JP2018058957A - 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、粉体の剥離を抑制しつつ、ブロッキングを防止し、さらに良好な融着性、表面性を有した成形体を得ることに適した発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を提供することにある。【解決手段】発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対し、25℃における屈折率が1.47〜1.60を示すメチルフェニルポリシロキサンAを0.03重量部〜0.15重量部、25℃における屈折率が1.41〜1.46を示すメチルフェニルポリシロキサンBを0.01重量部〜0.06重量部が樹脂表面に塗布されたことを特徴とする発泡性ポリスチレン系樹脂粒子により達成できる。【選択図】なし

Description

本発明は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に関するものである。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、比較的安価で、特殊な方法を用いずに蒸気等で発泡成形ができ、高い緩衝・断熱の効果が得られる為、社会的に有用な材料である。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、例えば、ポリスチレン系樹脂粒子に発泡剤(すなわち該粒子を僅かに膨潤せしめるにとどまる易揮発性の脂肪族炭化水素、例えばブタン、ペンタン等)を水性懸濁液中で含浸せしめる方法により製造される。このようにして製造された発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、発泡ポリスチレン系樹脂成形体を製造するための原料として用いられる。
発泡ポリスチレン系樹脂成形体を工業的及び経済的に製造する方法としては、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を水蒸気等により予備発泡粒子とし、該予備発泡粒子を所望の形状を有する壁面に多数の小孔が穿設された閉鎖型の金型内に充填し、金型小孔より水蒸気等の加熱媒体を噴出せしめて予備発泡粒子の軟化点以上の温度に加熱し、互いに融着せしめた後に、冷却工程を経て、金型内より取り出して所望の形状の発泡スチレン系樹脂成形体を製造する方法がある。
また、該予備発泡粒子を得る段では、粉体状の外添剤を塗布することで予備発泡粒子同士が結合した状態(ブロッキングという)を解消している。
一方、近年市場において外添剤である粉体が剥離することにより、予備発泡時の樹脂送粒によるフィルター、及び成形時金型のスリットが詰まることによる蒸気使用量の増加、送粒時の配管詰まりによる流動性の悪化等の問題が生じている。しかしながら、予備発泡でのブロッキングを抑制するために粉体を使用せざるを得なかった。
特許文献1では、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子表面にメチルフェニルシリコーンオイル(25℃での屈折率1.45以上)、及び高級脂肪酸の金属塩を塗布することで、成形サイクルを短縮し、かつ強度に優れ、光沢のある表面性を有する成形体を得るための発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、およびその製造方法が提案されている。しかしながら、この手法においては、予備発泡時の樹脂送粒によるフィルター、及び成形時金型のスリットを閉塞させる可能性のある粉体(高級脂肪酸の金属塩)を必須成分としていることから、粉体の剥離によるフィルター詰まりや金型汚染の改善には至っていない。
また、特許文献2では、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子表面にブロッキング防止剤、及び成形時冷却時間短縮効果を有する表面改質剤を使用することで、予備発泡時のブロッキングを抑制し、さらにサイクル短縮効果をえるための発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法が提案されている。しかしながら、この手法では、表面改質剤により成形時の冷却時間は短縮されるが、成形体の表面気泡に微細な亀裂が入るため、成形体の表面性が悪化し、強度の低下、割れの恐れが生じる。
特許文献3では、実施例において発泡性ポリスチレン系樹脂粒子表面にジメチルポリシロキサン、およびメチルフェニルポリシロキサンを被覆させることで、成形時の金型充填率を向上させ、さらには良好な表面性の成形体を得るための発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、およびその製造方法が提案されている。しかしながら、この手法では、ジメチルポリシロキサンを使用していることからメチルフェニルポリシロキサンに比べポリスチレンとの相溶性が低下し、ブロッキング抑制効果が低くなる。
特許文献4では、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子表層付近にジメチルポリシロキサンを15mL(発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部当り0.0965重量部)を含浸させ、次いで表面にフェニル基を含むシリコンオイルを0.02重量部以上0.10重量部以下被覆させ、さらにベヘニン酸トリグリセリド、及びエチレンビスステアリン酸アミド等の粉体を塗布することで、ブロッキングを抑制し、良好な表面性の成形体を得るための発泡性ポリスチレン系樹脂粒子が提案されている。しかしながら、この手法においては、ジメチルポリシロキサンを水中で発泡剤と共に高温高圧で含浸させる必要があり外添剤を添付する方法に比べ生産性が劣る。また、ベヘニン酸トリグリセリド、及びエチレンビスステアリン酸アミドといった粉体外添剤を塗布することで、表面性を向上しかつ予備発泡時のブロッキングを防止しているが、粉体の剥離によるフィルター詰まりや金型汚染の改善には至っていない。
特開2007−246705号公報 特開昭60−203647号公報 特開平02−003435号公報 特開平03−177438号公報
以上のような状況に鑑み、本発明の目的は、粉体の剥離を抑制しつつ、ブロッキングを防止し、さらに良好な融着性、表面性を有した成形体を得ることに適した発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を提供することにある。
本発明者らは、上記従来技術の欠点を改善することを目的とし、鋭意研究を行った結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対し、25℃における屈折率が1.47〜1.60を示すメチルフェニルポリシロキサンAを0.03重量部〜0.15重量部、25℃における屈折率が1.41〜1.46を示すメチルフェニルポリシロキサンBを0.01重量部〜0.06重量部が樹脂表面に塗布されたことを特徴とする発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
第2の発明は、前記メチルフェニルポリシロキサンAが、フェニル基が含まれている割合が10mol%〜40mol%であることを特徴とする、第1の発明に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
第3の発明は、前記メチルフェニルポリシロキサンBが、フェニル基が含まれている割合が1mol%〜20mol%であることを特徴とする、第1または第2の発明に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
第4の発明は、前記メチルフェニルポリシロキサンAの25℃における粘性が100mm2/s〜6000mm2/sであることを特徴とする、第1〜3の発明いずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
第5の発明は、前記メチルフェニルポリシロキサンBの25℃における粘性が100mm2/s〜4000mm2/sであることを特徴とする、第1〜4の発明いずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
第6の発明は、第1〜5の発明いずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を、発泡させたものであることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子。
第7の発明は、第6の発明に記載のポリスチレン系樹脂予備発泡粒子を型内成形したものであることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体。
本発明により、粉体の剥離を抑制しつつ、ブロッキングを防止し、さらに良好な融着性、表面性を有した成形体を得ることに適した発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得ることができる。
本発明において、25℃における屈折率が1.47〜1.60を示すメチルフェニルポリシロキサンをメチルフェニルポリシロキサンAと表わし、25℃における屈折率が1.41〜1.46を示すメチルフェニルポリシロキサンをメチルフェニルポリシロキサンBと表わす。
本発明は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を100重量部とした場合に、メチルフェニルポリシロキサンAを0.03重量部〜0.15重量部、かつメチルフェニルポリシロキサンBを0.01重量部〜0.06重量部が樹脂表面に塗布されたことを特徴とする。さらに、良好な成形体を得られることから、メチルフェニルポリシロキサンAが0.05重量部〜0.10重量部であることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンAの塗布量が0.03重量部未満の場合、成形体の融着性が悪化する。また、0.15重量部を超える場合、成形体の表面性が悪化する。さらに、良好な成形体を得られることから、メチルフェニルポリシロキサンBが0.02重量部〜0.04重量部であることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンBの塗布量が0.01重量部未満の場合、予備発泡時のブロッキングが増加する。また、0.06重量部を超える場合、成形体の融着性が悪化する。
本発明は、メチルフェニルポリシロキサンAのフェニル基が含まれている割合が10mol%〜40mol%であることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンAのフェニル基が含まれている割合が10mol%未満の場合、ポリスチレンとの相溶性が低下し表面塗布の際均一性が低下する。また、40mol%を超える場合、ポリスチレンとの相溶性が高くなることに起因して強い可塑剤として働き成形体の表面性を悪化させる。
本発明は、メチルフェニルポリシロキサンBのフェニル基が含まれている割合が1mol%〜20mol%であることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンBのフェニル基が含まれている割合が1mol%未満の場合、ポリスチレンとの相溶性が低下し表面塗布の際均一性が低下する。また、20mol%を超える場合、ブロッキング抑制効果が低下する。
本発明におけるメチルフェニルポリシロキサンの屈折率はフェニル基の含有量に依存する。フェニル基の含有率が増加する程、屈折率は大きくなる関係にある。メチルフェニルポリシロキサンの屈折率が1.41未満の場合、フェニル基の含有率が低くポリスチレンとの相溶性が低下し、表面塗布の際均一性が低下する。メチルフェニルポリシロキサンの屈折率が1.60を超える場合、フェニル基の含有率が高くなりポリスチレンとの相溶性が高くなることに起因して強い可塑剤として働き成形体の表面性を悪化させる。
本発明は、メチルフェニルポリシロキサンAの25℃における粘性が100mm2/s〜6000mm2/sであることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンAの25℃における粘性が100mm2/s未満の場合、シロキサンとしての特性が十分に発揮されない。また、6000mm2/sを超える場合、分子量が大きいことに起因して粒子に十分に浸透しない。
本発明は、メチルフェニルポリシロキサンBの25℃における粘性が100mm2/s〜4000mm2/sであることが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンBの25℃における粘性が100mm2/s未満の場合、シロキサンとしての特性が十分に発揮されない。また、4000mm2/sを超える場合、分子量が大きいことに起因して粒子に十分に浸透しない。
本発明のメチルフェニルポリシロキサンとは、一般式(1)で示される構造を有するポリシロキサンが好ましい。
Figure 2018058957
上記一般式(1)で示されるメチルフェニルポリシロキサンのMeはメチル基を表わし、Phはフェニル基を表わす。また、繰り返し単位のm、nは、任意の自然数(1,2,3等)である。本発明において用いる一般式(1)で示されるメチルフェニルポリシロキサンは、ジメチル部分とジフェニル部分がランダムに結合したものでも良く、規則的に配列したものでもよい。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子には、さらに外添剤及び添付剤として、ブロッキング防止剤、融着促進剤等を、本発明の効果を阻害しない範囲で含有してもよい。
外添剤及び添付剤の具体例としては、例えば、ラウリン酸トリグリセライド、ステアリン酸トリグリセライド、リノール酸トリグリセライドなどの脂肪酸トリグリセライド、ラウリン酸ジグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、リノール酸ジグリセライドなどの脂肪酸ジグリセライド、ラウリン酸モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド、リノール酸モノグリセライドなどの脂肪酸モノグリセライド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレンパルミテート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレエート等の非イオン界面活性剤などが挙げられる。これら外添剤は単独で用いてもよいし、2種以上を混合してもよい。また、これら外添剤及び添付剤は発泡剤含浸時に水系に添加してもよいし、脱水後に若しくは乾燥後に添加し被覆してもよく、被覆方法によらない。好ましい被覆方法は、乾燥後に添付し、混合撹拌することにより被覆する方法である。
本発明において、メチルフェニルポリシロキサンは液状であることから、粉体が剥離することがなく、成形時金型のスリットが詰まることによる蒸気使用量の増加、及び送粒時の配管詰まりによる送粒性の悪化等の問題が生じることはない。
本発明におけるメチルフェニルポリシロキサンを発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に塗布するのにかかる時間及び、攪拌時間としては、塗布ムラなく表面に均一に塗布できる時間であれば何分でもよい。さらに、投入時間としては攪拌中に1〜150秒かけて投入するのがよい。
本発明で用いられる混合機器としては、例えば、スーパーミキサー、ナウタミキサー、ユニバーサルミキサー、プロシェアミキサー、アペックスミキサー、ヘンシェルミキサー、レーディゲーミキサー、リボンブレンター、タンブラ−型ブレンター、ヘンシェル型ミキサー等、均一に塗布できるものであればよく、混合能力及びメチルフェニルポリシロキサンの塗布量、粘度を鑑み混合時間等を調整することにより、上記いずれのタイプの混合機であっても均一に塗布された発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得ることができる。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を構成するスチレン系発泡性樹脂としては、単量体成分としてスチレンを60重量部以上含む重合体がよい、具体的にはスチレン単独重合体、スチレン−エチレン系共重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体、スチレン−アクリロニトリル系共重合体、スチレン−アクリル酸エステル系共重合体等が挙げられる。
これらのうちでも、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を構成する基材樹脂は、スチレン系単量体およびアクリル酸エステル系単量体を共重合して得られるもがよい。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に用いられるスチレン系原料としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、パラメチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン系誘導体が挙げられる。これらスチレン系単量体は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を構成するアクリル酸エステル系単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、などのアクリル酸アルキルエステルが挙げられる。これらアクリル酸エステル系単量体は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
なお、基材樹脂における単量体組成に関しては、重合法としてシード懸濁重合法を実施する場合には、シードとなる樹脂粒子中の単量体組成も単量体組成に反映させる。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子中に含有される単量体成分は、0.3重量部未満である。含有される単量体成分は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を発泡して得られる発泡成形体から揮発する傾向があり、特に含有される単量体成分が0.3重量部以上では、医療分野あるいは直接食品に接触する包装材料分野、もしくは自動車や建築の部材向けには、好ましくない。
含有単量体成分量は、ポリスチレン系樹脂粒子を重合する際の開始剤の使用量と重合温度の組み合わせにより、制御することができる。例えば、開始剤の使用量を多くする、重合温度を高くすることにより、含有単量体成分を下げることができる。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子には、沸点が50℃以上の溶剤及び可塑剤を、本発明の効果を阻害しない範囲で含有してもよい。
沸点が50℃以上の溶剤及び可塑剤の具体例としては、例えば、へキサン、ヘプタン等のC6以上の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、シクロオクタン等のC6以上の脂環族炭化水素、ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、グリセリントリステアレート、グリセリントリカプリレート、ヤシ油、パーム油、菜種油、などが挙げられる。
本発明における発泡性ポリスチレン系樹脂粒子における発泡剤の含有量は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して、3.0重量部〜9.0重量部が好ましい。3.5重量部〜8.5重量部がさらに好ましく、4.0重量部〜7.0重量部が特に好ましい。
発泡剤の含有量が3.0重量部未満では、予備発泡時間が長くなると共に、成形時の融着率が低下する傾向があり、製造コストが高くなり、経済的に不利である。発泡剤の含有量が9.0重量部以上では、成形体が収縮し、成形体の外観を損なう傾向がある。
本発明にて用いられる発泡剤としては、例えば、プロパン、ブタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素、シクロブタン、シクロペンタン等の脂環族炭化水素、メチルクロライド、ジクロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフルオロエタン等のハロゲン化炭化水素が挙げられる。これら発泡剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。これら発泡剤のうちでも、ブタンが、発泡力が良好である点から、好ましい。
本発明における発泡剤の使用量は、ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して、3.0重量部〜9.0重量部が好ましく、6.0重量部〜8.0重量部がより好ましい。
本発明におけるポリスチレン系予備発泡樹脂粒子における発泡剤の含有量は、ポリスチレン系予備発泡樹脂粒子100重量部に対して、2.0重量部〜7.0重量部が好ましく、3.0重量部〜4.3重量部がより好ましい。
発泡剤の含有量が2.0重量部未満では、予備発泡時間が長くなると共に、成形時の融着率が低下する傾向があり、製造コストが高くなり、経済的に不利である。発泡剤の含有量が7.0重量部超では、成形体が収縮し、成形体の外観を損なう傾向がある。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子から得られる発泡成形体の切断面の気泡の平均弦長が50μm以上200μm未満である。好ましくは80μm以上120μm未満である。
平均弦長が50μm未満では、発泡体を構成するセルの膜厚みが薄くなり、内部融着及び表面性が低下する傾向がある。平均弦長が200μm以上では、破壊強度(例えば、JIS A9511の曲げ強度や箱状成形体底割強度など)の破断点変位が短くなり、脆い成形体となる傾向がある。
発泡体の切断面の気泡の平均弦長は、造核剤量によって制御することができる。例えば、造核剤を多くすると平均弦長は小さくなり、造核剤を少なくすると平均弦長は大きくなる。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子には、添加物として難燃剤、難燃助剤等を、本発明の効果を阻害しない範囲で含有してもよい。
本発明において含有されている難燃剤および難燃助剤としては、公知慣用のものが使用できる。難燃剤の具体例としては、例えば、ヘキサブロモシクロドデカン、テトラブロモブタン、ヘキサブロモシクロヘキサン等のハロゲン化脂肪族炭化水素系化合物、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールF、2,4,6−トリブロモフェノール等の臭素化フェノール類、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ジグリシジルエーテル、2,2−ビス[4'(2",3"−ジブロモアルコキシ)−3',5'−ジブロモフェニル]−プロパン等の臭素化フェノール誘導体、臭素化スチレン・ブタジエンブロック共重合体、臭素化ランダムスチレン・ブタジエン共重合体、臭素化スチレン・ブタジエングラフと共重合体などの臭素化ブタジエン・ビニル芳香族炭化水素共重合体(例えば、Chemtura社製EMERALD3000、若しくは、特表2009−516019号公報に開示されている)等が挙げられる。これら難燃剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
難燃助剤の具体例としては、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン等の開始剤を使用してもよい。
本発明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、これを予備発泡させ、その後、それを加熱発泡させ、発泡成形体とする。
予備発泡方法としては、例えば、円筒形の予備発泡装置を用いて、蒸気等で加熱して発泡させる等の、通常の方法を採用することができる。
予備発泡粒子を発泡成形させる方法としては、例えば、金型内に予備発泡粒子を充填し、蒸気等を吹き込んで加熱する方法により発泡成形体を得る、いわゆる型内発泡成形法等の通常の方法を採用することができる。
以下に、実施例および比較例を挙げるが、本発明は、これらによって制限されるものではない。
なお、測定評価法は、以下の通りに実施した。
<粉剥離量測定>
ブロアーを使用し発泡性ポリスチレン系樹脂粒子500kgを送粒した。ブロアー直近のフィルターの送粒前後の重量を測定し、その差を剥離量X[g]とした。また、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に塗布した粉体外添剤の総量をY[g]とし、剥離率[%]を下記式により算出した
剥離率[%] = X[g]/Y[g]×100。
<予備発泡>
攪拌機付き予備発泡機に発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を投入し、水蒸気で加熱することにより発泡させ、見掛け倍率5〜80倍の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得た。ブロッキングは予備発泡粒子払出し時破砕機を停止させ、目開き1cmの網を通しブロッキングしていない予備発泡粒子を送粒後、回収・重量測定し投入樹脂に対し回収した予備発泡粒子の割合を重量部で、以下の基準にて、評価した。
◎:ブロッキングの割合が0.10%以下。
○:ブロッキングの割合が0.10%超、0.15%以下。
△:ブロッキングの割合が0.15%超、0.20%以下。
×:ブロッキングの割合が0.20%超。
<成形性評価>
成形機[ダイセン製、KR−57]を用いて、底面厚み30mm、側面厚み25mmで長さ550mm×幅350mm×高さ120mmサイズの箱形形状の金型内に充填し、吹き込み蒸気圧0.3〜0.8kgf/cm2の範囲内で変化させた成型条件にて型内成形を行い、箱型の発泡成形品を得た。
得られた熱可塑性樹脂発泡体は、室温で24時間乾燥させた後、下記の評価を実施した。尚、表1には吹き込み蒸気圧0.50kgf/cm2での放冷時間、融着性および表面性の評価結果を示す。
(1)融着性評価
得られた熱可塑性樹脂発泡体を破断し、破断面を観察して、粒子界面ではなく、粒子が破断している割合を求めて、以下の基準にて、融着性を判定した。
◎:粒子破断の割合が90%以上。
○:粒子破断の割合が80%以上、90%未満。
△:粒子破断の割合が70%以上、80%未満。
×:粒子破断の割合が70%未満。
(2)表面性評価
得られた熱可塑性樹脂発泡体の表面状態を目視観察し、以下の基準にて表面性を評価した。
◎:表面の溶融、粒間が無く、非常に美麗。
○:表面の溶融、粒間が少なく、美麗。
△:表面の溶融、粒間があり、外観やや不良。
×:表面の溶融、粒間が多く、外観不良。
(実施例1)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>
2種のメチルフェニルポリシロキサンを塗布する基材樹脂として、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子(製品名カネパールSG:株式会社カネカ、発泡剤量:3.5〜8.5重量部)を用いた。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を篩分けして、粒子径0.6mm〜1.12mmの発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を分取した。
ナウタミキサー[ホソカワミクロン製]に予め投入しておいた前記発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に、25℃における屈折率が1.47〜1.60を示すメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54、屈折率1.505(25 度)、粘度400mm2/s(25 度):信越化学) 0.040重量部を120秒間かけて投入し、15分間ブレンドし、次いで25℃における屈折率が1.41〜1.46を示すメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000、屈折率1.425(25 度)、粘度1000mm2/s(25 度):信越化学)0.030重量部を120秒間かけて投入し、15分間ブレンドすることにより発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得た。
<予備発泡粒子の製造>
得られた発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を、加圧式予備発泡機[大開工業製、BHP]を用いて、吹き込み蒸気圧0.5kgf/cm2の条件にて嵩倍率65倍に予備発泡を実施した。この際、吹き込み蒸気にはエアーを切り込ませて、吹き込み蒸気温度を調節した。その後、常温下で1日放置して、養生乾燥を行った。
<型内発泡成形体の製造>
得られたポリスチレン系樹脂予備発泡粒子を、成形機[ダイセン製、KR−57]を用いて、底面厚み30mm、側面厚み25mmで長さ550mm×幅350mm×高さ120mmサイズの箱形形状の金型内に充填し、吹き込み蒸気圧0.3〜0.8kgf/cm2の成型条件にて型内成形を行い、箱型の発泡成形体を得た。
得られた発泡性ポリスチレン系樹脂粒子および発泡成形体を用いて評価を行い、その結果を表1に示す。
(実施例2)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000:信越化学)0.015重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例3)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例4)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000:信越化学)0.050重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例5)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.130重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例6)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の種類、及び塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54HV:信越化学) 0.080重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例7)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の種類、及び塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−300、屈折率1.425(25 度)、粘度300mm2/s(25 度):信越化学)0.030重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例8)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の種類、及び塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−3000、屈折率1.425(25 度)、粘度3000mm2/s(25 度):信越化学)0.030重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例9)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の種類、及び塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学(0.050部)、製品名KF−54HV、屈折率1.501(25 度)、粘度5000mm2/s(25 度):信越化学(0.030部))0.080重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(実施例10)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000:信越化学)0.020重量部に変更し、ステアリン酸亜鉛0.100重量部を追加した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例1)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.020重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例2)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000:信越化学)0.005重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例3)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.080重量部、及びメチルフェニルポリシロキサンB(製品名KF−50−1000:信越化学)0.100重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例4)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.200重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例5)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、シリコーン系外添剤の種類、及び塗布量をメチルフェニルポリシロキサンA(製品名KF−54:信越化学) 0.100重量部、及びジメチルポリシロキサン(製品名KF−96−500、屈折率1.403(25 度)、粘度500mm2/s(25 度):信越化学)0.050重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
(比較例6)
<発泡性ポリスチレン系樹脂粒子へのポリシロキサンの塗布>において、外添剤(メチルフェニルポリシロキサンA、およびB)をステアリン酸亜鉛0.200重量部、及びカスターワックス(ヒドロキシステアリン酸トリグリセリド)0.050重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。(比較例6)では、ブロッキングを抑制し、かつ良好な成形体物性を得ることができる。一方、この処方においては粉体外添剤を使用していることから粉体が剥離することにより、実際の製造時には成形時金型のスリット詰まりによる蒸気使用量の増加、及び送粒時の配管詰まりによる流動性の悪化等の問題が生じるおそれがある。
Figure 2018058957

Claims (7)

  1. 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対し、25℃における屈折率が1.47〜1.60を示すメチルフェニルポリシロキサンAを0.03重量部〜0.15重量部、25℃における屈折率が1.41〜1.46を示すメチルフェニルポリシロキサンBを0.01重量部〜0.06重量部が樹脂表面に塗布されたことを特徴とする発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
  2. 前記メチルフェニルポリシロキサンAが、フェニル基が含まれている割合が10mol%〜40mol%であることを特徴とする、請求項1に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
  3. 前記メチルフェニルポリシロキサンBが、フェニル基が含まれている割合が1mol%〜20mol%であることを特徴とする、請求項1または2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
  4. 前記メチルフェニルポリシロキサンAの25℃における粘性が100mm2/s〜6000mm2/sであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
  5. 前記メチルフェニルポリシロキサンBの25℃における粘性が100mm2/s〜4000mm2/sであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を発泡させたものであることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子。
  7. 請求項6に記載のポリスチレン系樹脂予備発泡粒子を型内成形したものであることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体。
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