JP3205409U - 加工機械工具補正装置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度で操作が簡単な加工機械工具補正装置構造を提供する。【解決手段】加工機械工具補正装置構造は、スイッチングベース及び補正装置を備える。スイッチングベースは、ベース10、制御杆、カバー、連動部材及び複数のスライドブロック50を有する。補正装置は、本体60、インジケーター70、第1のセンサ部材及び2つの第2のセンサ部材を有する。ベース10は、環溝11を有し、環溝11により離間されてベース10の両側に固定部12と調整部とが成形される。固定部12の側端には、内方へ向かうように第1の孔部及び第2の孔部が形成される。第1の孔部の孔径は、第2の孔部の孔径より大きい。第1の孔部と第2の孔部とは階段状に形成される。調整部の側端には、第3の孔部が形成される。第3の孔部と第2の孔部とは、径減少の中心孔を介して連通する。調整部の外周には、複数のスライド溝が形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、加工機械工具補正装置構造に関するものであり、さらに詳しくは、高精度で操作が簡単な加工機械工具補正装置構造に関するものである。
切削作業で使用される各種工具(例えば、バイト)は、磨耗量が多いため、工具を頻繁に交換しなければならない上、工具を交換した後、加工後の寸法精度を確保するために、繰り返して補正しなければならないという問題点がある。従来、工具を補正する方式は、工具ホルダにインジケーターが固定され、工具ホルダの変位に伴い、インジケーターのプローブをチャック上の工作物に接触させて距離を測定していた。
しかし、その方法では、一度に一方の軸(例えば、Y軸)の距離の測定値しか得られず、他方の軸(例えば、X軸)を補正する場合、インジケーターを取り外して方向を変え、プローブと被測定面とを垂直に保持してから再び取り付けて補正しなければならなかった。そのため、補正を行う難易度が高まる上、操作に手間と時間がかかるという難点があった。
本考案の第1の課題は、一度に多軸の補正を完了し、補正の操作を容易かつ迅速に行い、インジケーターを取り外す必要がない上、補正後の精度が高いため誤差が発生することを防ぐことができる、加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
本考案の第2の課題は、補正する際、操作の難易度を大幅に下げることができる上、ユーザはアンビルの中心に位置合わせする必要がない、加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
本考案の第3の課題は、多種類のチャックに適用でき、取り付けることができないという問題が生じない、加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
そこで、第1の課題に対しては、本体、インジケーター、第1のセンサ部材及び第2のセンサ部材を組み合わせることにより、第2の課題に対しては、凸弧部又は凹弧部により画定した範囲内で接触させることにより、また、第3の課題に対しては、ベース、制御杵、カバー、連動部材及びスライドブロックを組み合わせることにより、それぞれ達成することができることに着目し、かかる知見に基いて本考案に想到するに至った。
すなわち、本考案の第1の目的は、本体、インジケーター、第1のセンサ部材及び第2のセンサ部材を組み合わせて一度に多軸の補正を完了し、補正の操作を容易かつ迅速に行い、インジケーターを取り外す必要がない上、補正後の精度が高いため誤差が発生することを防ぐことができる、加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
本考案の第2の目的は、補正する際、凸弧部又は凹弧部により画定した範囲内で接触させるだけで、正確に完成させることができ、操作の難易度を大幅に下げることができる上、ユーザはアンビルの中心に位置合わせする必要がない、加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
本考案の第3の目的は、ベース、制御杆、カバー、連動部材及びスライドブロックを組み合わせ、工具補正装置は多種類のチャックに適用でき、取り付けることができないという問題が生じない加工機械工具補正装置構造を提供することにある。
かくして、本考案の要旨は、次の(1)〜(6)に示す通りである。
(1)スイッチングベース及び補正装置を備えた加工機械工具補正装置構造であって、
前記スイッチングベースは、ベース、制御杆、カバー、連動部材及び複数のスライドブロックを有し、
前記補正装置は、本体、インジケーター、第1のセンサ部材及び2つの第2のセンサ部材を有し、
前記ベースは、環溝を有し、前記環溝により離間されて前記ベースの両側に固定部と調整部とが成形され、前記固定部の側端には、内方へ向かうように第1の孔部及び第2の孔部が形成され、前記第1の孔部の孔径は、前記第2の孔部の孔径より大きく、前記第1の孔部と前記第2の孔部とは階段状に形成され、前記調整部の側端には、第3の孔部が形成され、前記第3の孔部と前記第2の孔部とは、径減少の中心孔を介して連通し、前記調整部の外周には、複数のスライド溝が形成され、各前記スライド溝は、傾斜した底面をそれぞれ有し、前記底面の最も低い箇所は、前記第3の孔部の開口と同じ側に位置し、前記底面の傾斜度が線形的に変化し、
前記制御杆は、大径部及び小径部を有し、前記大径部の側端には、ねじ孔が形成され、前記小径部の側端には、多辺形状の駆動孔が形成され、前記大径部が前記ベースの前記第2の孔部へ挿入されると、前記ねじ孔が前記中心孔に位置合わせされ、
前記カバーは、盤体を有し、前記盤体の中央部に形成された貫通孔を介して軸管が外方へ延び、前記カバーは、前記盤体を介して前記ベースの前記第1の孔部中に連結固定され、前記制御杆の前記小径部が前記貫通孔を介して前記軸管内へ嵌挿され、前記大径部と前記小径部との落ち込み段差形状により前記盤体が係止されて前記制御杆が前記ベース内でのみ回転可能となり、横方向で外れることを防ぎ、
前記連動部材は、リードスクリューを有し、前記リードスクリューの一端には、拡大したヘッド部が設けられ、前記ヘッド部の外周には、前記スライド溝と同じ数の嵌合孔が形成され、前記リードスクリューが前記第3の孔部から中心孔を介して前記ベースに挿入され、前記リードスクリューが前記固定部内の前記制御杆の前記ねじ孔に螺合され、
前記スライドブロックは、水平な第1の表面と、傾斜した第2の表面とを有し、前記スライドブロックが前記第2の表面を介して底面に当接されるため、前記ベースの前記スライド溝中に嵌合され、前記連動部材の前記嵌合孔に固定ピンが嵌挿されると、前記スライドブロックが前記連動部材に連結され、
前記補正装置の前記本体は、第1の軸孔及び第2の軸孔を有し、前記第1の軸孔と前記第2の軸孔とが交差し、前記交差した箇所には、前記本体の頂面に向かうように係入孔が形成され、前記第1の軸孔の上下には、スライドチャネルが形成され、前記本体は、支持板上に固定され、前記補正装置の前記本体は、前記支持板を介して前記スイッチングベースに固着され、
前記インジケーターの底面には、固定杆が設けられ、前記固定杆の外周には、中空管が外嵌され、延びた前記中空管が内部に設けられ、指針を回転させるプローブの伸縮を調整することが可能で、前記プローブの側端は、拡大されてテーパヘッドが接続され、前記インジケーターは、前記中空管が前記本体の前記係入孔に挿通され、前記本体を介して螺入されたねじが前記中空管上に押し当てられ、前記補正装置の前記本体上に前記インジケーターが固定され、
前記第1のセンサ部材は、アンビルを有し、前記アンビルの一端には、平板を介して位置規制筒が接続され、前記平板は、拡大して成形された翼片を両側に有し、長孔が中央部に形成され、2つの前記翼片は、前記位置規制筒に対応するように一端に形成された第1の斜面をそれぞれ有し、前記第1のセンサ部材は、前記翼片により前記スライドチャネルに位置合わせされて挿入されると、前記第1のセンサ部材が前記第1の軸孔中に円滑に収容され、挿入されると第1の位置決め環と前記本体とが結合され、前記第1のセンサ部材が横方向で外れることを防ぎ、前記第1のセンサ部材の前記位置規制筒と前記本体の前記支持板との間には、第1の復帰スプリングが当接され、
前記第2のセンサ部材は、底台を有し、前記底台は、一端に前記アンビルが接続され、他端にザグリ部が内側に凹んで形成されるとともに第2の斜面を有し、2つの前記第2のセンサ部材は、前記本体の両側から前記第2の軸孔内に挿入され、2つの前記第2のセンサ部材の前記ザグリ部間に形成され、前記第1のセンサ部材に形成された前記長孔にスリーブが挿通された後、前記スリーブと2つの前記第2のセンサ部材との間に第2の復帰スプリングがそれぞれ当接され、2つの第2の位置決め環を介して前記本体と結合され、前記2つの第2のセンサ部材が横方向で前記本体から外れることを防ぎ、2つの前記第2のセンサ部材の前記アンビルの表面には、凸弧部及び凹弧部がそれぞれ設けられることを特徴とする加工機械工具補正装置構造。

(2)前記スライド溝と前記スライドブロックとは凹凸係合されることを特徴とする前記(1)に記載の加工機械工具補正装置構造。
(3)前記カバーは、前記盤体を介して前記ベースの前記第1の孔部中に螺着されることを特徴とする前記(1)に記載の加工機械工具補正装置構造。
(4)前記連動部材の前記ヘッド部には、前記嵌合孔が横方向で形成され、
前記嵌合孔にはパッドが結合されて前記固定ピンが外れることを防ぐことを特徴とする前記(1)に記載の加工機械工具補正装置構造。
(5)前記カバーの前記軸管上には、結合部が設けられ、
前記結合部は雄ねじであり、前記本体の前記支持板は、前記軸管に外嵌された後にボルト締めにより前記結合部に接合され、工具補正装置が締め付けられることを特徴とする前記(1)に記載の加工機械工具補正装置構造。
(6)前記第2のセンサ部材は、方形状の底台を有することを特徴とする前記(1)に記載の加工機械工具補正装置構造。
本考案は、前記の通りの構成からなるものであり、本体、インジケーター、第1のセンサー部材及び第2のセンサー部材を組み合わせて一度に多軸の補正を行なうことができ、補正の操作も容易であり迅速に行うことができる。また、インジケーターを取りはずす必要もなく、補正後の精度も高く、誤差の発生も防止することができるなど、具体的には後述の効果を奏することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造を示す斜視図である。 図2は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造のスイッチングベースを示す分解斜視図である。 図3は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造のスイッチングベースを示す組立断面図である。 図4は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造の補正装置を示す分解斜視図である。 図5は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造の補正装置を示す組立断面図である。 図6は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造の工具を駆動孔へ嵌合して使用するときの状態を示す断面図である。 図7は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造のロッドの回転を制御してスライドブロックを水平移動させる状態を示す断面図である。 図8は、図7の断面図である。 図9は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造がスイッチングベースを介してチャック上に取り付けられて使用するときの状態を示す分解斜視図である。 図10は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造を補正するときの状態を示す説明図(1)である。 図11は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造を補正するときの状態を示す説明図(2)である。 図12は、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造を補正するときの状態を示す説明図(3)である。
まず、図1〜図5を参照する。図1〜図5に示すように、本考案の一実施形態に係る加工機械工具補正装置構造は、少なくともスイッチングベース及び補正装置から構成されてなる。スイッチングベースは、ベース10、制御杆20、カバー30、連動部材40及び複数のスライドブロック50を有する。補正装置は、本体60、インジケーター70、第1のセンサ部材80及び2つの第2のセンサ部材90を有する。ベース10は、環溝11を有し、環溝11により離間されてベース10の両側に固定部12と調整部13とが成形される。固定部12の側端には、内方へ向かうように第1の孔部14及び第2の孔部15が形成される。第1の孔部14の孔径は、第2の孔部15の孔径より大きく、第1の孔部14と第2の孔部15とは階段状に形成される。調整部13の側端には、第3の孔部16が形成され、第3の孔部16と第2の孔部15とは、径減少の中心孔17を介して連通し、調整部13の外周には、複数のスライド溝18が形成される。各スライド溝18は、傾斜した底面19をそれぞれ有する。底面19の最も低い箇所は、第3の孔部16の開口が設けられのと同じ側に位置し、底面19の傾斜度が線形的に変化する。制御杆20は、大径部21及び小径部22を有する。大径部21の側端には、ねじ孔23が形成される。小径部22の側端には、多辺形状の駆動孔24が形成され、ベース10の第2の孔部15へ大径部21が挿入されると、ねじ孔23が中心孔17に位置合わせされる。カバー30は、盤体31を有し、盤体31の中央部に形成された貫通孔32を介して軸管33が外方へ延びる。カバー30は、盤体31を介してベース10の第1の孔部14中に連結固定され、制御杆20の小径部22が貫通孔32を介して軸管33内へ嵌挿され、大径部21と小径部22との落ち込み段差形状により盤体31が係止され、制御杆20がベース10内のみで回転可能となり、横方向で外れることを防ぐ。連動部材40はリードスクリュー41を有する。リードスクリュー41の一端には、拡大したヘッド部42が設けられる。ヘッド部42の外周には、スライド溝18と同じ数の嵌合孔43が形成され、リードスクリュー41が第3の孔部16から中心孔17を介してベース10に挿入され、リードスクリュー41が固定部12内の制御杆20のねじ孔23に螺合される。スライドブロック50は、水平な第1の表面51と、傾斜した第2の表面52とを有する。スライドブロック50は、第2の表面52を介して底面19に当接されるため、ベース10のスライド溝18中に嵌合され、嵌合してから固定ピン53を連動部材40の嵌合孔43に嵌挿すると、スライドブロック50が連動部材40に連結される。補正装置の本体60は、第1の軸孔601及び第2の軸孔602を有する。第1の軸孔601と第2の軸孔602とは交差される。交差した箇所には、本体60の頂面に向かうように係入孔603が形成され、第1の軸孔601の上下には、スライドチャネル604が形成される。本体60は、支持板61上に固定され、補正装置の本体60は、支持板61を介してスイッチングベースに固着される。インジケーター70の底面には、固定杆が設けられる。固定杆の外周には、中空管71が外嵌され、延びた中空管71が内部に設けられ、指針を回転させるプローブ72の伸縮を調整することが可能である。プローブ72の側端は、拡大されてテーパヘッド73が接続される。インジケーター70は、中空管71が本体60の係入孔603に挿通され、本体60から螺入されたねじが中空管71上に押し当てられ、インジケーター70が補正装置の本体60上に固定される。第1のセンサ部材80は、アンビル801を有する。アンビル801の一端には、平板802を介して位置規制筒803が接続される。平板802は、拡大して成形された翼片804を両側に有し、長孔805が中央部に形成される。2つの翼片804は、位置規制筒803に対応するように一端にそれぞれ形成された第1の斜面806を有する。第1のセンサ部材80は、翼片804によりスライドチャネル604に位置合わせして挿入され、第1のセンサ部材80が第1の軸孔601中に円滑に収容され、挿入された後に第1の位置決め環81と本体60とを結合することにより、第1のセンサ部材80が横方向で外れることを防ぐ。第1のセンサ部材80の位置規制筒803と本体60の支持板61との間には、第1の復帰スプリング82が当接される。第2のセンサ部材90は、方形状の底台901を有する。底台901は、一端にアンビル902が接続され、他端にザグリ部903が内側に凹んで形成されるとともに、第2の斜面904を有する。2つの第2のセンサ部材90は、本体60の両側から第2の軸孔602内に挿入され、2つの第2のセンサ部材90のザグリ部903間に形成され、第1のセンサ部材80に形成された長孔805にスリーブ91が挿通された後、スリーブ91と2つの第2のセンサ部材90との間に第2の復帰スプリング92がそれぞれ当接され、2つの第2の位置決め環93を介して本体60と結合されると、2つの第2のセンサ部材90が横方向で本体60から外れることを防ぐ。2つの第2のセンサ部材90のアンビル902の表面には、凸弧部905及び凹弧部906がそれぞれ設けられる。
本実施形態のスライド溝18とスライドブロック50とは凹凸係合される。
本実施形態のカバー30は、盤体31を介してベース10の第1の孔部14中に螺着される。
本実施形態の連動部材40のヘッド部42には、嵌合孔43が横方向で形成される。嵌合孔43には、パッド44が結合され、固定ピン53が外れることを防ぐ。
本実施形態のカバー30の軸管33上には、結合部34が設けられる。結合部34は雄ねじである。本体60の支持板61は、軸管33に外嵌された後にボルト締めにより結合部34に接合され、工具補正装置が締め付けられる(図9を併せて参照する)。
実際に使用する際、工具(例えば、六角レンチ)を軸管33から挿入し(図6を併せて参照する)、制御杆20の駆動孔24中に係合し、工具を回転させると、それに伴って制御杆20も回転され、ねじ孔23を介してリードスクリュー41と螺合し、連動部材40が平行移動され、スライドブロック50が連動部材40により固定ピン53を介して牽引され、スライド溝18の底面19の傾きに沿って外方へ突出され(図7及び図8を併せて参照する)、かつ、スライドブロック50の第2の表面52の傾斜度がスライド溝18の底面19の傾斜度に等しいため、調整過程でスライドブロック50の第1の表面51がチャックの内壁に押付けられるまで、スライドブロック50の第1の表面51が常に水平に保たれる。工具補正装置は、スイッチングベース構造を介してチャックに取付けられ(図9を併せて参照する)、反対方向へ押付けることができるため、チャック爪を調整することができないチャックにも工具補正装置を適用することができる。
続いて、図10に示すように、X軸の補正を行う際、外径工具又は内径工具を平行移動させて第1のセンサ部材80のアンビル801と接触させると、第1のセンサ部材80の側部が本体60内へ向かうように押し潰され、第1のセンサ部材80が翼片804を介してスライドチャネル604と嵌合されて制限されて平行移動し、第1の斜面806を介してテーパヘッド73に押し当てられて位置がずれ、プローブ72が引き込まれ、インジケーター70の指針により目盛距離を得て、全ての工具が同じ方式により同一の目盛へ移動され、インジケーター70のデータが加工機械のコンピュータ内に入力されると、そのうちの一つの軸(即ちX軸)の補正が完了し、補正が完了した後に工具が移動されると、第1の復帰スプリング82が第1のセンサ部材80に直ちに押付けられ、次回の補正作業の準備が完了する。
Z軸又はY軸の補正を行う際、本体60を取り外さずに一方向へ回転させると、インジケーター70と被測定面が垂直に保持されてから、再びロックし、直接的にまずインジケーター70上に目盛りを設けてインジケーター70の指針が0に戻ると、外径工具又は内径工具に応じ、本体60の一側(図11を併せて参照する)又は他側(図12を併せて参照する)を選択してアンビル902と接触される。接触する際、工具が凸弧部905又は凹弧部906により全体の第2のセンサ部材90が本体60内へ押し付けられると押し潰され、第2のセンサ部材90の第2の斜面904がテーパヘッド73に当接されると、それに伴ってプローブ72が引き込まれ、インジケーター70の指針が回転し、全ての工具が同じ方式でインジケーター70の同一の所定の目盛りへ移動し、インジケーター70のデータが加工機械のコンピュータ内へ入力されると、他方の軸(例えば、Z軸又はY軸)の補正が完了し、補正を行った後に工具を移動させ、第2の復帰スプリング92が第2のセンサ部材90を直ちに弾性的に押動して復位させ、次回の補正作業の準備が完了する。
上述したことから分かるように、本考案の加工機械工具補正装置構造は、以下(1)〜(3)の長所を有する。
(1)本体60、インジケーター70、第1のセンサ部材80及び第2のセンサ部材90を組み合わせて一度に多軸の補正を完了し、補正の操作を容易かつ迅速に行い、インジケーター70を取り外す必要がない上、補正後の精度が高いため誤差が発生することを防ぐことができる。
(2)補正する際、凸弧部905又は凹弧部906により画定した範囲内で接触させるだけで、正確に完成させることができ、操作の難易度を大幅に下げることができる上、ユーザはアンビル902の中心に位置合わせする必要がない。
(3)ベース10、制御杆20、カバー30、連動部材40及びスライドブロック50を組み合わせ、工具補正装置が多種類のチャックに適用でき、取り付けることができないという問題が生じない。
10 ベース
11 環溝
12 固定部
13 調整部
14 第1の孔部
15 第2の孔部
16 第3の孔部
17 中心孔
18 スライド溝
19 底面
20 制御杆
21 大径部
22 小径部
23 ねじ孔
24 駆動孔
30 カバー
31 盤体
32 貫通孔
33 軸管
34 結合部
40 連動部材
41 リードスクリュー
42 ヘッド部
43 嵌合孔
44 パッド
50 スライドブロック
51 第1の表面
52 第2の表面
53 固定ピン
60 本体
61 支持板
70 インジケーター
71 中空管
72 プローブ
73 テーパヘッド
80 第1のセンサ部材
81 第1の位置決め環
82 第1の復帰スプリング
90 第2のセンサ部材
91 スリーブ
92 第2の復帰スプリング
93 第2の位置決め環
601 第1の軸孔
602 第2の軸孔
603 係入孔
604 スライドチャネル
801 アンビル
802 平板
803 位置規制筒
804 翼片
805 長孔
806 第1の斜面
901 底台
902 アンビル
903 ザグリ部
904 第2の斜面
905 凸弧部
906 凹弧部

Claims (6)

  1. スイッチングベース及び補正装置を備えた加工機械工具補正装置構造であって、
    前記スイッチングベースは、ベース、制御杆、カバー、連動部材及び複数のスライドブロックを有し、
    前記補正装置は、本体、インジケーター、第1のセンサ部材及び2つの第2のセンサ部材を有し、
    前記ベースは、環溝を有し、前記環溝により離間されて前記ベースの両側に固定部と調整部とが成形され、前記固定部の側端には、内方へ向かうように第1の孔部及び第2の孔部が形成され、前記第1の孔部の孔径は、前記第2の孔部の孔径より大きく、前記第1の孔部と前記第2の孔部とは階段状に形成され、前記調整部の側端には、第3の孔部が形成され、前記第3の孔部と前記第2の孔部とは、径減少の中心孔を介して連通し、前記調整部の外周には、複数のスライド溝が形成され、各前記スライド溝は、傾斜した底面をそれぞれ有し、前記底面の最も低い箇所は、前記第3の孔部の開口と同じ側に位置し、前記底面の傾斜度が線形的に変化し、
    前記制御杆は、大径部及び小径部を有し、前記大径部の側端には、ねじ孔が形成され、前記小径部の側端には、多辺形状の駆動孔が形成され、前記大径部が前記ベースの前記第2の孔部へ挿入されると、前記ねじ孔が前記中心孔に位置合わせされ、
    前記カバーは、盤体を有し、前記盤体の中央部に形成された貫通孔を介して軸管が外方へ延び、前記カバーは、前記盤体を介して前記ベースの前記第1の孔部中に連結固定され、前記制御杆の前記小径部が前記貫通孔を介して前記軸管内へ嵌挿され、前記大径部と前記小径部との落ち込み段差形状により前記盤体が係止されて前記制御杆が前記ベース内でのみ回転可能となり、横方向で外れることを防ぎ、
    前記連動部材は、リードスクリューを有し、前記リードスクリューの一端には、拡大したヘッド部が設けられ、前記ヘッド部の外周には、前記スライド溝と同じ数の嵌合孔が形成され、前記リードスクリューが前記第3の孔部から中心孔を介して前記ベースに挿入され、前記リードスクリューが前記固定部内の前記制御杆の前記ねじ孔に螺合され、
    前記スライドブロックは、水平な第1の表面と、傾斜した第2の表面とを有し、前記スライドブロックが前記第2の表面を介して底面に当接されるため、前記ベースの前記スライド溝中に嵌合され、前記連動部材の前記嵌合孔に固定ピンが嵌挿されると、前記スライドブロックが前記連動部材に連結され、
    前記補正装置の前記本体は、第1の軸孔及び第2の軸孔を有し、前記第1の軸孔と前記第2の軸孔とが交差し、前記交差した箇所には、前記本体の頂面に向かうように係入孔が形成され、前記第1の軸孔の上下には、スライドチャネルが形成され、前記本体は、支持板上に固定され、前記補正装置の前記本体は、前記支持板を介して前記スイッチングベースに固着され、
    前記インジケーターの底面には、固定杆が設けられ、前記固定杆の外周には、中空管が外嵌され、延びた前記中空管が内部に設けられ、指針を回転させるプローブの伸縮を調整することが可能で、前記プローブの側端は、拡大されてテーパヘッドが接続され、前記インジケーターは、前記中空管が前記本体の前記係入孔に挿通され、前記本体を介して螺入されたねじが前記中空管上に押し当てられ、前記補正装置の前記本体上に前記インジケーターが固定され、
    前記第1のセンサ部材は、アンビルを有し、前記アンビルの一端には、平板を介して位置規制筒が接続され、前記平板は、拡大して成形された翼片を両側に有し、長孔が中央部に形成され、2つの前記翼片は、前記位置規制筒に対応するように一端に形成された第1の斜面をそれぞれ有し、前記第1のセンサ部材は、前記翼片により前記スライドチャネルに位置合わせされて挿入されると、前記第1のセンサ部材が前記第1の軸孔中に円滑に収容され、挿入されると第1の位置決め環と前記本体とが結合され、前記第1のセンサ部材が横方向で外れることを防ぎ、前記第1のセンサ部材の前記位置規制筒と前記本体の前記支持板との間には、第1の復帰スプリングが当接され、
    前記第2のセンサ部材は、底台を有し、前記底台は、一端に前記アンビルが接続され、他端にザグリ部が内側に凹んで形成されるとともに第2の斜面を有し、2つの前記第2のセンサ部材は、前記本体の両側から前記第2の軸孔内に挿入され、2つの前記第2のセンサ部材の前記ザグリ部間に形成され、前記第1のセンサ部材に形成された前記長孔にスリーブが挿通された後、前記スリーブと2つの前記第2のセンサ部材との間に第2の復帰スプリングがそれぞれ当接され、2つの第2の位置決め環を介して前記本体と結合され、前記2つの第2のセンサ部材が横方向で前記本体から外れることを防ぎ、2つの前記第2のセンサ部材の前記アンビルの表面には、凸弧部及び凹弧部がそれぞれ設けられることを特徴とする加工機械工具補正装置構造。
  2. 前記スライド溝と前記スライドブロックとは凹凸係合されることを特徴とする請求項1に記載の加工機械工具補正装置構造。
  3. 前記カバーは、前記盤体を介して前記ベースの前記第1の孔部中に螺着されることを特徴とする請求項1に記載の加工機械工具補正装置構造。
  4. 前記連動部材の前記ヘッド部には、前記嵌合孔が横方向で形成され、
    前記嵌合孔にはパッドが結合されて前記固定ピンが外れることを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の加工機械工具補正装置構造。
  5. 前記カバーの前記軸管上には、結合部が設けられ、
    前記結合部は雄ねじであり、前記本体の前記支持板は、前記軸管に外嵌された後にボルト締めにより前記結合部に接合され、工具補正装置が締め付けられることを特徴とする請求項1に記載の加工機械工具補正装置構造。
  6. 前記第2のセンサ部材は、方形状の底台を有することを特徴とする請求項1に記載の加工機械工具補正装置構造。










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