JP2018074806A - モータ、およびモータの製造方法 - Google Patents

モータ、およびモータの製造方法 Download PDF

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雄太 山▲崎▼
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司 ▲高▼岡
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Abstract

【課題】コイル端部を直接回路基板に接続させる構成において、組立て性を向上さる。【解決手段】ステータ25とステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として回転するロータと、回路基板27と、ステータおよび回路基板を保持する保持部材26とを備え、ステータは、コアバックと、複数のティース2512とを含むステータコア251とステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータ252とティースの周囲にインシュレータを介してコイル線が巻回されるコイル254とコイル線の端部であるコイル端部255とを有し、保持部材は、第1貫通孔2631Aを有し回路基板は、第2貫通孔271を有し、第1貫通孔は第2貫通孔の下側に配置され、コイル端部は第1貫通孔内および第2貫通孔内を通って、回路基板に電気的に接続され、保持部材の下部はインシュレータの上部に接続され、保持部材の上部は、回路基板に接続される、モータとする。【選択図】図2

Description

本発明は、モータ、およびモータの製造方法に関する。
従来から、送風ファン装置に用いられるファンモータ等におけるステータに関する構造が様々提案されている。例えば、特許文献1には、次のようなステータ構造が開示される。
特許文献1に開示されるブラシレスモータのステータ構造は、ステータコアと、ステータコアに装着した絶縁材からなるインシュレータと、インシュレータの上から巻回されたコイルと、を備える。インシュレータは、ステータコアの一面側から軸方向に装着される第1のインシュレータと、ステータコアの他の面側から軸方向に装着される第2のインシュレータと、から構成される。
第1のインシュレータと第2のインシュレータには、長尺の角ピンで構成される端子ピンが装着される。端子ピンの一端には、コイルの末端が絡げられる。端子ピンの他端は、回路基板の貫通孔に通される。
ここで、近年、ファンモータ等においては高出力化が進んでおり、コイルの線径を太くする必要がある。コイルの線径が太くなった場合、上記特許文献1のような構造では、端子ピンの径よりもコイル末端の線径が大きくなり、コイル末端を絡げることが困難となる。
特開2014−217208号公報 特開2014−138499号公報
そこで、コイルの線径が太くなることに対する対策として、例えば、コイル端部を直接、回路基板に向かって延ばし、回路基板と接続する構造が考えられる。
ここで、特許文献2には、コイルから引出された導線の位置ずれを抑制し、導線を略軸方向に延びた状態に維持するワイヤーサポートを有するモータが開示される。ワイヤーサポートは、ステータコアに固定されたインシュレータと、互いの爪部同士を引っ掛けるスナップフィットにより固定される。ハウジングに含まれる天板部には、バスバーホルダが固定される。コイルから引出された導線は、ワイヤーサポートの切欠きと、バスバーホルダのホルダ孔とを通って、軸方向に延びる。そして、導線の端部は、バスバーホルダの上面より上側において、バスバーの端子に電気的に接続される。
しかしながら、上記特許文献2は、モータの組み立て時に、ワイヤーサポートとバスバーの端子との位置を合わせる必要がある。
上記状況に鑑み、本発明は、コイル端部を直接回路基板に接続させる構成において、組立て性を向上させたモータ、およびモータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、
ステータと、
前記ステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として相対的に回転するロータと、
回路基板と、
前記ステータおよび前記回路基板を保持する保持部材と、を備え、
前記ステータは、
コアバックと、前記コアバックに対して前記中心軸を中心に放射状に配列された複数のティースと、を含むステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースの周囲に前記インシュレータを介してコイル線が巻回されるコイルと、
前記コイル線の端部であるコイル端部と、を有し、
前記保持部材は、第1貫通孔を有し、
前記回路基板は、第2貫通孔を有し、
前記第1貫通孔は、前記第2貫通孔の下側に配置され、
前記コイル端部は、前記第1貫通孔内および前記第2貫通孔内を通って、前記回路基板に電気的に接続され、
前記保持部材の下部は、前記インシュレータの上部に接続され、
前記保持部材の上部は、前記回路基板に接続される、構成とする。
また、本発明の例示的なモータの製造方法は、
ステータと、前記ステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として相対的に回転するロータと、第1貫通孔を有する回路基板と、第2貫通孔を有する保持部材と、を備えるモータの製造方法であって、
コアバックと、前記コアバックに対して前記中心軸を中心に放射状に配列された複数のティースと、を含むステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースの周囲に前記インシュレータを介してコイル線が巻回されるコイルと、
前記コイル線の端部であるコイル端部と、
を有する前記ステータにおける前記コイル端部の被覆を除去する除去ステップと、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが上下方向に対向するように前記回路基板を前記保持部材に接続する第1接続ステップと、
前記回路基板が接続された前記保持部材を前記インシュレータに接続して、前記コイル端部を前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に通す第2接続ステップと、
を含んだ構成とする。
本発明の例示的なモータ、およびモータの製造方法によれば、コイル端部を直接回路基板に接続させる構成において、組立て性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る送風ファン装置の縦断面図である。 図2は、回路基板が固定された保持部材と、ステータとが分離した状態での側面断面図である。 図3は、回路基板を保持部材を介してステータに固定した状態を示す上側から視た斜視図である。 図4は、保持部材を上側から視た斜視図である。 図5は、回路基板が保持部材に固定された状態を示す斜視図である。 図6は、ステータの上側から視た斜視図である。 図7は、第1インシュレータの上側から視た斜視図である。 図8は、保持部材を下側から視た斜視図を示す。 図9は、保持部材を第1インシュレータに固定した状態を上側から視た斜視図を示す。 図10は、3相の各相(U相、V相、W相)のコイルを構成する巻き回し方法の一例について示した図である。 図11Aは、図10で示した巻き回し手順において、U相、W相、V相の順に巻き回した場合の第1パターンを示す図である。 図11Bは、図10で示した巻き回し手順において、U相、W相、V相の順に巻き回した場合の第2パターンを示す図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、モータの中心軸の延びる方向を「上下方向」とする。中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。但し、上記上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係および方向を示すものではない。また、本願では、コイルに対して回路基板側を上側として、各部の形状および位置関係を説明する。これにより、各図面において、上側をX1、下側をX2として表記する。
<1.送風ファン装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る送風ファン装置50の縦断面図である。図1の紙面下側が、上記上下方向における「上側」となる。図1に示す送風ファン装置50は、各種通信機器に搭載されて、冷却用の気流を発生させる軸流ファン装置である。図1において、モータ2の中心軸を中心軸Jとして記載する。
図1に示すように、送風ファン装置50は、ハウジング1と、モータ2と、インペラ3と、を備える。ハウジング1は、外形が略四角形状をしており、樹脂材により形成される。ハウジング1は、内側に空洞11を有する。
モータ2は、ベース部21と、ブッシュ22と、軸受部23A、23Bと、シャフト24と、ステータ25と、保持部材26と、回路基板27と、ロータ28と、を有する。
ベース部21は、ブッシュ22、軸受部23A、23B、ステータ25、保持部材26、および回路基板27を支持する部材である。ベース部21は、ハウジング1と同一部材として形成され、樹脂材により形成される。ブッシュ22は、ベース部21とは異なる材料(例えばアルミ等の金属)により形成され、ベース部21とインサート成形により作製される。なお、ブッシュ22は、ベース部21と同一の部材として樹脂材により形成されてもよい。
ブッシュ22の内周側には、一対の軸受部23A、23Bが固定される。軸受部23Bは、軸受部23Aよりも上側に配置される。軸受部23A、23Bは、シャフト24を回転可能に支持する部材であり、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングで構成される。なお、ボールベアリングに代えて、すべり軸受、または流体軸受等の他形式の軸受を使用してもよい。
ステータ25は、ステータコア251と、第1インシュレータ252と、第2インシュレータ253と、コイル254と、コイル端部255と、を有する。
ステータコア251は、ケイ素鋼板等の電磁鋼板を上下方向に積層した積層鋼板からなる。第1インシュレータ252および第2インシュレータ253は、絶縁性の樹脂により形成される。第1インシュレータ252は、上側からステータコア251に取り付けられる。第2インシュレータ253は、下側からステータコア251に取り付けられる。なお、ステータコア251、第1インシュレータ252、および第2インシュレータ253の詳細な構成については後述する。
コイル254は、第1インシュレータ252の上側および第2インシュレータ253の下側にコイル線が巻き回されて構成される。すなわち、コイル254は、ステータコア251の周囲に、第1インシュレータ252および第2インシュレータ253を介してコイル線が巻き回されて形成される。第1インシュレータ252および第2インシュレータ253によって、ステータコア251とコイル254は電気的に絶縁される。コイル端部255は、コイル254を形成するコイル線の端部である。
保持部材26は、樹脂材により形成され、第1インシュレータ252の上側に配置される。保持部材26の下部は、第1インシュレータ252の上部に接続される。保持部材26の上部は、回路基板27に接続される。すなわち、回路基板27は、保持部材26を介して第1インシュレータ252に固定される。
回路基板27は、コイル254に駆動電流を与えるための電子回路が実装された基板である。後述するようにステータ25においてコイル254は複数備えられる。そのうちの一部の複数のコイル254は同相のコイルである。同相のコイルから引出された各コイル端部255は、ねじられて1本のツイスト線部Twを構成する。ツイスト線部Twは、保持部材26および回路基板27を順に上方向へ貫通し、回路基板27の上面側まで延ばされ、回路基板27に電気的に接続される。すなわち、ツイスト線部Twは、保持部材26によって保持されつつ、回路基板27に接続される。なお、ステータ25、保持部材26、および回路基板27からなる構成については、後に詳細を述べる。
シャフト24は、上下方向に延びる柱状の部材であり、例えばステンレス等の金属から形成される。シャフト24は、一対の軸受部23A、23Bに支持されつつ、中心軸Jを中心として回転する。シャフト24の下端部は、ブッシュ22の下端部より下方へ突出する。また、シャフト24の下端部には、環状の固定部材241が取付けられる。
ロータ28は、ロータヨーク281と、マグネット282と、を有する。ロータヨーク281は、下方に蓋を有する円筒型の部材であり、磁性体により形成される。ロータヨーク281は、固定部材241を介してシャフト24に固定される。ロータヨーク281の内周面には、円筒型のマグネット282が固定される。マグネット282は、ステータ25の径方向外側に配置される。マグネット282は、内周側の磁極面がN極、S極で交互に並ぶ。ロータヨーク281とマグネット282との間で磁気回路が形成され、マグネット282から送風ファン装置50外部への漏洩磁束を低減することができる。
インペラ3は、インペラカップ31と、複数の羽根32と、を有し、樹脂材により形成される。インペラカップ31は、下方に蓋を有する円筒状の部材である。インペラカップ31の内周面には、ロータヨーク281が固定される。インペラカップ31の径方向外側に複数の羽根32が形成される。
このような構成の送風ファン装置50において、ステータ25のコイル254に駆動電流を与えると、ステータコア251に径方向の磁束が生じる。そして、ステータコア251とマグネット282との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、空洞部11内に収容されてロータ28とインペラ3とからなる回転部が、中心軸Jを中心として回転する。
インペラ3が回転すると、複数の羽根32により、気流が発生する。すなわち、送風ファン装置50の下方を吸気側、上方を排気側とした気流が発生し、送風を行うことができる。
<2.ステータと回路基板との接続構造>
次に、モータ2におけるステータ25と回路基板27との接続構造について図2〜図7を用いて説明する。
まず、図4は、保持部材26を上側から視た斜視図である。図4に示すように、保持部材26は、筒状の円筒部264を有する。円筒部264の上部には、フック部261と、突出片262とが設けられる。本実施形態では、フック部261と突出片262は、それぞれ3つずつ周方向に配置される。また、円筒部264から径方向外側へ突出して一対のコイル案内部2631、2632が設けられる。コイル案内部2631、2632は、それぞれ、第1貫通孔2631A、2632Aを有する。本実施形態では、コイル案内部2631、2632の組は、3つ周方向に配置されて設けられる。
このような保持部材26の上方から、フック部261によるスナップフィットおよび突出片262による位置決めを行いつつ、回路基板27を保持部材26の上部に取り付ける。このとき、回路基板27に設けられる円形の第3貫通孔272に、保持部材26の円筒部264を通す。この状態を図5に示す。図5は、回路基板27が保持部材26に固定された状態を示す斜視図である。ここで、回路基板27には、各第1貫通孔2631A、2632Aに対応して各第2貫通孔271が設けられる。第2貫通孔271は、6つ周方向に配置されて設けられる。図5に示す状態で、各第1貫通孔2631A、2632Aは、各第2貫通孔271の下側に配置される。
また、図6は、ステータ25の上側から視た斜視図である。ステータ25に含まれるステータコア251は、中央に円筒状のコアバック2511を有する。コアバック2511の外周面には、複数のティース2512が径方向外側に突出して設けられる。ティース2512は、中心軸Jを中心に放射状に、且つ周方向に等間隔に配列される。本実施形態では一例として、3相9スロットのステータ25としているため、ティース2512は9本設けられる。すなわち、隣り合うティース2512の間の角度は、40°となる。
ステータコア251の上側から第1インシュレータ252が取付けられる。図7は、第1インシュレータ252の上側から視た斜視図である。図7に示すように、第1インシュレータ252は、中央に環状の環状部2521を有する。環状部2521の外周面下端には、複数のカバー部2522が径方向外側に放射状に突出して設けられる。すなわち、環状部2521は、カバー部2522の上面より上方へ突出する。カバー部2522は、各ティース2512に対応する。本実施形態では、カバー部2522は周方向に等間隔に配列され、9つ設けられる。
図6に示すように、第1インシュレータ252がステータコア251に取り付けられると、環状部2521はコアバック2511上に配置され、各ティース2512の上面および周方向の両側面は、各カバー部2522によって覆われる。
また、第2インシュレータ253は、第1インシュレータ252と同一の形状であり、ステータコア251に下側から取り付けられる。このとき、第2インシュレータ253をステータコア241の下側に取付け、各ティース2512の下面および周方向の両側面は、第2インシュレータ253のカバー部によって覆われる。すなわち、ステータコア251は、第1インシュレータ252と第2インシュレータ253によって上下から挟み込まれる。
ステータコア251に対して第1インシュレータ252および第2インシュレータ253を取り付けた状態で、各ティース2512の周囲には、第1インシュレータ252および第2インシュレータ253を介してコイル254が上下方向に巻き回される。コイル254は、例えば、巻線機によって巻き回しが行われる。同相のコイル254は、同じ隣り合うティース2512間の箇所から巻き始められ、同じ隣り合うティース2512間の箇所で巻き終わりとなる。巻き始めのコイル端部255と巻き終わりのコイル端部255は共に、第1インシュレータ252よりも上方に引き出される。
本実施形態ではモータ2は、3相9スロットである。その場合、同相のコイル254の一方のコイル端部255は、同じ隣り合うティース2512間の箇所で上方に3本引き出され、他方のコイル端部255は、同じ隣り合うティース2512間の別の箇所で上方に3本引き出される。引き出された3本のコイル端部は、ねじられることで1本のツイスト線部Twを構成する。よって、図6に示すように、本実施形態のステータ25では、3相に対応して、合計6本のツイスト線部Twが上方に延ばされて形成される。
このように構成されたステータ25に対して、先述したように回路基板27が固定された保持部材26を上方から取り付ける。図2は、回路基板27が固定された保持部材26と、ステータ25とが分離した状態での側面断面図である。図2に示すように、回路基板27が固定された保持部材26を、ステータ25の上方に配置する。そして、保持部材26を下方に移動させることで、各ツイスト線部Twを、各第1貫通孔2631Aまたは2632A、そして各第2貫通孔271の順に通しつつ、保持部材26の下部を第1インシュレータ252の環状部2521に接続させる。このとき、環状部2521の内周面に設けられた突起部2521Aを用いてスナップフィット等により接続を行う。これについては後に詳述する。
保持部材26を第1インシュレータ252に固定した状態で、各ツイスト線部Twの先端部は、各第2貫通孔271より上方に突出する。すなわち、上記先端部は、回路基板27の上面よりも上方に突出する。この状態を図3に示す。図3は、回路基板27を保持部材26を介してステータ25に固定した状態を示す上側から視た斜視図である。
ここで、各ツイスト線部Twの先端部は、ステータ25のみの状態において、溶融した半田の熱を用いて被膜を除去し、半田が付着している。半田が付着した各ツイスト線部Twの先端部と、回路基板27における各端子部(不図示)が半田付けによって電気的に接続される。
このように、本実施形態のモータ2は、ステータ25と、ステータ25に対して上下方向に延びる中心軸Jを中心として相対的に回転するロータ28と、回路基板27と、ステータ25および回路基板27を保持する保持部材26と、を備える。
ステータ25は、コアバック2511と、コアバック2511に対して中心軸Jを中心に放射状に配列された複数のティース2512と、を含むステータコア251と、
ステータコア251の少なくとも一部を覆うインシュレータ252と、
ティース2512の周囲にインシュレータ252を介してコイル線が巻回されるコイル254と、
コイル線の端部であるコイル端部255と、
を有する。
保持部材26は、第1貫通孔2631A、2632Aを有し、回路基板27は、第2貫通孔271を有し、
第1貫通孔2631A、2632Aは、第2貫通孔271の下側に配置され、
コイル端部255は、第1貫通孔2631A、2632A内および第2貫通孔271内を通って、回路基板27に電気的に接続され、
保持部材26の下部は、インシュレータ252の上部に接続され、保持部材26の上部は、回路基板27に接続される。
このような構成によれば、保持部材26を介して回路基板27とインシュレータ252とを固定するため、第1貫通孔2631A、2632Aと第2貫通孔271との位置決めが容易となる。これにより、コイル254を構成するコイル線の端部であるコイル端部255を回路基板27の上面まで延ばし易い。従って、コイル端部を直接回路基板に接続させる構成において、組立て性を向上させることができる。特にモータ2は送風ファン装置50に用いられるため、高出力化に対応してコイルの線径を太くして上記構成を採用した場合に効果を享受できる。
<3.保持部と回路基板との接続構成>
次に、保持部26の上部と回路基板27とを接続する構成に関して詳述する。図4に示すように、保持部材26の円筒部264の上部には、3つのフック部261が周方向に配列されて設けられる。フック部261は、先端部が爪形状であり、径方向内側に弾性変形が可能である。回路基板27の第3貫通孔272に、保持部材26の円筒部264を通すとき、フック部261が径方向内側へ弾性変形し、フック部261が回路基板27の上面に引っ掛かることで、回路基板27は固定される。このとき、回路基板27の下側には、保持部材26のコイル案内部2631、2632が配置される。すなわち、回路基板27は、フック部261とコイル案内部2631、2632によって挟まれて固定される。
このように、保持部材26の上部は、径方向への弾性変形によって回路基板27を固定するフック部261を有する。これにより、回路基板27と保持部材26とをスナップフィットにより容易に接続できる。
フック部261は、一対のコイル案内部2631、2632の間の上方の位置に設けられ、周方向において等間隔に配置される。すなわち、隣り合うフック部261の間の角度は、120°となる。これにより、保持部材26がどの回転位置であっても、回路基板27にスナップフィットにより固定することができる。
保持部材26は、円筒部264の上部外周面から径方向外側へ突出する突出片262を有する。突出片262は、例えば、3つ設けられる。回路基板27は、図3に示すように、第3貫通孔272から径方向外側へ切り欠かれる第1切欠き部273を有する。第1切欠き部273は、突出片262に対応して3つ設けられる。回路基板27の第3貫通孔272に、保持部材26の円筒部264を通されるとき、各突出片262は各第1切欠き部273内に配置される。なお、突出片262は、周方向において1つ配置されてもよい。その場合、第1切欠き部273は、突出片262に対応して1つ設けられる。
このように、保持部材26の上部は、径方向外側へ突出する少なくとも1つの突出片262を有し、突出片262は、回路基板27の有する第1切欠き部273内に配置される。これにより、回路基板27に対する保持部材26の周方向の位置決めを容易に行える。
突出片262は、複数個備えられ、複数の突出片262は周方向において等間隔に配置される。すなわち、隣り合う突出片262の間の角度は、120°となる。これにより、保持部材26がどの回転位置であっても、回路基板27に対して位置決めすることができる。
<4.インシュレータと保持部材との接続構成>
次に、第1インシュレータ252の上部と、保持部材26の下部との接続構成について詳述する。
図6および図7に示すように、第1インシュレータ252の環状部2521の内周面には、複数の突起部2521Aが周方向に配列されて設けられる。突起部2521Aは、各カバー部2522に対応して配置される。本実施形態において突起部2521Aは、計9つ設けられる。突起部2521Aは、周方向に等間隔で配列される。すなわち、隣り合う突起部2521Aの間の角度は、40°となる。また、突起部2521Aは、すべて同一の形状である。
一方、図8は、保持部材26を下側から視た斜視図を示す。図8に示すように、円筒部264の下部の外周面には、それぞれ複数の開口部265、凹部266、および第2切欠き部267が周方向に配列されて設けられる。
開口部265は、一対のコイル案内部2631、2632の下方において、一対のコイル案内部2631、2632の間に配置される。開口部265は、計3つ設けられる。開口部265は、円筒部264を径方向に貫通する。開口部265は、周方向に120°ずつ等間隔に配置される。
凹部266は、円筒部264の外周面から径方向内側に凹む。凹部266は、計3つ設けられる。各凹部266は、下側から視て左回りに各開口部265から40°ずれた位置に配置される。すなわち、凹部266は、周方向に120°ずつ等間隔に配置される。
第2切欠き部267は、円筒部264の下端面から上方に切欠かれる。第2切欠き部267は、計3つ設けられる。各第2切欠き部267は、下側から視て左回りに各凹部266から40°ずれた位置に配置される。すなわち、第2切欠き部267は、周方向に120°ずつ等間隔に配置される。
従って、円筒部264の外周面において、開口部265、凹部266、および第2切欠き部267は、隣り合うもの同士の間が40°ずつずれて周方向に配置される。開口部265、凹部266、および第2切欠き部267が配置される部位は、計9つである。それぞれの部位が第1インシュレータ252の各突起部2521Aに対応する。
より具体的には、保持部材26において、円筒部264の下部は、大径部264Aと、大径部264Aよりも外径の小さい小径部264Bと、を有する。小径部264Bは、大径部264Aよりも下方に位置する。開口部265、凹部266、および第2切欠き部267は、小径部264Bの外周面に配置される。
開口部265と、対応する突起部2521Aとは、一対のスナップフィット部を構成する。ここで、図9は、保持部材26を第1インシュレータ252に固定した状態を上側から視た斜視図を示す。図9に示すように、保持部材26の小径部264Bを第1インシュレータ252の環状部2521の内側に嵌め、大径部264Aと小径部264Bとの段差S(図8)を環状部2521の上面に接触させるようにして、保持部材26が第1インシュレータ252に固定される。このとき、突起部2521Aが径方向外側に弾性変形して開口部265に引っ掛かる。すなわち、スナップフィットによる固定が行われる。
また、凹部266と、対応する突起部2521Aとは、一対の固定部を構成する。上記のように保持部材26を第1インシュレータ252に固定するとき、突起部2521Aは径方向外側への弾性変形による弾性力により、凹部266に接触して固定される。すなわち、凹部266と突起部2521Aは、圧入による固定の機能を奏する。これにより、保持部材26の第1インシュレータ252に対する芯出しを行える。芯出しによって軸合わせを行うことで、例えば回路基板27に設けられるホールセンサ(不図示)の誤動作を抑制することができる。
また、第2切欠き部267と、対応する突起部2521Aとは、一対の位置決め部を構成する。上記のように保持部材26を第1インシュレータ252に固定するとき、突起部2521Aは、第2切欠き部267内に配置される(図9)。これにより、保持部材26の第1インシュレータ252に対する周方向の位置決めを行える。
また、突起部2521Aは、カバー部2522と一対一に設けられ、すべての突起部2521は同一の形状である。これにより、第1インシュレータ252をどのような回転位置でステータコア251に対して配置したとしても、突起部2521Aの機能を有効にすることができる。従って、第1インシュレータ252をステータコア251に組み付けるときの作業性を向上できる。
なお、上記実施形態に代えて、突起部を保持部材26の下部の外周面に設け、開口部、凹部、および第2切欠き部を第1インシュレータ252の環状部の内周面に設けてもよい。
このように、本実施形態では、インシュレータ252の上部および保持部材26の下部は一対のスナップフィット部を有し、インシュレータ252の上部または保持部材26の下部のいずれか一方には、他方の開口部265に固定される第1突起部2521Aを有する。
このような構成によれば、保持部材26をインシュレータ252にスナップフィットにより容易に固定できる。
また、インシュレータ252の上部および保持部材26の下部は、一対の固定部を有し、インシュレータ252の上部または保持部材26の下部のいずれか一方には、周方向面から径方向に凹む凹部266を有し、他方には、弾性力により凹部266に接触して固定される第2突起部2521Aを有する。
このような構成によれば、保持部材26をインシュレータ252に軽圧入することで、保持部材26の芯出しを行うことができる。
また、インシュレータ252の上部および保持部材26の下部は、一対の位置決め部を有し、インシュレータ252の上部または保持部材26の下部のいずれか一方には、端面から上下方向に切欠かれる第2切欠き部267を有し、他方には、第2切欠き部267内に配置される第3突起部2521Aを有する。
このような構成によれば、保持部材26の周方向における位置決めを容易に行える。
また、インシュレータ252の上部または保持部材26の下部のいずれか一方は、
径方向への弾性変形によって他方の開口部に固定される複数の第1突起部と、
弾性力により他方の周方向面から径方向へ凹む凹部に接触して固定される複数の第2突起部と、
他方の端面から上下方向に切欠かれる第2切欠き部内に配置される複数の第3突起部と、
のうち少なくとも2つを有し、
前記第1突起部、前記第2突起部、および前記第3突起部は、それぞれ周方向において等間隔に配置される。
このような構成によれば、ステータコアに対してインシュレータを配置する際の回転位置の自由度が増す。
また、前記第1突起部、前記第2突起部、および前記第3突起部は、同一形状である。これにより、ステータコアに対してインシュレータを配置する際の回転位置の自由度がさらに増す。
また、保持部材26の下部は、インシュレータ252の上部の径方向内側に配置される。これにより、コイル264の線を保持部材26によって挟み込んでしまうことを回避できる。特に、コイル264による渡り線(異なる相のティースをまたぐ線)が存在する場合に、渡り線を挟み込むことを回避できる。
<5.コイル端部を案内する構成>
次に、保持部材26によってコイル254のコイル端部255を案内する構成について詳述する。
図4に示すように、保持部材26は、一対のコイル案内部2631、2632を有する。コイル案内部2631、2632は、円筒部264の外周面から径方向外側へ突出し、第1貫通孔2631A、2632Aを有する。コイル案内部2631、2632は、上部より下部に向かって拡がる壁部W1、W2を有する。また、図8に示すように、コイル案内部2631、2632は、下面側に、外側に向かうに従って下方へ向かう傾斜面P1、P2を有する。
これにより、ステータ25におけるツイスト線部Twが真上よりも径方向および周方向へずれた位置に配置されていたとしても、傾斜面P1、P2によってツイスト線部Twの先端部を案内することで、先端部を第1貫通孔2631A、2632Aに通すことができる。
また、コイル案内部2631、2632は、平面視において、径方向外側に向かって周方向に拡がる扇型形状である。これにより、ツイスト線部Twが周方向にずれた場合でも第1貫通孔2631A、2632Aに通すことができる。また、コイル案内部は例えば円形状であってもよいが、上記のような扇型形状としたほうが、回路基板27における実装面積を増やすことができる。
また、コイル案内部2631、2632は、周方向において一対ごと等間隔に配置される。すなわち、隣り合う一対のコイル案内部の間の角度は、120°となる。これにより、保持部材26がどの回転位置であっても、第1インシュレータ252および回路基板27に固定することができる。
また、保持部材26は、図4に示すように、一対のコイル案内部2631、2632同士を接続する接続部268を有する。これにより、ツイスト線部Twにより負荷が加わるコイル案内部2631、2632の補強を行うことができる。
また、円筒部264の外壁面と、接続部268との間に、上下方向に貫通する孔269が配置される。これにより、ツイスト線部Twが傾斜面P1、P2に接触してコイル案内部2631、2632に力が加わった場合に、コイル案内部2631、2632の変形を可能とする。
また、コイル案内部2631、2632は、円筒部264のうち大径部264Aの外周面から径方向外側に突出して設けられる(図8)。
すなわち、保持部材26の下部は、小径部264Bと、小径部264Bの上方において、小径部264Bより外径が大きい大径部264Aと、を有する。そして、大径部264Aの下面(段差S)がインシュレータ252の上端面に接触し、小径部264Bは、インシュレータ252の上部の径方向内側に配置され、コイル案内部2631、2632は、大径部264Aに配置される。
これにより、特にコイル254による渡り線が存在する場合に、コイル案内部2631、2632により渡り線が挟み込まれることを回避できる。
<6.製造工程に関して>
次に、本実施形態におけるステータ25と回路基板27とを接続する構成の製造工程について説明する。まず、ステータ25におけるコイル254を巻き回して構成する工程について述べる。
図10は、3相の各相(U相、V相、W相)のコイル254を構成する巻き回し方法の一例について示した図である。このような巻き回しは、巻線機によって巻線プログラムに従って行われる。なお、図6に示すように、ステータコア251のバックコア2511の内周面には、上下方向に延びて径方向外側に柱状に凹むコア合いマーク2511Aが設けられる。このコア合いマーク2511Aを基準にして、巻線機によってコイルが巻き回されることで、各相が決定される。
図10において、上段から順にU相、V相、W相のコイルを巻き回す手順を示し、各段の1から9の番号は、各ティースの番号を示す。また、実線、破線、および一点鎖線は、それぞれ独立したコイル線を示す。各相ごとに3つのティースにコイルが巻き回される。
図10の上段に示すU相の巻き回しでは、実線、破線、一点鎖線のいずれのコイル線も、2番のティースと3番のティースとの間の上方から巻き始められる。そして、2番のティースは実線のコイル線によって、5番のティースは破線のコイル線によって、8番のティースは一点鎖線のコイル線によって巻き回され、各ティースにコイル254が形成される。そして、いずれのコイル線ともに、9番のティースと1番のティースとの間の上方で巻き終わる。従って、U相の巻き終わった段階では、2番のティースと3番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255と、9番のティースと1番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255とが形成される。
図10の中段に示すV相の巻き回しでは、実線、破線、一点鎖線のいずれのコイル線も、6番のティースと7番のティースとの間の上方から巻き始められる。そして、6番のティースは実線のコイル線によって、9番のティースは破線のコイル線によって、3番のティースは一点鎖線のコイル線によって巻き回され、各ティースにコイル254が形成される。そして、いずれのコイル線ともに、3番のティースと4番のティースとの間の上方で巻き終わる。従って、V相の巻き終わった段階では、6番のティースと7番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255と、3番のティースと4番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255とが形成される。
図10の下段に示すW相の巻き回しでは、実線、破線、一点鎖線のいずれのコイル線も、8番のティースと9番のティースとの間の上方から巻き始められる。そして、1番のティースは実線のコイル線によって、4番のティースは破線のコイル線によって、7番のティースは一点鎖線のコイル線によって巻き回され、各ティースにコイル254が形成される。そして、いずれのコイル線ともに、5番のティースと6番のティースとの間の上方で巻き終わる。従って、W相の巻き終わった段階では、8番のティースと9番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255と、5番のティースと6番のティースとの間から上方に延びる3本のコイル端部255とが形成される。
このようにして形成された3本で一組のコイル端部255同士はそれぞれ、ねじられて1本のツイスト線部Twを構成する。従って、ステータ25においては、計6本のツイスト線部Twが形成される。6本のツイスト線部Twは、それぞれ第1貫通孔2631、2632内および第2貫通孔271内に配置される。すなわち、複数のコイル端部255同士は、ねじられて第1貫通孔2631、2632内および第2貫通孔271内に配置される。
これにより、複数のコイル端部255同士を束ねた状態で、溶融した半田などで被膜を除去する工程を行なうことができる。さらに、コイル端部を第1貫通孔および第2貫通孔に通すことが容易となる。
図11Aは、図10で示した巻き回し手順において、U相、W相、V相の順に巻き回した場合の第1パターンを示す図である。図11Aでは、ステータコアの各ティースに1から9の番号が付される。また、U、V、Wと付記された構成は、各ティースに巻き回されて形成されたコイルを示す。
図11Aの左端は、既にU相とW相のコイル線の巻き回しが完了した状態を示す。従って、2番、5番、8番の各ティースにU相のコイルが形成される。2番のティースと3番のティースの間の内周側、9番のティースと1番のティースの間の内周側にそれぞれ3本のコイル端部が引き出される。さらに、1番、4番、7番の各ティースにW相のコイルが形成され、8番のティースと9番のティースの間の内周側、5番のティースと6番のティースの間の内周側にそれぞれ3本のコイル端部が引き出される。
そして、図11Aの左端では、図10の破線のコイル線によってV相の巻き回しを行う。6番のティースと7番のティースの間の内周側から巻き始められ、9番のティースにコイル線を巻き回し、3番のティースと4番のティースの間の内周側で巻き終わる。
すなわち、8番と9番のティース間、および9番と1番のティース間のそれぞれ内周側に3本ずつコイル端部が配置され、且つ、8番と1番のティースにコイル線が巻かれた状態にて、9番のティースにコイル線を巻き回す。
次に、図11Aの中央では、図10の実線のコイル線によってV相の巻き回しを行う。6番のティースと7番のティースの間の内周側から巻き始められ、6番のティースにコイル線を巻き回し、3番のティースと4番のティースの間の内周側で巻き終わる。
すなわち、7番と6番のティース間、および6番と5番のティース間のそれぞれ内周側に2本と3本ずつコイル端部が配置され、且つ、7番と5番のティースにコイル線が巻かれた状態にて、6番のティースにコイル線を巻き回す。
次に、図11Aの右端では、図10の一点鎖線のコイル線によってV相の巻き回しを行う。6番のティースと7番のティースは既にコイル線が巻かれているので、コイル線は6番のティースと7何のティースの間の外周側から巻き始められる。3番のティースにコイル線が巻き回される。3番のティースと4番のティースは既にコイルが巻かれているので、3番のティースと4番のティースの間での外周側で巻き終わる。
すなわち、2番と3番のティース間の内周側に3本のコイル端部が配置され、および3番と4番のティース間の内周側に2本のコイル端部が配置され、且つ、2番と4番のティースにコイル線が巻かれた状態にて、3番のティースにコイル線を巻き回す。
このような巻き回し手順により、いずれの隣り合うティース間の内周側に少なくとも1つのコイル端部が配置された状態を構成することができる。すなわち、隣り合うティース間の外周側に3本ともコイル端部が配置される状態を回避できる。これにより、3本のコイル端部255をねじって1本のツイスト線部Twを構成し、回路基板27に電気的に接続することが可能となる。
また、図11Aとは異なる巻き回しパターンを図11Bに示す。図11Bも、図11Aと同様にU相、W相、V相の順に巻き回す手順である。図11Aと異なり、V相を巻き回すときに、図10における破線、一点鎖線、実線のコイル線の順番で巻き回す。このような図11Bで示す巻き回し手順によっても、図11Aと同様の原理から、図11Aと同様の効果を奏することができる。
すなわち、本実施形態では、隣り合うティース間に配置される複数のコイル端部のうち、少なくとも一つは、ティースの内周側に配置される。これにより、複数のコイル端部をねじって1本のツイスト線部Twを構成し、回路基板27に電気的に接続させることが可能となる。
このように、本実施形態に係るモータ2の製造方法は、
ステータ25と、ステータ25に対して上下方向に延びる中心軸Jを中心として相対的に回転するロータ28と、第1貫通孔2631A、2632Aを有する保持部材26と、第2貫通孔271を有する回路基板27とを備えるモータ2の製造方法である。
そして、この製造方法は、
コアバック2511と、コアバック2511に対して中心軸Jを中心に放射状に配列された複数のティース2512と、を含むステータコア251と、
ステータコア251の少なくとも一部を覆うインシュレータ252と、
ティース2512の周囲にインシュレータ252を介してコイル線が巻回されるコイル254と、
コイル線の端部であるコイル端部255と、
を有するステータ25におけるコイル端部255の被覆を除去する除去ステップと、
第1貫通孔2631A、2632Aと第2貫通孔271とが上下方向に対向するように回路基板27を保持部材26に接続する第1接続ステップと、
回路基板27が接続された保持部材26をインシュレータ252に接続して、コイル端部255を第1貫通孔2631A、2632Aおよび第2貫通孔271に通す第2接続ステップと、
を含む。
これにより、保持部材26を介して回路基板27とインシュレータ252とを固定するため、第1貫通孔2631A、2632Aと第2貫通孔271の位置決めが容易となる。そのため、コイル端部255を回路基板27の上面まで延ばし易い。
保持部材26の高さだけコイル端部255の長さを長くできるので、コイル端部255をステータ25の上面側から引出した状態のままで、半田などで被膜を除去するステップを行っても、インシュレータ252が溶融することがない。また、回路基板27が接続された保持部材26をインシュレータ252に接続する前に、コイル端部255の被覆を除去する除去ステップを行うことができる。従って、ステータの下側からコイル端部を引出した状態で被膜を除去してから、ステータの上側へ引き回す必要がなくなる。
また、本実施形態のモータ2の製造方法は、
ステータコア251およびインシュレータ252に対してコイル254を巻回すコイル巻きステップをさらに含み、
上記コイル巻きステップにおいて、
ティース2512に含まれる第1ティースと、第1ティースと隣り合う第2ティースとの間に少なくとも1つのコイル端部255が内周側に配置され、且つ、
第2ティースと、第2ティースと隣り合う第3ティースとの間に少なくとも1つのコイル端部255が内周側に配置され、且つ、
第1ティースと第3ティースにコイル254が巻回された状態で、第2ティースにコイル254を巻回す。
これにより、いずれのティース間においても少なくとも一つのコイル端部が内周側に位置するようコイルを巻回すことができる。すなわち、ティース間に配置されるコイル端部の全てが外周側に位置することを回避できる。
なお、本実施形態では、ステータ25は、ステータコア251の上側と下側を覆う一対のインシュレータ252、253を有し、
一対のインシュレータ252、253は、同一の形状である。
これにより、ステータコア251、インシュレータ252、253から組立てた状態の部材を、巻線機にセットする際に、上下を考慮する必要がないので、作業効率が向上する。また、インシュレータの金型を一種類にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変更が可能である。
本発明は、例えば送風ファン装置に搭載されるファンモータに好適に利用することができる。
1・・・ハウジング、11・・・空洞、2・・・モータ、21・・・ベース部、22・・・ブッシュ、23A、23B・・・軸受部、24・・・シャフト、25・・・ステータ、251・・・ステータコア、2511・・・バックコア、2512・・・ティース、252・・・第1インシュレータ、2521・・・環状部、2521A・・・突起部、2522・・・カバー部、253・・・第2インシュレータ、254・・・コイル、255・・・コイル端部、26・・・保持部材、261・・・フック部、262・・・突出片、2631、2632・・・コイル案内部、2631A、2632A・・・第1貫通孔、264・・・円筒部、264A・・・大径部、264B・・・小径部、265・・・開口部、266・・・凹部、267・・・第2切欠き部、268・・・接続部、269・・・孔、27・・・回路基板、271・・・第2貫通孔、272・・・第3貫通孔、273・・・第1切欠き部、28・・・ロータ、281・・・ロータヨーク、282・・・マグネット、3・・・インペラ、31・・・インペラカップ、32・・・羽根、50・・・送風ファン装置、Tw・・・ツイスト線部、J・・・中心軸
また、本発明の例示的なモータの製造方法は、
ステータと、前記ステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として相対的に回転するロータと、第1貫通孔を有する保持部材と、第2貫通孔を有する回路基板と、を備えるモータの製造方法であって、
コアバックと、前記コアバックに対して前記中心軸を中心に放射状に配列された複数のティースと、を含むステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースの周囲に前記インシュレータを介してコイル線が巻回されるコイルと、
前記コイル線の端部であるコイル端部と、
を有する前記ステータにおける前記コイル端部の被覆を除去する除去ステップと、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが上下方向に対向するように前記回路基板を前記保持部材に接続する第1接続ステップと、
前記回路基板が接続された前記保持部材を前記インシュレータに接続して、前記コイル端部を前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に通す第2接続ステップと、
を含んだ構成とする。
また、第2インシュレータ253は、第1インシュレータ252と同一の形状であり、ステータコア251に下側から取り付けられる。このとき、第2インシュレータ253をステータコア21の下側に取付け、各ティース2512の下面および周方向の両側面は、第2インシュレータ253のカバー部によって覆われる。すなわち、ステータコア251は、第1インシュレータ252と第2インシュレータ253によって上下から挟み込まれる。
<3.保持部と回路基板との接続構成>
次に、保持部26の上部と回路基板27とを接続する構成に関して詳述する。図4に示すように、保持部材26の円筒部264の上部には、3つのフック部261が周方向に配列されて設けられる。フック部261は、先端部が爪形状であり、径方向内側に弾性変形が可能である。回路基板27の第3貫通孔272に、保持部材26の円筒部264を通すとき、フック部261が径方向内側へ弾性変形し、フック部261が回路基板27の上面に引っ掛かることで、回路基板27は固定される。このとき、回路基板27の下側には、保持部材26のコイル案内部2631、2632が配置される。すなわち、回路基板27は、フック部261とコイル案内部2631、2632によって挟まれて固定される。
<5.コイル端部を案内する構成>
次に、保持部材26によってコイル24のコイル端部255を案内する構成について詳述する。
図10は、3相の各相(U相、V相、W相)のコイル254を構成する巻き回し方法の一例について示した図である。このような巻き回しは、巻線機によって巻線プログラムに従って行われる。なお、図6に示すように、ステータコア251のコアバック2511の内周面には、上下方向に延びて径方向外側に柱状に凹むコア合いマーク2511Aが設けられる。このコア合いマーク2511Aを基準にして、巻線機によってコイルが巻き回されることで、各相が決定される。
このようにして形成された3本で一組のコイル端部255同士はそれぞれ、ねじられて1本のツイスト線部Twを構成する。従って、ステータ25においては、計6本のツイスト線部Twが形成される。6本のツイスト線部Twは、それぞれ第1貫通孔2631、2632内および第2貫通孔271内に配置される。すなわち、複数のコイル端部255同士は、ねじられて第1貫通孔2631、2632内および第2貫通孔271内に配置される。
次に、図11Aの右端では、図10の一点鎖線のコイル線によってV相の巻き回しを行う。6番のティースと7番のティースは既にコイル線が巻かれているので、コイル線は6番のティースと7何のティースの間の外周側から巻き始められる。3番のティースにコイル線が巻き回される。3番のティースと4番のティースは既にコイルが巻かれているので、3番のティースと4番のティースの間での外周側で巻き終わる。

Claims (22)

  1. ステータと、
    前記ステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として相対的に回転するロータと、
    回路基板と、
    前記ステータおよび前記回路基板を保持する保持部材と、を備え、
    前記ステータは、
    コアバックと、前記コアバックに対して前記中心軸を中心に放射状に配列された複数のティースと、を含むステータコアと、
    前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
    前記ティースの周囲に前記インシュレータを介してコイル線が巻回されるコイルと、
    前記コイル線の端部であるコイル端部と、を有し、
    前記保持部材は、第1貫通孔を有し、
    前記回路基板は、第2貫通孔を有し、
    前記第1貫通孔は、前記第2貫通孔の下側に配置され、
    前記コイル端部は、前記第1貫通孔内および前記第2貫通孔内を通って、前記回路基板に電気的に接続され、
    前記保持部材の下部は、前記インシュレータの上部に接続され、
    前記保持部材の上部は、前記回路基板に接続される、モータ。
  2. 前記保持部材の前記上部は、径方向への弾性変形によって前記回路基板を固定するフック部を有する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記フック部は、周方向において等間隔に配置される、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記保持部材の前記上部は、径方向外側へ突出する少なくとも1つの突出片を有し、
    前記突出片は、前記回路基板の有する第1切欠き部内に配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記突出片は複数個備えられ、
    前記突出片は、周方向において等間隔に配置される、請求項4に記載のモータ。
  6. 前記インシュレータの前記上部および前記保持部材の前記下部は一対のスナップフィット部を有し、前記インシュレータの前記上部または前記保持部材の前記下部のいずれか一方には、他方の開口部に固定される第1突起部を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 前記インシュレータの上部および前記保持部材の下部は、一対の固定部を有し、前記インシュレータの前記上部または前記保持部材の前記下部のいずれか一方には、周方向面から径方向に凹む凹部を有し、
    他方には、弾性力により前記凹部に接触して固定される第2突起部を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ。
  8. 前記インシュレータの上部および前記保持部材の下部は、一対の位置決め部を有し、前記インシュレータの前記上部または前記保持部材の前記下部のいずれか一方には、端面から上下方向に切欠かれる第2切欠き部を有し、
    他方には、前記第2切欠き部内に配置される第3突起部を有する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記インシュレータの上部または保持部材の下部のいずれか一方は、
    径方向への弾性変形によって他方の開口部に固定される複数の第1突起部と、
    弾性力により他方の周方向面から径方向へ凹む凹部に接触して固定される複数の第2突起部と、
    他方の端面から上下方向に切欠かれる第2切欠き部内に配置される複数の第3突起部と、
    のうち少なくとも2つを有し、
    前記第1突起部、前記第2突起部、および前記第3突起部は、それぞれ周方向において等間隔に配置される、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 前記第1突起部、前記第2突起部、および前記第3突起部は、同一形状である、請求項9に記載のモータ。
  11. 前記保持部材の前記下部は、前記インシュレータの上部の径方向内側に配置される、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のモータ。
  12. 前記保持部材は、
    筒状の円筒部と、
    前記円筒部の外周面から径方向外側へ突出し、前記第1貫通孔を備えるコイル案内部と、
    を有し、
    前記コイル案内部は、上部より下部に向かって拡がる壁部を有し、
    前記壁部は、外側へ向かうに従って下方へ向かう傾斜面を有する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のモータ。
  13. 前記コイル案内部は、平面視において、径方向外側に向かって周方向に拡がる扇型形状である、請求項12に記載のモータ。
  14. 前記コイル案内部は、周方向において一対ごと等間隔に配置される、請求項12または請求項13に記載のモータ。
  15. 前記保持部材は、一対の前記コイル案内部同士を接続する接続部を有する、請求項14に記載のモータ。
  16. 前記円筒部の外壁面と、前記接続部との間に上下方向に貫通する孔が配置される、請求項15に記載のモータ。
  17. 前記保持部材の前記下部は、
    小径部と、
    前記小径部の上方において、前記小径部より外径が大きい大径部と、
    を有し、
    前記大径部の下面が前記インシュレータの上端面に接触し、前記小径部は、前記インシュレータの上部の径方向内側に配置され、
    前記コイル案内部は、前記大径部に配置される、請求項12から請求項16のいずれか1項に記載のモータ。
  18. 複数の前記コイル端部同士は、ねじられて前記第1貫通孔内および前記第2貫通孔内に配置される、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載のモータ。
  19. 隣り合う前記ティース間に配置される複数の前記コイル端部のうち、少なくとも一つは、前記ティースの内周側に配置される、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のモータ。
  20. 前記ステータは、前記ステータコアの上側と下側を覆う一対のインシュレータを有し、
    一対の前記インシュレータは、同一の形状である、請求項1から請求項19のいずれか1項に記載のモータ。
  21. ステータと、前記ステータに対して上下方向に延びる中心軸を中心として相対的に回転するロータと、第1貫通孔を有する回路基板と、第2貫通孔を有する保持部材と、を備えるモータの製造方法であって、
    コアバックと、前記コアバックに対して前記中心軸を中心に放射状に配列された複数のティースと、を含むステータコアと、
    前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
    前記ティースの周囲に前記インシュレータを介してコイル線が巻回されるコイルと、
    前記コイル線の端部であるコイル端部と、
    を有する前記ステータにおける前記コイル端部の被覆を除去する除去ステップと、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが上下方向に対向するように前記回路基板を前記保持部材に接続する第1接続ステップと、
    前記回路基板が接続された前記保持部材を前記インシュレータに接続して、前記コイル端部を前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に通す第2接続ステップと、
    を含んだモータの製造方法。
  22. 前記ステータコアおよび前記インシュレータに対して前記コイルを巻回すコイル巻きステップをさらに含み、
    前記コイル巻きステップにおいて、
    前記ティースに含まれる第1ティースと、前記第1ティースと隣り合う第2ティースとの間に少なくとも1つの前記コイル端部が内周側に配置され、且つ、
    前記第2ティースと、前記第2ティースと隣り合う第3ティースとの間に少なくとも1つの前記コイル端部が内周側に配置され、且つ、
    前記第1ティースと前記第3ティースに前記コイルが巻回された状態で、前記第2ティースに前記コイルを巻回す、請求項21に記載のモータの製造方法。
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