JP2018058431A - センターエアバッグの移動抑制装置 - Google Patents

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孝彰 二井
Takaaki Nii
孝彰 二井
藤澤 直樹
Naoki Fujisawa
直樹 藤澤
中村 真也
Shinya Nakamura
真也 中村
鈴木 裕之
Hiroyuki Suzuki
裕之 鈴木
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Abstract

【課題】車両の中央部に展開されたエアバッグに乗員が接触した際、エアバッグの車両後方側への移動をより効果的に抑制することができるセンターエアバッグの移動抑制装置を提供する。
【解決手段】車両の天井に支持軸54を中心として回動可能に設けられ、起立状態でセンターエアバッグ11を後方から支持可能な第1の抑制部材52と、第1の抑制部材52を回動させる駆動装置55と、車両の衝突が生じた際に駆動装置55を作動させて、第1の抑制部材52が起立状態となるよう制御する制御部と、を備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の左右のシート間に展開させるセンターエアバッグの移動、特に車両の後方への移動を抑制する移動抑制装置に関する。
従来、車両に搭載される乗員安全装置の一つとして、シートの側部でエアバッグが展開されるサイドエアバッグ装置がある。サイドエアバッグ装置は、一般的に、シートバック(又はドアトリム)のフレームに固定されたインフレーターから噴出したガスにより、乗員とドアトリム(サイドドア)との間に膨張展開可能なエアバッグを備える。サイドエアバッグ装置は、側面衝突等により車両に衝撃が加わった場合に、エアバッグを膨張展開させることで、乗員を側面衝突による衝撃から保護する。
また近年は、車両の衝突(例えば、側面衝突)が起きた際、衝突側とは反対側のシートに着座している乗員を保護するために、左右のシート間で展開されるエアバッグを備えるセンターエアバッグ装置が提案されている。
このようにセンターエアバッグ装置を車両に搭載することで、乗員の安全性を向上することができる。
しかしながら、衝突時に乗員が車両の中央側に倒れ込み、乗員によってエアバッグが押された際、エアバッグが車両の後方側に移動してしまう場合がある。このような場合、エアバッグが車両後方側へ移動して、乗員を保護するのに適切な位置からずれてしまう虞があり、センターエアバッグ装置は改善の余地があった。
このような問題を解決するために、例えば、エアバッグが、乗員を拘束するためのメインバッグと、天井(或いは天井部品)に接触するように膨張展開するサブバッグとを備えるようにしたものがある(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のエアバッグ装置によれば、メインバッグが乗員を拘束する際の反力が、サブバッグと天井との接触によって支持されるため、エアバッグによる乗員の安全性(拘束性能)を向上できる。
特許第5880363号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエアバッグ装置では、エアバッグが天井に当たるように構成されているためエアバッグの容量を大きくしなければならず、エアバッグの展開時間が長くなってしまう場合がある。例えば、大型で短時間にガスが発生するインフレーター等を用いることで、エアバッグの展開時間を短縮することはできるが、搭載箇所が限られる等、車両に搭載する上での制約が大きくなってしまう。
また、エアバッグの上部を天井や天井部材に接触させて摩擦力で移動を抑制しているだけなので、乗員とエアバッグとの接触状況やシートの状態(シートバックの傾斜状態等)によっては、エアバッグの車両後方側への移動を十分に抑制できない可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車両の中央部に展開されたエアバッグに乗員が接触した際、エアバッグの車両後方側への移動をより効果的に抑制することができるセンターエアバッグの移動抑制装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、車両の左右のシート間に展開させるセンターエアバッグの移動を抑制するセンターエアバッグの移動抑制装置であって、車両の天井に支持軸を中心として回動可能に設けられ、起立状態で前記センターエアバッグを後方から支持可能な第1の抑制部材と、該第1の抑制部材を回動させる駆動装置と、車両の衝突が生じた際に前記駆動装置を作動させて、前記第1の抑制部材が前記起立状態となるよう制御する制御部と、を備えたことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置にある。
かかる本発明の態様では、エアバッグが第1の抑制部材に接触して後方から支持されることで、エアバッグの車両の後方側への移動が抑制される。したがって、乗員がエアバッグに接触した際、乗員に対するエアバッグの位置ずれを抑制するとともにエアバッグに対して反力を発生させることができるので、乗員をより適切に保護することができる。
ここで、前記制御部は、車両の前後方向での前記シートのヘッドレストの位置を検出するヘッドレスト位置検出部を備え、前記ヘッドレスト位置検出部の検出結果に応じて、前記第1の抑制部材の回動位置を調整するよう制御することが好ましい。
これにより、ヘッドレストの位置に合わせて第1の抑制部材の回動位置が制御されるので、シートの前後位置(スライド位置)やシートバックの傾斜(着座姿勢)の状態に合わせて、第1の抑制部材の位置が適切な位置に調整される。従ってエアバッグの移動がより効果的に抑制されるので、確実に乗員に対するエアバッグの位置のずれを抑制することができる。特に、ヘッドレスト付近でのエアバッグの移動が確実に抑制されるので、乗員の頭部付近をより効果的に保護することができる。
また前記ヘッドレスト位置検出部は、乗員が着座しているシートについて前記ヘッドレストの位置を検出することが好ましい。これにより、実際に搭乗している乗員に合わせて、エアバッグの移動を適切に抑制することができる。
また前記ヘッドレスト位置検出部は、左右の各シートの前記ヘッドレストのうち、より車両後方側に位置すると検出した前記ヘッドレストの位置を検出結果として選択することが好ましい。これにより、シートに着座している乗員の位置やシートバックの傾斜状態(着座姿勢)に合わせて、第1の抑制部材の位置を決めることができるのでエアバッグの車両後方側への移動をより適切に抑制することができる。
また前記ヘッドレスト位置検出部は、前記シートを構成するシートバックのシートクッションに対する角度が所定角度よりも小さい場合、すなわちシートバッグが大きく倒されていない場合に、当該シートの前記ヘッドレストの位置を検出することが好ましい。これにより、シートに着座している乗員に合わせて、エアバッグの移動をより適切に抑制することができる。
さらにセンターエアバッグの移動抑制装置は、前記第1の抑制部材に装着され、前記支持軸とは反対側に向かってスライド移動可能な第2の抑制部材と、前記第2の抑制部材のスライド移動を規制する規制部材と、をさらに備え、前記制御部は、車両の衝突が生じた際、前記規制部材による前記第2の抑制部材の規制を解除することが好ましい。これにより、ヘッドレストにより近い位置で、エアバッグの移動を効果的に抑制することができる。
またセンターエアバッグの移動抑制装置は、前記規制部材に連結されて当該規制部材を牽引する牽引装置を備え、前記制御部は、前記牽引装置を作動させて前記規制部材を牽引することで、当該規制部材による前記第2の抑制部材の規制を解除することが好ましい。このような構成とすることで、規制部材による規制を適切に解除することができる。
また第1の抑制部材が、後部座席の乗員に向かって画像や映像等を提供するためのリアモニターを兼ねていることが好ましい。これにより、車両の衝突時だけでなく、通常時にも移動抑制装置を有効に利用することができる。
以上のように、本発明に係るセンターエアバッグの移動抑制装置によれば、車両の中央部に展開されたエアバッグを車両後方側から支持することで、エアバッグに乗員が接触した際、エアバッグの車両後方側への移動をより効果的に抑制することができる。すなわち乗員がエアバッグに接触した際、乗員に対してエアバッグが適切な位置からずれることを抑制するとともにエアバッグに対してより効果的に反力を発生させることができる。したがって、エアバッグによって乗員(特に頭部付近)をより適切に保護することができるようになる。さらには、エアバッグの大型化も抑制することができる。
本発明に係る移動抑制装置を備える車両の概略構成を示す図である。 本発明に係る移動抑制装置を備える車両の概略構成を示す図であり、(a)は通常時の収容状態を示す図であり、(b)は衝突時の起立状態を示す図である。 本発明に係る移動抑制装置の概略構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明に係る移動抑制装置の動作を説明する図である 本発明に係る移動抑制装置の動作を説明する図である。 本発明に係る移動抑制装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る移動抑制装置の動作制御の一例を説明するフローチャートである。 本発明に係る移動抑制装置の変形例を示す図である。 本発明に係る移動抑制装置の変形例について、その動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まずは車両に搭載されるセンターエアバッグ装置の概略構成について簡単に説明する。
図1及び図2に示すように、車両1に搭載されるセンターエアバッグ装置10は、乗員C(C1,C2)が着座する左右のシート2A、2B間に設けられ、基布で形成された袋状のセンターエアバッグ(以下、単にエアバッグという)11と、エアバッグ11の内部にガスを供給するためのインフレーター12と、を備えている。これらエアバッグ11及びインフレーター12は、シート2のシートバック3に設けられる収容部4に収容されている。
本実施形態では、エアバッグ11及びインフレーター12は、運転者である乗員C1が着座する左シート2Aに収容されている。エアバッグ11及びインフレーター12を収容する収容部4の位置は、特に限定されない。収容部4は、勿論、右シート(助手席側のシート)2Bに設けられていてもよいし、例えば、シート2A,2B間に配置されるセンターコンソール(図示なし)に設けられていてもよい。なお、エアバッグ11及びインフレーター12は、左右のシート2A、2Bの両方にそれぞれ設け、衝突時に両方が同時に展開されるよう構成されていてもよい。またこの場合、乗員の着座状況や側突方向に応じて左右シート2A、2Bのどちらか一方のエアバッグ11を展開するようにしてもよい。
このようなセンターエアバッグ装置10は、車両1の衝突(例えば、側面衝突)が検知されると起動され、インフレーター12からガスを噴出させることで、車両1の中央部、すなわち左シート2Aと右シート2Bとの間の空間にエアバッグ11を膨張展開させる。車両の衝突の検知方法は、特に限定されないが、例えば、車両1のサイドドア5に設けられる各種センサ(圧力センサ、加速度センサ、衝撃センサ等)の検出結果に基づいて、車両1の衝突(側突)を検知する。
エアバッグ11は、膨張展開した状態において、シート2を構成するシートバック3に装着されたヘッドレスト6の上方に達する大きさ、本実施形態では、車両1の天井7付近に達する大きさを有している。言い換えれば、エアバッグ11は、膨張展開した状態において、車両1の天井7には接触しない程度の大きさで形成されている。
このようなエアバッグ11が車両1の中央部に展開されることで、例えば、車両1の側突時に乗員Cが車両1の中央側へ移動した場合に、これを受け止めて乗員Cを適切に保護することができる。特に、エアバッグ11がヘッドレスト6の上方まで膨張展開されるようにすることで、乗員Cの頭部付近への衝撃を効果的に緩和することができると共に隣り合う乗員C同士の衝突を防止することができる。
ここで、上述のようにエアバッグ11が膨張展開することで、基本的には乗員Cを保護することができる。ただし、乗員Cの乗車状況(例えば、乗員Cが運転手のみ)や、乗員Cとエアバッグ11との接触状況等によっては、エアバッグ11が車両後方側に移動して(倒れ込んで)しまう場合がある。特に乗員Cの頭部付近に展開されたエアバッグ11の上方側が車両後方側に移動しやすい傾向にある。このような場合、乗員Cの側方(左シート2Aと右シート2Bの間)からエアバッグ11が外れるなど、乗員Cを保護するために適切な位置からずれてしまう可能性がある。
このため本実施形態に係る車両1には、膨張展開したエアバッグ11の車両1の後方側への移動(倒れ込み)を抑制する移動抑制装置50が搭載されている。以下、本発明に係る移動抑制装置50の構成について詳細に説明する。
図1から図3に示すように、本発明に係る移動抑制装置50は、車両1の天井7に固定される装置本体51と、エアバッグ11が当接することでエアバッグ11の車両1の後方側への移動を抑制する第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53と、を備えている。
装置本体51は、天井7の所定位置、具体的には、1列目(前部座席)のシートと2列目(後部座席)のシートとの間の位置(本実施形態では、1列目のシートよりも若干後方側の位置)に固定されている。装置本体51は、後述するように第1の抑制部材52が回動可能に取り付けられると共に、第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53の位置を制御するための各種装置が収容されている。
第1の抑制部材52は、装置本体51と同程度の大きさの面52a,52bを有する平板状の部材であり、その一端側(車両1の前方側)が支持軸54を中心として回動可能に装置本体51に取り付けられている。本実施形態では、第1の抑制部材52は支持軸54に固定され、この支持軸54が装置本体51に回動可能に保持されている。
そして、第1の抑制部材52は、装置本体51に面(内側表面52a,外側表面52b)が重ねられた状態に収容される収容状態(図2(a)参照)と、支持軸54を支点に下方へ吊り下げられた状態とされてエアバッグ11を車両後方側から支持可能な起立状態(図2(b)参照)と、で移動(回動)できるよう構成されている。つまり、平板状の部材である第1の抑制部材52は、装置本体51を介して天井7に回動可能に支持されており、通常時はその面52a,52bが上下方向を向くよう天井7に沿って配置される「収容状態」とされ、衝突時には、その面52a,52bが前後方向を向くよう天井7から下方に延びるよう吊り下げられた「起立状態」とされる。なお、第1の抑制部材52は、起立状態ではシート2のヘッドレスト6の後方近傍に配置される。
支持軸54には、例えば、電動モータ等で構成される駆動装置55が接続されている。そして、第1の抑制部材52は、この駆動装置55を適宜作動させることによって支持軸54と共に回動するように構成されている。また図示は省略するが、この支持軸54には、駆動装置55によって回動される際に係合する逆回転防止用のラッチ機構が設けられていることが好ましい。
そして、第1の抑制部材52は、車両1の衝突時に駆動装置55が駆動されることで、収容状態から支持軸54を中心に下方へ回動されて起立状態となるよう回動位置が制御される仕組みとなっている。
なお、本実施形態では、第1の抑制部材52は、後部座席のシートに着座している乗員に対して画像や映像等を提供するためのリアモニターを兼ねていている。すなわち第1の抑制部材52の内側表面52aにリアモニターが装着されており、第1の抑制部材52を起立状態とすることで、後席の乗員が画像や映像等を視聴することができるようになっている。
これにより、車両1の衝突時だけでなく、通常時にも移動抑制装置50を有効に利用することができる。第1の抑制部材52をリアモニターとして使用している状態(吊り下げ状態)で車両1の衝突が生じた場合、第1の抑制部材52の位置(起立状態における位置)が、駆動装置55によってエアバッグ11を支持するのに適切な位置(詳しくは後述する)に調整される。なお、第1の抑制部材52は、通常時は、駆動装置55によらず手動によっても回動させることができるようになっていてもよい。
第2の抑制部材53は、第1の抑制部材52よりも若干小さい平板状の部材であり、第1の抑制部材52の外側表面52bに沿って、スライド移動可能に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、第1の抑制部材52が起立状態(吊り下げられた状態)にあるときに上下方向となる第1の抑制部材52の一端側(支持軸54側)から他端側にスライド可能とされている。
本実施形態では、第1の抑制部材52の左右両側面52c,52dにはスライド溝56が形成されている。一方、第2の抑制部材53は、これらのスライド溝56にそれぞれスライド自在に係合する係合ピン57を備えている。すなわち第2の抑制部材53が備える一対の係合ピン57が、第1の抑制部材52に形成されている各スライド溝56に左右両側から係合することで、第2の抑制部材53が第1の抑制部材52の外側表面52b側に重ねられた状態でスライド移動可能に取り付けられている。
ここで、通常時(車両1の衝突が検知されていない時)、図4(a)に示すように、係合ピン57は、スライド溝56の一端側(支持軸54側)に位置しており、この第2の抑制部材53のスライド移動は、規制部材58によって規制されている。規制部材58は、係合ピン57よりもスライド溝56の他端側で、スライド溝56を跨いだ状態で固定されている。すなわち通常時、この規制部材58に係合ピン57が当接することで、第2の抑制部材53のスライド移動が規制されている。
そして車両1の衝突が検知された場合、この規制部材58による規制が解除されて、第2の抑制部材53がスライド移動可能となる。これと同時に第1の抑制部材52が下方へ回動されて起立状態(吊り下げ状態)とされる。したがって、規制部材58が外れると係合ピン57がスライド溝56内を下方へ向かって移動し、第2の抑制部材53が第1の抑制部材52の外側表面52bに沿って下方へスライド移動する。これにより第2の抑制部材53が第1の抑制部材52より下方側へ突出された状態となる。つまり、エアバッグ11を支持する面が下方へ拡大され、エアバッグ11をより確実に支持できる状態となる(エアバッグ11をヘッドレスト6により近い位置で且つより広範囲に支持することができる。)
本実施形態では、各規制部材58には、例えば、ワイヤー等の紐状部材59を介して牽引装置60に接続されている。牽引装置60は、例えば、インフレーターで構成され、装置本体51内に設けられている。車両1の衝突が検知されると、この牽引装置60が作動し、図4(b)に示すように、紐状部材59を介して規制部材58が牽引され、規制部材58が第1の抑制部材52から外れるようになっている。すなわち規制部材58は、牽引装置60によって牽引された際に第1の抑制部材52から外れる程度の強度で第1の抑制部材52に固定されている。そして牽引装置60によって牽引されて規制部材58が第1の抑制部材52から外れることで、第2の抑制部材53がその自重によってスライド移動する(図3参照)。
第2の抑制部材53は、通常時、第1の抑制部材52の外側表面52bに対して、内側表面52aが重ねられて閉じた状態で保持されている。この状態において、第2の抑制部材53は、例えば、図5に示すように、その内側表面52aが第1の抑制部材52の外側表面52bから離れるように、手動にて回動可能(開閉可能)な機構を設けておくことが好ましい。これにより、例えば、第2の抑制部材53の内側表面52aに鏡などを設けておくことで、車両1の衝突時だけでなく通常時にも、移動抑制装置50をより有効に利用することができる。
ここで、移動抑制装置50は、図6のブロック図に示すように、車両1の前後方向でのヘッドレスト6の位置を検出するヘッドレスト位置検出部70と、このヘッドレスト位置検出部70の検出結果に応じて第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53の位置を制御する第1の位置制御部80及び第2の位置制御部90と、を含む制御部(電子制御装置)100を備えている。
つまり、車両1の衝突時における第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53の位置は、シート2のヘッドレスト6の位置に応じて制御部100によって制御される仕組みとなっている。これは、乗員によってシート2の前後(スライド)位置やシートバックの傾斜状態(着座姿勢)が変化しても、適切にエアバッグ11の車両後方側への移動を抑制し、乗員に対するエアバッグ11の位置のずれをより適切に抑制できるように対応するためである。
ヘッドレスト位置検出部70は、例えば、シートバック3の角度、車両1の前後方向でのシート2の位置(シートスライド位置)、シートハイト高さ等を含むシート位置情報に基づいて、ヘッドレスト6の位置(例えば、車両1の前後方向における第1の抑制部材52との相対位置、高さ)を検出(推定)する。本実施形態では、各シート2に、各種のシート位置情報を検出するためのシート位置センサ71が設けられており、ヘッドレスト位置検出部70は、このシート位置センサ71の検出結果からヘッドレスト6の位置を推定する。
さらにヘッドレスト位置検出部70は、実際に乗員が着座しているシート2について、ヘッドレスト6の位置を推定する。本実施形態では、各シート2に、例えば、重量センサ等で構成され乗員の有無(シート2に着座しているか否か)を検出するシートセンサ72が設けられている。ヘッドレスト位置検出部70は、このシートセンサ72の検出結果に応じて、実際に乗員が着座しているシート2について、ヘッドレスト6の位置を推定する。例えば、運転席のシート2のみに乗員が着座している場合、ヘッドレスト位置検出部70は、助手席側のシート2についてはヘッドレスト6の位置を推定することなく、運転席のシート2のみについてヘッドレスト6の位置を推定し、検出結果(推定結果)とする。
また左右の各シート2に乗員が着座している場合、ヘッドレスト位置検出部70は、左右の各シート2のヘッドレスト6のうち、より車両1の後方側に位置すると推定されたシート2のヘッドレスト6の位置を選択する。すなわちヘッドレスト位置検出部70は、左右の各シート2に乗員が着座している場合、各シート2のヘッドレスト6の位置を推定するが、二つのシート2のヘッドレスト6のうち、より車両1の後方側に位置していると推定されたシート2のヘッドレスト6の位置を検出結果(推定結果)とする。これは、乗員を保護するのにより適切な位置に第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53を制御するためである。
またヘッドレスト位置検出部70は、シートバック3のシートクッション8に対する角度θ(図2参照)が所定角度よりも小さい場合に、そのシート2のヘッドレスト6の位置を検出する。すなわちシートバック3を所定角度よりも大きく後方へ倒している場合、ヘッドレスト位置検出部70は、そのシート2についてはヘッドレスト6の位置の検出を行わない。シートバック3の角度θが所定角度よりも大きい場合、ヘッドレスト6の位置が車両1の後方になり過ぎるため、乗員の着座姿勢が適切な状態にない、または乗員ではなく荷物等が載置されている状況と判断できる。このような状況では、当該シート2のヘッドレスト6の位置に第1の抑制部材52および第2の抑制部材53の位置を合わせる必要がない。従って、左右の各シート2に乗員が着座している状況で、一方のシート2のシートバック3の角度θが所定角度より大きい場合は、他方のシートバック3の角度θが所定角度より小さいシート2のみについてヘッドレスト6の位置を推定し、検出結果(推定結果)とする。
そして、車両1の衝突時には、このようにヘッドレスト位置検出部70によって検出された検出結果(推定結果)に応じて、制御部100に含まれる第1の位置制御部80が第1の抑制部材52の位置を制御し、制御部100に含まれる第2の位置制御部90が第2の抑制部材53の位置を適宜制御する。
具体的には、第1の位置制御部80は、車両1の衝突が検知された際、ヘッドレスト位置検出部70の検出結果に応じて駆動装置55を作動させる。すなわち第1の位置制御部80は、ヘッドレスト位置検出部70によって検出されたヘッドレスト6の位置に合わせて第1の抑制部材52の位置(起立状態とされる位置)を調整するよう駆動装置55の作動を制御する。より詳しくは、第1の位置制御部80は、車両1の側方から見た際に第1の抑制部材52の面(外側表面52b)がヘッドレスト6の後方側近傍で車両前方側を向くように、第1の抑制部材52の回動位置を調整する。
一方、第2の位置制御部90は、車両1の衝突が検知された際、ヘッドレスト位置検出部70の検出結果に応じて牽引装置60を作動させて紐状部材59を介して規制部材58を牽引する。すなわち、第2の位置制御部90は、規制部材58を第1の抑制部材52から外し、第2の抑制部材53をスライド移動可能な状態する。
これにより第2の抑制部材53は、第1の抑制部材52が起立状態まで回動すると、それに伴って自重により第1の抑制部材52の外側表面52bに沿って下方へ向かってスライド移動する。そして、第2の抑制部材53は、係合ピン57がスライド溝56の他端に達するまでスライド移動して保持される。
このように、実際に乗員が着座しているシート2のヘッドレスト6の位置に応じて、第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53の位置を調整することで、シートに着座している乗員の前後位置やシートバックの傾斜状態(着座姿勢)に対応させた適切な位置に第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53を配置することができる。したがって、乗員に対するエアバッグ11の位置のずれを抑制しつつエアバッグ11の車両後方側への移動を抑制することができる。
なお本実施形態では、第2の位置制御部90は、車両1の衝突が検知されると、常に牽引装置60を作動させているが、ヘッドレスト6の位置によっては牽引装置60を作動させない(第2の抑制部材53をスライド移動させない)ようにしてもよい。例えば、シート2が比較的後方側にセットされたり、ヘッドレスト6が比較的高い位置にセットされたりしていると、第1の抑制部材52を回動させた際、第1の抑制部材52がヘッドレスト6に十分に近づくことが考えられる。このような場合には、第2の抑制部材53は、必ずしもスライド移動させなくてもよい。
次に、このような本発明に係るセンターエアバッグの移動抑制装置の動作制御の一例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、まずは、車両1の走行中に、ステップS1で車両1の衝突(例えば、側突)を検知されると、ヘッドレスト位置検出部70は、シートセンサ72によって検出される乗員着座情報(助手席側のシート2に乗員が着座しているか否かの情報)を取得する(ステップS2)。
次いで、ステップS3で、取得した乗員着座情報に基づいて、助手席側のシート2Bに乗員が着座しているか否かを判定する。すなわちステップS3では、左右の各シート2に乗員が実際に着座しているか否かを検出する。
ここで、助手席側のシート2に乗員が着座している場合、つまり左右の各シート2に乗員が着座している場合(ステップS3:Yes)、ステップS4に進み、ヘッドレスト位置検出部70は、例えば、運転席及び助手席の各シート2に設けられたシート位置センサ71から各種のシート位置情報を取得する。次いで、ヘッドレスト位置検出部70は、取得したシート位置情報に基づいて、左右の各シート2のヘッドレスト6の位置を検出(推定)する(ステップS5)。次いでステップS6で、ヘッドレスト位置検出部70は、助手席のシート2Bのヘッドレスト6の方が運転席のシート2Aのヘッドレスト6よりも車両1の後方側であるか否かを判定する。すなわちヘッドレスト位置検出部70は、左右の各シート2のヘッドレスト6のうち、どちらが、より車両1の後方側に位置しているかを判定する。
助手席のシート2Bのヘッドレスト6の方が、運転席のシート2Aのヘッドレスト6よりも車両1の後方側である場合(ステップS6:Yes)、ステップS7で第1の位置制御部80が助手席のシート2Bのヘッドレスト6の位置に応じて駆動装置55を適宜作動させて、車両1の側方から見た際に、第1の抑制部材52が助手席のシート2Bのヘッドレスト6の後方近傍に位置するように回動位置を調整する。さらにステップS8で第2の位置制御部90が牽引装置60を作動させ、規制部材58を第1の抑制部材52から外し、第2の抑制部材53を下方へスライド移動させる。
一方、ステップS6で運転席のシート2Aのヘッドレスト6の方が助手席のシート2Bのヘッドレスト6よりも車両1の後方側にある場合(ステップS6:No)、ステップS9に進み、第1の位置制御部80が運手席のシート2Aのヘッドレスト6の位置に応じて駆動装置55を適宜作動させて、車両1の側方から見た際に、第1の抑制部材52が運転席のシート2Aのヘッドレスト6の後方近傍に位置するように回動位置を調整する。さらにステップS8で、第2の位置制御部90が牽引装置60を作動させ、規制部材58を第1の抑制部材52から外し、第2の抑制部材53を下方へスライド移動させる。
またステップS3で助手席のシート2Bに乗員が着座していない場合、つまり運転席のシート2Aにのみ乗員が着座している場合(ステップS3:No)には、ステップ10に進み、運転席のシート2Aのみのシート位置情報を取得し、ステップS11で運転席のシート2Aのヘッドレスト6の位置を検出(推定)する。その後ステップS9に進み、第1の抑制部材52の回動位置を運手席のシート2Aのヘッドレスト6の位置に応じて調整すると共に、第2の抑制部材53をスライド移動させる(ステップS8)。
以上説明したように、本発明に係る移動抑制装置50では、車両1の衝突が検知された際、第1の抑制部材52を収容状態から起立状態へ回動することで、車両1の中央部に展開されたエアバッグ11を後方から確実に支持することができる。これにより、エアバッグ11に乗員Cが接触した際、第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53によってエアバッグ11の車両後方側への移動を抑制することができる。すなわち乗員Cがエアバッグ11に接触した際、エアバッグ11が乗員Cを保護するのに適正な位置からずれるのを抑制すると共に、エアバッグ11に対して常に反力を発生させることができる。したがって、エアバッグ11によって乗員をより適切に保護することができる。
また、実際に乗員が着座しているシート2のヘッドレスト6の位置に応じて第1の抑制部材52の回動位置を調整することで、乗員の位置および着座姿勢に合わせて、エアバッグ11の移動をより適切に抑制することができる。特に、ヘッドレスト6付近でのエアバッグ11の移動が確実に抑制されるので、乗員の頭部に近い部分をより効果的に保護することができる。
さらに、車両1の衝突時に第1の抑制部材52に対してスライド移動可能となる第2の抑制部材53を設け、第2の抑制部材53が第1の抑制部材52よりさらに下方の位置まで突出される構成としたので、ヘッドレスト6により近い位置でエアバッグ11のより広い範囲を支持することができる。したがって、車両1の衝突が検知された際、エアバッグ11の車両1の後方側への移動をより効果的に抑制して反力を発生させることができるので、乗員をより適切に保護することができる。
また、エアバッグ11を車両1の天井7に接触しない程度の大きさとしても、エアバッグ11の車両後方側への移動を抑制してエアバッグ11に対してより効果的に反力を発生させることができる。したがって、エアバッグ11の小型化、ひいてはセンターエアバッグ装置10の小型化を図ることができる。
なお図7のフローチャートに示す制御例では、乗員着座情報やシート位置情報等を衝突検知後に取得するようにしているが、これらの情報は、勿論、衝突検知前に予め取得しておくようにしてもよい。これにより、車両1の衝突を検知した際、第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53をより早期に動かすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、第1の抑制部材52を電動モータで構成される駆動装置55によって回動させる構成を例示したが、第1の抑制部材52を回動させるための構成は特に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、規制部材58を牽引するための牽引装置60Aが、第1の抑制部材52を回動させるための駆動装置を兼ねるようにしてもよい。この例では、装置本体51には、第1の抑制部材52が閉じられた状態で保持するラッチ等で構成される係止部材61が設けられている。また牽引装置60Aは、複数段点火、例えば、三段点火が可能なインフレーターで構成されている。
そして、図8に模式的に示すように、牽引装置60Aは、上述のように紐状部材59を介して規制部材58に連結されていると共に、第2の紐状部材62によって係止部材61に連結され、第3の紐状部材63によって第1の抑制部材52の外側表面52b付近に、第2の抑制部材53のスライド移動とは干渉しないように連結されている。
このような構成では、まず、シート2のヘッドレスト6の位置を検出(推定)し、第1の抑制部材52に対してどの領域にあるかを判定する。次に図9(a)に示すように、牽引装置(インフレーター)60Aの一段目の点火により、第2の紐状部材62を介して係止部材61を牽引して係止状態を解除し、第1の抑制部材52が回動可能な状態とする。また同時に上述したように紐状部材59を介して規制部材58を牽引して係合ピン57の係止状態を解除し、第2の抑制部材53がスライド移動できる状態とする(図9(b))。次いで、牽引装置60Aの二段目の点火により、第3の紐状部材63を介して第1の抑制部材52を牽引し、図9(c)に示すように、第1の抑制部材52を所定量だけ回動させる。
ここで、先の判定で、シート2のヘッドレスト6の位置が比較的車両後方側に位置して第1の抑制部材52に近い領域にあると判定されている場合には、牽引装置60Aの作動を終了する。一方、シート2のヘッドレスト6の位置が比較的前方側に位置して第1の抑制部材52から離れた領域にあると判定されている場合には、第1の抑制部材52をさらに回動させる必要があるため、牽引装置60Aの三段目の点火により第3の紐状部材63を介して第1の抑制部材52を再度牽引する。これにより第1の抑制部材52がさらに回動するため、第1の抑制部材52をよりヘッドレスト6に近づけることができる。
このような構成とすることで、車両1の衝突が検知された際、第1の抑制部材52及び第2の抑制部材53をより早期に所定の位置に配置することが可能となる。なお、牽引装置60Aが三段点火が可能なインフレーターである例について説明したが、牽引装置60Aは、勿論、四段以上の点火が可能なインフレーターで構成されていてもよい。より多段での点火が可能なインフレーターを採用することで、第1の抑制部材52の位置をより高精度に制御することができる。
なお上述の実施形態では、シート2のヘッドレストの位置を検出し、検出されたヘッドレストの位置に応じて、車両の衝突時における第1の抑制部材の位置が制御されるようにしたが、ヘッドレストの位置は必ずしも検出しなくてもよい。車両の衝突が生じた際に第1の抑制部材を起立状態となるよう制御することで、エアバッグの車両後方側への移動の抑制することはできる。
1 車両
2 シート
3 シートバック
4 収容部
5 サイドドア
6 ヘッドレスト
7 天井
8 シートクッション
10 センターエアバッグ装置
11 エアバッグ
12 インフレーター
50 移動抑制装置
51 装置本体
52 第1の抑制部材
53 第2の抑制部材
54 支持軸
55 駆動装置
56 スライド溝
57 係合ピン
58 規制部材
59 紐状部材
60 牽引装置
61 係止部材
62 第2の紐状部材
63 第3の紐状部材
70 ヘッドレスト位置検出部
71 シート位置センサ
72 シートセンサ
80 第1の位置制御部
90 第2の位置制御部
100 制御部

Claims (8)

  1. 車両の左右のシート間に展開させるセンターエアバッグの移動を抑制するセンターエアバッグの移動抑制装置であって、
    車両の天井に支持軸を中心として回動可能に設けられ、起立状態で前記センターエアバッグを後方から支持可能な第1の抑制部材と、
    該第1の抑制部材を回動させる駆動装置と、
    車両の衝突が生じた際に前記駆動装置を作動させて、前記第1の抑制部材が前記起立状態となるよう制御する制御部と、を備えた
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  2. 請求項1に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記制御部は、車両の前後方向での前記シートのヘッドレストの位置を検出するヘッドレスト位置検出部を備え、
    該ヘッドレスト位置検出部の検出結果に応じて、前記第1の抑制部材の回動位置を調整するよう制御する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  3. 請求項2に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記ヘッドレスト位置検出部は、乗員が着座しているシートについて前記ヘッドレストの位置を検出する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  4. 請求項2又は3に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記ヘッドレスト位置検出部は、左右の各シートの前記ヘッドレストのうち、より車両後方側に位置すると検出した前記ヘッドレストの位置を検出結果として選択する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  5. 請求項2から4の何れか一項に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記ヘッドレスト位置検出部は、前記シートを構成するシートバックのシートクッションに対する角度が所定角度よりも小さい場合に、当該シートの前記ヘッドレストの位置を検出する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記第1の抑制部材に装着され、前記支持軸とは反対側に向かってスライド移動可能な第2の抑制部材と、
    前記第2の抑制部材のスライド移動を規制する規制部材と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    車両の衝突が生じた際、前記規制部材による前記第2の抑制部材の規制を解除する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  7. 請求項6に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記規制部材に連結されて当該規制部材を牽引する牽引装置を、備え、
    前記制御部は、前記牽引装置を作動させて前記規制部材を牽引することで、当該規制部材による前記第2の抑制部材の規制を解除する
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載のセンターエアバッグの移動抑制装置において、
    前記第1の抑制部材が、リアモニターを兼ねている
    ことを特徴とするセンターエアバッグの移動抑制装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220242358A1 (en) * 2021-02-04 2022-08-04 Ford Global Technologies, Llc Airbag assembly supported by roof mounted pivotable base
US11801801B1 (en) 2022-05-20 2023-10-31 Ford Global Technologies, Llc Deployable cargo panel

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