JP2018074482A - 波形生成回路等 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な構成により、正弦波状の波形を生成することが可能な波形生成回路を提供する。【解決手段】本発明は、それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成され、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続される論理回路と、クロック信号のパルスをカウントするN進カウンタと、N進カウンタの最上位ビットの出力をクロック信号として取り込み、出力が論理回路の最前段のフリップフロップの入力に接続される2進カウンタと、論理回路の各段のフリップフロップの出力電圧を各段に対応する抵抗値を有する抵抗素子を介して合成し、電圧波形として出力する出力合成部と、出力合成部から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出するローパスフィルタと、を備える波形生成回路である。【選択図】図1

Description

本発明は、波形生成回路に関するものであり、特に正弦波状の波形を生成することが可能な波形生成回路に関する。
大雨が降る等して地表下の土中に水が溜まると、斜面での土砂崩れにより近隣に大きな被害をもたらす恐れがある。特に、砂状の層と粘土層のように、土中で水の浸透率に差ができる箇所に水は溜まりやすく、層間の界面から土砂崩れが発生することが多い。土砂崩れを予測し、未然に避難して被害を防ぐためには、土中の水位を検出することが有効である。
土中の水位を検出する1つの方法として、筒共鳴を用いる方法がある。本方法は、スピーカから音を発生させて共鳴周波数を決定することにより水位を検出するものであるが、正確に水位を検出するためには、所望の周波数以外の成分を持たない正弦波を発生させる必要がある。
例えば特許文献1には、正弦波データを格納してある正弦波データテーブルから、別途演算されたアドレスにしたがって波形データを読み取ることにより、デジタル正弦波信号を生成し、生成された信号をD/A変換器によりアナログ信号に変換する装置が開示されている。
特開平8−163224号公報
例えば土中の水位検出に使用されるような場合においては、波形生成装置は小型化が求められるが、特許文献1に開示される波形生成装置についても小型化が求められていた。しかし、当該波形生成装置における波形生成回路は、マイコンやD/A変換器が必要となるため、更に簡易な構成とすることで小型化を実現するのは難しいという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、比較的簡易な構成により、正弦波状の波形を生成することが可能な波形生成回路等を提供することを目的とする。
上記の課題は以下の特徴を有する本発明によって解決される。すなわち、本発明の一態様としての波形生成回路は、正弦波状の波形を生成するための波形生成回路であって、それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続される論理回路と、上記クロック信号のパルスをカウントするN進カウンタと、上記N進カウンタの最上位ビットの出力をクロック信号として取り込む2進カウンタであって、出力が上記論理回路の最前段のフリップフロップの入力に接続される2進カウンタと、上記論理回路の各段のフリップフロップの出力電圧を各段に対応する抵抗値を有する抵抗素子を介して合成し、電圧波形として出力する出力合成部と、上記出力合成部から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出するローパスフィルタと、を備えることを特徴とする。
本発明において好ましくは、上記波形生成回路は、クロック信号を受け取って分周することにより周波数の異なる分周クロック信号を生成する分周回路を更に備え、上記論理回路の各段のフリップフロップ及び上記N進カウンタは上記分周クロック信号を受け取る。
本発明の一態様としての波形生成回路は、正弦波状の波形を生成するための波形生成回路であって、それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続され、最終段のフリップフロップの反転出力が最前段のフリップフロップの入力に接続される論理回路と、上記論理回路の各段のフリップフロップの出力電圧を各段に対応する抵抗値を有する抵抗素子を介して合成し、電圧波形として出力する出力合成部と、上記出力合成部から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出するローパスフィルタと、を備えることを特徴とする。
本発明において好ましくは、上記波形生成回路は、上記クロック信号のパルスをカウントするM(=2×N)進カウンタと、上記M進カウンタの各出力を入力信号として取り込み否定論理和を出力するNORゲートと、を備え、上記論理回路は、上記NORゲートの出力信号及び上記クロック信号に応じて上記フリップフロップのそれぞれをリセット又はセットするサブ論理回路を更に備える。
本発明の一態様としての回帰回路は、それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続される論理回路を正規ループへ回帰させるための回帰回路であって、上記クロック信号のパルスをカウントするN進カウンタと、上記N進カウンタの最上位ビットの出力をクロック信号として取り込む2進カウンタであって、出力が上記論理回路の最前段のフリップフロップの入力に接続される2進カウンタと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡易な構成により、正弦波状の波形を生成することができる。
本発明の第1の実施形態による波形生成回路の概略構成図である。 4ビットジョンソンカウンタを用いたときの、クロックパルスに応じた各フリップフロップの状態遷移を示す図である。 本発明の第1の実施形態による出力合成部が出力する正弦波状の波形の元になる電圧波形である。 本発明の第1の実施形態の他の実施例による出力合成部が出力する正弦波状の波形の元になる電圧波形である。 本発明の第1の実施形態の他の実施例による波形生成回路の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態による波形生成回路の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態の1つの実施例によるN進カウンタ(4進カウンタ)を示す図である。 クロックパルスに応じた4進カウンタの各フリップフロップの状態遷移を示す図である。 本発明の第2の実施形態の1つの実施例による2進カウンタを示す図である。 本発明の第2の実施形態の1つの実施例によるN進カウンタ(5進カウンタ)を示す図である。 クロックパルスに応じた5進カウンタの各フリップフロップの状態遷移を示す図である。 本発明の第3の実施形態による波形生成回路の概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による波形生成回路について説明する。なお本明細書において「正弦波状の波形」とは、正弦波の波形だけではなく、正弦波に準ずる波形又は疑似的な正弦波を含むものである。本発明の実施形態においては、波形生成回路は正弦波状の波形を生成する。
図1は、本発明の第1の実施形態による波形生成回路1の概略構成図である。図1に示すように、波形生成回路1は、論理回路10と、出力合成部20と、ローパスフィルタ30と、を備える。
論理回路10は、N個(本実施例においては4個)のフリップフロップ11から構成され、各フリップフロップ11が同一のクロック信号(クロックパルス)を受け取る。図1に示すとおり、最終段のフリップフロップ11d以外の各フリップフロップ11a〜11cは、当該各フリップフロップ11a〜11cの出力がそれぞれ後段のフリップフロップ11b〜11dの入力に接続されるように直列接続される。また、最終段のフリップフロップ11dの反転出力は、最前段のフリップフロップ11aの入力に接続される。したがって、例えば論理回路10は、4個のD型フリップフロップから構成されるジョンソンカウンタである。1つの例では、論理回路10として、8ビットシフトレジスタ(HC164)を用いる。
D型フリップフロップ11は、好ましくはクロック信号の立ち上がり又は立下りで入力信号をラッチするエッジトリガ型である。この場合、D型フリップフロップ11は、クロックパルスに応答して入力信号(「0」又は「1」)を取り込むとともに、取り込んで保持された入力信号を、クロックパルスに関わらず、出力する。当該出力が後段のフリップフロップ11の入力信号となる。
図2は、4ビットジョンソンカウンタを用いたときの、クロックパルスに応答した各フリップフロップ11a〜11d(Q1〜Q4)の状態遷移を示す図である。このとき、各フリップフロップ11a〜11dは、図2に示す状態0→1→…→7→0→1→…と遷移する。したがって、「1」を出力するフリップフロップ11の数は、クロックパルスに応答して0から1ずつ増えて4になり、その後1ずつ減って0になるのを、クロックパルス8個を1つの周期として繰り返す。本明細書においては、例えば4ビットジョンソンカウンタの場合、上記のような状態遷移を正規ループといい、正規ループ以外で状態遷移を行う場合を不正ループという。なおNビットジョンソンカウンタを用いた場合、「1」を出力するフリップフロップ11の数は、クロックパルスに応答して0から1ずつ増えてNになり、その後1ずつ減って0になるのを、クロックパルス2N個を1つの周期として繰り返す。
フリップフロップ11は、出力信号に応じて出力する電圧値が異なるものである。本実施例においては、「0」を出力する場合は0V、「1」を出力する場合は5Vの電圧を出力するものを用いる。本発明の実施形態による波形生成回路1は、正弦波状の波形の元になる階段状の電圧波形を生成するにあたって、上記のような「1」を出力するフリップフロップ11の数の変化を用いる。
出力合成部20は、各段のフリップフロップ11の出力を、抵抗素子21を介して合成することにより、階段状の電圧波形を生成する。各抵抗素子21a〜21dは、正弦波状の波形の元になる階段状の電圧波形を生成するように、予め決定された抵抗値を有する。
1つの例では、状態遷移の数が8つであるため、出力合成部20が合成する出力が、状態遷移に応じて(クロックパルスに応じて)、45(=360/8)度ごとの正弦波値(又は余弦波値)の電圧値となるように、各抵抗素子21の抵抗値は決定される。具体的には、出力合成部20が合成する出力が、図2における状態1において2.5V×(1−sin(π/4))、状態2において2.5V、状態3において2.5V×(1+sin(π/4))、状態4において5V、状態5において2.5V×(1+sin(π/4))、状態6において2.5V、状態7において2.5V×(1−sin(π/4))となるように、各抵抗素子21の抵抗値は決定される。図3は、このときの正弦波状の波形の元になる階段状の電圧波形を示す。1つの例では、抵抗素子21a及び21dは47kΩ、抵抗素子21b及び21cは22kΩである。
ローパスフィルタ30は、出力合成部20から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出することで正弦波状の波形を生成する。1つの例では、ローパスフィルタは抵抗素子とコンデンサから構成されるが、公知のあらゆるローパスフィルタ回路を用いることができる。
このような構成とすることにより、本実施形態では、D/A変換器等を設けることなく、従来の方法と比較して簡易な方法で正弦波状の波形を生成することができる。特に、正弦波状の波形を生成するにあたっては、フィルタ処理をする前段階で可能な限り高調波の除去を行う必要があるが、本実施形態では、出力合成部20の出力を用いることにより、高周波成分を可能な限り低減した電圧波形を生成することが可能となる。
波形生成回路1は、好ましくは、ローパスフィルタ30により電圧波形を生成した後、当該電圧波形を増幅する増幅回路(図示せず)を備える。
なお、Nは任意の自然数とすることができるが、正弦波状の波形を生成するにあたっては、Nの数が多ければ多いほど、すなわちフリップフロップ11の数が多ければ多いほど、高周波成分の少ない滑らかな階段状の電圧波形を生成することができる。ただし、Nの数に応じて、すなわちフリップフロップ11の数に応じて、生成する正弦波状の波形の元となる電圧波形の周波数が変わること、例えばNの数が多ければ多いほど当該周波数が低くなること、が理解される。
1つの例では、N=8である。この場合、論理回路10は、8個のフリップフロップ11から構成され、各フリップフロップ11が同一のクロック信号を受け取る。最終段のフリップフロップ11h以外の各フリップフロップ11a〜11gは、当該各フリップフロップ11a〜11gの出力がそれぞれ後段のフリップフロップ11b〜11hの入力に接続されるように直列接続され、最終段のフリップフロップ11hの反転出力が、最前段のフリップフロップ11aの入力に接続される(図示せず)。出力合成部20は、各段のフリップフロップ11の出力を、各抵抗素子21a〜21hを介して合成することにより、正弦波状の波形の元になる階段状の電圧波形を生成する(図示せず)。
この場合の出力合成部20が出力する正弦波状の波形の元になる階段状の電圧波形を図4に示す。N=4の場合と同様に、N=8の場合は、出力合成部20が合成する出力が、状態遷移に応じて、22.5(=360/16)度ごとの正弦波値の電圧値となるように、各抵抗素子21a〜21hの抵抗値は決定される。1つの例では、抵抗素子21a及び21hは47kΩ、抵抗素子21b及び21gは22kΩ、抵抗素子21c及び21fは15kΩ、抵抗素子21d及び21eは10kΩである。
他の例では、論理回路10を構成するフリップフロップ11としてJK型フリップフロップを用いることもできる。図5は、本発明の第1の実施形態の他の実施例による波形生成回路1の概略構成図である。フリップフロップ11として、他のフリップフロップを用いることもできる。
他の例では、出力合成部20の抵抗素子21は、正弦波状の波形以外の他の形状の波形を生成するように各段に対応する抵抗値を有するように構成することもできる。
図6は、本発明の第2の実施形態による波形生成回路1の概略構成図である。図6に示すように、波形生成回路1は、論理回路10と、出力合成部20と、ローパスフィルタ30と、N進カウンタ40と、2進カウンタ50と、を備える。
ここで、論理回路10として4ビットジョンソンカウンタを用いたときの、クロックパルスに応答した各フリップフロップ11の状態遷移は図2に示すとおりであり、論理回路10が動作を続ける限り、この状態遷移(正規ループ)を繰り返すこととなる。しかし、このようなループ構成においては、ノイズなどに起因して、図2に示す8つの状態以外の状態となる可能性、すなわち不正ループが発生する可能性がある。本実施形態の波形生成回路1は、論理回路10における最前段のフリップフロップ11aへの入力に最終段のフリップフロップ11dの反転出力を用いることにより発生する可能性のある不正ループからの回帰を目的とした構成を有する。
なお本実施形態において、出力合成部20とローパスフィルタ30については第1の実施形態と同じであるため、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
論理回路10は、N個(本実施例においては4個)のフリップフロップ11から構成され、各フリップフロップ11が同一のクロック信号を受け取る。図6に示すとおり、最終段のフリップフロップ11d以外の各フリップフロップ11a〜11cは、当該各フリップフロップ11a〜11cの出力がそれぞれ後段のフリップフロップ11b〜11dの入力に接続されるように直列接続される。
N進(本実施例においては4進)カウンタ40は、論理回路10が受け取るクロック信号と同一のクロック信号を受け取り、そのクロックパルスをカウントするバイナリカウンタである。図7は、1つの実施例におけるJK型フリップフロップから構成される4進カウンタ40を示し、図8は、クロックパルスに応答した4進カウンタ40の各フリップフロップの状態遷移を示す。図から理解されるように、最上位ビットQ2は、クロックパルスに応答して、CK0、1では「0」、CK2、3では「1」、CK4、5では「0」を出力し、以降これを繰り返す。
2進カウンタ50は、クロック入力が4進カウンタ40の最上位ビットQ2の出力に接続され、出力が論理回路10の最前段のフリップフロップ11aの入力に接続される。図9は、1つの実施例におけるD型フリップフロップから構成される2進カウンタ50を示す。この場合、2進カウンタ50の入力は、その反転出力に接続される。
本実施例において、2進カウンタ50は、立下りで状態変化(2進動作)するものとする。図8を参照すると、2進カウンタ50が入力信号として受け取る4進カウンタ40の最上位ビットQ2の出力において、立下りは、CK4、CK8…のようにクロックパルス4つごとに周期的に発生する。したがって、2進カウンタ50の出力は、例えば、CK0〜3では「0」、CK4〜7では「1」、CK8〜11では「0」となり、以降これを繰り返す。その結果、論理回路10の最前段のフリップフロップ11aは、クロックパルスに応答して、クロックパルス4個(=N個)分の時間ずつ交互に、「0」及び「1」が入力される。
このような構成とすることにより、本実施形態では、論理回路10における最前段のフリップフロップ11aへの入力として、論理回路10とは別のN進カウンタ40及び2進カウンタ50を用いることで、比較的簡易な構成により、論理回路10の状態遷移を不正ループから正規ループへ回帰させることができる。したがって、この場合、N進カウンタ40及び2進カウンタ50は、論理回路10を正規ループへ回帰させるための回帰回路として機能する。
他の例では、N=5であり、この場合のN進カウンタ40は5進カウンタ40である。図10は、1つの実施例におけるJK型フリップフロップから構成される5進カウンタ40を示し、図11は、クロックパルスに応答した5進カウンタの各フリップフロップの状態遷移を示す。図から理解されるように、最上位ビットQ3は、図11に示すように、クロックパルスに応答して、CK0〜3では「0」、CK4では「1」、CK5〜8では「0」、CK9では「1」を出力し、以降これを繰り返す。
2進カウンタ50が入力信号として受け取る5進カウンタ40の最上位ビットQ3の出力において、立下りはCK5、CK10…のように、クロックパルス5つごとに周期的に発生する。したがって、2進カウンタ50の出力は、例えば、CK0〜4では「0」、CK5〜9では「1」、CK10〜14では「0」となり、以降これを繰り返す。その結果、論理回路10の最前段のフリップフロップ11aは、クロックパルスに応答して、クロックパルス5個(=N個)分の時間ずつ交互に、「0」及び「1」が入力される。
なお、2進カウンタ50は、立ち上がりで状態変化(2進動作)するものであっても同様に動作することは理解される。
図12は、本発明の第3の実施形態による波形生成回路1の概略構成図である。図11に示すように、波形生成回路1は、論理回路10と、出力合成部20と、ローパスフィルタ30と、M進カウンタ60と、NORゲート70と、を備える。
本実施形態の波形生成回路1も、論理回路10における最前段のフリップフロップ11aへの入力に最終段のフリップフロップ11dの反転出力を用いることにより発生する可能性のある不正ループからの回帰を目的とした構成を有する。また本実施形態においても、出力合成部20とローパスフィルタ30については第1の実施形態とは同じであるため、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
論理回路10は、N個(本実施例においては4個)のフリップフロップ11から構成され、各フリップフロップ11が同一のクロック信号を受け取る。図12に示すとおり、本実施形態においては、フリップフロップ11としてJK型フリップフロップを用いる。また、論理回路10は、各フリップフロップ11a〜11dに対応して配置されるANDゲート12a〜12d、ORゲート13a〜13d、及びNOTゲート14a〜14dを含むサブ論理回路を更に備える。
M進(=2×N進、本実施例においては8進)カウンタ60は、論理回路10が受け取るクロック信号と同一のクロック信号を受け取り、そのクロックパルスをカウントするバイナリカウンタである。M進カウンタ60は、クロックパルスM(=8)個ごとに周期的に、8進カウンタのすべてのフリップフロップの出力が「0」となるカウンタである。
NORゲート70は、8進カウンタ60の各フリップフロップを入力としたNORゲートであり、8進カウンタ60のすべてのフリップフロップが「0」を出力する場合にのみ、「1」を出力するように構成される。NORゲート70の出力は、論理回路10内のサブ論理回路を経由してフリップフロップ11に接続される。その構成について、以下に説明する。
最前段と最終段の間以外のフリップフロップ11のJ入力に関する接続については、各フリップフロップ11a〜11cの出力とNORゲート70の反転出力とを入力としたANDゲート12b〜12dの出力がそれぞれ後段のフリップフロップ11b〜11dのJ入力に接続されるように直列接続される。NORゲート70の反転出力は、NORゲート70の出力をNOTゲート14b〜14dに通すことにより得られる。最前段と最終段の間のフリップフロップ11の接続については、最終段のフリップフロップ11dの反転出力とNORゲート70の反転出力とを入力としたANDゲート12aの出力が最前段のフリップフロップ11aのJ入力に接続されるように直列接続される。
同様にして、最前段と最終段の間以外のフリップフロップ11のK入力に関する接続については、各フリップフロップ11a〜11cの反転出力とNORゲート70の出力とを入力としたORゲート13b〜13dの出力がそれぞれ後段のフリップフロップ11b〜11dのK入力に接続されるように直列接続される。最前段と最終段の間のフリップフロップ11の接続については、最終段のフリップフロップ11dの出力とNORゲート70の出力とを入力としたORゲート13aの出力が最前段のフリップフロップ11aのK入力に接続されるように直列接続される。
このような構成とすることにより、本実施形態では、クロックパルス2N個ごとに周期的にM進カウンタ60の全ビットがリセットされ、リセットされているクロックパルス1個分の時間において、NORゲート70は「1」を出力する。NORゲート70が「1」を出力する間において、各フリップフロップ11a〜11dは、クロック信号の立ち上がり又は立下りでサブ論理回路を経由した入力信号をラッチすることによりリセットされる。これにより、クロックパルス2N個ごとに周期的に各JK型フリップフロップ11a〜11dがリセットされることから、比較的簡易な構成により、論理回路10の状態遷移を不正ループから正規ループへ回帰させることができる。
なお、第3の実施形態におけるフリップフロップ11は、JK型フリップフロップに限定されず、D型フリップフロップ等の他のフリップフロップとすることができる。
他の例では、論理回路10は、他のサブ論理回路を備える。この場合、NORゲート70が「1」を出力する間において、各フリップフロップ11a〜11dは、クロック信号の立ち上がり又は立下りでサブ論理回路を経由した入力信号をラッチすることにより、Nビットジョンソンカウンタが取り得る1つの既定の状態となる。これにより、クロックパルスM個ごとに周期的に、Nビットジョンソンカウンタが取り得る1つの既定の状態とすることができることから、論理回路10の状態遷移を不正ループから正規ループへ回帰させることができる。
例えばN=4の場合、NORゲート70が「1」を出力する間において、クロック信号の立ち上がり又は立下りでサブ論理回路を経由した入力信号をラッチすることにより、フリップフロップ11a、11bがセットされる(「1」にセットされる)とともにフリップフロップ11c、11dがリセットされる。これにより、クロックパルスM(=8)個ごとに周期的に、図2に示す状態2とすることができる。
上記のすべての実施形態における他の例では、波形生成回路1は、クロック信号を受け取って分周することにより周波数の異なる分周クロック信号を生成する分周回路(図示せず)を更に備える。本実施例において、波形生成回路1におけるフリップフロップ11やカウンタ40、60の各回路が受け取るクロック信号は、分周回路により生成されたクロック信号である。このように分周回路を用いることにより、波形生成回路1の生成する正弦波状の波形の周波数を変更することができる。1つの例では、分周回路としてHC4020を用いる。
本発明の他の実施形態は、上記実施形態において説明した、論理回路10を正規ループへ回帰させるための回帰回路である。本発明の他の実施形態は、上記実施形態において説明した波形生成回路1を含む波形生成装置である。
以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて本発明の任意の実施形態に適用することができる。すなわち本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
1 波形生成回路
10 論理回路
11 フリップフロップ
20 出力合成部
21 抵抗素子
30 ローパスフィルタ
40 N進カウンタ
50 2進カウンタ
60 M進カウンタ
70 NORゲート

Claims (5)

  1. 正弦波状の波形を生成するための波形生成回路であって、
    それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続される論理回路と、
    前記クロック信号のパルスをカウントするN進カウンタと、
    前記N進カウンタの最上位ビットの出力をクロック信号として取り込む2進カウンタであって、出力が前記論理回路の最前段のフリップフロップの入力に接続される2進カウンタと、
    前記論理回路の各段のフリップフロップの出力電圧を各段に対応する抵抗値を有する抵抗素子を介して合成し、電圧波形として出力する出力合成部と、
    前記出力合成部から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出するローパスフィルタと、を備える波形生成回路。
  2. 前記波形生成回路は、
    クロック信号を受け取って分周することにより周波数の異なる分周クロック信号を生成する分周回路を更に備え、
    前記論理回路の各段のフリップフロップ及び前記N進カウンタは前記分周クロック信号を受け取る、請求項1に記載の波形生成回路。
  3. 正弦波状の波形を生成するための波形生成回路であって、
    それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続され、最終段のフリップフロップの反転出力が最前段のフリップフロップの入力に接続される論理回路と、
    前記論理回路の各段のフリップフロップの出力電圧を各段に対応する抵抗値を有する抵抗素子を介して合成し、電圧波形として出力する出力合成部と、
    前記出力合成部から出力される電圧波形から既定の周波数以下のアナログ電圧波形を抽出するローパスフィルタと、を備える波形生成回路。
  4. 前記波形生成回路は、
    前記クロック信号のパルスをカウントするM(=2×N)進カウンタと、
    前記M進カウンタの各出力を入力信号として取り込み否定論理和を出力するNORゲートと、を備え、
    前記論理回路は、
    前記NORゲートの出力信号及び前記クロック信号に応じて前記フリップフロップのそれぞれをリセット又はセットするサブ論理回路を更に備える、請求項3に記載の波形生成回路。
  5. それぞれが同一のクロック信号を受け取るN個のフリップフロップから構成される論理回路であって、最終段のフリップフロップ以外の各フリップフロップは該各フリップフロップの出力が後段のフリップフロップの入力に接続されるように直列接続される論理回路を正規ループへ回帰させるための回帰回路であって、
    前記クロック信号のパルスをカウントするN進カウンタと、
    前記N進カウンタの最上位ビットの出力をクロック信号として取り込む2進カウンタであって、出力が前記論理回路の最前段のフリップフロップの入力に接続される2進カウンタと、を備える回帰回路。
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