JPH0740187U - 棒状物繰り出し具 - Google Patents
棒状物繰り出し具Info
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- JPH0740187U JPH0740187U JP7649593U JP7649593U JPH0740187U JP H0740187 U JPH0740187 U JP H0740187U JP 7649593 U JP7649593 U JP 7649593U JP 7649593 U JP7649593 U JP 7649593U JP H0740187 U JPH0740187 U JP H0740187U
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で組立が極めて容易あって、繰り
出し操作性の良くかつロス芯を自動的に排出可能とす
る。 【構成】 両端に開口を有しかつ内部に螺旋溝7が形成
された外筒6と、この外筒6内に回転自在に設けられ、
かつその先部に誘導部10aが形成された軸方向の案内
スリット10を有する内筒8と、上記外筒6と内筒8と
に設けられて内筒8が外筒6に関して回転自在であるが
軸方向にロックするロック手段6c,8aと、内筒8の
後端に設けられた回転操作部9と、上記内筒8内に嵌装
され、かつ上記案内スリット10と係合するスリット係
合突起11aを備えた中空の棒状物ホルダ11と、上記
外筒6の螺旋溝7に係合する螺旋溝係合突起13dを備
えたスライダ13と、このスライダ13と上記ホルダ1
1とを係合する係合手段13a,12と、係合解除位置
において上記ホルダ11と上記スライダ13との係合を
解除する係合解除手段10aとから構成されて成る。
出し操作性の良くかつロス芯を自動的に排出可能とす
る。 【構成】 両端に開口を有しかつ内部に螺旋溝7が形成
された外筒6と、この外筒6内に回転自在に設けられ、
かつその先部に誘導部10aが形成された軸方向の案内
スリット10を有する内筒8と、上記外筒6と内筒8と
に設けられて内筒8が外筒6に関して回転自在であるが
軸方向にロックするロック手段6c,8aと、内筒8の
後端に設けられた回転操作部9と、上記内筒8内に嵌装
され、かつ上記案内スリット10と係合するスリット係
合突起11aを備えた中空の棒状物ホルダ11と、上記
外筒6の螺旋溝7に係合する螺旋溝係合突起13dを備
えたスライダ13と、このスライダ13と上記ホルダ1
1とを係合する係合手段13a,12と、係合解除位置
において上記ホルダ11と上記スライダ13との係合を
解除する係合解除手段10aとから構成されて成る。
Description
【0001】
この考案は、鉛筆の黒芯や色芯、クレヨンの芯、消しゴムおよび化粧品の口紅 やアイブローの芯等の使用により漸次消耗する棒状物を必要に応じて繰り出すと ともに残ったロス芯も自動的に排出することが可能な棒状物繰り出し具に関する 。
【0002】
従来、この種の棒状物繰り出し具としては、例えば図20に示したような色鉛 筆の色芯繰り出し具が提案されている。この筆記具は、回転操作部2の先部に取 り付けられた螺旋状針金3とこの針金3内に装着された色芯ホルダ4とからなる 機構を、外筒1内に回転自在に嵌装せしめる構造が採られている。なお図中符号 5は、外筒1の先部内周面に形成されたネジ溝1aに螺合する先具である。
【0003】 この色芯繰り出し具は、回転操作部2を一方向に回転せしめると、螺旋状針金 3も共に回転するが、この螺旋状針金3に挿入された色芯ホルダ4の回り止め突 起4aが、外筒1の内壁において軸方向に形成された案内溝1bに係止されてい るので、色芯ホルダ4は回転を阻止される。しかしながら、この色芯ホルダ4は 3つの係合子4bを有し、これらによって螺旋状針金3に嵌装されているので、 この螺旋状針金3に沿って軸方向に移動する。その結果、色芯ホルダ4の先部に 取り付けられた色芯は、外筒1の先具5の先端の開口から徐々に繰り出される。 なお、回転操作部2を上記と逆の方向に回すと、色芯は退没方向に移動せしめら れる。
【0004】 このように構成された従来の色芯繰り出し具では、ホルダ4の回り止め用の突 起4aが係合するための軸方向に形成された案内溝1bと、先具5が螺合するた めのネジ溝1aと、回転操作部2の環状突条2aが外筒1に関して回転自在に係 合するための環状溝1cとを、外筒1の内周面に夫々形成しなければならなかっ た。このため、構造が複雑となりかつ組み立てに手間がかかり、その上螺旋状の 針金3を用いていたので螺旋ピッチ間にバラツキが生じ易い等により、棒状物の 繰り出し操作性が良くなかった。さらに、棒状物が消耗してロス芯となった時、 新しい芯と取り替える場合においてホルダ4内にロス芯が埋没して取り出し難い 欠点があった。
【0005】
この考案は、上記した従来の棒状物繰り出し具の欠点を解消したものであって 、構造が簡単で組立が極めて容易であり、使用者がどの部分を持って操作しても 繰り出し操作が可能であり、ホルダ内に残ったロス芯を容易に排出することがで きる棒状物繰り出し具を提供するものである。
【0006】
上記目的を達成するために、この考案によれば、両端に開口を有しかつ内部に 螺旋案内手段が形成された外筒と、この外筒内に回転自在に設けられかつその先 部に誘導部が形成された軸方向の案内スリットを有する内筒と、上記外筒と内筒 とに設けられて内筒が外筒に関して回転自在であるが軸方向にロックするロック 手段と、内筒の後端に設けられた回転操作手段と、上記内筒内に嵌装されかつ上 記案内スリットと係合するスリット係合突起を備えた中空の棒状物ホルダと、上 記外筒の螺旋案内手段に係合する第1の係合手段を備えたスライダと、このスラ イダと上記棒状物ホルダとを係合する第2の係合手段と、係合解除位置において 上記棒状物ホルダと上記スライダとの係合を解除する係合解除手段とから構成さ てた棒状物繰り出し具が得られる。
【0007】
後部の回転操作部を一方向に回転すると、内筒の回転と共に内筒内に嵌装され たスライダの突起が、外筒の内周に形成された螺旋溝に従って案内される。する と、このスライダとこのスライダがその中に係合された中空の棒状物ホルダとが 共に、内筒内を摺動して前方へ移動することによって、棒状物を前方へ少しずつ 押し出される。更にこれらスライダとホルダとが前進されて係合解除位置に到達 すると、スライダとホルダの係合が解除されてスライダのみが上記ホルダ内を前 進してこのホルダ内に残存するロス芯を突出して自動的に排出せしめる。
【0008】
以下、添付図面を参照してこの考案の実施例を詳細に説明する。図1〜図3は 、この考案の実施例1を示すものであって、外筒6はその先具部6aが一体に成 形されており、先端は後述する棒状物を繰り出すための小孔6bを有しており、 かつ外筒6の後端には開口が形成されいる。また、外筒6の内周面には螺旋溝7 が形成されていると共に、後部の内周全体に遊嵌溝6cが形成されている。。そ して、外筒6内には内筒8が回転自在に挿入されている。より詳しく述べれば、 この内筒8の後部外周における外筒6の遊嵌溝6cに対応する位置には、遊嵌突 起8aが形成されている。また、内筒8の後端部には径の大きな回転操作部9が 一体的に形成されており、この回転操作部9の前縁部にはストッパ段部9aが形 成されている。このような構成のため、内筒8が外筒6にセットされると遊嵌突 起8aが遊嵌溝6cに回転自在にではあるが、軸方向にはロックされた状態で装 着される。
【0009】 さらに、この内筒8には軸方向に案内スリット10が形成されており、この案 内スリット10の先部は曲げられて誘導部10aが形成され、この誘導部10a の先端は切り欠かれて割り溝10bが形成されている。また、内筒8の軸方向に て形成されたスリット10内には、棒状物を保持するための中空構造の棒状物ホ ルダ11が、軸方向に摺動自在に装着されている。
【0010】 この点を詳細に述べると、このホルダ11は、後部に曲線部12aが形成され たガイド溝12が軸方向に形成されており、この曲線部12aの後端から外部に 至る開放部12bが形成されている。このホルダ11の外側には内筒8に形成さ れた案内スリット10と係合するようにスリット係合突起11aが形成されてい る。そして、このホルダ11のガイド溝12内には、スライダ13のガイド溝係 合突起13aが摺動自在に係合している。このスライダ13は、前部の細長いロ ッド部13bと後部の径の大きいスライダ本体13cとから構成されており、こ のスライダ本体13cの外側には、外筒6の内周に形成された螺旋溝7と係合す る螺旋溝係合突起13dが設けられている。
【0011】 上記構造の棒状物繰り出し具は、次の順序で容易に組み立てられる。まず、ホ ルダ11のガイド溝12の後端の開放部12bを拡げてスライダ13のガイド溝 係合突起13aを備えたロッド部13bをホルダ11内に組み込む。その後、こ れらホルダ11とスライダ13とを、内筒8の先部に形成された割り溝10bを 利用して内筒8の案内スリット10に係合するまで押し込んで挿入する。次に、 これらの機構を外筒6の後部開口から挿入して、外筒6の後部内周に形成された 遊嵌溝6cにその遊嵌突起8aを回転自在に係合せしめて組み立てる。
【0012】 次に、この実施例による棒状物繰り出し具の動作を説明する。使用時において 、棒状物を繰り出すためには、一方の手で外筒6の先具部を含むいずれかの部分 を握持し、他方の手で回転操作部9を握持して一方向に回転する。すると、内筒 8の回転に従ってスライダ13の係合突起13dが外筒6の内周に形成された螺 旋溝7に案内されると共に、このスライダ13のガイド溝突起13aがホルダ1 1の案内スリット10の誘導部10aに係合した状態で、ホルダ11はスリット 係合突起11aによって内筒8に形成されたスリット10内を軸方向に摺動して 前方へ移動し、保持した棒状物を前方へ少しずつ押し出す。また、使用後は上記 と反対方向に回転操作部9を回転すれば、上記と逆の動作により棒状物は退没し て外筒6内に収納される。
【0013】 次に、図3を用いてこの考案の特徴である芯等の棒状物を消耗した後、残った ロス芯の排出動作を説明する。まず、図3(a)は、ホルダ11とスライダ13 とがいわゆる最上位点にある、即ち内筒8内のスリット10の上端にスライダ1 3が位置している場合を示す。この時、スライダ13のガイド溝係合突起13a は、ホルダ11のガイド溝12における曲線部12aにあって、スライダ13は ホルダ11と係合関係が保たれている。
【0014】 引き続き回転操作部9が回転されて、これらスライダ13とホルダ11とが前 進せしめられて図3(b)の係合解除位置に到達すると、スライダ13のガイド 溝係合突起13aは、ホルダ11のガイド溝12における曲線部12aを離脱し て直線状の部分に入って係合が解除される。この時、ホルダ11のスリット係合 突起11aは、内筒8の直線状の案内スリット10の先部に形成された曲線状の 誘導部11aに移動し、スライダ13がホルダ11内を前進し始める。
【0015】 そして、最後には図3(c)示されたいわゆる最下位点に到達すると、スライ ダ13のロッド部13aがホルダ11を貫通するので、ホルダ11に支承された 棒状物が完全に落下・排出される。なお、内筒8に形成される案内スリット10 は数本、例えば内筒8上に対向して2本形成されてもよく、しかもこれらのスリ ット10は、いずれも軸方向の両端が閉鎖されていれば強度の点で優れた効果が ある。この場合、例えば上記実施例1においては、割り溝14が存在しないので 、ホルダ11とスライダ13とは内筒8の先端から挿入する代わりに、案内スリ ット10が複数本設けられた内筒8の横方向から案内スリット10を押し開いて 嵌装すれば良い。
【0016】 図4〜図13は、この考案の実施例2を示す図であって、内筒8はその先部に 誘導部としての折曲部20aを有するが案内スリット20を有し、この案内スリ ット20には、スリット係合突起21aを有する中空の棒状物ホルダ21がこの 突起21aによって内筒8に摺動自在に係合せしめられている。なお、上記ホル ダ21は、図7および図8から明らかなように両端から離間した中間位置に正6 角形の穴が形成されている。より詳しく述べると、径方向において6角形の角が 外周部分に形成された突起21aの中央に位置するような方向性をもって形成さ れている。
【0017】 さらに、このホルダ21内には、スライダ23が摺動自在に挿入されている。 このスライダ23は、前部のロッド部23aと、螺旋溝係合突起23dを有する 後部のスライダ本体23cとから成り、この突起23dが外筒6の内周に形成さ れた螺旋溝7に係合している。このようにしてスライグ23もまた軸方向に摺動 自在とされている。また、このスライダ23は、図9〜図12で示されるように 前部のロッド部23aが断面正6角形に形成されている。より詳しく述べると径 方向において6角形の辺がスライダ23の外周部分に形成された突起23dに対 応して位置するような方向性、即ちホルダ21の6角形の穴と方位の異なる様に 形成されている。
【0018】 また、上記構造の棒状物繰り出し具は、次の順序で容易に組み立てられる。ま ず、ホルダ21の軸方向全体にわたって形成された割り溝21bを押し広げて、 スライダ23の先部の6角形のロッド部23aをホルダ21の後部の穴に挿入す る。なお、このホルダ21の両端から離間した中間位置には前述した通りロッド 部23aの6角形の辺と角の方位の異なる断面6角形状の穴21cが形成されて いる。従って、ロッド部23aの先端はこのホルダ21の6角形の穴21cと一 致しないのでこの穴21cの周囲と当接して、それ以上中空のホルダ21内を前 進できなく、そこで両者はこの状態で組み込まれる。
【0019】 次に、これらホルダ21とスライダ23とを内筒8の後端開口から挿入する。 そして、最後に棒状物をホルダ21に装填すれば良い。ただし、ホルダ21には 割り溝21bが形成されているので、棒状物の外形にバラツキがあっても、予め ホルダ21の内径を少し小さめにしておけば、割り溝21bが拡がり容易にしか も確実に棒状物ホルダ21にセットすることが出来る。
【0020】 以下、この実施例の動作を図13の動作説明図により説明する。まず、予め棒 状物を取り付けた棒状物繰り出し具の後端の回転操作部9を回転せしめるとスラ イダ23、ホルダ21および棒状物がスライダ23の突起23dが外筒6の内周 部に形成された螺旋溝7に従って動き、この動きによってホルダ21の突起21 aが内筒8に形成された案内スリット20内を前進するので図13(a)で示さ れる様に棒状物も前進せしめられる。
【0021】 ところで、案内スリット20は、上記した通り先部において誘導部としての折 曲部20aが形成されているので、ホルダ21の突起21aがこの折曲部20a に到達するとホルダ21が回転されて、図13(b)で示される様にホルダ21 の6角形状の穴21cとスライダ23の6角形状とのロッド部23aとが一致せ しめられる。すると、今迄ホルダ21に係合されていたスライダ23の係合が解 除され、スライダ23のロッド部23aがホルダ21内を貫通するのでホルダ2 1に支承されている棒状物が排出される。
【0022】 ところで、外筒1の内周に形成された螺旋溝のピッチに触れると、このピッチ を粗くすると螺旋溝の傾斜が緩やかとなり成形が簡単で、かつ回転操作部の少し の回転でも比較的棒状物を多く繰り出すことが可能である。この場合、外筒を引 き抜き成形する時、コアピンを回転せずに成形品を回して成形することが可能で あるのでショット数も上がる。しかしながら、螺旋溝のピッチを粗くした場合、 使用に際して棒状物に過大圧力が加わると棒状物が戻ってしまう危険がある。他 方螺旋溝のピッチを細かくすると、成形に際してコアピンを回転しながら外筒を 引き抜かなくてはならなくなってしまい、結局手間がかかってコスト高となる問 題がある。そこでピッチを粗くしても容易に棒状物が戻らないようにするために スライダ23を次の変形例の様にすれば良い。
【0023】 図14〜図17は、改良されたスライダ33の構造を示し、このスライダ33 の後部を構成するスライダ本体33cは、図示の様に部分的にカットされて切り 欠き33eが形成され,これによってスライダ本体33cは弾性変形部とされて おり、この部分が使用時に棒状物に過大圧力がかかると圧縮されて変形する。す ると、スライダ33は、構造上細長いロッド部33aと幅広のスライダ本体33 cとから構成されているので、内筒8内において変形して図18および図19に おいて点線で示された様に偏位する。その結果、スライダ本体33cのコーナー が内筒8の内壁部に当接してストッパ機能が与えられる。なお、この変形例にお けるの棒状物の排出の基本的動作は、上述の実施例2の動作と同様であるので、 その説明は省略する。
【0024】
この考案は、上記した通りの構成であるから、構造が簡単で組立が極めて容易 あって、繰り出し操作性が良く、かつロス芯を自動的に排出可能なに棒状物繰り 出し具を提供することが出来る。
【提出日】平成6年12月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 次に、この実施例による棒状物繰り出し具の動作を説明する。使用時において 、棒状物を繰り出すためには、一方の手で外筒6の先具部を含むいずれかの部分 を握持し、他方の手で回転操作部9を握持して一方向に回転する。すると、内筒 8の回転に従ってスライダ13の係合突起13dが外筒6の内周に形成された螺 旋溝7に案内されると共に、このスライダ13のガイド溝突起13aがホルダ1 1のガイド溝12の曲線部12aに係合した状態で、ホルダ11はスリット係合 突起11aによって内筒8に形成されたスリット10内を軸方向に摺動して前方 へ移動し、保持した棒状物を前方へ少しずつ押し出す。また、使用後は上記と反 対方向に回転操作部9を回転すれば、上記と逆の動作により棒状物は退没して外 筒6内に収納される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【0015】 そして、最後には図3(c)示されたいわゆる最下位点に到達すると、スライ ダ13のロッド部13aがホルダ11を貫通するので、ホルダ11に支承された 棒状物が完全に落下・排出される。なお、内筒8に形成される案内スリット10 は数本、例えば内筒8上に対向して2本形成されてもよく、しかもこれらのスリ ット10は、いずれも軸方向の両端が閉鎖されていれば強度の点で優れた効果が ある。この場合、例えば上記実施例1においては、割り溝が存在しないので、ホ ルダ11とスライダ13とは内筒8の先端から挿入する代わりに、案内スリット 10が複数本設けられた内筒8の横方向から案内スリット10を押し開いて嵌装 すれば良い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【0022】 ところで、外筒6の内周に形成された螺旋溝のピッチに触れると、このピッチ を粗くすると螺旋溝の傾斜が緩やかとなり成形が簡単で、かつ回転操作部の少し の回転でも比較的棒状物を多く繰り出すことが可能である。この場合、外筒を引 き抜き成形する時、コアピンを回転せずに成形品を回して成形することが可能で あるのでショット数も上がる。しかしながら、螺旋溝のピッチを粗くした場合、 使用に際して棒状物に過大圧力が加わると棒状物が戻ってしまう危険がある。他 方螺旋溝のピッチを細かくすると、成形に際してコアピンを回転しながら外筒を 引き抜かなくてはならなくなってしまい、結局手間がかかってコスト高となる問 題がある。そこでピッチを粗くしても容易に棒状物が戻らないようにするために スライダ23を次の変形例の様にすれば良い。
【図1】この考案の実施例1による棒状物繰り出し具の
一部を省略した分解斜視図である。
一部を省略した分解斜視図である。
【図2】図1の棒状物繰り出し具の断面図であって、棒
状物ホルダとスライダとが前方部および後方部に夫々位
置する状態を示す図である。
状物ホルダとスライダとが前方部および後方部に夫々位
置する状態を示す図である。
【図3】この考案の実施例1による棒状物繰り出し具の
動作説明図である。
動作説明図である。
【図4】この考案の実施例2による棒状物繰り出し具の
一部を省略した分解斜視図である。
一部を省略した分解斜視図である。
【図5】図4の棒状物繰り出し具の断面図であって、棒
状物ホルダとスライダとが前方部および後方部に夫々位
置する状態を示す図である。
状物ホルダとスライダとが前方部および後方部に夫々位
置する状態を示す図である。
【図6】図4の棒状物繰り出し具の内筒の正面図であ
る。
る。
【図7】図4の棒状物繰り出し具の棒状物ホルダの断面
図である。
図である。
【図8】図7の棒状物ホルダのA−A線断面図である。
【図9】図4の棒状物繰り出し具のスライダの平面図で
ある。
ある。
【図10】図9のスライダの左側面図である。
【図11】図9のスライダの一部を切り欠いた正面図で
ある。
ある。
【図12】図9のスライダのB−B線断面図である。
【図13】この考案の実施例2による棒状物繰り出し具
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図14】スライダの他の変形例を示す平面図である。
【図15】図14のスライダの左側面図である。
【図16】図14のスライダの正面図である。
【図17】図16のスライダのC−C線断面図である。
【図18】図14のスライダの過大筆圧時の変形状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図19】図18の変形状態を示す要部説明図である。
【図20】従来の色鉛筆芯繰り出し具の一部を省略した
説明図である。
説明図である。
6 外筒 6c 遊嵌溝(ロック手段) 7 螺旋溝(螺旋案内手段) 8 内筒 8a 遊嵌突起(ロック手段) 9 回転操作部(回転操作手段) 10 案内スリット 10a 誘導部 11 棒状物ホルダ 11a スリット係合突起 12 ガイド溝 12a 曲線部(係合解除手段) 13 スライダ 13a ガイド溝係合突起(第2の係合手段) 13d 螺旋溝係合突起(第1の係合手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (9)
- 【請求項1】 両端に開口を有しかつ内部に螺旋案内手
段が形成された外筒と、この外筒内に回転自在に設けら
れかつその先部に誘導部が形成された軸方向の案内スリ
ットを有する内筒と、上記外筒と内筒とに設けられて内
筒が外筒に関して回転自在であるが軸方向にロックする
ロック手段と、内筒の後端に設けられた回転操作手段
と、上記内筒内に嵌装されかつ上記案内スリットと係合
するスリット係合突起を備えた中空の棒状物ホルダと、
上記外筒の螺旋案内手段に係合する第1の係合手段を備
えたスライダと、このスライダと上記棒状物ホルダとを
係合する第2の係合手段と、係合解除位置において上記
棒状物ホルダと上記スライダとの係合を解除する係合解
除手段とから構成されたことを特徴とする棒状物繰り出
し具。 - 【請求項2】 前記ロック手段が、前記外筒の内周に形
成された遊嵌溝と前記内筒の外周に形成された遊嵌突起
とから成ることを特徴とする棒状物繰り出し具。 - 【請求項3】 前記棒状物ホルダは、その後部が曲線部
に形成された軸方向のガイド溝を有し、前記スライダ
は、このガイド溝と係合するガイド溝係合突起を有して
成ることを特徴とする請求項1に記載の棒状物繰り出し
具。 - 【請求項4】 前記案内スリットは、前記誘導部の先端
が切り欠かれて開放部が形成されてされて成ることを特
徴とする請求項3に記載の棒状物繰り出し具。 - 【請求項5】 前記スライダは、前部のロッド部と後部
の径大のスライダ本体とから構成され、かつ前記ガイド
溝係合突起が、上記ロッド部に設けられて成ることを特
徴とする請求項3に記載の棒状物繰り出し具。 - 【請求項6】 前記棒状物ホルダは、後端から離間した
位置に多角形状の穴を有し、前記スライダは、この多角
形状の穴と同様な断面のロッド部を有し、かつ上記スラ
イダが上記棒状物ホルダに組み込まれた時、上記棒状物
ホルダの多角形の穴と上記スライダの多角形状の断面と
は夫々の多角形の辺と角とが一致しない方位に形成され
ると共に、上記棒状物ホルダの突起が上記内筒の案内ス
リットの誘導部に至ると上記棒状物ホルダは回転せしめ
られて両多角形の辺と角とが一致せしめられ上記スライ
ダと棒状物ホルダの係合が解除されることを特徴とする
請求項1に記載の棒状物繰り出し具。 - 【請求項7】 前記棒状物ホルダには、前記スライダの
挿入用の割り溝が軸方向に形成されて成ることを特徴と
する請求項5に記載の棒状物繰り出し具。 - 【請求項8】 前記スライダの後部が、後方への過大圧
力に抗して変形せしめられる弾性変形部に形成されて成
ることを特徴とする請求項1に記載の棒状物繰り出し
具。 - 【請求項9】 前記内筒の案内スリットが、複数本形成
され、かつこれらの案内スリットはいずれも軸方向の両
端が閉鎖されて成ることを特徴とする請求項1に記載の
棒状物繰り出し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993076495U JP2607654Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 棒状物繰り出し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993076495U JP2607654Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 棒状物繰り出し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740187U true JPH0740187U (ja) | 1995-07-18 |
JP2607654Y2 JP2607654Y2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=13606807
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Cited By (3)
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-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993076495U patent/JP2607654Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009045844A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Pilot Corporation | 棒状部材繰出装置 |
JP2009233862A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Kotobuki & Co Ltd | 棒状物繰り出し容器 |
KR101540478B1 (ko) * | 2008-03-25 | 2015-07-29 | 가부시키가이샤 고도부키 | 봉상물 조출용기 |
JP2018065260A (ja) * | 2016-10-17 | 2018-04-26 | ゼネラル株式会社 | 棒部材繰出装置 |
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