JP2018069412A - 複数のボールネジの製造方法及び工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジの製造方法を提供すること。【解決手段】本発明による製造方法は、ネジ溝217’が粗加工された第1ボールネジ210を研削加工機100に装着し、当該ネジ溝217’を研削する工程と、第1ボールネジ210に代えてネジ溝227’が粗加工された第2ボールネジ220を研削加工機100に装着し、研削加工機100に対する第2ボールネジ220の長手方向における一方の端面226の位置を、第1ボールネジ210を研削した際の当該第1ボールネジ210の長手方向における一方の端面216の位置と同一の位置に設定し、これと同時に、第2ボールネジ220のネジ溝227’の一方の端の位相を、第1ボールネジ210を研削した際の当該第1ボールネジ210のネジ溝217’の一方の端の位相と同一の位相に設定する工程と、第2ボールネジ220のネジ溝227’を研削する工程と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のボールネジの製造方法、及び、そのような複数のボールネジを用いた工作機械に関する。
従来、工作機械の主軸、等の移動対象物を移動させる移動機構において、複数のボールネジが用いられる場合がある。例えば、特許文献1には、2本のボールネジを用いたツインボールネジが主軸を移動させる移動機構に採用された工作機械の例が記載されている。複数のボールネジを用いれば、前記移動機構の剛性が高められるため、主軸を垂直方向に移動させる場合に有利である。
ボールネジは、主軸の移動機構として好適に採用される反面、当該移動機構に複数のボールネジが採用されると、各ボールネジのよろめき誤差に起因して位置決めの精度が低下する場合がある。よろめき誤差とは、JISB1192に規定された変動v2π、すなわちボールネジが1回転する際に生じる周期性がある変動を意味する。
ここで、よろめき誤差が主軸の移動に及ぼす影響について、図5乃至図7を参照して詳細に説明する。図5は、ツインボールネジを採用した門形マシニングセンタにおけるラムの移動機構を模式的に示す概略正面図であり、図6は、図5のツインボールネジの各ボールネジが1回転する際の誤差を示す図であり、図7は、図5のラムに支持された主軸の先端位置に生じる誤差を説明するための図である。
図5に示すように、ツインボールネジを採用した門形マシニングセンタにおいては、Z軸方向に延びる2本のボールネジ10、20によって、回転主軸を含むラムRが支持されている。各ボールネジ10、20は、Y軸方向に所定の間隔を空けて互いに平行に配置されている。ラムRは、ナット31、32を介して2本のボールネジ10、20に垂直方向(Z軸方向)に進退可能に支持されており、各ボールネジ10、20が同時に等速で同方向に回転駆動されることによってZ軸方向(図5における上下方向)に移動されるようになっている。その一方、図示されていないが、本実施の形態のラムRは、直動ガイドに支持されており、XY方向への移動が規制されている。しかしながら、前述したよろめき誤差に起因して、Z軸方向への移動の際にラムRの先端(図5における下端)、すなわち回転主軸の先端の位置にY軸方向の誤差が生じてしまう。この誤差について、図6及び図7を参照してより詳細に説明する。
図6には2本の曲線が示されているが、このうち左側の実線で示された曲線は一方のボールネジ10が1回転する際の実移動量誤差曲線を示し、右側の破線で示された曲線は他方のボールネジ20が1回転する際の実移動量誤差曲線を示している。各曲線には、理想移動量の誤差、すなわち移動量に対し誤差0を示す一点鎖線の直線I1、I2がそれぞれ重ねて示されている。ここでは、図6に示すように、各ボールネジ10、20の実移動量誤差曲線が共に振幅がaの正弦曲線であり、それらの位相差が180°である場合について例示する。図6によれば、一方のボールネジ10は、回転角度が0°より大きく180°より小さい範囲において実移動量が理想移動量よりも小さくマイナス誤差の状態にある。一方、回転角度が180°より大きく360°より小さい範囲においては、実移動量が理想移動量よりも大きくプラス誤差の状態にある。これに対し、他方のボールねじ20は、回転角度が0°より大きく180°より小さい範囲において実移動量が理想移動量よりも大きくプラス誤差の状態にある。回転角度が180°より大きく360°より小さい範囲においては、実移動量が理想移動量よりも小さくマイナス誤差の状態にある。但し、いずれのボールネジ10、20も、180°及び360°の位置で、実移動量の誤差が0となる。
このような2本のボールネジ10、20によってラムRが移動される場合、回転角度が0°より大きく180°より小さい範囲においては、一方のボールネジ10によるラムRの移動量よりも他方のボールネジ20によるラムRの移動量の方が大きい。このため、この角度範囲においては、図7のIに示すように、ラムRには、当該ラムRを支持する主軸頭(不図示)に対して、その先端位置がY軸正方向(図7における左方向)へ移動するような姿勢変化(傾き)が生じる。とりわけ、回転角度が90°の場合、一方のボールネジ10に螺着されたナット31にはaのマイナス誤差が、他方のボールネジ20に螺着されたナット32にはaのプラス誤差が、それぞれ生じ、主軸頭に対するラムの傾きが最大となる。そして、回転角度が180°の時点においては、各ボールねじ10、20の実移動量の誤差が無いため、図7のIIに示すようにラムRは主軸頭に対して傾くことはなく、その先端位置の誤差は0になる。そして、回転角度が180°を超えると、一方のボールネジ10によるラムRの移動量よりも他方のボールネジ20によるラムRの移動量の方が小さくなる。このため、この角度範囲においては、図7のIIIに示すように、ラムRには、主軸頭に対して、その先端位置がY軸負方向(図7における右方向)へ移動するような姿勢変化(傾き)が生じる。とりわけ、回転角度が270°の場合、一方のボールネジ10に螺着されたナット31にはaのプラス誤差が、他方のボールネジ20に螺着されたナット32にはaのマイナス誤差が、それぞれ生じ、主軸頭に対するラムの傾きが最大となる。なお、図7の符号I、II、IIIにより示される状態は、図6の符号I、II、IIIにより示される位相にそれぞれ対応している。
このように、2本のボールネジ10、20のよろめき誤差に起因して、当該2本のボールネジ10、20が1回転する毎にラムRに1回の首振り動作が発生し、Z軸方向に移動される際には、1リードで1周期の首振りを繰り返す。このようなボールネジのよろめき誤差に起因する主軸の首振り運動は、門形マシニングセンタに限らず、2本のボールネジを有する移動機構が採用された横中ぐり盤やその他の一般的な移動機構においても生じ得る。なお、図7においては、2本のボールネジ10、20のよろめき誤差に起因する主軸の先端位置の誤差が誇張して示されている。実際の誤差は、例えば数μm程度である。
このような問題に対し、例えば特許文献2において、バネによってよろめき誤差を相殺するという方法が提案されている。しかしながら、バネを用いる方法は、切削加工時に外力を受ける工作機械の主軸においては、効果を発揮することができない。
また、1本のボールネジに1本のスケールを取り付け、合計2本のスケールを用いてフィードバック制御を行うという方法も考えられる。しかしながら、1つの駆動系に対して2つのスケールを取り付けるとコストが高くなるため、現実的ではない。
一般的に、ボールネジの移動量誤差(代表移動量と基準移動量との誤差)は測定して確認することができる。しかしながら、よろめき誤差は1リード内の微小誤差であるため、特に問題視されず確認もされていなかった。更に、1つの駆動系に1本のボールネジを使用する場合、スケールからのフィードバックを用いれば、代表移動量誤差を補正する際によろめき誤差も補正されるため、問題視されない。
各ボールネジが1回転する際に発生するよろめき誤差は、2本のボールネジで駆動する場合、影響が大きい。このよろめき誤差の影響を排除するには、よろめき誤差が無いボールネジを使用するか、あるいは、2本のボールネジの持つよろめき誤差の大きさを揃え、且つ、工作機械にボールネジを組み付ける際に当該ボールネジの回転位相を揃える必要がある。しかしながら、よろめき誤差は、研削加工機の被削材(ボールネジ)の1回転に起因する誤差が影響していると考えられるため、よろめき誤差自体を無くすことは、現実的ではない。
よろめき誤差の大きさを揃えるには、被削材1回転に起因する誤差を揃えればよいので、同一の研削加工機を使用することで対応が可能と考えられる。
よろめき誤差の位相を揃えるには、ラムなどの移動対象物に発生した誤差から当該よろめき誤差の位相を推定して調整することになる。具体的には、よろめき誤差の位相を揃えるために、2本のボールネジのナットを移動対象物に取り付け、これらのナットの位相を固定した上で、片方のナットの位相を必要量だけずらすようにカンザ等を挿入するという手法が採用される。
しかしながら、このようなよろめき誤差の位相の調整は、工作機械等にボールネジが取り付けられた後に行われるものであり、誤差量の確認が難しい。このため、複数のボールネジの部品単体レベルで、よろめき誤差の大きさと位置及び位相とを揃えることが望まれた。
特開平11−99422号公報 特開平03−263658号公報
本件発明者は、鋭意検討を重ねた結果、複数(例えば2本)のボールネジ間で、よろめき誤差の大きさ及び位相を揃えることによって、前述した主軸の先端位置の誤差を解消し得ることを知見した。
本発明は、以上の知見に基づくものである。すなわち、本発明の目的は、よろめき誤差が回転同期(位置及び位相が同期)された複数(例えば2本)のボールネジの製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、そのような複数のボールネジを採用した移動軸に関して、よろめき誤差に起因した主軸の先端位置の誤差を解消して工具のふらつきが生じない工作機械を提供し、安定した加工面を実現することである。
本発明による複数のボールネジの製造方法は、ネジ溝が粗加工された第1ボールネジを準備する第1準備工程と、
前記第1ボールネジを研削加工機に装着する第1装着工程と、
前記第1ボールネジの前記ネジ溝を研削する第1研削工程と、
前記第1ボールネジを前記研削加工機から取り外すと共に、ネジ溝が粗加工された第2ボールネジを準備する第2準備工程と、
前記第2ボールネジを前記研削加工機に装着する第2装着工程と、
前記研削加工機に対する前記第2ボールネジの長手方向における一方の端面の位置を、前記第1ボールネジを研削した際の当該第1ボールネジの長手方向における一方の端面の位置と同一の位置に設定し、これと同時に、前記第2ボールネジの前記ネジ溝の一方の端の位相を、前記第1ボールネジを研削した際の当該第1ボールネジのネジ溝の一方の端の位相と同一の位相に設定する、設定工程と、
前記第2ボールネジの前記ネジ溝を研削する第2研削工程と、を備えている。
本発明によれば、2本のボールネジの各々において、長手方向の一方の端面の位置及びネジ溝の一方の端の位相が揃えられた状態で、同一の加工機によってネジ溝が研削加工される。このことにより、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジの製造方法を提供することができる。
以上の製造方法においては、研削加工機に係合可能な係合部を有する一方の端部と、加工対象のボールネジの長手方向の一方の端面に当接する当接面を有する他方の端部と、を有する治具を準備する工程を更に備え、
前記第1装着工程は、前記治具を前記第1ボールネジに取り付ける工程を有し、
前記第2装着工程は、前記治具を前記第2ボールネジに取り付ける工程を有していて良い。
この場合、治具によって研削加工機に対する第1ボールネジの前記一方の端面の距離と、当該研削加工機に対する第2ボールネジの前記一方の端面との距離、すなわち2本のボールネジの各々における長手方向の一方の端面の位置、を確実に揃えることができる。
以上の治具は、有底筒形の第1ナットと筒形の第2ナットとを有し、
前記係合部は、前記第1ナットの底部外面に設けられ、
前記当接面は、前記第2ナットの端面に設けられ、
前記第1ナット及び前記第2ナットは、前記加工対象のボールネジの一方の端部に設けられた雄ネジ部にダブルナットを構成するように螺着されても良い。
この場合、複数のボールネジに対して治具を極めて緩みにくいように固定させることができるため、当該複数のボールネジを高精度に回転同期させることができる。
また、前記製造方法は、前記研削加工機に対する前記第1ボールネジ及び前記第2ボールネジの各ネジ溝の一方の端の位相を示すマーカー部を有する補助治具を準備する工程と、
前記補助治具を前記研削加工機にセットする工程と、を更に備え、
前記第1ボールネジ及び前記第2ボールネジは、前記補助治具の前記マーカー部を参照することにより各ネジ溝の一方の端の位相が所定の位相に設定されても良い。
この場合、各ボールネジのよろめき誤差を確実に回転同期させることができる。
あるいは、治具を用いずに前記設定工程を実現することも可能である。すなわち、前記製造方法は、前記第2ボールネジを前記研削加工機に装着した際の当該第2ボールネジの長手方向における一方の端面の位置が前記第1ボールネジを前記研削加工機に装着した際の当該第1ボールネジの一方の端面の位置と同一になるように、前記第2ボールネジを加工する工程を更に含んでいてよい。
この場合にも、2本のボールネジの各々において、長手方向の一方の端面の位置及びネジ溝の一方の端の位相が揃えられた状態で、同一の加工機によってネジ溝が研削加工される。このことにより、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジの製造方法を提供することができる。
あるいは、以上のような製造方法によって製造された複数のボールネジを有する工作機械も、本発明の範囲内である。
すなわち、本発明は、移動対象物と、
互いに平行に配置され、前記移動対象物を所定の方向に駆動及び位置決めするための複数のボールネジと、を備え、
前記複数のボールネジのよろめき誤差の位相が各ボールネジの長手方向に沿って互いに一致していることを特徴とする工作機械である。
本発明によれば、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジ採用した移動軸に関して、よろめき誤差に起因した移動対象物、例えばラムを介した主軸先端の傾きを解消して工具のふらつきが生じない工作機械を提供し、安定した加工面を実現することができる。
具体的には、前記複数のボールネジは、2本のボールネジである。
本発明によれば、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジの製造方法を提供することができる。
あるいは、本発明によれば、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジが採用された移動軸に関して、よろめき誤差に起因した移動対象物、例えば主軸先端の位置の誤差を解消して工具のふらつきが生じない工作機械を提供し、安定した加工面を実現することができる。
本発明の一実施の形態による製造方法を説明するための図であり、研削加工機が側面図で示されている。 2本のボールネジのよろめき誤差の大きさ及び位相が揃っている状態の実移動量曲線を示す図である。 図2の2本のボールネジによって、ラムに支持された主軸の先端位置に誤差が生じることなくZ軸負方向に移動される状態を示す図である。 ボールネジに取り付けられた補助治具を示す概略縦断面図である。 ツインボールネジを採用した門形マシニングセンタにおけるラムの移動機構を模式的に示す概略正面図である。 図5のツインボールネジの各ボールネジが1回転する際の誤差を示す図である。 図5のラムに支持された主軸の先端位置に生じる誤差を説明するための図である。
以下に、添付の図面を参照して本発明の一実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による製造方法を説明するための図であり、研削加工機100が側面図で示されている。
本製造方法による研削加工対象のボールネジ210は、図1に示すように、長手方向(図1の左右方向)を有する円柱状の外形を有し、研削加工機100によってネジ溝が研削されるネジ部211と、このネジ部211の両端に設けられた小径部212、213と、を有している。ボールネジ210は、これらの小径部212、213を介して工作機械に取り付けられるようになっている。また、ネジ部211の一方(図1における左方)の端部に位置する、一方の小径部212を取り囲む円環状の端面には、データム面216が設けられている。このデータム面216は、研削加工された第1ボールネジが工作機械に取り付けられる際に、当該工作機械に対する位置決めに利用される基準面である。更に、他方の小径部213の端面には、凹部215が設けられている。なお、後述される第2ボールネジ220も研削加工機100によって研削加工されるため、図1には、当該第2ボールネジ220の各構成部に対応する符号も併記してある。
また、研削加工機100は、図1に示すように、ベース110と、ベース110上に設けられた面板ベース120があり、この面板ベース120に回転駆動される主軸としての面板130が取り付けられている。また、ベース110上には、面板130から所定の距離を隔てて当該面板130の他方の側に配置されたワークを支持するための芯押し台140が設けられている。一例として、ベース110は、加工対象のボールネジ210の長さを超える長さを有する矩形のベッド(基台)であり、水平に設置されている。面板130は、このベース110の一方(図1における左方)の端部近傍に、ボールネジ210の長手方向に移動しないように配置されており、当該面板130には、回転運動をボールネジ210に伝達するケレ160が設けられ、駆動部とボールネジ210とを連結している。
面板130には、芯押し部150が取り付けられている。芯押し部150は、後述されるように、ボールネジ210の一方の小径部212に取り付けられる治具400に設けられた係合部412に係合して当該ボールネジ210の一方の端部を支持するためのものであり、先端に円錐状の第1凸部151を有している。
芯押し台140は、ベース110上を当該ベース110の長さ方向に移動可能となっている。更に、芯押し台140の一方の側には、ボールネジ210の他方の小径部213に設けられた凹部215に係合して当該ボールネジ210の他端を支持するための円錐状の第2凸部141が設けられている。第1凸部151と第2凸部141とは、ベース110の長さ方向に沿って配置されている。第1ボールネジ210は、第1及び第2凸部151、141により凹部215及び係合部412において押し付け支持されるため、その長手方向位置が両端の凹部215及び係合部412の加工深さにより決まることになる。
次に、第1及び第2ボールネジ210、220のネジ溝217、227を高精度に回転同期させるように加工するための治具400について、図4を参照して説明する。
図4は、治具400を示す概略縦断面図である。この治具400は、第1及び第2ボールネジ210、220のデータム面216、226と研削加工機100の芯押し部150との間に配置され、研削加工機100に対する第1ボールネジ210のデータム面216の位置と、研削加工機100に対する第2ボールネジ220のデータム面226の位置と、を揃えるためのものである。
図4に示すように、治具400は、研削加工機100に係合可能な係合部412を有する一方の端部411と、加工対象のボールネジ210、220のデータム面216,226に当接する当接面422を有する他方の端部421と、を備えている。具体的には、治具400は、有底筒形の第1ナット410と筒形の第2ナット420とを有しており、係合部412は、第1ナット410の底部外面に設けられ、当接面422は、前記第2ナットの端面に設けられている。そして、第1ナット410及び第2ナット420は、加工対象のボールネジ210、220の一方の端部に設けられた一方の小径部212、222の雄ネジ部212a、222aにダブルナットを構成するように螺着されるようになっている。
図4に示すように、第1ナット410は、一方の側(図4における左側)が閉鎖された有底筒形のナットである。第1ナット410の底部外面には、係合部412として、当該第1ナット410の回転軸線を中心軸とするすり鉢状の凹部が形成されている。この底部は、第1ナット410及び第2ナット420が雄ネジ部212a、222aに螺着された状態で、当該雄ネジ部212a、222aの先端に干渉しない位置に設けられている。また、第1ナット410の他方の側(図4における右側)には、他の領域よりも相対的に肉厚が薄い第1スリーブ部413が設けられている。この第1スリーブ部413の内周面は、円筒面となっており、後述されるように、雄ネジ部212a、222aに螺着された際に、第2ナット420の一部が隙間無く収容されるようになっている。これにより、第2ナット420に対する第1ナット410の中心合わせ(芯出し)が行われることになる。
また、図4に示すように、第2ナット420は、筒形のナットであり、雄ネジ部212a、222aに螺着される雌ネジ部が形成された螺着部423と、この螺着部423の他方の側(図4における右側)に一体的に設けられた第2スリーブ部424と、を有している。本実施の形態では、螺着部423は円筒状であり、その外径は、第1ナット410の第1スリーブ部413の内径と等しい。一方、第2スリーブ部424は、内面が円周面となっており、ボールネジ210、220の一方の小径部212、222と隙間無く嵌り合うようになっている。これにより、一方の小径部212、222に対する第2ナット420の中心合わせ(芯出し)が行われることになる。
次に、研削加工機100によってネジ部211にネジ溝を研削する工程について説明する。ここでは、一例として、ツインボールネジタイプの移動機構を構成する2本のボールネジ210、220のネジ溝217、227を研削する場合を説明する。
本製造方法においては、まず、ネジ溝217が研削される第1ボールネジ210が準備される。この第1ボールネジ210には、予め、適宜の研削装置によって粗加工されたネジ溝217’が形成されている。この粗加工されたネジ溝217’は、各ボールネジ210、220が取り付けられることになる工作機械の仕様に応じて、適宜にピッチが決定されている。
まず、研削加工に先だち、第1ボールネジ210の一方の小径部212に治具400が取り付けられる。具体的には、第1ボールネジ210の雄ネジ部212aに、第2ナット420の当接面422が第1ボールネジ210のデータム面216に当接するまで当該第2ナット420がねじ込まれる。このねじ込みの際に、第2スリーブ部424の内周面が第1ボールネジ210の一方の小径部212の外周面に隙間無く嵌り合う。これにより、一方の小径部212に対して第2ナット420が中心合わせ(芯出し)されつつ螺着される。
次に、第1ナット410が雄ネジ部212aにねじ込まれる。この時、第1ナット410は、第1スリーブ部413の内周面が第2ナット420の螺着部423の外周面に隙間無く嵌り合う。これにより、第2ナット420に対して第1ナット410が中心合わせ(芯出し)されつつ螺着される。すなわち、第2ナットを介して、一方の小径部212に対して第1ナット410が中心合わせ(芯出し)されつつ螺着される。そして、第1ナット410は、第1スリーブ部413の先端が第2ナット420の第2スリーブ部424の一方の端面に当接すると、雄ネジ部212aに対する螺着が完了する。
そして、第1ナット410を固定し、この状態で第2ナット420を所定のトルクで緩める方向に逆回転させると第1ナット410及び第2ナット420によっていわゆるダブルナットが構成され、各ナット410、420が雄ネジ部212aに対して強固に固定される。
研削加工機100においては、研削対象の第1ボールネジ210が面板130に対して回転方向に固定される前に、面板130が回転駆動され研削加工機100に対して所定の位相に設定される。そして、面板130上の所定の位置に補助治具300が取り付けられる。図示される実施の形態においては、前記所定の位相とは、補助治具300が取り付けられる前記所定の位置が最も下方に位置するような位相である。
本実施の形態で用いられる補助治具300は、図1に示すように、長手方向にL1の長さを有する位置規定部310と、位置規定部310の他端から当該長手方向に対して直交する方向に延びる位相規定部320と、を有するL字状の概形を有している。位置規定部310の一方の端は、面板130に設けられた補助治具取付部131に取付可能となっている。位置規定部310の他方の端面311は、前記長手方向に対して直交する平面を有しており、この平面が、第1ボールネジ210の研削加工機100に対する長手方向位置を示す第1マーカー部として機能するようになっている。また、位相規定部320は、長さL2を有しており、位置規定部310から遠位側(図1における上側)の他方の側の縁部321が、研削加工機100に対する第1ボールネジ210の粗加工されたネジ溝217’の一方の端217eの位相を示す第2マーカー部として第1マーカー部と同時に機能するようになっている。
第1ボールネジ210が研削加工機100に対して固定される際には、予め芯押し部150に対して第1ボールネジ210の長さを超える距離をもって配置されていた芯押し台140が、図1のAに示す方向に移動される。この移動によって、第1ボールネジ210の一方の端部においては、治具400の係合部412(図4参照)に第1凸部151が係合し、他方の端部においては、他方の小径部213に設けられた凹部215に第2凸部141が係合する。これにより、第1ボールネジ210は、第1及び第2凸部151、141により凹部215及び係合部412において押し付け支持され、研削加工機100に対して長手方向(図1における左右方向)の移動が規制される。
前述したように、第1ボールネジの一方の端面には、工作機械に対する位置決めに利用される基準面であるデータム面216が設けられている。複数のボールネジのよろめき誤差を互いに回転同期させるためには、このデータム面216を研削加工機100に対して正確に位置決めする必要があるため、前述の治具400の装着による位置決めを行っている。
もちろん、治具400を採用する代わりに、データム面216から正確に所定の距離となるように第2凹部を一方の小径部212に設けることによって対応しても良い。この場合、第2凹部が芯押し部150の第1凸部151と係合することになる。また、芯押し部150が第1ボールネジ210の長手方向に移動して第1ボールネジ210を第1マーカーに合わせてしっかりと固定できれば、そのような方法を用いても良い。
そして、第1ボールネジ210が軸線回りに適宜回転され、粗加工されたネジ溝217’の一方の端217eが位置規定部310の縁部321に一致するように第1ボールネジ210の位相が設定される。
この状態で、面板130の回転駆動を第1ボールネジ210に伝達するための伝達部材であるケレ160で面板130と第1ボールネジ210とを連結し固定する。その後、粗加工されたネジ溝217’の一方の端217eに研削工具(不図示)が当接される。図1に示す例では、ケレ160は、面板130の回転中心に関して補助治具300の反対側に取り付けられる。そして、この状態で、面板130が回転駆動される。面板130の回転に伴って研削工具が粗加工されたネジ溝217’を研削する。所定の研削を経て、ネジ部211の表面に完成されたネジ溝217が形成される。
研削が完了すると、面板130の回転が停止され、ケレ160を第1ボールネジ210から取り外し、研削加工機100から第1ボールネジ210が取り外される。
次に、同一の研削加工機100に対して、粗加工されたネジ溝227’を有し、第1ボールネジ210の研削加工時に使用した治具400を装着した第2ボールネジ220が装着される。この第2ボールネジ220を研削加工機100に装着する手順は、第1ボールネジ210を研削加工機100に装着する手順と同じであるため、ここではその詳細な説明は省略する。この時、第1及び第2ボールネジ210、220のネジ溝217、227のピッチが共に10mmである場合を例に考えると、ネジ溝217、227の、位相差に起因する長手方向の誤差を例えば0.5mm以下にするためには、第1ボールネジ210と第2ボールネジ220の各ネジ溝217、227間の位相差が18°以内となるように、各ボールネジ210、220を研削加工機100に取り付ければよい。この位相差は、所望の加工精度に応じて適宜に許容範囲が決定され得る。
そして、粗加工されたネジ溝227’が研削工具(不図示)によって研削される。これにより、ネジ部221の表面に完成されたネジ溝227が形成される。研削が完了すると、この第2ボールネジ220は、第1ボールネジ210の場合と同様にして研削加工機100から取り外される。
以上のような製造方法によれば、第1ボールネジ210に関して、データム面216を基準とするネジ溝217’の特定の位置を研削している時の、研削加工機100に対する研削工具の位置と、第2ボールネジ220に関して、データム面226を基準とするネジ溝227’の特定の位置を研削している時の、研削加工機100に対する研削工具の位置と、が同一となる。すなわち、第1及び第2ボールネジ210、220がよろめき誤差を含んでいても、その大きさ及び位相がデータム面216を基準として揃えられる。
次に、図2及び図3を参照して、このようにして製造された第1及び第2ボールネジ210、220によるツインボールネジを採用した移動機構の作用について説明する。図2は、2本のボールネジ210、220のよろめき誤差の大きさ及び位相が揃っている状態の実移動量曲線を示す図であり、図3は、図2の2本のボールネジ210、220によって、ラムに支持された主軸の先端位置に誤差が生じることなくZ軸負方向に移動されている状態を示す図である。
図2には2本の曲線が示されているが、このうち左側の実線で示された曲線は一方のボールネジ10が1回転する際の実移動量曲線を示し、右側の破線で示された曲線は他方のボールネジ20が1回転する際の実移動量曲線を示している。図6と同様に、各曲線には、理想移動量を示す一点鎖線の直線I1、I2がそれぞれ重ねて示されている。図2から理解されるように、本実施の形態の第1及び第2ボールネジ210、220は、共に振幅がaである正弦曲線状のよろめき誤差を含んでいるものの、その大きさ及び位相が揃えられている。
このような2本のボールネジ210、220によりラムRが移動されると、各ボールネジ210、220は、回転角度が0°より大きく180°よりも小さい範囲において同じ大きさのプラス誤差を生じる。例えば、図3に示すように、回転角度が90°の時、2つのナット31、32には、共に+aの誤差(行き過ぎ)が生じる。このため、前記回転角度の範囲においては、ラムRに姿勢変化が生じることが無い。
同様に、各ボールネジ210、220は、回転角度が180°よりも大きく360°よりも小さい範囲において同じ大きさのマイナス誤差を生じる。例えば、図3に示すように、回転角度が270°の時、2つのナット31、32には、共に−aの誤差(行き足らず)が生じる。このため、前記回転角度の範囲においては、ラムRに姿勢変化が生じることが無い。
このように、2本のボールネジ210、220によって回転主軸を支持するラムRがZ軸負方向に移動される場合、常に、主軸の軸線とZ軸との平行状態が維持される。なお、図3においては、煩雑さを避けるため、90°及び270°の回転角度においては、ラムRに代えてナット32のみを図示している。
以上のような本実施の形態の製造方法によれば、本発明によれば、2本のボールネジ210、220の各々において、長手方向における一方の端面の位置及びネジ溝217、227の一方の端の位相が揃えられた状態で、同一の加工機によってネジ溝が研削加工される。このことにより、よろめき誤差が回転同期された複数のボールネジ210、220の製造方法を提供することができる。
以上の製造方法においては、研削加工機100に係合可能な係合部412を有する一方の端部と、加工対象のボールネジの長手方向の一方の端面に当接する当接面422を有する他方の端部と、を備えた治具400が用いられる。このことにより、研削加工機100に対する第1ボールネジ210の前記一方の端面の距離と、当該研削加工機100に対する第2ボールネジ220の前記一方の端面との距離、すなわち2本のボールネジ210、220の各々における長手方向の一方の端面の位置、を確実に揃えることができる。
また、治具400は、有底筒形の第1ナットと筒形の第2ナットとを有し、これらのナットが加工対象のボールネジ210、220の一方の端部に設けられた雄ネジ部にダブルナットを構成するように螺着される。このことにより、2本のボールネジ210、220に対して治具400を極めて緩みにくいように固定させることができるため、2本のボールネジ210、220を高精度に回転同期させることができる。
また、本製造方法は、研削加工機100に対する第1ボールネジ210及び第2ボールネジ220の各ネジ溝217’、227’の一方の端217e、227eの位相を示す第2マーカー部を有する補助治具300を用いて各ネジ溝の一方の端の位相が所定の位相に設定される。このため、この場合、各ボールネジ210、220のよろめき誤差を確実に回転同期させることができる。また、研削加工機100の面板130とデータム面216、226との間の距離が適正であるか否かを、第1マーカー部を用いて確認できるため、面板130に対するデータム面216、226の位置を正確に決定することができる。
以上のような第1及び第2ボールネジ210、220を用いたツインボールネジタイプの工作機械によれば、図2及び図3から理解されるように、第1及び第2ボールネジ210、220のよろめき誤差に起因した主軸の先端位置の誤差を解消して工具のふらつきが生じない工作機械を提供し、安定した加工面を実現することができる。
もちろん、以上のような製造方法による複数のボールネジの製造方法は、門形マシニングセンタに限らず横中ぐり盤など種々の工作機械に適用可能であるし、更に、工作機械に限定されず、高精度な位置制御が要求される一般的な移動機構に対しても適用可能である。また、このような工作機械ないし移動機構に採用されるボールネジは、2本に限られず3本以上であっても良い。3本目以降のボールネジを加工する際にも、以上に説明した第1及び第2ボールネジ210、220の製造方法と全く同じ方法が採用され得る。
10 一方のボールネジ
20 他方のボールネジ
100 研削加工機
110 ベース
120 面板ベース
130 面板
131 補助治具取付部
140 芯押し台
141 第2凸部
150 芯押し部
151 第1凸部
160 ケレ
210 第1ボールネジ
211 ネジ部
212、213 小径部
212a 雄ネジ部
217 完成されたネジ溝
217’ 粗加工されたネジ溝
217e ネジ溝の一方の端
215 凹部
216 データム面
220 第2ボールネジ
221 ネジ部
222、223 小径部
222a 雄ネジ部
227、227’ ネジ溝
226 データム面
300 補助治具
310 位置規定部
311 他方の端面
320 位相規定部
321 位置規定部の縁部
400 治具
410 第1ナット
411 一方の端部
412 係合部
413 第1スリーブ部
420 第2ナット
421 他方の端部
422 当接面
423 螺着部
424 第2スリーブ部
I1、I2 理想移動量
R ラム

Claims (7)

  1. ネジ溝が粗加工された第1ボールネジを準備する第1準備工程と、
    前記第1ボールネジを研削加工機に装着する第1装着工程と、
    前記第1ボールネジの前記ネジ溝を研削する第1研削工程と、
    前記第1ボールネジを前記研削加工機から取り外すと共に、ネジ溝が粗加工された第2ボールネジを準備する第2準備工程と、
    前記第2ボールネジを前記研削加工機に装着する第2装着工程と、
    前記研削加工機に対する前記第2ボールネジの長手方向における一方の端面の位置を、前記第1ボールネジを研削した際の当該第1ボールネジの長手方向における一方の端面の位置と同一の位置に設定し、これと同時に、前記第2ボールネジの前記ネジ溝の一方の端の位相を、前記第1ボールネジを研削した際の当該第1ボールネジのネジ溝の一方の端の位相と同一の位相に設定する、設定工程と、
    前記第2ボールネジの前記ネジ溝を研削する第2研削工程と、
    を備えた
    ことを特徴とする複数のボールネジの製造方法。
  2. 研削加工機に係合可能な係合部を有する一方の端部と、加工対象のボールネジの長手方向の一方の端面に当接する当接面を有する他方の端部と、を有する治具を準備する工程
    を更に備え、
    前記第1装着工程は、前記治具を前記第1ボールネジに取り付ける工程を有し、
    前記第2装着工程は、前記治具を前記第2ボールネジに取り付ける工程を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記治具は、有底筒形の第1ナットと筒形の第2ナットとを有し、
    前記係合部は、前記第1ナットの底部外面に設けられ、
    前記当接面は、前記第2ナットの端面に設けられ、
    前記第1ナット及び前記第2ナットは、前記加工対象のボールネジの一方の端部に設けられた雄ネジ部にダブルナットを構成するように螺着される
    ことを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記研削加工機に対する前記第1ボールネジ及び前記第2ボールネジの各ネジ溝の一方の端の位相を示すマーカー部を有する補助治具を準備する工程と、
    前記補助治具を前記研削加工機にセットする工程と、
    を更に備え、
    前記第1ボールネジ及び前記第2ボールネジは、前記補助治具の前記マーカー部を参照することにより各ネジ溝の一方の端の位相が所定の位相に設定される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 前記第2ボールネジを前記研削加工機に装着した際の当該第2ボールネジの長手方向における一方の端面の位置が前記第1ボールネジを前記研削加工機に装着した際の当該第1ボールネジの一方の端面の位置と同一になるように、前記第2ボールネジを加工する工程を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  6. 移動対象物と、
    互いに平行に配置され、前記移動対象物を所定の方向に駆動及び位置決めするための複数のボールネジと、
    を備え、
    前記複数のボールネジのよろめき誤差の位相が各ボールネジの長手方向に沿って互いに一致している
    ことを特徴とする工作機械。
  7. 前記複数のボールネジは、2本のボールネジである
    ことを特徴とする請求項6に記載の工作機械。
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