JP2018054362A - 人体検知装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、干渉防止性能を維持しつつ、より早く人体を判断することができる人体検知装置を提供することである。
また、遅延時間をドップラ信号ごとに変えず一律にブロック送信毎にずらしていた場合、1回のブロック送信において、m個のドップラ信号のいずれかが干渉していると、残りのドップラ信号の遅延時間も同じため、m個のドップラ信号すべてが干渉していると考えられるが、遅延時間をm個のドップラ信号毎に変えることで、1回ブロック送信において、m個のドップラ信号のいずれかが干渉していても、遅延時間が異なる残りのドップラ信号は必ずしも干渉しなくなる。つまり、1回のブロック送信において、センサ部同士が干渉する確率を下げることができる。
このドップラ信号を用いて、1回のブロック送信において、m個のドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、m個のドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数のブロック送信に亘ってブロック仮判定の結果が人体有りと判定されると、人体有りを確定するので、あるブロック送信でm個のドップラ信号のいずれかが干渉している際にも、干渉していない残りのドップラ信号で人体検知の仮判定を行うことができ、もし、あるブロック送信で、m個のドップラ信号のすべてが干渉を起こしていた際にも、直ちに人体検知と判断されず、人体の誤検知を抑制することができる。また、ブロック送信において、m個のドップラ信号の干渉が複数回起こった際にも、人体の誤検知を抑制することができる。
つまり、従来よりもセンサ部同士の干渉確率の低い1回のブロック送信で人体検知の仮判定を行うことができるので、従来と同じ干渉防止性能を出すために、人体有りと確定するためのブロック送信の数は、従来よりも少なくてよい。
したがって、従来と同じ干渉防止性能で人体検知の判定を確定するために、ブロック送信の数を減らすことができるので、干渉防止性能を維持したまま、より早く人体検知を判断できる。
また、人体の接近/離遠を判定するための信号として、人体を検知するためのm個のドップラ信号を流用することができるため、CPUの負荷を減らすことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る人体検知装置が設置されたトイレブースを表す平面図である。図2は、本発明の実施形態に係る人体検知装置の斜視図である。
被制御部600は、具体的には、便座開閉ユニットや便蓋開閉ユニット、局部洗浄ユニット、局部洗浄ユニット、便器洗浄ユニット、脱臭ユニット、温風ユニット等である。
図3は、本発明の実施形態に係るセンサ部の概略構成図である。図4は、本発明の実施形態に係る差動増幅部の原理を示した説明図である。
図3に示すように、具体的には、センサ部400は、10.525GHzの電気信号である送信信号TWを生成する発振器410と、発振器410から出力される送信信号TWを10.525GHzのマイクロ波として送信する送信部420と、送信部420から送信されたマイクロ波が人体によって反射され、その反射波を受信して電気信号に変換した受信信号RWを出力する受信部430と、送信信号TWの周波数と受信信号RWの周波数との差分信号であるドップラ信号を出力するミキシング部440を有している。
また、センサ部400は、ミキシング部440と制御部500との間に設けられる差動増幅部450を有している。
なお、本実施形態において、送信部420と受信部430は別に設けられる構成を説明したが、送信部420と受信部430は一体であってもよい。つまり、送信部420と受信部430の機能を有するアンテナを一つだけ設ける構成であってもよい。
センサ部400は、以下の式(1)に基づいて、人体の動きを検出するために用いる出力信号であるドップラ信号を出力している。
つまり、センサ部400は、センサ部400から送信信号TWが送信されると、第一ドップラ信号I、第ニドップラ信号、第三ドップラ信号が制御部500に出力されることになる。
この差動増幅部450において、イマジナリーショート(仮想接地)より、第一ドップラ信号Iの出力電圧V1は、下記の式(2)で表すことができる。
この間欠動作により、人体検知装置1を複数隣接したトイレシステムSにおいては、隣接するセンサ部400同士が互いに影響しあい、人体の誤検出を発生する恐れがある場合でも、センサ部400同士が同時に動作する可能性を低減することができ、人体の誤検知の抑制を行うことができる。
また、等間隔でサンプリングを行うことにより、基準周期に合わせた信号値に変換する処理が不要となり、制御部500の付加を減らすことができる。
なお、n回の間欠動作はデジタルフィルタ処理に必要な回数に設定され、回数を最小限に抑えることで、第1期間T1内の演算処理を間引くことができる。
なお、第2期間(T2i、T2q、T2d)を設定するためのコード情報は、コード出力部530において、疑似乱数アルゴリズムあるいは乱数生成回路によってランダムな値が算出される。
そして、制御部500は、第2期間T2iが経過したかを判断する(S3)。
一方で、第2期間T2iが経過していない場合(S3、No)、制御部500は、S3の処理をループし、第2期間T2iの経過を待つ。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S5、No)、制御部500は、S5の処理をループし、サンプリング周期Taが経過を待つ。
一方で、第2期間T2qが経過していない場合(S7、No)、制御部500は、S7の処理をループし、第2期間T2qの経過を待つ。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S9、No)、制御部500は、S9の処理をループし、サンプリング周期Taが経過を待つ。
一方で、第2期間T2qが経過していない場合(S11、No)、制御部500は、S11の処理をループし、第2期間T2qの経過を待つ。
一方で、サンプリング周期Taが経過した場合(S13、No)、制御部500は、S13の処理をループし、サンプリング周期Taの経過を待つ。
なお、1回のブロック送信における1つの単位ブロックを「間欠動作ブロック」と呼ぶ。
なお、サンプリング周期Taは、ドップラ信号(I、Q、D)ですべて同様である。
次に、第1間欠動作ブロック終了後、2回目のブロック送信における第2間欠動作ブロックにおいて、センサ制御部540は、コード出力部530から出力された「コード2」のコード情報に基づいて、第2期間(T2i、T2q、T2d)を決定する。そして、第2間欠動作ブロックにおいて、センサ部400は、サンプリング周期Ta開始時点から第2期間(T2i(2)、T2q(2)、T2d(2))だけずらして、ドップラ信号(I、Q、D)をn回サンプリングする間欠動作を行う。
つまり、判定部510は、同じ第1期間T1内であれば、人体の有無を確認し続け、前回のブロック送信における第1期間T1から連続して、人体の有無を確認できない場合は、判定処理がリセットされ、人体の有無の判定を一から行う。言い換えると、1回のブロック送信における1つの第1期間T1においてのみ出力電圧が高くなるドップラ信号(I、Q、D)に対しては、判定部510は、人体有りと判定しない。
つまり、同じの第1期間T1において、感知カウンタNが+1インクリメントされるのは一度のみであり、一度感知カウンタNが+1インクリメントされると、同じ第1期間T1内、つまり、1回のブロック送信では判定処理が進まない。そのため、人体の誤検知による影響を低減することができる。
さらに、所定の第1期間T1ごとにサンプリングタイミングをずらす第2期間(T2i、T2q、T2d)を設定しているので、間欠動作のタイミングがセンサ部400同士でたまたま一致してしまう場合でも、その一致状態を第1期間T1以上継続させないようにするのである。
つまり、従来よりもセンサ部同士の干渉確率の低い1回のブロック送信で人体検知の仮判定を行うことができるので、従来と同じ干渉防止性能を出すために、人体有りと確定するためのブロック送信の数は、従来よりも少なくてよい。
また、ドップラ信号(I、Q、D)は、それぞれ位相の異なる信号であるので、ドップラ信号を観測する際に、波の山と谷が変わる変極点を観測してしまい、ドップラ信号が分からず、人体検知の仮判定ができないなどの、ドップラ信号が波であることの影響を抑えて、より早く人体有無の判定を行うことができる。
また、コード情報をランダムな値とせず、コード情報を所定の配列で並べたテーブル(図示せず)を記憶部(図示せず)に格納し、このテーブルをセンサ制御部540によって用いることにより、センサ部400の間欠動作を行うようにしてもよい。
1 人体検知装置
3 壁
10 大便器
20 便座装置
30 遠隔操作装置
100 便座
200 便蓋
300 ケーシング
400 センサ部
410 発振器
420 送信部
430 受信部
440 ミキシング部
450 差動増幅部
500 制御部
510 判定部
520 動作指令部
530 コード出力部
540 センサ制御部
600 被制御部
Claims (4)
- 電波をパルス状の送信信号として送信する送信部と、前記送信部から送信されて人体によって反射した電波を受信信号として受信する受信部と、前記送信信号と前記受信信号とをミキシングしてドップラ信号を生成するミキシング部と、を有するセンサ部と、前記センサ部の動作を制御するセンサ制御部と、前記センサ部から出力された前記ドップラ信号に基づいて人体の有無を判定する判定部と、を有する制御部と、を備えた人体検知装置であって、
前記ミキシング部は、m個(mは2以上の整数)の前記ドップラ信号を生成可能であり、
前記センサ制御部は、前記送信部からm個の前記ドップラ信号毎に一定間隔でn回のパルス状の前記送信信号を第1期間に亘って送信するブロック送信を行うと共に、前記ブロック送信を所定間隔で繰り返して送信する、
人体検知装置において、
前記センサ制御部は、前記第1期間の開始から最初に前記パルス状の前記送信信号を送信するまでの遅延時間である第2期間を、前記ブロック送信毎に、且つ、m個の前記ドップラ信号毎に可変可能であり、
前記判定部は、前記ブロック送信において、m個の前記ドップラ信号毎に人体有無の判定を行い、m個の前記ドップラ信号すべてで人体有りと判定されると、人体有りと仮判定するブロック仮判定を行うと共に、複数の前記ブロック送信に亘ってブロック仮判定の結果が人体有りと判定されると、人体有りを確定して出力することを特徴とする人体検知装置。 - m個の前記ドップラ信号は、前記送信信号と前記受信信号との位相差が互いに異なることを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
- 前記センサ制御部は、前記第2期間を前記ブロック送信毎にランダムに設定することを特徴とする請求項2記載の人体検知装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の人体検知装置と、温水洗浄便座と、を有し、
前記温水洗浄便座は、前記判定部からの出力によって制御されるトイレ装置。
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