020はそれぞれ、取付板40における左側の前端寄り及び後端寄りの部分に上向きに形成されている一対のブリッジ402のうちの対応するブリッジ402の下に差し込まれる。さらに、第1固定片3010は、取付板40の右端における前寄りの位置に設けられているねじ孔403にねじ止めされる。第2固定片3021は、取付板40の一対のブリッジ402の間に設けられているねじ孔404にねじ止めされる。つまり、ケース30は、第1の側板301に設けられた第1固定片3010と、第2の側板302に設けられた一対の差込片3020及び第2固定片3021とによって取付板40に取り付けられる(図1、図3及び図4参照)。
カバー31は、亜鉛鋼板などの金属板により、複数の側壁(第1側壁310、第2側壁311、第3側壁312、第4側壁313)を有する箱形に形成されている(図4参照)。第2側壁311は、ケース30の第1の側板301とほぼ同寸法の矩形状に形成されている。第2側壁311の下辺における長手方向の中央から、矩形板状の固定部314が右向きに突出している。また、固定部314の中央に、円形のねじ挿通孔3140が貫通している。このねじ挿通孔3140には、固定ねじ36のねじ部361が上から下に向かって挿通される。そして、固定ねじ36は、固定部314の下面側において、ねじ部361にワッシャ37が嵌め合わされてねじ挿通孔3140から抜け止めされる(図5参照)。なお、固定ねじ36の頭部360は、指で摘まんで回しやすいように刻み付き(ローレット目付き)の頭部であることが好ましい。
第1側壁310は、長尺の矩形状に形成され、第2側壁311の長手方向(前後方向)に沿って第2側壁311の上辺から横向き(左向き)に突出している。第3側壁312及び第4側壁313はそれぞれ、凹部(引出部315)を有しており、厚み方向(前後方向)から見て逆L字の形状に形成されている(図4及び図6参照)。第3側壁312は、第2側壁311の短手方向(上下方向)に沿って第2側壁311の前辺から横向き(左向き)に突出している。第4側壁313は、第2側壁311の短手方向(上下方向)に沿って第2側壁311の後辺から横向き(左向き)に突出している。ここで、第3側壁312及び第4側壁313のそれぞれの上端部は、第1側壁310の左端よりも左方へ突出している。そして、第3側壁312及び第4側壁313の各上端部には、上下方向を長手方向とする長円形の長孔からなる軸孔3120、3130が貫通している(図4参照)。第3側壁312の軸孔3120に挿通された取付ねじ35が、ケース30の第3の側板303の右上隅に設けられているねじ孔にねじ込まれる。ただし、取付ねじ35の円筒部(頭部とねじ部の間でねじ山を有しない部分)の長さは、カバー31を形成する金属板の板厚よりも長い。そして、第4側壁313の軸孔3130に挿通された取付ねじ35が、ケース30の第4の側板302の右上隅に設けられているねじ孔にねじ込まれる。このとき、各取付ねじ35の頭部と、対応する側壁(第3側壁312又は第4側壁313)との間に円筒部による隙間が形成される。その結果、カバー31は、2本の取付ねじ35(の円筒部)を回転軸として回転可能にケース30に取り付けられる(図1及び図5参照)。さらに、2つの軸孔3120、3130が長円形の長孔であるので、カバー31は、2つの軸孔3120、3130の長手方向に沿ってケース30に対してスライド可能である。
上述のようにケース30に取り付けられるカバー31は、固定部314が器具本体4(の取付板40)に接触する位置(閉位置)と、第1側壁310(の左辺)がケース30の天板300に接触する位置(開位置)との間で回転可能である(図6及び図8参照)。また、カバー31は、閉位置において、取付板40に設けられている雌ねじ部401(図4参照)に固定ねじ36のねじ部361をはめ込ませることによって器具本体4にねじ止め(固定)される(図3及び図6参照)。
次に、端子台(第1端子台33及び第2端子台34)に対して外部の電線(電源線及び調光信号線)を結線する作業(結線作業)について、図6〜図8を参照して説明する。なお、照明器具1は、例えば、体育館の天井の梁などにアーム5が固定されることで体育館の天井に設置される。さらに、照明器具1は、金属製のワイヤからなる落下防止ワイヤによって天井の梁と結合されている。
まず結線作業を行う作業者は、固定ねじ36の頭部360を指で回して固定ねじ36のねじ部361を取付板40の雌ねじ部401から離脱させる。続いて、作業者は、カバー31を手で持ち、固定ねじ36のねじ部361が雌ねじ部401を抜け出すまで、軸孔3120、3130に沿ってカバー31を上に移動させる(図7参照)。そして、作業者は、カバー31を上向きに回転させて開位置に移動させる(図8参照)。なお、アーム5の回転は、アーム5の両端部におけるボルト挿通孔50の長手方向の縁に第2ボルト52が当たることにより、アーム5の中央部分が開位置のカバー31と接触しない範囲に規制されている(図8参照)。それから、作業者は、カバー31を開位置に止めた状態で第1端子台33の第1差込口330に電源線を差し込んで結線する。さらに、作業者は、第2端子台34の第1差込口340に調光信号線を差し込んで結線する。
続いて、作業者は、固定ねじ36のねじ部361が取付板40の雌ねじ部401と上下方向に重なる位置までカバー31を下向きに回転させる(図7参照)。さらに、作業者は、ねじ部361の先端が雌ねじ部401にはまる位置まで、カバー31を下向きにスライドさせる。最後に作業者は、頭部360を指で回して固定ねじ36のねじ部361を雌ねじ部401にはめ合わせてカバー31を取付板40にねじ止めする(図6参照)。以上のような手順で端子台に対する電線の結線作業が完了する。
特許文献1記載の従来例は、端子台をケースの外に露出させているため、端子台に塵埃などの異物が付着し易い構造である。一方、照明器具1は、ケース30の外に露出している端子台(第1端子台33及び第2端子台34)をカバー31で覆っている。しかも、カバー31は、端子台を覆う閉位置と端子台を露出させる開位置との間で回転可能にケース30に取り付けられている。そのため、照明器具1は、カバー31を閉位置から開位置に回転させることにより、カバー31が器具本体4から取り外される場合と比較して、端子台に対する結線作業の作業性の低下を抑えることができる。さらに、カバー31は、少なくとも閉位置において、器具本体4から離れる向き(上向き)にスライド可能にケース30に取り付けられている。そのため、照明器具1は、カバー31の第1側壁310の端部(図3における右側の端部)を、ケース30の天板300の端部(図3における左側の端部)に上から重ねることができる。そのため、照明器具1は、ケース30の天板300とカバー31の第1側壁310との間に、上下方向に開いた隙間を生じさせないので、塵埃などの異物が端子台(第1端子台33及び第2端子台34)に付着することを抑制できる。
また、カバー31を器具本体4に固定するための固定ねじ36は、カバー31の固定部314のねじ挿通孔3140に対して抜け止めされている。つまり、上述した作業者がカバー31を回転させて結線作業を行う際、固定ねじ36をカバー31から取り外す必要がないので、固定ねじ36を落下させるようなミスが生じない。
ところで、第1端子台33に結線された電源線は、カバー31の第3側壁312の引出部315からカバー31の外(前方)に引き出される。同様に、第2端子台34に結線された調光信号線は、カバー31の第4側壁313の引出部315からカバー31の外(後方)に引き出される。それぞれの引出部315は、第3側壁312及び第4側壁313に設けられた凹部で構成されている。しかも、凹部(引出部315)は、カバー31の閉位置においてケース30及び器具本体4に向けて開放されている(図1及び図6参照)。そのため、照明器具1は、カバー31を閉位置に移動させる際、端子台に結線されている電線(電源線及び調光信号線)をケース30及び器具本体4とカバー31の間に挟み込み難くすることができる。
また、第3側壁312及び第4側壁313のそれぞれの引出部315から引き出される電線は、ケース30の第1の側板301の前端縁及び後端縁に接する場合がある。ここで、金属板のエッジに電線が接するとき、金属板のエッジが電線の被覆(絶縁体)を傷付ける可能性がある。これに対して照明器具1は、第1の側板301の前端縁及び後端縁のうちで引出部315に臨む箇所(電線と接する可能性のある箇所)を、突片306の曲げ加工によって曲面形状に形成している。そのため、照明器具1は、第1の側板301に突片306を有しない場合と比較して、引出部315から引き出される電線(の被覆)に傷を付けることを抑制することができる。
上述のように照明器具1は、光源ユニット2と、光源ユニット2を点灯させる電源ユニット3と、光源ユニット2及び電源ユニット3を保持する器具本体4とを備えている。電源ユニット3は、外部から供給される電力を光源ユニット2に必要とされる電力に変換する電力変換回路(回路ブロック32)と、箱形に形成されて回路ブロック32を内部に収納するケース30とを有している。電源ユニット3は、さらに、回路ブロック32と電気的に接続されてケース30の第1外表面(第1の側板301の外表面)に取り付けられる端子台(第1端子台33又は第1端子台33と第2端子台34)と、端子台を覆うカバー31とを有している。カバー31は、端子台を覆う閉位置と、端子台を露出させる開位置との間で回転可能にケース30に取り付けられている。さらに、カバー31は、少なくとも閉位置において、器具本体4から離れる向きにスライド可能にケース30に取り付けられている。
照明器具1は上述のように構成されるので、端子台(第1端子台33又は第1端子台33と第2端子台34)に対する結線作業の作業性の低下を抑えつつ端子台(第1端子台33又は第1端子台33と第2端子台34)への異物の付着を抑制することが可能となる。
照明器具1において、電源ユニット3は、閉位置のカバー31と器具本体4をねじ止めする固定ねじ36を備えることが好ましい。固定ねじ36は、軸方向をカバー31のスライド方向に平行させるようにカバー31に取り付けられていることが好ましい。器具本体4は、固定ねじ36のねじ部361と嵌め合わされる雌ねじ部401を有することが好ましい。
照明器具1が上述のように構成されれば、固定ねじ36をカバー31から取り外す必要をなくして固定ねじ36の落下や紛失を防ぎつつ、固定ねじ36によってカバー31を器具本体4に強固に固定することができる。
照明器具1において、電源ユニット3は、端子台(第1端子台33又は第1端子台33と第2端子台34)に結線される電線を、閉位置におけるカバー31の外に引き出させる引出部315を有していることが好ましい。
照明器具1が上述のように構成されれば、引出部315を通してカバー31の外に電線を容易に引き出すことができる。
照明器具1において、カバー31は複数の側壁(第1側壁310、第2側壁311、第3側壁312及び第4側壁313)を有する箱形に形成されていることが好ましい。引出部315は、複数の側壁のうちの少なくとも1つの側壁(第3側壁312及び第4側壁313)に設けられた凹部であることが好ましい。凹部は、閉位置においてケース30及び器具本体4に向けて開放されていることが好ましい。
照明器具1が上述のように構成されれば、カバー31を閉位置に移動させる際、端子台に結線されている電線(電源線及び調光信号線)をケース30及び器具本体4とカバー31の間に挟み込み難くすることができる。
照明器具1において、ケース30は、多辺形状の天板300と、天板300のそれぞれの辺から曲げ起こされている複数の側板(第1〜第4の側板301〜304)とを有することが好ましい。複数の側板のうちの1つの側板(第1の側板301)に端子台(第1端子台33及び第2端子台34)が取り付けられていることが好ましい。第1の側板301の端縁において、引出部315に臨む箇所(突片306)が曲面形状に形成されていることが好ましい。
照明器具1が上述のように構成されれば、第1の側板301の端縁によって引出部315から引き出される電線(の被覆)に傷を付けることを抑制することができる。
照明器具1は、長手方向の両端において器具本体4に回転可能に取り付けらるアーム5を備えることが好ましい。アーム5の回転は、開位置のカバー31と接触しない範囲に規制されていることが好ましい。
照明器具1が上述のように構成されれば、回転可能なアーム5によって器具本体4の向きを調整可能としつつ、カバー31の回転をアーム5で阻害することが防止できる。
1 照明器具
2 光源ユニット
3 電源ユニット
4 器具本体
5 アーム
30 ケース
31 カバー
32 回路ブロック(電力変換回路)
33 第1端子台(端子台)
34 第2端子台(端子台)
36 固定ねじ
300 天板
301 第1の側板(側板)
302 第2の側板(側板)
303 第3の側板(側板)
304 第4の側板(側板)
310 第1側壁
311 第2側壁
312 第3側壁
313 第4側壁
315 引出部
361 ねじ部
401 雌ねじ部

Claims (6)

  1. 光源ユニットと、前記光源ユニットを点灯させる電源ユニットと、前記光源ユニット及び前記電源ユニットを保持する器具本体とを備え、
    前記電源ユニットは、外部から供給される電力を前記光源ユニットに必要とされる電力に変換する電力変換回路と、箱形に形成されて前記電力変換回路を内部に収納するケースと、前記電力変換回路と電気的に接続されて前記ケースの第1外表面に取り付けられる端子台と、端子台を覆うカバーとを有し、
    前記カバーは、前記ケースに設けられた前記端子台を覆う閉位置と、前記端子台を露出させる開位置との間で回転可能に前記ケースに取り付けられ、
    さらに、前記カバーは、少なくとも前記閉位置において、前記器具本体から離れる向きにスライド可能に前記ケースに取り付けられている
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記電源ユニットは、閉位置の前記カバーと前記器具本体をねじ止めする固定ねじを備え、
    前記固定ねじは、軸方向を前記カバーのスライド方向に平行させるように前記カバーに取り付けられており、
    前記器具本体は、前記固定ねじのねじ部と嵌め合わされる雌ねじ部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記電源ユニットは、前記端子台に結線される電線を、前記閉位置における前記カバーの外に引き出させる引出部を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。
  4. 前記カバーは複数の側壁を有する箱形に形成されており、
    前記引出部は、前記複数の側壁のうちの少なくとも1つの側壁に設けられた凹部であり、
    前記凹部は、前記閉位置において前記ケース及び前記器具本体に向けて開放されている
    ことを特徴とする請求項3記載の照明器具。
  5. 前記ケースは、多辺形状の天板と、前記天板のそれぞれの辺から曲げ起こされている複数の側板とを有し、
    前記複数の側板のうちの1つの側板に前記端子台が取り付けられており、
    前記1つの側板の端縁において、前記引出部に臨む箇所が曲面形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の照明器具。
  6. 長手方向の両端において前記器具本体に回転可能に取り付けらるアームを備え、
    前記アームの回転は、前記開位置の前記カバーと接触しない範囲に規制されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
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