JP2018052335A - 鉄道車両構体 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる鉄道車両構体を提供する。【解決手段】屋根構体2と床構体3と一対の側構体4L,4Rとを備えた鉄道車両構体1Aにおいて、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と、他方の側構体4Rに取り付けられた部材とを着脱自在に連結する連結部材10とを備え、連結部材10は一対の側構体4L,4R等を着脱自在に連結するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両構体に関する。
鉄道車両構体では、側面部からの衝突に対する剛性を確保することが要求されている。例えば、特許文献1では、鉄道車両の車幅方向に伸びるとともに、左右の側構体のそれぞれに設けられた戸袋内柱の上部同士を連結する横吊手棒を備えた鉄道車両構体が開示されている。横吊手棒の両端部は、左右の戸袋内柱にフランジを介して固定されたパイプに挿入されている。また、横吊手棒は、鉄道車両の前後方向に伸びる縦吊手棒と交差し、結合されている。
特許第5244503号明細書
ところで、上記のような技術では、横吊手棒は側構体同士を連結するため、分割された側構体及び横吊手棒等の部材を結合する際の寸法精度について高度なものが要求され、製造時における寸法管理が困難である。また、製造時における取付作業にも手間がかかる欠点がある。
そこで本発明は、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる鉄道車両構体を提供することを目的とする。
本発明は、鉄道車両の上部を構成する屋根構体と、鉄道車両の下部を構成する床構体と、屋根構体と床構体との間で鉄道車両の側面部を構成する一対の側構体と、一方の側構体及び一方の側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体及び他方の側構体に取り付けられた部材のいずれかとを着脱自在に連結する連結部材とを備えた鉄道車両構体である。
この構成によれば、屋根構体と床構体と一対の側構体とを備えた鉄道車両構体において、一方の側構体及び一方の側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体及び他方の側構体に取り付けられた部材のいずれかとを着脱自在に連結する連結部材とを備え、連結部材は一対の側構体等を着脱自在に連結するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる。
この場合、連結部材の端部は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、側構体及び側構体に取り付けられた部材のいずれかから一旦外れた後に、側構体及び側構体に取り付けられた部材のいずれかと当接することが好適である。
この構成によれば、連結部材の端部は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、側構体及び側構体に取り付けられた部材のいずれかから一旦外れた後に、側構体及び側構体に取り付けられた部材のいずれかと当接し、端部が側構体等と当接した連結部材により鉄道車両の幅方向の剛性が確保されるため、側構体等を着脱自在に連結する構造であっても、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保することができる。
また、連結部材は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、その屈曲部が上方に突出するように屈曲することが好適である。
この構成によれば、連結部材は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、その屈曲部が上方に突出するように屈曲するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、衝突により変形した連結部材が鉄道車両の車室内に与える影響を低減することができる。
また、連結部材の端部は、側構体に取り付けられた鉄道車両の握り棒、側構体に取り付けられた鉄道車両の荷棚及び側構体に取り付けられた鉄道車両の袖仕切りのいずれかと着脱自在に嵌合することが好適である。
この構成によれば、連結部材の端部は、側構体に取り付けられた鉄道車両の握り棒、荷棚及び袖仕切りのいずれかと着脱自在に嵌合するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における取付作業がさらに容易となる。
また、連結部材は、一方の側構体及び一方の側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体及び他方の側構体に取り付けられた部材のいずれかとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されていることが好適である。
この構成によれば、連結部材は、一方の側構体及び一方の側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体及び他方の側構体に取り付けられた部材のいずれかとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されているため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における取付作業がさらに容易となる。
本発明の鉄道車両構体によれば、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる。
(A)は第1実施形態の鉄道車両構体を示す横断面図であり、(B)は(A)のα部分を拡大した斜視図である。 図1(B)の連結部材と握り棒との篏合部位を示す正面図である。 図1(A)の鉄道車両構体の側面部からの衝突の際の変形を示す横断面図である。 (A)は図1(A)の鉄道車両構体の側面部からの衝突の際に一旦握り棒から外れた連結部材の端部が握り棒上部取付金に当接した状態を示す図であり、(B)は(A)の状態の後に握り棒上部取付金から外れた連結部材の端部が側構体に当接した状態を示す図である。 実験例における図1(A)の鉄道車両構体、比較例1の鉄道車両構体及び比較例2の鉄道車両構体の側面部からの衝突の際の車室の残存横断面積を示す図である。 比較例1の鉄道車両構体を示す横断面図である。 比較例2の鉄道車両構体を示す横断面図である。 第2実施形態の鉄道車両構体を示す横断面図である。 第3実施形態の鉄道車両構体を示す横断面図である。 第4実施形態の鉄道車両構体を示す横断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る地盤改質方法について、図面を用いて詳細に説明する。図1(A)に示すように、本発明の第1実施形態に係る鉄道車両構体1Aは、鉄道車両の上部を構成する屋根構体2と、鉄道車両の下部を構成する床構体3と、屋根構体2と床構体3との間で鉄道車両の側面部を構成する一対の側構体4L,4Rとを備える。図1(A)中で、Y方向は鉄道車両の車幅方向を示し、Z方向は鉄道車両の上下方向を示す。また、図1(B)中で、X方向は鉄道車両の前後方向を示す。屋根構体2、床構体3及び側構体4L,4Rは、一般的なステンレス鋼又はアルミニウム合金等で製造されている。
鉄道車両構体1Aの車室内には、側構体4L,4Rにそれぞれ取付けられた一対の腰掛5が配置されている。また、鉄道車両構体1Aの車室内には、その下端部を一対の腰掛5に取付けられ、握り棒上部取付金7を介してその上端部を一対の側構体4L,4Rに取付けられた一対の握り棒6が配置されている。握り棒6は、その長手方向が鉄道車両の上方向に伸びるにつれて側構体4L,4Rに近接するように傾斜している。屋根構体2の下面には、鉄道車両の前後方向にその長手方向が伸びる一対の縦吊手棒8が吊手棒支持部材9を介して取り付けられている。
本実施形態の鉄道車両構体1Aは、一方の側構体4L及び一方の側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体4R及び他方の側構体4Rに取り付けられた部材のいずれかとを着脱自在に連結する連結部材10をさらに備える。さらに具体的には、連結部材10の端部11は、側構体4L,4Rに取り付けられた鉄道車両の握り棒6と着脱自在に嵌合する。連結部材10は、例えば、ステンレス鋼の線材又は管材等から形成されている。本実施形態では、連結部材10は、鉄道車両の車幅方向に伸びる横吊手棒及びロールバーとして機能する。
なお、一方の側構体4L及び一方の側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体4R及び他方の側構体4Rに取り付けられた部材のいずれかとを着脱自在に連結するとは、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取り付けられた部材の状態を変化させずに、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取付けられた部材に対して連結部材10のみの取付け及び取外しが可能であることを意味する。連結部材10は、一方の側構体4Lと他方の側構体4Rとを着脱自在に連結してもよく、一方の側構体4Lと他方の側構体4Rに取り付けられた部材とを着脱自在に連結してもよく、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と他方の側構体4Rとを着脱自在に連結してもよい。また、連結部材10は、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と、他方の側構体4Rに取り付けられ一方の側構体4Lに取り付けられた部材とは異なる部材とを着脱自在に連結してもよい。
図1(A)、図1(B)及び図2に示すように、連結部材10の両方の端部11は、その長手方向が、斜め上方であって握り棒6の長手方向に沿って伸びるT字状をなす。握り棒6には、連結部材10の端部11と嵌合する連結部材嵌合部12が取り付けられている。連結部材嵌合部12は、握り棒6に取付けられる円管状の基部13を有する。基部13は、その円管の内周面により握り棒6と摺動自在に当接しつつ、固定ネジ18により握り棒6に固定されている。また、連結部材嵌合部12は、基部13に取付けられた円管状の挿入部14を有する。挿入部14の円管の内部には、連結部材10の端部11が下方から挿入される。挿入部14は、円管状ではなく、端部11を引っ掛けることが可能な鉤状(フック形状)でもよい。
基部13は握り棒6に対して取り付けられる位置を微調整可能であり、端部11が挿入部14に挿入される深さも適宜変更可能である。したがって、連結部材10は、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取付けられた握り棒6の状態を変化させずに、側構体4L,4Rに取付けられた握り棒6に対して連結部材10のみの取付け及び取外しが可能である。
また、握り棒6は、その長手方向が鉄道車両の上方向に伸びるにつれて側構体4L,4Rに近接するように傾斜し、連結部材10の端部11も、その長手方向が斜め上方であって握り棒6の長手方向に沿って伸びるT字状をなすため、連結部材10は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、その屈曲部が上方に突出するように屈曲するような力を加えられる。
以下、本実施形態の鉄道車両構体1Aの鉄道車両の側面部からの衝突の際の作用について説明する。図3に示すように、本実施形態の鉄道車両構体1Aが鉄道車両の側面部から衝突され、剛壁Wに叩き付けられた状態において、連結部材10は、その屈曲部Cが上方に突出するように屈曲する。衝突に伴い連結部材10が上方に持上げられると、端部11が挿入部14に引っ掛かり一体化する。このため、本実施形態の鉄道車両構体1Aでは、衝突直後から、連結部材10が握り棒6に溶接等で一体化されている場合と類似の挙動を示す。
なお、図3に示すように、剛壁Wの側では、連結部材10の端部11と握り棒6の連結部材嵌合部12の挿入部14とは、衝突後も互いに引っ掛かる挙動となる。一方、剛壁Wの側とは反対側では、連結部材10の端部11は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、側構体4L及び側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかから一旦外れる挙動を示す。しかし、本実施形態の鉄道車両構体1Aでは、連結部材10の端部11は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、側構体4L及び側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかから一旦外れた後に、側構体4L及び側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかと当接する。
例えば、図4(A)に示すように、側構体4Lに取り付けられた握り棒6から外れた連結部材10の端部11は、側構体4Lに取付けられた握り棒上部取付金7に当接して引っ掛かるため、側構体4L,4Rが連結部材10により互いに連結されている状態に類似の効果が生じる。図4(B)に示すように、連結部材10の端部11と握り棒上部取付金7との引っ掛かりは衝突の途中で外れてしまうが、連結部材10の端部11と握り棒上部取付金7との引っ掛かりが外れた後に、連結部材10の端部11は側構体4Lに当接するため、側構体4L,4Rが連結部材10により互いに連結されている状態に類似の効果は、衝突の終了まで持続する。なお、衝突の終了まで、連結部材10の端部11と握り棒6の連結部材嵌合部12の挿入部14との引っ掛かりが維持されるような構造とすることで、側構体4L,4Rが連結部材10により互いに連結されている状態により近い衝突後の車室の残存横断面積が確保できる。
図5に示すように、実験例として本実施形態の鉄道車両構体1Aと、比較例1として図6に示す連結部材10により側構体4L,4Rが連結されていない鉄道車両構体100と、比較例2として図7に示す握り棒6に端部110が溶接された連結部材10により側構体4L,4Rが連結されている鉄道車両構体200とに対して、鉄道車両の側面部からの衝突を想定した同じ条件の衝突試験を行った。比較例1の連結部材10が無い鉄道車両構体100における衝突後の車室の残存横断面積を1とすると、比較例2の連結部材10が溶接された鉄道車両構体200における衝突後の車室の残存横断面積は1.15であった。一方、実験例の本実施形態の鉄道車両構体1Aにおける衝突後の車室の残存横断面積は1.12であった。つまり、本実施形態の鉄道車両構体1Aでは、連結部材10が溶接された鉄道車両構体200とほぼ同様の剛性を確保していることが判る。
本実施形態では、屋根構体2と床構体3と一対の側構体4L,4Rとを備えた鉄道車両構体1Aにおいて、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と、他方の側構体4Rに取り付けられた部材とを着脱自在に連結する連結部材10とを備え、連結部材10は一対の側構体4L,4R等を着脱自在に連結するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における寸法管理及び取付作業が容易となる。また、握り棒6と横吊手棒として機能する連結部材10とが分割されていることで、製造時における工程数を減少させることができる。
また、本実施形態では、連結部材10の端部11は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取り付けられた部材のいずれかから一旦外れた後に、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取り付けられた部材のいずれかと当接し、端部11が側構体4L,4R等と当接した連結部材10により鉄道車両の幅方向の剛性が確保されるため、側構体4L,4R等を着脱自在に連結する構造であっても、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保することができる。
また、本実施形態では、連結部材10は、鉄道車両の側面部からの衝突の際に、その屈曲部Cが上方に突出するように屈曲するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、衝突により変形した連結部材10が鉄道車両の車室内に与える影響を低減することができる。また、本実施形態では、連結部材10の端部11は、側構体4L,4Rに取り付けられた鉄道車両の握り棒6と着脱自在に嵌合するため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における取付作業がさらに容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、図8に示す本発明の第2実施形態に係る鉄道車両構体1Bに示すように、連結部材10の端部11は、側構体4L,4Rに取り付けられた鉄道車両の荷棚15と着脱自在に嵌合していてもよい。また、例えば、図9に示す本発明の第3実施形態に係る鉄道車両構体1Cに示すように、連結部材10の端部11は、側構体4L,4Rに取り付けられた鉄道車両の袖仕切り16のいずれかと着脱自在に嵌合していてもよい。上記の第2実施形態の鉄道車両構体1B及び第3実施形態の鉄道車両構体1Cにおいても、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における取付作業がさらに容易となる。
また、図10に示す本発明の第4実施形態に係る鉄道車両構体1Dに示すように、連結部材10は、一方の側構体4L及び一方の側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体4R及び他方の側構体4Rに取り付けられた部材のいずれかとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されていてもよい。
図10の例では、連結部材10は、一方の側構体4Lと他方の側構体4Rとの間で、互いに着脱自在に連結された二つの部材に分割されている。二つの部材に分割された連結部材10は、連結部材連結部17により、互いに連結されている。連結部材連結部17は、その内部に連結部材10を挿入することが可能な管状の部材である。分割された連結部材10は連結部材連結部17の内部で摺動自在である。そのため、連結部材10の長さを微調整することができる。連結部材連結部17に挿入された連結部材10は、連結部材連結部17の管壁を通して捩じ込まれた固定ネジ19により固定される。なお、連結部材10の外周面と連結部材連結部17の内周面にネジ溝が設けられ、連結部材10の外周面のネジ溝と連結部材連結部17の内周面のネジ溝とが互いに噛み合うことにより、連結部材連結部17により二つの部材に分割された連結部材10が互いに着脱部材に連結されてもよい。
連結部材10は、三つ以上の部材に分割され、二つ以上の連結部材連結部17により着脱自在に連結されていてもよい。なお、図1に示す第1実施形態の鉄道車両構体1A、図8に示す第2実施形態の鉄道車両構体1B及び図9に示す第3実施形態の鉄道車両構体1Cにおいても、上記と同様に、連結部材10は、一方の側構体4Lと他方の側構体4Rとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されていてもよい。互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割された連結部材10は、一方の側構体4Lと他方の側構体4Rに取り付けられた部材とを着脱自在に連結してもよく、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と他方の側構体4Rとを着脱自在に連結してもよい。また、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割された連結部材10は、一方の側構体4Lに取り付けられた部材と、他方の側構体4Rに取り付けられ一方の側構体4Lに取り付けられた部材とは異なる部材とを着脱自在に連結してもよい。
本実施形態によれば、連結部材10は、一方の側構体4L及び一方の側構体4Lに取り付けられた部材のいずれかと、他方の側構体4R及び他方の側構体4Rに取り付けられた部材のいずれかとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されているため、側面部からの衝突に対する鉄道車両の剛性を確保しつつ、製造時における取付作業がさらに容易となる。
また、上記実施形態において、連結部材10の端部11が、側構体4L,4R及び側構体4L,4Rに取付けられた部材のいずれかと着脱自在に嵌合する機構は、上記以外の物も適用可能である。
1A,1B,1C,1D…鉄道車両構体、2…屋根構体、3…床構体、4L,4R…側構体、5…腰掛、6…握り棒、7…握り棒上部取付金、8…縦吊手棒、9…吊手棒支持部材、10…連結部材、11…端部、12…連結部材嵌合部、13…基部、14…挿入部、15…荷棚、16…袖仕切り、17…連結部材連結部、18,19…固定ネジ、100,200…鉄道車両構体、110…端部、W…剛壁、C…屈曲部。

Claims (5)

  1. 鉄道車両の上部を構成する屋根構体と、
    前記鉄道車両の下部を構成する床構体と、
    前記屋根構体と前記床構体との間で前記鉄道車両の側面部を構成する一対の側構体と、
    一方の前記側構体及び一方の前記側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の前記側構体及び他方の前記側構体に取り付けられた部材のいずれかとを着脱自在に連結する連結部材と、を備えた鉄道車両構体。
  2. 前記連結部材の端部は、前記鉄道車両の側面部からの衝突の際に、前記側構体及び前記側構体に取り付けられた部材のいずれかから一旦外れた後に、前記側構体及び前記側構体に取り付けられた部材のいずれかと当接する、請求項1に記載の鉄道車両構体。
  3. 前記連結部材は、前記鉄道車両の側面部からの衝突の際に、その屈曲部が上方に突出するように屈曲する、請求項1又は2に記載の鉄道車両構体。
  4. 前記連結部材の端部は、前記側構体に取り付けられた前記鉄道車両の握り棒、前記側構体に取り付けられた前記鉄道車両の荷棚及び前記側構体に取り付けられた前記鉄道車両の袖仕切りのいずれかと着脱自在に嵌合する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両構体。
  5. 前記連結部材は、一方の前記側構体及び一方の前記側構体に取り付けられた部材のいずれかと、他方の前記側構体及び他方の前記側構体に取り付けられた部材のいずれかとの間で、互いに着脱自在に連結された複数の部材に分割されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄道車両構体。
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