JP2018054362A - 人体検知装置 - Google Patents

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【課題】 干渉防止性能を維持しつつ、より早く人体検出を判断することができる人体検知装置を提供すること。【解決手段】 送信部と、受信部と、ミキシング部と、を有するセンサ部と、センサ制御部と、判定部と、を有する制御部と、を備えた人体検知装置であって、ミキシング部は、m個のドップラ信号を生成可能であり、センサ制御部は、ドップラ信号毎に一定間隔でn回のパルス状の送信信号を第1期間に亘って送信するブロック送信を行うと共に、ブロック送信を所定間隔で繰り返して送信し、センサ制御部は、第2期間を、ブロック送信毎に、且つ、ドップラ信号毎に可変可能であり、判定部は、ブロック送信において、ドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、ドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数のブロック送信に亘って結果が人体有りと判定されると人体有りを確定する。【選択図】 図7

Description

本発明は、化粧室内に連立して配置される複数の衛生機器において、マイクロ波ドップラセンサを用いて人体を検出する人体検知装置に関する。
従来、人体の有無に基づいて衛生機器を動作させるために、マイクロ波ドップラセンサをセンサ部として用いて人体を検出する人体検知装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の人体検知装置は、赤外線によって人体検出などを行う人体検知装置に比べ、センサ部を衛生機器内に配置することができる点で有効である。すなわち、マイクロ波が衛生機器の例えば陶器部を透過することができるという特性を利用して、センサ部を衛星機器の内側に隠すことができるため、人体検知装置の美観を向上させることができるのである。
このような人体検知装置は、公共施設、空港、駅、ホテル等の同一化粧室内に複数設置されることが多い。同一化粧室内にこの人体検知装置が複数設置された場合、隣接した人体検知装置のセンサ部同士が干渉し、人体の正常な検知ができないことがある。
そのため、特許文献1では、パルス状の送信信号と送信信号が人体に反射した受信信号とを用いてドップラ信号を生成し、パルス状の送信信号を送信する際に、送信信号を所定の第1期間に亘って送信するブロック送信を行い、そのブロック送信を一定間隔で繰り返して送信し、かつ、ブロック送信毎に、第1期間の開始から最初にパルス状の送信信号を送信するまでの遅延時間を変えること(ランダム間欠駆動)で、同じパルス周期の電波の干渉が発生したとしても、継続して連続的に干渉し、人体を誤検知する可能性が極めて低くすることができ、人体を正常に検知することができることが開示されている。
特開2007−247280号
しかしながら、特許文献1では、誤検知でなく正常に人体検知できたかを判断する場合する場合、所定の第1期間ごとに1つの閾値の判断しかできない。そのため、温水洗浄便座のように、トイレの入室直後により早く人体を検出する必要がある衛生機器においては、干渉防止性能を維持しつつ、人体が便器前に到達するまでに正常に人体検知を判断できない場合がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、干渉防止性能を維持しつつ、より早く人体を判断することができる人体検知装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本請求項1に係る発明は、電波をパルス状の送信信号として送信する送信部と、前記送信部から送信されて人体によって反射した電波を受信信号として受信する受信部と、前記送信信号と前記受信信号とをミキシングしてドップラ信号を生成するミキシング部と、を有するセンサ部と、前記センサ部の動作を制御するセンサ制御部と、前記センサ部から出力された前記ドップラ信号に基づいて人体の有無を判定する判定部と、を有する制御部と、を備えた人体検知装置であって、前記ミキシング部は、m個(mは2以上の整数)の前記ドップラ信号を生成可能であり、前記センサ制御部は、前記送信部からm個の前記ドップラ信号毎に一定間隔でn回のパルス状の前記送信信号を第1期間に亘って送信するブロック送信を行うと共に、前記ブロック送信を所定間隔で繰り返して送信する、人体検知装置において、前記センサ制御部は、前記第1期間の開始から最初に前記パルス状の前記送信信号を送信するまでの遅延時間である第2期間を、前記ブロック送信毎に、且つ、m個の前記ドップラ信号毎に可変可能であり、前記判定部は、前記ブロック送信において、m個の前記ドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、m個の前記ドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数の前記ブロック送信に亘ってブロック仮判定の結果が人体有りと判定されると、人体有りを確定して出力することを特徴とする。
本請求項1に係る発明の人体検知装置によれば、送信信号を送信するまでの遅延間隔である第2期間をブロック送信毎に変えることで、センサ部同士の干渉が1回のブロック送信以上の期間で継続しにくくなる。
また、遅延時間をドップラ信号ごとに変えず一律にブロック送信毎にずらしていた場合、1回のブロック送信において、m個のドップラ信号のいずれかが干渉していると、残りのドップラ信号の遅延時間も同じため、m個のドップラ信号すべてが干渉していると考えられるが、遅延時間をm個のドップラ信号毎に変えることで、1回ブロック送信において、m個のドップラ信号のいずれかが干渉していても、遅延時間が異なる残りのドップラ信号は必ずしも干渉しなくなる。つまり、1回のブロック送信において、センサ部同士が干渉する確率を下げることができる。
このドップラ信号を用いて、1回のブロック送信において、m個のドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、m個のドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数のブロック送信に亘ってブロック仮判定の結果が人体有りと判定されると、人体有りを確定するので、あるブロック送信でm個のドップラ信号のいずれかが干渉している際にも、干渉していない残りのドップラ信号で人体検知の仮判定を行うことができ、もし、あるブロック送信で、m個のドップラ信号のすべてが干渉を起こしていた際にも、直ちに人体検知と判断されず、人体の誤検知を抑制することができる。また、ブロック送信において、m個のドップラ信号の干渉が複数回起こった際にも、人体の誤検知を抑制することができる。
つまり、従来よりもセンサ部同士の干渉確率の低い1回のブロック送信で人体検知の仮判定を行うことができるので、従来と同じ干渉防止性能を出すために、人体有りと確定するためのブロック送信の数は、従来よりも少なくてよい。
したがって、従来と同じ干渉防止性能で人体検知の判定を確定するために、ブロック送信の数を減らすことができるので、干渉防止性能を維持したまま、より早く人体検知を判断できる。
本請求項2に係る発明は、m個の前記ドップラ信号は、前記送信信号と前記受信信号との位相差が互いに異なることを特徴とする。
本請求項2に係る発明の人体検知装置によれば、m個のドップラ信号は、送信信号と受信信号との位相差が互いに異なっているので、ドップラ信号を観測する際に、波の山と谷が変わる変極点を観測してしまい、ドップラ信号が分からず、人体検知の仮判定ができないなどの、ドップラ信号が波であることの影響を抑えることができる。
また、人体の接近/離遠を判定するための信号として、人体を検知するためのm個のドップラ信号を流用することができるため、CPUの負荷を減らすことができる。
本請求項3に係る発明は、前記センサ制御部は、前記第2期間を前記ブロック送信毎にランダムに設定することを特徴とする。
本請求項3に係る発明の人体検知装置によれば、センサ制御部は、第2期間をブロック送信毎にランダムに設定するので、センサ部同士の干渉が時間的に連続する確率を低減することができ、さらに、複雑なアルゴリズムを構築せずに遅延時間の設定ができるため、CPUへの負荷を少なくすることができる。
本請求項4に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の人体検知装置と、温水洗浄便座と、を有し、前記温水洗浄便座は、前記判定部からの出力によって制御されるトイレ装置。
本請求項4に係る発明のトイレ装置によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の人体検知装置を備えているので、人体検知に基づく温水洗浄便座の動作をより早く実行することができ、使い勝手が向上する。
本発明によれば、干渉防止性能を維持しつつ、より早く人体検出を判断することができる人体検知装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る人体検知装置が設置されたトイレブースを表す平面図である。 本発明の実施形態に係る人体検知装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係るセンサ部の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る差動増幅部の原理を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る制御部の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るドップラ信号の取得処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るブロック送信の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る人体の有無の判定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る人体検知装置が設置されたトイレブースを表す平面図である。図2は、本発明の実施形態に係る人体検知装置の斜視図である。
図1に示すように、トイレブース内にマイクロ波ドップラセンサをセンサ部として用いて人体検出を行う人体検知装置1を複数隣接させて配置したトイレシステムSに関して説明する。また、実施形態では電波については、マイクロ波を記載しているが、マイクロ波とは電波の周波数による分類の一つである。一般的には波長100マイクロメートル〜1メートル、周波数300メガヘルツ〜3テラヘルツの電波(電磁波)を指し、この範囲には、デシメートル波(UHF)、センチメートル波(SHF)、ミリメートル波(EHF)、サブミリ波が含まれる。
図2に示すように、人体検知装置1は、いわゆる洋式腰掛便器の大便器10と、大便器10の上方に設けられた便座装置20と、を備える。大便器10には、使用者の汚物や排尿を受けるボウル部11が形成されている。また、トイレブース内の側壁(側方側の壁3)には、例えば遠隔操作装置30が設けられており、便座装置20は、この遠隔操作装置30により操作可能とされている。
便座装置20は、便座100と、便蓋200と、ケーシング300とを有している。便座100及び便蓋200は、ケーシング300に対して開閉自在に軸支されている。ここで、便座100が閉じられているとき、便座100はボウル部11の上縁部を覆うように設けられている。また、便蓋200が閉じられているとき、便蓋200は便座100の上面及びボウル部11の内側を覆うように設けられている。
便座装置20のケーシング300の内部には、電波を放射して人体を検知するセンサ部400と、センサ部400や遠隔操作装置30からの信号を受信する制御部500と、制御部500からの信号によって動作する被制御部600が設けられている。
被制御部600は、具体的には、便座開閉ユニットや便蓋開閉ユニット、局部洗浄ユニット、局部洗浄ユニット、便器洗浄ユニット、脱臭ユニット、温風ユニット等である。
つぎに、図3、図4を用いて本発明の実施形態に係るセンサ部について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るセンサ部の概略構成図である。図4は、本発明の実施形態に係る差動増幅部の原理を示した説明図である。
センサ部400は、マイクロ波ドップラセンサであり、所定の領域に向かってマイクロ波、もしくは、ミリ波等の高周波の電波を放射し、検知領域内に入った人体などの人体を検知する。
図3に示すように、具体的には、センサ部400は、10.525GHzの電気信号である送信信号TWを生成する発振器410と、発振器410から出力される送信信号TWを10.525GHzのマイクロ波として送信する送信部420と、送信部420から送信されたマイクロ波が人体によって反射され、その反射波を受信して電気信号に変換した受信信号RWを出力する受信部430と、送信信号TWの周波数と受信信号RWの周波数との差分信号であるドップラ信号を出力するミキシング部440を有している。
また、センサ部400は、ミキシング部440と制御部500との間に設けられる差動増幅部450を有している。
なお、本実施形態において、送信部420と受信部430は別に設けられる構成を説明したが、送信部420と受信部430は一体であってもよい。つまり、送信部420と受信部430の機能を有するアンテナを一つだけ設ける構成であってもよい。
センサ部400は、人体の動きを検出するために用いるドップラ信号である、第一ドップラ信号I、第ニドップラ信号Q、第三ドップラ信号Dを出力している。第一ドップラ信号I、第ニドップラ信号Q、第三ドップラ信号D(以下、3個のドップラ信号を同時に呼ぶ場合は、ドップラ信号(I、Q、D)と呼ぶ。)は、送信信号TWと受信信号RWとの位相差が互いに異なるドップラ信号である。つまり。センサ部400では、位相の異なる3(m)個のドップラ信号(I、Q,D)を連続して出力することができる。
以下、センサ部400における具体的なドップラ信号の出力方法について、説明を行う。
センサ部400は、以下の式(1)に基づいて、人体の動きを検出するために用いる出力信号であるドップラ信号を出力している。
Figure 2018054362
発振器410によって生成された送信信号TWは、送信部420とミキシング部440へそれぞれ送信される。発振器410から送信部420へ送信された送信信号TW(送信周波数FS)は、送信部420から外部へ放射される。そして、送信部420から送信された送信信号TWは、速度νで移動している人体に反射する。この反射波RWは、相対運動によるドップラ周波数シフトを受けているためその周波数はFbとなり、受信部430によって受信される。
ここで、本実施形態においては、人体として検出するためのドップラ信号を50(Hz)以下としている。なお、50(Hz)以下のドップラ信号は、人体の速度νが約0.7(m/s)以下の速度であるときにセンサ部400から出力され、100〜180(Hz)のドップラ信号は、人体の速度νが約1.4〜2.6(m/s)の速度のときにセンサ部400から出力されるものである。
受信部430によって受信した受信信号RWは、ミキシング部440へ送信される。具体的には、受信部430からミキシング部440に至るまでの伝送路は二つの伝送路に分岐しており、分岐した二つの伝送路の線路長は、一方の伝送路と他方の伝送路を流れる信号が互いに90度の位相差となるように線路長が異なっている。つまり、一方の伝送路を流れる受信信号RWは、受信信号RWの位相と同一の位相である受信信号RW1となり、他方の伝送路を流れる受信信号RWは、受信信号RW1と90度の位相差が設けられた受信信号RW2となる。
ミキシング部440では、送信信号TWと受信信号RW1及び受信信号RW2とに基づいて異なる位相のドップラ信号(I、Q)が生成される。具体的には、ミキシング部440によって送信信号TWと受信信号RW1が合成され、定在波信号及びドップラ効果が反映された信号を含んだ第一ドップラ信号Iが生成される。さらに、ミキシング部440によって、送信信号TW及び受信信号RW2に基づいて、第一ドップラ信号Iと異なる位相を設けた第二ドップラ信号Qが生成される。具体的には、第二ドップラ信号Qは、第一ドップラ信号Iとの位相差が90度となっている。
このように、本実施形態においては、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Qの二つのドップラ信号の位相をずらす方法として、1種類の送信信号TWを送信し、送信信号TWの反射波である受信信号RWの位相をずらす方法を採用している。
なお、本実施形態において、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Qとの位相差は90度に限定されない。ただし、人体の接近/離遠が判定可能であって、人体の有無が判定可能であるような位相差であれば、対象物の情報をより多く取得できるため、より人体検知の精度が高まる。
ミキシング部440によって生成された第一ドップラ信号I及び第二ドップラ信号Qは、差動増幅部450と制御部500へ出力される。
差動増幅部450では、ミキシング部440から入力された第一ドップラ信号I及び第二ドップラ信号Qに基づいて、第三ドップラ信号Dが生成される。具体的には、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Qの差分を算出し、算出した差分信号として第三ドップラ信号Dを得る。このようにして差動増幅部450によって生成された第三ドップラ信号Dは、判定部510へ出力される。
つまり、センサ部400は、センサ部400から送信信号TWが送信されると、第一ドップラ信号I、第ニドップラ信号、第三ドップラ信号が制御部500に出力されることになる。
ここで、図4を用いて、差動増幅部450の詳細について説明する。差動増幅部450は、オペアンプと複数の抵抗(R1、R2)を有している。
この差動増幅部450において、イマジナリーショート(仮想接地)より、第一ドップラ信号Iの出力電圧V1は、下記の式(2)で表すことができる。
Figure 2018054362
また、オペアンプ入力のハイインピーダンス特性より、下記の式(3)を求めることができる。
Figure 2018054362
以上の式(2)及び式(3)より、第三ドップラ信号Dの出力電圧V0は、下記の式(4)で表すことができる。
Figure 2018054362
さらに、第一ドップラ信号Iの出力電圧V1と、第一ドップラ信号Iとの位相差が90度である第二ドップラ信号Qの出力電圧V2とを、下記の式(5)のように、
Figure 2018054362
とし、さらに、R1=R2、つまり、ゲインが1(一定)であるとすると、第三ドップラ信号Dの出力電圧V0と、第一ドップラ信号Iの出力電圧V1及び第二ドップラ信号Qの出力電圧V2との関係は、下記の式(6)で表すことができる。
Figure 2018054362
このように、第三ドップラ信号の出力電圧V0の振幅は、第一ドップラ信号Iの出力電圧V1(または第二ドップラ信号Qの出力電圧V2)の振幅の√2倍である。また、第三ドップラ信号Dの出力電圧V0は、cos関数として位相がπ/4進むような波形となる。つまり、差動増幅部450によって、第一ドップラ信号I及び第二ドップラ信号Qの出力電圧の振幅よりも大きく、第一ドップラ信号I及び第二ドップラ信号Qの出力電圧と位相の異なる、第三ドップラ信号Dを得ることができる。
以上のように、制御部500には、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Qと第三ドップラ信号Dの位相の異なる3個のドップラ信号(I、Q、D)が出力される。
このようにして、センサ部400から制御部500に出力されたドップラ信号(I、Q、D)により、制御部500は、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Qの波形パターンを用いて人体の接近/離反情報、ドップラ信号Dを用いて人体有無の判定等を行うことができる。
次に、図5を用いて、本実施形態における制御部の概略構成についての説明を行う。図5は、本発明の実施形態に係る制御部の概略構成図である。
図5に示すように、制御部500は、センサ部400からのドップラ信号(I、Q、D)を受信する判定部510と、判定部510や遠隔操作装置30からの信号を受信して被制御部600へ指令信号を送信する動作指令部520と、を有している。
また、制御部500は、コード情報を出力するコード出力部530と、コード出力部530から出力されるコード情報に応じたタイミングでセンサ部400を制御するセンサ制御部540と、を有している。
判定部510は、センサ部400からの出力信号を受信し、受信した信号に基づいて人体の有無や、人体の接近/離遠を判定する。なお、人体の有無の判定や人体の接近/離遠の判定の具体的な方法については、後述する。
動作指令部520は、判定部510や遠隔操作装置30からの信号を受けると、受信した信号に基づいて、被制御部600の各ユニットに指令信号を適宜送信し、被制御部600が所定の動作を行うように制御する。
具体例としては、人体検知装置1の使用者が、遠隔操作装置30における便座100を開くボタン(図示せず)を押すと、遠隔操作装置30から動作指令部520へ信号が送信される。または、人体検知装置1の使用者が、人体検知装置1に接近すると、判定部510から動作指令部520へ信号が送信される。動作指令部520は、判定部510又は遠隔操作装置30からの信号を受信すると、被制御部600の便座開閉ユニットへ指令信号を送信し、便座100を開くように制御する。
ところで、人体検知装置1を複数隣接したトイレシステムSにおいては、隣接するセンサ部400同士が互いに影響しあい、人体の誤検出を発生する恐れがある。
そこで、センサ制御部540は、センサ部400を等間隔サンプリング周期Taでn回間欠動作させている。
この間欠動作により、人体検知装置1を複数隣接したトイレシステムSにおいては、隣接するセンサ部400同士が互いに影響しあい、人体の誤検出を発生する恐れがある場合でも、センサ部400同士が同時に動作する可能性を低減することができ、人体の誤検知の抑制を行うことができる。
また、等間隔でサンプリングを行うことにより、基準周期に合わせた信号値に変換する処理が不要となり、制御部500の付加を減らすことができる。
なお、n回の間欠動作はデジタルフィルタ処理に必要な回数に設定され、回数を最小限に抑えることで、第1期間T1内の演算処理を間引くことができる。
さらに、センサ部400同士が同時に動作する可能性を低減するために、センサ制御部540は、コード出力部530から出力されるコード情報に基づいて、所定の第1期間T1ごとに、第一ドップラ信号Iのサンプリングタイミングをずらすための第2期間T2iと、第ニドップラ信号Qのサンプリングタイミングをずらす第2期間T2qと、第三ドップラ信号Dのサンプリングタイミングをずらすための第2期間T2d(以下、3個の第2期間を同時に呼ぶ場合は、第2期間(T2i、T2q、T2d)と呼ぶ。)と、を設定している。第1期間T1は、人体の有無の判定を行うために必要な期間を複数に分割した期間である。なお、サンプリングタイミングとは、制御部500がドップラ信号を取得するタイミングのことである。
つまり、センサ制御部540は、送信部420から一定間隔でn回のパルス状の送信信号TWを第一期間T1に亘って送信(以下、「ブロック送信」と呼ぶ。)を行い、第1期間の開始から最初に送信信号TWを送信するまでの遅延時間である第2期間(T2i、T2q、T2d)を、ブロック送信毎に、且つ、ドップラ信号の種類毎に、変えながらブロック送信を繰り返す。
具体的な、制御部500のドップラ信号(I、Q、D)の取得処理について、図6を用いて具体的に説明する。図6は、本発明の実施形態に係るドップラ信号の取得処理のフローチャートである。
ここで、本実施形態において、ドップラ信号(I、Q、D)ごと設定されている第2期間(T2i、T2q、T2d)の初期値は、第1期間T1開始前にコード情報に基づいて、予め設定されている。
なお、第2期間(T2i、T2q、T2d)を設定するためのコード情報は、コード出力部530において、疑似乱数アルゴリズムあるいは乱数生成回路によってランダムな値が算出される。
まず、制御部500は、第1期間T1が開始されると(S1)、センサ部400の動作を開始させ、サンプリング周期Taのカウントを開始する(S2)。
そして、制御部500は、第2期間T2iが経過したかを判断する(S3)。
次に、第2期間T2iが経過した場合(S3、Yes)、制御部500は、第一ドップラ信号Iを取得する(S4)。そして、サンプリング周期Taが経過したかを判断する(S5)。
一方で、第2期間T2iが経過していない場合(S3、No)、制御部500は、S3の処理をループし、第2期間T2iの経過を待つ。
次に、サンプリング周期Taが経過した場合(S5、Yes)、サンプリング周期Taのカウントをリセットして、再度、サンプリング周期Taのカウントを開始する。(S6)そして、制御部500は、第2期間T2qが経過したかを判断する(S7)。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S5、No)、制御部500は、S5の処理をループし、サンプリング周期Taが経過を待つ。
次に、第2期間T2qが経過した場合(S7、Yes)、制御部500は、第二ドップラ信号Qを取得する(S8)。そして、サンプリング周期Taが経過したかを判断する(S9)。
一方で、第2期間T2qが経過していない場合(S7、No)、制御部500は、S7の処理をループし、第2期間T2qの経過を待つ。
次に、サンプリング周期Taが経過した場合(S9、Yes)、サンプリング周期Taのカウントをリセットして、再度、サンプリング周期Taのカウントを開始する。(S10)そして、制御部500は、第2期間T2dが経過したかを判断する(S11)。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S9、No)、制御部500は、S9の処理をループし、サンプリング周期Taが経過を待つ。
次に、第2期間T2dが経過した場合(S11、Yes)、制御部500は、第三ドップラ信号Dを取得する(S12)。そして、サンプリング周期Taが経過したかを判断する(S13)。
一方で、第2期間T2qが経過していない場合(S11、No)、制御部500は、S11の処理をループし、第2期間T2qの経過を待つ。
次に、サンプリング周期Taが経過した場合(S13、Yes)、制御部500は、第1期間T1が終了したかを判断する(S14)。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S13、No)、制御部500は、S13の処理をループし、サンプリング周期Taの経過を待つ。
次に、第1期間T1が終了した場合(S14、Yes)、制御部500は、ドップラ信号(I、Q、D)ごとに設定されている第2期間(T2i、T2q、T2d)を再設定し(S15)、ドップラ信号(I、Q、D)の取得処理を終了する(S16)。
以上のように、ドップラ信号(I、Q、D)の受信は、1つの第1期間T1内において、第一ドップラ信号I、第二ドップラ信号Q、第三ドップラ信号Dと順番に取得される。
次に、本発明の実施形態に係るブロック送信の例を示す。図7は、本発明の実施形態に係るブロック送信の例を示す図である。
本実施形態においては、第1期間T1は、第1期間T1内において、ドップラ信号(I、Q、D)が少なくとも2回以上観測できるような長さに設定されており、第1期間T1内において、センサ部400は、n回の間欠動作を行われる。
なお、1回のブロック送信における1つの単位ブロックを「間欠動作ブロック」と呼ぶ。
また、本実施形態においては、人体検出のために160Hzまでのドップラ信号を得ることができればよいため、サンプリング周波数は、320Hzよりも高い周波数であればよい。そこで、本実施形態においては、等間隔サンプリング周期Taを1ms(サンプリング周波数Hz)とする。また、1回のサンプリングのためにセンサ部400を動作させるための期間U(以下、「駆動期間U」とする。)を10μSとする。
なお、サンプリング周期Taは、ドップラ信号(I、Q、D)ですべて同様である。
第2期間(T2i、T2q、T2d)は、0<T2i、T2q、T2d<Taであるため、第一ドップラ信号Iと第二ドップラ信号Q、第一ドップラ信号Iと第三ドップラ信号Dなどの異なるドップラ信号同士でサンプリングタイミングが重ならない。
1回目のブロック送信における第1間欠動作ブロックにおいて、センサ制御部540は、コード出力部530が「コード1」のコード情報に基づいて、第2期間(T2i(1)、T2q(1)、T2d(1))を決定する。そして、第1間欠動作ブロックにおいて、センサ部400は、サンプリング周期Ta開始時点からT2i(1)、T2q(1)、T2d(1)だけずらして、ドップラ信号(I、Q、D)をn回サンプリングする間欠動作を行う。
次に、第1間欠動作ブロック終了後、2回目のブロック送信における第2間欠動作ブロックにおいて、センサ制御部540は、コード出力部530から出力された「コード2」のコード情報に基づいて、第2期間(T2i、T2q、T2d)を決定する。そして、第2間欠動作ブロックにおいて、センサ部400は、サンプリング周期Ta開始時点から第2期間(T2i(2)、T2q(2)、T2d(2))だけずらして、ドップラ信号(I、Q、D)をn回サンプリングする間欠動作を行う。
次に、判定部510による人体の有無の判定処理を図8のフローチャートを用いて具体的に説明する。図8は、本発明の実施形態に係る人体の有無の判定処理のフローチャートである。
まず、センサ制御部540が、センサ部400を駆動時間Uで動作させるブロック送信を開始し、人体有無の判定処理が開始されると(S1)、第1期間T1内において、判定部510は、人体検出データであるドップラ信号(I、Q、D)のいずれかを受信したかを判定する(S2)。なお、ドップラ信号(I、Q、D)の受信の判定については、ドップラ信号(I、Q、D)の出力電圧が閾値よりも大きいか否かで判定する。
ドップラ信号を受信した(ドップラ信号の出力電圧が閾値より大きい)と判定すると(S2:Yes)、同じ第1期間T1内において、3個のドップラ信号(I、Q、D)をすべて1回以上受信したかを判定する(S3)。なお、3個のドップラ信号(I、Q、D)は同時に受信されなくてもよく、同じ第1期間T1内であれば、別々のタイミングでそれぞれのドップラ信号(I、Q、D)を受信した場合でもよい。
一方で、ドップラ信号(I、Q、D)を受信していない(ドップラ信号が閾値より小さい)と判定すると(S2:No)、判定部510は、同じ第1期間T1が終了したかを判定する(S4)。第1期間T1が終了と判定されると(S4:Yes)、判定部510は、人体非検知と判定し(S5)、感知カウンタNのカウントをリセットして(S6)、人体有無の判定処理を終了する(S7)。また、第1期間T1が終了していないと判定すると(S4:No)、S2の処理に戻り、ドップラ信号の受信を待つ。
つまり、判定部510は、同じ第1期間T1内であれば、人体の有無を確認し続け、前回のブロック送信における第1期間T1から連続して、人体の有無を確認できない場合は、判定処理がリセットされ、人体の有無の判定を一から行う。言い換えると、1回のブロック送信における1つの第1期間T1においてのみ出力電圧が高くなるドップラ信号(I、Q、D)に対しては、判定部510は、人体有りと判定しない。
次に、同じ第1期間T1内において、ドップラ信号(I、Q、D)のすべての信号を1回以上受信すると(S3:Yes)、感知カウンタNを+1だけインクリメントする(S8)。そして、判定部510は、感知カウンタNが所定値以上かを判定する(S9)。なお、本実施形態において、判定部510は、感知カウンタNが3以上かを判定する。
一方で、同じ第1期間T1内において、ドップラ信号(I、Q、D)のすべての信号を1回以上受信していない場合(S3:No)、判定部510は、第1期間T1が終了したかを判定する(S10)。
第1期間T1が終了の場合(S10:Yes)、判定部510は、人体非検知と判定し(S5)、感知カウンタNのカウントをリセットして(S6)、人体有無の判定処理を終了する(S7)。第1期間T1が終了していないときは(S10:No)、感知カウンタNの値をリセットせずS2の処理に戻る。つまり、同じ第1期間T1内において、ドップラ信号(I、Q、D)のうち、いずれかの信号が一度も受信できなかった場合は、検知対象物の誤検知があったとみなされ、感知カウンタの値はリセットされる。
次に、感知カウンタNが所定以上のとき(S9:Yes)、判定部510は、人体の有りと判定し、動作指令部520に判定結果を送信する(S11)。そして、判定部510は、感知カウンタNを0にリセットして(S6)、人体の有無の判定処理を終了(S7)する。
一方で、感知カウンタNが3以上ではないときには(S9:No)、判定部510は、同じ第1期間T1が終了かを判定する(S12)。
第1期間T1が終了の場合は(S12:Yes)、S2の処理に戻る。第1期間が終了でないときは(S12:No)、第1期間T1が終わるまで、S12の処理をループする。
つまり、同じの第1期間T1において、感知カウンタNが+1インクリメントされるのは一度のみであり、一度感知カウンタNが+1インクリメントされると、同じ第1期間T1内、つまり、1回のブロック送信では判定処理が進まない。そのため、人体の誤検知による影響を低減することができる。
このように、判定部510は、すべてのドップラ信号(I、Q、D)を連続して受信した場合にだけ、人体有りと判定するため、何れかのドップラ信号(I、Q、D)が干渉していたとしても、1回のブロック送信で人体の有無を正確に判断できる。
以上のように、制御部500は、センサ部400をサンプリング周期Taで間欠動作させているので、センサ部400を用いた複数の人体検知装置1において、センサ部400同士が長期間継続して干渉しあい、人体の誤検出や検出漏れを起こしてしまう恐れを低減できる。
さらに、所定の第1期間T1ごとにサンプリングタイミングをずらす第2期間(T2i、T2q、T2d)を設定しているので、間欠動作のタイミングがセンサ部400同士でたまたま一致してしまう場合でも、その一致状態を第1期間T1以上継続させないようにするのである。
第2期間(T2i、T2q、T2d)は、ドップラ信号(I、Q、D)ごとに、それぞれ異なる、つまり、センサ制御部540では、ドップラ信号(I、Q、D)のそれぞれにおいて、サンプリングタイミングをずらしている。そのため、1つの第1期間T1において、ドップラ信号(I、Q、D)ごとに独立して、その出力を判定できるようになり、人体の有無の判定をより早く行うことができ、さらに、同じ第1期間T1内において、ドップラ信号(I、Q、D)のいずれかが、人体検知装置のドップラ信号と干渉している場合でも、残りのドップラ信号を誤検知せず、検出することができる。
つまり、従来よりもセンサ部同士の干渉確率の低い1回のブロック送信で人体検知の仮判定を行うことができるので、従来と同じ干渉防止性能を出すために、人体有りと確定するためのブロック送信の数は、従来よりも少なくてよい。
また、ドップラ信号(I、Q、D)は、それぞれ位相の異なる信号であるので、ドップラ信号を観測する際に、波の山と谷が変わる変極点を観測してしまい、ドップラ信号が分からず、人体検知の仮判定ができないなどの、ドップラ信号が波であることの影響を抑えて、より早く人体有無の判定を行うことができる。
したがって、制御部500は、サンプリング周期Taでセンサ部400を間欠動作させ、サンプリングタイミングを信号ごとにずらす第2期間(T2i、T2q、T2d)を所定の第1期間T1ごとに設定し、位相の異なるドップラ信号(I、Q、D)を信号ごとにサンプリングタイミングをずらし取得して、人体有無の判定を行うことで、干渉による人体の誤検出や検出漏れを低減しつつ、人体の有無の判定をより早く行うことができる。
以上のように、本実施形態について説明をしたが、本発明はこれに限られるものではく、たとえば、コード出力部530を設けずに、センサ制御部540において疑似乱数アルゴリズムあるいは乱数生成回路によってランダムな値を算出し、これをコード情報として動作させるようにしてもよい。
また、コード情報をランダムな値とせず、コード情報を所定の配列で並べたテーブル(図示せず)を記憶部(図示せず)に格納し、このテーブルをセンサ制御部540によって用いることにより、センサ部400の間欠動作を行うようにしてもよい。
S トイレブース
1 人体検知装置
3 壁
10 大便器
20 便座装置
30 遠隔操作装置
100 便座
200 便蓋
300 ケーシング
400 センサ部
410 発振器
420 送信部
430 受信部
440 ミキシング部
450 差動増幅部
500 制御部
510 判定部
520 動作指令部
530 コード出力部
540 センサ制御部
600 被制御部

Claims (4)

  1. 電波をパルス状の送信信号として送信する送信部と、前記送信部から送信されて人体によって反射した電波を受信信号として受信する受信部と、前記送信信号と前記受信信号とをミキシングしてドップラ信号を生成するミキシング部と、を有するセンサ部と、前記センサ部の動作を制御するセンサ制御部と、前記センサ部から出力された前記ドップラ信号に基づいて人体の有無を判定する判定部と、を有する制御部と、を備えた人体検知装置であって、
    前記ミキシング部は、m個(mは2以上の整数)の前記ドップラ信号を生成可能であり、
    前記センサ制御部は、前記送信部からm個の前記ドップラ信号毎に一定間隔でn回のパルス状の前記送信信号を第1期間に亘って送信するブロック送信を行うと共に、前記ブロック送信を所定間隔で繰り返して送信する、
    人体検知装置において、
    前記センサ制御部は、前記第1期間の開始から最初に前記パルス状の前記送信信号を送信するまでの遅延時間である第2期間を、前記ブロック送信毎に、且つ、m個の前記ドップラ信号毎に可変可能であり、
    前記判定部は、前記ブロック送信において、m個の前記ドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、m個の前記ドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数の前記ブロック送信に亘ってブロック仮判定の結果が人体有りと判定されると、人体有りを確定して出力することを特徴とする人体検知装置。
  2. m個の前記ドップラ信号は、前記送信信号と前記受信信号との位相差が互いに異なることを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  3. 前記センサ制御部は、前記第2期間を前記ブロック送信毎にランダムに設定することを特徴とする請求項2記載の人体検知装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の人体検知装置と、温水洗浄便座と、を有し、
    前記温水洗浄便座は、前記判定部からの出力によって制御されるトイレ装置。
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