JP2018069456A - 熱カシメ装置 - Google Patents

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Abstract

【技術課題】熱可塑性樹脂成形品の熱カシメにおいて、熱カシメ加工後に溶着チップを引き離す際に熱カシメ膨大部の千切れを防止する。【解決手段】熱カシメ加工後に溶着チップ3をテンションスプリング14により一定の力で引っ張りながら再加熱(離脱加熱)を行い溶着チップ3と熱カシメ膨大部の密着力を低下させ、この密着力がテンションスプリング14の引く力より低下したときに溶着チップ3はカシメ膨大部から離脱する。【選択図】図1

Description

本願発明は、熱可塑性樹脂成形品へ被固定物を固定する際、熱可塑性樹脂成形品の一部に溶着ボスと称される溶着又は変形部を予め形成し、この溶着ボスを被固定物側の固定孔内に通し、突出させた先端側を熱で溶融することにより熱可塑性樹脂成形品に被固定物をカシメ留めするための熱カシメ装置に関する。
熱可塑性樹脂で成形された成形品に被固定物を固定する方法として、成形品側に一体成形された溶着ボスを突設しておき、この溶着ボスを被固定物側に形成された固定孔に通し、この固定孔から突き出た溶着ボスの先端側を溶着チップにより加熱溶融又は変形して固定孔より大きいきのこの傘のようなカシメ部を形成し、このカシメ部により被固定物を成形品にカシメ留めする方法が公知である(特開2005−01268号公報)。
このカシメ留め方法の場合、溶着チップ及びこの溶着チップにより加熱溶融されたカシメ部は、通常250〜300℃に加熱されるため、その生産性の向上から、溶融が終ると直ちに圧縮された冷却エアーを溶着チップ内に供給し、この冷却エアーにより溶着チップを冷却し、併せて溶融したカシメ部を冷却して溶融部を固化し、その上で溶着チップを溶着ボスから離脱させている。
しかし、前記特許文献1に記載された溶着チップの場合、熱可塑性樹脂成形品の材質によっては、熱カシメ後に溶着チップを該カシメ部から離脱させる際に、カシメ留め先端の膨大部が溶着チップに密着して千切れてしまい、カシメ強度を十分に確保することができないという問題があった。
この原因は、溶着チップにはインパルス方式による電圧の印加で大電流を流し、2~3秒で樹脂の融点である250〜300℃まで急加熱を行うため、溶着チップの加熱面及びこれと接触して押圧されている溶着ボスの先端部も一気に加熱されて溶融する。
この時に溶融した樹脂から水分(水蒸気)と樹脂の成分及び添加剤(可塑剤、難燃剤、酸化防止剤)に由来するアウトガスが発生し、このアウトガスは、ドーム型の溶着チップの先端面内に密封されていて逃げ場が無くなる。
そして、この逃げ場を失ったアウトガスは、温度の低下によって急激な体積の減少を起こして粘着性を有するガスヤニに変化する。
このガスヤニは樹脂由来の可塑剤が接着剤のように作用すると共に、カシメ留め先端の溶融した樹脂と溶着チップが押圧されたアンカー効果による機械的結合で密着してしまい、溶着チップを離脱させる際にカシメ部が千切れてしまうという問題を引き起こしている。
この密着対策として、従来から溶着チップを該カシメ部から離脱させる際に固化したカシメ部を離脱加熱(再加熱)して密着力を低減させながら溶着チップを離脱する工法がある。
しかし、離脱加熱は溶着過熱と同様に短時間で行うが、溶着チップとカシメ部が密着しているため、ピーク温度の管理が難しく、加熱温度のオーバーシュートによりカシメ留めが緩むなどの問題を起こしやすいという問題がある。特にナイロン樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの結晶性樹脂は溶融温度を超えると一気に軟化が進む傾向があるため加熱最高温度の範囲が狭く、離脱加熱の条件設定が難しかった。
さらに、近年は製品形状の複雑化に伴い、同時多点の熱カシメを行うことが大半で、それぞれの溶着ボスが突設される被溶着物の形状や肉厚は一定でないため、溶着ボス位置によって熱カシメに必要な熱量も異なる。また、離脱加熱においても、それぞれの溶着ボスの再加熱条件が異なるため、すべての熱カシメ部から溶着チップを安定して離脱させるための条件設定が困難でこの条件調整に多くの工数が必要であった。
本発明は、以上に説明した再加熱時の問題点の解消を図ることが目的であって、請求項1に記載の発明は、溶着チップに電圧を印加して発熱させ、この発熱した溶着チップを被固定物側に形成した溶着ボスの先端部に押圧してこの溶着ボスの先端部を熱変形させることにより溶着ボスの先端部に前記カシメ穴よりも大きな膨大部又は変形部を形成するための熱カシメ装置において、前記溶着チップは、上部シャフトに対して昇降自在に取り付けられた下部シャフトに取り付けられており、前記上部シャフトと下部シャフト間にはテンションスプリングが取り付けられていると共にこのテンションスプリングは、上部シャフトと下部シャフト間において常時引き合う方向にテンションが付与されており、前記溶着チップに対して主電圧を印加して発熱させ、これを溶着ボスの先端部に押し当てて溶融又は変形させたのち、主電圧の印加を停止し、溶着チップ内に冷却エアーを供給して溶着チップ及び溶着ボスの先端部の冷却と溶着ボスの先端部の固化を図り、続いて溶着チップと溶着ボスの先端部がガスヤニの作用とアンカー効果で密着している間に前記上部シャフトを前記テンションスプリングに抗して上昇させることにより上部シャフトと下部シャフト間に下部シャフトが上昇するための空間を形成し、続いて溶着チップに離脱電圧を印加して前記ガスヤニの作用とアンカー効果による溶着ボスと溶着チップの密着面を溶融し、溶着ボスと溶着チップ間の密着力がテンションスプリングのテンションを下回ったときに、このテンションスプリングの力で下部シャフトに引き上げの力を付与して溶着ボスから溶着チップを独りでに引き離すように構成したこと、を特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱カシメ装置において、前記溶着チップは、インパルス加熱方式であること、を特徴とするものである。
上記した請求項1及び請求項2に記載の本発明によると、次の効果を得ることができる。
再加熱時にスプリングの力で溶着チップに離脱用のテンションを付与するため、溶着チップの粘着力が前記スプリングのテンションより小さくなったときに溶着チップは溶着ボスから独りでに離脱する。
この結果、溶着チップの離脱タイミングはスプリングの作用に依存させることができるため、いちいち溶着チップごとに離脱のタイミングの調整工程を行う必要がなくなり、特に多点溶着時に有効である
熱カシメユニット2の側面図である。 (a)スライドシャフト4の断面図で縮んだ状態、(b)スライドシャフト4の断面図で伸ばされた状態である。 熱カシメ装置の説明図である。 (a)〜(e)熱カシメユニット2による溶着工程の説明図である。 熱カシメ工程における電圧印加と溶着チップ温度のグラフである。
本発明に係る熱カシメ装置は、一点(溶着ボスが一点)の場合は勿論のこと、多点(一度に多数の熱溶着ボスを同時に溶着する場合)に適用が可能であり、特に多点溶着において有効である。
本実施例1は請求項1及び請求項2に記載した発明に対応するもので、この詳細を図1〜図4に基づいて次に説明する。
図1は熱カシメユニット2を示す側面図であって、溶着チップ3は先端の発熱部5と発熱部5に冷却エアーを供給する冷却エアーパイプ6と発熱部5に電力を供給するリード線7a、7bから構成されている。
溶着チップ3は支持部材8に取り付けた上下に摺動可能なリニアスライド9上のスライドブロック10の取り付け穴に固定され、押圧スプリング11によって下方向に附勢される。
スライドブロック10の位置は下限位置調整ナット11aによって微調整し、押圧スプリング11の与圧量は押圧調整ナット11bで増減することで行う。
支持部材8はスライドシャフト4を介して電動シリンダ24に取り付けられ、熱カシメユニット2が上下に可動する。
図2はスライドシャフト4の断面図で、(a)はスライドシャフト4が縮んだ状態、(b)はスライドシャフト が伸びた状態である。
スライドシャフト4は上部シャフト12と下部シャフト13およびテンションスプリング14と固定ネジ15a,15bから構成され、テンションスプリング14の両端はそれぞれ上部シャフト12と下部シャフト13に固定ネジ15a,15bでネジ留めされる。
上部シャフト12と下部シャフト13が図4(a)のように縮んだ状態においてテンションスプリング14には一定の張力掛かるようにするため、あらかじめテンションスプリング14にはプリテンションを与えた状態(少し伸ばした状態)で取り付ける。
プリテンションの強さは、取り付けシャフト13が下方に伸ばされた時にスムーズに戻ることが出来る程度で最低限の強さに設定することが望ましい。本実施例ではテンションスプリング14によるプリテンションを4Nとしたがプリテンション強さは熱カシメユニット2の重量に応じてテンションスプリング14を張力の異なる物に交換することで調整可能である。
スライドシャフト4のスライド量は上部シャフト12の長穴16を上下に摺動する下部シャフト13の上側固定ネジ15a によって制限される。
図3に記載した制御装置20と電動シリンダ24について説明する。
制御装置20は、制御部21、冷却エアー供給部22、電圧供給部23、から構成されている。
制御部21は、制御回路と演算回路とから構成されていて、予め加熱時間、余熱時間、冷却時間を入力しておき、更には、電動シリンダ24からのストローク情報についても入力される。
制御部21は前記加工条件の入力により、電圧供給部23の印加電圧や電動シリンダ24の動作及びエアー供給部22から冷却エアーの供給を制御する。
以上説明した様に、本熱カシメ装置1は、溶着チップ3とスライドシャフト4を主とした熱カシメユニット2、電動シリンダ24、制御部21や電圧供給部23からなる制御装置20から構成されている。
次に、溶着工程を図4(a)〜(e)に基づいて説明する。
図4(a)は熱カシメを行う前の説明図、図4(b)は熱カシメユニット2を降
下させて溶着チップ3を溶着ボス18の天面に押し当てた図。図4(c)は溶着チッ
プ3 に電圧供給部23から電圧を印加して発熱させ、押圧スプリング11で溶着ボス18を押下ながら溶融し、ボス先端に膨大部18aを形成した状態。図4(d)は熱カシメユニット2を数ミリ上昇して停止し、再加熱を行う前の状態。図4(e)は再加熱を行った溶着チップ3がテンションスプリング14の作用で
膨大部18aから離れ、溶着が完了した状態の説明図である。
先ず図4(a)に示す様に、樹脂製ベース17(ナイロン6)へ突設された溶着ボス
18(Φ2.0)を、被固定物19の固定孔内へ通して溶着ボス18の先端を固定孔から突出させ、更に熱カシメ装置1の受け治具(図示せず)へ収納した。その時、熱カシメユニット2の最大下降位置は制御部21および電動シリンダー24により調整しておく。
次に図示しない起動ボタンを押下すると図4(b)の如く、熱カシメユニット2を電
動シリンダ24により下降させると、熱カシメユニット2が降下し、溶着チップ5の先端は溶着ボス18の天面に当接される。更に熱カシメユニット2を降下させると溶着ボス に溶着チップ5が先当たりしてめ動かないが、押圧スプリング11が収縮することにより溶着ボス18へ押し付け力が加わる。
電動シリンダ24が設置位置まで達すると、電圧供給部23から溶着チップ3へ電圧が印加され溶着チップ3の発熱部5が発熱する。
更に発熱部5が発熱すると、図4(c)の如く溶着ボス18は溶融し、溶着チップ3
はスプリング11の作用により降下し、あらかじめ設定した時間が経過すると溶着チップ3への電圧印加が停止される。
次に制御部21からの指令によりエアー供給部22から供給した冷却エアーを、冷却ホース6aを経由して冷却パイプ6へ冷送り込む。そして、冷却パイプ6の先端開口部から発熱部5の裏面へ冷却エアーを吹きつけ、発熱部5及び溶着ボス18の溶融部を急冷し、溶融した樹脂が固化しカシメ膨大部が形成される。
図4(d)に示す様に熱カシメユニット2を電動シリンダ24により10mm上昇さ
せる。この上昇ストロークは上部シャフト12の長穴16で制限された下部シャフト13のストローク量より少なく設定されている。本実施例における下部シャフトの最大ストロークは20mmである。
このとき、溶着チップ3はスライドシャフト4のテンションスプリング14で上方に引っ張られるが、カシメ膨大部18aに張り付いた状態であるため、溶着チップ3とカシメ膨大部18aが離れる事は出来ず、テンションスプリング14が伸びた状態になる。
テンションスプリング14は、ばね定数0.25kN/mmのものを使用しスライドシャフト4に組み込み、プリテンションを4Nとしているため、前記10mm引き延ばしによる溶着チップ3と溶着ボス18間の張力(引き離し力)は6.5Nとなる。
この時、樹脂製ベース17へ突設された溶着ボス18(ナイロン6 Φ2.0mmm)の引張り強さは約220Nであり、テンションスプリング14による張力6.5Nより小さいため、この状態でボスが破断するおそれは無い。
ここで、溶着チップ3に再度電圧を印加し再加熱(離脱加熱)を行う。
溶着チップ3が発熱すると、発熱部5に張り付いた状態のカシメ膨大部18aはアンカー効果により発熱部5に密着した表面と、表面に付着したガスヤニが溶融し、密着力が低下すると同時に表面の樹脂がわずかに膨張する事で発熱部5とカシメ膨大部18aの密着力は急激に低下する。
この時、溶着チップ3はテンションスプリング14により6.Nで引張られた状態であるため、カシメ膨大部18aの表面が溶融を開始し、発熱部5とカシメ膨大部18a密着力が6.5Nより小さくなった時点で溶着チップ3がカシメ膨大部18aから無理なく離脱する。
溶着チップ3が離れた直後のカシメ膨大部18aは表面がわずかに溶融しているが内部は固化したままなので、空気に触れるとすぐに表面温度が下がり表面が固化する。
このようにして、溶着チップ3で形成されたカシメ膨大部18aが千切れたり変形することが無くカシメ部の固定状態は安定している。
本実施例ではテンションスプリング14による発熱部5とカシメ膨大部18aの引き離し力を6.5Nとしたが、樹脂の材質及び溶着ボスの直径に応じて熱カシメユニット2の上昇量を増減させる、またはテンションスプリング14を張力の異なる物に交換することで引き離し力を容易に変更できることは言うまでもない。
さらに、多点の熱カシメを行う場合、個々のカシメ部の体積には多少のバラつきが有り、カシメ部周囲の形状製品形状に由来してカシメ部の肉厚も一定では無く、再加熱における温度上昇も同一にはならない。
従来は、個々のカシメ部の離脱加熱時間を個々に微調整して溶着チップの上昇温度を調整しないと、溶着チップ3とカシメ膨大部18aの密着によりカシメ膨大部18aが溶着ボス18から千切れたり、過熱によりカシメ膨大部18aが解けたりする恐れがあった。
しかし、本発明によるスライドシャフト4によれば、溶着チップ3をカシメ膨大部18aに引っ掛かった状態で離脱加熱するため、溶着チップ3とカシメ膨大部18aの密着が弱まれば、それぞれの溶着チップ3が自動的に離れて上昇するため、多点の熱カシメの場合においても個々に微調整をする必要が無い。
さらに、作業環境の温度変化により離脱加熱温度やカシメ部の密着力に変化やバラつきがあっても、スプリング14による引き離し力の範囲であれば離脱加熱条件の微調整が不要であるため熱カシメ部の品質は安定する。
熱カシメ工程における電圧印加と溶着チップ温度のグラフを図5に示す。離脱加熱において溶着チップ3がカシメ部から離脱するのは点線の範囲であり、実際に離脱する瞬間の温度は前述のように個々のカシメ部のよって微妙に異なるが、本装置のスライドシャフト4の機能により個々のカシメ部はそれぞれのタイミングで自動的に溶着チップが離脱する。
1 熱カシメ装置
2 熱カシメユニット
3 溶着チップ
4 スライドシャフト
5 発熱部
6 冷却エアーパイプ
6a 冷却エアーチューブ
7a、7b リード線
8 支持部材
9 スライドユニット
10 スライドブロック
11 押圧スプリング
11a 下限位置調整ナット
11b 押圧調整ナット
12 上部シャフト
13 下部シャフト
14 テンションスプリング
15a,15b 固定ネジ
16 長穴
20 制御装置
21 制御部
22 エアー供給部
23 電圧供給部
24 電動シリンダ

Claims (2)

  1. 溶着チップに電圧を印加して発熱させ、この発熱した溶着チップを被固定物側に形成した溶着ボスの先端部に押圧してこの溶着ボスの先端部を熱変形させることにより溶着ボスの先端部に前記カシメ穴よりも大きな膨大部又は変形部を形成するための熱カシメ装置において、
    前記溶着チップは、上部シャフトに対して昇降自在に取り付けられた下部シャフトに取り付けられており、
    前記上部シャフトと下部シャフト間にはテンションスプリングが取り付けられていると共にこのテンションスプリングは、上部シャフトと下部シャフト間において常時引き合う方向にテンションが付与されており、
    前記溶着チップに対して主電圧を印加して発熱させ、これを溶着ボスの先端部に押し当てて溶融又は変形させたのち、主電圧の印加を停止し、溶着チップ内に冷却エアーを供給して溶着チップ及び溶着ボスの先端部の冷却と溶着ボスの先端部の固化を図り、続いて溶着チップと溶着ボスの先端部がガスヤニの作用とアンカー効果で密着している間に前記上部シャフトを前記テンションスプリングに抗して上昇させることにより上部シャフトと下部シャフト間に下部シャフトが上昇するための空間を形成し、続いて溶着チップに離脱電圧を印加して前記密着部を溶融し、溶着ボスと溶着チップ間の密着力がテンションスプリングのテンションを下回ったときに、このテンションスプリングの力で下部シャフトに引き上げの力を付与して溶着ボスから溶着チップを独りでに引き離すように構成したこと、
    を特徴とする熱カシメ装置。
  2. 前記溶着チップは、インパルス加熱方式であること、を特徴とする請求項1に記載の熱カシメ装置。
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