JP2018054602A - センサ部品、センサ、及びセンサの製造方法 - Google Patents

センサ部品、センサ、及びセンサの製造方法 Download PDF

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【課題】電線の導体を伝ってホルダ部に至った水分がセンサ本体側へ浸入することを防ぐことが可能なセンサ部品、センサ、及びセンサの製造方法を提供する。【解決手段】センサ本体21及び前記センサ本体21から延出した接続端子22を有するセンサ部20と、前記センサ部20を保持するホルダ部30と、を有し、前記接続端子22が電線11の導体12に接続された状態で外装部40によって樹脂封止されるセンサ部品Pであり、前記ホルダ部30の外面のうち前記接続端子22の前記導体12との接続部23と前記センサ本体21との間を仕切る位置に、前記外装部40の成形時に溶けるメルト部50が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、センサ部品、センサ、及びセンサの製造方法に関する。
従来、ワイヤハーネスの端末部に接続されたセンサ部品を、外装部にて樹脂封止してなるセンサが知られている(例えば、下記特許文献1に記載)。センサ部品は、センサ本体と、センサ本体から延出した接続端子と、を有するセンサ部がホルダ部に保持されたものであり、接続端子のうちホルダ部から露出した部分に電線の導体が接続されている。外装部は、電線が接続した状態のセンサ部品を金型内に収容し、金型内に合成樹脂を注入して硬化させることにより成形される。
特開2014−130100号公報
しかしながら、上記のような構成では、ホルダ部と外装部との境界に隙間ができてしまう虞がある。ホルダ部と外装部との間に隙間があると、電線の導体を伝ってホルダ部に至った水分が、外装部との間の隙間を通ってセンサ本体側に至り、センサ部に不具合を生じさせる虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の導体を伝ってホルダ部に至った水分がセンサ本体側へ浸入することを防ぐことが可能なセンサ部品、センサ、及びセンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のセンサ部品は、センサ本体及び前記センサ本体から延出した接続端子を有するセンサ部と、前記センサ部を保持するホルダ部と、を有し、前記接続端子が電線の導体に接続された状態で外装部によって樹脂封止されるセンサ部品であり、前記ホルダ部の外面のうち前記接続端子の前記導体との接続部と前記センサ本体との間を仕切る位置に、前記外装部の成形時に溶けるメルト部が設けられているものである。
本発明のセンサは、前記センサ部品と、前記センサ部品を樹脂封止する外装部と、を備え、前記メルト部が溶けて前記外装部に密着しているものである。
本発明のセンサの製造方法は、前記センサを製造する方法であり、前記センサ部を前記ホルダ部に保持させて前記センサ部品を製造するセンサ部品製造工程と、前記センサ部品の接続端子に電線を接続する電線接続工程と、前記センサ部品を外装部によって樹脂封止する樹脂封止工程と、を経る方法であり、前記樹脂封止工程において前記メルト部が溶けて前記外装部に密着するようになっている方法である。
本発明によれば、接続端子の接続部とセンサ本体との間の位置でメルト部が外装部に密着するから、電線の導体を伝ってホルダ部に至った水分がセンサ本体側へ浸入することを防ぐことができる。
本実施例におけるセンサを示す斜視図 車両に固定された状態のセンサとロータとの位置関係を示す断面図 ロータとセンサとの位置関係を示す概略図 電線に接続された状態のセンサ部品を示す斜視図 センサ部品を示す平面図 センサ部品を示す側面図 センサ部品を示す底面図 センサ部品を示す正面図 センサ部品を示す背面図 センサ部品が外装部によって樹脂封止された状態を示すセンサの側断面図 センサ部品が外装部によって樹脂封止された状態を示すセンサの平断面図 他の実施例(1)におけるセンサ部品を示す平面図 センサ部品を示す側面図 センサ部品を示す底面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のセンサ部品は、前記メルト部が、前記ホルダ部の外面のうち隣接する前記接続部の間を仕切る位置に設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、ホルダ部の外面のうち隣接する接続部の間の位置でメルト部が外装部に密着するから、電線の導体を伝ってホルダ部に至った水分が隣接する接続部に行き渡って短絡させることを防ぐことができる。
また、本発明のセンサ部品は、前記メルト部が、前記ホルダ部の外面に突設されたリブであり、前記リブの突出端側が尖った形状をなしているものとしてもよい。このような構成によれば、外装部の成形時にメルト部の先端部が溶けやすいので、メルト部を外装部に確実に密着させることができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるセンサは、車両に取り付けられる車両用センサであり、なかでも車輪速の測定に使用される車輪速センサSである。車輪速センサSは、図2に示すように、車両の車輪と一体的に回転するロータRに対向して車両の被固定部Bに固定される。車輪速センサSは、車両に搭載された制御装置などに接続されるワイヤハーネス10を有し、車両の制御装置は、車輪速センサSからの出力信号に応じて車両の車輪速を算出し、ABS(アンチロックブレーキシステム)などの制御に用いることができる。
ワイヤハーネス10は、図1に示すように、2本の電線11を一括して樹脂被覆などで覆うことにより、1本のワイヤとしたものである。各電線11は、導体12が絶縁被覆13によって被覆されたものであり、端末部においては絶縁被覆13が除去され、露出した導体12がセンサ部20の接続端子22に電気的に接続されている。
車輪速センサSは、ワイヤハーネス10に接続されたセンサ部品Pを、外装部40にて樹脂封止したものである。センサ部品Pは、図6に示すように、センサ本体21と、センサ本体21から延出した接続端子22とを有するセンサ部20と、センサ部20を保持するホルダ部30と、を有している。センサ部品Pは、センサ部20をインサート品として、ホルダ部30をインサート成形(一次成形)することにより得られるインサート成形品である。車輪速センサSは、ワイヤハーネス10が接続されたセンサ部品Pをインサート品として、外装部40をインサート成形(二次成形)することにより得られるインサート成形品である。
以下、各構成部材において、外装部40からのワイヤハーネス10の延出方向(図2の左方)を後方、その反対側(図2の右方)を前方とし、また、図2の上側を上方、下側を下方として説明する。
センサ部20は、対象とする物理量を電気的な量などに変換する図示しない検出素子を含むセンサ本体21と、センサ本体21から延出した接続端子22とを有している。
センサ本体21は、検出素子を含んだ検出回路を成形樹脂材料によって液密的に封止することにより、全体として板状に形成されたものである。センサ本体21は、図6に示すように、板厚方向を上下方向とする向きでホルダ部30の前端部に埋め込まれ、センサ本体21の上面がホルダ部30の上面に露出している。センサ本体21の上面は、車輪速センサSが車両に固定された状態においてロータRの外周面に対向配置される(図2参照)。なお、本実施例のセンサ部20は、磁界の変化を電気信号に変換して接続端子22から出力する磁電変換素子であるホール素子と信号変換回路とを収容したホールICとして構成されている。
接続端子22は、図5及び図6に示すように、細長い長方形の板状をなし、センサ本体21から一方向に延出している。センサ部20は、一対の接続端子22を有し、一対の接続端子22はセンサ本体21から略平行に突出するとともに、斜め下向きに屈曲されている。一対の接続端子22の一面側(上面側)には直方体形状のコンデンサ24が接続されている。接続端子22の延出端部(後端部)は、電線11の導体12が接続される接続部23とされている。
接続端子22は、前端部(センサ本体21の後側近傍に位置する部分)と、接続部23とがホルダ部30の上面に露出している。接続端子22の前端部の露出部分は、センサ本体21の上面よりも一段下側に窪んだ窪み部31の底に位置している。
接続端子22の前端部の露出部には、防湿材(図示せず)が塗布されている。防湿材は、窪み部31に塗布され、接続端子22の露出部分を覆っている。これにより、万が一水分がセンサ本体21の近傍に浸入しても接続端子22の短絡を防ぐことができる。
接続端子22の接続部23は、後述するホルダ部30の後部に形成された載置部33の上面に載置されている。
ホルダ部30は、例えばナイロン樹脂等の合成樹脂製であって、センサ部20と一体的に成形されている。ホルダ部30は、全体として前後方向に長い形状をなしている。
ホルダ部30は、接続端子22の接続部23を上面側に保持する載置部33を有している。載置部33は、ホルダ部30の下面に沿って形成された板状をなしている。載置部33の上面は、後端に向かって次第に下るように傾斜し、載置部33の下面は、後側が一段下がるような段差を有している。載置部33は、ホルダ部30の前側の部分より幅寸法が小さくされ、接続部23の一部が幅方向の両側に張り出している。
ホルダ部30は、センサ本体21と接続部23との間を仕切る第1仕切り壁34を有している。第1仕切り壁34は、載置部33の前方に立つ壁であり、その壁面は略垂直をなしている。第1仕切り壁34は、ホルダ部30の全幅にわたって設けられている。第1仕切り壁34には、コンデンサ24が埋め込まれている。
ホルダ部30は、隣接する接続部23の間を仕切る第2仕切り壁35を有している。第2仕切り壁35は、隣接する接続部23の間に立つ壁であり、その壁面は略直角をなしている。第2仕切り壁35は、載置部33の上面に立設されて幅方向に仕切るものであり、第1仕切り壁34からホルダ部30の後端にわたっている。第2仕切り壁35は、載置部33の幅方向における中央部に設けられ、平面的には、第1仕切り壁34に対して略垂直をなしている。第2仕切り壁35は、第1仕切り壁34に比して壁厚寸法(ホルダ部30における幅方向の寸法)が小さくされている。
第2仕切り壁35の上面は、図6に示すように、後端に向かって次第に下がる傾斜をなしている。第2仕切り壁35の上面の傾斜は、載置部33の上面の傾斜と同等の勾配であり、第2仕切り壁35の高さ寸法は、前後方向において略一定となっている。
ホルダ部30は、載置部33の幅方向における両側に立つ一対の側壁36を有している。一対の側壁36は、載置部33の前端部に設けられ、第1仕切り壁34の後面に連なっている。一対の側壁36は、第1仕切り壁34よりも一段低くされている。
ホルダ部30の外面には、メルト部50が設けられている。メルト部50については、後ほど詳しく説明する。
外装部40は、ホルダ部30と同じ種類の合成樹脂製であって、ホルダ部30との良好な融着が可能となっている。外装部40は、図1に示すように、全体としてワイヤハーネス10の延び方向に長い棒状をなし、ワイヤハーネス10の端末部からセンサ部品Pの前端にわたる全体を被覆している。
外装部40の前側の部分(以後、外装前部41と称する)は四角柱形状をなし、後側の部分(以後、外装後部42と称する)は円柱形状をなしている。外装前部41には、ホルダ部30の大部分が埋め込まれている。外装後部42には、ホルダ部30の載置部33及びワイヤハーネス10の端末部が埋め込まれている。また、外装後部42は、車両に固定されるブラケット43の挿通孔44に挿通されて固定されている。
ブラケット43は、略長円形の板状をなし、長手方向の一端部に挿通孔44が形成され、他端部にブラケット43を車両に固定するための固定用孔45が形成されている。挿通孔44及び固定用孔45はいずれも略円形状をなしてブラケット43を前後方向(板厚方向)に貫通している。ブラケット43は、挿通孔44において挿通孔44に挿通された外装後部42と一体になっている。車輪速センサSは、ブラケット43の固定用孔45を通して車両の適所にねじ止めなどの方法で固定される。
さて、ホルダ部30の外面には、外装部40の成形時に溶けて外装部40に密着するメルト部50が設けられている。メルト部50は、ホルダ部30の外面に突設されたリブであり、突出端側が尖った断面三角形状をなしている。
メルト部50は、図5に示すように、接続部23とセンサ本体21との間を仕切るようにして設けられた第1メルト部50Fと、隣接する接続部23の間を仕切るように設けられた第2メルト部50Sとを備えている。
第1メルト部50Fは、ホルダ部30の前後方向における中間部に設けられ、前後方向に対して略直交する方向に延びた形態をなしている。第1メルト部50Fは、全体としてホルダ部30の全周を連続して囲むように設けられている。第1メルト部50Fは、前後方向の水分の浸入経路上に二重に設けられている。
第1メルト部50Fは、ホルダ部30の上面に設けられた第1上面メルト部51と、ホルダ部30の左右両側面に設けられた第1側面メルト部52と、ホルダ部30の下面に設けられた第1下面メルト部53とを備えている。第1上面メルト部51、第1側面メルト部52及び第1下面メルト部53のいずれもが、前後に一対ずつ略平行をなすように形成されている。
第1上面メルト部51は、図5に示すように、第1仕切り壁34の上面に設けられている。前後一対の第1上面メルト部51のうち後側の第1上面メルト部51には、後述する第2上面メルト部55が連なっている。
第1側面メルト部52は、図6に示すように、第1上面メルト部51の幅方向における両端からホルダ部30の側面を略垂直に垂下し、ホルダ部30の下面に至っている。
第1下面メルト部53は、図7に示すように、ホルダ部30の下面を横切って第1側面メルト部52の下端に連なっている。第1下面メルト部53の中間部は、コンデンサ24の埋設部位を避けるようにして一段後側にずれた形状をなしている。前後一対の第1下面メルト部53のうち後側の第1下面メルト部53には、後述する第2下面メルト部57が連なっている。
第2メルト部50Sは、ホルダ部30の後部に設けられ、前後方向に延びた形態をなしている。第2メルト部50Sは、隣り合う接続部23の間に位置する部位の全体を連続して囲むように設けられている。第2メルト部50Sは、左右方向(ホルダ部30の幅方向)の水分の浸入経路上に二重に設けられている。
第2メルト部50Sは、ホルダ部30の上面に設けられた第2上面メルト部55と、後面に設けられた第2後面メルト部56と、下面に設けられた第2下面メルト部57とを備えている。第2上面メルト部55、第2後面メルト部56及び第2下面メルト部57のいずれもが、左右に一対ずつ略平行をなすように形成されている。
第2上面メルト部55は、図5に示すように、第2仕切り壁35の上面に設けられている。第2上面メルト部55は、第2仕切り壁35の左右両側縁に沿って前後方向に延びている。
第2上面メルト部55の前端は、第1上面メルト部51に連なっている。第2上面メルト部55と第1上面メルト部51とは略垂直をなし、第1上面メルト部51のうち第2上面メルト部55が連なっている部分(左右一対の第2上面メルト部55の間に位置する部分)は途切れた形態をなしている。
第2後面メルト部56は、図6に示すように、第2上面メルト部55の後端からホルダ部30の後面を略垂直に垂下し、ホルダ部30の下面に至っている。第2後面メルト部56は、図9に示すように、第2仕切り壁35の後面の左右両側縁に沿って形成されている。
第2下面メルト部57は、図7に示すように、ホルダ部30の下面を前方に延び、第2後面メルト部56の下端に連なっている。第2下面メルト部57の大部分は、後端部よりも一段幅方向の外側にずれた形状をなしている。
第2下面メルト部57の前端は、第1下面メルト部53に連なっている。第2下面メルト部57と第1下面メルト部53とは略垂直をなし、第1下面メルト部53のうち第2下面メルト部57が連なっている部分(左右一対の第2下面メルト部57の間に位置する部分)は途切れた形態をなしている。
次に、本実施例における車輪速センサSの製造方法の一例を説明する。この車輪速センサSの製造方法は、センサ部20をホルダ部30に保持させてセンサ部品Pを製造するセンサ部品製造工程と、センサ部品Pの接続端子22に電線11を接続する電線接続工程と、センサ部品Pを外装部40によって樹脂封止する樹脂封止工程と、を経る方法である。
まず、センサ部品製造工程を行う。センサ部品製造工程では、センサ部20を一次成形用の金型内へ位置決めして収容した後、金型内に合成樹脂を注入して硬化させることによりホルダ部30を成形する。これにより、センサ部20がホルダ部30に埋め込まれて一体化したセンサ部品Pが製造される。
次に、電線接続工程を行う。電線接続工程では、センサ部品Pの接続端子22にワイヤハーネス10の電線11の導体12を半田付けなどの方法で接続する。
次いで、樹脂封止工程を行う。樹脂封止工程では、ワイヤハーネス10の端末部をブラケット43の挿通孔44に通した状態で、センサ部品P、ワイヤハーネス10の端末部及びブラケット43を二次成形用の金型内へ位置決めして収容し、金型内に合成樹脂を注入して硬化させることにより外装部40を成形する。成形された外装後部42は、ブラケット43の挿通孔44の周面に一体的に密着し、ブラケット43と外装部40とが一体化される。
また、樹脂封止工程では、メルト部50が溶けて外装部40に密着する。第1メルト部50Fが溶けて外装部40に密着することにより、接続部23からセンサ本体21側への水分の浸入経路が完全に遮断され、第2メルト部50Sが溶けて外装部40に密着することにより、隣接する接続部23の間の水分の浸入経路が完全に遮断される。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効果について説明する。
本実施例における車輪速センサSは、センサ本体21及びセンサ本体21から延出した接続端子22を有するセンサ部20と、センサ部20を保持するホルダ部30と、を有するセンサ部品Pを備えている。センサ部品Pは、接続端子22が電線11の導体12に接続された状態で外装部40によって樹脂封止されるものであり、ホルダ部30の外面のうち接続部23とセンサ本体21との間を仕切る位置に、外装部40の成形時に溶けるメルト部50が設けられている。
この構成によれば、接続端子22の接続部23とセンサ本体21との間の位置でメルト部50が外装部40に密着するから、電線11の導体12を伝ってホルダ部30に至った水分がセンサ本体21側へ浸入することを防ぐことができる。
また、メルト部50が、ホルダ部30の外面のうち隣接する接続部23の間を仕切る位置に設けられている。この構成によれば、ホルダ部30の外面のうち隣接する接続部23の間の位置でメルト部50が外装部40に密着するから、電線11の導体12を伝ってホルダ部30に至った水分が隣接する接続部23に行き渡って短絡させることを防ぐことができる。
また、メルト部50が、ホルダ部30の外面に突設されたリブであり、リブの突出端側が尖った形状をなしている。この構成によれば、外装部40の成形時にメルト部50の先端部が溶けやすいので、メルト部50を外装部40に確実に密着させることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、メルト部50の具体的な形成位置を例示したが、これに限らず、メルト部の形成位置は、上記実施例と異なるものとしてもよい。具体的には、例えば、メルト部50の形成位置は、図12〜図14に示すように、後側の第1上面メルト部51が第1仕切り壁34の後端縁に沿うようにしてもよく、また第2下面メルト部57が載置部33の左右両端縁に沿うようにしてもよい。
(2)上記実施例では、センサ部品Pは、センサ部20をインサート品としてホルダ部30をインサート成形してなるものとされているが、これに限らず、センサ部品は、センサ部をホルダ部に組み付けて一体化するものであってもよい。
(3)上記実施例では、樹脂封止工程においてブラケット43と外装部40とが一体化するものとされているが、これに限らず、例えば、樹脂封止工程の後、成形された外装部をブラケットの挿通孔に通して組み付けることで一体化してもよいし、また樹脂封止工程において外装部とともにブラケットを成形するものとしてもよい。
(4)上記実施例では、窪み部31に防湿材が塗布されているが、必ずしも防湿材を塗布しなくてもよい。
(5)上記実施例では、センサが車輪速センサSである場合について説明したが、これに限らず、本発明は各種のセンサに適用することができる。
(6)上記実施例では、メルト部50が、第1メルト部50Fと第2メルト部50Sとを有しているが、必ずしも第2メルト部を有さなくても良い。
(7)上記実施例では、メルト部50が、二重に形成されているが、必ずしもメルト部は二重に形成しなくてもよく、一重もしくは三重以上に形成してもよい。
P…センサ部品
S…車輪速センサ(センサ)
11…電線
12…導体
20…センサ部
21…センサ本体
22…接続端子
23…接続部
30…ホルダ部
40…外装部
50…メルト部

Claims (6)

  1. センサ本体及び前記センサ本体から延出した接続端子を有するセンサ部と、
    前記センサ部を保持するホルダ部と、を有し、
    前記接続端子が電線の導体に接続された状態で外装部によって樹脂封止されるセンサ部品であり、
    前記ホルダ部の外面のうち前記接続端子の前記導体との接続部と前記センサ本体との間を仕切る位置に、前記外装部の成形時に溶けるメルト部が設けられているセンサ部品。
  2. 前記メルト部が、前記ホルダ部の外面のうち隣接する前記接続部の間を仕切る位置に設けられている請求項1に記載のセンサ部品。
  3. 前記メルト部が、前記ホルダ部の外面に突設されたリブであり、前記リブの突出端側が尖った形状をなしている請求項1または請求項2に記載のセンサ部品。
  4. 前記ホルダ部に、前記接続端子の一部を露出する窪み部が形成され、
    前記窪み部に、防湿材が塗布されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のセンサ部品。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のセンサ部品と、
    前記センサ部品を樹脂封止する外装部と、を備え、
    前記メルト部が溶けて前記外装部に密着しているセンサ。
  6. 請求項5に記載のセンサを製造する方法であり、
    前記センサ部を前記ホルダ部に保持させて前記センサ部品を製造するセンサ部品製造工程と、
    前記センサ部品の接続端子に電線を接続する電線接続工程と、
    前記センサ部品を外装部によって樹脂封止する樹脂封止工程と、を経る方法であり、
    前記樹脂封止工程において前記メルト部が溶けて前記外装部に密着するようになっているセンサの製造方法。
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