JP2018064079A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアとコアに埋設されたコイルとを備えるコイル部品であって、交流銅損を低減するための新たな構造を有するコイル部品を提供すること。【解決手段】コイル部品10は、コイル22と、第1コア50と、第1コア50よりも低い比透磁率を有する第2コア60とを備えている。コイル22は、所定平面(YZ平面)内において、少なくとも1つのコイル断面30を有している。コイル断面30は、第1方向(Z方向)に沿って連なる3つ以上の巻線断面32からなる断面列32Xを、第2方向(Y方向)において1列又は2列のみ有している。所定平面内において、第1コア50は、コイル断面30の第1方向における両端の一方に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と少なくとも部分的に重なっている。所定平面内において、第2コア60は、第2方向におけるコイル断面30の両端に隣接している。【選択図】図3

Description

本発明は、コアとコアに埋設されたコイルとを備えるコイル部品に関する。
特許文献1には、コアとコイルとを備えるリアクトル(コイル部品)が開示されている。
特許文献1において、コアは、内側コア部と、外側コア部と、2つの端部コア部とを含んでいる。端部コア部の夫々は、内側コア部及び外側コア部のいずれよりも高い透磁率を有している。内側コア部は、コイルの内側に配置されており、外側コア部は、コイルの外側に配置されている。端部コア部は、コイルの両端部に夫々配置されており、内側コア部と外側コア部とを互いに連結している。特許文献1によれば、上述のコア配置により、コイルにおける交流銅損を低減できる
特開2013−179264号公報
特許文献1のコイル部品を含む従来のコイル部品においては、期待されているほどには交流銅損を低減できない。
そこで、本発明は、コアとコアに埋設されたコイルとを備えるコイル部品であって、交流銅損を低減するための新たな構造を有するコイル部品を提供することを目的とする。
本発明は、第1のコイル部品として、
コイル部材と、コアとを備えるコイル部品であって、
前記コイル部材は、少なくともコイルを備えており、
前記コイルは、少なくとも部分的に前記コアに埋設されており、且つ、前記コイルの巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む所定平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
前記コイル断面は、第1方向に沿って連なる3つ以上の巻線断面からなる断面列を、前記第1方向と直交する第2方向において1列又は2列のみ有しており、
前記コアは、少なくとも1つの第1コアと、第2コアとを備えており、
前記第1コアの夫々の比透磁率は、前記第2コアの比透磁率よりも高く、
前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接しており、且つ、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と少なくとも部分的に重なっており、
前記所定平面内において、前記第2コアは、前記第2方向における前記コイル断面の両端に隣接している
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第2のコイル部品として、第1のコイル部品であって、
前記第2コアは、硬化した結合剤の内部に磁性体粉末が分散配置された複合磁性体である
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第3のコイル部品として、第1又は第2のコイル部品であって、
前記第1コアは、圧粉コアである
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第4のコイル部品として、第1から第3までのいずれかのコイル部品であって、
前記コイルは、前記巻軸の周りにエッジワイズ巻きされた平角線であり、
前記巻軸は、前記第1方向と平行に延びている
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第5のコイル部品として、第1から第3までのいずれかのコイル部品であって、
前記コイルは、前記巻軸の周りに巻かれた角線又は丸線であり、
前記巻軸は、前記第1方向と平行に延びている
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第6のコイル部品として、第1から第3までのいずれかのコイル部品であって、
前記コイルは、前記巻軸の周りにフラットワイズ巻きされた平角線であり、
前記巻軸は、前記第2方向と平行に延びている
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第7のコイル部品として、第1から第6までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において、前記コイル断面の前記第1方向における前記両端のうちの一方には、前記第1コアのいずれかが隣接している一方、前記両端の他方には、前記第1コアのいずれも隣接していない
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第8のコイル部品として、第1から第6までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において、前記コイル断面の前記第1方向における前記両端の夫々に、前記第1コアのいずれかが隣接している
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第9のコイル部品として、第1から第8までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接する前記第1コアのうちの少なくとも1つは、主部と張出部とを有しており、
前記主部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっており、
前記張出部は、前記主部から前記第2方向における一方側に張り出しており、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっていない
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第10のコイル部品として、第1から第8までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接する前記第1コアのうちの少なくとも1つは、主部と2つの張出部とを有しており、
前記主部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっており、
前記張出部は、前記主部から前記第2方向における両側に夫々張り出しており、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっていない
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第11のコイル部品として、第1から第10までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において、前記第1方向における前記コイル断面の前記両端のうちの少なくとも一方に、2つ以上の前記第1コアが隣接しており、
前記2つ以上の前記第1コアは、前記第2方向に並んでいる
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第12のコイル部品として、第1から第11までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記第1方向に沿って見た場合にも、前記第2方向に沿って見た場合にも、前記コイル断面と重なっていない
コイル部品を提供する。
また、本発明は、第13のコイル部品として、第1から第12までのいずれかのコイル部品であって、
前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記第1方向に沿って見た場合に、前記コイル断面と重なっていない一方、前記第2方向に沿って見た場合に、前記コイル断面と少なくとも部分的に重なっており、且つ、前記第2方向において前記コイル断面から離れている
コイル部品を提供する。
本発明によるコイルは、比較的高い比透磁率を有する第1コアと比較的低い比透磁率を有する第2コアとを備えるコアに少なくとも部分的に埋設されている。詳しくは、コイルの巻軸と磁路とを含む所定平面内におけるコイル断面は、第1方向に沿って連なる3つ以上の巻線断面からなる断面列を有している。第1コアのうちの少なくとも1つは、コイル断面の第1方向における両端の一方に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面と少なくとも部分的に重なっている。一方、所定平面内において、第2コアは、第1方向と直交する第2方向におけるコイル断面の両端に隣接している。コイル及びコアの上述の配置により、磁束がコイルに入り込んで貫通することを抑制できる。これにより、渦電流の発生に起因する交流銅損を低減できる。
本発明の実施の形態によるコイル部品を模式的に示す斜視図である。第2コアの上面の輪郭を破線で描画している。コイルの巻軸を2点鎖線で描画している。コイル部品は、第2コアの内部に埋設されて隠れた部位も含めて実線で描画している。コイル部品の絶縁部材は描画していない。 図1のコイル部品のコイル及び第1コアを示す斜視図である。コイル部品の端子及び絶縁部材は描画していない。 図1のコイル部品をIII−III線に沿って模式的に示す断面図である。第2コアの一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。コイルの巻軸を2点鎖線で描画している。 図3のコイルの2つのコイル断面のうちの一方を、第1コアと共に示す断面図である。磁束を破線で描画している。絶縁部材は描画していない。 図4のコイル断面を示す図である。第1コアが設けられていない場合の磁束を破線で描画している。 図4のコイル断面及び第1コアの第1変形例を示す断面図である。磁束を破線で描画している。 図4のコイル断面及び第1コアの第2変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第3変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第4変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第5変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第6変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第7変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第8変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第9変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第10変形例を示す断面図である。 図4のコイル断面及び第1コアの第11変形例を示す断面図である。 図1のコイル部品の変形例を模式的に示す図である。第2コアの輪郭を破線で描画している。コイルの巻軸を2点鎖線で描画している。 図17のコイル部品のコイルのコイル断面のうちの1つを、第1コアと共に模式的に示す図である。磁束を破線で描画している。 図18のコイル断面及び第1コアの変形例を示す図である。 図19のコイルの一例を示す斜視図である。
図1及び図3を参照すると、本発明の実施の形態によるコイル部品10は、コイル部材20と、コア40と、アルミニウム等の非磁性体からなるケース80とを備えている。コイル部材20は、被覆された導電体からなるコイル22と、被覆された導電体からなる2つの端子24と、樹脂等の絶縁体からなる絶縁部材28とを備えている。コア40は、軟磁性体からなる少なくとも1つの第1コア50と、軟磁性体からなる第2コア60とを備えている。コイル部品10は、例えば、車載用リアクトルとして使用できる。但し、本発明は、これに限られず、様々なコイル部品に適用可能である。
図2を参照すると、コイル部材20のコイル22は、絶縁被覆された平角導線(平角線)を、上下方向(Z方向:第1方向)と平行に延びる巻軸WAの周りにエッジワイズ巻きして形成されている。換言すれば、コイル22は、巻軸WAの周りにエッジワイズ巻きされた平角線である。本実施の形態によるコイル22は、水平面(XY平面)において矩形形状を有している。但し、本発明は、これに限定されず、コイル22は、XY平面において矩形形状以外の形状(例えば、円形状)を有していてもよい。
図3を参照すると、コイル22は、絶縁部材28によって絶縁コートされている。本実施の形態によれば、コイル22全体が絶縁部材28によって覆われており、これによりコア40から絶縁されている。但し、本発明は、これに限定されず、コイル22は、必要に応じて絶縁コートすればよい。換言すれば、コイル部材20は、少なくともコイル22を備えている限り、絶縁部材28を備えていなくてもよい。
図1を参照すると、端子24は、第1水平方向(Y方向)におけるコイル22の両側に夫々設けられている。端子24の夫々は、第2水平方向(X方向)におけるコイル22の+X側から引き出されており、コイル22の上面(+Z側の面)を超えて上方(+Z方向)に延びている。端子24の夫々は、コイル部品10の使用時に、外部の電子回路(図示せず)等に接続される。本実施の形態において、端子24の夫々は、コイル22を形成する平角線の端部である。但し、本発明は、これに限定されない。例えば、端子24の夫々は、コイル22と別体に形成された後にコイル22に溶接されていてもよい。また、コイル22及び端子24の夫々は、様々な素材から形成できる。例えば、コイル22は、銅線であってもよいし、アルミニウム線であってもよい。
図2を参照すると、第1コア50は、圧粉コアであり、比較的高い比透磁率を有している。第1コア50の比透磁率は、例えば、50以上かつ500以下である。本実施の形態において、コイル部品10は、矩形環形状の第1コア50を1つのみ備えている。但し、本発明は、これに限られない。コイル部品10は、様々な形状の複数の第1コア50を備えていてもよい。
図1及び図3を参照すると、ケース80は、Z方向において上方に開口した箱形状を有している。第2コア60は、ケース80の内部に充填されている。図3を参照すると、第2コア60は、硬化した結合剤62の内部に鉄系合金やフェライト等からなる軟磁性の磁性体粉末64が分散配置された複合磁性体である。
図1及び図3を参照すると、上述したコイル部品10を作製する際、まず、コイル部材20及び第1コア50を用意すると共に、第2コア60の原料であるスラリー(図示せず)を用意する。スラリーは、樹脂等からなる液状の結合剤62に磁性体粉末64を混合することで得られる。磁性体粉末64としては、純FeやFe−Si等の軟磁性金属からなる粉末を使用することが好ましい。次に、コイル部材20及び第1コア50をケース80の所定位置に配置する。次に、スラリーを、ケース80内部に流し込んで、コイル22及び第1コア50を覆う。次に、スラリーを熱硬化し、これによって第2コア60を形成する。この結果、コイル22及び第1コア50の夫々は、第2コア60(コア40)の内部に埋設される。
図1を参照すると、本実施の形態によれば、コイル22全体が、第2コア60(コア40)の内部に埋設されており、端子24は、第2コア60の上面を超えて上方に突出している。但し、本発明は、これに限られず、コイル22は、少なくとも部分的にコア40に埋設されていてもよい。例えば、コイル22の上端近傍の部位は、第2コア60の上面を超えて上方に突出していてもよい。
図3を参照すると、上述したように、第2コア60は、注型コアであり、比較的低い比透磁率を有している。第2コア60の比透磁率は、例えば、5以上かつ50以下である。従って、第1コア50の比透磁率は、第2コア60の比透磁率よりも高い。また、コイル部品10が複数の第1コア50を備えている場合、第1コア50の夫々の比透磁率は、第2コア60の比透磁率よりも高い。
以下、以上のように形成されたコイル部品10における、コイル22、第1コア50及び第2コア60の配置について詳しく説明する。
図3を参照すると、コイル部品10の使用時に、コイル22の周りには磁路FPに沿った磁束FXが生じる。本実施の形態において、磁路FPは、コイル22の巻軸WAを含む任意の平面内において、コイル22を取り囲むようにしてコア40の内部を周回している。従って、コイル22は、コイル22の巻軸WAとコア40の内部を周回する磁路FPとを含む所定平面内において、少なくとも1つのコイル断面30を有している。本実施の形態において、所定平面は、コイル22の巻軸WAを含む任意の平面であり、例えば、YZ平面である。コイル22は、所定平面であるYZ平面において、互いに同じ構造を有する2つのコイル断面30を有している。
図4を参照すると、コイル断面30は、Z方向(第1方向)に沿って並ぶ複数の巻線断面32から構成されている。巻線断面32の夫々は、コイル22の平角線の断面である。本実施の形態によれば、8つの巻線断面32が第1方向に沿って並んでいる。また、第1方向において隣り合う巻線断面32は、互いに接触している。但し、本発明は、これに限られない。必要なインダクタンスを得るという観点から、第1方向に沿って並ぶ巻線断面32の数は、3以上であればよい。また、第1方向において隣り合う巻線断面32の間には、多少の隙間が形成されていてもよい。
所定平面内において、第1コア50は、コイル断面30の第1方向(Z方向)における下端(−Z側の端)に隣接している。第1コア50は、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。また、所定平面内において、第2コア60は、第1方向と直交する第2方向(Y方向)におけるコイル断面30の両端に隣接している。
図5を図4と併せて参照すると、仮に第1コア50が上述したように配置されていない場合、コイル部品10(図3参照)の使用時に、磁束FXがコイル断面30の第1方向(Z方向)における両端部を部分的に通過する。換言すれば、磁束FXが部分的にコイル22に入り込んで貫通する。これにより生じる渦電流に起因して交流銅損が増大する。
一方、図4を図5と比較すると、本実施の形態によれば、第1コア50がコイル断面30の第1方向(Z方向)における下端に離接して設けられている。このように配置された第1コア50は、磁束FXを下方(−Z方向)に広げるように機能する。このため、コイル部品10(図3参照)の使用時に、磁束FXは、コイル断面30と殆ど交差することなく、コイル断面30の下方を通過する。これにより、渦電流の発生に起因する交流銅損を低減できる。この結果、インダクタンス特性も向上できる。
上述した効果を得るという観点から、第1コア50の比透磁率は、第2コア60(図3参照)の比透磁率に比べて高いほど好ましい。より具体的には、第1コア50の比透磁率は、100以上であることが好ましく、第2コア60比透磁率は、10以下であることが好ましい。
図4を参照すると、上述した効果を得るという観点から、コイル断面30の構造は、本実施の形態における構造に限定されず、様々に変形可能である。例えば、本実施の形態によるコイル断面30は、第1方向(Z方向)に沿って連なる3つ以上の巻線断面32からなる断面列32Xを、第2方向(Y方向)において一列のみ有している。一般的なコイルを想定すると、断面列32Xの数は2以上であってもよい。但し、交流銅損を低減するという観点から、コイル断面30は、断面列32Xを、第2方向において1列又は2列のみ有していることが好ましい。その理由は、以下の通りである。
コイル部品10の使用時には、各巻線断面32の第2方向における両端に多少の渦電流が生じる。また、断面列32Xの数が2の場合、断面列32Xの第2方向における両端に加えて、2つの断面列32Xの間にも渦電流が発生する。但し、渦電流は、コイル断面30の第2方向における両端に近いほど大きく、コイル断面30の第2方向における中間部(即ち、2つの断面列32Xの間)の渦電流は、コイル断面30の第2方向における両端に比べて、限りなく小さい。このため、断面列32Xの数が2の場合は、2つの断面列32Xの間に磁束FXが入り込むことは殆どない。一方、断面列32Xの数が3以上になると、磁束FXの一部が、第2方向において隣り合う2つの断面列32Xの間に渦電流を発生させると共に第1方向におけるコイル断面30の内部に入り込む。この結果、渦電流の影響が大きくなり、これにより交流銅損が増加するおそれがある。従って、交流銅損を低減するという観点から、断面列32Xの数は小さい方が好ましく、特に2以下であることが好ましい。
図3を参照すると、上述した効果を得るという観点から、第1コア50の配置は、本実施の形態における配置に限定されず、様々に変形可能である。例えば、第1コア50は、第1方向(Z方向)においてコイル断面30と接触していてもよいし、第1方向においてコイル断面30から多少離れていてもよい。但し、第1コア50は、第1方向においてコイル断面30に近い方が好ましい。また、第1コア50の下端は、ケース80の底部に接触していてもよいし、ケース80の底部から離れていてもよい。絶縁部材28が設けられている場合、第1コア50は、絶縁部材28のみを介してコイル断面30に隣接していてもよい。同様に、第2コア60は、絶縁部材28のみを介してコイル断面30に隣接していてもよい。
以下、コイル断面30及び第1コア50の配置の具体的な変形例について詳しく説明する。いずれの変形例においても、所定平面内において、第1コア50のうちの少なくとも1つが、コイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の少なくとも一方に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と少なくとも部分的に重なっている。また、所定平面内において、第2コア60は、第2方向(Y方向)におけるコイル断面30の両端に隣接している。いずれの変形例においても、この配置条件が満たされているため、本実施の形態と同様な効果を得ることができる。
図4を参照すると、上述した実施の形態によれば、所定平面内において、コイル断面30の第1方向(Z方向)における両端のうちの一方(−Z側の端)には、第1コア50のいずれかが隣接している一方、両端の他方(+Z側の端)には、第1コア50のいずれも隣接していない。このため、コイル断面30の上方においては、磁束FXが上方に広がらず、磁束FXは、コイル断面30の上端部を、部分的に通過する。
一方、図6を参照すると、第1変形例によれば、第1コア50が、コイル断面30の上にも設けられている。この結果、所定平面内において、コイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の夫々に、第1コア50のいずれかが隣接している。また、第1コア50の夫々は、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と少なくとも部分的に重なっている。この配置により、コイル断面30の第1方向における両側において、磁束FXがコイル断面30から離れるように広がり、磁束FXは、コイル断面30を、殆ど通過しない。即ち、所定平面において、磁路FPは、実質的にコイル断面30の周囲のみを周回している。第1変形例によれば、上述した実施の形態に比べて、交流銅損を更に低減できる。
図7を参照すると、第2変形例によれば、第1コア50は、所定平面内においてコイル断面30の第1方向における一端(−Z側の端)に隣接している。第1コア50は、主部510と張出部520とを有している。主部510は、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。張出部520は、主部510から第2方向(Y方向)における一方側(+Y方向)に張り出しており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっていない。
図8を参照すると、第3変形例によれば、2つの第1コア50(+Z側の第1コア50及び−Z側の第1コア50)が設けられている。第1コア50の一方(+Z側の第1コア50)は、所定平面内においてコイル断面30の第1方向(Z方向)における一端(+Z側の端)に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。第1コア50の他方(−Z側の第1コア50)は、第2変形例(図7参照)における第1コア50と同じ形状を有しており、第2変形例と同様に配置されている。
図7及び図8を参照しつつ第2変形例及び第3変形例による配置を一般化すると、所定平面内においてコイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の少なくとも一方に隣接する第1コア50のうちの少なくとも1つは、主部510と張出部520とを有している。主部510は、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。張出部520は、主部510から第2方向(Y方向)における一方側に張り出しており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっていない。
図9を参照すると、第4変形例によれば、第1コア50は、所定平面内においてコイル断面30の第1方向における一端(−Z側の端)に隣接している。第1コア50は、主部510と、2つの張出部520とを有している。主部510は、第1方向(Z方向)に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。張出部520は、主部510から第2方向(Y方向)における両側に夫々張り出しており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっていない。
図10を参照すると、第5変形例によれば、2つの第1コア50(+Z側の第1コア50及び−Z側の第1コア50)が設けられている。+Z側の第1コア50は、第3変形例(図8参照)における+Z側の第1コア50と同じ形状を有しており、第3変形例と同様に配置されている。−Z側の第1コア50は、第4変形例(図9参照)における第1コア50と同じ形状を有しており、第4変形例と同様に配置されている。
図9及び図10を参照しつつ第4変形例及び第5変形例による配置を一般化すると、所定平面内においてコイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の少なくとも一方に隣接する第1コア50のうちの少なくとも1つは、主部510と2つの張出部520とを有している。主部510は、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。張出部520は、主部510から第2方向(Y方向)における両側に夫々張り出しており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっていない。
第2から第5までの変形例によれば、コイル断面30の下端部における交流銅損を、主として主部510によって低減できる。
図11を参照すると、第6変形例によれば、4つの第1コア50が設けられている。第1コア50のうちの2つは、所定平面内において、コイル断面30の第1方向(Z方向)における一端(+Z側の端)に隣接しており、且つ、第2方向(Y方向)に並んでいる。換言すれば、コイル断面30の第1方向における+Z側の端に隣接する1つの第1コア50(+Z側の第1コア50)が、第2方向に並ぶ2つの第1コア50に分割されている。加えて、コイル断面30の第1方向における他端(−Z側の端)に隣接する1つの第1コア50(−Z側の第1コア50)が、第1方向に並ぶ2つの第1コア50に分割されている。より具体的には、−Z側の第1コア50の第1コア50のうち1つは、コイル断面30の第1方向における−Z側の端に隣接している。−Z側の第1コア50のうちの他の1つは、上述の−Z側の第1コア50の下方に隙間を開けて配置されており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっている。
第6変形例による配置を一般化すると、所定平面内において、第1方向(Z方向)におけるコイル断面30の両端のうちの少なくとも一方に、2つ以上の第1コア50が隣接している。この2つ以上の第1コア50は、第2方向(Y方向)に並んでいる。
図12を参照すると、第7変形例によれば、4つの第1コア50が設けられている。第1コア50のうちの2つは、所定平面内においてコイル断面30の第1方向(Z方向)における一端(+Z側の端)に隣接しており、第1コア50のうちの他の1つは、所定平面内においてコイル断面30の第1方向における他端(−Z側の端)に隣接している。更に、第1コア50のうちの他の1つは、第2方向(Y方向)において、上述の−Z側の第1コア50から離れた位置に配置されており、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と重なっていない。
第7変形例による配置を一般化すると、所定平面内において、第1コア50のうちの少なくとも1つは、コイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の少なくとも一方に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と少なくとも部分的に重なっている。また、所定平面内において、第1コア50のうちの少なくとも1つは、第1方向(Z方向)に沿って見た場合にも、第2方向(Y方向)に沿って見た場合にも、コイル断面30と重なっていない。
図13を参照すると、第8変形例によれば、3つの第1コア50が設けられている。第1コア50のうちの1つ(+Z側の第1コア50)は、所定平面内においてコイル断面30の第1方向(Z方向)における一端(+Z側の端)に隣接しており、第1コア50のうちの他の1つ(−Z側の第1コア50)は、所定平面内においてコイル断面30の第1方向における他端(−Z側の端)に隣接している。更に、第1コア50のうちの他の1つは、+Z側の第1コア50の張出部520の下に設けられており、第2方向(Y方向)において、コイル断面30から距離Cだけ離れている。換言すれば、この第1コア50とコイル断面30との間には、第2方向において距離Cのクリアランスが設けられている。
図14を参照すると、第9変形例によれば、3つの第1コア50が設けられている。第1コア50のうちの1つ(+Z側の第1コア50)は、第8変形例(図13参照)における+Z側の第1コア50と同じ形状を有しており、第8変形例と同様に配置されている。第1コア50のうちの他の1つ(−Z側の第1コア50)は、第8変形例における−Z側の第1コア50と同じ形状を有しており、第8変形例と同様に配置されている。更に、第1コア50のうちの他の1つは、第1方向(Z方向)において、+Z側の第1コア50の張出部520と−Z側の第1コア50の張出部520との間の中間部に設けられており、第2方向(Y方向)において、コイル断面30から距離Cだけ離れている。換言すれば、この第1コア50とコイル断面30との間には、第2方向において距離Cのクリアランスが設けられている。
図13及び図14を参照しつつ第8変形例及び第9変形例による配置を一般化すると、所定平面内において、第1コア50のうちの少なくとも1つは、コイル断面30の第1方向(Z方向)における両端の少なくとも一方に隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30と少なくとも部分的に重なっている。また、所定平面内において、第1コア50のうちの少なくとも1つは、第1方向に沿って見た場合に、コイル断面30と重なっていない一方、第2方向(Y方向)に沿って見た場合に、コイル断面30と少なくとも部分的に重なっており、且つ、第2方向においてコイル断面30から離れている。
図15を図3と共に参照すると、第10変形例によれば、コイル部品は、前述した実施の形態と同様な第1コア50及び第2コア60を備えている一方、コイル22に代えてコイル22Aを備えている。コイル22Aは、第1方向(Z方向)と平行に延びる巻軸WAの周りに2層に巻かれた角線である。
コイル22Aは、コア40の第2コア60に埋設されており、且つ、巻軸WAとコア40の内部を周回する磁路FPとを含む所定平面(YZ平面)内において、コイル断面30Aを有している。コイル断面30Aは、第1方向に沿って連なる3つ以上の巻線断面32Aからなる断面列32Xを、第2方向(Y方向)において2列のみ有している。所定平面内において、第1コア50のうちの2つは、コイル断面30Aの第1方向における両端に夫々隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30Aと少なくとも部分的に重なっている。
図16を図15と共に参照すると、第11変形例によれば、コイル部品は、コイル22Aに代えてコイル22Bを備えていることを除き、第10変形例のコイル部品と同じ構造を有している。コイル22Bは、第1方向(Z方向)と平行に延びる巻軸WAの周りに2層に巻かれた丸線である。このため、コイル22Bは、所定平面(YZ平面)内において、コイル断面30Aと異なるコイル断面30Bを有している。コイル断面30Bは、第1方向に沿って連なる3つ以上の巻線断面32Bからなる断面列32Xを、第2方向(Y方向)において2列のみ有している。
図3を参照すると、前述したように、上述した実施の形態及び全ての変形例において、磁束FXを第1方向(Z方向)における少なくとも一方側に広げることができ、これにより、渦電流の発生に起因する交流銅損を低減できる。
上述した実施の形態及び変形例において、断面列32Xは、コイル22の巻軸WAと平行なZ方向に沿って延びている。換言すれば、断面列32Xが延びる第1方向は、コイル22の巻軸WAと平行なZ方向である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、以下の変形例において説明するように、断面列32Xは、コイル22の巻軸WAと直交するY方向に沿って延びていてもよい。換言すれば、第1方向は、コイル22の巻軸WAと直交するY方向であってもよい。
図17を図1と併せて参照すると、コイル部品10の変形例によるコイル部品10Cは、コイル部品10と同様に、コイル部材20Cと、コア40Cとを備えている一方、コイル部品10と異なり、ケース80を備えていない。コイル部材20Cは、コイル22Cと、2つの端子24とを備えている。コイル22Cは、第2方向(Z方向)と平行に延びる巻軸WAの周りにフラットワイズ巻きされた平角線である。コイル22Cは、絶縁部材28(図3参照)によって覆われていてもよいし、覆われていなくてもよい。コア40Cは、2つの第1コア50Cと、第2コア60とを備えている。
図17を参照すると、第1コア50Cの夫々は、圧粉コアであり、第2コア60よりも高い比透磁率を有している。コイル22Cは、コア40Cの第2コア60に埋設されている。
図17及び図18を参照すると、コイル22Cは、コイル22Cの巻軸WAとコア40Cの内部を周回する磁路FPとを含む所定平面(YZ平面)内において、少なくとも1つのコイル断面30Cを有している。コイル断面30Cは、Y方向(第1方向)に沿って連なる3つ以上の巻線断面32Cからなる断面列32Xを、Z方向(第2方向)において1列のみ有している。所定平面内において、第1コア50Cは、コイル断面30Cの第1方向における両端に夫々隣接しており、且つ、第1方向に沿って見た場合にコイル断面30Cと少なくとも部分的に重なっている。所定平面内において、第2コア60は、第2方向におけるコイル断面30Cの両端に隣接している。
図18を参照すると、上述のように配置された第1コア50Cは、磁路FPを第1方向(Y方向)の両側に広げるように機能する。このため、コイル部品10C(図17参照)の使用時に、磁束FXは、コイル断面30Cと殆ど交差することなく、コイル断面30Cの第1方向両側を通過する。これにより、渦電流の発生に起因する交流銅損を低減できる。この結果、インダクタンス特性も向上できる。
図19を参照すると、コイル断面30Cは、断面列32Xを、Z方向(第2方向)において2列のみ有していてもよい。図19に描画したコイル断面30Cは、例えば、図20に描画したコイル部材20Dにおける断面の一つである。
上述した実施の形態や変形例は、様々に組み合わせることが可能である。また、本発明は、上述した実施の形態や変形例に加えて、以下に説明するように更に様々に応用可能である。
図3及び図17を参照すると、第1コアは、高い比透磁率を有する限り、圧粉磁心でなくてもよい。例えば、第1コアは、フェライトコアであってもよい。また、複数の第1コアを設ける場合、第1コアは、互いに異なる材料から形成されていてもよい。例えば、第1コアのうちの1つが圧粉磁心であり、第1コアのうちの他の1つがフェライトコアであってもよい。
図2及び図17を参照すると、コイルは、XY平面において、矩形形状、円形状に限られず様々な形状を有していてもよい。また、第1コアは、コイルの形状に対応して様々な形状を有していてもよい。例えば、図2の第1コア50は、複数の第1コア50を矩形環形状に連続配置したものであってもよい。
図1を参照すると、ケース80は、直方体形状に限らず、様々な形状を有していてもよい。また、ケース80は、設けなくてもよい。
10,10C コイル部品
20,20C,20D コイル部材
22,22A,22B,22C コイル
24 端子
28 絶縁部材
WA 巻軸
FP 磁路
FX 磁束
30,30A,30B,30C コイル断面
32,32A,32B,32C 巻線断面
32X 断面列
40,40C コア
50,50C 第1コア
510 主部
520 張出部
60 第2コア
62 結合剤
64 磁性体粉末
80 ケース

Claims (13)

  1. コイル部材と、コアとを備えるコイル部品であって、
    前記コイル部材は、少なくともコイルを備えており、
    前記コイルは、少なくとも部分的に前記コアに埋設されており、且つ、前記コイルの巻軸と前記コアの内部を周回する磁路とを含む所定平面内において、少なくとも1つのコイル断面を有しており、
    前記コイル断面は、第1方向に沿って連なる3つ以上の巻線断面からなる断面列を、前記第1方向と直交する第2方向において1列又は2列のみ有しており、
    前記コアは、少なくとも1つの第1コアと、第2コアとを備えており、
    前記第1コアの夫々の比透磁率は、前記第2コアの比透磁率よりも高く、
    前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接しており、且つ、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と少なくとも部分的に重なっており、
    前記所定平面内において、前記第2コアは、前記第2方向における前記コイル断面の両端に隣接している
    コイル部品。
  2. 請求項1記載のコイル部品であって、
    前記第2コアは、硬化した結合剤の内部に磁性体粉末が分散配置された複合磁性体である
    コイル部品。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコイル部品であって、
    前記第1コアは、圧粉コアである
    コイル部品。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルは、前記巻軸の周りにエッジワイズ巻きされた平角線であり、
    前記巻軸は、前記第1方向と平行に延びている
    コイル部品。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルは、前記巻軸の周りに巻かれた角線又は丸線であり、
    前記巻軸は、前記第1方向と平行に延びている
    コイル部品。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルは、前記巻軸の周りにフラットワイズ巻きされた平角線であり、
    前記巻軸は、前記第2方向と平行に延びている
    コイル部品。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において、前記コイル断面の前記第1方向における前記両端のうちの一方には、前記第1コアのいずれかが隣接している一方、前記両端の他方には、前記第1コアのいずれも隣接していない
    コイル部品。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において、前記コイル断面の前記第1方向における前記両端の夫々に、前記第1コアのいずれかが隣接している
    コイル部品。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接する前記第1コアのうちの少なくとも1つは、主部と張出部とを有しており、
    前記主部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっており、
    前記張出部は、前記主部から前記第2方向における一方側に張り出しており、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっていない
    コイル部品。
  10. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において前記コイル断面の前記第1方向における両端の少なくとも一方に隣接する前記第1コアのうちの少なくとも1つは、主部と2つの張出部とを有しており、
    前記主部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっており、
    前記張出部は、前記主部から前記第2方向における両側に夫々張り出しており、前記第1方向に沿って見た場合に前記コイル断面と重なっていない
    コイル部品。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において、前記第1方向における前記コイル断面の前記両端のうちの少なくとも一方に、2つ以上の前記第1コアが隣接しており、
    前記2つ以上の前記第1コアは、前記第2方向に並んでいる
    コイル部品。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記第1方向に沿って見た場合にも、前記第2方向に沿って見た場合にも、前記コイル断面と重なっていない
    コイル部品。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記所定平面内において、前記第1コアのうちの少なくとも1つは、前記第1方向に沿って見た場合に、前記コイル断面と重なっていない一方、前記第2方向に沿って見た場合に、前記コイル断面と少なくとも部分的に重なっており、且つ、前記第2方向において前記コイル断面から離れている
    コイル部品。
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