JP2018062313A - 船舶の居住区構造及び貨物運搬船 - Google Patents

船舶の居住区構造及び貨物運搬船 Download PDF

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Abstract

【課題】船体の復原性、エアードラフト、貨物の搭載量、救命艇等の装備に影響を及ぼすことを抑えつつ、居室を有効に増やす。【解決手段】一対の舷側10sと上甲板15とを有し、船首から船尾に向かって延びるホールド、及びホールドの後方に配置された機関区域が内部に形成された船体10を備える船舶の居住区構造であって、上甲板15上における機関区域の上方の部分に一対の舷側10sから船幅方向Wの内側に離れて設けられた下層甲板室25、及び下層甲板室25上に設けられて下層甲板室25よりも船幅方向Wの外側に張り出した上層甲板室26を有する甲板室部23と、上甲板15上における舷側10sと下層甲板室25との間であって、上層甲板室26の下層甲板室25よりも船幅方向外側に張り出したオーバーハング部26hの下方に形成され、艤装品を搭載する艤装搭載部24と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、船舶の居住区構造及び貨物運搬船に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化プロパンガス)を運搬する液化ガス運搬船等をはじめとする船舶は、ホールドと、機関区域と、甲板室と、を備えている。ホールドは、運搬対象の貨物を搭載し、船体の船首尾方向の前方から後方に延びる領域に設けられている。機関区域は、貨物運搬船に推進力を与えるエンジン等を収容し、船体内において貨物搭載区域の後方、すなわち船体の最後部に設けられている。また、甲板室は、クルーが居住する複数の居室を有した居住区を形成し、上甲板上における機関区域の上方に配置されている。
特許第5651269号公報
上記したような船舶において、船員の搭乗可能人数を増やすため、居住区の居室の数を増やすことが要求される場合がある。居住区の居室の数を増やすには、居住区の延べ床面積を増やすことが必要となる。そこで、居住区の層数(階数)を増やすと、船全体の重心位置が高くなり、エアードラフトも大きくなる。そのため、船舶の運用面で制限を受けやすくなる。
また、居住区の延べ床面積を増やすため、甲板室を船首尾方向に延ばそうとすると、船首尾方向におけるホールド長さの縮小、あるいは船体の船首尾方向の長さの拡大に繋がり好ましくない。
また、甲板室の船幅方向外側には、救命艇等を装備することが多いため、甲板室を船幅方向に拡大するのも困難である。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、船体の復原性、エアードラフト、貨物の搭載量、救命艇等の装備に影響を及ぼすことを抑えつつ、居室を有効に増やすことができる船舶の居住区構造及び貨物運搬船を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、船舶の居住区構造は、船幅方向両側に設けられた一対の舷側とこれら舷側を接続する上甲板とを有し、船首尾方向の前方から後方に延びて貨物を積載するホールド、及び前記ホールドよりも船首尾方向の後方に配置された機関区域、が内部に形成された船体を備える船舶の居住区構造である。この船舶の居住区構造は、甲板室部と、艤装搭載部と、を備える。甲板室部は、前記上甲板上における前記機関区域の上方の部分に前記一対の舷側から船幅方向の内側に離れて設けられた下層甲板室、及び前記下層甲板室上に設けられて前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出した上層甲板室を有する。艤装搭載部は、前記上甲板上における前記舷側と前記下層甲板室との間であって、前記上層甲板室の前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出した部分の下方に形成され、艤装品を搭載する。
このような構成によれば、甲板室部の上層甲板室が、一対の舷側よりも船幅方向の内側に設けられた下層甲板室に対し、船幅方向外側に張り出しているので、艤装搭載部の上方のスペースを有効利用して、クルーの居室を設けるスペースを増やすことができる。これにより、クルーの居室を増やし、クルーの搭乗可能人数を増やすことができる。このとき、甲板室部の層数を増やすことなく居室を増やすことができるので、甲板室部の層数を増やす場合に比べて、船体の重心が高くならず船体の復原性への影響及び、エアードラフトを抑えることができる。また、甲板室を船首尾方向に延ばすこともなく、ホールドの長さが縮小することもない。さらに、上層甲板室の下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出した部分の下方に艤装搭載部が設けられているので、救命艇や、その他の各種艤装品を搭載するスペースも確保することができる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る船舶の居住区構造において、前記ホールドは、前記甲板室部よりも船首尾方向の前方にのみ形成されていてもよい。
このように構成することで、特に、液化ガスを収容するタンクがホールドに設置された液化ガス用の貨物運搬船において、ホールドの面積を最大限に確保しつつ、救命艇の艤装搭載部を確保し、甲板室部における居室の増加を図ることができる。
この発明の第三態様によれば、第一又は第二態様に係る船舶の居住区構造において、前記甲板室部は、前記上層甲板室において前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出したオーバーハング部の下面に、中空部が設けられていてもよい。
このように構成することで、上層甲板室のオーバーハング部に設けられた居室において、下方の機関区域や艤装搭載部等からの騒音や、万が一の火災発生時における熱等が入り込むことを抑えることができる。
この発明の第四態様によれば、第一から第三態様の何れか一つの態様に係る船舶の居住区構造において、前記艤装搭載部に、前記艤装品として救命艇と救助艇との少なくとも一方が搭載されていてもよい。
このように構成することで、救命艇や救助艇の搭載スペースを確保しつつ、救命艇と救助艇との少なくとも一方の上方の空間を有効利用して、甲板室部における居室の増加を図ることができる。
この発明の第五態様によれば、第一から第四態様の何れか一つの態様に係る船舶の居住区構造において、前記甲板室部に対して船首尾方向の後方に前記機関区域からの排気を排出する排気部が設けられていてもよい。
このように構成することで、甲板室部を排気部よりも前方に配置し、排気部からの騒音等が甲板室部に伝播されにくくなる。
この発明の第六態様によれば、貨物運搬船は、第一から第五態様の何れか一つの態様に係る船舶の居住区構造を備える。
このようにすることで、貨物搭載スペースを縮小したり、甲板室部の層数を増やしたりすることなく、貨物運搬船の居室を増やすことができる。
上記船舶の居住区構造によれば、船体の復原性、エアードラフト、貨物の搭載量、救命艇等の装備に影響を及ぼすことを抑えつつ、居室を有効に増やすことができる。
この発明の一実施形態における貨物運搬船の全体構成を示す側面図である。 上記貨物運搬船の平面図である。 上記貨物運搬船の上部構造の構成を示す正面図である。 上記上部構造の構成を示す拡大正面図である。
以下、この発明の一実施形態における船舶の居住区構造を図面に基づき説明する。この実施形態における船舶の居住区構造は、船舶として貨物運搬船に適用する場合を一例として説明する。
図1は、この実施形態における貨物運搬船の全体構成を示す側面図である。図2は、上記貨物運搬船の平面図である。図3は、上記貨物運搬船の上部構造の構成を示す正面図である。図4は、上記上部構造の構成を示す拡大正面図である。
図1に示すように、この実施形態の貨物運搬船1は、船体10と、上部構造20と、を備えている。
船体10は、その内部に、ホールド11と、機関区域12と、を備えている。
ホールド11は、運搬対象となる貨物を搭載するエリアである。このホールド11は、船体10の前部10aから後部10bに向かって船首尾方向FRの所定長さの範囲に形成されている。この実施形態において、貨物運搬船1は、LNG,LPG等の液化ガスを運搬する。そのため、ホールド11には、液化ガスを収容するタンク(図示無し)が、船首尾方向FRに複数並べて設けられている。ここで、タンク(図示無し)の構造や設置数等については、何ら限定するものではない。さらには、運搬対象の貨物を液化ガス以外とするのであれば、ホールド11の構造については、運搬対象の貨物に応じたものとすればよい。
機関区域12は、エンジン等の主機関を収容するエリアである。この機関区域12は、船体10の後部10bに近い側に設けられている。この実施形態における、機関区域12は、ホールド11に隣接し、且つホールド11よりも船首尾方向で後方に配置されている。船体10の後部10bの外部には、スクリュー14が設けられており、機関区域12に収容された主機関(図示無し)は、スクリュー14を回転駆動させることで、貨物運搬船1に推進力を与える。
船体10は、その上部に、上甲板15を備えている。この実施形態における船体10の上甲板15は、船体10が備える全通甲板のうち最も上方に配置される全通甲板である。
上部構造20は、主に居住区を形成する。この上部構造20は、船体10の上甲板15上に設けられている。上部構造20は、船体10の後部10bに配された機関区域12の直上に設けられている。
図2、図3に示すように、上部構造20は、艦橋(ブリッジ)21と、ブリッジウイング22と、甲板室部23と、艤装搭載部24と、排気部30と、を備えている。
艦橋21は、貨物運搬船1のクルーが操船を行う場所である。この艦橋21は、上部構造20の最上部の船幅方向Wの中央部に設けられている。
ブリッジウイング22は、艦橋21の船幅方向Wの両側から、船幅方向Wの外側に突出するよう設けられている。ブリッジウイング22の先端部22tは、船体10の舷側10sの鉛直上方に位置するよう設けられている。クルーは、この先端部22t上に立つことで、舷側10sの位置を上方から視認できるようになっている。
甲板室部23は、主に居住区を形成する。この甲板室部23は、下層甲板室25と、上層甲板室26と、を備えている。
下層甲板室25は、船幅方向Wの両側の側壁部25wが、船体10の両舷側10ssよりも船幅方向Wで所定寸法だけ内側に位置している。下層甲板室25は、上下方向に1層以上(この実施形態では3層)が設けられている。
上層甲板室26は、下層甲板室25上に設けられている。上層甲板室26は、下層甲板室25の側壁部25wよりも、船幅方向Wの外側に張り出して設けられている。この実施形態において、上層甲板室26の船幅方向Wの両側の側壁部26wは、それぞれ船体10の舷側10sのほぼ鉛直上方に位置している。上層甲板室26は、上下方向に1層以上(この実施形態では1層)が設けられている。
上層甲板室26は、それぞれ、船幅方向W、及び船首尾方向FRに、クルーが居住する1以上の居室100が設けられている。
上層甲板室26において、下層甲板室25の側壁部25wよりも船幅方向Wの両外側に張り出したオーバーハング部26hは、ブリッジウイング22の下側に形成されている。この実施形態における上層甲板室26は、ブリッジウイング22と一体に形成されている。
図4に示すように、オーバーハング部26hの下側には、防熱材27と、防熱材27を覆うボイド区画28が設けられている。ボイド区画28は、側壁部28aと、底壁部28bと、を備えている。側壁部28aは、上層甲板室26の各側壁部26wから下方に延びている。底壁部28bは、オーバーハング部26hの下方に間隔を空けて設けられている。ボイド区画28は、その内部に人が入れる程度の高さを有し、ボイド区画(中空部)28内に作業者が入り込んで、防熱材27の取付施工等を行うことができるようになっている。
上層甲板室26のオーバーハング部26h及びボイド区画28と、上甲板15との間には、船体10の舷側10sに対して船幅方向Wの内側に窪んだ艤装搭載部24が形成されている。艤装搭載部24には、救命艇RBや、その他の各種艤装品を収容することができる。
また、上層甲板室26の各オーバーハング部26hと上甲板15との間には、必要に応じ、オーバーハング部26hを支持する最低限の本数の支柱29等の補強部材を設けることもできる。
排気部30は、機関区域12からの排気を排出する。図1に示すように、排気部30は、甲板室部23に対して船首尾方向FRの後方に設けられている。
上述した実施形態の貨物運搬船1によれば、甲板室部23の上層甲板室26が、一対の舷側10sよりも船幅方向Wの内側に設けられた下層甲板室25に対し、船幅方向Wの外側に張り出しているので、艤装搭載部24の上方のスペースを有効利用して、貨物運搬船1のクルーが居住する居室100を設けるスペースを増やすことができる。これにより、居室100の数を増やし、クルーの搭乗可能人数を増やすことができる。
このとき、甲板室部23の層数を増やすことなく居室100を増やすことができるので、甲板室部23の層数を増やす場合に比べて貨物運搬船1の重心が高くなることを抑制して、船体の復原性に影響を及ぼすことを抑えることができる。また、甲板室部23(上部構造20)を船首尾方向FRに延ばすこともないので、ホールド11の長さが縮小することもない。さらに、上層甲板室26の下層甲板室25よりも船幅方向外側に張り出したオーバーハング部26hの下方に艤装搭載部24が設けられているので、救命艇RBや、その他の各種艤装品を搭載するスペースも確保することができる。
したがって、上記貨物運搬船1によれば、船体の復原性、貨物の搭載量、救命艇RB等の装備に影響を及ぼすことを抑えつつ、居室100を有効に増やすことができる。
さらに、上述した実施形態の上層甲板室26は、ブリッジウイング22と一体に形成されている。そのため、上層甲板室26の屋上をブリッジウイング22として利用することもできる。
また、ホールド11は、甲板室部23よりも船首尾方向FRの前方側にのみ形成されている。このように構成することで、ホールド11に液化ガスを収容するタンク(図示無し)が設置された液化ガス用の貨物運搬船1において、ホールド11の面積を最大限に確保しつつ、救命艇RBの艤装搭載部24を確保し、甲板室部23の層数を増やすことなく甲板室部23における居室100の増加を図ることができる。
また、甲板室部23は、上層甲板室26において下層甲板室25よりも船幅方向Wの外側に張り出したオーバーハング部26hの下面に、ボイド区画28が設けられている。
このように構成することで、上層甲板室26のオーバーハング部26hに設けられた居室100において、下方の機関区域12や艤装搭載部24等からの騒音や、万が一の火災発生時における熱等が入り込むことを抑えることができる。
さらに、艤装搭載部24に、艤装品として救命艇RBが搭載されている。このように構成することで、救命艇RBの艤装搭載部24を確保しつつ、甲板室部23の層数を増やすことなく甲板室部23における居室100の増加を図ることができる。
また、甲板室部23に対して船首尾方向FRの後方側に機関区域12からの排気を排出する排気部30が設けられている。このように構成することで、甲板室部23を排気部よりも前方に配置し、排気部からの騒音等が甲板室部23に伝播されにくくなる。
(その他の変形例)
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、船体10の具体的な構造、船体10に搭載する貨物の種類、救命艇RBの搭載数や搭載構造等は、適宜変更することができる。例えば、救命艇RBは、図2中に、二点鎖線Xで示したように、上層甲板室26のオーバーハング部26hの下方ではなく、その後方に配置してもよい。
さらに、上述した実施形態においては、船幅方向両側に上層甲板室26のオーバーハング部26hが形成されている場合を例示した。しかし、オーバーハング部26hは、船幅方向の片側にのみ設けるようにしても良い。
また、上述した実施形態においては、液化ガスを運搬する貨物運搬船1を一例に説明した。しかし、貨物運搬船1は、液化ガスを運搬するものに限られない。
さらに、救命艇RBは、上述した実施形態で図示した形式に限られない。
また、上述した実施形態においては、救命艇RBを艤装搭載部24に搭載する場合を例示した。しかし、この構成に限られず、例えば、救命艇RBに代えて救助艇を艤装搭載部24に搭載しても良い。さらに、艤装搭載部24には、救命艇RBと救助艇との両方を搭載するようにしても良い。
1 貨物運搬船
10 船体
10a 前部
10b 後部
10s 舷側
11 ホールド
12 機関区域
14 スクリュー
15 上甲板
20 上部構造
21 艦橋
22 ブリッジウイング
22t 先端部
23 甲板室部
24 艤装搭載部
25 下層甲板室
25w 側壁部
26 上層甲板室
26h オーバーハング部
26w 側壁部
27 防熱材
28 ボイド区画(中空部)
28a 側壁部
28b 底壁部
29 支柱
30 排気部
100 居室
FR 船首尾方向
RB 救命艇
W 船幅方向

Claims (6)

  1. 船幅方向両側に設けられた一対の舷側とこれら舷側を接続する上甲板とを有し、船首尾方向の前方から後方に延びて貨物を積載するホールド、及び前記ホールドよりも船首尾方向の後方に配置された機関区域、が内部に形成された船体を備える船舶の居住区構造であって、
    前記上甲板上における前記機関区域の上方の部分に前記一対の舷側から船幅方向の内側に離れて設けられた下層甲板室、及び前記下層甲板室上に設けられて前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出した上層甲板室を有する甲板室部と、
    前記上甲板上における前記舷側と前記下層甲板室との間であって、前記上層甲板室の前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出した部分の下方に形成され、艤装品を搭載する艤装搭載部と、
    を備える船舶の居住区構造。
  2. 前記ホールドは、前記甲板室部よりも船首尾方向の前方にのみ形成されている請求項1に記載の船舶の居住区構造。
  3. 前記甲板室部は、前記上層甲板室において前記下層甲板室よりも船幅方向外側に張り出したオーバーハング部の下面に、中空部が設けられている請求項1又は2に記載の船舶の居住区構造。
  4. 前記艤装搭載部に、前記艤装品として救命艇と救助艇との少なくとも一方が搭載されている請求項1から3の何れか一項に記載の船舶の居住区構造。
  5. 前記甲板室部に対して船首尾方向の後方に前記機関区域からの排気を排出する排気部が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の船舶の居住区構造。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の船舶の居住区構造を備える貨物運搬船。
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