JP4793007B2 - 金属缶製造装置 - Google Patents
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Description
従来、金属缶の一種である金属製ボトル缶(以下、単にボトル缶と称する)を製造するための金属缶製造装置として、有底筒状のワークを支持するワーク支持台と、このワークを加工するための加工ツールを支持するツール支持台とを有し、これらワーク支持台とツール支持台とを対向配置するとともに、これらツール支持台とワーク支持台とを近接離間させる機構を備えたものが知られている(特許文献1、2参照)。
なお、ツールホルダに保持される加工ツールとしては、ワークの縮径加工を行う絞りツールでも良いし、ワークの軸線を中心に回転してトリミングやネジ成形等を行う回転ツールでも良い。
さらに、加工ツール及びツールホルダを位置調整した状態の加工ツール及びツールホルダを複数所持することにより、金属缶製造装置を稼動中にメンテナンスが可能となるとともに、加工ツール及びツールホルダの破損等のトラブル発生時にも、短時間で復旧することができ、金属缶製造装置の稼働率を向上させることができる。
また、前記軸部の外周面に雄ネジ部を形成し、前記軸部に挿通された前記位置調整部材の両端側に、前記位置調整部材の前記軸部の長手方向位置を調整して固定する調整ナットをそれぞれ配置し、前記ツール保持部の反対側に配置された前記調整ナットの外径を前記取付孔の内径よりも小さくすることにより、調整ナットによって位置調整部材の位置を固定することができるので、位置調整を行った状態でツールホルダを確実に保管でき、ツール支持台に再度取り付けた際の位置を精度良く再現することができる。また、調整ナットを装着した状態でも取付孔にこのツールホルダの軸部を挿入することができる。
このワーク支持台4は、ワーク保持具6及びこのワーク保持具6に保持されたワークWとともに、回転駆動手段(図示せず)により、図6に示す回転方向Rに向けて間欠的に回転されるような構成とされている。また、このワーク支持台4に対してワークWを供給するワーク供給手段7と、ワーク支持台4から加工が終了したワークWを排出するワーク排出手段8とが備えられている。
ツール支持台5には、図1及び図4に示すように、前記ツールホルダ40を固定するための貫通孔10が、ツール支持台5のワーク支持台4側を向く円形面に垂直に、すなわちワークWの軸線及び回転軸3の軸線Cに平行に延びるように形成されている。
また、スリーブ本体部13の外径は貫通孔10の内径と略同一とされており、このスリーブ本体部13の外周の一部に、小径部14側に向けて突出した凸状部材17が設けられている。
また、小径部14の端面は、軸線Mに対して垂直な平面とされ、この端面が基準面18とされている。
さらに、ナット部材20の後端側の一部には、図4及び図5に示すようにナット部材20の軸線を中心とした円弧状に延びて径方向外側及び後端側に向けて開口されたガイド部24が形成されており、このガイド部24がなす円弧の中心角は約90°とされている。そして、ナット部材20を小径部14にねじ込んだ際に、前記凸状部材17がこのガイド部24と摺動するようにされている。
前記掛止部材28の爪部27が、前記孔部26内に配置されたナット部材20の先端部外周に設けられた凹部23に掛合することにより、ナット部材20が回転して緩むことを防止できるようにされており、この掛止部材28、支持ピン29、スプリング30、プレート25及びナット部材20の凹部23が、ナット部材20の緩み防止手段33を構成しているのである。
ツール保持部41は、前記一端側に向けて開口されており、このツール保持部41に各種加工ツールTを挿入して保持する構成とされている。
この位置調整部材50の一端側には、この位置調整部材50の径方向外側に向けて突出した円弧状をなす一対の係合部51が互いに対向するように形成されており、この係合部51がなす円弧の中心角は、約80°とされている。また、この係合部51の他端側を向く面が、前記基準面18に当接される当接面52とされている。
位置調整部材50の他端側には、径方向外側に向けて突出したキー部材53が取付ネジ54によって固定されている。このキー部材53は、軸部42の凹溝45が形成された部分に配置されており、取付ネジ54の先端がこの凹溝45に収容されている。
まず、図4に示すように、ナット部材20の先端側から軸部42を挿入する。この際、位置調整部材50の他端側に配置された第2調整ナット56の外径が、取付孔15の内径よりも小さくされているので、軸部42を取付孔15内に挿入することができる。
また、取付孔15に挿入する際には、位置調整部材50に固定されているキー部材53が取付孔15に形成されたキー溝16に挿入されるように、ツールホルダ40の周方向の位置を調整する。
次に、プレート25を周方向に移動して、ナット部材20の凹部23に掛止部材28の爪部27を掛止してナット部材20の緩みを防止する。
また、位置調整部材50を移動させることで位置調整できるので、ツールホルダ40をツール支持台5から取り外した状態で位置調整することもできる。
また、プレート25に、前記凹部23のピッチ以上の長さを有する円弧状の長孔31が形成され、この長孔31に取付ボルト32が挿通されてツール支持台5に固定されているので、プレート25を周方向に移動させることができ、掛止部材28の爪部27をナット部材20の凹部23に確実に掛合させることができる。
さらに、位置調整した状態の加工ツールT及びツールホルダ40を複数組所持することにより、一つの加工ツールT及びツールホルダ40を装着して金属缶製造装置1を稼動させた状態で、他の加工ツールT及びツールホルダ40のメンテナンスを行うことができる。また、加工ツールT及びツールホルダ40の破損等のトラブル発生時にも、短時間で復旧することができる。したがって、この金属缶製造装置1の稼働率をさらに向上させることができる。
例えば、本実施形態では金属製ボトル缶を製造する金属缶製造装置として説明したが、これに限定されることはなく、プルオープンエンド等を備えた通常缶を製造する金属缶製造装置であっても良い。
さらに、ナット部材の緩み防止手段として、爪部を有する掛止部材を用いたもので説明したが、これに限定されることはなく、例えば、ピンを挿通して回転を防止するものであっても良い。
4 ワーク支持台
5 ツール支持台
11 スリーブ部材
15 取付孔
16 キー溝
18 基準面(基準部)
20 ナット部材(固定部材)
21 係止部
22 切欠部(挿通部)
23 凹部
27 爪部
33 緩み防止手段
40 ツールホルダ
41 ツール保持部(ホルダ部)
42 軸部
43 雄ネジ部
50 位置調整部材
51 係合部
52 当接面(当接部)
53 キー部材
55 第1調整ナット
56 第2調整ナット
Claims (5)
- 有底筒状のワークを支持するワーク支持台と、前記ワーク加工用の複数の加工ツールを支持し前記ワーク支持台と前記ワークの軸線方向に対向配置されるツール支持台とを備え、これら前記ワーク支持台と前記ツール支持台とを前記ワークの前記軸線方向で近接離間させて、これら前記ワーク支持台と前記ツール支持台との間に配置された前記ワークの加工を行う金属缶製造装置であって、
前記加工ツールは、前記ツール支持台に取り付けられたツールホルダに保持され、
該ツールホルダは、一端側にツール保持部が形成され、他端側に軸部が形成されており、該軸部の外周には、前記軸部の長手方向に移動可能な位置調整部材が備えられ、該位置調整部材には当接部が形成されており、
前記ツール支持台には、前記ツールホルダの前記軸部を挿入するための取付孔が、前記ワーク支持台に支持された前記ワークの前記軸線と平行な方向に延びるように形成されており、該取付孔には、前記位置調整部材の前記当接部と当接される基準部が形成されるとともに、前記ツールホルダを固定するための固定部材が具備され、
前記位置調整部材の前記軸部の長手方向位置を調整することにより、前記ホルダ部の前記軸線方向位置が調整される構成とされており、
前記軸部の外周面に雄ネジ部が形成され、前記軸部に挿通された前記位置調整部材の両端側には、前記位置調整部材の前記軸部の長手方向位置を調整して固定する調整ナットがそれぞれ配置されており、前記ツール保持部の反対側に配置された前記調整ナットの外径が前記取付孔の内径よりも小さくされていることを特徴とする金属缶製造装置。 - 前記取付孔は、前記ツール支持台に具備されたスリーブ部材に形成されており、該スリーブ部材の前記ワーク支持部側を向く端面が前記基準部とされ、
前記位置調整部材には、該位置調整部材の径方向外側に向けて突出した係合部が形成され、該係合部の前記ツール支持台側を向く面が前記当接部とされており、
前記固定部材は、前記係合部が挿通される挿通部と、前記係合部を係止する係止部とが円周方向に交互に配置されたナット部材であり、該ナット部材を回動して前記係合部と前記係止部とを係合させることにより前記ツールホルダを固定することを特徴とする請求項1に記載の金属缶製造装置。 - 前記ツール支持台には、前記ナット部材の緩み防止手段が具備されていることを特徴とする請求項2に記載の金属缶製造装置。
- 前記緩み防止手段は、前記ナット部材の外周面に形成された凹部と、この凹部に掛合して、前記ナット部材が緩む方向に回転される際に前記ナット部材の回転を防止する爪部とで構成されており、
前記緩み防止手段には、前記爪部の周方向の位置を調整できる調整機構が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の金属缶製造装置。 - 前記位置調整部材には、径方向外側に向けて突出するようにキー部材が設けられ、前記取付孔の内周面には、前記キー部材が挿入されるキー溝が形成されていることを特徴する請求項1から請求項4のいずれかに記載の金属缶製造装置。
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