JP2018063273A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、塵挨の付着による画像不良や現像剤の飛散を招くことなく定着部の熱や積載部上の記録材の余熱の伝搬による画像形成部の温度上昇を抑制する画像形成装置を提供する。【解決手段】 画像形成部30と、定着装置14及び排出トレイ20と、の間に風路28からなる断熱層が設けられ、該風路28に空気27を送る吸気ファン25aを有し、該風路28は、吸気ファン25aにより送られた空気27が排出トレイ20の下方を通過した後、定着装置14の下方で折り返され、再び排出トレイ20の下方を通過する折り返し風路28として形成される。【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成装置本体内の温度は連続稼働するに伴って上昇する。その要因としては、記録材の未定着画像を定着する定着部の熱が画像形成装置本体内に籠ることや、排出トレイ上に積載された記録材の余熱による煽(あお)り、モータや電源等の電気部品の発熱や、ローラ等の動作部品の摺擦部における摩擦熱等が挙げられる。画像形成装置本体内の温度上昇により生じる懸念として、現像剤の温度上昇がある。現像剤は、感光体に作用する画像形成プロセス手段の現像剤容器内に収容されており、また、定着部で与える熱がより少なく済むように比較的低温で溶けるように調整されている。
画像形成プロセス手段の温度が上がると、現像剤の物性が変化することで画像形成プロセスに支障をきたし、画像不良を起こしたり、画像形成プロセス手段や転写部において現像剤が固着したりする問題が生じる。そのため画像形成装置には、連続稼働中に画像形成プロセス手段及び転写部の温度が適正値を超える場合、稼働を停止して冷却するための時間を設ける仕様が施されている。良質の画像を連続して出力するためには、画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇を抑制するための構成が必要となる。
画像形成プロセス手段や転写部の温度上昇は、稼働に伴う自己発熱もあるが、定着部の発する熱や排出トレイ上の記録材の余熱に起因することころが大きい。そのため画像形成プロセス手段と定着部との間にクリアランスを設けて自然冷却を促している。また、定着部や排出トレイ等の熱を有するものに対して、周囲に断熱材を設けたり、画像形成装置本体内に送風手段を設置して空気を送ることで、画像形成プロセス手段や転写部に熱が伝搬し難くする等の構成がとられている。
特許文献1では、転写部の転写ベルトに非接触に対面する板金を冷却する構成を有し、転写ベルトに対面する板金を冷却することで間接的に転写ベルトを冷却し、感光体周辺の温度上昇の抑制を図っている。特許文献2では、中間転写ベルトの直上に冷却室が区画され、冷却室の定着器と対向側に冷却室に外気を導入するファンと、冷却室から排気するための排気口とを設けて、冷却室に空気を流通させることで中間転写ベルトの冷却を図っている。
特許文献3では、作像ユニットと定着ユニットに挟まれた空間に通風ダクトを設けている。この通風ダクトは、周囲に位置する部材により構成される。通風ダクトの同一側面に吸気ダクト及び排気ダクトが接続されて記録材搬送路と反対側に延びている。吸気ダクト及び排気ダクトが接続された側と反対側の通風ダクトの側面は、作像ユニットに突設されたガイドリブと、ガイドリブをガイドするガイド部材とにより構成される。これにより作像部の冷却を図っている。
特開2013−120303号公報 特開2015−028563号公報 特開2008−250284号公報
しかしながら、特許文献1では、転写ベルトを間接的に冷却するために、板金を転写ベルトに対面して配置する必要があり、構成が煩雑になる。また、主な発熱源である定着部からの熱の伝搬の抑制策とは成り得ない。特許文献2では、冷却ファンにより画像形成装置本体内に導入した外気が中間転写ベルトに直接当たる構成である。このためファンにより取り込んだ外気に含まれる塵挨が中間転写ベルトに付着することによる画像不良や中間転写ベルト上の現像剤を飛散させる懸念がある。
特許文献3では、ダクトの一部を作像ユニットのガイドリブと、該ガイドリブを案内するガイド部材とをオーバーラップして構成している。このためダクトとして気密性を確保し難く、作像ユニット周辺での冷却風の漏れによる作像ユニットの感光体への塵挨の付着や現像剤の飛散を招く懸念がある。そのため、簡易な構成で画像形成プロセス手段及び転写部への熱を伝搬し難くし、温度上昇を抑制するとともに、画像形成プロセス手段及び転写部への塵挨の付着や現像剤の飛散の懸念の無い構成が求められる。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、塵挨の付着による画像不良や現像剤の飛散を招くことなく定着部の熱や積載部上の記録材の余熱の伝搬による画像形成部の温度上昇を抑制する画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を定着する定着手段と、該定着手段によりトナー像が定着された記録材を積載する積載手段と、を有する画像形成装置において、前記画像形成部と、前記定着手段及び前記積載手段と、の間に風路からなる断熱層が設けられ、前記風路に空気を送る送風手段を有し、前記風路は、前記送風手段により送られた空気が前記積載手段の下方を通過した後、前記定着手段の下方で折り返され、再び前記積載手段の下方を通過する折り返し風路として形成されることを特徴とする。
本発明によれば、塵挨の付着による画像不良や現像剤の飛散を招くことなく定着部の熱や積載部上の記録材の余熱の伝搬による画像形成部の温度上昇を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 (a)は、第1実施形態のダクトの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第1実施形態のダクト内を通る空気の流れを示す斜視説明図である。 図2(a)のA−A断面図である。 第1実施形態のダクト内を通る空気の流れを示す平面説明図である。 第1実施形態のダクトの開口と同一平面上に設けられる側板に電源のインレットを設けた構成の一例を示す斜視説明図である。 第2実施形態のダクト内を通る空気の流れを示す斜視説明図である。 (a)は、第3実施形態のダクトの構成を示す斜視説明図である。(b)は、第3実施形態のダクト内の構成を示す斜視説明図である。 図7(a)のB−B断面図である。 第3実施形態のダクト内を通る空気の流れを示す平面説明図である。 第4実施形態のダクト内を通る空気の流れを示す斜視説明図である。
図により本発明に係る画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図5を用いて本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図2(a)は、第1実施形態のダクトの構成を示す斜視説明図である。図2(b)は、第1実施形態のダクト内を通る空気27の流れを示す斜視説明図である。図3は、図2(a)のA−A断面図である。図4は、第1実施形態のダクト内を通る空気27の流れを示す平面説明図である。図5は、第1実施形態のダクトの開口と同一平面上に設けられる側板に電源のインレットを設けた構成の一例を示す斜視説明図である。
<画像形成装置>
図1に示す画像形成装置100は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの各色の像担持体となる感光ドラム1a〜1dを有する。各感光ドラム1a〜1dは、図1の時計回り方向に回転する。図1の時計回り方向に回転する各感光ドラム1a〜1dの表面に作用してトナー像を形成する各画像形成プロセス手段を備える。尚、説明の都合上、各感光ドラム1a〜1dを代表して単に感光ドラム1を用いて説明する場合もある。他の各画像形成プロセス手段についても同様である。
図1に示す各感光ドラム1の周囲には、帯電手段となる帯電ローラ2がそれぞれ設けられている。更に、像露光手段となる露光装置3が設けられている。更に、現像手段となる現像ユニット4がそれぞれ設けられている。また、クリーニング手段となるクリーニングブレード8がそれぞれ設けられている。
各感光ドラム1の表面に対向して、各感光ドラム1(像担持体)の表面に形成されたトナー像を記録材Sに転写する転写手段となる中間転写ユニット13が設けられている。中間転写ユニット13には、駆動ローラ13Bとテンションローラ13Cとにより図1の反時計回り方向に回転可能に張架された中間転写ベルト13Aが設けられている。テンションローラ13Cには、図示しない付勢手段により図1の矢印a方向に張力が掛けられている。
中間転写ベルト13Aの内周面側には、各感光ドラム1の表面に対向して一次転写手段となる一次転写ローラ12がそれぞれ設けられている。各一次転写ローラ12には、図示しない一次転写バイアス電源から一次転写バイアスが印加される。
<画像形成動作>
図1の時計回り方向に回転する各感光ドラム1の表面は、各帯電ローラ2により均一に帯電される。均一に帯電された感光ドラム1の表面に対して露光装置3により画像情報に応じた光を照射し、該感光ドラム1の表面上に静電潜像を形成する。各現像ユニット4に設けられる各現像容器26内には、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの各色のトナーが収容されている。現像剤担持体となる各現像ローラ22により各感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に各色のトナーが供給されて該静電潜像にトナー(現像剤)を付着させることでトナー像として現像して顕像化する。
各感光ドラム1の表面に形成されたトナー像は、図示しない一次転写バイアス電源から各一次転写ローラ12に一次転写バイアスが印加されることで、図1の反時計回り方向に回転する中間転写ベルト13Aの外周面上に順次一次転写されて重畳される。一次転写後に感光ドラム1の表面に残った転写後トナーは、各クリーニングブレード8により掻き取られて除去される。
<画像形成プロセス部>
本実施形態では、それぞれ感光ドラム1と、帯電ローラ2と、現像ユニット4と、クリーニングブレード8とが一体的に設けられて画像形成プロセス手段となるプロセスカートリッジ7を構成する。各プロセスカートリッジ7は、画像形成装置100本体に対して着脱可能に構成される。画像形成プロセス手段は、感光ドラム1(像担持体)の表面にトナー像を形成する。本実施形態では、これらの画像形成プロセス手段と、中間転写ユニット13(転写手段)とにより画像形成部30を構成する。
尚、プロセスカートリッジ7とは、感光ドラム1と、該感光ドラム1の表面に作用する画像形成プロセス手段(帯電手段、現像手段、クリーニング手段等)のうちの少なくとも一つを一体的に設けて構成したものである。各プロセスカートリッジ7は、それぞれ現像ユニット4と、クリーナユニット5とを有して構成される。
現像ユニット4は、感光ドラム1の表面に現像剤を付着させる現像ローラ22と、該現像ローラ22の表面に現像剤を塗布する塗布ローラ23とを有して構成される。更に、該現像ローラ22の表面上に担持される現像剤の層厚を規制する現像ブレード6と、現像容器26とを有して構成される。一方、クリーナユニット5は、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、クリーニングブレード8とを有して構成される。
感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC;Organic Photo Conductor;有機光半導体)を塗布して構成したものである。感光ドラム1の軸方向両端部にはフランジが設けられており、該感光ドラム1は、フランジにより回転可能に支持されている。感光ドラム1の軸方向の一方の端部には、図示しない駆動モータから駆動力が伝達される。これにより感光ドラム1は、図1の時計回り方向に回転する。
帯電手段となる帯電ローラ2は、ローラ状に形成された導電性ローラにより構成される。帯電ローラ2を感光ドラム1の表面に当接させ、図示しない帯電バイアス電源から帯電ローラ2に帯電バイアス電圧を印加する。これにより感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。露光装置3は、プロセスカートリッジ7の下方に配置されている。露光装置3により感光ドラム1の表面に対して画像信号に基づく光を照射する。
各現像ユニット4には、各色の現像剤(トナー)を収容する枠体かなる現像容器26がそれぞれ設けられている。また、各現像容器26内には、それぞれ現像ローラ22が設けられている。各現像ローラ22は、各感光ドラム1の表面に対向して設けられ、図示しない駆動源となるモータにより回転駆動される。図示しない現像バイアス電源から各現像ローラ22に現像バイアス電圧が印加される。これにより各現像ローラ22の表面上に担持された各色の現像剤(トナー)が各感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に供給されてトナー像として現像される。
感光ドラム1の表面は、帯電手段となる帯電ローラ2により所定の負極性の電位に帯電された後、像露光手段となる露光装置3により感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。その後、現像ユニット4により感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対して負極性の現像剤(トナー)を付着して現像剤像(トナー像)として現像して顕像化される。
中間転写ベルト13Aは、図1の矢印b方向に回転される。図示しない一次転写バイアス電源から一次転写ローラ12に正極性の一次転写バイアスを印加する。すると、感光ドラム1aから感光ドラム1dまでの現像剤像(トナー像)が順次、中間転写ベルト13Aの外周面上に一次転写される。中間転写ベルト13Aの外周面上に四色のトナー像が重畳された状態で二次転写手段となる二次転写ローラ16が対向する二次転写ニップ部15まで搬送される。
搬送装置10は、記録材Sを収容する給送カセット11内から記録材Sを給送する給送ローラ9を有する。更に、該給送ローラ9により給送された記録材Sを分離する分離パッド21を有する。更に、給送ローラ9と分離パッド21との協働により一枚ずつ分離給送された記録材Sを挟持搬送する搬送ローラ10Aとを有している。
給送カセット11は、画像形成装置100本体に対して着脱可能に設けられている。ユーザは、画像形成装置100本体から給送カセット11を引き出して、記録材Sをセットした後、再び、給送カセット11を画像形成装置100本体内に挿し込むことで記録材Sの補給操作が完了する。
給送カセット11内に収容された記録材Sは、給送ローラ9により圧接されて繰り出され、分離パッド21との協働により一枚ずつ分離給送される。その後、搬送ローラ10Aにより挟持搬送された記録材Sは、一旦停止したレジストローラ17のニップ部に先端部が突き当てられる。これにより該記録材Sの腰の強さにより扱かれて斜行が補正される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17が回転駆動されて記録材Sが二次転写ニップ部15に搬送される。
二次転写ニップ部15において、図示しない二次転写バイアス電源から二次転写ローラ16に正極性の二次転写バイアスを印加する。これにより二次転写ニップ部15に搬送された記録材Sに対して中間転写ベルト13Aの外周面上に担持された現像剤像(トナー像)が二次転写される。この時点では、記録材Sに二次転写されたトナー像は、現像剤が載った未定着のトナー像である。二次転写後に中間転写ベルト13Aの外周面上に残留した残留トナーは、クリーニング手段となるクリーナ18により除去される。
<定着装置>
画像形成部30により記録材Sに形成されたトナー像を定着する定着手段となる定着装置14は、記録材S上に二次転写された未定着のトナー像に熱及び圧力を加えて熱定着させるものである。定着装置14は、無端状の定着ベルト14Aと、弾性を有する加圧ローラ14Bと、ヒータ等の発熱手段を接着したガイド部材14Cとを有する。加圧ローラ14Bは、ガイド部材14Cとの間で定着ベルト14Aを挟み、該ガイド部材14Cに対して所定の圧接力で圧接されて所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ14Bは、図示しない駆動源となるモータにより図1の時計回り方向に回転駆動される。定着ベルト14Aは、加圧ローラ14Bとの間の摩擦力により該加圧ローラ14Bに従動して図1の反時計回り方向に回転する。このとき、ガイド部材14Cに設けられたヒータにより定着ベルト14Aが加熱される。
定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、未定着のトナー像が形成された記録材Sが定着ニップ部Nの定着ベルト14Aの外周面と、加圧ローラ14Bとの間に導入される。記録材Sの画像面が定着ベルト14Aの外周面に対向して導入されると、定着ニップ部Nにおいて記録材Sの画像面が定着ベルト14Aの外周面に密着しつつ定着ニップ部Nを挟持搬送される。
定着ベルト14Aの外周面と一緒に記録材Sが定着ニップ部Nを挟持搬送されていく過程において、定着ベルト14Aの内周面側に設けられたヒータの熱により加熱され、記録材S上の未定着のトナー像が熱溶融して熱定着される。トナー像が熱定着された記録材Sは、排出ローラ19により挟持搬送されて排出トレイ20上に排出される。
本実施形態では、定着装置14(定着手段)と、該定着装置14によりトナー像が定着された記録材Sを積載する積載手段となる排出トレイ20とを有して構成される。
<温度上昇の抑制>
次に、本実施形態の画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇を抑制するための構成について説明する。図2に示すように、本実施形態の画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇を抑制するための構成は、平面U字形状の折り返し風路28により空気断熱層が形成される。即ち、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14(定着手段)及び排出トレイ20(積載手段)と、の間に空気断熱層として形成される平面U字形状の折り返し風路28が設けられる。
本実施形態では、画像形成装置100本体外部からの空気27を取り込み、該画像形成装置100本体内に送風する送風手段となる吸気ファン25aを有する。更に、該吸気ファン25aから送られた空気27を案内するダクト24aとを有して構成される。
図2(b)に示すダクト24aは、記録材Sの排出方向(図1の左右方向)に沿って配置された底板29dを有する。更に、該底板29dに直交して起立する一対の側板29a,29bを有する。更に、該一対の側板29a,29bの間の略中央部に設けられた隔壁29cとにより断面E形状を有して構成されている。ダクト24aは、排出トレイ20の傾斜角度に応じて定着装置14に近づくに従って徐々に高さが低くなるように設定されている。
図2(b)に示すダクト24aと、図2(a)に示す排出トレイ20とを組み付ける。ダクト24aの開口からなる空気吸入面32aの近傍に取り付けた吸気ファン25aが回転する。これによりダクト24a内には、画像形成装置100本体外部から画像形成装置100本体内に取り込まれた空気27が流通する風路28が形成される。吸気ファン25a(送風手段)は、風路28に空気27を送る。
図1及び図3の上下方向において、ダクト24aと排出トレイ20とにより形成される平面U字形状の折り返し風路28は、空気断熱層として形成される。折り返し風路28は、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に形成される。
図2(b)、図3及び図4に示すように、風路28は、吸気ファン25aの回転により画像形成装置100本体内に取り込まれた空気27が、一度、排出トレイ20の下部を通過する。その後、定着装置14の下部でUターンして折り返される。そして、再度、排出トレイ20の下部を通過するU字形状で構成される。
即ち、風路28は、吸気ファン25a(送風手段)の回転により送られた空気27が排出トレイ20(積載手段)の下方を通過する。その後、定着装置14(定着手段)の下方で折り返される。そして、再び排出トレイ20(積載手段)の下方を通過する平面U字形状の折り返し風路28として形成される。
ダクト24a内に形成される風路28は、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間の空気断熱層として作用する。これにより各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30には、定着装置14で発生する熱や図1に示す排出トレイ20上に積載される記録材S1の余熱が伝搬され難くなる。これにより画像形成部30の温度上昇が抑制される。
また、ダクト24a内に形成される風路28は、ダクト24aと排出トレイ20とにより閉塞された空間として構成される。各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30の周辺で閉塞された空間として構成される。また、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31の周辺で閉塞された空間として構成される。このため空気27が風路28外に漏れない。これにより各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30への塵挨の付着や現像剤の飛散を防止できる。更に、漏れ出た空気27が定着装置14の定着部材に当たり、該定着部材の温度低下を招いて定着不良等を招く懸念がない。
図2(b)及び図4に示すように、本実施形態の平面U字形状の折り返し風路28は、図2に示すように、水平面に対して中間転写ベルト13Aと、排出トレイ20との水平面上の大きさ(面積)よりも大きな面積を有して構成されている。このため一つの風路28により各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に広範囲の空気断熱層が形成できる。
また、図4に示すように、平面U字形状の折り返し風路28は、吸気ファン25a(送風手段)の回転により画像形成装置100本体外部から空気27を吸入するダクト24aの開口面からなる空気吸入面32aを有する。更に、該ダクト24a内の風路28を通過した空気27を画像形成装置100本体外部に向けて排出する該ダクト24aの開口面からなる空気排出面32bを有する。更に、空気吸入面32aと空気排出面32bとが同一平面上に設けられる。
そのため画像形成装置100を設置する際に、吸気ファン25aの吸排気効率を考慮して、建物の壁と、画像形成装置100とが近接する距離を制限する必要がある面がダクト24aの開口面からなる空気吸入面32aと空気排出面32bとに限定される。これにより画像形成装置100の設置場所の制約を低減することができる。
また、ダクト24aの開口面からなる空気吸入面32aと、空気排出面32bとを同一平面上に配置すると共に、該ダクト24a内に形成される風路28を平面U字形状で構成した。これにより吸気ファン25aの回転により画像形成装置100本体内に取り込まれる空気27と、風路28を流通した後に、画像形成装置100本体外部に排出される空気27との間で平面U字形状の循環を起こすことができる。
これによりダクト24a内に形成される風路28を流通する空気27が定着装置14等が発生する熱により昇温されて該空気27の温度が外気よりも高くなることも想定される。しかし、ダクト24a内に形成される風路28は、完全な循環路ではなく、画像形成装置100本体外部から取り込む空気27に、風路28を通過した後の空気27が多少混ざる程度である。
本実施形態では、吸気ファン25aの回転によりダクト24aの空気吸入面32aから取り込んだ空気27を被冷却対象に吹き付けて冷却するものではない。本実施形態では、ダクト24a内に形成される風路28に空気27を流通させて空気断熱層を形成する。このため風路28内を流通する空気27の温度が外気よりも多少高くなったとしても空気断熱層として機能させることはできる。
また、画像形成装置100の設置に関しては、電源のインレット33(電源コードの先端に付けられているプラグ又はレセプタクル等)が配置される側面位置により制限を受ける。このため図5に示すように、電源のインレット33をダクト24aの空気吸入面32a及び空気排出面32bと同一平面上に設けられる側板34に設けることで画像形成装置100を設置する上で制限を受ける面を限定することができる。図5に示す側板34には、ダクト24aの開口からなる空気吸入面32a及び空気排出面32bに連通する貫通穴からなる通気口34aが設けられている。
本実施形態では、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14及び排出トレイ20からなる排出部31との間に配置したダクト24a内に空気27を流通させて空気断熱層を形成する。これにより定着装置14の熱や排出トレイ20上に積載された記録材Sの余熱の伝搬による画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇の抑制ができる。
また、吸気ファン25aから送られた空気27がダクト24a内の風路28を経由して一旦、排出トレイ20の下方を通過する。その後、定着装置14の下方で平面U字形状の循環を起こして折り返される。そして、再び、排出トレイ20の下方を通過する。このような平面U字形状の折り返し風路28を形成する。これにより各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14の周辺で、空気27を漏らさず、気流を乱すことがない。このため塵挨の付着や現像剤の飛散や定着装置14の冷えによる定着不良を招く恐れがない。
また、ダクト24aを平面U字形状の折り返し風路28とすることで、一つの風路28で、広い面積を覆う空気断熱層を形成することが可能となる。吸気ファン25aにより画像形成装置100本体内に空気27を取り込むダクト24aの開口からなる空気吸入面32aと、画像形成装置100本体外部に空気27を排出するダクト24aの開口からなる空気排出面32bとを同一平面上に配置する。これにより画像形成装置100本体の設置に関して、吸気ファン25aの吸排気効率を考慮して、建物の壁と画像形成装置100本体との近接距離を制限する必要がある面が限定される。
本実施形態によれば、塵挨の付着による画像不良や、現像剤の飛散を招くことなく、簡易な構成により定着装置14から発生する熱や排出トレイ20上の記録材Sの余熱の伝搬による画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇を抑制することができる。
次に、図6を用いて本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。図6は、第2実施形態のダクト24b内を通る空気27の流れを示す斜視説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、ダクト24aに一つの吸気ファン25aを設けた一例について説明した。本実施形態では、図6に示すように、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14及び排出トレイ20からなる排出部31との間に空気断熱層を形成する。この空気断熱層は、平面U字形状の折り返し風路28により形成される。
折り返し風路28において、画像形成装置100本体内に空気27を取り込むダクト24bの開口からなる空気吸入面32aの近傍に吸気ファン25aを設ける。そして、画像形成装置100本体外部に空気27を排出するダクト24bの開口からなる空気排出面32bの近傍に排気ファン25bを設けたものである。吸気ファン25aと排気ファン25bとをそれぞれ回転させてダクト24b内の平面U字形状の折り返し風路28に空気27を流通させる。
図6に示すように、画像形成装置100本体外部からダクト24bにより形成された風路28に空気27を取り込むための吸気ファン25aを設ける。更に、該風路28から画像形成装置100本体外部に空気27を排出する排気ファン25bを設ける。本実施形態では、送風手段として吸気ファン25aと排気ファン25bとからなる二つの送風ファン25を設ける。これにより平面U字形状の折り返し風路28内の空気27の流通効率が上がり、空気断熱層としての効果を高めることができる。尚、本実施形態のダクト24bの構成は、前記第1実施形態のダクト24aと略同様であるため重複する説明は省略する。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図7〜図9を用いて本発明に係る画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。図7(a)は、第3実施形態のダクト24cの構成を示す斜視説明図である。図7(b)は、第3実施形態のダクト24c内の構成を示す斜視説明図である。図8は、図7(a)のB−B断面図である。図9は、第3実施形態のダクト24c内を通る空気27の流れを示す平面説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記各実施形態では、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14及び排出トレイ20からなる排出部31との間に空気断熱層を形成する平面U字形状の折り返し風路28を一つ設けて構成した一例である。本実施形態では、図7(b)、図8及び図9に示すように、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30を有する。
更に、定着装置14及び排出トレイ20からなる排出部31を有する。そして、画像形成部30と排出部31との間に空気断熱層を形成する平面U字形状の折り返し風路28を設ける。更に、該平面U字形状の折り返し風路28の中央部に該折り返し風路28とは独立した風路35を設けたものである。
本実施形態の平面U字形状の折り返し風路28は、定着装置14(定着手段)の下方で折り返す前の往路28aを有する。更に、該定着装置14(定着手段)の下方で折り返した後の復路28bとを有する。そして、該往路28aと復路28bとの間に該平面U字形状の折り返し風路28とは別の独立した風路35が形成される。
図7(b)に示すダクト24cは、記録材Sの排出方向(図1の左右方向)に沿って配置された底板29dを有する。更に、該底板29dに直交して起立する一対の側板29a,29bを有する。更に、該一対の側板29a,29bの間に該底板29dに直交して起立して設けられた一対の隔壁29e,29fとを有して構成されている。ダクト24cは、排出トレイ20の傾斜角度に応じて定着装置14に近づくに従って徐々に高さが低くなるように設定されている。
図7(b)に示すダクト24cと、図7(a)に示す排出トレイ20とを組み付ける。ダクト24cの一方の開口からなる空気吸入面32aの近傍に吸気ファン25aが設けられている。また、ダクト24cの他方の開口からなる空気吸入面32cの近傍に吸気ファン25cが設けられている。それぞれの吸気ファン25a,25cが回転する。これによりダクト24c内には、画像形成装置100本体外部から画像形成装置100本体内に取り込まれた空気27が流通する風路28,35が形成される。
図8の上下方向において、ダクト24cと排出トレイ20とにより形成される風路28,35は、空気断熱層として形成される。各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に空気断熱層が形成される。平面U字形状の折り返し風路28とは独立して設けられた風路35は、図9に示すように平面I字形状で且つ図8に示すように断面L字形状で構成される。
図9に示すように、空気断熱層を形成する風路35は、平面U字形状の折り返し風路28に関して、定着装置14の下部で折り返す前の往路28aと、定着装置14の下部で折り返した後の復路28bとの間に設けられる。風路35は、該折り返し風路28とは別の風路として独立して形成される。
本実施形態では、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に平面U字形状の折り返し風路28が形成される。更に、該折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に挟まれる平面I字形状で且つ断面L字形状の風路35が形成される。
風路28,35は、ダクト24cと排出トレイ20とを組み付けることで形成される。図8に示すように、吸気ファン25cの回転により画像形成装置100本体外部から画像形成装置100本体内に風路35を経由して空気27が取り込まれる。この空気27は、中間転写ユニット13と排出トレイ20との間を流通する。
その後、定着装置14と排出トレイ20の底板20aから起立した立ち壁20bとの間を流通する。その後、開口36から画像形成装置100本体外部に吹き出す。このとき、図8に示すように、定着装置14によりトナー像が熱定着された記録材S2が排出ローラ19により挟持搬送されて、排出トレイ20上に排出される直前に開口36から吹き出す空気27が該記録材S2のトナー像側の面に吹き付けられる。
これにより余熱が残る記録材S2の画像形成面を開口36から吹き出す空気27により冷却し、排出トレイ20に積載される際の記録材S同士の貼り付きを防止することができる。また、平面U字形状の折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に該折り返し風路28とは独立した風路35を設ける。これにより風路28の折り返し部28cにおける曲率が小さくなる(曲率半径が大きくなる)。このため風路28における圧力損失を低減し、空気27を効率的に流通させることが可能になる。
本実施形態では、平面U字形状の折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に該折り返し風路28とは独立した別の風路35を設ける。これにより各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に空気断熱層を形成することが可能である。
また、平面U字形状の折り返し風路28の折り返し部28cにおける曲率を小さくできる。これにより平面U字形状の折り返し風路28における圧力損失を低減することができる。また、平面U字形状の折り返し風路28とは独立して別の風路35を該折り返し風路28と同じスペースに配置することができる。これにより新たにダクト24aを配置するスペースを確保することなく、定着装置14を通過した後の記録材Sの冷却やモータや電源等の電気部品の冷却を行うことができる。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図10を用いて本発明に係る画像形成装置の第4実施形態の構成について説明する。図10は、第4実施形態のダクト24d内を通る空気27の流れを示す斜視説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第3実施形態では、平面U字形状の折り返し風路28と、該折り返し風路28とは独立した風路35とに、それぞれ独立して吸気ファン25a,25cを設けた一例である。本実施形態では、図10に示すように、平面U字形状の折り返し風路28と、該折り返し風路28とは独立した風路35との空気吸入面32dを共通とし、その近傍に一つの吸気ファン25aを設けたものである。
本実施形態では、各プロセスカートリッジ7と中間転写ユニット13とからなる画像形成部30と、定着装置14と排出トレイ20とからなる排出部31との間に空気断熱層を形成する。この空気断熱層は、平面U字形状の折り返し風路28により形成される。該折り返し風路28に関して、定着装置14の下部で折り返す前の往路28aと、定着装置14の下部で折り返した後の復路28bとの間に該折り返し風路28とは別の風路35が形成される。そして、該折り返し風路28と、風路35とにおける空気27の取り込みを一つの吸気ファン25aで行う。
図10に示すように、平面U字形状の折り返し風路28へ空気27の取り込みと、該折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に挟まれる風路35への空気27の取り込みと、を一つの吸気ファン25aで受け持つ。これにより前記第3実施形態のように、風路28,35毎にそれぞれ独立して吸気ファン25a,25cを設けた構成に対して、コストダウンを図ることができる。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、本発明は、前述した各実施形態のみに限定される必要はなく、画像形成プロセス手段及び転写部の温度上昇を抑制するための種々の構成で実施することができる。例えば、前記第3実施形態において、平面U字形状の折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に風路35が挟まれる。この風路35を流通した空気27は、定着装置14において熱定着処理を施された記録材Sが排出ローラ19を通過した後に該記録材Sの画像形成面に吹き付けられて冷却される。
これにより排出トレイ20上に排出された記録材S同士の貼り付きを防止する。他に、記録材S同士の貼り付き防止に限らない。例えば、平面U字形状の折り返し風路28の往路28aと復路28bとの間に挟まれる風路35を流通した空気27を画像形成装置100本体内部に設けられるモータや電源等の電気部品の周辺に導く。これにより各電気部品の冷却に利用しても良い。
<他の実施形態>
尚、前記各実施形態では、各感光ドラム1(像担持体)に形成されたトナー像を記録材Sに転写する転写手段としての中間転写ユニット13を有する画像形成装置100の一例について説明した。他に、図示しないが中間転写ユニット13(転写手段)を有さない画像形成装置にも適用出来る。その構成は、記録材Sにトナー像を形成する各画像形成プロセス手段からなる画像形成部を有する。更に、該画像形成部により記録材Sに形成されたトナー像を定着する定着装置14(定着手段)と、該定着装置14によりトナー像が定着された記録材Sを積載する排出トレイ20(積載手段)とを有する排出部31とを有する。このような画像形成装置にも適用することができる。
そして、前記画像形成部と、排出部31との間に前述した平面U字形状の折り返し風路28からなる空気断熱層が設けられる。そして、該風路28に空気27を送る吸気ファン25a(送風手段)を有する。該風路28は、吸気ファン25aにより送られた空気27が排出トレイ20(積載手段)の下方を通過する。その後、定着装置14(定着手段)の下方で折り返される。そして、再び排出トレイ20の下方を通過する。このような平面U字形状の折り返し風路28により空気断熱層が形成される。
平面U字形状の折り返し風路28は、吸気ファン25a(送風手段)により画像形成装置の外から空気を吸入する空気吸入面32aと、該折り返し風路28を通過した空気27を画像形成装置100の外に排出する空気排出面32bとを有する。そして、該空気吸入面32aと、空気排出面32bとが同一平面上に設けられる。また、平面U字形状の折り返し風路28は、定着装置14(定着手段)の下方で折り返す前の往路28aと、該定着装置14の下方で折り返した後の復路28bと、を有し、該往路28aと、復路28bとの間に該折り返し風路28とは別の風路35が形成される。
14…定着装置(定着手段)
20…排出トレイ(積載手段)
25a…吸気ファン(送風手段)
27…空気
28…風路
30…画像形成部
31…排出部

Claims (4)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を定着する定着手段と、
    該定着手段によりトナー像が定着された記録材を積載する積載手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部と、前記定着手段及び前記積載手段と、の間に風路からなる断熱層が設けられ、
    前記風路に空気を送る送風手段を有し、
    前記風路は、
    前記送風手段により送られた空気が前記積載手段の下方を通過した後、前記定着手段の下方で折り返され、再び前記積載手段の下方を通過する折り返し風路として形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記折り返し風路は、
    前記送風手段により画像形成装置の外から空気を吸入する空気吸入面と、
    前記風路を通過した空気を画像形成装置の外に排出する空気排出面と、
    を有し、
    前記空気吸入面と、前記空気排出面とが同一平面上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記折り返し風路は、
    前記定着手段の下方で折り返す前の往路と、
    前記定着手段の下方で折り返した後の復路と、
    を有し、
    前記往路と、前記復路との間に前記折り返し風路とは別の風路が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、
    像担持体にトナー像を形成する画像形成プロセス手段と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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