JP2018065260A - 棒部材繰出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の棒部材繰出装置における棒部材の螺進退構造に存在した、製造の手間とコストがかかる点、動作が不安定となる点、棒部材が短くなり、収納効率が悪い点、を改善する。【解決手段】本発明の棒部材繰出装置1は、筒状の本体スリーブ2と、本体スリーブに対して回動自在に設けられた回転ガイド3と、回転ガイドの軸方向に螺進退移動するスライダー4と、を備え、回転ガイド3は、軸方向の一方端に挿入部3Aを、他方端に操作部3Bを、それぞれ形成し、挿入部3Aと操作部3Bの軸方向の間に直径方向に対向する所定角度の円弧部位(回動板3C,3C)を形成し、かつ円弧部位の互いに対向する面に複数の凸部3aを互いに対向するそれぞれの面同士で軸方向にずらして形成し、スライダー4は、棒部材を支持する側と反対の端部の外周面に螺旋溝4aを形成する構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、棒部材を突出又は没入移動させるための構造を容易かつ低コストで作成できると共に、棒部材を適切に支持して動作を安定させることができ、さらに、棒部材を前記移動のストローク分だけ短くする必要がなく、また、組み立てや棒部材の詰め替え等の作業を容易に行うことのできる棒部材繰出装置に関するものである。
例えば特許文献1〜4には、筒状の筐体の一端に開口が形成され、該開口からいわゆるスティック糊の芯、スティック状の消しゴムといった棒部材を突出・没入させる棒部材繰出装置が記載されている。棒部材繰出装置は、棒部材の突出・没入を可能とするために、筐体内部に螺旋状の溝が形成された部材と、この部材と相対回転することで棒部材を把持した部材が螺旋状の溝に沿って筐体内で軸方向に進退案内される構成となっている。
特許文献1の棒部材繰出装置は、螺旋溝を設けた軸筒と、軸筒に回動自在に設けられかつ長手方向に伸びたスリットを形成した内筒と、棒状部材を保持する支持部を有するスライダーと、内筒に取り付けられる係止体とからなり、スライダーの後部に撓み部を形成し、この撓み部に突起を設け、前記スライダーの突起が内筒のスリットから突出して軸筒の螺旋溝に係合し、かつ、スライダーの支持部に棒状部材(棒部材)を保持させた状態でスライダーを軸筒の後方より押し込み、スライダーの突起を軸筒の螺旋溝に係合した構成とされている。
特許文献2の棒部材繰出装置は、筒軸方向に移動し、その繰作を本体筒外から行いうるスライダーを設け、このスライダーに棒状体(棒部材)の後端部を装着させて、本体筒の前端に設けた開口部から棒部材前端部を出没自在とするために、本体筒内に螺旋状凹条部が形成されたラックとこのラック上に配置されたガイドスリーブとを挿入した構成とされている。
特許文献3の棒部材繰出装置は、軸筒と、軸筒に回動自在設けられた内筒と、棒状部材(棒部材)を保持する支持部を有する保持部材とからなり、保持部材に螺旋溝を形成すると共に長手方向に伸びた直線溝を形成し、内筒の内面に長手方向に伸びた内方突起を形成し、内筒内に装入された保持部材の直線溝に内筒の内方突起が係合し、保持部材は内筒内を長手方向には摺動可能であるが回動可能に内蔵され、軸筒の内面に突起を形成し、該軸筒に回動可能に内筒を取り付け、さらに、軸筒の突起が保持部材の螺旋溝に係合し、内筒を回動することにより保持部材が軸筒内を移動する構成とされている。
特許文献4は、先筒と後筒とが相対回転自在に連結され、棒状物(棒部材)を保持すると共に該先筒に対して軸線方向に移動可能な棒状物ホルダーが該先筒内に配置されており、先筒と後筒との間の相対回転により棒状物ホルダーが先筒内を軸線方向に移動して棒状物を繰り出す棒部材繰出装置において、棒状物ホルダーが先筒に対して相対回転不能に結合され、棒状物ホルダーと後筒とがネジ結合される構成とされている。
しかしながら、特許文献1は、軸筒の内周面に螺旋溝を設ける構成であるため、この軸筒を作成する、つまり軸筒内周に螺旋溝を形成するに当たっては、外形を形成するための金型から材料を旋回させつつ引き抜く必要があり、通常のように、単純に金型から離型するだけでよい部材に較べて金型のコストがかかるといった問題がある。
特許文献2は、特許文献1の軸等内周全域に螺旋溝を形成するのに較べて、螺旋凹条部を形成した断面円弧状のラックを形成する点で外形(表裏面)の形成でよいため、手間やコストはかからないというメリットはある。しかし、特許文献2は、ラック上のガイドスリーブを直径方向の対向する両端ではなく、一端で片持ちしているため、ガイドスリーブが不安定であるといった問題がある。また、この片持ちによる不安定を改善しようとすると、部材の螺旋凹状部とこれに螺合するガイドスリーブの寸法精度を高くする必要があり、その分だけ製造コストが上昇する結果、特許文献1と較べて製造コスト上の優位性がないといった問題がある。
特許文献3,4は、特許文献1,2の内管と外管に相当する部材が筐体内における棒部材の軸方向の後端(棒部材の没入方向)に別途設けられているため、筐体内で別途設けられた特許文献1,2の内管と外管に相当する部材分だけ筐体の軸方向の長さスペースを占有し、よって、棒部材は、筐体内の軸方向の全長から前記別途設けられた特許文献1,2の内管と外管に相当する部材分を差し引いた分だけしか収納できず、結果、筐体の軸方向の全長に対して棒部材の長さが短く、収納効率が悪いという問題がある。
特開2009−45844号公報 特開2008−126546号公報 特開2002−192883号公報 特開平11−286197号公報
解決しようとする問題は、従来の棒部材繰出装置は、軸筒内周に螺旋溝を形成するには金型のコストがかかる点、螺旋溝を断面円弧状のラックに形成する場合はガイドスリーブが片持ちとなり動作が不安定となると共にこの不安定な状態を改善しようとすると部材の高度な寸法精度が求められる点、さらに、棒部材の軸方向の後端(棒部材の没入方向)に別途の螺進退構成を設ける場合は棒部材が短くなり、収納効率が悪い点、である。
上記課題を解決するため、本発明は、筒状の本体スリーブと、この本体スリーブ内に該本体スリーブに対して回動自在に設けられた回転ガイドと、この回転ガイドに支持されて、棒部材を支持した状態で該回転ガイドの軸方向に螺進退移動するスライダーと、を備えた棒部材繰出装置において、前記回転ガイドは、軸方向の一方端に前記本体スリーブに挿入される円環状の挿入部が、他方端に該本体スリーブから露出して回動操作を行うための操作部が、それぞれ形成されると共に、これら挿入部と操作部の軸方向の間に直径方向に対向する所定角度の円弧部位を形成し、かつ円弧部位の互いに対向する面に複数の凸部を互いに対向するそれぞれの面同士で軸方向にずらして形成し、さらに、前記スライダーは、前記棒部材を支持する側と反対の端部の外周面に螺旋溝を形成したことを特徴とした。
上記構成の本発明の棒部材繰出装置は、回転ガイドにおける直径方向に対向する円弧部位の対向面に複数の凸部を互いに対向するそれぞれの面同士で軸方向にずらして形成しているので、つまり、筒状体の内周面に螺旋溝を形成する構成ではないので容易かつ低コストで製造でき、スライダーが前記対向する円弧部位の対向面間で支持されるので該スライダーが片持ちとなって動作が不安定となることもないと共に両者に高い寸法精度を必要とせず、さらに、筐体内の軸方向のほぼ全長に亘って棒部材を収納できる利点がある。
さらに、本発明の棒部材繰出装置は、スライダーの棒部材を支持した側と反対の端部の「外周面」に螺旋溝を形成しているが、これは筒状の部材の「内周面」に螺旋溝を形成するよりかははるかに容易であるという利点がある。また、本発明の棒部材繰出装置は、回転ガイドの「凸部」は周方向にも軸方向にも連続してない、つまり連続した螺旋状となっていないので、直径方向に対向する円弧部の対向面に径方向へスライダーを挿入することができ、つまり軸方向の任意の位置にスライダーを配置することができるので、該回転ガイドに対するスライダーの取り付けが容易であるという利点もある。
本発明の棒部材繰出装置の概略構成を示す図である。 本発明の棒部材繰出装置における構成部材であり、(a)は本体スリーブを、(b)は回転ガイドを、(c)はスライダー及び棒部材を、それぞれ示す図である。 本発明の棒部材繰出装置の分解斜視図である。 (a)(b)は本発明の棒部材繰出装置における回転ガイドを示す図である。 (a)〜(d)は本発明の棒部材繰出装置における回転ガイドの凸部とスライダーの螺旋溝との関係を説明する図である。 (a)(b)は本発明の棒部材繰出装置における回転ガイドの他の例による凸部とスライダーの螺旋溝との関係を説明する図である。 (a)(b)は本発明の棒部材繰出装置における回転ガイドのさらに他の例による凸部とスライダーの螺旋溝との関係を説明する図である。 (a)(b)は本発明の棒部材繰出装置における本体スリーブとスライダーとの関係を説明する図である。 (a)(b)は本発明の棒部材繰出装置の使用状況を説明する図である。
本発明の棒部材繰出装置は、軸筒内周全域に螺旋溝を形成するためのコスト高の問題、螺旋溝を断面円弧状のラックに形成すると片持ち支持となって動作が不安定となる問題、棒部材の軸方向の後端(棒部材の没入方向)に別途の螺進退構成を設けると棒部材を短くする必要がある問題について、回転ガイドを、直径方向に対向する所定角度の円弧部位を形成し、かつ円弧部位の互いに対向する面に複数の凸部を互いに対向するそれぞれの面同士で軸方向にずらして形成し、さらに、スライダーを、棒部材を支持する側と反対の端部の外周面に螺旋溝を形成することで解消した。
また、本発明の上記構成における凸部は、頂面が多角形とされ、回転ガイドの円弧部位の互いに対向する面の幅方向中央で点状に設けられた構成であってもよい。こうすることで、スライダーの螺旋溝を形成する該螺旋溝の幅方向両端の壁面と凸部の円弧部材の互い対向する面から立ち上がって頂面に至る側面との接触面積を小さくすることができ、この結果、スライダーをスムーズに螺進退移動させることができる。
また、本発明の上記構成における凸部は、回転ガイドの円弧部位の互いに対向する面からの立ち上がりの側面のうち、スライダーの螺旋溝に臨む側面を頂面に向けて登り勾配の傾斜面としてもよい。このように側面に傾斜面を設けることで、スライダーの螺旋溝が引っ掛かることがなく、より一層、螺進退移動がスムーズとなると共に取り付けが容易となる。したがって、螺旋溝の間隔(ピッチ)を小さくして棒部材の突出と没入の微調整が可能となる。
以下、図1〜図9を参照して本発明の棒部材繰出装置の具体的実施形態について説明する。本発明の棒部材繰出装置1(以下、繰出装置1と記す)は、筒状の本体スリーブ2と、この本体スリーブ2内に該本体スリーブ2に対して回動自在に設けられた回転ガイド3と、この回転ガイド3に支持されて、棒部材として本例では例えばクレヨンCを支持した状態で該回転ガイド3を軸方向に螺進退移動するスライダー4と、を備えている。
本体スリーブ2は、両端が開口しており、このうち一端(クレヨンCの突出・没入側、以下、先端とする)の内径がクレヨンCの外径より若干だけ大径とされ、先端部を除く他端側つまり後端側の内径は回転ガイド3及びスライダー4が挿入されかつ回動できる程度の径とされている。
本体スリーブ2の内部中央には、本例ではクレヨンCとの外径より若干だけ大径とされ筒状体において軸方向に対向状に形成された切欠2a,2aによって、直径方向に対向する円弧状に2分割された支持部2Aが設けられている。
本体スリーブ2の後端の内周面の直径方向の対向位置には、後述する回転ガイド3の係合凹部3Bbを、該本体スリーブ2に対して回転可能とし、軸方向へ外れないように係合させておく係合凸部2b,2bが形成されている。
回転ガイド3は、本体スリーブ2に対して回動し、軸方向の先端部には円環状とされた挿入部3A(先端側)と、軸方向の後端部には一部が該本体スリーブ2から露出した操作部3B(後端側)と、これら部3A,3Bの軸方向の間には直径方向に対向するように所定角度の円弧状に形成された回動板3C,3Cとが、一体的に形成されてなる。
すなわち、回転ガイド3は、例えば図2(b)に示すように、挿入部3A、操作部3B、回動板3C,3Cで四方を囲った枠形状となっている。回転ガイド3は、挿入部3A及び回動板3C,3Cが上記支持部2Aの外周側に位置するように外嵌され、本体スリーブ2内に挿入される。
操作部3Bは、軸方向先端側から順に、本体スリーブ2内に挿入される該本体スリーブ2の内径とその外径がほぼ等しい小径部3Baと、小径部3Baよりその外径がさらに小径とされて上記係合部2bと係合する係合凹部3Bbと、該本体スリーブ2の外径よりその外径がやや大きく該本体スリーブ2より露出した大径部3Bcと、からなる。
さらに、図4に示すように、回動板3C,3Cの互いに対向する面には、複数の凸部3aが互いに対向するそれぞれの面同士で所定寸法だけ軸方向にずらして形成されている。本例では凸部3aは、全て同一間隔であるが、対向する回動板3Cの凸部3aの軸方向の位置を半ピッチだけずらしている。
凸部3aは、本実施例では、例えば図4及び図5に示すように、頂面を六角形の点状とし、回転ガイド3の互いに対向する回動板3C,3Cの幅方向中央に設けている。また、本実施例での凸部3aは、回転ガイド3の回動板3Cからの立ち上がりの側面を頂面に向けて登り勾配の傾斜面としている。回転ガイド3は、対向する回動板3C,3Cにおける互いの凸部3a,3aによって、図5(b)に示すようなスライダー4の螺旋溝4aが螺合する、周方向にも軸方向にも間欠的な螺旋凸軌道を形成している。
なお、凸部3aは、例えば図6に示すように、回転ガイド3の互いに対向する回動板3C,3Cの幅方向両端に亘って軸方向に斜行状に設けた「帯状」のものであってもよいし、この帯状の凸部3aの幅方向を縮小して頂面が平行四辺形の「点状」のものとしてもよい。また、凸部3aは、例えば図7に示すように、前記図6の帯状のものにおいて、回転ガイド3の回動板3Cからの立ち上がりの側面に頂面に向けた登り勾配の傾斜面を形成した構成であってもよい。
また、凸部3はいずれの場合も、スライダー4を挿入する回動板3Cにおける径方向(=回動板3Cの面の幅方向)の側面は、該回動板3Cから垂直に立ち上がるように形成しておくとよい。こうすることで、本願の凸部3が周方向にも軸方向にも間欠的な螺旋凸軌道を形成したことに起因した、スライダー4を螺進退移動させる際における螺旋溝4aの開始端が誤って凸部3に乗り上げてしまうことが防止される。
上記いずれの凸部3aも、本発明においては、周方向にも軸方向にも間欠的な螺旋凸軌道を形成している。ここで、本発明における間欠的に形成される螺旋凸軌道と、通常の螺旋溝とで異なる点は、通常の螺旋溝は軸方向にも周方向にも連続しているので、これに案内される後述のスライダー4を先端又は後端から螺入する必要があるのに対し、本発明の凸部3aによって間欠的に形成される螺旋凸軌道は、上記のとおり周方向及び軸方向に間欠的に形成されているので、スライダー4を任意の軸方向位置において径方向から挿入すればよく、取り付け(組み立て)が容易であるという点である。
スライダー4は、先端側に形成されたクレヨンCを挟む直径方向に対向した把持板4A,4Aと、この後端側に形成された周固定部4Bとからなる。把持板4A,4Aは自然状態で若干直径中央に付勢状態とされている。そして、把持板4A,4Aは、図8(a)に示すように組み立てた状態で、本体スリーブ2の切欠2a,2a間に位置して該切欠2a,2aの周方向を埋めて支持部2Aの断面が円形となるように構成されている。一方、周固定部4Bは軸方向に先後端を貫通する孔4Ba,4Baが形成されており、図8(b)に示すように、支持部2A,2Aが挿通される。
また、周固定部4Bは、図5(b)に示すように、回転ガイド3の回動板3C,3C同士の間隔がほぼその外径とされ、かつ外周に螺旋溝4aが形成され、この螺旋溝4aが該回動板3C,3Cの対向面に形成された凸部3aと螺合する。すなわち、スライダー4は、本体スリーブ2の支持部2Aに対して周方向へは回転せず、軸方向には回転ガイド3の回動に伴う凸部3aによる螺旋軌道でもって進退移動する。
上記構成の繰出装置1は、次のように組み立てる(クレヨンCを詰め替える)。図2又は図3のように、分解状態にある繰出装置1は、まず、クレヨンCを回転ガイド3の挿入部3Aの先端側から挿入する。続いて、スライダー4を回転ガイド3の軸方向の所定位置に配置する。
このとき、スライダー4は、回転ガイド3の先端に挿入部3A、後端に操作部3Bが存在するので、該回転ガイド3の先後端から挿入することができないが、スライダー4の螺旋溝4aと螺合する凸部3が回動板3C,3Cの対向面に形成されていることから、径方向から軸方向の任意の位置に挿入することができる。
したがって、クレヨンCの長さに応じて、該クレヨンCの先端が本体スリーブ2の先端開口から使用する分だけ突出するような長を予定して回転ガイド3に挿入し、該回転ガイド3における該クレヨンCの挿入位置の軸方向後端にスライダー4を上記のとおり該回転ガイド3の回動板3C,3Cの間から径方向に挿入する。
そして、スライダー4の径中心方向に付勢状態にある把持板4A,4Aを少し開いてクレヨンCを把持させた後、該クレヨンCを把持したスライダー4を装着した回転ガイド3を、本体スリーブ2の後端から挿入する。
このとき、スライダー4の把持部4A,4Aが本体スリーブ2の支持部2Aにおける切欠2a,2aにそれぞれ嵌り、かつ支持部2A(の後端)がスライダー4の周固定部4Bに挿入されるようにする。この後、回転ガイド3の操作部3Bにおける係合凹部3Bbが、本体スリーブ2の係合凸部2b,2bが係合するまで該回転ガイド3を該本体スリーブ2内へ軸方向に挿入する。
そして、繰出装置1は、図9(a)(b)に示すように、操作部3Bを一方又は他方に回動させると、この操作部3Bと一体的に形成されている回転ガイド3が回動するが、この回転ガイド3に対してスライダー4は周方向には回動せず、該回転ガイド3の回転に伴う凸部3aにより軸方向に進退移動する。この動作によりクレヨンCを本体スリーブ2の先端から突出又は没入させる。
1 (棒部材)繰出装置
2 本体スリーブ
2A支持部
2a 切欠
2b 係合凸部
3 回転ガイド
3A 挿入部
3B 操作部
3Ba 小径部
3Bb 係合凹部
3Bc 大径部
3C 回動板
3a 凸部
4 スライダー
4A 把持板
4B 周固定部
4Ba 孔
4a螺旋溝
C クレヨン(棒部材)

Claims (3)

  1. 筒状の本体スリーブと、この本体スリーブ内に該本体スリーブに対して回動自在に設けられた回転ガイドと、この回転ガイドに支持されて、棒部材を支持した状態で該回転ガイドの軸方向に螺進退移動するスライダーと、を備えた棒部材繰出装置において、前記回転ガイドは、軸方向の一方端に前記本体スリーブに挿入される円環状の挿入部が、他方端に該本体スリーブから露出して回動操作を行うための操作部が、それぞれ形成されると共に、これら挿入部と操作部の軸方向の間に直径方向に対向する所定角度の円弧部位を形成し、かつ円弧部位の互いに対向する面に複数の凸部を互いに対向するそれぞれの面同士で軸方向にずらして形成し、さらに、前記スライダーは、前記棒部材を支持する側と反対の端部の外周面に螺旋溝を形成した、ことを特徴とする棒部材繰出装置。
  2. 凸部は、頂面が多角形とされ、回転ガイドの円弧部位の互いに対向する面の幅方向中央で点状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒部材繰出装置。
  3. 凸部は、回転ガイドの円弧部位の互いに対向する面からの立ち上がりの側面のうち、スライダーの螺旋溝に臨む側面を頂面に向けて登り勾配の傾斜面としたことを特徴とする請求項1又は2記載の棒部材繰出装置。
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