JP2018074542A - 再現色プロファイル補正システム、再現色プロファイル補正方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そして、カラーチャートにおいて、インキの制御値の組合せ毎のチャートの各々を測色し、この測定した測色値である測定測色値とこの測色値に対応するインキの制御値の組み合わせとの対応関係を取得し、再現色プロファイルを作成する。
そして、色予測システムが予測した予測測色値に基づいた予測プロファイルを、基準用紙で求めた差分測色値に基づく差分予測値により補正し、プロセスインキと特色インキとの組み合わせによる、他用紙の印刷物に対応した再現色プロファイルが予測プロファイルから生成される。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による再現色プロファイル補正システム1の構成例を示すブロック図である。
図1において、再現色プロファイル補正システム1は、入出力部11、差分測色値算出部12、測色値補正部13、再現色プロファイル記憶部14、基準用紙プロファイル記憶部15及び差分測色値記憶部16の各々を備えている。以下、本実施形態においては、測色値を示す空間をL*a*b*色空間として説明する。本実施形態においては、他用紙のCMYKのプロセスインキのベタの測定測色値が測定されている。
差分測色値(ΔL1,Δa1,Δb1)=差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)
そして、差分測色値算出部12は、以下の式により、差分測色値を各プロセスインキ組合せに対して算出する。
差分測色値(ΔL1,Δa1,Δb1)
=測定測色値(L1,a1,b1)−予測測色値(L1−0,a1−0,b1−0)
ここで、ΔL1=L1−L1−0、Δa=a1−a1−0、Δb=b1−b1−0である。
差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)
=疑似測定測色値(Lp1,ap1,bp1)−予測測色値(L1_0,a1_0,b1_0)
ここで、ΔL1’=Lp1−Lp1_0、Δa’=ap1−a1_0、Δb’=bp1−b1_0である。
図2は、差分測色値記憶部16に記憶されているプロセス補正値テーブルの構成例を示す図である。図2(a)は、プロセス補正値テーブルにおける差分測色値テーブルを示し、基準用紙のプロセスインキ組合せと、このプロセスインキ組合せに対応する差分測色値が記憶されている。図2(b)は、プロセス補正値テーブルにおける差分予測値テーブルを示し、他用紙のプロセスインキ組合せと、このプロセスインキ組合せに対応する差分予測値が記憶されている。すなわち、プロセスインキ組合せ、すなわちCMYKの各々のプロセスインキの制御値の組合せ毎に、差分測色値テーブルにおいて差分測色値、差分予測値テーブルにおいて差分予測値の各々が求められて記憶されている。
ステップS11:
入出力部11は、外部から供給される他用紙の再現色プロファイル(再現色プロファイルテーブル)を、再現色プロファイル記憶部14に対して書き込んで記憶させる。
入出力部11は、外部から供給される、基準用紙の基準実測プロファイル、基準予測プロファイルのそれぞれを、基準用紙プロファイル記憶部15に対して書き込んで記憶させる。
差分測色値算出部12は、基準用紙プロファイル記憶部15から、基準実測プロファイル及び基準予測プロファイルの各々を読み出す。なお、本実施形態において、再現色プロファイル、基準用紙の基準実測プロファイル及び基準予測プロファイルの各々は、それぞれ10%間隔の制御値の全てのプロセスインキ組み合わせに対応する測色値(測定予測値、予測測定値)が記述されたテーブルを持つプロファイルである。
差分測色値算出部12は、読み込んだ基準実測プロファイルと基準予測プロファイルから、同一のプロセスインキ組み合わせに対応する測色値を読み出す。
差分測色値算出部12は、算出した差分測色値(ΔL1,Δa1,Δb1)をプロセスインキ組合せと対応させ、差分測色値記憶部16の差分測色値テーブルに書き込んで記憶させる。また、差分測色値算出部12は、差分測色値と同様に、算出した差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)をプロセスインキ組合せと対応させ、差分測色値記憶部16の差分予測値テーブルに書き込んで記憶させる。
差分測色値算出部12は、読み込んだ基準用紙プロファイルのテーブルの全てのプロセスインキ組合せに対応する差分測色値の算出が終了したか否かの判定を行う。このとき、差分測色値算出部12は、読み込んだ基準用紙プロファイルのテーブルに記載されている全てのプロセスインキ組合せに対応する差分測色値(差分予測値)の算出が終了した場合、処理をステップS15へ進める。一方、差分測色値算出部12は、読み込んだ基準用紙プロファイルのテーブルに記載されている全てのプロセスインキ組合せに対応する差分測色値(差分予測値)の算出が終了していない場合、処理をステップS13へ進める。
測色値補正部13は、差分測色値記憶部16の差分予測値テーブルから、記載された順番に、プロセスインキ組合せと、このプロセスインキ組合せに対応する差分予測値との各々を読み出す。
次に、測色値補正部13は、対象プロセスインキ組合せと同一のプロセスインキ組合せを有するインキ組合せを、再現色プロファイル記憶部14の再現色プロファイルテーブルから検出する。ここで、対象プロセスインキ組合せは、差分測色値記憶部16の差分予測値テーブルから、記載された順番に読み出したプロセスインキ組合せを指している。
測色値補正部13は、対象プロセスインキ組合せと同一のプロセスインキ組合せを有するインキ組合せを、再現色プロファイルテーブルに記載された順番に検出する。
測色値補正部13は、読み出した予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)に対して、差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)を加算し、補正測色値(L1_n’,a1_n’,b1_n’)を算出する。ここで、測色値補正部13は、補正測色値(L1_n’,a1_n’,b1_n’)を、再現色プロファイルテーブルの予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)に上書きすることにより、他用紙の再現色プロファイルテーブルの補正を行う。
測色値補正部13は、他用紙の再現色プロファイルテーブルにおいて、対象プロセスインキ組合せと同一のプロセスインキ組合せを有するインキ組合せの全ての予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)の補正が終了したか否かの判定を行う。
このとき、測色値補正部13は、対象プロセスインキ組合せと同一のプロセスインキ組合せを有するインキ組合せの全ての予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)の補正が終了した場合、処理をステップS18へ進める。一方、測色値補正部13は、対象プロセスインキ組合せと同一のプロセスインキ組合せを有するインキ組合せの全ての予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)の補正が終了していない場合、処理をステップS16へ進め、再現色プロファイルテーブルにおける残りのインキ組み合わせの予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)の補正を行う。
測色値補正部13は、差分測色値記憶部16の差分測色値テーブルにおける全てのプロセスインキ組合せの差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)の読み出しが終了したか否かの判定を行う。
そして、測色値補正部13は、差分測色値テーブルにおける全てのプロセスインキ組合せの差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)の読み出しが終了した場合、再現色プロファイルの補正処理を終了する。一方、測色値補正部13は、差分測色値テーブルにおける全てのプロセスインキ組合せの差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)の読み出しが終了していない場合、処理をステップS15へ進め、次のプロセスインキ組合せの差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)を用い、予測測色値(L1_n,a1_n,b1_n)の補正の処理を行う。
上述した処理において、すでに述べたように、測色値補正部13は、基準用紙の再現色プロファイルにも同様に補正を適用でき、基準用紙の再現色プロファイルの予測測色値を、差分測色値を用いて補正測色値に補正する。
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態による再現色プロファイル補正システム1Aの構成例を示すブロック図である。
図5において、再現色プロファイル補正システム1Aは、入出力部11、差分測色値算出部12、測色値補正部13、再現色プロファイル記憶部14、基準用紙プロファイル記憶部15、差分測色値記憶部16及び差分予測値変換部17の各々を備えている。以下、第1の実施形態と同様な構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作について説明する。
第2の実施形態において、差分予測値変換部17は、基準用紙と他用紙との色域の広がりの違いを考慮した、色域の差を調整するパラメータαを差分測色値に乗算し、この乗算結果を他用紙で用いる差分予測値とする。
差分予測値(ΔL1’,Δa1’,Δb1’)
=α・差分測色値(ΔL1,Δa1,Δb1)
このとき、差分予測値変換部17は、差分測色値算出部12が差分測色値記憶部16の差分測色値テーブルに記憶した差分測色値の各々を順次読み出し、それぞれにパラメータαを乗算し、乗算結果を差分予測値として、差分予測値テーブルに対して、インキ組合せに対応して書き込むことにより、基準用紙のプロセス補正値である差分測色値から、他用紙のプロセス補正値である差分予測値への変換処理を行なう。また、差分予測値変換部17は、上述したパラメータαを以下のように求める。
基準用紙の表面を色差計により測定して得られた明度を表すL*値であるL* _rと、他用紙の表面を色差計により測定して得られた明度を表すL*値であるL* _tとの比、すなわち、パラメータαとして、
α=L* _t/L* _r
を用いる。
基準用紙及び他用紙の各々のプロセスインキのCMYKの各々のベタの測定測色値のL*a*b*色空間における座標点それぞれを、a*軸及びb*軸の各々からなる2次元a*b*座標系(2次元平面)に投影する。そして、基準用紙における測定測色値の座標点を頂点とする多角形の面積Srと、他用紙における測定測色値の座標点を頂点とする多角形の面積Stとの比、すなわち、パラメータαとして、
α=St/Sr
を用いる。
また、図6のL*a*b*色空間において測定測色値の座標点が形成する多面体の表面積Sを用いてパラメータαを求めても良い。
基準用紙及び他用紙の各々のプロセスインキのCMYKの各々のベタの測定測色値のL*a*b*色空間における座標点それぞれが形成する3次元形状の体積の比を用いる。すなわち、L*a*b*色空間における基準用紙の測定測色値の座標点を頂点として形成される3次元形状の体積Vrと、基準用紙の測定測色値の座標点を頂点として形成される3次元形状の体積Vtとの比、すなわち、パラメータαとして、
α=Vt/Vr
を用いる。
基準用紙及び他用紙の各々のプロセスインキのCMYKWの各々のベタの測定測色値のL*a*b*色空間における座標点それぞれを頂点とする3次元形状の多面体の体積の比を用いる。ここで、W(white)は、本実施形態において、用紙(基準用紙、他用紙)にいずれのインキも印刷されていない状態において、用紙の印刷面における測定測色値を示している。すなわち、L*a*b*色空間における基準用紙の測定測色値の座標点を頂点として形成される3次元形状の多面体の体積Vrと、基準用紙の測定測色値の座標点を頂点として形成される3次元形状の多面体の体積Vtとの比、すなわち、パラメータαとして、
α=Vt/Vr
を用いる。
基準用紙及び他用紙の各々のプロセスインキのCMYKの各々の10%刻みの制御値(網点面積率0%〜100%)の測定測色値のL*a*b*色空間における座標点それぞれを包含する3次元形状の体積の比を用いる。ここで、他用紙においては、プロセスインキのCMYKの各々の10%刻みの制御値に対応する予測測色値を座標点として用いる。すなわち、L*a*b*色空間において、基準用紙の測定測色値及び他用紙の予測測色値の各々の分布を囲む最小の多面体形状の包含領域の体積Vを用いてパラメータαを求める。
基準用紙の測定測色値の分布を包含する包含領域の体積Vrと、他用紙の推定測色値の分布を包含する最小の包含領域の体積Vtとの比、すなわち、パラメータαとして、
α=Vt/Vr
を用いる。
すでに述べた第1の実施形態及び第2の実施形態の場合、プロセスインキと特色インキとを組み合わせた再現色の予測測色値は、上述したプロセス補正値である差分予測値あるいは差分測色値による補正を反映させていないため、再現色予測モデルにより予測された予測測色値がそのまま用いられている状態である。
したがって、再現色予測モデルで予測した予測測色値と、基準用紙で求めた差分測色値に基づく差分予測値(プロセス補正値)を適用して補正されたプロセス補正測色値(プロセスインキの補正測色値)とが同一の再現色プロファイルにて混在する。このため、特色インキの種類あるいは制御値によっては、再現色プロファイルにおける測色値の整合性がくずれてしまう場合がある。すなわち、インキの組み合わせと測色値との対応関係において、特色インキとプロセスインキとの組合せによる再現色が、プロセス補正測色値が反映されないため、プロセスインキのみの組合せのみの再現色と比較すると不自然な色となり整合性が崩れてしまう。
一方、領域Aは、プロセスインキと特色インキとの組合せによる再現色の測色値であるため、上述の補正が行えず、元々の再現色予測モデルにより得られる予測測色値のままとなる。
第3の実施形態は、上述した特色インキの種類あるいは制御値によって不自然な再現色となることを抑制し、プロセスインキといずれの種類あるいは制御値の特色インキと組合せにおいても、整合性を有する再現色プロファイルを作成する。
図8は、本発明の第3の実施形態による再現色プロファイル補正システム1Bの構成例を示すブロック図である。
図8において、再現色プロファイル補正システム1Bは、入出力部11、差分測色値算出部12、測色値補正部13A、再現色プロファイル記憶部14、基準用紙プロファイル記憶部15、差分測色値記憶部16、包含領域抽出部18、調整係数算出部19及び調整係数記憶部20の各々を備えている。第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作について説明する。
包含領域抽出部18は、インキ組合せにおける特色インキ組合せ毎に、L*a*b*色空間において、プロセスインキ組合せによる測色値の座標値の分布を生成する。本実施形態において、特色インキ組合せは、例えば1種類の特色インキを用いており、この1種類の特色インキの異なる制御値となる。制御値としては網点面積率を用いており、特色インキ組合せとしては、1種類の特色インキの網点面積率を0%、40%、70%及び100%の各々とした組合せである。包含領域抽出部18は、再現色プロファイル記憶部14の再現色プロファイルテーブルから、特色インキ組合せが同一のインキ組合せを抽出し、抽出した特色インキ組合せの測色値を、L*a*b*色空間に対して分布させる。本実施形態においては、特色インキ組合せが同一である全てのインキ組合せを抽出するのではなく、このインキ組合せにおけるプロセスインキ組合せにおける色成分CMYの各々のプロセスインキの網点面積率が0%、50%、100%のいずれかである組合せを抽出して分布させる。
図9(a)は、黄緑色の特色インキの網点面積率が「0%」の場合において、CMYの色成分のプロセスインキの各々の網点面積率を、それぞれ0%、50%、100%の網点面積率のいずれかを掛け合わせて組み合わせた予測測色値が用いられている。そして、この図9(a)は、L*a*b*色空間における予測測色値の分布を、a*軸及びb*軸からなる2次元a*b*座標系に投影した分布図を示している。
本実施形態において、調整係数算出部19は、特色インキ組合せの網点面積率が「0%」の場合の包含領域101の対角線の長さにより、特色インキ組合せの網点面積率が「0%」の包含領域101、「40%」の包含領域102、「70%」の包含領域103、「100%」の包含領域104それぞれの対角線の長さを除算して、特色インキが黄緑色の場合における特色インキの網点面積率の変化によるプロセスインキ組合せ毎の測色値の分布のバラツキに対する影響度合いを示す調整係数を求める。
図10(a)は、茶色の特色インキの網点面積率が「0%」の場合において、CMYの色成分のプロセスインキの各々の網点面積率を、それぞれ0%、50%、100%の網点面積率のいずれかを掛け合わせて組み合わせた予測測色値が用いられている。そして、この図10(a)は、L*a*b*色空間における予測測色値の分布を、2次元a*b*座標系に投影した分布図を示している。
本実施形態において、調整係数算出部19は、特色インキ組合せの網点面積率が「0%」の場合の包含領域201の対角線の長さにより、特色インキ組合せの網点面積率が「0%」の包含領域201、「40%」の包含領域202、「70%」の包含領域203、「100%」の包含領域204それぞれの対角線の長さを除算して、特色インキが茶色の場合におけるプロセスインキの網点面積率の変化による測色値のバラツキに対する影響度合いを示す調整係数を求める。
これにより、調整係数は、制御値毎のみでなく、特色インキ毎に求める必要があることが解る。また、基準用紙及び他用紙の特性による色域の違いにより調整係数変化することが考えられ、基準用紙及び他用紙についても、調整係数をそれぞれ求める必要がある。
このため、本実施形態においては、特色インキ毎に、特色インキ組合せにおける制御値の組合せに応じた調整係数を求めている。また、本実施形態においては、特色インキを一種類のみ使用する例で説明したが、複数の異なる種類を掛け合わせる場合、掛け合わせる特色インキの各々の制御値の組合せ毎に調整係数を求める。例えば、黄緑色及び茶色の各々を掛け合わせる場合、黄緑色の網点面積率が0%、40%、70%、100%のいずれかと、茶色の網点面積率が0%、40%、70%、100%のいずれかとの特色インキ組合せ毎に、調整係数を求める。
測色値補正部13Aは、予測測色値を、差分測色値を用いて補正する際、補正対象の予測測色値のインキ組合せにおける特色インキ組合せに対応する調整係数を、調整係数記憶部20の調整係数テーブルから読み出す。
しかしながら、調整係数算出部19は、上記矩形状の包含領域の面積、あるいは包含領域の周囲の長さを用いて調整係数を求めるように構成しても良い。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
11…入出力部
12…差分測色値算出部
13,13A…測色値補正部
14…再現色プロファイル記憶部
15…基準用紙プロファイル記憶部
16…差分測色値記憶部
17…差分予測値変換部
18…包含領域抽出部
19…調整係数算出部
20…調整係数記憶部
101,102,103,104,201,202,203,204…包含領域
Claims (16)
- 再現色プロファイルにおける、プロセスインキの制御値の組合せであるプロセスインキ組合せによる再現色の予測測色値を補正する再現色プロファイル補正システムであり、
基準用紙における前記インキ組合せにおけるプロセスインキ組合せに対応して予測した再現色の測色値である予測測色値と、当該プロセスインキ組合せに対応する、前記基準用紙におけるカラーチャートの再現色を測定した測色値である測定測色値との差分である差分測色値を算出する差分測色値算出部と、
前記差分測色値により、前記基準用紙及び当該基準用紙と異なる種類の他の用紙の各々の前記インキ組合せにおける再現色の予測測色値を補正する測色値補正部と
を備えることを特徴とする再現色プロファイル補正システム。 - 前記基準用紙と前記他の用紙との色域の差を示すパラメータに基づいて、前記差分測色値を前記他の用紙の色域に対応した変換差分測色値に変換する差分予測値変換部
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記パラメータが前記基準用紙と前記他の用紙との明度の比である
ことを特徴とする請求項2に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記パラメータが、単色のプロセスインキの各々の色成分がベタで、前記基準用紙と前記他の用紙との各々に印刷されたチャートの色空間における測色値の座標点それぞれを、2次元平面に投影し、前記基準用紙と前記他の用紙との各々の前記2次元平面上に投影された前記座標点が形成する多角形それぞれの面積比である
ことを特徴とする請求項2に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記パラメータが、単色のプロセスインキの各々の色成分がベタで、前記基準用紙と前記他の用紙との各々に印刷されたチャートの色空間における測色値の座標点が形成する多面体の表面の面積比である
ことを特徴とする請求項2に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記パラメータが、単色のプロセスインキの各々の色成分がベタで、前記基準用紙と前記他の用紙との各々に印刷されたチャートの色空間における測色値の座標点が形成する多面体それぞれの体積比である
ことを特徴とする請求項2に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記パラメータが、単色のプロセスインキの各々の色成分が複数の制御値の濃度で、前記基準用紙と前記他の用紙との各々に印刷されたチャートの色空間における予測測色値の座標点を包含する3次元形状それぞれの体積比である
ことを特徴とする請求項2に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記測色値補正部が、
前記プロセスインキの制御値の組合せであるプロセスインキ組合せと特色インキの制御値の組合せである特色インキ組合せとからなるインキ組合せによる再現色の測色値を補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記インキ組合せにおいて、特色インキの網点面積率毎に、所定の色空間に分布する、プロセスインキ組合せのプロセスインキそれぞれの制御値が異なる組合せの測色値を包含する包含領域を抽出する包含領域抽出部と、
前記特色インキの制御値毎に、前記差分測色値に乗ずる調整係数を、前記包含領域の大きさに基づいて算出する調整係数算出部と
を備えることを特徴とする請求項8に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記測色値補正部が、
前記特色インキ組合せに対応した前記調整係数を、前記差分測色値に対して乗じて、前記特色インキ組合せを有する特色インキの前記予測測色値を補正する
ことを特徴とする請求項9に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 調整係数算出部が、
前記包含領域の大きさが特色インキ組合せにおける制御値が「0」の場合における、所定の色空間に分布する、プロセスインキそれぞれの制御値が異なる組合せの測色値を包含する前記包含領域の大きさを基準値とし、当該基準値により前記特色インキの網点面積率毎の包含領域の大きさを除算して前記調整係数を算出する
ことを特徴とする請求項9に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記包含領域の大きさが、前記所定の色空間における前記包含領域の体積である
ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記包含領域の大きさが、前記所定の色空間における前記包含領域を2次元平面に投影した際の投影面の面積である
ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 前記包含領域の大きさが、前記所定の色空間における前記測色値の分布を包含する直方体の対角線の長さである
ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の再現色プロファイル補正システム。 - 再現色プロファイルにおける、プロセスインキの制御値の組合せであるプロセスインキ組合せによる再現色の予測測色値を補正する再現色プロファイル補正方法であり、
差分測色値算出部が、基準用紙における前記インキ組合せにおけるプロセスインキ組合せに対応して予測した再現色の測色値である予測測色値と、当該プロセスインキ組合せに対応する、前記基準用紙におけるカラーチャートの再現色を測定した測色値である測定測色値との差分である差分測色値を算出する差分測色値算出過程と、
測色値補正部が、前記差分測色値により、前記基準用紙及び当該基準用紙と異なる種類の他の用紙の各々の前記インキ組合せにおける再現色の予測測色値を補正する測色値補正過程と
を含むことを特徴とする再現色プロファイル補正方法。 - 再現色プロファイルにおける、プロセスインキの制御値の組合せであるプロセスインキ組合せによる再現色の予測測色値を補正する再現色プロファイル補正システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであり、
前記コンピュータを、
基準用紙における前記インキ組合せにおけるプロセスインキ組合せに対応して予測した再現色の測色値である予測測色値と、当該プロセスインキ組合せに対応する、前記基準用紙におけるカラーチャートの再現色を測定した測色値である測定測色値との差分である差分測色値を算出する差分測色値算出手段、
前記差分測色値により、前記基準用紙及び当該基準用紙と異なる種類の他の用紙の各々の前記インキ組合せにおける再現色の予測測色値を補正する測色値補正手段
として機能させるためのプログラム。
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