JP2018062293A - 車両運用業務支援システム - Google Patents

車両運用業務支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018062293A
JP2018062293A JP2016202340A JP2016202340A JP2018062293A JP 2018062293 A JP2018062293 A JP 2018062293A JP 2016202340 A JP2016202340 A JP 2016202340A JP 2016202340 A JP2016202340 A JP 2016202340A JP 2018062293 A JP2018062293 A JP 2018062293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
employment
vehicle
processing means
work
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016202340A
Other languages
English (en)
Inventor
和也 弓倉
Kazuya Yumikura
和也 弓倉
松本 隆
Takashi Matsumoto
隆 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2016202340A priority Critical patent/JP2018062293A/ja
Publication of JP2018062293A publication Critical patent/JP2018062293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

【課題】翌日以降および当日の運用変更の操作を複数の画面で行うことが可能な車両運用業務支援システムを提供する。【解決手段】演算処理装置および記憶装置と入力装置と表示装置を備え、前記記憶装置に記憶されている車両運用データに基づいて車両の運用および作業を管理する車両運用業務支援システムにおいて、演算処理装置は、運用表編集処理手段と運用順序表編集処理手段と運用表または運用順序表を表示装置に表示させる表示処理手段と運用変更入力処理手段とを備え、運用表編集処理手段は、表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に関して、縦軸に編成番号をとり、横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を表示させ、運用表の翌日以降の表示欄の翌日以降運用分に関して、運用順序表における運用のつながりを示す線(サオ)の並びを運用番号単位から編成番号単位に変更して並び替える機能を備えるようにした。【選択図】 図7

Description

本発明は、輸送障害が発生した際の運用整理に伴う車両運用の変更や指定作業の設定等を支援する車両運用業務支援システムに関する。
鉄道輸送において列車の安全かつ円滑な運行を行うためには、列車ダイヤに電車などの車両(編成)を割り当てて、列車として運転できるように整備されていることが必要である。このような車両の使用計画のことを車両運用といい、おおむね1日周期で作成されている。基本的にはそれぞれの運用は例えば1か月のような期間で循環して繰り返され、定期的に検査等が実施できるように計画されており、計画運用と呼ばれている。
ところが、車両故障や事故、災害などによって、列車運行に乱れが生じた時には、ダイヤを適切に変更して、列車の運行を正常に戻す運用整理が行われる。この運用整理によって車両運用も計画とは大幅に変更になる。変更の仕方によっては、ダイヤ平復が遅れたりダイヤ平復後の運用戻しに手間取るといったことが発生する。
従来、列車運行に乱れが生じた時に、ダイヤを適切に変更して列車の運行を正常な運行に戻す運用整理に関しては、例えば特許文献1に開示されているような発明が提案されているが、運用整理によって車両運用に変更が生じ、そのままでは所定の期日までに実行しなければならない仕業検査や交番検査が実行できなくなるおそれがある。そのため、ダイヤ平復後に、変更された車両運用を計画運用に戻す必要がある。
また、ダイヤ平復後に、検査予定車両の未入区や車両形式等の違いによる入線不可車両の入線が当日中に発生する場合は、運用担当指令と車両配置区所等(車両基地)の車両区所当直でチェックして、回避するための車両運用変更を輸送指令に依頼していた。
特許第4670081号公報
従来、上述の運用戻しは、もっぱら手作業によって行われており、多大な労力と時間を要するという課題があった。具体的には、運用戻しは、先ず、車両の運用を担う車両配置区所等(車両基地)で、輸送指令からFAXなどにより送付された運転計画書の内容(運転変更指示)を紙ベースの列車ダイヤ(各列車の移動軌跡を、時間軸を横軸にとってグラフとして示したもの)に記入し、車両の運用、編成を把握することから開始される。その後、車両配置区所は、翌日以降の検査予定等に合わせるため、自区所入区後に車両の差し替えを行うことにより元の月間運用計画へ戻す計画を立てることとなる。ダイヤの乱れ方にもよるが、従来のような手作業に依存した方法の場合には、元の運用計画に戻るのに例えば2週間以上かかることもあった。
本発明者らは、上記課題を解決し車両運用の変更を元の計画運用に戻す作業等を支援するため、従来は紙面上に記載されていた運用表および運用ダイヤや、縦軸に運用番号を記述し横軸に時刻をとって運用のつながりを線(サオ)で表した運用順序表を、液晶ディスプレイのような表示装置に表示させて変更や追加を行えるようにした車両運用業務支援システムを開発し、特許出願を行なった(特願2015-209459)。
しかしながら、先に出願した車両運用業務支援システムにおいては、運用表と運用ダイヤを別々の画面に表示させるようにしていた。また、当日の運用変更の操作は運用ダイヤの画面でしか行えなかった。さらに、運用順序表は、運用単位でしか表示が行なえなかった。そのため、液晶ディスプレイのような、限られた大きさの画面では、運用や編成のつながりを確認したいような場合に、画面をスクロールしなくてはならず、スクロールしたことで元のデータ(線(サオ))が見えなくなって全体の把握が困難になるという課題があることが明らかとなった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、表示モードを切り替えることで、画面をスクロールさせることなく、運用表において各編成の運用のシフトを容易に把握することが可能な車両運用業務支援システムを提供することを目的とするものである。
本発明の他の目的は、指定した日の運用変更の入力を、表示形式が異なる複数の画面で行うことが可能な車両運用業務支援システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、
演算処理装置および記憶装置と入力装置と表示装置を備え、前記記憶装置に記憶されている車両運用データに基づいて車両の運用および作業を管理する車両運用業務支援システムにおいて、
前記演算処理装置は、
前記車両運用データに基づいて、縦の欄に運用対象の編成番号が順に記述され、横の欄に日付が順に記述された運用表を編集する運用表編集処理手段と、
縦軸に運用番号をとり、横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を編集する運用順序表編集処理手段と、
前記運用表編集処理手段または前記運用順序表編集処理手段により編集された運用表または運用順序表を前記表示装置に表示させる表示処理手段と、
着目する日の車両運用変更を前記入力装置より当該演算処理装置へ入力可能にする運用変更入力処理手段と、を備え、
前記運用表編集処理手段は、
前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に関して、縦軸に編成番号をとり、横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を表示させ、
運用表の当日表示欄に、各列車の運行を線で表した当日分の運用を表示させるに際して、運用のつながりを示す線の並びを運用番号単位から編成番号単位に変更して並び替える機能を備えるようにした。
上記のような構成によれば、縦の欄に運用対象の編成番号が順に記述され横の欄に日付が順に記述された運用表と、縦軸に運用番号をとり横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を表示することができるとともに、運用表編集処理手段は、前記運用表の当日表示欄に、各列車の運行を線で表した当日分の運用を表示させるに際して、運用のつながりを示す線の並びを運用番号単位から編成番号単位に変更して並び替える機能を備えているため、運用表において各編成の当日中の運用のシフトを容易に把握することができる。
ここで、望ましくは、前記運用表編集処理手段は、
前記入力装置からの入力に基づいて前記運用変更入力処理手段により入力された当日分の運用の変更を、前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に反映する機能を備えるようにする。
このような構成によれば、当日(指定日)の運用変更の入力を、運用順序表はもちろんのこと運用表でも行えるため、表示形式が異なる複数の画面で運用変更の入力を1つの画面で行うことができ、運用変更のための入力作業を短時間で完了することができるようになる。
また、望ましくは、前記運用表編集処理手段は、
前記運用変更入力処理手段により入力された運用変更後の編成に関して、運用変更前の編成に対して割り付けられていた所定の作業を実施可能か否か判定する機能と、実施が不能もしくは指定された間合いが不適切な場合に警告を表わす表示を出力する機能を備えるようにする。
このような構成によれば、実施が不能な場合もしくは指定された間合いが不適切な場合に警告を表わす表示が出力されるので、誤った間合いに仕業検査等の作業が設定されるのを回避することができる。
さらに、望ましくは、前記演算処理装置は、前記運用変更入力処理手段により入力された運用変更後の編成に関して、運用変更前の編成に対して割り付けられていた所定の作業の実施が不能な場合に、変更後の運用において当該所定の作業を実施可能な間合いを見つけ、当該間合いに前記所定の作業を設定する機能を備えるようにする。
このような構成によれば、実施可能な間合いに所定の作業が自動的に設定されるため、複雑な運用順序表の中から最適な間合いを見つけ出す作業が不要になり、車両運用の変更や指定作業の設定等を効率よく実施することができる。
また、望ましくは、前記運用順序表編集処理手段は、前記運用表編集処理手段によって前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に反映された変更を、前記運用順序表に反映する機能を備えるようにする。
かかる構成によれば、運用表の当日表示欄の当日運用分に反映された変更が、運用順序表に自動的に反映されるため、重複した入力作業が不要になり、車両運用の変更や指定作業の設定等を効率よく実施することができる。
本発明によれば、表示モードを切り替えることで、画面をスクロールさせることなく、運用表において各編成の運用のシフトを確認することができる。また、指定した日の運用変更の入力を、表示形式が異なる複数の画面で行うことができるという効果がある。
本実施形態の車両運用業務支援システムおよび該システムを構成する車両運用業務支援装置の一例を示す構成図である。 本実施形態の車両運用業務支援システムを利用した運用戻しおよびそれに伴う仕業検査等の作業計画の変更の手順を示すフローチャートである。 実施形態の車両運用業務支援装置における運用表の画面の一例を示す図である。 実施形態の車両運用業務支援装置における運用ダイヤの画面の一例を示す図である。 実施形態の車両運用業務支援装置における運用順序表の画面の一例を示すもので、(A)は運用変更前の図,(B)は運用変更後の図である。 図3の運用表画面で「個別運用変更」機能を選択した際に表示されるダイヤログボックスの一例を示す図である。 図3の運用表画面で「モード切替え」ボタンが操作されると表示される「当日編集モード」の画面の一例を示す図である。 「機能」ボタンの操作で「運用作業割当」が選択された際に表示されるダイヤログボックスの一例を示す図である。 「機能」ボタンの操作で「エラー一覧表示」が選択された場合に表示される「エラー一覧表示」サブ画面の一例を示す図である。 実施形態の車両運用業務支援装置の仕業検査等作業管理部による仕業検査計画のチェック処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る車両運用業務支援システムの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両運用業務支援システムの一実施例を示す。
車両運用業務支援装置100は、CPU(中央演算処理装置)等の演算処理装置で構成される処理実行制御部110、ROM(リードオンリメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)等の記憶装置で構成されるデータ記憶部120、キーボード141やマウス142などの入力操作装置からの入力を処理する入力処理部131、液晶パネル等の表示装置143に画像を表示させる表示処理部132、及びこれらの間でデータの送受信を可能に接続するバス133などからなる。本実施形態では、上記車両運用業務支援装置100と、入力操作装置(141,142)と、表示装置143とによって車両運用業務支援システムが構成されている。
本実施形態では、処理実行制御部110は、車両運用データに基づいて運用表を作成したり変更する機能を有する運用表編集処理部111、運用ダイヤ(山ダイヤ)を作成したり変更する機能を有する運用ダイヤ編集処理部112、運用順序表(横棒ダイヤ)を作成したり変更する機能を有する運用順序表編集処理部113、運用表の中に違反等の不適切な内容がないかチェックして結果を示す機能を有する車両運用検査部114、仕業検査や交番検査等の作業計画および実績を管理するとともに運用整理で最適な間合いがないときは、その日(その運用行路)の最終入区場面( 滞泊前 )に設定しエラー表示するともに、その後可能な間合いを設定し、自動的に「仕業検査」を設定する機能を有する仕業検査等作業管理部115などの機能部を備える。上記各処理部の機能は、処理実行制御部110のCPUとデータ記憶部120に格納されているプログラムの協働で実現することができる。
また、データ記憶部120には、上記処理実行制御部110が実行する車両運用整理支援プログラムを格納するプログラム記憶部121、車両運用の基礎となる車両運用データを格納する車両運用データ記憶部122、車両運用データに基づいて生成される運用表データを格納する運用表データ記憶部123、運用表で割り当てられた仕業検査や交番検査等の作業の実績データを格納する作業実績管理データ記憶部124等が設けられている。
ここで、「仕業検査」は、おおむね2−6日毎の短い周期で行なわれる検査で、集電装置や台車、ブレーキなど特に運転に必要不可欠な装置の点検を、車両を運用から外さずに行う検査である。また、「交番検査」は、仕業検査よりも長い周期(例えば30日)で行われるもので、仕業検査と同じく車両を分解せずに行われる検査であるが、仕業検査よりも詳細な検査が行われる。
車両運用データは、管理下に置かれている全編成すなわち運用対象の車両基地に属する全編成について、編成単位の1日の運行スケジュール(列車番号、列車種別、行き先、前半運用の列車番号、後半運用の列車番号と、当該列車の駅毎の到着時間、駅出発時間、使用する番線などの情報)を記述したもので、当該車両運用業務支援システムとは別のシステムで輸送計画システムにより基本運用データが作成され、車両運用データ記憶部122に予め格納される。また、運用の中には、仕業検査や交番検査等の作業も割り当てられている。車両運用データ記憶部122に記憶される車両運用データには、各編成のローテーションを設定した基本運用データと、日付をつけて使用予定(編成の割当て)を設定した計画運用データ(当初の運用)と、輸送混乱等による変更運用データとがあり、これらのデータが上書きされることなくそれぞれ記憶される。
ここで、本実施形態の車両運用業務支援システムを利用した運用戻しおよびそれに伴う仕業検査等の作業計画の変更の手順について、図2を用いて説明する。
運用戻しにおいては、先ず乱れたダイヤを回復するために行われた運用変更をシステムに反映するための運用変更入力が行なわれる(ステップS101)。続いて、変更された内容を反映した現状の運用を把握するため、図3〜図5の運用表、運用ダイヤ、運用順序表を表示させる(ステップS102)。その後、運用戻しのための運用の変更や作業の割り付けを手作業で個別に行う(ステップS103)。
それから、変更された内容の良否を確認するために、システムによるエラーチェックとエラー一覧表の表示が行われる(ステップS104)。ここで、エラーがなければ変更が確定されることとなる(ステップS105→S106)が、通常はエラーが含まれているので、ステップS103へ戻って再度運用の変更や作業の割り付けを行う。あるいは、ステップS107移行して、システムが有する運用整理自動提案機能を利用した運用整理案の作成(ステップS107)を実行しても良い。
また、手作業による個別の設定(ステップS103)を行う代わりに、ステップS101で運用変更入力を行なった後、いきなりシステムによる運用整理案の作成提案(ステップS101→S107)を実行しても良い。そして、再びステップS104へ戻って、提案された運用整理案に対してエラーチェックとエラー一覧表の表示を行い、上記ループを繰り返すことでエラーのない運用整理案が作成されるようになっている。
なお、運用整理自動提案では、先ず条件の入力設定が行われる。そのときの条件が、エラーチェック結果に従って入力される。
図3には上記運用表編集処理部111により生成される運用表とこの運用表を表示する画面の構成例が、また図4には上記運用ダイヤ編集処理部112により生成される運用ダイヤとこれを表示する画面の構成例が、さらに図5には上記運用順序表編集処理部113により生成される運用順序表とこれを表示する画面の構成例が、それぞれ示されている。
図3に示されているように、運用表は、左側の縦の欄に運用対象の編成番号A001,A002,A003……が順に記述され、上側の横の欄に日付が順に記述され、縦欄と横欄の交差する位置(マス目)に運用番号#01,#02,#03……が記述されている。図3は基本となる計画運用表であり、この図から分かるように、運用番号#01,#02,#03……は、各編成に対して例えば1か月のような期間で循環して割り当てられる。
なお、「編成」とは複数の車両を連結し連結した状態で運用するものを意味し、それらを区別するために付与されるのが編成番号である。一方、「列車番号」とは、時刻表(ダイヤ)上で列車を区別するために付与される番号である。「運用」は、編成単位の1日の運行スケジュールで、それらを区別するために付与されるのが運用番号である。
前述したように、運用の中には、仕業検査や交番検査等の作業も割り当てられており、図3の運用表画面においては、これらの作業が、例えば○や六角形など印の中に「仕」や「全」、「W」なる文字などが付記された記号が表示され、その時間帯でそれらの作業が計画されていることが示されている。
ここで、「仕」は仕業検査を意味し、「全」は全般清掃、「W」は水補給を意味する。これら以外にも、「交番検査」や「計画清掃」、「汚物抜き」などの作業も割り当てられるが、紙面の大きさの都合上、図示を省略している。
なお、運用表の表示画面の上部には、作業メニュー欄WMCに設けられ、この作業メニュー欄WMCには、「運用ダイヤ」や「運用順序表」など他の表示に切り替えるための「表示切替」ボタンDB、運用グループを切り替えるための「運用グループ切替」ボタンGB、表示を開始する日付を切り替えるための「日付切替」ボタンCB、「運用一括変更」や「個別運用変更」、「運用整理自動提案」、「エラー一覧表示」などの機能を選択するための「機能」ボタンFB、当日(指定日)の運用変更を入力可能にする「当日編集モード」に切り替えるための「モード切替え」ボタンMCBが設けられている。
ここで、「運用グループ」とは、所属する車両基地(A車両基地とB車両基地等)や車種(5両編成または10両編成等)によって編成を分類して、グループ分けしたものを意味する。基本設定(計画運用)では、運用グループごとに運用順序が循環設定される。
また、「機能」ボタンFBにより選択可能な機能には、上記「エラー一覧表示」の他、複数の運用の変更を一括で入力するための「運用一括変更」と、列車の運用や作業の割当を設定するための「運用作業割当」と、「運用整理案自動提案」と、1日単位で実施箇所ごとの仕業検査を管理する「仕業検査管理」とがある。「運用作業割当」機能では、運用番号の変更の他、仕業検査や交番検査、全般清掃、計画清掃、汚物抜き、その他の指定作業などの作業の割当てが可能である。
図4に示されているように、運用ダイヤは、縦軸に運用対象路線の駅名を記述し、横軸に時刻をとって1日の全列車の運行スケジュール(行路)を棒線(スジ)で表したものである。
従来の運用ダイヤは、各列車のスジに沿って列車番号のみが表記されていたが、本実施形態では、各列車のスジに沿った列車番号T01U,T02U,T03U……; T01D,T02D,T03D……の他に、各列車のスジの始点と終点すなわち運用開始と運用終了の箇所に、それぞれ運用番号#1,#2,#3……と編成番号A01,A02,A03……が記述されるようになっている。なお、図4において、○印は当該列車が車両配置区所等(車両基地)から行路である線路に出る「出区」を意味し、△印は当該列車が行路である線路から車両配置区所等(車両基地)へ入る「入区」を意味している。
このような運用ダイヤを表示することによって、各列車番号と運用および編成との関係を容易に把握することができる。
なお、図4の運用ダイヤの表示画面の上部には、図3の運用表の画面と同様に、作業メニュー欄WMCに設けられ、この作業メニュー欄WMCには、「表示切替」ボタンDB、「運用グループ切替」ボタンGB、「線区切替」ボタンLB、「日付切替」ボタンCB、「機能」ボタンFBの他、列車番号を選択する「列番選択」ボタンSB1、運用番号を選択する「運用選択」ボタンSB2、編成番号を選択する「編成選択」ボタンSB3が設けられている。
図5に示されているように、運用順序表は、縦軸に運用番号が#1,#2,#3……を記述し、横軸に時刻をとって、運用のつながりを線(サオ)で表したものである。また、各運用#1,#2,#3……に該当させる編成の番号A01,A02,A03……を、運用番号#1,#2,#3……の隣に記載してある。さらに、運用のつながりを示す線(サオ)には、対応する列車番号T11U,T12U,T13U……; T21D,T22D,T23D……が付記してある。このような運用順序表を表示することによって、各運用の相互関係や検査の割り付けを容易に把握することができる。
なお、図5においても、○印は当該列車が「出区」であることを意味し、△印は当該列車が「入区」であることを意味している。
なお、図5の運用順序表の表示画面においては、図3の運用表の画面と同様に、仕業検査等の作業を示す、○や六角形など印の中に「仕」や「全」、「W」なる文字などが付記されたマークが表示され、その時間帯でそれらの作業が計画されていることが示されている。
また、図5の運用順序表の表示画面にも、画面上部に作業メニュー欄WMCに設けられ、この作業メニュー欄WMCには、「表示切替」ボタンDB、「運用グループ切替」ボタンGB、「線区切替」ボタンLB、「日付切替」ボタンCB、「機能」ボタンFB、「列車選択」ボタンSB1、「運用選択」ボタンSB2、「編成選択」ボタンSB3が設けられている。
運用が変更されると、図5(B)に示すように、元の運用の線(サオ)と変更後の運用の線(サオ)とを接続する破線で示すようなわたり線が表示される。図5のように、運用番号を単位にして運用の線(サオ)を表示すると、運用変更の数が多くなった場合に、わたり線の数が多くなって画面が見づらくなるとともに、わたり線が画面からはみ出してしまい、画面をスクロールしないと接続関係が分からなくなる。また、場合によって、わたり線の始端と終端の一方が画面から外れてしまい、運用の接続を目で追えなくなることもある。これに対し、本実施形態では、編成番号を単位にして運用の線(サオ)を表示するように、並び替え機能を設けているため、わたり線を表示させることなく、編成ごとに運用の接続を把握することができる(図7参照)。
本実施形態の車両運用業務支援装置100の処理実行制御部110には、上述したような機能の他に、運用の変更があった際の変更の入力機能(個別および一括)と、検索機能と運用変更機能が設けられている。
このうち、先ず検索機能について説明する。検索は、図4に示す運用ダイヤの画面と図5に示す運用順序表の画面において可能である。具体的には、各画面の上部のメニュー欄に、「列番検索」ボタンSB1や「運用検索」ボタンSB2、「編成検索」ボタン(運用ダイヤ上でのみ可)SB3が設けられており、マウス142を操作してこれらのボタンのいずれかにカーソルを合わせて、マウス142の左ボタンをクリックすると、番号を入力するサブ画面が出現するので、キーボード141を使用して、列車番号または運用番号または編成番号を入力する。
すると、図4の運用ダイヤの画面では、例えば選択された番号の「スジ」が太線等で強調表示され、図5の運用順序表の画面では、選択された「列車」または「運用」が一番上に表示されるようなスクロール処理が行われるようになっている。これにより、検索対象の列車や運用の内容をいち早く把握することができる。
なお、図4の運用ダイヤの画面では、マウス142を操作していずれかの「スジ」にカーソルを合わせて、マウス142の左ボタンをクリックすると、選択された「スジ」とそれに対応した列車番号、運用番号、編成番号が、太字等により強調表示されるようにする機能を設けてもよい。
上述したように、本実施形態の車両運用業務支援装置は、「運用表」、「運用ダイヤ」、「運用順序表」の3つの画面を選択表示させることができるとともに、「運用ダイヤ」、「運用順序表」の画面において、列車番号や運用番号等を指定して検索し強調表示させる機能が設けられているため、ダイヤ平復後に、変更された車両運用を計画運用に戻す運用戻しを実行するに際して、担当者が現状を迅速かつ正確に把握することができる。
次に、図3の運用表画面において、「モード切替え」ボタンMCBが操作されると可能になる当日(指定日)の運用を変更する機能について説明する。この機能は、運用表編集処理部111が備える。
「モード切替え」ボタンMCBが操作されると、図3の画面が図7に示すような「当日編集モード」の画面に切り替わり、当日(指定日)の運用変更の入力操作が可能になる。図3の画面と図7の画面との差異は、図7の画面では、当日(指定日)の運用表示欄に、図5に示されている運用順序表における運用のつながりを示す線(サオ)が、運用順ではなく編成番号順に表示される点である。この際、運用順序表編集処理部113によって作成された運用順序表における運用のつながりを示す線(サオ)の並びを運用番号単位から編成番号単位に替える機能を運用表編集処理部111が有しており、この機能によって線(サオ)の並び替えが行われる。線(サオ)の長さは時間の長さに相当する。
図7に示すような当日編集モード画面によれば、編成番号単位で当日(指定日)の運用が横方向に順番に表示されるため、任意の編成の1日の運用を把握し易くなる。すなわち、図5のように運用番号単位で1日の運用の詳細を表示している画面で、ある編成がどのような順序で運用されるか示すには、前の運用の終りと次の運用の先頭を結ぶ渡り線を表示させることで可能であるが、そのようにすると、運用変更が多い場合、渡り線の数が多くなって画面が視認しにくくなる。また、運用番号が離れていると、画面をスクロールさせないと次の運用のつなぎが分からないが、図7の当日編集モード画面においては、編成番号単位で当日(指定日)の運用が横方向に順番に表示されるため、画面をスクロールさせることなく、任意の編成の1日の運用の変化を追うことができ、運用の流れ(シフト)を容易に把握することができる。
さらに、図7の当日編集モード画面においては、前日と翌日の境界に、前日の運用の終りに入区して滞泊する滞泊地が、所定の形状(四角形)の中に滞泊地名の略称(カタカナ表記)が記されたマークで表記されるようになっている。また、運用整理によって運用変更が行われると、滞泊地が当初計画と異なってしまうことがあるので、運用表編集処理部111は、前日の運用の終りの入区地と翌日の運用の初めの出区地とが一致しているか否か判定し、一致していない場合には、異なる滞泊地を記した2つのマークを並べて表記するとともに、通常とは異なる形態(例えば異色あるいは反転文字)で表示することによって、滞泊地エラーが発生していることを視覚的に報知するようになっている。
また、図7の当日編集モード画面においては、図5の運用順序表画面と同様に、指定作業のマーク(○印に「仕」等)や、入出区箇所(駅、車両基地等)を示すマーク(△印と○印)も表示される。また、図5の運用順序表画面においては、「運用番号付きの予備」や「運用番号なしの予備」は線(サオ)の表示が行われないのに対し、図7の当日編集モード画面においては、「運用番号付きの予備」と「運用番号なしの予備」についても運用のつながりを示す線(サオ)の表示が行われる。なお、ここで、「運用番号付きの予備」はダイヤ乱れ等に対応するため待機状態にあり運用される可能性が高い編成を意味し、「運用番号なしの予備」は該当日には運用される可能性が低い編成であることを意味している。
さらに、図7の当日編集モード画面においても図5の運用表の画面と同様に、車両運用検査部114の有するチェック機能により、もともと予定が入っている間合いに指定作業が誤って設定されようとしている場合や指定作業が計画されているのに設定されていない場合に、注意を喚起するため、エラーマーク(赤色の下線)やワーニングマーク(青色の下線)が、対応する指定作業のマーク(○印に「仕」等)の下方に表示されるようになっている。そして、当該マークにカーソルを合わせると、エラーや警告の内容が、「吹き出し」(ウィンド)で表示されるようになっている。そのため、運用を変更した場合に、指定作業の設定の必要性の有無や指定作業の設定の妥当性を容易に把握することができる。
図6には、図7の運用表または図5に示す運用順序表の画面において、「機能」ボタンFBが操作されると表示されるプルダウンメニューの中から、「個別運用変更」が選択されると表示されるダイヤログボックスのサブ画面の一例が示されている。
このサブ画面で、マウス142とキーボード141を使用して編成番号を入力すると、当該編成の当日(指定日)の行程の詳細が工程欄TJLに表示される。この表示を参照して、変更前列車指定欄CBLに列車番号および運用番号を入力するとともに、例えば図7の当日編集モード画面を参照して変更後列車指定欄CALに差し替えたい列車番号および運用番号を入力する。そして、登録ボタンRBをクリックすると、入力した変更内容が直ちに反映され、図7の画面の当日欄の表示内容が変化する。さらに、運用ダイヤの画面(図4)と運用表画面(図3)へも、変更した運用内容が反映され表示されるように構成されている。
また、図7の画面においては、当日(指定日)の欄に表示されている運用のつながりを示す線(サオ)の間合い、すなわち線(サオ)と線(サオ)のすきまに設定されている仕業検査は編成ごとに計画されており、運用整理で運用が変更になった際に、以下のバリエーション(A)〜(D)で視認可能に表示し、作業の再設定を支援できるように構成されている。
(A)もともと仕業検査が設定されている編成が、当初の運用行路からもともと計画間合いがない運用行路に乗り移った時は、移った先の運用行路において「最適な間合」に仕業検査を設定し、その上で「エラー」を表示する。なお、移った先の運用行路おいて「最適な間合」がないときは、その運用行路の最終入区場面(滞泊前)に、仕業検査を自動設定して作業を表わすマークを表示するするとともに、エラー表示を行う。そして、その後、作業が可能な間合いに当該仕業検査が強制的に設定された場合には、最終入区場面のマークを消して、設定がなされた間合いに、作業を表わすマークを表示する(マークが移動する)ようにしても良い。ここで、「最適な間合い」とは、仕業検査に要する時間よりも時間が長い間合いで、もともと仕業検査が実行可能な箇所であることを意味する。
(B)もともと仕業検査が設定されている編成が、当初の運用行路からもともと計画間合いがある運用行路に乗り移った時は、移行先の運用行路おいて「もともと計画があった間合い」に仕業検査を設定する。
(C)もともと仕業検査が設定されていない編成が、当初の運用行路からもともと仕業検査の計画の間合いがある運用行路に乗り移った時は、移った先の運用行路おいて「もともとの計画間合」に仕業計画の候補を表示し、「ワーニング」を表示する。
(D)もともと仕業検査が設定されていない編成が、当初の運用行路から、もともと計画間合いがない運用行路 に乗り移った時は、移った先の運用行路においても特に設定等をしない。
上記のように、本実施形態の車両運用業務支援システムによれば、運用表の画面において、当日の運用を変更することができるため、システムの利便性が向上するとともに、運用を変更した場合における仕業検査等の設定作業の再設定を容易に行うことができるという利点がある。
次に、運用表画面のメニュー欄の「機能」ボタンFBにより選択可能な、列車の運用や作業の割当を設定するための「運用作業割当」機能について説明する。
図8には、上記「機能」ボタンFBをクリックすることで表示されるサブ画面において、「運用作業割当」が選択された際に表示されるダイヤログボックスの一例が示されている。
図8に示すように、「運用作業割当」のダイヤログボックスには、日付を指定するための「日付」ボタンCBや、編成番号を指定するための「編成番号」ボタンTB、1日を前半と後半に分けて運用をそれぞれ指定することができる「運用番号1」ボタンUB1および「運用番号2」ボタンUB2が設けられている。
また、チェックマークを付けることで、割り当てを行う作業を選択指定するためのチェックボックスとして、「仕業検査」、「交番検査」、「全般清掃」、「計画清掃」、「汚物抜き」の各チェックボックスCB1〜CB5が設けられている。さらに、その他の指定作業などの作業の割当ての選択を行うためのその他指定作業の選択ボタンSB1,SB2と、指定された編成に対して、予備運用や休車、工場入場を指定するためのチェックボックスCB7〜CB9が設けられている。
また、ダイヤログボックスの下部には、上記ボタンやチェックボックスで指定した変更内容を確定し記憶させるための「登録」ボタンRBおよび入力した設定を取り消すための「キャンセル」ボタンCANが設けられている。
本実施形態の車両運用業務支援装置は、個別入力機能により入力された変更後の運用または運用整理案作成機能により作成された運用整理案や、上記「運用作業割当」機能により割り当てが行われた運用および作業に不適切な内容がないか検査して、結果をエラー一覧として表示する「エラー一覧表示」機能を備える。
図9には、「エラー一覧表示」が選択された場合に表示される「エラー一覧表示」サブ画面の一例が示されている。
図9の「エラー一覧表示」サブ画面には、日付を選択するための日付ボタンCBと表示対象のエラーを選択するためのエラー項目選択ボタンESBが設けられており、マウス142を操作してこれらのボタンをクリックして、日付と表示させたいエラーの項目を指定すると、その下のエラー表示欄ELCに検出されたエラーが一覧表の形式で表示されることとなる。
なお、日付ボタンCBとエラー項目選択ボタンESBは、それぞれいずれかの日やエラーの他に、「すべて」も選択することができるようにされている。
次に、上記チェック機能のうち特に仕業検査計画のチェック処理機能の詳細について、図10のフローチャートを用いて説明する。
仕業検査計画のチェック処理は、車両運用が変更された場合に仕業検査計画に不備がないか判断する機能であり、例えば仕業検査等作業管理部115によって実行される。
この仕業検査計画のチェック処理が開始されると、図10に示すように、先ず車両運用データ記憶部122から変更運用データを読み込んで、仕業検査が計画されている日時を抽出する(ステップS11)。そして、その計画日時に仕業検査の実施が設定しているか否か判定する(ステップS12)。ここで、仕業検査の実施が設定されていない(No)と判定すると、ステップS13へ進み、変更後の運用に変更前の運用において仕業検査が設定されている間合いと同一の間合いがあるか判定を行う。
ここで、変更後の運用に変更前と同一間合いがあれば、ステップS15へ移行して、当該間合いに仕業検査を設定し、ワーニングを行う。このワーニングは、運用表の表示画面において、例えば仕業検査のマークが表示されている箇所に青色の下線を表示することで行うことができる。
一方、ステップS13で、変更後の運用に変更前と同一間合いがない(No)と判定すると、ステップS14へ進み、変更後の運用の同一日に他の間合いがあるか判定する。そして、同一日に他の間合いがある(Yes)と判定すると、ステップS15へ進み、当該間合いに仕業検査を設定し、ワーニングを行う。
また、ステップS14で、変更後の運用の同一日に他の間合いがない(No)と判定すると、ステップS16へ進み、既に作業が設定されている間合いがあるか否かの判定をする。ここで、間合いがある(Yes)と判定すると、ステップS17へ進み、当該間合いを仕業検査を設定する間合いの候補として表示し、ワーニングを行う。ステップS16で、間合いがない(No)と判定すると、ステップS18へ進み、その日の最終入区場面に仕業検査を設定し、仕業検査のマークが表示されている箇所に赤色の下線を表示することでエラー表示を行う。
一方、ステップS12で、仕業検査の実施が設定されている(Yes)と判定すると、ステップS19へ進み、設定されている仕業検査の実施が妥当性のあるものであるか否かの判定をする。なお、ここで、「仕業検査の実施妥当性」とは、例えば、仕業検査に要する時間よりも長い間合いに設定されているかとか、当該仕業検査の実施が設定されている箇所(留置線や車両基地等)における1日に検査可能な編成数を超えていないなどの条件を満たすことである。ステップS19で、設定されている仕業検査実施に妥当性がない(No)と判定すると、ステップS20へ進み、エラー表示による誤設定の警告を行う。
ステップS19で、設定されている仕業検査実施に妥当性がある(Yes)と判定すると、ステップS21へ進み、運用表内の変更があったすべての運用について仕業検査の設定チェックが完了したか否か判定し、チェックが完了していない(No)と判定すると、ステップS11へ戻って上記処理を繰り返す。一方、ステップS21で、すべての仕業検査についてチェックが完了した(Yes)と判定すると、処理を終了する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、運用変更を入力する機能として、個別入力機能があると説明したが、それ以外に、例えば車両に搭載したGPS機能を利用して走行実績を把握可能な編成位置把握システムや実施ダイヤ変更情報を把握している車両運行管理システムのような他のシステムから、通信で変更情報を取り込むように構成することも可能である。
また、前記実施形態では、運用表の当日表示欄に、各編成の運行を線で表した当日分の運用を表示させるに際して、運用のつながりを示す線(サオ)の並びを運用番号単位から編成番号単位に変更して並び替えるようにしたものを記載したが、同様の並び替えを運用順序表において行えるように、運用順序表編集処理部113にも運用並び替え機能を持たせても良い。
さらに、前記実施形態では、運用表編集処理部111と運用ダイヤ編集処理部112と運用順序表編集処理部113と車両運用検査部114と仕業検査等作業管理部115を、1つのCPUで構成しているが、これらの機能部を複数のCPUで構成するようにしても良い。
100 車両運用業務支援装置
110 処理実行制御部
111 運用表編集処理部
112 運用ダイヤ編集処理部
113 運用順序表編集処理部
114 車両運用検査部
115 仕業検査等作業管理部
120 データ記憶部
121 車両運用業務支援プログラム記憶部
122 車両運用データ記憶部
123 運用表データ記憶部
124 作業実績管理データ記憶部
143 表示装置

Claims (5)

  1. 演算処理装置および記憶装置と入力装置と表示装置を備え、前記記憶装置に記憶されている車両運用データに基づいて車両の運用および作業を管理する車両運用業務支援システムであって、
    前記演算処理装置は、
    前記車両運用データに基づいて、縦の欄に運用対象の編成番号が順に記述され、横の欄に日付が順に記述された運用表を編集する運用表編集処理手段と、
    縦軸に運用番号をとり、横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を編集する運用順序表編集処理手段と、
    前記運用表編集処理手段または前記運用順序表編集処理手段により編集された運用表または運用順序表を前記表示装置に表示させる表示処理手段と、
    着目する日の車両運用変更を前記入力装置より当該演算処理装置へ入力可能にする運用変更入力処理手段と、を備え、
    前記運用表編集処理手段は、
    前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に関して、縦軸に編成番号をとり、横軸に時間をとって各列車の運行を線で表した運用順序表を表示させ、
    運用表の当日表示欄に、各列車の運行を線で表した当日分の運用を表示させるに際して、運用のつながりを示す線の並びを運用番号単位から編成番号単位に変更して並び替える機能を備えていることを特徴とする車両運用業務支援システム。
  2. 前記運用表編集処理手段は、
    前記入力装置からの入力に基づいて前記運用変更入力処理手段により入力された当日分の運用の変更を、前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に反映する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両運用業務支援システム。
  3. 前記運用表編集処理手段は、
    前記運用変更入力処理手段により入力された運用変更後の編成に関して、運用変更前の編成に対して割り付けられていた所定の作業を実施可能か否か判定する機能と、実施が不能もしくは指定された間合いが不適切な場合に警告を表わす表示を出力する機能を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両運用業務支援システム。
  4. 前記演算処理装置は、前記運用変更入力処理手段により入力された運用変更後の編成に関して、運用変更前の編成に対して割り付けられていた所定の作業の実施が不能な場合に、変更後の運用において当該所定の作業を実施可能な間合いを見つけ、当該間合いに前記所定の作業を設定する機能を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両運用業務支援システム。
  5. 前記運用順序表編集処理手段は、前記運用表編集処理手段によって前記表示装置に表示されている運用表の当日表示欄の当日運用分に反映された変更を、前記運用順序表に反映する機能を備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車両運用業務支援システム。
JP2016202340A 2016-10-14 2016-10-14 車両運用業務支援システム Pending JP2018062293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202340A JP2018062293A (ja) 2016-10-14 2016-10-14 車両運用業務支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202340A JP2018062293A (ja) 2016-10-14 2016-10-14 車両運用業務支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018062293A true JP2018062293A (ja) 2018-04-19

Family

ID=61966387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016202340A Pending JP2018062293A (ja) 2016-10-14 2016-10-14 車両運用業務支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018062293A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259052A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Railway Technical Res Inst プログラム及び車両運用計画作成装置
JP2008305227A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Hitachi Ltd 保守作業計画システムおよび保守作業計画作成方法
JP2010285053A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Hitachi Ltd 運用計画再作成装置及び方法
JP2011240727A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Mitsubishi Electric Corp 車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259052A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Railway Technical Res Inst プログラム及び車両運用計画作成装置
JP2008305227A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Hitachi Ltd 保守作業計画システムおよび保守作業計画作成方法
JP2010285053A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Hitachi Ltd 運用計画再作成装置及び方法
JP2011240727A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Mitsubishi Electric Corp 車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005007483A1 (ja) 車両入換計画作成支援装置
JP5183535B2 (ja) データ入力支援装置及びデータ入力支援方法
JP6785632B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP6788488B2 (ja) 車両運用業務支援システム
WO2018088470A1 (ja) 工程設計支援装置、工程設計支援方法、および、プログラム
JP6603539B2 (ja) 車両の清掃作業計画作成方法
JP2018062249A (ja) 車両運用業務支援システム
JP2018062293A (ja) 車両運用業務支援システム
JP2004291817A (ja) 運用計画作成支援情報及び運用計画作成支援装置
JP6603541B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP2017213964A (ja) 車両運用業務支援装置および車両運用業務支援システム
JP2006199244A (ja) 情報処理装置の制御方法、情報処理装置、及びプログラム
JP6603540B2 (ja) 車両運用業務支援装置
JP2017081262A (ja) 車両運用業務支援システム
JP6760725B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP6611242B2 (ja) 車両運用業務支援装置および車両運用業務支援システム
JP6611243B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP6603542B2 (ja) 車両運用業務支援装置
JP6781028B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP6594733B2 (ja) 車両運用業務支援システム
JP2018090138A (ja) 車両運用業務支援システム
JP6611244B2 (ja) 車両運用業務支援装置
JP2017213969A (ja) 車両運用業務支援システム
JP2017213965A (ja) 車両運用業務支援装置
JP2017213963A (ja) 車両運用業務支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210330