JP2018058867A - グアニル酸シクラーゼcアゴニストの調製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペプチドグアニル酸シクラーゼC(GCC)アゴニストを調製するハイブリッド工程の提供。【解決手段】対象ペプチドの2つ以上の断片を固相及び/又は液相合成によって調整し、例えば第1のアミノ酸のアミノ基と第2のアミノ酸のカルボキシ基との直接縮合させる標準的な液相ペプチド合成又は固相ペプチド合成の手法によって断片連結させる。必要に応じて、断片連結によって形成された線状ペプチドのシステインアミノ酸残基の酸化的環化によって環化ペプチドを生成させる工程をさらに含む。【選択図】図1

Description

関連出願
本出願は、2011年3月1日に提出された米国特許仮出願第61/447,891号の恩典および優先権を主張し、その内容はその全体が参照により組み入れられる。
発明の分野
本発明は、さまざまな疾患および障害の治療および予防のために有用な、グアニル酸シクラーゼCペプチドアゴニストの調製方法に関する。
発明の背景
グアニル酸シクラーゼCは、胃腸上皮細胞を含むさまざまな細胞上で発現される膜貫通型のグアニル酸シクラーゼである(Vaandrager 2002 Mol. Cell. Biochem. 230:73-83(非特許文献1)に総説されている)。これは当初、腸内細菌によって分泌されて下痢を引き起こす耐熱性毒素(ST)ペプチドの腸受容体として発見された。STペプチドは、腸粘膜および尿から単離される2つのペプチド、すなわちグアニリンおよびウログアニリンに類似した一次アミノ酸構造を有する(Currie, et al., Proc. Nat'l Acad. Sci. USA 9:947-951 (1992)(非特許文献2);Hamra, et al., Proc. Nat'l Acad. Sci. USA 90:10464-10468 (1993)(非特許文献3);Forte, L., Reg. Pept. 81:25-39 (1999)(非特許文献4);Schulz, et al., Cell 63:941-948 (1990)(非特許文献5);Guba, et al., Gastroenterology 111:1558-1568 (1996)(非特許文献6);Joo, et al., Am. J. Physiol. 274:G633-G644 (1998)(非特許文献7))。
腸において、グアニリンおよびウログアニリンは、体液と電解質との均衡の調節因子として作用する。経口塩分摂取量の多さに応答して、これらのペプチドは腸内腔に放出され、そこでそれらは腸細胞(小腸および結腸の単純な円柱上皮細胞)の管腔膜上に位置するグアニル酸シクラーゼCと結合する。グアニリンペプチドのグアニル酸シクラーゼCとの結合は、環状グアノシン一リン酸(cGMP)の増加によって惹起される複雑な細胞内シグナル伝達カスケードを介して、電解質および水の腸内腔への排出を誘導する。
グアニリンペプチドによって惹起されるcGMP媒介シグナル伝達は、消化管の正常な機能にとって極めて重要である。この過程におけるいかなる異常も、過敏腸症候群(IBS)および炎症性腸疾患などの胃腸障害につながる恐れがある。炎症性腸疾患とは、腸を、赤く腫脹した組織によって特徴づけられる炎症状態にさせる一群の障害に与えられる一般名である。その例には潰瘍性大腸炎およびクローン病が含まれる。クローン病は主として回腸および結腸が冒される重篤な炎症性疾患であるが、胃腸管の他の区域でも起こることがある。潰瘍性大腸炎はもっぱら結腸、大腸の炎症性疾患である。腸のすべての層が関わり、腸の斑状の罹患部の間に健常な腸が存在しうるクローン病とは異なり、潰瘍性大腸炎では結腸の最も内側の層(粘膜)のみが連続した様式で冒される。胃腸管のどの部分が関わるかに応じて、クローン病は回腸炎、限局性腸炎、結腸炎などと呼ばれることがある。クローン病および潰瘍性大腸炎は、胃腸管の運動障害である痙性結腸または過敏腸症候群とは異なる。胃腸炎は慢性病状のことがある。炎症性腸疾患は1,000,000人もの米国人が罹患していると推定されており、男性患者および女性患者の罹患率はほぼ等しいように思われる。大半の症例は30歳よりも前に診断されるが、本疾患が60歳代、70歳代およびさらに後の年代で起こることもある。
IBSおよび慢性特発性便秘は、腸のかなりの不快感および苦痛を引き起こす病的状態であるが、炎症性腸疾患とは異なり、IBSは重篤な炎症も腸組織の変化も引き起こさず、結腸直腸癌のリスクを増大させるとも考えられていない。過去には、炎症性腸疾患、セリアック病およびIBSは完全に別個の障害とみなされていた。現在では、IBSにおいて炎症が軽度ながらも特徴として記述されており、IBSとセリアック病との間で症状が一部重なり合うことから、この主張は疑問視されている。急性細菌性胃腸炎は、その後の感染後過敏腸症候群の発症に関して、これまでに特定された中で最も強い危険因子である。臨床的な危険因子には、急性疾病の長期化、および嘔吐がみられないことが含まれる。炎症刺激に対する遺伝的に決定された感受性が過敏腸症候群の危険因子である場合もある。基礎にある病態生理からは、腸透過性の増大および軽度の炎症、ならびに運動性の変化および内臓過敏性が指し示される。セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン[5-HT])は、消化管機能の要となるモジュレーターであり、IBSの病態生理において主要な役割を果たす。5-HTの活性はcGMPによって調節される。
IBSおよび炎症性腸疾患(IBD)の正確な原因は不明であるが、胃腸粘膜の継続的な再生の過程の乱れがIBDの疾患病態の一因となり、かつIBSを悪化させる可能性はある。胃腸内層の再生過程は、継続的な増殖および望まれない損傷細胞の補充を伴う効率的かつ動的な過程である。胃腸粘膜の内面を覆う細胞の増殖速度は非常に早く、造血系に次いで2番目である。胃腸のホメオスタシスは、消化管粘膜の内面を覆う上皮細胞の増殖およびプログラム細胞死(アポトーシス)の両方に依存する。細胞は絨毛から消化管の内腔へ継続的に失われていき、陰窩内の細胞の増殖、およびその後のそれらの絨毛に向けての上方移動によって実質的に同じ速度で補充される。消化管上皮における細胞増殖およびアポトーシスの速度は、種々の状況で、例えば、加齢、炎症シグナル、ホルモン、ペプチド、増殖因子、化学物質および食習慣などの生理的刺激に応答して増加することもあれば減少することもある。加えて、増殖速度の上昇は、交代時間の短縮および増殖帯の拡大をしばしば伴う。増殖指数は潰瘍性大腸炎および他の胃腸障害などの病的状態における方がはるかに高い。腸過形成は胃腸炎の主要な促進因子である。アポトーシスおよび細胞増殖は相伴って細胞数を調節し、増殖指数を決定づける。アポトーシスの速度低下は多くの場合、異常成長、炎症および悪性形質転換と関連している。このため、増殖の増大および/または細胞死の減少はいずれも腸組織の増殖指数を上昇させる可能性があり、それはひいては胃腸の炎症性疾患につながる可能性がある。
腸液およびイオン分泌のモジュレーターとしてのウログアニリンおよびグアニリンの役割に加えて、これらのペプチドは増殖とアポトーシスとの均衡を維持することによって、胃腸粘膜の継続的な再生にも関与している可能性がある。例えば、ウログアニリンペプチドおよびグアニリンペプチドは、細胞のイオン流を制御することによってアポトーシスを促進するように思われる。西洋社会における炎症性病状の有病率から判断して、炎症性病状、特に胃腸管のそれに対する治療選択肢を向上させることに需要が存在する。
グアニル酸シクラーゼCアゴニストのペプチドアゴニスト(「GCCアゴニスト」)は、米国特許第7,041,786号(特許文献1)、第7,799,897号(特許文献2)および米国特許出願公開第US2009/0048175号(特許文献3)、US 2010/0069306号(特許文献4)、US 2010/0120694号(特許文献5)、US 2010/0093635号(特許文献6)およびUS 2010/0221329号(特許文献7)に記載されている。しかし、薬学的応用のためのペプチドの固相合成は、全体的な低収率(例えば、10%未満)などの、いくつか特別な問題を抱えている。
米国特許第7,041,786号 米国特許第7,799,897号 米国特許出願公開第US2009/0048175号 US 2010/0069306号 US 2010/0120694号 US 2010/0093635号 US 2010/0221329号
Vaandrager 2002 Mol. Cell. Biochem. 230:73-83 Currie, et al., Proc. Nat'l Acad. Sci. USA 9:947-951 (1992) Hamra, et al., Proc. Nat'l Acad. Sci. USA 90:10464-10468 (1993) Forte, L., Reg. Pept. 81:25-39 (1999) Schulz, et al., Cell 63:941-948 (1990) Guba, et al., Gastroenterology 111:1558-1568 (1996) Joo, et al., Am. J. Physiol. 274:G633-G644 (1998)
本発明は、ペプチド、特にグアニル酸シクラーゼC(「GCC」)のペプチドアゴニストの配列を含むペプチドを調製する工程を提供する。GCCアゴニスト配列は、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択される。GCCアゴニスト配列はnアミノ酸単位の長さであり、1位にN末端単位があってn位にC末端単位がある。
本発明の工程は、適したペプチド断片の固相および/または液相合成、その後に溶液中での断片縮合によって線状粗製ペプチドを形成させること、ならびに任意で線状粗製ペプチドのシステインアミノ酸残基の酸化的環化によって環化最終生成物を形成させることを含む。特に、本工程は以下の段階を含む:
GCCアゴニスト配列のj位からk位までの第1のアミノ酸単位の配列を有する第1の断片を提供する段階であって、jが1とn-1との間の整数であり、kが2とnとの間にあってjよりも大きい整数であり、第1の断片がj位のアミノ酸単位のアミノ基または代替的にk位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている段階、
GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までの第2のアミノ酸単位の配列またはGCCアゴニスト配列のk+1位からm位までの第3のアミノ酸単位の配列を有する第2の断片を提供する段階であって、hが1とn-2との間にあってjよりも小さい整数であり、mがk+2とnとの間の整数であり、第2の断片がj-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基またはk+1位のアミノ酸単位のアミノ基を除いて保護されている段階、ならびに
第1および第2の断片を液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチド、またはGCCアゴニスト配列のj位からm位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドを生じさせる段階。
本発明の工程は、以下の態様に記載された特徴の1つまたは複数を含みうる。
1つの態様において、GCCアゴニスト配列は、SEQ ID NO:1、8、9、55、56、58、および59からなる群より選択される。
1つの態様において、GCCアゴニスト配列はSEQ ID NO:1または9である。1つの態様において、hは1であり、jは7であり、kは16である。より具体的には、第1の断片はSEQ ID NO:1または9の7位から16位までのアミノ酸単位の配列を有し、第2の断片はSEQ ID NO:1または9の1位から6位までのアミノ酸単位の配列を有する。もう1つの態様において、hは7であり、jは15であり、kは16である。より具体的には、第1の断片はSEQ ID NO:1または9の15位から16位までのアミノ酸単位の配列を有し、第2の断片はSEQ ID NO:1または9の7位から14位までのアミノ酸単位の配列を有し、第1および第2の断片の連結によって生成される保護されたペプチドは、SEQ ID NO:1または9の7位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する。1つの態様において、本発明の工程は、SEQ ID NO:1または9の7位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドの7位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、7位反応性(position-7 reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本発明の工程は、SEQ ID NO:1または9の1位から6位までのアミノ酸単位の配列を有する第3の断片であって、6位のアミノ酸のカルボキシル基を除いて保護されている第3の断片を提供する段階をさらに含む。1つの態様において、本工程は、第3の断片と7位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、SEQ ID NO:1または9の1位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本工程は、保護された線状ペプチドを脱保護して、脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本工程は、脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1または9のGCCアゴニスト配列を有するペプチドを生じさせる段階をさらに含む。
1つの態様において、第1および第2の断片のそれぞれは10アミノ酸単位を超えない長さである(例えば、2〜10アミノ酸単位の長さ、3〜9アミノ酸単位の長さ、または4〜8アミノ酸単位の長さ)。
1つの態様において、第2の断片は、GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位のうち一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される。1つの態様において、j-1位およびk位のアミノ酸単位の少なくとも1つはグリシンまたはプロリンのいずれかである。
1つの態様において、第2の断片は、GCCアゴニスト配列のk+1位からm位までの第3のアミノ酸単位の配列を有し、かつ、m位にある第3の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位のうち一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される。1つの態様において、m位およびk位のアミノ酸単位の少なくとも1つはグリシンまたはプロリンのいずれかである。
1つの態様において、kはnである。1つの態様において、第2の断片はGCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、j-1位のアミノ酸単位はグリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される。1つの態様において、j-1位のアミノ酸単位はグリシンまたはプロリンのいずれかである。1つの態様において、本発明の工程は、GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドのh位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、h位反応性(position-h reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本工程は、GCCアゴニスト配列の1位からh-1位までのアミノ酸単位の配列を有する第4の断片であって、h-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている第4の断片を提供する段階をさらに含む。1つの態様において、第4の断片は10アミノ酸単位を超えない長さである(例えば、2〜10アミノ酸単位の長さ、3〜9アミノ酸単位の長さ、または4〜8アミノ酸単位の長さ)。1つの態様において、本工程は、第4の断片とh位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本工程は、保護された線状ペプチドを脱保護して、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む。1つの態様において、本発明の工程は、脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを生じさせる段階をさらに含む。
1つの態様において、関心対象のペプチドの断片(例えば、第1、第2、第3、および/または第4の断片)の少なくとも1つは、固相ペプチド合成によって提供される。1つの態様において、固相ペプチド合成はFmoc固相合成である。1つの態様において、Fmoc固相合成は、1% DVBを有する、置換速度が0.3mmol/g〜1.2mmol/gの範囲(例えば、0.9〜1.1mmol/g)にわたるものなどの、2-クロロトリチル樹脂上で行われる。
本発明の方法により、予想外のことに、96%の純度レベルを有するペプチドの全収率がおよそ5%である従来の一段階ずつの固相ペプチド合成(SPPS)と比較して、高純度(例えば、96%超)のGCCアゴニストペプチドが高収率(例えば、14%超)で生成される。本発明の断片縮合工程(すなわち、液相と固相のハイブリッド工程)はまた、GCCペプチドを合成するのに、従来のSPPSよりもはるかに短い時間しか要しない。収率増大および時間短縮によってもたらされる費用対効果の高さに加えて、本発明の工程は、商業生産に向けた規模拡大も容易である。
もう1つの局面において、本発明は、本明細書に記載の方法によって調製されるペプチド、例えばGCCアゴニストペプチドを特徴とする。
さらなるもう1つの局面において、本発明は、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを精製する工程も提供する。本工程は、ペプチドをポリマー性吸着カラムに吸着させ、任意でペプチドを脱イオン水ですすぎ洗いし、任意ですすぎ洗いしたペプチドを溶媒混合物(例えば、アルコール水性溶液)によってポリマー性吸着カラムから溶出させてペプチド溶液を形成させ、ペプチドを沈殿させるために溶媒混合物(例えば、水およびアルコール)の一部または全体をペプチド溶液から除去し、かつ任意で、脱水したペプチドにペプチドの沈殿を促すためにエーテルを添加する段階を含む。
1つの態様においては、ペプチドを、エーテルの添加を必要とせずに、水およびアルコールを真空下で除去することによってペプチド溶液を濃縮することによって沈殿させる。もう1つの態様においては、例えば沈殿工程を迅速化することによって沈殿を促すために、エーテルを添加する。
1つの態様において、ポリマー性吸着カラムへの吸着後のペプチドのすすぎ洗いは、例えば、吸着されたペプチドが水溶性塩(例えば、リン酸塩または酢酸塩)を実質的に含まない場合には必要でない。この文脈において、水溶性塩を「実質的に」含まないとは、ペプチドの塩含有率が、ペプチドの総重量の好ましくは5%未満、4.5%未満、4.25%未満、4%未満、3.5%未満、3%未満、2.5%未満、2%未満、1.5%未満、1%未満、0.5%未満、0.25%未満、または0.1%未満であることを意味する。
1つの態様において、ポリマー性吸着カラムはポリスチレン樹脂を含む。特に、樹脂は、溶出または脱着される精製ペプチドが、樹脂に吸着されたペプチド量の80%以上、例えば、85%以上、90%以上、または95%以上であるように選択される。1つの態様において、樹脂は、平均孔径が5nmを上回る、例えば、約6〜8nm、10〜15nm、15〜20nm、または25〜30nmである架橋ポリスチレンでできている。
1つの態様において、ペプチドを溶出させるために用いられる溶媒混合物は、水、例えば、水と、水との共沸混合物を形成しうる1つまたは複数の第2の溶媒、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール、2-ブタノール、1-クロロ-2-プロパノール、1-メトキシ-2-プロパノール、2-メトキシ-エタノール、2-メチル-2-プロパノール、酢酸、酢酸メチル、および酢酸プロピルなどとの混合物を含む。この1つまたは複数の第2の溶媒は、ICHガイドラインに定められたクラス3溶媒(または低毒性溶媒)であってよい。もう1つの態様において、溶出のために用いられる溶媒混合物は、エーテル、例えばエタノール/エーテルまたはイソプロパノール/エーテルの混合物などを含む。
1つの態様において、アルコール水性溶液は、イソプロパノール、プロパノール、tert-ブタノール、2-ブタノール、またはエタノールを含む。
1つの態様において、エーテルは、ジエチルエーテルまたはMTBEを含む。
1つの態様において、本工程は、精製の前に、アンモニウム塩(例えば、酢酸アンモニウム)、酢酸および/または酢酸塩(例えば、酢酸ナトリウム)を含む水性溶液でペプチドを洗浄することによって、ペプチドの塩交換を行う段階をさらに含む。1つの態様において、本工程が塩交換の段階を含む場合には、工程は、ポリマー性樹脂カラムへの吸着後に、ペプチドを脱塩するためにペプチドを脱イオン水ですすぎ洗いする段階も含む。
1つの態様において、本工程は、塩交換の段階の後で精製の前に、ペプチドを凍結乾燥する段階をさらに含む。
1つの態様において、本工程は、エーテルを添加した後に、沈殿したペプチドを、例えば減圧下で乾燥させる段階をさらに含む。
1つの態様において、精製ペプチドは、SEQ ID NO:1、8、9、および56からなる群より選択される。好ましくは、精製ペプチドはSEQ ID NO:1または9である。
本発明の精製方法により、予想外のことに、精製物のかさ密度および/またはタップ密度が本発明の方法によって精製されたペプチドのもののおよそ10分の1である凍結乾燥などの従来の精製方法と比較して、高純度(例えば、96%超)でかつ、かさ密度および/またはタップ密度が高い(例えば、0.3g/mL超)のGCCアゴニストペプチドが生成される。本発明の精製工程はまた、従来の凍結乾燥よりもはるかに短い時間しか必要とせず、このことはトポアイソマー含有率、脱アミド分解産物、および他の不純物の減少につながる可能性がある。本発明の精製工程はまた、従来の凍結乾燥と比較して、商業生産に向けた規模拡大も容易である。
さらにもう1つの局面において、本発明は、本明細書に記載の工程によって精製されたペプチド、例えば、GCCアゴニストペプチドを特徴とする。精製ペプチドは、以下の特徴のうち1つまたは複数を有しうる。
1つの態様において、精製ペプチドは、0.05g/mL以上、0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、または0.5g/mL以上のかさ密度を有する。例えば、精製ペプチドは、0.05g/mL〜2g/mLの範囲にわたるかさ密度を有する。
1つの態様において、精製ペプチドは、0.08g/mL以上、0.1g/mL以上、0.15g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、0.5g/mL以上、または0.6g/mL以上のタップ密度を有する。例えば、精製ペプチドは、0.08g/mL〜2g/mLの範囲にわたるタップ密度を有する。
1つの態様において、精製ペプチドは、96%以上、97%以上、または98%以上のクロマトグラフィー純度を有する。例えば、GCCアゴニストペプチドのクロマトグラフィー不純物含有率は4%以下、3.5%以下、3%以下、2.5%以下、2%以下、1.5%以下、または1%以下である。クロマトグラフィー不純物含有率は、HPLCによる不純物の総面積百分率として求められる。クロマトグラフィー不純物含有率にはトポアイソマー含有率が含まれる。不純物には、医薬製剤用に用いられる、いかなる薬学的に許容される添加剤も含まれない。
1つの態様において、精製ペプチドは、ペプチド調製工程に起因する混入物、例えば、工程に用いられる有機溶媒、例えばアンモニウム、アセトニトリル、アセトアミド、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール)、TFA、エーテルなども、他の混入物も実質的に含まない。この文脈において、混入物を「実質的に」含まないとは、精製工程の終了時のペプチドの混入物含有率が、ペプチドの総重量の好ましくは0.5%未満、0.3%未満、0.25%未満、0.1%未満、0.05%未満、0.04%未満、0.03%未満、0.02%未満、0.01%未満、0.005%未満、0.003%未満、または0.001%未満であることを意味する。例えば、精製ペプチドは、アセトアミドを0.01%未満、アンモニウムイオンを0.3%未満、アセトニトリルを0.01%未満、かつ/またはTFAを0.1%未満しか含有しない。混入物の含有率は、ガスクロマトグラフィーなどの従来の方法によって決定することができる。好ましくは、本発明の精製ペプチドにおける残留溶媒は、例えば、IMPURITIES: GUIDELINE FOR RESIDUAL SOLVENTS Q3C(R5)(http://www.ich.org/fileadmin/Public_Web_Site/ICH_Products/Guidelines/Quality/Q3C/Step4/Q3C_R5_Step4.pdfで入手可能)などのICHガイドラインに規定された許容限度未満である。例えば、精製ペプチドは、アセトニトリルを410ppm未満(例えば、40ppm以下または20ppm以下)、エタノールを5000ppm未満(例えば、140ppm以下)、イソプロパノールを5000ppm未満、酢酸エチルを5000ppm未満(例えば、20ppm以下)、メタノールを3000ppm未満(例えば、250ppm以下)、MTBEを5000ppm未満(例えば、20ppm以下)、ヘキサンを290ppm未満、かつ/またはヘプタンもしくはペンタンを5000ppm未満しか含有しない。
1つの態様において、精製ペプチドは、トポアイソマーを実質的に含まない。この文脈において、トポアイソマーを「実質的に」含まないとは、精製工程の終了時のペプチドのトポアイソマー含有率が、ペプチドの総重量の好ましくは2%未満、1.5%未満、1.25%未満、1%未満、0.9%未満、0.8%未満、0.7%未満、0.6%未満、0.5%未満、0.4%未満、0.3%未満、0.2%未満、または0.1%未満であることを意味する。
1つの態様において、精製ペプチドは水を実質的に含まない。この文脈において、水を「実質的に」含まないとは、精製工程の終了時のペプチドの水含有率が、ペプチドの総重量の好ましくは7%未満、6%未満、5%未満、4.5%未満、4.25%未満、4%未満、3.5%未満、3%未満、2.5%未満、2%未満、1.5%未満、1%未満、0.5%未満、0.25%未満、または0.1%未満であることを意味する。
1つの態様において、精製ペプチドは、SEQ ID NO:1のGCCアゴニスト配列を含む。
1つの態様において、精製ペプチドは、SEQ ID NO:9のGCCアゴニスト配列を含む。
本発明はまた、本明細書に記載の方法によって調製および/または精製されたペプチドを含有する製剤(例えば、経口製剤)、特に0.05〜10mg(例えば、0.1mg、0.3mgまたは0.5mg)の精製ペプチドを含有する低用量製剤にも関する。低用量製剤は、PCT/US2011/051805号に記載されたような1つまたは複数のさらなる特徴をさらに有することができ、その中に開示された方法、例えば乾燥配合などによって調製することができる。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲によって明らかになると考えられ、それらの範囲に含まれる。
凍結乾燥プレカナチドおよび沈殿プレカナチドに関する、ふるい分け分析による粒径分布を示しているグラフである。 凍結乾燥プレカナチドの光学顕微鏡画像である。 沈殿プレカナチドの光学顕微鏡画像である。
詳細な説明
本発明は、ペプチド、例えばペプチドGCCアゴニストを調製する工程、特に液相と固相とのハイブリッド工程を提供する。本発明の工程は、関心対象のペプチドの2つまたはそれ以上の断片を固相および/または液相合成によって提供する段階、ならびにそれらを液相合成によって連結させて標的ペプチドを入手する段階を含む。本工程は、必要に応じて、断片連結によって形成された線状ペプチドのシステインアミノ酸残基の酸化的環化によって環化ペプチドを生成させる段階をさらに含みうる。
上記の断片は、水分子の脱離を伴う第1のアミノ酸のアミノ基(すなわち、NH2)と第2のアミノ酸のカルボキシ基(すなわち、COOH)との直接縮合によってペプチド結合が起こる、標準的な液相ペプチド合成または固相ペプチド合成の手法によって調製することができる。1つの態様において、断片の少なくとも1つは、固相ペプチド合成によって調製される。
以上に明確に述べたような直接縮合によるペプチド結合の合成は、第1のアミノ酸のアミノ基および第2のアミノ酸のカルボキシル基の反応性の抑制を必要とする。マスキング置換基(すなわち、保護基)は、不安定なペプチド分子の分解を誘導することなく、速やかに除去されなければならない。「保護されたペプチド」または「保護されたペプチド断片」という用語は、別に指定する場合を除き、その構成アミノ酸上のすべての反応性基が保護基によってマスキングされているペプチドまたはペプチド断片のことを指す。「脱保護されたペプチド」または「脱保護されたペプチド断片」という用語は、別に指定する場合を除き、その構成アミノ酸上のすべての反応性基が保護基によるマスキングを受けていないペプチドまたはペプチド断片のことを指す。「反応性基」という用語は、ペプチド結合を形成する基およびペプチド結合の形成を妨げる基、例えばアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基およびチオール基(システインでのように)などのことを指す。アミノに対する保護基の例には、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)、tert-ブトキシカルボニル(Boc)、ベンゾイル(Bz)、アセチル(Ac),
およびベンジル(Bn)が非限定的に含まれる。カルボキシルに対する保護基の例には、トリチル(トリフェニルメチル、Trt)およびO-tert-ブチル(OtBu)が含まれる。チオールに対する保護基の例には、アセトアミドメチル(Acm)、tert-ブチル(tBu)、3-ニトロ-2-ピリジンスルフェニル(NPYS)、2-ピリジン-スルフェニル(Pyr)、およびトリチル(Trt)が含まれる。そのほかの保護基の例は、Greene, T.W., Wuts, P.G.M., Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, John Wiley & Sons: New York, 1999に記載されており、その文脈は参照により本明細書に組み入れられる。
1つの好ましい態様において、本発明の方法は、SP-304(プレカナチド)を調製するために用いられる。詳細には、以下のように、3種のペプチド断片A、BおよびCを調製し、続いて断片A、BおよびCの縮合によって線状ペプチド配列を集成させる:断片A、Boc-Asn(Trt)-Asp(OtBu)-Glu(OtBu)-Cys(Trt)-Glu(OtBu)-Leu-OHを、固相によって2-クロロ-トリチルクロリド樹脂から調製し;断片B、Fmoc-Cys(Acm)-Val-Asn-Val-Ala-Cys(Trt)-Thr(tBu)-Gly-OHを、固相によって2-クロロトリチルクロリド樹脂から調製し;断片C、Cys(Acm)-Leu-OtBuを、液相合成によって調製し、断片BおよびCを液相中で連結させて断片B-Cを生じさせ、断片AおよびB-Cを連結させて線状ペプチドA-B-Cを生じさせる。
側鎖保護された断片A(BocAA1-6OH)およびB(FmocAA7-14OH)は、以下のスキーム1に示されているように、Fmoc SPPSにより、超酸感受性2-クロロトリチルクロリド(2-ClTrt)樹脂およびFmocで保護されたアミノ酸誘導体を用いて調製することができる。
Figure 2018058867
断片C(HAA15-16OtBu)を液相合成によって調製し、続いて断片B(FmocAA7-14OH)と液相中で連結させて、断片B-C(FmocAA7-16OtBu)を得ることができる。続いて、以下のスキーム2に示されているように、断片B-C(FmocAA7-16OtBu)からFmoc保護基を除去してHAA7-16OtBuを得て、それを続いて断片A(BocAA1-6OH)と連結させて、側鎖保護された線状SP-304(BocAA1-16OtBu)を生じさせることができる。
Figure 2018058867
側鎖保護された線状SP-304(BocAA1-16OtBu)をトリフルオロ酢酸/トリイソプロピルシラン/エタンジチオール(TFA/TIS/EDT)で処理して、2つのS-Acm基(上記のスキーム2に示されているように)が元のままである、部分的に保護されたSP-304(HAA1-16OH)を得ることができる。以下のスキーム3および4に示されているように、部分的に保護された線状SP-304(HAA1-16OH)をH2O2によって酸化させて、その後にS-Acm基の同時除去およびヨウ素によるジスルフィド形成を行って、粗製二環式SP-304を得ることができる。
Figure 2018058867
Figure 2018058867
続いて、上記のスキーム3に示されているように、粗製二環式SP-304の溶液は、溶液をポリスチレン性吸着剤樹脂(例えば、D101(Anhui Sanxing (China);架橋ポリスチレン;表面積500〜550m2/g;平均孔径:9〜10nm;細孔容積:1.18〜1.24ml/g;かさ密度:0.65〜0.70g/ml;比重:1.03〜1.07g/ml;含水率:67〜75%;粒径:0.315〜1.25mmが95%以上;有効直径:0.4〜0.7mm;均等係数:1.6%以下)、DA201C、DA201H、ADS-8、およびADS-5)カラムにローディングし、二環式SP-304を溶離液(例えば、90%エタノール水性溶液)によってカラムから溶出させて、収集したSP-304溶液を減圧下で濃縮し、SP-304をメチルt-ブチルエーテル(MTBE)で沈殿させることによって、精製および濃縮を行うことができる。続いて沈殿物を濾過または遠心分離によって収集し、高真空下で乾燥させることによって、固体形態にあるSP-304を得ることができる。
上記のスキーム4に図示されているように、粗製二環式SP-304の溶液を、さまざまな緩衝系の形にあるアセトニトリル(ACN)、メタノール、および/または水を用いて、調製用HPLC C18カラムで直接的に精製することもできる。また、粗製二環式SP-304を当業者に公知の他の方法によって精製することもできる。
当業者は、固相合成では脱保護反応および連結反応を完了させなければならず、側鎖ブロッキング基は合成の全体を通して安定でなければならないことを認識しているであろう。
N末端のアセチル化は、樹脂からの切断の前に、最終的なペプチドを無水酢酸と反応させることによって実現することができる。C-アミド化は、メチルベンズヒドリルアミン樹脂などの適切な樹脂を用い、Boc技術を用いて実現される。
液相合成には、多種多様な連結法および保護基を用いうる(Gross and Meienhofer, eds., "The Peptides: Analysis, Synthesis, Biology," Vol. 1-4 (Academic Press, 1979);Bodansky and Bodansky, "The Practice of Peptide Synthesis," 2d ed. (Springer Verlag, 1994)参照)。加えて、中間精製およびリニアスケールアップも可能である。当業者は、溶液合成には主鎖および側鎖の保護基ならびに活性化方法の考慮が必要なことを理解するであろう。加えて、断片の縮合時のラセミ化を最小限にするために、断片の慎重な選択も必要である。例えば、ラセミ化は、断片がC末端にGlyまたはProを含む場合に最小限になる。溶解度の考慮も要因となる。固相ペプチド合成では、有機合成時の支持体用に不溶性ポリマーを用いる。ポリマーで支持されたペプチド鎖により、中間段階で手間のかかる精製を行う代わりに単純な洗浄および濾過の段階を用いることが可能になる。固相ペプチド合成は一般に、Merrifield et al., J. Am. Chem. Soc., 1963, 85:2149の方法に従って行うことができ、これは保護されたアミノ酸を用いて樹脂支持体上で線状ペプチド鎖を集成させることを伴う。固相ペプチド合成では典型的にはBocまたはFmoc戦略を利用し、それらは両方とも当技術分野において周知である。
本発明の工程は、ウログアニリン、グアニリン、リンホグアニリン、リナクロチド、STペプチド、SP-304、およびSP-333の類似体といった、当技術分野において公知の任意のペプチドベースのGCCアゴニストを作製するために用いることができる。ウログアニリン、グアニリン、リンホグアニリン、リナクロチド、SP-304、SP-333、および細菌STペプチドのそのような類似体の非限定的な例は、以下のセクション1.1に記載されている。ある態様において、本方法は、SEQ ID NO:1〜249より選択されるアミノ酸配列から本質的になるペプチドを調製するために用いられる。好ましい態様において、そのようにして作製されたペプチドは、SEQ ID NO:1、8、9、55、および56より選択されるアミノ酸配列から本質的になる。「から本質的になる」という用語は、そのアミノ酸配列の点で参照ペプチドと同一であるペプチド、または構造もしくは機能のいずれの点に関しても参照ペプチドと実質的に異ならないペプチドのことを指す。ペプチドは、その一次アミノ酸配列が参照ペプチドと3個を超えるアミノ酸で異なるならば、またはそれによる細胞性cGMP産生の活性化が参照ペプチドと比較して50%を超えて低下するならば、参照ペプチドと実質的に異なる。好ましくは、実質的に類似したペプチドは、アミノ酸の違いが2個以内であって、かつ、cGMP産生の活性化の違いが約25%以内である。好ましい態様において、本発明の方法によって作製されるGCCアゴニストは、少なくとも12個のアミノ酸残基を含み、最も好ましくは12〜26個のアミノ酸を含むペプチドである。
もう1つの態様において、本発明の工程は、細菌STペプチド類似体であるSP-353を調製するために用いられる。SP-353のハイブリッド合成のための一般的な戦略には、適したペプチド断片を生成させるための固相合成および液相合成(以下のスキーム5および6を参照)、その後のセグメント縮合による線状粗製ペプチドの形成(以下のスキーム7を参照)、ならびに自然酸化フォールディングによる環化最終生成物の形成(以下のスキーム7を参照)が含まれる。同じ戦略を、表IIに示されている類似のアミノ酸配列を有する他のSTペプチド類似体(SP-354、リナクロチドなど)を生成させるために用いることもできる。
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
さらにもう1つの態様において、本発明の工程は、SP-333を調製するために用いられる。SP-333のハイブリッド合成のための一般的な戦略には、適したペプチド断片を生成させるための固相合成および液相合成(以下のスキーム8および9を参照)、その後のセグメント縮合による線状粗製ペプチドの形成(以下のスキーム9を参照)、酸化フォールディングによる環化最終生成物の形成、精製および凍結乾燥(以下のスキーム10を参照)が含まれる。
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
もう1つの局面において、本発明は、ペプチド、例えば、ペプチドGCCアゴニストを精製する工程も提供する。本明細書に開示されたハイブリッド法によって合成されたものを含むペプチドを精製するための一般的な戦略は、例えば、以下のスキーム11に図示されている段階を含む。精製工程を最適化するために、スキーム11の中のいくつかの段階が繰り返されてもよく(例えば、脱イオン水によるカラムのすすぎ洗い)、または存在しなくてもよい(例えば、塩交換、または脱水後のアルコール除去)ことは理解されるであろう。
Figure 2018058867
さらにもう1つの局面において、本発明は、本明細書に記載の沈殿工程によって精製された精製ペプチド、例えば、ペプチドGCCアゴニストを提供する。好ましくは、精製ペプチドはSP-304(SEQ ID NO:1)またはSP-333(SEQ ID NO:9)である。1つの態様において、精製されたSP-304またはSP-333は、0.05g/mL以上、0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、または0.5g/mL以上のかさ密度を有する。好ましい態様において、精製されたSP-304またはSP-333は、約0.05〜2g/mL、約0.2〜0.7g/mL、約0.3〜0.6g/mL、または約0.4〜0.5g/mLのかさ密度を有する。1つの態様において、精製されたSP-304またはSP-333は、0.08g/mL以上、0.1g/mL以上、0.15g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、0.5g/mL以上、または0.6g/mL以上のタップ密度を有する。例えば、精製されたSP-304またはSP-333は、0.08〜2g/mL、約0.4〜0.9g/mL、約0.5〜0.8g/mL、または約0.6〜0.7g/mLのタップ密度を有する。1つの態様において、精製ペプチドSP-304またはSP-333は、アセトアミドを0.01%未満(例えば、28ppm未満)、アンモニウムイオンを0.3%未満(例えば、0.25%未満)、アセトニトリルを0.01%未満(例えば、20ppm未満)、かつ/またはTFAを0.1%未満(例えば、0.09%以下)しか含有しない。1つの態様において、精製ペプチドSP-304またはSP-333は、0.4〜0.5g/mLのかさ密度を有し、0.6〜0.7g/mLのタップ密度を有し、かつアセトアミドを0.01%未満(例えば、28ppm未満)、アンモニウムイオンを0.3%未満(例えば、0.25%未満)、アセトニトリルを0.01%未満(例えば、20ppm未満)、かつ/またはTFAを0.1%未満(例えば、0.09%以下)しか含有しない。
1.1 GCCアゴニスト
本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストは、グアニル酸シクラーゼCと結合して、cGMPの細胞内産生を刺激することができる。任意で、GCCアゴニストはアポトーシスを誘導して上皮細胞の増殖を阻害する。「グアニル酸シクラーゼC」という用語は、ペプチド腸内細菌によって分泌される耐熱性毒素(ST)の腸管受容体として作用する膜貫通型のグアニル酸シクラーゼのことを指す。グアニル酸シクラーゼCはまた、天然型ペプチドであるグアニリンおよびウログアニリンの受容体でもある。これらのペプチドのそれぞれに対して異なる受容体が存在する可能性は否定されていない。それ故に、「グアニル酸シクラーゼC」という用語は、胃腸粘膜の内面を覆う上皮細胞上で発現される膜貫通型グアニル酸シクラーゼ受容体のクラスも範囲に含みうる。
「GCCアゴニスト」という用語は、腸管グアニル酸シクラーゼCと結合してcGMPの細胞内産生を刺激するような、ペプチドおよび非ペプチド性化合物の両方のことを指す。GCCアゴニストがペプチドである場合、この用語は、グアニル酸シクラーゼCと結合してcGMPの細胞内産生を刺激する、そのようなペプチドおよびプロペプチドの生物学的活性断片を範囲に含む。
1.1.1 GCCアゴニストペプチド
本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストは、好ましくはペプチドである。いくつかの態様において、GCCアゴニストペプチドは、長さが30アミノ酸未満である。特定の態様において、GCCアゴニストペプチドは長さが30、25、20、15、14、13、12、11、10もしくは5アミノ酸であるかまたはそれ未満である。本発明の製剤および方法に用いるためのGCCアゴニストペプチドの例には、米国特許第7,879,802号および同8,034,782号、ならびに米国特許出願公開第2010-0069306号および第2010-0120694号に記載されたものが含まれ、これらはそれぞれその全体が参照により本明細書に組み入れられる。
本発明の方法によって調製できるGCCアゴニストペプチドの具体的な例には、以下の表I〜VIIに記載されたものが含まれる。表I〜VIIで用いる場合、「PEG3」または「3PEG」という用語は、アミノエチルオキシ-エチルオキシ-酢酸(AeeA)などのポリエチレングリコール、およびそれらのポリマーのことを指す。「Xaa」という用語は、任意の天然または非天然のアミノ酸またはアミノ酸類似体のことを指す。「Maa」という用語は、システイン(Cys)、ペニシラミン(Pen)ホモシステインまたは3-メルカプトプロリンのことを指す。「Xaan1」という用語は、長さが1、2または3残基である任意の天然または非天然のアミノ酸またはアミノ酸類似体のアミノ酸配列を表すことを意味し;Xaan2は長さが0または1残基であるアミノ酸配列を表すことを意味し;Xaan3は長さが0、1、2、3、4、5または6残基であるアミノ酸配列を表すことを意味する。さらに、Xaa、Xaan1、Xaan2またはXaan3によって表される任意のアミノ酸は、L-アミノ酸、D-アミノ酸、メチル化アミノ酸、またはそれらの任意の組み合わせであってよい。任意で、表中の式I〜XXによって表される任意のGCCアゴニストペプチドは、N末端、C末端またはその両方に、1つまたは複数のポリエチレングリコール残基を含有してもよい。
ある態様において、本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストはSEQ ID NO:1〜249から選択されるペプチドを含み、それらの配列は以下の表I〜VIIに示されている。1つの態様において、本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストは、SEQ ID NO:1、8、9、55または56によって指定されるペプチドを含む。
ある態様において、本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストは、SEQ ID NO:1〜249から選択されるペプチドと実質的に同等なペプチドを含む。「実質的に同等な」という用語は、いくつかの特定の残基が欠失するかまたは他のアミノ酸で置き換えられても、そのペプチドが腸管グアニル酸シクラーゼ受容体と結合して体液および電解質の輸送を刺激する能力が損なわれない、結合ドメインのアミノ酸配列と同等なアミノ酸配列を有するペプチドのことを指す。
ある態様において、GCCアゴニストペプチドはウログアニリンまたは細菌STペプチドの類似体である。ウログアニリンは、ナトリウム利尿活性を有する循環性ペプチドホルモンである。STペプチドは、グアニル酸シクラーゼ受容体を活性化して分泌性下痢を引き起こす大腸菌(E. coli)および他の腸内細菌の病原性菌株によって分泌される、耐熱性エンテロトキシン(STペプチド)のファミリーのメンバーである。細菌STペプチドとは異なり、ウログアニリンのグアニル酸シクラーゼ受容体との結合は消化管の生理的pHに依存する。したがって、ウログアニリンは、重度の下痢を引き起こすことなく、体液および電解質の輸送をpH依存的な様式で調節すると予想される。
本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストペプチドは、L-アミノ酸、D-アミノ酸またはその両方の組み合わせのポリマーでありうる。例えば、さまざまな態様において、ペプチドはDレトロ-インベルソペプチドである。「レトロ-インベルソ異性体」という用語は、配列の向きが逆転し、各アミノ酸残基のキラリティーが逆になっている、線状ペプチドの異性体のことを指す。例えば、Jameson et al., Nature, 368, 744-746 (1994);Brady et al, Nature, 368, 692-693 (1994)を参照。D-鏡像異性体および逆合成を組み合わせることの最終的な結果は、各アミド結合におけるカルボニル基およびアミノ基の位置が入れ替わる一方で、各α炭素の側鎖基の位置は保存されることである。別段に明記する場合を除き、本発明のあらゆる所与のL-アミノ酸配列は、対応するネイティブ性L-アミノ酸配列に関する配列の逆転物を合成することによって、Dレトロ-インベルソペプチドにすることができると推定される。
本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストペプチドは、グアニル酸シクラーゼCを発現する細胞および組織において細胞内cGMP産生を誘導することができる。ある態様において、GCCアゴニストペプチドは、ウログアニリン、グアニリンまたはSTペプチドなどの天然型GCCアゴニストと比較して、5%、10%、20%、30%、40%、50%、75%、90%またはそれ以上、細胞内cGMPを刺激する。任意で、GCCアゴニストペプチドは、SP-304(SEQ ID NO:1)と比較して、5%、10%、20%、30%、40%、50%、75%、90%またはそれ以上、細胞内cGMPを刺激する。さらなる態様において、GCCアゴニストペプチドはアポトーシス、例えばプログラム細胞死を指摘するか、または嚢胞性線維症膜コンダクタンス調節因子(CFTR)を活性化する。
いくつかの態様において、本発明の方法によって調製されるGCCアゴニストペプチドは、天然型GCCアゴニストおよび/またはSP-304(SEQ ID NO:1)、SP-339(リナクロチド)(SEQ ID NO:55)もしくはSP-340(SEQ ID NO:56)よりも安定である。例えば、GCCアゴニストペプチドは、天然型GCCアゴニストおよび/またはSP-304、SP-339(リナクロチド)もしくはSP-340と比較して、2%、3%、5%、10%、15%、20%、30%、40%、50%、75%、90%またはそれ未満で分解する。ある態様において、本発明の製剤および方法に用いるためのGCCアゴニストペプチドは、天然型GCCアゴニストおよび/またはSP-304(SEQ ID NO:1)、SP-339(リナクロチド)(SEQ ID NO:55もしくはSP-340(SEQ ID NO:56)よりも、タンパク質分解消化に対して安定である。1つの態様において、GCCアゴニストペプチドは、胃腸管の酵素によるタンパク質分解に対してペプチドをより抵抗性にするために、ペグ化されている。好ましい態様において、GCCアゴニストペプチドは、そのC末端、そのN末端または両方の末端で、アミノエチルオキシ-エチルオキシ-酢酸(Aeea)基によってペグ化されている。
本発明の方法によって調製されうるGCCアゴニストペプチドの具体的な例には、SEQ ID NO:1〜249によって指定された群から選択されるペプチドが含まれる。
1つの態様において、GCCアゴニストペプチドは、式X〜XVIIのいずれか1つのアミノ酸配列(例えば、SEQ ID NO:87〜98)を有するペプチドである。
いくつかの態様において、GCCアゴニストペプチドは式Iのアミノ酸配列を有するペプチドを含み、ここで式Iの少なくとも1つのアミノ酸はD-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸である、かつ/または16位のアミノ酸がセリンである。好ましくは、式Iの16位のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。例えば、式Iの16位のアミノ酸はd-ロイシンまたはd-セリンである。任意で、式Iの1〜3位のアミノ酸の1つまたは複数は、D-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸であるか、またはD-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸の組み合わせである。例えば、式IのAsn1、Asp2またはGlu3(またはそれらの組み合わせ)は、D-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式IのXaa6位のアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。
代替的な態様において、GCCアゴニストペプチドは式IIのアミノ酸配列を有するペプチドを含み、ここ式IIの少なくとも1つのアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式IIのXaan2によって表されるアミノ酸は、D-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。いくつかの態様において、式IIのXaan2によって表されるアミノ酸はロイシン、d-ロイシン、セリンまたはd-セリンである。好ましくは、式IIのXaan1によって表される1つまたは複数のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式IIのXaa6位のアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。
いくつかの態様において、GCCアゴニストペプチドは式IIIのアミノ酸配列を有するペプチドを含み、ここで式IIIの少なくとも1つのアミノ酸はD-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸であり、かつ/またはMaaはシステインではない。好ましくは、式IIIのXaan2によって表されるアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。いくつかの態様において、式IIIのXaan2によって表されるアミノ酸はロイシン、d-ロイシン、セリンまたはd-セリンである。好ましくは、式IIIのXaan1によって表される1つまたは複数のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式IIIのXaa6位のアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。
他の態様において、GCCアゴニストペプチドは式IVのアミノ酸配列を有するペプチドを含み、ここで式IVの少なくとも1つのアミノ酸はD-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸であり、かつ/またはMaaはシステインではない。好ましくは、式IVのXaan2はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。いくつかの態様において、式IVのXaan2によって表されるアミノ酸はロイシン、d-ロイシン、セリンまたはd-セリンである。好ましくは、式IVのXaan1によって表されるアミノ酸の1つまたは複数はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式IVのXaa6によって表されるアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。
さらなる態様において、GCCアゴニストペプチドは式Vのアミノ酸配列を有するペプチドを含み、ここで式Vの少なくとも1つのアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式Vの16位のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。例えば、式Vの16位のアミノ酸(すなわち、Xaa16)はd-ロイシンまたはd-セリンである。任意で、式Vの1〜3位のアミノ酸の1つまたは複数は、D-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸、またはD-アミノ酸もしくはメチル化アミノ酸の組み合わせである。例えば、式VのAsn1、Asp2またはGlu3(またはそれらの組み合わせ)はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式VのXaa6で表されるアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。
さらなる態様において、GCCアゴニストペプチドは式VI、VII、VIIIまたはIXのアミノ酸配列を有するペプチドを含む。好ましくは、式VI、VII、VIIIまたはIXの6位のアミノ酸はロイシン、セリンまたはチロシンである。いくつかの局面において、式VI、VII、VIIIまたはIXの16位のアミノ酸はロイシンまたはセリンである。好ましくは、式Vの16位のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。
さらなる態様において、GCCアゴニストペプチドは、式X、XI、XII、XIII、XIV、XV、XVIまたはXVIIのアミノ酸配列を有するペプチドを含む。任意で、式X、XI、XII、XIII、XIV、XV、XVIまたはXVIIの1つまたは複数のアミノ酸はD-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。好ましくは、式X、XI、XII、XIII、XIV、XV、XVIまたはXVIIによるペプチドのカルボキシ末端のアミノ酸は、D-アミノ酸またはメチル化アミノ酸である。例えば、式X、XI、XII、XIII、XIV、XV、XVIまたはXVIIによるペプチドのカルボキシ末端のアミノ酸はD-チロシンである。
好ましくは、式XIVのXaa6によって表されるアミノ酸はチロシン、フェニルアラニンまたはセリンである。最も好ましくは、式XIVのXaa6によって表されるアミノ酸はフェニルアラニンまたはセリンである。好ましくは、式XV、XVIまたはXVIIのXaa4によって表されるアミノ酸はチロシン、フェニルアラニンまたはセリンである。最も好ましくは、式V、XVIまたはXVIIのアミノ酸位置Xaa4はフェニルアラニンまたはセリンである。
いくつかの態様において、GCRAペプチドは式XVIIIのアミノ酸配列を含有するペプチドを含む。好ましくは、式XVIIIの1位のアミノ酸はグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミンまたはリシンである。好ましくは、式XVIIIの2位および3位のアミノ酸はグルタミン酸またはアスパラギン酸である。好ましくは、5位のアミノ酸はグルタミン酸である。好ましくは、式XVIIIの6位のアミノ酸はイソロイシン、バリン、セリン、トレオニンまたはチロシンである。好ましくは、式XVIIIの8位のアミノ酸はバリンまたはイソロイシンである。好ましくは、式XVIIIの9位のアミノ酸はアスパラギンである。好ましくは、式XVIIIの10位のアミノ酸はバリンまたはメチオニンである。好ましくは、式XVIIIの11位のアミノ酸はアラニンである。好ましくは、式XVIIIの13位のアミノ酸はトレオニンである。好ましくは、式XVIIIの14位のアミノ酸はグリシンである。好ましくは、式XVIIIの16位のアミノ酸はロイシン、セリンまたはトレオニンである。
代替的な態様において、GCRAペプチドは、式XIXのアミノ酸配列を含有するペプチドを含む。好ましくは、式XIXの1位のアミノ酸はセリンまたはアスパラギンである。好ましくは、式XIXの2位のアミノ酸はヒスチジンまたはアスパラギン酸である。好ましくは、式XIXの3位のアミノ酸はトレオニンまたはグルタミン酸である。好ましくは、式XIXの5位のアミノ酸はグルタミン酸である。好ましくは、式XIXの6位のアミノ酸はイソロイシン、ロイシン、バリンまたはチロシンである。好ましくは、式XIXの8、10、11または13位のアミノ酸はアラニンである。好ましくは、式XIXの9位のアミノ酸はアスパラギンまたはフェニルアラニンである。好ましくは、式XIXの14位のアミノ酸はグリシンである。
さらなる態様において、GCRAペプチドは式XXのアミノ酸配列を含有するペプチドを含む。好ましくは、式XXの1位のアミノ酸 はグルタミンである。好ましくは、式XXの2位または3位のアミノ酸はグルタミン酸またはアスパラギン酸である。好ましくは、式XXの5位のアミノ酸はグルタミン酸である。好ましくは、式XXの6位のアミノ酸はトレオニン、グルタミン、チロシン、イソロイシンまたはロイシンである。好ましくは、式XXの8位のアミノ酸はイソロイシンまたはバリンである。好ましくは、式XXの9位のアミノ酸はアスパラギンである。好ましくは、式XXの10位のアミノ酸はメチオニンまたはバリンである。好ましくは、式XXの11位のアミノ酸はアラニンである。好ましくは、式XXの13位のアミノ酸はトレオニン(threonione)である。好ましくは、式XXの1位のアミノ酸はグリシンである。好ましくは、式XXの15位のアミノ酸はチロシンである。任意で、式XXの15位のアミノ酸は長さが2アミノ酸であり、システイン(Cys)、ペニシラミン(Pen)ホモシステイン、または3-メルカプトプロリンおよびセリン、ロイシンもしくはトレオニンである。
ある態様において、GCCアゴニストペプチドの1つまたは複数のアミノ酸は、非天然型アミノ酸または天然型もしくは非天然型のアミノ酸類似体によって置き換えられている。そのようなアミノ酸およびアミノ酸類似体は当技術分野において公知である。例えば、Hunt, "The Non-Protein Amino Acids," in Chemistry and Biochemistry of the Amino Acids, Barrett, Chapman and Hall, 1985を参照。いくつかの態様において、アミノ酸は、天然の非必須アミノ酸、例えばタウリンによって置き換えられる。非タンパク質アミノ酸によって置き換えることのできる天然型アミノ酸の非限定的な例には、以下のものが含まれる:(1)芳香族アミノ酸は、3,4-ジヒドロキシ-L-フェニルアラニン、3-ヨード-L-チロシン、トリヨードチロニン、L-チロキシン、フェニルグリシン(Phg)またはノル-チロシン(norTyr)によって置き換えることができる;(2)PhgおよびnorTyr、ならびにPheおよびTyrを含む他のアミノ酸は、例えばハロゲン、-CH3、-OH、-CH2NH3、-C(O)H、-CH2CH3、-CN、-CH2CH2CH3、-SHまたは別の基によって置換しうる;(3)グルタミン残基は、γ-ヒドロキシ-Gluまたはγ-カルボキシ-Gluによって置換しうる;(4)チロシン残基は、L-α-メチルフェニルアラニンなどのα置換アミノ酸により、または類似体、例えば3-アミノ-Tyr;Tyr(CH3);Tyr(PO3(CH3)2);Tyr(SO3H);β-シクロヘキシル-Ala;β-(1-シクロペンテニル)-Ala;β-シクロペンチル-Ala;β-シクロプロピル-Ala;β-キノリル-Ala;β-(2-チアゾリル)-Ala;β-(トリアゾール-1-イル)-Ala;β-(2-ピリジル)-Ala;β-(3-ピリジル)-Ala;アミノ-Phe;フルオロ-Phe;シクロヘキシル-Gly;tBu-Gly;β-(3-ベンゾチエニル)-Ala;β-(2-チエニル)-Ala;5-メチル-Trp;およびA-メチル-Trpなどによって置換することができる;(5)プロリン残基は、ホモプロ(L-ピペコリン酸);ヒドロキシ-Pro;3,4-デヒドロ-Pro;4-フルオロ-Pro;もしくはα-メチル-Pro、またはその構造を有するN(α)-C(α)環化アミノ酸類似体によって置換することができる:n=0、1、2、3;(6)アラニン残基は、α-置換もしくはN-メチル化アミノ酸、例えば、α-アミノイソ酪酸(aib)、L/D-α-エチルアラニン(L/D-イソバリン)、L/D-メチルバリン、もしくはL/D-α-メチルロイシンなど、またはβ-フルオロ-Alaなどの非天然アミノ酸によって置換することができる。アラニンも置換することができる:n=0、1、2、3。グリシン残基は、α-アミノイソ酪酸(aib)またはL/D-α-エチルアラニン(L/D-イソバリン)によって置換することができる。
非天然アミノ酸のさらなる例には、以下のものが含まれる:チロシンの非天然類似体;グルタミンの非天然類似体;フェニルアラニンの非天然類似体;セリンの非天然類似体;トレオニンの非天然類似体;アルキル、アリール、アシル、アジド、シアノ、ハロ、ヒドラジン、ヒドラジド、ヒドロキシル、アルケニル、アルキニル、エーテル、チオール、スルホニル、セレノ、エステル、チオ酸、ボレート、ボロネート、ホスホ、ホスホノ、ホスフィン、複素環式、エノン、イミン、アルデヒド、ヒドロキシルアミン、ケト、もしくはアミノ置換アミノ酸、またはそれらの任意の組み合わせ;光活性化しうる架橋部を有するアミノ酸;スピン標識されたアミノ酸;蛍光性アミノ酸;新規の官能基を有するアミノ酸;別の分子と共有結合的または非共有結合的に相互作用するアミノ酸;金属結合アミノ酸;天然にアミド化されていない部位でアミド化されたアミノ酸、金属含有アミノ酸;放射性アミノ酸;光ケージド(photocaged)アミノ酸および/または光異性化しうるアミノ酸;ビオチンまたはビオチン類似体を含有するアミノ酸;グリコシル化された、または糖質で修飾されたアミノ酸;ケト含有アミノ酸;ポリエチレングリコールまたはポリエーテルを含むアミノ酸;重原子置換されたアミノ酸(例えば、重水素、トリチウム、13C、15Nまたは18Oを含有するアミノ酸);化学切断しうるかまたは光切断しうるアミノ酸;長く伸びる側鎖を有するアミノ酸;毒性基を含有するアミノ酸;糖置換されたアミノ酸、例えば、糖置換セリンなど;炭素結合糖含有アミノ酸;酸化還元活性アミノ酸;α-ヒドロキシ含有酸;アミノチオ酸含有アミノ酸;α,α二置換アミノ酸;β-アミノ酸;プロリン以外の環状アミノ酸;O-メチル-L-チロシン;L-3-(2-ナフチル)アラニン;3-メチル-フェニルアラニン;ρ-アセチル-L-フェニルアラニン;O-4-アリル-L-チロシン;4-プロピル-L-チロシン;トリ-O-アセチル-GlcNAcβ-セリン;L-ドーパ;フッ化フェニルアラニン;イソプロピル-L-フェニルアラニン;p-アジド-L-フェニルアラニン;p-アシル-L-フェニルアラニン;p-ベンゾイル-L-フェニルアラニン;L-ホスホセリン;ホスホノセリン;ホスホノチロシン;p-ヨード-フェニルアラニン;4-フルオロフェニルグリシン;p-ブロモフェニルアラニン;p-アミノ-L-フェニルアラニン;イソプロピル-L-フェニルアラニン;L-3-(2-ナフチル)アラニン;D-3-(2-ナフチル)アラニン(dNal);アミノ-、イソプロピル-、またはO-アリル含有フェニルアラニン類似体;ドーパ、0-メチル-L-チロシン;グリコシル化アミノ酸;p-(プロパルギルオキシ)フェニルアラニン;ジメチル-リシン;ヒドロキシ-プロリン;メルカプトプロピオン酸;メチル-リシン;3-ニトロ-チロシン;ノルロイシン;ピログルタミン酸;Z(カルボベンゾキシル);ε-アセチル-リシン;β-アラニン;アミノベンゾイル誘導体;アミノ酪酸(Abu);シトルリン;アミノヘキサン酸;アミノイソ酪酸(AIB);シクロヘキシルアラニン;d-シクロヘキシルアラニン;ヒドロキシプロリン;ニトロ-アルギニン;ニトロ-フェニルアラニン;ニトロ-チロシン;ノルバリン;オクタヒドロインドールカルボキシレート;オルニチン(Orn);ペニシラミン(PEN);テトラヒドロイソキノリン;アセトアミドメチルで保護されたアミノ酸、ならびにペグ化アミノ酸。非天然アミノ酸およびアミノ酸類似体のさらなる例は、U.S. 20030108885号、U.S. 20030082575号、US20060019347号(段落410〜418)、およびそれらに引用された参考文献に見いだすことができる。本発明のポリペプチドは、US20060019347号、段落589に記載されたものを含む、さらなる修飾を含みうる。非天然型アミノ酸を含む例示的なGCCアゴニストペプチドには、例えば、SP-368およびSP-369が含まれる。
いくつかの態様において、GCCアゴニストペプチドは環状ペプチドである。GCCアゴニスト環状ペプチドは、当技術分野において公知の方法によって調製することができる。例えば、大環状化は、多くの場合、ペプチドのN末端とC末端との間、側鎖とN末端もしくはC末端との間[例えば、K3Fe(CN)6をpH8.5で用いて](Samson et al., Endocrinology, 137: 5182-5185 (1996))、またはシステインなどの2つのアミノ酸側鎖の間にアミド結合を形成させることによって実現される。例えば、DeGrado, Adv Protein Chem, 39: 51-124 (1988)を参照。さまざまな態様において、GCCアゴニストペプチドは、[4,12; 7,15]二環体(bicycle)である。
ある態様において、GCCアゴニストペプチド中でジスルフィド結合を通常形成する一方または両方のCys残基は、ホモシステイン、ペニシラミン、3-メルカプトプロリン(Kolodziej et al. 1996 Int. J. Pept. Protein Res. 48:274)、β,βジメチルシステイン(Hunt et al. 1993 Int. J. Pept. Protein Res. 42:249)、またはジアミノプロピオン酸(Smith et al. 1978 J. Med. Chem. 2 1:117)によって置き換えられて、通常のジスルフィド結合の位置で代替的な内部架橋を形成する。
ある態様において、GCCアゴニストペプチド中の1つまたは複数のジスルフィド結合は、代替的な共有結合性架橋、例えば、アミド結合(-CH2CH(O)NHCH2-もしくは-CH2NHCH(O)CH2-)、エステル結合、チオエステル結合、ラクタム架橋、カルバモイル結合、尿素結合、チオ尿素結合、ホスホネートエステル結合、アルキル結合(-CH2CH2CH2CH2-)、アルケニル結合(-CH2CH=CHCH2-)、エーテル結合(-CH2CH2OCH2-もしくは-CH2OCH2CH2-)、チオエーテル結合(-CH2CH2SCH2-もしくは-CH2SCH2CH2-)、アミン結合(-CH2CH2NHCH2-もしくは-CH2NHCH2CH2-)、またはチオアミド結合(-CH2C(S)NHCH2-もしくは-CH2NHC(S)CH2-)によって置き換えられている。例えば、Leduら(Proc. Natl. Acad. Sci. 100:11263-78, 2003)は、ラクタム架橋およびアミド架橋を調製するための方法を記載している。ラクタム架橋を含む例示的なGCCアゴニストペプチドには、例えば、SP-370が含まれる。
ある態様において、GCCアゴニストペプチドは、代替的な結合によって置き換えられた1つまたは複数の従来のポリペプチド結合を有する。そのような置換は、ポリペプチドの安定性を高めることができる。例えば、残基のアミノ末端と芳香族残基(例えば、Tyr、Phe、Trp)との間のポリペプチド結合を代替的な結合で置き換えることにより、カルボキシペプチダーゼによる切断を減少させて、消化管における半減期を延長させることができる。ポリペプチド結合を置き換えることができる結合には、以下のものが含まれる:レトロ-インベルソ結合(NH-C(O)の代わりにC(O)-NH);還元アミド結合(NH-CH2);チオメチレン結合(S-CH2またはCH2-S);オキソメチレン結合(O-CH2またはCH2-O);エチレン結合(CH2-CH2);チオアミド結合(C(S)-NH);トランス-オレフィン結合(CH=CH);フルオロ置換トランス-オレフィン結合(CF=CH);ケトメチレン結合(C(O)-CHRまたはCHR-C(O)、式中、RはHまたはCHである);およびフルオロ-ケトメチレン結合(C(O)-CFRまたはCFR-C(O)、式中、RはHまたはFまたはCHである)。
ある態様において、GCCアゴニストペプチドは、標準的な修飾を用いて修飾される。修飾は、アミノ(N-)末端、カルボキシ(C-)末端、内部、または前述の任意の組み合わせで行うことができる。本明細書に記載の1つの局面において、ポリペプチド上に複数の種類の修飾が存在してもよい。修飾には、アセチル化、アミド化、ビオチン化、シンナモイル化(cinnamoylation)、ファルネシル化、ホルミル化、ミリストイル化、パルミトイル化、リン酸化(Ser、TyrまたはThr)、ステアロイル化、スクシニル化、スルフリル化および環化(ジスルフィド架橋またはアミド環化を介して)、ならびにCys3またはCys5による修飾が非限定的に含まれる。本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドを、2,4-ジニトロフェニル(DNP)、DNP-リシンによって、7-アミノ-4-メチル-クマリン(AMC)、フルオレセイン(flourescein)、NBD(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール)、p-ニトロ-アニリド、ローダミンB、EDANS(5-((2-アミノエチル)アミノ)ナフタレン-1-スルホン酸)、ダブシル(dabcyl)、ダブシル(dabsyl)、ダンシル、テキサスレッド、FMOC、およびTamra(テトラメチルローダミン)による修飾によって修飾することもできる。また、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドを、例えば、ポリエチレングリコール(PEG);アルキル基(例えば、C1〜C20の直鎖状または分岐アルキル基);脂肪酸部分;PEG、アルキル基および脂肪酸部分の組み合わせ(米国特許第6,309,633号;Soltero et al., 2001 Innovations in Pharmaceutical Technology 106-110を参照);BSAおよびKLH(キーホールリンペットヘモシアニン)と結合体化させてもよい。本発明のポリペプチドを修飾するために用いうるPEGおよび他のポリマーの付加は、US20060 19347のセクションIXに記載されている。
また、GCCアゴニストペプチドが、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドの誘導体であってもよい。例えば、誘導体には、いくつかの特定のアミノ酸が欠失するかまたは置き換えられた、GCCアゴニストペプチドのハイブリッド形態および修飾形態が含まれる。修飾にはグリコシル化も含まれうる。修飾がアミノ酸置換である場合、これは、ペプチドの生物活性にとって非必須アミノ酸残基であると予測される1つまたは複数の位置での保存的置換であることが好ましい。「保存的置換」とは、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置き換えられるもののことである。類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーは、当技術分野で定義されている。これらのファミリーには、塩基性側鎖(例えば、リシン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電極性側鎖(例えば、グリシン、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン)、非極性側鎖(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、β分岐側鎖(例えば、トレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)を有するアミノ酸が含まれる。
1つの態様において、本明細書に記載の方法によって調製されるGCCアゴニストペプチドは、生物活性を有する突然変異体を同定するために、ランダム突然変異誘発に供せられる。
1つの態様において、本発明の方法を用いて、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドと実質的に相同であるGCCアゴニストペプチドを調製することができる。そのような実質的に相同なペプチドは、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドに対する抗体との交差反応性によって単離することができる。
本発明の方法によって調製できるGCCアゴニストペプチドのさらなる例は、以下の表I〜VIIに見いだされる。
1.1.2 GCCアゴニストペプチドおよびその断片の代替的調製方法
GCCアゴニストペプチドおよびその断片は、分子クローニング、ペプチド合成、または部位指定突然変異誘発といった、当技術分野で受け入れられている手法を用いて調製することができる。
上記の従来の液相ペプチド合成または固相ペプチド合成に加えて、GCCアゴニストペプチドまたはその断片は最新のクローニング手法によって作製されうる。例えば、GCCアゴニストペプチドは、大腸菌を非限定的に含む細菌内で、またはポリペプチドもしくはタンパク質の生産のための他の既存の系(例えば、枯草菌(Bacillus subtilis)、ショウジョウバエ(Drosophila)Sf9細胞を用いるバキュロウイルス発現系、酵母もしくは糸状菌発現系、哺乳動物細胞発現系)において産生され、またはそれらを化学的に合成することもできる。GCCアゴニストペプチドまたは変異体ペプチドを、細菌、例えば大腸菌内で産生させようとする場合には、ポリペプチドをコードする核酸分子は、細胞からの成熟ポリペプチドの分泌を可能にするリーダー配列もコードしてよい。したがって、ポリペプチドをコードする配列は、例えば、天然型の細菌性STポリペプチドのプレ配列およびプロ配列を含むことができる。分泌された成熟ポリペプチドを、培地から精製することができる。
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドをコードする配列は、細菌細胞内の核酸分子を送達および維持することができるベクター中に挿入することができる。DNA分子は自律複製ベクター中に挿入することができる(適したベクターには、例えば、pGEM3ZおよびpcDNA3、ならびにそれらの誘導体が含まれる)。ベクター核酸は、細菌DNAまたはバクテリオファージDNA、例えば、バクテリオファージλまたはM13など、およびそれらの誘導体であってよい。本明細書に記載の核酸を含有するベクターの構築の後に、細菌などの宿主細胞の形質転換を行うことができる。適した細菌性宿主には、大腸菌、枯草菌、シュードモナス(Pseudomonas)、サルモネラ(Salmonella)が非限定的に含まれる。遺伝子構築物は、コード性核酸分子のほかに、発現を可能にする要素、例えば、プロモーターおよび制御配列なども含む。発現ベクターが、転写開始を制御する転写制御配列、例えばプロモーター配列、エンハンサー配列、オペレーター配列およびリプレッサー配列などを含有してもよい。
種々の転写制御配列が当業者に周知である。また、発現ベクターは、翻訳制御配列も含むことができる(例えば、非翻訳5'配列、非翻訳3'配列、または配列内リボソーム進入部位)。ベクターは自律複製をすることができ、または、ポリペプチド産生時の安定性が確保されるように、それが宿主DNAに組み込まれてもよい。
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドを含むタンパク質コード性配列を、精製を容易にするために、ポリペプチドアフィニティータグ、例えば、グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)、マルトースE結合タンパク質、プロテインA、FLAGタグ、ヘキサ-ヒスチジン、mycタグまたはインフルエンザHAタグなどをコードする核酸と融合させることもできる。アフィニティータグまたはレポーター融合物は、関心対象のポリペプチドのリーディングフレームを、アフィニティータグをコードする遺伝子のリーディングフレームと連結させ、その結果、翻訳融合物を生じさせる。融合遺伝子の発現は、関心対象のポリペプチドおよびアフィニティータグの両方を含む単一のポリペプチドの翻訳をもたらす。場合によっては、アフィニティータグを利用する場合には、プロテアーゼ認識部位をコードするDNA配列を、アフィニティータグに関するリーディングフレームと関心対象のポリペプチドとの間に融合させる。
細菌以外のタンパク質発現系において本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドおよび変異体の未成熟形態および成熟形態を産生させるのに適しており、かつ当業者に周知である遺伝子構築物および方法を、生物系においてポリペプチドを産生させるために用いることもできる。
本明細書に開示されるペプチドは、体内での半減期の延長といった所望の特性をペプチドに付与する第2の分子を結びつけること、例えばペグ化によって修飾することができる。そのような修飾も、本明細書で用いる「変異体」という用語の範囲に含まれる。
(表I)GCRAペプチド(SP-304および誘導体)
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
(表II)リナクロチドおよび誘導体
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
(表III)GCRAペプチド
Figure 2018058867
(表IV)SP-304類似体、ウログアニリンおよびウログアニリン類似体
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
(表V)グアニリンおよび類似体
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
(表VI)リンホグアニリンおよび類似体
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
Figure 2018058867
(表VII)STペプチドおよび類似体
Figure 2018058867
1.2 使用方法
本発明は、胃腸障害の治療または予防、および胃腸運動の増大を必要とする対象において、GCCアゴニストまたはその製剤の有効量を対象に投与することによって、胃腸障害を治療または予防するため、および胃腸の運動を増大させるための方法を提供する。本発明の方法によって治療または予防することができる胃腸障害の非限定な例には、過敏性腸症候群(IBS)、非潰瘍性消化不良、ピロリ菌(H. pylori)感染関連潰瘍、慢性腸偽性閉塞症、機能性消化不良、結腸偽性閉塞症、十二指腸胃逆流症、胃食道逆流症(GERD)、イレウス(例えば、術後イレウス)、胃不全麻痺、胸やけ(胃腸管における高酸性度)、便秘(例えば、オピオイド、骨関節炎薬または骨粗鬆症薬などの医薬品の使用に伴う便秘);術後便秘、神経障害に付随する便秘、クローン病および潰瘍性大腸炎が含まれる。
1つの態様において、本発明は、胃腸運動障害、過敏性腸症候群、機能性胃腸障害、胃食道逆流症、十二指腸胃逆流症、機能性胸やけ、消化不良、機能性消化不良、非潰瘍性消化不良、胃不全麻痺、慢性偽性腸閉塞症、結腸偽性閉塞症、肥満、うっ血性心不全または良性前立腺肥大を治療または予防するための方法を提供する。
1つの態様において、本発明は、便秘の治療もしくは予防、および/または胃腸運動の増大を必要とする対象において、GCCアゴニストまたはその製剤の有効量を対象に投与することによって、便秘を治療もしくは予防するため、および/または胃腸運動を増大させるための方法を提供する。便秘を定義している臨床的に認められている基準は、便通の頻度、便の硬さ、および便通の容易さといった範囲にわたる。便秘の一般的な定義の1つは、1週間当たりの便通が3回未満というものである。他の定義には、異常に硬い便、または過度のいきみを必要とする排便が含まれる(Schiller 2001 Aliment Pharmacol Ther 15:749-763)。便秘は特発性のこともあれば(機能性便秘もしくは輸送遅延型便秘)、または神経障害、代謝障害もしくは内分泌障害を含む他の原因による続発性のこともある。これらの障害には、糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、低カルシウム血症、多発性硬化症、パーキンソン病、脊髄病変、神経線維腫症、自律神経ニューロパチー、シャーガス病、ヒルシュスプルング病および嚢胞性線維症が含まれる。また、便秘が外科手術の結果であること、または鎮痛薬(オピオイド類など)、降圧薬、抗痙攣薬、抗鬱薬、鎮痙薬および抗精神病薬などの薬物の使用に起因することもある。
さまざまな態様において、便秘は治療薬の使用に伴う;便秘は神経障害に伴う;便秘は術後便秘である;便秘は胃腸障害に伴う;便秘は特発性(機能性便秘または輸送遅延型便秘)である;便秘は神経障害、代謝障害または内分泌障害(例えば、糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、低カルシウム血症、多発性硬化症、パーキンソン病、脊髄病変、神経線維腫症、自律神経ニューロパチー、シャーガス病、ヒルシュスプルング病または嚢胞性線維症)に伴う。また、便秘が外科手術の結果であること、または鎮痛薬(オピオイド類など)、降圧薬、抗痙攣薬、抗鬱薬、鎮痙薬および抗精神病薬などの薬物の使用に起因することもある。
1つの態様において、本発明は、慢性特発性便秘の治療または予防、および胃腸運動の増大を必要とする対象において、GCCアゴニストまたはその製剤の有効量を対象に投与することによって、慢性特発性便秘を治療または予防するため、および胃腸運動を増大させるための方法を提供する。
本明細書で用いる「治療すること」という用語は、治療される胃腸障害に付随する少なくとも1つの臨床症状の軽減、部分的改善、緩和または鎮静緩和のことを指す。「予防すること」という用語は、予防しようとする胃腸障害に付随する少なくとも1つの臨床症状の発現または進行の阻害または遅延のことを指す。本明細書で用いる「有効量」という用語は、対象に何らかの改善または利益をもたらす量のことを指す。ある態様において、有効量とは、治療しようとする胃腸障害の少なくとも1つの臨床症状の何らかの緩和、鎮静緩和および/または減少をもたらす量のことである。他の態様において、有効量とは、予防しようとする胃腸障害に付随する少なくとも1つの臨床症状の発現または進行の何らかの阻害または遅延をもたらす量のことである。治療効果は、対象に何らかの利益がもたらされる限り、完全でなくても、治癒的でなくてもよい。「対象」という用語は、好ましくはヒト対象のことを指すが、非ヒト霊長動物、または好ましくはマウス、ラット、イヌ、ネコ、ウシ、ウマまたはブタから選択される他の哺乳動物のことを指してもよい。
本発明はまた、消化器癌の治療を必要とする対象において、GCCアゴニストまたはその製剤の有効量を対象に投与することによって、消化器癌を治療するための方法も提供する。本発明の方法に従って治療しうる消化器癌の非限定的な例には、胃癌、食道癌、膵癌、結腸直腸癌、腸管癌、肛門癌、肝癌、胆嚢癌または結腸癌が含まれる。
本発明はまた、脂質代謝障害、胆道系障害、炎症性障害、肺障害、癌、心血管障害を含む心障害、眼障害、口腔障害、血液障害、肝障害、皮膚障害、前立腺障害、内分泌障害および肥満を治療するための方法も提供する。
脂質代謝障害には、脂質異常症、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、シトステロール血症、家族性高コレステロール血症、黄色腫、複合型高脂血症、レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ欠乏症、タンジール病、無βリポタンパク質血症、勃起不全、脂肪肝および肝炎が非限定的に含まれる。
胆道系障害には、例えば胆石、胆嚢癌 胆管炎、もしくは原発性硬化性胆管炎などの胆嚢障害;または、例えば胆嚢炎、胆管癌もしくは肝蛭症などの胆管障害が含まれる。
炎症性障害には、組織および臓器の炎症、例えば腎臓の炎症(例えば、腎炎)、胃腸系の炎症(例えば、クローン病および潰瘍性大腸炎);壊死性腸炎(NEC);膵臓の炎症(例えば、膵炎)、膵機能不全、肺の炎症(例えば、気管支炎または喘息)または皮膚の炎症(例えば、乾癬、湿疹)が含まれる。
肺障害には、例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および繊維症が含まれる。
癌には、転移を含む、組織および臓器の発癌、例えば、消化器癌(例えば、胃癌、食道癌、膵癌、結腸直腸癌、腸癌、肛門癌、肝癌、胆嚢癌もしくは結腸癌;肺癌;甲状腺癌;皮膚癌(例えば、黒色腫);口腔癌;尿路癌(例えば、膀胱癌もしくは腎癌);血液がん(例えば、骨髄腫もしくは白血病)または前立腺癌などが含まれる。
心障害には、例えば、うっ血性心不全、頻脈性高血圧症(trachea cardia hypertension)、コレステロール高値またはトリグリセリド高値が含まれる。心血管障害には、例えば、動脈瘤、狭心症、アテローム性動脈硬化、脳血管発作(脳卒中)、脳血管疾患、うっ血性心不全、冠動脈疾患、心筋梗塞(心発作)または末梢血管疾患が含まれる。
肝障害には、例えば、肝硬変および繊維症が含まれる。加えて、GC-Cアゴニストは、肝移植患者における肝再生を助長するために有用な可能性もある。眼障害には、例えば、眼内圧上昇、緑内障、ドライアイ 網膜変性症、涙腺障害または眼炎が含まれる。皮膚障害には、例えば、乾皮症が含まれる。口腔障害には、例えば、口渇症(口内乾燥症)、シェーグレン症候群、歯肉疾患(例えば、歯周病)または唾液腺管の閉塞もしくは機能不全が含まれる。前立腺障害には、例えば、良性前立腺肥大(BPH)が含まれる。内分泌障害には、例えば、糖尿病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症および嚢胞性線維症が含まれる。
1.2.1 治療的有効投与量
障害は、GCCアゴニストペプチドの治療的有効用量を、その治療、予防または緩和を必要とする対象、例えばヒトなどの哺乳動物に投与することによって、治療、予防または緩和される。本発明は一部には、本発明の製剤が動物試験に基づいて予想されたよりもはるかに低用量で治療的に有効であることを実証した、ヒトにおける臨床試験の予想外の結果に基づく。本発明の1つの局面によれば、治療的有効用量は、単位用量当たり0.01ミリグラム(mg)〜10mgである。「単位用量」という用語は、単一の薬物送達実体、例えば、錠剤、カプセル、溶液、吸入、徐放または持続性製剤などのことを指す(例えば、Cosmo PharmaceuticalsのMMX(登録商標)技術)。1つの態様において、有効用量は0.01mg〜9mgである。もう1つの態様において、有効用量は0.01mg〜5mgである。もう1つの態様において、有効用量は0.01mg〜3mgである。もう1つの態様において、有効用量は0.10mg〜5mgである。もう1つの態様において、有効用量は0.10mg〜3mgである。1つの態様において、単位用量は.01mg、.05mg、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.5mg、1.0mg、1.5mg、2.0mg、2.5mg、3.0mg、5mgまたは10mgである。1つの態様において、単位用量は0.3mg、1.0mg、3.0mg、9.0mgまたは9.5mgである。
GCCアゴニストペプチドは、1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤とともに、単位用量形態で薬学的組成物の中にあってもよい。存在する存在するペプチドの量は、患者に投与された時に正の治療効果を有するのに十分であるべきである。「正の治療効果」を構成するものは、治療される特定の病状に依存すると考えられ、これには、当業者によって容易に認識される、病状の任意の有意な改善が含まれる。
上記の方法に用いるためのGCCアゴニストは、好ましくは経口投与される。剤形には、溶液、懸濁液、乳濁液、錠剤およびカプセルが含まれる。
1日の総用量を、単回用量で、または複数の分割用量(subdose)で患者に投与することができる。典型的には、分割用量は1日当たり2〜6回、好ましくは1日当たり2〜4回、さらにより好ましくは1日当たり2〜3回投与することができる。単回の1日用量を投与することが好ましい。
GCCアゴニストは、唯一の活性薬剤として、または1つもしくは複数の追加的な活性薬剤と組み合わせて投与することができる。いかなる場合でも、追加的な活性薬剤は、既存の技術を手引きとして用いて、治療的に有効である投与量で投与されるべきである。GCCアゴニストは、単一の組成物で投与してもよく、または1つもしくは複数の追加的な活性薬剤とともに逐次的に投与してもよい。1つの態様において、GCCアゴニストは、cGMP依存性ホスホジエステラーゼの1つまたは複数の阻害薬、例えば、スリンダクスルホン(suldinac sulfone)、ザプリナスト、モタピゾン、バルデナフィルまたはシルデナフィル(sildenifil)と組み合わせて投与される。もう1つの態様において、GCCアゴニストは、1つまたは複数の化学療法薬と組み合わせて投与される。もう1つの態様において、GCCアゴニストは、1つまたは複数の抗炎症薬、例えばステロイド、またはアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)などと組み合わせて投与される。
併用療法は、それぞれが別々に製剤化されて投与される2つまたはそれ以上の薬剤、例えば、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドおよびもう1つの化合物を投与することによって、または、2つもしくはそれ以上の薬剤を単一の製剤で投与することによって達成しうる。他の組み合わせも併用療法の範囲に含まれる。例えば、2つの薬剤を一緒に製剤化して、第3の薬剤を含有する別個の製剤とともに投与することができる。併用療法における2つまたはそれ以上の薬剤は同時に投与することができるが、必ずしもそうする必要はない。例えば、第1の薬剤(または薬剤の組み合わせ)の投与が、第2の薬剤(または薬剤の組み合わせ)の投与よりも数分、数時間、数日または数週間、先行することができる。したがって、2つまたはそれ以上の薬剤は、互いに数分以内、または互いに1、2、3、6、9、12、15、18もしくは24時間以内、または互いに1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14日以内、または互いに、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10週間以内に投与することができる。場合によっては、さらに長い間隔も可能である。多くの場合には、併用療法に用いられる2つまたはそれ以上の薬剤は患者の体内に同時に存在することが望ましいが、必ずしもそうである必要はない。
標的組織または臓器におけるcGMPのレベルをさらに高めるために、本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドを、ホスホジエステラーゼ阻害薬、例えば、スリンダクスルホン(slindae sulfone)、ザプリナスト、シルデナフィル、バルデナフィルまたはタダラフィルなどと組み合わせることもできる。
併用療法は、組み合わせて用いられる薬剤のうちの1つまたは複数の2回またはそれ以上の投与も含むことができる。例えば、薬剤Xおよび薬剤Yを組み合わせて用いる場合、それらを任意の組み合わせで1回または複数回、例えばX-Y-X、X-X-Y、Y-X-Y、Y-Y-X、X-X-Y-Yなどの順序で、逐次的に投与することができる。
1.2.2 併用療法のための例示的な薬剤
本発明のGCCアゴニスト製剤は、胃腸の疾患または障害の治療または予防のための治療レジメンの一部として、単独で、または1つもしくは複数の追加的な治療薬と組み合わせて投与することができる。いくつかの態様において、GCCアゴニスト製剤は、1つまたは複数の追加的な治療薬を含む。他の態様において、GCCアゴニストは、1つまたは複数の追加的な治療薬と別個に製剤化される。この態様によれば、GCCアゴニストは、1つまたは複数の追加的な治療薬と同時に、逐次的に、または異なる時点で投与される。1つの態様において、GCCアゴニスト製剤は、ホスホジエステラーゼ阻害薬、環状ヌクレオチド(cGMPおよびcAMPなど)、緩下剤(SENNA、またはMETAMUCILなど)、便軟化剤、IBDに対する抗腫瘍壊死因子α療法薬(REMICADE、ENBRELまたはHUMAIRAなど)および抗炎症薬(COX-2阻害薬、スルファサラジン、5-ASA誘導体およびNSAIDSなど)からなる群より選択される、1つまたは複数の追加的な治療薬と組み合わせて投与される。ある態様において、GCCアゴニスト製剤は、前記GCCアゴニストと同時または逐次的に、cGMP特異的ホスホジエステラーゼ(cGMP-PDE)の阻害薬の有効用量と組み合わせて投与される。cGMP-PDE阻害薬には、例えば、スリンダクスルホン(suldinac sulfone)、ザプリナスト、モタピゾン、バルデナフィル(vardenifil)およびシルデナフィルが含まれる。もう1つの態様において、GCCアゴニスト製剤は、環状ヌクレオチド輸送体の阻害薬と組み合わせて投与される。本発明のGCCアゴニスト製剤と組み合わせて投与しうる治療薬のさらなる例は、以下のセクションに提示されている。
1.2.2.1 消化器癌を治療するための薬剤
本明細書に記載のGCCアゴニスト製剤は、アルキル化剤、エピポドフィロトキシン、ニトロソ尿素、代謝拮抗剤、ビンカアルカロイド、アントラサイクリン系抗生物質、ナイトロジェンマスタード剤などを含む、1つまたは複数の抗腫瘍薬と組み合わせて用いることができる。具体的な抗腫瘍薬には、タモキシフェン、タキソール、エトポシドおよび5-フルオロウラシルが含まれる。1つの態様において、GCCアゴニスト製剤は、抗ウイルス薬またはモノクローナル抗体と組み合わせて用いられる。
結腸癌の治療のために本発明のGCCアゴニスト製剤と組み合わせて用いうる抗腫瘍薬の非限定的な例には、細胞増殖阻害薬、DNAの修飾または修復のための薬剤、DNA合成阻害薬、DNA/RNA転写調節薬、RNAプロセシング阻害薬、タンパク質の発現、合成および安定性に影響を及ぼす薬剤、タンパク質の局在化またはそれらが生理的作用を発揮する能力に影響を及ぼす薬剤、タンパク質間相互作用またはタンパク質-核酸相互作用を妨げる薬剤、RNA干渉によって作用する薬剤、任意の化学的性質を有する受容体結合分子(小分子および抗体を含む)、標的化毒素、酵素活性化薬、酵素阻害薬、遺伝子調節薬、HSP-90阻害薬、微小管もしくは他の細胞骨格系成分または細胞の接着および運動性を妨げる分子、光線療法のための薬剤、ならびに補助療法薬(therapy adjunct)が含まれる。
代表的な細胞増殖阻害薬には、N-アセチル-D-スフィンゴシン(C.sub.2セラミド)、アピゲニン、塩化ベルベリン、ジクロロメチレンジホスホン酸二ナトリウム塩、アロエエモジン(loe-emodine)、エモジン、HA 14-1、N-ヘキサノイル-D-スフィンゴシン(C.sub.6セラミド)、7b-ヒドロキシコレステロール、25-ヒドロキシコレステロール、ヒペルホリン、パルテノリド、およびラパマイシンが含まれる。
DNAの修飾および修復のための代表的な薬剤には、アフィディコリン、ブレオマイシン硫酸塩、カルボプラチン、カルムスチン、クロランブシル、シクロホスファミド一水和物、シクロホスファミド一水和物ISOPAC.RTM.、シス-ジアンミン白金(II)ジクロリド(シスプラチン)、エスクレチン、メルファラン、メトキシアミン塩酸塩、マイトマイシンC、ミトキサントロン二塩酸塩、オキサリプラチン、およびストレプトゾシンが含まれる。
代表的なDNA合成阻害薬には、(.+-.)アメトプテリン(メトトレキサート)、3-アミノ-1,2,4-ベンゾトリアジン1,4-ジオキシド、アミノプテリン、シトシンb-D-アラビノフラノシド(arabinofurdnoside)(Ara-C)、シトシンb-D-アラビノフラノシド(Ara-C)塩酸塩、2-フルオロアデニン-9-b-D-アラビノフラノシド(des-リン酸フルダラビン(Fludarabine des-phosphate);F-ara-A)、5-フルオロ-5'-デオキシウリジン(deoxyuridinc)、5-フルオロウラシル、ガンシクロビル、ヒドロキシ尿素、6-メルカプトプリン、および6-チオグアニンが含まれる。
代表的なDNA/RNA転写調節薬には、アクチノマイシンD、ダウノルビシン塩酸塩、5,6-ジクロロベンゾイミダゾール1-b-D-リボフラノシド、ドキソルビシン塩酸塩、ホモハリングトニン、およびイダルビシン塩酸塩が含まれる。
代表的な酵素活性化薬および阻害薬には、フォルスコリン、DL-アミノグルテチミド、アピシジン、ボーマン・バークインヒビター(Bowman-Birk Inhibitor)、ブテイン、(S)-(+)-カンプトテシン、クルクミン、(-)-デグエリン、(-)-デプデシン、ドキシサイクリン塩酸塩(doxycycline hyclate)、エトポシド、フォルメスタン、ホストリエシンナトリウム塩、ヒスピジン、2-イミノ-1-イミダゾリジン酢酸(シクロクレアチン)、オキサムフラチン、4-フェニル酪酸、ロスコビチン、バルプロ酸ナトリウム、トリコスタチンA、チロホスチンAG 34、チロホスチンAG 879、尿中トリプシンインヒビター断片、バルプロ酸(2-プロピルペンタン酸)、およびXK469が含まれる。
代表的な遺伝子調節薬には、5-アザ-2'-デオキシシチジン、5-アザシチジン、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、シグリタゾン(ciglitizone)、シプロテロン酢酸エステル、15-デオキシ-D(sup)12,14-プロスタグランジンJ(sub)2、エピテストステロン、フルタミド、グリチルリジン酸アンモニウム塩(グリチルリジン)、4-ヒドロキシタモキシフェン、ミフェプリストン、プロカインアミド塩酸塩、ラロキシフェン塩酸塩、全トランス型レチナール(ビタミンAアルデヒド)、レチノイン酸(ビタミンA酸)、9-シス-レチノイン酸、13-シス-レチノイン酸、レチノイン酸p-ヒドロキシアニリド、レチノール(ビタミンA)、タモキシフェン、タモキシフェンクエン酸塩、テトラデシルチオ酢酸、およびトログリタゾンが含まれる。
代表的なHSP-90阻害薬には、17-(アリルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン、およびゲルダナマイシンが含まれる。
代表的な微小管阻害薬には、コルヒチン、ドラスタチン15、ノコダゾール、タキサン類、特にパクリタキセル、ポドフィロトキシン、リゾキシン、ビンブラスチン硫酸塩、ビンクリスチン硫酸塩、ならびにビンデシン硫酸塩およびビノレルビン(ナベルビン)二酒石酸塩が含まれる。
光線療法を行うための代表的な薬剤には、光活性ポルフィリン環、ヒペリシン、5-メトキシソラレン、8-メトキシソラレン、ソラレンおよびウルソデオキシコール酸が含まれる。
補助療法薬として用いられる代表的な薬剤には、アミホスチン、4-アミノ-1,8-ナフタルイミド、ブレフェルジンA、シメチジン、ホスホマイシン二ナトリウム塩、ロイプロリド(リュープロレリン)酢酸塩、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH)酢酸塩、レクチン、パパベリン塩酸塩、ピフィトリン-a、(-)-スコポラミン臭化水素酸塩、およびタプシガルジンが含まれる。
また、薬剤が、当技術分野において公知のものなどの抗VEGF(血管内皮成長因子)剤であってもよい。いくつかの抗体および小分子が、現在臨床試験中であるか、または、VEGFを阻害することによって働くもの、例えばアバスチン(ベバシズマブ)、SU5416、SU11248およびBAY43-9006などが認可されている。薬剤がまた、増殖因子受容体、例えば、EGF/Erb-Bファミリーのもの、例えば、EGF受容体(イレッサまたはゲフィチニブ、およびタルセバまたはエルロチニブ)、Erb-B2受容体(ハーセプチンまたはトラスツズマブ)など、他の受容体(リツキシマブまたはリツキサン/MabTheraなど)、チロシンキナーゼ、非受容体型チロシンキナーゼ、細胞セリン/トレオニンキナーゼ(MAPキナーゼを含む)、ならびにその調節解除が発癌の一因となるさまざまな他のタンパク質(小型/Rasファミリーおよび大型/ヘテロ三量体Gタンパク質など)を対象としてもよい。それらの分子を標的とするいくつかの抗体および小分子は現在、さまざまな開発段階にある(治療用に認可されたもの、または臨床試験中のものを含む)。
1つの好ましい態様において、本発明は、大腸癌の治療を必要とする対象において、GCCアゴニスト製剤を、パクリタキセル、ドセタキセル、タモキシフェン、ビノレルビン、ゲムシタビン、シスプラチン、エトポシド、トポテカン、イリノテカン、アナストロゾール、リツキシマブ、トラスツズマブ、フルダラビン、シクロホスファミド、ゲムツヅマブ(gentuzumab)、カルボプラチン、インターフェロン、およびドキソルビシンからなる群より選択される1つまたは複数の抗腫瘍薬と組み合わせて対象に投与することによって、大腸癌を治療するための方法を提供する。1つの特定の態様において、抗腫瘍薬はパクリタキセルである。1つのさらなる態様において、本方法は、5-FU、ドキソルビシン、ビノレルビン、シトキサンおよびシスプラチンからなる群より選択される抗腫瘍薬をさらに含む。
1.2.2.2 クローン病を治療する薬剤
1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、クローン病を治療するために、1つまたは複数の追加的な治療薬との併用療法の一部として投与される。1つまたは複数の追加的な治療薬の非限定的な例には、スルファサラジン、および5-ASA薬剤として一般に公知である他のメサラミン含有薬、例えばアサコール、ジペンツム(Dipentum)もしくはペンタサなど、またはインフリキシマブ(REMICADE)が含まれる。ある態様において、1つまたは複数の追加的な薬剤は、コルチコステロイドまたは免疫抑制薬、例えば6-メルカプトプリンまたはアザチオプリンなどである。もう1つの態様において、1つまたは複数の追加的な薬剤は、止瀉薬、例えばジフェノキシレート、ロペラミドまたはコデインなどである。
1.2.2.3 潰瘍性大腸炎を治療する薬剤
1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、潰瘍性大腸炎を治療するために、1つまたは複数の追加的な治療薬との併用療法の一部として投与される。潰瘍性大腸炎を治療するために用いられる薬剤は、クローン病(Chrohn's Disease)を治療するために用いられるものと一部重複する。本発明のGCCアゴニスト製剤と組み合わせて用いうる1つまたは複数の追加的な治療薬の非限定的な例には、アミノサリチレート(5-アミノサリチル酸(aminosalicyclic acid)(5-ASA)を含有する薬物)、例えばスルファサラジン、オルサラジン、メサラミン、およびバルサラジドなどが含まれる。用いうる他の治療薬には、プレドニゾンおよびヒドロコルチゾンなどのコルチコステロイド、アザチオプリン、6-メルカプト-プリン(6-MP)、サイトカイン、インターロイキンおよびリンホカインなどの免疫調節薬、ならびにチアゾリジンジオン、またはロシグリタゾンおよびピオグリタゾンなどのグリタゾンを含む抗TNF-α薬が含まれる。1つの態様(emobidment)において、1つまたは複数の追加的な治療薬には、活動性の重症潰瘍性大腸炎の治療のためのシクロスポリンAと6-MPまたはアザチオプリンとの両方が含まれる。
1.2.2.4 便秘/過敏性腸症候群を治療する薬剤
1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、過敏性腸症候群に付随するもののような便秘の治療のために、1つまたは複数の追加的な治療薬との併用療法の一部として投与される。1つまたは複数の追加的な治療薬の非限定的な例には、緩下剤(SENNA、MIRALAX、LACTULOSE、PEG、またはカルシウムポリカルボフィルなど)、便軟化剤(鉱油またはCOLACEなど)、増量剤(METAMUCILまたはブランなど)、ZELNORM(テガセロドとも呼ばれる)などの薬剤、ならびにベンチル(BENTYL)およびレブシン(LEVSIN)などの抗コリン作用薬が含まれる。
1.2.2.5 術後イレウスを治療するための薬剤
1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、術後イレウスを治療するために、1つまたは複数の追加的な治療薬との併用療法の一部として投与される。1つまたは複数の追加的な治療薬の非限定的な例には、ENTEREG(アルビモパン;以前はアドロー(ado lor)/ADL8-2698と呼ばれていた)、コニバプタンが含まれ、関連薬剤はUS 6,645,959号に記載されている。
1.2.2.6 抗肥満薬
1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、肥満の治療のために、1つまたは複数の追加的な治療薬との併用療法の一部として投与される。1つまたは複数の追加的な治療薬の非限定的な例には、11β HSD-I(11-βヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型)阻害薬、例えば、BVT 3498、BVT 2733、3-(1-アダマンチル)-4-エチル-5-(エチルチオ)-4H-1,2,4-トリアゾール、3-(1-アダマンチル)-5-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール、3-アダマンタニル-4,5,6,7,8,9,10,11,12,3a-デカヒドロ-1,2,4-トリアゾロ[4,3-a][11]アヌレン、ならびにWO01/90091号、WOO 1/90090号、WOO 1/90092号およびWO02/072084号に開示されているような化合物;5HTアンタゴニスト、例えば、WO03/037871号、WO03/037887号などにおけるものなど;5HTIaモジュレーター、例えば、カルビドパ、ベンセラジドおよびUS6207699号、WO03/031439号などに開示されたものなど;5HT2c(セロトニン受容体2c)アゴニスト、例えば、BVT933、DPCA37215、IK264、PNU 22394、WAY161503、R-1065、SB 243213(Glaxo Smith Kline)およびYM 348、ならびにUS3914250号、WO00/77010号、WO02/36596号、WO02/48124号、WO02/10169号、WO01/66548号、WO02/44152号、WO02/51844号、WO02/40456号、およびWO02/40457号に開示されたものなど;5HT6受容体モジュレーター、例えば、WO03/030901号、WO03/035061号、WO03/039547号などにおけるものなど;アシル-エストロゲン、例えば、del Mar-Grasa, M. et al, Obesity Research, 9:202-9 (2001)および日本国特許出願公開第JP 2000256190号に開示されたオレオイル-エストロンなど;食欲抑制性二環式化合物、例えば1426(Aventis)および1954(Aventis)、ならびにWO00/18749号、WO01/32638号、WO01/62746号、WO01/62747号、およびWO03/015769号に開示された化合物など;CB1(カンナビノイド-1受容体)アンタゴニスト/逆アゴニスト、例えば、リモナバント(Acomplia;Sanofi)、SR-147778(Sanofi)、SR-141716(Sanofi)、BAY 65-2520(Bayer)およびSLV 319(Solvay)、ならびに特許公報
Figure 2018058867
に開示されたものなど;CCK-A(コレシストキニン-A)アゴニスト、例えば、AR-R 15849、GI 181771(GSK)、JMV-180、A-71378、A-71623およびSR146131(Sanofi)、ならびにUS5739106号に開示されたものなど;CNTF(繊毛様神経栄養因子)、例えば、GI-181771(Glaxo-SmithKline)、SR146131(Sanofi Synthelabo)、ブタビンジド、PD 170,292およびPD 149164(Pfizer)など;CNTF誘導体、例えば、Axokine(登録商標)(Regeneron)、ならびにWO94/09134号、WO98/22128号およびWO99/43813号に開示されたものなど;ジペプチジルペプチダーゼIV(DP-IV)阻害薬、例えば、イソロイシンチアゾリジド、バリンピロリジド、NVP-DPP728、LAF237、P93/01、P 3298、TSL 225(トリプトフィル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-カルボン酸;Yamada et al, Bioorg. & Med. Chem. Lett. 8 (1998) 1537-1540に開示)、TMC-2A/2B/2C、CD26阻害薬、FE 999011、P9310/K364、VIP 0177、SDZ 274-444、Ashworth et al, Bioorg. & Med. Chem. Lett., Vol. 6, No. 22, pp 1163-1166および2745-2748 (1996)によって開示されたような2-シアノピロリジドおよび4-シアノピロリジド、ならびに特許公報WO99/38501号、WO99/46272号、WO99/67279号(Probiodrug)、WO99/67278号(Probiodrug)、WO99/61431号(Probiodrug)、WO02/083128号、WO02/062764号、WO03/000180号、WO03/000181号、WO03/000250号、WO03/002530号、WO03/002531号、WO03/002553号、WO03/002593号、WO03/004498号、WO03/004496号,WO03/017936号、WO03/024942号、WO03/024965号、WO03/033524号、WO03/037327号およびEP1258476号に開示された化合物など;成長ホルモン分泌促進物質受容体アゴニスト/アンタゴニスト、例えば、NN703、ヘキサレリン、MK-0677(Merck)、SM-130686、CP-424391(Pfizer)、LY 444,711(Eli Lilly)、L-692,429およびL-163,255など、ならびにUSSN 09/662448号、米国特許仮出願第60/203335号、US6358951号、US2002049196号、US2002号/022637、WO01/56592号およびWO02/32888号に開示されたものなど;H3(ヒスタミンH3)アンタゴニスト/逆アゴニスト、例えば、チオペラミド、3-(1H-イミダゾール-4-イル)プロピルN-(4-ペンテニル)カルバメート)、クロベンプロピット、ヨードフェンプロピット、イモプロキシファン、GT2394(Gliatech)、およびA331440、O-[3-(1H-イミダゾール-4-イル)プロパノール]カルバメート(Kiec-Kononowicz, K. et al., Pharmazie, 55:349-55 (2000))、ピペリジン含有ヒスタミンH3-受容体アンタゴニスト(Lazewska, D. et al., Pharmazie, 56:927-32 (2001)、ベンゾフェノン誘導体および関連化合物(Sasse, A. et al., Arch. Pharm.(Weinheim) 334:45-52 (2001))、置換N-フェニルカルバメート(Reidemeister, S. et al., Pharmazie, 55:83-6 (2000))、ならびにプロキシファン(proxifan)誘導体(Sasse, A. et al., J. Med. Chem.. 43:3335-43 (2000))およびヒスタミンH3受容体モジュレーター、例えば、WO02/15905号、WO03/024928号、およびWO03/024929号に開示されたものなど;レプチン誘導体、例えば、US5552524号、US5552523号、US5552522号、US5521283号、WO96/23513号、WO96/23514号、WO96/23515号、WO96/23516号、WO96/23517号、WO96/23518号、WO96/23519号およびWO96/23520号に開示されたものなど;組換え型ヒトレプチン(PEG-OB、Hoffman La Roche)および組換え型メチオニルヒトレプチン(Amgen)を含むレプチン;リパーゼ阻害薬、例えば、テトラヒドロリプスタチン(オーリスタット/ゼニカル(Xenical)(登録商標))、Triton WR1 339、RHC80267、リプスタチン、テアサポニン、リン酸ジエチルウンベリフェリル、FL-386、WAY-121898、Bay-N-3176、バリラクトン、エステラシン、エベラクトンA、エベラクトンBおよびRHC 80267、ならびに特許公報WO01/77094号、US4598089号、US4452813号、USUS5512565号、US5391571号、US5602151号、US4405644号、US4189438号およびUS4242453号に開示されたものなど;脂質代謝モジュレーター、例えば、マスリン酸、エリトロジオール、ウルソール酸、ウバオール、ベツリン酸、ベツリンなど、およびWO03/011267号に開示された化合物など;Mc4r(メラノコルチン4受容体)アゴニスト、例えば、CHIR86036(Chiron)、ME-10142、ME-10145およびHS-131(Melacure)、ならびにPCT公開第WO99/64002号、WO00/74679号、WOO 1/991752号、WOO 1/25192号、WOO 1/52880号、WOO 1/74844号、WO01/70708号、WO01/70337号、WO01/91752号、WO02/059095号、WO02/059107号、WO02/059108号、WO02/059117号、WO02/06276号、WO02/12166号、WO02/11715号、WO02/12178号、WO02/15909号、WO02/38544号、WO02/068387号、WO02/068388号、WO02/067869号、WO02/081430号、WO03/06604号、WO03/007949号、WO03/009847号、WO03/009850号、WO03/013509号およびWO03/031410号に開示されたものなど;Mc5r(メラノコルチン5受容体)モジュレーター、例えば、WO97/19952号、WO00/15826号、WO00/15790号、US20030092041号に開示されたものなど;メラニン凝集ホルモン1受容体(MCHR)アンタゴニスト、例えば、T-226296(Takeda)、SB 568849、SNP-7941(Synaptic)、ならびに特許公報WOO 1/21169号、WO01/82925号、WO01/87834号、WO02/051809号、WO02/06245号、WO02/076929号、WO02/076947号、WO02/04433号、WO02/51809号、WO02/083134号、WO02/094799号、WO03/004027号、WO03/13574号、WO03/15769号、WO03/028641号、WO03/035624号、WO03/033476号、WO03/033480号、JP13226269号およびJP1437059号などに開示されたものなど;mGluR5モジュレーター、例えば、WO03/029210号、WO03/047581号、WO03/048137号、WO03/051315号、WO03/051833号、WO03/053922号、WO03/059904号などに開示されたものなど;セロトニン作動薬、例えば、フェンフルラミン(ポンディミン(Pondimin)(登録商標)(ベンゼンエタンアミン、N-エチル-α-メチル-3-(トリフルオロメチル)-、塩酸塩)、Robbinsなど)、デクスフェンフルラミン(レダックス(Redux)(登録商標)(ベンゼンエタンアミン、N-エチル-α-メチル-3-(トリフルオロメチル)-、塩酸塩)、Interneuronなど)、ならびに光学的に純粋な異性体(+)および(-)としてのラセミ混合物を含むシブトラミン((メリディア(Meridia)(登録商標)、Knoll/レダクティル(Reductil)(商標))、およびその塩酸シブトラミン一水和物を含む、その薬学的に許容される塩、溶媒、水和物、クラスレートおよびプロドラッグ、ならびにUS4746680号、US4806570号、およびUS5436272号、US20020006964号、WOO 1/27068号およびWOO 1/62341号に開示された化合物など;NE(ノルエピネフリン)輸送阻害薬、例えば、GW 320659、デシプラミン(despiramine)、タルスプラムおよびノミフェンシンなど;NPY 1アンタゴニスト、例えば、BIBP3226、J-115814、BIBO 3304、LY-357897、CP-671906、GI-264879A、ならびにUS6001836号、WO96/14307号、WO01/23387号、WO99/51600号、WO01/85690号、WO01/85098号、WO01/85173号およびWO01/89528号に開示されたものなど;NPY5(神経ペプチドY Y5)アンタゴニスト、例えば、152,804、GW-569180A、GW-594884A、GW-587081X、GW-548118X、FR235208、FR226928、FR240662、FR252384、1229U91、GI-264879A、CGP71683A、LY-377897、LY-366377、PD-160170、SR-120562A、SR-120819A、JCF-104およびH409/22、ならびに特許公報
Figure 2018058867
、およびNorman et al, J. Med. Chem. 43:4288-4312 (2000)に開示された化合物など;オピオイドアンタゴニスト、例えば、ナルメフェン(REVEX(登録商標))、3-メトキシナルトレキソン、メチルナルトレキソン、ナロキソンおよびナルトレキソン(例えば、PT901;Pain Therapeutics, Inc.)、ならびにUS20050004155号およびWO00/21509号に開示されたものなど;オレキシンアンタゴニスト、例えば、SB-334867-A、ならびに特許公報WO01/96302号、WO01/68609号、WO02/44172号、WO02/51232号、WO02/51838号、WO02/089800号、WO02/090355号、WO03/023561号、WO03/032991号およびWO03/037847号に開示されたものなど;PDE阻害薬(例えば、ホスホジエステラーゼの阻害によってサイクリックAMP(cAMP)および/またはサイクリックGMP(cGMP)の分解を遅らせ、それによりcAMPおよびcGMPの細胞内濃度の相対的増大を導くことのできる化合物;可能性のあるPDE阻害薬は、主として、PDE3阻害薬からなるクラス、PDE4阻害薬からなるクラスおよび/またはPDE5阻害薬からなるクラスの中から列挙される物質、特にPDE3/4阻害薬の混合型として、またはPDE3/4/5阻害薬の混合型として命名しうる物質である)、例えば、特許公報
Figure 2018058867
、US20050004222号(式I〜XIII、ならびに段落37〜39、85〜0545および557〜577に開示されたものを含む)、WO9307124号、EP0163965号、EP0393500号、EP0510562号、EP0553174号、WO9501338号およびWO9603399号に開示されたもの、ならびにPDE5阻害薬(RX-RA-69、SCH-51866、KT-734、ベスナリノン、ザプリナスト、SKF-96231、ER-21355、BF/GP-385、NM-702およびシルデナフィル(バイアグラ(Viagra)(商標)))、PDE4阻害薬(エタゾレート、ICI63197、RP73401、イミダゾジリノン(imazolidinone)(RO-20-1724)、MEM 1414(R1533/R1500;Pharmacia Roche)、デンブフィリン、ロリプラム、オキサグレレート、ニトラクアゾン、Y-590、DH-6471、SKF-94120、モタピゾン、リキサジノン、インドリダン、オルプリノン、アチゾラム、KS-506-G、シパムフィリン(dipamfylline)、BMY-43351、アチゾラム、アロフィリン、フィラミナスト、PDB-093、UCB-29646、CDP-840、SKF-107806、ピクラミラスト、RS-17597、RS-25344-000、SB-207499、チベネラスト、SB-210667、SB-211572、SB-211600、SB-212066、SB-212179、GW-3600、CDP-840、モピダモール、アナグレリド、イブジラスト、アムリノン、ピモベンダン、シロスタゾール、クアジノンおよびN-(3,5-ジクロロピリド-4-イル)-3-シクロプロピルメトキシ4-ジフルオロメトキシベンズアミドなど)、PDE3阻害薬(ICI153、100、ベモランダン(bemorandane)(RWJ 22867)、MCI-154、UD-CG 212、スルマゾール、アンピゾン、シロスタミド、カルバゼラン、ピロキシモン、イマゾダン、CI-930、シグアゾダン、アジベンダン、サテリノン、SKF-95654、SDZ-MKS-492、349-U-85、エモラダン、EMD-53998、EMD-57033、NSP-306、NSP-307、レビジノン、NM-702、WIN-62582およびWIN-63291、エノキシモンおよびミルリノンなど)、PDE3/4阻害薬(ベナフェントリン、トレキンシン、ORG-30029、ザルダベリン、L-686398、SDZ-ISQ-844、ORG-20241、EMD-54622およびトラフェントリンなど)ならびに他のPDE阻害薬(ビンポセチン、パパベリン、エンプロフィリン、シロミラスト、フェノキシモン、ペントキシフィリン、ロフルミラスト、タダラフィル(シアリス(Cialis)(登録商標))、テオフィリンおよびバルデナフィル(レビトラ(Levitra)(登録商標))など);ニューロペプチドY2(NPY2)アゴニストには、以下のものが非限定的に含まれる:ポリペプチドYY、ならびにその断片および変異体(例えば、YY3-36(PYY3-36)(N. Engl. J. Med. 349:941, 2003;
Figure 2018058867
ならびにPYYアゴニスト、例えば、WO02/47712号、WO03/026591号、WO03/057235号およびWO03/027637号に開示されたものなど;セロトニン再取り込み阻害薬、例えば、パロキセチン、フルオキセチン(プロザック(Prozac)(商標))、フルボキサミン、セルトラリン、シタロプラムおよびイミプラミン、ならびにUS6162805号、US6365633号、WO03/00663号、WOO 1/27060号およびWOO 1/162341号に開示されたものなど;甲状腺ホルモンβアゴニスト、例えば、KB-2611(KaroBioBMS)、ならびにWO02/15845号、WO97/21993号、WO99/00353号、GB98/284425号、米国特許仮出願第60/183,223号、および日本国特許出願公開第JP2000256190号に開示されたものなど;UCP-I(脱共役タンパク質-1)、2または3の活性化薬、例えば、フィタン酸、4-[(E)-2-(5,6,7,8-テトラヒドロ-5,5,8,8-テトラメチル-2-ナフタレニル)-1-プロペニル]安息香酸(TTNPB)、レチノイン酸、およびWO99/00123号に開示されたものなど;β3(βアドレナリン作用薬受容体3)アゴニスト、例えば、AJ9677/TAK677(Dainippon/Takeda)、L750355(Merck)、CP331648(Pfizer)、CL-316,243、SB 418790、BRL-37344、L-796568、BMS-196085、BRL-35135A、CGP12177A、BTA-243、GW 427353、トレカドリン、Zeneca D7114、N-5984(Nisshin Kyorin)、LY-377604(Lilly)、SR59119A、ならびにUS5541204号、US5770615号、US5491134号、US5776983号、US488064号、US5705515号、US5451677号、WO94/18161号、WO95/29159号、WO97/46556号、WO98/04526号およびWO98/32753号、WO01/74782号、WO02/32897号、WO03/014113号、WO03/016276号、WO03/016307号、WO03/024948号、WO03/024953号およびWO03/037881号に開示されたものなど;ジエチルプロピオン(Tenuate(登録商標)(1-プロパノン,2-(ジエチルアミノ)-1-フェニル-、塩酸塩)、Merrellなど)、デキストロアンフェタミン(デキストロアンフェタミン硫酸塩、デキサンフェタミン、デキセドリン、デキサムペックス(Dexampex)、フェルンデクス(Ferndex)、オキシデス(Oxydess)II、ロベース(Robese)、スパンキャップ(Spancap)#1としても公知)、マジンドール((または5-(p-クロロフェニル)-2,5-ジヒドロ-3H-イミダゾ[2,1-a]イソインドール-5-オール)、例えば、サノレックス(Sanorex)(登録商標)、Novartis、またはマザノール(Mazanor)(登録商標)、Wyeth Ayerstなど)、フェニルプロパノールアミン(またはベンゼンメタノール、α-(1-アミノエチル)-、塩酸塩)、フェンテルミン((またはフェノール,3-[[4,5-デュヒドロ(duhydro)-1H-イミダゾール-2-イル)エチル](4-メチルフェニル(methylpheny-l))アミノ],一塩酸塩)、例えば、Adipex-P(登録商標)、Lemmon、ファスティン(FASTIN)(登録商標)、Smith-Kline Beecham、およびイオナミン(Ionamin)(登録商標)、Medevaなど)、フェンジメトラジン((または(2S,3S)-3,4-ジメチル-2フェニルモルホリンL-(+)-酒石酸塩(1:1))、例えば、メトラ(Metra)(登録商標)(Forest)、プレギン(Plegine)(登録商標)(Wyeth-Ayerst)、プレール-2(Prelu-2)(登録商標)(Boehringer Ingelheim)およびスタトベックス(Statobex)(登録商標)(Lemmon)、酒石酸フェンダミン(phendamine tartrate)(テホリン(Thephorin)(登録商標)(2,3,4,9-テトラヒドロ-2-メチル-9-フェニル-1H-インデノール[2,1-c]ピリジンL-(+)-酒石酸塩(1:1))、Hoffmann- LaRocheなど)、メタンフェタミン(デソキシン(Desoxyn)(登録商標)、Abbot((S)-N,(α)-ジメチルベンゼンエタンアミン塩酸塩)など)、ならびに酒石酸フェンジメトラジン(ボントリル(Bontril)(登録商標)徐放カプセルなど)、アマリン(-3,4-ジメチル-2-フェニルモルホリン酒石酸塩)などを非限定的に含むノルアドレナリン作動薬;ファモキシン(Famoxin)(登録商標)(Genset)などの脂肪酸酸化アップレギュレーター/誘導物質;ベフロキサトン、モクロベミド、ブロファロミン、フェノキサチン(phenoxathine)、エスプロン、ベフォール(befol)、トロキサトン、ピルリンドール(pirlindol)、アミフラミン、セルクロレミン、バジナプリン、ラザベミド、ミラセミド、カロキサゾン、およびWO01/12176号によって開示されたような他のある種の化合物を非限定的に含むモノアミン(monamine)オキシダーゼ阻害薬;ならびに他の抗肥満薬、例えば、5HT-2アゴニスト、WO03/072197号に開示されたものなどのACC(アセチル-CoAカルボキシラーゼ)阻害薬、α-リポ酸(α-LA)、AOD9604、WO03/40107号に開示されたものなどの食欲抑制薬、ATL-962(Alizyme PLC)、ベンゾカイン、塩酸ベンズフェタミン(ジドレックス(Didrex))、ブラダーラック(ヒバマタ(focus vesiculosus))、BRS3(ボンベシン受容体サブタイプ3)アゴニスト、ブプロピオン、カフェイン、CCKアゴニスト、キトサン、クロム、共役リノール酸、コルチコトロピン放出ホルモンアゴニスト、デヒドロエピアンドロステロン、DGAT1(ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1)阻害薬、DGAT2(ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2)阻害薬、ジカルボキシレート輸送体阻害薬、マオウ、エキセンジン-4(glp-1の阻害薬)、FAS(脂肪酸シンターゼ)阻害薬(セルレニンおよびC75など)、脂肪再吸収阻害薬(WO03/053451号などにおけるものなど)、脂肪酸輸送体阻害薬、天然水溶性繊維(サイリウム、オオバコ、グアー、カラスムギ、ペクチンなど)、ガラニンアンタゴニスト、ガレガ(ゴーツルー、French Lilac)、ガルシニア・カンボジア(garcinia cambogia)、ジャーマンダー(テウクリウム・カマエドリス(teucrium chamaedrys))、グレリン抗体およびグレリンアンタゴニスト(WO01/87335号およびWO02/08250号に開示されたものなど)、島細胞分泌に影響を及ぼすポリペプチドホルモンおよびその変異体、例えば、セクレチン/胃抑制ポリペプチド(GIP)/血管作用性腸ポリペプチド(VIP)/脳下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)/グルカゴン様ポリペプチドII(GLP-II)/グリセンチン/グルカゴン遺伝子ファミリー、および/またはGLP-1(グルカゴン様ポリペプチド1)アゴニストを含むアドレノメデュリン/アミリン/カルシトニン遺伝子関連ポリペプチド(CGRP)遺伝子ファミリーのもの(例えば、(1)エキセンジン-4、(2)C-末端がカルボキシル化もしくはアミド化された形態にあるGLP-1(7-34)、GLP-1(7-35)、GLP-1(7-36)もしくはGLP-1(7-37)を含む、US20050130891号に記載されたGLP-I分子、またはUS20050130891号の段落17〜44に記載されたものを含む修飾GLP-Iポリペプチドおよびその修飾物としてのGLP-I分子、ならびにGLP-1-(7-34)COOHおよび対応する酸アミドに由来し、以下の一般式:
Figure 2018058867
、式中、R=Hもしくは1〜10個の炭素原子を有する有機化合物である、を有する誘導体が用いられる。好ましくは、Rはカルボン酸の残基である。特に好ましいのは、以下のカルボン酸残基:ホルミル、アセチル、プロピオニル、イソプロピオニル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル)、ならびにglp-1(グルカゴン様ポリペプチド-1)、グルココルチコイドアンタゴニスト、グルコース輸送体阻害薬、成長ホルモン分泌促進物質(US5536716号に開示され、具体的に記載されたものなど)、インターロイキン-6(IL-6)およびそのモジュレーター(WO03/057237号におけるようなものなど)、L-カルニチン、Mc3r(メラノコルチン3受容体)アゴニスト、MCH2R(メラニン凝集ホルモン2R)アゴニスト/アンタゴニスト、メラニン凝集ホルモンアンタゴニスト、メラノコルチンアゴニスト(メラノタンII、またはWO99/64002号およびWO 00/74679号に記載されたものなど)、ノマメハーバ(nomame herba)、リン酸輸送体阻害薬、フィトファーマ(phytopharm)化合物57(CP 644,673)、ピルビン酸、SCD-I(ステアロイル-CoAデサチュラーゼ-1)阻害薬、T71(Tularik, Inc.、Boulder CO)、トピラメート(トピマックス(Topimax)(登録商標)、体重減少を増大させることが示された抗痙攣薬としての適応)、転写因子モジュレーター(WO03/026576号に開示されたものなど)、β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ-1阻害薬(β-HSD-I)、β-ヒドロキシ-β-メチルブチレート、p57(Pfizer)、ゾニサミド(ゾネグラン(Zonegran)(商標)、体重減少を導くことが示された抗てんかん薬としての適応)、ならびにUS20030119428号の段落20〜26に開示された薬剤である。
1.2.2.7 ホスホジエステラーゼ阻害薬
ある態様において、併用療法のレジメンは、1つまたは複数のホスホジエステラーゼ(「PDE」)阻害薬の投与を含む。PDE阻害薬は、ホスホジエステラーゼを阻害することによって、サイクリックAMP(cAMP)および/またはサイクリックGMP(cGMP)の分解を遅らせ、これによりcAMPおよび/またはcGMPの細胞内濃度の相対的増大を導くことができる。本発明のGCCアゴニストと組み合わせて用いうるPDE阻害薬の非限定的な例には、PDE3阻害薬、PDE4阻害薬および/またはPDE5阻害薬、特にPDE3/4阻害薬の混合型として、またはPDE3/4/5阻害薬の混合型として命名しうるような物質が含まれる。そのようなPDE阻害薬の非限定的な例は、以下の特許出願および特許に記載されている
Figure 2018058867
(式I〜XIIIならびに段落37〜39、85〜0545、および557〜577に開示されたものを含む)、ならびにWO9307124号、EP0163965号、EP0393500号、EP0510562号、EP0553174号、WO9501338号およびWO9603399号。例として言及しうるPDE5阻害薬には、RX-RA-69、SCH-51866、KT-734、ベスナリノン、ザプリナスト、SKF-96231、ER-21355、BF/GP-385、NM-702およびシルデナフィル(バイアグラ(Viagra)(登録商標))がある。例として言及しうるPDE4阻害薬には、RO-20-1724、MEM 1414(R1533/R1500;Pharmacia Roche)、デンブフィリン、ロリプラム、オキサグレレート、ニトラクアゾン、Y-590、DH-6471、SKF-94120、モタピゾン、リキサジノン、インドリダン、オルプリノン、アチゾラム、KS-506-G、ジパムフィリン(dipamfylline)、BMY-43351、アチゾラム、アロフィリン、フィラミナスト、PDB-093、UCB-29646、CDP-840、SKF-107806、ピクラミラスト、RS-17597、RS-25344-000、SB-207499、チベネラスト、SB-210667、SB-211572、SB-211600、SB-212066、SB-212179、GW-3600、CDP-840、モピダモール、アナグレリド、イブジラスト、アムリノン、ピモベンダン、シロスタゾール、クアジノンおよびN-(3,5-ジクロロピリド-4-イル)-3-シクロプロピルメトキシ4-ジフルオロメトキシベンズアミドがある。例として言及しうるPDE3阻害薬には、スルマゾール、アンピゾン、シロスタミド、カルバゼラン、ピロキシモン、イマゾダン、CI-930、シグアゾダン、アジベンダン、サテリノン、SKF-95654、SDZ-MKS-492、349-U-85、エモラダン、EMD-53998、EMD-57033、NSP-306、NSP-307、レビジノン、NM-702、WIN-62582およびWIN-63291、エノキシモンおよびミルリノンがある。例として言及しうるPDE3/4阻害薬には、ベナフェントリン、トレキンシン、ORG-30029、ザルダベリン、L-686398、SDZ-ISQ-844、ORG-20241、EMD-54622およびトラフェントリンがある。他のPDE阻害薬には、以下のものが含まれる:シロミラスト、ペントキシフィリン、ロフルミラスト、タダラフィル(シアリス(Cialis)(登録商標))、テオフィリン、およびバルデナフィル(レビトラ(Levitra)(登録商標))、ザプリナスト(PDE5特異的)。GCCアゴニスト。
1.2.2.8 鎮痛薬
ある態様において、併用療法のレジメンは、1つまたは複数の鎮痛薬、例えば、鎮痛性化合物または鎮痛性ポリペプチドの投与を含む。いくつかの態様において、GCCアゴニスト製剤は、1つまたは複数の鎮痛薬と同時に、または逐次的に投与される。他の態様において、GCCアゴニストは、鎮痛薬と共有結合的に連結するかまたは結びついて、治療的結合体を作り出す。用いうる鎮痛薬の非限定的な例には、カルシウムチャンネル遮断薬、5HT受容体アンタゴニスト(例えば、5HT3、5HT4および5HT1受容体アンタゴニスト)、オピオイド受容体アゴニスト(ロペラミド、フェドトジンおよびフェンタニル)、NK1受容体アンタゴニスト、CCK受容体アゴニスト(例えば、ロキシグルミド)、NK1受容体アンタゴニスト、NK3受容体アンタゴニスト、ノルエピネフリン-セロトニン再取り込み阻害薬(NSRI)、バニロイドおよびカンナビノイド(cannabanoid)受容体アゴニスト、ならびにシアロルフィンが含まれる。さまざまなクラスにおける鎮痛薬のさらなる例は、当技術分野において公知である。
1つの態様において、鎮痛薬は、アミノ酸配列
Figure 2018058867
を含むものを含む、シアロルフィン関連ポリペプチドからなる群より選択される鎮痛性ポリペプチドであり、これには以下のものが含まれる:
Figure 2018058867
。シアロルフィン関連ポリペプチドはネプリライシンと結合して、サブスタンスPおよびMet-エンケファリンのネプリライシン媒介分解を阻害する。したがって、ネプリライシンの阻害薬である化合物またはポリペプチドは、本明細書に記載のGCCアゴニストとともに投与しうるか、またはGCCアゴニストと共有結合的に結合することによって治療的結合体を形成しうる、有用な鎮痛薬である。シアロルフィンおよび関連ポリペプチドは、米国特許第6,589,750号;U.S.20030078200A1号;およびWO02/051435 A2号に記載されている。
もう1つの態様において、本発明のGCCアゴニスト製剤は、オピオイド受容体アンタゴニストまたはアゴニストとの併用療法のレジメンの一部として投与される。1つの態様において、GCCアゴニストおよびオピオイド受容体アンタゴニストまたはアゴニストは、共有結合を介して連結される。オピオイド受容体アンタゴニストの非限定的な例には、ナロキソン、ナルトレキソン、メチルナロキソン(methyl nalozone)、ナルメフェン、シプリジム、βフナルトレキサミン、ナロキソナジン、ナルトリンドール、ノルビナルトルフィミン、エンケファリンペンタペプチド(HOE825;Tyr-D-Lys-Gly-Phe-L-ホモセリン(SEQ ID NO:260))、トリメブチン、血管作用性腸ポリペプチド、ガストリン、グルカゴンが含まれる。オピオイド受容体アゴニストの非限定的な例には、フェドトジン、アシマドリンおよびケトシクラゾシン、WO03/097051号およびWO05/007626号に記載された化合物、モルヒネ、ジフェノキシレート(diphenyloxylate)、フラケファミド(H-Tyr-D-Ala-Phe(F)-Phe-NH 2(SEQ ID NO:261);WO 01/019849 A1号)、ならびにロペラミドが含まれる。
本発明のGCCアゴニスト製剤とともに併用療法のレジメンに用いうる鎮痛薬のさらなる非限定的な例には、ジペプチドTyr-Arg(キョートルフィン);クロモグラニン由来ポリペプチド(CgA 47-66;例えば、Ghia et al. 2004 Regulatory polypeptides 119:199を参照);カエルレインなどのCCK受容体アゴニスト;コノトキシンポリペプチド;チムリンのペプチド類似体(仏国特許出願第2830451号);ロキシグルミドおよびデキスロキシグルミド(ロキシグルミドのR-異性体)(WO88/05774号)を含むCCK(CCKaまたはCCKb)受容体アンタゴニスト;5-HT4アゴニスト、例えば、テガセロド(ゼルノーム(Zelnorm)(登録商標))、モサプリド、メトクロプラミド、ザコプリド、シサプリド、レンザプリド、BIMU 1およびBIMU 8などのベンゾイミダゾロン誘導体、ならびにリレキサプリドなど;カルシウムチャンネル遮断薬、例えば、ジコノチド、および、例えばEP625162B1号、US 5,364,842号、US 5,587,454号、US 5,824,645号、US 5,859,186号、US 5,994,305号、US 6087,091号、US 6,136,786号、WO 93/13128 A1号、EP 1336409 A1号、EP 835126 A1号、EP 835126 B1号、US 5,795,864号、US 5,891,849号、US 6,054,429号、WO 97/01351 A1号に記載されている関連化合物など;NK-I受容体アンタゴニスト、例えば、アプレピタント(Merck & Co Inc)、ボホピタント、エズロピタント(Pfizer, Inc.)、R-673(Hoffmann-La Roche Ltd)、SR-48968(Sanofi Synthelabo)、CP-122,721(Pfizer, Inc.)、GW679769(Glaxo Smith Kline)、TAK-637(Takeda/Abbot)、SR-14033、および例えば、EP 873753 A1号、US 20010006972 A1号、US 20030109417 A1号、WO 01/52844 A1号に記載されている関連化合物(総説については、Giardina et al. 2003.Drugs 6:758を参照)など;NK-2受容体アンタゴニスト、例えば、ネパズタント(Menarini Ricerche SpA)、サレズタント(Sanofi-Synthelabo)、GW597599(Glaxo Smith Kline)、SR-144190(Sanofi-Synthelabo)およびUK-290795(Pfizer Inc)など;NK3受容体アンタゴニスト、例えば、オサネタント(SR-142801;Sanofi-Synthelabo)、SSR-241586、タルネタント、および例えば、WO 02/094187号A2、EP 876347 A1号、WO 97/21680 A1号、US 6,277,862号、WO 98/11090号、WO 95/28418号、WO 97/19927号、およびBodenら(J Med Chem. 39:1664-75, 1996)に記載された関連化合物など;ノルエピネフリン-セロトニン再取り込み阻害薬(NSRI)、例えば、ミルナシプランおよびWO03/077897号に記載された関連化合物など;ならびにバニロイド受容体アンタゴニスト、例えば、アルバニルおよびWO 01/64212 A1号に記載された関連化合物(compoud)などが含まれる。
シアロルフィン関連ポリペプチドのほかに、鎮痛性ポリペプチドには以下のものが含まれる:AspPhe、エンドモルフィン-1、エンドモルフィン-2、ノシスタチン、ダラルギン、ルプロン、ジコノチドおよびサブスタンスP。
1.2.2.9 インスリンおよびインスリン調節剤
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドは、対立遺伝子変異体を含むそれらの生物学的活性変異体を含む、霊長動物、齧歯動物またはウサギのインスリン、より好ましくは組換え形態で入手しうるヒトインスリンを含むインスリンおよび関連化合物との併用療法に用いることができる。ヒトインスリンの供給源には、薬学的に許容される無菌の製剤、例えば、Eli Lilly(Indianapolis, Ind. 46285)からヒュームリン(Humulin)(商標)(ヒトインスリンrDNA起源)として販売されているものなどが含まれる。THE PHYSICIAN'S DESK REFERENCE, 55.sup.th Ed. (2001) Medical Economics, Thomson Healthcare(他の適したヒトインスリンを開示している)を参照のこと。
また、本明細書に記載のGCCペプチドを、投与すると対象のインスリンの効果またはレベルを増強することのできる薬剤、例えば、グリピジドおよび/またはロシグリタゾンとの併用療法に用いることもできる。本明細書に記載のポリペプチドおよびアゴニストは、シムリン(SYMLIN)(登録商標)(酢酸プラムリンチド)およびエクセナチド(Exenatide)(登録商標)(合成エキセンジン-4;39アミノ酸のポリペプチド)との併用療法に用いることができる。
1.2.2.10 降圧薬
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドは、以下のものを非限定的に含む降圧薬との併用療法に用いることができる:(1)利尿薬、例えば、クロルタリドン、クロロチアジド(chlorthiazide)、ジクロロフェナミド、ヒドロフルメチアジド、インダパミド、ポリチアジドおよびヒドロクロロチアジドを含むチアジド系薬剤など;ループ利尿薬、例えば、ブメタニド、エタクリン酸、フロセミドおよびトルセミドなど;カリウム保持性利尿薬、例えば、アミロリドおよびトリアムテレンなど;炭酸脱水酵素阻害薬、浸透圧薬(グリセリンなど)およびアルドステロンアンタゴニスト、例えば、スピロノラクトン、エプレレノン(epirenone)など;(2)β-アドレナリン遮断薬、例えば、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ベバントロール、ビソプロロール、ボピンドロール、カルテオロール、カルベジロール、セリプロロール、エスモロール、インデノロール、メトプロロール(metaprolol)、ナドロール、ネビボロール、ペンブトロール、ピンドロール、プロパノロール、ソタロール、テルタトロール、チリソロールおよびチモロールなど;(3)カルシウムチャンネル遮断薬、例えば、アムロジピン、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、ベプリジル、シナルジピン、クレビジピン、ジルチアゼム、エホニジピン、フェロジピン、ガロパミル、イスラジピン、ラシジピン、レミルジピン、レルカニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニルバジピン、ニモジピン(nimodepine)、ニソルジピン、ニトレンジピン、マニジピン、プラニジピンおよびベラパミルなど;(4)アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、例えば、ベナゼプリル;カプトプリル;セラナプリル;シラザプリル;デラプリル;エナラプリル;エナロプリル;ホシノプリル;イミダプリル;リシノプリル;ロシノプリル;モエキシプリル;キナプリル;キナプリラト;ラミプリル;ペリンドプリル;ペリンドロプリル;キナプリル(quanipril);スピラプリル;テモカプリル(tenocapril);トランドラプリルおよびゾフェノプリルなど;(5)中性エンドペプチダーゼ阻害薬、例えば、オマパトリラト、カドキサトリルおよびエカドトリル、フォシドトリル、サムパトリラト、AVE7688、ER4030など;(6)エンドセリンアンタゴニスト、例えば、テゾセンタン、A308165およびYM62899など;(7)血管拡張薬、例えば、ヒドララジン、クロニジン、ミノキシジルおよびニコチニルアルコールなど;(8)アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、例えば、エプロサルタン(aprosartan)、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、オルメサルタン、プラトサルタン、タソサルタン、テルミサルタン、バルサルタン、およびEXP-3137、FI6828KおよびRNH6270など;(9)α/βアドレナリン遮断薬、例えば、ニプラジロール、アロチノロールおよびアモスラロールなど;(10)α1遮断薬、例えば、テラゾシン、ウラピジル、プラゾシン、タムスロシン、ブナゾシン、トリマゾシン、ドキサゾシン、ナフトピジル、インドラミン、WHP164、およびXENOlOなど;(11)α2アゴニスト、例えば、ロフェキシジン、チアメニジン、モキソニジン、リルメニジンおよびグアナベンズ(guanobenz)など;(12)アルドステロン阻害薬など;ならびに(13)アンジオポエチン-2結合薬、例えば、WO03/030833号に開示されたものなど。本明細書に記載のポリペプチドおよびアゴニストと組み合わせて用いうる具体的な降圧薬には、以下のものが非限定的に含まれる:利尿薬、例えば、チアジド系薬剤(例えば、クロルタリドン、シクロチアジド(CAS RN 2259-96-3)、クロロチアジド(CAS RN 72956-09-3、これはUS2809194号に開示されたように調製することができる)、ジクロロフェナミド、ヒドロフルメチアジド、インダパミド、ポリチアジド、ベンドロフルメチアジド(bendroflumethazide)、メチクロチアジド(methyclothazide)、ポリチアジド、トリクロルメチアジド(trichlormethazide)、クロルタリドン、インダパミド、メトラゾン、キネタゾン、アルチアジド(CAS RN 5588-16-9、これは英国特許第902,658号に開示されたように調製することができる)、ベンズチアジド(CAS RN 91-33-8、これはUS3108097号に開示されたように調製することができる)、ブチアジド(これは英国特許第861,367号に開示されたように調製することができる)およびヒドロクロロチアジド)、ループ利尿薬(例えば、ブメタニド、エタクリン酸、フロセミドおよびトラセミド)、カリウム保持性利尿薬(例えば、アミロリドおよびトリアムテレン(CAS番号396-01-O))、ならびにアルドステロンアンタゴニスト(例えば、スピロノラクトン(CAS番号52-01-7)、エプレレノンなど)など;β-アドレナリン遮断薬、例えば、アミオダロン(コルダロン、パセロン(Pacerone))、塩酸ブノロール(CAS RN 31969-05-8、Parke-Davis)、アセブトロール(±N-[3-アセチル-4-[2-ヒドロキシ-3-[(1メチルエチル)アミノ]プロポキシ]フェニル]-ブタンアミド、または(±)-3'-アセチル-4'-[2-ヒドロキシ-3-(イソプロピルアミノ)プロポキシ]ブチルアニリド)、アセブトロール塩酸塩(例えば、セクトラール(Sectral)(登録商標)、Wyeth-Ayerst)、アルプレノロール塩酸塩(CAS RN 13707-88-5、オランダ特許出願第6,605,692号を参照)、アテノロール(例えば、テノーミン(Tenormin)(登録商標)、AstraZeneca)、カルテオロール塩酸塩(例えば、カルテロール(Cartrol)(登録商標)、フィルムタブ(Filmtab)(登録商標)、Abbott)、セリプロロール塩酸塩(CAS RN 57470-78-7、US4034009号におけるものも参照)、セタモロール塩酸塩(CAS RN 77590-95-5、US4059622号も参照)、ラベタロール塩酸塩(例えば、ノルモダイン(Normodyne)(登録商標)、Schering)、エスモロール塩酸塩(例えば、ブレビブロック(Brevibloc)(登録商標)、Baxter)、レボベタキソロール塩酸塩(例えば、ベタキソン(Betaxon)(商標)懸濁点眼剤、Alcon)、レボブノロール塩酸塩(例えば、ベタガン(Betagan)(登録商標)、リクィフィルム(Liquifilm)(登録商標)をC CAP(登録商標)Compliance Cap, Allerganとともに)、ナドロール(例えば、ナドロール(Nadolol)、Mylan)、プラクトロール(CAS RN 6673-35-4、US3408387号も参照)、プロプラノロール塩酸塩(CAS RN 318-98-9)、ソタロール塩酸塩(例えば、ベタペース(Betapace)AF(商標)、Berlex)、チモロール(2-プロパノール,1-[(1,1-ジメチルエチル)アミノ]-3-[[4-4(4-モルホリニル)-1,2,5-チアジアゾール-3-イル]オキシ]-、半水和物、(S)-、CAS RN 91524-16-2)、チモロールマレエート(S)-I-[(1,1-ジメチルエチル)アミノ]-3-[[4-(4-モルホリニル)-1,2,5-チアジアゾール-3-イル]オキシ]-2-プロパノール(Z)-2-ブテンジオエート(1:1)塩、CAS RN 26921-17-5)、ビソプロロール(2-プロパノール,1-[4-[[2-(1-メチルエトキシ)エトキシ]-メチル]フェノキシル]-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-、(±)、CAS RN 66722-44-9)、ビソプロロールフマル酸塩((±)-1-[4-[[2-(1-メチルエトキシ)エトキシ]メチル]フェノキシ]-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-2-プロパノール(E)-2-ブテンジオエート(2:1)(塩)、例えば、ゼベタ(Zebeta)(商標)、Lederle Consumerなど)、ネビバロール(2H-1-ベンゾピラン-2-メタノール、αα'-[イミノビス(メチレン)]ビス[6-フルオロ-3,4-ジヒドロ-、CAS RN 99200-09-6、米国特許第4,654,362号も参照)、シクロプロロール塩酸塩(2-プロパノール,1-[4-[2-(シクロプロピルメトキシ)エトキシ]フェノキシ]-3-[1-メチルエチル)アミノ]-、塩酸塩、A.A.S.RN 63686-79-3など)、デキスプロプラノロール塩酸塩(2-プロパノール,1-[1-メチルエチル(methylethy))-アミノ]-3-(1-ナフタレニルオキシ)-塩酸塩(CAS RN 13071-11-9)、ジアセトロール塩酸塩(アセトアミド,N-[3-アセチル-4-[2-ヒドロキシ-3-[(1-メチル-エチル)アミノ]プロポキシ][フェニル]-、一塩酸塩、CAS RN 69796-04-9)、ジレバロール塩酸塩(ベンズアミド,2-ヒドロキシ-5-[1-ヒドロキシ-2-[1-メチル-3-フェニルプロピル)アミノ]エチル]-、一塩酸塩、CAS RN 75659-08-4)、エキサプロロール塩酸塩(2-プロパノール,1-(2-シクロヘキシルフェノキシ)-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-、塩酸塩、CAS RN 59333-90-3)、フレストロール硫酸塩(安息香酸,2-フルオロ(fluro)-,3-[[2-[アミノカルボニル)アミノ]--ジメチルエチル]アミノ]-2-ヒドロキシプロピルエステル、(+)-硫酸塩(1:1)(塩)、CAS RN 88844-73-9;メタロール塩酸塩(メタンスルホンアミド,N-[4-[1-ヒドロキシ-2-(メチルアミノ)プロピル]フェニル]-、一塩酸塩、CAS RN 7701-65-7)、メトプロロール2-プロパノール,1-[4-(2-メトキシエチル)フェノキシ]-3-[1-メチルエチル)アミノ]-;CAS RN 37350-58-6)、メトプロロール酒石酸塩(2-プロパノール,1-[4-(2-メトキシエチル)フェノキシ]-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-、例えば、ロプレッサー(Lopressor)(登録商標)、Novartisなど)、パマトロール硫酸塩(カルバミン酸,[2-[4-[2-ヒドロキシ-3-[(1-メチルエチル)アミノ]プロポキシル]フェニル]-エチル]-、メチルエステル、(±)硫酸塩(塩)(2:1)、CAS RN 59954-01-7)、ペンブトロール硫酸塩(2-プロパノール,1-(2-シクロペンチルフェノキシ)-3-[1,1-ジメチルエチル)アミノ]1、(S)-、硫酸塩(2:1)(塩)、CAS RN 38363-32-5)、プラクトロール(アセトアミド,N-[4-[2-ヒドロキシ-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-プロポキシ]フェニル]-、CAS RN 6673-35-4);チプレノロール塩酸塩(プロパノール,1-[(1-メチルエチル)アミノ]-3-[2-(メチルチオ)-フェノキシ]-、塩酸塩、(±)、CAS RN 39832-43-4)、トラモロール(ベンズアミド,4-[2-[[2-ヒドロキシ-3-(2-メチルフェノキシ)-プロピル]アミノ]エトキシル]-、CAS RN 38103-61-6)、ボピンドロール、インデノロール、ピンドロール、プロパノロール、テルタトロールおよびチリソロールなど;カルシウムチャンネル遮断薬、例えば、アムロジピン(3-エチル-5-メチル-2-(2-アミノエトキシメチル)-4-(2-クロロフェニル)-1,4-ジヒドロ-6-メチル-3,5-ピリジンジカルボン酸ベンゼンスルホネート、例えば、ノルバスク(Norvasc)(登録商標)、Pfizerなど)、クレンチアゼムマレイン酸塩(1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン,3-(アセチルオキシ)-8-クロロ-5-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-2,3-ジヒドロ-2-(4-メトキシフェニル)-(2S-シス)-,(Z)-2-ブテンジオエート(1:1)、US4567195号も参照)、イスラジピン(3,5-ピリジンジカルボン酸,4-(4-ベンゾフラザニル)-1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-,メチル1-メチルエチルエステル、(±)-4(4-ベンゾフラザニル)-1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-3,5-ピリジンジカルボキシレート、US4466972号も参照);ニモジピン(イソプロピル(2-メトキシエチル)1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-4-(3-ニトロフェニル)-3,5-ピリジン-ジカルボキシレート、例えばニモトップ(Nimotop)(登録商標)、Bayerなど)、フェロジピン(エチルメチル4-(2,3-ジクロロフェニル)-1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-3,5-ピリジンジカルボキシレート-、例えばプレンジル(Plendil)(登録商標)持続放出剤、AstraZeneca LPなど)、ニルバジピン(3,5-ピリジンジカルボン酸,2-シアノ-1,4-ジヒドロ-6-メチル-4-(3-ニトロフェニル)-,3-メチル5-(1-メチルエチル)エステル、US3799934号も参照)、
ニフェジピン(3,5-ピリジンジカルボン酸,1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-4-(2-ニトロフェニル)-,ジメチルエステル、例えば、プロカジア(Procardia)XL(登録商標)持続放出錠剤、Pfizerなど)、ジルチアゼム塩酸塩(1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン,3-(アセチルオキシ)-5[2-(ジメチルアミノ)エチル]-2,-3-ジヒドロ-2(4-メトキシフェニル)-、一塩酸塩、(+)-シス、例えば、チアザック(Tiazac)(登録商標)、Forestなど)、ベラパミル塩酸塩(ベンゼンアセトロニトリル,(α)-[[3-[[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]メチルアミノ]プロピル]-3,4-ジメトキシ-(α)-(1-メチルエチル)塩酸塩、例えば、イソプチン(Isoptin)(登録商標)SR、Knoll Labsなど)、テルジピン塩酸塩(3,5-ピリジンジカルボン酸,2-[(ジメチルアミノ)メチル]4-[2-[(1E)-3-(1,1-ジメチルエトキシ)-3-オキソ-1-プロペニル]フェニル]-1,4-ジヒドロ-6-メチル-,ジエチルエステル、一塩酸塩) CAS RN 108700-03-4)、ベルホスジル(ホスホン酸,[2-(2-フェノキシエチル)-1,3-プロパン-ジイル]ビス-、テトラブチルエステル、CAS RN 103486-79-9)、ホステジル(ホスホン酸,[[4-(2-ベンゾチアゾリル)フェニル]メチル]-,ジエチルエステル、CAS RN 75889-62-2)、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、ベプリジル、シナルジピン、クレビジピン、エホニジピン、ガロパミル、ラシジピン、レミルジピン、レルカニジピン、モナテピルマレイン酸塩(1-ピペラジンブタンアミド,N-(6,11-ジヒドロジベンゾ(b,e)チエピン-11-イル)4-(4-フルオロフェニル)-,(+)-,(Z)-2-ブテンジオエート(1:1)(±)-N-(6,11-ジヒドロジベンゾ(b,e)チエピン(tiep-in)-11-イル)-4-(p-フルオロフェニル)-1-ピペラジンブチルアミドマレエート(1:1) CAS RN 132046-06-1)、ニカルジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、マニジピン、プラニジピンなど;ミベフラジルなどのT-チャンネルカルシウムアンタゴニスト;アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、例えば、ベナゼプリル、ベナゼプリル塩酸塩(3-[[1-(エトキシカルボニル)-3-フェニル-(1S)-プロピル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-オキソ-1H-1-(3S)-ベンゾアゼピン-1-酢酸一塩酸塩、例えば、ロットレル(Lotrel)(登録商標)、Novartisなど)、カプトプリル(1-[(2S)-3-メルカプト-2-メチルプロピオニル]-1-プロリン、例えば、カプトプリル(Captopril)、Mylan、CAS RN 62571-86-2など、およびUS4046889号に開示された他のもの)、セラナプリル(およびUS4452790号に開示された他のもの)、セタプリル(Eur. Therap. Res. 39:671 (1986); 40:543 (1986)に開示されたアラセプリル、Dainippon)、J. Cardiovasc. Pharmacol. 9:39 (1987)に開示されたシラザプリル(Hoffman-LaRoche)、インダラプリル(デラプリル塩酸塩(2H-1,2,4-ベンゾチアジアジン-7-スルホンアミド,3-ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2-イル-6-クロロ-3,4-ジヒドロ-,1,1-ジオキシド、CAS RN 2259-96-3);US4385051号に開示)、エナラプリル(およびUS4374829号に開示された他のもの)、エナロプリル、エナロプリラト、ホシノプリル((L-プロリン,4-シクロヘキシル-1-[[[2-メチル-1-(1-オキソプロポキシ)プロポキシ](4-フェニルブチル)ホスフィニル]アセチル]-、ナトリウム塩、例えば、モノプリル(Monopril)、Bristol-Myers Squibbなど、およびUS4168267号に開示された他のもの)、ホシノプリルナトリウム(L-プロリン,4-シクロヘキシル-1-[[(R)-[(1S)-2-メチル-1-(1-オキソプロポキシ)プロポキシ(propox))、イミダプリル、インドラプリル(Schering、J. Cardiovasc. Pharmacol. 5:643, 655 (1983)に開示)、リシノプリル(Merck)、ロシノプリル、モエキシプリル、モエキシプリル塩酸塩(3-イソキノリンカルボン酸,2-[(2S)-2-[[(1S)-1-(エトキシカルボニル)-3-フェニルプロピル]アミノ]-1-オキソプロピル]-1,-2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-、一塩酸塩、(3S)- CAS RN 82586-52-5)、キナプリル、キナプリラト、EP 79022号およびCurr. Ther. Res. 40:74 (1986)に開示されたラミプリル(Hoechsst)、ペリンドプリルエルブミン(2S,3aS,7aS-1-[(S)-N-[(S)-1-カルボキシブチル]アラニル]ヘキサヒドロ^-インドリンカルボン酸,1-エチルエステル、tert-ブチルアミン(1:1)を有する化合物、例えば、アセオン(Aceon)(登録商標)、Solvayなど)、ペリンドプリル(セルビエ(Servier)、Eur. J. clin. Pharmacol. 31:519 (1987)に開示)、クアニプリル(US4344949号に開示)、スピラプリル(Schering、Acta. Pharmacol. Toxicol. 59 (Supp. 5):173 (1986)に開示)、テノカプリル、トランドラプリル、ゾフェノプリル(およびUS4316906号に開示された他のもの)、レンチアプリル(フェンチアプリル、Clin. Exp. Pharmacol. Physiol. 10:131 (1983)に開示)、ピボプリル、YS980、テプロチド(ブラジキニン増強薬BPP9a CAS RN 35115-60-7)、BRL 36,378(Smith Kline Beecham、EP80822号およびEP60668号を参照)、MC-838(Chugai、CA. 102:72588vおよびJap. J. Pharmacol. 40:373 (1986)を参照)、CGS 14824(Ciba-Geigy、3-([1-エトキシカルボニル-3-フェニル-(1S)-プロピル]アミノ)-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-オキソ-1-(3S)-ベンゾアゼピン-1酢酸HCl、英国特許第2103614号を参照)、CGS 16,617(Ciba-Geigy、3(S)-[[(1S)-5-アミノ-1-カルボキシペンチル]アミノ]-2,3,4,-5-テトラヒドロ-2-オキソ-1H-1-ベンゾアゼピン-1-エタン酸、US4473575号を参照)、Ru 44570(Hoechst、Arzneimittelforschung 34:1254 (1985)を参照)、R 31-2201(Hoffman-LaRoche、FEBS Lett. 165:201 (1984)を参照)、CI925(Pharmacologist 26:243, 266 (1984)を参照)、WY-44221(Wyeth、J. Med. Chem. 26:394 (1983)を参照)、およびUS2003006922号(段落28)、US4337201号、US4432971号(ホスホロアミデート(phosphonamidate))に開示された他のもの;中性エンドペプチダーゼ阻害薬、例えば、オマパトリラト(バンレブ(Vanlev)(登録商標))など、CGS 30440、カドキサトリルおよびエカドトリル、ファシドトリル(アラドトリルまたはアラトリオプリルとしても公知)、サムパトリラト、ミキサンプリル、およびゲモパトリラト、AVE7688、ER4030、ならびにUS5362727号、US5366973号、US5225401号、US4722810号、US5223516号、US4749688号、US5552397号、US5504080号、US5612359号、US5525723号、EP0599444号、EP0481522号、EP0599444号、EP0595610号、EP0534363号、EP534396号、EP534492号、EP0629627に開示されたもの;エンドセリンアンタゴニスト、例えば、テゾセンタン、A308165およびYM62899など;血管拡張薬、例えば、ヒドララジン(アプレソリン)、クロニジン(クロニジン塩酸塩(1H-イミダゾール-2-アミン,N-(2,6-ジクロロフェニル)4,5-ジヒドロ-、一塩酸塩 CAS RN 4205-91-8)、カタプレス、ミノキシジル(ロニテン)、ニコチニルアルコール(ロニアコール)、ジルチアゼム塩酸塩(1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン,3-(アセチルオキシ)-5[2-(ジメチルアミノ)エチル]-2,-3-ジヒドロ-2(4-メトキシフェニル)-、一塩酸塩、(+)-シス、例えば、チアザック(Tiazac)(登録商標)、Forestなど)、硝酸イソソルビド(1,4:3,6-ジアンヒドロ-D-グルシトール2,5-ジニトレート、例えば、アイソーディル(Isordil)(登録商標)チトラドーズ(Titradose)(登録商標)、Wyeth-Ayerstなど)、硝酸イソソルビド(sosorbide mononitrate)(1,4:3,6-ジアンヒドロ-D-グルシト-1,5-ニトレート、有機硝酸エステル、例えば、イスモ(Ismo)(登録商標)、Wyeth-Ayerstなど)、ニトログリセリン(2,3プロパントリオールトリニトレート、例えば、ニトロスタット(Nitrostat)(登録商標)、Parke-Davisなど)、ベラパミル塩酸塩(ベンゼンアセトニトリル,(±)-(α)[3-[[2-(3,4ジメトキシフェニル)エチル]メチルアミノ]プロピル]-3,4-ジメトキシ-(α)-(1-メチルエチル)塩酸塩、例えば、コベラ(Covera)HS(登録商標)持続放出剤、Searleなど)、クロモナル(US3282938号に開示されたように調製することができる)、クロニテート(Annalen 1870 155)、ドロプレニルアミン(DE2521113号に開示されたように調製することができる)、リドフラジン(US3267104号に開示されたように調製することができる);プレニラミン(US3152173号に開示されたように調製することができる)、硝酸プロパチル(仏国特許第1,103,113号に開示されたように調製することができる)、ミオフラジン塩酸塩(1-ピペラジンアセトアミド,3-(アミノカルボニル)4-[4,4-ビス(4-フルオロフェニル)ブチル]-N-(2,6-ジクロロフェニル)-、二塩酸塩 CAS RN 83898-67-3)、ミキシジン(ベンゼンエタンアミン,3,4-ジメトキシ-N-(1-メチル-2-ピロリジニリデン)-ピロリジン,2-[(3,4-ジメトキシフェネチル)イミノ]-1-メチル-1-メチル-2-[(3,4-ジメトキシフェネチル)イミノ]ピロリジン CAS RN 27737-38-8)、モルシドミン(1,2,3-オキサジアゾリウム,5-[(エトキシカルボニル)アミノ]-3-(4-モルホリニル)-、分子内塩 CAS RN 25717-80-0)、硝酸イソソルビド(D-グルシトール,1,4:3,6-ジアンヒドロ-,5-ニトレート CAS RN 16051-77-7)、四硝酸エリトリチル(1,2,3,4-ブタンテトロール,テトラニトレート、(2R,3S)-rel- CAS RN 7297-25-8)、クロニトレート(1,2-プロパンジオール,3-クロロ-,ジニトレート(7Cl、8Cl、9Cl) CAS RN 2612-33-1)、ジピリダモールエタノール、2,2',2",2"'-[(4,8-ジ-1-ピペリジニルピリミド[5,4-d]ピリミジン-2,6-ジイル)ジニトリロ]テトラキス- CAS RN 58-32-2)、ニコランジル(CAS RN 65141-46-03-)、ピリジンカルボキサミド(N-[2-(ニトロオキシ)エチル]-ニソルジピン3,5-ピリジンジカルボン酸,1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-4-(2-ニトロフェニル)-,メチル2-メチルプロピルエステル CAS RN 63675-72-9)、ニフェジピン3,5-ピリジンジカルボン酸,1,4-ジヒドロ-2,6-ジメチル-4-(2-ニトロフェニル)-,ジメチルエステル CAS RN 21829-25-4)、ペルヘキシリンマレイン酸塩(ピペリジン,2-(2,2-ジシクロヘキシルエチル)-,(2Z)-2-ブテンジオエート(1:1) CAS RN 6724-53-4)、オクスプレノロール塩酸塩(2-プロパノール,1-[(1-メチルエチル)アミノ]-3-[2-(2-プロペニルオキシ)フェノキシ]-、塩酸塩 CAS RN 6452-73-9)、ペントリニトロール(1,3-プロパンジオール,2,2-ビス[(ニトロオキシ)メチル]-、モノニトレート(エステル) CAS RN 1607-17-6)、ベラパミル(ベンゼンアセトニトリル,α-[3-[[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-メチルアミノ]プロピル]-3,4-ジメトキシ-α-(1-メチルエチル)- CAS RN 52-53-9)など;アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、例えば、アプロサルタン、ゾラサルタン、オルメサルタン、プラトサルタン、FI6828K、RNH6270、カンデサルタン(1H-ベンゾイミダゾール-7-カルボン酸,2-エトキシ-1-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)[1,1'-ビフェニル]4-イル]メチル]- CAS RN 139481-59-7)、カンデサルタンシレキセチル((+/-)-1-(シクロヘキシルカルボニルオキシ)エチル-2-エトキシ-1-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]-1H-ベンゾイミダゾールカルボン酸、CAS RN 145040-37-5、US5703110号およびUS5196444号)、エプロサルタン(3-[1-4-カルボキシフェニルメチル)-2-n-ブチル-イミダゾール-5-イル]-(2-チエニルメチル)プロペン酸、US5185351号およびUS5650650号)、イルベサルタン(2-n-ブチル-3-[[2'-(1h-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]1,3-ジアザスピロ(diazazspiro)[4,4]ノン-1-エン-4-オン、US5270317号およびUS5352788号)、ロサルタン(2-N-ブチル-4-クロロ-5-ヒドロキシメチル-1-[(2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル)-メチル]イミダゾール、カリウム塩、US5138069号、US5153197号およびUS5128355号)、タソサルタン(5,8-ジヒドロ-2,4-ジメチル-8-[(2'-(1H-テトラゾール-5-イル)[1,r-ビフェニル]4-イル)メチル]-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン、US5149699号)、テルミサルタン(4'-[(1,4-ジメチル-2'-プロピル-(2,6'-ビ-1H-ベンゾイミダゾール)-r-イル)]-[1,1'-ビフェニル]-2-カルボン酸、CAS RN 144701-48-4、US5591762号)、ミルファサルタン、
アビテサルタン、バルサルタン(ディオバン(Diovan)(登録商標)(Novartis)、(S)-N-バレリル-N-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル)メチル]バリン、US5399578号)、EXP-3137(2-N-ブチル-4-クロロ-1-[(2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル)-メチル]イミダゾール-5-カルボン酸、US5138069号、US5153197号およびUS5128355号)、3-(2'-(テトラゾール-5-イル)-l,r-ビフェン-4-イル)メチル-5,7-ジメチル-2-エチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン、4'[2-エチル-4-メチル-6-(5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-ベンゾイミダゾール-1-イル]-メチル]-l,r-ビフェニル]-2-カルボン酸、2-ブチル-6-(1-メトキシ-1-メチルエチル)-2-[2'-)IH-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イルメチル]キナゾリン(guinazolin)-4(3H)-オン、3-[2'-カルボキシビフェニル-4-イル)メチル]-2-シクロプロピル-7-メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン、2-ブチル-4-クロロ-1-[(2'-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル)メチル]イミダゾール-カルボン酸、2-ブチル-4-クロロ-1-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]メチル]-1H-イミダゾール-5-カルボン酸-1-(エトキシカルボニル-オキシ)エチルエステルカリウム塩、二カリウム2-ブチル-4-(メチルチオ)-1-[[2-[[[(プロピルアミノ)カルボニル]アミノ]-スルホニル](1,1'-ビフェニル)-4-イル]メチル]-1H-イミダゾール-5-カルボン酸、メチル-2-[[4-ブチル-2-メチル-6-オキソ-5-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)-[1,1'-ビフェニル]-4-イル]メチル]-1-(6H)-ピリミジニル]メチル]-3-チオフェンカルボン酸、5-[(3,5-ジブチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル]-2-[2-(1H-テトラゾール-5-イルフェニル)]ピリジン、6-ブチル-2-(2-フェニルエチル)-5[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)[1,1'-ビフェニル]-4-メチル]ピリミジン-4-(3H)-オンD,Lリシン塩、5-メチル-7-n-プロピル-8-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-[1,2,4]-トリアゾロ[1,5-c]ピリミジン-2(3H)-オン、2,7-ジエチル-5-[[2'-(5-テトラゾリル(tetrazoly))ビフェニル-4-イル]メチル]-5H-ピラゾロ[1,5-b][1,2,4]トリアゾールカリウム塩、2-[2-ブチル-4,5-ジヒドロ-4-オキソ-3-[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)-4-ビフェニルメチル]-3H-イミダゾール[4,5-c]ピリジン-5-イルメチル]安息香酸、エチルエステル、カリウム塩、3-メトキシ-2,6-ジメチル-4-[[2'(1H-テトラゾール-5-イル)-1,1'-ビフェニル-4-イル]メトキシ]ピリジン、2-エトキシ-1-[[2'-(5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-1H-ベンゾイミダゾール-7-カルボン酸、1-[N-(2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル-メチル)-N-バレロリルアミノメチル)シクロペンタン-1-カルボン酸、7-メチル-2n-プロピル-3-[[2'1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-3H-イミダゾ[4,5-6]ピリジン、2-[5-[(2-エチル-5,7-ジメチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-3-イル)メチル]-2-キノリニル]ナトリウムベンゾエート、2-ブチル-6-クロロ-4-ヒドロキシメチル-5-メチル-3-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]ピリジン、2-[[[2-ブチル-1-[(4-カルボキシフェニル)メチル]-1H-イミダゾール-5-イル]メチル]アミノ]安息香酸テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]ピリミジン-6-オン、4(S)-[4-(カルボキシメチル)フェノキシ]-N-[2(R)-[4-(2-スルホベンズアミド)イミダゾール-1-イル]オクタノイル]-L-プロリン、1-(2,6-ジメチルフェニル)-4-ブチル-1,3-ジヒドロ-3-[[6-[2-(1H-テトラゾール-5-イル)フェニル]-3-ピリジニル]メチル]-2H-イミダゾール-2-オン、5,8-エタノ-5,8-ジメチル-2-n-プロピル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1-[[2'(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-1H,4H-1,3,4a,8a-テトラザシクロペンタナフタレン-9-オン、4-[1-[2'-(1,2,3,4-テトラゾール-5-イル)ビフェン-4-イル)メチルアミノ]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-トリフィルキナゾリン、2-(2-クロロベンゾイル)イミノ-5-エチル-3-[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル)メチル-1,3,4-チアジアゾリン、2-[5-エチル-3-[2-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル-1,3,4-チアゾリン-2-イリデン]アミノカルボニル-1-シクロペンテンカルボン酸二カリウム塩、および2-ブチル-4-[N-メチル-N-(3-メチルクロトノイル)アミノ]-1-[[2'-(1H-テトラゾール-5-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-1H-イミダゾール(imidzole)-5-カルボン酸1-エトキシカルボニルオキシエチルエステルなど、特許公報
Figure 2018058867
に開示されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステル;α/βアドレナリン遮断薬、例えば、ニプラジロール、アロチノロール、アモスラロール、トシル酸ブレチリウム(CAS RN:61-75-6)、メシル酸ジヒドロエルゴタミン(dihydroergtamine mesylate)(エルゴタミン(ergotaman)-3',6',18-トリオン,9,-10-ジヒドロ-12'-ヒドロキシ-2'-メチル-5'-(フェニルメチル)-,(5'(α))-,モノメタンスルホネート、例えば、DHE45(登録商標)注射剤、Novartisなど)、カルベジロール((±)-1-(カルバゾール-4-イルオキシ)-3-[[2-(o-メトキシフェノキシ)エチル]アミノ]-2-プロパノール、例えば、コレグ(Coreg)(登録商標)、SmithKline Beechamなど)、ラベタロール(5-[1-ヒドロキシ-2-[(1-メチル-3-フェニルプロピル)アミノ]エチル]サリチルアミド(ethyljsalicylamide)モノヒドロクロリド、例えば、ノルモダイン(Normodyne)(登録商標)、Scheringなど)、トシル酸ブレチリウム(ベンゼンメタンアミニウム,2-ブロモ-N-エチル-N,N-ジメチル-の4-メチルベンゼンスルホン酸との塩(1:1) CAS RN 61-75-6)、メシル酸フェントラミン(フェノール,3-[[(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)メチル](4-メチルフェニル)アミノ]-,モノメタンスルホネート(塩) CAS RN 65-28-1)、ソリペルチン酒石酸塩(5H-1,3-ジオキソロ[4,5-f]インドール,7-[2-[4-(2-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]エチル]-,(2R,3R)-2,3-ジヒドロキシブタンジオエート(1:1) CAS RN 5591-43-5)、ゾレルチン塩酸塩(ピペラジン,1-フェニル4-[2-(1H-テトラゾール-5-イル)エチル]-、一塩酸塩(8Cl,9Cl) CAS RN 7241-94-3)など;αアドレナリン受容体遮断薬、例えば、アルフゾシン(CAS RN:81403-68-1)、テラゾシン、ウラピジル、プラゾシン(ミニプレス(Minipress)(登録商標))、タムスロシン、ブナゾシン、トリマゾシン、ドキサゾシン、ナフトピジル、インドラミン、WHP 164、XENOlO、フェンスピリド塩酸塩(これはUS3399192号に開示されたように調製することができる)、プロロキサン(CAS RN 33743-96-3)、および塩酸ラベタロール、ならびにそれらの組み合わせ;α2アゴニスト、例えば、メチルドパ、メチルドパHCL、ロフェキシジン、チアメニジン、モキソニジン、リルメニジン、グアナベンズ(guanobenz)など;アルドステロン阻害薬など;アリスキレン(SPPlOO;Novartis/Speedel)を含むレニン阻害薬;WO03/030833号に開示されたものなどのアンジオポエチン-2結合薬;抗狭心症薬、例えば、ラノラジン(ヒドロクロリド1-ピペラジンアセトアミド,N-(2,6-ジメチルフェニル)-4-[2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)プロピル]-、二塩酸塩 CAS RN 95635-56-6)、ベタキソロール塩酸塩(2-プロパノール,1-[4-[2(シクロプロピルメトキシ)エチル]フェノキシ]-3-[(1-メチルエチル)アミノ]-、塩酸塩 CAS RN 63659-19-8)、ブトプロジン塩酸塩(メタノン,[4-[3(ジブチルアミノ)プロポキシ]フェニル](2-エチル-3-インドリジニル)-、一塩酸塩 CAS RN 62134-34-3)、シネパゼトマレイン酸塩(cinepazet maleate)1-ピペラジン酢酸、4-[1-オキソ-3-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-2-プロペニル]-、エチルエステル、(2Z)-2-ブテンジオエート(1:1) CAS RN 50679-07-7)、トシフェン(ベンゼンスルホンアミド,4-メチル-N-[[[(1S)-1-メチル-2-フェニルエチル]アミノ]カルボニル]- CAS RN 32295-184)、ベラパミル塩酸塩(ベンゼンアセトニトリル,α-[3-[[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]メチルアミノ]プロピル]-3,4-ジメトキシ-α-(1-メチルエチル)-、一塩酸塩 CAS RN 152-114)、モルシドミン(1,2,3-オキサジアゾリウム,5-[(エトキシカルボニル)アミノ]-3-(4-モルホリニル)-、分子内塩 CAS RN 25717-80-0)、およびラノラジン塩酸塩(1-ピペラジンアセトアミド,N-(2,6-ジメチルフェニル)4-[2-ヒドロキシ-3-(2-メト-オキシフェノキシ)プロピル]-、二塩酸塩 CAS RN 95635-56-6);トシフェン(ベンゼンスルホンアミド,4-メチル-N-[[[(1S)-1-メチル-2-フェニルエチル]アミノ]カルボニル]- CAS RN 32295-184);アドレナリン作動薬、例えば、グアンファシン塩酸塩(N-アミジノ-2-(2,6-ジクロロフェニル)アセトアミド塩酸塩、例えば、Robinsから販売されているテネックス(Tenex)(登録商標)錠);メチルドパ-ヒドロクロロチアジド(レボ-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-2-メチルアラニンなど)とヒドロクロロチアジドとの組み合わせ(6-クロロ-3,4-ジヒドロ-2H-1,2,4-ベンゾチアジアジン-7-スルホンアミド1,1-ジオキシドなど、例えば、Merckから販売されているアルドリル(Aldoril)(登録商標)錠のような組み合わせ)、メチルドパ-クロロチアジド(6-クロロ-2H-1,2,4-ベンゾチアジアジン-7-スルホンアミド1,1-ジオキシド、および上述したようなメチルドパ、例えば、アルドクロール(Aldoclor)(登録商標)、Merckなど)、クロニジン塩酸塩(2-(2,6-ジクロロフェニルアミノ)-2-イミダゾリン塩酸塩、およびクロルタリドン(2-クロロ-5-(1-ヒドロキシ-3-オキソ-1-イソインドリニル)ベンゼンスルホンアミドなど)、例えば、コンビプレス(Combipres)(登録商標)、Boehringer Ingelheimなど)、クロニジン塩酸塩(2-(2,6-ジクロロフェニルアミノ)-2-イミダゾリンヒドロクロリド、例えば、カタプレス(Catapres)(登録商標)、Boehringer Ingelheimなど)、クロニジン(1H-イミダゾール-2-アミン,N-(2,6-ジクロロフェニル)4,5-ジヒドロ-、CAS RN 4205-90-7)、ハイザール(Hyzaar)(Merck;ロサルタンとヒドロクロロチアジドとの組み合わせ)、コディオバン(Co-Diovan)(Novartis;バルサルタンとヒドロクロロチアジドとの組み合わせ)、ロトレル(Lotrel)(Novartis;ベナゼプリルとアムロジピンとの組み合わせ)、およびカデュエット(Caduet)(Pfizer;アムロジピンとアトルバスタチンとの組み合わせ)、ならびにUS20030069221号に開示された薬剤が含まれる。
1.2.2.11 呼吸器障害を治療するための薬剤
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドは、以下のものを非限定的に含む、呼吸器および他の障害の治療に有用な薬剤の1つまたは複数との併用療法に用いることができる:(1)以下のものを非限定的に含むβアゴニスト:アルブテロール(プロベンチル(PRO VENTIL)(登録商標)、サルブタモロール(SALBUTAMOL)(登録商標)、ベントリン(VENTOLIN)(登録商標))、バンブテロール、ビトルテロール(bitoterol)、クレンブテロール、フェノテロール、フォルモテロール、イソエタリン(ブロンコソール(BRONKOSOL)(登録商標)、ブロンコメーター(BRONKOMETER)(登録商標))、メタプロテレノール(アルペント(ALUPENT)(登録商標)、メタプレル(METAPREL)(登録商標))、ピルブテロール(マックスエア(MAXAIR)(登録商標))、レプロテロール、リミテロール、サルメテロール、テルブタリン(ブレスエア(BRETHAIRE)(登録商標)、ブレスイン(BRETHINE)(登録商標)、ブリカニル(BRICANYL)(登録商標))、アドレナリン(adrenalin)、イソプロテレノール(イスプレル(ISUPREL)(登録商標))、エピネフリン酒石酸水素塩(プリマテン(PRIMATENE)(登録商標))、エフェドリン、オルシプレナリン(orciprenline)、フェノテロールおよびイソエタリン;(2)ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、ブネドシド(bunedoside)、ブチキソコルト、デキサメタゾン、フルニソリド、フルオコルチン、フルチカゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾン、モメタゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン(predonisone)、チプレダン、チキソコルタール(tixocortal)、トリアムシノロンおよびトリアムシノロンアセトニドを非限定的に含むステロイド;(3)β2-アゴニスト-コルチコステロイドの組み合わせ[例えば、サルメテロール-フルチカゾン(アドベアー(AD V AIR)(登録商標))、フォルモテロール-ブデソニド(シンビコート(SYMBICORT)(登録商標))];(4)以下のものを非限定的に含む、ロイコトリエンD4受容体アンタゴニスト/ロイコトリエンアンタゴニスト/LTD4アンタゴニスト(すなわち、ロイコトリエンとCys LTI受容体との相互作用を遮断すること、阻害すること、低下させること、または他の様式で妨げることができる任意の化合物):ザフィルルカスト(zafhiukast)、モンテルカスト、モンテルカストナトリウム(シングレア(SINGULAIR)(登録商標))、プランルカスト、イラルカスト、ポビルカスト、SKB-106,203、および米国特許第5,565,473号に記載されたLTD4拮抗活性を有すると記載された化合物;(5)5-リポキシゲナーゼ阻害薬および/またはロイコトリエン生合成阻害薬[例えば、ジロートンおよびBAY1005(CA登録128253-31-6)];(6)以下のものを非限定的に含む、ヒスタミンH1受容体アンタゴニスト/抗ヒスタミン薬(すなわち、ヒスタミンとその受容体との相互作用を遮断すること、阻害すること、低下させること、または他の様式で妨げることができる任意の化合物):アステミゾール、アクリバスチン、アンタゾリン、アザタジン、アゼラスチン、アスタミゾール(astamizole)、ブロモフェニラミン、ブロモフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミン、カレバスチン、セチリジン、クロルフェニラミン、クロロフェニラミンマレイン酸塩、シメチジン、クレマスチン、シクリジン、シプロヘプタジン、デスカルボエトキシロラタジン、デキスクロルフェニラミン、ジメチンデン、ジフェンヒドラミン、ジフェニルピラリン、ドキシラミンコハク酸塩、ドキシラルニン(doxylarnine)、エバスチン、エフレチリジン、エピナスチン、ファモチジン、フェキソフェナジン、ヒドロキシジン、ヒドロキシジン、ケトチフェン、レボカバスチン、レボセチリジン、レボセチリジン、ロラタジン、メクリジン、メピラミン、メキタジン、メトジラジン、ミアンセリン、ミゾラスチン、ノベラスチン、ノルアステルニゾール(norasternizole)、ノルアズテミゾール(noraztemizole)、フェニンダミン、フェニラミン、ピクマスト、プロメタジン、ピンラミン(pynlamine)、ピリラミン、ラニチジン、テメラスチン、テルフェナジン、トリメプラジン、トリペレナミンおよびトリプロリジン;(7)以下のものを非限定的に含む抗コリン薬:アトロピン、ベンズトロピン、ビペリデン、フルトロピウム、ヒヨスチアミン(例えば、レブシン(Levsin)(登録商標);レブビド(Levbid)(登録商標);レブシン(Levsin)/SL(登録商標)、アナスパズ(Anaspaz)(登録商標)、レブシネックスタイムキャップス(Levsinex timecaps)(登録商標)、ヌーレブ(NuLev)(登録商標))、イルトロピウム(ilutropium)、イプラトロピウム、臭化イプラトロピウム、メトスコポラミン、オキシブチニン、リスペンゼピン、スコポラミンおよびチオトロピウムを含む抗コリン作用薬;(8)以下のものを非限定的に含む鎮咳薬:デキストロメトルファン、コデインおよびヒドロモルフォン;(9)以下のものを非限定的に含むうっ血除去薬:プソイドエフェドリンおよびフェニルプロパノールアミン;(10)以下のものを非限定的に含む去痰薬:グアイフェネシン(guafenesin)、グアイコールサルフェート(guaicolsulfate)、テルピン、塩化アンモニウム、グアヤコールグリセロールおよびヨウ化グリセロール;(11)以下のものを非限定的に含む気管支拡張薬:テオフィリンおよびアミノフィリン;(12)以下のものを非限定的に含む抗炎症薬:フルルビプロフェン(fluribiprofen)、ジクロフェナク、インドメタシン、ケトプロフェン、S-ケトロプロフェン(ketroprophen)、テノキシカム;(13)本明細書に記載されたものを非限定的に含むPDE(ホスホジエステラーゼ)阻害薬;(14)組換え型ヒト化モノクローナル抗体[例えば、ゾレア(オマリズマブとも呼ばれる)、rhuMab、およびタリズマブ];(15)組換え型のサーファクタントタンパク質SP-B、SP-CまたはSP-Dを含むヒト化肺サーファクタント[例えば、サーファキシン(SURFAXIN)(登録商標)、以前はdsc-104(Discovery Laboratories)として公知]、(16)上皮ナトリウムチャンネル(ENaC)を阻害する薬剤、例えば、アミロリドおよび関連化合物など;(17)肺感染症を治療するために用いられる抗菌剤、例えば、アシクロビル、アミカシン、アモキシシリン、ドキシサイクリン、トリメトプリムスルファメトキサゾール(trimethoprin sulfamethoxazole)、アンホテリシンB、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン、クラリスロマイシン、セファロスポリン(セフォキシチン(ceffoxitin)、セフメタゾールなど)、シプロフロキサシン、エタンブトール、ゲンチマイシン(gentimycin)、ガンシクロビル、イミペネム、イソニアジド、イトラコナゾール、ペニシリン、リバビリン、リファンピン、リファブチン、アマンタジン、リマンタジン(rimantidine)、ストレプトマイシン、トブラマイシンおよびバンコマイシンなど;(18)Ca++依存性塩素イオンチャンネルを通じて塩素イオン分泌を活性化する薬剤(プリン作動性受容体(P2Y(2)アゴニスト)など);(19)痰粘度を低下させる薬剤、例えば、ヒト組換え型DNase 1(パルモザイム(Pulmozyme)(登録商標))など;(20)非ステロイド性抗炎症薬(アセメタシン、アセトアミノフェン、アセチルサリチル酸、アルクロフェナク、アルミノプロフェン、アパゾン、アスピリン、ベノキサプロフェン、ベズピペリロン、ブクロキシン酸、カルプロフェン、クリダナク、ジクロフェナク、ジクロフェナク、ジフルニサル、ジフルシナル(diflusinal)、エトドラク、フェンブフェン、フェンブフェン、フェンクロフェナク、フェンクロズ酸、フェノプロフェン、フェンチアザク、フェプラゾン、フルフェナム酸、フルフェニサール、フルフェニサール、フルプロフェン、フルルビプロフェン、フルルビプロフェン、フロフェナク、イブフェナク、イブプロフェン、インドメタシン、インドメタシン、インドプロフェン、イソキセパク、イソキシカム、ケトプロフェン、ケトプロフェン、ケトロラク、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メフェナム酸、ミロプロフェン、モフェブタゾン、ナブメトン、オキサプロジン、ナプロキセン、ナプロキセン、ニフルム酸、オキサプロジン、オキシピナク、オキシフェンブタゾン、フェナセチン、フェニルブタゾン、フェニルブタゾン、ピロキシカム、ピロキシカム、ピルプロフェン、プラノプロフェン、スドキシカム、テノキシカン(tenoxican)、スルファサラジン、スリンダク、スリンダク、スプロフェン、チアプロフェン酸、チオピナク、チオキサプロフェン、トルフェナム酸、トルメチン、トルメチン、ジドメタシン、ゾメピラクおよびゾメピラク);ならびに(21)エアロゾル化抗酸化剤療法薬、例えば、S-ニトロソグルタチオンなど。
1.2.2.12 抗糖尿病薬
本明細書に記載のGCCアゴニストペプチドは、以下のものを非限定的に含む1つまたは複数の抗糖尿病薬との併用療法に用いることができる:PPARγアゴニスト、例えば、グリタゾン(例えば、WAY-120,744、AD 5075、バラグリタゾン、シグリタゾン、ダルグリタゾン(CP-86325、Pfizer)、エングリタゾン(CP-68722、Pfizer)、イサグリタゾン(MIT/J&J)、MCC-555(Mitsibishi、US5594016号に開示)、ピオグリタゾン(アクトス(Actos)(商標)ピオグリタゾン;Takedaなど)、ロシグリタゾン(アバンディア(Avandia)(商標);Smith Kline Beecham)、ロシグリタゾンマレイン酸塩、トログリタゾン(レズリン(Rezulin)(登録商標)、US4572912号に開示)、リボグリタゾン(CS-O11、Sankyo)、GL-262570(Glaxo Welcome)、BRL49653(WO98/05331号に開示)、CLX-0921、5-BTZD、GW-0207、LG-100641、JJT-501(JPNT/P&U)、L-895645(Merck)、R-119702(Sankyo/Pfizer)、NN-2344(Dr.Reddy/NN)、YM-440(Yamanouchi)、LY-300512、LY-519818、R483(Roche)、T131(Tularik)など、およびUS4687777号、US5002953号、US5741803号、US5965584号、US6150383号、US6150384号、US6166042号、US6166043号、US6172090号、US6211205号、US6271243号、US6288095号、US6303640号、US6329404号、US5994554号、W097/10813、WO97/27857号、WO97/28115号、WO97/28137号、WO97/27847号、WO00/76488号、WO03/000685号、WO03/027112号、WO03/035602号、WO03/048130号、WO03/055867号に開示された化合物、ならびにそれらの薬学的に許容される塩;ビグアナイド剤、例えば、メトホルミン塩酸塩(グルコファージ(Glucophage)(商標)、Bristol-Myers SquibbなどのN,N-ジメチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド塩酸塩(N,N-dimethylimidodicarbonimidic diamide hydrochloride)など;グリブリドを有するメトホルミン塩酸塩、例えば、グルコバンス(Glucovance)(商標)(Bristol-Myers Squibb)など;ブホルミン(イミドジカルボンイミド酸ジアミド,N-ブチル-);エトホルミン(etoformine)(1-ブチル-2-エチルビグアニド、Schering A.G.);メトホルミンのその他の塩形態(塩が酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、フチマル酸塩(ftimarate)、エンボン酸塩、クロロフェノキシ酢酸塩、グリコール酸塩、パルモ酸塩、アスパラギン酸塩、メタンスルホン酸塩、マレイン酸塩、パラクロロフェノキシイソ酪酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、シクロヘキサンカルボン酸塩、ヘキサン酸塩、オクタン酸塩、デカン酸塩、ヘキサデカン酸塩、オクトデカン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トリメトキシ安息香酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、アダマンタンカルボン酸塩、グリコキシル酸塩、グルタル酸塩(glutarnate)、ピロリドンカルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、1-グルコースリン酸塩、硝酸塩、亜硫酸塩、ジチオン酸塩およびリン酸塩の群から選択される場合を含む)、ならびにフェンホルミン;タンパク質チロシンホスファターゼ-IB(PTP-IB)阻害薬、例えば、A-401,674、KR 61639、OC-060062、OC-83839、OC-297962、MC52445、MC52453、ISIS 113715、およびWO99/585521号、WO99/58518号、WO99/58522号、WO99/61435号、WO03/032916号、WO03/032982号、WO03/041729号、WO03/055883号、WO02/26707号、WO02/26743号、JP2002114768号に開示されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステル;スルホニル尿素、例えば、アセトヘキサミド(例えば、ジメロール(Dymelor)、Eli Lilly)、カルブタミド、クロルプロパミド(例えば、ジアビネース(Diabinese)(登録商標)、Pfizer)、グリアミリド(Pfizer)、グリクラジド(例えば、ジアムクロン(Diamcron)、Servier Canada Inc)、グリメピリド(例えば、US4379785号に開示されている、例えば、アマリール(Amaryl)、Aventisなど)、グリペンチド、グリピジド(例えば、グルコトロール(Glucotrol)またはグルコトロールXL持続放出剤、Pfizer)、グリキドン、グリソラミド、グリブリド/グリベンクラミド(例えば、ミクロナーゼ(Micronase)またはグリナーゼプレスタブ(Glynase Prestab)、Pharmacia & Upjohn and Diabeta、Aventis)、トラザミド(例えば、トリナーゼ(Tolinase)およびトルブタミド(例えば、オリナーゼ(Orinase)、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;メグリチニド、例えば、レパグリニド(例えば、プラニジン(Pranidin)(登録商標)、Novo Nordisk)、KAD1229(PF/Kissei)およびナテグリニド(例えば、Starlix(登録商標)、Novartis)、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;αグルコシド加水分解酵素阻害薬(またはグルコシド阻害薬)、例えば、アカルボース(例えば、US4904769号に開示されたプレコース(Precose)(商標)、Bayer)、ミグリトール(US4639436号に開示されたグリセット(GLYSET)(商標)、Pharmacia & Upjohnなど)、カミグリボース(メチル6-デオキシ-6-[(2R,3R,4R,5S)-3,4,5-トリヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)ピペリジノ]-α-D-グルコピラノシド、Marion Merrell Dow)、ボグリボース(Takeda)、アジポシン、エミグリテート、プラディマイシン-Q、サルボスタチン、CKD-711、MDL-25,637、MDL-73,945およびMOR 14、ならびにUS4062950号、US4174439号、US4254256号、US4701559号、US4639436号、US5192772号、US4634765号、US5157116号、US5504078号、US5091418号、US5217877号、US51091号およびWOO1/47528号(ポリアミン)に開示された化合物など;αアミラーゼ阻害薬、例えば、テンダミスタット、トレスタチンおよびA1-3688、ならびにUS4451455号、US4623714号およびUS4273765号に開示された化合物など;US6414126号およびUS651511号に開示されたものを含むSGLT2阻害薬;US6548529号に開示されたものなどのaP2阻害薬;インスリン分泌促進薬、例えば、リノグリリド、A-4166、フォルスコリン(forskilin)、ジブチリル(dibutyrl)cAMP、イソブチルメチルキサンチン(IBMX)、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;脂肪酸酸化阻害薬、例えば、クロモキシルおよびエトモキシル、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;A2アンタゴニスト、例えば、ミダグリゾール、イサグリドール、デリグリドール、イダゾキサン、エアロキサン(earoxan)およびフルパロキサン、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;インスリンおよび関連化合物(例えば、インスリン模倣薬)、例えば、ビオタ、LP-100、ノボラピッド(novarapid)、インスリンデテミル、インスリンリスプロ、インスリングラルギン、インスリン亜鉛懸濁液(レンテおよびウルトラレンテ)、Lys-Proインスリン、GLP-I(1-36)アミド、GLP-I(73-7)(インスリントロピン、US5614492号に開示)、LY-315902(Lilly)、GLP-I(7-36)-NH2)、AL-401(Autoimmune)、US4579730号、US4849405号、US4963526号、US5642868号、US5763396号、US5824638号、US5843866号、US6153632号、US6191105号およびWO85/05029号に開示されたようなある種の組成物、ならびに、対立遺伝子変異体を含むそれらの生物学的活性変異体を含む、霊長動物、齧歯動物またはウサギのインスリン、より好ましくは組換え形態で入手しうるヒトインスリン(ヒトインスリンの供給源には、薬学的に許容される無菌の製剤、例えば、Eli Lilly(Indianapolis, Ind. 46285)からヒュームリン(Humulin)(商標)(ヒトインスリンrDNA起源)として販売されているものなど。THE PHYSICIAN'S DESK REFERENCE, 55.sup.th Ed. (2001) Medical Economics, Thomson Healthcare(他の適したヒトインスリンを開示している)も参照のこと;非チアゾリジンジオン系薬剤、例えば、JT-501およびファルグリタザール(GW-2570/GI-262579)、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;PPARα/γ二重アゴニスト、例えば、AR-HO39242(Aztrazeneca)、GW-409544(Glaxo-Wellcome)、BVT-142、CLX-0940、GW-1536、GW-1929、GW-2433、KRP-297(Kyorin Merck;5-[(2,4-ジオキソチアゾリジニル)メチル]メトキシ-N-[[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ベンズアミド(methyljbenzamide))、L-796449、LR-90、MK-0767(Merck/Kyorin/Banyu)、SB 219994、ムラグリタザル(BMS)、テサグリタザル(tesaglitzar)(Astrazeneca)、レグリタザル(JTT-501)、およびWO99/16758号、WO99/19313号、WO99/20614号、WO99/38850号、WO00/23415号、WO00/23417号、WO00/23445号、WO00/50414号、WO01/00579号、WO01/79150号、WO02/062799号、WO03/004458号、WO03/016265号、WO03/018010号、WO03/033481号、WO03/033450号、WO03/033453号、WO03/043985号、WO03/053976号、2000年9月18日に提出された米国特許出願公開第09/664,598号、Murakami et al. Diabetes 47, 1841-1847 (1998)に開示されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;他のインスリン感受性増強薬;VPAC2受容体アゴニスト;WO03/015774号に開示されたものなどのGLKモジュレーター;WO03/000249号に開示されたものなどのレチノイドモジュレーター;GSK3β/GSK3阻害薬、例えば、4-[2-(2-ブロモフェニル)-4-(4-フルオロフェニル-1H-イミダゾール-5-イル]ピリジン、およびWO03/024447号、WO03/037869号、WO03/037877号、WO03/037891号、WO03/068773号、EP1295884号、EP1295885号に開示された化合物など;グリコーゲンホスホリラーゼ(HGLPa)阻害薬、例えば、CP-368,296、CP-316,819、BAYR3401、およびWOO1/94300号、WO02/20530号、WO03/037864に開示された化合物、ならびにそれらの薬学的に許容される塩またはエステルなど;WO03/007990号に開示されたものなどのATP消費促進薬;TRB3阻害薬;WO03/049702号に開示されたものなどのバニロイド受容体リガンド;WO03/015781号およびWO03/040114号に開示されたものなどの血糖降下薬;WO03/035663号に開示されたものなどのグリコーゲン合成酵素キナーゼ3阻害薬;WO99/51225号、US20030134890号、WO01/24786号およびWO03/059870号に開示されたものなどの薬剤;WO03/057827などに開示されたようなインスリン応答性DNA結合タンパク質-1(IRDBP-I);WO03/035639号、WO03/035640号などに開示されたものなどのアデノシンA2アンタゴニスト;PPARδアゴニスト、例えば、GW 501516、GW 590735、ならびにJP10237049号およびWO02/14291号に開示された化合物など;ジペプチジルペプチダーゼIV(DP-IV)阻害薬、例えば、イソロイシンチアゾリジド、NVP-DPP728A(1-[[[2-[(5-シアノピリジン-2-イル)アミノ]エチル]アミノ]アセチル]-2-シアノ-(S)-ピロリジン、Hughes et al, Biochemistry, 38(36), 11597-11603, 1999によって開示)、P32/98、NVP-LAF-237、P3298、TSL225(トリプトフィル-1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-3-カルボン酸、Yamada et al, Bioorg. & Med. Chem. Lett. 8 (1998) 1537-1540によって開示)、バリンピロリジド、TMC-2A/2B/2C、CD-26阻害薬、FE999011、P9310/K364、VIP 0177、DPP4、SDZ 274-444、Ashworth et al, Bioorg. & Med. Chem. Lett., Vol. 6, No. 22, pp 1163-1166および2745-2748 (1996)によって開示された2-シアノピロリジドおよび4-シアノピロリジド、ならびにUS6395767号、US6573287号、US6395767号(開示されている化合物にはBMS-477118、BMS-471211、およびBMS 538,305が含まれる)、WO99/38501号、WO99/46272号、WO99/67279号、WO99/67278号、WO99/61431号、WO03/004498号、WO03/004496、EP1258476号、WO02/083128号、WO02/062764号、WO03/000250号、WO03/002530号、WO03/002531号、WO03/002553号、WO03/002593号、WO03/000180号およびWO03/000181に開示された化合物;GLP-1アゴニスト、例えば、エキセンジン-3およびエキセンジン-4(エキセナチド(Exenatide)(登録商標)と呼ばれる39アミノ酸のポリペプチド合成性エキセンジン-4を含む)、
ならびにUS2003087821号およびNZ 504256号に開示された化合物、ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびエステルなど;アムリンチドおよびシムリン(Symlin)(登録商標)(プラムリンチド酢酸塩)を含むペプチド;ならびにUS2002103199号(縮合ヘテロ芳香族化合物)およびWO02/48106号(イソインドリン-1-オン-置換プロピオンアミド化合物)に開示されたものなどのグルコキナーゼ(glycokinase)活性化薬。
本明細書で言及した特許、特許出願および刊行物はすべて、その全体が参照により本明細書に組み入れられる。しかし、明確な定義を含む特許、特許出願または刊行物が参照により組み入れられる場合、そのような明確な定義は、それらが記載されている組み入れられた特許、特許出願または刊行物に対しては適用されるが、本出願の本文の残りの部分には適用されないことが理解されるべきである。矛盾がある場合には、定義を含め、本明細書が優先するものとする。本明細書に引用された参考文献を、本発明に対する先行技術であると認めているわけではない。
本発明を、その好ましい具体的な態様とともに説明してきたが、前記の説明は本発明を例示することを意図しており、その範囲を限定することを意図してはいないことが理解される必要がある。本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな変更を加えることや同等物を置き換えることができること、ならびにさらに他の局面、利点および修正が本発明が属する当業者には明らかであろうことも当業者には理解されよう。
実施例1:SP-304の側鎖保護された断片の調製
2-ClTrt樹脂へのFmoc-AA-OHの結びつけ
2-ClTrt樹脂(10g、置換=1.0mmol/g樹脂)を100mLのジクロロメタン(DCM)中に5分間懸濁させ、その後に液体を排出させた。エステル化は、80mLのDCM(アミノ酸を完全に溶解させるための最小量のジメチルホルムアミド(DMF)を伴う)中にて、1.5当量のFmoc-アミノ酸および1.7当量のジイソプロピルエチルアミン(DIEA)を用いて2時間行った。その結果得られた樹脂を60mLのDCMで洗浄し、60mLのDIEA/メタノール(1:9、v/v)溶液による末端キャッピング処理を30分間行った。ローディングした樹脂を、続いてDCM(6倍容積)で2回、DMF(6倍容積)で3回、さらにメチルt-ブチルエーテル(MTBE)(6倍容積)で3回洗浄し、高真空下で乾燥させた。Fmocで保護された樹脂の置換に関して、Fmoc放出アッセイによって判定した。最後に、DMF(10倍容積)中の5%ピペリジン、1% 1,8-ジアゾビシクロ[5.4.0]ウンデク-7-エン(DBU)および1% N-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)の混合物によってFmoc基の脱保護を2回行い、樹脂を洗浄して高真空下で乾燥させて、ペプチド合成のための最終的な樹脂を得た。実験の結果は、以下の表VIIIに列記されている。
(表VIII)H-Gly-2ClTrt樹脂およびH-Leu-2ClTrt樹脂の調製
Figure 2018058867
側鎖保護された断片AおよびBの合成
H-Gly-2-ClTrt樹脂またはH-Leu-2-ClTrt樹脂をDMF(10倍容積)中に20分間懸濁させ、その後に液体を排出させた。その結果得られた樹脂をDMF(10倍容積)で5分間洗浄した。鎖の集成は、標準的なFmoc化学法を用いて実施した。概略を述べると、1.5当量のFmocアミノ酸および1.5当量のHOBtをDMF(4.5倍容積)中に溶解させ、その後に1.5当量のDIEAを添加した。続いて、その結果得られた溶液を氷水浴で5℃未満に冷却し、1.5当量のHBTUの添加によって活性化した。DCM(1.5倍容積)を樹脂に添加し、その後に、活性化したFmocアミノ酸溶液を添加した。その結果得られた混合物を室温で2時間撹拌し、アシル化の完了をカイザー試験によってモニターした。カイザー試験により、2時間後に未反応のアミンの存在が指し示された場合には、1.0当量のFmocアミノ酸、1.0当量のHOBtおよび1.0当量のDIEAを用いる同じプロトコールによる再連結が必要なこととした。キャッピングは一般に、未反応のアミンを無水酢酸/ピリジン/DMF溶液の混合物によってアセチル化することによって達成した。ペプチド配列の集成は、配列中の対応するFmoc-アミノ酸誘導体をC末端からN末端の順に用いて上記のキャッピング手順を繰り返すことによって行った。Fmoc-Cys(Trt)-OH残基またはFmoc-Cys(Acm)-OH残基の連結は、システインのラセミ化を最小限に抑えるためのDCM/DMFプロトコールにて、2.0当量のFmoc-Cys(Trt)-OHまたはFmoc-Cys(Acm)-OH、2.0当量のHOBtおよび2.0当量のDICのインサイチュー活性化を用いて達成した。
合成段階の完了後に、ペプチド樹脂をDMF(10倍容積)、MTBE(10倍容積)、DMF(10倍容積、3回)およびMTBE(10倍容積、3回)で十分に洗浄し、その後に一定重量になるまで真空オーブンで乾燥させた。
側鎖保護されたペプチドを、1% TFA/DCM(10倍容積)を3回、毎回5分間ずつ用いて樹脂から切断し、切断画分を毎回ピリジン(各切断画分におけるTFAとの容積比1:1)上に収集した。ペプチド樹脂をDCM(7.5倍容積)によって溶出させた。画分をまとめ、真空下で元の容積の10%まで濃縮し、その結果得られた溶液をエタノール(3倍容積)で再構成して、元の容積の50%まで濃縮した。最後に、水(1倍容積)の添加によってペプチドを沈殿させた。固体を真空濾過または遠心分離によって収集し、水で2回洗浄した。生成物を一定重量になるまで真空下で乾燥させて、HPLCおよびES-MS分析に供した。実験の結果は、以下の表IXに提示されている。
(表IX)断片AおよびBの調製
Figure 2018058867
*算出値=平均分子質量;実測値=ES-MSによるモノアイソトピック質量
実施例2:溶液中でのSP-304の断片の縮合
断片C:H-AA15-16OtBu(1-1)の合成
DMF(600mL)中のFmoc-Cys(Acm)-OH(124.38gm、0.3mol)、H-Leu-OtBu.HCl(67.12gm、0.3mol)、およびHOBt(40.54gm、0.3mol)の溶液を-5℃に冷却した。2-[1H-ベンゾトリアゾール-1-イル]-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)(113.79gm、0.3mol)を添加して、完全に溶解させた。DIEA(183.1mL、1.05mol)を、混合物のpHを6〜7に保って、よく撹拌しながら同じ温度で105分間の期間にわたり滴下添加した。撹拌を0℃で15分間続け、反応をTLCによってモニターした。反応混合物を、酢酸エチル(EtOAc)(600mL)および5% H3PO4(300mL)で希釈した。有機層を分離し、水層をEtOAc(600mL)で抽出した。まとめた抽出物を、5% H3PO4(2回)、H2O(1回)、飽和NaHCO3(3回)、H2O(2回)、および鹹水(2回)で洗浄した。溶液を無水MgSO4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで真空中で蒸発させた。生成物を石油エーテル/EtOAc(3:1)から再結晶化させて、乾燥させた:166.75gm(収率95.0%、純度99.0%)。
Fmoc-Cys(Acm)-Leu-OtBu(166.75gm、0.277mol)を、10%ピペリジン/DCM溶液(810mL)中に、撹拌しながら溶解させた。反応をTLCによってモニターした。3時間で反応が完了した後に、回転蒸発装置(rotavap)を用いて溶媒および揮発性材料を除去した。得られた油性材料を石油エーテルとともに研和し、デカンテーションによって副生成物を除去した。シロップ状の残留物をEtOAc中に溶かして、NaH2PO4/Na2HPO4(pH=6)の混合物溶液で洗浄し、続いて飽和NaHCO3、精製H2O、および鹹水で洗浄した。有機層を無水MgSO4上で乾燥させた。溶媒および揮発性材料の蒸発により、油性生成物H-Cys(Acm)-Leu-OtBu(1-1)が得られた(73.23gm、収率:73.1%、純度:98.0%)。
断片B-C:HAA7-16OtBu(2-3)の合成
DMF(2500mL)中のFmoc-AA7-14OH(1')(198.3gm、124.0mmol)、H-AA15-16OtBu(1-1)(52.3gm、148.8mmol)およびCl-HOBt(21.0gm、124.0mmol)の溶液を-5℃に冷却した。HBTU(51.7gm、136.4mmol)を添加して、完全に溶解させた。続いてDIEA(54.1mL、310mmol)を、混合物のpHを6〜7に保って、撹拌しながら添加した。撹拌を0〜5℃で30分間続けた。反応混合物をゆっくりと20〜27℃に加温し、撹拌を1時間半続けた。続いて、混合物を、予冷(10〜20℃)した0.5N HCl水溶液(20L)に注ぎ入れた。懸濁液を20〜25℃で45分間貯蔵した。多孔度が中程度のガラス濾過器に通して懸濁液を濾過することによって固体を収集し、その後に0.5N HCl水溶液(3500mL、2回)、精製水(3500mL)、飽和NaHCO3水溶液(3500mL、2回)および精製水(3500mL、2回)およびジエチルエーテル(2000mL、2回)で洗浄した。最後に、湿り気のある粗製ペプチドFmocAA7-16OtBu(2-3)を高真空下のデシケーター内で室温で乾燥させて、生成物238.22gmを得た(純度85.27%、収率98.9%)。
完全に保護されたA-B-C:BocAA1-16OtBu(3-3)の合成
DMF(3L)中のHAA7-16OtBu(2-3)(183.67gm、106.71mmol)、BocAA1-6-OH(2')(157.65gm、106.71mmol)、および6-Cl-HOBt(18.141gm、106.71mmol)の溶液を、-3〜0℃に冷却した。HBTU(44.523gm、117.38mmol)を添加して、完全に溶解させた。続いて、DIEA(55.8mL、320.13mmol)を、混合物のpHを6に保って、撹拌しながら添加した。撹拌を-5〜0℃で20分間続けた。反応混合物を25℃にゆっくりと加温し、撹拌を2.5時間続け、その後にHBTU(4.048gm、10.671mmol)およびDIEA(2mL)をさらに添加した。撹拌をさらに1.5時間続けた。その結果得られた混合物をMeOH(15L)に注ぎ入れ、沈殿物を収集し、MeOH/DMF混合物(5:1、v/v)(2回、3L)、0.1N HCl(3L、2回)、飽和NaHCO3(2回)、精製水(3回)、ジエチルエーテル(2回)で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物BocAA1-16OtBu(3-3)を得た(278.0gm、収率82.0%。注:純度は脱保護後に決定した)。
部分的に保護された線状SP-304:HAA1-16OH(4-4)の合成
TFA/TIS/EDTの混合物(8:1:1、2400mL)を窒素中で(0〜5℃)に冷却し、Boc-AA1-16OtBu(3-3)(201gm)を一部分ずつ添加した。その結果得られた懸濁液を0〜10℃で30分間撹拌し、続いて反応溶液を水浴(10分)で20〜25℃に加温して、同じ温度で撹拌をさらに1時間50分間続けた。反応混合物を、予冷(10℃)したMTBE(18L)に注ぎ入れた。ペプチド/TFA溶液の添加時にある程度の熱が発生し、内部温度が25℃に上昇した。その結果得られた懸濁液を、続いて氷水浴(5〜10℃)中に40分間貯蔵した。沈殿物を濾過によって収集し、MTBE(2000mL、4回)で洗浄して、P2O5上で真空下で乾燥させて、148.37gmのオフホワイト色の生成物HAA1-16OH(4-4)を得た(純度:62.23%、ES-MS、MW:算出値=1828.07、実測値=1.826.67)。
実施例3:SP-304の酸化的環化およびポリスチレン性吸収剤(absorbent)樹脂による精製
HAA1-16OH(4-4)(0.58gm)を5mLのアセトニトリル中に溶解させて、575mLの精製水で希釈した。溶液を25%アンモニア溶液でpH 8〜9に調整し、3%過酸化水素(0.58mL)を添加した後に、反応混合物をジスルフィド形成に関してHPLCによってモニターしながら1時間そのままに保った。続いて反応混合物に窒素を通し、酢酸で溶液をpH 3〜4に酸性化した(71.8% HPLC、ピーク面積から推定した回収率98.5%)。その結果得られた混合物に、1%ヨウ素/ACNを、ヨウ素の黄色が消えなくなるまで、よく撹拌しながら10分間の期間にわたり滴下添加した。撹拌を17〜20℃で30分間続けた。黄色が消失するまで0.5Mアスコルビン酸水溶液を添加することによって、ヨウ素を失活させた。続いて、25%アンモニア溶液で混合物のpHを6〜7に調整した(51.0% HPLC、ピーク面積から推定した回収率50%)。
ポリスチレン性吸収剤樹脂(D101)を3(ID)×9(L)CMカラムに充填し、6カラム容積(CV)のエタノール、4CVの精製水、2CVの5% HCl水溶液、4CVの精製水、2CVの2% NaOH水溶液および4CVの精製水により、3CV/時の流量で十分に平衡化した。続いて、酸化ペプチド溶液をカラムに2CV/時でローディングした。ローディング後に、カラムを2CVの精製水により2CV/時で洗浄した。溶出は80%エタノール水溶液をカラムに2CV/時で適用することによって実施した。215nmでUV吸収剤を有する画分を収集し、まとめた(125mL)。まとめた画分を、続いて元の容積の10%になるまで真空下で蒸発させ、懸濁液を125mLの冷MTBE(10倍容積)で沈殿させた。固体を濾過によって収集し、真空下で乾燥させて、粗製SP-304を得た(0.282g、55.0% HPLC)。
実施例4:SP-304の酸化的環化およびRP-HPLCによる精製
実施例2に記載した通りに調製した粗製ペプチド(4-4)を10% ACN水溶液中に溶解させ、機械的撹拌器による連続撹拌によって、濃度をおよそ1.25g/Lにした。ペプチド溶液のpHを20%アンモニア水溶液で8.5〜9.0に調整し、その結果得られた溶液を大気に曝した上で激しく撹拌した。過酸化水素(3%、0.25当量)を添加し、撹拌を室温で60分間続けた。HPLC分析により、線状ペプチドの完全な消費が示された。続いて、溶液を10% AcOH水溶液でpH 3〜4に酸性化した。その結果得られた溶液を、精製水で約1g/Lの濃度に希釈した。ヨウ素(1.3%、ACN中)を、ヨウ素の黄色が消えなくなるまで、10分間の期間にわたって激しく撹拌しながら添加した。混合物から約30分間隔で試料を採取し、RP-HPLCによって分析した。単環化ペプチドのピークは徐々に減少し、新たなピーク(二環化ペプチド)が出現した。酸化は、単環化ペプチドのピークが全く残らなくなった時点で完了であった。余分なヨウ素を少量のアスコルビン酸によって中和した。その結果得られた溶液を、Kromasil 100A、10μmシリカゲルを充填したC18 RP-HPLCカラムにローディングした。二環化ペプチド溶液をローディングした後に、移動相A(1.0% TEA、0.5% H3PO4、H2O中、pH=7)が90%で移動相B(アセトニトリル)が10%であるカラム容積3倍の溶液をローディングして、ラインを洗い流した。続いて、80分をかけて勾配を10% Bから30% Bに操作した。主ピークが溶出し始めた時点で、画分を記録下の間隔で収集した。各画分の純度を、分析用RP-HPLCによってモニターした。純度95%以下の画分(主プール基準を満たさない)はそれに応じてプールし、上述したのと同じ緩衝系および勾配溶出パラメーターを用いる工程を進めた。純度が95%以上の画分はすべてプールし、2〜8℃で貯蔵した。精製ペプチド溶液を精製水で1:1比に希釈し、続いて同じRP-HPLCカラムにローディングした。対イオン交換は、カラムをカラム容積2〜3倍の0.5M酢酸アンモニウム水溶液で洗浄し、その後に、移動相C(0.2% AcOH水性溶液)90%および移動相D(ACN)10%から、50分間で移動相C 50%および移動相D 50%にする勾配溶出を行うことによって実現した。画分を記録下の間隔で収集し、分析用RP-HPLCによってモニターした。画分(95%以上)を収集し、凍結乾燥させて、最終的な乾燥ペプチド68.0g(純度96.1%)を得た。
実施例5:RP-HPLCによる精製後のSP-304の脱塩および単離
実施例4に記載した通りにRP-HPLCによってプレカナチドを精製した後に、その脱塩および単離を行った。手短に述べると、酢酸アンモニウム/アセトニトリル/水の緩衝液中の精製プレカナチドを、ポリマー性吸収剤(マクロ多孔性吸着樹脂)を充填したカラムにローディングし、続いてアルコール/水の混合物によって溶出させた。最後に、ペプチドアルコール溶液を減圧下で濃縮し、エーテル、例えばジエチルエーテルまたはMTBEで沈殿させ、真空下で乾燥させて、最終生成物を得た。
樹脂(ポリマー性吸着剤)のスクリーニング
樹脂の前処理:ポリマー性吸着剤DA201-C(Jiangsu Suqing, China製;架橋ポリスチレン;表面積1200〜1400m2/g;平均孔径:3〜4nm;細孔容積:1.1〜1.2ml/g;かさ密度:0.68〜0.75g/ml;比重:1.03〜1.1g/ml;含水率:50〜60%;粒径:0.315〜1.25mmが95%以上;有効直径:0.4〜0.7mm;均等係数:1.6%以下)、DA201-H(Jiangsu Suqing, China製;架橋ポリスチレン;表面積800m2/g以上;平均孔径:6〜8nm;細孔容積:1.5〜1.8ml/g;かさ密度:0.65〜0.70g/ml;比重:1.02〜1.07g/ml;含水率:55〜65%;粒径:0.315〜1.25mmが95%以上;有効直径:0.4〜0.7mm;均等係数:1.6%以下)、ADS-5(Nankai Hecheng, China製;架橋ポリスチレン;表面積520〜600m2/g;平均孔径:25〜30nm;かさ密度:0.7〜0.8g/ml;含水率:60〜70%;粒径:0.315〜1.25mmが95%以上;均等係数:1.6%以下)、およびADS-8(Nankai Hecheng, China製;架橋ポリスチレン;表面積450〜500m2/g;平均孔径:12〜16nm;かさ密度:0.65〜0.75g/ml;含水率:60〜70%;粒径:0.315〜1.25mmが95%以上;均等係数:1.6%以下)を、4〜6倍容積のエタノール中に懸濁させて一晩置いた。降下した樹脂から、上清のデカンテーションまたは吸引除去を行う。6〜8倍容積の脱イオン水を添加し、穏やかなオーバーヘッド撹拌によって樹脂を再懸濁させる。降下した樹脂から再度、上清のデカンテーションまたは吸引除去を行う。上記の水処理段階およびデカンテーション段階を、微細粒子の出現がごくわずかになるまで繰り返す。
カラムの充填および再生:上記のあらかじめ処理した樹脂を1〜2倍容積の脱イオン水で再懸濁させて、穏やかな撹拌を用いることによって樹脂スラリーをそれぞれ形成させる。樹脂スラリーを、空気の取込みを防ぐためにカラムの内側にゆっくりと注ぎ入れる。樹脂スラリーをすべてカラムに移した後に、脱イオン水を入れた噴霧ボトルを用いてカラムの内側をすすぎ洗いする。カラムの出口を、降下した樹脂床のところから開く(ID=4cm、H=10cm)。続いて樹脂床を、1時間当たり3CVの流量で、4CVの脱イオン水、2CVの5% HCl水溶液、4CVの脱イオン水、2CVの2% NaOH水溶液、および最後に、溶出液のpHが7前後になるまで4CVの脱イオン水で連続洗浄する。
ローディング用試料の調製:2000mgの凍結乾燥プレカナチドを、60mLのACNと150mLの0.2% AcOH水溶液の混合物(AcOH水溶液のpHは10%アンモニア水溶液で4に調整)中に溶解させた。1.2μmのナイロンメンブレンによる濾過の後に、濾液を0.2% AcOH水溶液(pH4)で250mLに希釈し、ローディング用に4つの部分(各62.5mL)に分割した。
カラムへの試料のローディング:上記の62.5mLのペプチド溶液を、上記の4つのカラムに2CV/時の流量でそれぞれローディングした。ローディング溶出液を収集し、各樹脂の吸収能力を評価するためにRP-HPLCによって試験した。各樹脂の吸収能力の結果を以下の表Xに明示する。
(表X)
Figure 2018058867
HPLC法:HPLC装置:Shimadzu LC-10AD vp;カラム:Kromasil、C18、4.6×250mm;移動相A:0.1% TFAを含む水;移動相B:0.1% TFAを含むACN;検出:215nm;カラム温度:40℃;流量:1.0mL/分;勾配:30分間で25% Bから45% Bに。
吸収能の計算:各樹脂の吸収能は、各樹脂カラムに吸収されたペプチドの数量を各ローディング用試料(500mg)中のペプチド数量で除算することによって算出した、各カラムにローディングしたペプチドの吸収比によって明示した。各カラムに吸収されたペプチドの数量は、以下の式によって算出した:
吸収されたペプチドの数量=ローディング用試料中のペプチドの数量-ローディング溶出液中のペプチドの数量=500mg-62.5mL×(1.6mg/mL×溶出液のHPLCピーク面積/ペプチド標準溶液のHPLCピーク面積)
脱イオン水によるカラムの洗浄:上記のローディングしたカラムを、続いて、塩を除去するために2CVの脱イオン水によって2CV/時で洗浄した。洗浄溶出液を収集して、水によって脱着されたペプチド数量を決定するために、上記と同じ方法を用いてRP-HPLCによって分析した。各樹脂の脱着されたペプチド比を、以下の表XIに列記している。
(表XI)
Figure 2018058867
90%エタノール/水によるペプチドの脱着:2CVの水による洗浄の後に続いて、各カラムに吸収されたペプチドを1〜2CVの90%エタノール含有水によって2CV/時で溶出させた。溶出物を収集し、90%エタノールによって脱着されたペプチド数量を決定するために、上記と同じ方法を用いるRP-HPLCによって分析した。各樹脂の脱着されたペプチド比は、以下の表XIIに列記されている。
(表XII)
Figure 2018058867
エタノール溶液からのペプチドの単離:各カラムから収集したペプチド/エタノール/水溶液を減圧下で濃縮し、MTBEで沈殿させ、濾過し、真空中で乾燥させて、最終生成物を得た。各カラムによって処理したペプチドの全収率は、以下の表XIIIに明示されている。
(表XIII)
Figure 2018058867
樹脂スクリーニングの結論:以上のデータ(表X〜表XIII)によれば、DA201-H樹脂は、本実験における樹脂の中で、プレカナチドに対して最も優れた吸収能および最も優れた脱着(エタノールによる)成績を呈した。
脱塩および単離工程の最適化
溶出用溶媒の選択:イソプロパノールおよびエタノールは、ポリマー性吸収剤からペプチドを溶出させるために最も一般的に用いられている溶媒の2つである。表XIVは、水性エタノールまたはイソプロパノール溶液中に溶解させうるプレカナチドの量を、イソプロパノール(またはエタノール):水のv/v%に応じて示している。
(表XIV)
Figure 2018058867
ペプチド/アルコール溶液中の水は、共沸蒸留によって除去することができる。表XVは、エタノール/水およびイソプロパノール/水という2種の共沸混合物の特性を示している。
(表XV)
Figure 2018058867
プレカナチドの分解は、ペプチド/アルコール/水溶液の長期貯蔵時および濃縮工程の間に起こると考えられる。表XVIは、75% IPA/水溶液および90% EtOH/水における23℃でのプレカナチドの安定性データを明示している。
(表XVI)
Figure 2018058867
* HPLC法:HPLC装置:Shimadzu LC-10AD vp:カラム:Kromasil、C18、4.6×250mm;移動相A:0.1% TFAを含む水;移動相B:0.1% TFAを含むACN;検出:215nm;カラム温度:40℃;流量:1.0mL/分;勾配:30分間で25% Bから45% Bに。
得られた試験データによれば、プレカナチドは、23℃のアルコール/水溶液中で6時間以内はかなり安定していた。
イソプロパノール/水混合物を種々のv/v%で用いて溶出実験を実施した。ペプチド溶出液の脱着比および水含有率を、以下の表XVIIに列記している。
(表XVII)
Figure 2018058867
溶出用溶液としての75%イソプロパノール/水:500mgのプレカナチド(純度98.1%)を、16mL ACNと49mLの0.2% AcOH水溶液の混合物(0.2% AcOH溶液のpHは、10% NH4OH水溶液の添加によって4.0に調整した)中に溶解させた。1.2μmのナイロンメンブレンによる濾過の後に、DA201-H樹脂を充填したカラム(ID=4cm、H=10cm、充填および前処理は前述した手順による)に、ペプチド溶液を2CV/時でローディングした。ローディングの後に、カラムを2CVの脱イオン水によって2CV/時で洗浄した。続いて、ペプチドを1.5CVの75% IPA/水によって2CV/時で溶出させた。溶出をRP-HPLCによってモニターした。溶出液を収集した(124mL、純度98.3%)。カール・フィッシャー分析により、水が示された(65.9重量%)。1ネックの500mL丸底フラスコの中に、上記のように収集した124mLのペプチド/IPA/水の溶出液を入れた(純度97.6%、2〜8℃での2日間の貯蔵下でわずかに分解が起こった)。続いてフラスコをロータリーエバポレーター上で減圧下(60Pa)に置き、一部を23℃水浴中に浸漬させた。およそ622mLのイソプロパノールのフィードストリッピング(feed-stripping)により、2時間で白味がかった懸濁液が形成され、初期容積の約1/3の容積の溶液が得られた(純度97.7%)。カール・フィッシャー分析により、水が示された(0.17重量%)。この濃縮液に対して、予冷した350mLのジエチルエーテルを添加して、3500rpmでの3分間の遠心分離によって固体を収集し、真空下で乾燥させて、333mgの最終生成物を得た(収率66.6%、HPLC純度97.2%)。
溶出用溶液Iとしての95%イソプロパノール/水:500mgのプレカナチド(純度98.1%)を、16mLのACNと49mLの0.2% AcOH水溶液の混合物(0.2% AcOH溶液のpHは、10% NH4OH水溶液の添加によって4.0に調整した)中に溶解させた。1.2μmナイロンメンブレンによる濾過の後に、DA201-H樹脂を充填したカラム(ID=4cm、H=10cm、前処理は前述した手順による)に、ペプチド溶液を2CV/時でローディングした。ローディングの後に、カラムを2CVの脱イオン水によって2CV/時で洗浄した。続いて、ペプチドを1.5CVの95% IPA/水によって2CV/時で溶出させた。溶出をRP-HPLCによってモニターした。溶出液を収集した(117mL、純度98.1%)。カール・フィッシャー分析により、水が示された(52重量%)。1ネックの500mL丸底フラスコの中に、上記のように収集した117mLのペプチド/IPA/水の溶出液を入れた。続いてフラスコをロータリーエバポレーター上で減圧下(50Pa)に置き、一部を23℃水浴中に浸漬させた。およそ470mLのイソプロパノールのフィードストリッピングにより、130分間で白味がかった固体が形成された(純度97.9%)。この固体に対して、予冷した50mLのジエチルエーテルを添加して懸濁液を形成させ、ロータリーエバポレーター上で23℃にて減圧下(50Pa)で蒸発させて乾燥させた。430mgの最終生成物が得られた(86%)。HPLC純度は97.9%であった。
溶出用溶液IIとしての95%イソプロパノール/水:500mgのプレカナチド(純度98.1%)を、16mLのACNと49mLの0.2% AcOH水溶液の混合物(0.2% AcOH溶液のpHは、10% NH4OH水溶液の添加によって4.0に調整した)中に溶解させた。1.2μmナイロンメンブレンによる濾過の後に、DA201-H樹脂を充填したカラム(ID=4cm、H=10cm、充填および前処理は前述した手順による)に、ペプチド溶液を2CV/時でローディングした。ローディングの後に、カラムを2CVの脱イオン水によって2CV/時で洗浄した。続いて、ペプチドを1.5CVの95% IPA/水によって2CV/時で溶出させた。溶出をRP-HPLCによってモニターした。溶出液を収集した(118mL、純度98.2%)。カール・フィッシャー分析により、水が示された(53重量%)。1ネックの500mL丸底フラスコの中に、上記のように収集した118mLのペプチド/IPA/水の溶出液を入れた。続いてフラスコをロータリーエバポレーター上で減圧下(50Pa)に置き、一部を23℃水浴中に浸漬させた。およそ330mLのイソプロパノールのフィードストリッピングにより、白味がかった懸濁液(ほぼ40mL)が100分間で形成された(純度97.7%)。上記の懸濁液に対して、予冷した400mLのジエチルエーテルを添加して、懸濁液を形成させた。周囲温度で1時間静置した後に、3500rpmで3分間の遠心分離によって固体を収集し、真空下で乾燥させて、370mgの最終生成物を得た。収率は74%であった。HPLC純度は97.9%であった。
溶出用溶液IIIとしての95%イソプロパノール/水:上記のものに類似した様式で、10gのプレカナチドを脱塩し、沈殿させた。興味深いことに、沈殿収率は93%に向上したが、これは収率の著しい増大である。沈殿後のHPLC純度は98.47%であった。
実施例6:凍結乾燥SP-304および沈殿SP-304の特性決定
実施例4に記載した通りに凍結乾燥させたプレカナチド、および実施例5に記載した通りに沈殿によって精製したプレカナチドを分析して、アセトアミド、TFA、アンモニウムイオン、およびアセトニトリルのレベルといった化学的不純物の意味のある値を決定した。結果は以下の表に列記されている。
Figure 2018058867
上記の結果によって明示されているように、沈殿工程により、望ましくない工程不純物レベルの著しい低下がもたらされた。
実施例4に記載した通りに凍結乾燥させたプレカナチド、および実施例5に記載した通りに沈殿によって精製したプレカナチドを測定して、それらのかさ密度、タップ密度、粒径分布、および形状を得た。
機器:(1)Tap Density Tester Model TD-1020;(2)Sonic Sifter Separator Model L3P;(3)Optical Microscope LINITRON 2850
方法:
1)かさ密度およびタップ密度の測定:USP 1の変法
a.凍結乾燥プレカナチドには目盛付き100.0mLシリンダーを用いた。
b.沈殿プレカナチドには目盛付き10.0mLシリンダーを用いた。
2)粒径分布分析
a.用いたスクリーン:200、140、100、60、40および30メッシュ。
b.試料サイズ:2gの凍結乾燥プレカナチドおよび6.4gの沈殿プレカナチド
3)光学顕微鏡分析:粒径および形状
a.乾燥粉末を顕微鏡プレート上に手作業で分散させた。
b.倍率:100倍
c.通常の照明条件(偏光フィルターなし)
結果:
(1)物理的外観:凍結乾燥プレカナチドは、軽くふわふわとした白色の粉末である。沈殿プレカナチドは幾分オフホワイトの粉末である。
(2)かさ密度およびタップ密度:表XVIIIは、凍結乾燥試料および沈殿試料の両方のプレカナチド試料に関するかさ密度およびタップ密度のデータを提示している。
(表XVIII)
Figure 2018058867
データから見てとれるように、沈殿プレカナチドは予想外のことに、凍結乾燥プレカナチドよりも著しく密度が高い。沈殿プレカナチドは加工処理中にダスト発生が起こる傾向が少なく、このことは安全性の向上および加工処理による損失の減少という利点をもたらす。
(3)粒径分布:表XIXに粒径分布分析をまとめている。図1はデータを図式的に提示している。
(表XIX)
Figure 2018058867
表XIXおよび図1によって明示されているように、粒径分布は2種類のプレカナチドで異なる。分析の際に、沈殿プレカナチドの方が、容易に崩壊すると考えられるある程度大きな粒子を含有することが観察された。また、凍結乾燥プレカナチドは薄片状でふるいの上部および下部に付着するが、沈殿プレカナチドについては付着が全く観察されないことも認められた。このことは、沈殿プレカナチドのより優れた加工処理特性を指し示している。
(4)粒径および形状;図2および3はそれぞれ、凍結乾燥プレカナチドおよび沈殿プレカナチドの試料の光学顕微鏡分析について提示している。図2に見てとれるように、凍結乾燥プレカナチドは非晶質形態にあり、不規則な粒子形状を有する。それらは互いの上に位置する粒子と物理的凝集物を形成する。図3において、沈殿プレカナチドは識別可能な個別の粒子を示している。粒子の外観および形状からみて、沈殿プレカナチドはより優れた流動特性を有すると考えられ、それ故に製造時の固体加工処理を容易にすると考えられる。
凍結乾燥形態および沈殿形態のプレカナチドは、密度、粒径分布および形状分析により、識別可能な物理的外観および特性を示した。沈殿形態は、ダスト発生の減少、加工処理装置への付着、および加工処理による損失が少ない可能性があるという点で、製造時の固体剤形加工処理により適している。
沈殿形態は、製造時に固体剤形(例えば、低用量固体剤形)を加工処理する上でより適している。沈殿した材料の密度がより高いことにより、秤量、移行および配合時のエアロゾルまたは「ダスト」の損失が減少すると考えられる。この異なる粒子形状は、スクリーンまたはふるいへの付着によって引き起こされる損失を減少させることが示されている。密度がより高いことにより、薬物粒子のサイズおよび密度が添加剤のそれとより厳密に一致するため、内容物の均質性が向上するはずである。
実施例7:沈殿SP-304の低用量製剤
実施例5に記載した通りに沈殿によって精製したプレカナチドをさらに加工処理することで、下記のような低用量製剤が作られる。
乾燥配合バッチの組成
Figure 2018058867
配合:
アビセルPH 102を、60メッシュスクリーンに通して選り分ける。続いて、選り分けたアビセルPH 102をV-配合機(1 Qt、4Qtおよび16 Qt)に振りかける。SP-304を200メッシュスクリーンに通して選り分けて、1-QtのV-配合機に装入する。続いて、アビセルPH 102 約80gを1-Qtの配合機に添加し、混合物を25rpmで10分間配合する。続いて混合物を、選り分けたアビセルPH 102をあらかじめ振りかけた4-QtのV-配合機に移す。1-Qtの配合機をアビセルですすぎ、すすいだ材料を4-Qtの配合機に移す。SP-304がすべて4-Qtの配合機に移るまで、すすぎを繰り返す。アビセル約200gを4-QtのV-配合機に添加し、混合物を10分間配合する。その結果得られた配合物を、続いて60メッシュスクリーンに通して選り分け、続いて、あらかじめ振りかけを行った16-Qtの配合機(アビセル1500gを振りかけた)の中に移す。4-Qtの配合機をアビセルですすぎ、すすいだ材料を16-Qtの配合機に移す。残りのアビセルを16-Qtの配合機に添加し、混合物を10分間配合する。その結果得られた配合物をコミル(Comil)に通過させ、過剰なアビセルですすぎ、続いて16-Qtの配合機に戻して、さらに5分間配合する。適量のステアリン酸マグネシウムを秤量し、60メッシュスクリーンに通して選り分けた上で、16-Qtの配合機に添加する。その結果得られた混合物を2分間配合する。得られた混合物を次いでカプセルに包むか、圧縮して錠剤を形成する。
カプセル封入
MG2 Planetaカプセル充填機をセットアップする。空のカプセル殻の平均重量を決定し、目標カプセル充填重量を計算する(±5%)。上記の工程による配合物をカプセル充填機のホッパー内に添加して、カプセル封入を開始する。操作中の重量パラメーターは手作業で調整する。続いて、その結果得られたカプセルを目標充填重量に従って選別する。
圧縮
フェット錠剤機をセットアップする。続いて、配合混合物を粉末ホッパーに装入し、成形用具を取り付ける。各錠剤の重量が100mg±5%となり、硬度が4〜6Kpとなるように設定する。錠剤の重量、硬度および厚みを測定し、5〜10分毎に記録する。満足の行く生成物を確実に得るために、破砕性の測定も行う。
[本発明1001]
以下の段階を含む、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを調製する方法であって、GCCアゴニスト配列がnアミノ酸単位の長さで、1位にN末端単位があってn位にC末端単位がある、方法:
GCCアゴニスト配列のj位からk位までのアミノ酸単位の第1の配列を有する第1の断片を提供する段階であって、jが1とn-1との間の整数であり、kが2とnとの間にあってjよりも大きい整数であり、かつ、第1の断片がj位のアミノ酸単位のアミノ基または代替的にk位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている、段階;
GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列またはGCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有する第2の断片を提供する段階であって、hが1とn-2との間にあってjよりも小さい整数であり、mがk+2とnとの間の整数であり、かつ、第2の断片がj-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基またはk+1位のアミノ酸単位のアミノ基を除いて保護されている、段階、ならびに
第1および第2の断片を液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチド、またはGCCアゴニスト配列のj位からm位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドを生じさせる段階。
[本発明1002]
GCCアゴニスト配列が、SEQ ID NO:1、8、9、55、56、58、および59からなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1003]
GCCアゴニスト配列がSEQ ID NO:1および9からなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1004]
第1および第2の断片のうち少なくとも1つが固相ペプチド合成によって提供される、本発明1003の方法。
[本発明1005]
固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、本発明1004の方法。
[本発明1006]
Fmoc固相合成が2-クロロトリチル樹脂上で行われる、本発明1005の方法。
[本発明1007]
hが1であり、jが7であり、かつkが16である、本発明1003の方法。
[本発明1008]
hが7であり、jが15であり、かつkが16である、本発明1003の方法。
[本発明1009]
GCCアゴニスト配列の7位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドの7位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、7位反応性(position-7 reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1008の方法。
[本発明1010]
GCCアゴニスト配列の1位から6位までのアミノ酸単位の配列を有する第3の断片であって、6位のアミノ酸のカルボキシル基を除いて保護されている第3の断片を提供する段階をさらに含む、本発明1009の方法。
[本発明1011]
第3の断片が固相ペプチド合成によって提供される、本発明1010の方法。
[本発明1012]
固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、本発明1011の方法。
[本発明1013]
第3の断片と7位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列の1位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1010の方法。
[本発明1014]
保護された線状ペプチドを脱保護して、脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1013の方法。
[本発明1015]
脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1および9からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1014の方法。
[本発明1016]
第1および第2の断片のうち少なくとも1つが固相ペプチド合成によって提供される、本発明1001の方法。
[本発明1017]
固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、本発明1016の方法。
[本発明1018]
第1および第2の断片のそれぞれが10アミノ酸単位を超えない長さである、本発明1001の方法。
[本発明1019]
第2の断片が、GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位のうち一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1020]
第2の断片が、GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシンおよびプロリンからなる群より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1021]
第2の断片が、GCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有し、かつ、m位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1022]
第2の断片が、GCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有し、かつ、m位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシンおよびプロリンからなる群より選択される、本発明1018の方法。
[本発明1023]
kがnであり、第2の断片がGCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位のアミノ酸単位がグリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、本発明1001の方法。
[本発明1024]
GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドのh位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、h位反応性(position-h reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1023の方法。
[本発明1025]
GCCアゴニスト配列の1位からh-1位までのアミノ酸単位の配列を有する第4の断片であって、h-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている第4の断片を提供する段階をさらに含む、本発明1024の方法。
[本発明1026]
第4の断片が固相ペプチド合成によって提供される、本発明1025の方法。
[本発明1027]
固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、本発明1026の方法。
[本発明1028]
第4の断片が10アミノ酸単位を超えない長さである、本発明1025の方法。
[本発明1029]
第4の断片とh位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1025の方法。
[本発明1030]
保護された線状ペプチドを脱保護して、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1029の方法。
[本発明1031]
脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを生じさせる段階をさらに含む、本発明1030の方法。
[本発明1032]
SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを精製する段階をさらに含み、精製が、ペプチドをポリマー性吸着カラムに吸着させ、任意でペプチドを脱イオン水ですすぎ洗いし、任意ですすぎ洗いしたペプチドをアルコール水性溶液によってポリマー性吸着カラムから溶出させてペプチド溶液を形成させ、水およびアルコールをペプチド溶液から除去してペプチドを沈殿させ、かつ任意で、脱水したペプチドにペプチドの沈殿を促すためにエーテルを添加する段階を含む、本発明1031の方法。
[本発明1033]
アルコール水性溶液がイソプロパノールを含む、本発明1032の方法。
[本発明1034]
エーテルがジエチルエーテルを含む、本発明1032の方法。
[本発明1035]
精製の前に、アンモニウム塩を含む水性溶液でペプチドを洗浄することによって、ペプチドの塩交換を行う段階をさらに含む、本発明1032の方法。
[本発明1036]
塩交換段階の後で精製の前に、ペプチドを凍結乾燥する段階をさらに含む、本発明1035の方法。
[本発明1037]
SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを精製する方法であって、ペプチドをポリマー性吸着カラムに吸着させ、ペプチドを脱塩し、脱塩したペプチドをアルコール水性溶液によってポリマー性吸着カラムから溶出させてペプチド溶液を形成させ、水をペプチド溶液から除去し、かつ、脱水したペプチドにペプチドを沈殿させるためにエーテルを添加する段階を含む、方法。
[本発明1038]
アルコール水性溶液がイソプロパノールを含む、本発明1037の方法。
[本発明1039]
エーテルがジエチルエーテルを含む、本発明1037の方法。
[本発明1040]
精製の前に、アンモニウム塩を含む水性溶液でペプチドを洗浄することによって、ペプチドの塩交換を行う段階をさらに含む、本発明1037の方法。
[本発明1041]
塩交換段階の後で精製の前に、ペプチドを凍結乾燥する段階をさらに含む、本発明1040の方法。
[本発明1042]
SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含む精製ペプチドであって、0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、または0.5g/mL以上のかさ密度を有するペプチド。
[本発明1043]
本発明1037〜1041のいずれかの方法によって精製された精製ペプチド。
[本発明1044]
本発明1037〜1041のいずれかの方法によって精製された、本発明1042の精製ペプチド。
[本発明1045]
0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、0.5g/mL以上、または0.6g/mL以上のタップ密度を有する、本発明1042〜1044のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1046]
95%以上、97%以上、または98%以上のクロマトグラフィー純度を有する、本発明1042〜1045のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1047]
水を実質的に含まない、本発明1042〜1046のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1048]
アセトニトリル、アセトアミド、アルコール、アンモニウム、およびTFAから選択される不純物を実質的に含まない、本発明1042〜1047のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1049]
トポアイソマーを実質的に含まない、本発明1042〜1048のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1050]
SEQ ID NO:1のGCCアゴニスト配列を含む、本発明1042〜1049のいずれかの精製ペプチド。
[本発明1051]
SEQ ID NO:9のGCCアゴニスト配列を含む、本発明1042〜1049のいずれかの精製ペプチド。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲によって明らかになると考えられ、それらの範囲に含まれる。

Claims (51)

  1. 以下の段階を含む、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを調製する方法であって、GCCアゴニスト配列がnアミノ酸単位の長さで、1位にN末端単位があってn位にC末端単位がある、方法:
    GCCアゴニスト配列のj位からk位までのアミノ酸単位の第1の配列を有する第1の断片を提供する段階であって、jが1とn-1との間の整数であり、kが2とnとの間にあってjよりも大きい整数であり、かつ、第1の断片がj位のアミノ酸単位のアミノ基または代替的にk位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている、段階;
    GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列またはGCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有する第2の断片を提供する段階であって、hが1とn-2との間にあってjよりも小さい整数であり、mがk+2とnとの間の整数であり、かつ、第2の断片がj-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基またはk+1位のアミノ酸単位のアミノ基を除いて保護されている、段階、ならびに
    第1および第2の断片を液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチド、またはGCCアゴニスト配列のj位からm位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドを生じさせる段階。
  2. GCCアゴニスト配列が、SEQ ID NO:1、8、9、55、56、58、および59からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
  3. GCCアゴニスト配列がSEQ ID NO:1および9からなる群より選択される、請求項1記載の方法。
  4. 第1および第2の断片のうち少なくとも1つが固相ペプチド合成によって提供される、請求項3記載の方法。
  5. 固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、請求項4記載の方法。
  6. Fmoc固相合成が2-クロロトリチル樹脂上で行われる、請求項5記載の方法。
  7. hが1であり、jが7であり、かつkが16である、請求項3記載の方法。
  8. hが7であり、jが15であり、かつkが16である、請求項3記載の方法。
  9. GCCアゴニスト配列の7位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドの7位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、7位反応性(position-7 reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項8記載の方法。
  10. GCCアゴニスト配列の1位から6位までのアミノ酸単位の配列を有する第3の断片であって、6位のアミノ酸のカルボキシル基を除いて保護されている第3の断片を提供する段階をさらに含む、請求項9記載の方法。
  11. 第3の断片が固相ペプチド合成によって提供される、請求項10記載の方法。
  12. 固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、請求項11記載の方法。
  13. 第3の断片と7位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列の1位から16位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項10記載の方法。
  14. 保護された線状ペプチドを脱保護して、脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項13記載の方法。
  15. 脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1および9からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項14記載の方法。
  16. 第1および第2の断片のうち少なくとも1つが固相ペプチド合成によって提供される、請求項1記載の方法。
  17. 固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、請求項16記載の方法。
  18. 第1および第2の断片のそれぞれが10アミノ酸単位を超えない長さである、請求項1記載の方法。
  19. 第2の断片が、GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位のうち一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
  20. 第2の断片が、GCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシンおよびプロリンからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
  21. 第2の断片が、GCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有し、かつ、m位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
  22. 第2の断片が、GCCアゴニスト配列のk+1位からm位までのアミノ酸単位の第3の配列を有し、かつ、m位にある第2の断片のアミノ酸単位およびk位にある第1の断片のアミノ酸単位の一方または両方が、グリシンおよびプロリンからなる群より選択される、請求項18記載の方法。
  23. kがnであり、第2の断片がGCCアゴニスト配列のh位からj-1位までのアミノ酸単位の第2の配列を有し、かつ、j-1位のアミノ酸単位がグリシン、プロリン、ロイシン、アラニン、およびアルギニンからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
  24. GCCアゴニスト配列のh位からk位までのアミノ酸単位の配列を有する保護されたペプチドのh位のアミノ酸単位のアミノ基を脱保護して、h位反応性(position-h reactive)ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項23記載の方法。
  25. GCCアゴニスト配列の1位からh-1位までのアミノ酸単位の配列を有する第4の断片であって、h-1位のアミノ酸単位のカルボキシル基を除いて保護されている第4の断片を提供する段階をさらに含む、請求項24記載の方法。
  26. 第4の断片が固相ペプチド合成によって提供される、請求項25記載の方法。
  27. 固相ペプチド合成がFmoc固相合成である、請求項26記載の方法。
  28. 第4の断片が10アミノ酸単位を超えない長さである、請求項25記載の方法。
  29. 第4の断片とh位反応性ペプチドを液相合成によって連結させて、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項25記載の方法。
  30. 保護された線状ペプチドを脱保護して、GCCアゴニスト配列の1位からn位までのアミノ酸単位の配列を有する脱保護された線状ペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項29記載の方法。
  31. 脱保護された線状ペプチドを酸化させて、SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを生じさせる段階をさらに含む、請求項30記載の方法。
  32. SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを精製する段階をさらに含み、精製が、ペプチドをポリマー性吸着カラムに吸着させ、任意でペプチドを脱イオン水ですすぎ洗いし、任意ですすぎ洗いしたペプチドをアルコール水性溶液によってポリマー性吸着カラムから溶出させてペプチド溶液を形成させ、水およびアルコールをペプチド溶液から除去してペプチドを沈殿させ、かつ任意で、脱水したペプチドにペプチドの沈殿を促すためにエーテルを添加する段階を含む、請求項31記載の方法。
  33. アルコール水性溶液がイソプロパノールを含む、請求項32記載の方法。
  34. エーテルがジエチルエーテルを含む、請求項32記載の方法。
  35. 精製の前に、アンモニウム塩を含む水性溶液でペプチドを洗浄することによって、ペプチドの塩交換を行う段階をさらに含む、請求項32記載の方法。
  36. 塩交換段階の後で精製の前に、ペプチドを凍結乾燥する段階をさらに含む、請求項35記載の方法。
  37. SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含むペプチドを精製する方法であって、ペプチドをポリマー性吸着カラムに吸着させ、ペプチドを脱塩し、脱塩したペプチドをアルコール水性溶液によってポリマー性吸着カラムから溶出させてペプチド溶液を形成させ、水をペプチド溶液から除去し、かつ、脱水したペプチドにペプチドを沈殿させるためにエーテルを添加する段階を含む、方法。
  38. アルコール水性溶液がイソプロパノールを含む、請求項37記載の方法。
  39. エーテルがジエチルエーテルを含む、請求項37記載の方法。
  40. 精製の前に、アンモニウム塩を含む水性溶液でペプチドを洗浄することによって、ペプチドの塩交換を行う段階をさらに含む、請求項37記載の方法。
  41. 塩交換段階の後で精製の前に、ペプチドを凍結乾燥する段階をさらに含む、請求項40記載の方法。
  42. SEQ ID NO:1〜249からなる群より選択されるGCCアゴニスト配列を含む精製ペプチドであって、0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、または0.5g/mL以上のかさ密度を有するペプチド。
  43. 請求項37〜41のいずれか一項記載の方法によって精製された精製ペプチド。
  44. 請求項37〜41のいずれか一項記載の方法によって精製された、請求項42記載の精製ペプチド。
  45. 0.1g/mL以上、0.2g/mL以上、0.3g/mL以上、0.4g/mL以上、0.5g/mL以上、または0.6g/mL以上のタップ密度を有する、請求項42〜44のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  46. 95%以上、97%以上、または98%以上のクロマトグラフィー純度を有する、請求項42〜45のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  47. 水を実質的に含まない、請求項42〜46のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  48. アセトニトリル、アセトアミド、アルコール、アンモニウム、およびTFAから選択される不純物を実質的に含まない、請求項42〜47のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  49. トポアイソマーを実質的に含まない、請求項42〜48のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  50. SEQ ID NO:1のGCCアゴニスト配列を含む、請求項42〜49のいずれか一項記載の精製ペプチド。
  51. SEQ ID NO:9のGCCアゴニスト配列を含む、請求項42〜49のいずれか一項記載の精製ペプチド。
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