JP2018063391A - 光ファイバ側方入出力装置 - Google Patents

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卓威 植松
Takui Uematsu
卓威 植松
廣田 栄伸
Hidenobu Hirota
栄伸 廣田
幾太郎 大串
Kitaro Ogushi
幾太郎 大串
裕之 飯田
Hiroyuki Iida
裕之 飯田
真鍋 哲也
Tetsuya Manabe
哲也 真鍋
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Abstract

【課題】テープ心線を所定の位置へ正確に案内し、所定の曲げ形状を形成できる光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、テープ心線に曲げを付与し、曲げ部から光信号を入出力させる装置であって、テープ心線に曲げを付与するための凹型曲面を有する冶具1および凸型曲面を有する冶具2と、テープ心線を所定の位置へ案内するために冶具1または冶具2に備えられた溝と、テープ心線を前記溝へ案内するためのガイド溝と、冶具1と冶具2によりテープ心線に曲げを付与した状態1とテープ心線に曲げを付与しない状態2とに切り替える切替機構1と、を備え、前記ガイドによりテープ心線を前記溝へ案内し、切替機構により状態1に切り替えることで冶具1および冶具2によりテープ心線に曲げを付与し、切替機構により状態2に切り替えテープ心線を解放し取り出すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本開示は、光ファイバテープ心線を曲げ、光ファイバテープ心線の側方から光を入出力する光ファイバ側方入出力装置に関する。
光ファイバを切断することなく光信号を光ファイバに入出力する技術として、既設の光ファイバ(被入力側光ファイバ)に曲げを与え、この曲げ部位に側面から別の光ファイバ(プローブ光ファイバ)を対向させ、当該プローブ光ファイバの先端部から光信号を入射すると共に、被入力側光ファイバから出射される光信号をプローブ光ファイバの先端部で受光する光ファイバ側方入出力技術が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
光ファイバ側方入出力を実現するための装置として、凸曲面を有する第1の部材と凹曲面を有する第2の部材で光ファイバ心線を挟み込むことで、光ファイバを所望の曲げ形状で曲げ、かつ第2の部材内に具備されたプローブ光ファイバを用いて光を入出力する装置がある(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2015−040916号公報 特開2015−141245号公報
特許文献2の光ファイバ側方入出力装置は、単心の光ファイバ心線を所望の曲げ形状で曲げ、かつ第2の部材内に具備されたプローブ光ファイバを用いて光を入出力するため、高効率に光を入出力できるように、単心の光ファイバ心線をプローブ光ファイバに対して正確に位置合わせする必要がある。ここで、プローブ光ファイバは光ファイバ側方入出力装置に固定されているため、単心の光ファイバ心線を所定の位置へ正確に案内し、所定の曲げ形状を形成、保持する必要がある。このため、単心用の光ファイバ側方入出力装置は、たとえば凹曲面または凸曲面にV溝を設置し、単心の光ファイバ心線をV溝へ案内し所定の曲げを形成する構造が提案されている。
光通信においては、単心の光ファイバ心線だけではなく、複数の光ファイバ心線を並列させたテープ心線を用いることもある。テープ心線の場合も、光ファイバ側方入出力装置に正確に配置する必要があるが、単心の光ファイバ心線と異なりテープ心線には幅があるので単心用の光ファイバ側方入出力装置のようなV溝を利用することが困難という課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、テープ心線を所定の位置へ正確に案内し、所定の曲げ形状を形成できる光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、テープ心線に曲げを与える治具にテープ心線の幅に相当する溝を形成するとともに、テープ縁を挿入してテープ心線を当該溝へ案内するガイドを配置することとした。
具体的には、本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、
テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面の底を持つ溝、及び曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
前記第1治具の前記溝に挿入可能であり、前記溝の前記凹曲面に嵌め合う凸曲面を持つ力付与部を有する第2治具と、
前記第1治具の前記溝の両端に配置され、前記テープ心線が挿入されたときに、前記テープ心線が前記第1治具と前記第2治具との間で前記溝に沿うように、且つ前記光ファイバ心線が並列する前記テープ心線の面に垂直な方向が前記第1治具の前記溝の深さ方向となるように前記テープ心線の前記第1治具に対する位置と向きを案内するガイド溝を有する第3治具と、
前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に対して挿抜でき、前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に挿入した時に前記第1治具と前記第2治具との間の前記テープ心線に前記凹曲面と前記凸曲面に沿う前記曲げを与える挿抜機構と、
を備える。
また、本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、
テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が浅くなるような凸曲面を持つ溝を有する第1治具と、
前記第1治具の前記溝に挿入可能であり、前記溝の前記凸曲面に嵌め合う凹曲面を持つ力付与部、曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第2治具と、
前記第1治具の前記溝の両端に配置され、前記テープ心線が挿入されたときに、前記テープ心線が前記第1治具と前記第2治具との間で前記溝に沿うように、且つ前記光ファイバ心線が並列する前記テープ心線の面に垂直な方向が前記第1治具の前記溝の深さ方向となるように前記テープ心線の前記第1治具に対する位置と向きを案内するガイド溝を有する第3治具と、
前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に対して挿抜でき、前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に挿入した時に前記第1治具と前記第2治具との間の前記テープ心線に前記凹曲面と前記凸曲面に沿う前記曲げを与える挿抜機構と、
を備える。
第3治具のガイド溝にテープ心線のテープ縁を差し込むだけでガイド溝がテープ心線を第1治具又は第2治具に形成された溝に正確に案内できる。当該溝にテープ心線が配置された後は挿抜機構を用いて第1治具と第2治具とでテープ心線の所定位置に曲げを形成できる。従って、本発明は、テープ心線を所定の位置へ正確に案内し、所定の曲げ形状を形成できる光ファイバ側方入出力装置を提供することできる。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の前記第3治具の前記ガイド溝は、溝幅が前記テープ心線の厚みより広く前記テープ心線の幅より狭いことを特徴とする。ガイド溝に挿入したテープ心線が90度回転(ねじれ発生)しないようにすることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、前記第1治具と前記第2治具との間に配置された前記テープ心線を前記溝内に留める抑えと、前記抑えを開閉する開閉機構と、をさらに備える。一旦溝に案内されたテープ心線が曲げを形成するときに溝から逃げてしまうことを防止できる。例えば、前記抑えは、板バネ又はピンとすることができる。
本発明は、テープ心線を所定の位置へ正確に案内し、所定の曲げ形状を形成できる光ファイバ側方入出力装置を提供することできる。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の第3治具を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の抑えを説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置の評価を説明する図である。 テープ心線を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する写真である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する写真である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する写真である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を評価する手順を説明する写真である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を評価する手順を説明する写真である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図10は、テープ心線を説明する図である。テープ心線は光ファイバ心線を複数本並列させた構造である。本明細書では、図10のように名前を定義する。図10(A)はテープ心線の面に垂直な方向から見た図であり、図10(B)はテープ心線をY−Y’で切断した時の断面図である。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置301を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置301は、
テープ心線100の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面22の底を持つ溝21、及び曲げが与えられたテープ心線100に対して光を入出力するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51を有する第1治具11と、
第1治具11の溝21に挿入可能であり、溝21の凹曲面22に嵌め合う凸曲面23を持つ力付与部24を有する第2治具12と、
第1治具11の溝21の両端に配置され、テープ心線100が挿入されたときに、テープ心線100が第1治具11と第2治具12との間で溝21に沿うように、且つ前記光ファイバ心線が並列するテープ心線100の面に垂直な方向が第1治具11の溝21の深さ方向となるようにテープ心線100の第1治具11に対する位置と向きを案内するガイド溝25を有する第3治具と、
第2治具12の力付与部24を第1治具11の溝21に対して挿抜でき、第2治具12の力付与部24を第1治具11の溝21に挿入した時に第1治具11と第2治具12との間のテープ心線100に凹曲面22と凸曲面23に沿う前記曲げを与える挿抜機構14と、
を備える。
図2は、光ファイバ側方入出力装置301の第1治具11と第2治具12を説明する図である。図2の(A)は上面図であり、(B)は図2(A)のX−X’での切断面である。
第1治具11はテープ心線が挿入される溝21を有する。溝21は、テープ心線100の各光ファイバ心線が並列可能な幅であり、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面22の底を持つ。溝21は、挿入されるテープ心線の幅に応じた幅とする。例えば、溝21の幅はテープ心線が4心であれば1.1mm以上1.2mm以下、8心であれば2.1mm以上2.2mm以下、12心であれば3.1mm以上3.2mm以下とする。
後述の第3治具で、テープ心線100を溝21まで案内した後、第1冶具11と第2冶具12とで挟み、挿抜機構14で第2冶具12の力付与部24を溝21に押し込み、テープ心線100に凹曲面21と凸曲面23に沿った曲げを付与する(図3(A))。また、挿抜機構14で第2冶具12の力付与部24を溝21から引き出し、テープ心線100を溝21から解放する(図3(B))。
なお、第1冶具11は、曲げを付与したテープ心線100から漏洩する光を受光する、あるいは曲げを付与したテープ心線100へ光を入射するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51も有する。保持部51は、プローブ光ファイバ50とテープ心線100との光入出力の効率が高くなるような角度でプローブ光ファイバ50保持できるように設計されている。
図4は第3治具13をテープ心線100の長手方向からみた側面図である。第3治具13はテープ心線100を案内するガイド溝25を有する。第3治具13のガイド溝25は、溝幅がテープ心線100の厚みより広くテープ心線100の幅より狭いことを特徴とする。
ガイド溝25の幅はテープ心線100の厚さ以上である必要がある。ガイド溝25の幅は、例えば、0.3mm以上であることが望ましい。一方、ガイド溝25の幅は、ガイド溝25内でテープ心線の素線が縦に配列されて案内されるように、テープ心線100の幅より狭いことが望まれる。例えば、テープ心線100が4心であれば1.1mm以下、8心であれば2.1mm以下、12心であれば3.1mm以下が望ましい。
(実施形態2)
図5は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置302を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置302は、図1の光ファイバ側方入出力装置301に、第1治具11と第2治具12との間に配置されたテープ心線100を溝21内に留める抑え15と、抑え15を開閉する開閉機構16と、をさらに備える。抑え15は、たとえば板ばねやピンであり、開閉機構16を用いて抑え15を溝21に対して開閉する。
図6は、抑え15を説明する側面図である。抑え15は溝21を有する第1治具11に対して図6のように配置されている。図6(A)は抑え15が開状態、図6(B)は抑え15閉状態を示す。開状態のときは、抑え15の上方が第1治具11から離れ、その開口部からテープ心線100を溝21に挿入あるいは取り出しをすることができる。閉状態のときは、抑え15の上方が第1治具11に近接して上図のように閉じ、テープ心線100を溝21に閉じ込め、溝21内に保持させる。
図7は、光ファイバ側方入出力装置302にテープ心線100を配置する手順を説明する図である。まず、抑え15を開状態としておき、第3治具13のガイド溝25を利用してテープ心線100を溝21に案内する(図7(A))。次に、開閉機構16を用いて抑え15を閉状態とする(図7(B))。この時点でテープ心線100は溝21内に閉じ込められる。最後に挿抜機構14を用いて第2治具12の力付与部24を溝21に押し込む(図7(C))。この時点でテープ心線100は凹曲面21と凸曲面23に沿った曲げが付与される。テープ心線100の取り出しはこの手順の逆を行う。
(実施形態3)
図8は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置303を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置303は、凸曲面を有する治具側に溝が形成されている点が図1の光ファイバ側方入出力装置301との相違点である。光ファイバ側方入出力装置303は、
テープ心線100の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が浅くなるような凸曲面23を持つ溝21aを有する第1治具11aと、
第1治具11aの溝21aに挿入可能であり、溝21aの凸曲面23に嵌め合う凹曲面22を持つ力付与部24a、曲げが与えられたテープ心線100に対して光を入出力するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51を有する第2治具12aと、
第1治具11aの溝21aの両端に配置され、テープ心線100が挿入されたときに、テープ心線100が第1治具11aと第2治具12aとの間で溝21aに沿うように、且つ光ファイバ心線が並列するテープ心線100の面に垂直な方向が第1治具11aの溝21aの深さ方向となるようにテープ心線100の第1治具11aに対する位置と向きを案内するガイド溝25を有する第3治具13と、
第2治具12aの力付与部24aを第1治具11aの溝21aに対して挿抜でき、第2治具12aの力付与部24aを第1治具11aの溝21aに挿入した時に第1治具11aと第2治具12aとの間のテープ心線100に凹曲面22と凸曲面23に沿う前記曲げを与える挿抜機構14と、
を備える。
光ファイバ側方入出力装置303は、溝が形成されている治具が光ファイバ側方入出力装置301と逆であるが、動作や効果は光ファイバ側方入出力装置301と同じである。また、抑え15や開閉機構16を備えれば動作や効果は光ファイバ側方入出力装置302と同じである。
(評価)
図5の光ファイバ側方入出力装置302を用いて操作性、効率性、及び曲げ損失の安定性について評価した。図11から図13は、図5の光ファイバ側方入出力装置302の具体的な形を説明する写真である。
各箇所を補足説明する。第2治具12は、ばねで第1治具11の方向へ押されている。挿抜機構14は、レバーであり、写真の奥側へ倒し、第2冶具12がテープ心線100をばね力で押し曲げている状態(ON)と、写真の手前側へ倒し、テープ心線100を押し曲げていない状態(OFF)を切り替える。抑え15は、板バネで形成されている。開閉機構16は、レバーであり、写真下側に下げ、抑え15(板バネ)を第1治具11へ押し付ける閉状態と、写真上側に上げ、抑え15(板バネ)を引いて第1冶具11から離す開状態とを切り替える。
図14及び図15は、本評価の手順を説明する写真である。図14は、テープ心線100を光ファイバ側方入出力装置302にセットする手順である。まず、初期状態として、挿抜機構14をOFF、開閉機構16を開状態とする(図14(1))。次に、テープ心線100を第3治具13のガイド溝25に挿入し,第1冶具の溝21へ案内する(図14(2))。続いて開閉機構16を閉状態とし、抑え15でテープ心線100を溝21内に保持させる(図14(3))。最後に、挿抜機構14をONとし、ばね力で第2治具をテープ心線100に押しつけ曲げを付与する(図14(4))。図14(4)の状態でテープ心線100の曲げ損失を測定する。曲げ損失の変動量で作業の安定性を判断することができる。
図15は、テープ心線100を曲げから解放して取り出す手順である。初期状態は、挿抜機構がON、開閉機構が閉状態で図14(4)と同じである(図15(1))。次に、挿抜機構14をOFFとしてテープ心線100の曲げを解放する(図15(2))。続いて、開閉機構16を開状態とし、抑え15を第1治具11から離してテープ心線100を取り出せる状態とする(図15(3))。最後に装置からテープ心線100を取り出す(図15(4))。
評価条件は次の通りである。
〔条件〕
・テープ心線100:4心
・ガイド溝25の幅:0.8mm
・溝21の幅:1.16mm
・測定波長:1550nm
・測定回数:10回(図14と図15の手順を10回繰り返す)
〔操作性及び効率性評価結果〕
・テープ心線を案内し曲げる手順にかかった時間:平均4.7秒
・曲げを解放しテープ心線を取り出す手順にかかった時間:平均3.3秒
この時間は、単心の光ファイバ心線をV溝へ案内し所定の曲げを形成する単心用の光ファイバ側方入出力装置とほぼ同じ時間であり、操作性が良好であることを示している。
〔曲げ損失の安定性評価結果〕
図9は、10回の測定における曲げ損失の変動量を示したグラフである。ここでの変動量の定義は,10回の測定における曲げ損失の平均値からの変動量である。変動量は最大で0.28dBであり、安定して所定の曲げを形成できていることがわかる。
11:第1治具
12:第2治具
13:第3治具
14:挿抜機構
15:抑え
16:開閉機構
21:溝
22:凹曲面
23:凸曲面
24:力付与部
25:ガイド溝
50:プローブ光ファイバ
51:保持部
100:テープ心線
301、302、303:光ファイバ側方入出力装置

Claims (5)

  1. テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が深くなるような凹曲面の底を持つ溝、及び曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
    前記第1治具の前記溝に挿入可能であり、前記溝の前記凹曲面に嵌め合う凸曲面を持つ力付与部を有する第2治具と、
    前記第1治具の前記溝の両端に配置され、前記テープ心線が挿入されたときに、前記テープ心線が前記第1治具と前記第2治具との間で前記溝に沿うように、且つ前記光ファイバ心線が並列する前記テープ心線の面に垂直な方向が前記第1治具の前記溝の深さ方向となるように前記テープ心線の前記第1治具に対する位置と向きを案内するガイド溝を有する第3治具と、
    前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に対して挿抜でき、前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に挿入した時に前記第1治具と前記第2治具との間の前記テープ心線に前記凹曲面と前記凸曲面に沿う前記曲げを与える挿抜機構と、
    を備える光ファイバ側方入出力装置。
  2. テープ心線の各光ファイバ心線が並列可能な幅と、両端に比べて中央部が浅くなるような凸曲面を持つ溝を有する第1治具と、
    前記第1治具の前記溝に挿入可能であり、前記溝の前記凸曲面に嵌め合う凹曲面を持つ力付与部、曲げが与えられた前記テープ心線に対して光を入出力するプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第2治具と、
    前記第1治具の前記溝の両端に配置され、前記テープ心線が挿入されたときに、前記テープ心線が前記第1治具と前記第2治具との間で前記溝に沿うように、且つ前記光ファイバ心線が並列する前記テープ心線の面に垂直な方向が前記第1治具の前記溝の深さ方向となるように前記テープ心線の前記第1治具に対する位置と向きを案内するガイド溝を有する第3治具と、
    前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に対して挿抜でき、前記第2治具の前記力付与部を前記第1治具の前記溝に挿入した時に前記第1治具と前記第2治具との間の前記テープ心線に前記凹曲面と前記凸曲面に沿う前記曲げを与える挿抜機構と、
    を備える光ファイバ側方入出力装置。
  3. 前記第3治具の前記ガイド溝は、溝幅が前記テープ心線の厚みより広く前記テープ心線の幅より狭いことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  4. 前記第1治具と前記第2治具との間に配置された前記テープ心線を前記溝内に留める抑えと、
    前記抑えを開閉する開閉機構と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
  5. 前記抑えは、板バネ又はピンであること特徴とする請求項4に記載の光ファイバ側方入出力装置。
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