JP2004291817A - 運用計画作成支援情報及び運用計画作成支援装置 - Google Patents

運用計画作成支援情報及び運用計画作成支援装置 Download PDF

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Noriyuki Tanabe
典之 田部
Norio Tomii
規雄 富井
Tsutomu Hirai
力 平井
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Abstract

【課題】列車ダイヤに基づいて作成される車両や乗務員の運用計画の作成を支援するための運用計画作成支援装置を提供する。
【解決手段】表示制御部112は、車両運用ダイヤ図表示機能の選択操作が入力された場合に、先ず、列車ダイヤデータ173に格納される全ての列車データを列車スジで表したダイヤ図を生成し、次いで、車両運用計画データ174を参照して、生成したダイヤ図を構成する各列車スジを車両運用行路データに基づいて接続した車両運用ダイヤ図を生成して表示する。また、表示制御部112は、車両運用ダイヤ図表示画面において特定の列車スジ又は接続線が選択された場合に、当該列車スジ又は接続線を含む車両運用行路を特定し、車両運用ダイヤ図表示画面を表示更新して、特定した車両運用行路を構成する列車スジ及び接続線を明滅表示させる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運用計画作成支援情報及び運用計画作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄道の輸送計画として、例えば、列車ダイヤ、車両運用計画、乗務員運用計画といった様々な計画が、列車の運行を管理するために作成されている。例えば、列車の運行計画を定めた列車ダイヤを作成する作成支援装置として、以下のような装置が知られている。すなわち、スジデータの作成に必要な路線データ、停車場データ、車両性能種別データ、列車種別データ、基準運行時分データ、運転時分増分データ、停車時分増分データ、列車識別記号データ、最小運転時隔データ等の基本データを作成して記憶する。そして、記憶された基本データを検索・抽出して演算処理し、スジデータとして記憶する。さらに、記憶された基本データ及びスジデータを検索・抽出して列車ダイヤのスジデータの編集を行ない、列車ダイヤを作成する(特許文献1参照。)。
【0003】
また、車両運用計画は車両の使用順序や車両に対する保守管理を含む車両の運用に関する計画を、乗務員運用計画は列車に乗務する運転士や車掌等の乗務員の運用に関する計画を、それぞれ定めたものであり、作成された列車ダイヤに基づいて作成される。例えば、車両運用計画を作成するための車両運用計画作成支援装置として、以下のような装置が知られている。すなわち、データベースに格納された列車ダイヤ、検査計画に基づいて、車両運用計画案を生成し、複数の評価基準ごとの評価量の総和をもって生成された車両運用計画案を評価する。各評価基準の重みが変更可能であり、評価量が所定値以上になるように車両運用計画案を修正して車両運用計画を作成する(特許文献2参照。)。
【0004】
一方、大雨・台風・大雪・地震といった自然現象や事故、故障等の影響で列車ダイヤの乱れが発生した場合には、ダイヤの乱れを回復するため、列車の遅延状況に基づいて列車ダイヤを変更・修正して運転整理を行う。また、この運転整理に伴って上記した車両運用計画や乗務員運用計画も再度作成される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−278052号公報
【特許文献2】
特開平11−245819号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、運転整理において、上記した列車ダイヤや、車両及び乗務員の運用計画の修正・変更作業は、作成者の知識や経験等に基づいて手作業で行われているのが現状である。具体的には、列車ダイヤを表す列車ダイヤ図、車両運用運用計画を表す横棒、乗務員運用計画を表す乗務員運用行路日程表をそれぞれ印字した紙を同時に参照して、手書き修正する等して作成されるのが一般的である。しかしながら、この手作業での編集、或いは整合性や競合チェックには熟練した技術を伴う大変困難な作業であり、効率が悪いという問題が生じていた。
【0007】
また、上述した特許文献1の列車ダイヤを作成する作成支援装置や、特許文献2の車両運用計画作成支援装置は、計画ダイヤを作成するための装置であり、運転整理のような、緊急時に迅速性が要求される場合においては、熟練した作成者の手に委ねられるのが現状である。特に、列車ダイヤ、車両運用計画、乗務員運用計画は、相互の整合性がそれぞれ取れて初めて現実の運用の実現が可能となる。しかし、部門や任務の違い等から列車ダイヤ、車両運用計画、乗務員運用計画のそれぞれは、別個の作成者が担当して、運転整理を行うのが一般的であった。このため、作成作業の効率化が要求されていた。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、列車ダイヤに基づいて作成される車両や乗務員の運用計画の作成を支援するための運用計画作成支援装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の運用計画作成支援情報は、
コンピュータを、
列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第1接続線のうち、一の列車スジ又は第1接続線を選択する第1選択手段(例えば、図7に示す入力装置130)、
前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第1特別表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
として機能させることを特徴としている。
【0010】
ここで、運用計画作成支援情報とは、コンピュータ等の電子計算機による処理の用に供するプログラムに準じた情報の意である。
【0011】
また、請求項12に記載の発明の運用計画作成支援装置は、
列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段と、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第1接続線のうち、一の列車スジ又は第1接続線を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第1特別表示制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0012】
この請求項1又は12に記載の発明によれば、列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいて第1接続線で接続した、車両運用ダイヤ図を表示することができる。さらに、表示した車両運用ダイヤ図を構成する列車スジ又は第1接続線を選択することにより、当該選択した列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを特別表示することができ、対応する車両運用行路を車両運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段が、第1接続線で接続された一連の列車スジの始端に運用開始記号を表示し、一連の列車スジの終端に運用終了記号を表示する制御を行う、ように前記コンピュータを機能させることを特徴としている。
【0014】
この請求項2に記載の発明によれば、車両運用情報に基づいて第1接続線により接続された一連の列車スジの始端に表示される運用開始記号及び終端に表示される運用終了記号により、対応する車両運用行路の運用開始位置と運用終了位置を、容易に認識することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記車両運用情報に基づいて、前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジに対応する車両運用行路を特定する車両運用行路特定手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
車両毎の車両運用行路の運用サイクルを示す交番情報に基づいて、前記車両運用行路特定手段によって特定された車両運用行路を含む運用サイクルを横棒で表示する制御を行う横棒表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0016】
この請求項3に記載の発明によれば、選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジに対応する車両運用行路を含む運用サイクルを横棒で表示することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段(例えば、図7に示す入力装置130)、
乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0018】
この請求項4に記載の発明によれば、車両運用ダイヤ図を構成する列車スジを選択することにより、乗務員運用情報に基づいて、当該選択された列車スジの列車を含む乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続するとともに、接続した一連の列車スジを特別表示することができる。これにより、車両運用ダイヤ図上で選択した列車スジの列車を含む乗務員運用行路を容易に追跡・確認することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明の運用計画作成支援情報は、
コンピュータを、
列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段(例えば、図7に示す入力装置130)、
乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
として機能させることを特徴としている。
【0020】
また、請求項13に記載の発明の運用計画作成支援装置は、
列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段と、
前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段と、
乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0021】
この請求項5又は13に記載の発明によれば、車両運用ダイヤ図を構成する列車スジを選択することにより、乗務員運用情報に基づいて、当該選択された列車スジの列車を含む乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続するとともに、接続した一連の列車スジを特別表示することができる。これにより、車両運用ダイヤ図上で選択した列車スジの列車を含む乗務員運用行路を容易に追跡・確認することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを、前記乗務員運用情報に基づいた第2接続線で接続することにより乗務員運用ダイヤ図を表示する制御を行う乗務員運用ダイヤ図表示制御手段、として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0023】
この請求項6に記載の発明によれば、列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいて第2接続線で接続した、乗務員運用ダイヤ図を表示することができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第2接続線のうち、一の列車スジ又は第2接続線を選択する第3選択手段(例えば、図7に示す入力装置130)、
前記第3選択手段によって選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジを前記乗務員運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第3特別表示制御手段(例えば、図7に示す表示制御部112)、
として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0025】
この請求項7に記載の発明によれば、表示した乗務員運用ダイヤ図を構成する列車スジ又は第2接続線を選択することにより、当該選択した列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジを特別表示することができ、対応する乗務員運用行路を乗務員運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。
【0026】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記乗務員運用情報に基づいて、前記第3選択手段によって選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジに対応する乗務員運用行路を特定する乗務員運用行路特定手段、
乗務員毎の乗務員運用行路の運用サイクルを示す乗務員運用行路日程情報に基づいて、前記乗務員運用行路特定手段によって特定された乗務員運用行路を含む乗務員運用行路の日程を表示する制御を行う乗務員運用行路日程表示制御手段、
として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0027】
この請求項8に記載の発明によれば、選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジに対応する乗務員運用行路を含む乗務員運用行路の日程を表示することができる。
【0028】
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第4選択手段、
前記車両運用情報に基づいて、前記第4選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる車両運用行路を特定し、特定した車両運用行路を構成する列車の各列車スジを第1接続線で接続して、当該第1接続線で接続された一連の列車スジを前記乗務員運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第4特別表示制御手段、
として前記コンピュータを更に機能させることを特徴としている。
【0029】
この請求項9に記載の発明によれば、乗務員運用ダイヤ図を構成する列車スジを選択することにより、車両運用情報に基づいて、当該選択された列車スジの列車を含む車両運用行路を構成する列車の各列車スジを第1接続線で接続するとともに、接続した一連の列車スジを特別表示することができる。これにより、乗務員運用ダイヤ図上で選択した列車スジの列車を含む車両運用行路を容易に追跡・確認することができる。
【0030】
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
前記各乗務員運用行路それぞれについて、当該乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定する判定手段(例えば、図7に示す運転整理案作成部114)として前記コンピュータを更に機能させるとともに、
前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段が、前記判定手段によって満たすと判定された繋ぎに対応する第2接続線を他の第2接続線と識別可能に表示する制御を行うように前記コンピュータを機能させることを特徴としている。
【0031】
この請求項10に記載の発明によれば、乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定し、当該所定の矛盾条件を満たすと判断された繋ぎに対応する第2接続線を他の第2接続線と識別可能に表示することができる。従って、乗務員運用情報の作成作業を支援することができる。
【0032】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の運用計画作成支援情報であって、
運転整理条件を入力する運転整理条件入力手段(例えば、図7に示す入力装置130)、
前記入力された運転整理条件に基づいて、前記列車情報から、所定の制約条件を満足するように新規の列車情報を作成する列車情報作成手段(例えば、図7に示す運転整理案作成部114)、
として前記コンピュータを更に機能させるとともに、
前記判定手段が、前記列車情報作成手段によって作成された新規の列車情報に含まれる列車をもとに、当該乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定するように前記コンピュータを機能させることを特徴としている。
【0033】
この請求項11に記載の発明によれば、運転整理条件に基づいて作成した新規の列車情報をもとに、乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすと判断された場合に、当該列車の繋ぎに対応する第2接続線を他の接続線と識別可能に表示することができる。これによれば、事故や故障等により列車ダイヤが乱れた場合であって、運転整理を作成した場合に、乗務員運用情報の修正・変更作業を支援することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明に係る運用計画作成支援装置の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態の運用計画作成支援装置は、作成された列車ダイヤに基づいて、車両運用計画や、乗務員運用計画(以下、車両運用計画及び乗務員運用計画を包括して、適宜「運用計画」という。)を作成する作業を支援するためのものである。さらに、列車の遅延が発生したことにより運転整理が必要な場合に、当該列車ダイヤについての運転整理案に基づく運用計画の修正・変更作業を支援する。
【0035】
列車ダイヤは、上記したように、列車の運行計画を定めたものであり、駅間の基準運行時分、停車時分、停車する番線等に関する制約、或いは他列車との接続や、当該列車の混雑度といった種々の制約条件を考慮して作成される。図1(a)に、列車ダイヤの一例を示す。同図において、横軸を時刻、縦軸を駅X,Y,Zとして、1日分の列車ダイヤが列車の運行を表す”列車スジ”により表現されている。また、各列車スジには、対応する列車番号がそれぞれ表記されている。
【0036】
車両運用計画とは、上記したように、車両の使用順序や車両に対する保守管理を含む車両の運用に関する計画を定めたものであり、各駅における列車の着発時刻を定義した列車ダイヤに基づいて作成される。
【0037】
図1(b)に、(a)に示して説明した列車ダイヤに基づいて作成された車両運用計画の一例を示す。同図において、運用番号u1〜u3に対応する3本の運用行路(以下、車両の運用行路を「車両運用行路」という。)が、横軸方向を時刻として、車両の使用順序を示す“横棒”により表現されている。各車両運用行路は、車両の1日分の運用行路を示しており、例えば、運用番号“u1”の運用行路は、車両が、Z駅からY駅まで列車番号“2M”の列車として運用され、次いで、Z駅まで列車番号“1M”の列車として運転され、Z駅で折り返してY駅まで列車番号“7M”の列車として運用されることを意味する。また、図1(a)に示す全ての列車スジが各車両運用行路を構成する何れかの“横棒”に含まれており、(b)に示す車両運用計画においては、3つの車両を運用番号u1〜u3に対応する車両運用行路に従ってそれぞれ運転することにより、図1に示す列車ダイヤを実現している。
【0038】
さらに、各車両運用行路は、ローテーションを組んで運用されるように作成される。例えば、図1(b)に示す車両運用計画では、運用番号u1の車両運用行路に従って運転された車両は、当該運転日の翌日には運用番号u2、翌々日には運用番号u3の車両運用行路に従って運転され、運用番号u1の車両運用行路に戻るというように、3日サイクル(交番)で運用される。すなわち、列車ダイヤを実現するため、車両運用計画において、列車の繋ぎを示す車両運用行路と、当該車両運用行路の運用サイクル(以下、「交番」という。)とが作成される。
【0039】
乗務員運用計画とは、上記したように、列車に乗務する運転士や車掌等の乗務員に関する計画のことであり、乗務員運用計画において、列車ダイヤを構成する全ての列車に対して必要な乗務員を割り当てた乗務員の運用行路(以下、「運転士運用行路」という。)が、ローテーション(以下、「運転士運用行路日程表」という。)を組んで運用されるように作成される。
【0040】
次に、運用計画作成支援装置が有する画面表示機能について説明する。各画面表示機能は、例えば、メニューバーやポップアップメニュー等により一覧表示されるメニュー項目の選択操作により実現される。
【0041】
(1)車両運用ダイヤ図表示機能
図2(a)に、車両運用ダイヤ図表示画面W10の一例を示す。同図において、横軸を時刻、縦軸を駅A,B,C,Dとして、1日分の列車ダイヤを表したダイヤ図が表示される。ダイヤ図を構成する各列車スジは、接続線(第1接続線)により接続されて、車両運用計画で作成された車両運用行路を示している。また、各車両運用行路の開始位置には運用開始記号“○”が、終了位置には運用終了記号“△”がそれぞれ表示されている。この運用開始記号及び運用終了記号により、各車両運用行路の開始位置及び終了位置を容易に認識することができる。
【0042】
この車両運用ダイヤ図表示画面W10において特定の列車スジ又は接続線を選択すると、該当する車両運用行路が特別表示される。以下、特別表示された車両運用行路を「選択車両運用行路」という。例えば、図2(a)に示す接続線10を選択すると、(b)に示すように、選択車両運用行路12が明滅表示される。尚、同図において、明滅表示される選択車両運用行路12を、便宜上太線で示している。これによれば、選択車両運用行路を他の車両運用行路と識別させ、目立たせることができる。従って、選択した列車スジを含む車両運用行路、或いは選択した接続線が示す車両運用行路を車両運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。
【0043】
尚、選択車両運用行路を明滅により特別表示することとしたが、これに限らず、例えば、他の車両運用行路と異なる表示色や線種別で表示することにより特別表示してもよいし、太線表示させることにより特別表示することとしてもよい。
【0044】
(2)横棒表示画面表示機能
車両運用ダイヤ図表示画面W10において選択車両運用行路を含む交番を横棒で表示した横棒表示画面を表示させることができる。
【0045】
図3に、横棒表示画面W20の一例を示す。同図に示すように、車両運用ダイヤ図表示画面W10上に横棒表示画面W20が表示される。同図に示す横棒表示画面W20には、選択車両運用行路12を含む交番を構成する各車両運用行路が横棒で表示されるとともに、選択車両運用行路12の運用番号“u10”が反転表示されている。従って、車両運用ダイヤ図を表示させた状態で、選択車両運用行路を含む交番を確認することができる。
【0046】
(3)運転士運用ダイヤ図表示機能
図4に、運転士運用ダイヤ図表示画面W30の一例を示す。同図において、図2に示して説明した車両運用ダイヤ図表示画面W10と同様に、横軸を時刻、縦軸を駅A,B,C,Dとして、1日分の列車ダイヤを表したダイヤ図が表示される。ダイヤ図を構成する各列車スジは、接続線(第2接続線)により接続されて、運転士運用計画で作成された運転士運用行路を示している。また、各運転士運用行路の開始位置には運用開始記号“○”が、終了位置には運用終了記号“△”がそれぞれ表示されている。この運用開始記号及び運用終了記号により、各運転士運用行路の開始位置及び終了位置を容易に認識することができる。
【0047】
この運転士運用ダイヤ図表示画面W30において特定の列車スジ又は接続線を選択すると、該当する運転士運用行路が特別表示される。以下、特別表示された運転士運用行路を「選択運転士運用行路」という。例えば、図4(a)に示す列車スジ30を選択すると、(b)に示すように、選択運転士運用行路32が明滅表示される。尚、同図において、明滅表示される選択運転士運用行路32を、便宜上太線で示している。これによれば、選択運転士運用行路を他の運転士運用行路と識別させ、目立たせることができる。従って、選択した列車スジを含む運転士運用行路、或いは選択した接続線が示す運転士運用行路を運転士運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。尚、選択運転士運用行路の特別表示は明滅表示に限らず、上記した選択車両運用行路の特別表示と同様に、表示色や線種別の変更、太線表示等で特別表示することとしてもよい。
【0048】
(4)運転士運用行路重畳表示機能
上記した車両運用ダイヤ図表示画面において、特定の列車スジを選択すると、当該列車スジの列車を含む運転士運用行路と、車両運用ダイヤ図とを共通の時間軸上に重畳して表示させることができる。
【0049】
図5に、この場合の車両運用ダイヤ図の一例を示す。同図に示すように、車両運用ダイヤ図上に運転士運用行路34が重ねて明滅表示されて特別表示されている。尚、同図において、明滅表示される運転士運用行路34を、便宜上太線で示している。これによれば、車両運用計画で作成された車両運用行路に基づいた接続線で列車スジが接続された車両運用ダイヤ図上で、特定の列車スジを選択することにより、当該選択した列車スジの列車を含む運転士運用行路を追跡・確認することができる。
【0050】
(5)運転整理案表示機能
運転整理案表示機能とは、運転整理案に基づいてダイヤ図を生成し、生成したダイヤ図を構成する各列車スジを車両運用計画で作成された車両運用行路に基づいた接続線で接続した、車両運用ダイヤ図を表示させる機能のことである。運用計画作成支援装置において、列車の遅延情報に基づく運転整理条件を入力すると、自動的に運転整理案が作成される。尚、運転整理案を作成する機能自体は、公知の何れの技術を適用してもよい。また、本実施の形態においては、運転整理案には新たな列車ダイヤのみが含まれる。車両運用行路及び運転士運用行路は、運用計画作成支援装置による運転整理案作成後によって変更・新規作成されるものではない。
【0051】
運転整理案が作成された後、車両運用ダイヤ図表示機能が選択された場合、次のような画面表示がなされる。すなわち、運転整理案によって、運転士運用計画で計画された各運転士運用行路に“逆ヤマ”が生じているか否かが判定され、検出された場合に、車両運用ダイヤ図上に逆ヤマデータ表示画面を表示させることができる。ここで、“逆ヤマ”とは、運転士運用行路に含まれる列車同士の接続の内、前列車の着時刻と後列車の発時刻とが逆転している接続のことをいう。
【0052】
図6に、逆ヤマデータ表示画面W40の一例を示す。同図に示すように、車両運用ダイヤ図表示画面W10上に逆ヤマデータ表示画面W40が表示される。同図に示す逆ヤマデータ表示画面W40において、運用番号“j80”に対応する運転士運用行路で定義される列車の接続の内、接続駅“A”における列車番号“32M”の前列車の着時刻“19時38分”と列車番号“18M”の後列車の発時刻“16時52分”とが逆転していることを報知している。
【0053】
また、図6に示す車両運用ダイヤ図表示画面W10において、検出した運転士運用行路の“逆ヤマ”に係る列車スジを接続する運転士運用行路を構成する接続線40を太線表示することにより特別表示している。尚、“逆ヤマ”に係る列車スジを接続する接続線の特別表示は太線表示に限らず、表示色や線種別の変更、明滅表示等で特別表示することとしてもよい。従って、車両運用ダイヤ図表示画面において、検出した運転士運用計画の“逆ヤマ”を確認することができる。
【0054】
次に、運用計画作成支援装置の機能構成について説明する。図7は、運用計画作成支援装置100の内部構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、運用計画作成支援装置100は、CPU110と、ROM120と、入力装置130と、表示装置140と、RAM150と、記憶装置160と、記憶装置160が備える記憶媒体170と、通信装置180を備えて構成される。
【0055】
ROM120には、CPU110により実行されるIPL(Initial Program Loader)プログラムや、当該IPLプログラムに係る各種初期設定値等が格納される。
【0056】
入力装置130は、カーソルキー、テンキー、各種ファンクションキー等を備えたキーボードや、マウス等のポインティングデバイスを含み、キーボードにおいて押下されたキーの押下信号やマウスの位置信号等の操作信号をCPU110に出力する。
【0057】
表示装置140は、CRTやLCD等により構成され、CPU110から入力される表示信号に基づいて、当該表示信号に対応する表示情報を表示する。
【0058】
RAM150は、CPU110が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に格納するメモリ領域を備え、特に、運転整理条件データ152と、運転整理案データ154と、逆ヤマデータ156とを記憶する。
【0059】
記憶装置160は、プログラムやデータ等が予め記憶された記憶媒体170を備え、この記憶媒体170は、磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリ等で構成されている。この記憶媒体170は記憶装置160に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、上記した各種プログラムや、これらプログラムにおいて処理されたデータ等が記憶される。特に、記憶媒体170には、表示制御プログラム171と、運転整理案作成プログラム172と、列車ダイヤデータ173と、車両運用計画データ174と、制約条件データ175と、運転士運用計画データ176とが格納される。
【0060】
通信装置180は、装置内部で利用される情報を通信回線を介して外部とやりとりするための装置であり、他の装置と通信回線を介して接続されて所定の情報を送受すること等に利用される。
【0061】
CPU110は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行う。具体的には、CPU110は、入力装置130を介して入力される操作信号や、通信装置180及び通信回線を介して接続される他の装置から入力される情報等に応じて、ROM120や記憶媒体170内に格納された各種プログラムを読み出してRAM150に展開し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、この処理結果をRAM150に格納するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を表示装置140に出力する。さらに、RAM150内に格納した処理結果の一部或いは全てを、記憶媒体170に格納する。
【0062】
このCPU110により種々の機能が実現されるが、特に、上記した各種画面表示機能を実現するための機能部を表示制御部112、運転整理案を作成する機能部を運転整理案作成部114と呼び、以下説明する。この表示制御部112及び運転整理案作成部114は、別個独立したCPU等によって実現することとしてもよい。
【0063】
表示制御部112は、表示制御プログラム171に従って表示制御処理を実行する。具体的には、入力装置130から入力される操作信号に応じて、上記した各画面表示機能を実現するための処理を実行する。
【0064】
車両運用ダイヤ図表示機能の選択操作が入力された場合には、表示制御部112は、先ず、列車ダイヤデータ(列車情報)173を参照してダイヤ図を生成する。図8(a)に、列車ダイヤデータ173に格納される列車データのデータ構造の一例を示す。同図に示すように、列車データには、列車番号に対応付けて、当該列車番号の列車が着発する着発駅毎のダイヤデータが格納される。各ダイヤデータには、列車が着発する番線及び着発時刻が格納される。(b)は、列車ダイヤデータ173の一例を示す図であり、当該列車ダイヤを構成する全ての列車データが蓄積される。表示制御部112は、列車ダイヤデータ173に格納される全ての列車データを列車スジで表したダイヤ図を生成する。
【0065】
次いで、表示制御部112は、車両運用計画データ174を参照して車両運用ダイヤ図を生成して表示する。図9に、車両運用計画データ174の一例を示す。同図に示す車両運用計画データ174は、3つの交番データ(交番情報)174a(174a−1,174a−2,174a−3)を有する。各交番データ174aには、該当する交番を構成する車両運用行路を示す車両運用行路データ(車両運用情報)が運用サイクルに基づく順序で格納され、各車両運用行路データには、運用番号に対応付けた列車の接続順序が格納される。表示制御部112は、生成したダイヤ図を構成する各列車スジを車両運用行路データに基づいて接続した車両運用ダイヤ図を生成して表示する。
【0066】
また、表示制御部112は、車両運用ダイヤ図表示画面において特定の列車スジ又は接続線が選択された場合に、当該列車スジ又は接続線を含む車両運用行路(選択車両運用行路)を特定する。そして、表示制御部112は、車両運用ダイヤ図表示画面を表示更新して、選択車両運用行路を構成する列車スジ及び接続線を明滅表示させる。
【0067】
また、上記したように、車両運用ダイヤ図表示画面において特定の列車スジ又は接続線の選択操作がなされた後、横棒表示画面表示機能の選択操作が入力された場合には、表示制御部112は、車両運用計画データ174から選択車両運用行路の運用番号を含む交番データ174aを読み出し、読み出した交番データ174aに格納される車両運用行路データの運用サイクルを横棒で表示した横棒表示画面を表示する。
【0068】
運転士運用ダイヤ図表示機能の選択操作が入力された場合には、表示制御部112は、先ず、列車ダイヤデータ173を参照してダイヤ図を生成し、次いで、運転士運用計画データ176を参照して運転士運用ダイヤ図を生成して表示する。
【0069】
図10に、運転士運用計画データ176の一例を示す。同図に示す運転士運用計画データ176は、2つの運転士運用行路日程表データ176a(176a−1,176a−2)を有する。各運転士運用行路日程表データ176aには、該当する運転士運用行路日程表を構成する運転士運用行路を示す運転士運用行路データ(乗務員運用情報)が格納され、各運転士運用行路データには、運用番号に対応付けた列車の接続順序が格納される。表示制御部112は、生成したダイヤ図を構成する各列車スジを運転士運用行路データに基づいて接続した運転士運用ダイヤ図を生成して表示する。
【0070】
また、表示制御部112は、運転士運用ダイヤ表示画面において特定の列車スジ又は接続線が選択された場合に、当該列車スジ又は接続線を含む運転士運用行路(選択運転士運用行路)を特定する。そして、表示制御部112は、運転士運用ダイヤ図表示画面を表示更新して、選択運転士運用行路を構成する列車スジ及び接続線を明滅表示させる。
【0071】
また、上記したように、車両運用ダイヤ図表示画面において特定の列車スジが選択された後、運転士運用行路重畳表示機能の選択操作が入力された場合には、表示制御部112は、運転士運用計画データ176から、選択された列車スジの列車を含む運転士運用行路データを読み出して、該当する運転士運用行路を車両運用ダイヤ図上に重ねて明滅表示する。
【0072】
運転整理案表示機能の選択操作が入力された場合には、表示制御部112は、先ず、運転整理案データ154を参照してダイヤ図を生成し、次いで、車両運用計画データ174を参照して車両運用ダイヤ図を生成して表示する。この運転整理案データ154は、運転整理条件の入力に応じて、運転整理案作成部114により作成される。
【0073】
運転整理案作成部114は、運転整理案作成プログラム172に従って運転整理案作成処理を実行する。図11に、運転整理案作成処理の実行に係る運転整理案作成部114の動作フローを示す。運転整理案作成部114は、列車の遅延状況に応じた運転整理条件の入力操作を監視し、入力された運転整理条件を運転整理条件データ152に格納する。この運転整理条件データ152には、例えば、遅延した列車の列車番号と、遅延時間とが対応付けて格納される。
【0074】
図11に示すように、運転整理案作成部114は、運転整理条件が入力された場合に(ステップS10:YES)、入力された運転整理条件に基づいて運転整理案を作成する(ステップS20)。より具体的には、運転整理案作成部114は、列車ダイヤデータ173に格納される列車データを参照し、制約条件データ175に格納される制約条件を満足するように運転整理案を作成する。制約条件データ175には、例えば、駅間の基準運行時分、停車時分、停車する番線等に関する制約、或いは他列車との接続や、当該列車の混雑度といった、上記した列車ダイヤを作成する際に満足しなければならない種々の制約条件が格納される。尚、運転整理案は列車ダイヤ作成に係る公知の技術を使用して作成するものとし、ここでの説明は省略する。また、作成された運転整理案は、運転整理案データ154として格納される。
【0075】
図12に、運転整理案データ154の一例を示す。同図に示すように、運転整理案データ154には、上記した列車ダイヤデータ173と同様のデータ形式で、当該運転整理案を構成する列車データが蓄積される。
【0076】
図11に戻り、運転整理案作成部114は、続いて、運転整理案データ154を参照し、運転士運用計画データ176に格納される各運転士運用行路で定義される列車の接続が所定の矛盾条件を満足するか否かを判定して“逆ヤマ”を検出する(ステップS30)。
【0077】
ここで、矛盾条件を満足するか否かは、各運転士運用行路で定義される列車同士の接続の内、前列車の着時刻と後列車の発時刻とが逆転している接続の有無により判定される。具体的には、運転整理案作成部114は、前列車の着時刻と後列車の発時刻とが逆転している接続を検出する。尚、矛盾条件は、前述の、前列車の着時刻と後列車の発時刻とが逆転している接続の有無に限定するものではない。例えば、前列車の着時刻と後列車の発時刻との間に所定の時間間隔を有するか否かを判定することとしてもよい。すなわち、矛盾条件を満足するか否かを判定する際、接続する駅での着時刻と後列車の発時刻との間に、運転士の列車の乗り継ぎに要する最小限の時間が確保されているか否かを判定することとしてもよい。
【0078】
そして、運転整理案作成部114は、該当する列車の接続が検出された場合に(ステップS30:YES)、逆ヤマデータを作成する(ステップS40)。この際、作成された逆ヤマデータが逆ヤマデータ156に格納される。
【0079】
図13に、逆ヤマデータ156の一例を示す。同図に示すように、逆ヤマデータ156は、運転士運用行路の運用番号と、接続駅と、前列車情報と、後列車情報とを対応付けたデータテーブルである。前列車情報には、該当する列車の列車番号及び着時刻が格納され、後列車情報には、該当する列車の列車番号及び発時刻が格納される。例えば、レコードL10は、運用番号“j106”に対応する運転士運用行路で定義される列車の接続の内、接続駅“AF”における列車番号“181M”の前列車の着時刻“15時41分00秒”と列車番号“202M”の後列車の発時刻“12時22分00秒”とが逆転し、当該列車の接続が所定の矛盾条件を満足していることを意味する。
【0080】
表示制御部112は、上記したように作成された運転整理案データ154に基づいて車両運用ダイヤ図を表示する場合に、逆ヤマデータ156を参照して、該当する列車スジ同士を接続する接続線を表示する。この際、表示制御部112は、当該接続線を太線により特別表示する。さらに、表示制御部112は、逆ヤマデータ156を表示した逆ヤマデータ表示画面をテキスト表示する。
【0081】
これにより、運転士運用計画データ176に格納される各運転士運用行路データに含まれる列車の接続が所定の矛盾条件を満たすか否かを自動的に判定し、“逆ヤマ”を検出することができる。そして、検出した“逆ヤマ”に対応する列車同士の接続線を特別表示することができる。従って、事故や故障等により列車ダイヤが乱れた場合における運転士運用計画データ176の修正・変更作業を支援することができる。尚、車両運用ダイヤ図上で、検出した“逆ヤマ”に対応する接続線を特別表示することとして説明したが、運転士運用ダイヤ図表示画面において、検出した“逆ヤマ”に対応する接続線を特別表示することとしてもよい。
【0082】
以上説明したように、車両運用計画列車ダイヤが乱れた場合における運用計画の修正・変更作業を支援することができる。すなわち、遅延している列車の列車スジを選択することにより、当該列車スジの列車を含む車両運用行路を特別表示することができ、当該列車を運転する車両の運用行路や運用開始/終了駅を容易に確認することができる。さらに、横棒表示画面や、逆ヤマデータ表示画面等の各種画面を、車両運用ダイヤ図表示画面に重ねて表示させ、これらを同時に参照することができる。
【0083】
以上、本発明を適用した実施の形態例について説明したが、本発明は、上記したものに限らず適宜変更可能である。
【0084】
例えば、上記した実施の形態において、列車ダイヤデータ173、車両運用計画データ174、及び運転士運用計画データ176は、記憶媒体160内に保存されていることとして説明したが、例えば、通信装置180及び通信回線を介して、列車ダイヤ、車両運用計画、及び運転士運用計画の各データが格納されるデータベースやサーバとデータ通信を行い、該当するデータをダウンロードすることとしてもよい。
【0085】
また、運用計画作成支援装置100は、運転士運用行路日程表を表示させる運転士運用日程表示機能を備えることとしてもよい。この場合には、上記した運転士運用ダイヤ図表示画面において特定の列車スジ又は接続線の選択操作がなされた後、運転士運用日程表示機能の選択操作が入力された場合に、表示制御部112が、運転士運用計画データ176から選択運転士運用行路の運用番号を含む運転士運用行路日程表データ(乗務員運用行路日程情報)176aを読み出し、読み出した運転士運用行路日程表データ176に格納される運転士運用行路データの運用サイクルを表示した運転士運用行路日程表示画面を表示する。これによれば、運転士運用ダイヤ図を表示させた状態で、選択運転士運用行路を含む運転士運用日程表を確認することができる。
【0086】
また、上記した実施の形態において、車両運用ダイヤ図表示画面において選択された列車スジの列車を含む運転士運用行路と、車両運用ダイヤ図とを共通の時間軸上に重畳して表示させる運転士運用行路重畳表示機能について説明したが、同様にして、車両運用行路重畳表示機能を備えることとしてもよい。すなわち、車両運用行路重畳表示機能とは、運転士運用計画で作成された運転士運用行路に基づいた接続線で列車スジが接続された運転士運用ダイヤ図上で、特定の列車スジが選択された際、当該選択された列車スジの列車を含む車両運用行路を明滅表示させる機能である。これにより、運転士運用ダイヤ図上で特定の列車スジを選択することにより、当該選択した列車スジの列車を含む運転士運用行路を追跡・確認することができる。
【0087】
また、上記した実施の形態においては、乗務員運用計画として、運転士運用計画を例にとって説明したが、列車に乗務する車掌等の乗務員に関する運用計画に適用することも勿論可能である。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいて第1接続線で接続した、車両運用ダイヤ図を表示することができる。また、この際、車両運用情報に基づいて第1接続線により接続された一連の列車スジの始端に表示される運用開始記号及び終端に表示される運用終了記号により、対応する車両運用行路の運用開始位置と運用終了位置を、容易に認識することができる。さらに、表示した車両運用ダイヤ図を構成する列車スジ又は第1接続線を選択することにより、当該選択した列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを特別表示することができ、対応する車両運用行路を車両運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。
【0089】
また、選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジに対応する車両運用行路を含む運用サイクルを横棒で表示することができる。
【0090】
そして、車両運用ダイヤ図を構成する列車スジを選択することにより、乗務員運用情報に基づいて、当該選択された列車スジの列車を含む乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続するとともに、接続した一連の列車スジを特別表示することができる。これにより、車両運用ダイヤ図上で選択した列車スジの列車を含む乗務員運用行路を容易に追跡・確認することができる。
【0091】
また、列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいて第2接続線で接続した、乗務員運用ダイヤ図を表示することができる。さらに、表示した乗務員運用ダイヤ図を構成する列車スジ又は第2接続線を選択することにより、当該選択した列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジを特別表示することができ、対応する乗務員運用行路を乗務員運用ダイヤ図上で容易に追跡・確認することができる。
【0092】
また、選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジに対応する乗務員運用行路を含む乗務員運用行路の日程を表示することができる。
【0093】
そして、乗務員運用ダイヤ図を構成する列車スジを選択することにより、車両運用情報に基づいて、当該選択された列車スジの列車を含む車両運用行路を構成する列車の各列車スジを第1接続線で接続するとともに、接続した一連の列車スジを特別表示することができる。これにより、乗務員運用ダイヤ図上で選択した列車スジの列車を含む車両運用行路を容易に追跡・確認することができる。
【0094】
さらに、乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定し、当該所定の矛盾条件を満たすと判断された繋ぎに対応する第2接続線を他の第2接続線と識別可能に表示することができる。また、運転整理条件に基づいて作成した新規の列車情報をもとに、乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすと判断された場合に、当該列車の繋ぎに対応する第2接続線を他の接続線と識別可能に表示することができるので、事故や故障等により列車ダイヤが乱れた場合であって、運転整理案を作成した場合に、乗務員運用情報の修正・変更作業を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、列車ダイヤの一例を示す図、(b)は、(a)に示す列車ダイヤに基づく車両運用計画の一例を示す図。
【図2】車両運用ダイヤ表示画面の一例を示す図。
【図3】横棒表示画面の一例を示す図。
【図4】運転士運用ダイヤ表示画面の一例を示す図。
【図5】車両運用ダイヤ表示画面の一例を示す図。
【図6】逆ヤマデータ表示画面の一例を示す図。
【図7】運用計画作成支援装置の機能構成の一例を示すブロック図。
【図8】列車ダイヤデータの一例を示す図。
【図9】車両運用計画データの一例を示す図。
【図10】運転士運用計画データの一例を示す図。
【図11】運転整理案作成処理の実行に係る運転整理案作成部の動作の一例を示すフローチャート。
【図12】運転整理案データの一例を示す図。
【図13】逆ヤマデータの一例を示す図。
【符号の説明】
100 運用計画作成支援装置
110 CPU
112 表示制御部
114 運転整理案作成部
120 ROM
130 入力装置
140 表示装置
150 RAM
152 運転整理条件データ
154 運転整理案データ
156 逆ヤマデータ
160 記憶装置
170 記憶媒体
171 表示制御プログラム
172 運転整理案作成プログラム
173 列車ダイヤデータ
174 車両運用計画データ
175 制約条件データ
176 運転士運用計画データ

Claims (13)

  1. コンピュータを、
    列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第1接続線のうち、一の列車スジ又は第1接続線を選択する第1選択手段、
    前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第1特別表示制御手段、
    として機能させるための運用計画作成支援情報。
  2. 請求項1に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段が、第1接続線で接続された一連の列車スジの始端に運用開始記号を表示し、一連の列車スジの終端に運用終了記号を表示する制御を行う、ように前記コンピュータを機能させるための運用計画作成支援情報。
  3. 請求項1又は2に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記車両運用情報に基づいて、前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジに対応する車両運用行路を特定する車両運用行路特定手段、
    車両毎の車両運用行路の運用サイクルを示す交番情報に基づいて、前記車両運用行路特定手段によって特定された車両運用行路を含む運用サイクルを横棒で表示する制御を行う横棒表示制御手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段、
    乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  5. コンピュータを、
    列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段、
    乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段、
    として機能させるための運用計画作成支援情報。
  6. 請求項4又は5に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記列車情報に基づいた各列車を表す列車スジを、前記乗務員運用情報に基づいた第2接続線で接続することにより乗務員運用ダイヤ図を表示する制御を行う乗務員運用ダイヤ図表示制御手段、として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  7. 請求項6に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第2接続線のうち、一の列車スジ又は第2接続線を選択する第3選択手段、
    前記第3選択手段によって選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジを前記乗務員運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第3特別表示制御手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  8. 請求項7に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記乗務員運用情報に基づいて、前記第3選択手段によって選択された列車スジ又は第2接続線を含む、第2接続線で接続された一連の列車スジに対応する乗務員運用行路を特定する乗務員運用行路特定手段、
    乗務員毎の乗務員運用行路の運用サイクルを示す乗務員運用行路日程情報に基づいて、前記乗務員運用行路特定手段によって特定された乗務員運用行路を含む乗務員運用行路の日程を表示する制御を行う乗務員運用行路日程表示制御手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  9. 請求項6〜8の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第4選択手段、
    前記車両運用情報に基づいて、前記第4選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる車両運用行路を特定し、特定した車両運用行路を構成する列車の各列車スジを第1接続線で接続して、当該第1接続線で接続された一連の列車スジを前記乗務員運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第4特別表示制御手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるための運用計画作成支援情報。
  10. 請求項6〜9の何れか一項に記載の運用計画作成支援情報であって、
    前記各乗務員運用行路それぞれについて、当該乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定する判定手段として前記コンピュータを更に機能させるとともに、
    前記乗務員運用ダイヤ図表示制御手段が、前記判定手段によって満たすと判定された繋ぎに対応する第2接続線を他の第2接続線と識別可能に表示する制御を行うように前記コンピュータを機能させるための運用計画作成支援情報。
  11. 請求項10に記載の運用計画作成支援情報であって、
    運転整理条件を入力する運転整理条件入力手段、
    前記入力された運転整理条件に基づいて、前記列車情報から、所定の制約条件を満足するように新規の列車情報を作成する列車情報作成手段、
    として前記コンピュータを更に機能させるとともに、
    前記判定手段が、前記列車情報作成手段によって作成された新規の列車情報に含まれる列車をもとに、当該乗務員運用行路を構成する列車の繋ぎが所定の矛盾条件を満たすか否かを判定するように前記コンピュータを機能させるための運用計画作成支援情報。
  12. 列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段と、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジ及び第1接続線のうち、一の列車スジ又は第1接続線を選択する第1選択手段と、
    前記第1選択手段によって選択された列車スジ又は第1接続線を含む、第1接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第1特別表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする運用計画作成支援装置。
  13. 列車毎の各駅の着発時刻を示す列車情報に基づいた前記各列車を表す列車スジを、車両運用行路毎の列車の繋ぎを示す車両運用情報に基づいた第1接続線で接続することにより車両運用ダイヤ図を表示する制御を行う車両運用ダイヤ図表示制御手段と、
    前記車両運用ダイヤ図表示制御手段によって表示制御された列車スジのうち、一の列車スジを選択する第2選択手段と、
    乗務員運用行路毎の列車の繋ぎを示す乗務員運用情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択された列車スジの列車が含まれる乗務員運用行路を特定し、特定した乗務員運用行路を構成する列車の各列車スジを第2接続線で接続して、当該第2接続線で接続された一連の列車スジを前記車両運用ダイヤ図において特別表示する制御を行う第2特別表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする運用計画作成支援装置。
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